JP2005008022A - チルトヒンジ機構および電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本電動パワーステアリング装置1のチルトヒンジ機構6では、車体側部材5に固定された下部固定ブラケット14と、これの側板14aを挿通してステアリングコラム4のハウジング10に組み付けられるチルト支軸としてのボルト15と、このボルト15の頭部15aと側板14aとの間に挟持され弾性を有する導電部材23とを備える。導電部材23は、環状の本体24と、この本体24から延設される両持ち状に支持されるU字状部からなる弾性片部25とを含む。導電部材23が弾性変形して、導電部材23と頭部15aと側板14aとが互いに確実に接触でき、チルトヒンジ機構6が電気的な導通を確保できる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等のステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ステアリング装置には、ステアリングコラムと車体とを電気的に確実に接続することが必要なものがある。
従来の第1のステアリング装置では、ワイヤハーネスを用いている。例えば、ワイヤハーネスは、所定長の電線と、この電線の両端部に設けられた座金状の一対の端子とを有する。各端子には挿通孔がそれぞれ形成される。各挿通孔には固定用ボルトがそれぞれ挿通される。各固定用ボルトは、電気的な接続の対象部材のねじ孔にそれぞれ固定される(例えば、特許文献1の第9図参照。)。
【0003】
従来の第2のステアリング装置は、挿通孔を有する車体側部材と、この車体側部材に対向して配置されステアリングコラムに固定されるブラケットと、ブラケットと車体側部材との間隔を開ける筒状の介在部材とを有する。ブラケットには、車体側部材の挿通孔に対向する挿通孔が形成され、ブラケットの挿通孔に介在部材が装着される。ブラケットは車体側部材に介在部材を介して固定され、固定に固定用ボルトとナットとが用いられる。固定用ボルトの軸部が車体側部材の挿通孔および介在部材の孔を挿通し、固定用ボルトの頭部が車体側部材に当接する。挿通した固定用ボルトの軸部の端部に、ナットがねじ込まれる。ナットと介在部材との間に導通用のワッシャが装着される。このワッシャは、環状の本体と、この本体から屈曲状に延設される延設部とを有する。ワッシャの本体が、ナットと介在部材との間に挟持されて固定用ボルトに電気的に接続される。この状態で、ナットの締め付けにより、ワッシャの延設部の先端が介在部材を跨がってブラケットに押し付けられる。これにより、ワッシャを介して固定用ボルトとブラケットとの間を電気的に接続する(例えば、特許文献1の第1図参照。)。
【0004】
上述のワイヤハーネスおよび導通用のワッシャは、互いに固定された部材同士を電気的に接続している。
また、ステアリング装置には、ステアリングコラムをチルト中心軸の回りに傾けることによりチルト調節可能なチルトステアリング装置がある。チルト中心軸は、ステアリングコラムと車体との電気的な接続を配慮されていない。
【0005】
【特許文献1】
実開昭62−15082号公報(第1図、第9図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のチルトステアリング装置において、ステアリングコラムと車体との電気的な確実な接続が要請されている。
しかし、上記従来の第2のステアリング装置のワッシャの延設部の端部は、ナットの締め付けにより相手方部材に押し付けられて固定され、上述のチルトステアリング装置の互いに相対移動する一対の部材、例えば、ステアリングコラムと車体側部材との間に用いることは実質的にできない。
【0007】
従来の第1のステアリング装置のワイヤハーネスでは、電線の長さがチルト調節範囲に見合う量の余裕を要して長くなり、ワイヤーハーネスを配置するためのスペースも大きくなる。従って、ステアリング装置の周囲のスペースが狭い場合には、ワイヤーハーネスと周囲の部品との干渉が生じることを防止するために、ワイヤハーネスのレイアウトが困難になる。
