JP2004501027A - レール/道路組合せ輸送の鉄道駅における貨車の運搬と斜めでの積み込み/荷卸しのシステム、およびその実施方法 - Google Patents
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Abstract
少なくとも一本の線路(60)、ホーム(61)および(62)と、貨車(1)と、積み込み/荷卸し作業場所(63)からなるレール/道路組合せ輸送用システムであり、その特徴は、該貨車(1)は、それぞれ、端部の二つの台(2)および(3)と、車両積み荷を運搬する一つの鉄道用運搬構造物(6)からなり、該積み荷は、該貨車(1)に対して旋回するような形で取り付けられ、また、端部の台(2)および(3)に、分離とロックが可能な、強固な接合によってつながれており、そして各積み込み/荷卸し作業場所(63)は、運搬構造物(6)を持ち上げ、降し、そして旋回駆動手段を地面に少なくとも一つ備え、それにより、捉えなおしと受取りの手段(64)または(65)を備えたホーム(61)または(62)に向かって、分離または旋回を可能にし、その全体に、端部の台(2)および(3)を所定の位置と所定の配置で保持する手段を備えていることを特徴とする、レール/道路組合せ輸送用システム。本発明は、レール/道路組合せ輸送用システムに関する資材を製作するものに有益なものである。
Description
【0001】
本発明は、運搬および積み込み/荷卸しのシステムに関するものであり、該システムは、複数の貨車と道路通行車両の積み込み/荷卸し用作業場所からなり、これらの車両の一部、またより一般的には代替輸送という用語でも知られる、レール/道路組合せ輸送の枠内での、鉄道列車の貨車への車両積み荷からなるものである。
【0002】
本発明はまた、作業場所と貨車の連続を用いた積み込み/荷卸し方法にも関するものであり、この効果のために必要な手段を共に形成するものである。
【0003】
とりわけ重量車による道路および高速道路の交通渋滞と、環境汚染の増大は、代替の解決方法の研究の発展をもたらした。
【0004】
このような代替の解決方法のなかで示されているのは、貨物を積載した道路通行車両を長距離にわたって鉄道線路で運搬することを想定するレール/道路組合せ輸送である一方で、近距離輸送は、その従来の形式にとどめておくというものである。
【0005】
この方式によると、コンテナ、移動ケース、トレーラーあるいは車両は、貨車に積み込まれ、つぎにこれらの貨車から鉄道駅のターミナルで荷卸しされる。
【0006】
資材と設備に関しては、大きく分けて三つの解決方法が提案されている。
【0007】
その一つは、高速鉄道路、つまり列車全体から構成されるが、該列車上を、二つの貨車の間であっても、列車の使用可能な表面全体にわたって、輸送の指定されたスペースまで、一列になってトレーラーやセミ・トレーラーにつないだトラックを走らせるということである。この解決法の利点は、実用性と早さにある。荷卸しは、車両が入る端とは反対の端まで、車両を同じ方向に運搬することによって行われる。該車両はつぎに車道で、道路網に戻っていくのである。しかしながら、この解決方法には幾つもの不都合がある。まず最初に挙げなければならないのは、一連の積み込みと荷卸しに関するものである。ある故障車両が、残りの車線の通行止めをもたらす。特定の車両の積み込みや荷卸しを優先的に行うことができない。更に車線への合流に関連する積み込み時間は常に長時間を要し、短くすることができない。この解決方法には、牽引車を運ぶ必要という大きな不都合も存在し、該牽引車が、そのトレーラーやセミ・トレーラーから分離されていれば、他の車両輸送に役立てることができるはずである。更に、牽引車やトレーラーまたはセミ・トレーラーの所有者は異なっており、各所有者は、それぞれの資材の採算性について必ずしも同じ考えを持ち合わせていない。
【0008】
他のカテゴリに属する解決方法は、特に道路用コンテナを念頭においたものであるが、トレーラーやセミ・トレーラーにも適用されるものであり、該方法は、貨車に該トレーラーやセミ・トレーラーを積み込むために、牽引車やトラックがそれらを卸すホームからの外的手段による、車両積み荷の操作に関するものである。このカテゴリは、重く、また購入、保全費用が高額であり、エネルギー消費が膨大な設備に用いるものである。更に、該設備は専門のオペレーターの存在が必要である。
【0009】
本発明が属する、更にもう一つのカテゴリの解決方法は、車両全体、もしくはそのトレーラー、あるいはそのセミ・トレーラーのみ、またより一般的には、車両積み荷の個々の積み込みに関するものであり、それらは独自の動力、あるいは、車両積み荷に連結された車両の運転手の助けを借りて車両に接続された動力によるものである。
【0010】
一つの解決方法は、要するに、端部の二つの台に機械的に接続し、また車両積み荷を支える移動式の床を備えた固定式の運搬構造付きの貨車を用意するというものである。
【0011】
機械的結合を有するこの運搬構造物の厚みは、相当な補足的厚みであり、鉄道のゲージを下方向に最大限に活用することができるように薄くあって欲しいという要請には反するものである。
【0012】
本発明の一般的な分野は、レール/道路組合せ輸送用システムについてのものであり、該分野において、貨車は車両積み荷を運搬する旋回式の鉄道用構造物を有し、この運搬構造物は、それぞれが鉄道用ボギーによって、端部の二つの台に取り付けられ、かつ結合されているものである。
【0013】
厳密な意味での本発明の分野においては、旋回運動によって動かされる鉄道用構造物を備えた貨車のみが、技術の状態を例証しているものと考えられる。これら貨車の第一の利点は、運搬構造物の斜めの積み込みと荷卸しの作業を可能にし、また従って、それにより進入と離れるのに適したホームを介して、車両積み荷が、運搬構造物に入ったり、出たりするのを、それ特有の手段、あるいはそれに通常付属する手段によって、可能にするということである。
【0014】
輸送用システムが活用する貨車のタイプが異なるのは、鉄道用運搬構造物の両端が、端部の台から解放されるか解放されないこと、また特に二つ同時に解放することが可能であるかによる。
【0015】
二つの端部を同時に解放することが有益な利点をもたらす場合、特に車両積み荷を端部のどちらか一方で受けたり出したりすることが可能になる一方で、新たな車両積み荷が他の方向から到着した場合、両端の間の機械的な結合を確保していた運搬構造物から解放された端部の台が、それぞれの元の位置を保持していないという事実から、深刻な不都合が生じる。事実、勢い余った力が端部の台にかかり、その端部の台との鉄道用運搬構造物の両端が外れる際の反作用の力、ならびに車両が鉄道用運搬構造物への乗り入れ、あるいはその動きから来る応力によって、その線路に沿って、端部の台のずれが引き起こされる。このようなずれは、積み込みや荷卸し後の復帰する際に、鉄道用運搬構造物を、素早く簡単に元の位置に戻すのに、かなり邪魔になるものである。
【0016】
本発明の目的はまた、積み込みや荷卸し作業の際に、端部の台、またつまりは、ボギーを所定の位置に保持すること、そして、鉄道のゲージを最大限に活用するという二つの主な目標を同時に満足することである。
【0017】
本発明はまた、車両積み荷がエネルギーの面で独立していること、つまり、それ独自の手段またはそれに通常備えつけられている手段によって、移動させられ、または自ら移動することができるという利点を活用しつつ、外部の重量のないものを持ち込んだり、または積み込んだりせずに、積み込みと荷卸しの作業を行うということも目的としている。
【0018】
本発明はまた、更に、同一列車の全ての貨車について個別的に、あるいは選択的に積み込み/荷卸しができるようにすることも、目的としている。
【0019】
台の動きについては、様々な技術的解決方法が既に提案されており、その中から例を挙げると、DENo.3234374のTALBOTのドイツ特許と、BEHRENS名義のPCT公報No.81 02142があるが、それらによると、運搬構造物が旋回をするのは、端部の旋回軸の周りと中心回転軸の周りであり、それにより、列車の方向に対して斜めの位置に据えつけられるようになっている。
【0020】
これらの解決法が、有効であるためには、欠点を上回る技術的−経済的利点がなければならず、すなわち、道路交通法および鉄道法の法規則を遵守しつつ、所期の目的と目標に沿うものでなければならない。
【0021】
そういうわけで、本発明のような有益な発明は、鉄道用運搬構造物上またはそこからの車両積み荷の積み込み、および荷卸に関して、様々な条件や必要性を同時に満たすものでなければならず、安全上の要請を尊重し、かつ、このような輸送方法への変更についての採算性も重んじながらも、時間を最小限にし、オペレーターの快適性も可能な限り最高のものにしながら行わなければならない。
【0022】
よって、高い性能を備え、幾つもの利点のある、レール/道路組合せ輸送用システムに至ることのできるような様々な目標を明らかにすることが可能である。
【0023】
本発明の第一の目標は、車両積み荷を鉄道ゲージに受入れること、また、この車両積み荷を運搬する貨車を、鉄道ゲージに組み入れることを可能にするということである。鉄道および道路のゲージが受入れ可能な最大限の寸法に応じて、貨車への積み込みに使える高さを確保しなければならない。以上のことから、鉄道用運搬構造物の下部面を出来るだけ低い位置にし、この鉄道用運搬構造物を薄い床で、機械的強度の要請を考慮しつつも、とにかく可能なかぎり薄いもので実現する。
【0024】
もう一つ必要不可欠の目標は、積み込み/荷卸しの段階に際して、貨車の開閉操作を行った後に、鉄道用運搬構造物を容易にかつ素早く元の位置に戻すことができること、そして、貨車への並行した個別の積み込み/荷卸しの様相に関するものである。運搬構造物が行っている連結から解放されると、ボギーは、連結部分、緩衝器、懸架装置およびその他の装置に残っている応力の存在に応じて動く。該ボギーの動きはまた、鉄道用運搬構造物への到達、その上で移動、そしてそれを取り外し、更にショックなどに左右されることが考えられる。この不都合を克服するのは、接地保持手段によって与えられる位置を端部の台に割り当てること、あるいは、該端部の台の間隔を常に一定の位置に保つことによる。
【0025】
更にもう一つ目標を追加すると、積み荷を取り扱う手段と設備、および車両積み荷を運搬する鉄道用構造物の存在によって、貨車の積み込みに使用する容積を侵害しないようにすることである。このような手段は、貨車が邪魔になることも、また他のエネルギー源を積み込む必要がある場合もある。そういうわけで、車両積み荷は、積み込みと荷卸しの際に、自らの手段で移動し、そして操作に必要な出力駆動装置は、貨車の外部にあり、また該出力駆動装置のエネルギーの供給は、外部のエネルギー源から行う。このように、貨車、積み荷そして操作手段の間でのエネルギーの独立は、貨車を軽くすること、およびエネルギーの供給を単純にすることができる。よって、駆動手段は、鉄道の施設と車両積み荷、あるいはその牽引車に置かれる。
【0026】
更にもう一つの目標は、鉄道用運搬構造物の持ち上げ手段が使用する駆動経路を限定するということである。実際、非常にかさばる大きさのものを取り扱っていることを考えると、例えば持ち上げによって、解放手段の経路の補完的全長が、再びより大きな応力が新しく引き起こすことになり、それがひいては消費されるエネルギーの費用の増大、設備の巨大化につながる。
【0027】
そういうわけで、もっと経路を細くすれば、操作は振幅の小さな、単純な動きに集約され、発生する購入費用、運転費用そして保持費用も適正なものだけになるのである。
【0028】
目標とする実施例においては、懸架装置が押しつぶされた状態から回復した後に、鉄道用運搬構造物を持ち上げる運動に続くのは、鉄道用運搬構造物と端部の台との間の結合の分離、例えば、運搬構造物の両端を端部の台の中、または、そこに寄り掛かっている収納部から取り外すのに、ちょうど必要な小さな振幅の有効な運行である。
【0029】
更にもう一つの目標を追加すると、それは、牽引の応力を伝達させることに関するものである。牽引の応力全体を支えるのは、運搬構造物と、該運搬構造物が端部の台とのその結合部分とでなければならず、それにより、余分な重さや補足的厚みに示される機械的強度の大きい下部構造物の追加の使用を避けるようにする。本発明では運搬構造物を用いて、牽引の応力を貨車のもう一方の端部にまで伝えるようにしている。
【0030】
最終的に、本発明が目標とするのは、列車の貨車を、線路とホームの施設に対して適正な位置に置き、それにより、積み込み/荷卸し手段を、容易かつ迅速に活用できるようにすることである。
【0031】
本発明がまた目標としているのは、運転中にこうむる可能性のある一切の応力に対してのみならず、積み込みと荷卸しの作業や、貨物輸送の道路通行車両のような、大きな積み荷の取扱いに関連する、例外的な応力の一切に対しても特に耐えうる貨車の実現にある。
【0032】
本発明はまた、鉄道用運搬構造物を提案することをも目標としており、積み荷はそれ独自の手段によって積み込まれ、この運搬構造物は、貨車の外部にある支え手段によって貨車に戻され、その貨車とはエネルギーの面で独立しているものである。
【0033】
本発明は、前述の全ての目標を同時に達成することを目指し、先行技術による実施例の不都合の大部分を克服する、効果的で信頼性の高い包括的な解決をもたらすものである。
【0034】
そのために本発明は、レール/道路組合せ輸送用システムに関するものであって、該システムを構成するのは、少なくとも一本の鉄道線路と、貨車と積み込み/荷卸しの作業場所であり、その特徴は、各貨車を構成するのが、二つの端部の台と、この貨車の上を旋回するように取り付けられ、かつ分離可能かつロック可能な、強固な接合の結合によって端部の台に結び付けられた、車両積み荷を運搬する鉄道用構造物とによること、および、各作業場所は、地面に、および各積み込み/荷卸しのスペースのところに、少なくとも一つの持ち上げおよび降し手段と、ホームに向かって分離し旋回することが可能な少なくとも一つの運搬構造物の旋回駆動手段が備えつけられており、該ホームには、ホームの上で旋回を続行するために、再度の取り上げおよび受取手段が備えつけられており、その全体には、端部の台の位置と配置に、保持手段が備えられており、貨車が分離された状態であるときに、該台がその状態にあること、とである。
【0035】
本発明の他の特徴と利点は、例として挙げられた、以下の説明を、添付図面を参照しつつ、読むことにより明らかとなっていく。
・図1は、本発明によるシステムが組み込まれたレール/道路を組み合わせた輸送の鉄道/道路の駅ターミナルの全体平面図である。
・図2は、配置された積み込み/荷卸しの貨車の複数のスペースの平面図である。
・図3は、鉄道用運搬構造物を斜めに旋回させた位置を簡略に示しつつ、貨車なしで地面に設置した、積み込み/荷卸しのスペースとその設備とを概略的に示した斜視図である。
・図4は、中央に旋回の中心を備えたタイプの貨車本体から分離した状態で、運搬構造物を備えた貨車全体の斜視概略全体図である。
・図5は、端部に旋回の中心を備えたタイプの貨車本体から分離した状態で、運搬構造物を備えた貨車全体の斜視概略全体図である。
・図6は、中央に旋回の中心を備え、かつ端部の二つの台の間を繋ぐ長手方向の部材を備えた実際的な実施例に対応する、貨車本体から分離した状態で、運搬構造物の貨車全体の斜視全体図である。
・図7は、支えおよび回転の走路を特に詳細に示す、鉄道用運搬構造物の一端の下からの斜視図である。
・図8は、端部の台の間の保持結合を備えた貨車の簡略し概略化した全体図である。
・図9は、鉄道用のゲージの下部部分を描きつつ、底の部分の収納部に嵌め込まれた状態の保持および結合装置の形状を示す横断概略図である。
・図10は、中央に旋回の中心を備えた本発明の実施例を、斜め上から斜視した簡略全体図である。
・図11は、中央に旋回の中心を備えた本発明の実施例を、斜め下から斜視した簡略全体図である。
・図12は、図10および11の実施例に対応する長手方向の結合部材の中央部の、斜め上からの詳細斜視図である。
・図13は、図10および11の実施例に対応する長手方向の結合部材の中央部の、斜め下からの詳細斜視図である。
・図14は、鉄道用運搬構造物と長手方向の結合部材の横断面概略図である。
・図15と16は、旋回の中心の働きを示す長手方向の断面概略図である。
・図17から19は、保持および連結装置の他の形状の断面を示す横断面概略図である。
・図20は、鉄道用運搬構造物の両端部分での接合結合を下から示した斜視図である。
・図21は、鉄道用運搬構造物の両端部分での接合結合を上から示した斜視図である。
・図22は、鉄道用運搬構造物の両端から分離可能な接合結合のロック機関の細部を側面から示した拡大図である。
・図23は、鉄道用運搬構造物の両端から分離可能な接合結合のロック機関の細部を別の側面から示した拡大図である。
・図24は、本発明による持ち上げ装置の全体を、斜め上から見た斜視図である。
・図25は、本発明による持ち上げ装置の全体を、斜め下から見た斜視図である。
・図26は、本発明による装置、支えおよび回転の走路、および貨車の運搬構造物の端部を示した概略的に示した斜視図であり、該端部と、本発明による装置のモーター駆動のローラーが持ち上げられ、かつ回転して接触するところを示している。
・図27から30は、動作の様々な局面を示す図である。
・休止状態で収納された低い位置(図27)
・荷重なしでの上昇運動(図28)
・貨車の下面との接触(図29)
・荷重ありの上昇運動(図30)
・図31は、この装置に取り付けられた端部の台の支持装置を示した、図30に対応する概略図である。
・図32と33は、それぞれ心出しあるいは位置決め装置の一例の断面図、または上半分の図である。
【0036】
本発明は、旋回式の鉄道用運搬構造物の貨車、特にこのタイプの特殊な貨車を用いるシステムに関するものであり、本文において参照するのに相応しい並行出願の対象となる本発明の変形例の全てを伴う。
【0037】
単に参照するだけでは、それを本発明の装置に組み込むことはできないので、その前に、本出願に関する説明を、図4から23までを参照しつつ、以下のように説明しなければならない。
【0038】
それは、運搬構造物を持ち上げて運んでいく接地式装置を対象とする他のもう一つの並行出願に関する説明全体についても同様であり、それはまた、本発明の図の記述にも以下に述べるように、取り入れられるものである。
【0039】
本発明に関係する貨車は、レール/道路組合せ運送のためのもので、それは交替運送とも呼ばれるものであるが、車両積み荷を運搬する旋回式の鉄道用構造物を備え、またそれは、貨車における旋回の中心の位置を問わない。該位置は実際、中央でも端部でも中間部分であってもよい。
【0040】
一般的な目的は、積み込み/荷卸しの作業を、最低限の作業快適性とともに最短時間で行えるようにすることであって、鉄道用運搬構造物を十分な振幅角度で斜めに傾けることによってなされる。
【0041】
