JP2004524664A - ステアリングコラムに装着された多機能レバーストークスイッチアセンブリ - Google Patents

Abstract

プリント基板（３４）と、所望のグループの機能を達成するように設計された様々な異なる入力デバイスとを備える、多機能自動車ステアリングコラムレバー（１０）。この目的のために、多機能自動車レバーは、自動車のステアリングコラムに取り付けるためのハウジング（１２、１４）と、ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたプッシュボタン（２０、２０ａ、２０ｂ）と、ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたサムホイール（３０）と、ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたロッカボタン（２４、２４ａ、２４ｂ）とを備える。

Description

【技術分野】
【０００１】
本発明は、一般に自動車レバーアセンブリに関する。より詳細には、本発明は、多機能を有する自動車レバーアセンブリに関する。
【背景技術】
【０００２】
自動車は、一般に、ステアリングコラムから外向きに延びる１つまたは複数の機能レバーすなわちストークを備える。ある周知の機能レバーは、方向指示器を動作させる。多くの例で、レバーは多機能である。たとえば、自動車製造業者は、方向指示器レバーをヘッドライド制御部と結合し、それによって、ある平面内で指示器レバーを枢動させることで方向指示器を制御し、他方、別の平面内で方向指示器レバーを運動させることで通常点灯と霧中点灯の間でヘッドライトを作動させようと望むことができる。
【０００３】
別の周知の多機能レバーは、ウィンドガラスの拭掃および清掃を制御する。レバーは通常、運転者がフロントおよび／またはリアガラスワイパーをオンにすること、ならびにフロントおよび／またはリアガラスワイパーの一方または両方の速度を設定することを可能にする。レバーはまた通常、運転者が、フロントおよび／またはリアウィンドウォッシャを、単独でまたはワイパーとともに動作させることを可能にする。多くの例で、運転者が、悪い運転条件でワイパーおよびウォッシャを操作することになるため、ガラスワイパーレバーの重要な機能は、運転者がレバーを視認する必要なしに、片手で十分に操作可能であることである。
【０００４】
公知の方向指示器レバーおよびワイパーレバーは複数の機能を行うが、ステアリングホイールレバーにより多くの機能を追加および結合し、レバーのアセンブリをより簡単にかつよりロバストにすることに対する継続的な必要性が存在する。さらに、レバーの機能が増加するため、構成要素は、できる限り直感的に運転者に表示されなければならない。
【０００５】
公知のステアリングコラムストークは、複雑な機械加工およびアセンブリを必要とする複雑な回路を含んでいる。ある公知のシステムは、多数のプリント回路基板（「ＰＣＢ」）と、多数の滑動かつ／または回転するコンタクトキャリアを含んでおり、それによって、製造業者は、多数の基板を電気的に連結し、各基板を接地し、移動中のキャリアと干渉しないように配線を走らせなければならない。より単純なシステムを使用する同じ機能をパッケージ化することによって、これらの構成要素およびアセンブリステップが少量であるが除去され、製造業者への実質上の利益が提供される。したがって、単体のステアリングホイールレバーまたはストークに、より多くの機能を提供することが必要である。さらに、レバーをできる限りロバストで、単純で、アセンブリが容易であるように、直感的かつ視覚的に作製する必要性が存在する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、改良型の多機能自動車ステアリングコラムレバーを提供する。より詳細には、本発明は、所望のグループの機能を達成するように設計された、プリント回路基板および様々な入力デバイスを有する、改良型の多機能自動車ステアリングコラムレバーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
この目的のために、本発明の実施形態において、多機能自動車レバーは、（ｉ）自動車のステアリングコラムに取り付ける（ｉｉ）ためのハウジングと、（ｉｉ）ハウジングの内側に固定されたプリント回路基板と、（ｉｉｉ）ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたプッシュボタンと、（ｉｖ）ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたサムホイールと、（ｖ）ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたロッカボタンとを備える。
【０００８】
この実施形態の一代替形態では、プッシュボタンが、プリント回路基盤と一時ラッチ電気的接続するように構成されている。別の代替形態では、プッシュボタンが、プリント回路基盤と一時的な電気的接続をするように構成されている。この実施形態のさらなる代替形態は、複数のプッシュボタンを備え、それぞれがプリント回路基盤と電気的接続をするように構成されている。
【０００９】
この実施形態の一代替形態では、サムホイールが、プリント回路基盤と複数の電気的接続をするように構成されている。この実施形態の別の代替形態は、ハウジングによって表示され、プリント回路基盤と電気的接続をするように構成されているスライドスイッチを備える。
【００１０】
この実施形態の一代替形態では、ロッカボタンが、プリント回路基盤と複数の電気的接続をするように構成されている。別の代替形態では、ロッカボタンが、プリント回路基盤とラッチ電気的接続をするように構成されている。さらなる代替形態では、ロッカボタンが、プリント回路基盤と一時的な電気的接続をするように構成されている。
【００１１】
