JP4502091B2 - 熱収縮性ポリエステル系フィルム - Google Patents
熱収縮性ポリエステル系フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4502091B2 JP4502091B2 JP2000020195A JP2000020195A JP4502091B2 JP 4502091 B2 JP4502091 B2 JP 4502091B2 JP 2000020195 A JP2000020195 A JP 2000020195A JP 2000020195 A JP2000020195 A JP 2000020195A JP 4502091 B2 JP4502091 B2 JP 4502091B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- film
- shrinkage
- polyester
- component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は熱収縮性ポリエステル系フィルムに関し、さらに詳しくは収縮後に収縮斑、シワ、歪み、タテヒケなどの発生が極めて少なく、さらに、耐破れ性にも優れた、ラベル用途に好適な熱収縮性ポリエステル系フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、熱収縮性フィルムは加熱により収縮する性質を利用して、収縮包装、収縮ラベル、キャップシールなどの用途に広く用いられている。なかでも、塩化ビニル系樹脂やポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂などからなる熱収縮性延伸フィルムがポリエチレンテレフタレート(PET)容器やポリエチレン容器、ガラス容器などの各種容器にラベル用として用いられている。
【0003】
しかしながら、塩化ビニル系樹脂は耐熱性が低い、焼却時に塩化水素ガスなどを発生するなどの問題を抱えている。また、熱収縮性塩化ビニル系樹脂フィルムをPET容器などの収縮ラベルとして用いると、容器のリサイクル利用に際してラベルと容器を分離する必要がある。
【0004】
これに対して、ポリスチレン系樹脂やポリエステル系樹脂のフィルムは焼却時に塩化水素ガスなどの有害物質を発生しないため、塩化ビニル系樹脂フィルムに代わる容器用収縮ラベルとして期待されている。
【0005】
しかし、ポリスチレン系樹脂フィルムは、収縮後の仕上がり外観性は良好であるものの、耐溶剤性が悪いために印刷の際には特殊インキを使用しなければならない。また、高温での焼却を必要とし、焼却時に多量の黒煙と異臭を発生するなど、その廃棄にも問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記問題を解決できる素材としてポリエステル系樹脂フィルムは非常に期待され、その使用量も増加してきている。しかし、上記従来の熱収縮性ポリエステル系フィルムも、その熱収縮特性においては充分満足できるものではなかった。特に、熱収縮時に収縮斑やシワが発生しやすく、さらに、PETボトル、ポリエチレンボトル、ガラス瓶などの容器の胴部に被覆収縮する際に、あらかじめ収縮前のフィルムに印刷した文字、図柄が収縮後に歪んだり、容器へのフィルムの密着が充分でなかったりするなどの問題を有していた。さらに、熱収縮性ポリスチレン系フィルムと比較して低温での収縮性に劣り、必要とする収縮量を得るためにはより高温で収縮させなければならず、ボトルなどの変形や白化を生じるなどの問題も有していた。
【0007】
また、工業生産規模で被覆収縮する際には、熱収縮性フィルムをラベル、チューブ、袋などの形態に加工したものを容器に装着した後に、スチームを吹きつけて熱収縮させるタイプの収縮トンネル(スチームトンネル)や、熱風を吹きつけて熱収縮させるタイプの収縮トンネル(熱風トンネル)の内部をベルトコンベアーなどにのせて通過させ、被覆収縮させる方式が一般的に行われている。スチームトンネルは熱風トンネルよりも伝熱効率がよいので、より均一に加熱収縮させることが可能であり、熱風トンネルに比べると良好な収縮仕上がりを得ることができる。しかし、前記従来の熟収縮性ポリエステルフィルムは収縮仕上がり性の面では熱収縮性塩化ビニル系樹脂フィルムや熱収縮性ポリスチレン系樹脂フィルムよりも劣るものであった。また、熱風トンネルにおいては熱収縮の際に温度斑を生じやすく、その結果収縮斑、シワ、歪みなどが特に発生しやすい。このようなことから、前記従来の熱収縮性ポリエステルフィルムは熱風トンネルでの収縮仕上がり性においても、熱収縮性塩化ビニル系樹脂や熱収縮性ポリスチレン系フィルムに劣るものであった。
【0008】
本発明は、低温から高温までの幅広い温度域、特に低温域において優れた収縮特性を有すると共に、収縮斑、シワ、歪み、タテヒケの発生が極めて少なく、また、耐破れ性にも優れたラベル用途に好適な熱収縮性ポリエステルフィルムを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の熱収縮性ポリエステル系フィルムは、ポリエステルからなり、主収縮方向の60℃における動的粘弾性のtanδ値が0.05以上、tanδ値が最大となる温度が65〜76℃であって、そのtanδ最大値が0.40以上、80℃温水中で10秒処理した後の上記主収縮方向の熱収縮率が40%以上であり、上記主収縮方向に直交する方向の初期破断率が0%であることを特徴とする。
