JP2004536192A - ポリエステルブレンド及びそれから製造された熱収縮性フィルム - Google Patents

ポリエステルブレンド及びそれから製造された熱収縮性フィルム Download PDF

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Abstract

ポリエステル約50〜約99重量%と本質的に直鎖のランダム脂肪族−芳香族コポリエステル又はその分岐鎖及び/若しくは連鎖延長コポリエステル約1〜約50重量%の配合ブレンドは熱収縮性フィルムとして有用である。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明はポリマー化合物及び前記化合物から製造された製品に関する。更に詳しくは、本発明は熱収縮性フィルムの製造に有用な特殊なポリエステルブレンドに関する。
【背景技術】
【0002】
熱収縮性フィルムは公知であり、種々の用途で商業的に使用されている。一般に、所定の温度において、特にガラス転移温度(Tg)より高温においては、熱可塑性フィルム材料は引張応力によって伸びる。この伸長を持続しながら、温度をガラス転移温度より充分に低い温度まで低下させると、内部応力の増大した状態が固定される。しかし、フィルムを再びガラス転移温度近く又はそれ以上まで加熱すると、応力が取り除かれ、フィルムが収縮する、即ち、縮む。互いに直角の2方向に延伸後に冷却することによってプラスチックフィルムを硬化させた場合には、フィルムは両方向に収縮できる、即ち、二軸延伸熱収縮性フィルムが製造される。
【0003】
熱収縮性プラスチックフィルムは、被覆として、物体を結束するために、そしてボトル、缶及び他の容器のための外装材及びラベルとして使用されている。例えば、このようなフィルムは、ボトルのキャップ、ネック、肩部若しくは胴部を被覆するために又はボトル全体に;ラベル表示、不正開封防止機能付き保護、分配若しくは製品価値の増加のために;又はその他の理由で使用される。更に、このようなフィルムは、箱、ボトル、板、棒又はノートのような物を組にして一緒に包装するための被覆として使用でき、このようなフィルムはまた、包装としてピッタリとくっつけることもできる。前記用途は、フィルムの収縮性及び内部収縮応力をうまく利用するものである。
【0004】
収縮フィルムは以下の2つのカテゴリーに分類できる:(1)フィルムがx軸及びy軸両方向に収縮する上包み用二軸延伸フィルム並びに(2)食品及び医薬品の不正開封防止機能付きラベルとして並びに飲料ボトルの一次ラベルとして広く使用される一軸延伸スリーブ。このフィルムは主に延伸方向に収縮し、理想的には非延伸方向における収縮は5%未満〜10%であり、非延伸方向の収縮はないことが望ましい。通常は、これらのフィルムはチューブの形状にされ、ボトルの周囲に又は2つ以上のパイプの周囲に巻き付けた後に、例えば熱を加えることによってフィルムを収縮させて、物体を包装するか又はひとまとめにする。
【0005】
前記フィルムに使用される材料には、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン、延伸ポリエチレン、延伸ポリプロピレン、塩化水素化ゴム及びポリエステルなどがある。しかし、前記材料には問題がないわけではない。例えば、ポリ塩化ビニルは、処理のために焼却する場合に塩素ガスを発生し、ポリエチレンフィルム上への文字及びグラフィックスの印刷は難しい。
【0006】
現在のところ、収縮性に優れ、透明度が良好であり且つコストが低いという理由から、PVCが最も広く使用されている材料である。ポリエステルが既存の収縮トンネル装置上において「ドロップイン(drop−in)」代替品となることができるように、ポリエステル収縮フィルムはPVCフィルムと非常に類似した特性を有するのが理想的である。反復のために望ましいPVCフィルムの特性は、以下の通りである:(1)比較的低い収縮開始温度、(2)温度の増加と共に徐々に且つ制御された方法で増加する全収縮率、(3)下に存在する容器の圧潰を防ぐ低収縮力、(4)高い全収縮率(例えば50%又はそれ以上)並びに(5)収縮前後におけるフィルムの不必要な引き裂き及び層間剥離を防ぐような固有のフィルム靭性。
【0007】
従って、PVCと同様な収縮特性を有するが、前述のような環境上の問題を有さないポリエステル熱収縮性フィルムを調製することが望ましい。
【0008】
特許文献1は、少なくとも95モル%のテレフタル酸、65〜80モル%のエチレングリコール及び35〜20モル%のCHDMを含むPETGコポリエステル1〜98.5重量%;少なくとも75モル%のテレフタル酸、50〜90モル%のエチレングリコール及び50〜10モル%のジエチレングリコールを含むPETコポリエステル98.5〜1重量%;並びに場合によってはPETのような結晶性ポリエステル5〜15重量%を含むコポリエステルブレンドを含む熱収縮性フィルムを開示している。
【0009】
特許文献2は、第1の軸における収縮率が80℃において30%以上及び100℃において50%以上であり、且つ第1の軸に垂直な軸における収縮率が55〜105℃の温度において15%以下であるポリエステル熱収縮性フィルムを開示している。フィルムのポリエステル成分は全て95°F(35℃)超のガラス転移温度を有する。
【0010】
特許文献3は100℃未満の温度における加熱時に両方向において少なくとも30%収縮するプラスチックフィルムの製造方法を開示している。
【0011】
特許文献4は、ジカルボン酸残基部分の70〜100モル%がテレフタル酸であり、且つグリコール残基部分の50〜100モル%が1,4−シクロヘキサンジメタノールである、3cal/g以上の結晶融解熱及び200〜310℃の範囲の融点を有する結晶性ポリエステル(A)100〜30重量部並びにテレフタル酸及び/又は2,6−ナフタレンジカルボン酸をジカルボン酸残基部分とし、且つエチレングリコール及び/又は1,4−ブタジエングリコールをグリコール残基部分とするポリエステル(B)0〜70重量部を含む熱収縮性ポリエステルフィルムを開示している。このポリエステルフィルムは、100℃で5分間熱処理後に縦横方向のいずれかにおいて、40〜90%の範囲の収縮率を有し、もう一方の方向では収縮又は膨張率が100℃で5分間熱処理後に15%以下であり、厚さ35ミクロンにおいて10%以下の曇り価を有する。
【0012】
特許文献5は、主収縮方向における熱収縮率が、約70℃の水中で約5秒間処理後に約20%又はそれ以上、約75℃の水中で約5秒間処理後に約35〜約55重量%及び約80℃の水中で約5秒間処理に約50〜約60%であって、約75℃の水中で10秒間処理することによってフィルムを約5%収縮させた後に、主収縮方向と直交する方向における破断点伸びが約20%又はそれ以下である確率が約10%又はそれ以下である熱収縮性ポリエステルフイルムを開示している。
【0013】
特許文献6はセルロースエステルと脂肪族−芳香族コポリエステルとの二成分ブレンド、セルロースエステルと脂肪族ポリエステルとの二成分ブレンド並びにセルロースエステル及び/又は脂肪族ポリエステル及び/又は脂肪族−芳香族コポリエステル及び/又はポリマー化合物の三成分ブレンドを開示している。
【0014】
【特許文献1】
米国特許第5,859,116号(1999年1月12日にShihに対して発行)
【特許文献2】
米国特許第4,963,418号(1990年10月16日にIsakaらに対して発行)
【特許文献3】
米国特許第3,187,075号(1965年6月1日にSeifriedらに対して発行)
【特許文献4】
米国特許第4,814,426号(1989年3月21日にUtsumiらに対して発行)
【特許文献5】
米国特許第5,985,387号(1999年11月16日にMoriらに対して発行)
【特許文献6】
米国特許第5,580,911号(1996年12月3日にBuchananらに対して発行)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