この実施形態の一代替形態では、ハウジングの少なくとも一部分が半透明である。別の代替形態では、ハウジングが、点灯するように構成されたグラフィックを備える。さらなる代替形態では、ハウジングが、その上の前方を向いた入力デバイスがほぼ水平に見えるように傾斜されている。この実施形態の別の代替形態では、前方を向いた入力デバイスがほぼ水平に見えるように傾斜されている。
【００１２】
本発明の別の実施形態において、多機能自動車レバーは、（ｉ）自動車のステアリングコラムに取り付けるためのハウジングと、（ｉｉ）ハウジングの内側に固定されたプリント回路基板と、（ｉｉｉ）ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたスライドスイッチと、（ｉｖ）ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたサムホイールと、（ｖ）ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたロッカボタンと、を備える。
【００１３】
この実施形態の一代替形態は、複数のスライドスイッチを備え、それぞれがプリント回路基板と電気的接続をするように構成されている。この実施形態の別の代替形態では、ハウジングの少なくとも一部分が、点灯するように構成されたグラフィックを備える。
【００１４】
本発明の別の実施形態において、多機能自動車レバーは、（ｉ）自動車のステアリングコラムに取り付けるためのハウジングと、（ｉｉ）ハウジングの内側に固定されたプリント回路基板と、（ｉｉｉ）それぞれがハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成された複数のプッシュボタンと、（ｉｖ）ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたサムホイールと、を備える。
【００１５】
この実施形態の一代替形態は、ハウジングに運動可能に取り付けられ、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたスライドスイッチを備える。
【００１６】
本発明のさらに別の実施形態において、ウインドガラスワイパー制御レバーは、（ｉ）自動車のステアリングコラムに取り付けるためのハウジングと、（ｉｉ）ハウジングの内側に固定されたプリント回路基板と、（ｉｉｉ）ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成され、プッシュボタンの接続部が、フロントガラスワイパー洗浄を可能にするように構成された一時プッシュボタンと、（ｉｖ）ハウジングによって表示され、プリント回路基板と複数の電気的接続をするように構成され、サムホイールの接続部が異なるワイパー速度を設定することを可能にするように構成されたサムホイールと、を備える。
【００１７】
本発明の別のさらに別の実施形態では、自動車用ラジオコントローラは、（ｉ）自動車のステアリングコラムに取り付けるためのハウジングと、（ｉｉ）ハウジングの内側に固定されたプリント回路基板と、（ｉｉｉ）ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成され、プッシュボタンの接続が、ラジオ周波数を設定することを可能にするように構成された一時プッシュボタンと、（ｉｖ）ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成され、ロッカボタンの接続部が異なるラジオ音量を設定することを可能にするように構成された一時ロッカボタンと、を備える。この実施形態の一代替形態では、プッシュボタンを点灯させるように構成されている。
【００１８】
この実施形態の一代替形態は、ハウジングによって表示され、プリント回路基板と第２の電気的接続をするように構成された別のプッシュボタンを備え、第２のプッシュボタンの接続部が、ラジオ周波数帯を設定することを可能にするように構成されている。この実施形態の別の代替形態は、前記ハウジングによって表示された点灯する音量インジケータを備える。
【００１９】
本発明のさらに別の実施形態では、方向指示器制御レバーは、（ｉ）自動車のステアリングコラムに取り付けるためのハウジングと、（ｉｉ）ハウジングの内側に固定されたプリント回路基板と、（ｉｉｉ）ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成され、プッシュボタンの接続が、自動車運転者に情報を伝達することを可能にするように構成された一時プッシュボタンと、（ｉｖ）ハウジングによって表示され、プリント回路基板と複数の電気的接続をするように構成され、サムホイールの接続部が異なるパネルライト強度を設定することを可能にするように構成されたサムホイールと、（ｖ）ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成され、スライドスイッチ接続部が自動車のヘッドライトを点灯させることを可能にするように構成されたスライドスイッチと、を備える。
【００２０】
この実施形態の一代替形態は、ハウジングによって表示され、プリント回路基板と第２の電気的接続をするように構成された別のスライドスイッチを備え、第２のスライドスイッチ接続部が自動車のフォグライトを点灯させることを可能にするように構成されている。この実施形態の別の代替形態では、レバーが、ステアリングコラムに関して枢動して左方向指示器および右方向指示器を点灯させるように構成されている。
【００２１】
本発明の利点は、複数の単純化され、改良された多機能自動車レバーを提供することである。
【００２２】
本発明の別の利点は、改良型のウィンドガラスワイパーレバーを提供することである。
【００２３】
本発明のさらなる利点は、改良型のラジオコントローラを提供することである。
【００２４】
本発明のさらに別の利点は、改良型の方向指示器制御レバーを提供することである。
