JP2004526058A - 高温用途の鋼及び鋼管 - Google Patents

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Abstract

高温使用される鋼であって、重量で、0.06%から0.20%のC、0.10%から1.00%のSi、0.10%から13.00%のMn、0.010%以下のS、10.00%から13.00%のCr、1.00%以下のNi、1.00%から1.80%のW、(W/2+Mo)が0.150%以下となるようにするMo、0.50%から2.00%のCo、0.15%から0.35%のV、0.040%から0.150%のNb、0.030%から0.120%のN、0.0010%から0.0100%のBを含んでなり、、任意に、重量で多くても0.0100%のCaを含んでなり、化学的組成の残りの成分は、鉄と、不純物又は製鋼若しくは鋳造から生じる残余元素又は製鋼若しくは鋳造に必要な残余元素で構成される。前記化学的組成の各成分量は、好ましくは、1050℃と1080℃の温度の間での焼きならし熱処理と、焼き戻しの後に、前記鋼がδフェライトを持たない、あるいは、ほとんど持っていない焼き戻しマルテンサイト系構造を有するような関係を持つ。
【選択図】図6

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は約600℃から650℃の高温で応力を受ける用途に使用される鋼に関し、より特に、周囲温度及び使用温度の両温度において焼き戻しマルテンサイト系構造を持つ高クロム含有のフェライト鋼として知られている鋼に関する。
本発明は、過熱管、再熱装置管、ボイラーの過熱され又は再加熱された蒸気用のヘッダー又は配管、化学又は石油化学用の炉に用いる管などの金属製管製品に適用できる。
【背景技術】
【0002】
そのような製品は通常、高度に特殊な鋼の中実棒に厳しい高温塑性変形操作を加えた後に得ることができる継目無管である。
【0003】
ASTM A213タイプT22に従ったCrを2.25%、Moを1%含むフェライト鋼は別として、ASTM A213(ASTM=American Society for Testing and Materials、すなわち、米国試験材料協会)タイプTP321H、TP347Hに従ったオーステナイト系ステンレス鋼管は長い間、知られていて、約0.05%のC、18%のCr、11%のNiを含んでいて、それぞれTiあるいはNbによって安定化されている。
【0004】
そのような鋼はそれらのクロム含有量により蒸気腐食に対する高い抵抗力を有し、それらのオーステナイト系構造のため最大700℃の高いクリープ破壊強度を持っている。
【0005】
対照的に、それらの鋼はオーステナイト系構造による主要な欠点を有する。オーステナイト系構造はフェライト型構造又はマルテンサイト系構造を持つ鋼と互換性がなく、フェライト型構造やマルテンサイト系構造は、それほど高温に露出されないボイラーの他の部分に使用する必要がある。したがって、フェライト型やマルテンサイト系構造を持つ材料を調査することはかなり重要である。
【0006】
そして、高温用途において、ASTM A213 T91鋼(一般に、小さい過熱管に使用される)、あるいはASTM A335 P91(一般に、ヘッダーの0最も大きいパイプか過熱蒸気配管に使用される)の管は知られている。これらのグレードのものは0.1%のC、9%のCr、1%のMo、0.2%のV、0.08%のNb、及び0.05%のNを含んでいて、600℃10時間のクリープ破壊強度(σR10 h600℃)は98MPaである。
【0007】
ASTM A213 T92鋼(又はASTM A3 3 5 P92鋼)は、Mo含有率が大いに低下するのを除いて、T91/P91に近い化学的組成を持ち、1.8%のWと微量のホウ素を含む。その鋼の600℃10時間のクリープ破壊強度(σR10 h600℃)は120MPaのオーダーである。
【0008】
前述の鋼T91、P91、T92、P92は9%のCrを含む。これらの鋼のあるユーザは、過熱装置の金属管が将来発電所で使用されるときに受ける温度のために、そのようなCr含有率が高温酸化及び/又は600℃を超える蒸気、特に650℃の蒸気による腐食に抵抗するには不十分であると信じる。
【0009】
確かに、過熱装置の管の内部表面の酸化物層(この層は管内を移動する蒸気による鋼の腐食から生じる)の存在は、この層の厚みに従って増加する熱抵抗を引き起こし、かつ、一定の熱フラックスにおいて管の平均温度の増加をきたし、その結果、管の有効寿命を大幅に減少させる。