従って、収縮前後におけるフィルムの不必要な引き裂き及び層間剥離を防ぐような固有のフィルム靭性を有する、収縮開始温度が比較的低いポリエステル熱収縮性フィルムが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明は、簡潔には、ポリエステルと脂肪族−芳香族コポリエステルとの配合ブレンド及び前記ブレンドから製造される熱収縮性フィルムに関する。本発明のブレンドは、
(A)(1)テレフタル酸約60〜100モル%とイソフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、ナフタレンジカルボン酸、コハク酸、シクロヘキサンジカルボン酸及びそれらの混合物からなる群から選ばれた第2の酸0〜約40モル%とを含んでなる酸残基部分;並びに
(2)i. ジエチレングリコール約0〜50モル%;
ii. 1,4−シクロヘキサンジメタノール約0〜100モル%;
iii. ネオペンチルグリコール約0〜50モル%;
iv. プロパンジオール約0〜50モル%;
v. 1,4−ブタンジオール約0〜100モル%;及び
vi. エチレングリコール、残りのモル%
を含んでなるジオール残基部分
を含んでなるポリエステル約50〜約99重量%と、
(B)フェノール/テトラクロロエタンの60/40重量部溶液100ml中で25℃において0.5gのサンプルに対して測定したインヘレント粘度が約0.2〜約2.0デシリットル/gであり且つ式:
【0017】
【化1】
Figure 2004536192
【0018】
及び
【0019】
【化2】
Figure 2004536192
【0020】
(式中、R1は、C2〜C8アルキレン又はオキシルアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、且つR1のモル%は約80〜100であり;
【0021】
3は、C2〜C8アルキレン又はオキシルアルキレン;ハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC2〜C8アルキレン又はオキシルアルキレン;C5〜C12シクロアルキレン(例えば、1,4−シクロヘキサンジメタノール);並びにハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC5〜C12シクロアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、且つR3のモル%は0〜約20であり;
【0022】
2は、C2〜C12アルキレン若しくはオキシアルキレン;ハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC2〜C12アルキレン若しくはオキシルアルキレン;C5〜C10シクロアルキレン;並びにハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC5〜C10シクロアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、且つR2のモル%は約35〜約95であり;
【0023】
4は、C6〜C10アリール;ハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC6〜C10アリール;C5〜C10シクロアルキレン;並びにハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC5〜C10シクロアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、且つR4のモル%は約5〜約65である)
の反復単位を有する、本質的に直鎖のランダム脂肪族−芳香族コポリエステル又はその分岐鎖及び/若しくは連鎖延長コポリエステル約1〜約50重量%
(前記各重量%は成分(A)及び(B)の総重量に基づくものであり;成分(A)のモル%は100モル%の酸残基部分及び100モル%のジオール残基部分に基づくものであり;成分(B)については、R1及びR3のモル%の和は100であり且つR2及びR4のモル%の和は100である)
を含む。
【発明の効果】
【0024】
意外なことに、本発明の、ポリエステルと脂肪族−芳香族コポリエステルとの配合ブレンド(compositional blend)は、熱収縮性フィルムに使用される既知のポリエステル又はポリエステルブレンドよりも約70℃低い温度でより大きい収縮%を示す。また、前記重量%の成分(B)、即ち、脂肪族−芳香族コポリエステルを含ませることによってフィルムの延性が増加し、その結果、より高い割合のジエチレングリコール(DEG)を熱収縮性フィルムに混和でき、許容可能な引張及び収縮特性を保持できたことは予想外のことである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明は、熱収縮性フィルムの用途に使用できる、ポリエステルである成分(A)と脂肪族−芳香族コポリエステルである成分(B)との配合ブレンド(以下、「配合ブレンド」という)に関する。当業界で一般に理解されているポリエステルは、1種の酸を有する酸残基部分と1種のジオールを含むジオール残基部分を含むのに対し、コポリエステルは、酸の組合せを含む酸残基部分及び/又はジオールの組合せを含むジオール残基部分を含むと理解されている。しかし、本明細書中に開示する本発明の説明を簡単にするために、成分(A)について言及する場合の用語「ポリエステル」は、反応器グレードであるか又はブレンドとして調製されたポリエステル及びコポリエステルを含むものとする。本明細書中で使用する「反応器グレード」とは、酸及びジオールモノマーのエステル化/エステル交換及びそれに続く重縮合によって直接調製される生成物を意味する。その定義による成分(B)はコポリエステルである。
【0026】
本発明の熱収縮性フィルムに使用する本発明の配合ブレンドは、酸残基部分及びジオール残基部分を含むポリエステルが約50〜約99重量%である成分(A)を含む。酸残基部分はテレフタル酸約60〜100モル%並びにイソフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、ナフタレンジカルボン酸(NDA)、コハク酸、シクロヘキサンジカルボン酸(CHDA)及びそれらの混合物からなる群から選ばれた第2の酸0〜約40モル%からなる。ジオール残基部分は、ジエチレングリコール0〜約50モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノール(CHDM)0〜100モル%、ネオペンチルグリコール(NPG)0〜約50モル%、プロパンジオール0〜約50モル%、1,4−ブタンジオール0〜100モル%及びエチレングリコール1〜100モル%を含む。
成分(A)に好ましい、酸残基部分及びジオール残基部分のモル百分率を以下の表Iに示す。これらの値は、表中には酸残基部分100モル%及びジオール残基部分100モル%に基づく、好ましい範囲/より好ましい範囲/最も好ましい範囲として示してある。
【0027】
【表1】
Figure 2004536192
【0028】
成分(A)のポリエステルの酸残基部分はテレフタル酸残基から本質的になるのが好ましい。酸残基部分は、更に、炭素原子3〜20個を含むことができ且つ芳香族、脂肪族若しくは脂環式ジカルボン酸又はこれらのジカルボン酸の組合せの単位からなることができる他の酸約5モル%以下で改質することができる。例えば、他の酸としては、マロン酸、グルタル酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、1,4−、1,5−及び2,6−デカヒドロナフタレンジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、トランス3,3’−及びトランス−4,4−スチルベンジカルボン酸並びに4,4’−ジベンジルジカルボン酸が挙げられる。
【0029】
本発明における成分(A)のポリエステルのジオール残基部分は、約35モル%以下の、好ましくは20モル%の、より好ましくは約10モル%未満の炭素数約2〜約10の他のグリコール、例えば1,5−ペンタンジオール又は1,6−ヘキサンジオールで置き換えることができる。
【0030】
