JPH0669521B2 - クロマト分離法 - Google Patents
クロマト分離法Info
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- JPH0669521B2 JPH0669521B2 JP61307123A JP30712386A JPH0669521B2 JP H0669521 B2 JPH0669521 B2 JP H0669521B2 JP 61307123 A JP61307123 A JP 61307123A JP 30712386 A JP30712386 A JP 30712386A JP H0669521 B2 JPH0669521 B2 JP H0669521B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D15/00—Separating processes involving the treatment of liquids with solid sorbents; Apparatus therefor
- B01D15/08—Selective adsorption, e.g. chromatography
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D15/00—Separating processes involving the treatment of liquids with solid sorbents; Apparatus therefor
- B01D15/08—Selective adsorption, e.g. chromatography
- B01D15/10—Selective adsorption, e.g. chromatography characterised by constructional or operational features
- B01D15/18—Selective adsorption, e.g. chromatography characterised by constructional or operational features relating to flow patterns
- B01D15/1814—Selective adsorption, e.g. chromatography characterised by constructional or operational features relating to flow patterns recycling of the fraction to be distributed
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- Analytical Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数の成分を含む混合物流体を各成分が富化さ
れた2以上の画分にクロマト分離する方法に関するもの
である。
れた2以上の画分にクロマト分離する方法に関するもの
である。
固体吸着剤を用いるクロマト分離法は工業的に広く実施
されており、例えば特公昭42−15681号公報により紹介
された擬似移動床方式による連続クロマト分離法及び特
開昭56−37008号公報に開示されたクロマト分離法など
が採用されている。
されており、例えば特公昭42−15681号公報により紹介
された擬似移動床方式による連続クロマト分離法及び特
開昭56−37008号公報に開示されたクロマト分離法など
が採用されている。
これらのクロマト分離法は工業的な実績を有しているも
のの、基本的には複数の成分を含む混合物を2つの画分
に分画する方法であつて、3以上の画分に分画すること
が非常に困難である。また、擬似移動床方式では最低4
基の充填床を必要とし、特開昭56−37008に開示された
クロマト分離法では3基または4基の充填床を必要とす
るため、装置が複雑で高価なものとなる。
のの、基本的には複数の成分を含む混合物を2つの画分
に分画する方法であつて、3以上の画分に分画すること
が非常に困難である。また、擬似移動床方式では最低4
基の充填床を必要とし、特開昭56−37008に開示された
クロマト分離法では3基または4基の充填床を必要とす
るため、装置が複雑で高価なものとなる。
本発明は簡単な装置を用いて従来のクロマト分離法では
困難とされていた3成分以上の分離を効率よく達成する
方法を提供することを目的とするものである。
困難とされていた3成分以上の分離を効率よく達成する
方法を提供することを目的とするものである。
上記の目的は、吸着剤が充填された充填床の前端と後端
が流体通路で連結され流体の循環を可能にしたクロマト
分離系に、吸着剤に対する親和性が異なる複数の成分を
含む原料流体を供給し、充填床の前端から後端の方向に
床内を流通させて各成分の濃度分布を有する吸着帯域を
形成させたのち2以上の画分に分離する方法において、