【0010】
ここで、初期破断率とは、JIS−C−2318に準じ破断伸度を主収縮方向と直交方向に測定し(試料数n=20)、破断伸度が5%以下の試料の数(x)を求め、下記式により算出した値を意味する。
初期破断率=(x/n)×100(%)
【0011】
上記の特性を有する熱収縮性ポリエステル系フィルムは、低温から高温までの幅広い温度域、特に低温域において優れた収縮仕上がり性を有し、収縮斑、シワ、歪みが極めて少ない美麗な収縮仕上がり外観を得ることができ、かつ耐破れ性も優れている。
【0012】
この場合において、フィルムを80℃温水中で10秒処理した後の、主収縮方向に直交する方向の熱収縮率が10%以下であることが好ましい。
【0013】
上記の特性を有する熱収縮性ポリエステル系フィルムは、低温から高温までの幅広い温度域において、優れた収縮仕上がり性を有し、特にタテヒケの少ない美麗な収縮仕上がり外観を得ることができる。
【0014】
また、この場合において、ポリエステルがダイマー酸成分及び/又はダイマージオール成分を少なくとも一構成成分とするポリエステルであることが好ましい。
【0015】
上記の構成からなる熱収縮性ポリエステル系フィルムは、低温から高温までの幅広い温度域において、優れた収縮仕上がり性を有し、特に低温域での収縮仕上がり性において優れており、また、耐破れ性にも優れている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の熱収縮性ポリエステル系フィルムは、動的粘弾性測定装置で測定した、主収縮方向の60℃におけるtanδ値が0.05以上であることが必要である。熱収縮性フィルムをラベル、チューブなどの形態に加工したものを容器に装着後、収縮トンネル内で熱収縮させる工業生産での工程において、熱収縮性フィルムと容器が接触している面側の表面温度は、工程や使用する容器によっても異なるが、一般的に85℃以下の低温となっている。低温での主収縮方向の動的粘弾性のtanδ値は収縮時の収縮斑、シワ、歪みなどの発生を左右する因子であり、特に主収縮方向の動的粘弾性のtanδ値が60℃で0.05以上であれば収縮トンネル内で熱収縮させる工業生産での工程において、収縮斑、シワ、歪みなどの欠点の発生が極めて少なくなる。主収縮方向の動的粘弾性のtanδ値は60℃で0.15以上となることがより好ましい。
【0017】
また、本発明においては、さらに、主収縮方向の動的粘弾性のtanδ値が最大となる温度が65〜80℃であることが必要である。主収縮方向の動的粘弾性のtanδ値が最大となる温度が65℃未満では室温下での耐破れ性が悪くなり、また、経時によるフィルム物性変化を起こしやすくなる。例えば、室温下で長期間保管した際に70℃以下の低温での収縮率が低下し、収縮仕上がり性が悪くなる問題が発生する。さらに、tanδ値が最大となる温度が80℃を超えると、本発明の特徴である、低温域での収縮仕上がり性が悪くなる。
【0018】
さらに、本発明においては、主収縮方向のtanδ最大値が0.4以上であることが必要である。tanδ最大値が0.4未満であると、熱収縮性ポリエステル系フィルムを構成するポリエステルの結晶性が高くなりすぎるために、熱収縮時の部分的結晶化による白化現象が発生したり、チュービング加工する際に、通常行われているようなテトラヒドロフランなどの有機溶剤を用いたフィルム同士の接着性が悪化又は接着不可能となる。より安定した収縮仕上がり外観性や有機溶剤による接着性を得るためには、主収縮方向のtanδ最大値は、0.6以上であることが好ましい。
【0019】
また、本発明においては、主収縮方向の80℃温水中での10秒処理後の熱収縮率が30%以上であることが必要である。80℃温水中での熱収縮率が30%未満であると、収縮不足のために収縮仕上がり性が不良となる。より安定した収縮仕上がり外観性を得るためには、主収縮方向の80℃温水中での10秒処理後の熱収縮率が40%以上であることが好ましい。
【0020】
また、本発明においては、主収縮方向と直交方向の初期破断率が0%であることが必要である。初期破断率が0%を超えるとフィルムの耐破れ性が悪くなる。熱収縮性ポリエステル系フィルムでは、主収縮方向に分子が配向しているので、耐破れ性が悪くなると、分子の配向方向に沿って裂けやすくなり、印刷やチューピング加工などの加工工程でのテンションによりフィルムの破断が起こり加工の操業性が低下する問題がある。
【0021】
さらに、本発明においては、80℃温水中での10秒処理後の、主収縮方向に直交する方向の熱収縮率が10%以下であることが好ましい。主収縮方向に直交する方向の熱収縮率が10%を超えると主収縮方向に直交する方向の収縮による、収縮仕上がり性不良(タテヒケ)が起こる。より安定した収縮仕上がり性を得るためには、主収縮方向に直交する方向の80℃温水中での10秒処理後の熱収縮率が7%以下であることが好ましい。
【0022】
また、本発明の熱収縮性ポリエステル系フィルムの厚みは特に限定するものではないが、例えばラベル用収縮フィルムとして10〜200μmが好ましく、20〜100μmがさらに好ましい。