図4および5に示されたのは、本発明による貨車の基礎部分全体の変形例二つであるが、その違いは、単に、鉄道用運搬構造物の旋回の中心の位置が異なっているだけである。これらの変形例は、一般的な手段によって、本発明の以下の全体的な説明に役立つ。
【0042】
本発明を実施する発明的な一般的な考え方を構成するのは、レール/道路組合せ輸送の貨車に載せた、車両積み荷を運搬する旋回式の鉄道用構造物のために、少なくとも一つの端部によって貨車の端部の台から分離することであるが、その分離の際にも、その旋回の中心に取り付けたままにしておき、それにより、旋回後に積み込み/荷卸しのための斜めに傾いた態勢をとり、こちらの側の両端が端部の台からは完全に離れ、次に逆に旋回した後は、貨車が元通りの姿を取り戻し、素早く簡単にきちんと接合されてから、端部の台と鉄道用運搬構造物とが強固に結合されるのを確実にするということである。
【0043】
典型的な貨車1は、端部の二つの台2および3を備え、該端部の台は単数または複数の小さなボギー、または単数または複数の車軸4または5によって支えられている。これらの端部の台2および3を互いにつなぐのは、鉄道用運搬構造物6であり、それは、強固な接合の結合により、これらの端部の台と両端部分で一体をなし、その結合は分離可能であり、そしてロック可能でもある。
【0044】
鉄道用運搬構造物6は、荷物を集積するための本体であり、平らな底8の付いた特に薄い床7からなるか、あるいは、別の形で、例えばトンネル10の形をして引っ込んだ長手方向の収納部9を備え、それに相応しい形になっている。鉄道用運搬構造物6は、更に二枚の保護側壁11と12を備え、該保護側壁の高さは例えば僅かなもので、本体からはみ出して延長する上部の梁13と14によって上限を画されており、それにより、上部に支えられるように、技術的には15のように適合された端部によって終了し、かつ対応する端部の台か、端部の各台2または3と向かい合う受入構造の中に用意された補完的な受入れ形状16の中に固定されるようにするが、それは組み立てられた状態で、強固な接合の分離可能な結合を行うためであって、その結合を通じて牽引の応力や回転運動の応力のすべてが伝達することになる。したがって、貨車1は、閉じられた状態では、単一の部品での貨車と同様に、硬く強固な機械的ユニットを形成する。
【0045】
貨車にはまた、長手方向の下縁17と18、端部の横に渡した橋床19と20、そしてアクセス用の付け足し部分21と22がある。
【0046】
好ましい変形例においては、運搬構造物6の床7を薄くして、できるだけ地面に近くに位置付ける。この変形例を完成させたものにおいては、この薄い床は、車両積み荷のない長手方向の中央区域内に、トンネル10状の引っ込んだ収納部9を形成するのに適した作りになっていて、該収納部においては、端部の台2および3を機械的につなぐ長手方向の結合部材23が納まることになり、それにより、積み込み/荷卸し作業の際に、それらのが元の位置に確実に保持されるようになっている。
【0047】
このトンネル10は、床7の剛性を補強する効果をもたらすと共に、ケーブルと流体の導管とが伸展していけるようにしている。
【0048】
好ましい実施例においては、鉄道用運搬構造物6の両端15は短くなっており、向かい合う端部の台に位置する受入れ形状16の中に重みを掛けるようになっており、しかもそれは、それらの台の内側の限度一杯、または限度近くまで、そうなるようになっている。
【0049】
好ましくは、端部の台2および3は、貨車の内側に向いた面に、下部方に向けられた折り返し24を有し、該折り返しは上部分にそれに合うような肩状部25を有する。鉄道用運搬構造物6の両端15の重みが掛かる受取構造16は、運搬構造物の両端が向かい合うこの肩状部25の両端に沿う形になっている。
【0050】
鉄道用運搬構造物6にはまた、アクセス用の端部の少なくとも一方の下部面に、持ち上げ、そして旋回駆動の外部手段と協働するための手段を一つもつ。
【0051】
一般的に、貨車1には、積み込み/荷卸し作業に関連して動かしたり操作したりする際に、端部の台を互いに距離を置いてその元の位置に保持しておく何らかの手段を有し、例えば、長手方向の機械的結合部材23であって、それにより、運搬構造物6を、容易に接合することを可能にするが、それは接合しロックする部分を、連動させ、ラチェットを掛け、あるいは噛み合わせる正確な位置を見つけやすくするという、強固な接合の分離可能な結合によってである。
【0052】
端部の旋回の中心26の場合には、鉄道用運搬構造物6は、常時端部の台2または3の片方にのみつながれており、それは旋回機能を備えた一つの部材によってなされる。該端部の台は、該旋回機能を備えた部材を機械的固定によって支えており、鉄道用運搬構造物の対応する両端との結合は、例えば接合の旋回する横棒を介して行われる。該旋回する横棒は、その両端のそれぞれに、鉄道用運搬構造物の対応する一端を受取る。図示されてはいないが、この場合、鉄道用運搬構造物は、隣接する端部の台からの分離、および、ホームへ向けて、またはその上へ移動するために、そのもう一方の端が持ち上げる。この段階では、鉄道用運搬構造物6の両端と、それに対応する端部の台との間の結合は分離可能なものである一方で、反対側では、つまり、旋回の中心26の方では、その同じ結合が分離可能ではなく、少なくとも一度の自由度が与えられており、それにより、鉄道用運搬構造物6を傾けることが可能になる。例えば、それらが横軸の回りを旋回することを想定することができる。
【0053】
またそれにより、端部の旋回の中心26(図5)に取り付けられた三角形の突端部27によって一致する、鉄道用運搬構造物6の端部を想定してもよいが、傾斜可能なものか、あるいは一度の自由度の旋回軸では、積み込み/荷卸し作業のために、場合によっては鉄道用運搬構造物を傾けることを可能にする。
【0054】
対称のという理由で、このタイプの変形例の範囲においては、対称な旋回の中心を二つ、端部の台にそれぞれ一つ置き、一つが働いている時には他の一つは使わないというように配置することが好ましい。
【0055】
端部の台から分離可能な二つの端をもつ鉄道用運搬構造物の場合には、中央旋回の中心28であることが望ましい(図4)。
【0056】
以下に述べるのは中央旋回28を中央に備えた変形例について述べるが、それはそのような変形例が最も有利なものだからである。鉄道用運搬構造物の両端の持ち上げの解離、あるいは接合の分離は、好ましくは、それぞれの端部のところで同時に行われ、それは相応しいあらゆる手段によってなされるが、好ましくは、貨車の外部にあるもので、例えば、図示されていない、持ち上げおよび旋回駆動の装置で、持ち上げるためのジャッキと垂直に移動可能なローラーを備え、モーターで駆動され、それにより、鉄道用体構造を旋回させながら持ち上げて、積み込み/荷卸しの位置に向かって行くためのものである。そのためには、この運搬構造には、その両端の少なくとも一方、またはそれぞれのところの下部面に、例えば旋回の中心を中心とする円の円弧の、該装置のモーター駆動のローラーにより持ち上げて運んで行く作業を可能にする支えとなり輪転を導く走行平面29を有する。
【0057】
運搬構造物6の両端と端部の台2および3との間の、強固な接合の分離可能な結合を実現可能にする方法には様々なものがある。それらの方法の機能として一般的なのは、鉄道用運搬構造物6が、貨車の端部の台2および3と一体化し、それにより牽引の応力と回転に関連する応力の全てがその構造物を伝達していけるようにすることである。そのようにして、このような強固な接合の分離可能な結合は、機械的抵抗力が強力でなければならず、しかも安全性と信頼性も高くなくてはならない。それゆえ、輸送中は閉鎖状態を確実に保持するためのロックが用意されている。
【0058】
このような強固な接合の分離可能な結合は、一重か二重にしても、更には多重にしてもよく、それにより、側面方向と横方向の動的トルクに対する安全性と動きのよさを高めることができる。
【0059】
以下に非制限的な例として、図20から23に示され、実際の実施例用に想定されているような二重結合について述べる。
【0060】
この実施例においては、鉄道用運搬構造物6の上部の梁13と14の両端15は、それぞれ、端と呼ばれる極めて短い腕であり、鉤を備えた構造をしており、しかも、貨車の長手方向の下縁17および18の端部に設けられた構造に合うように作られており、そのようにその都度、上部の鉤31と下部の鉤32の二重鉤の短くて複合的な端部30を形成している。
【0061】
そのような二重鉤状の30のような短くて複合的な両端は、それらが分離可能に接合されているのが、閉鎖時に強固に接合され、または、開いた時に接合が解放されるようにするために、端部の台2および3の上で向かい合うように用意された補完的な構造または形態33と協働する。分厚く、断面がU字状で、受け鉤の形にくり抜かれ、上方で受入れかつ支持する部品34を指す可能性があり、それは同じく鉤状の、下方の受入れ部品35と対をなしており、両方一緒に二段階の二重鉤を形成しており、それぞれの形は、運搬構造物に向かい合うところ、そして、受入れ面の上での端部の形を補完するような形をしており、その受入れ面からは、鉄道用運搬構造物6の両端の鉤31と32が支えに来る。
【0062】
そのように、貨車の運搬構造物6の全体には、四つの接合二重鉤が存在し、それにより、それぞれと同じように受入れの役目を果たしている部品と共に、強固な接合の分離可能な結合を行っており、その結果、端部の台と鉄道用運搬構造物とからなる全体が、単一部品で構成される本体と機械的に同等なものとなれるようになっているということがはっきりする。
【0063】
上方の鉤と、それらの鉤の受取構造とで垂直方向の荷重を支え、また、牽引応力を伝達する一方で、下方の鉤と、それらの鉤の受取構造とは、上下運動のトルクを克服するのに振り向けられる。
【0064】
閉鎖状態での安全は、自動ロック装置36によって確保されており、具体的には指を曲げた形のロック37であって、該ロックは上下運動を行うように取り付けられ、閉鎖状態では戻しばねで動かされ、開いた状態では見えない駆動機関によって上下運動させられるもので、例えば圧縮空気式で、貨車の上で自由に使えるものである。この自動ロック装置36が作用するのは、上方の鉤に対してだけである。そのために、運搬構造物の上部の鉤のそれぞれには、くり抜き部38があり、それが正面の部分を開いた受入れ空間を画定している。この開かれた受入れ空間の中央に一本の横棒が通り、該棒の上にロックの指37が来て寄り掛かる。
【0065】
図示された変形例では、端部の台2または3のそれぞれにロック装置36は一つだけしかない。
【0066】
図示された実施例では、端部の台のそれぞれに、貨車の内側の方向に、下に向かう折り返し24があり、その両端のそれぞれに補完的な構造または形態33とが鉤の形に合わせて設けられている。
【0067】
貨車には、その絶対的な、あるいは相対的な元の位置に、端部の台を保持する手段がある。図示された変形例においては、それは例えば長手方向の結合部材23によって長手方向に機械的結合を行っており、該結合部材は低いところで、端部の二つの台を互いにつなぎ、それら端部の台のそれぞれは、少なくとも一台の鉄道のボギーが支えている。
【0068】
この長手方向の結合部材23の主要な目的は、他でもない、端部の二つの台2および3を機械的に結び、それにより、該台を、積み込みと荷卸しの段階の間もそれぞれの始めの位置に保つことである。
【0069】
そのようにして、その長手方向の結合部材を製作する材料は薄いもので済ませることができ、それによって、貨車や積み荷の鉄道ゲージに対する寸法に負担をかけずにすむ。
【0070】
図示されていない第一の実施例においては、この長手方向の結合部材は、床7の外側に突出した状態のままである。
【0071】
その後、展開することになるもう一つの他の実施態様においては、それは、長手方向の収納部9の窪みに嵌まり込む形で収納されるのであり、該収納部というのは具体的には、鉄道用運搬構造物6の床7の中に形成され、あるいはそれに適合させられたトンネル10のことである。
【0072】
その長さとその断面の薄さから、この長手方向結合部材23は、傾向として、その中央部39の下方にたわむ傾向がある。このたわみが下方向への膨らみを生じさせ、その結果、全体がゲージの外にはみ出しかねず、この部材23の中央部を上方、中央部分39に呼び戻すのが望ましく、例えば、単純に固定してしまうか、あるいは、鉄道用運搬構造物6の下部中央部で連結するというのもある。より好ましい方法としては、鉄道ゲージに到達するために、長手方向の結合部材23を収納部9の窪みに収納されることが想定され、該収納部は具体的には、鉄道用運搬構造物の床7に形成された長手方向の中央のトンネル10のことである。このトンネル10により、圧力を掛けた流体の導管や電気接続ケーブルを、端部の台2または3の一方から他方へと通すことが可能になる。
【0073】
このトンネル10が床7の積み込み作業と干渉しあわない区域に設けられることは、特筆すべきことである。
【0074】
この長手方向結合部材23が果たす主な役割は、積み込み/荷卸し操作の際に、端部の台2および3の位置をそれぞれの始めの位置に保持することであり、鉄道用運搬構造物の旋回の中心の位置がどこに来ようとも、端部の台と鉄道用運搬構造物の複合的な両端30との間の強固な接合が素早く簡便に確保できるようにすることである。
【0075】
実際、本発明は、鉄道用運搬構造物が軸旋回をするのが、その鉄道用運搬構造物の中心の周りだけではなく、その両端の一端あるいはどのような位置の周りにも軸旋回をすることを目指す。
【0076】
長手方向結合部材23が第二の技術的役割を果たすのは、旋回軸が中心にある場合である。つまり、旋回の中心を支えるということである。
【0077】
このことから、このタイプの変形例については、この部材の中央部39はより複雑なものになる。その一例が図10から16に示されているが、それでも、中央旋回軸28が一本と、トンネル10を用いる場合、結合部材23を取り外すための手段が一つあれば十分なのである。
【0078】
この例については、中央部39は三つの役割を同時に果たすことになる。列挙するのであれば、長手方向結合部材23を鉄道用運搬構造物6に確実に固定すること、もう一つは、鉄道用運搬構造物6がその周りを移動することになる中央旋回軸の中心28を支えること、そして最後に、関連する手段とともに、長手方向結合部材23を用意された窪みの収納部9から外すということであり、該収納部の窪みは具体的には鉄道用運搬構造物6の床7のトンネル10のことである。
【0079】
つまり、複合的なまとまり40を解除−旋回ユニット40と呼ぶことができる。
【0080】
より正確に言うと、そして、図10から16に表されている例に取って言うと、長手方向結合部材23の中央部39は、鉄道用運搬構造物6の床のトンネル10の円天井にぶら下がる形で取り付けられている。そのために、バネの効果で膨らんだ懸架装置用金属薄板41は三つの固定点で両端のそれぞれに歯止めを掛ける形で不動に取り付けられており、それに沿って、その金属薄板は長手方向の縁を、横方向の正中中央区域の両側に存在する案内部材42および43の中央の長手方向の割れ目に沿って、動かすことができる。
【0081】
この薄板の膨らみは遊びの空間44に空きをつくり、具体的にトンネル10の収納部9の円天井とその懸架装置用金属薄板41に向かい合う面との間である。
【0082】
この遊びの空間44は、解除を駆動ユニット45によって占められ、例えば空気圧の、図14から16に示されているような、一組の空気鞴46および47を備えている。
【0083】
この懸架装置用金属薄板41は、解除の駆動ユニット45を介して、中央の旋回の中心28を備えており、それは具例えば旋回軸ユニット48であり、その上に、長手方向結合部材が中央部のところで固定されており、該固定手段は、例えば49と50のようなネジであり、そのようにして連結複合ユニットが形成されている。
【0084】
以下に示すことになるが、この中央の旋回の中心28には、輸送中、ほとんど力が加わるのが感じられないが、それは鉄道用運搬構造物を端部の台2および3で保持しているからである。積み込み/荷卸し操作の間、この長手方向結合部材23に加わる力は、その旋回軸から生じる側面からの力だけである。そのような側面からの力は大きなものではなく、旋回の中心28、また、その近くの部材と同様に、それに長手方向結合部材23の機械的強度は、大きなものである必要はない。
【0085】
それゆえ、長手方向結合部材23の構造は薄いものであり、様々な断面の形状が可能であり、例えば、図9に示されたような長方形の断面51から、図17から19までに幾つかの例が示されているような、肋材付きや折り畳み式の薄い形のものまでである。
【0086】
図17によって示された特殊な形状が好ましいということになる。それはつまり、全体的な形は平たい板52に関するものであり、その長手方向の縁が中空の管53および54の形に丸められているということで、その断面は、例えば円形であり、その役割は、直接に、または保護空間として圧力のかかった流体のための配管となり、そして、導管または電気ケーブルその他のための通路となることである。
【0087】
このような、流体または電気、エネルギー用または制御用の結合は、そのようにして、適切で滞りなく、そして完全に統一された長手方向の通路が得られることになる。
【0088】
更に、それらの長手方向の縁は、そのような形状に形成されて、その複合体の機械的な堅牢性を更に高めることになり、そのことにより、長手方向結合部材23の断面の厚みを更に薄くすることが可能になる。
【0089】
他の形状にすること、例えば長手方向の折り曲げ55と56や、凹面の強化湾曲部57を設けることも考えられる。それらの変形例のそれぞれの一例が図18と19の一つに示されている。
【0090】
他にも多くの実施形態が可能である。積み込みと荷卸しの段階において鉄道用運搬構造物の運動に際し、端部の台を所定の位置に保持するという機能の全体を果たしている範囲において、それらすべてが本発明の保護範囲に含まれる。
【0091】
外部の装置を用いる場合での変形例としては、貨車には少なくとも両端の一方に、これらの台を保持するための備えがあり、そのための外部手段は、線路上に存在するか、その線路に沿ったところで地面に備えつけるものである。
【0092】
その貨車にはまた、持ち上げおよび旋回駆動の外部装置の動きに対して備えを持っており、具体的には、支えとなり回転を導く走路29を呈し、鉄道用運搬構造物6の少なくとも一端の下部面にあり、その実際的な実施例は図30に示されている。
【0093】
この支えとなり回転を導く走路を具体化した例が、横方向の平らな板58であり、それは、鉄道用運搬構造物の台枠の隣接する部材に溶接することにより取り付けられており、該鉄道用運搬構造物の動きには旋回するという特徴があるため、走路29の全体的な形は例えば円弧の形に湾曲したものであり、その中心は中央の、またはその他のところにある旋回の中心と同じものである。
【0094】
その貨車には、もう一つの他の備えがあり、それは、端部の台2および3を、長手方向は勿論のこと、それと同時に、運搬構造物が旋回運動を行った後の上下運動に際しても、所定の位置に保持することに関するものである。
