JP2848725B2 - ポリエステル系シュリンクフィルム - Google Patents
ポリエステル系シュリンクフィルムInfo
- Publication number
- JP2848725B2 JP2848725B2 JP28215091A JP28215091A JP2848725B2 JP 2848725 B2 JP2848725 B2 JP 2848725B2 JP 28215091 A JP28215091 A JP 28215091A JP 28215091 A JP28215091 A JP 28215091A JP 2848725 B2 JP2848725 B2 JP 2848725B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- mol
- film
- shrink film
- polyester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温熱収縮特性及び機
械的強度等に優れ、シュリンクラベルや食品包装等に用
いられるポリエステル系シュリンクフィルムに関する。
械的強度等に優れ、シュリンクラベルや食品包装等に用
いられるポリエステル系シュリンクフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラスびんやPETボトルに用い
られるシュリンクラベルや食品包装用のシュリンクフィ
ルムとしては、ポリ塩化ビニル又はポリスチレンからな
る延伸フィルムが主として用いられてきた。
られるシュリンクラベルや食品包装用のシュリンクフィ
ルムとしては、ポリ塩化ビニル又はポリスチレンからな
る延伸フィルムが主として用いられてきた。
【0003】しかし、近年、安全衛生性や耐薬品性,透
明性に優れたポリエステル系のシュリンクフィルムが要
望され、ポリエチレンテレフタレートにネオペンチルグ
リコールあるいはイソフタル酸等を共重合したポリエス
テルからなる延伸フィルムが提案されている(例えば、
特開昭63−156833号公報,特開昭63−202
429号公報,特公昭63−7573号公報)。
明性に優れたポリエステル系のシュリンクフィルムが要
望され、ポリエチレンテレフタレートにネオペンチルグ
リコールあるいはイソフタル酸等を共重合したポリエス
テルからなる延伸フィルムが提案されている(例えば、
特開昭63−156833号公報,特開昭63−202
429号公報,特公昭63−7573号公報)。
【0004】しかしながら、これらのフィルムは50〜
80℃の低温における収縮性能が不十分である。
80℃の低温における収縮性能が不十分である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、これら
の課題を達成するために鋭意検討の結果、特定の組成の
ジカルボン酸成分を配合した共重合ポリエステルを製
膜,延伸することにより、低温熱収縮特性に優れ、厚み
斑のないポリエステル系シュリンクフィルムが得られる
ことを見出し、本発明に到達したものである。
の課題を達成するために鋭意検討の結果、特定の組成の
ジカルボン酸成分を配合した共重合ポリエステルを製
膜,延伸することにより、低温熱収縮特性に優れ、厚み
斑のないポリエステル系シュリンクフィルムが得られる
ことを見出し、本発明に到達したものである。
【0006】すなわち、本発明の目的は、低温熱収縮特
性に優れ、延伸性が良好で厚み斑のない、また、機械的
強度の良好なポリエステル系シュリンクフィルムを提供
するにある。
性に優れ、延伸性が良好で厚み斑のない、また、機械的
強度の良好なポリエステル系シュリンクフィルムを提供
するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、ジカルボ
ン酸成分として、テレフタル酸を60〜94mol%、
ダイマー酸を1〜10mol%及び前記2つ以外のジカ
ルボン酸を5〜30mol%含む共重合ポリエステル
を、製膜,延伸してなることを特徴とするポリエステル
系シュリンクフィルムによって達成される。
ン酸成分として、テレフタル酸を60〜94mol%、
ダイマー酸を1〜10mol%及び前記2つ以外のジカ
ルボン酸を5〜30mol%含む共重合ポリエステル
を、製膜,延伸してなることを特徴とするポリエステル
系シュリンクフィルムによって達成される。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
