JP2004533919A - 疑似移動床クロマトグラフィーによる分離方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】疑似移動床クロマトグラフィーによる分離方法を提供する。
【解決手段】二つ又はそれより多くのフラクションに溶液を分別する方法。より特別には、本発明は、クロマトグラフィー疑似移動床(simulated moving bed)(SMB)法により溶液を分別する方法であって、供給原料中に存在する溶解された物質は部分充填床にて分離され、そして形成された分離プロフィールは、クロマトグラフィー分離ループを通って、1サイクルの間に、1回よりも多く又は1回よりも少なく循環される方法に関するものである。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、有利には、異なる成分に富ませた二つ又はそれより多くのフラクションに溶液を分別する方法、そしてより特別には、クロマトグラフィー疑似移動床(simulated moving bed)(SMB)法により溶液を分別する方法であって、供給原料中に存在する溶解された物質は、部分充填床(partial packed beds) のクロマトグラフィー分離ループにて分離され、そして形成された分離プロフィール(すなわち、乾燥固体プロフィール)は、クロマトグラフィー分離ループを通って、1サイクルの間に、1回よりも多く又は1回よりも少なく循環される方法に関するものである。本発明の好ましい態様において、分離プロフィールは、1サイクルの間に、分離ループを通って2回循環される。本発明の他の好ましい態様において、供給ポイントは、前のサイクルにおける供給ポイントと比べて異なるポイントに回される。これは、いわゆる、分離プロフィールの供給ポイント前進であり、そしてこの供給ポイント前進は、クロマトグラフィー分離ループを通って、1サイクルの間に、1回よりも多く又は1回よりも少なく行うことができる。
この新規なクロマトグラフィーSMB法は、樹脂床をより好ましく使用することにより、分離能力を向上させる。
【背景技術】
【0002】
連続的な疑似移動床法は、アメリカ合衆国特許第2985589号明細書〔ブロウトン(Broughton) 他〕に既に開示されている。この方法に従って、分離すべき混合物は部分充填床の1つに導入され、そして溶出液は別の部分充填床に導入され、そして2つの生成物フラクションは、実質的に同時に抜き出される。乾燥物質プロフィールの連続的循環を伴う単一ループを形成する、少なくとも4つの部分充填床が存在し、そして供給ポイント及び生成物抜き出しポイントは、基本的に、ループ内の乾燥物質プロフィールの循環速度にて、充填材料床のループ内を下流側に順次連続的に移動される。
【特許文献1】
アメリカ合衆国特許第2985589号明細書
【0003】
疑似移動床クロマトグラフィー分離法のために、増加した分離能力、増加した収量及び分別純度及び乾燥物質濃度を達成するためクロマトグラフィー分離樹脂床をより好ましく使用するために、2つ又はそれより多くのループ並びに2つ又はそれより多くのプロフィール・モードが開発された。
【0004】
甜菜糖蜜からベタイン及び蔗糖を回収するために用いられる、連続的な疑似移動床法は、本出願人のフィンランド国特許第86416号明細書に記載されている。この方法において、1つの完全な又は実質的に完全な乾燥物質プロフィールは、部分充填材料ループ内にて循環される。本出願人の文献アメリカ合衆国特許第6093326号明細書及びアメリカ合衆国特許第5637225号明細書もまた、疑似移動床法に関するものであり、第一のものは糖蜜の分別に用いられ、そして後者はスルフィット蒸煮リカーの分別に用いられる。これらの文献に記載されているように、疑似移動床法は、複数のループを含んでよく、そして乾燥物質プロフィールは各ループ内にて循環される。
【特許文献2】
フィンランド国特許第86416号明細書
【特許文献3】
アメリカ合衆国特許第6093326号明細書
【特許文献4】
アメリカ合衆国特許第5637225号明細書
【0005】
上記のフィンランド国特許第86416号明細書は、疑似移動床法を用いて甜菜糖蜜からベタイン及び蔗糖を回収する方法を開示している。このクロマトグラフィー・システムは、直列の少なくとも3本のクロマトグラフィーの部分充填床を含んでいる。前記方法において、ベタイン及び蔗糖は、糖蜜供給段階(phase) 、溶出液供給段階及び循環段階を含む同じ手順の間に分離され、前記供給段階において、糖蜜の供給原料が、前記の部分充填床の1つに供給され、そして溶出水は、前記の部分充填床の他の1つに、実質的に同時に供給される。これらの段階は、前記手順の間、1回又は複数回繰り返される。
【0006】
上記のアメリカ合衆国特許第6093326号明細書に開示された方法において、液体の流れが、少なくとも2つの、部分充填床を含む前記システム内にもたらされ、そして生成物は、複数工程の手順の間に回収される。手順は、供給段階、溶出段階及び循環段階を含む。循環段階の間、部分充填床内にその乾燥固体プロフィールと共に存在する液体は、1つ、2つ又はそれより多くの部分充填床を含む2つ又はそれより多くのループ内にて循環される。ループは閉鎖又は”開放”されていてよく、言い換えると、液体が1つのループ内にて循環されるとき、溶出液は他のループ内に導入され得、そして生成物フラクションはそれから抜き出され得る。供給及び溶出の間、充填材料床を通る流れが、連続するループ内に生じ得、この場合、流れは、1つのループから別のループへ物質を運ぶ。循環段階の間、カラムは閉鎖されたループを形成し、そして他のループから分離される。本質的に完全な乾燥固体プロフィールが、各ループ内にて循環される。
【0007】
文献国際特許公開第97/45185号パンフレットは、分離システムが同じループ内に少なくとも2つの分離プロフィールを含むクロマトグラフィー疑似移動床法により、1つ又はそれより多くのフラクションに溶液を分別する方法を開示している。この方法は、単糖類に富むフラクション及び/又はリグノスルホネート類に富むフラクションを与えるため、スルフィット蒸煮リカーを分別するために使用することができる。更に、糖蜜又は甜菜糖製造時のプロセス中に残る廃リカー(vinasse) は、蔗糖のような砂糖、及び/又はベタインに富むフラクションを得るように分別することができる。上述の文献の方法において、同じループ内に少なくとも2つの分離プロフィールが存在する。前記方法のために必要とされる最小の床長さは、少なくとも、過剰な重複のない2つの分離プロフィールの長さである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記の配置に伴う問題の1つは、良好な分離結果、高い収量、純度及び生成物フラクション乾燥物質濃度を得るために、長いクロマトグラフィー分離床を使用しなければならないことである。
【0009】
先の配置に伴う別の問題はまた、クロマトグラフィー分離床内の乾燥物質プロフィールは、全床長さに充満する必要がないか、又は、それらは床をはみ出し得ることである。通常、乾燥物質プロフィールは、高い生成物分別収量、純度、濃度及び高い分離能力が達成されるように形成されるべきである。これは、クロマトグラフィーカラムの装填量を高める必要があること、例えば、高い生成物分別乾燥物質濃度及び高い分離能力を達成するためには、供給容量を大きくする必要があることを意味する。高い乾燥物質濃度とは、この濃度が、供給液中の成分の部分濃度に少なくとも近いことを意味する。
【0010】
他方、クロマトグラフィー分離床の高さは、高い生成物純度及び生成物収量を達成するためには、充分に高い理論段数を含むように長くする必要がある。
