JP2004525227A - 結晶性熱可塑性ポリマー用核形成添加剤としてのヘキサヒドロフタル酸金属塩 - Google Patents

結晶性熱可塑性ポリマー用核形成添加剤としてのヘキサヒドロフタル酸金属塩 Download PDF

Info

Publication number
JP2004525227A
JP2004525227A JP2002577173A JP2002577173A JP2004525227A JP 2004525227 A JP2004525227 A JP 2004525227A JP 2002577173 A JP2002577173 A JP 2002577173A JP 2002577173 A JP2002577173 A JP 2002577173A JP 2004525227 A JP2004525227 A JP 2004525227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic polymer
compounds
composition
polymer
article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002577173A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004525227A5 (ja
JP4046610B2 (ja
Inventor
ダリン・エル・ドットソン
シャオドン・エドワード・ジャオ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Milliken and Co
Original Assignee
Milliken and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Milliken and Co filed Critical Milliken and Co
Publication of JP2004525227A publication Critical patent/JP2004525227A/ja
Publication of JP2004525227A5 publication Critical patent/JP2004525227A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4046610B2 publication Critical patent/JP4046610B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/09Carboxylic acids; Metal salts thereof; Anhydrides thereof
    • C08K5/098Metal salts of carboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/41Preparation of salts of carboxylic acids
    • C07C51/412Preparation of salts of carboxylic acids by conversion of the acids, their salts, esters or anhydrides with the same carboxylic acid part