共重合ポリエステルを構成するジカルボン酸成分の組成
は、テレフタル酸が60〜94mol%、好ましくは7
0〜90mol%、ダイマー酸が1〜10mol%、好
ましくは2〜8mol%、及び前記2つ以外のジカルボ
ン酸が5〜30mol%、好ましくは8〜25mol%
である。
共重合ポリエステルを構成するジカルボン酸成分の組成
は、テレフタル酸が60〜94mol%、好ましくは7
0〜90mol%、ダイマー酸が1〜10mol%、好
ましくは2〜8mol%、及び前記2つ以外のジカルボ
ン酸が5〜30mol%、好ましくは8〜25mol%
である。
【0009】この組成の共重合ポリエステルからなるシ
ュリンクフィルムは、熱収縮させる際に、従来の他のポ
リエステルからなるシュリンクフィルムとは異なり、低
温熱収縮特性に優れ、しわ,たるみ等の発生のない、シ
ュリンクフィルムとして好適なものとなる。
ュリンクフィルムは、熱収縮させる際に、従来の他のポ
リエステルからなるシュリンクフィルムとは異なり、低
温熱収縮特性に優れ、しわ,たるみ等の発生のない、シ
ュリンクフィルムとして好適なものとなる。
【0010】本発明で使用するダイマー酸は、不飽和脂
肪酸の二量体からなるジカルボン酸であり、不飽和脂肪
酸の炭素数は18以上であることが好ましい。例えば、
オレイン酸,エライジン酸,セトレイン酸,エルカ酸,
ブラシジン酸,リノール酸等から選ばれた不飽和脂肪酸
を二量体化することにより作ることができる。
肪酸の二量体からなるジカルボン酸であり、不飽和脂肪
酸の炭素数は18以上であることが好ましい。例えば、
オレイン酸,エライジン酸,セトレイン酸,エルカ酸,
ブラシジン酸,リノール酸等から選ばれた不飽和脂肪酸
を二量体化することにより作ることができる。
【0011】また、ダイマー酸は、同じ不飽和脂肪酸を
二量化したものでも、異なる不飽和脂肪酸を二量化した
ものでもよく、更に二量化後水素添加したものでもよ
い。また、ダイマー酸は、芳香環やシクロ環を一部含ん
でいてもよい。
二量化したものでも、異なる不飽和脂肪酸を二量化した
ものでもよく、更に二量化後水素添加したものでもよ
い。また、ダイマー酸は、芳香環やシクロ環を一部含ん
でいてもよい。
【0012】また、ダイマー酸の配合量は、1〜10m
ol%であることが必要であり、配合量が1mol%未
満であると、50〜80℃の低温では高い収縮率が得ら
れず、一方、10mol%を超えると、延伸性が著しく
不良となる。
ol%であることが必要であり、配合量が1mol%未
満であると、50〜80℃の低温では高い収縮率が得ら
れず、一方、10mol%を超えると、延伸性が著しく
不良となる。
【0013】テレフタル酸とダイマー酸以外のジカルボ
ン酸としては、通常の製造方法でポリエステルが得られ
るものであればよく、例えば、アジピン酸,シュウ酸,
マロン酸,コハク酸,アゼライン酸,セバシン酸,イソ
フタル酸,フタル酸,5−t−ブチルイソフタル酸,ナ
フタレンジカルボン酸,ジフェニルエーテルジカルボン
酸,シクロヘキサンジカルボン酸,5−スルホン酸塩イ
ソフタル酸等が挙げられ、2種類以上を使用しても構わ
ない。中でも、イソフタル酸を用いると、より収縮性を
あげることができ、効果的である。
ン酸としては、通常の製造方法でポリエステルが得られ
るものであればよく、例えば、アジピン酸,シュウ酸,
マロン酸,コハク酸,アゼライン酸,セバシン酸,イソ
フタル酸,フタル酸,5−t−ブチルイソフタル酸,ナ
フタレンジカルボン酸,ジフェニルエーテルジカルボン
酸,シクロヘキサンジカルボン酸,5−スルホン酸塩イ
ソフタル酸等が挙げられ、2種類以上を使用しても構わ
ない。中でも、イソフタル酸を用いると、より収縮性を
あげることができ、効果的である。
【0014】また、テレフタル酸とダイマー酸以外のジ
カルボン酸の配合量は、5〜30mol%であることが
必要であり、配合量が5mol%未満では、大きな収縮
が得られず、一方、30mol%を超えると、強度や延
伸性が低下する。
カルボン酸の配合量は、5〜30mol%であることが
必要であり、配合量が5mol%未満では、大きな収縮
が得られず、一方、30mol%を超えると、強度や延
伸性が低下する。
【0015】また、本発明の共重合ポリエステルを形成
するジオール成分としては、通常の製造方法でポリエス
テルが得られるものであればよく、例えば、エチレング
リコール,プロピレングリコール,テトラメチレングリ