そこで、本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、互いに相対移動可能な車体側部材およびステアリングコラムの間の電気的な接続を確実に達成できて、周囲のスペースが狭い場合に容易にレイアウトできるチルトヒンジ機構およびこれを用いる電動パワーステアリング装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明のチルトヒンジ機構は、車体側部材に固定された固定ブラケットと、この固定ブラケットの側板を挿通し、ステアリングコラムのハウジングに組み付けられるチルト支軸と、このチルト支軸の端部に設けられる端部材と固定ブラケットの側板との間に挟持され弾性を有する導電部材とを備えることを特徴とする。この発明によれば、チルト支軸はステアリングコラムに電気的に接続することができる。また、チルト支軸と固定ブラケットの側板とが互いに相対移動する場合であっても、導電部材が、例えば、チルト支軸の端部材および固定ブラケットの側板に弾力的に確実に接触できて、チルト支軸と固定ブラケットとを電気的に確実に接続することができる。従って、固定ブラケットと固定される車体側部材と、ステアリングコラムとの間の電気的な接続を確実に達成できる。しかも、導電部材は、チルトヒンジ機構に概ね内蔵されるので、周囲のスペースが狭い場合であっても、容易にレイアウトできる。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、上記導電部材は、チルト支軸を挿通させる挿通孔を有する本体と、この本体から延設される弾性片部とを備え、本体および弾性片部がそれぞれ端部材および固定ブラケットのうちの対応する部材に弾力的に接触することを特徴とする。この発明によれば、電気的な接続をより一層確実に達成できる。
第3の発明は、第2の発明において、上記弾性片部は、本体によって両持ち状に支持されたU字状部を含むことを特徴とする。この発明によれば、弾性片部は、両持ち状なので、片持ち状に支持される場合に比べて、安定して接触でき、電気的な接続をより一層確実に達成できる。また、U字状部は、チルト支軸の回りに小さなスペースで配置できる。
【0010】
第4の発明は、第1から第3の発明の何れかにおいて、上記チルト支軸は、端部材としての頭部を有するボルトを含むことを特徴とする。この発明によれば、ボルトを用いて導電部材を容易に組み付けることができ、また、例えば、ボルトに安価な市販品を利用することもできる。従って、チルトヒンジ機構を安価にすることができる。
第5の発明の電動パワーステアリング装置は、操舵補助用の電動モータのハウジングをステアリングコラムのハウジングに取り付けてなる電動パワーステアリング装置であって、第1から第4の発明の何れか1つに記載のチルトヒンジ機構によってステアリングコラムを支持することを特徴とする。この発明によれば、電動モータのハウジングと車体とを電気的に接続して接地できるので、接地されたハウジングにより、電動モータ内部に生じる電磁波をシールドできる。その結果、例えば、電動モータの通電時に車のラジオにノイズが発生することを抑制できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態のチルトヒンジ機構およびこれを用いる電動パワーステアリング装置を図面を参照しつつ説明する。図1Aは、本電動パワーステアリング装置の概略構成を模式的に示す側面図である。図1Aを参照する。
本電動パワーステアリング装置1は、車輪(図示せず)を操向するためにステアリングホイール2に加えられる操舵トルクを伝達するステアリングシャフト3と、このステアリングシャフト3を内部に通して回転自在に支持するステアリングコラム4とを有する。ステアリングシャフト3の一方の端部3aにステアリングホイール2が連結され、他方の端部3bに図示しない中間軸等を介して車輪を操向するための舵取り機構が連結される。ステアリングホイール2が操舵されると、その操舵トルクがステアリングシャフト3等を介して舵取り機構に伝達され、これにより車輪を操向することができる。
【0012】
本電動パワーステアリング装置1は、例えば、ステアリングホイール2を上側となるようにして、ステアリングコラム4の長手方向Sを車両の前後方向に対して斜めにして、車体側部材5(一点鎖線で一部を図示。)に取り付けられる。
