JP6881195B2 - 媒体処理装置 - Google Patents

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本発明は、媒体処理装置に関する。
スーパーマーケット等の店舗では、顧客が購入した商品等の精算を行うために各売場等にレジスタを設置し、従業員が、当該レジスタを操作することにより、精算を行うことができる。上記レジスタには、顧客に払い出すための釣銭が収納されることとなるが、当該釣銭は、例えば、レジスタの操作を担当する従業員によって、当該従業員の業務開始時に店舗に設置された現金処理装置(媒体処理装置)から出金され、上記レジスタに収納される。さらに、上記従業員の業務終了時には、当該従業員によって、上記レジスタから顧客から支払われた売上金とともに残った釣銭は回収され、上記現金処理装置に入金される。
上述のような現金処理装置においては、操作者の操作性及び利便性を高めるために、様々な開発が進められており、その一例として、下記特許文献1に開示の現金処理装置を挙げることができる。
特開2012−27956号公報
しかしながら、現金処理装置(媒体処理装置)における出金取引及び売上回収は、現金(媒体)の計数や搬送等に時間がかかり、取引の時間が長くなってしまうことを避けることが難しい。このような出金取引及び売上回収は、店舗等の営業日等において、ほぼ同時刻(同時間帯)に定常的に行われる。従って、これら時間のかかる取引は、店舗等の従業員の業務の効率化を妨げる原因となっていた。
そこで、本発明は、上述の状況を鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、装置を大幅に改変することなく、業務の効率化を図ることが可能な、新規且つ改良された媒体処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、媒体を収納する収納部と、前記媒体を一時的に保管する保管部と、前記収納部から前記保管部へと搬送する搬送部と、処理の内容と、当該処理を実行するタイミングについての情報とを含む予約情報を取得する予約情報取得部と、前記処理を行う担当者を認証する認証部と、前記搬送部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記予約情報に基づいて、前記収納部に収納された前記媒体を前記保管部へ搬送させるように、前記搬送部を制御し、次いで、前記媒体を前記保管部に収納させた状態で、前記認証部による認証を待つ、媒体処理装置が提供される。
前記保管部は、開放することにより、前記媒体を前記媒体処理装置の外部へ取り出すことができるシャッタを有しており、前記制御部は、前記認証部により所定の認証結果が取得された場合には、前記シャッタに対して開放するよう制御してもよい。
前記保管部は、開放することにより、前記媒体を前記媒体処理装置の外部へ取り出すことができる扉と、前記扉の施錠を行う施錠部とを有し、前記制御部は、前記認証部により所定の認証結果が取得された場合には、前記施錠部に対して解錠するよう制御してもよい。
前記保管部は、複数の前記媒体を施封する施封部であってもよい。
前記保管部は、前記搬送部の一部に設けられてもよい。
前記制御部は、所定の時間経過しても、前記認証部による認証が行われない場合には、前記保管部に収納された前記媒体を前記収納部へ搬送させるように、前記搬送部を制御してもよい。
前記媒体処理装置は、前記担当者に情報を出力する出力部をさらに備え、前記制御部は、所定の時間経過しても、前記認証部による認証が行われない場合には、前記出力部に対して所定の出力を行うよう制御してもよい。
前記媒体処理装置は、前記担当者に前記処理の情報を印字したレシートを発行するレシート発行部をさらに備えてもよい。
前記制御部は、前記認証部により所定の認証結果が取得された場合に、前記予約情報を取り消すことができるようにしてもよい。
前記媒体処理装置は、前記担当者に対して表示を行う表示部をさらに備え、前記制御部は、前記タイミングにおいて、前記予約情報に応じた表示を行うように、前記表示を制御してもよい。
以上説明したように本発明によれば、装置を大幅に改変することなく、業務の効率化を図ることが可能な媒体処理装置を提供することができる。
現金処理装置10の基本構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る制御部170のブロック図である。 同実施形態に係る予約登録のフローチャートである。 同実施形態に係る予約画面800の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る予約レシート900の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る予約取り消しレシート902の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る予約出金取引のフローチャートである。 同実施形態に係る予約取引画面812の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る出金レシート904の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る予約売上回収のフローチャートである。 同実施形態に係る売上回収レシート906の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る回収準備レシート908の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る変形例6を説明するための説明図である。 比較例に係る出金取引のフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以下に説明する本発明の実施形態は、金融機関の営業店、店舗のバックヤード等に設置されている現金処理装置に適用した場合を例にして説明する。しかしながら、本発明の実施形態は、上述の現金処理装置に適用されることに限定されるものではなく、金融機関等で使用される現金自動預け払い機(ATM:Automated Teller Machine)や自動釣銭機等に適用されてもよい。また、本発明の実施形態は、金券やチケット等の媒体をその種類ごとに分類し、整理し、施封する機構を有する媒体処理装置に適用されてもよい。従って、本発明の各実施形態においては、媒体は、紙幣及び硬貨(総称して現金と呼ぶ)に限定されるものではなく、例えば、金券、チケット等であってもよく、特に限定されるものではない。
<<現金処理装置10の基本構成>>
先に説明したように、小売店やスーパーマーケットなどの流通施設及び商業施設のバックヤード等には、売上金を入金し、釣銭を出金する現金処理装置10が設置されている。当該現金処理装置10は、紙幣、硬貨及び棒金を管理、収納する装置であり、例えば、入金処理、出金処理、両替処理、計数処理を行うことができる。なお、現金処理装置10で行われる各種処理の詳細については後述する。
まずは、図1を参照して、現金処理装置10の基本的な構成について説明する。図1は、現金処理装置10の基本構成を示す模式図である。図1に示すように、現金処理装置10は、紙幣投入口100と、紙幣一時保留部102と、紙幣鑑別部104と、万券カセット106と、五千券カセット108と、千券カセット110と、売上回収カセット112と、リジェクト部114と、を有する。また、現金処理装置10は、硬貨投入口120と、硬貨鑑別部122と、硬貨一時保留部124と、硬貨返却箱126と、出金ホッパ128と、硬貨回収庫130と、硬貨出金箱132と、を有する。
現金処理装置10は、棒金収納部140と、棒金排出口142とを有する。また、現金処理装置10は、施封部150と、束出金部152とを有する。さらに、現金処理装置10は、カードリーダ部(認証部)160と、操作表示部162と、レシートプリンタ部(レシート発行部)164と、通信部166と、制御部170と、を有する。以下に、現金処理装置10の各機能部について説明する。
(紙幣投入口100)
紙幣投入口100は、現金処理装置10に入金される紙幣が投入される投入口であり、紙幣の出金口としても機能する。詳細には、紙幣投入口100は、入金された紙幣を現金処理装置10での処理の前に一時的に保管し、出金しようとする紙幣を現金処理装置10の外部へ取り出される前に一時的に保管する保管部としても機能する。具体的には、紙幣投入口100は、売上入金の取り消しにより返却される紙幣、釣銭出金として出金される紙幣、及び、後述する紙幣鑑別部104により正常紙幣ではないとしてリジェクトされた紙幣(以下、「リジェクト紙幣」とも言う。)を出金する。さらに、紙幣投入口100は、開放することにより紙幣を現金処理装置10の外部へ取り出すことができるシャッタ100aを有しており、当該シャッタ100aは、後述する制御部170によって開閉を制御されることができる。
(紙幣一時保留部102)
紙幣一時保留部102は、入金計数時および売上金作成時に、紙幣が収納される。
(紙幣鑑別部104)
紙幣鑑別部104は、紙幣鑑別部104内を1枚ずつ通過していく紙幣の鑑別を行うことができる。詳細には、紙幣鑑別部104には、その内部にOCR(Optical Charcter Recognition)といったイメージセンサや磁気センサといった真偽センサ等の複数種類のセンサ(図示省略)が組み込まれており、搬送された紙幣の金種(例えば、一万円券、五千円券、二千円券、千円券)、真偽(真券/偽券)、正券であるか損券であるかといった紙幣の正損状態、重送、連鎖、斜行等の搬送状態、紙幣の表裏などを鑑別し、紙幣鑑別部104を通過する紙幣に対して、正常判定又はリジェクト判定を行う。