【0095】
そこで重要となりうるのが、地面に設置された装置に存在する受取構造であり、そういう構造物は端部の台の、それぞれの折り返しと協働する。
【0096】
本発明全体の動作は次の通りである。鉄道用運搬構造物6が、一切の旋回の動作の前に、積み込みと荷卸しの段階に向けて、旋回するように仕向ける場合には、解除の駆動ユニット45を作動させるが、それには鞴がついており、それが膨み、収納部9、つまりトンネル10の円天井に接触し、懸架装置用薄板41の反り返りが更に反り返るように押しつけて、その結果、そのトンネルの円天井から遠ざかるように仕向けることになる。この円天井は更に反り返り、離れていく行程の端から端までを辿ることになるが、その行程は、トンネル10での収納部9の長手方向結合部材23を解除し、あるいは引き抜くには十分なものである。鉄道用運搬構造物6は、その場合、それ自身の旋回の中心28の周りを旋回することができるが、その旋回の中心というのは、この場合、具体的には、長手方向結合部材23の中央部39に取り付けられた旋回軸ユニット48のことである。
【0097】
鉄道用運搬構造物6が復帰する際、そして、それが、長手方向結合部材23があるおかげで、適切な位置に留まった端部の台と強固にまとまった後には、逆方向の一連の運動が発生する。解除駆動ユニット45の鞴46と47は萎み、長手方向結合部材23はトンネル10の形をしたその収納部9に、懸架装置用金属薄板41の復帰弾性力の効果で入り込む。
【0098】
持ち上げることと、旋回駆動手段とを主とする本発明の一つの変形例においては、鉄道用運搬構造物を持ち上げ、旋回させる運動が引き起こされるが、それを引き起こすのは、外部装置であり、例えば、以下に説明するような、持ち上げおよび旋回駆動の装置である。
【0099】
これから説明する持ち上げ装置は、鉄道用運搬構造物を下げることも行うものであり、上げ降ろし手段と呼べば、より完全な呼び方になるかも知れない。冗長さを避け、簡潔化を旨として、この機能については、以後は、ただ持ち上げ装置とのみ呼ぶにとどめよう。それはまた、鉄道用運搬構造物を確実に旋回させることにもなる。
【0100】
図3を参照すると、持ち上げるのと旋回させるのを組み合わせた装置59が用意されており、それは、線路60の両側に展開する、積み込み/荷卸しの二つのホーム61および62を備えた鉄道線路60に設置するためのものである。好ましくは、装置59は、図3に全体が示された積み込み/荷卸し作業場所63の二本のレールの間に取り付けられる。そのタイプの貨車においては、図3に示された作業場所で用いられるものと同様に、やはり、59のような二つの持ち上げ装置を、鉄道用運搬構造物6の両端のそれぞれに一つずつ用意しておく必要があることがわかったことになる可能性がある。実際、図の場合においては、この運搬構造物は、その二つの端を同時に持ち上げ、図示されていない中央の旋回の中心の周りを旋回させるのである。それは、旋回の中心は端部にあって、その周りを旋回するということになる可能性もある。
【0101】
持ち上げて、持ち上げおよび旋回駆動の二つの装置59は、同じものだということから、簡潔を旨として、これ以後は、そのうちの一つの装置についてだけの説明することにする。
【0102】
この装置59を補完するのは一連の複数のローラーであり、それらローラーは重みを支え、そして好ましくは、駆動も行うものであり、例えば三つのローラーを二列64および65を、ホーム61と62のそれぞれに取り付け、それによって、鉄道用運搬構造物6を受取り、取り戻し、そして場合によっては、必ずしもそうでなければならないわけではないが、ホームに向けた鉄道用運搬構造物の片持ち梁がある限界を越えると、鉄道用運搬構造物6の底の部分を旋回させ続けるようにするためのものであり、しかもそれを、旋回運動が上手く安定して安全に行えるようにするためのものである。これらのローラー列64と65のローラーは、ホームの縁から適当な距離を置いて、図3に示されたように、ホームの構造物のくり抜き部分の中に収納される。該ローラーは、ホームの表面から僅かにはみ出し、それによって、そのホームの上の片持ち梁で、運搬構造物の底を再び捕らえる。このローラー66は好ましくはモーターで駆動し、それぞれが、全体として、僅かに円錐台状の形をした回転式の円筒で形成されており、それによって、一端からもう一端への円周上の速度の差を利用して、滑らないようにするものである。それぞれの側面は、好ましくは、回転金属帯67で覆われており、その金属帯は支えとなり回転を導く走路29と接触することになるものであり(図26)、該走路は、貨車の鉄道用運搬構造物6の少なくとも一端に、そこに専属のものが付いている。それぞれに、そのローラーを回転駆動する電気駆動ユニット68が付いている。
【0103】
図示されているように、鉄道用運搬構造物6は、それぞれの両端の少なくとも一方の下部面に、支えとなり回転を導く走路29を備えており、それは、例えば、板を付け足したものであったり、または全く別の実施態様であったりする。運動が旋回を伴うものだという特徴から、走路29の全体的な形状は湾曲したものであり、その曲率半径は、図26に示されているように、鉄道用運搬構造物6の旋回の中心からそれを隔てる距離に等しいか、あるいはそれに近い。
【0104】
持ち上げて旋回させる装置が二つある実施例を図示したが、考えに入れておかなければならないのは、本発明が、そのような装置が一つしかない実施例にも関係するものであり、それは例えば、端部に旋回の中心があったり、あるいはその貨車の中心からは外れたところにあったりするようなものである。
【0105】
そのような場合には、持ち上げて旋回させるのを組み合わせた装置は以下に説明することになるものとほぼ同一か同等のものであり、それゆえに新しく説明するには及ばない。
【0106】
一般的には、本発明の、持ち上げおよび旋回駆動の装置は、具体的には、積み込み/荷卸しのために用意されたスペースのところで二本のレールの間の鉄道線路60に取り付けた機械ユニット69であり、その積み込み/荷卸しのために用意されたスペースを以後、積み込み/荷卸し作業場所63と呼ぶことにする。この機械ユニット69の下部部分の収納は、このユニットが地面から突出する高さが最小限になるように適合させて掘り下げられた穴の中に収納される。地中に収納された部分は、好ましくは、仕切り板によって、好ましくは悪天候や外部からの侵害から保護されている。
【0107】
もう一つ考えられるのは、線路に沿って、その線路のレールの間の溝で動かすことができる手押し車に、その機械ユニット69を取り付けることである。
【0108】
悪天候に対する、取り外し可能な保護手段を、上の部分にも用意することが考えられるが、それは、例えば(図示されない)保護カバーのようなものである。
【0109】
本発明による装置の機械ユニット69は、更に、底板にも取り付けることで、機械的な座りを保証し、また、その穴、あるいはレールの間の保持するための支えにしっかり取り付けるようにする。簡潔を旨として、後者の手段は図示していない。
【0110】
本発明による装置59の機械ユニット69を構成するのは、一方では、水平軸71の周りを旋回するケース70によって構成される。旋回ケース70は、二つの分岐72と73、あるいはそれ以上に分かれ、それぞれがその端部に、モーター駆動のローラー76と77によって形成されるモーター駆動ユニット74と75を備え、それらは、その間にある、共通の横方向の管状部材78によって互いに接合されている。各モーター駆動のローラー76または77のそれぞれはまた、連接され上下運動する支え79および80にも支えられている。横方向の管状部材78が横切るのは、入口の断面がV字型の受容部品81の中のラチェット機構で支えられた鞘における分岐72および73の端部である。連接された上下運動する支え79および80のそれぞれは、上昇ジャッキ82と83のそれぞれの駆動軸に接続されており、それらの本体は付随する支え86および87のそれぞれの上で変形可能な軸受け付きの軸84および85の周りを旋回可能なように取り付けられており、該付随する支えは、例えば88および89のような二つの平行なカバーで形成されており、それらのカバーにより、側面のずれを吸収できる可能性が与えられている。
【0111】
そのような上昇ジャッキ82および83は、連接されている支えの、それぞれ上に向かって押し上げるように作用するが、連接されている支えにはモーター駆動のローラーユニットがあり、それによりそれらが同時に動くようになっている。
【0112】
モーター駆動のローラー76および77は、既に説明したものと同種のものであるが、何故なら、それらがホームに位置するローラーの列を形成しているからである。それらのそれぞれを構成しているのは、やや円錐台形の回転金属帯67で覆われた回転円筒66である。それらを、長手方向の軸に、運搬構造物6が旋回の中心に対して放射状に取り付け、該運搬構造物が旋回の中心の周りで、電気駆動モーター68の作用で回転運動が発生する。それらの配置は、運搬構造物6が旋回の中心に向かって、やや収束するような方向で配置されるが、該運搬構造物が旋回の中心は、我々の例においては中央の位置が選択されている。このように配置しておくと、この運搬構造物6を持ち上げたり、旋回させたりする運動に接触した際にも、横方向の横滑りの危険性を回避することができる。
【0113】
これらのモーター駆動のローラー76および77は、鉄道用運搬構造物の少なくとも一端の下部面にある、支えとなり回転を導く走路29と、始めのうちは、垂直に上昇することにより接触するのであり(図26)、それにより、上昇ジャッキの作用により、それを持ち上げる。運搬構造物が上昇した後、それらを回転させると、支えとなり回転を導く走路の上部駆動ローラーにより、鉄道用運搬構造物が旋回させられることになる。
【0114】
調整機関により、モーター駆動のローラー76および77を、支えとなり回転を導く走路29に完全にぴったりと、確実に接触させることができるようになる。該調整機関の概略は、図27から30に、動作を示す一連の断面図によって示されている。
【0115】
早すぎる磨耗を防ぐためには、最後の接近運動と上昇運動は、確実に垂直、あるいはほぼ垂直の軌道に沿って行われなければならず、そのようにして、接触時と上昇中には、モーター駆動のローラーのそれぞれと、その走路との間の横滑りを回避する必要がある。
【0116】
そのようにするための一つの解決法を以下に説明する。他の同等の解決法も本発明の枠内のものである。
【0117】
この変形例においては、旋回ケース70の旋回軸71は、該ケースの水平方向に収納される休止位置に対応する出発位置に対して移動可能なものである。それが移動することにより、ほぼ垂直の軌道を実現することが可能になるが、それは上昇ジャッキにより実現された、該ケースの端部のための、また、従って、モーター駆動のローラーのための軌道であり、しかも、接近していく段階の最後のところで持ち上げるの対応する部分の軌道上のことである。
【0118】
そのために用意する手段は次のようなものである。
【0119】
旋回ケース70の旋回軸71の両端のそれぞれを、例えば、二本のリンクロッドに取り付けるが、該リンクロッドが、二次軸90の周りを上下運動する。
【0120】
往復運動が活用されない場合、つまり、モーター駆動のローラーが、支えとなり回転を導く走路と接触する前の、上昇ジャッキが何も支えないで上昇している間は、それらのローラーには、大きな上昇応力は全く作用しない。上昇ジャッキは単にモーター駆動のローラーを持ち上げるだけのことである。ケース70は単に元の位置に固定されたままの旋回軸71の周りを旋回する(図28と29)。
【0121】
この旋回軸71は可動性であり、ジャッキに持ち上げられるケースにより斜めに牽引される作用で、前に向かって進んでいくことになる。説明した配置により、ケース70の旋回軸71が僅かに移動することで、レバーの腕を必要なだけ確実に伸ばせるようになっており、該レバーの腕の形状により、軌道のその円弧の部分を、その軌道の最後の部分でほぼ直線の切片に変形させる(図30および31)。
【0122】
以上に説明した装置の実施形態においては、持ち上げ手段と回転手段とは、同一の機械ユニット69の中に組み合わされている。
【0123】
明らかにすべきなのは、持ち上げ手段と回転手段とが組み合わされていない、つまり、並べて置くか、または別々に置いているような似たり寄ったりの実施例はすべて、発明の発想としては、同じものに属しているということである。
【0124】
持ち上げ運動と回転運動を組み合わせることもまた、あり得ることではある。いずれにしても、それに相当する実施例は、本発明の枠内に含まれるものである。
【0125】
そのようにして、その旋回ケースに更なる機能を一つ付け加えることができる。積み込み/荷卸し作業の間、その貨車の対応する端部の台の配置および位置を保つかつ維持する手段91を付けてもよい。この手段を図示しているのが、図31であり、図中、ケース70の上部面にはV字型の受容およびブロックの構造92を有し、その構造の中で、端部の台の本体の下に向かう折り返し94の端部93が収納されることになる。
【0126】
その動作は、主に以下の段階を踏んで行われることになる。
【0127】
レール/道路組合せ輸送の貨車を、積み込み/荷卸し作業場所63のスペースに、一定の遊びをもたせて固定し、それにより、例えば積み込みを行う。
【0128】
所定のスペースでその貨車が停止する位置は、端部の台の位置に対応しており、該端部の台の位置は、それらの位置を固定する際に、それぞれ線路に位置する一つの装置により保護する必要がある。それらの装置を作動させるのは、それらが相互に独立した装置である場合である。そうでない場合を想定すると、相対的な位置の保持は、端部の台の間の機械的結合、あるいは、上記に説明したような持ち上げおよび旋回の単数または複数の装置の付随的な機能によって自動的に行われる。
【0129】
そういうわけで、その単数または複数の持ち上げおよび旋回の装置を活用する。上昇ジャッキを作動させるのは、モーター駆動のローラー76および77を、鉄道用運搬構造物6の端部の下部面の、それに対応する、支えとなり回転を導く走路29に向かって、近づけることが可能になるようにするためである。モーター駆動のローラー76および77は持ち上げられて行き、ついには、支えとなり回転を導く走路29と穏やかに、そしてぴったりと接触することになるが、それは、調整機関の働きによるものである。その時、運搬構造物と端部の台との間の分離可能な接合の結合が解除された後に続くのは、鉄道用運搬構造物の二つの端、あるいは、それに相当する一端だけで調整された、持ち上げ運動である。
【0130】
その持ち上げ運動は、二つの部分に分解される。その第一は、両端の台の懸架装置が緩むことに対応する移動の成分に関するものである。その第二は、本来の意味での上昇に関するものであり、その上昇が止まるのは、運搬構造物6と端部の台を受取る構造物との間で両端が分離した僅かに後のことであり、更に上昇するのは一般的には僅かなものであるが、何故なら、両端の台の上で旋回するのを妨げるものがないからである。
【0131】
それから、モーター駆動のローラー76および77を回転させるが、該モーターはそれぞれに専用のもので、それにより、貨車の本体の旋回する運搬構造物の両端を同じ旋回方向に、運搬構造物6の両端のそれに対応する隅を再び捕らえるまで旋回させる。そのための手段は、ホームの上のローラー台のモーターで駆動される手段の列64と65である。
【0132】
旋回は、鉄道用運搬構造物の両端が端部の台それぞれから完全に外れるまで行われるが、そのための旋回運動の振幅は、鉄道用運搬構造物の両端を外すに十分な振幅であり、斜めの位置決めの角度は、積み込み/荷卸しの操作をある程度やりやすくするのに十分な角度である。
【0133】
その時、積み込みまたは荷卸しを行うことができる。車両積み荷は、例えば、それを移動させる牽引車によるセミ・トレーラー用の、それ専用の手段により、鉄道用運搬構造物に運ばれて行く。
【0134】
貨車を閉じる運動は、逆の方向に行われる。
【0135】
本発明は、組合せ輸送用システム全体に包含されるものであり、該組合せ輸送用システムは、少なくとも一つのホーム、例えば95、96のような二つの積み込み/荷卸しホームのようなもの、また、97のような少なくとも一つの鉄道線路区間を含み(図1および2)、それらは環状道路98によって囲まれており、互いに合わさることで一つの鉄道駅を形成している。各区間沿いには、少なくとも一つのホーム95または96があり、その上で積み込み/荷卸し作業を行えるような有益部分が一つある。この有益部分を形成するのは所定の数の一連の積み込み/荷卸し作業場所であり、それらのそれぞれが、貨車の積み込み/荷卸し用スペース99、100、101に対応している。
【0136】
各線路区間97の各有益部分には、その地面に少なくとも一つのがある。心出し器がたった一つしかない場合には、それが列車全体に用いられることになる。使用される貨車の特徴に応じて、心出し器または位置決め器102が、列車全体について一つだけということになるか、あるいは、複数、つまり、ある限定された数の貨車につき、同じものがたくさんあるうちの一つを割り当てるか、または個別に、つまりは、積み込み/荷卸し用スペース99、100、101のそれぞれに専用のものを用いることになる。
【0137】
心出し器または位置決め器102の一例が図32および33に示されている。このタイプの心出し装置は地面に取り付けられる。それは下降または上昇運動で可動性のある二本の旋回腕103、104からなり、その両端105、106は、貨車の運搬構造物6の、例えば下部面の中央に取り付けられた垂直な心出しボルト107と密着するように組み込まれている。心出しボルト107とはめ込みやすくなるように、旋回腕103と104は、108のような二つの縁が収束し、あるいは、半円形の受取構造に合わせて形成されており、例えば、対称な二本の分岐が収束していくフォークのようなもので、心出しボルト107の旋回軸に沿って食い込んでいくものである。その心出しを行うために、旋回腕103と104を動かすのは、基準となる横方向の垂直平面111に線路に平行に近づいたり遠ざかったりする109、110のような滑り溝に沿って、互いに逆方向に長手方向の平進を行う運動であり、それにより、積み込み/荷卸しの操作を行う。その一端が心出しボルト107と最初に接触する旋回腕が、その貨車全体を、所要の基準位置にまで押していくことになる。
【0138】
長手方向結合部材23が端部の台の間にある貨車の場合には、貨車の心出しや位置決めの重要性は低くなるように思われる。このことから、駆動車の停止位置の正確や、あるいは例えば検出による、ブレーキの制御や管理を電子的システムは、別々に行うか、または、地面に設置された補完的な装置と組み合わせれば、満足のいく状態で積み込み/荷卸し作業が行うのに十分なだけの場所と一致するだけの場所を保証することができる。
【0139】