コール,ネオペンチルグリコール,ヘキサメチレングリ
コール,ジエチレングリコール,ポリアルキレングリコ
ール,1,4−シクロヘキサンジメタノール,2−アル
キル−1,3−プロパンジオール,ビスフェノールAま
たはビスフェノールSのジエトキシ化合物等が挙げられ
る。好ましくは、エチレングリコールもしくはテトラメ
チレングリコールであり、また、2種類以上を使用して
も構わない。
するジオール成分としては、通常の製造方法でポリエス
テルが得られるものであればよく、例えば、エチレング
リコール,プロピレングリコール,テトラメチレングリ
コール,ネオペンチルグリコール,ヘキサメチレングリ
コール,ジエチレングリコール,ポリアルキレングリコ
ール,1,4−シクロヘキサンジメタノール,2−アル
キル−1,3−プロパンジオール,ビスフェノールAま
たはビスフェノールSのジエトキシ化合物等が挙げられ
る。好ましくは、エチレングリコールもしくはテトラメ
チレングリコールであり、また、2種類以上を使用して
も構わない。
【0016】更に、本発明の共重合ポリエステルには、
その性質を著しく変えない範囲で、上記以外の共重合成
分を加えてもよい。例えば、p−オキシ安息香酸,p−
オキシエトキシ安息香酸等のオキシカルボン酸、安息香
酸,ベイゾイル安息香酸,メトキシポリアルキレングリ
コール等の一官能性化合物、グリセリン,ペンタエリス
リトール,トリメチロールエタン,トリメチロールプロ
パン等の多官能性化合物等が挙げられ、生成物が実質的
に線上の高分子を保持できる範囲内で使用する。
その性質を著しく変えない範囲で、上記以外の共重合成
分を加えてもよい。例えば、p−オキシ安息香酸,p−
オキシエトキシ安息香酸等のオキシカルボン酸、安息香
酸,ベイゾイル安息香酸,メトキシポリアルキレングリ
コール等の一官能性化合物、グリセリン,ペンタエリス
リトール,トリメチロールエタン,トリメチロールプロ
パン等の多官能性化合物等が挙げられ、生成物が実質的
に線上の高分子を保持できる範囲内で使用する。
【0017】また、本発明の要旨を変えない範囲で、他
のポリエステル,他のポリマーまたは各種添加剤を添加
してもよい。例えば、フィルムの易滑性を向上させる無
機滑剤及び有機滑剤として、カオリン,クレー,炭酸カ
ルシウム,酸化ケイ素,テレフタル酸カルシウム,酸化
アルミニウム,酸化チタン,リン酸カルシウム,フッ化
リチウム等の公知の不活性外部粒子、ポリエステル樹脂
の溶融製膜に際して配合する不溶な高融点有機化合物及
び架橋ポリマー、更に、アルカリ金属化合物又はアルカ
リ土類金属化合物等のポリエステル製造時に使用する金
属化合物触媒等のポリマー内部に形成される内部粒子が
ある。
のポリエステル,他のポリマーまたは各種添加剤を添加
してもよい。例えば、フィルムの易滑性を向上させる無
機滑剤及び有機滑剤として、カオリン,クレー,炭酸カ
ルシウム,酸化ケイ素,テレフタル酸カルシウム,酸化
アルミニウム,酸化チタン,リン酸カルシウム,フッ化
リチウム等の公知の不活性外部粒子、ポリエステル樹脂
の溶融製膜に際して配合する不溶な高融点有機化合物及
び架橋ポリマー、更に、アルカリ金属化合物又はアルカ
リ土類金属化合物等のポリエステル製造時に使用する金
属化合物触媒等のポリマー内部に形成される内部粒子が
ある。
【0018】また、必要に応じて、安定剤,着色剤,酸
化防止剤,消泡剤等を含有させてもよい。フィルム中に
含まれるこれら添加剤は、通常、0.005〜0.5重
量%である。
化防止剤,消泡剤等を含有させてもよい。フィルム中に
含まれるこれら添加剤は、通常、0.005〜0.5重
量%である。
【0019】本発明の共重合ポリエステルの分子量の尺
度となる極限粘度は、好ましくは0.5以上、より好ま
しくは0.6以上であり、極限粘度が0.5未満である
と、シュリンクフィルムの機械的強度が低下する傾向に
ある。
度となる極限粘度は、好ましくは0.5以上、より好ま
しくは0.6以上であり、極限粘度が0.5未満である
と、シュリンクフィルムの機械的強度が低下する傾向に
ある。
【0020】次に、本発明のシュリンクフィルムの製造
は、本発明の組成を持つ共重合ポリエステルを用いて、
押出し法やカレンダー法等の任意の方法により未延伸フ
ィルムを得、次いで、一方向あるいは二方向に好ましく
は2.0倍以上、5.0倍以下、より好ましくは2.5
倍以上4.5倍以下に延伸することにより行い、最終的
に厚み20〜50μ程度の延伸フィルムを作る。