なお、真券とは、紙幣鑑別部104によって紙幣と鑑別された媒体をいい、偽券とは紙幣と鑑別されなかった媒体をいう。また、正券とは、真券と鑑別された紙幣のうち、汚れ等が少なく、入金/出金取引での使用に適すると鑑別された紙幣をいい、損券とは、真券と鑑別された紙幣のうち、汚れ等が多く、入金/出金取引に適さない紙幣と鑑別されたものをいう。そして、紙幣鑑別部104は、偽券、損券、搬送異常といった要因に基づいて、鑑別した媒体に対して、金種不明もしくは受付不能なリジェクト紙幣であるとしてリジェクト判定を行う。一方、紙幣鑑別部104は、その他の媒体に対しては、正常紙幣であるとして正常判定を行う。なお、紙幣鑑別部104によってリジェクト判定されたリジェクト紙幣は、出金紙幣として取り扱えない紙幣(例えば旧一万円券)を含んでもよいし、外国紙幣を含んでもよい。また、紙幣鑑別部104は、上記の鑑別を行うとともに、金種が確定した紙幣の計数を行うこともできる。
(紙幣カセット106、108、110)
万券カセット106、五千券カセット108、及び千券カセット110は、それぞれ万券、五千券、及び千券の紙幣を収納する現金収納部である。具体的には、万券カセット106、五千券カセット108、および千券カセット110(以下では、まとめて紙幣カセットと呼ぶ)には、各種紙幣が釣銭準備金(出金準備金)として収納される。また、各紙幣カセットには、売上として入金され、上述の紙幣鑑別部104によって正常と鑑別された各種紙幣が収納される。さらに、釣銭出金時には、各紙幣カセットからそれぞれ各種紙幣が出金される。
(売上回収カセット112)
売上回収カセット112は、売上金の回収のためのカセットである。具体的には、売上回収カセット112は、売上回収時に各紙幣カセットから移動された紙幣を売上金として収納する。すなわち、売上回収カセット112は、操作者が売上金にあたる紙幣を回収する前に一時的に当該紙幣を保管する保管部として機能する。また、売上回収カセット112を格納する現金処理装置10の本体には扉180が設けられており、扉180を開放することにより、操作者は、売上回収カセット112を現金処理装置10の外部へ取り出すことができる。なお、例えば、扉180は、紙幣に関する処理が行われるユニットに設けられた紙幣扉と、硬貨に関する処理が行われるユニットに設けられた硬貨扉と、棒金に関する処理が行われるユニットに設けられた棒金扉と、紙幣を施封するユニットに設けられた施封部扉といった、4つの扉を含んでいてもよい。そして、この場合、売上回収カセット112の扉180は、紙幣扉に対応する。
(リジェクト部114)
リジェクト部114は、紙幣鑑別部104によって正常な紙幣ではないと鑑別された紙幣、すなわちリジェクトされた紙幣が収納される。具体的には、リジェクト部114には、売上入金時に紙幣一時保留部102から各紙幣カセットに紙幣を搬送する過程でリジェクトされた紙幣、各紙幣カセットから釣銭出金を行う過程でリジェクトされた紙幣、売上回収時に各紙幣カセットから売上回収カセット112に紙幣を搬送する過程でリジェクトされた紙幣等が収納される。
(硬貨投入口120)
硬貨投入口120は、硬貨が投入される投入口である。
(硬貨鑑別部122)
硬貨鑑別部122は、投入された硬貨が正常な硬貨であるか否かを各種センサによって鑑別する。また、硬貨鑑別部122は、硬貨の金種も各種センサによって鑑別することが可能である。
(硬貨一時保留部124)
硬貨一時保留部124は、入金計数時および売上回収時に、一時的に硬貨を収納する。
(硬貨返却箱126)
硬貨返却箱126は、硬貨の返却口であり、計数が行われた硬貨、売上入金の取り消しがなされた硬貨が返却される。
(出金ホッパ128)
出金ホッパ128は、売上入金によって投入された各種硬貨が収納される収納部である。例えば、出金時には出金ホッパ128は、硬貨鑑別部122によって正常硬貨を鑑別された硬貨を出金準備金として収納する。
(硬貨回収庫130)
硬貨回収庫130は、売上回収又は回収準備のための収納庫である。具体的には、硬貨回収庫130は、売上回収時に出金ホッパ128から移動された硬貨を売上金として収納する。すなわち、硬貨回収庫130は、売上金にあたる硬貨を操作者による売上金の回収の前に一時的に保管する保管部として機能する。また、硬貨回収庫130は、現金処理装置10の本体に設けられた扉180を開放することにより、現金処理装置10の外部へ取り出すことができる。なお、扉180は、先に説明したように、紙幣に関する処理が行われるユニットに設けられた紙幣扉と、硬貨に関する処理が行われるユニットに設けられた硬貨扉と、棒金に関する処理が行われるユニットに設けられた棒金扉と、紙幣を施封するユニットに設けられた施封部扉といった、4つの扉を含んでいてもよく、この場合、硬貨回収庫130の扉180は、硬貨扉に対応する。さらに、当該硬貨扉は、上記紙幣扉と一体のものとして設けられていてもよい。
(硬貨出金箱132)
硬貨出金箱132は、釣銭としての硬貨を出金するための硬貨出金口である。すなわち、硬貨出金箱132は、釣銭にあたる硬貨を操作者による釣銭の回収の前に一時的に保管する保管部として機能する。また、硬貨出金箱132は、現金処理装置10の本体に設けられた硬貨出金箱132の施錠機構(図示省略)を解錠して、現金処理装置10から引き出すことにより、現金処理装置10の外部へ取り出すことができる。
(棒金収納部140)
棒金収納部140は、金種ごとに施封された複数の硬貨からなる棒金を収納する。また、棒金収納部140は、現金処理装置10の本体に設けられた扉180を開放することにより、操作者は、棒金収納部140へ棒金を補充することができる。なお、先に説明したように、扉180は、紙幣扉と硬貨扉と棒金扉と施封部扉といった4つの扉を含むことができ、この場合、棒金収納部140の扉180は、棒金扉に対応する。
(棒金排出口142)
棒金排出口142は、棒金収納部140に収納された棒金を出金する棒金出金口である。また、棒金排出口142には、シャッタ142aが設けられており、当該シャッタ142aを後述する制御部170の制御により開閉することができ、シャッタ142aを開放することにより、棒金を現金処理装置10の内部へ投入することができ、棒金を現金処理装置10の外部へ取り出すことができる。なお、棒金排出口142は、操作者による棒金の回収の前に一時的に棒金を保管する保管部として機能する。
(施封部150)
施封部150は、複数枚の紙幣を所定の枚数ごとに結束(施封)する機能を有する。より具体的には、施封部150は、紙幣カセットから搬送された紙幣を所定の枚数ごとに施封して紙幣束を生成する。なお、施封部150は、後述する本発明の実施形態においては、操作者による紙幣束の回収の前に一時的に紙幣束を保管する保管部として機能する。なお、施封部150は、現金処理装置10の本体に設けられた扉180を開放することにより、施封部150内の紙幣束を現金処理装置10の外部へ取り出すことができる。なお、先に説明したように、扉180は、紙幣扉と硬貨扉と棒金扉と施封部扉といった4つの扉を含むことができ、この場合、施封部150の扉180は、施封部扉に対応する。
(束出金部152)
束出金部152は、施封部150により紙幣束の生成が完了すると、生成した紙幣束を現金処理装置10の外部へ排出する。なお、束出金部152の開口部には図示しないカバーが設けられていてもよい。
(カードリーダ部160)
カードリーダ部160は、取引開始時に、操作者(担当者)が有するレジカード又はID(IDentification)カード等に書き込まれた情報を読み取る。レジカードまたはIDカード等に書き込まれる情報としては、例えば、カードを利用する操作者を識別するための識別情報(例えば社員番号等)、および、許可されている取引の種類を示す情報等が挙げられる。カードリーダ部160により読み取られる情報が事前に登録されている情報と一致する場合には、操作者の本人認証が行われたものとして、当該操作者の現金処理装置10の利用が許可されることとなる。なお、現金処理装置10は、カードリーダ部160に加えて、あるいは、カードリーダ部160に代えて、指紋認識等の生体認証を行う生体認識部、または、暗証番号の入力を受け付ける暗証番号入力部等を有してもよい。
(操作表示部162)
操作表示部162は、現金処理装置10における表示部の一例である。操作表示部162は、図1においては、現金処理装置10の上方に位置し、且つ、現金処理装置10の操作者と向かい合う位置に配置される。さらに、操作表示部162は、操作者に対して操作画面等を表示する表示部、及び操作者の操作を受け付ける操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。
操作表示部162は、後述する制御部170の制御に従って、各種の操作画面、紙幣の計数結果、処理の状態、エラーメッセージ等の情報を操作者に対して表示する。さらに、操作表示部162は、操作者による現金処理装置10に対する各種の入力操作(取引開始入力、取引のための各種設定入力操作等)を受け付け、受け付けた内容を制御部170に出力する。なお、操作表示部162の操作部と表示部とは、上述のように、操作機能と表示機能の両方の機能を包含する操作表示部として構成されることに限定されるものではなく、例えば、操作部であるキーボードと表示部であるCRTディスプレイ装置との組み合わせのように、別体のものとして構成されていてもよく、さらに、操作機能及び表示機能を有する各部位又は単一の部位が現金処理装置10の外部に位置していてもよい。
