JP2014129089A - ステアリングコラム支持装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】チルトピボット軸15aの外周面および挿通孔29の内周面のうちで、ブッシュ30cを構成する円筒部31を挟持する部分を、それぞれ円筒面とする。また、ブッシュ30cを構成する側板部32cの外側面に、アシスト反力が発生していない状態である中立状態で、支持板部23の内側面と接触する主接触面部36、および、中立状態では支持板部23とは非接触で、アシスト反力が発生して弾性変形した場合のみ支持板部23の内側面と接触する副接触面部37を除肉部として設ける。
【選択図】図1
Description
図1〜図2は、本発明の実施の形態の第1例を示している。本発明のステアリングコラム支持装置は、特に、チルト機構を備えた電動式パワーステアリング装置に適用される。本発明のステアリングコラム支持装置は、前部支持ブラケット13aと、チルトピボット軸15aと、揺動ブラケット28と、1対のブッシュ30cとを備える。前部支持ブラケット13aは、車体に固定され、この車体の幅方向に離隔して配置される互いに平行な1対の支持板部23を有する。チルトピボット軸15aは、支持板部23同士の間に掛け渡された状態で、車体の幅方向に配設される。揺動ブラケット28は、電動アシスト装置のハウジングの一部に設けられ、チルトピボット軸15aが挿通する挿通孔29を有する。それぞれのブッシュ30cは、ポリアミド樹脂などの合成樹脂と、ゴムやビニルなどのエラストマーとを含む弾性材製、または、含油メタルなどの低摩擦材製で、全体が環状にそれぞれ形成され、かつ、チルトピボット軸15aの軸方向両端部にそれぞれ外嵌され、かつ、それぞれが、チルトピボット軸15aの外周面と挿通孔29の内周面との間に挟持される円筒部31と、円筒部31の軸方向一端部から径方向外方に伸長し、揺動ブラケット28の側面と支持板部23の内側面との間に挟持される円輪状の側板部32cとにより構成される。なお、本例の特徴は、それぞれのブッシュ30cの側板部32cの外側面の形状およびブッシュ30cの円筒部31の設置箇所の構造にある。その他の部分の構造および作用は、従来構造の第1例の場合と同様である。
図3は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、1対のブッシュ30dのそれぞれに関して、側板部32dの両側面の構成を、実施の形態の第1例の場合と逆にしている。すなわち、本例の場合には、側板部32dの外側面を単一の円輪面とし、側板部32dの内側面を、内径側の主接触面部36aと外径側の副接触面部37aとを段部35aを介して連続させた、段付きの円輪面としている。そして、アシスト反力が作用していない中立状態で、図3に示すように、側板部32dの外側面の全体を、支持板部23の内側面に接触させるとともに、側板部32dの内側面のうち、主接触面部36aのみを、揺動ブラケット28の側面に接触させている。本例の場合も、主接触面部36aと副接触面部37aとの存在に基づいて、実施の形態の第1例の場合と同様の作用効果を奏することができる。その他の部分の構成および作用は、実施の形態の第1例の場合と同様である。
図4は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、1対のブッシュ30eのそれぞれに関して、側板部32eの外側面の外径側部分に設ける副接触面部37bの構成を、実施の形態の第1例の場合と異ならせている。すなわち、本例の場合には、副接触面部37bの内周縁を、内径側部分に設けた主接触面部36の外周縁に、段部を介することなく直接連続させている。また、副接触面部37bを、径方向外方に向かうほど、支持板部23の内側面から離れる方向に傾斜した傾斜面としている。なお、本例の場合、傾斜面である副接触面部37bの断面形状を、それぞれ直線形状としているが、この断面形状を、支持板部23の内側面に対して凸となる方向に湾曲した、曲線形状とすることもできる。
図5は、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合には、1対のブッシュ30fのそれぞれに関して、側板部32fの内側面の外径側部分に設ける副接触面部37cの構成を、実施の形態の第2例の場合と異ならせている。すなわち、本例の場合には、副接触面部37cの内周縁を、内径側部分に設けた主接触面部36aの外周縁に、段部を介することなく直接連続させている。また、副接触面部37cを、径方向外方に向かうほど、揺動ブラケット28の側面から離れる方向に傾斜した傾斜面としている。その他の構成および作用は、実施の形態の第2例および第3例の場合と同様である。
