JP2009026325A - 駅務機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】古い無線カードの回収率を高めるとともに、駅係員の無線カードの再発行や回収に関わる作業を軽減する。
【解決手段】使用期限が記録された無線カードCに金額を再チャージする場合に、券売機2は読み取った使用期限を判断し、使用期限内であれば再チャージ後カードを返却し、使用期限切れあるいは使用期限が切れる2週間前までの無線カードCであれば回収して、新しい無線カードCに再チャージして再発行するようにしたものである。
【選択図】図3

Description

この発明は、例えば、鉄道などの駅に設けられ、無線カードを利用して種々の処理を行う種々の駅務機器に関する。
従来、無線カードシステムは、利用者が金額を記録(チャージ)した無線カードを券売機により購入する。そして、利用者は、金額をチャージした無線カードを利用して、自動改札機で入出場を行ったり、精算機により乗車料金を精算したり、あるいは有人の改札通路にて係員の操作によりカード処理機でカードの処理を行ってもらったりする。このような、無線カードシステムで無線カードに記録されている金額の残額がなくなった場合、利用者は、券売機で無線カードに金額を再チャージして、再び、その無線カードを利用できる。つまり、無線カード利用時のトラブルの発生などにより利用者の申し出があるまで、無線カード自体は新しい無線カードに交換されずに、無線カードの寿命等に関係なく無制限に使用されるようになっている。
しかしながら、上記のような無線カードシステムにおいては、無線カードの使用期限が無制限となっているため、無線カード自体の寿命等に基づく無線カードの使用期限に応じて、無線カードを交換しようとしても、その無線カードの交換を実施する手だてがなく、古い無線カードの回収率が悪い。また、無線カードのトラブルによって利用者からの申告により無線カードの交換を行う場合にも、自動で無線カードの回収および再発行を行うことができずに、係員の作業の負担となるという問題点がある。
特開平8−30815号公報 特開平5−217039号公報
上記したように、無線式記録媒体の使用期限に応じて古い無線式記録媒体を回収したり、新しい無線式記録媒体に交換することができないという欠点を除去したもので、無線式記録媒体の使用期限に応じて古い無線式記録媒体を回収したり、新しい無線式記録媒体に交換することができる駅務機器を提供することを目的とする。
この発明の駅務機器は、利用者の所持する無線式記録媒体に対して処理を行うものにおいて、上記無線式記録媒体を受入れる受入手段、この受入手段により受入れた無線式記録媒体に記録されている少なくともその無線式記録媒体の使用期限を含む記録内容を読取る読取手段、この読取手段により読取った使用期限日と現在の日付とを比較して所定の期間内か否かを判断する判断手段、この判断手段により所定の期間内でないと判断した際に、上記受入れた無線式記録媒体に使用履歴情報を記録し、使用履歴情報を記録した当該無線式記録媒体を返却する処理を行う第1の処理手段、および上記判断手段により所定期間内であると判断した際に、上記受入れた無線式記録媒体を回収し、新規の無線式記録媒体に使用履歴情報を記録し、使用履歴情報を記録した新規の無線式記録媒体を発行する処理を行う第2の処理手段から構成されている。
以上詳述したように、この発明によれば、無線式記録媒体の使用期限に応じて古い無線式記録媒体を回収したり、新しい無線式記録媒体に交換することができる駅務機器を提供できる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明に係わる無線カードシステム1の概略構成を示す図である。
すなわち、この無線カードシステム1は、無線カード(無線式記録媒体)Cを発行する券売機2、駅の構内に設けられ、乗り越しの乗車券しての無線カードCの精算処理を行う精算機4、駅の改札口に設けられ、無線カードの情報により駅構内への入場あるいは駅構内からの出場を判定し、利用者の入出場処理を行う自動改札機6、駅の係員のいる有人口の通路で係員が利用者の無線カードを処理するカード処理機8などの複数の駅務機器により構成され、さらに、上記のような複数の駅務機器と接続されて各駅務機器からのデータを集計するデータ集計機11、およびこのデータ集計機11を介して各駅務機器と接続されてこのシステム全体を監視する駅務センタ12から構成されている。
図2は、上記券売機2の正面図を示すものである。この券売機2は、鉄道の駅等に設けられ、利用者により投入される金額を記録(チャージ)した無線カードを発行したり、残額がなくなった無線カードCに金額を再チャージするものである。