は、本発明の組成を持つ共重合ポリエステルを用いて、
押出し法やカレンダー法等の任意の方法により未延伸フ
ィルムを得、次いで、一方向あるいは二方向に好ましく
は2.0倍以上、5.0倍以下、より好ましくは2.5
倍以上4.5倍以下に延伸することにより行い、最終的
に厚み20〜50μ程度の延伸フィルムを作る。
【0021】延伸手段について、特に制限はなく、ロー
ル延伸,テンター延伸等の方法が適用され、形状面にお
いてはフラット状,チューブ状等の如何であっても良
い。また、延伸方法は、用途に応じ、一軸延伸,逐次二
軸延伸,同時二軸延伸のいずれでも良い。延伸温度は、
延伸応力や延伸されたフィルムによって適宜に選定する
が、通常、ガラス転移点(Tg)より10〜30℃高い
温度の範囲であり、低温熱収縮特性を得るには比較的低
温で延伸することが好適である。
ル延伸,テンター延伸等の方法が適用され、形状面にお
いてはフラット状,チューブ状等の如何であっても良
い。また、延伸方法は、用途に応じ、一軸延伸,逐次二
軸延伸,同時二軸延伸のいずれでも良い。延伸温度は、
延伸応力や延伸されたフィルムによって適宜に選定する
が、通常、ガラス転移点(Tg)より10〜30℃高い
温度の範囲であり、低温熱収縮特性を得るには比較的低
温で延伸することが好適である。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明のポリエステル系
シュリンクフィルムは、低温での熱収縮性能及び機械的
強度に優れ、また、延伸性の良好な厚み斑のないシュリ
ンクフィルムであり、シュリンクラベルや食品等のシュ
リンク包装に好適である。
シュリンクフィルムは、低温での熱収縮性能及び機械的
強度に優れ、また、延伸性の良好な厚み斑のないシュリ
ンクフィルムであり、シュリンクラベルや食品等のシュ
リンク包装に好適である。
【0023】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明は、これらの実施例に限定されるもので
はない。測定及び評価方法を以下に示す。
するが、本発明は、これらの実施例に限定されるもので
はない。測定及び評価方法を以下に示す。
【0024】(1)極限粘度〔η〕 試料200mgをフェノール/テトラクロロエタン=5
0/50の混合溶媒20mlに加え、約110℃で1時間
加熱溶解した後、30℃で測定した。
0/50の混合溶媒20mlに加え、約110℃で1時間
加熱溶解した後、30℃で測定した。
【0025】(2)低温熱収縮性 厚さ約200μの未延伸シートをTg+20℃で3.5
倍×3.5倍に同時二軸延伸を行った延伸フィルムを用
い、70℃のグリセリン浴中に無荷重状態で30秒間熱
収縮させ、その収縮率が20%未満を×、20〜40%
を△、40%以上を○で評価した。
倍×3.5倍に同時二軸延伸を行った延伸フィルムを用
い、70℃のグリセリン浴中に無荷重状態で30秒間熱
収縮させ、その収縮率が20%未満を×、20〜40%
を△、40%以上を○で評価した。
【0026】(3)延伸性 (2)の低温熱収縮性評価用のフィルムと同様にして、
Tg+20℃で延伸フィルムを作る。このフィルムの厚
みを測定して、平均値から最大値あるいは最小値の差
が、厚みの平均値の5%以内を○、5〜10%を△、1
0%以上を×で評価した。
Tg+20℃で延伸フィルムを作る。このフィルムの厚
みを測定して、平均値から最大値あるいは最小値の差
が、厚みの平均値の5%以内を○、5〜10%を△、1
0%以上を×で評価した。
【0027】(4)引張強度 (2)の低温熱収縮性評価と同じくTg+20℃で、同
時二軸延伸したフィルムの引張強度を、巾10mm,試
料長40mm,引張速度200mm/minで測定し、
500kg/cm2 以上を○、500〜250kg/c
m2 が△、250kg/cm2 以下を×で評価した。
時二軸延伸したフィルムの引張強度を、巾10mm,試
料長40mm,引張速度200mm/minで測定し、
500kg/cm2 以上を○、500〜250kg/c
m2 が△、250kg/cm2 以下を×で評価した。
【0028】(実施例1〜4及び比較例1〜4)まず、
テレフタル酸ジメチルエステルとジオール成分をエステ
ル交換反応させ、次いで、残りのダイマー酸及び他のジ
カルボン酸を加え、エステル化反応を行った後重合する
方法で、表1に示す組成の共重合ポリエステルを得た。
次に、Tダイ押出機で厚さ約200μのシートを作り、
更に3.5倍×3.5倍に同時に二軸延伸してシュリン