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

熱可塑性ポリマー物品に非常に望ましい性質を与えるためのヘキサヒドロキシフタル酸(以下、HHPAと称する)の特定の金属塩およびそれを含む組成物を提供する。本発明のHHPA誘導体は、熱可塑性ポリマーの核剤および/または透明剤として有用であり、製造および取り扱いが実用的である。このような化合物は、優れた結晶化温度、剛さおよび対象ポリオレフィン中での酸掃去剤との相溶性を提供する。また、そのような化合物は、粉末化または顆粒処方として、非常に低い吸湿性、従って優れた貯蔵性を示す。そのような化合物を用いた熱可塑性ポリマー添加剤組成物およびポリマーの製造方法も、本発明に包含される。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、熱可塑性ポリマー物品に非常に望ましい性質を与えるためのヘキサヒドロキシフタル酸(以下、HHPAと称する)の特定の金属塩およびそれを含む組成物に関する。本発明のHHPA誘導体は、熱可塑性ポリマーの核剤および/または透明剤として有用であり、製造およいび取り扱いが実用的である。このような化合物は、優れた結晶化温度、剛さおよび対象ポリオレフィン中での酸掃去剤との相溶性を提供する。また、そのような化合物は、粉末化または顆粒処方として、非常に低い吸湿性、従って優れた貯蔵性を示す。そのような化合物を用いた熱可塑性ポリマー添加剤組成物およびポリマーの製造方法も、本発明に包含される。
【背景技術】
【0002】
全ての米国特許は、参照して全体としてここに引用される。
本明細書で使用されている「熱可塑性ポリマー」なる用語は、十分な熱に暴露した場合に溶融するが、十分に冷却すると、金型または同様の物品を用いることなく、その固化状態(元の形状ではない)を保持するポリマー物質を意味することを意図している。特にこの用語は、溶融した後に冷却すると、結晶性または半結晶性形態のいずれかをとる、上記の広い定義を満足するポリマーをもっぱら包含することを意図している。このような定義に含まれるポリマーの例は、限定さないが、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンおよびこれらの組み合わせ)、ポリアミド(例えば、ナイロン)、ポリウレタン、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート)など(並びにこれらの組み合わせ)である。
【0003】
熱可塑性ポリマーは、貯蔵容器、医療機器、食品包装材、プラスチックチューブおよびパイプ、棚ユニットなどを含む多様な最終用途で使用されてきている。このような基本組成物は、しかしながら、広範な用途に適合するためにある物理特性を示す必要がある。とりわけポリオレフィンでは、例えば、効果的で、耐久性があり、多用途のポリオレフィン物品を提供するためには、結晶化時の結晶の配列の均一性が必要である。これらの望ましい物理的特性を得るために、ある種の化合物および組成物は、成形または製造中にのポリオレフィン結晶成長のための核サイトを与えることが知られている。一般に、そのような核剤化合物を含む組成物は、核剤を含まないポリオレフィンに比べてずっと早い速度で結晶化する。より高い温度での結晶化は、製造サイクル時間を短縮し、物理的特性(一例として剛さ)に種々の改良をもたらす。
【0004】
それ故、より速い結晶化および/またはより高い結晶化温度を与えるそのような化合物および組成物は、核剤として一般に知られている。そのような化合物は、その名称が示すように、熱可塑性ポリマーの溶融物の冷却時に結晶成長のための核サイトを与えるのに利用される。一般に、そのような核サイトの存在は、より多くのより小さい結晶を生成することになる。より小さい結晶が形成される結果、常に卓越した透明性が得られるということではないが、対象熱可塑性ポリマーを透明にすることができる。結晶寸法がより均一で、好ましくはより小さければ、光はより散乱されない。このようにして、熱可塑性ポリマー物品の透明性を改良することができる。従って、熱可塑性ポリマー用核剤化合物は、より高められた透明性、物理的特性および/またはより速い加工を達成するために、熱可塑性ポリマー産業にとって非常に重要である。
【0005】
例として、ジベンジリデンソルビトールは、特にポリプロピレン最終製品のための一般的な核剤化合物である。1,3−O−2,4−ビス(3,4−ジメチルベンジリデン)ソルビトール(以下、DMDBS)(商品名Millad(登録商標)3988としてMilliken Chemical から販売)のような化合物は、対象とするポリプロピレンおよび他のポリオレフィンに優れた核形成特性および透明性を与える。他のよく知られた核剤化合物には、安息香酸ナトリウム、2,2'−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)リン酸ナトリウム(NA−11として旭電化工業株式会社から販売)、ビス[2,2'−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)リン酸]アルミニウム(NA−21として旭電化工業株式会社から販売)、タルクなどが包含される。このような化合物は全て、高いポリオレフィン結晶化温度を与えるが、大規模の工業用途では、それぞれ独自の欠点を有している。
【0006】
例えば、非常に重要なことは、典型的なポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンなど)プラスチック物品に広く使用される他の添加剤に対するこれら化合物の相溶性である。例えば、ステアリン酸カルシルムは、安定剤(例えば、光安定剤、酸化防止剤など)を触媒残渣の攻撃から保護するための、典型的なポリプロピレン組成物中に存在する非常に一般的な酸中和剤である。残念なことに、上記核剤化合物のほとんどは、ポリオレフィン物品中のステアリン酸カルシウムと有害な反応を起こす。ナトリウムおよび他の金属イオンの場合、ステアリン酸塩からのカルシウムイオンが核剤のナトリウムイオンと位置を交換し、所望の機能に関して核剤を効果のないものにしてしまう。その結果、そのような化合物は、時には、望ましくないプレートアウトを生じ、全体とし核形成性能を低下させる(例えば、ポリオレフィンの加工中および後の結晶化温度の低下によって評価)。他の加工上の問題は、そのような化合物について明らかである。
【0007】
上記した標準的な核剤に見られる他の問題点は、分散問題による一貫しない核形成であり、それによりポリオレフィン物品の剛さおよび衝撃強さが変化する。ポリオレフィン製造における実質的な均一性は、比較的均一な最終ポリオレフィン物品が得られるので、非常に重要である。得られる物品が十分に分散された核剤を含んでいなければ、物品全体が剛さを失い、低い衝撃強度しか有さない。
【0008】
さらに、核剤化合物および組成物の所蔵安定性も、熱可塑性ポリマー用核剤における別の潜在的な問題であり、非常に重要でもある。核剤化合物は一般に粉末または顆粒状でポリオレフィン製造業者に供給され、かつ核剤の均一な小さい粒径は必要とされる均一な分散および性能を与えるために不可欠であるので、そのような化合物は貯蔵中にできるだけ小さい粒径を保持しなければならない。ある種の核剤、例えば安息香酸ナトリウムは、非常に高い吸湿性を示すので、その粉末は容易に水和され、粒子が凝集することになる。そのような凝集粒子は、対象熱可塑性ポリマー中での所望の均一な分散を達成するために、粉砕または他の加工方法により解凝集しなければならない。さらには、水和による望ましくない凝集は、使用者において供給および/または取扱い上の問題を生じる。
【0009】
このような顕著な問題の故に、熱可塑性ポリマー産業においては、上述の問題を生じず、対象熱可塑性ポリマー自体、特に非常に多様な典型的かつ必要な酸掃去添加剤を含む熱可塑性ポリマーに優れたピーク結晶化温度を与える核剤/透明剤に対する要求が長年の間存在していた。現在まで、この目的のための最良の化合物は上記のものに止まっている。残念ながら、例外的に高いピーク結晶化温度、低い吸湿性、優れた分散性並びにそれに付随する透明性および剛さ、更に、最も標準的なポリオレフィン添加剤(例えば、最も重要なカルシウム有機塩型酸掃去剤)との相溶性を示す核剤は、異なる熱可塑性ポリマー分野には供給されてこなかった。これらの問題は、ポリオレフィンに限られず、核剤が使用される全ての熱可塑性ポリマー用途において一般的である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従って、本発明の目的は、対象熱可塑性ポリマー物品および組成物中でステアリン酸カルシウムとの優れた相溶性を示す核剤およびその組成物を提供することである。本発明の別の目的は、例えばポリプロピレン物品および組成物に非常に高いピーク結晶化温度を与え、また、非常に良好な貯蔵安定性を有する添加剤組成物を与えるための著しく低い吸湿性を示す熱可塑性ポリマー核剤を提供することである。本発明の他の目的は、ポリオレフィンが非常に高い剛さおよび良好な透明性を発揮するように、簡単に分散できる核剤化合物を提供することである。加えて、非常に多くの最終用途のための種々の熱可塑性媒体に使用できる核剤化合物または組成物を提供することも、本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
従って、本発明は、式(I):
【化1】
Figure 2004525227
[式中、MおよびMは、同一または異なって、カルシウム、ストロンチウム、リチウムおよび一塩基性アルミニウムから選択される少なくとも1種の金属カチオンであり、R、R、R、R、R、R、R、R、RおよびR10は、同一または異なって、水素、C−Cアルキル(ここで、いずれか2つのビシナル(隣接炭素に結合)またはジェミナル(同一炭素に結合)アルキル基は、一緒になって6個までの炭素原子を有する炭化水素環を形成してもよい)、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、C−Cアルキレンオキシ、アミンおよびC−Cアルキルアミン、ハロゲン(フッ素、塩素、臭素および沃素)並びにフェニルからなる群からそれぞれ選択される。]
で示される化合物の金属塩を包含する。
「一塩基性アルミニウム」なる用語は周知であり、2つのカルボン酸基が結合した単一カチオンとしてアルミニウムヒドロキシド基を含むことを意図している。さらに、これら可能な塩のそれぞれにおいて、非対称炭素原子の立体配置は、シスまたはトランスのいずれでもよいが、シスが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
上述のように、産業上の用途に適切な熱可塑性ポリマー用核剤を開発するためには、多くの重要な基準を満たす必要がある。本発明のHHPAカルシウム、ストロンチウム、一塩基性アルミニウムおよびリチウム塩は、これら重要な要求基準を十分に満足する。例えば、本発明の化合物は容易に水和せず、従って、そのような塩の顆粒または粉末は凝集または塊状化しない。このような保存安定性から得られるコスト上の利点は、熱可塑性ポリマー加工装置に導入する際に、凝集した粉末を分離する必要性は、あるとしてもほとんどないことから、明らかである。さらに、後で詳細に説明するように、本発明の塩は、種々のポリオレフィンおよびポリエステル組成物、特に、ランダムコポリマーポリプロピレン(以下、RCP)、ホモポリマーポリプロピレン(以下、HP)、耐衝撃性コポリマーポリプロピレン(以下、ICP)、シンジオタクチックポリプロピレン(s−PP)、ポリエチレンテレフタレート(以下、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)、およびこれらの混合物に、非常に高いピーク結晶化温度を与える。加えて、このような本発明の塩は、高い剛さ(弾性率)特性を、追加のフィラーおよび強化材を必要とせずに、全般的な最終ポリマー製品に与える。最後に、ポリプロピレン産業において重要なことであるが、本発明の塩は、ステアリン酸カルシウム共添加剤と有害な反応をしない。他の属性と組み合わされてこのような性質は、予測されず、予想もできない。
【0013】
従って、本発明の化合物は、優れた核形成能を有する。これまで、先行技術、特にWales の米国特許第3,207,739号では、ある芳香族および環式脂肪族カルボン酸のナトリウム塩が検討されていた。この米国特許は、多くのそのような化合物の金属塩、特にナトリウム塩を開示しているが、広くはI族またはII族金属塩を説明している。しかしながら、この米国特許は、芳香族安息香酸塩、とりわけ安息香酸ナトリウムが、ポリオレフィン核剤用には最良の化合物であると明確に記載している。更に、この米国特許は、安息香酸塩のカチオンとしてストロンチウムのみを記載しており、熱加工上の問題からカルシウム塩を使用することは教示していない。加えて、この米国特許は、同特許で好ましいとされる安息香酸塩のカチオンとしてI族またはII族金属を同等に扱っているが、後に詳細に説明するように、マグネシウムおよびバリウムのような他のII族金属は、ポリオレフィン用核剤としてのHHPAについてはまったく効果がない。最後に、この米国特許ではっきりと好ましいとされている安息香酸ナトリウムに比べて、本発明の化合物は、ポリオレフィン物品の形成中のプレートアウトおよびブルーミングのより低い可能性、より低い吸湿性、およびさらに重要であるステアリン酸カルシウムとの低い反応性、それにより対象ポリオレフィン組成物中でのそれらの意図された能力を機能させるために許容される両化合物のより多い量を包含する、より有益な性質を有する(ただしこれらに限定されない)。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明のHHPA塩は、従って、上記の有益な性質を発揮させるために、対象熱可塑性ポリマー中に、約0.01〜2.0質量%、より好ましくは0.2〜1.5質量%、最も好ましくは0.05〜1.0質量%の量で添加される。マスターバッチには活性化合物を50%またはそれ以上含ませることが好ましいが、これに限定されるものではない。本発明のHHPA塩含有組成物、またはその組成物から製造される最終熱可塑性ポリマー物品中に所望により含まれる添加剤には、可塑剤、安定剤、紫外線吸収剤および他の類似の標準的な熱可塑性ポリマー用添加剤が包含される。この組成物中には、他の添加剤、とりわけ、酸化防止剤、抗菌剤(例えば、銀系化合物、好ましくは、ALPHASAN (登録商標)抗菌剤(Milliken & Company 製)のようなイオン交換化合物)、帯電防止剤、香料、塩素掃去剤なども含まれていてよい。これらの共添加剤は、容易な供給のために、核剤と共に、粉末、液体、若しくは圧縮/錠剤形で、混合物として存在していてよい。分散剤、例えばポリオレフィン(例えば、ポリエチレン)ワックス、グリセリンのステアリン酸エステル、モンタンワックスおよび鉱油の使用は望ましい。基本的に、本発明のHHPA金属塩化合物は、標準的な熱可塑性ポリマー(例えば、最も好ましくはポリオレフィン)添加剤形、例えば、(限定するものではないが)粉末、小球、凝集体、液状分散体などとして、特に上記の分散助剤を含んで、存在する(20質量%またはそれ以上まで)。ブレンド、凝集、圧縮および/または押出しなどにより製造された組成物も望ましい。
【0015】
