JP2018206056A - 現金処理装置 - Google Patents

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【課題】小口金の入出金を管理者のみではなく担当者にも行わせることを可能とする。【解決手段】小口金の入出金が許可される担当者の識別情報を記憶している記憶部と、小口金の入出金を行おうとする担当者の識別情報を取得する取得部と、前記記憶部によって記憶されている担当者の識別情報と前記取得部によって取得された担当者の識別情報とが一致する場合、前記小口金の入出金を行おうとする担当者による小口金の入出金を許可する制御部と、を備える、現金処理装置が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、現金処理装置に関する。
近年、小売店やスーパーマーケットなどの流通施設および商業施設において、釣銭準備金(以下、単に「準備金」とも言う。)の入出金処理を行う現金処理装置が設置されている。かかる準備金に対する入出金は、特定の担当者に対してのみ許可されるのが一般的である。例えば、準備金に対する入出金を行おうとする担当者によってカードが挿入されると、挿入されたカードから識別情報を読み取り、読み取った識別情報に基づいて、その担当者に対して準備金に対する入出金が許可されているか否かを判断する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、準備金に対する入金額から出金額を減じた分は、売上金の金額(以下、「売上額」とも言う。)として算出される。一方、現金処理装置に対して、売上とは関係のない目的(例えば、店舗内における必要経費など)で入出金が行われる場合も想定される。店舗内における必要経費としては、新聞代および備品などのような様々な経費が存在し得る。このとき、売上とは関係のない目的で、準備金に対して入出金を行ってしまうと、売上額を正確に算出することができなくなる。したがって、現金処理装置においては、準備金以外に小口金が管理されており、売上とは関係のない目的での入出金は、小口金に対して行われる。
特開2005−38062号公報
しかし、小口金の入出金は、流通施設および商業施設などの管理者のみが行うことが可能であり、流通施設および商業施設などおいて準備金に対する入出金を行う担当者が行うことはできないのが一般的である。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、小口金の入出金を管理者のみではなく担当者にも行わせることが可能な、新規かつ改良された現金処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、小口金の入出金が許可される担当者の識別情報を記憶している記憶部と、小口金の入出金を行おうとする担当者の識別情報を取得する取得部と、前記記憶部によって記憶されている担当者の識別情報と前記取得部によって取得された担当者の識別情報とが一致する場合、前記小口金の入出金を行おうとする担当者による小口金の入出金を許可する制御部と、を備える、現金処理装置が提供される。
前記制御部は、前記記憶部によって記憶されている担当者の識別情報と前記取得部によって取得された担当者の識別情報とが一致しない場合、前記小口金の入出金を行おうとする担当者による小口金の入出金を禁止してもよい。
前記現金処理装置は、管理者によって入力された識別情報を受け付ける操作部を備え、前記制御部は、前記操作部によって受け付けられた前記識別情報を前記小口金の入出金が許可される担当者の識別情報として前記記憶部に記憶させてもよい。
前記記憶部は、前記小口金の入出金が許可される担当者が出金可能な小口金の限度額を記憶しており、前記制御部は、前記小口金の入出金を行おうとする担当者による小口金の出金を当該担当者による小口金の出金額が前記限度額に達するまで許可してもよい。
前記記憶部は、前記小口金の入出金が許可される担当者ごとに限度額を記憶しており、前記制御部は、前記小口金の入出金を行おうとする担当者による小口金の出金を当該担当者による小口金の出金額が当該担当者の限度額に達するまで許可してもよい。
前記記憶部は、前記小口金の入出金が許可される担当者が所定の期間内に出金可能な小口金の限度額を記憶しており、前記制御部は、前記小口金の入出金を行おうとする担当者による小口金の出金を前記所定の期間における当該担当者による小口金の出金額が前記限度額に達するまで許可してもよい。
前記制御部は、前記小口金の入出金を行おうとする担当者による小口金の入金が過去に行われた場合、前記入金に相当する額の出金がなかったとした場合における前記出金額が前記限度額に達したか否かを判断してもよい。
前記制御部は、小口金の出金額から入金額を減じて得られる小口金の減分を算出してもよい。
前記制御部は、前記小口金の減分を売上額から差し引くことによって回収予定金額を算出してもよい。
前記制御部は、前記小口金の減分が前記売上額以下である場合、前記小口金の減分を売上額から差し引くことによって回収予定金額を算出してもよい。
前記制御部は、前記小口金の減分が前記売上額より大きい場合、前記回収予定金額をゼロにするとともに、前記小口金の減分のうち前記売上額を上回る額を釣銭準備金の金額から差し引いてもよい。
以上説明したように本発明によれば、小口金の入出金を管理者のみではなく担当者にも行わせることが可能である。
本発明の実施形態に係る現金処理装置の構成を示す説明図である。 操作表示部に表示されるメニュー画面の具体例を示す説明図である。 小口取引画面の具体例を示す説明図である。 ID番号入力画面の具体例を示す説明図である。 小口金の入出金の有効/無効設定画面の具体例を示す説明図である。 限度額入力画面の具体例を示す説明図である。 担当者管理の動作例を示すフローチャートである。 小口入金方式選択画面の具体例を示す説明図である。 小口科目No一覧画面の具体例を示す説明図である。 小口科目No入力画面の具体例を示す説明図である。 現金投入指示画面の具体例を示す説明図である。 小口科目No一覧画面の具体例を示す説明図である。 小口金出金額入力画面の具体例を示す説明図である。 出金中画面の具体例を示す説明図である。 現金受け取り指示画面の具体例を示す説明図である。 小口入金および小口出金の動作例を示すフローチャートである。 小口運用状況一覧画面の具体例を示す説明図である。 小口管理方式選択画面の具体例を示す説明図である。 日付指定画面の具体例を示す説明図である。 取引選択画面の具体例を示す説明図である。 小口科目No一覧画面の具体例を示す説明図である。 小口科目No一覧画面において管理者によって小口科目No.003選択ボタンが選択された場合に表示される入金履歴画面の具体例を示す説明図である。 履歴印字中画面の具体例を示す説明図である。 小口金の調整の動作例を示すフローチャートである。 小口金の調整の動作例を示すフローチャートである。 1日の売上の締めのときに作成されるレシート例を示す図である。 回収予定額に相当する売上金を回収カセットに移動するときに作成されるレシート例を示す図である。 回収カセットに移動された売上金が警備会社の社員によって回収されるときに作成されるレシート例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
<0.導入>
本発明の実施形態は、小売店やスーパーマーケットなどの流通施設および商業施設に設置される現金処理装置に適用される。本実施形態による現金処理装置は、例えば、レジで用いられる釣銭準備金として紙幣および硬貨を出金する釣銭出金(すなわち、準備金に対する出金)、およびレジから回収された紙幣および硬貨を入金する売上入金(すなわち、準備金に対する入金)などの処理を実行可能である。以下、このような本発明の実施形態に係る現金処理装置の構成および動作について順次詳細に説明する。