なお、現金処理装置10は、操作表示部162に加えて、操作者に音を出力することによって情報を伝えるスピーカ(出力部)(図示省略)や、点滅することによって操作者に情報を伝えるランプ(出力部)(図示省略)等を有してもよい。
(レシートプリンタ部164)
レシートプリンタ部164は、取引の結果が印字されたレシートを操作者に対して発行する。発行されたレシートは、取引が行われたことを証明する確証等として使用される。
(通信部166)
通信部166は、有線/無線により他の情報処理装置(売上管理サーバや携帯端末等)との間でデータの送受信を行うための通信モジュールである。例えば、通信部166は、LAN(Local Area Network)などに接続され、同一店舗内に設置された図示されない他のPOS端末やコンピュータと通信する。また、通信部166は、LAN(Local Area Network)や電話回線などに接続され、通信網を介して図示しない売上管理サーバと通信する。なお、通信部166は、現金処理装置10に設けられていなくてもよい。
(搬送部168)
搬送部168は、紙幣及び硬貨を受け止める搬送路(図示省略)、搬送路を回転させる搬送ローラ(図示省略)、紙幣等を案内する切替部(図示省略)および搬送ローラを駆動する駆動機構(図示省略)(例えば、直流サーボモータ、パルスモータ等)を含み、紙幣等を現金処理装置10内の各所へ搬送する。例えば、上記搬送ローラは搬送路を挟んで対向するように配置され、後述する制御部170により制御され搬送ローラが回転することにより、搬送路が所定の方向に移動し、紙幣等を搬送することができる。さらに、搬送路に接して設けられた切替部(ブレード)により、紙幣等の搬送方向を切り替えることができる。
(制御部170)
制御部170は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、CPUの実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)、およびデータ等を記憶するHDD(Hard Disk Drive)装置等のデータ格納用記憶装置などで構成される。このような制御部170により、現金処理装置10の動作全般が制御される。例えば、制御部170は、上述した搬送部168を制御したり、レジカードやIDカードによる認証が終了した場合に、後述する施錠部180aに解錠するように制御したり、上述したシャッタ100a、142aの開閉を制御したりすることができる。
(施錠部180a)
施錠部180aは、上述の制御部170による制御に応じて、現金処理装置10の本体に設けられた扉180(具体的には、紙幣扉、硬貨扉、棒金扉及び施封部扉)や、硬貨出金箱132の施錠機構(図示省略)の施錠及び解錠を別個に行うことができる。当該施錠部180aは、例えば、電磁ロック等の施錠機構により実現することができる。また、本実施形態においては、上述の扉180には、扉180の開閉を検知する開閉センサ(図示省略)が設けられていてもよい。
また、現金処理装置10は、図示しないバーコードリーダ部を有していてもよい。バーコードリーダ部は、レシート等に印字された、一次元コード(例えばバーコード)又は二次元コード(例えばQRコード(登録商標)等)から情報を読み取ることができる。
<<現金処理装置10の基本取引>>
現金処理装置10は、現金処理装置10の運用時の基本的な取引として、例えば入金取引、出金取引、精算集計、売上回収、補充処理等を実施することができる。以下では、図1を参照しながら、現金処理装置10において実施可能な主な取引について説明する。
(入金取引)
入金取引は、店舗内のレジスタから回収された紙幣及び硬貨を売上金として紙幣カセット及び出金ホッパ128に収納するための処理である。例えば、操作者により入金取引の実行を指示する操作がなされると、現金処理装置10は、紙幣投入口100のシャッタ100aを開放し、紙幣及び硬貨の投入を誘導する入金誘導表示画面を操作表示部162に表示させる。その後、現金処理装置10は、紙幣投入口100及び硬貨投入口120から投入された紙幣及び硬貨を計数する。ここで、現金処理装置10の紙幣鑑別部104により正常と判断された紙幣は紙幣一時保留部102に収納され、硬貨鑑別部122により正常と判断された硬貨は硬貨一時保留部124に収納される。また、紙幣鑑別部104によりリジェクトされたリジェクト紙幣は紙幣投入口100から返却され、硬貨鑑別部122によりリジェクトされたリジェクト硬貨は硬貨返却部126から返却される。さらに、現金処理装置10は、計数により得られた入金合計金額を操作表示部162に表示させる。そして、操作者により入金合計金額の確認操作が行われると、紙幣一時保留部102から紙幣カセットに紙幣が搬送され、紙幣カセットが当該紙幣を収納する。同様に、硬貨一時保留部124から出金ホッパ128に硬貨が搬送され、出金ホッパ128が当該硬貨を収納する。
(出金取引)
出金取引は、各紙幣カセット及び出金ホッパ128から釣銭を出金するための処理である。操作者により出金取引の実行を指示する操作がなされると、現金処理装置10は、金種ごとの出金量を操作者が入力するための出金量入力画面を操作表示部162に表示させる。そして、操作者が、出金量入力画面に対して、各種紙幣、硬貨及び棒金の出金量を入力すると、現金処理装置10は、操作者が入力した量の紙幣、硬貨及び棒金を出金する。なお、上述の説明では、操作者が金種ごとの出金量を出金量入力画面に対して入力する例を説明したが、上記現金処理装置10においてはかかる例に限定されるものではない。例えば、操作者が出金取引の実行を指示する操作を行った場合、現金処理装置10は、パターン出金及び任意選択出金の各々の選択表示を含むサブメニュー画面を操作表示部162に表示させる。さらに、操作者がパターン出金を選択した場合には、現金処理装置10は、事前に登録された金種ごとの出金量に従う出金を行う。一方、操作者が任意選択出金を選択した場合には、現金処理装置10は、上記の出金量入力画面を操作表示部162に表示させ、操作者が出金量入力画面に出金量を入力するように誘導してもよい。
(精算集計)
精算集計は、それまでの出金及び入金取引を集計し、売上額(入金合計―出金合計)を算出する処理である。例えば、操作者により精算集計の実行を指示する操作がなされると、現金処理装置10は、売上額と既に売上回収カセット112に収納した紙幣額との差分を売上移動金額として算出する。
(売上回収)
売上回収は、精算集計で算出された売上移動金額を元に、高額券の紙幣を優先して紙幣カセットから売上回収カセット112に移動させ、出金ホッパ128から硬貨を硬貨回収庫130に移動させ、売上金を作成し、操作者による売上金の回収を可能とするための処理である。例えば、操作者により売上回収の実行を指示する操作がなされると、現金処理装置10は、扉180を解錠し、操作者に対して売上回収カセット112の取り出しを誘導する誘導表示画面を操作表示部162に表示させる。操作者により、売上回収カセット112が現金処理装置10の外部へ取り出され、売上金が回収され、空の売上回収カセット112が現金処理装置10に再びセットされると、処理が完了する。操作者は、回収した売上金を例えば金融機関等に入金する。なお、硬貨回収庫130内の硬貨の回収についても、上述と同様に行われる。
(補充処理)
補充処理は、釣銭用の紙幣及び硬貨を紙幣カセット及び出金ホッパ128に補充するための処理である。例えば、操作者により補充処理の実行を指示する操作がなされると、現金処理装置10は、紙幣投入口100のシャッタ100aを開放し、操作者に対して、紙幣及び硬貨の投入を誘導する入金誘導表示画面を操作表示部162に表示させる。そして、操作者により、紙幣投入口100及び硬貨投入口120に紙幣及び硬貨が投入されると、現金処理装置10は、投入された紙幣及び硬貨を上記紙幣カセット及び出金ホッパ128に収納する。
<<本発明の実施形態をなすに至った経緯>>
次に、本発明の実施形態の説明に先立ち、本発明者が本発明の実施形態をなすに至った経緯について説明する。
先に説明にしたように、スーパーマーケット等の店舗で使用されるレジスタに収納される釣銭は、例えば、従業員によって、当該従業員の業務開始時に店舗のバックヤード等に設置された現金処理装置から出金され、上記レジスタに収納される。さらに、上記従業員の業務終了時には、当該従業員によって、上記レジスタから顧客から支払われた売上金と残った釣銭とは回収され、上記現金処理装置に入金される。
すなわち、現金処理装置は、店舗等における釣銭及び売上金の集計、入出金取引を行う装置である。そして、店舗等の営業日や所定の日において、ほぼ同時刻(同時間帯)に、当該現金処理装置を用いて、定常的に釣銭の出金取引、入金取引、精算集計、売上回収等の取引が行われることとなる。なお、以下の説明においては、これらの定常的に行われる取引を、定常取引を呼ぶ。