ポリオレフィンまたはポリオレフィン樹脂は、少なくとも1種の半結晶性ポリオレフィンを含んでなるあらゆる物質を包含することを意図している。好ましい例には、アイソタクチックまたはシンジオタクチックポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ(4−メチル)ペンテン、ポリブチレン、およびこれらのブレンドまたはコポリマーを包含し、密度は高くても低くてもよい。本発明におけるポリオレフィンポリマーは、脂肪族ポリオレフィンおよび少なくとも1種の脂肪族オレフィンと1種またはそれ以上のエチレン性不飽和コモノマーとのコポリマーを含んでいてよい。一般に、存在するなら、コモノマーは少量、例えばポリオレフィンの質量に基づいて約10質量%以下、あるいは5質量%以下の量で供給される。そのようなコモノマーは、ポリオレフィンの透明性の改良を補助するように作用し、またはポリマーの他の性質を改良するように機能することができる。コモノマーは、より高い耐衝撃性を発生するように、より多い量(例えば、エチレン、10〜25%またはそれ以上)でもポリオレフィン中に存在してもよい(以下、耐衝撃性コポリマーまたはICP)。他のポリマーまたはゴム(例えば、EPDMまたはEPR)をポリオレフィンに配合してもよい。他のコモノマーの例には、アクリル酸および酢酸ビニルなどが包含される。
【0016】
本発明により透明性および結晶化温度が都合よく改良されるオレフィンポリマーの例は、約10000〜約2000000、好ましくは約30000〜約300000の平均分子量を有する、2〜約6個の炭素原子を含む脂肪族モノオレフィンのポリマーおよびコポリマー、例えば、ポリエチレン(PE)、直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)、アイソタクチックポリプロピレン(I−PP)、シンジオタクチックポリプロピレン(s−PP)、ランダムコポリマーポリプロピレン(RCP)、結晶性エチレンプロピレンコポリマー(ICP)、ポリ(1−ブテン)、ポリ(4−メチルペンテン)、ポリ(1−ヘキセン)、ポリ(1−オクテン)およびポリ(ビニルシクロヘキセン)である。本発明で用いるポリオレフィンは、基本的に、直鎖の通常のポリマーと記載され得るが、例えば、常套の低密度ポリエチレンに見られるような側鎖を場合により含んでいてよい。ポリオレフィンが好ましいが、本発明の核剤は、ポリオレフィンに限らず、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)およびポリエチレンナフタレート(PEN)、さらにナイロン6、ナイロン66などのポリアミドのようなポリマーにも有益な核形成特性を与えることができる。一般に、同程度の結晶含有量を有するいずれの熱可塑性ポリマー組成物も、本発明の核剤により改良することができる。
【0017】
本発明の組成物は、本発明のHHPA塩(または塩の組み合わせ若しくはそのような塩を含む組成物)を熱可塑性ポリマーまたはコポリマーに添加し、得られた組成物を適当な手段により単に混合するだけで得ることができる。次いで、組成物を、射出成形、射出吹込成形、射出延伸吹込成形、射出回転成形、押出し、押出し吹込成形、シート押出し、フィルム押出し、キャストフィルム押出し、発泡押出し、(例えば、フィルム、ブローフィルム、二軸配向フィルムへの)熱成形、薄肉射出成形などを含む異なる方法により加工・成形して、成形物品を得る。
【0018】
核剤含有熱可塑性ポリマーは、限定されるものではないが、例えば医療機器(例えば、滅菌用途のための予備充填注射器、静脈点滴用容器および血液採取器具);食品包装材;液体容器(例えば、飲料、医薬、シャンプーなどの容器);衣装ケース;マイクロウエーブ照射物品;棚;収納戸棚ドア;機械部品;自動車部品;シート;パイプおよびチューブ;回転成形物品;吹込成形製品;繊維(紡糸または不織);圧縮成形製品;基本的に核形成の効果が有利である熱可塑性ポリマー物品として使用されることが意図される。
【実施例】
【0019】
本発明の範囲の特に好ましいHHPAの塩およびそれらの組成物の例を以下に示す。
<本発明のHHPA塩の製造>
実施例1
シスHHPAカルシウム:
機械式パドル撹拌機および温度計を備えた8L円筒形容器に、水(4L)および水酸化カルシウム(481g、6.49モル)を、室温で撹拌しながら加えた。このスラリーに、無水シス−ヘキサヒドロフタル酸(1kg、6.49モル)を加え、スラリーを50℃に加熱した。加熱しながら5時間撹拌した後、混合物は非常に濃厚になった。その時点で、水相のpHは約7であった。白色生成物を吸引濾過により集め、十分な量の水で洗浄し、真空オーブン中140℃で一夜乾燥した。乾燥質量は1270g(収率93%)であり、約400℃より高い融点を有していた。IRおよびNMRスペクトルは意図した生成物と一致した。
【0020】
実施例2
シス−HHPAストロンチウム:
機械式撹拌機および還流冷却器を備えた500ml丸底フラスコに、無水シス−ヘキサヒドロフタル酸(15.4g、100ミリモル)、水(200mL)および水酸化ナトリウム(16g、400ミリモル)を加え、混合物を50℃に加熱した。加熱しながら2時間撹拌した後、塩化ストロンチウム・六水和物(26.7g、168ミリモル)を加えると、直ちに白色綿状沈殿物が発生した。白色生成物を吸引濾過により集め、十分な量の水で洗浄し、真空オーブン中110℃で一夜乾燥した。乾燥質量は25g(収率97%)であり、約400℃を超える融点を有していた。IRおよびNMRスペクトルは意図した生成物と一致した。
【0021】
実施例3
シス−HHPAジリチウム:
還流冷却器、機械式撹拌機および温度計を備えた1L三ツ首丸底フラスコに、水(300mL)、水酸化リチウム・一水和物(17.7g、421ミリモル)および無水シス−ヘキサヒドロフタル酸(30.8g、200ミリモル)を加えた。3時間加熱還流した後、反応混合物を冷却し、次いで、アセトン(500mL)に注いだ。沈殿は生成せず、溶媒を回転蒸発により除去すると白色粉末が得られた。粉末をフィルタ上で冷水50mLにより洗浄し、固体を真空オーブン中85℃で一夜乾燥した。乾燥質量は37g(収率100%)であり、約350℃より高い融点を有していた。IRおよびNMRスペクトルは意図した生成物と一致した。
【0022】
実施例4
シス−HHPA一塩基性アルミニウム:
機械式撹拌機を備えた500ml丸底フラスコに、シス−HHPAジナトリウム(10g、46.2ミリモル)および水(100mL)を加えた。均質になったとき、硫酸アルミニウム(15.4g、23ミリモル)の水(100mL)溶液を加えると、直ちに白色綿状沈殿物が生成した。50℃で30分撹拌した後、pHを9に調節し、白色固体を吸引濾過により集め、水(200mL)で洗浄し、真空オーブン中100℃で一夜乾燥した。乾燥質量は8.7g(収率88%)であり、約400℃を超える融点を有していた。IRおよびNMRスペクトルは意図した生成物と一致した。
【0023】
実施例5(比較)
シス−HHPAマグネシウム:
磁気撹拌バーを備えた500mlエルレンマイヤーフラスコに、水(200mL)およびシス−HHPAジナトリウム(20g、92.4ミリモル)を撹拌しながら加えた。均質になったとき、硫酸マグネシウム(11.1g、92。4ミリモル)の水(100mL)溶液をゆっくり加えた。3時間撹拌した後、溶媒を回転蒸発により除去すると白色固体が得られた。粉末をメタノール(300mL)中で超音波処理して副生物である硫酸ナトリウムを除き、濾過し、真空オーブン中110℃で一夜乾燥した。乾燥質量は17g(収率95%)であり、融点は400℃より高かった。IRおよびNMRスペクトルは意図した生成物と一致した。
【0024】
実施例6(比較)
シス−HHPAバリウム:
機械式撹拌機を備えた500ml丸底フラスコに、無水シス−ヘキサヒドロフタル酸(15.4g、100ミリモル)、水(200mL)および水酸化ナトリウム(16g、400ミリモル)を加えた。均質になったとき、塩化バリウム(20.8g、100ミリモル)の水(50mL)溶液を加えると、直ちに白色綿状沈殿物が生成した。30分撹拌した後、白色固体を吸引濾過により集め、水(100mL)で洗浄し、真空オーブン中115℃で一夜乾燥した。乾燥質量は30.7g(収率99%)であり、融点は400℃より高かった。IRおよびNMRスペクトルは意図した生成物と一致した。
【0025】
実施例7(比較)
シス−HHPAジ銀:
機械式撹拌機を備えた500ml丸底フラスコに、シス−HHPAジナトリウム(20g、92.4ミリモル)および水(100mL)を加えた。均質になったとき、硝酸銀(31.39g、184.8ミリモル)の水(100mL)溶液を加えると、直ちに白色綿状沈殿物が生成した。30分撹拌した後、白色固体を吸引濾過により集め、水(200mL)で洗浄し、真空オーブン中110℃で一夜乾燥した。乾燥質量は27.8g(収率78%)であり、融点は400℃より高かった。IRおよびNMRスペクトルは意図した生成物と一致した。
【0026】
実施例8(比較)
シス−HHPAジカリウム:
撹拌バーおよび還流冷却器を備えた500ml丸底フラスコに、無水シス−ヘキサヒドロフタル酸(44g、285.4ミリモル)、水(200mL)および水酸化カリウム(32g、570.8ミリモル)を加えた。均質になったとき、溶液を2時間加熱還流した。溶液を冷却し、溶媒を回転蒸発により除去した。白色固体をアセトン(250mL)で洗浄し、濾過し、真空オーブン中100℃で一夜乾燥した。乾燥質量は59.8g(収率84%)であり、融点は400℃より高かった。IRおよびNMRスペクトルは意図した生成物と一致した。サンプルは非常に吸湿性であったので、プラスチック中での試験は行えなかった(吸湿性結果については表3参照)。
【0027】
<本発明のHHPA塩を含む核形成ポリオレフィンの製造>
ポリプロピレンプラックを成形する前に、対象ポリプロピレンペレットの1kgバッチを下記表に従って製造した
Figure 2004525227
【0028】
基礎樹脂(ポリプロピレンホモポリマー、以下「HP」)および全添加剤を秤量し、次いで、Welex ミキサーにより1600rpmで1分間ブレンドした。次に全サンプルを、4つの加熱ゾーンを通して約204℃〜232℃の傾斜温度でKillion 一軸押出機により溶融配合した。押出機ダイの出口での溶融物温度は、約246℃であった。スクリューは、2.54cmの直径および24:1の長さ/直径比を有していた。溶融後、溶融ポリマーを60メッシュ(250ミクロン)スクリーンにより濾過した。次いで、対象ポリプロピレンのプラックは、押出機からArburg25トン射出成型機に送って作成した。成型機は、いずれの個所も190℃から260℃の間、好ましくは190℃から240℃の範囲、最も好ましくは約200℃から230℃の範囲の温度に設定した(以下の表では標準温度は220℃であった)。プラックは、約51mm×76mm×1.27mmの寸法を有し、金型が鏡面仕上げであったので、得られたプラックも鏡面仕上げを示した。金型冷却循環水は約25℃の温度に制御した。同じ基本手順により、耐衝撃性コポリマーポリプロピレン(ICP、表2)のプラックを製造した。
【0029】
曲げ弾性率試験(1%割線モジュラスとして報告)は、上記のプラックについて、MTS Sintech 1/S: 40" 装置を用い、ASTM D790に従って、49mmのスパン、1.28mm/分の固定撓み速度、1.27mmの呼称サンプル厚さ、および50mmの呼称幅で行った。
【0030】
核形成能は、対象プラックを溶融し、約20℃/分の速度でプラックを冷却し、ポリマーの結晶の再形成が生じる温度(Tc)を記録することにより、ポリマー再結晶化温度として測定した(この温度は、核形成添加剤の存在により提供されるポリマー結晶形成の速さを示す)。結晶化半値時間(half-time)(T1/2)も、核剤がどの程度成型サイクル時間を短縮したかを決定することができる有用なパラメータである。この試験では、対象プラック(ICP)を220℃で溶融し、200℃/分の呼称速度で140℃に冷却し、その時点で、半高さでの結晶化温度を測定した。上記測定のいくつかまたは全てについて比較するために、核形成添加剤を含まない対照プラック、並びにNA−11およびNA−21(旭電化製)並びに安息香酸ナトリウムを含むプラックも製造した。
【0031】
下記表1および2は、数種の本発明HHPA塩の性能データを、ピーク結晶化温度(Tc)、ヘイズ(%)および曲げ弾性率(下記の全ての温度は、±0.5℃の統計誤差を有し、全てのヘイズ測定値は、±0.25ヘイズ単位の統計誤差を有している)、並びに結晶化半値時間(T1/2)として示している。添加した酸掃去剤は次の通りである:ステアリン酸カルシウム(CS)、ジヒドロタルサイト(DHT4-Aとして知られる協和化学製市販品)およびステアリン酸リチウム(LS)。これら化合物は、被検プラックを製造するために、約400〜800ppmの量で対象ポリプロピレン組成物に添加し、一方、本発明HHPA塩は、(別途記載しない限り)0.25質量%の濃度で添加した。アステリスク(*)は、測定を行わなかったことを示す。
【0032】
【表1】
Figure 2004525227
【0033】
このように、本発明のHHPA塩は、比較例に比べて、特に非常に望ましい酸掃去剤を添加した場合に、一貫してより高いピーク結晶化温度、並びにより低いヘイズおよび一貫して高い曲げ弾性率を示した。
【0034】
【表2】
Figure 2004525227
このように、本発明のHHPAカルシウムは、従来技術の核剤と比較して、許容できるピーク結晶化温度および結晶化半値時間を示した。
【0035】
<吸湿性試験>
この試験は、湿分吸収に適した表面積を与えるように粉砕した生成物について行った。各実施例の生成物を時計皿に広げ、真空オーブンで乾燥した直後に、秤量した。次いで、サンプルを制御した湿度(65%)の雰囲気中に置き、質量を7日間毎日測定した。質量増加割合(%)を、7日での湿分吸収パーセントと規定した。表3に結果を示す。
【0036】
【表3】
Figure 2004525227
【0037】
上記のデータから、実施例1の本発明の化合物は、従来技術の核剤およびより高い分子量のI族金属塩(ジナトリウム)に比べ、大きく低減された吸湿性を示すことが明らかである。
【0038】
<実施例1の化合物(5000ppm)を用いた核形成PETの製造>
C. W. Brabender トルクレオメータを用い、5000rpmで、Shell Cleartuff(登録商標)8006 PETボトル級樹脂(0.80のIVを有する)に、添加剤を配合した。全ての樹脂は、20ppm未満の湿分まで乾燥した。サンプルを採り、プレスし、急速に冷却して、20〜40milのフィルムを得た。分析の前に、全サンプルを減圧下、150℃で6時間乾燥した。5mgのサンプルを、窒素雰囲気中、Perkin Elmer System 7 示差走査熱量計を用いて20℃/分の加熱および冷却速度で、分析した。サンプルを冷却前に290℃で2分間保持した後、Tデータを収集した。データを下記表4に示す。
【0039】
【表4】
Figure 2004525227
このように、実施例1の本発明化合物は、核剤化合物を含まない対照品に比べ、ポリエステルに改良された核形成特性を与える。
【0040】
上記に本発明を詳細に説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく変更または改変ができることは当業者には自明である。従って、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ決定されなければならない。