図6〜図8は、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場合、ブッシュ30gを構成する側板部32gの両側面のうち、外側面の径方向中間部に、全周にわたり連続した円環状の凹溝38を、側板部32gと同心に設けている。そして、少なくともアシスト反力が作用していない中立状態で、側板部32gの外側面のうち、凹溝38から外れた部分のみを、支持板部23の内側面に接触させている。
図10は、本発明の実施の形態の第6例を示している。本例の場合には、1対のブッシュ30hを構成する側板部32hの内側面(揺動ブラケット28側の側面)の径方向中間部に、それぞれ全周にわたり連続した円環状の凹溝38cを、側板部32hと同心に設けている。そして、アシスト反力が発生していない中立状態で、側板部32hの内側面のうち、凹溝38cから外れた部分のみを、揺動ブラケット28の両側面に接触させている。
図11は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、1対のブッシュ30iを構成する側板部32iの両側面に、凹溝38、38cを設けている。このため、ステアリングホイール1(図25参照)の上下位置を調節する際の抵抗を、より安定して低く抑えることができる。その他の構成および作用は、実施の形態の第5例および第6例の場合と同様である。
図12〜図14は、本発明の実施の形態の第8例を示している。本例の場合、ブッシュ30jは、周方向の1箇所に、除肉部である不連続部40を有する。この不連続部40は、この部分において、円筒部31bを厚さ方向(ブッシュ30jの径方向)にわたって貫通するとともに、側板部32jを厚さ方向(ブッシュ30jの軸方向)にわたって貫通する。したがって、ブッシュ30jは、この部分で周方向に不連続である欠円環状となっている。不連続部40の周方向に関する幅寸法は、円筒部31bに対応する部分ではこの円筒部31bの軸方向に関して、側板部32jに対応する部分ではこの側板部32jの径方向に関して、それぞれ一定である。
図15は、本発明の実施の形態の第9例を示している。本例の場合、ブッシュ30kは、実施の形態の第8例の場合と同様に、周方向1箇所に不連続部40を有する。さらに、本例のブッシュ30kの場合には、側板部32kのうちで、不連続部40が存在する箇所を含む、円周方向等間隔の4箇所のうち、不連続部40が存在する箇所以外の3箇所にも、それぞれ除肉部である不連続部40aを設けている。ただし、これらの不連続部40aは、側板部32kについてのみ不連続部となっており、円筒部31bについては連続させている。
図16は、本発明の実施の形態の第10例を、図17は、本発明の実施の形態の第11例をそれぞれ示している。これら実施の形態の第10例および第11例の組み込まれるブッシュ30m、30nには、それぞれ、側板部32m、32nの円周方向等間隔の複数箇所(図16の場合には3箇所、図17の場合には4箇所)に、それぞれが除肉部である、側板部32m、32nの外周縁に開口する切り欠き41、41aが設けられている。
図18は、本発明の実施の形態の第12例を、図19は、本発明の実施の形態の第13例をそれぞれ示している。これら実施の形態の第12例および第13例のブッシュ30o、30pには、それぞれ、円筒部31c、31dと側板部32o、32pとの連続部の円周方向等間隔の複数箇所(図18の場合には3箇所、図19の場合には4箇所)に、それぞれ除肉部である透孔42、42aを設けている。透孔42は、円筒部31cを厚さ方向(径方向)に貫通するとともに、側板部32oを厚さ方向(軸方向)に貫通する。透孔42aは、円筒部31dを厚さ方向に貫通するとともに、側板部32pを厚さ方向に貫通する。
図20は、本発明の実施の形態の第14例を、図21は、本発明の実施の形態の第15例をそれぞれ示している。これら実施の形態の第14例および第15例のブッシュ30q、30rには、それぞれ、実施の形態の第10例または第11例の場合と同様の複数の切り欠き41または41aと、実施の形態の第12例または第13例の場合と同様の複数の透孔42または42aとが、円周方向に関して1つずつ交互かつ等間隔に配置されている。
図22は、本発明の実施の形態の第16例を、図23は、本発明の実施の形態の第17例をそれぞれ示している。これら実施の形態の第16例および第17例のブッシュ30s、30tには、それぞれ、実施の形態の第14例のブッシュ30qまたは第15例のブッシュ30rの円周方向1箇所で、透孔42、42aから外れた部分に、除肉部である不連続部40bが設けられている。
2、2a ステアリングシャフト
3、3a ステアリングコラム
4、4a 電動アシスト装置
5 タイロッド
6 ステアリングギヤユニット
7 インナシャフト
8、8a アウタシャフト
9、9a インナコラム
10、10a アウタコラム
11、11a ハウジング
12、12a 出力軸
13、13a 前部支持ブラケット