【0010】
さらに、前述の層の剥離した薄片は、それが大き過ぎるときに、過熱装置のベント(曲がり管)内に堆積し蒸気の移動を妨げて管を過熱するというさらなるリスクを生じさせるかもしれない。そういった剥離した薄片はまた、タービン内に連行され、その結果、タービンの羽根を傷つける。
【0011】
また、ドイツのDIN 17175 X20CrMoV12−l(X20と略される)鋼もまた、0.20%のC、11%から12%のCr、1%のMo、及び0.2%のVを含んでいることが知られている。
この鋼はそのCr含有率のためにT91またはT92よりも熱酸化に対する抵抗力があると主張されるが、クリープ破壊についてはT91/P91に比べて極めて抵抗力がなく、また、それが非常に厚いときに、溶接することが特に難しい。
【0012】
従って、Crにクリープ強度は満足できるが、耐熱酸化性が不十分であるT92/P92鋼をそのCr含有率を12%に増加させることによって改良する利点があるだろうが、そのようにCrを増加させることは、その鋼の強度及びクリープ強度がために、鋼の変形(可鍛性)に有害なδフェライトをその構造に出現させるという問題に直面するだろう。
【0013】
X20鋼のCr含有率の増加は、 より高いC含有率(0.10%と全く異なり、0.20%)とNiの適度の量(0.5%と1%の間)の添加によって補償される。
【0014】
0.20%以上のCの含有率は溶接性に関してあまり望ましくないように思われる。もっとも、多量のNiを加えることは、Aclポイントを大いに減少させ、その結果、管の最大焼戻し温度を制限する不都合がある。また、それはクリープ破壊強度に有害であるように見える。
【0015】
米国特許US−A−5,069,870は、Cr含有率の増加を補うために、12%Cr鋼に0.4%から3%の量のCu(オーステナイト形成元素)を添加することを開示している。しかしながら、Cuを加えると、熱間圧延により過熱装置管を作るときに可鍛性に関する問題を引き起こす。
【0016】
同じ不都合を伴う11%のCr、1.8%のW、1%のCuと、V、Nb、及びNを含むマイクロアロイドとを含むグレードのものはASTM A213とA335で定義されて、T122、PI22と呼ばれる。
【0017】
日本の特許JP−A−4 371,551は、非常に大きなクリープ破壊抵抗及び経年後も十分なV切欠きシャルピー衡撃試験強度を得るために、0.1%のC、8%から13%のCr、1%から4%のW、0.5%から1.5%のMo、0.20%未満のSi (事実上0.11%未満のSi)と、V,Nb,N及びBを含むマイクロアロイドとを含む鋼に1%から5%の間(一般に2%以上)のCo (これもまた、オーステナイト形成)を添加することを開示している。そのような鋼は、しかしながら、生産に高いコストを必要とする。
【0018】
同じことは、ヨーロッパ特許EP−A−0 759 499、EP−A−0 828 010、JP−A−9 184048、及びJP−A−8 333657で説明される鋼についても開示され、これらの広報に開示される鋼は2%以上、望ましくは少なくとも3%のCoを含む。
【0019】
ヨーロッパの特許出願EP−A−0892079はまた、10%未満のCrを含む鋼に0.2%から5%の量のCoを加えることを提案しているが、これは上で説明された問題を解決しない。
【0020】
日本特許出願JP−A−11 061342とヨーロッパ特許出願EP−A−0867523もまたCoを加えることと提案するが、この日本特許出願ではCuと共に加えられ、ヨーロッパ特許出願では少なくとも1%のNiのと共に添加されている。しかしながら、我々はそのような追加の上の容認できない不利な点について説明した。
【0021】
ヨーロッパの特許出願EP−A−0758025はまた、一般に、非常に多量のCoを加えることを提案しており、それがために、Cr、Mo、Co、W、C、及びFeに基づく金属間析出物の形成を妨げる。この文献は添加物(Ti又はZr)及びアルカリ土類(Ca、Mg、Ba)又は希土類(Y、Ce、La)を加えることを提案する。
【0022】
しかしながら、TiあるいはZrを加えると、窒素を含む粗い窒化物を鋼中に形成し、かつ、高クリープ強度をもたらすVとNbの超微細炭窒化物の形成を妨げるといる主要な欠点をに苦しむことになる。
【0023】