列車を構成するのは、複数の貨車であり、そのそれぞれが車両積み荷を運搬するためのものである。それらの貨車は、互いに同一のもの、あるいは異なるものであっても良いが、常に、主な特徴は一致するものとする。積み込み/荷卸しの作業場所63の位置は、例えば線路上とホーム上の物質的制限によって規定されたスペースである。
【0140】
心出し器または位置決め器102の役目をするかも知れないものの他に、積み込み/荷卸しの作業場所63のそれぞれに備えつけてあるのは、地面に設置された独特の設備で、それが積み込み/荷卸し作業のための、列車の対応する貨車と協働する。
【0141】
貨車は、三つの主要な部分からなる。それは、端部の台2および3に関するものであり、それらは、少なくとも一台のボギー、または、車軸4および5によって支えられており、該台は、運搬ローラーを動かすためにそれに連接されている。そのような端部の台2および3と、それに関連する従来のような機構とにより、前の方の貨車またはそれに続く貨車と、しっかりと技術的な結合が確保され、その積み荷をしっかりと固定して積むための手段とのインターフェイス機能が確実に果たされるようになっている。端部の二つの台2および3は、それぞれの両端は、車両積み荷を運搬する鉄道用運搬構造物6を有しており、それが、該貨車の三番目の主要部分である。この鉄道用運搬構造物6は可動性のものであり、該鉄道用運搬構造物の両端は端部の台2および3と強固な接合の形で連結されているが、その連結から分離された後、積み込み/荷卸しホーム95または96に向かって、また、貨車に向かって、往復の旋回運動を行えるようになっている。
【0142】
貨車の、その他の技術的特徴に関しては、上記の説明のそれに対応する部分を参照されたい。
【0143】
この鉄道用運搬構造物6は、両端のそれぞれを端部の台2および3のうちの一つで支えられており、その取り付け方は、その都度、外せるようになっていて、例えばロックを外して持ち上げるというような、噛み合わせを外す単純な操作で、外せるような取り付け方である。ホーム95、96に向かって、そして貨車に向かって旋回運動が行えるようにするために、鉄道用運搬構造物6は、中央旋回軸28の周りを(図4と6)、あるいは、端部の旋回軸26の周りを(図5)旋回するように取り付けられる。
【0144】
すでに示したように、貨車を閉じる際に、端部の台2および3の上に、鉄道用運搬構造物6をたやすく手早く据えつけることができるようにするために肝要であるのは、貨車を開く前に、それらの台をそれぞれの出発の相対的位置に戻すこと、つまり、それらの台相互間の距離が同一であるということであり、しかもそれを、どのような運動にも左右されないように行うことである。それは、積み込み/荷卸し作業の間に、そして、貨車の間の緩衝器での連結の反発や推進力から来る動揺やその他の機械的擾乱を貨車や列車が被ることがあるということである。
【0145】
そのようにするために、本発明では、運搬構造物の底の高さよりも低いところに、長手方向結合部材23を用意しており、それにより、端部の二つの台の間を下のところで機械的に連結するようにしている。
【0146】
この長手方向結合部材23は、積み込み/荷卸し作業の間にも所定の位置にとどまっている。そういうわけで、それにより、端部の二つの台の間の距離と、そのようにして、それぞれの相対的な位置の保持を保証し、それにより、運搬構造物6が復帰する際に、その両端と端部の台2および3とをロックして結合させることを、迅速かつ良好な条件で、しかも、例えば心出しなどの他の手段を追加することなしに行えるようにするのである。
【0147】
本発明においては、端部の台2および3を配置場所と所定の位置で保持することが出来る。そのための手段としては、例えば持ち上げ機構のような、地面に設置した独自の機構か、あるいは補足的手段を用いるか、または、例えば図31に示された参照番号91の支えて保持する装置のような既存の装置に余分な機能を追加して、その機能が確実に果たせるようにする。該装置は、鉄道用運搬構造物の両端を持ち上げるための装置に取り付ける。
【0148】
一般的には、線路の積み込み/荷卸し作業場所63のそれぞれは、少なくとも一つ、好ましくは二つの、鉄道用運搬構造物が運搬位置と貨車を開く位置との間で旋回するようにするために、鉄道用運搬構造物を持ち上げおよび旋回駆動の装置59を有する。
【0149】
既にはっきりさせたところによると、たった一つの心出し手段102、列車の中程で用いても、それで貨車の位置が不確実になる幅が生じるのは、20から30cm程度のことであり、それは、端部の二つの台2および3の相対的位置を、貨車についた手段、例えば長手方向結合部材により、確実に保持するという限りにおいて、他の手段を使用するということの一環として完全に許容可能なものである。
【0150】
このことから、積み込み/荷卸しの作業場所63に対応するスペースの限界は、この許容範囲において、規定可能である。各作業場所の地面に備えつけられた上昇−下降そして旋回を行わせる機構は、例えば59のようなもので、それは鉄道用運搬構造物の各端部のところにあり、例えば、以上に説明したような機構とか、それと同等の手段のようなものである。このような機構は運搬構造物6の両端を持ち上げるためのものであり、そこから端部の台2および3を分解し、該運搬構造物を旋回させるためのものである。その旋回は、運搬構造物がそれに対応する支持ローラーの列64と65の列に載せられるまで続くが、それらのローラーは、モーター駆動であることもあり、そうでないこともある。また、それらのローラーはホーム61、62または95、96の構造物の中の適当なスペースに、線路沿いにあるホームに向かい合う対応する部分の上で両端のそれぞれが旋回運動を長く続けられるために、用意されている。
【0151】
上昇−下降そして旋回させるこのような装置の一例は以上に説明したものである。このタイプの、エネルギー面で貨車に対して完全に自立しており、場合によっては線路に沿って動かすこともできるような装置は、他のものも考えられる。
【0152】
心出し器になりうるようなものを、ボルトと組み合わせて、積み込み/荷卸しの段階を通じて、鉄道用運搬構造物のための、旋回の中心としての機能を確実に果たせるようにすることも考えられる。
【0153】
以下に、レール/道路輸送用システムの、本発明による機能を説明する。
【0154】
積み込み段階
空で、あるいは、車両積み荷を積んだ状態で到着する鉄道用運搬構造物6から、積み込み段階の説明を行う。
【0155】
列車は、積み込み/荷卸し作業のために用意された97のような鉄道線路区間に到着する。駆動車の停車は、可能な限り、例えば、好ましくはその貨車または中心に据えるべき様々な貨車が、対応する心出し装置の近くに来れるように、具体的な標識を見ながら行われる。列車を固定し、運転手がブレーキを外して、中心を決める運動を可能にする。つぎに、運転手は、単数または複数の心出し装置102を作動させる。端部の台2および3の間に長手方向の機械的結合23を備えた貨車で構成された列車の場合には、それらの貨車の内の一台だけの中心決めを行う。一台の心出し装置が中心決めを行うこの貨車の運動は、一緒に繋がれていることにより、中間にある複数の貨車に影響を与える。よって、近隣の貨車は勿論、もっとも遠いところにある貨車でさえも、端部の台2および3の間の相対的位置が変わる恐れもなく、変化が可能である。
【0156】
端部の台の間に機械的結合23がない貨車の場合には、他の心出し器102が不可欠であり、そのような他の心出し器を、それらの間に台を保持する個別の手段と協働させて使用することが可能である。
【0157】
そのような場合、端部の台2および3は、用意された様々な手段により、それぞれの最初の位置、または元の位置にただちに固定され、あるいは、機械的接合連結23により、互いの距離を一定に、そして所定の配置に保持される。それはつまり、線路と端部の台のそれぞれとの間に存在する別々の固定手段ということになることも考えられる。
【0158】
その時、貨車の鉄道用運搬構造物6とそれに対応する端部の台2および3との間を、分離可能な状態で連結している、強固な接合の結合を解く操作をした後で、持ち上げ装置または上昇−下降および旋回させる装置59を作動させる。
【0159】
貨車1を運搬する鉄道用運搬構造物6を、持ち上げ装置により、両端の少なくとも一方で、上に向かう圧力により、僅かに持ち上げる。それを、端部の台2および3と強固に結合させながら、しかも分離可能な連結が外れるまで、そして、それらの結合構造から技術的に解除されるまで、持ち上げ続ける。つぎに、斜めの状態で旋回運動が可能な、そしてホームの受取構造と高さを合わせることが可能な最小限の距離にまで、更に持ち上げる。
【0160】
本発明において示されているように、持ち上げる振幅は僅かである。
【0161】
旋回手段は、例えば、モーター駆動された支持ローラー66で、それにより、鉄道用運搬構造物6をホームに向かって移動させる作業が開始される。該鉄道用運搬構造物は、その一端がホームに届くまで、旋回しつづける。この一端はホームの上で前進運動を続け、支持手段に載せられることになるが、その支持手段というのは、例えば、ローラーの列64および65であり、それらはモーター駆動されていることも、そうでないこともあり、鉄道用構造物を列車の長手方向に対して斜めの状態で積み込み/荷卸しを行う位置まで運んで行く。その運動を止めるのは、適切なあらゆる手段によって止められ、例えば、ある標識と一致させるものであり、そしてその全体を停止させる。本来の意味での積み込み/荷卸しが行えることになる。
【0162】
鉄道用運搬構造物6に積み荷がある場合には、牽引車か、あるいは道路上運搬車を、鉄道用運搬構造物の入口を開くところに持って来て、それにより、他の外部の手段なしで、この車両積み荷を持っていくようにする。鉄道用運搬構造物が空の場合には、直ちに積み込みが行える状態で待機することにする。
【0163】
その積み荷または新しい車両積み荷は、運搬構造物の入口を開くところに置き、該運搬構造物を運搬するのはそのための運搬車か牽引車か半運搬車である。その全体が運搬構造物の内部に行き着き、いい位置に落ち着く。結合を外した後で、牽引車か運搬車が、入口とは反対側に、運搬構造物から離れ、そして、元の方向に戻る旋回で折り返す運動を、運搬構造物が貨車の方向と揃うまで行わせる。貨車の鉄道用運搬構造物の両端が、分離可能な状態で強固に結合させる連結構造物と向かい合っている場合には、下降させるような操作が行われる。強固に結合させる連結は、作業の始めに占めていたものと変わらない位置と配置を保つ端部の台とのロックと同様に、行われる。しかも、それは、保持手段も用いて、また、接続部分を、長手方向に機械的に結合23することにより、行うのである。ロックした後、持ち上げ手段は、その休止位置に引き込まれるのであり、場合によっては、もし地面に設置された装置が存在すれば、位置を保持している状態から台を解放し、つぎに、使った心出し器を引っ込める。
【0164】
荷卸し段階
荷降ろしは、積み込みの段階と同じ手順で行われるが、但し、車両積み荷が、固定するための連結から解放された後、貨車から、ホームに向かって離れていくだけのことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシステムが組み込まれたレール/道路を組み合わせた輸送の鉄道/道路の駅ターミナルの全体平面図である。
【図2】配置された積み込み/荷卸しの貨車の複数のスペースの平面図である。
【図3】鉄道用運搬構造物を斜めに旋回させた位置を簡略に示しつつ、貨車なしで地面に設置した、積み込み/荷卸しのスペースとその設備とを概略的に示した斜視図である。
【図4】中央に旋回の中心を備えたタイプの貨車本体から分離した状態で、運搬構造物を備えた貨車全体の斜視概略全体図である。
【図5】端部に旋回の中心を備えたタイプの貨車本体から分離した状態で、運搬構造物を備えた貨車全体の斜視概略全体図である。
【図6】中央に旋回の中心を備え、かつ端部の二つの台の間を繋ぐ長手方向の部材を備えた実際的な実施例に対応する、貨車本体から分離した状態で、運搬構造物の貨車全体の斜視全体図である。
【図7】支えおよび回転の走路を特に詳細に示す、鉄道用運搬構造物の一端の下からの斜視図である。
【図8】端部の台の間の保持結合を備えた貨車の簡略し概略化した全体図である。
【図9】鉄道用のゲージの下部部分を描きつつ、底の部分の収納部に嵌め込まれた状態の保持および結合装置の形状を示す横断概略図である。
【図10】中央に旋回の中心を備えた本発明の実施例を、斜め上から斜視した簡略全体図である。
【図11】中央に旋回の中心を備えた本発明の実施例を、斜め下から斜視した簡略全体図である。
【図12】図10および11の実施例に対応する長手方向の結合部材の中央部の、斜め上からの詳細斜視図である。
【図13】図10および11の実施例に対応する長手方向の結合部材の中央部の、斜め下からの詳細斜視図である。
【図14】鉄道用運搬構造物と長手方向の結合部材の横断面概略図である。
【図15】旋回の中心の働きを示す長手方向の断面概略図である。
【図16】旋回の中心の働きを示す長手方向の断面概略図である。
【図17】保持および連結装置の他の形状の断面を示す横断面概略図である。
【図18】保持および連結装置の他の形状の断面を示す横断面概略図である。
【図19】保持および連結装置の他の形状の断面を示す横断面概略図である。
【図20】鉄道用運搬構造物の両端部分での接合結合を下から示した斜視図である。
【図21】鉄道用運搬構造物の両端部分での接合結合を上から示した斜視図である。
【図22】鉄道用運搬構造物の両端から分離可能な接合結合のロック機関の細部を側面から示した拡大図である。
【図23】鉄道用運搬構造物の両端から分離可能な接合結合のロック機関の細部を別の側面から示した拡大図である。
【図24】本発明による持ち上げ装置の全体を、斜め上から見た斜視図である。
【図25】本発明による持ち上げ装置の全体を、斜め下から見た斜視図である。
【図26】本発明による装置、支えおよび回転の走路、および貨車の運搬構造物の端部を示した概略的に示した斜視図であり、該端部と、本発明による装置のモーター駆動のローラーが持ち上げられ、かつ回転して接触するところを示している。
【図27】休止状態で収納された低い位置の局面を示す図である。
【図28】荷重なしでの上昇運動の局面を示す図である。
【図29】貨車の下面との接触の局面を示す図である。
【図30】荷重ありの上昇運動の局面を示す図である。
【図31】この装置に取り付けられた端部の台の支持装置を示した、図30に対応する概略図である。
【図32】心出しあるいは位置決め装置の一例の断面図である。
【図33】心出しあるいは位置決め装置の一例の上半分の図である。
本発明は、運搬および積み込み/荷卸しのシステムに関するものであり、該システムは、複数の貨車と道路通行車両の積み込み/荷卸し用作業場所からなり、これらの車両の一部、またより一般的には代替輸送という用語でも知られる、レール/道路組合せ輸送の枠内での、鉄道列車の貨車への車両積み荷からなるものである。
【0002】
本発明はまた、作業場所と貨車の連続を用いた積み込み/荷卸し方法にも関するものであり、この効果のために必要な手段を共に形成するものである。
【0003】
とりわけ重量車による道路および高速道路の交通渋滞と、環境汚染の増大は、代替の解決方法の研究の発展をもたらした。
【0004】
このような代替の解決方法のなかで示されているのは、貨物を積載した道路通行車両を長距離にわたって鉄道線路で運搬することを想定するレール/道路組合せ輸送である一方で、近距離輸送は、その従来の形式にとどめておくというものである。
【0005】
この方式によると、コンテナ、移動ケース、トレーラーあるいは車両は、貨車に積み込まれ、つぎにこれらの貨車から鉄道駅のターミナルで荷卸しされる。
【0006】
資材と設備に関しては、大きく分けて三つの解決方法が提案されている。
【0007】
その一つは、高速鉄道路、つまり列車全体から構成されるが、該列車上を、二つの貨車の間であっても、列車の使用可能な表面全体にわたって、輸送の指定されたスペースまで、一列になってトレーラーやセミ・トレーラーにつないだトラックを走らせるということである。この解決法の利点は、実用性と早さにある。荷卸しは、車両が入る端とは反対の端まで、車両を同じ方向に運搬することによって行われる。該車両はつぎに車道で、道路網に戻っていくのである。しかしながら、この解決方法には幾つもの不都合がある。まず最初に挙げなければならないのは、一連の積み込みと荷卸しに関するものである。ある故障車両が、残りの車線の通行止めをもたらす。特定の車両の積み込みや荷卸しを優先的に行うことができない。更に車線への合流に関連する積み込み時間は常に長時間を要し、短くすることができない。この解決方法には、牽引車を運ぶ必要という大きな不都合も存在し、該牽引車が、そのトレーラーやセミ・トレーラーから分離されていれば、他の車両輸送に役立てることができるはずである。更に、牽引車やトレーラーまたはセミ・トレーラーの所有者は異なっており、各所有者は、それぞれの資材の採算性について必ずしも同じ考えを持ち合わせていない。
【0008】
他のカテゴリに属する解決方法は、特に道路用コンテナを念頭においたものであるが、トレーラーやセミ・トレーラーにも適用されるものであり、該方法は、貨車に該トレーラーやセミ・トレーラーを積み込むために、牽引車やトラックがそれらを卸すホームからの外的手段による、車両積み荷の操作に関するものである。このカテゴリは、重く、また購入、保全費用が高額であり、エネルギー消費が膨大な設備に用いるものである。更に、該設備は専門のオペレーターの存在が必要である。
【0009】
本発明が属する、更にもう一つのカテゴリの解決方法は、車両全体、もしくはそのトレーラー、あるいはそのセミ・トレーラーのみ、またより一般的には、車両積み荷の個々の積み込みに関するものであり、それらは独自の動力、あるいは、車両積み荷に連結された車両の運転手の助けを借りて車両に接続された動力によるものである。
【0010】
一つの解決方法は、要するに、端部の二つの台に機械的に接続し、また車両積み荷を支える移動式の床を備えた固定式の運搬構造付きの貨車を用意するというものである。
【0011】
機械的結合を有するこの運搬構造物の厚みは、相当な補足的厚みであり、鉄道のゲージを下方向に最大限に活用することができるように薄くあって欲しいという要請には反するものである。
【0012】
本発明の一般的な分野は、レール/道路組合せ輸送用システムについてのものであり、該分野において、貨車は車両積み荷を運搬する旋回式の鉄道用構造物を有し、この運搬構造物は、それぞれが鉄道用ボギーによって、端部の二つの台に取り付けられ、かつ結合されているものである。
【0013】
厳密な意味での本発明の分野においては、旋回運動によって動かされる鉄道用構造物を備えた貨車のみが、技術の状態を例証しているものと考えられる。これら貨車の第一の利点は、運搬構造物の斜めの積み込みと荷卸しの作業を可能にし、また従って、それにより進入と離れるのに適したホームを介して、車両積み荷が、運搬構造物に入ったり、出たりするのを、それ特有の手段、あるいはそれに通常付属する手段によって、可能にするということである。