本電動パワーステアリング装置1は、車体側部材5にステアリングコラム4の長手方向Sの下部を揺動可能に支持するチルトヒンジ機構6と、車体側部材5にステアリングコラム4の長手方向Sの中央部の位置をロック状態およびロック解除状態に切り替え可能に支持する支持機構7とを有する。ロック解除状態で、図1Bおよび図1Cに示すように、チルトヒンジ機構6のチルト中心軸線6aの回りにステアリングコラム4を揺動させることにより、ステアリングホイール2の高さ位置を調節できるチルトステアリング装置として本電動パワーステアリング装置1は機能する。
【0013】
本実施形態では、チルトヒンジ機構6を電動パワーステアリング装置1に適用する場合に則して説明するが、チルトヒンジ機構6は、マニュアル操舵のステアリング装置に適用することもできる。
図1Aを参照する。ステアリングコラム4は、長手方向Sの上部に配置されるアッパチューブ8と、長手方向Sの中間部に配置されるロアチューブ9と、長手方向Sの下部に配置されロアチューブ9に固定されるハウジング10とを有する。
【0014】
電動パワーステアリング装置1は、ステアリングシャフト3に関連して配置されて操舵トルクを検知するためのトルクセンサ12と、このトルクセンサ12からの出力信号、車速信号等に基づいて操舵補助力を発生させる電動モータ11と、この電動モータ11の回転軸11aの回転を減速するための減速機13とを有している。ステアリングホイール2が操作されると、操舵トルクがトルクセンサ12により検出され、このトルク検出結果および車速検出結果等に応じて電動モータ11が操舵補助力を発生させる。操舵補助力は、減速機13を介してステアリングシャフト3に伝達され、ステアリングホイール2の動きとともに舵取り機構に伝わり、車輪が操舵される。
【0015】
本電動パワーステアリング装置1は、操舵補助用の電動モータ11のハウジング11aをステアリングコラム4のハウジング10に取り付けてなる。ステアリングコラム4のハウジング10、および電動モータ11のハウジング11aは、導電性部材としての金属部材、例えば、アルミニウム合金部材からなる。ステアリングコラム4のハウジング10と電動モータ11のハウジング11aとは、例えば、ねじ止めにより互いに機械的に連結され、且つ互いに接触する両ハウジング10,11aの一対の接触部(図示せず)を通じて、両ハウジング10,11aは互いに電気的に接続される。また、ハウジング10は、複数の部材により構成され、減速機13およびトルクセンサ12を収容して支持する。
【0016】
例えば、ハウジング10は、トルクセンサ12を収容するセンサハウジングと、減速機13を収容する減速機ハウジングと、後述するチルトヒンジ機構6が組み付けられる支持ハウジングとから構成される。なお、前記センサハウジングと、減速機ハウジングとは一つの部材から構成されていても良く、減速機ハウジングと支持ハウジングとが一つの部材から構成されていても良い。
チルトヒンジ機構6は、ステアリングコラム4のハウジング10を車体側部材5に支持するために、車体側部材5に固定される下部固定ブラケット14と、下部固定ブラケット14に回動自在に支持されてハウジング10に取り付けられる一対のチルト支軸としてのボルト15とを有する。チルトヒンジ機構6は、ステアリングコラム4の左右両側に同様に設けられる。
【0017】
支持機構7は、車体側部材5に固定される上部固定ブラケット16と、上部固定ブラケット16の側板16aの長孔16bに支持される支軸17と、支軸17に支持されてステアリングコラム4のアッパチューブ8に固定されるアッパブラケット18と、支軸17に設けられてステアリングコラム4の姿勢を解除可能にロックするためのロック機構19とを有する。ロック機構19は、両ブラケット16,18の対応する側板16a,18a同士を押圧するためのカム機構(図示せず)と、カム機構を操作するための操作レバー20とを有する。ロック解除状態で、ステアリングコラム4の揺動がチルトヒンジ機構6により許容される。
【0018】
図2および図3を参照する。図2および図3には、ステアリングコラム4の左右の一方の側に配置されるチルトヒンジ機構6の部分を図示している。
チルトヒンジ機構6のボルト15は、例えば、六角ボルトとして構成され、導電性部材としての金属部材、例えば、鋼部材からなる。六角ボルトは、頭部15aと、雄ねじを形成された軸部15bとを有し、頭部15aがボルト15の端部15cに設けられる端部材を構成する。上述のチルト中心軸線6aは、ボルト15の軸部15bの中心軸線からなる。
【0019】