JP−A−8 187592もまた、(Mo+W)含有量と(Ni+Co+Cu)含有量の特定の関係を持ってCoを加えることを提案するが、このような添加及び関係は溶接のために添加材料の構成を最適化するために提案されるものであり、継目無管(可鍛特性)を作るときの形成性の許容を提案するものではない。
【0024】
JP−A−8 225833はまたCoを加えることを提案するが、唯一の関心は化学的組成ではなく、残留オーステナイト量を減少させる熱処理についてであり、したがって化学的組成範囲は広く、そこから使用に関する教えを認識することができない。
【発明の開示】
【0025】
本発明は以下の条件を備える鋼の生産を提案する。
・600℃及び650℃でのクリープ強度が少なくともT92/P92鋼のものと同等である。
・少なくともX20CrMoV12−l鋼のものと同じ耐熱酸化性及び蒸気耐蝕性を持つ。
・上述のグレードのものと比較して、低コストで継目無管を生産でき、生産コストが添加元素のコストだけによって影響されるものではなく、継目無管に変形させる費用によっても影響される。
【0026】
また、我々は、スティーフェルプラグミル、MPM、ピルガーミル、プッシュベンチ、伸び絞り圧延機を備える連続圧延機、アクセル圧延装置またはプラネタリー圧延ミルプロセスなどの公知のさまざまな熱間圧延プロセスを使用して小径又は大径の継目無管の製作が可能な鋼を生産する努力をした。
【0027】
本発明によれば、鋼は重量で以下のものを含む。
C 0.06%から0.20%
Si 0.10%から1.00%
Mn 0.10%から1.00%
S 0.010%以下
Cr 10.00%から13.00%
Ni 1.00%以下
W 1.00%から1.80%
Mo (W/2 + Mo)が1.50%以下となるようにする
Co 0.50%から2.00%
V 0.15%から0.35%
Nb 0.030%から0.150%
N 0.030%から0.120%
B 0.0010%から0.0100%
オプションとして、多くても0.050%(重量)のAl及び多くても0.0100%(重量)のCa
【0028】
前述の鋼の化学的組成の残りの元素は、鉄と、不純物又は製鋼若しくは鋳造に必要な、若しくは、それから生じる残余元素である。
望ましくは、1050℃から1080℃間の焼きならし熱処理及び焼き戻しの後に、鋼がδフェライトを持たない、あるいは、ほとんど持っていない焼き戻しマルテンサイト系構造を有するように化学的組成の成分量が関連する。
【0029】
鋼の化学的組成元素はその特性に対して以下の影響を持つ。
【0030】
炭素
高温時、特に、金属製品の熱間製造過程又は最終熱処理によるオーステナイト化の間に、この元素はオーステナイトを安定させ、その結果、δフェライトの形成を減少させる傾向がある。
周囲温度に又は環境温度において、炭素はカーバイド又は炭窒化物の形態であり、時間に関するその初期分布と該分布の変化は周囲温度及び環境温度での機械特性に影響する。
0.06%未満のC含有率は、δフェライトを持っていない構造と必要なクリープ性能を得ることを難しくするだろう。
0.20%を越えるC含有率は鋼の溶接性に有害である。
0.10−0.15%の範囲の含有率が好ましい。
【0031】
シリコン
この元素は液体鋼を還元し、かつ、空気又は蒸気による熱酸化のカイネティックを制限する元素であり、発明者によると、特に、クロム量に従い相乗作用を生む。
0.10%未満のSi含有率は前述の効果を生むのに不十分である。
対照的に、Siはδフェライトの形成を避けるために制限されなければならないフェライト形成元素であり、それはまた、使用中に脆化相の析出をうながす傾向がある。この理由により、その含有率は1.00%に制限される。
0.20%から0.60%の範囲の含有率が好ましい。
【0032】
マンガン
この元素は脱酸を助長し、硫黄を固定する。この元素はまたδフェライトの形成を抑える。
しかしながら、この元素は、量が1.00%を超えると、クリープ破壊に対する抵抗が小さくなる。
0.15%から0.50%の範囲が好ましい。
【0033】
硫黄
この元素は本質的には硫化物を形成する。硫化物は横方向の衝撃特性及び可鍛性を減少させる。
S含有率を0.010%に制限すると、継目無管の製造の際の熱間穿孔のときに欠陥の形成を防ぐ。
できるだけ低い含有率、例えば、0.005%以下、さらには0.003%以下が好ましい。
【0034】
クロム
この元素は鋼マトリックス中に溶解されかつカーバイドの形態で析出することがわかっている。
最低で10%、望ましくは11%のCr含有率が熱酸化挙動に必要である。