図2に示すように、この券売機2の前面の接客面には、操作手順を案内表示したり投入金額を表示するタッチパネル22a内蔵の液晶表示部(LCD)によって構成される表示部22、無線カードCや磁気式プリペイドカード(磁気式記録媒体)M等を投入するとともに、処理したカードを返却するカード口(受入手段、返却手段)23、紙幣を投入するとともに、紙幣が排出される紙幣投入口24、硬貨を投入する硬貨投入口25、新規に発行した無線カードを排出するカード発行口26、硬貨を排出する硬貨排出口28、無線カードや釣銭が放出される受け皿29がそれぞれ設けられている。
図3は、上記したような接客面をもつ券売機1の内部構成を示すものである。
すなわち、券売機2では、紙幣投入口24が紙幣処理部30に接続されている。また、硬貨投入口5は、検銭部32に接続され、この検銭部32には釣銭部33が接続されている。これにより、検銭部32で鑑別された硬貨は釣銭として釣銭部33に貯留され、硬貨排出口28から受け皿29に放出できるようになっている。カード口23はカード処理部31に接続されている。また、カード処理部31には、カードを回収する回収手段としてのカード回収部39が接続されており、カード処理部31からカードを回収できるようになっている。
また、カード発行口26には、無線カードCを発行(再発行)する発行手段としての発券機構部34が接続されている。この発券機構部34は、初期状態の無線カードCか収納されるカードホッパ35とこのカードホッパ35から送られてくる初期状態の無線カードCの記録部Caに、カード情報の共通情報として、カード番号、発行会社、発行駅名、発行機名、発行日、使用期限、使用条件、発行金額等を記録するカードライタ部36とからなる。この発券機構部34により処理された無線カードCは、カード発行口26から排出される。
そして、上記紙幣処理部30、カード処理部31、検銭部32、釣銭部33、発券機構部34および表示部22は全て主制御部37によって制御されるようになっている。この主制御部37には、メモリ38が接続されている。上記主制御部37は、たとえばマイクロコンピュータとその周辺回路などを主体に構成されていて、券売機2の全体の制御を司るものである。
上記発券機構部34により発券される無線カードCの記録部Caには、共通情報として、図4(a)に示すように、カード番号、発行会社、発行日、発行駅、発行機番号、使用期限、使用条件、および発売金額が記録される。また、この無線カードCには、各駅務機器により使用されるごとに記録される使用履歴情報として、図4(b)に示すように、利用に応じて変更される残額と、使用ごと記録される入場駅、出場駅、使用額が記録されるようになっている。上記無線カードの記録部Caのデータは、各駅務機器に取り込まれるかあるいは、図示しない無線アンテナにより各駅務機器と接触せずに無線通信を行うことにより読取処理および書込処理が行われる。なお、無線カードCに記録される共通情報は、カード番号として発行駅および発行機番号を示す情報を含む番号が記録されるようにしても良い。
上記のように構成される券売機2による無線カードCの発行動作について説明する。すなわち、無線カードCを購入する利用者は、券売機2に金額を投入する。すると、主制御部37は、表示部22に無線カードCの発行キーを表示する。この発行キーを利用者が押下すると、主制御部37は、発券機構部34のカードホッパ35から初期状態の無線カードCを1枚取出し、カードライタ部36により共通情報として発行会社、発行日、発行駅、発行機番号、使用期限、使用条件、発売金額を記録してカード発行口26に排出する。
次に、無線カードCに金額を再チャージする場合について図5に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
例えば、利用者が残額が0になった無線カードCをカード口23に投入する(ステップ11)。すると、主制御部37は、カード処理部31により投入された無線カードCの記録内容を読取る(ステップ12)。そして、主制御部37は、記録内容を読取って残額を表示部22に表示するとともに、金額の記録(チャージ)を指示する金額チャージ釦を表示する(ステップ13)。
利用者が無線カードCの残額を確認して金額チャージ釦を押下すると(ステップ14)、主制御部37は、金額の投入を案内する画面を表示する(ステップ15)。この案内に従って利用者が金額として現金を投入すると(ステップ16)、紙幣処理部30あるいは検銭部32により投入された金額を鑑査して、投入された金額に応じてチャージする金額を指示する指示キーを表示部22に表示する。利用者は、この指示キーによりチャージする金額を指示する(ステップ17)。すると、主制御部37は、投入された無線カードCに記録されている使用期限日と利用している当日の日付とを比較して、当日の日付から使用期限日まで2週間以上あるか否かを判断する(ステップ18)。