14 車体
15、15a チルトピボット軸
16、16a 後部支持ブラケット
17 調節ハンドル
18 自在継手
19 中間シャフト
20 自在継手
21 入力軸
22、22a 電動モータ
23 支持板部
24 チルトボルト
25 スリーブ
26 円孔
27 ナット
28、28a 揺動ブラケット
29 挿通孔
30、30a〜30k、30m〜30u ブッシュ
31、31a〜31d 円筒部
32、32a〜32k、32m〜32u 側板部
33 隙間
34a、34b 隙間
35、35a 段部
36、36a 主接触面部
37、37a〜37c 副接触面部
38、38a〜38c 凹溝
39 凹部
40、40a、40b 不連続部
41、41a 切り欠き
42、42a 透孔
43 突条部
このような請求項2に記載した発明を実施する場合には、例えば請求項3に記載した発明のように、前記凹溝を、前記側板部の全周に亙り連続した状態で設ける。
図1〜図2は、本発明に関する参考例の第1例を示している。本発明のステアリングコラム支持装置は、特に、チルト機構を備えた電動式パワーステアリング装置に適用される。本発明のステアリングコラム支持装置は、前部支持ブラケット13aと、チルトピボット軸15aと、揺動ブラケット28と、1対のブッシュ30cとを備える。前部支持ブラケット13aは、車体に固定され、この車体の幅方向に離隔して配置される互いに平行な1対の支持板部23を有する。チルトピボット軸15aは、支持板部23同士の間に掛け渡された状態で、車体の幅方向に配設される。揺動ブラケット28は、電動アシスト装置のハウジングの一部に設けられ、チルトピボット軸15aが挿通する挿通孔29を有する。それぞれのブッシュ30cは、ポリアミド樹脂などの合成樹脂と、ゴムやビニルなどのエラストマーとを含む弾性材製、または、含油メタルなどの低摩擦材製で、全体が環状にそれぞれ形成され、かつ、チルトピボット軸15aの軸方向両端部にそれぞれ外嵌され、かつ、それぞれが、チルトピボット軸15aの外周面と挿通孔29の内周面との間に挟持される円筒部31と、円筒部31の軸方向一端部から径方向外方に伸長し、揺動ブラケット28の側面と支持板部23の内側面との間に挟持される円輪状の側板部32cとにより構成される。なお、本参考例の特徴は、それぞれのブッシュ30cの側板部32cの外側面の形状およびブッシュ30cの円筒部31の設置箇所の構造にある。その他の部分の構造および作用は、従来構造の第1例の場合と同様である。
図3は、本発明に関する参考例の第2例を示している。本参考例の場合には、1対のブッシュ30dのそれぞれに関して、側板部32dの両側面の構成を、参考例の第1例の場合と逆にしている。すなわち、本参考例の場合には、側板部32dの外側面を単一の円輪面とし、側板部32dの内側面を、内径側の主接触面部36aと外径側の副接触面部37aとを段部35aを介して連続させた、段付きの円輪面としている。そして、アシスト反力が作用していない中立状態で、図3に示すように、側板部32dの外側面の全体を、支持板部23の内側面に接触させるとともに、側板部32dの内側面のうち、主接触面部36aのみを、揺動ブラケット28の側面に接触させている。本参考例の場合も、主接触面部36aと副接触面部37aとの存在に基づいて、参考例の第1例の場合と同様の作用効果を奏することができる。その他の部分の構成および作用は、参考例の第1例の場合と同様である。
図4は、本発明に関する参考例の第3例を示している。本参考例の場合には、1対のブッシュ30eのそれぞれに関して、側板部32eの外側面の外径側部分に設ける副接触面部37bの構成を、参考例の第1例の場合と異ならせている。すなわち、本参考例の場合には、副接触面部37bの内周縁を、内径側部分に設けた主接触面部36の外周縁に、段部を介することなく直接連続させている。また、副接触面部37bを、径方向外方に向かうほど、支持板部23の内側面から離れる方向に傾斜した傾斜面としている。なお、本参考例の場合、傾斜面である副接触面部37bの断面形状を、それぞれ直線形状としているが、この断面形状を、支持板部23の内側面に対して凸となる方向に湾曲した、曲線形状とすることもできる。
図5は、本発明に関する参考例の第4例を示している。本参考例の場合には、1対のブッシュ30fのそれぞれに関して、側板部32fの内側面の外径側部分に設ける副接触面部37cの構成を、参考例の第2例の場合と異ならせている。すなわち、本参考例の場合には、副接触面部37cの内周縁を、内径側部分に設けた主接触面部36aの外周縁に、段部を介することなく直接連続させている。また、副接触面部37cを、径方向外方に向かうほど、揺動ブラケット28の側面から離れる方向に傾斜した傾斜面としている。その他の構成および作用は、参考例の第2例および第3例の場合と同様である。