クロムはフェライトを形成する性質があるために、含有率が13%を超えると、δフェライトの存在を避けることが難しくなる。
【0035】
ニッケル
これは衝撃強度を高めかつδフェライトの形成を防ぐが、Acl温度を実質的に低下させ、その結果、鋼の最大の焼モドシ温度を低下させる。
したがって、1%を超える含有率は望ましくなく、そのうえ、ニッケルはクリープ破壊強度を減少させる傾向がある。
望ましくは、最大Ni含有率は0.50%に制限される。
【0036】
タングステン
この元素はカーバイドの形態かつ中間相として溶解し析出するが、基本的に600℃以上の温度でクリープ挙動を生じるので、最大含有率は1.00%である。
しかしながら、この元素は高価であり、非常に分離しやすくかつフェライトを形成しやすく、さらに、脆化中間相を形成する傾向がある。
発明者は、W含有率を1.80%を超えて増加させることは賢明でないことを発見した。
【0037】
モリブデン
この元素はタングステンと同様な効果を有する。ただし、クリープ強度に関してはそれほど有効でないようである。
その効果はタングステンの効果を増すものであり、(W/2の+Mo)含有率は1.50%に制限されることが有利である。
望ましくは、モリブデン含有率は0.50%以下である。
【0038】
コバルト
この元素は、オーステナイトを安定させるので、10%以上のCを許容することを可能にするし、この元素はまたクリープ強度特性を改良するので、0.50%の最小含有率が望ましい。
対照的に、この元素は使用温度で沈殿する脆化金属間化合物の形成に寄与し、さらに、それは非常に高価である。
この元素はこれまで、クリープ破壊強度を改良するために、高温で使用する材料中に2%以上の含有率で使用されてきた。
本発明の発明者(達)は、驚いたことに、比較的簡単な冶金技術と金属製品のための限られた製造費を用いて、0.50%から2.00%、望ましくは1.00%から1.50%の含有率のコバルトが前述鋼の目的を満たし、特に、様々で、ことによると相容れない特性(例えば、酸化抵抗、クリープ強度、及び可鍛性)の間に最適な妥協を提供することができるのを確証した。
これは、現在まで使用されたことがないCo含有率が2%を超える鋼に関するケースではない。
【0039】
バナジウム
この元素は、微細な安定した窒化物と炭窒化物を形成するので、クリープ破壊強度に関して非常に重要である。
0.15%未満の含有率は必要な結果を生むのに不十分である。
0.35%以上の含有率はδフェライトの出現リスクに関して有害である。
好ましい範囲は0.20%から0.30%までである。
【0040】
ニオブ
この元素は、バナジウムのように安定した炭窒化物を形成し、その添加はバナジウム化合物の安定性を補強する。
0.030%未満のNb含有率は不十分である。
0.15%以上のNb含有率は、Nb炭窒化物が大きくなり過ぎ、耐クリープ性を減少るので好ましくない。
好ましい範囲は0.050%から0.100%まである。
【0041】
窒素
このオーステナイト形成元素はδフェライトの出現を抑えることができる。
それはまた、特に、対応するカーバイドよりもはるかに安定した微細な窒化物と炭窒化物を形成することができる。
したがって、最低で0.030%の窒素分が規定される。
0.120%以上の窒素分はインゴット中にブローホールを、そして、鋼中にビレットまたはスラブ生じさせることになり、その結果、金属製品に欠陥をもたらす。そういった製品を処理するとき、溶接に関して同じリスクが存在する。
0.040%から0.100%の窒素分範囲が好ましい。
【0042】
ホウ素
この元素は、0.0010%を超える量で加えられると、カーバイドを安定化させることに貢献する。
しかしながら、0.0100%を超える含有率は、製品、特に、鋳造品の燃焼温度を実質的に下げるので有害である。
【0043】
アルミニウム
この元素は必要な治金特性を生じさせるために必要ではなく、ここでは残差として考えられるので、その添加は任意である。
それは強力な、金属/スラグ脱酸剤であるので、金属スラグ交換による鋼の急速かつ有効な脱硫を行うことができる。
この元素はまた、フェライト形成であり、窒素を除去するので、0.050%以上のアルミニウム含有率が奨励される。
必要なら、要件によって、最大0.050%の最終的な含有率を得るようにアルミニウムを加えることができる。
【0044】
カルシウム
0.0010%未満のCa又はMg含有率は、液体鋼と、高度に還元された媒体中のスラグ含有ライム又はマグネシアとの交換から生じるので、それらは必然に製鋼による残差である。