【００２５】
本発明の追加の特徴および利点は、本発明の好ましい実施形態の詳細な説明に記載され、そこから明らかになるであろう。
【００２６】
本発明のより完全な理解および本発明の追加の利点の多くは、添付の図面とともに考慮する以下の詳細な説明を参照することによってよりよく理解すると、容易に得られるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２７】
図面を参照すると、図１は、入力デバイスの１つの好ましい組合せおよび形状を示す、改良型の多機能自動車レバー１０の一実施形態の分解図である。レバー１０は、ベース１２およびカバー１４から成るハウジングを備える。本発明は、リベットを使用する、または構成要素同士をスナップ嵌めするなど、ハウジングを形成するためにベース１２をカバー１４に取り付ける、あらゆる適切な方法を含む。別法として、ベース１２およびカバー１４は、１つまたは複数の位置合わせ取付け穴を備え、ベース１２またはカバー１４の一方は、ねじ（図示せず）を受けるための通し穴を備え、ベース１２またはカバー１４の他方は、ねじをねじ係合するためのテーパ穴（図示せず）を備える。これらの取付け方法のいずれも、本発明の特許請求の範囲を逸脱せずに採用することができる。
【００２８】
ベース１２の一方の端部は、レバー１０をステアリングホイールコラム（図示せず）に装着するために必要な装置１６を備える。ベース１２をステアリングコラムに係合するための装置１６および方法は周知である。装置１６は、好ましくはいかなるステアリングコラムにも装着されるように調節可能である。装置１６の反対側に、ベース１２は、好ましくは固定されたまたは一体取付けされたステムまたは取付けデバイス１８を備え、その上にプッシュボタン２０が運動可能に取り付けられている。ベース１２が取付けデバイス１８を備える同じ端部で、カバー１４は、好ましくは固定されたまたは一体取付けされたステムまたは取付けデバイス２２を備え、その上にロッカボタン２４が運動可能に取り付けられている。ベース１２はまた、好ましくは切欠き２６を備え、カバー１４は好ましくは枢軸２８を備え、それによってサムホイール３０が枢軸２８に回転自在に取り付けられ、サムホイールの一部が、手動で係合するためにカバー１４の切欠き２６を通って延びている。
【００２９】
図１は、プッシュボタン２０、ロッカボタン２４およびサムホイール３０を有するレバー１０の、１つのあり得る形状を示している。レバー１０は、運動可能に取り付けられたプッシュボタン２０または運動可能に取り付けられたロッカボタン２４を有するベース１２またはカバー１４のいずれかを備える。レバー１０はまた、サムホイール３０をベース１２またはカバー１４の端部へ取り付けてもよい。レバー１０はさらに、図１のサムホイール３０のように、プッシュボタン２０またはロッカボタン２４をハウジングの上面、底面に沿ってまたは細長面または側面の一方の上に取り付けてもよい。これらの様々な形状のいずれにおいても、レバー１０は、複数のプッシュボタン２０、複数のロッカボタン２４および複数のサムホイール３０を運動可能に取り付けてもよい（一般に「入力デバイス」は、これらのそれぞれ、ならびに以下で議論するスライドスイット３２を含む）。
【００３０】
これらの周知の入力デバイスは、以下で詳細に説明するようなそれ自体の電気的接続をする。特定の電気的接続を得るためにこれらのデバイスを他の装置（コンタクトスライド、ばね、戻り止めなど）に機械的に連結することは必要ない。したがって、前のシステムの複雑性の大部分を除去することができる。後で説明するように、レバー１０は、ある望ましい状況で、プリント回路基板および１つまたは複数のコンタクトスライドをさらに備える。
【００３１】
プッシュボタン２０は、周知のスイッチを備え、自動車運転者は、内蔵式スプリング装荷ボタンを押圧して電気的接触または接続をする。プッシュボタン２０は、電気経路を閉じて、電流の点Ａから点Ｂへの流れを可能にしてもよい。プッシュボタン２０はまた、接点を閉じて、電流の導電経路Ａ―Ａから導電経路Ｂ−Ｂへの流れを可能にしてもよい。プッシュボタン２０は好ましくは、通常、インスイッチが不作動状態である（すなわち、運転者がボタンを押圧していない）ときには、電流が流れないように開放されている。しかし、ある例では、プッシュボタン２０は、通常閉じられてもよい。プッシュボタン２０は、好ましくは、ロッカボタン２４およびサムホイール３０および本明細書に開示した他のあらゆるタイプのスイッチのように、自動車の制御システムの出力電圧および電流を電気的に定格としている。
【００３２】
プッシュボタン２０は、一時プッシュボタン２０ａまたはラッチプッシュボタン２０ｂであってもよい。一時プッシュボタン２０ａでは、自動車運転者がボタンを押圧するのを止めたとき、ボタン内のばねがスイッチを開放し、付随する自動車機能でそうであるように電流が中断する。レバー１０は、一時プッシュボタン２０ａを使用して、（ｉ）フロントまたはリアガラスウォッシュ、（ｉｉ）１回のまたは一時的なウィンドガラスワイプ、（ｉｉｉ）ラジオ周波数の操作または検索またはラジオ周波数の帯域選択、（ｉｖ）車内また車外灯の一時的な点灯を含む、多くの自動車機能を可能にする、または開始することを含む。
【００３３】
ラッチプッシュボタン２０ｂでは、自動車運転者がボタンを押圧するのを止めたときボタンおよびスイッチは閉じられたままであり、電流は持続する。運転者は、ラッチプッシュボタン２０ｂを再び押圧して、または別個の解放ボタンを押圧して、ボタンをラッチ解除し、電流を停止し、それによって関連する自動車機能を停止しなければならない。レバー１０は、多数の自動車機能を可能化または開始するためにラッチプッシュボタン２０ｂを使用して、（ｉ）フロントまたはリアガラスワイパーをオンまたはオフにすること、（ｉｉ）ウィンドガラスワイパーを特定の速度に設定すること、（ｉｉｉ）ラジオをオンまたはオフにすること、（ｉｖ）車内また車外灯をオンまたはオフにすること、および方向指示器をオンまたはオフすることを含む。