<1.現金処理装置の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る現金処理装置1の構成を示す説明図である。図1に示したように、本実施形態に係る現金処理装置1は、紙幣投入口101と、紙幣一時保留部103と、紙幣鑑別部105と、万券カセット107と、五千券カセット109と、千券カセット111と、回収カセット113と、リジェクト部115と、硬貨投入口117と、硬貨鑑別部119と、硬貨一時保留部121と、硬貨返却部123と、出金ホッパ125と、硬貨回収庫127と、硬貨出金箱129と、カードリーダ部131と、操作表示部133と、制御部150と、記憶部160と、を備える。
紙幣投入口101は、現金処理装置1に入金される紙幣が投入される投入口である。また、紙幣投入口101は、紙幣の出金口でもあり、紙幣投入口101から、売上入金の取り消しにより返却される紙幣、出金される紙幣、および紙幣鑑別部105により正常ではないとしてリジェクトされた紙幣が出金される。
紙幣一時保留部103には、入金計数時および売上金作成時に、一時的に紙幣が集積される。また、紙幣鑑別部105は、投入された紙幣が正常な紙幣であるか否かを各種センサによって鑑別する。
万券カセット107、五千券カセット109、および千券カセット111は、それぞれ万券、五千券、および千券の紙幣を収納する現金収納部である。具体的には、万券カセット107、五千券カセット109、および千券カセット111(各紙幣カセット)には、バラ状態の各種紙幣が釣銭準備金として収納される。また、各紙幣カセットには、売上として入金され、紙幣鑑別部105で正常と鑑別された各種紙幣が収納される。さらに、釣銭出金時には、各紙幣カセットから各種紙幣が出金される。
回収カセット113は、売上回収のためのカセットである。具体的には、回収カセット113には、精算集計時に、各紙幣カセットから移動された紙幣が売上金として収納される。
リジェクト部115には、紙幣鑑別部105によって正常な紙幣ではないと鑑別された紙幣、すなわちリジェクトされた紙幣が集積される。具体的には、リジェクト部115には、売上入金時に紙幣一時保留部103から各紙幣カセットに紙幣を搬送する過程で紙幣鑑別部105によってリジェクトされた紙幣、各紙幣カセットから釣銭出金を行う過程で紙幣鑑別部105によってリジェクトされた紙幣、精算集計時に各紙幣カセットから回収カセット113に紙幣を搬送する過程で紙幣鑑別部105によってリジェクトされた紙幣などが集積される。
硬貨投入口117は、硬貨が投入される開口である。また、硬貨鑑別部119は、投入された硬貨が正常な硬貨であるか否かを各種センサによって鑑別する。さらに、硬貨一時保留部121には、入金計数時および精算集計時に、一時的に硬貨が集積される。
硬貨返却部123は、硬貨の返却口であり、計数が行われた硬貨、売上入金の取り消しがなされた硬貨が硬貨返却部123から返却される。また、出金ホッパ125(現金収納部)には、売上入金によって投入された各種硬貨が収納されており、釣銭出金時には出金ホッパ125から各種硬貨が出金される。
硬貨回収庫127は、売上回収のためのカセットである。具体的には、硬貨回収庫127には、精算集計時に出金ホッパ125から移動された硬貨が売上金として収納される。また、硬貨出金箱129は、釣銭出金時に硬貨を出金するための硬貨出金口である。
カードリーダ部131は、レジカードやIDカード等に書き込まれた情報を読み取る。レジカードやIDカード等に書き込まれる情報として、例えば、カードを利用する操作者を識別するための情報、および許可されている取引の種類を示す情報が挙げられる。このカードリーダ部131から読取られる情報が事前に登録されている情報と一致する場合、現金処理装置1の利用が制御部150により許可される。なお、現金処理装置1は、カードリーダ部131に加えて、あるいはカードリーダ部131に代えて、指紋認識を行う指紋認識部、または暗証番号の入力を受け付ける暗証番号入力部を有してもよい。
操作表示部133は、操作者による操作を検出する操作部としての機能、および各種画面を表示する表示部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。なお、表示部および操作部の機能は分離して構成されてもよい。
制御部150は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、CPUの実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)、データ等を記憶するHDD(Hard Disk Drive)装置などのデータ格納用記憶装置等で構成される。
この制御部150は、現金処理装置1の動作全般を制御する。例えば、制御部150は、各紙幣カセットおよび出金ホッパ125に収納されている現金の枚数を記憶部160に記憶させる管理部としての機能を包含する。制御部150は、レジカードやIDカードによる認証が終了すると、操作者が所望の処理を選択するためのメニュー画面を操作表示部133に表示させ、メニュー画面において操作者により選択された処理を制御する。
レジカードやIDカードによる認証(ログイン)はどのようにして行われてもよい。本実施形態においては、操作者がICカードとカードリーダ部131とを接触させることによりログインを行う場合を主に想定する。ICカードに記録されている操作者の識別情報(以下、「ID番号」とも言う。)が、記憶部160によってあらかじめ記憶されている操作者のID番号と一致する場合に、操作者のログインが成功する。しかし、操作者は、テンキー入力によりログインを行うことも可能である。
以下、図2を参照してメニュー画面の具体例を説明した上で、制御部150の制御により実現される各処理の概要を説明する。
<2.現金処理装置が行う各種処理>
図2は、操作表示部133に表示されるメニュー画面G9の具体例を示す説明図である。図2に示したように、メニュー画面G9は、「01:釣銭出金」ボタンB11、「02:売上入金」ボタンB12、「03:計数」ボタンB13、「04:補充」ボタンB14、「05:精算集計」ボタンB15、「06:売上回収」ボタンB16、「07:精査」ボタンB17、「08:照会」ボタンB18、および「09:小口」ボタンB19など、現金処理装置1が実行可能な処理と関連付けられた選択ボタンを含む。操作者は、このメニュー画面G9からの選択ボタンの選択により、所望の処理を現金処理装置1に実行させることが可能である。
(釣銭出金)
釣銭出金は、各紙幣カセットおよび出金ホッパ125から釣銭準備金を出金するための処理である。例えば、メニュー画面G9において操作者により「01:釣銭出金」ボタンB11が選択されると、操作者は、出金方法の選択画面において、金額指定出金、金種枚数指定出金およびパターン出金のいずれかを選択することができる。
金額指定出金においては、操作者により出金金額が指定され、制御部150は、事前に用意されているルールに従って各金種の出金枚数を決定してもよい。例えば、上記ルールは、各金種の出金枚数の比率を規定するものであってもよいし、各金種の出金枚数の最低数を規定するものであってもよい。
金種枚数指定出金においては、操作者により金種ごとの出金枚数が指定され、制御部150は、操作者からの指定に従って各金種の出金を制御する。パターン出金においては、制御部150は、1または2以上の金種ごとの出金枚数を示す事前登録された出金パターンに従って出金を制御する。