Claims (25)

  1. 式(I):
    Figure 2004525227
    [式中、MおよびMは、同一または異なって、カルシウム、ストロンチウム、リチウムおよび一塩基性アルミニウムから選択される少なくとも1種の金属カチオンであり、R、R、R、R、R、R、R、R、RおよびR10は、同一または異なって、水素、C−Cアルキル(ここで、いずれか2つのビシナル(隣接炭素に結合)またはジェミナル(同一炭素に結合)アルキル基は、一緒になって6個までの炭素原子を有する炭化水素環を形成してもよい)、ヒドロキシ、C−Cアルコキシ、C−Cアルキレンオキシ、アミンおよびC−Cアルキルアミン、ハロゲン(フッ素、塩素、臭素および沃素)並びにフェニルからなる群からそれぞれ選択される。]
    で示される化合物の金属塩。
  2. 、R、R、R、R、R、R、R、RおよびR10のそれぞれは水素であり、MおよびMは共同して単一のカルシウムイオンである請求項1に記載の化合物。
  3. 、R、R、R、R、R、R、R、RおよびR10のそれぞれは水素であり、MおよびMは共同して単一のストロンチウムイオンである請求項1に記載の化合物。
  4. 、R、R、R、R、R、R、R、RおよびR10のそれぞれは水素であり、MおよびMはいずれもリチウムイオンである請求項1に記載の化合物。
  5. 、R、R、R、R、R、R、R、RおよびR10のそれぞれは水素であり、MおよびMは共同して単一の一塩基性アルミニウムイオンである請求項1に記載の化合物。
  6. 請求項1に記載の化合物の少なくとも1つを含んでなる熱可塑性ポリマー物品。
  7. 請求項2に記載の化合物の少なくとも1つを含んでなる熱可塑性ポリマー物品。
  8. 請求項3に記載の化合物の少なくとも1つを含んでなる熱可塑性ポリマー物品。
  9. 請求項4に記載の化合物の少なくとも1つを含んでなる熱可塑性ポリマー物品。
  10. 請求項5に記載の化合物の少なくとも1つを含んでなる熱可塑性ポリマー物品。
  11. 該ポリマーはポリプロピレンを含んでなる請求項6に記載の熱可塑性ポリマー物品。
  12. 該ポリマーはポリプロピレンを含んでなる請求項7に記載の熱可塑性ポリマー物品。
  13. 該ポリマーはポリプロピレンを含んでなる請求項8に記載の熱可塑性ポリマー物品。
  14. 該ポリマーはポリプロピレンを含んでなる請求項9に記載の熱可塑性ポリマー物品。
  15. 該ポリマーはポリプロピレンを含んでなる請求項10に記載の熱可塑性ポリマー物品。
  16. 該ポリマーはポリエステルを含んでなる請求項6に記載の熱可塑性ポリマー物品。
  17. 該ポリマーはポリエステルを含んでなる請求項7に記載の熱可塑性ポリマー物品。
  18. 該ポリマーはポリエステルを含んでなる請求項8に記載の熱可塑性ポリマー物品。
  19. 該ポリマーはポリエステルを含んでなる請求項9に記載の熱可塑性ポリマー物品。
  20. 該ポリマーはポリエステルを含んでなる請求項10に記載の熱可塑性ポリマー物品。
  21. 請求項1に記載の化合物の少なくとも1つを含んでなるポリマー添加剤組成物であって、該添加剤組成物は、粉末、ペレットまたは液体からなる群から選択される形状で存在し、該組成物は、少なくとも1種の熱可塑性ポリマー、および所望により、可塑剤、酸掃去剤、酸化防止剤、抗菌剤、難燃剤、光安定剤、帯電防止剤、発泡剤、着色顔料およびこれらの組み合わせを含んでなる組成物。
  22. 請求項2に記載の化合物の少なくとも1つを含んでなるポリマー添加剤組成物であって、該添加剤組成物は、粉末、ペレットまたは液体からなる群から選択される形状で存在し、該組成物は、少なくとも1種の熱可塑性ポリマー、および所望により、可塑剤、酸掃去剤、酸化防止剤、抗菌剤、難燃剤、光安定剤、帯電防止剤、発泡剤、着色顔料およびこれらの組み合わせを含んでなる組成物。
  23. 請求項3に記載の化合物の少なくとも1つを含んでなるポリマー添加剤組成物であって、該添加剤組成物は、粉末、ペレットまたは液体からなる群から選択される形状で存在し、該組成物は、少なくとも1種の熱可塑性ポリマー、および所望により、可塑剤、酸掃去剤、酸化防止剤、抗菌剤、難燃剤、光安定剤、帯電防止剤、発泡剤、着色顔料およびこれらの組み合わせを含んでなる組成物。
  24. 請求項4に記載の化合物の少なくとも1つを含んでなるポリマー添加剤組成物であって、該添加剤組成物は、粉末、ペレットまたは液体からなる群から選択される形状で存在し、該組成物は、少なくとも1種の熱可塑性ポリマー、および所望により、可塑剤、酸掃去剤、酸化防止剤、抗菌剤、難燃剤、光安定剤、帯電防止剤、発泡剤、着色顔料およびこれらの組み合わせを含んでなる組成物。
  25. 請求項5に記載の化合物の少なくとも1つを含んでなるポリマー添加剤組成物であって、該添加剤組成物は、粉末、ペレットまたは液体からなる群から選択される形状で存在し、該組成物は、少なくとも1種の熱可塑性ポリマー、および所望により、可塑剤、酸掃去剤、酸化防止剤、抗菌剤、難燃剤、光安定剤、帯電防止剤、発泡剤、着色顔料およびこれらの組み合わせを含んでなる組成物。
JP2002577173A 2001-03-29 2002-03-13 結晶性熱可塑性ポリマー用核形成添加剤としてのヘキサヒドロフタル酸金属塩 Expired - Lifetime JP4046610B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/820,569 US6599971B2 (en) 2001-03-29 2001-03-29 Metals salts of hexahydrophthalic acid as nucleating additives for crystalline thermoplastics
PCT/US2002/007820 WO2002078924A2 (en) 2001-03-29 2002-03-13 Metal salts of hexahydrophthalic acid as nucleating additives for crystalline thermoplastics