ステアリングコラム4のハウジング10は、互いに対向する一対の側部10aと、この一対の側部10aにそれぞれ設けられる取付部としての一対の雌ねじ孔10bを有する。一対の雌ねじ孔10bに、一対のボルト15の雄ねじがそれぞれねじ込まれ、一対のボルト15とハウジング10とは電気的に接続される。
下部固定ブラケット14は車体側部材5に固定される。下部固定ブラケット14は、一対の側板14aと、一対の挿通孔14bとを有する。各側板14aに挿通孔14bが形成される。各側板14aは、ハウジング10の対応する側部10aの外側方に対向して配置される。ボルト15が、各挿通孔14bを通して、ハウジング10の対応する雌ねじ孔10bにねじ込まれる。
【0020】
本実施形態では、チルトヒンジ機構6は、下部固定ブラケット14の一対の挿通孔14bに取り付けられる一対のブッシュ21と、一対のブッシュ21の孔21aに相対回動自在にそれぞれ嵌合される一対のカラー22と、ステアリングコラム4と車体側部材5との電気的な接続を確保するための一対の導電部材23とをさらに有している。
カラー22は、硬質部材としての金属部材からなり、チルト支軸15の軸部15bが内側を挿通する筒部22aを有する。筒部22aは、ステアリングコラム4のハウジング10の側部10aと、ボルト15の頭部15aとの間に挟持されて両者10a,15aと固定される。
【0021】
ブッシュ21は、合成樹脂部材からなり、ブッシュ21とカラー22とは低摩擦で相対回動できる。ブッシュ21は、孔21aを内側に形成する筒部21bと、筒部21bの一方の端部に径方向外方に延設されるフランジ21cと、筒部21bの他方の端部の外周に形成される拡径部21dとを有する。フランジ21cは、下部固定ブラケット14の側板14aと、ブラケット10の側部10aとの間に介在して、側板14aと側部10aとの接触を防止している。筒部21bの外周は、下部固定ブラケット14の側板14aの挿通孔14bの内周に嵌合される。拡径部21dの外径は、挿通孔14bの外径よりも大きくされ、挿通孔14bの周縁部となる側板14aの両側に、フランジ21cと拡径部21dとを配置することより、挿通孔14bからのブッシュ21の離脱を防止する。
【0022】
ボルト15の頭部15aの座面と、これに対向する下部固定ブラケット14の側板14aの外側面との間に所定量の隙間が形成されている。この隙間に、導電部材23が弾性変形可能に挟持されて配置される。
図2および図4A,Bを参照する。導電部材23は、導電性材料としての金属材料、例えば、ばね鋼により形成され、弾性を有する。具体的には、導電部材23は、ボルト15を挿通させる挿通孔24aを有する本体24と、この本体24から延設されて弾力的に支持される弾性片部(U字状部)25とを備える。図2に示す組み付け状態で、本体24はボルト15の頭部15a寄りに配置され、弾性片部25は下部固定ブラケット14の側板14a寄りに配置される。
【0023】
導電部材23は、本体24と弾性片部25とを一体に形成した板金成形品からなり、本体24に対して弾性片部25を切り起こしてなる。導電部材23は、図4Bに示す平面視で、弾性片部25と本体24との相対移動を許容するために本体24と弾性片部25との間にU字状に形成されるスリット26を有する。
導電部材23の自由状態を示す図4Aおよび図4Bを参照して、本体24は、平面視で導電部材23の略中央部に配置されて挿通孔24aの周縁部を形成する環状の第1部分24bと、第1部分24bよりも大径の半円状をなし第1部分24bに連設された第2部分24cとを有する。第1部分24bと第2部分24cとは、面一に形成される。本体24の第1部分24bは、ボルト15の頭部15aの座面からなる接触部15dと電気的に接続できるように接触する接触部24dを有する。
【0024】
弾性片部25は、本体24の第2部分24cの両側部からU字状(図4Bでは逆U字状)に延設され、本体24によって両持ち状に支持されたU字状部からなり、本体24の第1部分24bの周縁とスリット26を挟んで対向する。弾性片部25は、本体24の第2部分24cから延設される一対の急傾斜の第1部分25aと、これら第1部分25a間をU字状に接続する相対的に緩い傾斜の第2部分25bとを含む2段折れ形状をなしており、その傾斜角を変化させるように弾性変形して撓むことができる。
【0025】