いずれの出金方法においても、各紙幣カセットから紙幣が排出され、当該紙幣が紙幣投入口101に集積される。また、出金ホッパ125から硬貨が繰り出され、当該硬貨が硬貨出金箱129に搬送される。
(売上入金)
売上入金は、レジから回収された紙幣および硬貨を紙幣カセットおよび出金ホッパ125に収納するための処理である。例えば、メニュー画面G9において操作者により「02:売上入金」ボタンB12が選択されると、制御部150は、紙幣投入口101および硬貨投入口117のシャッタを開放し、紙幣および硬貨の投入を誘導する入金誘導画面を操作表示部133に表示させる。その後、制御部150は、紙幣投入口101および硬貨投入口117から投入された紙幣および硬貨を計数する。ここで、紙幣鑑別部105により正常と判断された紙幣は紙幣一時保留部103に集積され、硬貨鑑別部119により正常と判断された硬貨は硬貨一時保留部121に集積される。また、紙幣鑑別部105によりリジェクトされた紙幣は紙幣投入口101から返却され、硬貨鑑別部119によりリジェクトされた硬貨は硬貨返却部123から返却される。
さらに、制御部150は、計数により得られた入金合計金額を操作表示部133に表示させる。そして、操作者により入金合計金額の確認操作が行われると、紙幣一時保留部103から紙幣カセットに紙幣が搬送され、紙幣カセットが当該紙幣を収納する。同様に、硬貨一時保留部121から出金ホッパ125に硬貨が搬送され、出金ホッパ125が当該硬貨を収納する。
(計数)
計数は、投入された紙幣および硬貨の計数を行った後、紙幣および硬貨を返却する処理である。例えば、メニュー画面G9において操作者により「03:計数」ボタンB13が選択されると、制御部150は、紙幣投入口101および硬貨投入口117のシャッタを開放し、紙幣および硬貨の投入を誘導する入金誘導画面を操作表示部133に表示させる。その後、制御部150は、紙幣投入口101および硬貨投入口117から投入された紙幣および硬貨を計数する。ここで、紙幣鑑別部105により正常と判断された紙幣は紙幣一時保留部103に集積され、硬貨鑑別部119により正常と判断された硬貨は硬貨一時保留部121に集積される。また、紙幣鑑別部105によりリジェクトされた紙幣は紙幣投入口101から返却され、硬貨鑑別部119によりリジェクトされた硬貨は硬貨返却部123から返却される。
さらに、制御部150は、計数により得られた入金合計金額を操作表示部133に表示させる。そして、操作者により入金合計金額の確認操作が行われると、紙幣一時保留部103の紙幣が紙幣投入口101から返却され、硬貨一時保留部121の硬貨が硬貨返却部123から返却される。
(補充)
補充は、釣銭用の紙幣および硬貨を紙幣カセットおよび出金ホッパ125に補充するための処理である。例えば、メニュー画面G9において操作者により「04:補充」ボタンB14が選択されると、制御部150は、紙幣投入口101および硬貨投入口117のシャッタを開放し、紙幣および硬貨の投入を誘導する入金誘導画面を操作表示部133に表示させる。そして、紙幣投入口101および硬貨投入口117に紙幣および硬貨が投入されると、制御部150は、投入された紙幣および硬貨を紙幣カセットおよび出金ホッパ125に収納するための制御を行う。
(精算集計)
精算集計は、それまでの出金および入金取引を集計し、売上額(入金合計−出金合計)を算出する処理である。例えば、メニュー画面G9において操作者により「05:精算集計」ボタンB15が選択されると、制御部150は、算出した売上額に相当する売上金のうち、高額券の紙幣を優先して紙幣カセットから回収カセット113に移動させ、出金ホッパ125から硬貨を硬貨回収庫127に移動させ、売上金を作成するための制御を行う。
(売上回収)
売上回収は、操作者による売上金の回収を可能とするための処理である。例えば、メニュー画面G9において操作者により「06:売上回収」ボタンB16が選択されると、制御部150は、現金処理装置1の扉を解錠し、回収カセット113の脱着誘導を操作表示部133に表示させる。回収カセット113が脱着され、売上金が操作者により回収され、空の回収カセット113がセットされると、処理が完了する。操作者は、回収した売上金を例えば金融機関などに入金する。
(精査)
精査は、現金処理装置1内の有高を集計するための処理である。例えば、メニュー画面G9において操作者により「07:精査」ボタンB17が選択されると、制御部150は、現金処理装置1の扉を解錠し、紙幣カセットからの紙幣の取り出し、および出金ホッパ125からの硬貨の取り出しを誘導する画面を操作表示部133に表示させる。その後、操作者により紙幣および硬貨の取り出しが行われ、現金処理装置1の扉が閉められると、制御部150は、紙幣および硬貨の投入を誘導する画面を操作表示部133に表示させる。
その後、制御部150は、紙幣投入口101および硬貨投入口117から投入された紙幣および硬貨を計数する。ここで、紙幣鑑別部105により正常と判断された紙幣は紙幣一時保留部103に集積され、硬貨鑑別部119により正常と判断された硬貨は硬貨一時保留部121に集積される。また、紙幣鑑別部105によりリジェクトされた紙幣は紙幣投入口101から返却され、硬貨鑑別部119によりリジェクトされた硬貨は硬貨返却部123から返却される。
さらに、制御部150は、計数により得られた合計金額を操作表示部133に表示させる。そして、操作者により合計金額の確認操作が行われると、紙幣一時保留部103から紙幣カセットに紙幣が搬送され、紙幣カセットが当該紙幣を収納する。同様に、硬貨一時保留部121から出金ホッパ125に硬貨が搬送され、出金ホッパ125が当該硬貨を収納する。
(照会)
照会は、現金処理装置1内の有高(装置内在高)および登録されている出金パターンなど、現金処理装置1の状態を操作者に示すための処理である。例えば、メニュー画面G9において操作者により「08:照会」ボタンB18が選択されると、制御部150は、照会に関するサブメニューを操作表示部133に表示させる。照会に関するサブメニューは、例えば、装置内在高の照会ボタン、および登録されている出金パターンの照会ボタンを含む。
上記サブメニューにおいて装置内在高の照会ボタンが選択されると、制御部150は、装置内在高の照会画面を操作表示部133に表示させる。装置内在高の照会画面においては、紙幣カセットおよび出金ホッパ125に収納されている現金の金種ごとの枚数が示される。また、サブメニューにおいて出金パターンの照会ボタンが選択されると、制御部150は、各出金パターンに対応する、金種ごとの出金枚数を示す出金パターン照会画面を操作表示部133に表示させる。
(小口)
小口は、小口金に対する各種の処理に対応する。上記したように、釣銭準備金(以下、単に「準備金」とも言う。)の入金額から出金額を減じた分は、売上金の金額(以下、「売上額」とも言う。)として算出される。一方、現金処理装置1に対して、売上とは関係のない目的(例えば、店舗内における必要経費など)で入出金が行われる場合も想定される。店舗内における必要経費としては、新聞代および備品などのような様々な経費が存在し得る。このとき、売上とは関係のない目的で、準備金に対して入出金を行ってしまうと、売上額を正確に算出することができなくなる。
したがって、現金処理装置1においては、準備金以外に小口金が管理されており、売上とは関係のない目的での入出金は、小口金に対して行われる。本実施形態においては、小口金が収納されるスペースは、準備金が収納されるスペースと物理的に区別されていない場合を主に想定する(小口金および準備金が共に、各紙幣カセットおよび出金ホッパ125に区別されずに収納される場合を想定する)。しかし、小口金が収納されるスペースは、準備金が収納されるスペースと物理的に区別されていてもよい。