配合ブレンドは更に、本質的に直鎖のランダム脂肪族−芳香族コポリエステル又はその分岐鎖及び/若しくは連鎖延長コポリエステル(以下、AAPEと称する)である約1〜約50重量%の成分(B)を含む。AAPEは、フェノール/テトラクロロエタンの60/40重量部溶液100ml中で25℃において0.5gのサンプルに対して測定したインヘレント粘度が約0.2〜約2.0デシリットル/gである。
【0031】
本発明に使用するAAPEは、米国特許第5,661,193号;第5,599,858号;第5,580,911号;及び第5,446,079号に記載されたものを含む(これらの特許の開示全体を参照することによって本明細書中に取り入れる)。更に具体的には、AAPEは本質的に直鎖のランダムコポリエステル又はその分岐鎖及び/若しくは連鎖延長コポリエステルであり、好ましくは式:
【0032】
【化3】
Figure 2004536192
【0033】
及び
【0034】
【化4】
Figure 2004536192
【0035】
の反復単位を有する。前記式において、
【0036】
1はC2〜C8アルキレン若しくはオキシルアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、且つR1のモル%は約80〜100であり;
【0037】
3はC2〜C8アルキレン若しくはオキシルアルキレン;ハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC2〜C8アルキレン若しくはオキシルアルキレン;C5〜C12シクロアルキレン(例えば、1,4−シクロヘキサンジメタノール);並びにハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC5〜C12シクロアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、且つR3のモル%は0〜約20であり;
【0038】
2はC2〜C12アルキレン若しくはオキシアルキレン;ハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC2〜C12アルキレン若しくはオキシルアルキレン;C5〜C10シクロアルキレン;並びにハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC5〜C10シクロアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、且つR2のモル%は約35〜約95であり;
【0039】
4はC6〜C10アリール;ハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC6〜C10アリール;C5〜C10シクロアルキレン;並びにハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC5〜C10シクロアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、且つR4のモル%は約5〜約65である。
【0040】
前記各重量%は成分(A)及び(B)の総重量に基づく。成分(A)のモル%は100モル%の酸残基部分及び100モル%のジオール残基部分に基づく。成分(B)に関しては、R1及びR3のモル%の和は100であり、R2及びR4のモル%の和は100である。
【0041】
好ましいAAPEは、R1がC2〜C8アルキレンから選ばれ、約90〜100モル%の量で存在し;R3が0〜約10モル%の量で存在し;R2が、C2〜C8アルキレン若しくはオキシアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、約35〜約95モル%の量で存在し;且つR4がC6〜C10アリールからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、約5〜約65モル%の量で存在する(R1及びR3のモル%の和は100であり、R2及びR4のモル%の和は100である)ものである。
【0042】
より好ましいAAPEは、R1がC2〜C4アルキレンであり、約95〜100モル%で存在し;R3が0〜約5モル%の量で存在し;R2がC2〜C6アルキレン若しくはC2オキシアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、約35〜約65モル%の量で存在し;R4が1,4−ジ置換C6アリールであり、約35〜約65モル%の量で存在するものである。
【0043】
成分(B)の酸残基部分及びジオール残基部分の好ましいモル%を以下の表IIに示す。これらの値は、表中には酸成分100モル%及びジオール成分100モル%に基づくものであり、最初に大まかな範囲、次に好ましい範囲、その次に最も好ましい範囲として示してある。最も好ましくは、脂族酸はアジピン酸であり、芳香族酸はテレフタル酸であり、主たるジオールは1,4−ブタンジオールである。前記式との比較のため、主たるジオール残基をR1で表し、改質用ジオール残基をR3で表し、脂肪酸残基をR2で表し、芳香族酸残基をR4で表す。
【0044】
【表2】
Figure 2004536192
【0045】
両成分(A)及び(B)に関しては、ナフタレンジカルボン酸異性体のいずれか又は混合物を使用でき、1,4−、1,5−、2,6−及び2,7−異性体が好ましく、2,6−異性体が最も好ましい。1,3−又は1,4−シクロヘキサンジカルボン酸はシス異性体、トランス異性体又はシス/トランス異性体混合物であることができる。1,4−シクロヘキサンジメタノールはシス異性体、トランス異性体又はシス/トランス異性体混合物であることができる。
【0046】
本明細書中で使用する用語「アルキル」及び「アルキレン」は、−CH2−CH2−CH2−CH2−及び−CH2CH(X)−CH2−のような直鎖又は分岐鎖部分を意味する。用語「オキシアルキレン」は、1〜4個のエーテル酸素基を含むアルキレン鎖を意味する。用語「シクロアルキレン」は、シクロアルキル部分を含む全てのアルキル基を意味する。
【0047】
これらのAAPEに最も好ましい組成は、100モル%の酸成分及び100モル%のジオール成分に基づき以下のモル%の以下のジオール及び酸(又はそれらのポリエステル形成性誘導体)から得られるものである:
(1)グルタル酸(約30〜約75%);テレフタル酸(約25〜約70%);1,4−ブタンジオール(約90〜100%);及び改質用ジオール(0〜約10%)。
(2)コハク酸(約30〜約95%);テレフタル酸(約5〜約70%);1,4−ブタンジオール(約90〜100%);及び改質用ジオール(0〜約10%)。
(3)アジピン酸(約30〜約75%);テレフタル酸(約25〜約70%);1,4−ブタンジオール(約90〜100%);及び改質用ジオール(0〜約10%)。
【0048】
改質用ジオールは、好ましくは1,4−シクロヘキサンジメタノール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール及びネオペンチルグリコールから選ばれる。
【0049】
最も好ましいAAPEの具体例としては、(a)グルタル酸50%/テレフタル酸50%/1,4−ブタンジオール100%、(b)グルタル酸60%/テレフタル酸40%/1,4−ブタンジオール100%又は(c)グルタル酸40%/テレフタル酸60%/1,4−ブタンジオール100%を含むポリ(テトラメチレングルタレート−co−テレフタレート);(a)コハク酸85%/テレフタル酸15%/1,4−ブタンジオール100%又は(b)コハク酸70%/テレフタル酸30%/1,4−ブタンジオール100%を含むポリ(テトラメチレンスクシネート−co−テレフタレート);コハク酸70%/テレフタル酸30%/エチレングリコール100%を含むポリ(エチレンスクシネート−co−テレフタレート);及びアジピン酸85%/テレフタル酸15%/1,4−ブタンジオール100%を含むポリ(テトラメチレンアジペート−co−テレフタレート)が挙げられる。
【0050】
望ましくは、AAPEは、約10〜約1,000反復単位、好ましくは約15〜約600反復単位を有する。好ましくは、AAPEは、フェノール/テトラクロロエタンの60/40重量部溶液100ml中で25℃において0.5gのサンプルに対して測定したインヘレント粘度が約0.4〜約2.0dL/g、より好ましくは約0.7〜約1.4dL/gである。