【００３４】
ロッカボタン２４は、本質的に、単一のスイッチ内の２つのプッシュボタンであり、したがって、高／低の一時的機能またはオン／オフのラッチングまたは維持機能のために見かけ上有用である。すなわち、一方の方向に押圧された場合、ロッカボタンは、電気経路を閉じて電流が点Ａから点Ｂへ流れることを可能にする、または接点を閉じて電流が導電経路ＡＡから導電経路Ｂ− Ｂへ流れることを可能にする。また、別の方向に押圧された場合、ロッカボタンは、電気経路を閉じて電流が点Ｃから点Ｄへ流れることを可能にする、または接点を閉じて電流が導電経路ＣＣから導電経路Ｄ―Ｄへ流れることを可能にする。
【００３５】
ロッカボタン２４もまた、一時ボタンまたはラッチボタンであってよい。ロッカボタン２４はさらに、２位置ボタン２４ａまたは３位置ボタン２４ｂであってよい。２位置ロッカボタン２４ａは、３つの取り得る形状および３つの異なる用途を有する。
【００３６】
第１に、２位置ロッカボタン２４ａは、一方の方向に押圧された場合、機能を作動状態に維持し、および他方の方向に押圧された場合、同じ機能を不作動状態に維持してもよい。一実施形態では、ロッカボタン２４ａは、一方の方向に押圧された場合、外部ヘッドライトを点灯状態に維持すること、および他方の方向に押圧された場合、ヘッドライトを消灯することを含む。
【００３７】
第２に、２位置ロッカボタン２４ａは、一方の方向に押圧された場合、第１の作動された機能を維持すること、および他方の方向に押圧された場合、第２の作動された機能を維持することを含む。一実施形態では、ロッカボタン２４ａは、一方の方向に押圧された場合、点灯された外部ヘッドライトを維持すること、および他方の方向に押圧された場合、点灯されたフォグライトを維持することを含む。ヘッドライトがオンである場合、フォグライトがオフである、およびその逆であることを理解されたい。
【００３８】
第３に、２位置ロッカボタン２４ａは、一方の方向に押圧された場合、第１の機能を一時的に作動させ、および他方の方向に押圧された場合、第２の機能を維持してもよい。一実施形態では、ロッカボタン２４ａは、一方の方向に押圧された場合、フォグライトを一時的に点灯させ、および、他方の方向に押圧された場合、ヘッドライトを点灯状態に維持してもよい。再び繰り返すが、ヘッドライトがオンである場合フォグライトがオフである、およびその逆であることを理解されたい。
【００３９】
２位置ロッカボタン２４ａが２つの別個の機能を活動化する、たとえばヘッドライトまたはフォグライトを活動化させるとき、２つのうちの一方は常に活動化されている。両方をオフにするためには、別のスイッチ、たとえば車外灯スイッチなどが必要である。３位置ロッカボタン２４ｂは、特別なスイッチまたは状態を提供する。３位置ロッカボタン２４ｂはまた、３つの取り得る形状および３つの異なる用途を有する。
【００４０】
第１に、３位置ロッカボタン２４ｂは、一方の方向に押圧した場合、第１の機能を一時的に活動化させ、他方の方向に押圧した場合、第２の機能を一時的に活動化させるが、オフ位置のままにした場合、どちらも活動化させなくてもよい。一実施形態では、ロッカボタン２４ｂは、一方の方向に押圧した場合、より高いラジオ周波数を走査または探索し、他方の方向に押圧した場合、より低いラジオ周波数を走査または探索するが、そのままにした場合、およびラジオ周波数を走査または探索しなくてもよい。
【００４１】
第２に、３位置ロッカボタン２４ｂは、一方の方向に押圧した場合、第１の機能を一時的に活動化させ、他方の方向に押圧した場合、第２の機能を活動化された状態に維持するが、およびオフ位置のままにした場合、どちらも活動化させなくてもよい。一実施形態では、ロッカボタン２４ｂは、一方の方向に押圧した場合、車内灯を一時的に点灯させ、他方の方向に押圧した場合、車内灯を点灯した状態に維持し、そのままにした場合車内灯を提供しなくてもよい。
【００４２】
第３に、３位置ロッカボタン２４ｂは、一方の方向に押圧した場合、第１の機能を活動化された状態に維持すること、他方の方向に押圧した場合、第２の機能を活動化された状態に維持すること、およびオフ位置のままに下場合、どちらも活動化させなくてもよい。一実施形態では、ロッカボタン２４ｂは、一方の方向に押圧した場合、ヘッドライトを点灯した状態に維持すること、他方の方向に押圧した場合、フォグライトを活動化した状態に維持すること、およびそのままにした場合、車外灯を提供しなくてもよい。
【００４３】
サムホイール３０は、運転者が複数の維持された接触のうちの１つを設定することを可能にする。サムホイール３０は、複数のライン接点、すなわちライン接点０から９、および１つまたは複数のニュートラルまたは共通接点を備える。サムホイール３０は、１０進数出力コード、バイナリコードにされた１０進数出力コード（「ＢＣＤ」）または１６進数出力コードを有してもよい。サムホイール３０はさらに、好ましくは、ホイールまたは回転自在部材を備え、これらは複数の戻り止めを含む。運転者がホイールを第１の戻り止め位置に設定したとき、サムホイール３０は、たとえばライン０とニュートラルの間など、第１の維持された接点閉鎖を作製する。運転者がホイールを第２の戻り止め位置に設定したとき、サムホイール３０は、たとえばライン１とニュートラルの間など、第２の維持された接点閉鎖を作製する。
【００４４】
サムホイール３０は、任意の数の戻り止め位置を有してもよい。そのうちの１つは、オフ位置であってもよい。一実施形態では、サムホイールは、インストルメンタルパネル調光スイッチを制御する。自動車生産業者が、４つのパネル照明設定を提供しようと望む場合、サムホイール３０は、５つの戻り止め位置を有することを含み、１つの位置は、インストルメントパネルライトをオフにする。別法として、サムホイール３０は、照明設定ごとに１つ、４つの戻り止め位置を有することを含み、別個のスイッチがパネルライトを動作可能にまたは動作不可能にする。特に車内または車外照明の場合、製造業者が、運転者が、たとえば日中に、または低い調光設定で、ライトをオンにしたままにして、むやみにバッテリを浪費することを防止することができるように個別の動作可能にするスイッチを提供しようと望むことがある。
【００４５】
サムホイール３０は、以下で説明するように、複数の異なる機能を制御してもよい。サムホイール３０は、運転者がサムホイールの設定を調節するための様々なドライバインターフェイスを有してもよい。サムホイール３０は、図２から５に示すような単体の突起、または好ましくは、運転者が触覚または間隔を解して手探りでまたは制限された視界でホイールを調節することを可能にする、その他の任意のタイプのインターフェース、回転するホイールの実際の戻り止めを提供してもよい。サムホイール３０は、より多い数の接点へ増加させるためのスプリング装荷されたプッシュボタン、およびより少ない数の接点へ増加させるためのスプリング装荷された別のプッシュボタンを備える周知の「プッシュホイール」タイプであってもよい。
【００４６】
図１には示されていないが、図２から４を簡単に参照すると、レバー１０もまた、図２および４に示すような１つまたは複数のスライドスイッチ３２を有してもよい。レバー１０は、１つまたは複数のプッシュボタン２０、１つまたは複数のロッカボタン２４および１つまたは複数のサムホイール３０に加えて、１つまたは複数のスライドスイッチ３２を有してもよい。レバー１０は、別法として、１つまたは複数のプッシュボタン２０、ロッカボタン２４およびサムホイール３０の代わりに１つまたは複数のスライドスイッチ３２を有してもよい。入力デバイスの好ましい組合せを以下で説明する。
【００４７】
スライドスイッチ３２は、運転者が一時的に別の位置へ動かすか、その位置を維持するかのいずれかを行うレバーまたはアクチュエータを特徴的に有する。この開示で定義したように、アクチュエータは、周知の作動デバイスであってもよい。したがって、本明細書で使用したような「スライドスイッチ」という用語には、トグルスイッチが含まれる。ある実施形態では、スライドスイッチが、開示した６つの組合せを含めて、説明したように２位置および３位置ロッカボタン２４ａおよび２４ｂによって実際に動作する。図２および４は、３位置スライドスイッチ３２を示しており、最上位置はオフすなわち、不活動化位置である。３位置ロッカボタン２４ｂでは、中間位置すなわち、ボタン２４ｂが一方または他方の方向に押圧されていないときの、オフすなわち不活動化位置である。
【００４８】
スライドスイッチ３２は、４個以上の位置を有してもよいが、ロッカボタン２４は、好ましくは２個または３個である。スライドスイッチ３２は、４個以上の維持された位置を有するとき、サムホイール３０と同様に動作する。スライドスイッチは、１つまたは複数のライン接点と、１つまたは複数のニュートラルまたは共通接点とを備える。
【００４９】
本明細書に記載した様々なスイッチのそれぞれは、プッシュボタン２０、ロッカボタン２４、サムホイール３０およびスライドスイッチ３２を含めて、背面に装着、またはパネルに装着されてもよい。これらの両方は、多くのタイプの電気機械的要素を取り付ける周知の方法である。図１は、プッシュボタン２０、ロッカボタン２４およびサムホイール３０がそれぞれ背面に装着されていることを示している。すなわち、入力デバイスは、好ましくはベース１２またはカバー１４、すなわちステム１８および２２および枢軸２８にそれぞれ固定された取付けデバイス上にスナップ嵌めまたは圧力嵌めされている。
【００５０】
パネルに装着される場合、好ましくはたとえばポリカーボネートなどのプラスチックの入力デバイスは、ハウジング内に圧力嵌めまたはスナップ嵌めすることができる周知のプラスチックスナップを備える。別法として、レバー１０は、入力装置をパネルに装着するためのねじ、リベット、糊またはエポキシなどの１つまたは複数の締結デバイスを採用してもよい。レバー１０は、さらに、たとえばねじ付きプッシュボタン２０またはねじ付きトグルスイッチ３２などの１つまたは複数の入力デバイスとねじ付けし、入力デバイスを、ベース１２またはカバー１４と一体化された対合する１組のねじとねじ係合させてもよい。
【００５１】
別の代替となる実施形態では、レバー１０は、１つまたは複数の入力デバイスをＰＣＢ３４に装着する表面を備える。本明細書で説明する表面に装着されたバージョンの入力デバイスは、（ｉ）ウェーブソルダリングまたはリフローソルダリングの温度に耐え、（ｉｉ）残留溶剤を除去するためのＰＣＢ３４の洗浄に耐え、（ｉｉｉ）ウェーブソルダリング用のＰＣＢ３４内の通し穴の中か、リフローソルダリング用のＰＣＢ３４のペーストパッド上のいずれかに配置されるように設計されたリードを有するように構成されている。入力デバイスをＰＣＢ３４に表面装着することは、入力デバイスのための機械的または電気的接続を提供する。
【００５２】
入力デバイスをレバー１０のハウジングへ背面装着またはパネル装着するとき、別個の電気的接続を入力デバイスからＰＣＢ３４へ作製しなければならない。プッシュボタン２０、ロッカボタン２４、サムホイール３０およびスライドスイッチ３２はそれぞれ、ＰＣＢ３４との電気的接続の複数の周知の方法を含む。１つの方法では、入力デバイスは、好ましくは銅または銅合金接点を備え（それぞれが銀メッキされてもよい）、接点は、配線を接点に個別にはんだ付けするためのはんだ穴を有し、配線は、同様にＰＣＢ３４内にはんだ付けまたは差し込まれる、またはＰＣＢ３４に速脱取付けされる。別の方法では、入力デバイスは、アダプタ内に差し込まれたプラグまたはジャックを有し、これらは、ＰＣＢ３４内にはんだ付けされた、または差し込まれた、またはＰＣＢ３４に速脱取付けされた、対応する配線を有する。本発明は、適切な配線のひずみ解放特性を含むＰＣＢ３４に配線を取り付けるためのいかなる周知の接続技術も採用することを含んでいる。
【００５３】
ＰＣＢ３４は、ベース１２とカバー１４の間の定位置に押圧される、またはボルト留めされる、もしくはベース１２またはカバー１４の一方に適切に接着される。ＰＣＢ３４は、好ましくは、メンテナンス目的で容易に取り外すことができる。ＰＣＢ３４は、好ましくは、レバーをＳＣＭベースまたはメインＰＣＢのいずれかと、またはＬＩＮまたはＣＡＮバスを解して車体コントローラに直接連絡することを可能にする、リードオンリーメモリ（ＲＯＭ）チップを備える遠隔操作の入出力コントローラである。バスコミニュケーションによって、レバーから出る配線の数が大いに減少し、それによってシステムの性能が改善される。レバーは、ＰＣＢ上のスイッチングパッドをさらに必要とする。しかし、離散型レジスタが、梯形抵抗回路を作成する必要はない。スイッチは、接地入力のためのダイレクトスイッチ、または必要に応じてＲＯＭチップへのバイナリコード入力を有する。
【００５４】
標準的なＩ／Ｏボードは、８または２４の離散型デジタルま／Ｏの総数に基づいて選択される。一実施形態でのＰＣＢ３４は、レバー１０の入力デバイスからの配線を接続するための、およびステアリングコラムおよびその上に延びるリボン３６を接続するための、１つまたは複数の速脱Ｉたはアナログ入力または出力を制御し、レバー１０のために必要なＩ／Ｏコネクタを備える。リボン３６は、機能デバイスならびにＰＣＢ３４に電力供給するための配線保持している。ＰＣＢ３４もまた、以下で設営するいくつかの実施形態に対して、表面装着されたＬＥＤなどの、１つまたは複数の白色または色付きライトまたはランプを備える。これらは、光を直接入力デバイスか入力デバイスに付随するグラフィック情報のいずれかに戻す。
【００５５】
ＰＣＢ３４はまた、ロッカボタン２４またはサムホイール３０の回転運度運動を線形の移動または運動に変換する、１つまたは複数のコンタクトスライダ３８を備える。コンタクトスライダ３８は、ＰＣＢ３４内に埋め込まれた銅製のトレースと係合している。１つの好ましい実施形態では、コンタクトスライダ３８は、ＰＣＢ３４内の２つ以上のトレースと係合または電気的に連絡している１つまたは複数のＵ字型の銅製コンタクトを備え、それによって、自動車機能を開始するＵ字形状が回路を完成する。すべてのレバースイッチは、スイッチングコンタクトを必要とする。図７は、ロッカボタン２４と対合しているコンタクトスライダ３８を示している。
【００５６】
レバー１０の構成要素および入力デバイスのそれぞれについての前の説明は、以下で説明される多機能自動車レバーの代替となる実施形態のそれぞれに適用される。ここで図２を参照すると、入力デバイスの別の好ましい組合せの側部立面図は、レバー４０が、直線状のストーク４４、すなわち、装置（図１の装置１６）へ延びてレバー４０をステアリングコラムに（２位置２４ａまたは３位置２４ｂ）取り付けるレバー４０のセクションと一体化された、または恒久的に取り付けられたハウジング４２を備えることを示している。
【００５７】
レバー４０は、図１のプッシュボタン２０を、複数の傾斜スライドスイッチ３２と置き換えた。スライドスイッチ３２の角度は、好ましくはレバー４０がステアリングコラムから延びている角度を相殺するように構成され、それによって、スライドスイッチ３２は自動車運転者に対して水平に見える。レバー４０もまた、ロッカボタン２４（および本明細書に記載されたレバーのいずれも）およびサムホイール３０を備える。
【００５８】
ここで図３を参照すると、入力デバイスの別の好ましい組合せの側立面図は、レバー５０が、レバー５０をステアリングコラムに取り付けるための曲線状のストーク５４と一体化された、または恒久的に取り付けられたハウジング５２を備えることを示している。ストーク５４の角度は、好ましくはレバー５０がステアリングコラムから延びている角度を相殺するように構成され、それによって、スライドスイッチ５２は自動車運転者に対して水平に見える。そのため、一時またはラッチプッシュボタン２０ａまたは２０ｂは傾斜していない。
【００５９】
レバー５０は、別のプッシュボタン２０およびサムホイール３０をその端部に備える。レバー５０のハウジング５２のすべてを含むいかなる部分も透明であってよい。それによって特定の機能が活動化されたとき、ＰＣＢのランプが半透明部分を選択的に照射する。好ましくはカバー１４（図１）、別法としてはレバー５０のハウジング５２のいかなる部分も（および本明細書に記載されたレバーのいずれも）、運転者に情報を提供する印またはグラフィック５６がプリントまたはレーザエッチングされた、パッドを有してもよい。
【００６０】
ここで図４を参照すると、好ましい方向指示器レバー６０の透視図が、レバー６０が、レバー６０をステアリングコラムに取り付けるための曲線状のストーク６４と一体化された、または恒久的に取り付けられたハウジング６２を備えることを示している。好ましい方向指示器レバー６０もまた直線状のストークを有してもよいことを理解されたい。ハウジング６２の端部の好ましい一時プッシュボタン２０ａが、運転者に情報を提供する。情報は、通常、ヘッドアップディスプレイまたはＬＣＤパネルを用いた車両内の至るところのビジュアルディスプレイを介して運転者に提供される。サムホイール３０は、インストルメンタルパネルライトの様々な照明設定を好ましくは制御する。上記に述べたように、サムホイール３０は、パネルライトのためのオフすなわち非点灯位置を有しても有しなくてもよい。サムホイール３０は、別法として、車内ライトのためのまたは車外ライトのための様々な設定を制御する。
【００６１】
複数の維持されたスライドスイッチ３２ａおよび３２ｂは、車外ヘッドライトおよび車外フォグライトをそれぞれ制御する。各スライドスイッチは、３つの位置を有し、最上位置はオフ位置である。スイッチ３２ａは、グラフィック６６ａによって示された「オフ」、「パーキングランプ」および「ヘッドランプオン」のための位置を含む。スイッチ３２ｂは、図形６６ｂによって示された「オフ」、「フロントフォグランプ」および「リアフォグランプ」のための位置を含む。図示されていないが、方向指示器レバー６０もまた、ステアリングコラムと枢動自在に接続され、それによって、運転者は、周知のように、レバー６０を下向きに枢動させて、維持された左方向指示器を開始する、またはレバー６０を上向きに枢動させて維持された右方向指示器を開始する。
【００６２】
ここで図５を参照すると、好ましいフロントガラスワイパーレバー７０の透視図は、レバー７０が、レバー７０をステアリングコラムに取り付けるための曲線状のストーク７４と一体化された、または恒久的に取り付けられたハウジング７２を備えることを示している。好ましいワイパーレバー７０はまた直線状のストークを有してもよいことを理解されたい。ハウジング７２の端部の好ましい一時プッシュボタン２０ａが、フロントまたはリアガラスの洗浄を一時的に開始する。サムホイール３０は、好ましくは、フロントまたはリアガラスワイパーのための様々なワイパー速度設定を制御する。上記で説明したように、サムホイール３０は、ガラスワイパーのためのオフすなわちワイプのない位置を有してもよい。
【００６３】
ここで図６を参照すると、好ましい冗長性ラジオコントローラ８０は、コントローラ８０が、コントローラ８０をステアリングコラムに取り付けるための直線状のストーク８４と一体化された、または恒久的に取り付けられたハウジング８２を備えることを示している。好ましいラジオコントローラ８０はまた、曲線状のストークを有してもよいことを理解されたい。複数の好ましい一時プッシュボタン２０ｃ、２０ｄおよび２０ｅは、周知のラジオ周波数探索、ラジオ周波数帯選択およびラジオ周波数走査機能をそれぞれ制御する。コントローラ８０は、透明な、印を支持する入力デバイスを照射し、ＳＥＥＫボタン２０ｃ、ＭＯＤＥボタン２０ｄおよびＳＣＡＮボタン２０ｅは、透明で、照射され、印を持っていてもよい。本明細書で開示した実施形態のいずれも、透明な印を支持する入力デバイスを有してもよい。
【００６４】
ハウジング８２の背面またはベース１２（図１参照）は、好ましくは、運転者が手探りでラジオの音量を上下することができる、２位置一時／一時ロッカボタン２４ａを備える。運転者は単にロッカボタン２４ａを感じて、押し上げて音量を上げたり、押し下げて音量を下げるだけでよい。ハウジング８２のカバー上のイルミネーションインジケータ８６は、音量ロッカボタン２４ａを直接横切って底部から最上部まで光を次々に加える、または光を最上部から底部までそれぞれ徐々に減少させる。イルミネーションインジケータ８６は、特定のデシベルまたは特定のデシベル領域に対応する、または対応しない特性の光を備える。
【００６５】
本明細書に記載された好ましい実施形態の様々な変更および修正は、当業者に明らかであることを理解されたい。このような修正および変更は、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、かつ付随する利点を除去することなく行われる。
【図面の簡単な説明】
【００６６】
【図１】入力デバイスのある組合せおよび形状を示す、改良型の多機能自動車レバーの一実施形態の分解透視図である。
【図２】入力デバイスの別の組合せを示す、改良型の多機能自動車レバーの直線状のストークの実施形態の側部立面図である。
【図３】入力デバイスの別の組合せを示す、改良型の多機能自動車レバーの曲線状のストークの実施形態の側部立面図である。
【図４】関連する方向指示器のために構成された入力デバイスの好ましい組合せを示す、改良型の多機能自動車レバーの曲線状のストークの実施形態の透視図である。
【図５】ウィンドガラスワイパーの制御用に構成された入力デバイスの好ましい組合せを示す、改良型の多機能自動車レバーの曲線状のストークの実施形態の透視図である。
【図６】ラジオの制御用に構成された入力デバイスの好ましい組合せを示す、改良型の多機能自動車レバーの直線状のストークの実施形態の透視図である。
【図７】ロッカボタンと対合されたコンタクトスライダを備える、内部構成要素を露出させた、レバーの透視図である。
【符号の説明】
【００６７】
１０ レバー
１２ ベース
１４ カバー
１６ 装置
１８、２２ 取付けデバイス
２０ プッシュボタン
２０ａ 一時プッシュボタン
２０ｂ ラッシュプッシュボタン
２０ｃ ＳＥＥＫボタン
２０ｄ ＭＯＤＥボタン
２０ｅ ＳＣＡＮボタン
２４ ロッカボタン
２４ａ ２位置ボタン
２４ｂ ３位置ボタン
２６ 切欠き
２８ 枢軸
３０ サムホイール
３２ スライドスイッチ
３４ ＰＣＢ
３６ リボン
３８ コンタクトスライダ
４０ レバー
４２ ハウジング
４４ ストーク
５０ レバー
５２ ハウジング
５４ ストーク
５６ グラフィック
６０ 方向指示器レバー
６２ ハウジング
６４ ストーク
６６ａ グラフィック
６６ｂ 図形
７０ レバー
７２ ハウジング
７４ ストーク
８０ コントローラ
８２ ハウジング
８４ ストーク
８６ イルミネーションインジケータ

Claims (26)

1. 自動車のステアリングコラムに取り付けるためのハウジングと、
   ハウジングの内側に固定されたプリント回路基板と、
   ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたプッシュボタンと、
   ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたサムホイールと、
   ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたロッカボタンと、を備える多機能自動車レバー。
2. プッシュボタンが、プリント回路基盤とラッチ電気接続をするように構成されている、請求項１に記載のレバー。
3. プッシュボタンが、プリント回路基盤と一時的なラッチ電気接続をするように構成されている、請求項１に記載のレバー。
4. 複数のプッシュボタンを備え、それぞれがプリント回路基盤と電気的接続をするように構成されている、請求項１に記載のレバー。
5. サムホイールが、プリント回路基盤と複数の電気的接続をするように構成されている、請求項１に記載のレバー。
6. ロッカボタンが、プリント回路基盤と複数の電気的接続をするように構成されている、請求項１に記載のレバー。
7. ロッカボタンが、プリント回路基盤とラッチ電気接続をするように構成されている、請求項１に記載のレバー。
8. ロッカボタンが、プリント回路基盤と一時的な電気的接続をするように構成されている、請求項１に記載のレバー。
9. ハウジングの少なくとも一部分が半透明である、請求項１に記載のレバー。
10. ハウジングが、点灯するように構成されたグラフィックを備える、請求項１に記載のレバー。
11. ハウジングによって表示され、プリント回路基盤と電気的接続をするように構成されているスライドスイッチを備える、請求項１に記載のレバー。
12. ハウジングが、その上の前方を向いた入力デバイスがほぼ水平に見えるように傾斜されている、請求項１に記載のレバー。
13. 前方を向いた入力デバイスがほぼ水平に見えるように傾斜されている、請求項１に記載のレバー。
14. 自動車のステアリングコラムに取り付けるためのハウジングと、
    ハウジングの内側に固定されたプリント回路基板と、
    ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたスライドスイッチと、
    ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたサムホイールと、
    ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたロッカボタンと、を備える多機能自動車レバー。
15. 複数のスライドスイッチを備え、それぞれがプリント回路基板と電気的接続をするように構成されている、請求項１４に記載のレバー。
16. ハウジングの少なくとも一部分が、点灯するように構成されたグラフィックを備える、請求項１４に記載のレバー。
17. 自動車のステアリングコラムに取り付けるためのハウジングと、
    ハウジングの内側に固定されたプリント回路基板と、
    それぞれがハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成された複数のプッシュボタンと、
    ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたサムホイールと、を備える多機能自動車レバー。
18. ハウジングに運動可能に取り付けられ、プリント回路基板と電気的接続をするように構成されたスライドスイッチを備える、請求項１７に記載のレバー。
19. 自動車のステアリングコラムに取り付けるためのハウジングと、
    ハウジングの内側に固定されたプリント回路基板と、
    ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成され、プッシュボタンの接続部が、フロントガラスワイパー洗浄を可能にするように構成された一時プッシュボタンと、
    ハウジングによって表示され、プリント回路基板と複数の電気的接続をするように構成され、サムホイールの接続部が異なるワイパー速度を設定することを可能にするように構成されたサムホイールと、を備えるウインドガラスワイパー制御レバー。
20. 自動車のステアリングコラムに取り付けるためのハウジングと、
    ハウジングの内側に固定されたプリント回路基板と、
    ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成され、
    プッシュボタンの接続部が、ラジオ周波数を設定することを可能にするように構成されたプッシュボタンと、
    ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成され、ロッカボタンの接続部が異なるラジオ音量を設定することを可能にするように構成された一時的なロッカボタンとを備える、自動車用ラジオコントローラ。
21. ハウジングによって表示され、プリント回路基板と第２の電気的接続をするように構成され、第２のプッシュボタンの接続部がラジオ周波数帯を設定することを可能にするように構成された別のプッシュボタンとを備える、請求項２０に記載のラジオコントローラ。
22. プッシュボタンが点灯するように構成された、請求項２０に記載のラジオコントローラ。
23. 前記ハウジングによって表示された点灯する音量インジケータを備える、請求項２０に記載のラジオコントローラ。
24. 自動車のステアリングコラムに取り付けるためのハウジングと、
    ハウジングの内側に固定されたプリント回路基板と、
    ハウジングによって表示され、プリント回路基板と電気的接続をするように構成され、プッシュボタン接続部が、自動車運転者に情報を伝達することを可能にするように構成されたプッシュボタンと、
    ハウジングによって表示され、プリント回路基板と複数の電気的接続をするように構成され、サムホイールの接続部が異なるパネルライト強度を設定することを可能にするように構成されたサムホイールと、
    ハウジングに運動可能に取り付けられ、プリント回路基板と電気的接続をするように構成され、スライドスイッチ接続部が自動車のヘッドライトを点灯することができるように構成されたスライドスイッチと、を備える方向指示器制御レバー。
25. ハウジングによって表示され、プリント回路基板と第２の電気的接続をするように構成された別のスライドスイッチを備え、第２のスライドスイッチ接続部が自動車のフォグライトを点灯させることを可能にするように構成された、請求項２４に記載の方向指示器レバー。
26. レバーが、ステアリングコラムに関して枢動して左方向指示器および右方向指示器を点灯させることを可能にするように構成された、請求項２４に記載の方向指示器レバー。