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004525227A true JP2004525227A (ja) 2004-08-19
JP2004525227A5 JP2004525227A5 (ja) 2005-11-17
JP4046610B2 JP4046610B2 (ja) 2008-02-13

Family

ID=25231170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002577173A Expired - Lifetime JP4046610B2 (ja) 2001-03-29 2002-03-13 結晶性熱可塑性ポリマー用核形成添加剤としてのヘキサヒドロフタル酸金属塩

Country Status (11)

Country Link
US (4) US6599971B2 (ja)
EP (1) EP1379368B1 (ja)
JP (1) JP4046610B2 (ja)
KR (1) KR100586115B1 (ja)
CN (1) CN1292018C (ja)
AT (1) ATE349308T1 (ja)
AU (1) AU2002257045A1 (ja)
BR (1) BRPI0208426B1 (ja)
DE (1) DE60217087T2 (ja)
RU (1) RU2296115C2 (ja)
WO (1) WO2002078924A2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510333A (ja) * 2006-11-17 2010-04-02 ノバ ケミカルズ(インターナショナル)ソシエテ アノニム 食品包装用バリアフィルム
JP2011042780A (ja) * 2009-07-21 2011-03-03 Japan Polypropylene Corp ポリプロピレン系樹脂組成物を空冷インフレーション法に用いる方法およびそれより得られるフィルム
JP2011074379A (ja) * 2009-09-07 2011-04-14 Sumitomo Chemical Co Ltd 耐衝撃性ポリプロピレン樹脂組成物
JP2011225663A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Sumitomo Chemical Co Ltd ポリプロピレン樹脂組成物及び成形体
JP2012152933A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Japan Polypropylene Corp プロピレン系樹脂射出成形品
JP2016501961A (ja) * 2012-12-21 2016-01-21 ミリケン・アンド・カンパニーMilliken & Company 添加剤組成物およびそれを使用するための方法
JP2017537195A (ja) * 2014-11-25 2017-12-14 ミリケン・アンド・カンパニーMilliken & Company ポリプロピレンを押出す方法
WO2020054492A1 (ja) 2018-09-11 2020-03-19 新日本理化株式会社 ポリオレフィン系樹脂中での分散性に優れた脂環式ジカルボン酸の金属塩、該脂環式ジカルボン酸の金属塩の製造方法、該脂環式ジカルボン酸の金属塩を含むポリオレフィン系樹脂用の結晶核剤、該結晶核剤を含んでなる結晶核剤組成物、ポリオレフィン系樹脂組成物、並びに、ポリオレフィン系樹脂成形体
WO2021177386A1 (ja) * 2020-03-06 2021-09-10 新日本理化株式会社 ポリオレフィン系樹脂用の結晶核剤組成物、及び該結晶核剤組成物を含むポリオレフィン系樹脂組成物
JPWO2021193484A1 (ja) * 2020-03-24 2021-09-30
JP2021535241A (ja) * 2018-09-26 2021-12-16 ミリケン・アンド・カンパニーMilliken & Company 添加剤組成物およびこれを使用してポリマー組成物を製造するための方法
JP2022509992A (ja) * 2018-12-21 2022-01-25 ミリケン・アンド・カンパニー 添加剤組成物およびそれを含む熱可塑性ポリマー組成物