L=N・HETP (1)
N=16・(Ve /W)2 (2)
前記式(1)又は(2)中、
L=樹脂床の長さ
N=理論段数
HETP=理論段と同等の高さ
e =溶出容量
W=ピーク幅
【0011】
1つの状況として、分離プロフィールが狭く且つクロマトグラフィー分離床が長いことは、クロマトグラフィー分離カラムの一部分が分離プロフィールにより装填されない状況を導き得、これは前記床の利用を不充分なものにする。
【0012】
或いは又、別の状況のとき、乾燥物質プロフィールが長く且つ良好な分離のために必要とされるクロマトグラフィー分離床が短いことは、前記プロフィール両端部での前記乾燥物質プロフィールの重複を導き得、これは低い純度及び低い収率を生じさせ得る。
【0013】
上述の状況において、より進歩した方法が必要とされ、そして本発明は、両方の状況に関する問題に対する解決方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0014】
従って、本発明の目的は、上記問題を解決するための方法を提供することである。本発明の目的は、本独立請求項に記載されたものにより特徴付けられる方法により達成される。本発明の好ましい態様は、本従属請求項に開示されている。
【0015】
本発明は、クロマトグラフィー疑似移動床(SMB)法により溶液を分別する方法であって、供給原料中に存在する溶解された物質は、部分充填床(partial packed beds) にて分離され、そして形成された分離プロフィールは、クロマトグラフィー分離ループを通って、1サイクルの間に、1回よりも多く又は1回よりも少なく循環される方法に基づいている。言い換えれば、分離プロフィールは、分離システム内のクロマトグラフィー分離ループを通って、実質的に1回と異なる回数循環される。分離プロフィールは、供給溶液及び再循環される乾燥物質により形成される。分離プロフィールは、供給液から直接形成されてもよいし、又は、供給液が1つのループから別のループへ供給される場合は、分離プロフィールは、前のループのフラクションから形成される。分離プロフィールの供給ポイントは、1サイクルの間に、クロマトグラフィー分離ループを通って、1回よりも多く又は1回よりも少なく進められる。
【0016】
通常、そしてとりわけ、連続的な疑似移動床(SMB)クロマトグラフィー分離において、新たな手順は、前の手順と同じ場所から始まる。このことは、完全な手順の第一工程は、前の完全な手順の最終工程後に同じ場所にて再び行われることを意味する。
【0017】
本発明において、1サイクルは、同じサイクルの間に1回ないし複数回実行される所定の工程から形成されている。典型的には、サイクルは、平衡が達成され、その後、平衡状態にてこのプロセスが都合良く継続される。前記平衡は、乾燥物質プロフィールの平衡により定義され、そして乾燥物質プロフィールの平衡は、通常、約7サイクル後に達成される。
【0018】
完全な手順は全ての工程を含む。完全な手順は、工程が同じ場所にて繰り返されるとき完全となる。完全な手順は、複数のサイクルから成っていてよい。1つのサイクルは、予め決定された工程の1つの手順であり、そして1つのサイクルは、そのサイクルの間に分離プロフィールを循環する全ての工程を決定する。都合良くは、このサイクルは、その工程が、カラム内の同じ場所のある段階にて繰り返される。工程の順序は予め決定されるが、しかし、場所は予め決定されるわけではない。1つの態様において、サイクルの第1工程は供給工程である。
【0019】
連続的な疑似移動床法において、液体ストリームの全てが連続的に流れるわけではない。ストリームは、供給溶液及び溶出液の供給、分離プロフィールの循環、並びに生成物の抜き出し(溶出段階;2つないし4つ又はそれより多くの生成物)である。異なる供給液及び生成物フラクションの流速及び容量は、分離目的(収量、純度、能力)に従って調節されてよい。本方法は通常、3つの基本的な段階:供給段階、溶出段階及び循環段階を含んでいる。供給段階の間、供給溶液、そして可能であれば、同時の溶出段階の間に溶出液もまた、予め決定された部分充填床に導入され、そしてこれらの段階の間、2つ、3つ、4つ又は更に多くのフラクションが抜き出される。溶出段階の間、溶出液は予め決定された部分充填床に供給される。循環段階の間、供給溶液及び溶出液は部分充填床に供給されず、そして生成物は抜き出されない。手順における1つ又は複数の工程の間、同時の循環段階及び/又は供給段階及び/又は溶出液段階は、1つのループ内に又は異なるループ内にあり得る。
【0020】
上述の問題を解決するために、新規な疑似移動床法が今や開発された。本発明の実施態様の1つにおいて、次のサイクルの第1工程は、前のサイクルの後に同じ場所にて開始されない。本発明の別の実施態様において、第1工程は、前のサイクルの後に同じ場所にて開始される。本新規クロマトグラフィー分離法において、1つ又はそれより多くの分離プロフィールは、予め決定された全てのフラクションが取り出される前に、或いは、次の供給液及び次のサイクルの溶出液が供給される前に、クロマトグラフィー分離ループを通って、1回よりも多く又は1回よりも少なく循環される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明は、クロマトグラフィー疑似移動床法により溶液を分別する方法であって、1つ又はそれより多くの部分充填床を含む1本又はそれより多くのカラムを包含するシステムにて、液体の流れが影響を及ぼされる方法に関するものである。供給原料中に存在する溶解された物質は、部分充填床内で分離され、そして分離(すなわち、乾燥固体)プロフィールが形成される。カラム/部分充填床は、1つ又は複数のループを形成する。本新規方法は、分離プロフィールがループを通って、1サイクルの間に1回よりも多く又は1回よりも少なく循環されることを特徴とし、本発明の好ましい実施態様において、分離プロフィールは、1サイクルの間に2回循環される。これは、分離プロフィールが、分離システム内のループを通って、実質的に1回と異なる回数循環されることを意味する。
【0022】
望ましい生成物の典型的な保持容量は、文献中に見出すことができる。各化合物の保持容量は、種々のパラメーター、例えば、充填材料の品質(例えば、イオン形態)、及び分離温度や流動性などの溶出状態に依存する。単糖類及び二糖類に対する典型的な保持容量は、カチオン交換樹脂がカラム充填材料として使用され、そして水が溶出液として使用されるとき、床容量の40〜80%である。保持容量は、SMBシステムにおいて、例えば、分離プロフィールの供給ポイントを前進させる工程の容量から計算することができる。
【0023】
本発明の方法において、生成物は、下記の段階:供給段階、溶出段階及び循環段階を含むマルチ−工程手順を使用して回収される。
【0024】
供給段階において、分離すべき溶液は区画された(sectional) 充填材料床内に導入され、そして同時に、対応する量の生成物フラクションが、同じ区画された充填材料床内の後の下流ポイントから、又は、前記床に結合された下流の区画された充填材料床から抜き出される。供給段階は、クロマトグラフィー分離ループ内の区画された充填材料床の全てを含んでよい。複数の供給液が、1サイクルの間に導入されてよい。
【0025】
循環段階において、その乾燥固体プロフィールと共に区画された充填材料床内に存在する液体は、1つ、2つ又は複数の充填材料床を含むループ内にて循環される。これはまた、本システムのクロマトグラフィー分離ループ内の区画された充填材料床の全てを含んでもよい。
【0026】