弾性片部25は、主に、第2部分25bを側板14aの挿通孔14bの周縁部の接触部14cに弾力的に面接触させて電気的接続を確保する(図2参照)。
図2に示す組み付け状態で、導電部材23は、挟持されてボルト15の軸方向に沿って弾性変形し、弾性片部25の第2部分25bと本体24とが略平行となる状態で、本体24が対応するボルト15の頭部15aに弾力的に接触し、且つ弾性片部25の第2部分25bが対応する下部固定ブラケット14の側板14aに弾力的に接触する。この状態で、導電部材23は、頭部15aと側板14aとを互いに遠ざけるような逆向きに弾力付勢することができる。
【0026】
図2を参照して、本発明の実施形態によれば、ボルト15は、ステアリングコラム4のハウジング10に組み付けられてこれと電気的に接続することができる。また、ボルト15と下部固定ブラケット14の側板14aとが互いに相対移動してその間の間隔が変化する場合であっても、導電部材23が、ボルト15の頭部15aおよび下部固定ブラケット14の側板14aに弾力的に確実に接触できて、また、安定して摺接させ圧接することができ、ボルト15と下部固定ブラケット14とを電気的に確実に接続することができる。従って、下部固定ブラケット14と固定される車体側部材5と、ステアリングコラム4との間の電気的な接続を確実に達成できる。ひいては、車体側部材5は、下部固定ブラケット14、導電部材23、ボルト15、およびステアリングコラム4のハウジング10を介して、電動モータ11のハウジング11aに、電気的に接続される。しかも、周囲のスペースが狭い場合であっても、導電部材23は、チルトヒンジ機構6に概ね内蔵されるので、周囲に配置される部品との干渉の虞がなく、導電部材23を容易にレイアウトすることができる。
【0027】
また、導電部材23の組み付けには、チルトヒンジ機構6の組立時に、もともと必要なボルト15のハウジング10への組み付け作業を利用することができる。従って、導電部材23を組み付けるための手間がかからずに済む。
また、本体24および弾性片部25がそれぞれ対応するボルト15の頭部15aおよび下部固定ブラケット14の側板14aに弾力的に接触することにより、電気的な接続をより一層確実に達成できる。また、ボルト15を挿通させる挿通孔24aを有する本体24により、組立時に、本体24をボルト15に仮保持できるので、挟持し易く、組み立て易い。
【0028】
弾性片部25が両持ち状に支持されることにより、片持ち状に支持される場合に比べて、安定して接触でき、電気的な接続をより一層確実に達成できる。
弾性片部25がU字状部からなることにより、ボルト15の回りに小さなスペースで配置でき、電気的接続のための接触面積を広くすることもできる。
ボルト15の頭部15aと本体24とが、および弾性片部25の第2部分25bと側板14aとが互いに面当たりすることにより、より好ましくは導電部材23の板金成形品の板面が接触の相手方部材、例えば、頭部15aおよび側板14aに沿うことにより、相対摺動時に引っ掛かりが生じ難く、摺動抵抗を抑制できる。さらに、弾性片部25の第2部分25bの延設方向は、ボルト15の周方向に概ね沿っていて、且つ頭部15aと側板14aとの挟持方向と直交しているので、挟持力を受ける状態での摺動抵抗を抑制することができる。その結果、軽い力でチルト調節できる。
【0029】
ボルト15を用いて導電部材23を容易に組み付けることができ、また、例えば、ボルト15に安価な市販品を利用することもできる。従って、チルトヒンジ機構6をより一層安価にすることができる。
導電部材23は、弾力的に側板14aおよび頭部15aと当接できるので、寸法誤差、組立誤差等を吸収でき、接触の相手部材への押圧力を概ね一定の低い値にでき、チルト調節時の摺動抵抗を小さくすることができる。
【0030】
また、導電部材23が単一の板金成形品からなる場合には、より安価に得ることもできる。例えば、従来のワイヤーハーネスよりも安価にできる。
導電部材23は、電動パワーステアリング装置に、好ましくは、操舵補助用の電動モータ11のハウジング11aをステアリングコラム4のハウジング10に取り付けたものに適用することが好ましい。すなわち、電動モータ11のハウジング11aと車体側部材5とを導電部材23により電気的に接続して接地できるので、接地されたハウジング11aにより、電動モータ11の内部に生じる電磁波をシールドできる。その結果、例えば、電動モータ11の通電時に車のラジオにノイズが発生することを抑制できる。
