JP2004504295A5

JP2004504295A5 -

Info

Publication number: JP2004504295A5
Application number: JP2002512124A
Authority: JP
Filing date: 2001-07-18
Publication date: 2008-09-04

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】純度が質量ベースのHPLC分析によって98％以上であり、残留溶媒が0.5％以下であり、合計不純物が1.5%以下であり、及び、0.5％より大きい単一の不純物を有しないことを特徴とする、安定化１α−ヒドロキシビタミンＤ(ＳＨＶＤ)。
【請求項２】不純物が、１α−ヒドロキシビタミンＤ₄である、請求項１に記載の安定化１α−ヒドロキシビタミンＤ。
【請求項３】熱攻撃におけるビタミンＤ形態からプレビタミン形態への転換率が、同一条件下での非安定化１α−ヒドロキシビタミンＤ(非ＳＨＶＤ₂)より低い、請求項１に記載の安定化１α−ヒドロキシビタミンＤ。
【請求項４】請求項１に記載のＳＨＶＤを含む医薬組成物。
【請求項５】ソフトゼラチンカプセルである請求項４に記載の組成物。
【請求項６】溶液である、請求項４に記載の組成物。
【請求項７】単位投与形態であり、０.５μｇ〜２５μｇの活性成分を含む、請求項４に記載の組成物。
【請求項８】油中、請求項１に記載のＳＨＶＤの効果的量の溶液を含み、該溶液が、ソフトゼラチンカプセルに含まれている組成物。
【請求項９】油が分画されたココナッツ油である、請求項８に記載の組成物。
【請求項１０】請求項１に記載のＳＨＶＤの効果的な量の固体医薬製剤を含み、該固体医薬製剤が、タブレット、カプセル、粒剤、粉体の形態である組成物。
【請求項１１】活性成分としての請求項１に記載のＳＨＶＤの効果的量を含む、カルシウム吸収、輸送または代謝、高増殖細胞活性、免疫応答不均衡または炎症応答不均衡の異常性が原因の病気の治療用薬剤。
【請求項１２】病気が乾癬である、請求項１１に記載の薬剤。
【請求項１３】活性成分としての請求項１に記載のＳＨＶＤの効果的量を、治療が必要なヒト以外の被検者に投与することを含む、カルシウム吸収、輸送または代謝、高増殖細胞活性、免疫応答不均衡または炎症応答不均衡の異常性が原因の病気の治療方法。
【請求項１４】熱攻撃のときの１α−ヒドロキシプレビタミンＤへの転化率が、同一条件下での非SHVDと比較して減少することを特徴とする、安定化１α−ヒドロキシビタミンＤ(ＳＨＶＤ)。
【請求項１５】熱攻撃が、約６０℃の一定温度で起こる、請求項１４に記載の安定化１α−ヒドロキシビタミンＤ。
【請求項１６】実質的に純粋で、実質的に溶媒フリーで、かつ貯蔵安定性である、安定化１α−ヒドロキシビタミンＤ(ＳＨＶＤ)。
【請求項１７】対応するプレビタミン形態と比較して実質的に減少した転換率によって特徴付けられる安定化１α−ヒドロキシビタミンＤ(ＳＨＶＤ)を含む、医薬化合物。
【請求項１８】(a)ビタミンＤ化合物である出発物質の３位のヒドロキシル基をトシル化してヒドロキシを１α位に加える工程；
(b)トシル化形態をシクロビタミンに転換する工程；
(c)１α位のシクロビタミンをヒドロキシル化する工程；
(d)シクロビタミンをシス及びトランスビタミン形態に転換する工程；
(e)トランスビタミン形態を照射してシス形態を生成する工程；
(f)シス形態を、有機溶媒中で再結晶化し、再結晶化形態を７２〜１２０時間５５℃で真空オーブン乾燥してＳＨＶＤを生成する工程、
を含む、安定化１α−ヒドロキシビタミンＤ(ＳＨＶＤ)の製造方法。
【請求項１９】請求項１８に記載の方法によって合成される、安定化１α−ヒドロキシビタミンＤ(ＳＨＶＤ)。
【請求項２０】少なくとも３回、粗製のヒドロキシビタミンＤ製品を有機溶媒から連続的に再結晶化することを含む、安定化１α−ヒドロキシビタミンＤ(ＳＨＶＤ)の製造方法。
【請求項２１】再結晶化方法が、２つの再結晶化を含む、請求項２０に記載の方法。
【請求項２２】有機溶媒が、ギ酸メチル、ギ酸エチル、酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトン、ヘキサン、2-プロパノール-ヘキサン、ペンタン、ヘプタン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メタノール、エタノールアセトニトリル又はその組み合わせである、請求項２１に記載の方法。
【請求項２３】カルシウム吸収、輸送または代謝、高増殖細胞活性、免疫応答不均衡または炎症応答不均衡の異常性が原因の病気の治療用組成物の製造における、活性成分としての請求項１に記載のＳＨＶＤの効果的量の使用。