(i)充填床前端から原料流体を供給しつつ、充填床後
端から任意の一成分が富化された画分を抜き出す工程、 (ii)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後端
から他の成分が富化された画分を抜き出す工程、 (iii)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の
抜き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、(i)の
工程で抜き出された成分と他の成分が混在する帯域を充
填床の前端に移動させる工程、 の各工程を任意の順序で含み、上記工程を繰返すことを
特徴とするクロマト分離法により達成することができ
る。
が流体通路で連結され流体の循環を可能にしたクロマト
分離系に、吸着剤に対する親和性が異なる複数の成分を
含む原料流体を供給し、充填床の前端から後端の方向に
床内を流通させて各成分の濃度分布を有する吸着帯域を
形成させたのち2以上の画分に分離する方法において、
(i)充填床前端から原料流体を供給しつつ、充填床後
端から任意の一成分が富化された画分を抜き出す工程、 (ii)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後端
から他の成分が富化された画分を抜き出す工程、 (iii)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の
抜き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、(i)の
工程で抜き出された成分と他の成分が混在する帯域を充
填床の前端に移動させる工程、 の各工程を任意の順序で含み、上記工程を繰返すことを
特徴とするクロマト分離法により達成することができ
る。
すなわち、本発明は上に述べたクロマト分離系により回
分的クロマト分離操作を繰り返して行なう半連続的クロ
マト分離方法において、基本的には、 (i)充填床前端から原料流体を供給しつつ、充填床後
端から任意の一成分が富化された画分を抜き出す工程
(以下、供給工程という) (ii)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後端
から他の成分が富化された画分を抜き出す工程(以下、
脱着工程という) (iii)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の
抜き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、複数の成
分が混在する帯域を充填床の前端に移動させる工程(以
下、循環工程という) の各工程を含み、該3工程を分離対象に応じて任意の順
序で行なうことを特徴とする。
分的クロマト分離操作を繰り返して行なう半連続的クロ
マト分離方法において、基本的には、 (i)充填床前端から原料流体を供給しつつ、充填床後
端から任意の一成分が富化された画分を抜き出す工程
(以下、供給工程という) (ii)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後端
から他の成分が富化された画分を抜き出す工程(以下、
脱着工程という) (iii)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の
抜き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、複数の成
分が混在する帯域を充填床の前端に移動させる工程(以
下、循環工程という) の各工程を含み、該3工程を分離対象に応じて任意の順
序で行なうことを特徴とする。
3工程の組み合わせの数は6通りであるが、本発明方法
において1サイクルに上記3工程を含み、このサイクル
を多数回繰り返し実施するのであるから、結局(1)供
給工程−脱着工程−循環工程又は(2)供給工程−循環
工程−脱着工程のいずれかの順序で実施することにな
る。具体的には、2成分の分離の場合には、吸着剤に対
する親和性が最も高い成分を供給工程で取得する場合に
は前記(1)の順序となり、吸着剤に対する親和性が最
も低い成分を供給工程で取得する場合には上記(2)の
順序となる。
において1サイクルに上記3工程を含み、このサイクル
を多数回繰り返し実施するのであるから、結局(1)供
給工程−脱着工程−循環工程又は(2)供給工程−循環
工程−脱着工程のいずれかの順序で実施することにな
る。具体的には、2成分の分離の場合には、吸着剤に対
する親和性が最も高い成分を供給工程で取得する場合に
は前記(1)の順序となり、吸着剤に対する親和性が最
も低い成分を供給工程で取得する場合には上記(2)の
順序となる。
3成分以上の分離においては複数成分が混在する帯域が
2ケ所以上生ずるので、吸着剤に対する親和性が最も高
い成分及び最も低い成分以外の成分を供給工程で取得す
るようにし、且つ、供給工程の前後に循環工程を配し、