【0023】
本発明の熱収縮性ポリエステル系フィルムを形成するポリエステルは、ジカルボン酸成分として芳香族ジカルボン酸又は脂肪族ジカルボン酸又はそれらのエステル形成誘導体と多価アルコール成分とを主成分とするものである。上記ジカルボン酸成分としては、芳香族ジカルボン酸として、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−1,4−もしくは−2,6−ジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸などが挙げられる。またこれらのエステル誘導体としてはジアルキルエステル、ジアリールエステルなどの誘導体が挙げられる。また脂肪族ジカルボン酸としては、ダイマー酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、シュウ酸、コハク酸などが挙げられる。また、p−オキシ安息香酸などのオキシカルボン酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸などの多価のカルボン酸を、必要に応じて併用してもよい。また、上記多価アルコール成分としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ダイマージオール、プロピレングリコール、トリエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオールなどのアルキレングリコール、ビスフェノール化合物又はその誘導体のエチレンオキサイド付加物、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ポリオキシテトラメチレングリコール、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。また、多価アルコールに代えて、イプシロンカプロラクトンも同様に使用可能である。
【0024】
本発明の熱収縮性ポリエステル系フィルムを形成するポリエステルは、上記のジカルボン酸成分、多価アルコール成分のうちでジカルボン酸成分としてダイマー酸、多価アルコール成分としてダイマージオールを少なくとも一構成成分として含有するポリエステルであることが好ましい。ダイマー酸及び/又はダイマージオールを本発明の熱収縮性ポリエステル系フィルムを形成するポリエステルの構成成分として含有することで、フィルムの耐破れ性を維持しつつ、主収縮方向の60℃における動的粘弾性のtanδ値を上げることができるので、フィルム特性をコントロールしやすくなる。ダイマー酸及びダイマージオールは次式(1)及び(2)で示される構造を有する成分を主成分とする混合物であり、好ましい構成比は(1):(2)=10:90〜90:10である。またダイマー酸及びタイマージオールは水洗精製されていることが好ましい。
【0025】
【化1】
【0026】
本発明において、60℃における動的粘弾性のtanδ値、tanδ値が最大となる温度及びtanδ最大値は前述のポリエステルの構成成分などを用いることと、フィルムの製膜条件を組み合わせることにより、本発明の目的とする範囲内に制御することができる。かかるポリエステルは、単独の重合体でもよいし、2種以上のポリエステルを混合して用いてもよい。2種以上のポリエステルを併用する場合は、ポリエチレンテレフタレートと共重合ポリエステルの混合系であってもよく、また、共重合ポリエステル同士の組み合わせであってもよい。また、ポリブチレンテレフタレー卜、ポリシクロヘキシレンジメチルテレフタレートなどのホモポリエステルとの組み合わせであってもよい。二次転移点(Tg)の異なる2種類以上のポリエステルを混合する方法も本発明の目的を達成する有効な手段とすることができる。具体的な構成としては、例えばジカルボン酸成分がテレフタル酸及びイソフタル酸からなり、ジオール成分がエチレングリコール、ダイマージオール及びポリテトラメチレングリコール分子量500〜3000からなるポリエステルなどが挙げられ、これらを単一の共重合系又は2種以上の混合系とする方法などがある。これらのポリエステルは常法により溶融重縮合することによって製造できるが、これに限定されるものではなくその他の重合方法によって得られるポリエステルであってもよい。ポリエステルの重合度は、特に限定するものではないが固有粘度にして0.3〜1.3dL/gのものが好ましい。
【0027】
本発明において用いるポリエステルには、着色度及びゲル発生度などの値を低い値におさえ、耐熱性を改善する目的で、酸化アンチモン、酸化ゲルマニウム、チタン化合物などの重縮合触媒以外に、酢酸マグネシウム、塩化マグネシウムなどのMg塩、酢酸カルシウム、塩化カルシウムなどのCa塩、酢酸マンガン、塩化マンガンなどのMn塩、塩化亜鉛、酢酸亜鉛などのZn塩、塩化コバルト、酢酸コバルトなどのCo塩を生成ポリエステルに対し各々金属イオンとして300ppm以下、リン酸又はリン酸トリメチルエステル、リン酸トリエチルエステルなどのリン酸エステル誘導体をリン(P)換算で200ppm以下添加することも可能である。
【0028】