具体的には、比較例に係る出金取引のフローチャートである図14に示すように、出金取引においては、まず、操作者は、現金処理装置10のカードリーダ部160に自身が携帯するIDカードを読み込ませ、操作表示部162に自身に割当てられた暗証番号を入力することにより操作者本人の認証が行われる(ステップS401)。次に、操作表示部162に、取引を選択するメニュー画面が表示され、操作者は所望する取引(ここでは出金取引)を選択する(ステップS403)。次に、操作者は、操作表示部162に入力操作を行うことにより、出金金額、金種ごとの紙幣及び硬貨の出金量、棒金及び紙幣束の出金量等の出金取引の内容を設定する(ステップS405)。
次に、現金処理装置10は、シャッタ100a、142aを閉鎖し、硬貨出金箱132を施錠する(ステップS407)。そして、現金処理装置10は、上記ステップS405で設定された内容に基づき、紙幣を各紙幣カセット106、108、110から紙幣投入口100へ、硬貨を出金ホッパ128から硬貨出金箱132へ、棒金を棒金収納部140から棒金排出口142へ、紙幣束を施封部150から束出金部152へ搬送する、出金動作を行う(ステップS409)。さらに、現金処理装置10は、シャッタ100a、142aを開放し、硬貨出金箱132を解錠して、操作者がこれら現金(釣銭)を受け取ることができるようにする(ステップS411)。この際、現金処理装置10は、操作者に対して釣銭の受け取りを誘導する受取誘導画面を操作表示部162に表示する。
紙幣投入口100、硬貨出金箱132、及び束出金部152には、収納できる現金の量に限りがあるため、設定された全ての釣銭(現金)が操作者によって受け取られるまで、現金処理装置10は全ての釣銭(現金)が受け取られたか否かを確認し(ステップS413)、上述の出金動作を繰り返す(ステップS407〜ステップS411)。そして、設定された全ての釣銭(現金)が操作者によって受け取られたことを確認した後、現金処理装置10は出金レシート904(図9参照)を発行し、出金取引を終了する(ステップS415)。
また、売上回収についても、上述の出金取引と同様に、現金処理装置10は、操作者本人の認証が行われた後に、操作表示部162に、取引を選択するメニュー画面が表示され、操作者は売上回収を選択する。そして、現金処理装置10は、精算集計で算出した売上額に係る、紙幣を各紙幣カセット106、108、110から売上回収カセット112へ、硬貨は出金ホッパ128から硬貨回収庫130へ搬送する。さらに、現金処理装置10は、扉180を解錠する。次に、操作者は、売上回収カセット112及び硬貨回収庫130を現金処理装置10の外部へ取り出して、収納された売上金を回収した後、空の売上回収カセット112及び硬貨回収庫130を現金処理装置10へ再びセットする。さらに、現金処理装置10は、イニシャル動作を行った後に、売上回収レシート906(図11参照)を印字し、売上回収を完了する。
上述の説明から明らかなように、出金取引及び売上回収は、現金の計数や搬送等に時間がかかることから、取引の時間が長くなってしまうことを避けることが難しい。さらに、出金取引及び売上回収は、定常取引であり、定常的に繰り返し行われることから、これら時間のかかる取引は、店舗等の従業員の業務の効率化を妨げる原因ともなっていた。
そこで、このような状況を鑑みて、本発明者は以下のことに着眼した。詳細には、本発明者は、出金取引及び売上回収は、店舗等の営業日等のほぼ同時刻(同時間帯)に行われる定常取引であることから、事前に取引の内容を予約登録することが可能であると考えた。そして、本発明者は、当該予約登録に基づいて、現金処理装置10が事前に現金の計数や搬送等を行うことにより、現金処理装置10において出金取引及び売上回収を行うために操作者を拘束する時間を減らし、従業員の業務の効率化を図ることができるのではないかと考えた。
そして、本発明者は、上記着眼点に基づき、本発明の実施形態を創作するに至った。本発明の実施形態によれば、現金処理装置10を大幅に改変することなく、業務の効率化を図ることができる。以下に、このような本発明の実施形態の詳細を順次説明する。
<<本発明の実施形態に係る制御部170の詳細構成>>
まずは、本発明の本実施形態に係る現金処理装置10の構成について説明するが、本実施形態に係る現金処理装置10は、図1を参照して説明した現金処理装置10と同一の基本構成を有することから、ここでは現金処理装置10の基本構成についての説明を省略し、現金処理装置10の制御部170の詳細構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る制御部170のブロック図である。なお、本実施形態に係る現金処理装置10は、図1の現金処理装置10と同一の基本構成を持っていることからわかるように、大幅に図1の現金処理装置10を改変することなく実現することができる。
制御部170は、先に説明したように、現金処理装置10の動作全般を制御する。例えば、制御部170は、カードリーダ部160による認証結果に基づき、搬送部168を制御して現金を搬送したりすることができる。図2に示すように、制御部170は、予約情報取得部172と、予約取引部174と、認証結果取得部176と、開閉/施錠制御部178とを主に有する。以下に、制御部170の各ブロックの詳細について説明する。
(予約情報取得部172)
予約情報取得部172は、操作者が操作表示部162に対して入力した、予約に関する情報(取引の種別、取引金額、出金する現金の金種や出金量、取引を実行するタイミング(日時、時間帯)等)の予約情報を取得し、取得した予約情報後述する予約取引部174に出力する。
(予約取引部174)
予約取引部174は、予約情報取得部172から出力された予約情報に基づいて、予約情報を格納したり、レシートプリンタ部164を制御して予約レシート900(図5参照)等を発行したりすることができる。また、予約取引部174は、上記予約情報に基づいて、指定された日時に、搬送部168を制御して、現金の出金準備動作を行うことができる。さらに、予約取引部174は、後述する認証結果取得部176から出力された認証結果に基づき、一度格納した予約情報を取り消したり、搬送部168を制御して、出金準備動作に係る現金を紙幣カセット等の収納部に戻したりすることもできる。なお、上記出金準備動作の詳細については後述する。
(認証結果取得部176)
認証結果取得部176は、カードリーダ部160によって読み込まれたレジカード又はIDカード等の情報や、操作表示部162に入力された暗証番号等の情報に基づき、操作者本人の認証を行い、認証結果を上述した予約取引部174や後述する開閉/施錠制御部178等へ出力する。
(開閉/施錠制御部178)
開閉/施錠制御部178は、上述した認証結果取得部176から出力された認証結果に基づいて、施錠部150に対して解錠するように制御して、扉180を開放することができる。また、開閉/施錠制御部178は、上記認証結果に基づいて、シャッタ100a、142aの開閉を制御することができる。
<<本発明の実施形態に係る現金処理方法>>
以上、本実施形態に係る制御部170の詳細構成について説明した。次に、本発明の実施形態に係る現金処理方法について説明する。上述の説明においては、現金処理装置10は、入金取引、出金取引、精算集計、売上回収、補充処理を行うことができると説明したが、本実施形態に係る現金処理装置10は、さらに以下に説明する本実施形態に係る現金処理方法を行うことができる。詳細には、当該現金処理方法は、予約登録と、予約出金取引と、予約売上回収との3つの取引に分けることができる。以下に、本実施形態に係る現金処理方法の各取引の詳細について説明する。
<予約登録>
最初に、本実施形態に係る予約登録について、図3から図6を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る予約登録のフローチャートである。図4は、本実施形態に係る予約画面800の一例を説明するための説明図である。また、図5は、本実施形態に係る予約レシート900の一例を説明するための説明図であり、図6は、実施形態に係る予約取り消しレシート902の一例を説明するための説明図である。
ここで、予約登録とは、現金処理装置10に対して、取引の内容(取引の種別、取引金額、取引を実行するタイミング)等を事前に登録することをいう。詳細には、本実施形態に係る予約登録は、図3に示すように、ステップS101からステップS119までの複数のステップが含まれている。以下に、本実施形態に係る予約登録の各ステップの詳細を説明する。
(ステップS101)
現金処理装置10は、カードリーダ部160によって読み込まれた操作者の有するレジカード又はIDカード等の情報、及び、操作者によって操作表示部162に入力された暗証番号等の情報に基づき、操作者本人の認証を行う。
(ステップS103)
現金処理装置10は、操作表示部162に取引を選択するためのメニュー画面を表示する。操作者は、当該メニュー画面(図示省略)において、取引を選択することにより、予約登録の設定を行うことができる。
(ステップS105)
現金処理装置10は、予約内容を設定する予約メニュー画面(図示省略)を操作表示部162に表示させる。操作者は、当該予約メニュー画面に対して入力操作を行うことにより、取引の種別、取引金額、出金する現金の金種や出金量、取引を実行する日時等を設定することができる。なお、当該予約メニュー画面では、取引の実行する日時の設定に関しては、毎日や毎週等、定期的に取引を実行するように設定することもでき、日時の代わりに、取引を実行する時間帯(幅を持った時間)を設定することができる。