供給工程−循環工程−脱着工程−循環工程の順序で実施
することが好ましく、他の成分は脱着工程を分割して対
応する画分として得られる。
2ケ所以上生ずるので、吸着剤に対する親和性が最も高
い成分及び最も低い成分以外の成分を供給工程で取得す
るようにし、且つ、供給工程の前後に循環工程を配し、
供給工程−循環工程−脱着工程−循環工程の順序で実施
することが好ましく、他の成分は脱着工程を分割して対
応する画分として得られる。
本発明を図面を用いて更に詳しく説明する。
第1図は本発明を実施する際に使用するクロマト分離装
置の1例であり、図中1および2は吸着剤が充填された
充填床であつて、充填床の容量あるいは吸着剤の使用量
が等しくても異なつていてもよく、また、3は原料流体
タンク、4は脱着剤流体タンクを表わし、5〜9は各画
分の抜き出しラインを表わす。第2図は本発明による吸
着剤に対する親和性が異なるA、B及びCの3種の成分
(吸着剤に対する親和性の強さはC>B>A)のクロマ
ト分離の状況をコンピューターシミュレーションを行な
つて求めた各工程の終了時における充填床内の各成分の
濃度分布の推移を示す図であり、図中A、B及びCはそ
れぞれ成分の濃度を表わす曲線である。供給工程では充
填床前端(図の左端)から原料が供給され、後端(図の
右端)から成分Bが抜き出され、脱着工程1では前端か
ら脱着剤が供給され、後端から成分Cが抜き出され、脱
着工程2では前端から脱着剤が供給され、後端から成分
Aが抜き出される。
置の1例であり、図中1および2は吸着剤が充填された
充填床であつて、充填床の容量あるいは吸着剤の使用量
が等しくても異なつていてもよく、また、3は原料流体
タンク、4は脱着剤流体タンクを表わし、5〜9は各画
分の抜き出しラインを表わす。第2図は本発明による吸
着剤に対する親和性が異なるA、B及びCの3種の成分
(吸着剤に対する親和性の強さはC>B>A)のクロマ
ト分離の状況をコンピューターシミュレーションを行な
つて求めた各工程の終了時における充填床内の各成分の
濃度分布の推移を示す図であり、図中A、B及びCはそ
れぞれ成分の濃度を表わす曲線である。供給工程では充
填床前端(図の左端)から原料が供給され、後端(図の
右端)から成分Bが抜き出され、脱着工程1では前端か
ら脱着剤が供給され、後端から成分Cが抜き出され、脱
着工程2では前端から脱着剤が供給され、後端から成分
Aが抜き出される。
図から明らかなように、原料供給前の循環工程では成分
A及び成分Bの混在帯域を充填床前端に移動させ、原料
供給後の循環工程では成分B及び成分Cの混在帯域を充
填床前端に移動させ、原料流体の供給帯域の前後に隣接
させており、成分Bが富化された帯域が原料流体の供給
帯域と置換された形式となる。これらの複数成分が混在
する帯域を抜き出さずに循環させて原料流体の供給帯域
の前後に隣接させることにより、第3図に実線で示した
流出曲線が得られ、分離効率が向上し、純度及び濃度の
高い画分を取得することができる。第3図において、破
線で示した曲線はワンパスで分離した場合の流出曲線で
あり、実線で示した曲線は本発明方法により成分A及び
成分Bの混在帯域R1及び成分B及び成分Cの混在帯域R2
を循環させながら11サイクルを行なつて平衝状態に達し
た際の流出曲線である。
A及び成分Bの混在帯域を充填床前端に移動させ、原料
供給後の循環工程では成分B及び成分Cの混在帯域を充
填床前端に移動させ、原料流体の供給帯域の前後に隣接
させており、成分Bが富化された帯域が原料流体の供給
帯域と置換された形式となる。これらの複数成分が混在
する帯域を抜き出さずに循環させて原料流体の供給帯域
の前後に隣接させることにより、第3図に実線で示した
流出曲線が得られ、分離効率が向上し、純度及び濃度の
高い画分を取得することができる。第3図において、破
線で示した曲線はワンパスで分離した場合の流出曲線で
あり、実線で示した曲線は本発明方法により成分A及び
成分Bの混在帯域R1及び成分B及び成分Cの混在帯域R2
を循環させながら11サイクルを行なつて平衝状態に達し
た際の流出曲線である。
本発明方法により2成分の分離を行なう場合は、通常、
循環工程は供給工程の前又は後に一度あればよいが、供
給工程において充填床後端から抜き出される画分(以
下、製品画分という)のうち製品成分の濃度が低い部分
を抜き出さずに循環することにより脱着剤流体の供給量
を減少させ、製品成分の濃度が高い製品画分を取得する
ことができる。
循環工程は供給工程の前又は後に一度あればよいが、供
給工程において充填床後端から抜き出される画分(以
下、製品画分という)のうち製品成分の濃度が低い部分
を抜き出さずに循環することにより脱着剤流体の供給量
を減少させ、製品成分の濃度が高い製品画分を取得する
ことができる。
本発明方法において、製品画分が存在する帯域を原料流
体の供給帯域と置換するためには、上記2つの帯域に存
在する流体の容量が等しいことが要求される。しかしな
がら、現実のクロマト分離では、目的とする製品を所望
の純度あるいは回収率で取得するためにこれらの容量を