例えば、メニュー画面G9において操作者により「09:小口」ボタンB19が選択されると、制御部150は、小口金に対する各種の処理のための小口取引画面を操作表示部133に表示させる。図3は、小口取引画面の具体例を示す説明図である。図3に示すように、小口取引画面G10は、小口入金ボタンB111、小口出金ボタンB112、小口管理ボタンB113、担当者管理ボタンB114および小口運用状況ボタンB115を含む。これらの各ボタンが選択された場合に現金処理装置1によって実行される処理の詳細については、後に詳細に説明する。なお、以下では、操作者による図示しない戻るボタンの選択によって、直前に表示された画面が適宜表示され得る。
<3.第1の実施形態>
上記したように、現金処理装置1によって準備金が管理されるが、準備金に対する入出金は、特定の担当者に対してのみ許可されるのが一般的である。しかし、小口金の入出金は、流通施設および商業施設などの管理者のみが行うことが可能であり、流通施設および商業施設などおいて準備金に対する入出金を行う担当者が行うことはできないのが一般的である。例えば、管理者の例としては、店長などが挙げられる。担当者の例としては、店長以外の店員などが挙げられる。
本件発明者は、上記事情を一着眼点にして本発明の第1の実施形態を創作するに至った。本発明の第1の実施形態によれば、小口金の入出金を管理者のみではなく担当者にも行わせることが可能である。以下、当該効果を実現するための創意工夫を詳細に説明する。
本発明の第1の実施形態に係る制御部150は、記憶部160によって記憶されている担当者のID番号と取得部の例としてのカードリーダ部131によって取得された担当者のID番号とが一致する場合、小口金の入出金を行おうとする担当者による小口金の入出金を許可する。かかる構成によれば、現金処理装置1は、小口金の入出金を管理者のみではなく担当者にも行わせることが可能である。以下、本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。
(担当者管理)
最初に、担当者管理について説明する。まず、上記したようにしてログインが成功した管理者は、担当者管理ボタンB114を選択することによって担当者管理を行うことが可能である。具体的に、小口取引画面G10において管理者によって担当者管理ボタンB114が選択されると、制御部150は、担当者のID番号を入力するためのID番号入力画面を操作表示部133に表示させる。図4は、ID番号入力画面の具体例を示す説明図である。図4に示すように、ID番号入力画面G11は、ID番号入力欄T121および確認ボタンB116を含む。
管理者がID番号入力欄T121にID番号を入力し、確認ボタンB116を選択すると、制御部150は、そのID番号に対応する担当者の小口金の入出金を有効にするか否かを設定するための画面を操作表示部133に表示させる。図5は、小口金の入出金の有効/無効設定画面の具体例を示す説明図である。図5に示すように、小口金の入出金の有効/無効設定画面G12は、小口有効ボタンB121および小口無効ボタンB122を含む。
小口無効ボタンB122は、ID番号入力画面G11におけるID番号入力欄T121に入力されたID番号に対応する担当者の小口金の入出金を無効にするためのボタンである。すなわち、小口金の入出金の有効/無効設定画面G12において管理者によって小口無効ボタンB122が選択されると、制御部150は、ID番号入力欄T121に入力されたID番号を、小口金の入出金を無効とする(小口金の入出金が禁止される)担当者のID番号として記憶部160に記憶させる。その後、制御部150は、小口取引画面G10を操作表示部133に再度表示させてよい。
小口有効ボタンB121は、ID番号入力画面G11におけるID番号入力欄T121に入力されたID番号に対応する担当者の小口金の入出金を有効にするためのボタンである。すなわち、小口金の入出金の有効/無効設定画面G12において管理者によって小口有効ボタンB121が選択されると、制御部150は、ID番号入力欄T121に入力されたID番号を、小口金の入出金を有効とする(小口金の入出金が許可される)担当者のID番号として記憶部160に記憶させる。
その後、制御部150は、当該担当者によって出金可能な小口金の限度額(小口運用限度額)を入力するための限度額入力画面を操作表示部133に表示させる。図6は、限度額入力画面の具体例を示す説明図である。図6に示すように、限度額入力画面G13は、限度額入力欄T131および確認ボタンB131を含む。管理者が限度額入力欄T131に限度額を入力し、確認ボタンB131を選択すると、制御部150は、限度額入力欄T131に入力された限度額を当該担当者によって出金可能な小口金の限度額として記憶部160に記憶させる。
図7は、担当者管理の動作例を示すフローチャートである。図7に示すように、担当者管理において、制御部150は、管理者による登録操作(上記した例では、図4に示したID番号入力画面G11におけるID番号入力欄T121にID番号を入力し、確認ボタンB116を選択する操作)に基づいて小口運用を許可する担当者を登録する(S11)。続いて、制御部150は、管理者による設定操作(上記した例では、図6に示した限度額入力画面G13における限度額入力欄T131に限度額を入力し、確認ボタンB131を選択する操作)に基づいて各担当者の小口運用限度額を設定する(S12)。
(小口入金および小口出金)
続いて、小口金の入金について説明する。記憶部160は、小口金の入出金が有効とされた(小口金の入出金が許可された)担当者のID番号を記憶している。そこで、小口金を入金しようとする担当者によって「09:小口」ボタンB19が選択されると、制御部150は、記憶部160によって記憶されている、小口金の入出金が有効とされた(小口金の入出金が許可された)担当者のID番号と、カードリーダ部131によって取得されたID番号とが一致するか否かを判断する。
まず、制御部150によって、小口金の入出金が有効とされた(小口金の入出金が許可された)担当者のID番号と、カードリーダ部131によって取得されたID番号とが一致しないと判断された場合を想定する。かかる場合、制御部150は、小口金の入出金を行おうとする担当者(カードリーダ部131にICカードを接触させた担当者)による小口金の入出金を禁止する。小口金の入出金の禁止はどのようにされてもよい。本実施形態では、図2に示したメニュー画面G9における「09:小口」ボタンB19が選択されても、小口取引画面G10が表示されないようにする場合を主に想定する。
一方、制御部150によって、小口金の入出金が有効とされた(小口金の入出金が許可された)担当者のID番号と、カードリーダ部131によって取得されたID番号とが一致すると判断された場合を想定する。かかる場合、制御部150は、小口金の入出金を行おうとする担当者(カードリーダ部131にICカードを接触させた担当者)による小口金の入出金を許可する。
さらに、制御部150は、小口金の入出金を行おうとする担当者(カードリーダ部131にICカードを接触させた担当者)による小口金の出金を当該担当者による小口金の出金額が当該担当者の限度額に達するまで許可する。なお、限度額に期間(所定の期間)が設定されている場合には、制御部150は、小口金の入出金を行おうとする担当者による小口金の出金を設定期間(所定の期間)における当該担当者による小口金の出金額が限度額に達するまで許可してもよい。設定される期間の長さは特に限定されず、ある締めの時点から次の締めの時点までであってもよい。