供給段階は、区画された充填材料床内への溶出液の供給及び、前記充填された材料床の下流のポイント又は下流の区画された充填材料床からの生成物フラクションのそれぞれの抜き出しを含む。
【0027】
プロセス工程は、上記の同時の同一の又は異なる段階の1つ又はそれより多くを含み、そして前記工程は、1サイクルの間に、1回ないし50回繰り返される。
【0028】
前記段階は、複数の連続するプロセス工程を含むサイクルを形成するために用いられる。本発明に従って、1サイクルは好ましくは、1工程ないし50工程を含む。
【0029】
前記工程を含む手順は、システムを平衡にするまで5回ないし7回繰り返され、その後プロセスは、本質的に平衡状態にて継続される。
【0030】
組み合わされて1つ又はそれより多くのループとなる、典型的には1ないし28、好ましくは2ないし12、最も好ましくは2ないし6のクロマトグラフィーの、区画された充填材料床が、本発明の方法において用いられる。1つのループは、1本又はそれより多くのカラム内に充填された1、2又は幾つかの区画された充填材料床を含んでよい。本方法は、直列又は並列でのループの使用を含む。本方法はまた、1つ又は複数のループにおいて使用することもできる。1つのループ内に複数の分離プロフィールが存在することもまた可能である。
【0031】
1つの分離プロフィールは、供給溶液及び再循環される乾燥物質により形成されている。この分離プロフィールは、完全な又は本質的に完全な乾燥固体プロフィールである。ループが直列であるとき、分離プロフィールは、前のループからの分離プロフィールの一部分から形成され得る。分離プロフィールはまた、前の又は同じループ内に存在するプロフィールのサブプロフィール・フラクションからも形成され得る。分離プロフィールは、そのプロフィールの供給原料内に存在する成分、すなわち、低い移動速度を有する成分の一部分、中間的な移動速度を有する成分の一部分、及び/又は高い移動速度を有する成分の一部分を含む。従って、分離プロフィールは、完全な又は本質的に完全な乾燥固体プロフィールである。最も高い移動速度を有する成分の一部分は、循環段階の前に抜き出されてよい。
【0032】
生成物フラクションは、クロマトグラフィーによる分離プロセスから抜き出されるフラクションである。1つよりも多くの生成物フラクションが存在し得る。
残渣フラクションは、価値が低い生成物又は副生成物を含むフラクションである。1つよりも多くの残渣フラクションが存在し得る。
【0033】
再循環液は、それ自体又は出発物質と組み合わせて、カラムに再循環して戻されるフラクションである。カラムに再循環液を戻す前に1つの操作が存在してもよく、例えば、それは蒸発により濃縮されてもよい。1つよりも多くの再循環フラクションが存在し得る。
【0034】
本発明の方法は、それらを含む混合物から分離することが困難な物質を分離するために、特に良く適している。そのような混合物は、スルフィット蒸煮リカー、糖蜜、とりわけB−糖蜜及びC−糖蜜、甜菜糖製造時のプロセス中に残る廃リカー(vinasse) 、果糖/ブドウ糖シロップ、甜菜から得られたジュース、転化糖の混合物、澱粉加水分解物、木材加水分解物、乳清溶液及び他の乳糖を含む溶液、ラクツロース(lactulose) を含む溶液、麦芽糖を含む溶液、マルチトール(maltitol)を含む溶液、アミノ酸を含む溶液、クエン酸のような種々の有機酸を含む醗酵液、グルコン酸、バガス(bagasse) 加水分解物、及びラムノース(rhamnose)、アラビノース(arabinose) 、マンノース(mannose) 、ラフィノース(raffinose) 、イノシトール(inositol)、マンニトール(mannitol)、ソルビトール(sorbitol)、キシリトール(xylitol) 、エリスリトール(erythritol)、グルタミン酸、グリセロール(glycerol)及び/又はタガトース(tagatose)を含む溶液、並びにイソマルツロース(isomaltulose)溶液及びトレハルロース(trehalulose) 溶液等を包含し得る。好ましくは、分別すべき溶液はスルフィット蒸煮リカー又は甜菜糖蜜である。
【0035】
本明細書において、スルフィット蒸煮リカーとは、亜硝酸セルロースの蒸煮において用いられるリカー又はその一部分、蒸煮により生じるリカー又はその一部分、スルフィット蒸煮において使用されるリカー又はその一部分、或いは、蒸煮の間にスルフィット蒸煮液から除去されるリカー又はその一部分を意味する。
【0036】
本発明の方法の生成物は、ブドウ糖、果糖、蔗糖、ベタイン(betaine) 、ラムノース(rhamnose)、アラビノース(arabinose) 、マンノース(mannose) 、ラフィノース(raffinose) 、乳糖、ラクツロース(lactulose) 、麦芽糖、マルチトール(maltitol)、イノシトール(inositol)、マンニトール(mannitol)、グリセロール(glycerol)、キシリトール(xylitol) 、キシロース(xylose)、ソルビトール(sorbitol)、エリスリトール(erythritol)、有機酸、とりわけ、グルタミン酸のようなアミノ酸からなる群から選択されてよい。
【0037】
用いられるクロマトグラフィー装置は、典型的には、1本のカラム又は直列に接続された複数本のカラム、カラムに接続された液体導管、溶液及び溶出液容器、供給及び溶出導管、循環ポンプ、溶出ポンプ、再循環ポンプ及び供給ポンプ、熱交換器、生成物フラクション抜き出し導管、及び弁、流量調節器及び圧力調節器、並びに、濃度、密度、光学活性及び伝導度メーターのようなオン−ライン測定器を含む。本プロセスは、有利には、本質的に平衡状態において進行する。平衡状態は、典型的には、前記サイクルが約6回又は7回繰り返されたとき達成される。
【0038】
カラムの数は1本ないし28本、好ましくは2本ないし12本、最も好ましくは2本ないし6本である。好ましくは、カラムは、部分充填材料床1つ又は複数を含む。
【0039】
充填材料として、カラムは、都合良くは、イオン交換樹脂、とりわけカチオン交換樹脂又はアニオン交換樹脂を含む。カチオン交換樹脂は、弱酸カチオン交換樹脂であるか、又は、強酸カチオン交換樹脂である。フィネックス(Finex)CS13GC〔製造者フィネックス オイ(Finex Oy) 〕のような強酸カチオン交換樹脂は、カラム充填材として好ましく使用される。
【0040】
温度は、好ましくは、10℃ないし90℃である。
圧力は、好ましくは、1bar ないし15bar である。
用いられる溶出液は、アルコール、とりわけエタノール、又は水、又はそれらの混合物、とりわけエタノール及び水の混合物のような溶媒である。
直線的な流速(linear flow rate)は0.4m/時間ないし20m/時間の範囲であってよく、好ましくは直線的な流速は1m/時間ないし12m/時間である。
【0041】
本発明の1つの態様において、本方法は、分離システムが少なくとも1本のカラムを含み、そして該分離システムにおけるサイクルが下記の段階(phases):
a)供給段階であって、供給溶液がカラムの1本に供給され、そして所望により実質的に同時に、溶出液が次のカラムに供給され、そしてこの供給段階の間、少なくとも1種の生成物フラクション及び/又は該生成物以外の少なくとも1種のフラクションが、同一のカラムから又はそれに続くカラムから捕集される供給段階、
b)循環段階であって、クロマトグラフィー分離ループに何も供給されないか、又は、該クロマトグラフィー分離ループから何も捕集されない循環段階、
c)溶出段階であって、溶出液が前記カラムに供給され、そして残渣及び所望により第二生成物が、同一のカラムから又はそれに続くカラムから捕集される溶出段階、