等しくできない場合がある。製品画分の容量が原料流体
の供給容量よりも大きい場合には、供給の付加工程とし
て原料供給の直前または直後に脱着剤流体を充填床に供
給して、充填床後端から容量差に相当する分について製
品画分を抜き出す工程が追加される。この付加工程が循
環工程の直後又は直前に追加されるケースでは、循環工
程で移動させた、又は移動させる複数成分の混在帯域を
原料流体の供給帯域と隣接させるために、付加工程にお
ける脱着剤流体の供給位置は充填床の前端ではなく、充
填床中間部の各成分の濃度が0または殆ど0となつてい
る位置であることが必要であり、通常は第1図に示され
るように、2基直列に連結された充填床のうち第2番目
の充填床に脱着剤流体が供給される。製品画分の容量が
原料流体の供給容量よりも小さい場合には供給工程の付
加工程として原料流体を供給しつつ製品画分を抜き出す
直前又は直後に原料流体を供給しつつ他の画分を抜き出
す工程が追加される。この付加工程が循環工程と連続し
ないケースでは、原料流体の供給中に抜き出しバルブを
切り替えることにより製品画分の全量とその他の画分の
一部を抜き出す操作により対処し得るが、循環工程の直
後又は直前に追加されるケースでは、複数成分の混在帯
域を非抜出し帯域として床内に残留させておくために、
他の画分を充填床の中間部から抜き出すことが必要であ
る。
体の供給帯域と置換するためには、上記2つの帯域に存
在する流体の容量が等しいことが要求される。しかしな
がら、現実のクロマト分離では、目的とする製品を所望
の純度あるいは回収率で取得するためにこれらの容量を
等しくできない場合がある。製品画分の容量が原料流体
の供給容量よりも大きい場合には、供給の付加工程とし
て原料供給の直前または直後に脱着剤流体を充填床に供
給して、充填床後端から容量差に相当する分について製
品画分を抜き出す工程が追加される。この付加工程が循
環工程の直後又は直前に追加されるケースでは、循環工
程で移動させた、又は移動させる複数成分の混在帯域を
原料流体の供給帯域と隣接させるために、付加工程にお
ける脱着剤流体の供給位置は充填床の前端ではなく、充
填床中間部の各成分の濃度が0または殆ど0となつてい
る位置であることが必要であり、通常は第1図に示され
るように、2基直列に連結された充填床のうち第2番目
の充填床に脱着剤流体が供給される。製品画分の容量が
原料流体の供給容量よりも小さい場合には供給工程の付
加工程として原料流体を供給しつつ製品画分を抜き出す
直前又は直後に原料流体を供給しつつ他の画分を抜き出
す工程が追加される。この付加工程が循環工程と連続し
ないケースでは、原料流体の供給中に抜き出しバルブを
切り替えることにより製品画分の全量とその他の画分の
一部を抜き出す操作により対処し得るが、循環工程の直
後又は直前に追加されるケースでは、複数成分の混在帯
域を非抜出し帯域として床内に残留させておくために、
他の画分を充填床の中間部から抜き出すことが必要であ
る。
上述のように本発明においては分離対象および分離条件
により数多くのバリエーシヨンがあり得るが、第1図に
示した装置により実現し得るプロセスのうち主なものを
表示すると表−1のようになる。勿論、表−1の番号
1、2、3、5、6及び7のプロセスは1基の充填床で
実施することも可能であり、また、すべてのプロセスは
3基以上の充填床を使用して実施することもできる。表
−1において、上段は充填床に供給される流体を、下段
は充填床から抜き出される画分を表わし、Fは原料流
体、Dは脱着剤流体、a,b,c及びdはそれぞれ画分に含
まれる主たる成分を示す。また( )内の数字は供給ま
たは抜き出される充填床の第1図における番号を示し、
Rは循環を意味し、斜線部はその工程を含まないことを
意味する。なお、各成分の吸着剤に対する親和性の高さ
はa>b>c>dの順である。
により数多くのバリエーシヨンがあり得るが、第1図に
示した装置により実現し得るプロセスのうち主なものを
表示すると表−1のようになる。勿論、表−1の番号
1、2、3、5、6及び7のプロセスは1基の充填床で
実施することも可能であり、また、すべてのプロセスは
3基以上の充填床を使用して実施することもできる。表
−1において、上段は充填床に供給される流体を、下段
は充填床から抜き出される画分を表わし、Fは原料流
体、Dは脱着剤流体、a,b,c及びdはそれぞれ画分に含
まれる主たる成分を示す。また( )内の数字は供給ま
たは抜き出される充填床の第1図における番号を示し、
Rは循環を意味し、斜線部はその工程を含まないことを
意味する。なお、各成分の吸着剤に対する親和性の高さ
はa>b>c>dの順である。
本発明のクロマト分離法によれば、吸着剤に対する親和
性が異なる複数の成分を含む混合物を各成分が富化され
た2以上の画分に分離することが可能であり、2基の充
填床を使用することにより、特に3成分の分離及び2成
分の分離を効率よく実施できる。勿論4成分以上の多成
分の混合物をそれぞれの成分に分離することもできる