Families Citing this family (112)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002036677A1 (fr) * 2000-11-02 2002-05-10 Asahi Denka Kogyo K. K. Additif de composite granulaire pour polyolefine, procede de production associe et composition polyolefinique contenant cet additif
US6599971B2 (en) * 2001-03-29 2003-07-29 Milliken & Company Metals salts of hexahydrophthalic acid as nucleating additives for crystalline thermoplastics
US20050197435A1 (en) * 2002-06-14 2005-09-08 Dotson Darin L. Polymer additive compositions for bimolecular nucleation in thermoplastics
US7129323B2 (en) * 2002-06-14 2006-10-31 Milliken & Company Bimolecular nucleation methods for thermoplastics
US7700707B2 (en) 2002-10-15 2010-04-20 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polyolefin adhesive compositions and articles made therefrom
KR101113341B1 (ko) 2002-10-15 2012-09-27 엑손모빌 케미칼 패턴츠 인코포레이티드 올레핀 중합용 다중 촉매 시스템 및 이로부터 제조된중합체
WO2005019325A1 (en) * 2003-08-12 2005-03-03 Milliken & Company Low density polyethylene articles exhibiting significantly decreased warpage at reduced cooling times
US20050038155A1 (en) * 2003-08-12 2005-02-17 Stephane Berghmans Thermoplastics exhibiting excellent long-term hydrostatic strength for high-pressure applications
WO2005017018A1 (en) * 2003-08-12 2005-02-24 Milliken & Company Thermoplastics and polypropylenes exhibiting excellent long-term hydrostatic strength for high-pressure applications
US20050038156A1 (en) * 2003-08-12 2005-02-17 Stephane Berghmans Polypropylenes exhibiting excellent long-term hydrostatic strength for high-pressure applications
US20050038157A1 (en) * 2003-08-12 2005-02-17 Christopher Kochanowicz Low density polyethylene articles exhibiting significantly decreased warpage at reduced cooling times
US20050038151A1 (en) * 2003-08-12 2005-02-17 Christopher Kochanowicz Low density polyethylene articles exhibiting significantly decreased warpage at reduced cooling times
US7217767B2 (en) * 2004-07-06 2007-05-15 Fina Technology, Inc. Blends of polypropylene impact copolymer with other polymers
CA2592026C (en) * 2004-12-22 2010-11-30 Advantage Polymers, Llc Thermoplastic compositions and method of use thereof for molded articles
SG123780A1 (en) * 2005-01-07 2006-07-26 Sumitomo Chemical Co Polypropylene resin composition and formed article
US20070036960A1 (en) * 2005-08-09 2007-02-15 Lambert William S Film and methods of making film
US20070037909A1 (en) * 2005-08-10 2007-02-15 Chevron U.S.A. Inc. Diamondoid-based nucleating agents for thermoplastics
US7786203B2 (en) * 2005-09-16 2010-08-31 Milliken & Company Polymer compositions comprising nucleating or clarifying agents and articles made using such compositions
US20070080485A1 (en) * 2005-10-07 2007-04-12 Kerscher Christopher S Film and methods of making film
US7662978B2 (en) * 2006-04-24 2010-02-16 Milliken & Company Dibenzylidene sorbitol (DBS)-based compounds, compositions and methods for using such compounds
US7491762B2 (en) * 2006-07-03 2009-02-17 Milliken & Company Compositions comprising metal salts of hexahydrophthalic acid and methods of employing such compositions in polyolefin resins
US20080132293A1 (en) * 2006-09-06 2008-06-05 Newton Peripherals, Llc Wireless Headset
US20080139718A1 (en) * 2006-12-11 2008-06-12 Wouter Reyntjens Polymer additive compositions and methods
US20080171834A1 (en) * 2006-12-19 2008-07-17 Kien-Mun Tang Thermoplastic and nucleating agent compositions and methods
EP1939167A1 (en) * 2006-12-19 2008-07-02 Borealis Technology OY Beta-nucleating agent for polyproplyene and process for its preparation
US8436085B2 (en) * 2007-03-14 2013-05-07 Equistar Chemicals, Lp Barrier properties of substantially linear HDPE film with nucleating agents
BRPI0713185B1 (pt) 2007-05-02 2018-08-28 Dow Global Technologies Inc composição de polietileno de alta densidade, método para produzir uma composição de polietileno de alta densidade, tampa de garrafa, método para produzir uma tampa de garrafa e composição de polietileno de alta densidade
CA2594472A1 (en) * 2007-07-23 2009-01-23 Nova Chemicals Corporation Multilayer barrier film
US9187627B2 (en) * 2008-10-23 2015-11-17 Equistar Chemicals, Lp Polyethylene having faster crystallization rate and improved environmental stress cracking resistance
EP2424929B1 (en) 2009-04-30 2013-04-17 Milliken & Company Nucleating agent and thermoplastic compositions comprising the same
CA2688092C (en) * 2009-12-10 2016-07-12 Nova Chemicals Corporation Multilayer film structure
US8785529B2 (en) 2010-01-15 2014-07-22 Reliance Industries Limited Nucleating agents for polyolefins based on metal salts
US9371442B2 (en) 2011-09-19 2016-06-21 Nova Chemicals (International) S.A. Polyethylene compositions and closures made from them
US8580893B2 (en) 2011-12-22 2013-11-12 Fina Technology, Inc. Methods for improving multimodal polyethylene and films produced therefrom
CN102558683B (zh) * 2011-12-31 2014-01-22 广州呈和科技有限公司 一种聚丙烯β晶型成核剂组合物及其应用
US9783663B2 (en) 2012-12-14 2017-10-10 Nova Chemicals (International) S.A. Polyethylene compositions having high dimensional stability and excellent processability for caps and closures
CN102976930A (zh) * 2012-12-18 2013-03-20 李志强 新型热塑定型塑料成核剂
EP2938667B1 (en) 2012-12-27 2017-06-21 Council of Scientific & Industrial Research Carboxylate-alumoxanes nucleating agents and a process for the preparation thereof
US11136446B2 (en) 2013-06-20 2021-10-05 Saudi Basic Industries Corporation Nucleating composition and thermoplastic polymer composition comprising such nucleating composition
CN104974377A (zh) * 2014-04-14 2015-10-14 中国石油化工股份有限公司 一种含有环状羧酸金属盐的成核剂组合物
WO2015179426A1 (en) * 2014-05-19 2015-11-26 MegaMatter Inc. Large molecule and polymer flame retardants
CA2870027C (en) * 2014-11-07 2022-04-26 Matthew Zaki Botros Blow molding composition and process
US9994692B2 (en) 2014-11-25 2018-06-12 Milliken & Company Process for extruding polypropylene
KR102678122B1 (ko) 2014-12-16 2024-06-24 노바 케미컬즈 (인터내셔널) 소시에테 아노님 종방향 연신된 다층 필름
CA2874895C (en) 2014-12-16 2022-02-15 Nova Chemicals Corporation High modulus single-site lldpe
CA2919466C (en) 2015-02-10 2023-06-27 Nova Chemicals Corporation Stand up pouch
WO2016135590A1 (en) 2015-02-24 2016-09-01 Nova Chemicals (International) S.A. Bottle cap
EP3109274B1 (en) 2015-06-23 2018-06-13 Omya International AG Surface treated filler material product for alpha-nucleation of polyolefins
US9758653B2 (en) 2015-08-19 2017-09-12 Nova Chemicals (International) S.A. Polyethylene compositions, process and closures
CN106478985A (zh) * 2015-08-31 2017-03-08 中国石油化工股份有限公司 一种成核剂组合物及其应用
CN108026340A (zh) 2015-09-09 2018-05-11 Sabic环球技术有限责任公司 聚烯烃组合物
CN106810714A (zh) * 2015-11-27 2017-06-09 中国石油化工股份有限公司 一种成核剂组合物及其应用
CN106810715A (zh) * 2015-11-27 2017-06-09 中国石油化工股份有限公司 一种成核剂组合物及其应用
CA2914315C (en) 2015-12-09 2023-04-25 Nova Chemicals Corp. Hot fill process with closures made from high density unimodal polyethylene
CA2914353C (en) 2015-12-10 2023-01-24 Nova Chemicals Corp. Hot fill process with closures made from high density polyethylene compositions
CA2914354C (en) 2015-12-10 2022-11-08 Nova Chemicals Corp. Hot fill process with closures made frm bimodal polyethylene compositions
BR112018012186B1 (pt) * 2015-12-21 2022-07-12 Dow Global Technologies Llc Formulação de polietileno, artigo, artigo moldado por sopro e método para fabricar uma garrafa farmacêutica
WO2017112510A1 (en) 2015-12-21 2017-06-29 Dow Global Technologies Llc Polyethylene formulations with improved barrier and environmental stress crack resistance
CA2931488A1 (en) 2016-05-30 2017-11-30 Nova Chemicals Corporation Closure having excellent organoleptic performance
US9783664B1 (en) 2016-06-01 2017-10-10 Nova Chemicals (International) S.A. Hinged component comprising polyethylene composition
CA2933778C (en) 2016-06-22 2023-05-02 Nova Chemicals Corporation Hinged component made from high density unimodal polyethylene
ES2925774T3 (es) * 2016-07-18 2022-10-19 Equistar Chem Lp Resinas de poliolefina de baja densidad con estabilidad dimensional elevada
US20190224952A1 (en) 2016-09-01 2019-07-25 Nova Chemicals (International) S.A. Recyclable package made from co-extruded film structure
EP3293212B1 (en) * 2016-09-12 2023-02-22 Thai Polyethylene Co., Ltd. Polymer composition for container closures
CA2942493C (en) 2016-09-20 2023-08-01 Nova Chemicals Corporation Nucleated polyethylene blends and their use in molded articles
CN107501079B (zh) * 2017-08-29 2018-09-04 孙志强 一种透明成核剂及其制备方法和用途
CN107722415A (zh) * 2017-11-09 2018-02-23 山西省化工研究所(有限公司) 一种聚烯烃成核剂组合物的制备及其应用
CN107619539B (zh) * 2017-11-09 2019-12-10 山西省化工研究所(有限公司) 一种聚烯烃成核剂组合物的制备及其应用
CN107828083B (zh) * 2017-11-09 2019-06-18 山西省化工研究所(有限公司) 一种聚烯烃成核剂组合物的制备及其应用
CN107619540B (zh) * 2017-11-09 2019-12-10 山西省化工研究所(有限公司) 一种聚烯烃成核剂组合物的制备及其应用
CA3022700A1 (en) 2017-11-27 2019-05-27 Nova Chemicals Corporation Bottle closure assembly comprising a polyethylene composition having good dimensional stability
CA3022996A1 (en) 2017-12-04 2019-06-04 Nova Chemicals Corporation Bottle closure assembly comprising a polyethylene composition
CA3024454A1 (en) 2017-12-19 2019-06-19 Nova Chemicals Corporation Bottle closure assembly comprising a polyethylene copolymer with good organoleptic properties
CA3023423A1 (en) 2017-12-19 2019-06-19 Nova Chemicals Corporation Bottle closure assembly comprising a polyethylene homopolymer composition
CA3024024A1 (en) 2017-12-19 2019-06-19 Nova Chemicals Corporation Bottle closure assembly comprising a high density polyethylene
KR102595570B1 (ko) * 2018-07-02 2023-10-27 밀리켄 앤드 캄파니 시스-사이클로헥산-1,2-다이카복시산의 고 순도 염의 제조 방법
US20210253836A1 (en) * 2018-07-13 2021-08-19 Borealis Ag Heterophasic polypropylene composition with improved balance of properties
EP3827046B1 (en) * 2018-07-24 2022-11-16 Milliken & Company Additive composition and method for producing a polymer composition using the same
CA3053597A1 (en) 2018-09-10 2020-03-10 Nova Chemicals Corporation Recycable package with fitment
CA3026095A1 (en) 2018-12-03 2020-06-03 Nova Chemicals Corporation Polyethylene homopolymer compositions having good barrier properties
CA3026098A1 (en) 2018-12-03 2020-06-03 Nova Chemicals Corporation Narrow polyethylene homopolymer compositions having good barrier properties
CA3028148A1 (en) 2018-12-20 2020-06-20 Nova Chemicals Corporation Polyethylene copolymer compositions and articles with barrier properties
CA3028157A1 (en) 2018-12-20 2020-06-20 Nova Chemicals Corporation Polyethylene copolymer compositions and their barrier properties
CN113226525A (zh) * 2018-12-27 2021-08-06 3M创新有限公司 非对称中空纤维膜及其制备和使用方法
CN113226526B (zh) * 2018-12-27 2024-05-14 舒万诺知识产权公司 具有成核剂的中空纤维膜及其制备和使用方法
CA3032082A1 (en) 2019-01-31 2020-07-31 Nova Chemicals Corporation Polyethylene compositions and articles with good barrier properties
JP7463390B2 (ja) * 2019-02-27 2024-04-08 ミリケン・アンド・カンパニー 異相ポリマー組成物を作製するための方法
AR119631A1 (es) 2019-08-26 2021-12-29 Dow Global Technologies Llc Composición a base de polietileno bimodal
US20230347629A1 (en) 2019-09-20 2023-11-02 Nova Chemicals (International) S.A. Stand up pouch with recycled polyethylene
US20210198174A1 (en) * 2019-12-30 2021-07-01 Milliken & Company Process for making high purity salts
EP4090527A1 (en) 2020-01-17 2022-11-23 Nova Chemicals (International) S.A. Polyethylene copolymer compositions and articles with barrier properties
US11988319B2 (en) 2020-01-27 2024-05-21 Sabic Global Technologies B.V. Propylene-based terpolymer composition for pipes
BR112022018557A2 (pt) 2020-03-19 2022-11-01 Nova Chem Int Sa Estrutura de filme multicamadas
WO2021205333A1 (en) 2020-04-07 2021-10-14 Nova Chemicals (International) S.A. High density polyethylene for rigid articles
KR20230002627A (ko) 2020-05-12 2023-01-05 노바 케미컬즈 (인터내셔널) 소시에테 아노님 특성이 균형잡힌 폴리에틸렌 호모폴리머 조성물
CA3191422A1 (en) * 2020-09-03 2022-03-10 Zhiru MA Polymer composition that is resistant to oxidative decomposition and articles made therefrom
KR20230150282A (ko) 2021-02-24 2023-10-30 노바 케미컬즈 (인터내셔널) 소시에테 아노님 바이모달 폴리에틸렌 조성물
CA3210719A1 (en) 2021-03-19 2022-09-22 Nova Chemicals Corporation High density polyethylene composition
BR112023017679A2 (pt) 2021-03-19 2023-09-26 Nova Chem Int Sa Composição de polietileno para orientação biaxial
CA3211078A1 (en) 2021-04-14 2022-10-20 Nova Chemicals Corporation Biaxially oriented film
MX2023011849A (es) 2021-04-19 2023-10-19 Nova Chem Int Sa Pelicula orientada biaxialmente.
US20240110024A1 (en) 2021-04-19 2024-04-04 Nova Chemicals (International) S.A. Biaxially oriented film
EP4370598A1 (en) 2021-07-14 2024-05-22 Nova Chemicals (International) S.A. Fluoropolymer free polymer processing aids
WO2023017327A1 (en) 2021-08-12 2023-02-16 Nova Chemicals (International) S.A. Block copolymer polymer processing aids
CN115785523B (zh) * 2021-09-13 2023-10-10 华东理工大学 一种用于调控聚丙烯力学性能的α/β复合成核剂的组成及应用
CN113754996A (zh) * 2021-09-20 2021-12-07 复旦大学 一种聚(ε-己内酯)的改性方法及改性聚(ε-己内酯)材料
US20240109987A1 (en) * 2021-10-25 2024-04-04 Lg Chem, Ltd. Polyethylene Resin Composition and Film Comprising the Same
WO2023193060A1 (en) * 2022-04-06 2023-10-12 Qenos Pty Ltd Process of preparing masterbatch compositions and their use
CN114956984A (zh) * 2022-05-07 2022-08-30 呈和科技股份有限公司 一种精准控制水合数的六氢邻苯二甲酸钙水合物的生产方法及产品与应用
WO2023238032A1 (en) 2022-06-10 2023-12-14 Nova Chemicals (International) S.A. Fluorine free polymer processing aids
WO2023241955A1 (en) 2022-06-15 2023-12-21 Nova Chemicals (International) S.A. Block copolymer polymer processing aids
WO2024079553A1 (en) 2022-10-11 2024-04-18 Nova Chemicals (International) S.A. Metal salt as a polymer processing aid