を含み、
段階a)ないしc)は、1サイクルの間に、1回又は複数回使用されることを特徴とする。
【0042】
段階a)ないしc)の1つ又はそれより多くは、同時に使用されてよい。
段階a)ないしc)はまた、カラム内又はカラムの一部分内で、1工程、1ループにて、同時に実行されてよい。
【0043】
本発明の別の態様において、本方法は、分離システムのサイクルが、下記の段階:
a)供給段階であって、供給溶液がカラムの1本に供給され、そして所望により実質的に同時に、溶出液が次のカラムに供給され、そして第1生成物及び/又は再循環液及び残渣が、同一のカラムから又はそれに続くカラムから捕集される供給段階、
b)循環段階であって、クロマトグラフィー分離ループに何も供給されないか、又は、クロマトグラフィー分離ループから何も捕集されない循環段階、
c)溶出段階であって、溶出液が第1カラムに供給され、そして残渣及び所望により第二生成物が、同一のカラムから又はそれに続くカラムから捕集される溶出段階、を含み、
段階a)ないしc)は、分離プロフィールが、1サイクルの間に、1回よりも多く又は1回よりも少なくクロマトグラフィー分離ループを通って循環されるまで、必要とされる回数繰り返されることを特徴とする。
【0044】
本発明の1つの態様において、分離プロフィールは狭く、そして良好な分離結果のために必要とされるクロマトグラフィー分離樹脂床は長い。この態様において、分離プロフィールは、クロマトグラフィー分離ループを通って、1回よりも多く循環され、その後、樹脂床は充分に用いられる。「充分に用いられる」は、本明細書において、分離プロフィールが本質的に、充填材料の全てを満たしていることを意味している。分離プロフィールは、カラムの数に応じて、例えば、1.5回、1.7回、2回、又は3回等、循環され得る。乾燥物質プロフィールが1.5回循環されるとき、それは、6−カラム・システムにおいて、サイクルの第1工程が、次のサイクルの間の3本のカラムの後で繰り返されることを意味する。都合良くは、分離プロフィールは、2回循環される。
【0045】
本発明の別の態様において、分離プロフィールは長く、すなわち広く、そして良好な分離結果のために必要とされるクロマトグラフィー分離樹脂床は短く、その結果、分離プロフィールは、次のサイクルの第1工程の前に、クロマトグラフィー分離ループを通って、1回よりも少なく循環される。分離プロフィールはまた、クロマトグラフィー分離ループを通って、例えば、0.7回循環され得る。これは、例えば10−カラム・システムにおいて、次のサイクルの第1工程が、7本のカラムの後に既に繰り返されることを意味している。
【0046】
本発明の方法の有利な特長は、一連のカラムのために、最適化された作業を成し得ることである。本発明の別の利点は、短い全カラム長を用いて及びより少ない数のカラムを用いて、同じ又は向上した能力を達成することができることである。より少ない数のカラムは、投資コストをより低下させることを意味している。
【0047】
技術が進歩するとき、本発明の概念は種々の方法にて実行され得ることは、当業者に自明である。本発明及びその実施態様は、以下に記載された実施例により限定されないが、しかし、本請求項の範囲内で変化し得る。
【実施例】
【0048】
実施例1:スルフィット蒸煮リカーからのキシロースのクロマトグラフィーによる分離
試験装置は、直列に連結された2本のカラム、供給ポンプ、循環ポンプ、溶出水ポンプ並びに種々のプロセス・ストリームのための入口弁及び出口弁を含んでいた。各カラムの高さは4.6mであり、そして各カラムは直径0.111mを有していた。これらカラムは、Mg2+形態の強酸ゲル型カチオン交換樹脂〔フィネックス(Finex)CS13GC〕で充填されていた。平均ビーズ寸法は0.36mmであり、そしてジビニルベンゼン含有率は6.5%であった。
Mg2+に基づく蒸煮法からのスルフィット蒸煮リカーが供給液として使用され、そして目的は、その中に含まれるキシロースを分離することであった。
【0049】
珪藻土を使用して前記リカーを濾過し、そして48重量%の濃度に希釈した。pHは3.0であった。スルフィット蒸煮リカーは、以下に示すような組成であり、ここで%は、乾燥物質の重量に基づいて与えられている。
Figure 2004533919
【0050】
分別は、以下に示すような9−工程SMB配置の方法により行った。供給液及び溶出液は温度65℃にて使用し、そして水を溶出液として使用した。
工程1:供給溶液を45L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、最初に再循環フラクション2L、そしてその後キシロース・フラクション2.5Lを第2カラムから捕集した。
工程2:供給溶液11.2Lを45L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを同じカラムから捕集した。同時に、水を31L/時間の流速にて第2カラムにポンプ移送し、そして最初にキシロース・フラクション5.7L、そしてその後再循環フラクション2Lを同じカラムから捕集した。
工程3:14.9Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、45L/時間の流速にて循環した。
工程4:水11.5Lを45L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第2カラムから捕集した。
工程5:14.9Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、50L/時間の流速にて循環した。
工程6:水11.5Lを50L/時間の流速にて第2カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第1カラムから捕集した。
工程7:14.4Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、50L/時間の流速にて循環した。
工程8:水11.5Lを55L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第2カラムから捕集した。
工程9:10.4Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、50L/時間の流速にて循環した。
【0051】
記載された工程を用いて、分離プロフィールを、1サイクルの間に、ループ上を2回循環した。システムが平衡に達した後、以下のフラクションをシステムから抜き出した:双方のカラムからの2つの残部フラクション、第2カラムからのキシロースを含むフラクション及び第2カラムからの2つの再循環フラクション。組み合わされたフラクションに対するHPLC分析を含む結果を、以下の表に示す。
Figure 2004533919
これらのフラクションから計算された全キシロース収率は93.7%であった。
【0052】
実施例2:糖蜜のクロマトグラフィーによる分離
試験装置は、直列に連結された3本のカラム、供給ポンプ、循環ポンプ、溶出水ポンプ並びに種々のプロセス・ストリームのための入口弁及び出口弁を含んでいた。各カラムの高さは4mであり、そして各カラムは直径0.111mを有していた。これらカラムは、Na+ 形態の強酸ゲル型カチオン交換樹脂で充填されていた。平均ビーズ寸法は0.36mmであり、そしてジビニルベンゼン含有率は6.5%であった。
【0053】