また、現金処理装置10は、例えば、図4に示すような予約画面800を操作表示部162に表示させることもできる。当該予約画面800は、予約取引一覧表802を含んでおり、予約取引一覧表802は、予約登録された予約取引の内容を一覧表にまとめたものである。操作者は、予約取引一覧表802を閲覧して、予約された内容を確認することもでき、予約取引一覧表802に対して操作を行うことにより、予約取引を選択したり、予約内容の修正、取り消しを行ったりすることもできる。
さらに、当該予約画面800は、予約取引一覧表802においてスクロールをおこなうためのボタン804、予約取引一覧表802において前の取引に関する情報を表示させるためのボタン806、予約取引一覧表802において後の取引に関する情報を表示させるためのボタン808を含んでいてもよい。また、当該予約画面800は、選択した予約取引を取り消すためのボタン810を含んでいてもよく、図4に示されるような形態に限定されるものではない。
(ステップS107)
現金処理装置10は、操作者から選択した予約取引を取り消す入力操作を受け付けていないかを確認する。現金処理装置10は、予約取引を取り消す入力操作を受け付けていない場合には、ステップS109へ進み、予約取引を取り消す入力操作を受け付けた場合には、ステップS117へ進む。なお、本実施形態においては、現金処理装置10のセキュリティの確保の観点から、予約取引の取り消しは、当該予約取引を予約登録した操作者(予約者)、もしくは、現金処理装置10の管理責任者のみが行うことができるようにすることが好ましい。
(ステップS109)
現金処理装置10は、上述のステップS101で取得した情報に基づき、ステップS105で設定入力された予約内容の情報に、設定入力を行った操作者を識別するための識別情報(例えば、社員番号等)(予約者情報)を紐づけて格納する。
(ステップS111)
現金処理装置10は、上述のステップS105で設定入力された予約内容の情報に基づいて、実行する取引の種別や内容(取引金額、出金する現金の金種や出金量)を設定する。
(ステップS113)
現金処理装置10は、上述のステップS105で設定入力された予約内容の情報に基づいて、取引を実行する日時を設定する。
(ステップS115)
現金処理装置10は、上述のステップS109からステップS113において設定された情報に基づき、予約レシート900を発行する。現金処理装置10は、例えば、図5に示されるような予約レシート900を発行する。当該予約レシート900には、予約登録が行われた日時(図中の「2017.2.3 11:00」が該当する)や、登録を行った操作者の識別番号(図中の「ID:2222222」が該当する)等が印字されている。さらに、当該予約レシート900には、登録した予約取引の種別(図中の「出金」が該当する)や、予約取引を実行する日時(図中の「日 毎日」、「時 8:30」が該当する)等も印字されている。操作者は、このような予約レシート900を参照することにより、自身が設定した予約取引の内容について確認することができる。また、当該予約レシート900は、図5に示すような形態に限定されるものではなく、予約取引を行う際に用いる暗証番号や、現金処理装置10へ情報を読み込ませることができる一次元コード又は二次元コード等が印字されていてもよい。
(ステップS117)
現金処理装置10は、上述のステップS107で操作者により選択された予約取引を取り消す。なお、先に説明したように、本実施形態においては、現金処理装置10のセキュリティの確保の観点から、予約取引の取り消しは、当該予約取引を予約登録した操作者、もしくは、現金処理装置10の管理責任者のみが行うことができるようにすることが好ましい。従って、現金処理装置10は、上述のステップS101で取得した情報によって得られた認証結果が、所定の認証結果であった場合、詳細には、当該情報が選択された予約取引に紐づけられた操作者の識別情報と一致する場合や、現金処理装置10の管理責任者を識別情報と一致する場合には、予約取引を取り消すことができる。
(ステップS119)
現金処理装置10は、上述のステップS117で取り消された予約取引の情報に基づき、予約取り消しレシート902を発行する。現金処理装置10は、例えば、図6に示されるような予約取り消しレシート902を発行する。当該予約レシート902には、予約取り消しが行われた日時(図中の「2017.2.3 13:00」が該当する)や、取り消しを行った操作者の識別番号(図中の「ID:1111111」が該当する)等が印字されている。さらに、当該予約取り消しレシート902には、取り消された予約取引の種別(図中の「売上回収」が該当する)や、予約取引を実行する予定であった日時(図中の「日 2017/2/3」、「時 15:00」が該当する)等も印字されている。操作者は、このような予約取り消しレシート902を参照することにより、自身が取り消した予約取引の内容について確認することができる。
なお、本実施形態においては、予約登録により事前に予約することができる取引としては、定常取引である出金取引及び売上回収を挙げることができる。以下に、本実施形態における、上述のように予約登録された出金取引(予約出金取引)及び売上回収(予約売上回収)の実行について説明する。
<予約出金取引>
次に、本実施形態に係る予約出金取引について、図7から図9を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る予約出金取引のフローチャートである。また、図8は、本実施形態に係る予約取引画面812の一例を説明するための説明図であり、図9は、本実施形態に係る出金レシート904の一例を説明するための説明図である。
ここで、予約出金取引とは、上述のような予約登録によって事前に登録された出金取引を実行することをいう。このような出金取引は、店舗等の営業時間が開始される前に、定常取引として行われる。詳細には、本実施形態に係る予約出金取引は、図7に示すように、ステップS201からステップS229までの複数のステップが含まれている。以下に、本実施形態に係る予約出金取引の各ステップの詳細を説明する。
(ステップS201)
現金処理装置10は、上述の予約登録によって設定された予約取引(ここでは、予約出金取引)の実行日時(もしくは時間帯)よりも少し前に(例えば、数10分前)に、間もなく予約取引が実行する旨を通知する通知画面(図示省略)を操作表示部162に表示する。この際、現金処理装置10は、スピーカ(図示省略)からのブザー音の出力や、ランプ(図示省略)の点滅等により、上記通知を行ってもよい。当該通知により、予約登録を行った操作者又は管理責任者は、予約した取引が実行される旨を認識することができる。なお、現金処理装置10は、既に他の取引を行っていた場合には、当該取引の完了後に予約取引を実行する。
(ステップS203)
現金処理装置10は、上述の予約登録によって設定された予約取引(予約出金取引)の実行日時(もしくは時間帯)に到達したら、第三者に現金を持ち去られることを防止するため、硬貨出金箱132の施錠機構(図示省略)により、硬貨出金箱132を現金処理装置10の外部へ引き出すことを制限する(施錠する)。さらに、現金処理装置10は、上述と同様に、紙幣投入口100及び棒金排出口142を閉鎖するために、シャッタ100a、142aを閉鎖する。なお、以下の説明においては、紙幣投入口100、硬貨出金箱132及び棒金排出口142等を総称して出金部と呼ぶが、現金処理装置10で行われる取引によって、当該出金部に含まれる機能部が異なる場合がある。
(ステップS205)
現金処理装置10は、上述の予約登録によって設定された予約取引(予約出金取引)の内容に基づき、紙幣を各紙幣カセット106、108、110から紙幣投入口100へ、硬貨を出金ホッパ128から硬貨出金箱132へ、棒金を棒金収納部140から棒金排出口142へ搬送する出金準備動作を行う。なお、束出金部152にはカバーが設けられているものの、束出金部125は現金処理装置10の外部から手で開けることができることから、当該ステップS205においては、紙幣束は、束出金部152に搬送せず、施封部150に留めたままとする。従って、当該ステップS205においては、紙幣投入口100、硬貨出金箱132、棒金排出口142及び施封部150は、現金(釣銭)を一時的に保管する保管部として機能する。なお、ここでは、上述の出金部には、施封部150が含まれているものとする。
そして、現金処理装置10は、上記保管部に現金を収納した状態のまま、操作者に対する認証の実行を待つこととなる。
(ステップS207)
現金処理装置10は、カードリーダ部160によって読み込まれた操作者の有するレジカード又はIDカード等の情報、及び、操作者によって操作表示部162に入力された暗証番号等の情報に基づき、操作者本人の認証を行う。本実施形態においては、現金処理装置10のセキュリティの確保の観点から、予約取引(予約出金取引)に係る現金の受け取りは、当該予約取引を予約登録した操作者、もしくは、現金処理装置10の管理責任者のみが行うことができる。従って、現金処理装置10は、カードリーダ部160等によって行われた本人認証の結果が、予約取引に紐づけられた操作者の識別情報と一致する場合や、現金処理装置10の管理責任者を識別情報と一致する場合にのみ、現金(釣銭)を出金することができる。
詳細には、現金処理装置10は、当該ステップS207において、操作者が予約取引(予約出金取引)に係る現金(釣銭)の受け取り可能な者として認証が行われた場合には、ステップS209へ進み、認証が行われなかった場合には、ステップS221へ進む。
(ステップS209)