【0051】
望ましくは、AAPEは140°F(60℃)未満、好ましくは70°F(21℃)未満、最も好ましくは32°F(0℃)未満のガラス転移温度を有する。これよりガラス転移温度が低ければ、樹脂の低温収縮特性の改善に役立つ。更に、ガラス転移温度が室温より低ければ、AAPEは強化剤及び耐衝撃性改良剤として役立つ。
【0052】
本発明のポリエステルはまた、分岐剤を含むことができる。分岐剤の重量%範囲は、ポリエステルブレンドの総重量%に基づき約0.01〜約10重量%、好ましくは0.1〜1.0重量%である。分岐剤は好ましくは、約50〜約5000,より好ましくは約92〜約3000の重量平均分子量及び約3〜約6の官能価を有する。常用の分岐剤としては、多官能価の酸、無水物、アルコール及びそれらの混合物が挙げられる。望ましくは、分岐剤は、3〜6個のヒドロキシル基を有するポリオール、3〜4個のカルボキシル基を有するポリカルボン酸又は合計3〜6個のヒドロキシル及びカルボキシル基を有するヒドロキシ酸であることができる。
【0053】
分岐剤の役割を果たす代表的な低分子量ポリオールとしては、グリセロール、トリメチロールプロパン、1,2,4−ブタントリオール、ペンタエリトリトール、1,2,6−ヘキサントリオール、ソルビトール、1,1,4,4−テトラキス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート及びジペンタエリトリトールが挙げられる。比較的高分子量のポリオール(MW400〜3000)の分岐剤の詳細例は、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのような炭素数2〜3のアルキレンオキシドとポリオール開始剤とを縮合させることによって得られるトリオールである。
【0054】
分岐剤として使用できる代表的なポリカルボン酸としては、ヘミメリット酸、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸、ベンゼンテトラカルボン酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、1,1,2,2−エタンテトラカルボン酸、1,1,2−エタントリカルボン酸、1,3,5−ペンタントリカルボン酸及び1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸が挙げられる。酸はそのまま使用することもできるが、それらの低級アルキルエステル又は環状無水物が形成され得る場合にはそれらの環状無水物の形態であるのが好ましい。
【0055】
分岐剤として適当な代表的ヒドロキシル酸としては、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、3−ヒドロキシグルタル酸、ムチン酸、トリヒドロキシグルタル酸及び4−(β−ヒドロキシエチル)フタル酸が挙げられる。このようなヒドロキシ酸は、3個又はそれ以上のヒドロキシル及びカルボキシル基の組み合わせを含む。
【0056】
特に好ましい分岐剤としては、トリメリット酸、トリメシン酸、ペンタエリトリトール、トリメチロールプロパン及び1,2,4−ブタントリオールが挙げられる。
【0057】
本発明の分岐AAPEの一例は、1,4−ブタンジオール100モル%、テレフタル酸43モル%及びアジピン酸57モル%を含み且つ分岐剤としてペンタエリトリトール0.5重量%を含むポリ(テトラメチレンアジペート−co−テレフタレート)である。このコポリエステルは、最初はTi(OiPr)4として存在する100ppmのTiの存在下で真空下においてアジピン酸ジメチル、テレフタル酸ジメチル、ペンタエリトリトール及び1,4−ブタンジオールを190℃において1時間、200℃において2時間、210℃において1時間、次いで250℃において1.5時間加熱する場合に製造される。コポリエステルは典型的には、押出発泡に使用するために成形後にペレット化する。
【0058】
本発明の別の分岐鎖AAPEは、1,4−ブタンジオール100モル%、テレフタル酸43モル%及びアジピン酸57モル%を含み且つ分岐剤としてピロメリット酸二無水物0.3重量%を含むポリ(テトラメチレンアジペート−co−テレフタレート)である。このコポリエステルは、押出機を用いて直鎖ポリ(テトラメチレンアジペート−co−テレフタレート)をピロメリット酸二無水物と共に反応性押出を行うことによって製造する。
【0059】
本発明のポリエステルは連鎖延長剤を含むこともできる。代表的な連鎖延長剤は、米国特許第5,817,721号に開示されたジビニルエーテルであり、この特許を参照することによって本明細書に取り入れる。好ましいジビニルエーテルは1,4−ブタンジオールジビニルエーテル、1,5−ヘキサンジオールジビニルエーテル及び1,4−シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテルである。連鎖延長剤の重量%範囲は、ポリエステルブレンドの総重量%に基づき、0.01〜5重量%、好ましくは0.3〜2.5重量%である。
【0060】
本発明のポリエステルは、スルホネート又はイオン性官能基を含むこともできる。これらの例としては、例えば5−ソジオスルホイソフタル酸、3−ソジオスルホイソフタル酸、3−ソジオスルホ安息香酸などが挙げられ、スルホネート基はナトリウム対イオンで中和されている。当業界でよく知られているカルシウム、亜鉛、リチウムなどのような他の標準陽イオンを使用できる。
【0061】
本発明のポリエステル及びコポリエステルは、当業界でよく知られた従来の重縮合法によって調製する。例えば、このようなポリエステルは、酸とグリコールとの直接縮合によって、又はエステル形成性誘導体を用いたエステル交換によって調製できる。このような誘導体には、官能性酸誘導体、例えばジカルボン酸のジメチル、ジエチル又は若しくはジプロピルエステル及び酸の無水物又は酸ハロゲン化物がある。
【0062】
典型的には、このような反応は通常は150〜300℃の温度において四塩化チタン、二酢酸マンガン、酸化アンチモン、ジブチル錫ジアセテート、塩化亜鉛又はそれらの組み合わせのような重縮合触媒の存在下で実施する。触媒は典型的には、反応体の総重量に基づき10〜1000ppmの量で使用する。本発明においては、代表的な脂肪族ポリエステルは、グルタル酸ジメチルと1,6−ヘキサンジオールとの重縮合生成物である。このポリエステル、ポリ(ヘキサメチレングルタレート)は、グルタル酸ジメチルと1,6−ヘキサンジオールとを、100ppmのTiの存在下において真空下で約210℃において4時間、次いで260℃において1.5時間加熱する場合に生成される。代表的な脂肪族−芳香族コポリエステルは、テレフタレート30モル%を含むポリ(テトラメチレングルタレート−co−テレフタレート)である。このポリエステルは、グルタル酸ジメチル、テレフタル酸ジメチル及び1,4−ブタンジオールを、最初はTi(OiPr)4として存在する100ppmのTiの存在下において真空下で約200℃において1時間、次いで245℃において0.9時間加熱した場合に生成する。
【0063】
本発明のコポリエステルブレンドは、当業界で常用される任意の種々の添加剤を含むことができる。例えば、ポリエステルブレンドは、組成物の総重量に基づき、約0.01〜約50重量%の、滑剤、非ポリマー可塑剤、熱安定剤、酸化防止剤、酸化促進剤、酸捕捉剤、紫外線安定剤、光分解促進剤、帯電防止剤、顔料、染料(色素)及び着色剤から選ばれた少なくとも1種の追加の添加剤を含むことができる。典型的な非ポリマー可塑剤としては、アジピン酸ジオクチル、燐酸エステル及びフタル酸ジエチルが挙げられる。代表的な無機物質としてはタルク、TiO2、CaCO3、NH4Cl及びシリカが挙げられる。着色剤はモノマー、オリゴマー及びポリマーであることができる。好ましいポリマー着色剤は、発色モノマー、即ち染料がポリマー中に共有結合によって取り込まれた脂肪族ポリエステル、脂肪族−芳香族コポリエステル又は芳香族ポリエステルである。このような代表的ポリマー着色剤は、Weaverらによって米国特許第4,892,922号、第4,892,923号、第4,882,412号、第4,845,188号、第4,826,903号及び第4,749,773号に記載されており、これらの特許の開示全体を参照することによって本明細書中に取り入れる。