供給物質は甜菜糖蜜、とりわけB−糖蜜である。この糖蜜を60重量%に希釈し、そして炭酸ナトリウムを用いてカルボネート化した(乾燥固形分に基づいて1.5%、温度60℃、反応時間3時間)。次いで、カルボネート化された溶液を、濾過助剤としてケナイト(Kenite)300(プリコート1kg/m2 、乾燥固形分に基づくボディーフィード0.5%)を使用し、サイツ(Seitz) 圧力フィルターを用いて濾過した。供給濃度は68.5g/100mLに調節した。組成を以下の表に示すが、ここで、%は乾燥物質の重量に基づいて与えられている。
Figure 2004533919
【0054】
分別は、以下に示すような14−工程SMB配置の方法により行った。供給液及び溶出
液は温度85℃にて使用し、そして水を溶出液として使用した。
工程1:供給溶液3.0Lを40L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして再循環フラクションを第3カラムから捕集した。
工程2:供給溶液7.1Lを30L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを同じカラムから捕集した。同時に、水を70L/時間の流速にて第2カラムにポンプ移送し、そして最初に再循環フラクション3L、そしてその後蔗糖を含むフラクション13.6Lを第3カラムから捕集した。
工程3:供給溶液5.0Lを40L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして蔗糖を含むフラクションを第3カラムから捕集した。
工程4:6.9Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ(分離プロフィール循環が継続していた。)内で、45L/時間の流速にて循環した。
工程5:水7.1Lを45L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第2カラムから捕集した。同時に、水4Lを25L/時間の流速にて第3カラムにポンプ移送し、そしてベタインを含むフラクションを同じカラムから捕集した。
工程6:水12.2Lを40L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そしてベタインを含むフラクションを第3カラムから捕集した。
工程7:水7.1Lを40L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第3カラムから捕集した。
工程8:12.2Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、45L/時間の流速にて循環した。
工程9:水7.1Lを45L/時間の流速にて第2カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第1カラムから捕集した。
工程10:12.2Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、45L/時間の流速にて循環した。
工程11:水7.1Lを45L/時間の流速にて第3カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第2カラムから捕集した。
工程12:12.2Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、45L/時間の流速にて循環した。
工程13:水7.1Lを45L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第3カラムから捕集した。
工程14:9.2Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、45L/時間の流速にて循環した。
【0055】
記載された工程を用いて、分離プロフィールを、1サイクルの間に、ループ上を2回循環した。システムが平衡に達した後、以下のフラクションをシステムから抜き出した:全てのカラムからの2つの残部フラクション、第3カラムからの蔗糖を含むフラクション、第3カラムからの再循環フラクション、及び第3カラムからのベタインを含むフラクション。組み合わされたフラクションに対するHPLC分析を含む結果を、以下の表に示す。
Figure 2004533919
生成物フラクションから計算された全収率は、蔗糖では94.7%、ベタインでは98.0%であった。
【0056】
実施例3:スルフィット蒸煮リカーからのキシロースのクロマトグラフィーによる分離
試験装置は、直列に連結された4本のカラム、供給ポンプ、循環ポンプ、溶出水ポンプ並びに種々のプロセス・ストリームのための入口弁及び出口弁を含んでいた。各カラムの高さは5.0mであり、そして各カラムは直径0.2mを有していた。これらカラムは、Mg2+形態の強酸ゲル型カチオン交換樹脂〔フィネックス(Finex)CS13GC〕で充填されていた。平均ビーズ寸法は0.36mmであり、そしてジビニルベンゼン含有率は6.5%であった。
Mg2+に基づく蒸煮法からのスルフィット蒸煮リカーが供給液として使用され、そして目的は、その中に含まれるキシロースを分離することであった。
【0057】
珪藻土を使用して前記リカーを濾過し、そして48重量%の濃度に希釈した。スルフィット蒸煮リカーは、以下に示すような組成であり、ここで%は、乾燥物質の重量に基づいて与えられている。
Figure 2004533919
【0058】
分別は、以下に示すような24−工程SMB配置の方法により行った。供給液及び溶出液は温度65℃にて使用し、そして水を溶出液として使用した。
工程1:供給溶液39Lを140L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを同じカラムから捕集した。同時に、水を110L/時間の流速にて第2カラムにポンプ移送し、そして最初に再循環フラクション5L、そしてその後キシロース・フラクション21L、そして最後に再循環フラクション5Lを第4カラムから捕集した。
工程2:50.5Lを、全てのカラムを用いて形成されたループ(分離プロフィール循環が継続していた。)内で、140L/時間の流速にて循環した。
工程3:水40.5Lを140L/時間の流速にて第3カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第2カラムから捕集した。
工程4:50.5Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、140L/時間の流速にて循環した。
工程5:水40.5Lを140L/時間の流速にて第4カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第3カラムから捕集した。
工程6:50.5Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、140L/時間の流速にて循環した。
工程7:供給溶液39Lを140L/時間の流速にて第4カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを同じカラムから捕集した。同時に、水を110L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして最初に再循環フラクション5L、そしてその後キシロース・フラクション21L、そして最後に再循環フラクション5Lを第3カラムから捕集した。
工程8:50.5Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、140L/時間の流速にて循環した。
工程9:水40.5Lを140L/時間の流速にて第2カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第1カラムから捕集した。
工程10:50.5Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、140L/時間の流速にて循環した。
工程11:水40.5Lを140L/時間の流速にて第3カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第2カラムから捕集した。
工程12:50.5Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、140L/時間の流速にて循環した。
工程13:供給溶液39Lを140L/時間の流速にて第3カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを同じカラムから捕集した。同時に、水を110L/時間の流速にて第4カラムにポンプ移送し、そして最初に再循環フラクション5L、そしてその後キシロース・フラクション21L、そして最後に再循環フラクション5Lを第2カラムから捕集した。
工程14:50.5Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、140L/時間の流速にて循環した。
工程15:水40.5Lを140L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第4カラムから捕集した。
工程16:50.5Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、140L/時間の流速にて循環した。
工程17:水40.5Lを140L/時間の流速にて第2カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第1カラムから捕集した。
工程18:50.5Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、140L/時間の流速にて循環した。
工程19:供給溶液39Lを140L/時間の流速にて第2カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを同じカラムから捕集した。同時に、水を110L/時間の流速にて第3カラムにポンプ移送し、そして最初に再循環フラクション5L、そしてその後キシロース・フラクション21L、そして最後に再循環フラクション5Lを第1カラムから捕集した。
工程20:50.5Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、140L/時間の流速にて循環した。
工程21:水40.5Lを140L/時間の流速にて第4カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第3カラムから捕集した。
工程22:50.5Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、140L/時間の流速にて循環した。
工程23:水40.5Lを140L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第4カラムから捕集した。
工程24:50.5Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、140L/時間の流速にて循環した。
【0059】
記載された工程を用いて、分離プロフィールを、1サイクルの間に、ループ上を3/4回循環した。システムが平衡に達した後、以下のフラクションをシステムから抜き出した:全てのカラムからの3つの残部フラクション、全てのカラムからのキシロースを含むフラクション及び全てのカラムからの2つの再循環フラクション。組み合わされたフラクションに対するHPLC分析を含む結果を、以下の表に示す。
Figure 2004533919
これらのフラクションから計算された全キシロース収率は93.1%であった。
【0060】
実施例4:果糖シロップのクロマトグラフィーによる分離
試験装置は、直列に連結された2本のカラム、供給ポンプ、再循環ポンプ、溶出水ポンプ並びに種々のプロセス・ストリームのための入口弁及び出口弁を含んでいた。各カラムの高さは4.0mであり、そして各カラムは直径0.2mを有していた。これらカラムは、Ca2+形態の強酸ゲル型カチオン交換樹脂〔フィネックス(Finex)CS11GC〕で充填されていた。平均ビーズ寸法は0.36mmであり、そしてジビニルベンゼン含有率は5.5%であった。これらの樹脂の性質に伴い、果糖ピークの典型的な保持率は、床容量の約75%である。
果糖プロセスからのシロップが供給液として使用され、そして目的は、その中に含まれる果糖を分離することであった。
【0061】
10ミクロンのフィルター・バッグを使用してリカーを濾過し、そして66g/100mLの濃度に希釈した。pHは4.4であった。果糖シロップは、以下に示すような組成であり、ここで%は、乾燥物質の重量に基づいて与えられている。
Figure 2004533919
【0062】
分別は、以下に示すような14−工程SMB配置の方法により行った。供給液及び溶出液は温度65℃にて使用し、そして水を溶出液として使用した。
工程1:供給溶液9Lを90L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして再循環フラクションを第2カラムから捕集した。
工程2:供給溶液31Lを90L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを同じカラムから捕集した。同時に、水49Lを143L/時間の流速にて第2カラムにポンプ移送し、そして果糖フラクションを同じカラムから捕集した。
工程3:60Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ(分離プロフィール循環が継続していた。)内で、90L/時間の流速にて循環した。
工程4:水29Lを90L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第2カラムから捕集した。
工程5:60Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、90L/時間の流速にて循環した。
工程6:水31Lを90L/時間の流速にて第2カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第1カラムから捕集した。
工程7:51Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、90L/時間の流速にて循環した。
工程8:供給溶液9Lを90L/時間の流速にて第2カラムにポンプ移送し、そして再循環フラクションを第1カラムから捕集した。
工程9:供給溶液31Lを90L/時間の流速にて第2カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを同じカラムから捕集した。同時に、水49Lを143L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして果糖フラクションを同じカラムから捕集した。
工程10:60Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、90L/時間の流速にて循環した。