現金処理装置10は、予約取引を進めるための予約取引画面812を操作表示部162に表示させる。操作者は、当該に対して入力操作を行うことにより、予約取引(予約出金取引)に係る現金(釣銭)の受け取りを行うことができる。例えば、現金処理装置10は、図8に示すような予約取引画面812を操作表示部162に表示させることができる。当該予約取引画面812は、図8に示すように、予約出金取引を進めるためのボタン814を含んでおり、上述の予約登録によって設定された予約取引(予約出金取引)に応じたボタン814のみを表示することにより、操作者の取引を選択するための操作時間を省くことができ、操作者の取引の選択における間違えを防止することができる。
次に、現金処理装置10は、出金部(ここでは、紙幣投入口100、硬貨出金箱132及び棒金排出口142)の解錠を行う。すなわち、現金処理装置10は、紙幣投入口100及び棒金排出口142のシャッタ100a、142aを開放し、硬貨出金箱132の施錠機構(図示省略)を解錠する。
(ステップS211)
現金処理装置10は、施封部150に留めたままであった紙幣束を束出金部152に搬送する。この際、現金処理装置10は、操作者に対して現金(釣銭)の受け取りを誘導する受取誘導画面(図示省略)を操作表示部162に表示してもよい。このようにして、操作者は、上記出金部や束出金部152から現金(釣銭)を受け取ることができる。
(ステップS213)
先に説明したように、紙幣投入口100、硬貨出金箱132、及び束出金部152は、収納できる現金の量に限りがあるため、一度に、上述の予約登録によって設定された全ての現金(釣銭)を紙幣投入口100等に搬送することができない。そこで、当該ステップS213においては、現金処理装置10は、上述の予約登録によって設定された全ての現金が操作者によって受け取られたか否かを確認する。現金処理装置10は、全ての現金が操作者によって受け取られた場合には、ステップS215へ進み、受け取られていない場合には、ステップS217へ進む。
(ステップS215)
現金処理装置10は、上述のステップS205からステップS211において行われた出金取引の実績に基づき、出金レシート904を発行する。現金処理装置10は、例えば、図9に示されるような出金レシート904を発行する。当該出金レシート904には、予約出金取引が行われた日時(図中の「2017.2.3 8:30」が該当する)や、予約出金取引を行った操作者の識別番号(図中の「ID:2222222」が該当する)等が印字されている。さらに、当該出金レシート904には、予約登録により予約された出金する現金の金種や出金量及び出金金額が出金指示枚数及び合計金額として印字されている。また、当該出金レシート904には、当該予約出金取引において出金された現金の金種や出金量及び出金金額の実績が実出金枚数及び合計金額として印字されている。操作者は、このような出金レシート904を参照することにより、自身が行った予約出金取引の実績について確認することができる。また、当該出金レシート904は、図5に示すような形態に限定されるものではなく、予約登録された日時等、他の情報が印字されていてもよい。
そして、現金処理装置10は、上記出金レシート904を発行した後に、予約出金取引を終了する。
(ステップS217)
現金処理装置10は、上述のステップS203と同様に、出金部(ここでは、紙幣投入口100、硬貨出金箱132、及び棒金排出口142)を施錠する。すなわち、現金処理装置10は、硬貨出金箱132の施錠機構(図示省略)を施錠し、紙幣投入口100及び棒金排出口142のシャッタ100a、142aを閉鎖する。
(ステップS219)
現金処理装置10は、上述のステップS205と同様に、出金準備動作を行い、上述のステップS209へ戻る。すなわち、現金処理装置10は、設定された全ての現金(釣銭)が操作者によって受け取られるまで、上述の出金準備動作等を繰り返す(ステップS209〜ステップS219)。
(ステップS221)
本実施形態においては、出金準備動作を行った後、所定の時間(例えば、数10分程度)が経過しても、操作者が予約取引(予約出金取引)に係る現金の受け取り可能な者として認証が行われない場合には、当該予約取引がキャンセルされたものとみなす。そこで、当該ステップS221においては、現金処理装置10は、上述のステップS205において出金準備動作を完了した後、所定の時間が経過したか否かを確認する。現金処理装置10は、所定の時間が経過していればステップS223へ進み、経過していない場合には、ステップS207へ戻る。なお、本実施形態においては、上記所定の時間は任意に設定することができる。
(ステップS223)
現金処理装置10は、予約取引(予約出金取引)がキャンセルされたものとみなしたことに基づき、紙幣投入口100に収納した紙幣を紙幣カセット106、108、110へ搬送し、現金処理装置10が自動で予約出金取引を実行する前の状態に戻す。なお、本実施形態においては、硬貨出金箱132に収納された硬貨、棒金排出口に収納された棒金、及び、施封部150に収納された紙幣束を、現金処理装置10が自動で予約出金取引を実行する前の状態に戻すことはできない。従って、後述するステップS229において、これら硬貨等は、予約登録を行った操作者や管理責任者等により、取り出され、現金処理装置10へ再度収納されることとなる。
(ステップS225)
現金処理装置10は、予約取引(予約出金取引)がキャンセルされたものとみなした旨を通知する通知画面(図示省略)(アラーム通知)を操作表示部162に表示する。この際、現金処理装置10は、スピーカ(図示省略)からのブザー音の出力や、ランプ(図示省略)の点滅等により、上記通知を行ってもよい。当該通知により、予約登録を行った操作者又は管理責任者は、予約した取引がキャンセルされた旨を認識することができる。
(ステップS227)
現金処理装置10は、カードリーダ部160によって読み込まれた操作者又は管理責任者の有するレジカード又はIDカード等の情報、及び、操作者等によって操作表示部162に入力された暗証番号等の情報に基づき、操作者又は管理責任者本人の認証を行う。本実施形態においては、現金処理装置10のセキュリティの確保の観点から、キャンセルによって釣銭として出金しなかった硬貨等の回収は、当該予約取引を予約登録した操作者、もしくは、現金処理装置10の管理責任者のみが行うことができるものとする。従って、現金処理装置10は、カードリーダ部160等によって行われた本人認証の結果が、予約取引(予約出金取引)に紐づけられた操作者の識別情報と一致する場合や、現金処理装置10の管理責任者を識別情報と一致する場合にのみ、次のステップS229へ進むことができる。
詳細には、現金処理装置10は、当該ステップS227において、操作者がキャンセルに係る現金(釣銭)を再度収納することが可能な者として認証が行われた場合には、ステップS227へ進み、認証が行われなかった場合には、ステップS225へ戻る。
(ステップS229)
次に、現金処理装置10は、出金部(ここでは、硬貨出金箱132、棒金排出口142及び施封部150)を解錠する。すなわち、現金処理装置10は、硬貨出金箱132の施錠機構(図示省略)を解錠し、施封部150の扉180(詳細には、施封部扉)を解錠し、棒金排出口142のシャッタ142aを開放する。そして、上述のステップS227で認証された操作者は、硬貨出金箱132に収納された硬貨、棒金排出口に収納された棒金、及び、施封部150に収納された紙幣束を現金処理装置10の外部へ取り出し、補充処理を行うことにより、取り出した現金(釣銭)を現金処理装置10に再度収納することができる。すなわち、本実施形態においては、当該予約取引を予約登録した操作者、もしくは、現金処理装置10の管理責任者のみが、キャンセルに係る現金に対する補充処理を行うことができる。なお、本実施形態においては、補充処理が完了するまでは、現金処理装置10において他の取引を実行することができないこととなる。
そして、現金処理装置10は、補充処理の完了後、予約出金取引を終了する。
<予約売上回収>
次に、本実施形態に係る予約売上回収について、図10から図12を参照して説明する。図10は、本実施形態に係る予約売上回収のフローチャートである。また、図11は、本実施形態に係る売上回収レシート906の一例を説明するための説明図であり、図12は、本実施形態に係る回収準備レシート908の一例を説明するための説明図である。
ここで、予約売上回収とは、上述のような予約登録によって事前に登録された売上回収を実行することをいう。このような予約売上回収は、店舗等の営業時間が終了した後に、定常取引として行われる。詳細には、本実施形態に係る予約売上回収は、図10に示すように、ステップS301からステップS319までの複数のステップが含まれている。以下に、本実施形態に係る予約売上回収の各ステップの詳細を説明する。
(ステップS301)
現金処理装置10は、上述の予約登録によって設定された予約取引(予約売上回収)の実行日時よりも少し前に(例えば、数10分前)に、間もなく予約取引が実行する旨を通知する通知画面(図示省略)を操作表示部162に表示する。この際、現金処理装置10は、上述の予約出金取引と同様に、スピーカ(図示省略)からのブザー音の出力による通知を行ってもよい。なお、現金処理装置10は、既に他の取引を行っていた場合には、当該取引の完了後に予約売上回収を実行する。
(ステップS303)