しかしながら、鋳造性を改良するためや酸化物及び硫化物の形態を制御するためにカルシウムを0.0010%を僅かに超える量で任意に加えらることができる。
0.0100%を超えるCa含有率は高酸素濃度、故に汚い鋼を意味し、したがって、奨励されない。
【0045】
他の元素
鋼のベース成分である鉄と、上に示した元素は別として、本発明の鋼は不純として他の元素を含む。例として、リン、酸素、及び鋼を作り出すために炉に加えられる鉄から、あるいは、スラグ若しくは耐火物交換から主として派生する残余元素、または製鋼若しくは鋳造過程に必要な残余元素である。
【0046】
0.010%未満のTi又はZr含有率はこのように、意図した添加から生じるものではなく、熱せられたスクラップから生じるものであり、そのような低含有量は実際には、使用される鋼に実質的な影響を与えない。
【0047】
望ましくは、可鍛性注に関して、銅の含有率(意図した添加ではなく、熱せられたスクラップから生じるもの)が0.25%未満、オプションとして、0.10%未満にするように注意しなければならない。この含有率以上であると、継目無管の熱間圧延プロセスが禁止されるかもしれず、あるいは、より高コストであるガラス押出し処理を必要とする。
【0048】
化学的組成関係とδフェライト量
製鋼業者は、熱処理後にδフェライトを完全に又はほぼなくす目的のため、約12%のCrを含む鋼の化学的組成を化学的組成の元素の含有率の関係から均衡化する方法を知っている。用語「ほとんどδフェライトのない構造」は、δフェライト含有量が2%以下、望ましくは1%以下(±1%の絶対精度で測定される)の構造のものを意味する。
そのような関係の1例を以下に示すが、公知公用の他の如何なる関係も、それが必要な効果を有するならば、使用することができる。
1例はシャエフラー(Shaeffler)ダイヤグラム又はそれから導かれるダイヤグラム(De longダイヤグラム)であって、窒素と、Ezaki他(鉄から鋼78(1992)、594)によって言及される電子軌道の研究から引き出したパラメータMdの影響を特に取り入れたものである。
【発明の実施するための最良の形態】
【0049】
添付図面に関して説明する発明は例示的なものであり、これに限定されるものではない。
【第1実施例】
【0050】
本発明の鋼から加熱成形された100kgの実験室は真空(F)下で製造された。
図1は、化学的組成から得られる同等クロムパラメタ(Crequ)と、δフェライト量との関係を示す。
Crequ=Cr+6Si+4Mo+1.5W+11V+5Nb+8Ti-40C-30N-2Mn-4Ni-2Co−Cu
パラメータCrequはPatriarca他(Nuclear Technology、28(1976)、p516)による研究から得られる。
【0051】
図1で、T91、P91、T92、及びX20を何通りか加熱したときの光学顕微鏡の画像分析によって測定されるδフェライト量をパラメータCrequの関数として示す。
【0052】
図1は、熱Fにおける元素量が請求項1で定義される化学的組成で与えられる範囲内にあるという分析証拠を提供する。我々は、熱処理後にδフェライトが実質的にない(2%未満、望ましくは1%未満)状態にするために、10.5%以下、できれば10.0%以下のCrequ含有率を得ることを目指した。
【0053】
【表1】
Figure 2004526058
【0054】
表1はこの熱Fの化学的組成と、知られている従来技術のグレードの平均化学組成(重量%)をパラメータCrequの対応する値と共に示す。
前述の熱FにはCaは加えられておらず、そのAl含有率は0.010%未満(AlとCaは残差としてのもの)である。
【0055】
得られたインゴットを1250℃まで加熱した後、20mmの厚の板に熱間圧延して、これに応力除去のための焼き戻し処理を施した。
以下に説明する試験と検査のための標本はこの板から製作された。
【0056】
第一に、前述の板から縦方向に取られる金属組織標本は、Villelaの試薬を使用した金属組織浸食の後に光学顕微鏡で調べられた。
δフェライトの存在はフェライト形成元素(Cr,W,Mo,・・・)に分離されたゾーンにおいて短い白いフィラメントの形態で観測された。その含有率は自動画像解析を使用することで0.50%と決定された。すなわち、量はほとんどゼロである。
【0057】
標本は、次に、1s−1の平均変形速度で熱間引張鍛造試験を実行するために横方向から取られた。