Family Cites Families (57)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL269334A (ja) * 1960-12-21
US3207737A (en) * 1961-12-18 1965-09-21 Shell Oil Co Polymer crystallization method
NL292019A (ja) * 1962-04-26
US3234233A (en) 1962-07-27 1966-02-08 Rexall Drug Chemical Substituted bicycloheptane-2, 3-dicarboximides
US3201363A (en) 1962-09-20 1965-08-17 Hercules Powder Co Ltd Extrusion aids for polyethylene
US3367926A (en) 1964-03-25 1968-02-06 Dow Chemical Co Modification of crystalline structure of crystallizable high polymers
US3320267A (en) 1964-10-21 1967-05-16 Mcneilab Inc 2, 3-dicarboxylic acid and derivatives of norbornanes and the corresponding norbornenes
US3408341A (en) 1964-10-21 1968-10-29 Eastman Kodak Co Crystallinity promoters
US3268499A (en) * 1965-09-10 1966-08-23 Shell Oil Co Polymer crystallization method
US3517086A (en) 1966-01-31 1970-06-23 Sumitomo Chemical Co Nucleated blend of polypropylene,polyethylene,and ethylene propylene copolymer
GB1204729A (en) 1967-12-28 1970-09-09 Shell Int Research Process for the improvement of synthetic diene polymers
GB1318520A (en) 1969-11-27 1973-05-31 Ici Ltd Chemical compositions
DE2002489A1 (de) 1970-01-21 1971-07-29 Huels Chemische Werke Ag Kristallisationsfaehige thermoplastische Massen
JPS531319B1 (ja) 1971-03-16 1978-01-18
US3829450A (en) 1972-11-01 1974-08-13 Universal Oil Prod Co Polyhalosubstituted polyhydropolycyclicdicarboxylic acid and anhydride
US3873643A (en) 1972-12-18 1975-03-25 Chemplex Co Graft copolymers of polyolefins and cyclic acid and acid anhydride monomers
US3882194A (en) 1973-01-26 1975-05-06 Chemplex Co Cografted copolymers of a polyolefin, an acid or acid anhydride and an ester monomer
US3941746A (en) 1973-12-28 1976-03-02 Ciba-Geigy Corporation Containing hindered phenolic norbornane-2,3-dicarboximides stabilized compositions
US3933779A (en) 1974-02-21 1976-01-20 Fine Organics Inc. Antistatic polymer blend
US3954913A (en) 1975-01-06 1976-05-04 The Standard Oil Company Stabilized nitrile polymers
JPS51133400A (en) 1975-05-15 1976-11-19 Japan Synthetic Rubber Co Ltd A process for manufacturing animpact resistant thermoplastic resin
CH615911A5 (ja) 1975-06-18 1980-02-29 Ciba Geigy Ag
JPS58445B2 (ja) 1975-10-17 1983-01-06 三井化学株式会社 熱可塑性エラストマ−の製造方法
JPS5340760A (en) 1976-09-28 1978-04-13 Teijin Ltd Preparation of unsaturated imide esters
JPS5718682A (en) 1980-07-08 1982-01-30 Mitsui Toatsu Chem Inc Preparation of bis p-ethylbenzylidene sorbitol
US4452942A (en) 1982-02-19 1984-06-05 Chemplex Company Adhesive blends containing anacid or anhydride grafted LLDPE
JPS58160343A (ja) 1982-03-17 1983-09-22 Nippon Ester Co Ltd ポリエステル組成物
DE3215911A1 (de) 1982-04-29 1983-11-03 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur behandlung von (co)polymerisaten zur entfernung von restmonomeren
JPS6013837A (ja) 1983-07-04 1985-01-24 Showa Denko Kk 耐衝撃性樹脂の処理物
US4476184A (en) 1983-08-09 1984-10-09 The Boeing Company Thermally stable polysulfone compositions for composite structures
JPS6117834A (ja) 1984-07-04 1986-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガステ−ブル
US4778837A (en) 1985-05-03 1988-10-18 American Cyanamid Company Low basicity hindered amine light stabilizers
US4704421A (en) 1985-08-06 1987-11-03 El Paso Products Company Nucleation of propylene polymers
US4739017A (en) 1986-06-06 1988-04-19 The Dow Chemical Company Retro Diels Alder assisted polymer grafting process
US4801637A (en) 1986-06-18 1989-01-31 Shell Oil Company Nucleation process for inducing crystallization in poly(alpha olefins)
ES2028101T3 (es) 1986-11-11 1992-07-01 Imperial Chemical Industries Plc Una composicion que comprende un acido carboxilico y una amina.
JPH01180514A (ja) 1988-01-13 1989-07-18 Hitachi Chem Co Ltd 眼鏡レンズ用樹脂組成物及び眼鏡レンズ
ATE124710T1 (de) 1988-03-29 1995-07-15 Cytec Tech Corp Zusammensetzung und verwendung.
JPH0826485B2 (ja) 1989-08-11 1996-03-13 帝人株式会社 香りを有する芯鞘型中実複合短繊維
US5135975A (en) 1989-09-20 1992-08-04 Milliken Research Corporation Bis(3,4-dialkylbenzylidene) sorbitol acetals and compositions containing same
FR2656620B1 (fr) 1990-01-04 1992-04-24 M & T Chemicals Inc Composition de resine synthetique polyolefinique contenant un agent nucleant.
JPH05139460A (ja) 1991-11-15 1993-06-08 Daito Nitto Kk 徐放性薬剤封入袋
US5322872A (en) * 1993-04-14 1994-06-21 The Lubrizol Corporation Stabilized compositions of mixed metal carboxylates
JP3401888B2 (ja) 1993-12-20 2003-04-28 新日本理化株式会社 ポリオレフィン系樹脂組成物
GB9411800D0 (en) 1994-06-13 1994-08-03 Sandoz Ltd Organic compounds
US5468793A (en) 1994-07-25 1995-11-21 Wico Corporation Plastic compositions with antistatic properties
US5929146A (en) 1996-12-27 1999-07-27 Minnesota Mining And Manufacturing Company Modifying agents for polyolefins
US5922793A (en) 1996-12-27 1999-07-13 Minnesota Mining And Manufacturing Company Modifying agents for polyolefins
US5981636A (en) * 1996-12-27 1999-11-09 3M Innovative Properties Company Modifying agents for polyolefins
EP0926195A1 (en) 1997-12-26 1999-06-30 Japan Polychem Corporation Polypropylene resin composition
US6559971B1 (en) * 1998-10-27 2003-05-06 Hewlett-Packard Development Co., L.P. Self-resizing demonstration page for a printing device
US6534574B1 (en) * 2001-03-24 2003-03-18 Milliken & Company Highly nucleated thermoplastic articles
US6465551B1 (en) * 2001-03-24 2002-10-15 Milliken & Company Bicyclo[2.2.1]heptane dicarboxylate salts as polyolefin nucleators
US6599971B2 (en) * 2001-03-29 2003-07-29 Milliken & Company Metals salts of hexahydrophthalic acid as nucleating additives for crystalline thermoplastics
US6562890B2 (en) * 2001-03-29 2003-05-13 Milliken & Company Disodium hexahydrophthalate salt compositions and nucleated polymers comprising such compositions
US6703434B2 (en) * 2002-04-12 2004-03-09 Milliken & Company Methods of producing highly nucleated syndiotactic polypropylene
US6642290B1 (en) * 2002-04-12 2003-11-04 Milliken & Company Highly nucleated syndiotactic polypropylene