上記重縮合触媒以外の金属イオンの総量が生成ポリエステルに対し300ppm、またリン(P)の量が200ppmを超えるとポリマーの着色が顕著になるのみならず、ポリマーの耐熱性及び耐加水分解性も著しく低下する。
【0029】
このとき、耐熱性、耐加水分解性などの点で、総P量(P)と総金属イオン量(M)とのモル原子比(P/M)は、0.4〜1.0であることが好ましい。モル原子比(P/M)が0.4未満又は1.0を超える場合には、本発明の組成物の着色、粗大粒子の発生が顕著となり、好ましくない。
【0030】
本発明で用いるポリエステルの製造法は特に限定するものではないが、ジカルボン酸類とグリコール類とを直接反応させて得られるオリゴマーを重縮合する、いわゆる直接重合法、ジカルボン酸のジメチルエステルとグリコールとをエステル交換反応させたのちに重縮合する、いわゆるエステル交換法などが挙げられ、任意の製造法を適用することができる。
【0031】
上記金属イオン及びリン酸及びその誘導体の添加時期は特に限定しないが、一般的には金属イオン類は原料仕込み時、すなわちエステル交換前又はエステル化前に、リン酸類は重縮合反応前に添加するのが好ましい。
【0032】
また、本発明のフィルムを形成するポリエステルに必要に応じてシリカ、二酸化チタン、カオリン、炭酸カルシウムなどの微粒子を添加してもよく、さらに酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、着色剤、抗菌剤などを添加することもできる。なおフィルムを形成するためのポリエステルの好ましい固有粘度は限定するものではないが通常0.50〜1.30dL/gである。
【0033】
次に、本発明の熱収縮性ポリエステル系フィルムの典型的な製造方法を示す。本発明に用いるポリエステル原料をホッパードライヤー、パドルドライヤーなどの乾燥機又は真空乾燥機を用いて乾燥し、200〜300℃の温度でフィルム状に溶融押出しする。あるいは、未乾燥のポリエステル原料をベント式押し出し機内で水分を除去しながら同様にフィルム状に溶融押出しする。押出しに際してはTダイ法、チューブラ法など、既存のどの方法を採用することができる。押出し後急冷して未延伸フィルムを得、この未延伸フィルムに対して延伸処理を行うが、本発明の目的を達成するには主収縮方向としては横方向が実用的であるので以下主収縮方向が横方向とする場合の製膜法の例を示す。しかし、主収縮方向を縦方向とする場合も下記方法における延伸方向を90度変えるほか通常の操作に準じて同様に製膜することができる。
【0034】
延伸の方法としては、主収縮方向を横方向とする場合、テンターでの横一軸延伸ばかりでなく、横延伸に先だって縦方向に1.0〜2.2倍以下、好ましくは1.1〜1.8倍、特に好ましくは1.1〜1.4倍の延伸を施すことができる。縦方向に延伸することにより熱収縮フィルムの耐破れ性を改良することができる。しかしながら縦方向に2.2倍を超えて延伸すると、主収縮方向と直交方向の80℃温水中での10秒処理後の熱収縮率が10%を超える傾向にあるので本発明フィルムを製造する条件としては好ましくない。
【0035】
目的とする熱収縮性ポリエステル系フィルムの厚み分布を均一化させることに着目すれば、テンターを用いて横方向に延伸する際、延伸工程に先だって実施される予備加熱工程では熱伝導係数を0.0013カロリー/cm2・sec・℃以下の低風速でTg+0℃〜Tg+60℃までのフィルム温度になるまで加熱を行うことが好ましい。かかる予備加熱に引き続いて行う横方向の延伸は予熱温度−20℃〜予熱温度−30℃の温度で、1.8〜2.3倍延伸する。かかる予備加熱及び引き続いて行う横方向第1段延伸により、主収縮方向の60℃における動的粘弾性のtanδの値を大きくさせることができる。
【0036】
さらに、上記第1段の横方向延伸に引き続いて、第1段横延伸温度+3〜+5℃の温度範囲で3〜10%緩和し、次に、前記第1段横延伸温度+5〜+10℃の温度範囲で合計横延伸倍率3.8〜4.2倍まで延伸する。このようにすることにより、収縮応力を低下させ縦方向熱収縮率も低くおさえることができる。さらに、前記第1段横延伸温度−0〜−5℃の温度範囲で横方向に3〜8%伸長する。このようにすることにより、横方向の熱収縮率が高い熱収縮性ポリエステル系フィルムを得ることができる。
【0037】
なお、主収縮方向を横方向とするときに縦方向にも延伸する場合の二軸延伸では、逐次二軸延伸、同時二軸延伸のいずれでもよく、必要に応じて再延伸を行ってもよい。また、逐次二軸延伸においては延伸の順序として、縦横、横縦、縦横縦、横縦横などのいずれの方式でもよい。延伸に伴うフィルムの内部発熱を抑制し、内方向のフィルム温度斑を小さくする点に着目すれば、延伸工程の熱伝達係数は0.0009カロリー/cm2・sec・℃以上、好ましくは0.0013〜0.0020カロリー/cm2・sec・℃の条件がよい。以上に説明したように本発明はフィルム原料のポリエステル組成と延伸方法との組み合わせによって達成される。
【0038】
【実施例】
次に、実施例及び比較例を用いて本発明をさらに詳細に説明するが、以下の実施例に限定されるものではない。また、本明細書におけるフィルムの物性の測定方法を下記に示す。
【0039】
(1)動的粘弾性