【0064】
成分の物理的混合によるブレンドの生成は、多くの方法で、例えば成分を適当な溶媒、例えばアセトン、THF、CH2Cl2/MeOH、CHCl3、ジオキサン、DMF、DMSO、AcOMe、AcOEt及びピリジン中で混合した後にフィルム流延することによって行うことができる。好ましくは、ブレンド成分は、熱的配合によって混合する。最も好ましい方法は、バッチミキサー、リボンブレンダー、バンバリーミキサー、練りロール機、トルクレオメーター、一軸スクリュー押出機、又は二軸スクリュー押出機のような装置中における熱的配合による。熱的配合によって製造されるブレンドは、当業者に知られた多くの方法によって薄膜に加工できる。
【0065】
ポリエステルブレンドは、また押出及びカレンダリングのような任意の公知方法によって、フィルムの形態に成形できる。典型的にはペレットの形態のポリエステルを、タンブラー中で一緒に混合し、次いで、溶融配合用の押出機のホッパー中に入れる。あるいは、ペレットを、望ましい重量比でペレットを計量する種々の供給装置によって押出機のホッパーに添加することができる。押出機から出ると同時に、その時点で均一なコポリエステルブレンドはフィルムに成形加工される。フィルムの形状は限定されない。例えばフィルムはフラットシート又はチューブであることができる。得られたフィルムは、例えば特定の方向に元の寸法の2〜6倍に延伸することができる。
【0066】
延伸方法は、公知の方法、例えばロール延伸法、ロングギャップ延伸法、テンター延伸法及びチューブ延伸法のいずれかによることができる。これらの方法のいずれを使用しても、連続的二軸延伸、同時二軸延伸、一軸延伸又はこれらの組み合わせを行うことが可能である。前記二軸延伸法の場合には、縦方向及び横断方向の延伸を同時に行うことができる。延伸はまた、最初に一方向で、次にもう一方の方向で行って、効率的に二軸延伸を行うこともできる。
【0067】
フィルムの延伸においては、ブレンドポリマー組成物の平均ガラス転移温度(Tg)〜Tg+5℃〜Tg+80℃、好ましくはTg+10℃〜Tg+20℃の範囲の温度まで予め加熱するのが望ましい。フィルムは約5〜50cm/秒(約2〜20in./秒)の速度で延伸するのが好ましい。延伸比は、x軸方向の延伸倍率対y軸方向の延伸倍率と定義する。延伸倍率は、フィルムの最終長さをフィルムの元の長さで割ったものである。
【実施例】
【0068】
本発明を以下に示す具体例によって更に詳細に説明する。これらの実施例は説明するための実施態様であり、本発明を限定することを目的とせず、むしろ、添付した「特許請求の範囲」の範囲及び内容内で広義に解釈すべきであることを理解されたい。
【0069】
以下の実施例において、引張強さはASTM D882に従って測定した。延伸及び非延伸方向におけるエルメンドルフ引裂き強さはASTM D1922に従って測定した。収縮%は以下のようにして求めた:
【0070】
フィルムのストリップを、3.9インチ×3.9インチ(100mm×100mm)の正方形に切断した。これらを所定の浴温度の熱油浴中に10秒間又は30秒間浸漬し、次いで取り出して乾燥させた。収縮%は、式:
収縮%=(L0−Lf)/L0
(式中、L0は未収縮の長さであり、Lfは収縮後の長さである)
から求める。所定の延伸に関する理論最大収縮は、式:
理論最大収縮%=100(Λ−1)−/Λ
(式中、Λは延伸比である)
から得られる。従って、4倍延伸フィルム(本明細書におけるT.M.Long延伸サンプル)に関しては、最大可能収縮率は75%であるが、5倍延伸フィルム(市販幅出し機により典型的なもの)に関しては、理論最大値は80%である。
【0071】
いくつかの異なるコポリエステル樹脂を調製し、以下の表IIIに記載する。前に「C」が表示されたサンプルは比較例であり、脂肪族−芳香族添加剤を含まない。表III中のブレンドは、特に断らない限り、二軸スクリュー押出機を用いたペレット/ペレット溶融ブレンドによって製造した。
【0072】
成分Aは、テレフタル酸100モル%及び明記したモル%の特定したジオールを含む反応器グレードのポリエステル又は特定したポリエステルのブレンドである。成分Bは、アジピン酸約57モル%、テレフタル酸43モル%及び1,4−ブタンジオール100モル%を含む、Tgが約−27°F(−33℃)のAAPEである。
【0073】
サンプルの調製
ポリエステルC1〜C5は、Eastman Chemical Company(Kingsport,Tennessee)から市販されている。C1は、EASTAR6763であり;C2はEMBRACE21214であり;C3はEASTOBONDであり;C4はC1及びC3の80/20ブレンドであり;C5はC2及びC3の80/20ブレンドであった。
【0074】
サンプル6〜8は、C1と成分(B)との、特定した重量%のブレンドであった。
【0075】
サンプル9は、成分(A)を90重量%及び成分(B)を10重量%含む、本発明に係るポリエステルブレンドであった。成分(A)はC2とC3との90/10重量%のブレンドである。
【0076】
サンプル10は、成分(A)を90重量%及び成分(B)を10重量%含む、本発明に係るポリエステルブレンドであった。成分(A)はC2とC3との80/20重量%のブレンド、即ちC5である。
【0077】
サンプル11は、成分(A)を80重量%及び成分(B)を20重量%含む、本発明に係るポリエステルブレンドであった。成分(A)はC2とC3との80/20重量%のブレンド、即ちC5である。
【0078】
サンプル12〜14においては、ブレンドは2工程ブレンド法を用いて調製した。
【0079】
サンプル12は、成分C2を95重量%及びコンセントレートを5重量%含む、本発明に係るポリエステルブレンドであった。コンセントレートは、ブレンド中の成分(B)の最終組成が1.5重量%となるようなC3と成分(B)との70/30重量%のブレンドである。
【0080】
サンプル13は、C2を90重量%及び前記コンセントレートを10重量%含む、本発明に係るポリエステルブレンドであり、ブレンド中の成分(B)の最終組成は3重量%となる。
【0081】
サンプル14は、C2を85重量%及び前記コンセントレートを15重量%含む、本発明に係るポリエステルブレンドであり、ブレンド中の成分(B)の最終組成は4.5重量%となる。
【0082】
【表3】
Figure 2004536192
【0083】
各サンプルについて、1インチKillion押出機L/D=24:1及び公称溶融温度465〜480°F(240〜250℃)を用いて押出した。フィルムのサンプルは195°F(90℃)において4×1に延伸した。
【0084】
例1
脂肪族−芳香族成分の有効性を判定するための初期スクリーニング作業の一環として、非延伸流延フィルムの選択されたサンプルを、空気中で140°F(60℃)において1、10又は100時間老化させた。老化させた後に引張試験を行い、延性及び物理的耐老化性の1つの指標として破断点伸びを記録した。破断点伸び(%EOB)を種々のサンプルに関して以下の表IVに記載する。約300%を超える値は一般に延性フィルムの性質であり、一方、約10%未満の値は脆性を意味する。
【0085】
【表4】
Figure 2004536192
【0086】
表IVからわかるように、比較サンプルは全て、老化時間と共に破断点伸び(%EOB)が著しく低下することによって示されるにような、老化による脆化を示した。DEGが比較的多いサンプルC2及びC4は、わずか1時間後に脆かった。しかし、脂肪族−芳香族コポリエステルを含むサンプル(C1と#6、#7及び#8を比較)は、老化による脆化に対してはるかに耐性であった。従って、脂肪族−芳香族コポリエステルの添加は靭性及び延性をかなり改良する。
【0087】
例2