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510333A (ja) * 2006-11-17 2010-04-02 ノバ ケミカルズ(インターナショナル)ソシエテ アノニム 食品包装用バリアフィルム
JP2011042780A (ja) * 2009-07-21 2011-03-03 Japan Polypropylene Corp ポリプロピレン系樹脂組成物を空冷インフレーション法に用いる方法およびそれより得られるフィルム
JP2011074379A (ja) * 2009-09-07 2011-04-14 Sumitomo Chemical Co Ltd 耐衝撃性ポリプロピレン樹脂組成物
DE102010036273A1 (de) 2009-09-07 2011-04-21 Sumitomo Chemical Co., Ltd. Polypropylenharzzusammensetzung und Verfahren zur Herstellung derselben
US8431634B2 (en) 2009-09-07 2013-04-30 Sumitomo Chemical Company, Limited Polypropylene resin composition and process for producing the same
JP2011225663A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Sumitomo Chemical Co Ltd ポリプロピレン樹脂組成物及び成形体
JP2012152933A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Japan Polypropylene Corp プロピレン系樹脂射出成形品
JP2016501961A (ja) * 2012-12-21 2016-01-21 ミリケン・アンド・カンパニーMilliken & Company 添加剤組成物およびそれを使用するための方法
JP2017149962A (ja) * 2012-12-21 2017-08-31 ミリケン・アンド・カンパニーMilliken & Company 添加剤組成物およびそれを使用するための方法
JP2017537195A (ja) * 2014-11-25 2017-12-14 ミリケン・アンド・カンパニーMilliken & Company ポリプロピレンを押出す方法
JP2022079516A (ja) * 2018-09-11 2022-05-26 新日本理化株式会社 ポリオレフィン系樹脂組成物及びポリオレフィン系樹脂成形体
JP2022036154A (ja) * 2018-09-11 2022-03-04 新日本理化株式会社 ポリオレフィン系樹脂中での分散性に優れた脂環式ジカルボン酸の金属塩、該脂環式ジカルボン酸の金属塩の製造方法
JPWO2020054492A1 (ja) * 2018-09-11 2021-08-30 新日本理化株式会社 ポリオレフィン系樹脂中での分散性に優れた脂環式ジカルボン酸の金属塩、該脂環式ジカルボン酸の金属塩の製造方法、該脂環式ジカルボン酸の金属塩を含むポリオレフィン系樹脂用の結晶核剤、該結晶核剤を含んでなる結晶核剤組成物、ポリオレフィン系樹脂組成物、並びに、ポリオレフィン系樹脂成形体
US11667599B2 (en) 2018-09-11 2023-06-06 New Japan Chemical Co., Ltd. Metal salt of an alicyclic dicarboxylic acid having excellent dispersibility in polyolefin resin, production method for said metal salt of an alicyclic dicarboxylic acid, crystal nucleating agent for polyolefin resin containing said metal salt of an alicyclic dicarboxylic acid, crystal nucleating agent composition containing said crystal nucleating agent, polyolefin resin composition, and polyolefin resin molded article
JP7244792B2 (ja) 2018-09-11 2023-03-23 新日本理化株式会社 ポリオレフィン系樹脂組成物及びポリオレフィン系樹脂成形体
KR20210057119A (ko) 2018-09-11 2021-05-20 신닛폰 리카 가부시키가이샤 폴리올레핀계 수지 중에서의 분산성이 우수한 지환식 디카복실산의 금속염, 당해 지환식 디카복실산의 금속염의 제조 방법, 당해 지환식 디카복실산의 금속염을 포함하는 폴리올레핀계 수지용 결정핵제, 당해 결정핵제를 포함하여 이루어지는 결정핵제 조성물, 폴리올레핀계 수지 조성물, 그리고, 폴리올레핀계 수지 성형체
JP7122640B2 (ja) 2018-09-11 2022-08-22 新日本理化株式会社 ポリオレフィン系樹脂中での分散性に優れた脂環式ジカルボン酸の金属塩、該脂環式ジカルボン酸の金属塩の製造方法
WO2020054492A1 (ja) 2018-09-11 2020-03-19 新日本理化株式会社 ポリオレフィン系樹脂中での分散性に優れた脂環式ジカルボン酸の金属塩、該脂環式ジカルボン酸の金属塩の製造方法、該脂環式ジカルボン酸の金属塩を含むポリオレフィン系樹脂用の結晶核剤、該結晶核剤を含んでなる結晶核剤組成物、ポリオレフィン系樹脂組成物、並びに、ポリオレフィン系樹脂成形体
JP7071677B2 (ja) 2018-09-11 2022-05-19 新日本理化株式会社 ポリオレフィン系樹脂中での分散性に優れた脂環式ジカルボン酸の金属塩、該脂環式ジカルボン酸の金属塩の製造方法、該脂環式ジカルボン酸の金属塩を含むポリオレフィン系樹脂用の結晶核剤、該結晶核剤を含んでなる結晶核剤組成物、ポリオレフィン系樹脂組成物、並びに、ポリオレフィン系樹脂成形体
JP7143508B2 (ja) 2018-09-26 2022-09-28 ミリケン・アンド・カンパニー 添加剤組成物およびこれを使用してポリマー組成物を製造するための方法
JP2021535241A (ja) * 2018-09-26 2021-12-16 ミリケン・アンド・カンパニーMilliken & Company 添加剤組成物およびこれを使用してポリマー組成物を製造するための方法
JP2022509992A (ja) * 2018-12-21 2022-01-25 ミリケン・アンド・カンパニー 添加剤組成物およびそれを含む熱可塑性ポリマー組成物
JP7339340B2 (ja) 2018-12-21 2023-09-05 ミリケン・アンド・カンパニー 添加剤組成物およびそれを含む熱可塑性ポリマー組成物
JPWO2021177386A1 (ja) * 2020-03-06 2021-09-10
WO2021177386A1 (ja) * 2020-03-06 2021-09-10 新日本理化株式会社 ポリオレフィン系樹脂用の結晶核剤組成物、及び該結晶核剤組成物を含むポリオレフィン系樹脂組成物
JP7406162B2 (ja) 2020-03-06 2023-12-27 新日本理化株式会社 ポリオレフィン系樹脂用の結晶核剤組成物、及び該結晶核剤組成物を含むポリオレフィン系樹脂組成物
WO2021193484A1 (ja) * 2020-03-24 2021-09-30 新日本理化株式会社 ポリオレフィン系樹脂用改質剤、及び該改質剤を含むポリオレフィン系樹脂組成物
JPWO2021193484A1 (ja) * 2020-03-24 2021-09-30
JP7393693B2 (ja) 2020-03-24 2023-12-07 新日本理化株式会社 ポリオレフィン系樹脂用改質剤、及び該改質剤を含むポリオレフィン系樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
WO2002078924A3 (en) 2003-02-27
WO2002078924A2 (en) 2002-10-10
RU2003131688A (ru) 2005-03-27
US20040132884A1 (en) 2004-07-08
KR20040012740A (ko) 2004-02-11
DE60217087D1 (en) 2007-02-08
EP1379368A2 (en) 2004-01-14
DE60217087T2 (de) 2007-07-12
EP1379368A4 (en) 2005-05-11
BRPI0208426B1 (pt) 2015-09-01
US20030149150A1 (en) 2003-08-07
US20030027908A1 (en) 2003-02-06
BR0208426A (pt) 2004-07-06
US7144939B2 (en) 2006-12-05
US6794433B2 (en) 2004-09-21
AU2002257045A1 (en) 2002-10-15
CN1500117A (zh) 2004-05-26
US20040220311A1 (en) 2004-11-04
KR100586115B1 (ko) 2006-06-07
CN1292018C (zh) 2006-12-27
US6599971B2 (en) 2003-07-29
EP1379368B1 (en) 2006-12-27
JP4046610B2 (ja) 2008-02-13
RU2296115C2 (ru) 2007-03-27
US7332536B2 (en) 2008-02-19
ATE349308T1 (de) 2007-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4046610B2 (ja) 結晶性熱可塑性ポリマー用核形成添加剤としてのヘキサヒドロフタル酸金属塩
JP3958215B2 (ja) ヘキサヒドロフタル酸シス−2ナトリウム塩組成物およびその組成物を含んでなる有核ポリマー
US6465551B1 (en) Bicyclo[2.2.1]heptane dicarboxylate salts as polyolefin nucleators
US7094820B2 (en) Polymer additive compositions comprising highly versatile thermoplastic nucleators
EP1373396B1 (en) Highly nucleated thermoplastic articles
JP2002332359A (ja) 粒状ポリオレフィン用添加剤組成物及びその製造方法、並びに該組成物を含むポリオレフィン樹脂組成物及びその成型体
US7129323B2 (en) Bimolecular nucleation methods for thermoplastics
US6911517B2 (en) Methods of producing highly nucleated syndiotactic polypropylene
US6599968B2 (en) Thermoplastic nucleating compounds
US20050197435A1 (en) Polymer additive compositions for bimolecular nucleation in thermoplastics
WO2003087175A1 (en) Highly nucleated syndiotactic polypropylene

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061010

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070109

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071120

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4046610

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131130

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term