工程11:水29Lを90L/時間の流速にて第2カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第1カラムから捕集した。
工程12:60Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、90L/時間の流速にて循環した。
工程13:水31Lを90L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第2カラムから捕集した。
工程14:51Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、90L/時間の流速にて循環した。
【0063】
記載された工程を用いて、分離プロフィールを、1サイクルの間に、ループ上を3/2回循環した。これは、工程容量:9L+31L+60L+29L+60L+31L+51L=271L(試験装置の床容量の107.8%にあたる。)から計算することができる。果糖フラクションの滞留容量は271L+9L=280Lであり、ループ上の3/2循環として計算され、床容量の74.3%にあたる。これは、本実施例で使用される樹脂の典型的な保持率の範囲内である。
システムが平衡に達した後、以下のフラクションをシステムから抜き出した:双方のカラムからの3つの残部フラクション、双方のカラムからの1つの果糖を含むフラクション及び1つの再循環フラクション。組み合わされたフラクションに対するHPLC分析を含む結果を、以下の表に示す。
Figure 2004533919
これらのフラクションから計算された全果糖収率は95.0%であった。
【0064】
実施例5:麦芽糖シロップのクロマトグラフィーによる分離
試験装置は、直列に連結された3本のカラム、供給ポンプ、再循環ポンプ、溶出水ポンプ並びに種々のプロセス・ストリームのための入口弁及び出口弁を含んでいた。各カラムの高さは3.4mであり、そして各カラムは直径0.2mを有していた。これらカラムは、Na+ 形態の強酸ゲル型カチオン交換樹脂で充填されていた。平均ビーズ寸法は0.35mmであり、そしてジビニルベンゼン含有率は5.5%であった。これらの樹脂の性質に伴い、麦芽糖ピークの典型的な保持率は、床容量の約54%の範囲内にある。
【0065】
55重量%まで麦芽糖シロップを蒸発させ、そしてその後、濾過助剤としてケナイト(Kenite)300(プリコート1kg/m2 、乾燥固形分に基づくボディーフィード0.5%)を使用し、サイツ(Seitz) 圧力フィルターを用いて濾過した。供給濃度は55.5g/100mLに調節した。pHは4.1であった。組成を以下の表に示すが、ここで、%は乾燥物質の重量に基づいて与えられている。
Figure 2004533919
【0066】
分別は、以下に示すような14−工程SMB配置の方法により行った。供給液及び溶出液は温度80℃にて使用し、そして水を溶出液として使用した。
工程1:供給溶液3Lを80L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして再循環フラクションを第3カラムから捕集した。
工程2:供給溶液15Lを80L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを同じカラムから捕集した。同時に、水を200L/時間の流速にて第2カラムにポンプ移送し、そして最初に再循環フラクション8L、そしてその後麦芽糖を含むフラクション32Lを第3カラムから捕集した。
工程3:供給溶液32Lを80L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして麦芽糖を含むフラクションを第3カラムから捕集した。
工程4:8Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ(分離プロフィール循環が継続していた。)内で、120L/時間の流速にて循環した。
工程5:水14Lを120L/時間の流速にて第3カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第2カラムから捕集した。
工程6:30Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、120L/時間の流速にて循環した。
工程7:水20Lを120L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第3カラムから捕集した。
工程8:30Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、120L/時間の流速にて循環した。
工程9:水20Lを120L/時間の流速にて第2カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第1カラムから捕集した。
工程10:29Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、120L/時間の流速にて循環した。
工程11:水18Lを120L/時間の流速にて第3カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第2カラムから捕集した。
工程12:38Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、120L/時間の流速にて循環した。
工程13:水15Lを120L/時間の流速にて第1カラムにポンプ移送し、そして残渣フラクションを第3カラムから捕集した。
工程14:35Lを、全てのカラムを用いて形成されたカラム・セット・ループ内で、120L/時間の流速にて循環した。
【0067】
記載された工程を用いて、分離プロフィールを、1サイクルの間に、ループ上を2回循環した。これは、工程容量:3L+15L+32L+8L+14L+30L+20L+30L+20L+29L+18L+38L+15L+35L=307L(試験装置の床容量の95.9%にあたる。)から計算することができる。麦芽糖フラクションの滞留容量は307L+3L+8L=318Lであり、ループ上の2循環として計算したとき、床容量の49.6%にあたる。これは、本実施例で使用される樹脂の麦芽糖保持率における典型的な値の範囲内にある。
システムが平衡に達した後、以下のフラクションをシステムから抜き出した:全てのカラムからの2つの残渣フラクション、第3カラムからの麦芽糖を含むフラクション及び第3カラムからの再循環フラクション。組み合わされたフラクションに対するHPLC分析を含む結果を、以下の表に示す。
Figure 2004533919
これらのフラクションから計算された全麦芽糖収率は94%であった。

Claims (25)

  1. クロマトグラフィー疑似移動床(simulated moving bed)(SMB)法により、二つ又はそれより多くのフラクションに溶液を分別する方法であって、
    分離プロフィールは、分離システム内のクロマトグラフィー分離ループを通って、1サイクルの間に、1回よりも多く又は1回よりも少なく循環される方法。
  2. 分離プロフィールが、分離システム内のクロマトグラフィー分離ループを通って、実質的に1回と異なる回数循環されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 分離プロフィールが、分離システム内のクロマトグラフィー分離ループを通って、1サイクルの間に、2回循環されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 分離システムが少なくとも1本のカラムを含み、そして該分離システムにおけるサイクルが下記の段階(phases):