が、第4成分以降の分離の効率は原則的にはワンパスに
よる回分式のクロマト分離の効率とほぼ同等である。
性が異なる複数の成分を含む混合物を各成分が富化され
た2以上の画分に分離することが可能であり、2基の充
填床を使用することにより、特に3成分の分離及び2成
分の分離を効率よく実施できる。勿論4成分以上の多成
分の混合物をそれぞれの成分に分離することもできる
が、第4成分以降の分離の効率は原則的にはワンパスに
よる回分式のクロマト分離の効率とほぼ同等である。
本発明は、吸着剤としてアルカリ金属型またはアルカリ
土類金属型の強酸性カチオン交換樹脂を使用し、種々の
糖類あるいは糖アルコール混合物の分離精製を行なうの
に特に好適である。具体的には、異性化糖からの果糖の
分離、糖蜜からの蔗糖の分離、マルトース、マルトデキ
ストリン等を含む澱粉の分解物からの各成分の分離、イ
ソマルトース及びイソマルトデキストリンを含む混合物
からの各成分の分離、ソルビトール、マルチトールなど
の糖アルコールを含む混合物からの各成分の分離等に適
用することができる。
土類金属型の強酸性カチオン交換樹脂を使用し、種々の
糖類あるいは糖アルコール混合物の分離精製を行なうの
に特に好適である。具体的には、異性化糖からの果糖の
分離、糖蜜からの蔗糖の分離、マルトース、マルトデキ
ストリン等を含む澱粉の分解物からの各成分の分離、イ
ソマルトース及びイソマルトデキストリンを含む混合物
からの各成分の分離、ソルビトール、マルチトールなど
の糖アルコールを含む混合物からの各成分の分離等に適
用することができる。
次に本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本
発明はその要旨を逸脱しない限り以下の実施例に限定さ
れるものではない。
発明はその要旨を逸脱しない限り以下の実施例に限定さ
れるものではない。
実施例1 第1図に示した装置を用いて表−3に示す原料(オリゴ
糖混合水溶液)のクロマト分離を吸着剤としてNa型の強
酸性カチオン交換樹脂(ダイヤイオン UBK−530)を使
用し、脱着剤として水を使用して行なつた。内径35.5mm
充填層高920mmの直列に連結した2本のカラムに吸着剤
を合計1810ml充填した充填床を75℃に保ち、床内を容積
流速460ml/hrで通液し、下記表−2のタイムスケジユー
ルで分離操作を繰返し行なつた。
糖混合水溶液)のクロマト分離を吸着剤としてNa型の強
酸性カチオン交換樹脂(ダイヤイオン UBK−530)を使
用し、脱着剤として水を使用して行なつた。内径35.5mm
充填層高920mmの直列に連結した2本のカラムに吸着剤
を合計1810ml充填した充填床を75℃に保ち、床内を容積
流速460ml/hrで通液し、下記表−2のタイムスケジユー
ルで分離操作を繰返し行なつた。
11サイクル目で第4図に示す流出曲線が得られ、定常状
態となつた。第4図において縦軸は各成分の濃度(g/m
l)、横軸は時間(分)を表わし、R1及びR2は循環され
る帯域を示し、曲線21,22,23はそれぞれG1成分、G2成
分、G3 +成分の流出曲線を示す。定常状態到達後の各画
分の成分組成と各成分の回収率を表−3に示す。
態となつた。第4図において縦軸は各成分の濃度(g/m
l)、横軸は時間(分)を表わし、R1及びR2は循環され
る帯域を示し、曲線21,22,23はそれぞれG1成分、G2成
分、G3 +成分の流出曲線を示す。定常状態到達後の各画
分の成分組成と各成分の回収率を表−3に示す。
実施例2 吸着剤としてNa型の強酸性カチオン交換樹脂(ダイヤイ
オン UBK−520G)を用いたこと以外は実施例1と同一
の装置を使用して表−6に示す組成の糖蜜を表−5に示
すタイムスケジユールでクロマト分離した。定常状態で
得られた各成分の流出曲線を第5図に示す。図中、R1及
びR2は循環される帯域を示し、曲線31、32、33はそれぞ
れ還元糖、蔗糖、非糖分の各成分を示す。また、得られ
た各画分の成分組成と各成分の回収率を表−6に示す。
オン UBK−520G)を用いたこと以外は実施例1と同一
の装置を使用して表−6に示す組成の糖蜜を表−5に示
すタイムスケジユールでクロマト分離した。定常状態で
得られた各成分の流出曲線を第5図に示す。図中、R1及
びR2は循環される帯域を示し、曲線31、32、33はそれぞ
れ還元糖、蔗糖、非糖分の各成分を示す。また、得られ
た各画分の成分組成と各成分の回収率を表−6に示す。
実施例3 吸着剤としてCa型の強酸性カチオン交換樹脂(ダイヤイ
オン UBK−535)を用いたこと以外は実施例1と同一の
装置を使用して、表−8に示す組成の原料を表−7に示
すタイム・スケジユールでクロマト分離した。定常状態
に達した後、得られた各成分の流出曲線を第6図に示
す。
オン UBK−535)を用いたこと以外は実施例1と同一の
装置を使用して、表−8に示す組成の原料を表−7に示
すタイム・スケジユールでクロマト分離した。定常状態
に達した後、得られた各成分の流出曲線を第6図に示
す。
図中、Rは循環される帯域を示し、曲線41、42は、各々