この判断により当日の日付から使用期限日まで2週間以上ある場合、利用者により投入された無線カードCに指示された金額をチャージし(ステップ19)、その無線カードCを利用者にカード口23から返却する(ステップ20)。
また、上記ステップ18で、当日の日付から使用期限日まで2週間以上でないと判断した場合、つまり、使用期限切れあるいは使用期限日まで2週間以内の場合、主制御部37は、投入された無線カードCをカード回収部39に回収し(ステップ21)、発券機構部34により新しい無線カードCに指示された金額をチャージして発券する(ステップ22)。
上記のように、無線カードに金額を再チャージする場合に、使用期限切れあるいは使用期限が切れる2週間前までの無線カードCを回収して、新しい無線カードCを再発行する。これにより、古い無線カードの回収率を高めるとともに、駅係員の無線カードの再発行や回収に関わる作業を軽減することができる。
また、無線カードに金額をチャージする場合、利用者が投入する現金のみでなく、残額の残っている磁気式プリペイドカードの残額を無線カードにチャージするようにしても良い。また、無線カードを複数所持している場合に、1枚の無線カードに金額をチャージするようにしても良い。
この場合、利用者が無線カードCを投入して上記ステップ11〜15と同様に処理した後、上記ステップ16で、磁気式プリペイドカードM、あるいは他の無線カードCを投入する。この際、磁気式プリペイドカードMあるいは他の無線カードCとともに現金を投入しても良い。すると、主制御部37は、カード処理部31により磁気式プリペイドカードMの残額、あるいは他の無線カードCの残額を読取り、上記ステップ17で、それらの残額をチャージする指示を行う。そして、上記ステップ18〜ステップ22と同様に処理を行うとともに、磁気式プリペイドカードMあるいは他の無線カードCの残額を0にして利用者に返却する。
これらの処理の結果、磁気式プリペイドカードMあるいは他の無線カードCの残額を先に投入された無線カードCにチャージして返却するか、あるいは上記残額をチャージした新たな無線カードCを再発行する。
このように、無線カードと磁気式プリペイドカード、あるいは無線カードを複数枚所持している場合に、磁気式プリペイドカードの残額あるいは他の無線カードの残額を1枚の無線カードにチャージする。これにより、複数枚のカードを1枚に統合でき、利用者は複数枚のカードを持つことなく、1枚のカードとなり利便性を高めることができる。
次に、券売機による無線カードの発行後に、その券売機により発行した無線カードに不具合があるか、あるいは不具合のある可能性がある無線カードであることが判明した場合、それらの無線カードを発行駅、発行機番号、カード番号、および日付等の情報により判断して、該当する無線カードを自動的に回収し、新しい無線カードを発行する処理(一定条件の無線カードを回収し、再発行する処理)について図6に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
たとえば、無線カードの発行処理を実行していた券売機において、後日、発行した無線カードに不具合があるか、あるいは不具合がある可能性があることが判明した場合、各券売機に対して、不具合のある(不具合の可能性がある)無線カードを回収して無線カードを再発行する条件として、発行駅、発行機番号、カード番号、日付等の情報をメモリ28に記憶することにより各券売機に設定する。この際、上記の再発行の条件は、各券売機に対して1台ごとに設定しても良いし、駅務センタ12から送信する情報により各券売機に設定するようにしても良い。
このように設定された券売機2にて利用者が無線カードCを投入すると(ステップ31)、主制御部37がカード処理部31により無線カードCの共通情報を読取り(ステップ32)、その読取った共通情報とメモリ28に記憶されている再発行する無線カードの条件としての発行駅、発行機番号、カード番号、および日付とを比較する(ステップ33)。この比較結果に基づいて、主制御部37は、投入された無線カードCから読取った情報が再発行する条件と一致するか否かにより無線カードCを再発行するか否かを判断する(ステップ34)。この判断により無線カードCを再発行しないと判断した際、投入された無線カードCに対する通常の処理を実行する(ステップ34)。また、上記ステップ34で、無線カードCを再発行すると判断した際、主制御部37は、投入された無線カードCを回収し(ステップ35)、新しい無線カードを再発行する(ステップ36)。