比較のために鍛造試験は熱Fのこれらの標本並びにP91鋼の圧延された310mm径棒鋼から取った標本及びP92鋼の230mm径棒鋼から取った標本に対して実行された。
【0058】
図2は断面減少率の結果を示す。
断面減少率が温度1200℃から1320℃までで70%以上残っていて、P92のものに匹敵していることがわかる。
そのようなふるまいは、熱Fの低硫黄含有量と前述の温度での比較的低いδフェライト量に貢献する。
δフェライト量への温度の影響はまた鋼質試験が確かめられた。表2を参照されたい。
【0059】
【表2】
Figure 2004526058
【0060】
得られたδフェライト量の値は、同じ条件のもとで測定された比較鋼P91、P92のものに匹敵していた。
δフェライト量は1250℃までの15%未満と1280℃まで20%未満であった。
高い温度での熱Fにおける限られたδフェライト量はたぶん周囲温度でδフェライトの慎重な不在から生じた。
1320℃の上に燃焼温度があった。
【0061】
したがって、材料Fのために丸棒(管のためのラウンドと呼ばれる)を熱い突き抜けている間、ロールの間でラウンドの加熱が1300℃未満と1250にできれば℃に制限されるならばマンネスマン法を使用することで満足できるふるまいを期待することができる。
したがって、多くの熱間圧延プロセスで継目無管を生産するのが可能であるべきで、その結果、比較的低い費用でそれらを生産するのは可能であるべきである。
これは少なくとも過熱管タイプの小口径管のためにそれほど生産的でないガラス押出工程を使用することで生産されなければならない12%のCrと1%のCuを含むオーステナイト系グレードかグレードのためのケースでない。
【0062】
次に膨張標本が発明の鋼Fから取られ、鋼の加熱変態温度(Acl,Ac3)と冷却変態温度(Ms,Mf)は膨張計によって測定された。
【0063】
表3は得られた結果を既知の鋼の典型的な結果と比較して示す。
【0064】
【表3】
Figure 2004526058
【0065】
鋼Fの830℃の温度AclはP91とP92のものに匹敵しており、780℃を超える焼戻し温度を許容しない銅を含有するP12よりもはるかに高い。対照的に、800℃の焼戻し温度は本発明の鋼Fで完全に可能である。
【0066】
マルテンサイト変態の最初と終わりにおける温度MsとMf点はマルテンサイトへのオーステナイトの転移のために十分高いままで残り、周囲温度まで冷える。
ミクロ構造と硬度は、1060℃(処理Nl)又は1080℃(処理N2)の温度の20分の焼ならし熱処理の後に測定された。結果は表4に示される。
【0067】
【表4】
Figure 2004526058
【0068】
ミクロ構造と硬度はまた、焼きならし加熱処理Nl及び、780℃の温度での1時間の焼戻し(Tl)、800℃の温度での30分の焼戻し(T2)又はで800℃の1時間の焼戻し(T3)の後に測定された(表5に示す結果を参照)。
【0069】
【表5】
Figure 2004526058
【0070】
寸法が0.030mmを超えなかった微細なオーステナイト粒径に留意されたい。
引張り特性が次に、周囲温度、500℃及び600℃の温度において決定された。表6、並びに、図3a及び3bに示す結果を参照。
【0071】
シャルピーV切欠き衝撃強度特性が次に、熱処理N1+T1、Nl+T2又はNl+T3の後に、−60℃から+40℃の試験温度で縦方向に測定された。
得られる結果と、P92の外径が356mm、壁厚が40mmの管に対する結果を図4に示す。シャルピーV切欠き衝撃強度の転移温度は、管P92のような熱Fの場合、約0℃であった。
【0072】
【表6】
Figure 2004526058
【0073】
クリープ破壊強度特性が次に、本発明の鋼F(熱処理N1+T2かN2+T2)とP92管と比べるように、異なった温度で一定の単位荷重(140と120MPa)の下で異なった試験を使用することで決定された。
【0074】
120MPaでの応力破断試験の結果は、このタイプのグレードに関して従来技術であるように、パラメータ1000/T(°K−1で表示)の関数として図5に示される。温度は試験の最大時間が4000時間近くなるように選択された。 図5は、単位荷重に関して推定される10時間の試験時間に相当する温度を許容する。鋼Fに関して、この温度は、鋼のP92のもの以下であれば、少なくとも等しいことがわかる。
【0075】
定温での他のクリープ破壊強度試験がまた実行され、あるいは、600℃、625℃、650°Cの温度で未だ実施されている。