脂肪族−芳香族成分の添加は更に、延伸フィルムの靭性及び引裂き抵抗を全体として改良することが判明している。C2及び#13(#13中に脂肪族−芳香族化合物が存在することを除いては組成は同様である)から製造したフィルムのサンプルを市販幅出し機で140°F(90℃)において5×1に延伸した。次いで、フィルムの靭性を判定するために、これらのサンプルを延伸方向及び非延伸方向において試験した(これらのフィルムは前記例のようにオーブン老化させなかった)。延伸方向における破断点伸びは、C2及び#13に関してそれぞれ、33%及び48%であった。より弱い非延伸方向における破断点伸びは430%及び483%であった。平均引裂き抵抗(ASTM D1938)は、延伸方向においてはC2及び#13に関してそれぞれ、1.15N/mm及び26.07N/mmであり、非延伸方向においては19.6N/mm及び22.6N/mmであった。エルメンドルフ引裂き強さ(ASTM D1922)は、非延伸方向において3324g/mm及び4663g/mm、延伸方向において159g/mm及び448g/mmであった(それぞれ、C2及び#13に関する)。これらの結果から、延伸方向に平行な裂け目は、脂肪族−芳香族改質サンプルに比較してC2対照においてははるかに速く伝わることがわかる。このことは、フィルムの取り扱い、印刷などの過程でウェブが破損する可能性がより高いことを意味する。成分Bの添加は、引裂の可能性を最小限にするのにかなり役立つので、取り扱いの問題を心配せずに更にダウンゲージする(コスト削減のために)ことができた。
【0088】
例3
普通は脆すぎてフィルムに流延できないサンプルC3を除いた前記サンプルを、特に断らない限り、T.M.Long実験室用フィルム伸張機を用いて195°F(90℃)において4×1に延伸した。延伸後、次にサンプルを分析して、所定の温度における10秒後(図1)又は30秒後(図2)の収縮対温度曲線を求めた。
【0089】
図1を参照すると、成分Bで改質した及び改質しないサンプルC1に関する10秒後の収縮率を示してある。この図からわかるように、脂肪族−芳香族ポリエステルの包含は、適切な収縮を確実にするので、非常に望ましい、より低い温度に収縮曲線をシフトさせるのに役立つ。全く意外なことに、収縮し始める温度(「収縮開始温度」として知られる)は、成分Bの添加によって5〜8℃低下することが判明している。
【0090】
図2はC2及びC5と比較したサンプル#9〜#11に関する30秒後の収縮曲線である。
【0091】
C2及びC5は収縮用コポリエステルに関する「標準」範囲内で収縮する(開始温度60〜70℃)充分に高いレベルのDEGを含む。C2は市販の収縮コポリエステル(反応器用ランダムコポリエステル)であるのに対し、C5は、組成は同様であるが、2種のコポリエステルのブレンドによって得られる。C5と#9(両方とも、原C2樹脂に対する総改質量が約20%である)の比較から、脂肪族−芳香族成分は、DEGの包含の結果であると考えられるものより、収縮開始温度を大幅に低下させるのに役立つことがわかる。
【0092】
更に意外な発見は、非延伸方向(延伸フィルムの弱い方の方向)における破断点伸びがサンプル9に関しては約200%であるが、C5に関しては10%未満であることである。成分Bを添加しない場合には、フィルムは非常に脆く、フィルムの巻き取り及び/又は取り扱いの過程で裂け易いであろう。サンプル#10及び#11は、非延伸方向における破断点伸び値がそれぞれ約100%及び500%であった。成分Bは、DEGレベルの増加による脆性の増加を相殺するという更なる利点を有することが明白である。
【0093】
図3は、C2に比較したサンプル12、13及び14の収縮曲線である。サンプル12〜14は、二軸スクリューで製造されたコンセントレート(コンセントレートはそれぞれ、5、10及び15%)からペレット−ペレットブレンドした。観察されるように、脂肪族−芳香族成分を含むコンセントレートの添加は収縮開始温度をより低い温度にシフトさせる。更に、最終的な収縮(即ち、通常はより高温における収縮である、起こり得る最大収縮)に対する影響はほとんどなく、これもまた望ましい。
【0094】
例4
収縮フィルムにおけるもう1つの重量な要因は、容器を圧潰しないように収縮力が小さくなければならないことである。収縮力又は「最大収縮応力」に関する結果を以下の表Vに示す。これらの数値は、力トランスデューサーを装着したT.M.Long実験室用フィルム伸長機によって測定された、フィルム延伸(90℃において4×1)の最後における真応力に基づく。サンプルが延伸後に急冷されて凝固し且つ分子配向を保持すると仮定すれば、最終延伸応力は理論的には、収縮応力と同じである(応力緩和は全て、収縮力の低下を引き起こすであろう)。その結果を以下の表Vに示す。
【0095】
【表5】
Figure 2004536192
【0096】
C1対照は、かなり高い1430psiの収縮力を有していた。サンプルC1とサンプル#6、#7及び#8を比較することによって、本発明者らは、脂肪族−芳香族コポリエステルが収縮力の40%以下の低下を引き起こすことに気付いた。C2と#9、#10及び#11との同様な比較は、収縮力の同様な著しい低下を示す。更に、C2への5、10及び15%のコンセントレートの添加(サンプル#12〜#14)も同様に、C2に比べて17%以下の収縮応力低下を引き起こした。
【0097】
例5
前記例3及び4に使用したT.M.Longフィルム伸張機(延伸比4×1)を用いてサンプルの延伸を行う他に、サンプルC2及び#13はまた、標準幅出し機を用いて延伸比5×1に延伸した。このより高い延伸比は、はるかに高い理論的最終収縮を生じる。30秒後の収縮率曲線を、市販PVC及び延伸ポリスチレン(oPS)の収縮率曲線と共に図4に示す。サンプルC2は、#13よりわずかに高い最終収縮率を有する(78%対73%)が、#13の収縮開始温度は約5℃低く、より平らで、より制御可能な収縮曲線を生じる。#13の開始温度はまた、優れた低温収縮特性で知られるPVC及びoPSの開始温度により合致している。その一方、両ポリエステルはPVC又はoPSよりも最終収縮率が高いので、曲率のより強い容器により適する。高い最終収縮率を維持し且つ開始温度を低下させることによって、より用途の広い収縮ポリマーが得られる。
【0098】
本発明を詳述したが、当業者ならば、本明細書中に開示及び説明した本発明の範囲及び精神から逸脱しないならば、本発明の種々の側面に変更が可能なことを理解できるであろう。従って、本発明の範囲は、例証及び説明した具体的実施態様に限定されるのではなく、本発明の範囲は添付した「特許請求の範囲」及びそれらに等価なものによって決定されるものとする。更に、本明細書中に提示した全ての特許、特許出願、出版物及び参考文献を、参照することによって本発明の実施に関する全ての開示を本明細書中にそっくりそのまま取り入れる。
【図面の簡単な説明】
【0099】
【図1】本明細書中でC1と記載するポリエステルと、10、20及び30重量%の脂肪族−芳香族コポリエステルがブレンドされた同一ポリエステルとを比較する、温度対約10秒後の収縮%の比較プロットである。
【図2】本明細書中でC2と記載するポリエステルを、10〜20重量%の脂肪族−芳香族ポリエステルを含むブレンドとを比較する、温度対約30秒後の収縮%の比較プロットである。
【図3】本明細書中でC2と記載するポリエステルを、1.5〜4.5重量%の脂肪族−芳香族ポリエステルを含むブレンドとを比較する、温度対約30秒後の収縮%の比較プロットである。
【図4】市販PVC、延伸ポリスチレン及び本発明に係るブレンドに関する、温度対30秒後の収縮%の比較プロットである。

Claims (26)

  1. (A)(1)テレフタル酸約60〜100モル%とイソフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、ナフタレンジカルボン酸、コハク酸、シクロヘキサンジカルボン酸及びそれらの混合物からなる群から選ばれた第2の酸0〜約40モル%とを含む酸残基部分;並びに
    (2)i. ジエチレングリコール約0〜50モル%;
    ii. 1,4−シクロヘキサンジメタノール約0〜100モル%;
    iii. ネオペンチルグリコール約0〜50モル%;
    iv. プロパンジオール約0〜50モル%;
    v. 1,4−ブタンジオール約0〜100モル%;及び
    vi. エチレングリコール約0〜100モル%
    を含むジオール残基部分
    を含んでなるポリエステル約50〜約99重量%と、
    (B)フェノール/テトラクロロエタンの60/40重量部溶液100ml中で25℃において0.5gのサンプルに対して測定したインヘレント粘度が約0.2〜約2.0デシリットル/gであり且つ式:
    Figure 2004536192
    及び
    Figure 2004536192
    (式中、R1は、C2〜C8アルキレン若しくはオキシアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、且つR1のモル%は約80〜100であり;
    3は、C2〜C8アルキレン若しくはオキシルアルキレン;ハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC2〜C8アルキレン若しくはオキシルアルキレン;C5〜C12シクロアルキレン;並びにハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC5〜C12シクロアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、且つR3のモル%は0〜約20であり;
    2は、C2〜C12アルキレン若しくはオキシアルキレン;ハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC2〜C12アルキレン若しくはオキシルアルキレン;C5〜C10シクロアルキレン;並びにハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC5〜C10シクロアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、且つR2のモル%は約35〜約95であり;
    4は、C6〜C10アリール;ハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC6〜C10アリール;C5〜C10シクロアルキレン;並びにハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC5〜C10シクロアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、且つR4のモル%は約5〜約65である)
    の反復単位を有する、本質的に直鎖のランダム脂肪族−芳香族コポリエステル又はその分岐鎖及び/若しくは連鎖延長コポリエステル約1〜約50重量%
    (前記各重量%は成分(A)及び(B)の総重量に基づくものであり;成分(A)のモル%は100モル%の酸残基部分及び100モル%のジオール残基部分に基づくものであり;成分(B)については、R1及びR3のモル%の和は100であり且つR2及びR4のモル%の和は100である)
    を含んでなるポリエステルと脂肪族−芳香族コポリエステルとの配合ブレンド。
  2. 成分(A)の酸残基部分が、イソフタル酸アジピン酸、アゼライン酸、ナフタレンジカルボン酸及びコハク酸からなる群から選ばれた酸0〜約20モル%及びテレフタル酸約80〜100モル%を含んでなる請求項1に記載の配合ブレンド。
  3. 成分(A)の酸残基部分がシクロヘキサンジカルボン酸0〜約30モル%及びテレフタル酸約70〜100モル%を含んでなる請求項1に記載の配合ブレンド。
  4. 成分(A)の酸残基部分がイソフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、ナフタレンジカルボン酸、コハク酸及びシクロヘキサンジカルボン酸からなる群から選ばれた酸0〜約10モル%並びにテレフタル酸約90〜100モル%を含んでなる請求項1に記載の配合ブレンド。
  5. 成分(A)のジオール残基部分が概算で
    i. ジエチレングリコール0〜20モル%;
    ii. 1,4−シクロヘキサンジメタノール10〜35モル%;
    iii. ネオペンチルグリコール0〜25モル%;
    iv. プロパンジオール0〜30モル%;
    v. 1,4−ブタンジオール0〜30モル%;及び
    vi. エチレングリコール、残りのモル%
    を含んでなる請求項1に記載の配合ブレンド。
  6. 成分(A)のジオール残基部分が概算で
    i. ジエチレングリコール7〜12モル%;
    ii. 1,4−シクロヘキサンジメタノール17〜28モル%;
    iii. ネオペンチルグリコール0〜2モル%;
    iv. プロパンジオール0〜2モル%;
    v. 1,4−ブタンジオール0〜2モル%;及び
    vi. エチレングリコール、残りのモル%
    を含んでなる請求項1に記載の配合ブレンド。
  7. 成分(A)のジオール残基部分が1,4−シクロヘキサンジメタノール約10〜約28モル%及びジエチレングリコール約7〜約12モル%を含み、残りのモル%がエチレングリコールである請求項1に記載の配合ブレンド。
  8. 成分(B)において、R1がC2〜C8アルキレンから選ばれ、約90〜100モル%の量で存在し;R3が0〜約10モル%の量で存在し;R2がC2〜C8アルキレン又はオキシアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、約35〜約95モル%の量で存在し;R4がC6〜C10アリールからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、約5〜約65モル%の量で存在する請求項1に記載の配合ブレンド。
  9. 成分(B)において、R1がC2〜C4アルキレンから選ばれ、約95〜100モル%の量で存在し;R3が0〜約5モル%の量で存在し;R2がC2〜C6アルキレン又はC2オキシアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、約35〜約65モル%の量で存在し;R4が1,4−ジ置換−C6アリールであり、約35〜約65モル%の量で存在する請求項1に記載の配合ブレンド。
  10. 成分(B)の脂肪族−芳香族コポリエステルが酸残基部分及びジオール残基部分を含んでなり、前記酸残基部分がアジピン酸、グルタル酸、コハク酸、アゼライン酸及びそれらの混合物からなる群から選ばれた脂肪酸約30〜約75モル%並びにテレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸及びそれらの混合物からなる群から選ばれた芳香族酸約25〜約70モル%を含んでなり;且つ前記ジオール残基部分が1,4−ブタンジオール、ヘキサンジオール及びそれらの混合物からなる群から選ばれた主たるジオール約70〜100モル%、並びにエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール及びそれらの混合物からなる群から選ばれた改質用ジオール0〜約30モル%を含んでなる請求項1に記載の配合ブレンド。
  11. 成分(B)の脂肪族−芳香族コポリエステルが、約40〜約60モル%の脂肪酸及び約40〜60モル%の芳香族酸からなる酸残基部分並びに約90〜100モル%の主たるジオール及び0〜約10モル%の改質用ジオールからなるジオール残基部分を含んでなる請求項10に記載の配合ブレンド。
  12. 成分(B)の脂肪族−芳香族コポリエステルが約55〜約60モル%の脂肪酸及び約40〜45モル%の芳香族酸の酸残基部分並びに約95〜100モル%の主たるジオール及び0〜約5モル%の改質用ジオールのジオール残基部分を含んでなる請求項10に記載の配合ブレンド。
  13. 前記脂肪酸がアジピン酸であり、前記芳香族酸がテレフタル酸であり、前記の主たるジオールが1,4−ブタンジオールである請求項12に記載の配合ブレンド。
  14. (A)(1)テレフタル酸約60〜100モル%とイソフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、ナフタレンジカルボン酸、コハク酸、シクロヘキサンジカルボン酸及びそれらの混合物からなる群から選ばれた第2の酸0〜約40モル%を含む酸残基部分;並びに
    (2)i. ジエチレングリコール約0〜50モル%;
    ii. 1,4−シクロヘキサンジメタノール約0〜100モル%;
    iii. ネオペンチルグリコール約0〜50モル%;
    iv. プロパンジオール約0〜50モル%;
    v. 1,4−ブタンジオール約0〜100モル%;及び
    vi. エチレングリコール約0〜100モル%
    からなる1種又はそれ以上のジオール残基部分
    からなるポリエステル約50〜約99重量%と、
    (B)フェノール/テトラクロロエタンの60/40重量部溶液100ml中で25℃において0.5gのサンプルに対して測定したインヘレント粘度が約0.2〜約2.0デシリットル/gであり且つ式:
    Figure 2004536192
    及び
    Figure 2004536192
    (式中、R1は、C2〜C8アルキレン若しくはオキシルアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、且つR1のモル%は約80〜100であり;
    3は、C2〜C8アルキレン若しくはオキシルアルキレン;ハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC2〜C8アルキレン若しくはオキシルアルキレン;C5〜C12シクロアルキレン;並びにハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC5〜C12シクロアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、且つR3のモル%は0〜約20であり;
    2は、C2〜C12アルキレン若しくはオキシアルキレン;ハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC2〜C12アルキレン若しくはオキシルアルキレン;C5〜C10シクロアルキレン;並びにハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC5〜C10シクロアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、且つR2のモル%は約35〜約95であり;
    4は、C6〜C10アリール;ハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC6〜C10アリール;C5〜C10シクロアルキレン;並びにハロ、C6〜C10アリール及びC1〜C4アルコキシからなる群から独立して選ばれた1〜4個の置換基で置換されたC5〜C10シクロアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、且つR4のモル%は約5〜約65である)
    の反復単位を有する、本質的に直鎖のランダム脂肪族−芳香族コポリエステル又はその分岐鎖及び/若しくは連鎖延長コポリエステル約1〜約50重量%
    (前記各重量%は成分(A)及び(B)の総重量に基づくものであり;成分(A)のモル%は100モル%の酸残基部分及び100モル%のジオール残基部分に基づくものであり;成分(B)については、R1及びR3のモル%の和は100であり且つR2及びR4のモル%の和は100である)
    を含むポリエステルと脂肪族−芳香族コポリエステルとの配合ブレンドからなる熱収縮性フィルム。
  15. 成分(A)の酸残基部分がイソフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、ナフタレンジカルボン酸及びコハク酸からなる群から選ばれた酸0〜約20モル%及びテレフタル酸約80〜100モル%を含んでなる請求項14に記載の熱収縮性フィルム。
  16. 成分(A)の酸残基部分がシクロヘキサンジカルボン酸0〜約30モル%及びテレフタル酸約70〜100モル%を含んでなる請求項14に記載の熱収縮性フィルム。
  17. 成分(A)の酸残基部分がイソフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、ナフタレンジカルボン酸、コハク酸及びシクロヘキサンジカルボン酸からなる群から選ばれた酸0〜約10モル%並びにテレフタル酸約90〜100モル%を含んでなる請求項14に記載の熱収縮性フィルム。
  18. 成分(A)のジオール残基部分が概算で
    i. ジエチレングリコール0〜20モル%;
    ii. 1,4−シクロヘキサンジメタノール10〜35モル%;
    iii. ネオペンチルグリコール0〜25モル%;
    iv. プロパンジオール0〜30モル%;
    v. 1,4−ブタンジオール0〜30モル%;及び
    vi. エチレングリコール、残りのモル%
    を含んでなる請求項14に記載の熱収縮性フィルム。
  19. 成分(A)のジオール残基部分が概算で
    i. ジエチレングリコール7〜12モル%;
    ii. 1,4−シクロヘキサンジメタノール17〜28モル%;
    iii. ネオペンチルグリコール0〜2モル%;
    iv. プロパンジオール0〜2モル%;
    v. 1,4−ブタンジオール0〜2モル%;及び
    vi. エチレングリコール、残りのモル%
    を含んでなる請求項14に記載の熱収縮性フィルム。
  20. 成分(A)のジオール残基部分が1,4−シクロヘキサンジメタノール約10〜約28モル%及びジエチレングリコール約7〜約12モル%を含み、残りのモル%がエチレングリコールである請求項14に記載の熱収縮性フィルム。
  21. 成分(B)において、R1がC2〜C8アルキレンから選ばれ、約90〜100モル%の量で存在し;R3が0〜約10モル%の量で存在し;R2がC2〜C8アルキレン又はオキシアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、約35〜約95モル%の量で存在し;R4がC6〜C10アリールからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、約5〜約65モル%の量で存在する請求項14に記載の熱収縮性フィルム。
  22. 成分(B)において、R1がC2〜C4アルキレンから選ばれ、約95〜100モル%の量で存在し;R3が0〜約5モル%の量で存在し;R2がC2〜C6アルキレン又はC2オキシアルキレンからなる群の1種又はそれ以上から選ばれ、約35〜約65モル%の量で存在し;R4が1,4−ジ置換−C6アリールであり、約35〜約65モル%の量で存在する請求項14に記載の熱収縮性フィルム。
  23. 成分(B)の脂肪族−芳香族コポリエステルが酸残基部分及びジオール残基部分を含んでなり、前記酸残基部分がアジピン酸、グルタル酸、コハク酸、アゼライン酸及びそれらの混合物からなる群から選ばれた脂肪酸約30〜約75モル%並びにテレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸及びそれらの混合物からなる群から選ばれた芳香族酸約25〜約70モル%を含んでなり;且つ前記ジオール残基部分が、1,4−ブタンジオール、ヘキサンジオール及びそれらの混合物からなる群から選ばれた主たるジオール約70〜100モル%並びにエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール及びそれらの混合物からなる群から選ばれた改質用ジオール0〜約30モル%を含んでなる請求項14に記載の熱収縮性フィルム。
  24. 成分(B)の脂肪族−芳香族コポリエステルが約40〜約60モル%の脂肪酸及び約40〜60モル%の芳香族酸の酸残基部分並びに約90〜100モル%の主たるジオール及び0〜約10モル%の改質用ジオールのジオール残基部分を含んでなる請求項23に記載の熱収縮性フィルム。
  25. 成分(B)の脂肪族−芳香族コポリエステルが、約55〜約60モル%の脂肪酸及び約40〜45モル%の芳香族酸からなる酸残基部分並びに約95〜100モル%の主たるジオール及び0〜約5モル%の改質用ジオールからなるジオール残基部分を含んでなる請求項23に記載の熱収縮性フィルム。
  26. 前記脂肪酸がアジピン酸であり、前記芳香族酸がテレフタル酸であり、前記の主たるジオールが1,4−ブタンジオールである請求項25に記載の熱収縮性フィルム。
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