JP2004505866A - 液体容器取扱い装置 - Google Patents

Abstract

それぞれベルトを有する第１及び第２のコンベヤーを備え、特に容器の特徴の検知に関連して、飲料包装体、例えば任意断面の缶又はボトルの形式の液体容器を水平位置において扱う。ベルトは相互に平行な方向で動くことができ、かつ第１の容器支持位置において互いに角度を形成し、これによりほぼＶ字形のコンベヤーを形成する。２個のコンベヤーはその第２の位置に離れて動かすことができ、これによりコンベヤーベルト間の空間内に１対の回転ローラーを暴露し、これらローラーは同じ回転方向を有しかつコンベヤーベルトの移動方向の回転軸線を有し、これにより、コンベヤーベルトにより支持されていた容器は１対のローラー上に落ち、そして、ここで、容器の特有の特徴、例えばその輪郭、識別コード又は同等事項を検知器ユニットの支援により検知するために回され、更に２個のコンベヤーベルトを第２の位置から第１の位置に戻すように動かす手段を備え、これによりローラー上で回されていた容器はコンベヤーベルトによりローラーから持ち上げられて離され、前記第１の位置においてコンベヤーベルトにより支持される。容器は、コンベヤーの第１の位置において、コンベヤーに関して下流の或る点に進められるか或いは上流位置に戻されるかのどちらかである。

Description

【０００１】
本発明は、空の飲料用包装体、例えば任意断面の缶又はボトルの形式の飲料容器を、容器の特有の特徴の検知に関連して、水平位置において扱うための方法及び装置に関し、この方法は、
ａ）コンベヤー上に容器を置き、このコンベヤーのコンベヤーベルトは一緒にほぼＶ字形断面を形成し、ｂ）容器検知用ユニットの手段により容器の輪郭を検知し、更に，ｃ）容器上の可視の識別コードの有無を判定することを含み、そして、装置は、それぞれのベルト構造を有する第１及び第２のコンベヤーを備え、ベルトは相互に平行な方向で可動であり、かつ第１の容器支持位置において互いに角度を形成しこれによりほぼＶ字形のコンベヤーを形成する。
【０００２】
例えば、任意断面の缶又はボトルの形式の空の飲料用包装体を輸送し、かつ液体容器を選択的に水平位置において回転させる装置が既に知らている。
【０００３】
この種の装置に関連して、マーカーコード、例えばバーコードなどのような液体容器の特徴をできるだけ最良の方法で検知するために、液体容器をコンベヤーから持ち上げて回転ローラーを使用して容器を回転させることが知られている。検査の際、液体容器がある基準を満たしていないことが見いだされた場合、その液体容器を回転ローラーから取り出すために逆Ｕ字形の通路がすぐ上に作られ、一方、コンベヤーで前進するための液体容器は再びコンベヤー上に降ろされ、そして選択的に前方に輸送される。
【０００４】
上述の解決法は、不規則な断面を有する缶又はボトルに対しては複雑となりかつ不適である。
【０００５】
従って、機械的により簡単であるが、同時に、任意かつ実質的に異なった断面を有する缶又はボトルの検査ができる改良された装置を提供することが本発明の目的である。
【０００６】
本発明により、この方法は、
ｄ）識別コードを見ることができる場合は、コード検知器の手段によりコードを検知し、次いで段階ｆ）又はｇ）を実行し、或いは
ｅ）識別コードを見ることができない場合は、容器上の識別コードがコード検知器から見えそしてこれにより検知されるようになるまで容器を回転させるために、容器を１対の回転ローラー上に落とすためにコンベヤーベルトを離れるように動かし、続いて、コンベヤーベルトは一緒に前記Ｖ字形を形成するようにされ、そして容器を回転ローラーから持ち上げ、次いで段階ｆ）又はｇ）を実行し、
段階ｆ）は、コンベヤーに関して下流の或る点にコンベヤー上で容器を前進させることを含み、更に段階ｇ）は容器を上流位置又は挿入位置に戻すように輸送することを含むことを特徴とする。
【０００７】
本発明により、本装置は、
−２個のコンベヤーを離してその第２の位置に動かし、これによりコンベヤーベルト間の空間に、同方向に回転しかつその回転軸線がコンベヤーベルトの移動方向にある１対の回転ローラーを暴露し、これにより第１の位置においてコンベヤーベルトにより支持されている容器を１対のローラーの上に落としそしてそこで回転させるための手段、
−容器の回転中に、容器の特有の特徴、例えば、その輪郭、識別コード又は同等事項を検知するようにされた検知器ユニット、及び
−容器を前記第１の位置においてコンベヤーベルトにより支持するために、２個のコンベヤーを第２の位置から第１の位置に戻すように動かし、これにより、ローラー上で回された容器をコンベヤーベルトにより持ち上げてローラーから離すための手段
を備えることを特徴とする。
【０００８】
装置の更なる実施例により、コンベヤーの第１の位置における容器は、これをコンベヤーに関して下流の或る点に進めるか或いは上流位置に戻るように送るかのいずれかをするであろう。
【０００９】
本発明は、本発明による装置の好ましい実施例を示す付属図面を参照して、より詳細に説明されるであろう。
【００１０】
図１及び２において、装置の輸送用部分は、番号１で示されかつ水平状態での液体容器２の輸送のために意図される。かかる液体容器は、例えば任意の断面であって円形断面である必要のない缶又はボトルとすることができる。装置には、検知器ユニット３、例えば容器輪郭検知用ユニット３’、及び容器の特有のマーク、例えばバーコードを検知するための検知器３”を備える。検知器３”は、例えば破線４により示されるような検知区域を持つことができる。検知器３’は、容器の輪郭を検知するために、例えば水平方向に関して４５゜に傾けられた傾斜鏡５に向かって送られる光を使うことができる。この光は、フレネルレンズ６を経て反射され、このため、レンズ６を通過した光は、平行光として容器２の移動経路を横切って通過し、そして容器２により遮られなかった光は反射器７により反射され、写真機のように、レンズ６を通り更に鏡５を経て検知器３’の検知器部分に戻る。検知器３から出て部分的に反射される光は、例えば発光ダイオードのような点光源からのものとすることができる。輸送用装置自体は、それぞれベルト８’及び９’を有する第１のコンベヤー８及び第２のコンベヤー９より構成される。図面から分かるように、ベルト８’及び９’は、図１、２、３及び４に示されるように、相互に平行な方向でかつ第１の容器支持位置において動くことができ、ベルト８’、９’は、２個のコンベヤーベルトが一緒になってほぼＶ字形のコンベヤーを形成するように互いにある角度を形成する。
【００１１】
装置は、コンベヤー８、９の端部のプーリー８”及び９”を介してコンベヤーベルト８’、９’を動かすプーリー１１、１２を介してコンベヤー８、９を駆動するモーターユニット１０を持つ。ベルトは、図３及び４において、番号１３により図式的に示される。
【００１２】
図３−６に更に詳細に示されるように、２個のコンベヤー８、９を、図５及び６に示される第２の位置に離して動かすための手段がある。コンベヤーをこの第２の位置に離して動かし得るように、軸１４’に連結されそして関節１５、１６及び１７、１８を介してコンベヤー８、９の傾斜運動を制御するモーター１４が設けられる。軸１４’が回転すると、アーム１５がアーム１６の端部位置を関節運動させるであろう。アーム１６は、一方の端部がコンベヤー８に関節連結され、そして他方の端部がアーム１５に関節連結されている。このことは、アーム１７、１８により形成された関節連結に関しても見られる。
【００１３】
前記モーター１０、１４に加えて、歯車２０を介して回転ローラー２１、２２の対との連結を形成する更なるモーター１９も設けられる。この連結は、例えばウオーム駆動装置及びベルト伝達又はモーター１９から力を伝えるその他の適切な伝達装置とすることができる。
【００１４】
回転ローラー２１、２２は、同じ回転方向を持たねばならず、かつ図５及び６に見られるように、時計方向回転又は反時計方向回転のいずれで回転することもできる。しかし、回転ローラー２１、２２は、それぞれコンベヤーベルト８’、９’の移動方向の回転軸線を持つことが見られるであろう。
【００１５】
モーター１４が、軸１４’及び関節１５、１６と１７、１８を介してコンベヤー８、９を互いに側方に離して傾けると、ベルト８’、９’により支持されていた容器２は、コンベヤー８、９の第２の位置においては、最終的にそれぞれのベルト８’、９’によって支持されないで、回転ローラー２１、２２により支持される。ローラー２１、２２は、モーター１９、及び、例えばウオーム駆動装置とベルト伝達及び歯車２０を介したモーターとの連結により、前記回転状態にされる。
【００１６】
ローラー２１、２２が回されたとき、検知器ユニット３内の検知器３’、３”は、容器の輪郭、識別コード又は同等のような容器の特有の特徴を検知することができる。
【００１７】
容器２が回され識別されると、モーター１４は、コンベヤー８、９を、図５及び６に示された第２の位置から図３及び４に示された第１の位置に戻すための運転に入る。そこで、ローラー２１、２２上で回されていた容器２は、第１の位置においてコンベヤーベルトにより支持するためのコンベヤーベルト８’、９’により持ち上げられそしてローラーから離される。
【００１８】
容器が第１の位置においてコンベヤー上に位置決めされると、容器は、コンベヤーに関して下流の或る点に進められるか又は上流位置に戻されるかのどちらかをされるであろう。容器は、下流位置においては、分類機構に送られ、ここで、容器は排出機構の手段によりこれを側方に押し出すことができる。
【００１９】
しかし、容器を回転ローラーの上に降ろすことが必ずしも必要でない場合が考えられる。これは、特に、容器上の識別コード、例えばバーコードが、コンベヤーによる容器の供給直後にコード検知器から見ることができそしてコード検知器により見られる場合である。かかる場合であってかつ容器の輪郭も検知可能なときは、識別コード、例えばバーコードが直接検知され、次いで、容器は、コンベヤーに関して下流の或る点にコンベヤー上で進められ、或いはコンベヤーにより上流位置又は容器の挿入位置に戻されるであろう。
【００２０】
しかし、容器上の識別コードが前述の検知器３”のようなコード検知器から直ちに見えない場合は、コンベヤーベルトは、容器を回転ローラー上に降ろし、そして識別コードがコード検知器から見えこれを検知するまで容器を回転させるであろう。続いて、コンベヤーベルトは、一緒に前記Ｖ字形を形成して容器を回転ローラーから持ち上げる状態にされる。次いで、容器は、コンベヤーに関して下流の或る点にコンベヤー上で進められるか、或いは上流位置の容器挿入点に戻されるかのどちらかである。容器が上流位置に戻された場合は、これは、例えば、容器がいずれにしろ受け入れ難いことか、或いは回収代金返金が発生しないことを意味する。純粋に例外の場合においては、容器の寸法が非常に大きくて、容器を下げるためにコンベヤーベルトを離すように動かすことが都合よく、このためその輪郭を、容器検知用ユニット３’により確実に容易に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１及び２】
それぞれ本発明のよる装置の２個の異なった斜視図である。
【図３及び４】
第１の位置にあって、かつそれぞれ液体容器がない場合及び置かれた場合の本発明による装置を示す。
【図５及び６】
第２の作動位置にあって、かつそれぞれ液体容器がない場合及び置かれた場合の本発明による装置を示す。

Claims (3)

1. 容器の特有の特徴の検知に関連して、空の飲料包装体、例えば任意断面の缶又はボトルの液体容器を、水平位置において扱うための方法であって、
   ａ）コンベヤー上に容器を置き、このコンベヤーのコンベヤーベルトは一緒にほぼＶ字形断面を形成し、
   ｂ）容器検知用ユニットにより容器の輪郭を検知し、
   ｃ）容器上の可視の識別コードの有無を決定する
   ことを含み、
   ｄ）識別コードを見ることができる場合は、コード検知器によりコードを　検知し、次いで段階ｆ）又はｇ）を実行し、
   ｅ）識別コードを見ることができない場合は、容器上の識別コードがコード検知から見えこれにより検知されるようになるまで容器を回転させるために１対の回転ローラー上に容器を落とし、続いて、コンベヤーベルトは一緒に前記Ｖ字形を形成し回転ローラーから容器を持ち上げるようにされ、次いで段階ｆ）又はｇ）を実行し、ここに
   段階ｆ）はコンベヤーに関して下流の或る点にコンベヤー上で容器を前進させることを含み、また段階ｇ）は上流位置又は挿入位置に容器を戻すように輸送することを含む
   ことを特徴とする方法。
2. 容器の特有の特徴の検知に関連して、空の飲料包装体、例えば任意断面の缶又はボトルを、水平位置において扱うための装置において、それぞれベルト構造を有する第１及び第２のコンベヤーを備え、ベルトは相互に平行に動くことができ、そして第１の容器支持位置においては、互いに或る角度を形成し、これによりほぼＶ字形のコンベヤーを形成する装置であって、
   −２個のコンベヤーを離してその第２の位置に動かし、これによりコンベヤーベルト間の空間に、同方向に回転しかつその回転軸線がコンベヤーベルトの移動方向にある１対の回転ローラーを暴露し、これにより第１の位置においてコンベヤーベルトにより支持された容器を１対のローラーの上に落としそして回転させるための手段、
   −容器が回されたときに、容器の特有の特徴、例えば、その輪郭、識別コード又は同等事項を検知するようにされた検知器ユニット、及び
   −容器を前記第１の位置においてコンベヤーベルトにより支持するために、２個のコンベヤーを第２の位置から第１の位置に戻すように動かし、これにより、ローラー上で回される容器をコンベヤーベルトにより持ち上げてローラーから離すための手段
   を備えることを特徴とする装置。
3. −装置が、コンベヤーの第１の位置において、
   容器をコンベヤーに関して下流の或る点に進めるか或いは容器を上流位置に戻させるか
   のいずれかをさせる
   ことを特徴とする請求項２に明らかにされた装置。