【0014】
輸送用システムが活用する貨車のタイプが異なるのは、鉄道用運搬構造物の両端が、端部の台から解放されるか解放されないこと、また特に二つ同時に解放することが可能であるかによる。
【0015】
二つの端部を同時に解放することが有益な利点をもたらす場合、特に車両積み荷を端部のどちらか一方で受けたり出したりすることが可能になる一方で、新たな車両積み荷が他の方向から到着した場合、両端の間の機械的な結合を確保していた運搬構造物から解放された端部の台が、それぞれの元の位置を保持していないという事実から、深刻な不都合が生じる。事実、勢い余った力が端部の台にかかり、その端部の台との鉄道用運搬構造物の両端が外れる際の反作用の力、ならびに車両が鉄道用運搬構造物への乗り入れ、あるいはその動きから来る応力によって、その線路に沿って、端部の台のずれが引き起こされる。このようなずれは、積み込みや荷卸し後の復帰する際に、鉄道用運搬構造物を、素早く簡単に元の位置に戻すのに、かなり邪魔になるものである。
【0016】
本発明の目的はまた、積み込みや荷卸し作業の際に、端部の台、またつまりは、ボギーを所定の位置に保持すること、そして、鉄道のゲージを最大限に活用するという二つの主な目標を同時に満足することである。
【0017】
本発明はまた、車両積み荷がエネルギーの面で独立していること、つまり、それ独自の手段またはそれに通常備えつけられている手段によって、移動させられ、または自ら移動することができるという利点を活用しつつ、外部の重量のないものを持ち込んだり、または積み込んだりせずに、積み込みと荷卸しの作業を行うということも目的としている。
【0018】
本発明はまた、更に、同一列車の全ての貨車について個別的に、あるいは選択的に積み込み/荷卸しができるようにすることも、目的としている。
【0019】
台の動きについては、様々な技術的解決方法が既に提案されており、その中から例を挙げると、DENo.3234374のTALBOTのドイツ特許と、BEHRENS名義のPCT公報No.81 02142があるが、それらによると、運搬構造物が旋回をするのは、端部の旋回軸の周りと中心回転軸の周りであり、それにより、列車の方向に対して斜めの位置に据えつけられるようになっている。
【0020】
これらの解決法が、有効であるためには、欠点を上回る技術的−経済的利点がなければならず、すなわち、道路交通法および鉄道法の法規則を遵守しつつ、所期の目的と目標に沿うものでなければならない。
【0021】
そういうわけで、本発明のような有益な発明は、鉄道用運搬構造物上またはそこからの車両積み荷の積み込み、および荷卸に関して、様々な条件や必要性を同時に満たすものでなければならず、安全上の要請を尊重し、かつ、このような輸送方法への変更についての採算性も重んじながらも、時間を最小限にし、オペレーターの快適性も可能な限り最高のものにしながら行わなければならない。
【0022】
よって、高い性能を備え、幾つもの利点のある、レール/道路組合せ輸送用システムに至ることのできるような様々な目標を明らかにすることが可能である。
【0023】
本発明の第一の目標は、車両積み荷を鉄道ゲージに受入れること、また、この車両積み荷を運搬する貨車を、鉄道ゲージに組み入れることを可能にするということである。鉄道および道路のゲージが受入れ可能な最大限の寸法に応じて、貨車への積み込みに使える高さを確保しなければならない。以上のことから、鉄道用運搬構造物の下部面を出来るだけ低い位置にし、この鉄道用運搬構造物を薄い床で、機械的強度の要請を考慮しつつも、とにかく可能なかぎり薄いもので実現する。
【0024】
もう一つ必要不可欠の目標は、積み込み/荷卸しの段階に際して、貨車の開閉操作を行った後に、鉄道用運搬構造物を容易にかつ素早く元の位置に戻すことができること、そして、貨車への並行した個別の積み込み/荷卸しの様相に関するものである。運搬構造物が行っている連結から解放されると、ボギーは、連結部分、緩衝器、懸架装置およびその他の装置に残っている応力の存在に応じて動く。該ボギーの動きはまた、鉄道用運搬構造物への到達、その上で移動、そしてそれを取り外し、更にショックなどに左右されることが考えられる。この不都合を克服するのは、接地保持手段によって与えられる位置を端部の台に割り当てること、あるいは、該端部の台の間隔を常に一定の位置に保つことによる。
【0025】
更にもう一つ目標を追加すると、積み荷を取り扱う手段と設備、および車両積み荷を運搬する鉄道用構造物の存在によって、貨車の積み込みに使用する容積を侵害しないようにすることである。このような手段は、貨車が邪魔になることも、また他のエネルギー源を積み込む必要がある場合もある。そういうわけで、車両積み荷は、積み込みと荷卸しの際に、自らの手段で移動し、そして操作に必要な出力駆動装置は、貨車の外部にあり、また該出力駆動装置のエネルギーの供給は、外部のエネルギー源から行う。このように、貨車、積み荷そして操作手段の間でのエネルギーの独立は、貨車を軽くすること、およびエネルギーの供給を単純にすることができる。よって、駆動手段は、鉄道の施設と車両積み荷、あるいはその牽引車に置かれる。
【0026】
更にもう一つの目標は、鉄道用運搬構造物の持ち上げ手段が使用する駆動経路を限定するということである。実際、非常にかさばる大きさのものを取り扱っていることを考えると、例えば持ち上げによって、解放手段の経路の補完的全長が、再びより大きな応力が新しく引き起こすことになり、それがひいては消費されるエネルギーの費用の増大、設備の巨大化につながる。
【0027】
そういうわけで、もっと経路を細くすれば、操作は振幅の小さな、単純な動きに集約され、発生する購入費用、運転費用そして保持費用も適正なものだけになるのである。
【0028】
目標とする実施例においては、懸架装置が押しつぶされた状態から回復した後に、鉄道用運搬構造物を持ち上げる運動に続くのは、鉄道用運搬構造物と端部の台との間の結合の分離、例えば、運搬構造物の両端を端部の台の中、または、そこに寄り掛かっている収納部から取り外すのに、ちょうど必要な小さな振幅の有効な運行である。
【0029】
更にもう一つの目標を追加すると、それは、牽引の応力を伝達させることに関するものである。牽引の応力全体を支えるのは、運搬構造物と、該運搬構造物が端部の台とのその結合部分とでなければならず、それにより、余分な重さや補足的厚みに示される機械的強度の大きい下部構造物の追加の使用を避けるようにする。本発明では運搬構造物を用いて、牽引の応力を貨車のもう一方の端部にまで伝えるようにしている。
【0030】
最終的に、本発明が目標とするのは、列車の貨車を、線路とホームの施設に対して適正な位置に置き、それにより、積み込み/荷卸し手段を、容易かつ迅速に活用できるようにすることである。
【0031】
本発明がまた目標としているのは、運転中にこうむる可能性のある一切の応力に対してのみならず、積み込みと荷卸しの作業や、貨物輸送の道路通行車両のような、大きな積み荷の取扱いに関連する、例外的な応力の一切に対しても特に耐えうる貨車の実現にある。
【0032】
本発明はまた、鉄道用運搬構造物を提案することをも目標としており、積み荷はそれ独自の手段によって積み込まれ、この運搬構造物は、貨車の外部にある支え手段によって貨車に戻され、その貨車とはエネルギーの面で独立しているものである。
【0033】
本発明は、前述の全ての目標を同時に達成することを目指し、先行技術による実施例の不都合の大部分を克服する、効果的で信頼性の高い包括的な解決をもたらすものである。
【0034】
そのために本発明は、レール/道路組合せ輸送用システムに関するものであって、該システムを構成するのは、少なくとも一本の鉄道線路と、貨車と積み込み/荷卸しの作業場所であり、その特徴は、各貨車を構成するのが、二つの端部の台と、この貨車の上を旋回するように取り付けられ、かつ分離可能かつロック可能な、強固な接合の結合によって端部の台に結び付けられた、車両積み荷を運搬する鉄道用構造物とによること、および、各作業場所は、地面に、および各積み込み/荷卸しのスペースのところに、少なくとも一つの持ち上げおよび降し手段と、ホームに向かって分離し旋回することが可能な少なくとも一つの運搬構造物の旋回駆動手段が備えつけられており、該ホームには、ホームの上で旋回を続行するために、再度の取り上げおよび受取手段が備えつけられており、その全体には、端部の台の位置と配置に、保持手段が備えられており、貨車が分離された状態であるときに、該台がその状態にあること、とである。
【0035】
本発明の他の特徴と利点は、例として挙げられた、以下の説明を、添付図面を参照しつつ、読むことにより明らかとなっていく。
・図1は、本発明によるシステムが組み込まれたレール/道路を組み合わせた輸送の鉄道/道路の駅ターミナルの全体平面図である。
・図2は、配置された積み込み/荷卸しの貨車の複数のスペースの平面図である。
・図3は、鉄道用運搬構造物を斜めに旋回させた位置を簡略に示しつつ、貨車なしで地面に設置した、積み込み/荷卸しのスペースとその設備とを概略的に示した斜視図である。
・図4は、中央に旋回の中心を備えたタイプの貨車本体から分離した状態で、運搬構造物を備えた貨車全体の斜視概略全体図である。
・図5は、端部に旋回の中心を備えたタイプの貨車本体から分離した状態で、運搬構造物を備えた貨車全体の斜視概略全体図である。
・図6は、中央に旋回の中心を備え、かつ端部の二つの台の間を繋ぐ長手方向の部材を備えた実際的な実施例に対応する、貨車本体から分離した状態で、運搬構造物の貨車全体の斜視全体図である。
・図7は、支えおよび回転の走路を特に詳細に示す、鉄道用運搬構造物の一端の下からの斜視図である。
・図8は、端部の台の間の保持結合を備えた貨車の簡略し概略化した全体図である。
・図9は、鉄道用のゲージの下部部分を描きつつ、底の部分の収納部に嵌め込まれた状態の保持および結合装置の形状を示す横断概略図である。
・図10は、中央に旋回の中心を備えた本発明の実施例を、斜め上から斜視した簡略全体図である。
・図11は、中央に旋回の中心を備えた本発明の実施例を、斜め下から斜視した簡略全体図である。
・図12は、図10および11の実施例に対応する長手方向の結合部材の中央部の、斜め上からの詳細斜視図である。
・図13は、図10および11の実施例に対応する長手方向の結合部材の中央部の、斜め下からの詳細斜視図である。
・図14は、鉄道用運搬構造物と長手方向の結合部材の横断面概略図である。
・図15と16は、旋回の中心の働きを示す長手方向の断面概略図である。
・図17から19は、保持および連結装置の他の形状の断面を示す横断面概略図である。
・図20は、鉄道用運搬構造物の両端部分での接合結合を下から示した斜視図である。
・図21は、鉄道用運搬構造物の両端部分での接合結合を上から示した斜視図である。
・図22は、鉄道用運搬構造物の両端から分離可能な接合結合のロック機関の細部を側面から示した拡大図である。
・図23は、鉄道用運搬構造物の両端から分離可能な接合結合のロック機関の細部を別の側面から示した拡大図である。
・図24は、本発明による持ち上げ装置の全体を、斜め上から見た斜視図である。
・図25は、本発明による持ち上げ装置の全体を、斜め下から見た斜視図である。
・図26は、本発明による装置、支えおよび回転の走路、および貨車の運搬構造物の端部を示した概略的に示した斜視図であり、該端部と、本発明による装置のモーター駆動のローラーが持ち上げられ、かつ回転して接触するところを示している。
・図27から30は、動作の様々な局面を示す図である。
・休止状態で収納された低い位置(図27)
・荷重なしでの上昇運動(図28)
・貨車の下面との接触(図29)
・荷重ありの上昇運動(図30)
・図31は、この装置に取り付けられた端部の台の支持装置を示した、図30に対応する概略図である。
・図32と33は、それぞれ心出しあるいは位置決め装置の一例の断面図、または上半分の図である。
【0036】
本発明は、旋回式の鉄道用運搬構造物の貨車、特にこのタイプの特殊な貨車を用いるシステムに関するものであり、本文において参照するのに相応しい並行出願の対象となる本発明の変形例の全てを伴う。
【0037】
単に参照するだけでは、それを本発明の装置に組み込むことはできないので、その前に、本出願に関する説明を、図4から23までを参照しつつ、以下のように説明しなければならない。
【0038】
それは、運搬構造物を持ち上げて運んでいく接地式装置を対象とする他のもう一つの並行出願に関する説明全体についても同様であり、それはまた、本発明の図の記述にも以下に述べるように、取り入れられるものである。
【0039】
本発明に関係する貨車は、レール/道路組合せ運送のためのもので、それは交替運送とも呼ばれるものであるが、車両積み荷を運搬する旋回式の鉄道用構造物を備え、またそれは、貨車における旋回の中心の位置を問わない。該位置は実際、中央でも端部でも中間部分であってもよい。
【0040】
一般的な目的は、積み込み/荷卸しの作業を、最低限の作業快適性とともに最短時間で行えるようにすることであって、鉄道用運搬構造物を十分な振幅角度で斜めに傾けることによってなされる。
【0041】
図4および5に示されたのは、本発明による貨車の基礎部分全体の変形例二つであるが、その違いは、単に、鉄道用運搬構造物の旋回の中心の位置が異なっているだけである。これらの変形例は、一般的な手段によって、本発明の以下の全体的な説明に役立つ。
【0042】
本発明を実施する発明的な一般的な考え方を構成するのは、レール/道路組合せ輸送の貨車に載せた、車両積み荷を運搬する旋回式の鉄道用構造物のために、少なくとも一つの端部によって貨車の端部の台から分離することであるが、その分離の際にも、その旋回の中心に取り付けたままにしておき、それにより、旋回後に積み込み/荷卸しのための斜めに傾いた態勢をとり、こちらの側の両端が端部の台からは完全に離れ、次に逆に旋回した後は、貨車が元通りの姿を取り戻し、素早く簡単にきちんと接合されてから、端部の台と鉄道用運搬構造物とが強固に結合されるのを確実にするということである。
【0043】
典型的な貨車1は、端部の二つの台2および3を備え、該端部の台は単数または複数の小さなボギー、または単数または複数の車軸4または5によって支えられている。これらの端部の台2および3を互いにつなぐのは、鉄道用運搬構造物6であり、それは、強固な接合の結合により、これらの端部の台と両端部分で一体をなし、その結合は分離可能であり、そしてロック可能でもある。
【0044】
鉄道用運搬構造物6は、荷物を集積するための本体であり、平らな底8の付いた特に薄い床7からなるか、あるいは、別の形で、例えばトンネル10の形をして引っ込んだ長手方向の収納部9を備え、それに相応しい形になっている。鉄道用運搬構造物6は、更に二枚の保護側壁11と12を備え、該保護側壁の高さは例えば僅かなもので、本体からはみ出して延長する上部の梁13と14によって上限を画されており、それにより、上部に支えられるように、技術的には15のように適合された端部によって終了し、かつ対応する端部の台か、端部の各台2または3と向かい合う受入構造の中に用意された補完的な受入れ形状16の中に固定されるようにするが、それは組み立てられた状態で、強固な接合の分離可能な結合を行うためであって、その結合を通じて牽引の応力や回転運動の応力のすべてが伝達することになる。したがって、貨車1は、閉じられた状態では、単一の部品での貨車と同様に、硬く強固な機械的ユニットを形成する。
【0045】
貨車にはまた、長手方向の下縁17と18、端部の横に渡した橋床19と20、そしてアクセス用の付け足し部分21と22がある。
【0046】
好ましい変形例においては、運搬構造物6の床7を薄くして、できるだけ地面に近くに位置付ける。この変形例を完成させたものにおいては、この薄い床は、車両積み荷のない長手方向の中央区域内に、トンネル10状の引っ込んだ収納部9を形成するのに適した作りになっていて、該収納部においては、端部の台2および3を機械的につなぐ長手方向の結合部材23が納まることになり、それにより、積み込み/荷卸し作業の際に、それらのが元の位置に確実に保持されるようになっている。
【0047】
このトンネル10は、床7の剛性を補強する効果をもたらすと共に、ケーブルと流体の導管とが伸展していけるようにしている。
【0048】
好ましい実施例においては、鉄道用運搬構造物6の両端15は短くなっており、向かい合う端部の台に位置する受入れ形状16の中に重みを掛けるようになっており、しかもそれは、それらの台の内側の限度一杯、または限度近くまで、そうなるようになっている。
【0049】
好ましくは、端部の台2および3は、貨車の内側に向いた面に、下部方に向けられた折り返し24を有し、該折り返しは上部分にそれに合うような肩状部25を有する。鉄道用運搬構造物6の両端15の重みが掛かる受取構造16は、運搬構造物の両端が向かい合うこの肩状部25の両端に沿う形になっている。
【0050】
鉄道用運搬構造物6にはまた、アクセス用の端部の少なくとも一方の下部面に、持ち上げ、そして旋回駆動の外部手段と協働するための手段を一つもつ。
【0051】
一般的に、貨車1には、積み込み/荷卸し作業に関連して動かしたり操作したりする際に、端部の台を互いに距離を置いてその元の位置に保持しておく何らかの手段を有し、例えば、長手方向の機械的結合部材23であって、それにより、運搬構造物6を、容易に接合することを可能にするが、それは接合しロックする部分を、連動させ、ラチェットを掛け、あるいは噛み合わせる正確な位置を見つけやすくするという、強固な接合の分離可能な結合によってである。
【0052】
端部の旋回の中心26の場合には、鉄道用運搬構造物6は、常時端部の台2または3の片方にのみつながれており、それは旋回機能を備えた一つの部材によってなされる。該端部の台は、該旋回機能を備えた部材を機械的固定によって支えており、鉄道用運搬構造物の対応する両端との結合は、例えば接合の旋回する横棒を介して行われる。該旋回する横棒は、その両端のそれぞれに、鉄道用運搬構造物の対応する一端を受取る。図示されてはいないが、この場合、鉄道用運搬構造物は、隣接する端部の台からの分離、および、ホームへ向けて、またはその上へ移動するために、そのもう一方の端が持ち上げる。この段階では、鉄道用運搬構造物6の両端と、それに対応する端部の台との間の結合は分離可能なものである一方で、反対側では、つまり、旋回の中心26の方では、その同じ結合が分離可能ではなく、少なくとも一度の自由度が与えられており、それにより、鉄道用運搬構造物6を傾けることが可能になる。例えば、それらが横軸の回りを旋回することを想定することができる。
【0053】
またそれにより、端部の旋回の中心26(図5)に取り付けられた三角形の突端部27によって一致する、鉄道用運搬構造物6の端部を想定してもよいが、傾斜可能なものか、あるいは一度の自由度の旋回軸では、積み込み/荷卸し作業のために、場合によっては鉄道用運搬構造物を傾けることを可能にする。
【0054】
対称のという理由で、このタイプの変形例の範囲においては、対称な旋回の中心を二つ、端部の台にそれぞれ一つ置き、一つが働いている時には他の一つは使わないというように配置することが好ましい。