このように、不具合などのある無線カードの情報を再発行する無線カードの条件として設定し、投入された無線カードに記録されている情報と再発行する条件とを比較して、再発行する条件と一致する場合に再発行を判断し、投入された無線カードを自動的に回収し、新しい無線カードを再発行する。これにより、不具合などにより回収したい無線カードを自動的に回収することができ、無線カードの回収あるいは再発行に要する係員の作業が軽減するとともに、不具合のある無線カードを所持する利用者に対して迅速に対応することができる。
また、再発行を行わずに一定条件の無線カードを回収するようにしても良い。例えば、不正利用されている無線カードがある場合に、その無線カードに記録されているカード情報等の条件を上記メモリに記録して設定し、その設定した条件と一致する無線カードが投入された際に、その無線カードを再発行せずに回収するようにする。これにより、不正利用などにより回収したい一定条件の無線カードを回収することができ、一定条件の無線カードの回収率を上げることができ、無線カードの不正利用の防止にも役立てることができる。
次に、上記無線カードシステム1における各駅務機器にて、無線カードCが利用された際に、利用している当日の日付が無線カードCの使用期限日から2週間以上でない場合に、その無線カードCの交換を促す案内を表示する処理について説明する。ここでは、一例として、無線カードCを自動改札機4で使用する場合について説明する。
図7は、上記無線カードシステム1における自動改札機4の構成を示すものである。図7に示すように、自動改札機4は、装置全体を制御するCPU41、制御プログラム等が記憶されるROM42、RAM43、運賃メモリ44、ドア制御回路45により制御され、図示しないドア部を開閉するドア開閉機構46、表示制御回路47により制御され、利用者に対する案内等を表示する表示部48、無線アンテナ50を介して図示しない通信エリア内の無線カードCとのデータの送受信を行い無線カードのカード情報の読取りおよび書込みを行う無線カードリーダライタ部49、データ集計機11を介して駅務センタ12と接続される伝送制御回路51からなっている。
次に、無線カードCを自動改札機4で利用する場合の動作について図8に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
すなわち、利用者が無線カードCを自動改札機4の通信エリアにかざすと、無線アンテナ50により無線カードCとのデータの送受信を行い(ステップ41)、無線カードリーダライタ部49により無線カードCの記録内容を読取る(ステップ42)。CPU41は、読取った無線カードCの記録内容に基づいて、利用者の通行の可否を判断する(ステップ43)。この判断により無線カードCによる通行の不可を判断した際、CPU41は、表示部48により通行の不許可を案内するとともに(ステップ44)、ドア部を閉じて利用者の通行を阻止する(ステップ45)。
また、上記ステップ43で、無線カードCによる通行の可を判断した際、CPU41は、さらに、無線カードCに記録されている使用期限日と利用している当日の日付とを比較し、当日の日付が使用期限日から2週間以内か否かを判断する(ステップ46)。この判断により2週間以内でないと判断した際、表示部47により通行の許可する旨を案内するとともに(ステップ47)、ドア部を開放して利用者の通行を許可する(ステップ48)。
また、上記ステップ46で、使用期限日まで2週間以内と判断した際、CPU41は、表示部47により、例えば、「使用期限が近づいています。カード交換を行ってください。」という無線カードの交換を促す旨の案内を行うとともに(ステップ49)、ドア部を開放して利用者の通行を許可する(ステップ48)。
上記のように、自動改札機などの駅務機器で無線カードが利用された際に、通常の処理に加えて、無線カードの使用期限日までの期間が所定の期間内の場合に、その無線カードの交換を促す案内を表示する。これにより、使用期限日まで所定の期間となった無線カードの交換を利用者に促し、古い無線カードの回収率を上げることができ、新しい無線カードへの交換を促進することができる。
次に、精算機6あるいはカード処理機8などの駅務機器により無線カードCが利用される場合に、その無線カードCが期限切れで、かつ残額が0の際に、その無線カードCを回収する処理について説明する。ここでは、一例として、残高の足りない無線カードを精算機6にて精算する処理について説明する。