【0076】
これらの試験(及び一定の単位荷重の下における試験の結果は図(主曲線)の表示形態で図6に示される。この図は、試験の時間と温度を結合するラルソン−ミラー(Larson Miller)パラメータ(LMP)の関数としてのlogσを示す。
LMP=10−3T(c+logt
ここで、c=36、T及びtはそれぞれ°Kと時間で表される。
【0077】
破壊試験は、600℃で7800h、610℃で10000h、625℃で7800h、650℃で7200hに達し、図中の矢印は、11000h後もまだ崩壊していない600℃の温度での試験を示す。
【0078】
図6は、これらの試験が主曲線(実線)と、ASTMで規定される鋼T92とP92に関する下側の散らばった線(点線)と都合よく比べられることを示す。
【0079】
ASTM A213かDIN17175に従う高温使用目的の異なる鋼と比べるために、600℃と650℃の温度で最大5000時間のN1+T2焼戻しにおいて製品Fの蒸気中における熱酸化試験を行った。
・低Cr含有率(2.25%)でのT22、T23
・9%CrでのT91、T92
・約11%CrでのX20、T122;
・TP347H(オーステナイト系グレード、18%Cr−10%Ni−Nb)
【0080】
1344h(8週間)の後に重量測定によって測定された中間重量利得結果は表7に示される。
結果は以下の通りコード化される。
・1: 2mg/cm以下の重量利得
・2: 2〜5mg/cmの範囲の重量利得
・3: 5〜10mg/cmの範囲の重量利得
・4: 10〜50mg/cmの範囲の重量利得
・5: 50mg/cmを超える重量利得
【0081】
X20標本は、炉を出るとき、又は重量測定のときに、測定酸化物層の主要な剥離のために(結果は表に非適用として示される)、測定に使用することができなかった。対照的に、熱FとTP347Hの標本は酸化物層の小はがれがないことを示した。また、熱Fにおける酸化生成物の微細結晶にもまた留意すべきである。
【0082】
これらの中間結果は、特に650℃の温度において、発明の熱Fの水蒸気酸化のふるまいが期待を満たし、すなわち、TP347Hのものよりもよりよく、少なくともX20のものと同等であり、TP347Hのものに近いことを予想させる。
【0083】
【表7】
Figure 2004526058
【0084】
5376h後に同じ標本は取り除き、形成された酸化物を剥がした後に質量損失を測定した。このタイプの測定は、剥がすことを行わない重量利得測定よりも正確であるが、試験の終わりのときにのみ実行することができる。
【0085】
以下の表はこれらの測定から導かれた鋼の腐食度(mm/年)をまためたものである。
表7のものと同様の検査結果オーダーは見つけられた。
X20とT122(11%のCrを含む)の腐食度は、T91とT92(これらは9%を含む)のもの実質的に異なっていない。
【0086】
対照的に、発明のグレードFの腐食度は非常に驚くほどに極めて低く、Cr18%含有のオーステナイト鋼標本347Hのものよりも低く、熱酸化挙動の参照とされる347GF鋼標本(これもオーステナイト系で18%のCrを含む)のものとほとんど同じくらい低い。
その結果、発明の鋼は、ボイラーの最も熱い部分を含み、完全にフェライト鋼からなる600℃以上の蒸気温度に対するボイラーの製造を可能にする。
【0087】
【表8】
Figure 2004526058
【0088】
ある従来技術の文献が熱酸化に対抗するために穏やかな量、0.005%又は0.010%のオーダーの量の硫黄含有量を開示し、希土類及び/又はアルカリ土類を加えることによって硫黄を固定することを開示しているが、グレードFに関して得られる腐食度は、非常に低い硫黄含有量にもかかわらず、極めて低いことにもまた注意すべきである。
【0089】
対照的に、発明のグレードFは0.005%以下、あるいは0.003%以下さえの硫黄含有量に完全に適応し、実行するのが難しい希土及び/又はアルカリ土類の添加を必要としない。
【第2実施例】
【0090】
産業熱に関する試験
発明のグレードFから形成され標識53059が付された産業熱(質量=20t)が生産され、インゴットに鋳造された。
熱分析は以下の通りであった。
【0091】
【表9】
Figure 2004526058
【0092】
インゴットは180mm径の忠実棒に鍛造され、この棒が次に、伸び絞り圧延機に保持されて直径が減少するがあるマンドレルの上での連続圧延を使用して、上外径60.3mm、厚みが8.8mmの継目無管に変形された。