【0055】
端部の台から分離可能な二つの端をもつ鉄道用運搬構造物の場合には、中央旋回の中心28であることが望ましい(図4)。
【0056】
以下に述べるのは中央旋回28を中央に備えた変形例について述べるが、それはそのような変形例が最も有利なものだからである。鉄道用運搬構造物の両端の持ち上げの解離、あるいは接合の分離は、好ましくは、それぞれの端部のところで同時に行われ、それは相応しいあらゆる手段によってなされるが、好ましくは、貨車の外部にあるもので、例えば、図示されていない、持ち上げおよび旋回駆動の装置で、持ち上げるためのジャッキと垂直に移動可能なローラーを備え、モーターで駆動され、それにより、鉄道用体構造を旋回させながら持ち上げて、積み込み/荷卸しの位置に向かって行くためのものである。そのためには、この運搬構造には、その両端の少なくとも一方、またはそれぞれのところの下部面に、例えば旋回の中心を中心とする円の円弧の、該装置のモーター駆動のローラーにより持ち上げて運んで行く作業を可能にする支えとなり輪転を導く走行平面29を有する。
【0057】
運搬構造物6の両端と端部の台2および3との間の、強固な接合の分離可能な結合を実現可能にする方法には様々なものがある。それらの方法の機能として一般的なのは、鉄道用運搬構造物6が、貨車の端部の台2および3と一体化し、それにより牽引の応力と回転に関連する応力の全てがその構造物を伝達していけるようにすることである。そのようにして、このような強固な接合の分離可能な結合は、機械的抵抗力が強力でなければならず、しかも安全性と信頼性も高くなくてはならない。それゆえ、輸送中は閉鎖状態を確実に保持するためのロックが用意されている。
【0058】
このような強固な接合の分離可能な結合は、一重か二重にしても、更には多重にしてもよく、それにより、側面方向と横方向の動的トルクに対する安全性と動きのよさを高めることができる。
【0059】
以下に非制限的な例として、図20から23に示され、実際の実施例用に想定されているような二重結合について述べる。
【0060】
この実施例においては、鉄道用運搬構造物6の上部の梁13と14の両端15は、それぞれ、端と呼ばれる極めて短い腕であり、鉤を備えた構造をしており、しかも、貨車の長手方向の下縁17および18の端部に設けられた構造に合うように作られており、そのようにその都度、上部の鉤31と下部の鉤32の二重鉤の短くて複合的な端部30を形成している。
【0061】
そのような二重鉤状の30のような短くて複合的な両端は、それらが分離可能に接合されているのが、閉鎖時に強固に接合され、または、開いた時に接合が解放されるようにするために、端部の台2および3の上で向かい合うように用意された補完的な構造または形態33と協働する。分厚く、断面がU字状で、受け鉤の形にくり抜かれ、上方で受入れかつ支持する部品34を指す可能性があり、それは同じく鉤状の、下方の受入れ部品35と対をなしており、両方一緒に二段階の二重鉤を形成しており、それぞれの形は、運搬構造物に向かい合うところ、そして、受入れ面の上での端部の形を補完するような形をしており、その受入れ面からは、鉄道用運搬構造物6の両端の鉤31と32が支えに来る。
【0062】
そのように、貨車の運搬構造物6の全体には、四つの接合二重鉤が存在し、それにより、それぞれと同じように受入れの役目を果たしている部品と共に、強固な接合の分離可能な結合を行っており、その結果、端部の台と鉄道用運搬構造物とからなる全体が、単一部品で構成される本体と機械的に同等なものとなれるようになっているということがはっきりする。
【0063】
上方の鉤と、それらの鉤の受取構造とで垂直方向の荷重を支え、また、牽引応力を伝達する一方で、下方の鉤と、それらの鉤の受取構造とは、上下運動のトルクを克服するのに振り向けられる。
【0064】
閉鎖状態での安全は、自動ロック装置36によって確保されており、具体的には指を曲げた形のロック37であって、該ロックは上下運動を行うように取り付けられ、閉鎖状態では戻しばねで動かされ、開いた状態では見えない駆動機関によって上下運動させられるもので、例えば圧縮空気式で、貨車の上で自由に使えるものである。この自動ロック装置36が作用するのは、上方の鉤に対してだけである。そのために、運搬構造物の上部の鉤のそれぞれには、くり抜き部38があり、それが正面の部分を開いた受入れ空間を画定している。この開かれた受入れ空間の中央に一本の横棒が通り、該棒の上にロックの指37が来て寄り掛かる。
【0065】
図示された変形例では、端部の台2または3のそれぞれにロック装置36は一つだけしかない。
【0066】
図示された実施例では、端部の台のそれぞれに、貨車の内側の方向に、下に向かう折り返し24があり、その両端のそれぞれに補完的な構造または形態33とが鉤の形に合わせて設けられている。
【0067】
貨車には、その絶対的な、あるいは相対的な元の位置に、端部の台を保持する手段がある。図示された変形例においては、それは例えば長手方向の結合部材23によって長手方向に機械的結合を行っており、該結合部材は低いところで、端部の二つの台を互いにつなぎ、それら端部の台のそれぞれは、少なくとも一台の鉄道のボギーが支えている。
【0068】
この長手方向の結合部材23の主要な目的は、他でもない、端部の二つの台2および3を機械的に結び、それにより、該台を、積み込みと荷卸しの段階の間もそれぞれの始めの位置に保つことである。
【0069】
そのようにして、その長手方向の結合部材を製作する材料は薄いもので済ませることができ、それによって、貨車や積み荷の鉄道ゲージに対する寸法に負担をかけずにすむ。
【0070】
図示されていない第一の実施例においては、この長手方向の結合部材は、床7の外側に突出した状態のままである。
【0071】
その後、展開することになるもう一つの他の実施態様においては、それは、長手方向の収納部9の窪みに嵌まり込む形で収納されるのであり、該収納部というのは具体的には、鉄道用運搬構造物6の床7の中に形成され、あるいはそれに適合させられたトンネル10のことである。
【0072】
その長さとその断面の薄さから、この長手方向結合部材23は、傾向として、その中央部39の下方にたわむ傾向がある。このたわみが下方向への膨らみを生じさせ、その結果、全体がゲージの外にはみ出しかねず、この部材23の中央部を上方、中央部分39に呼び戻すのが望ましく、例えば、単純に固定してしまうか、あるいは、鉄道用運搬構造物6の下部中央部で連結するというのもある。より好ましい方法としては、鉄道ゲージに到達するために、長手方向の結合部材23を収納部9の窪みに収納されることが想定され、該収納部は具体的には、鉄道用運搬構造物の床7に形成された長手方向の中央のトンネル10のことである。このトンネル10により、圧力を掛けた流体の導管や電気接続ケーブルを、端部の台2または3の一方から他方へと通すことが可能になる。
【0073】
このトンネル10が床7の積み込み作業と干渉しあわない区域に設けられることは、特筆すべきことである。
【0074】
この長手方向結合部材23が果たす主な役割は、積み込み/荷卸し操作の際に、端部の台2および3の位置をそれぞれの始めの位置に保持することであり、鉄道用運搬構造物の旋回の中心の位置がどこに来ようとも、端部の台と鉄道用運搬構造物の複合的な両端30との間の強固な接合が素早く簡便に確保できるようにすることである。
【0075】
実際、本発明は、鉄道用運搬構造物が軸旋回をするのが、その鉄道用運搬構造物の中心の周りだけではなく、その両端の一端あるいはどのような位置の周りにも軸旋回をすることを目指す。
【0076】
長手方向結合部材23が第二の技術的役割を果たすのは、旋回軸が中心にある場合である。つまり、旋回の中心を支えるということである。
【0077】
このことから、このタイプの変形例については、この部材の中央部39はより複雑なものになる。その一例が図10から16に示されているが、それでも、中央旋回軸28が一本と、トンネル10を用いる場合、結合部材23を取り外すための手段が一つあれば十分なのである。
【0078】
この例については、中央部39は三つの役割を同時に果たすことになる。列挙するのであれば、長手方向結合部材23を鉄道用運搬構造物6に確実に固定すること、もう一つは、鉄道用運搬構造物6がその周りを移動することになる中央旋回軸の中心28を支えること、そして最後に、関連する手段とともに、長手方向結合部材23を用意された窪みの収納部9から外すということであり、該収納部の窪みは具体的には鉄道用運搬構造物6の床7のトンネル10のことである。
【0079】
つまり、複合的なまとまり40を解除−旋回ユニット40と呼ぶことができる。
【0080】
より正確に言うと、そして、図10から16に表されている例に取って言うと、長手方向結合部材23の中央部39は、鉄道用運搬構造物6の床のトンネル10の円天井にぶら下がる形で取り付けられている。そのために、バネの効果で膨らんだ懸架装置用金属薄板41は三つの固定点で両端のそれぞれに歯止めを掛ける形で不動に取り付けられており、それに沿って、その金属薄板は長手方向の縁を、横方向の正中中央区域の両側に存在する案内部材42および43の中央の長手方向の割れ目に沿って、動かすことができる。
【0081】
この薄板の膨らみは遊びの空間44に空きをつくり、具体的にトンネル10の収納部9の円天井とその懸架装置用金属薄板41に向かい合う面との間である。
【0082】
この遊びの空間44は、解除を駆動ユニット45によって占められ、例えば空気圧の、図14から16に示されているような、一組の空気鞴46および47を備えている。
【0083】
この懸架装置用金属薄板41は、解除の駆動ユニット45を介して、中央の旋回の中心28を備えており、それは具例えば旋回軸ユニット48であり、その上に、長手方向結合部材が中央部のところで固定されており、該固定手段は、例えば49と50のようなネジであり、そのようにして連結複合ユニットが形成されている。
【0084】
以下に示すことになるが、この中央の旋回の中心28には、輸送中、ほとんど力が加わるのが感じられないが、それは鉄道用運搬構造物を端部の台2および3で保持しているからである。積み込み/荷卸し操作の間、この長手方向結合部材23に加わる力は、その旋回軸から生じる側面からの力だけである。そのような側面からの力は大きなものではなく、旋回の中心28、また、その近くの部材と同様に、それに長手方向結合部材23の機械的強度は、大きなものである必要はない。
【0085】
それゆえ、長手方向結合部材23の構造は薄いものであり、様々な断面の形状が可能であり、例えば、図9に示されたような長方形の断面51から、図17から19までに幾つかの例が示されているような、肋材付きや折り畳み式の薄い形のものまでである。
【0086】
図17によって示された特殊な形状が好ましいということになる。それはつまり、全体的な形は平たい板52に関するものであり、その長手方向の縁が中空の管53および54の形に丸められているということで、その断面は、例えば円形であり、その役割は、直接に、または保護空間として圧力のかかった流体のための配管となり、そして、導管または電気ケーブルその他のための通路となることである。
【0087】
このような、流体または電気、エネルギー用または制御用の結合は、そのようにして、適切で滞りなく、そして完全に統一された長手方向の通路が得られることになる。
【0088】
更に、それらの長手方向の縁は、そのような形状に形成されて、その複合体の機械的な堅牢性を更に高めることになり、そのことにより、長手方向結合部材23の断面の厚みを更に薄くすることが可能になる。
【0089】
他の形状にすること、例えば長手方向の折り曲げ55と56や、凹面の強化湾曲部57を設けることも考えられる。それらの変形例のそれぞれの一例が図18と19の一つに示されている。
【0090】
他にも多くの実施形態が可能である。積み込みと荷卸しの段階において鉄道用運搬構造物の運動に際し、端部の台を所定の位置に保持するという機能の全体を果たしている範囲において、それらすべてが本発明の保護範囲に含まれる。
【0091】
外部の装置を用いる場合での変形例としては、貨車には少なくとも両端の一方に、これらの台を保持するための備えがあり、そのための外部手段は、線路上に存在するか、その線路に沿ったところで地面に備えつけるものである。
【0092】
その貨車にはまた、持ち上げおよび旋回駆動の外部装置の動きに対して備えを持っており、具体的には、支えとなり回転を導く走路29を呈し、鉄道用運搬構造物6の少なくとも一端の下部面にあり、その実際的な実施例は図30に示されている。
【0093】
この支えとなり回転を導く走路を具体化した例が、横方向の平らな板58であり、それは、鉄道用運搬構造物の台枠の隣接する部材に溶接することにより取り付けられており、該鉄道用運搬構造物の動きには旋回するという特徴があるため、走路29の全体的な形は例えば円弧の形に湾曲したものであり、その中心は中央の、またはその他のところにある旋回の中心と同じものである。
【0094】
その貨車には、もう一つの他の備えがあり、それは、端部の台2および3を、長手方向は勿論のこと、それと同時に、運搬構造物が旋回運動を行った後の上下運動に際しても、所定の位置に保持することに関するものである。
【0095】
そこで重要となりうるのが、地面に設置された装置に存在する受取構造であり、そういう構造物は端部の台の、それぞれの折り返しと協働する。
【0096】
本発明全体の動作は次の通りである。鉄道用運搬構造物6が、一切の旋回の動作の前に、積み込みと荷卸しの段階に向けて、旋回するように仕向ける場合には、解除の駆動ユニット45を作動させるが、それには鞴がついており、それが膨み、収納部9、つまりトンネル10の円天井に接触し、懸架装置用薄板41の反り返りが更に反り返るように押しつけて、その結果、そのトンネルの円天井から遠ざかるように仕向けることになる。この円天井は更に反り返り、離れていく行程の端から端までを辿ることになるが、その行程は、トンネル10での収納部9の長手方向結合部材23を解除し、あるいは引き抜くには十分なものである。鉄道用運搬構造物6は、その場合、それ自身の旋回の中心28の周りを旋回することができるが、その旋回の中心というのは、この場合、具体的には、長手方向結合部材23の中央部39に取り付けられた旋回軸ユニット48のことである。
【0097】
鉄道用運搬構造物6が復帰する際、そして、それが、長手方向結合部材23があるおかげで、適切な位置に留まった端部の台と強固にまとまった後には、逆方向の一連の運動が発生する。解除駆動ユニット45の鞴46と47は萎み、長手方向結合部材23はトンネル10の形をしたその収納部9に、懸架装置用金属薄板41の復帰弾性力の効果で入り込む。
【0098】
持ち上げることと、旋回駆動手段とを主とする本発明の一つの変形例においては、鉄道用運搬構造物を持ち上げ、旋回させる運動が引き起こされるが、それを引き起こすのは、外部装置であり、例えば、以下に説明するような、持ち上げおよび旋回駆動の装置である。
【0099】
これから説明する持ち上げ装置は、鉄道用運搬構造物を下げることも行うものであり、上げ降ろし手段と呼べば、より完全な呼び方になるかも知れない。冗長さを避け、簡潔化を旨として、この機能については、以後は、ただ持ち上げ装置とのみ呼ぶにとどめよう。それはまた、鉄道用運搬構造物を確実に旋回させることにもなる。
【0100】
図3を参照すると、持ち上げるのと旋回させるのを組み合わせた装置59が用意されており、それは、線路60の両側に展開する、積み込み/荷卸しの二つのホーム61および62を備えた鉄道線路60に設置するためのものである。好ましくは、装置59は、図3に全体が示された積み込み/荷卸し作業場所63の二本のレールの間に取り付けられる。そのタイプの貨車においては、図3に示された作業場所で用いられるものと同様に、やはり、59のような二つの持ち上げ装置を、鉄道用運搬構造物6の両端のそれぞれに一つずつ用意しておく必要があることがわかったことになる可能性がある。実際、図の場合においては、この運搬構造物は、その二つの端を同時に持ち上げ、図示されていない中央の旋回の中心の周りを旋回させるのである。それは、旋回の中心は端部にあって、その周りを旋回するということになる可能性もある。
【0101】
持ち上げて、持ち上げおよび旋回駆動の二つの装置59は、同じものだということから、簡潔を旨として、これ以後は、そのうちの一つの装置についてだけの説明することにする。
【0102】
この装置59を補完するのは一連の複数のローラーであり、それらローラーは重みを支え、そして好ましくは、駆動も行うものであり、例えば三つのローラーを二列64および65を、ホーム61と62のそれぞれに取り付け、それによって、鉄道用運搬構造物6を受取り、取り戻し、そして場合によっては、必ずしもそうでなければならないわけではないが、ホームに向けた鉄道用運搬構造物の片持ち梁がある限界を越えると、鉄道用運搬構造物6の底の部分を旋回させ続けるようにするためのものであり、しかもそれを、旋回運動が上手く安定して安全に行えるようにするためのものである。これらのローラー列64と65のローラーは、ホームの縁から適当な距離を置いて、図3に示されたように、ホームの構造物のくり抜き部分の中に収納される。該ローラーは、ホームの表面から僅かにはみ出し、それによって、そのホームの上の片持ち梁で、運搬構造物の底を再び捕らえる。このローラー66は好ましくはモーターで駆動し、それぞれが、全体として、僅かに円錐台状の形をした回転式の円筒で形成されており、それによって、一端からもう一端への円周上の速度の差を利用して、滑らないようにするものである。それぞれの側面は、好ましくは、回転金属帯67で覆われており、その金属帯は支えとなり回転を導く走路29と接触することになるものであり(図26)、該走路は、貨車の鉄道用運搬構造物6の少なくとも一端に、そこに専属のものが付いている。それぞれに、そのローラーを回転駆動する電気駆動ユニット68が付いている。
【0103】
図示されているように、鉄道用運搬構造物6は、それぞれの両端の少なくとも一方の下部面に、支えとなり回転を導く走路29を備えており、それは、例えば、板を付け足したものであったり、または全く別の実施態様であったりする。運動が旋回を伴うものだという特徴から、走路29の全体的な形状は湾曲したものであり、その曲率半径は、図26に示されているように、鉄道用運搬構造物6の旋回の中心からそれを隔てる距離に等しいか、あるいはそれに近い。
【0104】
持ち上げて旋回させる装置が二つある実施例を図示したが、考えに入れておかなければならないのは、本発明が、そのような装置が一つしかない実施例にも関係するものであり、それは例えば、端部に旋回の中心があったり、あるいはその貨車の中心からは外れたところにあったりするようなものである。
【0105】
そのような場合には、持ち上げて旋回させるのを組み合わせた装置は以下に説明することになるものとほぼ同一か同等のものであり、それゆえに新しく説明するには及ばない。
【0106】