ソルビトール、間接還元糖の各成分を示す。また、得ら
れた各画分の成分組成と各成分の回収率を表−8に示
す。
ソルビトール、間接還元糖の各成分を示す。また、得ら
れた各画分の成分組成と各成分の回収率を表−8に示
す。
実施例4 実施例3と同一の装置および吸着剤を使用して、実施例
3と同一組成の原料を、表−9に示すタイム・スケジユ
ールでクロマト分離した。定常状態に達した後、得られ
た各成分の流出曲線を第7図に示す。
3と同一組成の原料を、表−9に示すタイム・スケジユ
ールでクロマト分離した。定常状態に達した後、得られ
た各成分の流出曲線を第7図に示す。
図中、R1及びR2は循環される帯域を示し、曲線41、42
は、各々ソルビトール、間接還元糖の各成分を示す。
は、各々ソルビトール、間接還元糖の各成分を示す。
また、得られた各画分の成分組成と各成分の回収率を表
−10に示す。
−10に示す。
供給工程直後に循環工程を追加することにより、水(脱
着剤)の使用量が実施例3の89%となり、実施例3と同
レベルの純度のソルビトール画分が高濃度で得られ、ソ
ルビトールの回収率も向上した。
着剤)の使用量が実施例3の89%となり、実施例3と同
レベルの純度のソルビトール画分が高濃度で得られ、ソ
ルビトールの回収率も向上した。
実施例5 実施例3と同一の装置および吸着剤を使用して、表−12
に示す組成の原料を、表−11に示すタイム・スケジユー
ルでクロマト分離した。定常状態に達した後、得られた
各成分の流出曲線を第8図に示す。
に示す組成の原料を、表−11に示すタイム・スケジユー
ルでクロマト分離した。定常状態に達した後、得られた
各成分の流出曲線を第8図に示す。
図中、R1及びR2は循環される帯域を示し、曲線51、52、
53、54は、各々ソルビトール、マルチトール、DP3、DP4
+の各成分を示す。
53、54は、各々ソルビトール、マルチトール、DP3、DP4
+の各成分を示す。
また、得られた各画分の成分組成と各成分の回収率を表
−12に示す。
−12に示す。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施に用いられるクロマト分離装置の
1例であり、第2図は本発明における各工程の充填床内
の各成分の濃度分布の推移を示す図の例であり、第3図
はワンパスによるクロマト分離と本発明によるクロマト
分離とを対比する流出曲線の1例である。 第4図〜第8図は実施例1〜5における各成分の流出曲
線を示す図である。
1例であり、第2図は本発明における各工程の充填床内
の各成分の濃度分布の推移を示す図の例であり、第3図
はワンパスによるクロマト分離と本発明によるクロマト
分離とを対比する流出曲線の1例である。 第4図〜第8図は実施例1〜5における各成分の流出曲
線を示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】吸着剤が充填された充填床の前端と後端が
流体通路で連結され流体の循環を可能にしたクロマト分
離系に、吸着剤に対する親和性が異なる複数の成分を含
む原料流体を供給し、充填床の前端から後端の方向に床
内を流通させて各成分の濃度分布を有する吸着帯域を形
成させたのち2以上の画分に分離する方法において、 (i)充填床前端から原料流体を供給しつつ、充填床後
端から任意の一成分が富化された画分を抜き出す工程、 (ii)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後端
から他の成分が富化された画分を抜き出す工程、 (iii)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の
抜き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、(i)の
工程で抜き出された成分と他の成分が混在する帯域を充
填床の前端に移動させる工程、 の各工程を任意の順序で含み、上記工程を繰返すことを
特徴とするクロマト分離法 - 【請求項2】(i)充填床前端から原料流体を供給しつ
つ、充填床後端から吸着剤に対する親和性が高い成分が
富化された画分を抜き出す工程、 (ii)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後端
から吸着剤に対する親和性が低い成分が富化された画分
を抜き出す工程、 (iii)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の
抜き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、吸着剤に
対する親和性が高い成分と吸着剤に対する親和性が低い
成分が混在する帯域を充填床の前端に移動させる工程、 の各工程を繰返すことにより混合物を2つの画分に分離
する特許請求の範囲第1項記載のクロマト分離法 - 【請求項3】(i)充填床前端から原料流体を供給しつ
つ、充填床後端から吸着剤に対する親和性が高い成分が