【0093】
管へのこの変形は問題なく(δフェライトの存在から生じる欠陥がなく)実行され、結果と生じた管は、超音波を使用した非破壊試験の結果、満足できる上質なものであった。
【0094】
他のインゴットは、Pilgerミル圧延法を使用して外径406mm、壁厚35mmの大径パイプに変形された。
ここでも圧延は問題なく実行され、検査の間にいかなる欠陥も観察されなかった。
これらの結果は実験的な熱に関する可鍛性検査結果から得られる期待を確認する(上の図2と表2を参照)。
【0095】
表10は、1060℃の温度で焼きならし処理され、780℃の温度で2h焼戻し処理された管の周囲温度における引張試験の結果に示す。
【0096】
表11は、引張試験のものと同じ熱処理を受けた管に関するシャルピーV切欠き衝撃強度試験の結果を示す。
【0097】
【表10】
Figure 2004526058
【0098】
【表11】
Figure 2004526058
【0099】
管の機械的な引っ張り及び弾性特性は、棒鋼に関する実験的な熱から結果に合っていた。
【図面の簡単な説明】
【0100】
【図1】図1は、Crを8%から13%含む熱処理鋼の異なった標本に関する同等なクロム量に対するδフェライト量を示すグラフである。
【図2】図2は、他の鋼と比べた本発明の鋼Fに関する可鍛性試験の結果を示すグラフである。
【図3】図3は、他の鋼と比較した同じ鋼Fに関する熱間引張試験の結果を示すグラフであり、図3aは降伏点に関し、図3bは引張強度に関するものである。
【図4】図4は、他の鋼と比較して同じ鋼Fに関するシャルピーV切欠き衝撃強度試験の遷移曲線を示す。
【図5】図5は、他の鋼と比較して同じ鋼Fに関する一定単位荷重の下でのクリープ破壊強度試験の結果を示すグラフである。
【図6】図6は、他の鋼と比較して同じ鋼Fに関する、ラーソン−ミラー(Larso-Miller)パラメータの関数として、異なる単位荷重の下でのクリープ破壊強度試験の結果の主曲線を示すものである。

Claims (11)

  1. 高温使用されるシームレス管製品用の鋼であって、重量で、
    C 0.06%から0.20%
    Si 0.10%から1.00%
    Mn 0.10%から13.00%
    S 0.010%以下
    Cr 10.00%から13.00%
    Ni 1.00%以下
    W 1.00%から1.80%
    Mo (W/2+Mo)が0.150%以下となるようにする
    Co 0.50%から2.00%
    V 0.15%から0.35%
    Nb 0.030%から0.150%
    N 0.030%から0.120%
    B 0.0010%から0.0100%
    を含んでなり、任意に、重量で多くても0.050%のAlと、重量で多くても0.0100%のCaを含んでなり、化学的組成の残りの成分は、鉄と、不純物又は製鋼若しくは鋳造から生じる残余元素又は製鋼若しくは鋳造に必要な残余元素で構成される鋼。
  2. 前記化学的組成の各成分量は、1050℃と1080℃の間での焼きならし熱処理と、焼き戻しの後に、前記鋼がδフェライトを持たない、あるいは、ほとんど持っていない焼き戻しマルテンサイト系構造を有するように、相互に関連する請求項1の鋼。
  3. 前記Cr含有率は11.00%から13.00%の範囲である請求項1又は2の鋼。
  4. 前記Si含有率は0.20%から0.60%の範囲である請求項1、2又は3の鋼。
  5. 前記C含有率は0.10%から0.15%の範囲である請求項1ないし4のいずれか1つに記載の鋼。
  6. 前記Co含有率は1.00%から1.50%の範囲である請求項1ないし5のいずれか1つに記載の鋼。
  7. 前記Mo含有率は0.50%以下である請求項1ないし6のいずれか1つに記載の鋼。
  8. 前記Mn含有率は0.10%から0.40%の範囲である請求項1ないし7のいずれか1つに記載の鋼。
  9. 前記Ni含有率は0.50%以下である請求項1ないし8のいずれか1つに記載の鋼。
  10. 前記残余元素は、前記鋼のCu含有率が0.25%以下、望ましくは、0.10%以下となるように制御されている請求項1ないし9のいずれか1つに記載の鋼。
  11. 前記S含有率は0.005%以下、望ましくは0.003%以下である請求項1ないし10のいずれか1つに記載の鋼。
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