一般的には、本発明の、持ち上げおよび旋回駆動の装置は、具体的には、積み込み/荷卸しのために用意されたスペースのところで二本のレールの間の鉄道線路60に取り付けた機械ユニット69であり、その積み込み/荷卸しのために用意されたスペースを以後、積み込み/荷卸し作業場所63と呼ぶことにする。この機械ユニット69の下部部分の収納は、このユニットが地面から突出する高さが最小限になるように適合させて掘り下げられた穴の中に収納される。地中に収納された部分は、好ましくは、仕切り板によって、好ましくは悪天候や外部からの侵害から保護されている。
【0107】
もう一つ考えられるのは、線路に沿って、その線路のレールの間の溝で動かすことができる手押し車に、その機械ユニット69を取り付けることである。
【0108】
悪天候に対する、取り外し可能な保護手段を、上の部分にも用意することが考えられるが、それは、例えば(図示されない)保護カバーのようなものである。
【0109】
本発明による装置の機械ユニット69は、更に、底板にも取り付けることで、機械的な座りを保証し、また、その穴、あるいはレールの間の保持するための支えにしっかり取り付けるようにする。簡潔を旨として、後者の手段は図示していない。
【0110】
本発明による装置59の機械ユニット69を構成するのは、一方では、水平軸71の周りを旋回するケース70によって構成される。旋回ケース70は、二つの分岐72と73、あるいはそれ以上に分かれ、それぞれがその端部に、モーター駆動のローラー76と77によって形成されるモーター駆動ユニット74と75を備え、それらは、その間にある、共通の横方向の管状部材78によって互いに接合されている。各モーター駆動のローラー76または77のそれぞれはまた、連接され上下運動する支え79および80にも支えられている。横方向の管状部材78が横切るのは、入口の断面がV字型の受容部品81の中のラチェット機構で支えられた鞘における分岐72および73の端部である。連接された上下運動する支え79および80のそれぞれは、上昇ジャッキ82と83のそれぞれの駆動軸に接続されており、それらの本体は付随する支え86および87のそれぞれの上で変形可能な軸受け付きの軸84および85の周りを旋回可能なように取り付けられており、該付随する支えは、例えば88および89のような二つの平行なカバーで形成されており、それらのカバーにより、側面のずれを吸収できる可能性が与えられている。
【0111】
そのような上昇ジャッキ82および83は、連接されている支えの、それぞれ上に向かって押し上げるように作用するが、連接されている支えにはモーター駆動のローラーユニットがあり、それによりそれらが同時に動くようになっている。
【0112】
モーター駆動のローラー76および77は、既に説明したものと同種のものであるが、何故なら、それらがホームに位置するローラーの列を形成しているからである。それらのそれぞれを構成しているのは、やや円錐台形の回転金属帯67で覆われた回転円筒66である。それらを、長手方向の軸に、運搬構造物6が旋回の中心に対して放射状に取り付け、該運搬構造物が旋回の中心の周りで、電気駆動モーター68の作用で回転運動が発生する。それらの配置は、運搬構造物6が旋回の中心に向かって、やや収束するような方向で配置されるが、該運搬構造物が旋回の中心は、我々の例においては中央の位置が選択されている。このように配置しておくと、この運搬構造物6を持ち上げたり、旋回させたりする運動に接触した際にも、横方向の横滑りの危険性を回避することができる。
【0113】
これらのモーター駆動のローラー76および77は、鉄道用運搬構造物の少なくとも一端の下部面にある、支えとなり回転を導く走路29と、始めのうちは、垂直に上昇することにより接触するのであり(図26)、それにより、上昇ジャッキの作用により、それを持ち上げる。運搬構造物が上昇した後、それらを回転させると、支えとなり回転を導く走路の上部駆動ローラーにより、鉄道用運搬構造物が旋回させられることになる。
【0114】
調整機関により、モーター駆動のローラー76および77を、支えとなり回転を導く走路29に完全にぴったりと、確実に接触させることができるようになる。該調整機関の概略は、図27から30に、動作を示す一連の断面図によって示されている。
【0115】
早すぎる磨耗を防ぐためには、最後の接近運動と上昇運動は、確実に垂直、あるいはほぼ垂直の軌道に沿って行われなければならず、そのようにして、接触時と上昇中には、モーター駆動のローラーのそれぞれと、その走路との間の横滑りを回避する必要がある。
【0116】
そのようにするための一つの解決法を以下に説明する。他の同等の解決法も本発明の枠内のものである。
【0117】
この変形例においては、旋回ケース70の旋回軸71は、該ケースの水平方向に収納される休止位置に対応する出発位置に対して移動可能なものである。それが移動することにより、ほぼ垂直の軌道を実現することが可能になるが、それは上昇ジャッキにより実現された、該ケースの端部のための、また、従って、モーター駆動のローラーのための軌道であり、しかも、接近していく段階の最後のところで持ち上げるの対応する部分の軌道上のことである。
【0118】
そのために用意する手段は次のようなものである。
【0119】
旋回ケース70の旋回軸71の両端のそれぞれを、例えば、二本のリンクロッドに取り付けるが、該リンクロッドが、二次軸90の周りを上下運動する。
【0120】
往復運動が活用されない場合、つまり、モーター駆動のローラーが、支えとなり回転を導く走路と接触する前の、上昇ジャッキが何も支えないで上昇している間は、それらのローラーには、大きな上昇応力は全く作用しない。上昇ジャッキは単にモーター駆動のローラーを持ち上げるだけのことである。ケース70は単に元の位置に固定されたままの旋回軸71の周りを旋回する(図28と29)。
【0121】
この旋回軸71は可動性であり、ジャッキに持ち上げられるケースにより斜めに牽引される作用で、前に向かって進んでいくことになる。説明した配置により、ケース70の旋回軸71が僅かに移動することで、レバーの腕を必要なだけ確実に伸ばせるようになっており、該レバーの腕の形状により、軌道のその円弧の部分を、その軌道の最後の部分でほぼ直線の切片に変形させる(図30および31)。
【0122】
以上に説明した装置の実施形態においては、持ち上げ手段と回転手段とは、同一の機械ユニット69の中に組み合わされている。
【0123】
明らかにすべきなのは、持ち上げ手段と回転手段とが組み合わされていない、つまり、並べて置くか、または別々に置いているような似たり寄ったりの実施例はすべて、発明の発想としては、同じものに属しているということである。
【0124】
持ち上げ運動と回転運動を組み合わせることもまた、あり得ることではある。いずれにしても、それに相当する実施例は、本発明の枠内に含まれるものである。
【0125】
そのようにして、その旋回ケースに更なる機能を一つ付け加えることができる。積み込み/荷卸し作業の間、その貨車の対応する端部の台の配置および位置を保つかつ維持する手段91を付けてもよい。この手段を図示しているのが、図31であり、図中、ケース70の上部面にはV字型の受容およびブロックの構造92を有し、その構造の中で、端部の台の本体の下に向かう折り返し94の端部93が収納されることになる。
【0126】
その動作は、主に以下の段階を踏んで行われることになる。
【0127】
レール/道路組合せ輸送の貨車を、積み込み/荷卸し作業場所63のスペースに、一定の遊びをもたせて固定し、それにより、例えば積み込みを行う。
【0128】
所定のスペースでその貨車が停止する位置は、端部の台の位置に対応しており、該端部の台の位置は、それらの位置を固定する際に、それぞれ線路に位置する一つの装置により保護する必要がある。それらの装置を作動させるのは、それらが相互に独立した装置である場合である。そうでない場合を想定すると、相対的な位置の保持は、端部の台の間の機械的結合、あるいは、上記に説明したような持ち上げおよび旋回の単数または複数の装置の付随的な機能によって自動的に行われる。
【0129】
そういうわけで、その単数または複数の持ち上げおよび旋回の装置を活用する。上昇ジャッキを作動させるのは、モーター駆動のローラー76および77を、鉄道用運搬構造物6の端部の下部面の、それに対応する、支えとなり回転を導く走路29に向かって、近づけることが可能になるようにするためである。モーター駆動のローラー76および77は持ち上げられて行き、ついには、支えとなり回転を導く走路29と穏やかに、そしてぴったりと接触することになるが、それは、調整機関の働きによるものである。その時、運搬構造物と端部の台との間の分離可能な接合の結合が解除された後に続くのは、鉄道用運搬構造物の二つの端、あるいは、それに相当する一端だけで調整された、持ち上げ運動である。
【0130】
その持ち上げ運動は、二つの部分に分解される。その第一は、両端の台の懸架装置が緩むことに対応する移動の成分に関するものである。その第二は、本来の意味での上昇に関するものであり、その上昇が止まるのは、運搬構造物6と端部の台を受取る構造物との間で両端が分離した僅かに後のことであり、更に上昇するのは一般的には僅かなものであるが、何故なら、両端の台の上で旋回するのを妨げるものがないからである。
【0131】
それから、モーター駆動のローラー76および77を回転させるが、該モーターはそれぞれに専用のもので、それにより、貨車の本体の旋回する運搬構造物の両端を同じ旋回方向に、運搬構造物6の両端のそれに対応する隅を再び捕らえるまで旋回させる。そのための手段は、ホームの上のローラー台のモーターで駆動される手段の列64と65である。
【0132】
旋回は、鉄道用運搬構造物の両端が端部の台それぞれから完全に外れるまで行われるが、そのための旋回運動の振幅は、鉄道用運搬構造物の両端を外すに十分な振幅であり、斜めの位置決めの角度は、積み込み/荷卸しの操作をある程度やりやすくするのに十分な角度である。
【0133】
その時、積み込みまたは荷卸しを行うことができる。車両積み荷は、例えば、それを移動させる牽引車によるセミ・トレーラー用の、それ専用の手段により、鉄道用運搬構造物に運ばれて行く。
【0134】
貨車を閉じる運動は、逆の方向に行われる。
【0135】
本発明は、組合せ輸送用システム全体に包含されるものであり、該組合せ輸送用システムは、少なくとも一つのホーム、例えば95、96のような二つの積み込み/荷卸しホームのようなもの、また、97のような少なくとも一つの鉄道線路区間を含み(図1および2)、それらは環状道路98によって囲まれており、互いに合わさることで一つの鉄道駅を形成している。各区間沿いには、少なくとも一つのホーム95または96があり、その上で積み込み/荷卸し作業を行えるような有益部分が一つある。この有益部分を形成するのは所定の数の一連の積み込み/荷卸し作業場所であり、それらのそれぞれが、貨車の積み込み/荷卸し用スペース99、100、101に対応している。
【0136】
各線路区間97の各有益部分には、その地面に少なくとも一つのがある。心出し器がたった一つしかない場合には、それが列車全体に用いられることになる。使用される貨車の特徴に応じて、心出し器または位置決め器102が、列車全体について一つだけということになるか、あるいは、複数、つまり、ある限定された数の貨車につき、同じものがたくさんあるうちの一つを割り当てるか、または個別に、つまりは、積み込み/荷卸し用スペース99、100、101のそれぞれに専用のものを用いることになる。
【0137】
心出し器または位置決め器102の一例が図32および33に示されている。このタイプの心出し装置は地面に取り付けられる。それは下降または上昇運動で可動性のある二本の旋回腕103、104からなり、その両端105、106は、貨車の運搬構造物6の、例えば下部面の中央に取り付けられた垂直な心出しボルト107と密着するように組み込まれている。心出しボルト107とはめ込みやすくなるように、旋回腕103と104は、108のような二つの縁が収束し、あるいは、半円形の受取構造に合わせて形成されており、例えば、対称な二本の分岐が収束していくフォークのようなもので、心出しボルト107の旋回軸に沿って食い込んでいくものである。その心出しを行うために、旋回腕103と104を動かすのは、基準となる横方向の垂直平面111に線路に平行に近づいたり遠ざかったりする109、110のような滑り溝に沿って、互いに逆方向に長手方向の平進を行う運動であり、それにより、積み込み/荷卸しの操作を行う。その一端が心出しボルト107と最初に接触する旋回腕が、その貨車全体を、所要の基準位置にまで押していくことになる。
【0138】
長手方向結合部材23が端部の台の間にある貨車の場合には、貨車の心出しや位置決めの重要性は低くなるように思われる。このことから、駆動車の停止位置の正確や、あるいは例えば検出による、ブレーキの制御や管理を電子的システムは、別々に行うか、または、地面に設置された補完的な装置と組み合わせれば、満足のいく状態で積み込み/荷卸し作業が行うのに十分なだけの場所と一致するだけの場所を保証することができる。
【0139】
列車を構成するのは、複数の貨車であり、そのそれぞれが車両積み荷を運搬するためのものである。それらの貨車は、互いに同一のもの、あるいは異なるものであっても良いが、常に、主な特徴は一致するものとする。積み込み/荷卸しの作業場所63の位置は、例えば線路上とホーム上の物質的制限によって規定されたスペースである。
【0140】
心出し器または位置決め器102の役目をするかも知れないものの他に、積み込み/荷卸しの作業場所63のそれぞれに備えつけてあるのは、地面に設置された独特の設備で、それが積み込み/荷卸し作業のための、列車の対応する貨車と協働する。
【0141】
貨車は、三つの主要な部分からなる。それは、端部の台2および3に関するものであり、それらは、少なくとも一台のボギー、または、車軸4および5によって支えられており、該台は、運搬ローラーを動かすためにそれに連接されている。そのような端部の台2および3と、それに関連する従来のような機構とにより、前の方の貨車またはそれに続く貨車と、しっかりと技術的な結合が確保され、その積み荷をしっかりと固定して積むための手段とのインターフェイス機能が確実に果たされるようになっている。端部の二つの台2および3は、それぞれの両端は、車両積み荷を運搬する鉄道用運搬構造物6を有しており、それが、該貨車の三番目の主要部分である。この鉄道用運搬構造物6は可動性のものであり、該鉄道用運搬構造物の両端は端部の台2および3と強固な接合の形で連結されているが、その連結から分離された後、積み込み/荷卸しホーム95または96に向かって、また、貨車に向かって、往復の旋回運動を行えるようになっている。
【0142】
貨車の、その他の技術的特徴に関しては、上記の説明のそれに対応する部分を参照されたい。
【0143】
この鉄道用運搬構造物6は、両端のそれぞれを端部の台2および3のうちの一つで支えられており、その取り付け方は、その都度、外せるようになっていて、例えばロックを外して持ち上げるというような、噛み合わせを外す単純な操作で、外せるような取り付け方である。ホーム95、96に向かって、そして貨車に向かって旋回運動が行えるようにするために、鉄道用運搬構造物6は、中央旋回軸28の周りを(図4と6)、あるいは、端部の旋回軸26の周りを(図5)旋回するように取り付けられる。
【0144】
すでに示したように、貨車を閉じる際に、端部の台2および3の上に、鉄道用運搬構造物6をたやすく手早く据えつけることができるようにするために肝要であるのは、貨車を開く前に、それらの台をそれぞれの出発の相対的位置に戻すこと、つまり、それらの台相互間の距離が同一であるということであり、しかもそれを、どのような運動にも左右されないように行うことである。それは、積み込み/荷卸し作業の間に、そして、貨車の間の緩衝器での連結の反発や推進力から来る動揺やその他の機械的擾乱を貨車や列車が被ることがあるということである。
【0145】
そのようにするために、本発明では、運搬構造物の底の高さよりも低いところに、長手方向結合部材23を用意しており、それにより、端部の二つの台の間を下のところで機械的に連結するようにしている。
【0146】
この長手方向結合部材23は、積み込み/荷卸し作業の間にも所定の位置にとどまっている。そういうわけで、それにより、端部の二つの台の間の距離と、そのようにして、それぞれの相対的な位置の保持を保証し、それにより、運搬構造物6が復帰する際に、その両端と端部の台2および3とをロックして結合させることを、迅速かつ良好な条件で、しかも、例えば心出しなどの他の手段を追加することなしに行えるようにするのである。
【0147】
本発明においては、端部の台2および3を配置場所と所定の位置で保持することが出来る。そのための手段としては、例えば持ち上げ機構のような、地面に設置した独自の機構か、あるいは補足的手段を用いるか、または、例えば図31に示された参照番号91の支えて保持する装置のような既存の装置に余分な機能を追加して、その機能が確実に果たせるようにする。該装置は、鉄道用運搬構造物の両端を持ち上げるための装置に取り付ける。
【0148】
一般的には、線路の積み込み/荷卸し作業場所63のそれぞれは、少なくとも一つ、好ましくは二つの、鉄道用運搬構造物が運搬位置と貨車を開く位置との間で旋回するようにするために、鉄道用運搬構造物を持ち上げおよび旋回駆動の装置59を有する。
【0149】
既にはっきりさせたところによると、たった一つの心出し手段102、列車の中程で用いても、それで貨車の位置が不確実になる幅が生じるのは、20から30cm程度のことであり、それは、端部の二つの台2および3の相対的位置を、貨車についた手段、例えば長手方向結合部材により、確実に保持するという限りにおいて、他の手段を使用するということの一環として完全に許容可能なものである。
【0150】
このことから、積み込み/荷卸しの作業場所63に対応するスペースの限界は、この許容範囲において、規定可能である。各作業場所の地面に備えつけられた上昇−下降そして旋回を行わせる機構は、例えば59のようなもので、それは鉄道用運搬構造物の各端部のところにあり、例えば、以上に説明したような機構とか、それと同等の手段のようなものである。このような機構は運搬構造物6の両端を持ち上げるためのものであり、そこから端部の台2および3を分解し、該運搬構造物を旋回させるためのものである。その旋回は、運搬構造物がそれに対応する支持ローラーの列64と65の列に載せられるまで続くが、それらのローラーは、モーター駆動であることもあり、そうでないこともある。また、それらのローラーはホーム61、62または95、96の構造物の中の適当なスペースに、線路沿いにあるホームに向かい合う対応する部分の上で両端のそれぞれが旋回運動を長く続けられるために、用意されている。
【0151】
上昇−下降そして旋回させるこのような装置の一例は以上に説明したものである。このタイプの、エネルギー面で貨車に対して完全に自立しており、場合によっては線路に沿って動かすこともできるような装置は、他のものも考えられる。
【0152】