現金処理装置10は、上述の予約登録によって設定された予約売上回収の実行日時に到達したら、精算集計で算出した売上額に係る、紙幣を各紙幣カセット106、108、110から売上回収カセット112へ、硬貨を出金ホッパ128から硬貨回収庫130へ搬送する売上金回収準備動作を行う。従って、当該ステップS303においては、売上回収カセット112及び硬貨回収庫130は、現金を一時的に保管する保管部として機能する。
(ステップS305)
現金処理装置10は、上述の予約出金取引と同様に、カードリーダ部160によって読み込まれた操作者の有するレジカード等の情報等に基づき、操作者本人の認証を行う。本実施形態においては、現金処理装置10のセキュリティの確保の観点から、予約取引(予約売上回収)に係る現金(売上金)の受け取りは、当該予約取引を予約登録した操作者、もしくは、現金処理装置10の管理責任者のみが行うことができる。詳細には、現金処理装置10は、当該ステップS305において、操作者が予約売上回収に係る現金の受け取り可能な者として認証が行われた場合には、ステップS307へ進み、認証が行われなかった場合には、ステップS315へ進む。
(ステップS307)
現金処理装置10は、例えば、上述の予約登録によって設定された予約売上回収に応じたボタン(図示省略)のみを表示する予約取引画面(図示省略)を操作表示部162に表示させる。次に、現金処理装置10は、出金部(ここでは、売上回収カセット112、硬貨回収庫130)の扉180等を解錠する。この際、現金処理装置10は、操作者に対して現金(売上金)の取り出しを誘導する取出誘導画面(図示省略)を操作表示部162に表示してもよい。このようにして、操作者は、売上回収カセット112及び硬貨回収庫130に収納された現金を取り出すことができる。
そして、操作者は、売上回収カセット112及び硬貨回収庫130を現金処理装置10の外部へ取り出して、収納された現金(売上金)を回収した後、空の売上回収カセット112及び硬貨回収庫130を現金処理装置10へ再びセットする。なお、この際、操作者は、売上回収カセット112及び硬貨回収庫130に収納された現金を回収せず、現金処理装置10に、別の空の売上回収カセット112及び硬貨回収庫130をセットしてもよい。
(ステップS309)
現金処理装置10は、売上回収カセット112及び硬貨回収庫130を現金処理装置10へ再びセットされたことを確認した後、現金処理装置10は、出金部(売上回収カセット112、硬貨回収庫130)の扉180を施錠する。
(ステップS311)
現金処理装置10は、現金処理装置10の初期化のためにイニシャル動作を実行する。
(ステップS313)
現金処理装置10は、上述のステップS303からステップS309において行われた売上回収の実績に基づき、売上回収レシート906を発行する。現金処理装置10は、例えば、図11に示されるような売上回収レシート906を発行する。当該売上回収レシート906には、予約売上回収を行った日時(図中の「2017.2.3 11:23」が該当する)や、予約売上回収を行った操作者の識別番号(図中の「ID:1111111」が該当する)等が印字されている。さらに、当該売上回収レシート906には、精算集計で算出した売上額(図中の「回収予定額」が該当する)や、売上回収カセット112及び硬貨回収庫130に収納された現金(売上金)の金種や収納量及びそれらの合計金額(図中の「移動金額」が該当する)が印字されている。なお、当該売上回収レシート906は、図11に示すような形態に限定されるものではなく、予約登録された日時等、他の情報が印字されていてもよい。
そして、現金処理装置10は、上記売上回収レシート906を発行した後に、予約売上回収を終了する。
(ステップS315)
本実施形態においては、上述の予約出金取引と同様に、売上回収動作を行った後、所定の時間(例えば、数10分程度)が経過しても、操作者が予約取引(予約売上回収)に係る現金(売上金)の受け取り可能な者として認証が行われない場合には、当該予約売上回収がキャンセルされたものとみなす。そこで、当該ステップS315においては、図7のステップS221と同様に、現金処理装置10は、上述のステップS303において売上回収準備動作を完了した後、所定の時間が経過したか否かを確認する。現金処理装置10は、所定の時間が経過していればステップS317へ進み、経過していない場合には、ステップS305へ戻る。
(ステップS317)
現金処理装置10は、予約取引(予約売上回収)がキャンセルされたものとみなした旨を通知する通知画面(図示省略)(アラーム通知)を操作表示部162に表示する。
(ステップS321)
本実施形態における予約売上回収のキャンセルにおいては、既に売上金に係る現金を売上回収カセット112及び硬貨回収庫130に収納させてしまっており、これら現金(売上金)を、現金処理装置10が自動で予約売上回収を実行する前の状態に戻すことはできない。そこで、現金(売上金)を戻す代わりに、本実施形態においては、売上金に係る現金が売上回収カセット112及び硬貨回収庫130に既に収納されていることを記録するために、現金処理装置10は、回収準備レシート908を発行する。現金処理装置10は、例えば、図12に示されるような回収準備レシート908を発行する。
図12からわかるように、回収準備レシート908と図11の売上回収レシート906との違いは、レシートのタイトルのみである。詳細には、売上回収レシート906は、売上金に係る現金が現金処理装置10の外部に取り出され回収されたことを示しており、一方、回収準備レシート908は、売上金に係る現金が売上回収カセット112及び硬貨回収庫130に収納されたままであることを示している。そして、予約売上回収がキャンセルされて回収準備が実行された後に行われる売上回収においては、図10のステップS307からステップS313が行われることとなる。なお、回収準備レシート908の発行は、操作者が予約売上回収に係る現金の受け取り可能な者として認証が行われた場合に、実行されることが好ましい。
そして、現金処理装置10は、上記回収準備レシート908を発行した後に、予約売上回収を終了する。
以上のように、本発明の実施形態においては、操作者が事前に取引の内容を予約登録し、当該予約登録に基づいて、現金処理装置10が事前に現金の計数や搬送等を行うことにより、操作者によってIDカード等を用いて本人認証を行うための最小限の操作だけで、当該操作者の所望する取引を完了することができる。その結果、本実施形態によれば、現金処理装置10において取引を行うために操作者を拘束する時間を減らし、業務の効率化を図ることができる。さらに、本実施形態は、上述の説明から明らかなように、現金処理装置10内に機能ユニット等を新たに設けることなく実施することができ、言い換えると、現金処理装置10を大幅に改変することなく実施することができる。
なお、本発明の実施形態においては、予約取引を予約登録した操作者が不在である場合を考慮し、現金処理装置10の管理責任者も、当該操作者と同様の取引が行えるようにすることが好ましい。
<<変形例>>
上述の本発明の実施形態は、以下に説明するように様々に変形して実施することが可能である。そこで、以下に、本発明の実施形態の変形例を説明する。
<変形例1>
上述の本発明の実施形態に係る予約出金取引においては、図7のステップS203に示すように、予約出金取引の開始時に、現金処理装置10は、出金部(ここでは、紙幣投入口100、硬貨出金箱132及び棒金排出口142)を施錠していた(詳細には、扉180を施錠し、硬貨出金箱132の施錠機構(図示省略)を施錠し、シャッタ100a、142aを閉鎖していた)。しかしながら、本変形例1においては、当該ステップS203の実行を省略してもよい。この場合、取引時間以外においては、上記扉180は常に施錠され、硬貨出金箱132の上記施錠機構は常に施錠され、上記シャッタ100a、142aは常に閉鎖されることとなる。従って、例えば、現金処理装置10は、図7のステップS213において、全ての現金が操作者によって受け取られたことを確認した場合には、上記扉180を施錠し、硬貨出金箱132の上記施錠機構を施錠し、上記シャッタ100a、142aを閉鎖する。
<変形例2>
上述の本発明の実施形態に係る予約出金取引及び予約売上回収においては、紙幣投入口100、売上回収カセット112、硬貨回収庫130、硬貨出金箱132、棒金排出口142及び施封部150等が、現金を一時的に保管する保管部として機能していた。しかしながら、本変形例2においては、紙幣投入口100等が、当該保管部として機能することに限定されるものではなく、例えば、現金処理装置10内の各所に設けられた搬送部168の一部が、現金を一時的に保管(貯留)する保管部として機能してもよい。詳細には、搬送部168は、現金を現金処理装置10内の各所から各所へ搬送することができるが、このような現金の搬送を途中で停止することにより、搬送部168自身が現金を一時的に貯留(保管)する機能を発揮することができる。このように、搬送部168を保管部として機能させることにより、現金の搬送のための時間を短縮することができ、取引時間が長くなることを避けることができる。
<変形例3>
上述の本発明の実施形態に係る予約登録においては、例えば、毎週金曜日に実行するといった、定期的に実行される出金取引及び売上回収を予約することができる。このような場合、一度、予約登録を行っておけば、現金処理装置10は、設定された日時に定期的に設定された取引を行うこととなる。そして、本実施形態においては、現金処理装置10により予約取引の実行が開始されても、操作者の認証が行われない場合には、予約取引がキャンセルされる場合(図7のステップS223、図10のステップS317)がある。そこで、本変形例3においては、このようなキャンセルが連続して所定の回数(例えば、3回)行われた場合には、キャンセルが続くことから該当する取引は定常取引ではないと判断し、現金処理装置10は、該当する予約取引の登録を自動的に消去する。なお、本変形例においては、上記所定の回数については、最適な回数を現金処理装置10に予め設定登録できるものとする。
<変形例4>
上述の本発明の実施形態に係る予約登録においては、例えば、3日間隔で実行するといった、定期的に実行される出金取引及び売上回収を予約することができる。しかしながら、このように予約登録を行った場合には、店舗等の休業日において、現金処理装置10が、自動的に予約登録された予約取引を行ってしまう場合がある。そして、このような場合、予約取引を実行日が休業日であることから、当該予約取引の実行自体が不要であることがある。そこで、本変形例4においては、現金処理装置10に、予約取引の実行をスキップ(実行を先送りする)すべき休業日(毎週日曜日、祝日等)を予め登録しておき、登録された休業日に基づいて、現金処理装置10は予約取引の実行をスキップすることができることから、上述のような状況を避けることができる。
<変形例5>
上述の本発明の実施形態に係る予約出金取引及び予約売上回収においては、予約取引(予約出金取引)に係る現金(釣銭)の受け取り等は、当該予約取引を予約登録した操作者(予約者)、もしくは、現金処理装置10の管理責任者のみが行うことができるものとしていた。しかしながら、予約取引の実行時に、上記予約者や管理責任者が不在であることもある。そこで、本変形例5においては、予約取引の実行を、予約者以外の操作者であっても行うことができるようにする。
例えば、予約登録の際に発行される予約レシート900(図5参照)に、予約取引を行う際に用いる暗証番号や、現金処理装置10へ情報を読み込ませることができる一次元コード等を印字する。なお、当該暗証番号は、予約者が任意に設定することができるものとする。そして、予約者が、上記予約レシート900を、予約取引を実行する他の操作者(実行者)に手渡しする。そして、当該実行者は、予約取引の実行時に、上記予約レシート900に印字された暗証番号を現金処理装置10に入力したり、上記一次元コード等を現金処理装置10に読み込ませたりすることにより、予約取引を実行することができる。
さらに、現金処理装置10のセキュリティの確保の観点から、予約登録の際に、予約者は、実行者の識別情報(例えば、社員番号等)を現金処理装置10に登録することが好ましい。現金処理装置10は、設定された予約登録に紐づけられた実行者の識別情報に基づいて、実行者の認証を行うことができる。
なお、本変形例においては、予約レシート900の紛失等に備えて、予約者及び管理責任者に限って、現金処理装置10を操作することにより、登録した暗証番号を確認することができるものとする。また、本変形例においては、予定の変更等により、予約者自身や管理責任者が予約取引の実行を行う場合には、予約登録の際に設定した暗証番号ではなく、自身の識別情報に予め紐づけられた暗証番号を現金処理装置10に入力することにより、予約取引を実行できるものとしてもよい。
<変形例6>
上述した変形例5は、変形例6としてさらに以下に説明するように変形することもできる。そこで、本発明の実施形態の変形例6を、図13を参照して説明する。図13は、本実施形態に係る変形例6を説明するための説明図である。詳細には、図13は、現金処理装置10が操作者の携帯する携帯端末20と通信網30を介して通信可能であることを示している。
上述した変形例5においては、暗証番号等が印字された予約レシート900を予約者が実行者に手渡すものとしていたが、本変形例においては、予約者が予約登録を完了した際に、現金処理装置10は、実行者の携帯する携帯端末20等に、予約取引に必要な情報(例えば暗証番号等)が含まれる電子メールを送信する。本変形例によれば、予約レシート900を用いて予約者から実行者に予約取引に係る情報を引き継ぐのではなく、電子メールを介して当該情報を引き継ぐことから、よりセキュリティを高めることができる。
なお、上記携帯端末20は、特に限定されるものではないが、ノート型PC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン等であってもよく、さらには携帯端末ではないがデスクトップ型PCであってもよい。
また、本変形例においては、予約レシート900に暗証番号を印字するか否かは、予約者によって予約登録時に選択することができるものとする。
<<補足>>
また、上述した本発明の実施形態の現金処理方法における各ステップは、必ずしも記載された順序に沿って処理されなくてもよい。例えば、各ステップは、適宜順序が変更されて処理されてもよい。また、各ステップは、時系列的に処理される代わりに、一部並列的に又は個別的に処理されてもよい。さらに、各ステップの処理についても、必ずしも記載された方法に沿って処理されなくてもよく、例えば、他の機能部によって他の方法で処理されていてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 現金処理装置
20 携帯端末
30 通信網
100 紙幣投入口
100a、142a シャッタ
102 紙幣一時保留部
104 紙幣鑑別部
106 万券カセット
108 五千券カセット
110 千券カセット
112 売上回収カセット
114 リジェクト部
120 硬貨投入口
122 硬貨鑑別部
124 硬貨一時保留部
126 硬貨返却箱
128 出金ホッパ
130 硬貨回収庫
132 硬貨出金箱
140 棒金収納部
142 棒金排出口
150 施封部
152 束出金部
160 カードリーダ部
162 操作表示部
164 レシートプリンタ部
166 通信部
168 搬送部
170 制御部
172 予約情報取得部
174 予約取引部
176 認証結果取得部
178 開閉/施錠制御部
180 扉
180a 施錠部
800 予約画面
802 予約取引一覧表
804、806、808、810、814 ボタン
812 予約取引画面
900 予約レシート
902 予約取り消しレシート
904 出金レシート
906 売上回収レシート
908 回収準備レシート

Claims (10)

  1. 媒体を収納する収納部と、
    前記媒体を一時的に保管する保管部と、
    前記収納部から前記保管部へと搬送する搬送部と、
    処理の内容と、当該処理を実行するタイミングについての情報とを含む予約情報を取得する予約情報取得部と、
    前記処理を行う担当者を認証する認証部と、
    前記搬送部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記予約情報に基づいて、前記収納部に収納された前記媒体を前記保管部へ搬送させるように、前記搬送部を制御し、次いで、前記媒体を前記保管部に収納させた状態で、前記認証部による認証を待つ、
    媒体処理装置。
  2. 前記保管部は、開放することにより、前記媒体を前記媒体処理装置の外部へ取り出すことができるシャッタを有しており、
    前記制御部は、前記認証部により所定の認証結果が取得された場合には、前記シャッタに対して開放するよう制御する、
    請求項1に記載の媒体処理装置。
  3. 前記保管部は、開放することにより、前記媒体を前記媒体処理装置の外部へ取り出すことができる扉と、前記扉の施錠を行う施錠部とを有し、
    前記制御部は、前記認証部により所定の認証結果が取得された場合には、前記施錠部に対して解錠するよう制御する、
    請求項1に記載の媒体処理装置。
  4. 前記保管部は、複数の前記媒体を施封する施封部である、請求項1に記載の媒体処理装置。
  5. 前記保管部は、前記搬送部の一部に設けられる、請求項1に記載の媒体処理装置。
  6. 前記制御部は、所定の時間経過しても、前記認証部による認証が行われない場合には、前記保管部に収納された前記媒体を前記収納部へ搬送させるように、前記搬送部を制御する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の媒体処理装置。
  7. 前記担当者に情報を出力する出力部をさらに備え、
    前記制御部は、所定の時間経過しても、前記認証部による認証が行われない場合には、前記出力部に対して所定の出力を行うよう制御する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の媒体処理装置。
  8. 前記担当者に前記処理の情報を印字したレシートを発行するレシート発行部をさらに備える、請求項1〜7のいずれか1項に記載の媒体処理装置。
  9. 前記制御部は、前記認証部により所定の認証結果が取得された場合に、前記予約情報を取り消すことができる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の媒体処理装置。
  10. 前記担当者に対して表示を行う表示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記タイミングにおいて、前記予約情報に応じた表示を行うように、前記表示を制御する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の媒体処理装置。
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