    a)供給段階であって、供給溶液がカラムの1本に供給され、そして所望により実質的に同時に、溶出液がそれに続くカラムに供給され、そしてこの供給段階の間、少なくとも1つの生成物フラクション及び/又は該生成物以外の少なくとも1つのフラクションが、同一のカラムから又はそれに続くカラムから捕集される供給段階、
    b)循環段階であって、クロマトグラフィー分離ループに何も供給されないか、又は、該クロマトグラフィー分離ループから何も捕集されない循環段階、
    c)溶出段階であって、溶出液が前記カラムの1本に供給され、そして残渣フラクション及び所望により第二生成物フラクションが、同一のカラムから又はそれに続くカラムから捕集される溶出段階、を含み、
    段階a)ないしc)は、1サイクルの間に、1回又は複数回使用されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  5. 段階a)ないしc)の2つ又はそれより多くが同時に実行されることを特徴とする、請求項1ないし4の何れか一項に記載の方法。
  6. 段階a)ないしc)が、カラム内又はカラムの一部分内で、1工程(step)、1ループにて、同時に実行されることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  7. 疑似移動床法が連続的であることを特徴とする、請求項1ないし6の何れか一項に記載の方法。
  8. クロマトグラフィー分離システムが1つ又はそれより多くのループを含むことを特徴とする、請求項1ないし7の何れか一項に記載の方法。
  9. ループが1つ又はそれより多くの分離プロフィールを含むことを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. カラム/カラム群が、1つ又は幾つかの部分充填材料床(partial packing material bed or beds)を含むことを特徴とする、請求項1ないし9の何れか一項に記載の方法。
  11. 部分充填材料床がイオン交換樹脂床であることを特徴とする、請求項1ないし10の何れか一項に記載の方法。
  12. 部分充填材料床がカチオン交換樹脂床であることを特徴とする、請求項1ないし11の何れか一項に記載の方法。
  13. 部分充填材料が弱酸カチオン交換樹脂であることを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  14. 部分充填材料が強酸カチオン交換樹脂であることを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  15. カラムの数が1本ないし28本、好ましくは2本ないし12本、最も好ましくは2本ないし6本であることを特徴とする、請求項1ないし14の何れか一項に記載の方法。
  16. 工程の数が1サイクル中1ないし50であることを特徴とする、請求項1ないし15の何れか一項に記載の方法。
  17. 溶出液が水であることを特徴とする、請求項1ないし16の何れか一項に記載の方法。
  18. 直線的な流速(linear flow rate)が0.4m/時間ないし20m/時間、好ましくは1m/時間ないし12m/時間であることを特徴とする、請求項1ないし17の何れか一項に記載の方法。
  19. 分別すべき溶液が糖蜜、とりわけB−糖蜜及びC−糖蜜、甜菜糖製造時のプロセス中に残る廃リカー(vinasse) 、果糖/ブドウ糖シロップ、甜菜から得られたジュース、転化糖の混合物、澱粉加水分解物、木材加水分解物、乳清溶液及び他の乳糖を含む溶液、ラクツロース(lactulose) を含む溶液、麦芽糖を含む溶液、マルチトール(maltitol)を含む溶液、アミノ酸を含む溶液、クエン酸のような種々の有機酸を含む醗酵液、バガス(bagasse) 加水分解物、及びラムノース(rhamnose)、アラビノース(arabinose) 、マンノース(mannose) 、ラフィノース(raffinose) 、イノシトール(inositol)、マンニトール(mannitol)、ソルビトール(sorbitol)、キシリトール(xylitol) 、エリスリトール(erythritol)、グルタミン酸、グリセロール(glycerol)及び/又はタガトース(tagatose)を含む溶液、或いはイソマルツロース(isomaltulose)溶液及びトレハルロース(trehalulose) 溶液からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1ないし18の何れか一項に記載の方法。
  20. 分別すべき溶液がスルフィット蒸煮使用済みリカー(sulphite cooking spent liquor) であることを特徴とする、請求項1ないし19の何れか一項に記載の方法。
  21. 分別すべき溶液が甜菜糖蜜であることを特徴とする、請求項1ないし20の何れか一項に記載の方法。
  22. 生成物(群)がブドウ糖、果糖、蔗糖、ベタイン(betaine) 、ラムノース(rhamnose)、乳糖、ラクツロース(lactulose) 、麦芽糖、マルチトール(maltitol)、アラビノース(arabinose) 、マンノース(mannose) 、ラフィノース(raffinose) 、イノシトール(inositol)、マンニトール(mannitol)、グリセロール(glycerol)、キシリトール(xylitol) 、キシロース(xylose)、ソルビトール(sorbitol)、エリスリトール(erythritol)、有機酸、とりわけ、グルタミン酸のようなアミノ酸からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1ないし21の何れか一項に記載の方法。
  23. 分離システムのサイクルが、下記の段階:
    a)供給段階であって、供給溶液がカラムの1本に供給され、そして所望により実質的に同時に、溶出液がそれに続くカラムに供給され、そして第1生成物フラクション及び/又は再循環フラクション及び残渣フラクションが、同一のカラムから又はそれに続くカラムから捕集される供給段階、
    b)循環段階であって、クロマトグラフィー分離ループに何も供給されないか、又は、クロマトグラフィー分離ループから何も捕集されない循環段階、
    c)溶出段階であって、溶出液が第1カラムに供給され、そして残渣フラクション及び所望により第二生成物フラクションが、同一のカラムから又はそれに続くカラムから捕集される溶出段階、
    を含み、
    段階a)ないしc)は、分離プロフィールが、1サイクルの間に、1回よりも多く又は1回よりも少なくクロマトグラフィー分離ループを通って循環されるまで、必要とされる回数繰り返されることを特徴とする、請求項1ないし22の何れか一項に記載の方法。
  24. 分離システムのクロマトグラフィー分離ループの分離プロフィールが狭いとき、該分離プロフィールは、前記クロマトグラフィー分離ループを通って、1回よりも多く循環されることを特徴とする、請求項1ないし23の何れか一項に記載の方法。
  25. 分離システムのクロマトグラフィー分離ループの分離プロフィールが広いとき、該分離プロフィールは、前記クロマトグラフィー分離ループを通って、1回よりも少なく循環されることを特徴とする、請求項1ないし24の何れか一項に記載の方法。
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