JP2008176395A - 自動精算機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】釣銭枚数が多くなる場合の端数を照合値として設定して記憶部5に記憶させ、精算金額に端数がある場合、制御部6はその端数を前記照合値と照合して、照合の結果、釣銭枚数が多くなると判断した場合、精算金額と共に精算実行の指示を入力させるボタンを配した精算案内画面を操作表示部1に表示し、現金が投入された後前記ボタンが押下されてから釣銭の計算を行って、硬貨処理部3から釣銭を放出する。
【選択図】図1
Description
すなわち、この種の自動精算機では、利用者によって精算金額より大きい額の現金が投入された場合、投入時点で釣銭の計算が開始されるため、精算金額に端数がある場合、現金が投入される順番によっては釣銭枚数が多くなってしまう結果となる。
例えば、精算金額が410円の場合、利用者は100円硬貨1枚を釣銭として受取るつもりで510円を投入しようとしたとする。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
図において1は操作表示部で、乗り越し精算の際の乗車券や定期券等の挿入を促す案内画面や精算金額及び投入された現金を表示する精算画面等を表示する液晶ディスプレイ等の表示部と、この表示部上に重ねて配置したタッチパネルにより構成されており、タッチパネルは表示部に画面表示される各種キーに定義された情報を利用者が入力するための入力部として機能する。
6はCPU等からなる制御部で、記憶部5に記憶されている制御プログラムに基づいて記各部1〜4の動作を制御する機能を有している。
尚、以下に説明する各部の動作は、記憶部5に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて制御部6により制御されるものとし、制御部による記憶部等からのデータ等の読出しやそれに基づく制御については、必要な場合を除いて省略する。
図2は第1の実施例の作用を示すフローチャート、図3は第1の実施例における精算案内画面の例を示す図である。
有効区間外の券の場合、制御部6は乗り越し分の料金である精算金額を計算し(S1)、これにより算出した精算金額に釣銭枚数が多くなる端数があるか否かを判断する。つまり、精算金額に端数がある場合、その端数を記憶部5に記憶されている照合値と照合して釣銭枚数が多くなるか否かを判断する(S2)。
この精査案内画面には、制御部6が算出した精算金額、精算実行の指示を入力させる「精算」ボタン7、及び現金を投入してから「精算」ボタンを押すように案内するメッセージが表示される。
制御部6は「精算」ボタン7の押下を待ち(S5)、そして利用者が現金をすべて投入し、「精算」ボタン7を押下すると、制御部6は釣銭を計算し(S8)、それにより算出した釣銭を硬貨処理機3により放出する(S9)。
利用者が500円硬貨1枚を投入して「精算」ボタン7を押下した場合は、50円硬貨1枚と10円硬貨4枚を放出することは無論である。
そして制御部6は精算金額よりも大きい金額の現金が計数された時点で釣銭を計算し(S8)、それにより算出した釣銭を硬貨処理機3により放出する(S9)。
尚、精算用の現金として高額の紙幣(2千円、5千円、1万円の紙幣)が投入された場合、それに応じて紙幣処理部4から紙幣の釣銭が放出されることはいうまでもない。
以上説明したように、第1の実施例では、精算金額に釣銭が多くなる端数があると判断した場合、「精算」ボタンを配した精算案内画面を表示し、「精算」ボタンが押下されてから釣銭の計算を行うようにしているため、釣銭が少ない枚数になるように計算することが可能となり、利用者は予定外の多い枚数の釣銭を受取らなくても済むという効果が得られる。
この第2の実施例の構成は第1の実施例と同様であるので、構成部品名及びその符合は図1を参照するものとする。
上述した構成の作用について説明する。
図4は第2の実施例の作用を示すフローチャート、図5は第2の実施例における精算案内画面の例を示す図である。
有効区間外の券の場合、制御部6は乗り越し分の料金である精算金額を計算し(S1)、これにより算出した精算金額に端数がある場合、第1の実施例と同様にその端数を記憶部5に記憶されている照合値と照合して釣銭枚数が多くなるか否かを判断する(S2)。
この精査案内画面には、制御部6が算出した精算金額、「精算」ボタン7、投入を推奨する投入金額とその投入を促すメッセージ、及び現金を投入してから「精算」ボタンを押すように案内するメッセージが表示される。
この画面を見て利用者が硬貨処理部3や紙幣処理部4に精算金額以上の硬貨や紙幣(例えば、1010円または1410円)を投入すると(S5)、その投入された硬貨や紙幣を計数して前記精算案内画面に表示する。
精算金額に端数がない場合は、制御部6は前記投入金額のパターン(組み合わせ)の計算は行わず、図5の「精算」ボタン7、精算金額分の現金の投入を促すメッセージ、及び現金を投入してから「精算」ボタンを押すように案内するメッセージを配していない精算案内画面つまり精算金額と投入金額のみの精算案内画面を表示し(S7)、これにより利用者が硬貨処理部3や紙幣処理部4に硬貨や紙幣を投入すると(S8)、その投入された硬貨や紙幣を計数して前記精算案内画面に表示する。
釣銭がない場合は、精算金額分の現金が投入されればその時点で精算の処理は終了となる。
尚、この実施例でも精算用の現金として高額の紙幣(2千円、5千円、1万円の紙幣)が投入された場合、それに応じて紙幣処理部4から紙幣の釣銭が放出されることは無論である。
尚、上述した第1、第2の実施例では、精算金額に端数がある場合、精算案内画面に「精算」ボタンを表示して、その「精算」ボタンが押下してから釣銭の計算を開始するものとしたが、精算時のタイムアウト時間と釣銭枚数の基準値(例えば3枚)を設定して記憶部5に記憶させ、このタイムアウト時間と基準値を用いて以下のように釣銭の放出を制御することも可能である
例えば、精算金額が410円のとき、図3の精算案内画面を表示した後、利用者が500円硬貨1枚を投入した時点で釣銭を計算し、それにより得られた釣銭90円を硬貨の枚数(90円の場合は5枚)に換算して、その釣銭枚数(5枚)を基準値(3枚)と比較する。
また、精算時のタイムアウト時間を設定して記憶部5に記憶させ、このタイムアウト時間と第1の実施例における照合値を用いて以下のように釣銭の放出を制御することも可能である
例えば、精算金額が410円のとき、制御部6は第1の実施例と同様に端数10円を記憶部5に記憶されている照合値と照合して釣銭枚数が多くなるか否かを判断し、釣銭枚数が多くなる端数があると判断した場合、図3に示す精算案内画面を操作表示部1に表示する。
2 磁気データ読取書込部
3 硬貨処理部
4 紙幣処理部
5 記憶部
6 制御部
7 「精算」ボタン
Claims (6)
- 精算金額やボタン等の表示を行う操作表示部と、券情報を読取る読取部と、現金の処理を行う現金処理部を備え、読取部が読取った券情報に基づく精算金額を算出して前記操作表示部に表示し、精算金額以上の現金が投入された場合、前記現金処理部により釣銭を放出する自動精算機であって、
釣銭枚数が多くなる場合の端数を照合値として設定しておき、
精算金額に端数がある場合その端数を前記照合値と照合して、照合の結果、釣銭枚数が多くなると判断した場合、精算金額と共に精算実行の指示を入力させるボタンを配した精算案内画面を前記操作表示部に表示し、現金が投入された後前記ボタンが押下されてから釣銭の計算を行って、釣銭を放出することを特徴とする自動精算機。 - 請求項1記載の自動精算機において、
釣銭枚数が多くなると判断した場合、釣銭枚数が最小になる投入金額を計算し、その投入金額を前記精算案内画面に表示することを特徴とする自動精算機。 - 精算金額やボタン等の表示を行う操作表示部と、券情報を読取る読取部と、現金の処理を行う現金処理部を備え、読取部が読取った券情報に基づく精算金額を算出して前記操作表示部に表示し、精算金額以上の現金が投入された場合、前記現金処理部により釣銭を放出する自動精算機であって、
タイムアウト時間と釣銭枚数の基準値を設定し、
精算金額と共に精算実行の指示を入力させるボタンを配した精算案内画面を前記操作表示部に表示した後、投入された現金に対する釣銭を計算し、その釣銭の枚数が前記基準値を超える場合、現金の追加投入を待ち、タイム時間内に現金の追加投入が行われて前記ボタンが押下されると、釣銭の再計算を行って、釣銭を放出することを特徴とする自動精算機。 - 精算金額やボタン等の表示を行う操作表示部と、券情報を読取る読取部と、現金の処理を行う現金処理部を備え、読取部が読取った券情報に基づく精算金額を算出して前記操作表示部に表示し、精算金額以上の現金が投入された場合、前記現金処理部により釣銭を放出する自動精算機であって、
釣銭枚数が多くなる場合の端数を照合値として設定すると共に、タイムアウト時間を設定し、
精算金額と共に精算実行の指示を入力させるボタンを配した精算案内画面を前記操作表示部に表示し、現金が投入された後、精算金額に端数がある場合その端数を前記照合値と照合し、照合の結果、釣銭枚数が多くなると判断した場合、タイムアウト時間内に現金の追加投入が行われて精算ボタンが押下されると、釣銭の計算を行って、釣銭を放出することを特徴とする自動精算機。 - 精算金額やボタン等の表示を行う操作表示部と、券情報を読取る読取部と、現金の処理を行う現金処理部を備え、読取部が読取った券情報に基づく精算金額を算出して前記操作表示部に表示し、精算金額以上の現金が投入された場合、前記現金処理部により釣銭を放出する自動精算機であって、
タイムアウト時間を設定し、
精算金額と共に精算実行の指示を入力させるボタンを配した精算案内画面を前記操作表示部に表示し、現金が投入された後、タイムアウト時間内に精算ボタンが押下されると、釣銭の計算を行って、釣銭を放出することを特徴とする自動精算機。 - 請求項5記載の自動精算機において、
タイムアウト時間内に精算ボタンが押下されなかった場合、それまで投入された現金にて釣銭の計数を行って、釣銭を放出することを特徴とする自動精算機。
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