富化された画分を抜き出す工程、 (ii)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後端
から吸着剤に対する親和性が高い成分が富化された画分
を抜き出す工程、 (iii)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後
端から吸着剤に対する親和性が低い成分が富化された画
分を抜き出す工程、 (iv)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の抜
き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、吸着剤に対
する親和性が高い成分と吸着剤に対する親和性が低い成
分が混在する帯域を充填床の前端に移動させる工程、 の各工程を繰返すことにより混合物を2つの画分に分離
する特許請求の範囲第1項または第2項記載のクロマト
分離法 - 【請求項4】(i)充填床前端から原料流体を供給しつ
つ、充填床後端から吸着剤に対する親和性が高い成分が
富化された画分を抜き出す工程、 (ii)充填床中間部から脱着剤流体を供給して充填床後
端から吸着剤に対する親和性が高い成分が富化された画
分をさらに抜き出す工程、 (iii)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の
抜き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、吸着剤に
対する親和性が高い成分と吸着剤に対する親和性が低い
成分が混在する帯域を充填床の前端に移動させる工程、 (iv)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後端
から吸着剤に対する親和性が低い成分が富化された画分
を抜き出す工程、 (v)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の抜
き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、吸着剤に対
する親和性が高い成分と吸着剤に対する親和性が低い成
分が混在する帯域を充填床の前端に移動させる工程、 の各工程を繰返すことにより混合物を2つの画分に分離
する特許請求の範囲第1項または第2項記載のクロマト
分離法 - 【請求項5】(i)充填床前端から原料流体を供給しつ
つ、充填床後端から吸着剤に対する親和性が低い成分が
富化された画分を抜き出す工程、 (ii)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の抜
き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、吸着剤に対
する親和性が高い成分と吸着剤に対する親和性が低い成
分が混在する帯域を充填床の前端に移動させる工程、 (iii)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後
端から吸着剤に対する親和性が高い成分が富化された画
分を抜き出す工程、 の各工程を繰返すことにより混合物を2つの画分に分離
する特許請求の範囲第1項記載のクロマト分離法 - 【請求項6】(i)充填床前端から原料流体を供給しつ
つ、充填床後端から吸着剤に対する親和性が2番目に高
い成分が富化された画分を抜き出す工程、 (ii)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の抜
き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、吸着剤に対
する親和性が2番目に高い成分と吸着剤に対する親和性
が最も高い成分が混在する帯域を充填床の前端に移動さ
せる工程、 (iii)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後
端から吸着剤に対する親和性が最も高い成分が富化され
た画分を抜き出す工程、 (iv)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後端
から吸着剤に対する親和性が最も低い成分が富化された
画分を抜き出す工程、 (v)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の抜
き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、吸着剤に対
する親和性が2番目に高い成分と吸着剤に対する親和性
が最も低い成分が混在する帯域を充填床の前端に移動さ
せる工程、 の各工程を繰返すことにより混合物を3つの画分に分離
する特許請求の範囲第1項記載のクロマト分離法 - 【請求項7】(i)充填床前端から原料流体を供給しつ
つ、充填床後端から吸着剤に対する親和性が2番目に高
い成分が富化された画分を抜き出す工程、 (ii)充填床中間部から脱着剤流体を供給して充填床後