小口金の入出金の許可はどのようにされてもよい。本実施形態では、図2に示したメニュー画面G9における「09:小口」ボタンB19が選択された場合に、小口取引画面G10が表示されるようにする場合を主に想定する。
担当者は、小口金の入出金が許可されている場合、小口入金ボタンB111を選択することによって小口金の入金を行う。具体的に、小口取引画面G10において担当者によって小口入金ボタンB111が選択されると、制御部150は、小口金の入金の方式を選択するための小口入金方式選択画面を操作表示部133に表示させる。図8は、小口入金方式選択画面の具体例を示す説明図である。図8に示すように、小口入金方式選択画面G14は、小口科目選択ボタンB141および小口科目No入力ボタンB142を含む。小口科目の例としては、新聞代、会費、通信費などが挙げられる。
担当者が小口科目選択ボタンB141を選択した場合には、制御部150は、小口金の入金が可能な小口科目No一覧画面を操作表示部133に表示させる。図9は、小口科目No一覧画面の具体例を示す説明図である。図9に示すように、小口科目No一覧画面G15は、小口金の入金が可能な小口科目Noの選択ボタン(図9に示した例では、小口科目No.001選択ボタンB151、および、小口科目No.003選択ボタンB152)を含む。この例とは異なり、選択ボタンB151には、小口科目名を表示してもよい。例えば、選択ボタンB151には、新聞代No.001と表示してもよい。
小口科目Noの選択ボタン(図9に示した例では、小口科目No.001選択ボタンB151、および、小口科目No.003選択ボタンB152)は、担当者によって入金される小口金の科目を選択するためのボタンである。すなわち、小口科目No一覧画面G15において担当者によって小口科目Noの選択ボタンが選択されると、制御部150は、選択されたボタンに対応する小口金の科目を、担当者によって入金される小口金の科目として選択し、担当者に小口金の入金を行わせる。小口金の入金については、図11を参照しながら後に説明する。
図8に戻って説明を続ける。担当者が小口科目No入力ボタンB142を選択した場合には、制御部150は、担当者によって入金される小口金の科目を入力するための小口科目No入力画面を操作表示部133に表示させる。図10は、小口科目No入力画面の具体例を示す説明図である。図10に示すように、小口科目No入力画面G16は、担当者によって入金される小口金の科目を入力するための小口科目No入力欄T161および確認ボタンB161を含む。
担当者が小口科目No入力欄T161に小口科目を入力し、確認ボタンB161を選択すると、制御部150は、小口科目No入力欄T161に入力された小口科目を、担当者によって入金される小口金の科目として選択し、担当者に小口金の入金を行わせる。小口金の入金は、(売上入金)において説明した、準備金に対する入金と同様に実行されてよい。ただし、制御部150は、小口金として入金された額を、準備金に対して入金された額とは区別して、その担当者による小口金の入金額として記憶部160によって記憶させる。
制御部150は、担当者に小口金を入金させるに際して、担当者への現金投入を指示するための現金投入指示画面を操作表示部133に表示させる。図11は、現金投入指示画面の具体例を示す説明図である。図11に示すように、制御部150は、現金投入指示画面G17を操作表示部133に表示させる。図11に示すように、現金投入指示画面G17は、担当者への現金投入を指示するためのテキストデータを含んでもよいし、現金が投入される様子を示すアニメーションを含んでもよい。担当者は、金庫から現金を取り出して現金処理装置1に投入する。
続いて、小口金の出金について説明する。まず、小口金を出金しようとする担当者は、小口金を入金しようとする場合と同様に、現金処理装置1に対してログインを行う。担当者は、小口金の入出金が許可されている場合、小口出金ボタンB112を選択することによって小口金の出金を行う。具体的に、小口取引画面G10において担当者によって小口出金ボタンB112が選択されると、制御部150は、小口金の出金の方式を選択するための小口出金方式選択画面を操作表示部133に表示させる。ここで、小口出金方式選択画面は、図8に示した小口入金方式選択画面G14と同様の画面であってよいため、図8に示した小口入金方式選択画面G14を用いて説明する。
担当者が小口科目選択ボタンB141を選択した場合には、制御部150は、小口金の出金が可能な小口科目No一覧画面を操作表示部133に表示させる。図12は、小口科目No一覧画面の具体例を示す説明図である。図12に示すように、小口科目No一覧画面G18は、小口金の出金が可能な小口科目Noの選択ボタン(図12に示した例では、小口科目No.002選択ボタンB181、および、小口科目No.003選択ボタンB182)を含む。
小口科目Noの選択ボタン(図12に示した例では、小口科目No.002選択ボタンB181、および、小口科目No.003選択ボタンB182)は、担当者によって出金される小口金の科目を選択するためのボタンである。すなわち、小口科目No一覧画面G18において担当者によって小口科目Noの選択ボタンが選択されると、制御部150は、選択されたボタンに対応する小口金の科目を、担当者によって出金される小口金の科目として選択し、担当者に小口金の出金を行わせる。小口金の出金については、図15を参照しながら後に説明する。
図8に戻って説明を続ける。担当者が小口科目No入力ボタンB142を選択した場合には、制御部150は、担当者によって出金される小口金の科目を入力するための小口科目No入力画面を操作表示部133に表示させる。ここで、小口科目No入力画面は、図10に示した小口科目No入力画面G16と同様の画面であってよいため、図10に示した小口科目No入力画面G16を用いて説明する。
担当者が小口科目No入力欄T161に小口科目を入力し、確認ボタンB161を選択すると、制御部150は、小口科目No入力欄T161に入力された小口科目を、担当者によって出金される小口金の科目として選択する。続いて、制御部150は、小口金の出金額を入力するための小口金出金額入力画面を操作表示部133に表示させる。図13は、小口金出金額入力画面の具体例を示す説明図である。図13に示すように、小口金の残高を示す小口残高D191、小口金出金額入力画面G19は、小口金の出金額を入力するための小口金出金額入力欄T191、および、確認ボタンB191を含む。
小口金出金額入力画面G19において、担当者によって小口金出金額入力欄T191に小口金の出金額が入力され、確認ボタンB191が選択されると、制御部150は、担当者によって小口金出金額入力欄T191に入力された出金額に相当する小口金の出金処理を行う。このとき、制御部150は、小口金の出金中であることを担当者に把握させるために、小口金の出金中であることを示す出金中画面を操作表示部133に表示させるとよい。
図14は、出金中画面の具体例を示す説明図である。図14に示すように、制御部150は、出金中画面G20を操作表示部133に表示させるとよい。図14に示すように、出金中画面G20には、小口金の出金中であることを示すテキストデータが含まれてよい。また、小口金の出金は、(釣銭出金)において説明した、準備金に対する出金と同様に実行されてよい。ただし、制御部150は、小口金として出金された額を、準備金に対して出金された額とは区別して、小口金の出金額として記憶部160によって記憶させる。
制御部150は、小口金を出金させるに際して、担当者への現金受け取りを指示するための現金受け取り指示画面を操作表示部133に表示させる。図15は、現金受け取り指示画面の具体例を示す説明図である。図15に示すように、制御部150は、現金受け取り指示画面G21を操作表示部133に表示させる。図15に示すように、現金受け取り指示画面G21は、担当者への受け取りを指示するためのテキストデータを含んでもよいし、現金が受け取られる様子を示すアニメーションを含んでもよい。担当者は、現金処理装置1から受け取った現金を金庫に収納する。
なお、担当者は出金された小口金を消費するが、出金された小口金の一部しか消費しない場合も想定される。かかる場合には、担当者は、消費しなかった小口金を再度入金してもよい。
図16は、小口入金および小口出金の動作例を示すフローチャートである。図16に示すように、操作表示部133は、担当者による小口取引画面の起動操作(上記した例では、図2に示したメニュー画面G9における「09:小口」ボタンB19を選択する操作)を受け付ける(S21)。続いて、制御部150は、その担当者に小口運用が許可されているか否かを判断する(S22)。制御部150は、その担当者に小口運用が許可されていない場合(S22において「NO」)、小口入金および小口出金の動作を終了する。
一方、制御部150は、その担当者に小口運用が許可されている場合には(S22において「YES」)、小口取引画面G10を操作表示部133に表示させる(S23)。そして、制御部150は、担当者による取引操作(上記した例では、図10に示した小口科目No入力画面G16において確認ボタンB161を選択する操作、または、図13に示した小口金出金額入力画面G19において確認ボタンB191を選択する操作)に基づいて、小口入金または小口出金を実行する(S24)。小口出金は、その担当者による小口金の出金額がその担当者の限度額に達するまで許可される。そして、制御部150は、小口入金および小口出金の動作を終了する。
(小口運用状況)
続いて、小口金の運用状況の確認について説明する。ログインが成功した管理者は、小口運用状況ボタンB115を選択することによって小口運用状況を確認することが可能である。具体的に、小口取引画面G10において管理者によって小口運用状況ボタンB115が選択されると、制御部150は、各担当者による小口金の運用状況を示す小口運用状況一覧画面を操作表示部133に表示させる。
図17は、小口運用状況一覧画面の具体例を示す説明図である。図17に示すように、小口運用状況一覧画面G22は、担当者ごとの、入金または出金を行った「日付」および「時刻」、「ID番号」、入金または出金の「種別」、入金または出金を行った「金額」、「限度額」を含む。また、小口運用状況一覧画面G22は、上方向スクロールボタンB221および下方向スクロールボタンB222を含む。
(小口管理)
続いて、小口金の管理について説明する。ログインが成功した管理者は、小口管理ボタンB113を選択することによって小口金を管理することが可能である。具体的に、小口取引画面G10において管理者によって小口管理ボタンB113が選択されると、制御部150は、小口金の管理の方式を選択するための小口管理方式選択画面を操作表示部133に表示させる。
図18は、小口管理方式選択画面の具体例を示す説明図である。図18に示すように、小口管理方式選択画面G23は、日付指定ボタンB231、取引選択ボタンB232、小口科目選択ボタンB233および小口科目No入力ボタンB234を含む。
管理者が日付指定ボタンB231を選択した場合には、制御部150は、小口金の入金または出金がされた日時を指定するための日付指定画面を操作表示部133に表示させる。図19は、日付指定画面の具体例を示す説明図である。図19に示すように、日付指定画面G24は、管理者が小口金の入出金を管理しようとする期間の開始日時入力欄T241、終了日時入力欄T242、および、確認ボタンB243を含む。
管理者が、開始日時入力欄T241に小口金の入出金を管理しようとする期間の開始日時を入力し、終了日時入力欄T242に小口金の入出金を管理しようとする期間の終了日時を入力し、確認ボタンB243を選択すると、制御部150は、その期間に行われた小口金の入出金履歴画面を操作表示部133に表示させる。入出金履歴画面の詳細については後に説明する。
図18に戻って説明を続ける。管理者が取引選択ボタンB232を選択した場合には、制御部150は、小口金の取引(入金または出金)を指定するための取引選択画面を操作表示部133に表示させる。図20は、取引選択画面の具体例を示す説明図である。図20に示すように、取引選択画面G25は、小口入金選択ボタンB251、小口出金選択ボタンB252、および、指定なしボタンB253を含む。
管理者が、小口入金選択ボタンB251を選択すると、制御部150は、小口金の入金履歴画面を操作表示部133に表示させる。入金履歴画面は、入出金履歴画面の入金履歴のみの画面に相当する。一方、管理者が、小口出金選択ボタンB252を選択すると、制御部150は、小口金の出金履歴画面を操作表示部133に表示させる。出金履歴画面は、入出金履歴画面の出金履歴のみの画面に相当する。管理者が、指定なしボタンB253を選択すると、制御部150は、小口金の入出金履歴画面を操作表示部133に表示させる。入出金履歴画面の詳細については後に説明する。
図18に戻って説明を続ける。管理者が小口科目選択ボタンB233を選択した場合には、制御部150は、管理者が小口金の入出金を管理しようとする小口科目No一覧画面を操作表示部133に表示させる。図21は、小口科目No一覧画面の具体例を示す説明図である。図21に示すように、小口科目No一覧画面G26は、小口金の入出金が管理可能な小口科目Noの選択ボタン(図21に示した例では、小口科目No.001選択ボタンB261、小口科目No.002選択ボタンB262、小口科目No.003選択ボタンB263、および、全ての科目選択ボタンB264)を含む。
小口科目No一覧画面G26において管理者によって小口科目Noの選択ボタンが選択されると、制御部150は、選択されたボタンに対応する小口金の科目を、管理者によって入出金が管理される小口金の科目として選択し、管理者に小口金の入出金の管理を行わせる。制御部150は、選択した科目に対応する小口金の入出金履歴画面を操作表示部133に表示させる。入出金履歴画面の詳細については後に説明する。
図18に戻って説明を続ける。管理者が小口科目No入力ボタンB234を選択した場合には、制御部150は、管理者によって入出金が管理される小口金の科目を入力するための小口科目No入力画面を操作表示部133に表示させる。ここで、小口科目No入力画面は、図10に示した小口科目No入力画面G16と同様の画面であってよいため、図10に示した小口科目No入力画面G16を用いて説明する。
管理者が小口科目No入力欄T161に小口科目を入力し、確認ボタンB161を選択すると、制御部150は、小口科目No入力欄T161に入力された小口科目を、管理者によって入出金が管理される小口金の科目として選択し、管理者に小口金の入出金の管理を行わせる。制御部150は、選択した科目に対応する小口金の入出金履歴画面を操作表示部133に表示させる。入出金履歴画面の詳細については後に説明する。
ここで、入出金履歴画面の例として、小口科目No一覧画面G26において管理者によって小口科目No.003選択ボタンB263が選択された場合に表示される入金履歴画面の例を説明する。図22は、小口科目No一覧画面G26において管理者によって小口科目No.003選択ボタンB263が選択された場合に表示される入金履歴画面の具体例を示す説明図である。図22に示した例では、入金履歴画面G27に、小口金の入金履歴のうち、小口科目が「003」である入金履歴、および、確認ボタンB271が表示されている。
具体的に、図22に示した例では、入金履歴画面G27に、小口金の入金がされた店舗コード「0001」、小口金の入金を行った担当者のID番号「1111」、小口科目「003」、取引通番「00236」、小口金の入金額を示す取引金額「16,666円」、小口金の入金後の残高を示す小口残高「16,666円」である入金履歴が含まれている。管理者によって確認ボタンB271が選択されると、制御部150は、履歴印字中画面を操作表示部133に表示させる。なお、ここでは、選択されている店舗の履歴が表示される場合を想定しているが、すべての店舗の履歴が一覧表示されてもよい。
図23は、履歴印字中画面の具体例を示す説明図である。図23に示すように、履歴印字中画面G28には、履歴を印字中であることを示すテキストデータが含まれてよい。また、図23に示すように、履歴印字中画面G28には、履歴の印字の進捗状況を示すアニメーションが含まれてもよい。履歴の印字が終了すると、履歴が印字された紙が排出される。
(小口金の調整)
担当者が小口金の入金または出金を行うと、小口金に過不足が生じる。そこで、管理者は、1日の売上を締めるときに小口金の過不足を調整する。例えば、管理者は、上記した小口運用状況一覧画面において小口金の入出金の状況を確認し、小口金が増加していれば、小口金の増分に相当する額の小口金を出金し、小口金が減少していれば、小口金の減分に相当する額の小口金を入金する。なお、例えば、小口金として支払う額よりも返金された額が多い場合などには、小口金が増加し得る。管理者による小口金の入出金は、担当者による小口金の入出金と同様になされてよい。
例えば、小口金の減分は、小口金の出金額から入金額を減じることによって算出される(小口金の増分は、小口金の入金額から出金額を減じることによって算出される)。ここでは、管理者によって小口金の減分または増分が算出される場合を想定するが、小口金の減分または増分は、制御部150によって算出されてもよい。このとき、制御部150は、算出した小口金の減分または増分を、操作表示部133に表示させてもよい。小口金の減分または増分はどこに表示されてもよいが、例えば、小口運用状況一覧画面G22に表示されてもよい。あるいは、制御部150は、算出した小口金の減分または増分をレシートに印字してもよい。
図24は、小口金の調整の動作例を示すフローチャートである。図24に示すように、操作表示部133は、管理者による小口運用状況の確認操作(上記した例では、図3に示した小口取引画面G10における小口運用状況ボタンB115を選択する操作)を受け付ける(S31)。続いて、制御部150は、各担当者による小口金の運用状況を示す小口運用状況一覧画面G22を操作表示部133に表示させる(S32)。管理者は、小口運用状況一覧画面G22を確認すると、取引操作に基づいて小口金の過不足を調整する(S33)。
具体的に、管理者は、上記した小口運用状況一覧画面G22において小口金の入出金の状況を確認し、小口金が増加していれば、小口金の増分に相当する額の小口金を出金する取引操作を行う。一方、管理者は、小口金が減少していれば、小口金の減分に相当する額の小口金を入金する取引操作を行う。そして、制御部150は、小口金の調整の動作を終了する。
(効果)
本発明の第1の実施形態によれば、小口金の入出金を管理者のみではなく担当者にも行わせることが可能となる。また、本発明の第1の実施形態によれば、小口運用状況画面が表示されることによって、管理者は、各担当者による小口金の運用状況を確認することが可能となる。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
<4.第2の実施形態>
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第1の実施形態においては、管理者が小口金の過不足を調整する例を説明した。本発明の第2の実施形態においては、小口金の減分がある場合、売上額から小口金の減分を差し引いた額を、現金処理装置1から回収される売上金の金額(以下、「収納予定額」または「回収予定額」とも言う。)として算出する。以下、本発明の第2の実施形態について詳細に説明する。
(小口金の調整)
本発明の第1の実施形態において説明したように、担当者が小口金の入金または出金を行うと、小口金に過不足が生じる。そこで、メニュー画面G9において操作者により「06:売上回収」ボタンB16が選択されると、制御部150は、小口金の減分を売上額から差し引くことによって回収予定金額を算出し、回収予定額に相当する金額の売上金を、回収カセット113に移動させる。回収カセット113に移動された売上金は、警備会社の社員によって回収される。これによって、1日の売上を締めるたびに小口金を調整する必要がなくなる。
また、小口金の減分のすべてが売上額から差し引けるとは限らない。そこで、制御部150は、小口金の減分が売上額以下である場合、小口金の減分を売上額から差し引くことによって回収予定金額を算出してよい。一方、制御部150は、小口金の減分が売上額より大きい場合、回収予定金額をゼロにするとともに、小口金の減分のうち売上額を上回る額を準備金の金額から差し引いてよい。
小口金の減分のうち売上額を上回る額が準備金の金額から差し引かれることによって、準備金を調整する必要が生じる。しかし、小口金は1日の売上を締めるたびに調整する必要がある一方、準備金の調整は売上金が回収されるときに調整されれば済む。そのため、準備金の調整のほうが小口金の調整よりも必要な手間が軽減される。
図25は、小口金の調整の動作例を示すフローチャートである。図25に示すように、操作表示部133は、管理者による小口運用状況の確認操作(上記した例では、図3に示した小口取引画面G10における小口運用状況ボタンB115を選択する操作)を受け付ける(S41)。続いて、制御部150は、各担当者による小口金の運用状況を示す小口運用状況一覧画面G22を操作表示部133に表示させる(S42)。
続いて、制御部150は、売上額が小口金の減分以上である場合(S43において「YES」)、売上額から小口金の減分を差し引いた額を収納予定額として算出する(S44)。一方、制御部150は、売上額が小口金の減分未満である場合(S43において「NO」)、収納予定額をゼロとし(S45)、小口金の減分のうち売上額を上回る額(不足額)を準備金の金額から差し引く(S46)。そして、制御部150は、小口金の調整の動作を終了する。
(レシート例)
続いて、現金処理装置1によって作成されるレシート例を説明する。図26は、1日の売上の締めのときに作成されるレシート例を示す図である。図26を参照すると、売上締め時レシートR1が作成されている。図26に示すように、売上締め時レシートR1には、小口金の入金計および出金計が印字されてよい。また、「入金」から「合計出金」を差し引かれた額が「現金売上計」として印字され、「現金売上計」から小口金の減分(=「小口入金計」から「小口出金計」を減じて得られる額)を差し引いた額が「売上収納計」=「収納予定額」として印字されている。
図27は、回収予定額に相当する売上金を回収カセットに移動するときに作成されるレシート例を示す図である。図27を参照すると、売上金移動時レシートR2が作成されている。売上金移動時レシートR2が作成されることによって、回収カセットに移動される売上金がどのように作成されたかが、現金処理装置1が設置されている流通施設および商業施設に残される。図27に示すように、売上金移動時レシートR2には、小口金の入金計および出金計は印字されなくてよい。