図6〜図8は、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の場合、ブッシュ30gを構成する側板部32gの両側面のうち、外側面の径方向中間部に、全周にわたり連続した円環状の凹溝38を、側板部32gと同心に設けている。そして、少なくともアシスト反力が作用していない中立状態で、側板部32gの外側面のうち、凹溝38から外れた部分のみを、支持板部23の内側面に接触させている。
図10は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、1対のブッシュ30hを構成する側板部32hの内側面(揺動ブラケット28側の側面)の径方向中間部に、それぞれ全周にわたり連続した円環状の凹溝38cを、側板部32hと同心に設けている。そして、アシスト反力が発生していない中立状態で、側板部32hの内側面のうち、凹溝38cから外れた部分のみを、揺動ブラケット28の両側面に接触させている。
図11は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、1対のブッシュ30iを構成する側板部32iの両側面に、凹溝38、38cを設けている。このため、ステアリングホイール1(図25参照)の上下位置を調節する際の抵抗を、より安定して低く抑えることができる。その他の構成および作用は、実施の形態の第1例および第2例の場合と同様である。
図12〜図14は、本発明に関する参考例の第5例を示している。本参考例の場合、ブッシュ30jは、周方向の1箇所に、除肉部である不連続部40を有する。この不連続部40は、この部分において、円筒部31bを厚さ方向(ブッシュ30jの径方向)にわたって貫通するとともに、側板部32jを厚さ方向(ブッシュ30jの軸方向)にわたって貫通する。したがって、ブッシュ30jは、この部分で周方向に不連続である欠円環状となっている。不連続部40の周方向に関する幅寸法は、円筒部31bに対応する部分ではこの円筒部31bの軸方向に関して、側板部32jに対応する部分ではこの側板部32jの径方向に関して、それぞれ一定である。
図15は、本発明に関する参考例の第6例を示している。本参考例の場合、ブッシュ30kは、参考例の第5例の場合と同様に、周方向1箇所に不連続部40を有する。さらに、本参考例のブッシュ30kの場合には、側板部32kのうちで、不連続部40が存在する箇所を含む、円周方向等間隔の4箇所のうち、不連続部40が存在する箇所以外の3箇所にも、それぞれ除肉部である不連続部40aを設けている。ただし、これらの不連続部40aは、側板部32kについてのみ不連続部となっており、円筒部31bについては連続させている。
図16は、本発明に関する参考例の第7例を、図17は、本発明に関する参考例の第8例をそれぞれ示している。これら参考例の第7例および第8例に組み込まれるブッシュ30m、30nには、それぞれ、側板部32m、32nの円周方向等間隔の複数箇所(図16の場合には3箇所、図17の場合には4箇所)に、それぞれが除肉部である、側板部32m、32nの外周縁に開口する切り欠き41、41aが設けられている。
図18は、本発明に関する参考例の第9例を、図19は、本発明に関する参考例の第10例をそれぞれ示している。これら参考例の第9例および第10例のブッシュ30o、30pには、それぞれ、円筒部31c、31dと側板部32o、32pとの連続部の円周方向等間隔の複数箇所(図18の場合には3箇所、図19の場合には4箇所)に、それぞれ除肉部である透孔42、42aを設けている。透孔42は、円筒部31cを厚さ方向(径方向)に貫通するとともに、側板部32oを厚さ方向(軸方向)に貫通する。透孔42aは、円筒部31dを厚さ方向に貫通するとともに、側板部32pを厚さ方向に貫通する。
図20は、本発明に関する参考例の第11例を、図21は、本発明に関する参考例の第12例をそれぞれ示している。これら参考例の第11例および第12例のブッシュ30q、30rには、それぞれ、参考例の第7例または第8例の場合と同様の複数の切り欠き41または41aと、参考例の第9例または第10例の場合と同様の複数の透孔42または42aとが、円周方向に関して1つずつ交互かつ等間隔に配置されている。
図22は、本発明に関する参考例の第13例を、図23は、本発明に関する参考例の第14例をそれぞれ示している。これら参考例の第13例および第14例のブッシュ30s、30tには、それぞれ、参考例の第11例のブッシュ30qまたは第12例のブッシュ30rの円周方向1箇所で、透孔42、42aから外れた部分に、除肉部である不連続部40bが設けられている。
2、2a ステアリングシャフト
3、3a ステアリングコラム
4、4a 電動アシスト装置
5 タイロッド
6 ステアリングギヤユニット
7 インナシャフト
8、8a アウタシャフト
9、9a インナコラム
10、10a アウタコラム
11、11a ハウジング
12、12a 出力軸
13、13a 前部支持ブラケット
14 車体
15、15a チルトピボット軸
16、16a 後部支持ブラケット
17 調節ハンドル
18 自在継手
19 中間シャフト
20 自在継手
21 入力軸
22、22a 電動モータ
23 支持板部
24 チルトボルト
25 スリーブ
26 円孔
27 ナット
28、28a 揺動ブラケット
29 挿通孔
30、30a〜30k、30m〜30u ブッシュ
31、31a〜31d 円筒部
32、32a〜32k、32m〜32u 側板部
33 隙間
34a、34b 隙間
35、35a 段部
36、36a 主接触面部
37、37a〜37c 副接触面部
38、38a〜38c 凹溝
39 凹部
40、40a、40b 不連続部
41、41a 切り欠き
42、42a 透孔
43 突条部
Claims (13)
- 車体に固定され、この車体の幅方向に離隔して配置される互いに平行な1対の支持板部を有する前部支持ブラケットと、
前記支持板部同士の間に掛け渡された状態で、前記車体の幅方向に配設されるチルトピボット軸と、
電動アシスト装置のハウジングの一部に設けられ、前記チルトピボット軸が挿通する挿通孔を有し、ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムを前記ハウジングを介して支持する、揺動ブラケットと、
弾性材製または低摩擦材製で、全体が環状にそれぞれ形成され、かつ、前記チルトピボット軸の軸方向両端部にそれぞれ外嵌され、かつ、それぞれが、前記チルトピボット軸の外周面と前記挿通孔の内周面との間に挟持される円筒部と、この円筒部の軸方向一端部から径方向外方に伸長し、前記揺動ブラケットの側面と前記支持板部の内側面との間に挟持される円輪状の側板部とを有し、少なくとも前記電動アシスト装置により前記ステアリングシャフトに付与されるアシスト力が発生していない中立状態において、前記円筒部の両周面のうちの少なくとも一方の一部、または、前記側板部の両側面のうちの少なくとも一方の一部に、これらの面に対向する相手面と非接触状態となる除肉部が設けられている、1対のブッシュと、
を備える、ステアリングコラム支持装置。 - 前記除肉部が、前記側板部の両側面のうちの少なくとも一方に設けられている凹部により構成される、請求項1に記載のステアリングコラム支持装置。
- 前記側板部の両側面のうちの少なくとも一方の径方向一方の半部に、少なくとも前記中立状態で前記相手面に接触する主接触面部が形成され、その径方向他方の半部に、少なくとも前記中立状態では、前記相手面に接触せず、前記アシスト力の反力により、前記側板部が弾性変形した場合にのみ、前記相手面に接触する副接触面部が形成され、この副接触面部が前記凹部を構成する、請求項2に記載のステアリングコラム支持装置。
- 前記主接触面部が内径側に、前記副接触面部が外径側に設けられている、請求項3に記載のステアリングコラム支持装置。
- 前記凹部が、前記側板部の両側面のうちの少なくとも一方の径方向中間部に設けられている、請求項2に記載にステアリングコラム支持装置。
- 前記凹部が、前記側板部の両側面のうちの少なくとも一方の周方向の複数個所に設けられ、径方向に伸長する凹溝により構成される、請求項5に記載のステアリングコラム支持装置。
- 前記凹部が、前記側板部の両側面のうちの少なくとも一方の周方向に伸長する凹溝により構成される、請求項5に記載のステアリングコラム支持装置。
- 前記凹溝が、前記側板部の両側面のうちの少なくとも一方の全周にわたって形成されている、請求項7に記載のステアリングコラム支持装置。
- 前記除肉部が、前記円筒部および前記側板部のうちの少なくとも一方の少なくとも周方向1箇所において、その厚さ方向にわたって貫通するように形成されている、請求項1に記載のステアリングコラム支持装置。
- 前記除肉部が、前記円筒部および前記側板部のうちの少なくとも一方の少なくとも周方向1箇所において、その周方向の一部を不連続とする不連続部により構成される、請求項9に記載のステアリングコラム支持装置。
- 前記除肉部が、前記円筒部および前記側板部のうちの少なくとも一方の端縁に開口する切り欠きにより構成される、請求項9に記載のステアリングコラム支持装置。
- 前記除肉部が、前記円筒部および前記側板部のうちの少なくとも一方の厚さ方向に貫通する透孔により構成される、請求項9に記載のステアリングコラム支持装置。
- 前記チルトピボット軸の外周面および前記挿通孔の内周面のうちで、前記ブッシュの前記円筒部を挟持する部分は、それぞれ軸方向にわたって径が変化しない円筒面となっている、請求項1に記載のステアリングコラム支持装置。
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