端から吸着剤に対する親和性が2番目に高い成分が富化
された画分をさらに抜き出す工程、 (iii)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の
抜き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、吸着剤に
対する親和性が2番目に高い成分と吸着剤に対する親和
性が最も高い成分が混在する帯域を充填床の前端に移動
させる工程、 (iv)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後端
から吸着剤に対する親和性が最も高い成分が富化された
画分を抜き出す工程、 (v)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後端
から吸着剤に対する親和性が最も低い成分が富化された
画分を抜き出す工程、 (vi)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の抜
き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、吸着剤に対
する親和性が2番目に高い成分と吸着剤に対する親和性
が最も低い成分が混在する帯域を充填床の前端に移動さ
せる工程、 の各工程を繰返すことにより混合物を3つの画分に分離
する特許請求の範囲第1項または第6項記載のクロマト
分離法 - 【請求項8】(i)充填床前端から原料流体を供給しつ
つ、充填床後端から吸着剤に対する親和性が2番目に高
い成分が富化された画分を抜き出す工程、 (ii)充填床前端から原料流体をさらに供給しつつ、充
填床中間部から吸着剤に対する親和性が最も低い成分が
富化された画分を抜き出す工程、 (iii)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の
抜き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、吸着剤に
対する親和性が2番目に高い成分と吸着剤に対する親和
性が最も高い成分が混在する帯域を充填床の前端に移動
させる工程、 (iv)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後端
から吸着剤に対する親和性が最も高い成分が富化された
画分を抜き出す工程、 (v)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後端
から吸着剤に対する親和性が最も低い成分が富化された
画分を抜き出す工程、 (vi)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の抜
き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、吸着剤に対
する親和性が2番目に高い成分と吸着剤に対する親和性
が最も低い成分が混在する帯域を充填床の前端に移動さ
せる工程、 の各工程を繰返すことにより混合物を3つの画分に分離
する特許請求の範囲第1項または第6項記載のクロマト
分離法 - 【請求項9】(i)充填床前端から原料流体を供給しつ
つ、充填床後端から吸着剤に対する親和性が2番目に高
い成分が富化された画分を抜き出す工程、 (ii)充填床中間部から脱着剤流体を供給して充填床後
端から吸着剤に対する親和性が2番目に高い成分が富化
された画分をさらに抜き出す工程、 (iii)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の
抜き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、吸着剤に
対する親和性が2番目に高い成分と吸着剤に対する親和
性が最も高い成分が混在する帯域を充填床の前端に移動
させる工程、 (iv)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後端
から吸着剤に対する親和性が最も高い成分が富化された
画分を抜き出す工程、 (v)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後端
から吸着剤に対する親和性が最も低い成分が富化された
画分を抜き出す工程、 (vi)充填床前端から脱着剤流体を供給して充填床後端
から吸着剤に対する親和性が3番目に高い成分が富化さ
れた画分を抜き出す工程、 (vii)充填床への流体の供給及び充填床からの流体の
抜き出しを行なわずに床内の流体を循環させ、吸着剤に
対する親和性が2番目に高い成分と吸着剤に対する親和
性が3番目に高い成分が混在する帯域を充填床の前端に
移動させる工程、 の各工程を繰返すことにより混合物を4つの画分に分離
する特許請求の範囲第1項記載のクロマト分離法
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