アイティー計測社製動的粘弾性測定装置を用い、測定長3cm、変位0.25%、周波数10Hzの条件で測定し、60℃におけるtanδ値については、60.0〜60.4℃の範囲内でのtanδ値を60℃におけるtanδ値として定量した。サンプルサイズは、主収縮方向に4cm、その直角方向に5mmに切り出し、2ヶ所の値の平均値を用いた。
【0040】
(2)熱収縮率
フィルムを延伸方向とその直角方向に10cm×10cmの正方形に裁断し、所定温度±0.5℃の温水中に無荷重状態で10秒間処理して熱収縮させた後、フィルムの縦及び横方向の寸法を測定し、下記(1)式に従い熱収縮率を求めた。
熱収縮率:(収縮前の長さ−収縮後の長さ)÷収縮前の長さ×100(%)・・・(1)
【0041】
(3)主収縮方向
フィルムを延伸方向とその直角方向に10cm×10cmの正方形に裁断し、80℃±0.5℃の温水中に無荷重状態で10秒間処理して熱収縮させた後、フィルムの縦及び横方向の寸法を測定し、熱収縮率の大きい方向を主収縮方向とした。
【0042】
(4)収縮仕上がり性
熱風式熱収縮トンネルにて、130℃(風速10m/秒)の熱風で通過時間10秒にて、ガラス瓶(300mL)に、草色、金色、白色のインキで3色印刷した熱収縮フィルムラベルを装着後、通過させて収縮仕上がり性を目視にて判定した。なお、収縮仕上がり性のランクについては5段階評価を行い、
5:仕上がり性最良
4:仕上がり性良
3:収縮斑少しあり(2ヶ所以内)
2:収縮斑あり(3〜5ヶ所)
1:収縮斑多い(6ヶ所以上)
として、4以上を合格レベルとした。
【0043】
(5)初期破断率
JIS−C−2318に準じ破断伸度を主収縮方向と直交方向に測定し(試料数n=20)、破断伸度が5%以下の試料の数(x)を求め、下記(2)式により計算した。
初期破断率=(x/n)×100(%) ・・・(2)
【0044】
(実施例1)
攪拌機、温度計及び部分環流式冷却器を備えたステンレススチール製オートクレーブに、ジカルボン酸成分としてジメチルテレフタレート80モル%、ジメチルイソフタレート20モル%、多価アルコール成分としてエチレングリコール96モル%とダイマージオール3モル%の組成で、多価アルコール成分がモル比でジカルボン酸成分の2.2倍になるように仕込み、エステル交換触媒として酢酸亜鉛を0.05モル(酸成分に対して)用いて、生成するメタノールを系外へ留去しながらエステル交換反応を行った。その後、ポリテトラメチレングリコール(分子量650)1モル%(酸成分に対して)、重縮合触媒として三酸化アンチモン0.025モル%(酸成分に対して)添加し、重縮合した。これによりテレフタル酸成分80モル%、イソフタル酸成分20モル%とエチレングリコール成分96モル%、ダイマージオール成分3モル%、ポリテトラメチレングリコール(分子量650)成分1モル%からなる共重合ポリエステルを得た。この共重合ポリエステルは固有粘度0.71dL/gであった。このポリエステルを280℃で溶融押出し後急冷して、厚さ180μmの未延伸フィルムを得た。該未延伸フィルムを、延伸温度80℃にて縦方向に1.15倍延伸した。次いで103℃で8秒間予熱した後続けて横方向に第1段延伸を75℃で2.0倍、緩和工程において78℃で6%緩和し、引き続いて80℃で横延伸倍率の合計が4.0倍になるように横方向に延伸した。次いで73℃で横方向に5%伸張しながら6秒間熱処理を行い厚さ43μmの熱収縮性ポリエステル系フィルムを得た。得られたフィルムの物性値を表1に示す。
【0045】
(実施例2)
実施例1と同様の重合方法により、テレフタル酸成分79モル%、イソフタル酸成分15モル%、ダイマー酸成分6モル%とエチレングリコール成分88モル%、ネオペンチルグリコール成分10モル%、ポリテトラメチレングリコール(分子量650)成分2モル%からなる共重合ポリエステルを得た。この共重合ポリエステルは固有粘度0.72dL/gであった。このポリエステルを280℃で溶融押出し後急冷して、厚さ190μmの未延伸フィルムを得た。該未延伸フィルムを、延伸温度78℃にて縦方向に1.20倍延伸した。次いで105℃で8秒間予熱した後続けて横方向に第1段延伸を75℃で1.8倍、緩和工程において76℃で5%緩和し、引き続いて80℃で横延伸倍率の合計が4.1倍になるように横方向に延伸した。次いで73℃で横方向に5%伸張しながら6秒間熱処理を行い厚さ44μmの熱収縮性ポリエステル系フィルムを得た。得られたフィルムの物性値を表1に示す。
【0046】
(比較例1)
実施例1と同様の重合方法により、テレフタル酸成分97モル%、イソフタル酸成分3モル%とエチレングリコール成分71.5モル%、ネオペンチルグリコール成分28モル%、ポリテトラメチレングリコール(分子量650)成分0.5モル%からなる共重合ポリエステルを得た。この共重合ポリエステルは固有粘度0.70dL/gであった。このポリエステルを280℃で溶融押出し後急冷して、厚さ195μmの未延伸フィルムを得た。該未延伸フィルムを105℃で9秒間予熱後、横方向83℃で4.3倍に延伸し、次いで75℃で10秒間熱処理をして厚さ45μmの熱収縮性ポリエステル系フィルムを得た。得られたフィルムの物性値を表1に示す。
【0047】
(比較例2)
実施例1と同様の重合方法により、テレフタル酸成分92モル%、イソフタル酸成分8モル%とエチレングリコール成分77モル%、1,4−ブタンジオール成分23モル%からなる共重合ポリエステルを得た。この共重合ポリエステルは固有粘度0.70dL/gであった。このポリエステルを280℃で溶融押出し後急冷して、厚さ180μmの未延伸フィルムを得た。該未延伸フィルムを95℃で8秒間予熱後、横方向80℃で2.3倍、さらに85℃で1.7倍に延伸し、次いで85℃で15秒間熱処理をして厚さ44μmの熱収縮性ポリエステル系フィルムを得た。得られたフィルムの物性値を表1に示す。
【0048】
(比較例3)
実施例1と同様の重合方法により、テレフタル酸成分62モル%、イソフタル酸成分38モル%とエチレングリコール成分78モル%、ブタンジオール成分21モル%、ポリテトラメチレングリコール(分子量650)成分1モル%からなる共重合ポリエステルを得た。この共重合ポリエステルは固有粘度0.70dL/gであった。このポリエステルを280℃で溶融押出し後急冷して、厚さ180μmの未延伸フィルムを得た。該未延伸フィルムを90℃で8秒間予熱後、横方向80℃で1.6倍、さらに75℃で2.5倍延伸し、次いで73℃で10秒間熱処理をして厚さ45μmの熱収縮性ポリエステル系フィルムを得た。得られたフィルムの物性値を表1に示す。
【0049】
(比較例4)
実施例1と同様の重合方法により、テレフタル酸成分83モル%、2,6−ナフタレンジカルボン酸成分17モル%とエチレングリコール成分83モル%、ブタンジオール成分15モル%、ポリテトラメチレングリコール(分子量650)成分2モル%からなる共重合ポリエステルを得た。この共重合ポリエステルは固有粘度0.70dL/gであった。このポリエステルを280℃で溶融押出し後急冷して、厚さ180μmの未延伸フィルムを得た。該未延伸フィルムを105℃で8秒間予熱後、横方向に85℃で2.5倍さらに90℃で1.6倍延伸し、次いで73℃で10秒間熱処理を行い厚さ45μmの熱収縮性ポリエステル系フィルムを得た。得られたフィルムの物性値を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】
本発明の熱収縮性ポリエステル系フィルムは、低温から高温までの幅広い温度域、特に低温域において優れた収縮仕上がり性を有し、収縮斑、シワ、歪みが極めて少ない美麗な収縮仕上がり外観を得ることができ、かつ耐破れ性も優れており、収縮ラベル、キャップシール、収縮包装などの用途に好適に用いられるものである。
Claims (3)
- ポリエステルからなり、主収縮方向の60℃における動的粘弾性のtanδ値が0.05以上、tanδ値が最大となる温度が65〜76℃であって、そのtanδ最大値が0.40以上、80℃温水中で10秒処理した後の上記主収縮方向の熱収縮率が40%以上であり、上記主収縮方向に直交する方向の初期破断率が0%であることを特徴とする熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- フィルムを80℃温水中で10秒処理した後の、主収縮方向に直交する方向の熱収縮率が10%以下であることを特徴とする請求項1記載の熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- ポリエステルがダイマー酸成分及び/又はダイマージオール成分を少なくとも一構成成分としてなることを特徴とする請求項1又は2記載の熱収縮性ポリエステル系フィルム。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000020195A JP4502091B2 (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
EP01101418A EP1120352B1 (en) | 2000-01-28 | 2001-01-23 | Heat-shrinkable polyester films |
AT01101418T ATE362954T1 (de) | 2000-01-28 | 2001-01-23 | Wärmeschrumpfbare polyesterfolien |
DE60128497T DE60128497T2 (de) | 2000-01-28 | 2001-01-23 | Wärmeschrumpfbare Polyesterfolien |
KR1020010003741A KR100816768B1 (ko) | 2000-01-28 | 2001-01-26 | 열수축성 폴리에스테르계 필름 |
US09/769,259 US6342281B2 (en) | 2000-01-28 | 2001-01-26 | Heat-shrinkable polyester films |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000020195A JP4502091B2 (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001205704A JP2001205704A (ja) | 2001-07-31 |
JP4502091B2 true JP4502091B2 (ja) | 2010-07-14 |
Family
ID=18546798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000020195A Expired - Lifetime JP4502091B2 (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4502091B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013091686A (ja) * | 2011-10-24 | 2013-05-16 | Teijin Ltd | ポリエステル樹脂およびそれを用いたポリエステルフィルム |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3678186B2 (ja) * | 2001-08-01 | 2005-08-03 | 東洋紡績株式会社 | 熱収縮性ポリエステル系フィルムロール |
JP6819125B2 (ja) * | 2016-08-09 | 2021-01-27 | 三菱ケミカル株式会社 | ポリエステル |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07205283A (ja) * | 1994-01-25 | 1995-08-08 | Toyobo Co Ltd | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
JPH09272150A (ja) * | 1996-04-04 | 1997-10-21 | Toyobo Co Ltd | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2848725B2 (ja) * | 1991-10-01 | 1999-01-20 | 鐘紡株式会社 | ポリエステル系シュリンクフィルム |
JP3027461B2 (ja) * | 1991-12-19 | 2000-04-04 | 鐘紡株式会社 | ポリエステル系シュリンクフィルム |
JP3054267B2 (ja) * | 1992-04-28 | 2000-06-19 | 鐘紡株式会社 | ポリエステル系シュリンクフィルム |
JPH0748441A (ja) * | 1993-08-04 | 1995-02-21 | Kanebo Ltd | ポリエステル系シュリンクフィルム |
JP3802598B2 (ja) * | 1995-12-22 | 2006-07-26 | 東洋紡績株式会社 | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
JPH1077335A (ja) * | 1996-08-30 | 1998-03-24 | Toyobo Co Ltd | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
JPH1171473A (ja) * | 1997-07-01 | 1999-03-16 | Toyobo Co Ltd | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
JP4525870B2 (ja) * | 1998-03-30 | 2010-08-18 | 東洋紡績株式会社 | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
JP2001026659A (ja) * | 1999-07-15 | 2001-01-30 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 熱収縮性ポリエステルフィルムおよび熱収縮フィルム用ポリエステル樹脂 |
JP2001192474A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-07-17 | Toyobo Co Ltd | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
JP2001192477A (ja) * | 2000-01-12 | 2001-07-17 | Toyobo Co Ltd | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
JP2001200072A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-24 | Toyobo Co Ltd | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
JP2001200071A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-24 | Toyobo Co Ltd | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
-
2000
- 2000-01-28 JP JP2000020195A patent/JP4502091B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07205283A (ja) * | 1994-01-25 | 1995-08-08 | Toyobo Co Ltd | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
JPH09272150A (ja) * | 1996-04-04 | 1997-10-21 | Toyobo Co Ltd | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013091686A (ja) * | 2011-10-24 | 2013-05-16 | Teijin Ltd | ポリエステル樹脂およびそれを用いたポリエステルフィルム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001205704A (ja) | 2001-07-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4122287B2 (ja) | ポリエステルブレンド及びそれから製造された熱収縮性フィルム | |
US6342281B2 (en) | Heat-shrinkable polyester films | |
JP3692976B2 (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP6835214B2 (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
KR100829339B1 (ko) | 열수축성 폴리에스테르계 필름 | |
KR20190035760A (ko) | 열수축성 폴리에스테르계 필름 및 포장체 | |
JP2005047959A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP4802371B2 (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルムの製造方法 | |
JP2629370B2 (ja) | 熱収縮性ポリエステルフィルム | |
JP4232143B2 (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルムの製造方法 | |
JP4502091B2 (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP2001192474A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP2001200072A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JPH11124448A (ja) | 熱収縮性ポリエステルフィルム | |
JP2002212316A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP4239446B2 (ja) | 熱収縮性ポリエチレンテレフタレートフィルム | |
JP2011094159A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルムおよびその製造方法 | |
JP3879445B2 (ja) | 熱収縮性ポリエチレンテレフタレート系フィルム | |
JP2001192477A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JPH0748443A (ja) | ポリエステル熱収縮性フィルム | |
JP2002046173A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP2001200071A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP2003082128A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP3337032B1 (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP2004255671A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090519 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090721 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100331 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4502091 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100413 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430 Year of fee payment: 4 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |