JPH10139130A - 導入装置 - Google Patents

導入装置

Info

Publication number
JPH10139130A
JPH10139130A JP5533897A JP5533897A JPH10139130A JP H10139130 A JPH10139130 A JP H10139130A JP 5533897 A JP5533897 A JP 5533897A JP 5533897 A JP5533897 A JP 5533897A JP H10139130 A JPH10139130 A JP H10139130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
transport
line
transport unit
introduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5533897A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Amamiya
和行 雨宮
Makoto Yamamori
誠 山森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kanetsu KK filed Critical Toyo Kanetsu KK
Priority to JP5533897A priority Critical patent/JPH10139130A/ja
Publication of JPH10139130A publication Critical patent/JPH10139130A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕分け装置の搬送ユニットのいずれかに物品
を確実に載せ込むための導入装置であって、機構的及び
制御的に簡易な構造のものを提供すること。 【解決手段】 本発明の導入装置20は、導入ラインL
2が搬送ラインL1に対して鋭角となるように配置された
搬送装置22,24と、搬送装置の搬送面上の待機エリ
アに物品Wを配置するためのガイド30と、待機エリア
に物品が置かれたことを検知する光センサ38と、対象
の搬送ユニット12aが所定の通過ポイントP1を通過
したことを検知する光センサ46と、物品が待機エリア
に置かれ搬送ユニットが通過ポイントを通過したとき、
搬送装置を起動するよう制御する制御手段28とを備
え、導入ポイントの近傍において、物品の最後尾と対象
の搬送ユニットの載置エリアRの後端縁RLとが、搬送
ラインに対してほぼ直角な方向に整列し、並走するよう
になっていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトキャリア式
仕分け装置やトレー傾倒式仕分け装置のような複数の搬
送ユニットを連続的に走行させる搬送装置に関し、特
に、各搬送ユニットに物品を載せ込むための導入装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】仕分け装置としては、例えば特公平7−
64409号公報や特許第2509954号公報等に記
載されているようなベルトキャリア式仕分け装置が知ら
れている。ベルトキャリア式仕分け装置は、複数のベル
トコンベヤ型搬送ユニットをエンドレスに連結して成る
ものであり、各搬送ユニットのベルトは、物品の載置面
としての機能と、仕分けポイントで物品を側方に送り出
す機能とを併せ持っている。
【0003】このような仕分け装置の各搬送ユニットに
物品を載置する場合、仕分け装置の搬送ラインの側方に
配置された導入ラインから物品を送り込むのが一般的で
ある。そして、種々の寸法の物品を所望の搬送ユニット
に対して適正なタイミングで確実に載せ込むための導入
装置として、従来においては、例えば特公平7−644
09号公報に開示されているものが知られている。
【0004】特公平7−64409号公報には、物品を
搬送ユニットに直角に導入する型式の導入装置と、鋭角
に導入する型式の導入装置とが開示されている。いずれ
の型式の導入装置も、直列に配列された3台のコンベヤ
から構成されており、仕分け装置から最も遠い位置にあ
る第1のコンベヤは物品を置くためのもの、次続の第2
のコンベヤは物品の全長を計測するためのもの、搬送ユ
ニットに隣接する第3のコンベヤは物品の載込み速度を
調整するためのものである。
【0005】このような構成においては、次のようにし
て物品は搬送ユニットに送り込まれる。まず、物品が所
定の姿勢で第1のコンベヤに置かれると、その姿勢のま
ま第2のコンベヤに移動され、物品の先端部(搬送ユニ
ットに面している部分)が所定位置に達したことを位置
決めセンサが検知した時点で停止される。また、第1の
コンベヤから第2のコンベヤに物品が移動中、第2のコ
ンベヤに設けられた長さ計測用のセンサにより、物品の
移動方向の全長が計測される。ここで、物品を載せ込む
べき搬送ユニットが搬送ラインの所定位置を通過したな
らば、第2のコンベヤが起動され、待機中の物品は第2
及び第3のコンベヤを経て対象の搬送ユニットに払い出
される。第3のコンベヤは速度調節可能であり、物品の
停止位置から仕分け装置までの距離と物品の全長とに基
づき搬送速度を調節することで、物品は対象の搬送ユニ
ットの中央部に送り込まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
導入装置において、搬送ユニットに対して直角に物品を
載せ込む型式のものは、搬送ユニットが比較的に低速で
移動する仕分け装置に適している。また、搬送ユニット
に対して鋭角に物品を載せ込む導入装置は、搬送ユニッ
トが高速で移動している場合にも物品を安定して載せ込
むことが可能である。
【0007】しかしながら、上記導入装置は、3台のコ
ンベヤの駆動をインバータ制御しなければならず、ま
た、第2のコンベヤは所定位置にて物品を正確に停止さ
せなければならないため、機構的、制御的に相当に複雑
であるという問題点があった。
【0008】そこで、本発明は、機構的及び制御的に簡
易な構造であり、確実に物品を所望の搬送ユニットに導
入することができる導入装置を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一定の速度で所定の搬送ラインに沿って
移動する複数の搬送ユニットのいずれかに、物品を搬送
ラインの側方から載せ込むための導入装置において、搬
送ラインの所定の導入ポイントに接続された搬送装置
と、搬送装置の搬送面上の待機エリアに物品を配置する
ためのガイドと、このガイドに従って待機エリアに物品
が置かれたことを検知する物品検知手段と、物品を載せ
込むべき対象の搬送ユニットが導入ポイントよりも上流
側の所定の通過ポイントを通過したことを検知する通過
検知手段と、物品検知手段により待機エリアに物品が置
かれたことが検知された後、通過検知手段により対象の
搬送ユニットが通過ポイントを通過したことが検知され
たならば、物品の搬送を開始すべく搬送装置を制御する
制御手段とを備え、搬送装置により搬送される物品が対
象の搬送ユニットの載置エリア内に移載されるよう構成
されていることを特徴としている。
【0010】より具体的には、ガイドに従って物品が待
機エリアに適正に載置されている状態で、この待機エリ
アに対して定まる物品の一点を特定ポイントとした場
合、この物品上の特定ポイントが搬送開始から一定時間
の後に所望の位置に到達するよう搬送装置を動作させる
と、物品が対象の搬送ユニットの載置エリア内に移載さ
れる。
【0011】例えば、搬送装置の導入ラインが搬送ライ
ンに対して鋭角に配置されている場合、導入ポイントの
近傍において、搬送装置により搬送される物品の最後尾
(特定ポイント)が、対象の搬送ユニットの載置エリア
の後端縁と搬送ラインに対してほぼ直角な方向に整列し
て並走するような位置となるよう搬送装置を動作させる
と、物品が導入装置から搬送ユニットに移載される際、
物品の最後尾は搬送ユニットの載置エリアの後端縁上に
位置することとなり、物品が載置エリア内に、はみ出す
ことなく、収められる。なお、上記の物品の「最後尾」
及び載置エリアの「後端縁」は、それぞれ、搬送ライン
と平行な方向における搬送方向の「最後尾」及び「後端
縁」をいうものとする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
を示し、本発明による導入装置が設けられたベルトキャ
リア式の仕分け装置の一部を示している。この仕分け装
置10は、特許第2509954号公報に記載されてい
る型式のものであり、複数の搬送ユニット12を無端状
に連結し、これらの搬送ユニット12をループ状の案内
レール(一部のみ示す)14に沿って一定の速度で循環
するよう構成されている。各搬送ユニット12は、図に
は明示していないが、案内レール14に沿って走行する
台車16と、台車16の上部にて互いに平行に対向配置
された1対のプーリ(図示せず)と、これらのプーリに
巻き掛けられた無端状ベルト18と、このベルト18を
正逆両方向に循環駆動する駆動源(図示せず)とから構
成されている。ベルト18は搬送ユニット12の移動方
向に対して直角の方向に延びている。従って、ベルト1
8を正逆いずれかの方向に循環駆動すると、ベルト18
上に載置された物品Wは搬送ユニット12の移動方向の
左右いずれかに払い出され、所望の仕分けシュート(図
示せず)に送り込むことが可能となる。
【0013】かかる仕分け装置10には、空の搬送ユニ
ット12に物品Wを載せ込むための導入装置20が接続
されている。導入装置20は、仕分け装置10の搬送ラ
インL1の適当な導入ポイント、好ましくは直線状部分
に位置する導入ポイントに接続するよう配置されてい
る。図示実施形態における導入装置20は、直列に配置
された2台のベルトコンベヤ(搬送装置)22,24か
ら構成されている。いま、これらのベルトコンベヤ2
2,24の搬送ラインを導入ラインL2と称することと
すると、導入ラインL2は、仕分け装置10の搬送ライ
ンL1、すなわち案内レール14に対して鋭角(図示実
施形態では45度)に設定されている。
【0014】仕分け装置10から遠い位置にあるベルト
コンベヤ(以下、「第1のコンベヤ」という)22は、
搬送速度をゼロから所定の速度まで短時間に変化させる
ことが可能となっており、そのために駆動源として可変
速型のモータ、好ましくはサーボモータ26が用いられ
ている。このサーボモータ26は、プログラマブルコン
トローラやマイクロコンピュータ等から構成される制御
装置28によって制御される。
【0015】また、第1のコンベヤ22には、物品Wを
搬送面の待機エリアに所望の姿勢で載置するためのガイ
ド30が設けられている。図示のガイド30は直角に折
り曲げたL字状の部材であり、第1のコンベヤ22の最
上流部分にて左右の機台フレーム32,33間に横架さ
れている。L字状ガイド30の角部34は、コンベヤ2
2の搬送面の幅方向中央部に概ね位置しており、上流側
に向けられている。また、ガイド30の一端側の部分3
5は仕分け装置10の搬送ラインL1と平行に延び、従
って、他端側の部分36は搬送ラインL1に対して直角
に延びている。このようなガイド30を用いて直方体形
状の物品Wを第1のコンベヤ22の待機エリアに載置す
る場合、物品Wの隣合う1対の側面S1,S2をそれぞれ
ガイド30の各部分35,36に当接させて載置するこ
ととなる。
【0016】更に、第1のコンベヤ22には、物品Wが
搬送面の待機エリアに適正に載置されているか否かを検
知するための手段として光センサ38が設けられてい
る。本実施形態では、光センサ38は投光素子40と受
光素子42とを並設して成る反射型であり、第1のコン
ベヤ22の一側に配置されている。投光素子40から出
射された検知光はガイド30の部分36に沿って進み、
第1のコンベヤ22の他側に配置された反射体44によ
り反射されて受光素子42で受光される。よって、物品
Wがガイド30により待機エリアに配置されると、投光
素子40からの検知光が遮断され、受光素子42からの
電気信号が変化する。受光素子42は前述の制御装置2
8に接続されており、この制御装置28においては、受
光素子42からの電気信号の変化により物品Wの有無を
認識できるようになっている。
【0017】仕分け装置10に隣接するベルトコンベヤ
(以下、「第2のコンベヤ」という)24は、一定の搬
送速度で駆動される。第2のコンベヤ24の搬送速度
は、仕分け装置10の搬送ラインL1に沿う速度成分が
仕分け装置10の搬送速度(搬送ユニット12の移動速
度)とほぼ一致するように設定されている。すなわち、
仕分け装置10の搬送速度をV0、第2のコンベヤ24
の搬送速度をV1、搬送ラインL1と導入ラインL2との
なす角度をθとすると、第2のコンベヤ24の搬送速度
1は、 V1=V0/cosθ なる関係を満たしている。例えば仕分装置10の搬送速
度V0が100m/分の場合、図示実施形態ではθ=4
5°であるので、第2のコンベヤ24の搬送速度V1
約141m/分で駆動される。
【0018】本発明の導入装置20は、更に、仕分け装
置10の搬送ユニット12が所定の通過ポイントP1
通過したことを検知するための反射型光センサ46を有
している。より詳細に述べるならば、通過ポイントP1
は、ガイド30の部分36の延長線と仕分け装置の搬送
ラインとの交点P0よりも所定距離Dだけ上流側の位置
にあり、通過ポイントP1よりも更に上流側に光センサ
46が配置されている。光センサ46は、その投光素子
48からの検知光が仕分け装置10の搬送ラインL1
直角に横切るよう配置されており、その位置は、一の搬
送ユニット12の先端部が光センサ48の検知光を遮断
した瞬間、この搬送ユニット12に先行する搬送ユニッ
ト12の載置エリアRの後端縁RLが通過ポイントP1
を通過することとなる位置である。なお、搬送ユニット
12の載置エリアRとは、搬送ユニット12のベルト1
8の上面領域であって、物品Wを脱落のおそれなく載置
できる領域をいい、その後端縁RLは、載置エリアRの
うち最も上流側に位置するラインをいう。光センサ46
の投光素子48からの検知光は、対向配置された反射体
50により反射され、受光素子52により受光されるよ
うになっている。また、光センサ46の受光素子52は
制御装置28に接続されている。
【0019】次に、このような構成の導入装置20の作
動について説明する。
【0020】まず、導入装置20及び仕分け装置10を
起動すると、導入装置20の第2のコンベヤ24及び仕
分け装置10がそれぞれ前述した搬送速度V1,V0で駆
動を開始する。一方、第1のコンベヤ22は停止状態に
維持される。
【0021】この後、オペレータは、停止状態にある第
1のコンベヤ22の待機エリアにガイド30を利用して
物品Wを載置する。物品Wが直方体形状の場合、ガイド
30の部分35,36に物品Wの側面S1,S2が当接す
るため、待機エリアに載置された物品Wの後側面(仕分
け装置の搬送方向に沿っての後側の側面)S2は、図1
の(a)に示すように、仕分け装置10の搬送ラインL
1に対して直角に向けられる。物品Wが待機エリアに載
置されると、その状態にあることを制御装置28は光セ
ンサ38からの信号変化により認識する。
【0022】また、オペレータは、バーコードリーダで
物品W上のバーコードを読む等の適当な方法で、当該物
品Wを載せ込むべき搬送ユニット12を決定する。この
決定は制御装置28に入力される。ここで、対象となる
搬送ユニットを便宜的に符号12aで示し、その後ろの
搬送ユニットを符号12bで示すこととする。
【0023】次いで、搬送ユニット12aの後続の搬送
ユニット12bが光センサ46の検知光を遮断すると、
制御装置28は搬送ユニット12aの載置エリアRが通
過ポイントP1を通過したと認識し、第1のコンベヤ2
2を起動する。そして、搬送速度を第2のコンベヤ24
の搬送速度V1まで加速し、物品Wを第2のコンベヤ2
4に移載させる。第1のコンベヤ22の加速中における
物品Wの移動距離と搬送ユニット12aの移動距離には
ずれが生ずるが、このずれ量を、ガイド30の部分36
の延長線と通過ポイントP1の間の距離Dにほぼ一致す
るように予め設定しておくと、第2のコンベヤ24に物
品Wを載せ込んだ時点では、物品Wの後側面S2と対象
の搬送ユニット12aの載置エリアRの後端縁RLと
は、搬送ラインL1に直角な方向においてほぼ整列状態
となる(図1の(b)参照)。
【0024】第2のコンベヤ24の搬送速度における搬
送ラインL1に沿う速度成分は仕分け装置10の搬送速
度と一致されているため、第2のコンベヤ24により搬
送されてくる物品Wは、前記整列状態を維持しつつ対象
の搬送ユニット12aの載置エリアRと並走する。そし
て、図1の(c)に示すように、物品Wは最終的には第
2のコンベヤ24から対象の搬送ユニット12aに移載
される。この際、搬送ユニット12aのベルト18を矢
印A方向に駆動すれば、物品Wは円滑に搬送ユニット1
2aに移載される。
【0025】このように、本発明の導入装置20を用い
れば、仕分け装置10の搬送ユニット12aに移載され
る直前において、物品Wの後側面S2は搬送ユニット1
2aの載置エリアRの後端縁RLと整列した状態で移動
するため、搬送ユニット12aに移載された物品Wの後
側面S2は常に搬送ユニット12aの載置エリアRの後
端縁RL上に位置し、物品Wの大きさによらず確実に載
置エリアRに載置されることとなる。また、ガイド30
の部分36に接した物品Wの接点は搬送ラインL1と平
行な方向における最後尾となるが、物品Wのこの最後尾
は、少なくとも第2のコンベヤ24上において搬送ユニ
ット12aの載置エリアRの後端縁RLと整列状態とな
ることは理解されよう。従って、物品Wの形状がいかな
るものであっても、搬送ラインL1に直角な方向に延び
るガイド30の部分36に物品Wを接触させて待機エリ
アに載置すれば、その物品Wは常に搬送ユニット12a
の載置エリアRに確実に移載されることとなる。
【0026】なお、上記実施形態では、物品Wの後側面
2を基準とし、搬送ユニット12aの載置エリアRの
後端縁RLを対象として物品Wを移動させているが、基
準となる部位は後側面S2に限られず、また、載置エリ
アRの後端縁RLを対象とする必要もない。すなわち、
ガイド30、つまり待機エリアに対して定まる物品の適
当な一点を特定ポイントないしは基準ポイントとして、
この基準ポイントが載置エリアの所望の部位に対して並
走するようにした場合も、物品W本発明の概念を対象の
搬送ユニット12aに確実に載せ込むことが可能とな
る。
【0027】図2は、本発明による導入装置100の第
2の実施形態を示している。この第2の実施形態は、導
入装置100が仕分け装置10の搬送ユニット12に対
して直角に物品Wを載せ込む型式のものである。仕分け
装置10は第1の実施形態と同様なベルトキャリア式で
あり、ここでは同一又は相当部分には同一符号を付して
その詳細な説明は省略する。
【0028】図2に示すように、導入装置100は1台
のベルトコンベヤ(搬送装置)110から成り、仕分け
装置10の搬送ラインL1の適当な導入ポイントにて、
その導入ラインL3が仕分け装置10の搬送ラインL1
対して実質的に直角となるように接続されている。
【0029】ベルトコンベヤ110は、前述の第1のコ
ンベヤ22と同様に、搬送速度をゼロから前以て決めら
れた速度まで短時間に変化させることが可能となってお
り、駆動源として好ましくはサーボモータ112が用い
られている。このサーボモータ112は、マイクロコン
ピュータ等から構成される制御装置114によって制御
される。
【0030】また、ベルトコンベヤ110の搬送面の末
端エリア(仕分け装置から離れている側のエリア)は、
物品Wを載置した後、適当な時期まで待機させるための
待機エリアとなっている。この待機エリアには、物品W
を所望の姿勢で載置するためのガイド116が設けられ
ている。ガイド116は、互いに直角をなす部分11
8,120と部分から成るL字状の部材であり、部分1
18は仕分け装置10の搬送ラインL1と平行に配置さ
れ、部分120は導入装置100の導入方向左側にて導
入ラインL3と平行に配置されている。このようなガイ
ド116を用いて直方体形状の物品Wをベルトコンベヤ
110の待機エリアに載置する場合、物品Wの隣合う1
対の側面S1,S2をそれぞれガイド116の各部分11
8,120に当接させて載置する。
【0031】導入装置100には、更に、ベルトコンベ
ヤ110の待機エリアに物品Wが適正に載置されたか否
かを検知するための物品検知手段が設けられている。本
実施形態においては、物品検知手段として2つの反射型
の光センサ122,124が設けられており、一方の光
センサ122は物品Wの側面S1がガイド116の部分
118に当接しているか否かを検知し、他方の光センサ
124は物品Wの側面S2がガイド116の部分120
に当接しているか否かを検知するよう位置決めされてい
る。なお、図示実施形態では、光センサ122の投光素
子126から反射体128に進む検知光は水平方向とさ
れており、光センサ124の投光素子130から反射体
(図示せず)に進む光は垂直方向とされている。各光セ
ンサ122,124の受光素子132,134は制御装
置114に接続されており、この制御装置114におい
ては、受光素子132,134からの電気信号の変化に
より物品Wの有無及びその載置状態が適正か否かを認識
できるようになっている。
【0032】また、第1の実施形態と同様に、第2の実
施形態の導入装置100も、仕分け装置10の搬送ユニ
ット12が所定の通過ポイントP1を通過したことを検
知するための反射型光センサ136を有している。この
光センサ136は通過ポイントP1よりも上流側の位置
にある。この位置は、光センサ136の投光素子138
からの検知光を任意の搬送ユニット12bの先端部が遮
断した時、その搬送ユニット12bに先行する搬送ユニ
ット12aの載置エリアRの後端縁RLが通過したこと
となる位置である。この光センサ136の受光素子14
0も制御装置114に接続され、搬送ユニット12の通
過を認識できるようになっている。
【0033】このような構成の導入装置100を用いて
仕分け装置10の適当な搬送ユニット12に物品Wを移
載する場合、まず、オペレータは、停止状態にあるベル
トコンベヤ110の待機エリア上に、ガイド116に沿
って物品Wを適正に載置する。この時、物品Wが直方体
形状の場合、図2の(a)に示すように、物品Wの側面
1は仕分け装置10の搬送ラインL1に平行となり、側
面S2は搬送ラインL1に対して直角となる。物品Wが待
機エリアに載置されたことは、光センサ122,124
からの信号によって制御装置114により認識される。
【0034】次いで、オペレータは、バーコードリーダ
で物品W上のバーコードを読む等の適当な方法で、当該
物品Wを載せ込むべき搬送ユニット12aを決定する。
この決定は制御装置114に入力される。
【0035】この後、載込み対象となる搬送ユニット1
2aに続く搬送ユニット12bが光センサ136の検知
光を遮断すると、制御装置114は搬送ユニット12a
の載置エリアRの後端縁RLが通過ポイントP1を通過
したと認識し、ベルトコンベヤ110のサーボモータ1
12を起動して物品Wの搬送を開始する。そして、ベル
トコンベヤ110の搬送速度を一定時間内に所定速度ま
で等加速度で上昇させる。この際、物品Wを安定した状
態で搬送ユニット12aに載せ込むためには、物品Wが
仕分け装置10の手前に達した時点では搬送速度は一定
となっていることが好ましい。
【0036】このように予め決められた態様でベルトコ
ンベヤ110の搬送速度が加速されると、図2の(b)
に示すように、仕分け装置10における搬送ユニット1
2aの載置エリアRの後端縁RLがガイド116の部分
118の延長線上に達した時に、物品Wの前半分、すな
わち重心よりも仕分け装置10側の部分が搬送ユニット
12a上に載り移る。物品Wの前半分が搬送ユニット1
2aに載ると、物品Wに及ぼされる影響はベルトコンベ
ヤ110よりも搬送ユニット12aの方が大きくなり、
しかも搬送ユニット12aのベルト18は矢印A方向に
駆動されるため、物品Wはベルトコンベヤ110の影響
を殆ど受けずに、円滑に搬送ユニット12aに移載され
る。
【0037】理論的には、物品Wの角部142がガイド
116の角部144の位置から図2の(b)に示す位置
に達するまでに要する時間と、対象の搬送ユニット12
aの後端縁RLが通過ポイントP1から図2の(b)に
示す位置に達するまでに要する時間とが一致するように
設定すれば、ベルトコンベヤ110の加速度が一定でな
くとも、一定形状の物品を常に確実に載せ込むことが可
能である。また、対象の搬送ユニット12aが図2の
(b)の位置にある時、物品Wの角部142が符号14
6の位置に到達しているようにすれば、あらゆる大きさ
の物品にも対応できる。この原理からは、角部142を
基準とせず、ベルトコンベヤ110の待機エリアに対し
て一義的に定まる物品W上の別の点(特定ポイント)を
基準にしても、この特定ポイントが一定時間の後に所望
の位置に達するようベルトコンベヤ110の動作を調整
すれば、物品Wを搬送ユニット12の載置エリアRに載
せ込むことができることとなる。
【0038】例えば、物品Wの前側の角部148を特定
ポイントとし、待機エリアの一定の位置に置くこととす
れば、物品Wの先端面S3がベルトコンベヤ110の先
端に達した時、物品Wの角部148が搬送ユニット12
aの載置エリアRの前端縁FLに接していれば、物品W
の大きさによらず搬送ユニット12aに載せ込むことが
可能である。図3は、ガイド116´の配置を変更した
導入装置100を示しているが、このようなガイド11
6´を用いることで、物品Wの前側の角部148を導入
装置100における待機エリアの一定の位置(ガイド1
16´上の矢印Xの位置)に容易に配置することができ
る。
【0039】なお、図2に示す第2の実施形態では、第
1の実施形態と異なり、物品Wがベルトコンベヤ110
から搬送ユニット12aに載り移る際に当該物品Wに横
方向(搬送ラインL1の方向)の力が作用し、物品Wが
回転したり位置ずれを起こしたりするため、現実には、
種々の重量や寸法、形状の物品Wを実際に搬送ユニット
12aに載せ込む試験を行った後、一定範囲内の物品に
ついて確実に搬送ユニット12aの載置エリアRに移載
できるよう条件に若干の余裕を持たせておくことが望ま
しい。また、物品Wに作用する回転モーメントを小さく
するため、搬送ユニット12の移動速度も、例えば60
m/分程度の比較的に低速とすることが好ましい。他
方、ベルトコンベヤ110の最大搬送速度は搬送ユニッ
ト12の移動速度に比して相当に大きく、例えば2倍程
度に大きくすることが望ましい。かかる観点から、この
実施形態の導入装置100は、載込み精度を余り必要と
しないような形状、大きさの物品を取り扱う場合に適し
ており、例えばカマボコや菓子類、定型郵便物等の小物
を手作業で仕分け装置10に送り込む場合に最適であ
る。
【0040】以上、本発明の好適な実施形態について詳
細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない
ことはいうまでもない。
【0041】例えば、第1の実施形態では、物品Wを第
1のコンベヤ22で加速し第2のコンベヤ24において
定速で搬送することとしているが、導入ポイントの手前
で物品Wが搬送ユニット12aと並走状態となるよう制
御が可能ならば、ベルトコンベヤの台数は1台或は3台
以上であってもよく、また、他の型式の搬送装置を用い
てもよい。同様に、第2の実施形態では導入装置100
は1台のベルトコンベヤ110から構成されているが、
台数や用いられる搬送装置の型式については上述したも
のに限られない。
【0042】また、物品Wが導入装置20の待機エリア
に載置されたことを検知する手段としては光センサ38
に限られず、例えばオペレータが目視により確認した
後、スイッチをオンする等の手段を用いることもでき
る。
【0043】更に、待機エリアでの物品Wの位置を調整
するガイド30,116も種々の型式が考えられ、光線
を待機エリアに照射した光マーキングとしてもよい。
【0044】また、本発明の導入装置20,100は、
複数の搬送ユニット12が連続的に走行される型式のあ
らゆる搬送装置に適用可能であり、例えばトレイ傾倒式
の仕分け装置やバケット型の搬送装置にも適用可能であ
る。更に、適用される搬送装置がベルトコンベヤのよう
なものであっても、搬送面を複数の同形状のエリアに区
分した場合には、複数の搬送ユニットが連続的に走行さ
れる型式のものと実質的に同じ概念と考えられ、同様に
取り扱うことが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、物
品は導入装置から確実に搬送ユニットの載置エリアに移
載される。
【0046】また、本発明では、物品の大きさや形状等
を検出する必要がないため、多数のセンサを設ける必要
がなく、装置の小型化を図ることが可能である。更に、
導入装置の搬送装置(ベルトコンベヤ)の速度制御も、
物品の大きさや形状等に拘らず常に一定の態様で行えば
よく、センサの数が少ないことと相まって、制御的に且
つ機構的に簡素化を図ることが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導入装置の第1実施形態を示す概略図
であり、(a)は待機エリアに物品を載置した状態、
(b)は物品の搬送中の状態、(c)は物品を仕分け装
置の搬送ユニットに移載するときの状態を示す図であ
る。
【図2】本発明の導入装置の第2実施形態を示す概略図
であり、(a)は待機エリアに物品を載置した状態、
(b)は物品を仕分け装置の搬送ユニットに移載すると
きの状態を示す図である。
【図3】図2に示す第2実施形態の変形例を示す概略図
であり、導入装置上のガイドと物品の関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
10…仕分け装置、12…搬送ユニット、20,100
…導入装置、22…第1のコンベヤ(搬送装置)、24
…第2のコンベヤ(搬送装置)、28,114…制御装
置、30,116…ガイド、38,122,124…光
センサ(物品検知手段)、46,136…光センサ(通
過検知手段),110…ベルトコンベヤ(搬送装置)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の速度で所定の搬送ライン(L1
    に沿って移動する複数の搬送ユニット(12)のいずれ
    かに、物品(W)を前記搬送ライン(L1)の側方から
    載せ込むための導入装置(20;100)であって、 前記搬送ライン(L1)の所定の導入ポイントに接続さ
    れた搬送装置(22,24;110)と、 前記搬送装置(22,24;110)の搬送面上の待機
    エリアに物品(W)を配置するためのガイド(30;1
    16)と、 前記ガイド(30;116)に従って物品(W)が前記
    待機エリアに置かれたことを検知する物品検知手段(3
    8;122,124)と、 物品(W)を載せ込むべき対象の搬送ユニット(12
    a)が前記導入ポイントよりも上流側の所定の通過ポイ
    ント(P1)を通過したことを検知する通過検知手段
    (46;136)と、 前記待機エリアに物品(W)が置かれたことが前記物品
    検知手段(38;122,124)により検知された
    後、前記対象の搬送ユニット(12a)が前記通過ポイ
    ント(P1)を通過したことが前記通過検知手段(4
    6;136)により検知されたならば、物品(W)の搬
    送を開始すべく前記搬送装置(22,24;110)を
    制御する制御手段(28;114)と、を備え、 前記搬送装置(22,24;110)により搬送される
    物品(W)が前記対象の搬送ユニット(12a)の載置
    エリア(R)内に移載されるようになっていることを特
    徴とする導入装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド(30;116)に従って物
    品(W)が前記待機エリアに置かれている状態で前記待
    機エリアに対して定まる当該物品(W)の特定ポイント
    (S2;142)が、当該物品(W)の搬送を開始して
    から一定時間の後、所望の位置(146)に到達するよ
    う、搬送装置(22,24;110)が動作されること
    を特徴とする請求項1に記載の導入装置。
  3. 【請求項3】前記搬送装置(22,24;110)の導
    入ライン(L2)が前記搬送ライン(L1)に対して鋭角
    となるように配置され、 前記導入ポイントの近傍において、前記搬送装置(2
    2,24)により搬送される物品(W)の最後尾
    (S2)と前記対象の搬送ユニット(12a)における
    載置エリア(R)の後端縁(RL)とが、前記搬送ライ
    ン(L1)に対してほぼ直角な方向に整列し、並走する
    ようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の導入装置。
JP5533897A 1996-09-10 1997-03-10 導入装置 Pending JPH10139130A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5533897A JPH10139130A (ja) 1996-09-10 1997-03-10 導入装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23926996 1996-09-10
JP8-239269 1996-09-10
JP5533897A JPH10139130A (ja) 1996-09-10 1997-03-10 導入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10139130A true JPH10139130A (ja) 1998-05-26

Family

ID=26396238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5533897A Pending JPH10139130A (ja) 1996-09-10 1997-03-10 導入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10139130A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100919090B1 (ko) * 2005-03-28 2009-09-28 가부시기가이샤쯔바기모도체인 슬라이드 슈식 물품 분류 컨베이어
CN102905994A (zh) * 2010-05-20 2013-01-30 西门子公司 输送设备单元
CN105579370A (zh) * 2013-09-09 2016-05-11 德马泰克公司 传送系统和物料搬运系统以及传送系统的使用方法
CN109335521A (zh) * 2018-10-17 2019-02-15 珠海格力智能装备有限公司 移载系统
JP2019151442A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 村田機械株式会社 搬送装置、および搬送システム
WO2020152966A1 (ja) * 2019-01-23 2020-07-30 株式会社ダイフク 物品搬送設備

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100919090B1 (ko) * 2005-03-28 2009-09-28 가부시기가이샤쯔바기모도체인 슬라이드 슈식 물품 분류 컨베이어
CN102905994A (zh) * 2010-05-20 2013-01-30 西门子公司 输送设备单元
CN105579370A (zh) * 2013-09-09 2016-05-11 德马泰克公司 传送系统和物料搬运系统以及传送系统的使用方法
CN105579370B (zh) * 2013-09-09 2018-01-19 德马泰克公司 传送系统和物料搬运系统以及传送系统的使用方法
JP2019151442A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 村田機械株式会社 搬送装置、および搬送システム
CN109335521A (zh) * 2018-10-17 2019-02-15 珠海格力智能装备有限公司 移载系统
WO2020152966A1 (ja) * 2019-01-23 2020-07-30 株式会社ダイフク 物品搬送設備
JP2020117343A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 株式会社ダイフク 物品搬送設備
US11795013B2 (en) 2019-01-23 2023-10-24 Daifuku Co., Ltd. Article transport facility

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6669012B1 (en) Conveyor device
CN113086598B (zh) 分拣设备
JP2009292601A (ja) 仕分装置
JPH10139130A (ja) 導入装置
JPH08225143A (ja) 運搬装置
JP3094853B2 (ja) 仕分け設備
JPH10324418A (ja) 搬送装置及び搬送物の搬送方法
CN113086530B (zh) 物品搬送设备
CN114341031B (zh) 分支设备
JPH06127662A (ja) 物品仕分け装置
JP2002319795A (ja) 板状ワークの搬送装置
JP2976278B2 (ja) ローラコンベヤにおける荷の整列装置
JP4042427B2 (ja) ワーク搬送装置
JP2021070537A (ja) 移載装置及びコンベヤ装置
JP6166538B2 (ja) 搬送装置および物品の投入方法
JP4450593B2 (ja) 製本物搬送装置
KR20000013410A (ko) 자동반송대차 시스템 및 캐리어 이송 방법
JP3611081B2 (ja) コンベア装置
JPH08301438A (ja) 仕分け設備
JPH11322131A (ja) 手差し給紙装置
JPH06179519A (ja) 移動体の加減速制御検出装置
JPH06100139A (ja) 物品搬送装置
JPH11278642A (ja) 合流コンベヤへの物品投入タイミング調整機構
JPH03111229A (ja) 包装機等の物品搬送コンベヤにおける物品サイズ検出装置
JP2020169089A (ja) 板状体搬送装置