図28は、回収カセットに移動された売上金が警備会社の社員によって回収されるときに作成されるレシート例を示す図である。図28を参照すると、売上金回収時レシートR3が作成されている。警備会社の社員は、売上金回収時レシートR3を、回収カセットとともに警備会社に持ち帰る。図28に示すように、売上金回収時レシートR3には、小口金の入金計および出金計は印字されなくてよい。
(効果)
本発明の第2の実施形態によれば、1日の売上を締めるたびに小口金を調整する必要がなくなる。また、本発明の第2の実施形態によれば、小口金の減分のうち売上額を上回る額が準備金の金額から差し引かれることによって、準備金を調整する必要が生じるが、準備金の調整のほうが小口金の調整よりも必要な手間が軽減される。
<5.むすび>
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、担当者によって出金可能な小口金の限度額が担当者ごとに設定される例を説明した。しかし、小口金の限度額は、複数の担当者に対して単一の限度額が設定されてもよい。あるいは、小口金の限度額は設定されていなくてもよい。
また、上記では、限度額に達したか否かの判断に利用される出金額が、担当者による小口金の出金額そのものである場合を想定した。しかし、担当者が小口金の入金を行った場合には、その担当者による小口金の出金額が入金の分だけ回復されてもよい。すなわち、制御部150は、小口金の入出金を行おうとする担当者による小口金の入金が過去に行われた場合、その入金に相当する額の出金がなかったとした場合における出金額が限度額に達したか否かを判断してもよい。
また、上記では、担当者によって出金可能な小口金には限度額が設けられている例を主に説明した。しかし、限度額が設けられていたとしても、担当者によって所定の金額よりも大きな金額の小口金が一度に出金される場合も想定される。管理者は、小口運用状況一覧画面などにおいて、所定の金額よりも大きな金額の小口金を一度に出金した担当者を見つけた場合には、その担当者に大きな金額の小口金を出金した事情を聴くようにしてもよい。例えば、担当者は、所定の金額よりも大きな金額の小口金を出金したい場合には、管理者から管理者のIDカードを受け取り、管理者のIDカードでログインした後に出金すればよい。
また、上記では、制御部150が、担当者によって出金可能な小口金の限度額そのものを操作表示部133に表示させる例を主に説明した。しかし、制御部150は、限度額の代わりに、あるいは、限度額に追加して、その担当者による小口金の出金額がその担当者に設定された限度額から減じられた金額(その担当者によって出金可能な小口金の残高)を操作表示部133に表示させてもよい。
また、本発明の第2の実施形態においては、小口金の減分のうち売上額を上回る額が準備金の金額から差し引かれる例を説明した。このとき、準備金の金額から差し引かれる処理が(意図的に、あるいは、操作ミスによって)何度も実行され、準備金がある下限値を下回ってしまうことも想定される。かかる場合には、制御部150は、所定の警告メッセージを含む警告画面を操作表示部133に表示させてもよい。
例えば、本明細書の現金処理装置1の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、現金処理装置1の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、現金処理装置1に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述した現金処理装置1の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
1 現金処理装置
101 紙幣投入口
103 紙幣一時保留部
105 紙幣鑑別部
107 万券カセット
109 五千券カセット
111 千券カセット
113 回収カセット
115 リジェクト部
117 硬貨投入口
119 硬貨鑑別部
121 硬貨一時保留部
123 硬貨返却部
125 出金ホッパ
127 硬貨回収庫
129 硬貨出金箱
131 カードリーダ部
133 操作表示部
150 制御部
160 記憶部

Claims (11)

  1. 小口金の入出金が許可される担当者の識別情報を記憶している記憶部と、
    小口金の入出金を行おうとする担当者の識別情報を取得する取得部と、
    前記記憶部によって記憶されている担当者の識別情報と前記取得部によって取得された担当者の識別情報とが一致する場合、前記小口金の入出金を行おうとする担当者による小口金の入出金を許可する制御部と、
    を備える、現金処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記記憶部によって記憶されている担当者の識別情報と前記取得部によって取得された担当者の識別情報とが一致しない場合、前記小口金の入出金を行おうとする担当者による小口金の入出金を禁止する、
    請求項1に記載の現金処理装置。
  3. 前記現金処理装置は、
    管理者によって入力された識別情報を受け付ける操作部を備え、
    前記制御部は、前記操作部によって受け付けられた前記識別情報を前記小口金の入出金が許可される担当者の識別情報として前記記憶部に記憶させる、
    請求項1に記載の現金処理装置。
  4. 前記記憶部は、前記小口金の入出金が許可される担当者が出金可能な小口金の限度額を記憶しており、
    前記制御部は、前記小口金の入出金を行おうとする担当者による小口金の出金を当該担当者による小口金の出金額が前記限度額に達するまで許可する、
    請求項1に記載の現金処理装置。
  5. 前記記憶部は、前記小口金の入出金が許可される担当者ごとに限度額を記憶しており、
    前記制御部は、前記小口金の入出金を行おうとする担当者による小口金の出金を当該担当者による小口金の出金額が当該担当者の限度額に達するまで許可する、
    請求項4に記載の現金処理装置。
  6. 前記記憶部は、前記小口金の入出金が許可される担当者が所定の期間内に出金可能な小口金の限度額を記憶しており、
    前記制御部は、前記小口金の入出金を行おうとする担当者による小口金の出金を前記所定の期間における当該担当者による小口金の出金額が前記限度額に達するまで許可する、
    請求項4に記載の現金処理装置。
  7. 前記制御部は、前記小口金の入出金を行おうとする担当者による小口金の入金が過去に行われた場合、前記入金に相当する額の出金がなかったとした場合における前記出金額が前記限度額に達したか否かを判断する、
    請求項6に記載の現金処理装置。
  8. 前記制御部は、小口金の出金額から入金額を減じて得られる小口金の減分を算出する、
    請求項1に記載の現金処理装置。
  9. 前記制御部は、前記小口金の減分を売上額から差し引くことによって回収予定金額を算出する、
    請求項8に記載の現金処理装置。
  10. 前記制御部は、前記小口金の減分が前記売上額以下である場合、前記小口金の減分を売上額から差し引くことによって回収予定金額を算出する、
    請求項8に記載の現金処理装置。
  11. 前記制御部は、前記小口金の減分が前記売上額より大きい場合、前記回収予定金額をゼロにするとともに、前記小口金の減分のうち前記売上額を上回る額を釣銭準備金の金額から差し引く、
    請求項10に記載の現金処理装置。
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