図9は、精算機6の構成を示す図である。図9に示すように、精算機6は、装置全体を制御する主制御部61、制御プログラムや種々のデータが記憶されるメモリ62、利用者への案内を表示する表示部63、紙幣投入口64から投入される紙幣の鑑査などを行う紙幣処理部65、カード口66から投入される無線カードCの読取処理および書込処理を行う無線カードリーダライタ部67、無線カードCを回収するカード回収部68、硬貨投入口69から投入される硬貨を鑑査する検銭部70、釣銭を計数して釣銭排出口71から釣銭を排出する釣銭部71などにより構成される。
次に、上記精算機6により行われる処理について図10に示すフローチャートを参照しつつ説明する。たとえば、利用者が乗車券としての無線カードCにより自動改札機4を通行しようとした際に、無線カードCの残額が足りない場合、利用者は、精算機6により不足分の料金を現金やあるいは他のカードにより精算を行う。
まず、利用者は、精算機6のカード口66に精算する対象となる無線カードCを投入する(ステップ51)。すると、主制御部61は、利用者により投入された無線カードCの記録内容を無線カードリーダライタ部67により読取り(ステップ52)、不足金額(精算金額)を算出して表示部63に表示する(ステップ53)。そして、利用者が不足金額を紙幣投入口64あるいは硬貨投入口69から投入すると(ステップ54)、主制御部61は、無線カードリーダライタ部67により無線カードCの残額を0にするとともに(ステップ55)、不足金額の精算処理を行う(ステップ56)。さらに、主制御部61は、残額が0になった無線カードCが使用期限切れか否かを判断する(ステップ57)。この判断によりその無線カードCが使用期限切れでない場合、残額が0のまま利用者にカード口から返却する(ステップ58)。また、上記ステップ57で、その無線カードCが使用期限切れであると判断した場合、残額が0でかつ使用期限切れのためその無線カードCをカード回収部68に回収する(ステップ59)。
このように、残額が0でかつ使用期限切れの無線カードが精算機などの駅務機器で使用された際に、その無線カードを回収する。これにより、使用期限切れの無線カードの回収率を高めることができ、係員の作業を軽減できる。
この発明の実施の形態に係わる無線カードシステムの概略構成を示す図。 券売機の正面図。 券売機の内部構成を概略的に示すブロック図。 無線カードに記憶される情報を説明するための図。 券売機により無線カードへ金額をチャージする処理を説明するためのフローチャート。 券売機により設定される条件と一致する無線カードを再発行する処理を説明するためのフローチャート。 駅務機器としての自動改札機の構成を示すブロック図。 無線カードを用いた自動改札機による改札処理を説明するためのフローチャート。 駅務機器としての精算機の構成を示すブロック図。 無線カードを用いた精算機による精算処理を説明するためのフローチャート。
符号の説明
C…無線カード(無線式記録媒体)
M…磁気式プリペイドカード(磁気式記録媒体)
2…券売機(駅務機器)
4…自動改札機(駅務機器)
6…精算機(駅務機器)
8…カード処理機(駅務機器)
22、48、63…表示部(案内手段)
23、66…カード口(受入手段、返却手段)
31…カード処理部(読取手段)
37、61…主制御部(判断手段)
34…発券機構部(発行手段)
38…メモリ(設定手段)
39、68…カード回収部(回収手段)
41…CPU(判断手段)
49、67…カードリーダライタ部(読取手段)

Claims (1)

  1. 利用者の所持する無線式記録媒体に対して処理を行う駅務機器において、
    上記無線式記録媒体を受入れる受入手段と、
    この受入手段により受入れた無線式記録媒体に記録されている少なくともその無線式記録媒体の使用期限を含む記録内容を読取る読取手段と、
    この読取手段により読取った使用期限日と現在の日付とを比較して所定の期間内か否かを判断する判断手段と、
    この判断手段により所定の期間内でないと判断した際に、上記受入れた無線式記録媒体に使用履歴情報を記録し、使用履歴情報を記録した当該無線式記録媒体を返却する処理を行う第1の処理手段と、
    上記判断手段により所定期間内であると判断した際に、上記受入れた無線式記録媒体を回収し、新規の無線式記録媒体に使用履歴情報を記録し、使用履歴情報を記録した新規の無線式記録媒体を発行する処理を行う第2の処理手段と、
    を具備したことを特徴とする駅務機器。
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