【0031】
また、電動パワーステアリング装置1に限らず、ステアリングコラム4を電気回路の一部として利用する場合に、導電部材23を有する本チルトヒンジ機構6により、電気回路の機能を確実に達成することもできる。
次に、本実施形態の変形例を説明する。以下の説明では、上述の実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の構成については説明を省略して同じ符号を付しておく。
【0032】
導電部材23の本体24が、カラー22とボルト15の頭部15aとの間に挟持され、第2部分25bのみが側板14aに弾力的に当接するようにしてもよいし、逆に、本体24のみが頭部15aと弾力的に当接するようにしてもよい。また、導電部材23の本体24と側板14aとが互いに当接し、導電部材23の弾性片部25とボルト15の頭部15aとが当接するようにすることや、弾性片部25を片持ち状に支持することも考えられる。チルト支軸として、六角ボルトに代えて、端部材としての拡径部を設けた柱状部材をハウジング10の側部10aに圧入等により取り付けることや、端部材としてのナットを用いることも考えられる。
【0033】
ブッシュ21およびカラー22を省略することも考えられる。この場合にも、導電部材23により、導電性を高めることができる。
単一の導電部材23を利用してもよく、この場合、導電部材23は、下部固定ブラケット14の一対の側板14aの挿通孔14bのうちで、電動モータ11のハウジング11aに近い側にある挿通孔14bに配置されることが好ましい。これにより、電動モータ11のハウジング11aと導電部材23との間の距離を短くして、導電性を高めて効果的にノイズを低減できる。その他、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のチルトヒンジ機構を含む電動パワーステアリング装置を模式的に示す側面図であり、図1Aに概略構成を示し、図1Bおよび図1Cにステアリングホイールの位置を上方および下方にチルト調節した状態を示す。
【図2】図1のII方向から見たチルトヒンジ機構の一部断面図である。
【図3】図2のチルトヒンジ機構の分解斜視図である。
【図4】図3の導電部材を示し、図4Aに側面図、図4Bに正面図を示す。
【符号の説明】
1 電動パワーステアリング装置
4 ステアリングコラム
5 車体側部材
6 チルトヒンジ機構
10 ステアリングコラムのハウジング
11 電動モータ
11a 電動モータのハウジング
14 下部固定ブラケット(固定ブラケット)
14a 下部固定ブラケットの側板
15 ボルト(チルト支軸)
15a ボルトの頭部(端部材)
15c ボルトの端部
23 導電部材
24 本体
24a 本体の挿通孔
25 弾性片部(U字状部)
Claims (5)
- 車体側部材に固定された固定ブラケットと、この固定ブラケットの側板を挿通し、ステアリングコラムのハウジングに組み付けられるチルト支軸と、このチルト支軸の端部に設けられる端部材と固定ブラケットの側板との間に挟持され弾性を有する導電部材とを備えることを特徴とするチルトヒンジ機構。
- 請求項1に記載のチルトヒンジ機構において、上記導電部材は、チルト支軸を挿通させる挿通孔を有する本体と、この本体から延設される弾性片部とを備え、本体および弾性片部がそれぞれ端部材および固定ブラケットのうちの対応する部材に弾力的に接触することを特徴とするチルトヒンジ機構。
- 請求項2に記載のチルトヒンジ機構において、上記弾性片部は、本体によって両持ち状に支持されたU字状部を含むことを特徴とするチルトヒンジ機構。
- 請求項1から3の何れかに記載のチルトヒンジ機構において、上記チルト支軸は、端部材としての頭部を有するボルトを含むことを特徴とするチルトヒンジ機構。
- 操舵補助用の電動モータのハウジングをステアリングコラムのハウジングに取り付けてなる電動パワーステアリング装置であって、請求項1から4の何れか1つに記載のチルトヒンジ機構によってステアリングコラムを支持することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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