クフィルムを作成した。
テレフタル酸ジメチルエステルとジオール成分をエステ
ル交換反応させ、次いで、残りのダイマー酸及び他のジ
カルボン酸を加え、エステル化反応を行った後重合する
方法で、表1に示す組成の共重合ポリエステルを得た。
次に、Tダイ押出機で厚さ約200μのシートを作り、
更に3.5倍×3.5倍に同時に二軸延伸してシュリン
クフィルムを作成した。
【0029】得られたシュリンクフィルムについて評価
を行った。その結果を表1にあわせて示す。
を行った。その結果を表1にあわせて示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1に示すように、実施例のシュリンクフ
ィルムは、低温熱収縮性及び引張強度に優れ、厚み斑の
少ないシュリンクフィルムであった。一方、比較例のシ
ュリンクフィルムは、バランスのとれたシュリンクフィ
ルムではなかった。
ィルムは、低温熱収縮性及び引張強度に優れ、厚み斑の
少ないシュリンクフィルムであった。一方、比較例のシ
ュリンクフィルムは、バランスのとれたシュリンクフィ
ルムではなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 7:00 C08L 67:00 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08J 5/00 - 5/02,5/12 - 5/22 B29C 61/06 C08G 63/00 - 63/91
Claims (1)
- 【請求項1】 ジカルボン酸成分として、テレフタル酸
を60〜94mol%、ダイマー酸を1〜10mol%
及び前記2つ以外のジカルボン酸を5〜30mol%含
む共重合ポリエステルを、製膜,延伸してなることを特
徴とするポリエステル系シュリンクフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28215091A JP2848725B2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | ポリエステル系シュリンクフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28215091A JP2848725B2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | ポリエステル系シュリンクフィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05208447A JPH05208447A (ja) | 1993-08-20 |
JP2848725B2 true JP2848725B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=17648757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28215091A Expired - Fee Related JP2848725B2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | ポリエステル系シュリンクフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2848725B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6846440B2 (en) | 1998-03-17 | 2005-01-25 | Eastman Chemical Company | Polyester resin compositions for calendering |
US6068910A (en) | 1998-03-17 | 2000-05-30 | Eastman Chemical Company | Polyester resin compositions for calendering |
CA2334908A1 (en) * | 1998-06-12 | 1999-12-16 | Avery Dennison Corporation | Multilayered thermoplastic film and sign cutting method using the same |