心出し器になりうるようなものを、ボルトと組み合わせて、積み込み/荷卸しの段階を通じて、鉄道用運搬構造物のための、旋回の中心としての機能を確実に果たせるようにすることも考えられる。
【0153】
以下に、レール/道路輸送用システムの、本発明による機能を説明する。
【0154】
積み込み段階
空で、あるいは、車両積み荷を積んだ状態で到着する鉄道用運搬構造物6から、積み込み段階の説明を行う。
【0155】
列車は、積み込み/荷卸し作業のために用意された97のような鉄道線路区間に到着する。駆動車の停車は、可能な限り、例えば、好ましくはその貨車または中心に据えるべき様々な貨車が、対応する心出し装置の近くに来れるように、具体的な標識を見ながら行われる。列車を固定し、運転手がブレーキを外して、中心を決める運動を可能にする。つぎに、運転手は、単数または複数の心出し装置102を作動させる。端部の台2および3の間に長手方向の機械的結合23を備えた貨車で構成された列車の場合には、それらの貨車の内の一台だけの中心決めを行う。一台の心出し装置が中心決めを行うこの貨車の運動は、一緒に繋がれていることにより、中間にある複数の貨車に影響を与える。よって、近隣の貨車は勿論、もっとも遠いところにある貨車でさえも、端部の台2および3の間の相対的位置が変わる恐れもなく、変化が可能である。
【0156】
端部の台の間に機械的結合23がない貨車の場合には、他の心出し器102が不可欠であり、そのような他の心出し器を、それらの間に台を保持する個別の手段と協働させて使用することが可能である。
【0157】
そのような場合、端部の台2および3は、用意された様々な手段により、それぞれの最初の位置、または元の位置にただちに固定され、あるいは、機械的接合連結23により、互いの距離を一定に、そして所定の配置に保持される。それはつまり、線路と端部の台のそれぞれとの間に存在する別々の固定手段ということになることも考えられる。
【0158】
その時、貨車の鉄道用運搬構造物6とそれに対応する端部の台2および3との間を、分離可能な状態で連結している、強固な接合の結合を解く操作をした後で、持ち上げ装置または上昇−下降および旋回させる装置59を作動させる。
【0159】
貨車1を運搬する鉄道用運搬構造物6を、持ち上げ装置により、両端の少なくとも一方で、上に向かう圧力により、僅かに持ち上げる。それを、端部の台2および3と強固に結合させながら、しかも分離可能な連結が外れるまで、そして、それらの結合構造から技術的に解除されるまで、持ち上げ続ける。つぎに、斜めの状態で旋回運動が可能な、そしてホームの受取構造と高さを合わせることが可能な最小限の距離にまで、更に持ち上げる。
【0160】
本発明において示されているように、持ち上げる振幅は僅かである。
【0161】
旋回手段は、例えば、モーター駆動された支持ローラー66で、それにより、鉄道用運搬構造物6をホームに向かって移動させる作業が開始される。該鉄道用運搬構造物は、その一端がホームに届くまで、旋回しつづける。この一端はホームの上で前進運動を続け、支持手段に載せられることになるが、その支持手段というのは、例えば、ローラーの列64および65であり、それらはモーター駆動されていることも、そうでないこともあり、鉄道用構造物を列車の長手方向に対して斜めの状態で積み込み/荷卸しを行う位置まで運んで行く。その運動を止めるのは、適切なあらゆる手段によって止められ、例えば、ある標識と一致させるものであり、そしてその全体を停止させる。本来の意味での積み込み/荷卸しが行えることになる。
【0162】
鉄道用運搬構造物6に積み荷がある場合には、牽引車か、あるいは道路上運搬車を、鉄道用運搬構造物の入口を開くところに持って来て、それにより、他の外部の手段なしで、この車両積み荷を持っていくようにする。鉄道用運搬構造物が空の場合には、直ちに積み込みが行える状態で待機することにする。
【0163】
その積み荷または新しい車両積み荷は、運搬構造物の入口を開くところに置き、該運搬構造物を運搬するのはそのための運搬車か牽引車か半運搬車である。その全体が運搬構造物の内部に行き着き、いい位置に落ち着く。結合を外した後で、牽引車か運搬車が、入口とは反対側に、運搬構造物から離れ、そして、元の方向に戻る旋回で折り返す運動を、運搬構造物が貨車の方向と揃うまで行わせる。貨車の鉄道用運搬構造物の両端が、分離可能な状態で強固に結合させる連結構造物と向かい合っている場合には、下降させるような操作が行われる。強固に結合させる連結は、作業の始めに占めていたものと変わらない位置と配置を保つ端部の台とのロックと同様に、行われる。しかも、それは、保持手段も用いて、また、接続部分を、長手方向に機械的に結合23することにより、行うのである。ロックした後、持ち上げ手段は、その休止位置に引き込まれるのであり、場合によっては、もし地面に設置された装置が存在すれば、位置を保持している状態から台を解放し、つぎに、使った心出し器を引っ込める。
【0164】
荷卸し段階
荷降ろしは、積み込みの段階と同じ手順で行われるが、但し、車両積み荷が、固定するための連結から解放された後、貨車から、ホームに向かって離れていくだけのことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシステムが組み込まれたレール/道路を組み合わせた輸送の鉄道/道路の駅ターミナルの全体平面図である。
【図2】配置された積み込み/荷卸しの貨車の複数のスペースの平面図である。
【図3】鉄道用運搬構造物を斜めに旋回させた位置を簡略に示しつつ、貨車なしで地面に設置した、積み込み/荷卸しのスペースとその設備とを概略的に示した斜視図である。
【図4】中央に旋回の中心を備えたタイプの貨車本体から分離した状態で、運搬構造物を備えた貨車全体の斜視概略全体図である。
【図5】端部に旋回の中心を備えたタイプの貨車本体から分離した状態で、運搬構造物を備えた貨車全体の斜視概略全体図である。
【図6】中央に旋回の中心を備え、かつ端部の二つの台の間を繋ぐ長手方向の部材を備えた実際的な実施例に対応する、貨車本体から分離した状態で、運搬構造物の貨車全体の斜視全体図である。
【図7】支えおよび回転の走路を特に詳細に示す、鉄道用運搬構造物の一端の下からの斜視図である。
【図8】端部の台の間の保持結合を備えた貨車の簡略し概略化した全体図である。
【図9】鉄道用のゲージの下部部分を描きつつ、底の部分の収納部に嵌め込まれた状態の保持および結合装置の形状を示す横断概略図である。
【図10】中央に旋回の中心を備えた本発明の実施例を、斜め上から斜視した簡略全体図である。
【図11】中央に旋回の中心を備えた本発明の実施例を、斜め下から斜視した簡略全体図である。
【図12】図10および11の実施例に対応する長手方向の結合部材の中央部の、斜め上からの詳細斜視図である。
【図13】図10および11の実施例に対応する長手方向の結合部材の中央部の、斜め下からの詳細斜視図である。
【図14】鉄道用運搬構造物と長手方向の結合部材の横断面概略図である。
【図15】旋回の中心の働きを示す長手方向の断面概略図である。
【図16】旋回の中心の働きを示す長手方向の断面概略図である。
【図17】保持および連結装置の他の形状の断面を示す横断面概略図である。
【図18】保持および連結装置の他の形状の断面を示す横断面概略図である。
【図19】保持および連結装置の他の形状の断面を示す横断面概略図である。
【図20】鉄道用運搬構造物の両端部分での接合結合を下から示した斜視図である。
【図21】鉄道用運搬構造物の両端部分での接合結合を上から示した斜視図である。
【図22】鉄道用運搬構造物の両端から分離可能な接合結合のロック機関の細部を側面から示した拡大図である。
【図23】鉄道用運搬構造物の両端から分離可能な接合結合のロック機関の細部を別の側面から示した拡大図である。
【図24】本発明による持ち上げ装置の全体を、斜め上から見た斜視図である。
【図25】本発明による持ち上げ装置の全体を、斜め下から見た斜視図である。
【図26】本発明による装置、支えおよび回転の走路、および貨車の運搬構造物の端部を示した概略的に示した斜視図であり、該端部と、本発明による装置のモーター駆動のローラーが持ち上げられ、かつ回転して接触するところを示している。
【図27】休止状態で収納された低い位置の局面を示す図である。
【図28】荷重なしでの上昇運動の局面を示す図である。
【図29】貨車の下面との接触の局面を示す図である。
【図30】荷重ありの上昇運動の局面を示す図である。
【図31】この装置に取り付けられた端部の台の支持装置を示した、図30に対応する概略図である。
【図32】心出しあるいは位置決め装置の一例の断面図である。
【図33】心出しあるいは位置決め装置の一例の上半分の図である。
Claims (26)
- 少なくとも一本の線路(60)から成る少なくとも一駅の鉄道駅と、一連の積み込み/荷卸し作業場所(63)を呈する、少なくとも一つのホーム(61)または(62)とを含むレール/道路輸送用システムであって、該システムは、斜めの積み込み/荷卸し式の貨車(1)を有し、該貨車それぞれは、車両積み荷を運搬する鉄道用運搬構造物(6)から構成されており、該運搬構造物は、貨車の方向に対して旋回するように取り付けられ、また、端部の二つの台(2)および(3)によって、少なくとも一つのボギーまたは鉄道用車軸、(4)または(5)にそれぞれ載せられた端部の二つの台(2)または(3)の少なくとも一つと、分離可能な状態で接合した結合を介して、支えられるものであって、該システムの特徴は、各貨車(1)が一方では、車両積み荷を運搬する鉄道用運搬構造物(6)の旋回の中心を含み、他方では、接合された状態で、強固な接合の、分離可能な結合とロック可能な結合を含み、該結合によって、鉄道用運搬構造物が端部の台(2)および(3)と一体をなすことと、各積み込み/荷卸し作業場所は一方では、列車または一つあるいは複数の貨車(1)の心出しの補完的装置を少なくとも一つ備え、他方では、地面および積み込み/荷卸し用スペースのそれぞれのところに、少なくとも一つの鉄道用運搬構造物(6)の持ち上げ手段と、該鉄道用運搬構造物を旋回駆動させる少なくとも一つの手段とを備え、該手段によって、少なくともこの端部の台(2)または(3)との、強固な接合の分離可能な結合を解錠した後に、両端(2)または(3)の少なくとも一方で該鉄道用運搬構造物を持ち上げられるように、またそれをホーム(61)または(62)に向かって旋回させることができるようにしていることと、ホームが、この鉄道用運搬構造物(6)の両端を、貨車(1)の長手方向に対して斜めに積み込み/荷卸しを行う位置で支えるための、また貨車(1)が閉じるまで逆の方向に旋回させるための捉えなおしと受取りの手段を呈していることと、端部の台(2)および(3)のそれぞれは、分離する前に長手方向の位置および配置での保持手段によって停止されることと、鉄道用運搬構造物(6)の各端部と対応する端部の台(2)または(3)との間の、強固な接合の分離可能な結合は、牽引応力と輪転応力、並びに輸送される積み荷に関連する応力の全てを伝達させることによる結合であり、しかもそれら全ては、積み込み/荷卸し作業のために活用される、駆動手段全てを全部組み合わせたものが、貨車(1)の外にあり、かつエネルギー面で貨車から独立しているようなものであることとを特徴とする、レール/道路輸送用システム。
- 旋回の中心は、中央(28)にあることを特徴とする、請求項1に記載の輸送用システム。
- 旋回の中心が、端部の旋回の中心(26)であり、それが端部の台(2)または(3)の端部に置かれていることを特徴とする、請求項1に記載の輸送用システム。
- 旋回の中心は、中央位置と端部位置との間で横滑りすることを特徴とする、請求項1に記載の輸送用システム。
- 旋回の中心が、心出し手段と、該心出し手段が作用する貨車の部材との協働により実現されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一つに記載の輸送用システム。
- 鉄道用運搬構造物(6)の持ち上げ手段と旋回駆動手段の異なる二つの手段は、貨車(1)が積み込み/荷卸し作業場所(63)の位置にある場合に、鉄道用運搬構造物の端部の少なくとも一つの位置で地面に固定された、同一の機能単位において両者が結び付けられていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一つに記載の輸送用システム。
- 鉄道用運搬構造物(6)の持ち上げ手段と、それを旋回駆動させる手段の二つの手段は、同一の機能単位(59)において組み合わせたものであり、該機能単位は、貨車(1)が積み込み/荷卸し作業場所(63)の位置にある場合に、鉄道用運搬構造物(6)の端部(2)または(3)の少なくとも一つのところで地面に固定されているか、あるいは可動性でしかも地面に停止されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一つに記載の輸送用システム。
- 持ち上げ手段は、上昇ジャッキ(82)および(83)によるものであり、旋回駆動手段は、モーター駆動のローラー(76)および(77)によるものであることを特徴とする、請求項6または7に記載の輸送用システム。
- 上昇ジャッキ(82)および(83)は、モーター駆動のローラー(76)および(77)を有する旋回する支え(70)に結び付けられていることを特徴とする、請求項8に記載の輸送用システム。
- 端部の台(2)および(3)は、地面にある保持手段により、貨車の開放段階の間、保持および支持の手段によって所定の位置に停止されていることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一つに記載の輸送用システム。
- 端部の台(2)および(3)は、対にする機械的結合によって、相互に結び付けられていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一つに記載の輸送用システム。
- 端部の台(2)および(3)を下部部分で相互に結び付けているのは、長手方向の強固な機械的結合(23)であり、その一端は、その都度、対応する端部の台(2)または(3)の対応する一端に固定、あるいは連接されていることを特徴とする、請求項11に記載の輸送用システム。
- 端部の台(2)または(3)の少なくとも一つには、突出した両端の中を下降する突出した正面部が内側にあり、それに合わせて強固な接合の受取構造(16)が設けられていることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一つに記載の輸送用システム。
- 端部の台(2)または(3)の少なくとも一つの下降する正面部の下方の端部が、旋回する支えに存在する受取り構造と協働しており、該支えは、旋回駆動手段のモーター駆動の滑車(76)と(77)を有していること特徴とする、請求項13と請求項9および10のいずれか一つに記載の輸送用システム。
- 単数または複数のホーム(61)のところに用意された受取手段は、運搬構造物(6)の旋回運動を続行するための回転運搬手段であることを特徴とする、請求項1に記載の輸送用システム。
- これら回転運搬手段が、モーター駆動のローラー(66)であることを特徴とする、請求項15に記載の輸送用システム。
- 心出し手段は、列車全体に単一であること、または、貨車の限られた数の積み込み/荷卸し作業場所(63)にあるだけであることを特徴とする、請求項1に記載の輸送用システム。
- 心出し手段は、積み込み/荷卸し作業場所にそれぞれ用意されていることを特徴とする、請求項1に記載の輸送用システム。
- 心出し手段は、二本の旋回腕(103)と(104)の付いたユニットで、該旋回腕のそれぞれは、線路(60)沿いの滑り溝(109)と(110)に取り付けられており、各腕の端部には、貨車(1)の下部面の中央部にある、ボルト(107)とはめ込み構造(108)があることを特徴とする、請求項17または18に記載の輸送用システム。
- 鉄道用運搬構造物(6)と、端部の台(2)または(3)の少なくとも一つとの間の結合は、強固な接合の分離可能な結合であり、それにより、これら結合の二つの部品が、一体となり、かつ輸送の際に単一部品のように機能するものであることを特徴とする、請求項1から19のいずれか一つに記載の輸送用システム。
- 強固な接合の分離可能な結合それぞれは、向かい合う端部の台(2)または(3)の部分の、鉄道用運搬構造物の両端と補完的構造(16)とのロックによる引っ掛けユニットであることを特徴とする、請求項20に記載の輸送用システム。
- 積み込み/荷卸し作業場所(63)に対応する、制限されたスペースでのレール/道路組合せ輸送を可能にする複数の貨車(1)から形成される鉄道列車の貨車の積み込み/荷卸し方法であって、その特徴は、各貨車(1)が積み込み/荷卸し用スペース上に配置されるように列車を停止させ、少なくとも一つの心出し手段により地面にある設備に対して少なくとも一台の貨車の心出しを実施し、このスペースで、端部の台(2)および(3)を元の位置に停止させ、接合の分離可能な結合を解錠し、持ち上げ手段を作動させ、鉄道用運搬構造物(6)の少なくとも一端を、旋回運動に対する解放運動に厳密に必要なだけの高さを僅かに上回る程度に持ち上げ、該鉄道用運搬構造物(6)の旋回が、線路(60)沿いの、単数または複数のホーム(61)および/または(62)に存在する、捉えなおしの手段によって受取られるまで続行されること、および、その旋回が、鉄道用運搬構造物(6)の角度のずれが、ホームからの車両積み荷に直接接近するのに十分である場合には、旋回を中止させ、外部の手段またはそれ特有の手段によって鉄道用運搬構造物の車両積み荷に手を届かせ、あるいは、該積み荷を取り出し、運搬構造物がその接合される位置に向かうまで、旋回駆動手段を作動し、受取構造部を所定の位置に保持するために、該受取構造部のちょうど入口に来るような端部の腕をもった運搬構造物を下げるように、持ち上げ手段を作動させ、運搬構造物(6)を、その腕の両端が受取構造部の中ではめ込むようになるために、更に下げ、強固な接合の分離可能な結合をロックし、持ち上げおよび降し手段を収納し、台をそれらの保持位置から解放し、心出し手段を収納することを特徴とする、鉄道列車の車両の積み込み/荷卸し方法。
- 端部の台(2)または(3)の少なくとも一つにより、貨車(1)を停止することを特徴とする、請求項22に記載の方法。
- 端部の二つの台を機械的結合(23)により機械的に動かないようにすることを特徴とする、請求項22または23に記載の方法。
- 端部の台(2)および(3)の間の機械的結合(23)をその長手方向の収納部(9)から外すことで、運搬構造物(6)の旋回運動を可能にすること、および、復帰の旋回運動の終わりに、該結合をその収納部(9)に噛み合わせることを特徴とする、請求項24に記載の方法。
- 貨車の心出し手段と、心出しのための保持される貨車の部材との協働を利用し、それにより鉄道用運搬構造物の旋回のために使われる旋回の中心を一時的に形成することを特徴とする、請求項22から25のいずれか一つに記載の方法。
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