JP2004536803A - アルコキシル化されたメルカプトベンズチアゾールに基づくエーテルカルボン酸及びそれを腐蝕防止剤として使用する方法 - Google Patents

アルコキシル化されたメルカプトベンズチアゾールに基づくエーテルカルボン酸及びそれを腐蝕防止剤として使用する方法 Download PDF

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Abstract

本発明の対象は、次式(I)で表される化合物及び次式(II)で表されるそれの塩、並びにこれらを腐蝕防止剤として使用する方法である。式中、AはC2 〜C4 アルキレンを意味し、xは1〜100の数を意味し、そしてyは1〜4の数を意味し、そしてRはカチオンを意味する。
【化1】

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、アルコキシル化されたメルカプトベンズチアゾールに基づくエーテルカルボン酸並びにそれを金属加工補助剤及び腐蝕防止剤として使用する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
エーテルカルボン酸、すなわち、カルボキシル官能基の他に、一つまたはそれ以上のエーテル橋を有する有機カルボン酸またはそれのアルカリもしくはアミン塩は、高い石灰石けん分散能力を有するマイルドな界面活性剤として知られている。これらは、洗剤及び化粧料調合物や、工業的用途(例えば、金属加工用液体、切削油)に使用される。これらの材料は、技術水準に従い、アルコール−もしくは脂肪アルコールオキシエチレートまたはオキシプロピレートをクロロ酢酸誘導体によりアルキル化するか(ウィリアムソンエーテル合成)、あるいはこれらと同じ原料を様々な触媒による触媒作用下に様々な試薬(空気酸素、次亜塩素酸塩、亜塩素酸塩)で酸化することによって製造される。
【0003】
ドイツ特許出願公開第19928128号は、先ず、脂肪アルコールを、非触媒量のアルカリ触媒(NaOH、KOH、アルコレート類、5モル%以上)の使用下にアルキレンオキシドと反応させ、次いで、オキシエチル化されたアルコールと様々なポリアルキレングリコールエーテルのアルコレートとの混合物からなる生じた高アルカリ性反応混合物を、古典的なウィリアムソン合成法に従いクロロ酢酸ナトリウムにより対応するエーテルカルボン酸に転化することによって、残留アルコール含有量が少ないエーテルカルボン酸を製造する方法を開示している。この方法によって、エーテルカルボン酸中の脂肪アルコールの残留含有率が特別な触媒を用いずとも減少される。
【0004】
英国特許出願公開第2319530号は、特に石油採収に好適な、鉄金属用の腐蝕防止剤を開示している。これは、2〜6個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝状メルカプトカルボン酸、及びカルボニルもしくはカルボキシル基によって置換されたアミンからなる。
【0005】
米国特許第6117364号は、石油採収において使用される、装置の酸腐蝕に対抗する腐蝕防止剤を開示している。これは、シンナムアルデヒドと有機硫黄化合物、特に2−メルカプトベンズチアゾールとの混合物を含む。
【0006】
メルカプトベンズチアゾール及びそれの様々な誘導体並びにそれらの製造方法は従来技術に開示されている。
【0007】
米国特許第2498617号は、30モルまでのエチレンオキシドでエトキシル化されたメルカプトベンズチアゾールを開示している。この種の化合物は、鉄及び鋼鉄の酸洗いに防止剤として使用される。
【0008】
米国特許第2695299号及び米国特許第2762786号は、次式
【0009】
【化1】
Figure 2004536803
【0010】
[式中、nは1〜30の数であり、そしてRは炭化水素残基である]
で表される化合物を開示している。この種の化合物は、プラスチック用可塑剤として称される。
【0011】
金属加工用の腐蝕防止剤や、石油及び天然ガスの採収、加工用の腐蝕防止剤として使用される物質の性質は、金属表面上に良好な粘着性のフィルムを形成するそれの能力に強く依存する。これらのフィルムは、大きな機械的負荷、例えば金属ワークピースの研削、切断及び掘削工程の際の負荷下や、天然ガス/石油パイプラインでの高速な流速下でさえ長持ちするべきものである。従来技術のエーテルカルボン酸は、十分な成膜性及び持続性を全ての場合において示すわけではなく、そのため十分な腐蝕保護を供しないことが分かっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
それゆえ、向上された成膜性及びフィルム持続性を有する新規の物質を見出すという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0013】
驚くべきことに、メルカプトベンズチアゾール類からなるエーテルカルボン酸が、優れた成膜性及び向上した腐蝕保護性を示すことが見出された。
【0014】
それゆえ、本発明の対象は、次式(1)で表される化合物及び次式(2)で表されるそれの塩である。
【0015】
【化2】
Figure 2004536803
【0016】
【化3】
Figure 2004536803
【0017】
[Aは、C2 〜C4 −アルキレンであり、
xは、1〜100の数であり、そして
yは、1〜4の数であり、そして
Rは、カチオンである]
本発明の更に別の対象は、上記式1及び/2の化合物、好ましくは上記式1の化合物を腐蝕防止剤、好ましくは石油及び天然ガス採収、加工用の腐蝕防止剤として使用する方法である。
【0018】
本発明の更に別の対象は、式1及び/2の化合物を金属加工剤として使用する方法である。
【0019】
Aは、好ましくはプロピレンまたはエチレン、特にエチレンを意味する。本発明の更に別の好ましい態様では、−(A−O)x −基は、エチレン基、プロピレン基及びブチレン基を含むことができる混合アルコキシ基を意味する。Aが混合アルコキシ基である場合は、エチレンオキシドから誘導される基とプロピレンオキシドもしくはブチレンオキシドから誘導される基との比率は、好ましくは10:1〜1:1である。
【0020】
xは、好ましくは2〜70の数、特に3〜50の数である。
【0021】
yは、好ましくは1または2の数、特に1である。
【0022】
Rは、好ましい態様の一つでは、水素イオンを意味する。更に別の好ましい態様の一つでは、Rは、アルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオン、特にリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムまたはカルシウムを意味する。
【0023】
更に別の好ましい態様では、式NR1 2 3 4 のアンモニウムイオンがカチオンとして使用される。この際、R1 、R2 、R3 及びR4 は、互いに独立して、H、C1 〜C22アルキル、C6 〜C18アリール、C7 〜C22アルキルアリール及び/またはC1 〜C22アルケニルを意味することができる。また、これらのR1 、R2 、R3 及びR4 基は、N、P、O、Sなどのヘテロ原子を含んでいてもよい。このアンモニウム残基は、モノアルキルアンモニウム残基、ジアルキルアンモニウム残基、トリアルキルアンモニウム残基またはテトラアルキルアンモニウム残基であることができ、この際、これらのアルキル置換基は、互いに独立して、3個までのヒドロキシル基によって占められていてもよい。好ましくは、Rは、一つ、二つ、三つまたは四つのC2 〜C10アルキル基を有するアンモニウム残基である。更に別の好ましい態様の一つでは、R1 〜R4 基のうちの一つ、二つまたは三つは、アルコキシル化されていてもよい。
【0024】
アンモニウムカチオンRの形成に好適なアミンは、第一もしくは第二アミノ官能基を有するモノアミン、例えばメチルアミン、エチルアミン、ブチルアミン、ラウリルアミン、椰子脂肪アミン、ステアリルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジブチルアミン、並びにジ−及びポリアミン、例えば3−ジメチルアミノプロピルアミン、3−ジエチルアミノプロピルアミン、3−モルホリノプロピルアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンまたはテトラエチレンペンタミンである。
【0025】
アンモニウムカチオンRの形成に好適なアミノアルコールは、例えば、N,N−ジメチルアミノエタノール、N,N−ジエチルアミノエタノール、N,N−ジブチルアミノエタノール、3−ジメチルアミノプロパノール、N−ヒドロキシエチルモルホリン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、3−アミノプロパノール、イソプロパノールアミン、2(2−アミノエトキシ)エタノール及びシクロヘキシルアミノ−N,N−ジエタノールである。
【0026】
アンモニウムカチオンRの形成に好適なアミンアルキルチオールは、システアミン及びシスタミンである。
【0027】
本発明の化合物は、先ず、メルカプトベンズチアゾールをアルコキシル化し、次いでモノクロロカルボン酸と反応させることによって製造することができる。以下、メルカプトベンズチアゾールはMBTと称する。
【0028】
MBTは、通常は、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドまたは種々のこのようなアルキレンオキシドの混合物と反応させる。なおこの際、エチレンオキシドか、またはエチレンオキシドとプロピレンオキシドとの混合物が好ましい。MBTを基準にして、1〜30モル、好ましくは1〜12モルのアルキレンオキシドが供給される。
【0029】
上記のアルコキシル化に好適な溶媒は、不活性エーテル、例えばジオキサン、テトラヒドロフラン、グリム、ジグリム及びMPEG類である。水及びアルコール、例えばプロパノール、ブタノール、並びにオキシエチル化されたモノアルコール、例えばブチルグリコール、イソブチルグリコール及びブチルジグリコールも使用できるが、副生成物の生じる割合が多くなる。
【0030】
オキシエチル化されたMBTを製造するための塩基性化合物としては、アルカリ土類もしくはアルカリ金属の水酸化物またはアルコレート(ナトリウムメチレート、ナトリウムエチレート、カリウムtert−ブチレート)を使用することができ、この際、好ましいものは、アルカリ金属水酸化物、特に水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムである。
【0031】
上記塩基性化合物は、MBTを基準にして約5〜95モル%、好ましくは15〜90モル%、特に好ましくは20〜60モル%の量で使用される。
【0032】
MBTから出発して、オキシアルキル化に必要なチオレートを塩基性化合物との反応によって製造する。最終生成物中に副生成物(グリコール、低級アルコールのグリコールエーテル)が多量に生ずることを避けるためには、アルキレンオキシドとの反応の前に、この際生ずる反応水または対応する低級アルコールを反応混合物から除去するのがよい。これは、MBTとアルカリ水酸化物とを反応させ、そして反応水を留去することによって行うか、あるいは基本アルコールと低級アルコールのアルコレートとを反応させ、そして低級アルコールを留去することによって行われる。他方、MBTを、二段階工程において、その一段階目では塩基性化合物を加えずに、モノアルコキシル化することができる。次の段階において、必要な転化を行いアルコレートとする。
【0033】
MBT及び対応するチオレートまたはアルコレートからなる得られた混合物は、次いで、約1〜30モルのアルキレンオキシド、好ましくはエチレンオキシド及び/またはプロピレンオキシドと反応させる。この際、反応温度は約80〜160℃である。またこの際、比較的多量のアルカリで反応を触媒すると、より狭い同族体分布が得られる。
【0034】
次の反応段階において、MBT−オキシエチレート混合物を、クロロカルボン酸誘導体及び塩基、好ましくは無水クロロ酢酸ナトリウム塩及び水酸化ナトリウムと反応させる。これは、オキシエチレート混合物を30〜100℃で100〜150モル%のクロロ酢酸ナトリウムと反応させ、そしてこれと同時にもしくはこれに次いで、オキシエチレート混合物中に既に存在する塩基と追加的に加えられる塩基量との合計がクロロ酢酸ナトリウムの量に相当するように固形の水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウムと混合することによって行われる。それゆえ、アルキレンオキシドとの反応から既に得られた塩基量は、次のウィリアムソン合成に直接利用することができ、よって、標準的なオキシエチレートの合成の場合のように洗い落とす必要はない。
【0035】
アルキル化反応の後は、得られたMBT−エーテルカルボン酸ーアルカリ塩の溶液を、本発明の化合物として直接使用してもよいし、または遊離のMBT−エーテルカルボン酸に転化してもよい。このためには、強鉱酸(塩酸、硫酸)を用いて3未満のpHに酸性化し、そしてMBTエーテルカルボン酸を、それのくもり点よりも高い温度で高温状態のままで相分離を行うことによって上相として分離する。
【0036】
本発明のMBT−エーテルカルボン酸アンモニウム塩の製造は、通常、60℃よりも低い温度下に、遊離の酸を対応して感応化されたアミンと直接反応させることによって行われる。
【実施例】
【0037】
例1(MBT+1EO):
2L容積のエトキシル化用オートクレーブ中で、700gのMBTを、窒素雰囲気下にジオキサン中に懸濁させ(比率1:1)、そしてこの反応混合物を120〜130℃に加熱した。次いで、触媒を加えずに、圧力が一定になるまでエチレンオキシド(EO)を圧入し、そして150℃で1時間、後反応させた。重量収支から1モルEO/モルMBTのEOの吸収があったことが判明した。蒸留することによってジオキサンを90%まで除去し、そして中間生成物として、残留ジオキサン中にMBT−1EOが濁った粘性の液体として得られた。
例2(MBT+3EO)
2L容積のエトキシル化用オートクレーブ中に、950gの中間生成物のMBT+1EOを窒素雰囲気下に仕込み、そして一定の圧力下に2モルのEOが完全に反応するまで、NaOH触媒作用下(1%)に、120〜130℃の温度でエチレンオキシドによりガス処理した。150℃で1時間、後反応させた。易揮発性成分を留去した後、生成物のMBT+3EOが、淡い褐色の粘性の液体として得られた。OH価によると平均EO含有量は2.7であった。
例3(MBT+5EO)
2L容積のエトキシル化用オートクレーブ中に、950gの中間生成物のMBT+1EOを窒素雰囲気下に仕込み、そして一定の圧力下に4モルのEOが完全に反応するまで、NaOH触媒作用下に(1%)、120〜130℃の温度でエチレンオキシドによりガス処理した。150℃で1時間、後反応させた。易揮発性の成分を留去した後、生成物のMBT+5EOが赤褐色の粘性液体として得られた。OH価によると、平均EO含有量は4.9であった。
例4(MBT+3PO+3EO)
2L容積のエトキシル化用オートクレーブ中で、700gのMBTを窒素雰囲気下にジオキサン中に仕込み(比率1:1)、そして一定の圧力下に3モルのPOが完全に反応するまで、NaOH触媒作用下に(1%)、120〜130℃の温度でプロピレンオキシド(PO)によりガス処理した。150℃で1時間、後反応させた。採取した試料のOH価によると、平均PO含有量は3.5モルであった。ジオキサン及び易揮発性成分を留去した後、一定の圧力下に3モルのEOが完全に反応するまで、こうして得られたMBT+3POに120〜130℃の温度でエチレンオキシドを更に送入した。150℃で1時間、後反応させた。易揮発性成分を再び留去した後、生成物のMBT3PO+3EOが褐色の粘性液体として得られた。OH価によると、平均EO含有量は3.0モルであった。
例5(MBT+3PO+7EO)
2L容積のエトキシル化用オートクレーブ中で、700gのMBTを窒素雰囲気下にジオキサン中に仕込み(比率1:1)、そして一定の圧力下に3モルのPOが完全に反応するまで、NaOH触媒作用下に(1%)、120〜130℃の温度でプロピレンオキシドによりガス処理した。150℃で1時間、後反応させた。採取した試料のOH価によると、平均PO含有量は3.6モルであった。ジオキサン及び易揮発性成分を留去した後、一定の圧力下に7モルのEOが完全に反応するまで、こうして得られたMBT+3POに120〜130℃でエチレンオキシドを更に送入した。150℃で1時間、後反応させた。易揮発性成分を再び留去した後、生成物のMBT3PO+7EOが褐色の粘性液体として得られた。OH価によると、平均EO含有量は6.9モルであった。
例6(MBT+4EO+7EO)
2L容積のエトキシル化用オートクレーブ中で、700gのMBTを窒素雰囲気下にジオキサン中に仕込み(比率1:1)、そして一定の圧力下に4モルのPOが完全に反応するまで、NaOH触媒作用下に(1%)、120〜130℃でプロピレンオキシドによりガス処理した。150℃で1時間、後反応させた。採取した試料のOH価によると、平均PO含有量は4.9モルであった。ジオキサン及び易揮発性成分を留去した後、一定の圧力下に7モルのEOが完全に反応するまで、こうして得られたMBT+3POに120〜130℃でエチレンオキシドを更に送入した。150℃で1時間、後反応させた。易揮発性成分を再び留去した後、生成物のMBT3PO+6EOが褐色の粘性液体として得られた。OH価によると、平均EO含有量は7.2モルであった。
例7(MBT+3EO−ECS)
2L容積の攪拌容器中に、572gのMBT+3EO(OH価に従い2モル)を窒素雰囲気下に仕込み、そして40℃に加温した。次いで、325g(2.4モル)のクロロ酢酸ナトリウムを導入し、そしてこの反応混合物を50℃に加温した。各々30分後に、温度が55℃を超えないように、96g(2.4モル)のNaOHマイクロプリルを6回に分けて加えた。70℃で2時間、後反応させた。その後、900gの10%塩酸を加え、この混合物を95℃に加熱し、そして底部排出口を備えた加熱可能な攪拌容器中に移した。15分後、105℃で相分離を行った。1244gの水性下相を分離除去し、他方、647gのMBT+3EO−ECSが得られた。
例8(MBT+5EO−ECS)
2L容積の攪拌装置中に、575gのMBT+5EO(OH価に従い1.5モル)を窒素雰囲気下に仕込み、そして40℃に加温した。次いで、244g(1.8モル)のクロロ酢酸ナトリウムを導入し、そしてこの反応混合物を50℃に加温した。各々30分後に、温度が55℃を超えないように、72g(1.8モル)のNaOHマイクロプリルを4回にわけて加えた。70℃で2時間、後反応させた。その後、675gの10%塩酸を加え、この混合物を95℃に加熱し、そして底部排出口を備えた加熱可能な攪拌装置に移した。15分後105℃で相分離を行い、この際、909gの水性の下相が分離除去され、そして640gのMBT+5EO−ECSが得られた。
例9(MBT+3PO+3EO−ECS)
2L容積の攪拌装置中に、754gのMBT+3PO+3EO(OH価に従い1.5モル)を窒素雰囲気下に仕込みそして40℃に加温した。次いで、244g(1.8モル)のクロロ酢酸ナトリウムを導入し、そしてこの反応混合物を50℃に加温した。各々30分後に、温度が55℃を超えないように、72g(1.8モル)のNaOHマイクロプリルを4回に分けて加えた。70℃で2時間、後反応させた。その後、675gの10%塩酸を加え、この混合物を95℃に加熱し、そして底部排出口を備えた加熱可能な攪拌装置中に移した。15分後105℃の温度で相分離を行い、この際、919gの水性の下相が分離除去され、そして820gのMBT+3PO+3EO−ECSが得られた。
例10(MBT+3PO+7EO−ECS)
2L容積の攪拌装置中に、687gのMBT+3PO+7EO(OH価に従い1モル)を窒素雰囲気下に仕込みそして40℃に加温した。次いで、163g(1.2モル)のクロロ酢酸ナトリウムを導入し、そしてこの反応混合物を50℃に加温した。各々30分後に、温度が55℃を超えないように、48g(1.2モル)のNaOHマイクロプリルを4回に分けて加えた。70℃で2時間、後反応させた。その後、450gの10%塩酸を加え、この混合物を95℃に加熱し、そして底部排出口を備えた加熱可能な攪拌装置中に移した。1時間後105℃の温度下に相の分離を行い、この際、627gの水性の下相が分離され、そして708gのMBT+3PO+7EO−ECSが得られた。
例11(MBT+4PO+7EO−ECS)
2L容積の攪拌装置中に、749gのMBT+4PO+7EO(OH価に従い1モル)を窒素雰囲気下に仕込みそして40℃に加温した。次いで、163g(1.2モル)のクロロ酢酸ナトリウムを導入し、そしてこの反応混合物を50℃に加温した。各々30分後に、温度が55℃を超えないように、48g(1.2モル)のNaOHマイクロプリルを4回にわけて加えた。70℃で2時間、後反応させた。その後、450gの10%塩酸を加え、この混合物を95℃に加熱しそして底部排出口を備えた加熱可能な攪拌装置に移した。1時間後105℃の温度で相の分離を行い、この際、632gの水性の下相が分離除去され、そして771gのMBT+3PO+7EO−ECSが得られた。
例12
例7の150gのMBT+3EO−ECSを、40℃で及び連続的に攪拌しながら、対応する塩の生成下に1NのNaOHで7.8のpHに調節した。
例13
例7の150gのMBT+3EO−ECSを、40℃で及び連続的に攪拌しながら、対応するアンモニウム塩の生成下にモノエタノールアミン(MEA)で10.2のpHに調節した。
例14
例7の150gのMBT+3EO−ECSを、40℃で及び連続的に攪拌しながら、対応するアンモニウム塩の生成下にトリエタノールアミン(TEA)で8.9のpHに調節した。
例15
例7の150gのMBT+3EO−ECSを、40℃で及び連続的に攪拌しながら、対応するアンモニウム塩の生成下に1−アミノ−2−プロパノール(MIPA)で9.8のpHに調節した。
例16
例7の150gのMBT+3EO−ECSを、40℃で及び連続的に攪拌しながら、対応するアンモニウム塩の生成下にシクロヘキシルアミンで9.8のpHに調節した。
例17
例8の150gのMBT+5EO−ECSを、40℃で及び連続的に攪拌しながら、対応するアンモニウム塩の生成下にトリエタノールアミン(TEA)で8.9のpHに調節した。
例18
例9の150gのMBT+3PO+3EO−ECSを、40℃で及び連続的に攪拌しながら、対応するアンモニウム塩の生成下にトリエタノールアミン(TEA)で8.9のpHに調節した。
水混和性切削液、清浄液、表面処理に本発明の化合物を腐蝕防止剤として使用する方法
腐蝕保護試験を、DIN規格51360、パート2(フィルターペーパー試験)に準拠して行いそして鉄金属の腐食の評価に使用した。腐蝕の程度の目安としては、標準化したネズミ鋳鉄削り屑(削り屑の大きさ:3〜6mm2 )に対する水と混合した切削液(KSS)の作用によって生じたラウンドフィルタ上の腐蝕痕の種類及び数を使用した。評価は、目視試験及び比較表に従う腐蝕度(1〜4)の格付けによって行う。
【0038】
比較例として、商業的に入手可能な乳化剤[Emulsogen(R) (エマルソゲン)COL020及びCOL050)を使用した。
【0039】
これらは、本質的に、オレイル−O−(EO)2 −CH2 −COOHの組成のエーテルカルボン酸(Emulsogen COL 020)または5個のEO基を有するそれの同族体(Emulsogen COL 050)である。これらは、対応するアンモニウム塩の生成下にトリエタノールアミン(TEA)を用いて8.9のpHに調節した。
【0040】
【表1】
Figure 2004536803
【0041】
銅ストリップ試験
銅ストリップ試験は、非鉄系金属の表面品質の光学的評価に使用される(VKIS法、ワークシート7)。銅ストリップの前処理のために、これらを赤熱しそしてメタノール中で急冷する。こうして清浄された銅ストリップを、脱イオン水中の被試験KSSの4%濃度エマルションを充填した100ml容積の直立型シリンダーに入れる。50℃で14日間保存した後、上記エマルションから銅ストリップを取り出しそして目視試験によって評価する。
銅パウダー試験
100ml容積の直立型シリンダー中に、脱イオン水中の被試験KSSの4%濃度エマルション及び正確に1gの銅粉末を加える。不動態化剤を、KSS中に3%の量で配合する。50℃で14日間保存した後、このエマルションを濾過して銅粉末を除き、そしてCu+/2+の含有率を分析した。
【0042】
比較のために、商業的に入手が可能なベンゾトリアゾール[Irgamet(R) (イルガメット)BT]及びメルカプトベンゾチアゾリル酢酸を銅用の標準的な不動態化剤として使用した。
【0043】
【表2】
Figure 2004536803
【0044】
本発明の化合物を石油及び天然ガスの探掘、生産及び精製のための腐蝕防止剤として使用する方法
腐蝕防止剤を、シェル−ウィール試験で試験した。C−鋼鉄製のクーポン(DIN1,1203、表面積:15cm2 )を、塩水/石油混合物(9:1.5%濃度NaCl溶液、酢酸で3.5のpHに調節されたもの)中に浸漬し、そして40rpmの回転速度で70℃の温度下に24時間この媒体に曝した。防止剤の添加量は防止剤の40%溶液50ppmであった。保護値は、クーポン質量の減少量からブランク値を基準にして計算した。
【0045】
チオグリコール酸は、式HS−CH2 −COOHの化合物である。
【0046】
【表3】
Figure 2004536803
【0047】
【表4】
Figure 2004536803

Claims (7)

  1. 次式(1)で表される化合物並びに次式2で表されるそれの塩。
    Figure 2004536803
    Figure 2004536803
    [式中、
    Aは、C2 〜C4 アルキレンであり、
    xは、1〜100の数であり、そして
    yは、1〜4の数であり、そして
    Rは、カチオンである。]
  2. Aが、プロピレン及び/またはエチレンである、請求項1の化合物。
  3. xが2〜70の数である、請求項1及び/または2の化合物。
  4. Rが、水素、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオンまたは場合によっては置換されたアンモニウムイオンである、請求項1〜3の一つまたはそれ以上の化合物。
  5. yが1または2である、請求項1〜4の一つまたはそれ以上の化合物。
  6. 腐蝕防止剤または金属加工剤として請求項1〜5の一つまたはそれ以上の化合物を使用する方法。
  7. 石油及び天然ガスの採収、加工に腐蝕防止剤として上記式1の化合物を使用する方法。
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