EP1120352B1 (en) * | 2000-01-28 | 2007-05-23 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Heat-shrinkable polyester films |
JP4502091B2 (ja) * | 2000-01-28 | 2010-07-14 | 東洋紡績株式会社 | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
JP2003012832A (ja) * | 2001-06-27 | 2003-01-15 | Toyobo Co Ltd | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
GB0118796D0 (en) * | 2001-08-01 | 2001-09-26 | Dupont Teijin Films Us Ltd Par | Copolyester film |
EP1298157A1 (en) * | 2001-09-27 | 2003-04-02 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Heat-shrinkable polyester films |
US6465063B1 (en) | 2001-10-02 | 2002-10-15 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Heat-shrinkable polyester films |
-
1991
- 1991-10-01 JP JP28215091A patent/JP2848725B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05208447A (ja) | 1993-08-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4122287B2 (ja) | ポリエステルブレンド及びそれから製造された熱収縮性フィルム | |
JP3027461B2 (ja) | ポリエステル系シュリンクフィルム | |
EP0349960A2 (en) | Shrinkable polyester film | |
JPH0753737A (ja) | ポリエステル系シュリンクフィルム | |
JP2848725B2 (ja) | ポリエステル系シュリンクフィルム | |
JP3585056B2 (ja) | ポリエステル系収縮フィルム | |
JPH08239460A (ja) | ポリエステル系熱収縮フィルム | |
JP2793713B2 (ja) | 表面特性の改善されたポリエステル系シュリンクフィルム | |
JP3054267B2 (ja) | ポリエステル系シュリンクフィルム | |
JP2781598B2 (ja) | ポリエステル系シュリンクフィルム | |
JP3329067B2 (ja) | 高収縮フィルム | |
JPH08192464A (ja) | ポリエステル系熱収縮フィルム | |
US6630230B2 (en) | Polyester resin composition and film using the same | |
JP3410825B2 (ja) | 熱収縮性ポリエステルフィルム | |
JP4651146B2 (ja) | 共重合ポリエステルエーテル及びそれからなるフィルム | |
JPH08302035A (ja) | ポリエステル系熱収縮フィルム | |
JPH0748441A (ja) | ポリエステル系シュリンクフィルム | |
JP2001151908A (ja) | 熱収縮性ポリエステルフィルム | |
JP3291795B2 (ja) | ポリエステルおよびフィルム | |
JPH0825477A (ja) | 熱収縮性ポリエステルフィルム | |
JPH0827285A (ja) | 熱収縮性ポリエステルフィルム | |
JPH04164929A (ja) | ポリエステル系シュリンクフィルム | |
JP2781597B2 (ja) | ポリエステル系シュリンクフィルム | |
JP2694703B2 (ja) | ポリエステル系シュリンクフィルム | |
JP4502091B2 (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |