JP2004360378A - 型枠支持機構及び打設方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】床版の設置位置や床版の形状を極めて容易に調整し、床版打設施工を短期に而も低コストで行う。
【解決手段】主桁の両側に支持材10,11を設けると共に主桁と交わる方向に延びる梁材14,15を、一端が前記主桁に連結されると共に他端が前記支持材10,11に支持されるように構成する。そして、主桁に前記梁材を保持する梁材保持手段50を、主桁の腹板に取り付けられる吊り金具51と、吊り金具51に対して鉛直方向に回転可能に支持され、前記梁材を保持する保持部56と、この保持部56を前記吊り金具に対して所望の角度に傾けて維持させる角度調整手段70で構成し、前記吊り金具51に、前記保持部56を上下方向の所望の位置で支持せしめる複数の支持部を形成し、これら支持部の中から択一的に選択して保持部56を支持する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主桁に床版を打設する際に使用する固定型枠の支持機構、構造物の骨格を成す主要部材に梁材を保持させる際に使用する梁材支持用ジグ、並びに主桁に床版を打設する打設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
平行に延びる主桁上にコンクリート床版を打設する際には、固定型枠が使用される。この固定型枠を主桁に支持するにあたり、従来から様々な手法が採用されている。近年、橋梁の分野では、高い精度で床版を打設することは勿論のこと、低廉なコストで、しかも短期間で施工することが求められている。本件出願人は、かかる課題に取り組み、この課題を解決する様々な手段を既に開示している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1に開示した固定型枠の支持機構は、平行に延びる主桁と、この主桁同士を連結する複数の横桁とを有する少数主桁橋に設置される支持機構に関し、張出し部側については、主桁の下フランジとウエブとの付け根に一端を支持された第一パイプサポートと、主桁の上フランジとウエブとの付け根に一端を支持されたターンバックルと、主桁の上フランジから外側に張出して設けられた桁外受け梁と、桁外受け梁に一端が支持された1本又は2本の第二パイプサポートとを備え、この1本又は2本の第二パイプサポートの他端と第一パイプサポートの他端とターンバックルの他端とが1箇所において結合されるように構成している。
【0004】
一方、主桁同士の間の構造に関しては、外側に設置される支持機構と同様の支持機構が、各主桁に設置され、主桁の延びる軸方向に関して千鳥状になるように交互に配されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−167716号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示した固定型枠の支持機構は、高い剛性を得ることができ、床版の打設が終了するまでの間、支持機構の変形等によるズレを防止し、高い精度の床版を得ることができる点で優れている。
【0007】
しかしながら、打設される床版の主桁に対する位置を微調整するには、サポート自体の長さを調整したり、梁材と梁材の上に隙間調整用の角材等を搭載して、調整していた。このため、微調整に多大な労力と時間がかかってしまう。
【0008】
また、床版を打設した後には、この床版の両側部に壁高欄を設置する。壁高欄を設置するときには、床版の両側部に足場が必要となる。足場は、床版を打設後に新たに設けたり、梁材の両側部分、即ち、床版の両側から外側方に張り出す部位を利用していた。足場を新たに設ける場合には、この作業に多大な労力を要し、また、大きな費用もかかってしまう。また、梁材の張り出し部分を足場として使用する場合には、床版を打設し終えた後でも、壁高欄が設置されるまでの間、固定型枠の支持機構は、そのまま主桁に設置しておく必要があった。このため、主桁に余分な付加を与えてしまう。
【0009】
本発明はかかる問題点に鑑み成されたものであり、特許文献1に記載の発明をさらに発展させ、床版の設置位置や床版の形状を極めて容易に調整できる固定型枠の支持機構及び、梁材保持用のジグを提供すると共に、これらを利用して、低コストでしかも、短期間に床版の打設から壁高欄の設置までをも行うことができる床版の打設方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では、このような課題を解決するため、第一に、平行に延びる主桁に床版を打設する際に使用される固定型枠を、前記主桁に支持させる固定型枠の支持機構であって、各主桁の左右両側に配されて、これら主桁にそれぞれ取り付けられる支持材と、各主桁の左右両側にてこの主桁と交わる方向に延びるようにそれぞれ配置されて、一端が前記主桁の腹板に連結されると共に他端が前記支持材に支持される梁材とを備え、各主桁には、この主桁に前記梁材を保持する梁材保持手段が主桁の腹板に取り付けられ、この梁材保持手段が前記主桁の腹板に取り付けられる吊り金具と、この吊り金具に対して鉛直方向に回転可能に支持され、前記梁材の前記一端を保持する保持部と、この保持部を前記吊り金具に対して所望の角度に傾けて維持させる角度調整手段とを備えると共に、前記吊り金具には、その上下方向の所定の位置にて前記保持部を支持せしめる複数の支持部が形成されて、前記保持部がこれら支持部の中から択一的に選択された支持部に支持される固定型枠の支持機構を採用した。
【0011】
本発明によれば、前記吊り金具に、その上下方向の所定の位置にて前記保持部を支持する支持部が複数形成されており、前記保持部がこれら支持部の中から択一的に選択された支持部に支持される。このため、床版の下面を支持する梁材を、所望の高さに容易に設置することができる。これに加え、梁材を保持する保持部は、吊り金具に対して回転可能に構成されているため、梁材の傾きを所望の傾斜角に変化させることができる。これにより、床版の下面形状を正確に調整できる。また、保持部を吊り金具に対して回転させることにより、保持部が前記梁材を保持している保持位置が相対的に上下に移動する。これを利用して梁材の設置位置を上下に移動させることもできる。
【0012】
さらに、本発明では上記固定型枠の支持機構において、前記梁材保持手段の前記保持部には、前記梁材の一端が取り付けられる保持位置がその上下方向に複数設けられ、前記梁材の一端がこれら保持位置の中から択一的に選択された保持位置に取り付けられることを特徴としている。このため、高さの調整幅を大きく採ることができると共に、吊り金具とこの保持部との調整機構との組み合わせにより細かい調整をすることができる。
【0013】
なお、本発明では上記固定型枠の支持機構において、平行に延びる前記主桁の外側方には、主桁の外側方に配された梁材よりさらに外側方に、この梁材と同軸上に延びる補助梁が前記梁材に対して着脱可能に設けられ、しかも、この補助梁には、この補助梁を、打設される前記床版に着脱自在に取り付ける補助梁取付手段が設けられていることを特徴とする。
【0014】
かかる構成を設けることで、床版の打設後に、補助梁以外の部材を主桁から取り外し、補助梁のみを残留させておくことができる。これにより、当該補助梁を足場として利用できる。また、補助梁以外の部位を主桁から取り外すことができるため、主桁に余分な力を作用させることを防止できる。
【0015】
他方、上記固定型枠の支持機構において、本発明では、前記主桁同士の間に配される各梁材の前記他端には、各主桁にそれぞれ保持された前記梁材同士を連絡する第二ビーム材を連結させる第二ビーム連結手段がそれぞれ設けられ、この第二ビーム連結手段は、を前記各梁材に対して水平方向に回転可能に前記第二ビームを前記梁材に連結することを特徴とする。
【0016】
このように、主桁同士の間に設けられる梁同士を第二のビーム材で連絡することで、固定型枠の支持機構の剛性を向上させることができる。この際、本発明が採用する構成のように、梁材に対して第二ビーム材が水平方向に回転可能であるため、一方の一の主桁と他の主桁にそれぞれ取り付けられている梁材が例え主桁の延びる方向において互い違いの部位に設置されていても、第二ビーム材を梁材に対して回転させることで容易に梁材同士を連絡することができる。
【0017】
また、本発明では、第二に、上記課題を解決するため、構造物の骨格を成す主要部材に梁材を保持するための保持用ジグであって、前記主要部材に取り付けられる吊り金具と、この吊り金具に対して鉛直方向に回転可能に支持され、前記梁材を保持する保持部と、前記吊り金具に対する前記保持部の回転角を所定の角度に調整すると共に、調整された所定の角度にて前記保持部を前記吊り金具に対して維持する角度調整手段とを備え、前記吊り金具には、前記保持部を支持させる支持部がその上下方向に複数設けられ、前記保持部は、これら支持部の中から択一的に選択された支持部に支持されるように構成された梁材保持用ジグを採用した。
【0018】
橋梁の主桁に床版を打設する際に使用する固定型枠の支持機構に設けられる梁材や、建築構造物の支柱及び梁材に取り付けられる梁材は、その高さ、並びに傾きを調整することが多々行われる。本発明にかかる梁材保持用ジグによれば、保持部を吊り金具に対する保持部の支持位置を所望の高さの位置に選択して支持させることができる。これにより、梁材の高さを調整できる。しかも、吊り金具に設けられた支持部のなかから所望の支持部を選択するだけなので、高さ調整をきわめて容易に行うことができる。また、保持部は、吊り金具に対して回転可能構成され、両者の角度を調整する角度調整機構が設けられているため、傾きを調整しつつ高さを調整できる。
【0019】
さらに、この梁材保持用ジグでは、前記保持部に、前記梁材の取り付けられる保持位置がその上下方向に複数並べて形成され、前記梁材は、これら保持位置の中から択一的に選択された保持位置に取り付けられるように構成されている。
【0020】
かかる構成を備えているので、高さの調整幅を大きくすることができるだけでなく、吊り金具と保持部との調整機構との組み合わせで、より細かい調整を可能とする。
【0021】
そして、前記角度調整手段は、前記吊り金具に対して往復動するように前記保持部に取り付けられたロッドと、このロッドの先端に結合され、かつ、前記吊り金具のエッジに嵌め込ませる嵌め込み部の形成されたヘッド部とを有し、前記ロッドの先端と前記ヘッド部との結合が自在継ぎ手の構造になっている。
【0022】
ヘッドに嵌め込み部を設けることで、ヘッドが吊り金具から外れてしまうことを効果的に防止する。また、ロッド先端とヘッドとの結合が自在継ぎ手の構造となっているため、この角度調整手段は、保持部の吊り金具に対する角度に自在に対応する。なお、吊り金具へのロッドの取付としては、吊り金具にねじ孔を形成しすると共に、ロッドの外周面にねじを形成し、吊り金具のねじ孔にロッドを螺合させる構成を採用するとよい。この際、ロッドの後端部を六角形状に形成することで、一般に使用されるラチェットレンチによってこのロッドを往復動させることができる。
【0023】
そして、本発明では上記課題を解決するために、第三に、平行に延びる主桁に床版を打設する方法であって、各主桁の左右両側に支持材をそれぞれ取り付け、各主桁の左右両側にて梁材を前記主桁と交差する方向に配置して、この梁材の一端を前記主桁の腹板に梁材保持用ジグを使用して保持せしめると共に、他端を前記支持材で支持して、固定型枠の支持機構を主桁に設置する支持機構設置工程と、前記梁材保持用ジグにて、この梁材保持用ジグに保持された梁材の主桁に対する相対的な高さと水平に対する傾きを調整する調整工程と、調整後に前記固定型枠を利用して前記主桁に床版を打設する打設工程と、を備え、前記支持機構設置工程では、前記主桁の外側に配された梁材のさらに外側方に、補助梁を前記梁材と同軸上に延びるようにしてこの梁材に対して着脱可能に設置し、前記打設工程では、補助梁取付手段を介して前記床版に前記補助梁を取り付け、前記打設工程終了後に、前記補助梁のみを前記床版に取り付けて前記支持材及び前記梁材を前記主桁から取り去る床版の打設方法を採用した。
【0024】
この打設方法によれば、先ず、梁材の高さ並びに傾きを調整して床版を打設するため、高い精度の床版を主桁に打設することができる。また、補助梁を設け、これを床版に取り付けることで、床版の側部に壁高欄を設置する際に、この補助梁を足場として利用することができる。この際、補助梁のみを残し、他の部材を主桁から除去するため、主桁に余分な力を作用させることを防止できる。また、壁高欄を設置する前に、支持機構を主桁から取り去ることができるため、施工期間を短縮することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0026】
図1及び図2は本発明の第一の実施形態にかかる固定型枠の支持機構を示している。
【0027】
まず、この固定型枠の支持機構が適用される橋梁について簡単に説明すると、橋梁は、図示しない支柱等によって支持された一対の主桁1,1と、主桁1,1間に配置され、これら主桁1,1を連絡している横桁5とを有している。コンクリート床版6は、これら主桁1,1の上部に打設される。
【0028】
一対の主桁1,1は、互いに平行をなして延びるように支柱等により支持されており、各主桁1,1は、所定の高さを有する帯状の腹板2,2と、腹板2,2の上端にて腹板2,2の厚み方向に張り出す上フランジ3,3と、腹板2,2の下端にてその厚み方向に張り出す下フランジ4,4とから構成されている。横桁5は、主桁1,1の腹板2,2同士を連結するように構成されたもので、その基本構成は主桁1,1と同様に、所定の高さを有する腹板5aと、腹板5aの上端からその厚み方向に張り出している上フランジ5bと、下端から厚み方向に張り出す下フランジ5cとから構成されている。
【0029】
コンクリート床版6は、主桁1,1の上フランジ3の上面に支持されるようにして打設される。打設されるコンクリート床版6は、その両側部が各主桁1,1の外側方に張り出すようにして打設される。このコンクリート床版6は、主桁1,1間の部位が一定の厚みに形成され、最も大きなモーメントが生じる主桁1,1に支持される部位が、最も厚い肉厚となるように形成される。そして、主桁1,1の外側方の部位は、外側に向かうにつれその肉厚が薄くなるようにその下面が斜めに傾くように形成される。そして、コンクリート床版6の両側部にはコンクリート床版6から上方に向けて延びる壁高欄7,7が設置されている。この壁高欄7,7は、橋梁の側壁を成すものであり、打設されたコンクリート床版6の側壁に沿って設置される。
【0030】
このコンクリート床版6を打設する際、並びにコンクリート床版6の側部に壁高欄7,7を設置する際に使用される固定型枠を主桁1,1に支持させる機構が、本実施形態にかかる固定型枠の支持機構である。
【0031】
この固定型枠の支持機構は、各主桁1,1の腹板2,2を挟んで左右両側に配置される一対の支持材としてのサポートパイプ10,11と、これらサポートパイプ10,11にそれぞれ支持される梁材としての大引き材14,15を備えている。これら、サポートパイプ10,11並びに大引き材14,15は、図2に示すように、一方の主桁1に取り付けられたものと、他方の主桁1に取り付けられたものとが、これら主桁1,1の延びる方向に関し、交互にずれて配されている。
【0032】
腹板2,2を間に挟んで配置された各サポートパイプ10,11は、図3に示すように、その下端部が主桁1の腹板2と下フランジ4との付け根部分にそれぞれ連結されている。そして、主桁1同士の間に配されたサポートパイプ11は、主桁1,1同士の中心に向け、腹板2と下フランジ4との付け根から斜め上方に延びている一方で、主桁1の外側に配されたサポートパイプ10は、主桁1の外側方に向け、腹板2と下フランジ4との付け根から斜め上方に向け外側方に延びており、一対のサポートパイプ10,11が「V」字を描くように配されている。
【0033】
各サポートパイプ10,11の下端には、ピン孔の形成されたラグ12がそれぞれ設けられており、このラグ12を腹板2と下フランジ4との付け根に設けられた取付金具にピン結合させてそれぞれ取り付けられている。一方、サポートパイプ10,11の上端にもピン孔の形成されたラグ13がそれぞれ設けられていて、大引き材14,15を下から支持する支持金具20,20がサポートパイプ10,11の上端にピン結合されている。
【0034】
大引き材14,15は、各主桁1の腹板2から左右に延びるようにそれぞれ配されており、各大引き材14,15の一端が腹板2の上部に梁材保持用ジグ50を介して取り付けられ、他端がサポートパイプ10,11の上端に支持金具20,20により支持されている。
【0035】
先ず、各主桁1の外側に配された大引き材14から説明する。この大引き材14は、図3に示すように、一端が腹板2の外側面に取り付けられた梁材保持用ジグ50に保持されている一方で、外側の他端部がサポートパイプ10の上端に支持されて、外側の他端側が一端側に比して上方に位置するように斜めに傾けられている。梁材保持用ジグ50については、後にその詳細を説明するので、ここでは外側に位置する他端側の構成について詳細を説明する。
【0036】
サポートパイプ10の上端には、大引き材14を支持するための支持金具20が取り付けられている。サポートパイプ10の上端には、ピン孔の形成されたラグ13が設けられていて、支持金具20はこのラグ13にピン結合されている。支持金具20は、その断面形状が「コ」の字に形成され、その下面で大引き材14を受け、両側面21で大引き材14の側面を挟み込むとともに、大引き材14の側面をボルト締めしている。
【0037】
また、この大引き材14の他端よりさらに外側には、この大引き材14と同軸上に配された補助梁17が設けられている。この補助梁17は、その一端部が大引き材14の他端を支持する支持金具20に取り付けられ、先端が打設されるコンクリート床版6の側縁より所定の距離だけ外側方の位置まで延びている。支持金具20の両側面21には、主桁1,1の外側方に向けて延びる突出部22が形成されており、補助梁17は、これら突出部22の間に挟み込まれるようにして支持金具20にボルト締めして取り付けられている。これにより、補助梁17は大引き材14の他端に対して着脱可能に構成されている。
【0038】
これら大引き材14と補助梁17の上面には、これらの軸線と同方向に角材25,26がそれぞれ搭載される。さらに、これら角材25,26の上には、主桁1と平行を成して延びる複数の受け材27…27が、大引き材14及び補助梁17の軸方向の所定の間隔毎に配されている。コンクリート床版6を形成する固定型枠は、これら角材25,26及び受け材27…27を介して大引き材14及び補助梁17に支持される。
【0039】
そして、図4に示すように、この補助梁17には打設されるコンクリート床版6の下面に対して自在に着脱させる補助梁取付具30が設けられている。この補助梁取付具30は、打設されるコンクリート床版6の下面に埋め込まれるインサート31と、このインサート31にねじ込む棒状の吊り棒32と、吊り棒32に取り付けられて、補助梁17を下から支持する受け板33とを備えている。インサート31は、内部にねじ孔の形成された筒状の部材であり、その下端がコンクリート床版6の下面と面一となるようにしてコンクリート床版6に埋め込まれている。吊り棒32は、その外周部にねじが形成されている。吊り棒32は、その上端がコンクリート床版6に埋め込まれたインサート31にねじ込まれ、軸方向の中間位置を補助梁17に貫通させている。受け板33は、その中心を吊り棒32の下部から貫通させ、その下からナット35により位置止めされて吊り棒32に取り付けられている。また、受け板33の上面には2つの角材34,34が吊り棒32を間に挟んで設けられており、受け板33は、これら角材34,34を介して補助梁17を下から支持している。
【0040】
このように補助梁取付具30によってコンクリート床版6に取り付けられている補助梁17は、固定型枠の支持機構を主桁1,1から除去した後も、この補助梁17のみをコンクリート床版6に残しておくことができる。図5及び図6は、この補助梁17を残し、打設されたコンクリート床版6の側部に壁高欄7を設置する際の足場としてこの補助梁17を利用している態様を示している。図5及び図6から明らかなように、固定型枠の支持機構の他の部材が主桁1,1から除去された後も、補助梁17は、コンクリート床版6の側部に補助梁取付具30によって取り付けられたまま維持されている。そして、この補助梁が壁高欄設置用の足場としてそのまま使用されている。補助梁の上面には、壁高欄7の設置部に対応する位置に、壁高欄7,7の下面を支持する座台40が配置されている。また、この座台40のさらに外側には、作業者が歩行するための板材41,41が、コンクリート床版6の側縁と平行を成すようにして設けられている。これらを利用して壁高欄7は、コンクリート床版6の側縁に沿って設置される。なお、この図5及び図6に示す壁高欄7は、その下部とコンクリート床版6の側縁とが固着されるまでの間、外壁部がサポート45に支持され、ズレ等の発生が防止されている。サポート45は壁高欄の外側面に当接されるパネル46を有し、このパネル46を壁高欄の外側面に固定させるための取付棒47が上下方向に3つ設けられている。各取付棒47の位置には、壁高欄7の外側面に沿って延びるガイド棒48,48がクランプ49によりパネル46の外側面に押し当てられるようにしてそれぞれ2本ずつ設けられている。
【0041】
次に、再度、図1〜図3を参照して、主桁1,1同士の間に配された大引き材15に付いて説明する。この大引き材15は、その一端が腹板2の内側面に取り付けられた梁材保持用ジグ50に保持され、主桁1,1同士の中心側に配された他端がサポートパイプ11の上端に支持されている。この大引き材15の一端を保持している梁材保持用ジグ50は、主桁1,1の外側方に配される大引き材14を保持する梁材保持用ジグ50と腹板2を挟んで同一の位置に取り付けられている。また、主桁1,1同士の中心側の他端部は、サポートパイプ11の上端に結合された支持金具20により支持されている。この支持金具20は、その断面形状が「コ」の字に形成され、その下面で大引き材15を受け、両側面21で大引き材15の側面を挟み込むとともに、大引き材15の側面をボルト締めしている。なお、この大引き材15は傾けられることなく、ほぼ水平に配されている。
【0042】
また、この大引き材15の他端には、所定長さの補助梁16が大引き材15と同軸上に配されている。この補助梁16は、その一端部が大引き材15の他端を支持する支持金具20に取り付けられ、他端が、各補助梁16の取り付けられた主桁1と対向する他方の主桁1側に向けて延びている。支持金具20の両側面には、主桁1,1外側方に向けて延びる突出部22が形成されており、補助梁16は、これら突出部22の間に挟み込まれるようにして支持金具20にボルト締めして取り付けられている。
【0043】
上述のように、各主桁1,1に設けられた大引き材15並びにサポートパイプ11は、主桁1,1の延びる方向において、相互に所定の距離だけずれて交互に配されている。このため、大引き材15の他端側に取り付けられた補助梁16は、互いにラップしている。このように補助梁16をラップさせているため、主桁1,1同士の中心部では、高い剛性並びに強度で、打設されるコンクリート床版6を支持することができる。
【0044】
次に、大引き材を主桁1,1に取り付けている梁材保持用ジグ50について説明する。
【0045】
図7〜図9は、大引き材14,15を主桁1に保持させる梁材保持用ジグ50の詳細を示している。この梁材保持用ジグ50は、主桁1の腹板2にねじ止めされる吊り金具51と、この吊り金具51に対して回転可能に支持されると共に、大引き材14,15の一端が保持される保持部56と、保持部56の吊り金具51に対する傾き角度を調整すると共に、調整された所望の傾き角度の位置にて保持部56を吊り金具51に対して維持させる角度調整機構70とから構成されている。
【0046】
吊り金具51は、腹板2に密着される板状のベース板52と、このベース板52に対して直交するようにして設けられ、保持部56が支持される板状の支持板53とから構成されている。主桁1の腹板2には、この腹板2を貫通している取り付け孔が形成されており、吊り金具51は腹板2を左右から挟み込むようにして、この取付孔にボルト締めされている。また、支持板53には、その上下方向に2つの支持孔54,55が並べられて形成されている。
【0047】
また、この吊り金具51には、支持孔55の下側に、径の大きく形成された補助孔53aが設けられている。この補助孔53aは、主桁1,1に中段足場や下段足場を組む際に、これら足場を支持するターンバックルやチェーンなどを取り付けるための孔である。
【0048】
一方、保持部56は、吊り金具51の支持板53と平行に配された板状の保持板57と、この保持板57と直角をなして平行に配されるように保持板57に接合された取付板63,65とから構成されている。保持板57は、当該保持部56を吊り金具51に対して回転可能に取り付けると共に、大引き材14,15を保持するための部材である。この保持板57は、一方の片側半分57aが略三角形状に形成されており、その頂部が円弧状に形成されている。そして、この片側半分57aの先端付近には吊り金具51の支持板53に形成された支持孔54,55と同寸の支持孔58が形成されている。これに対し他方の片側半分57bは、四辺形状に形成されている。この他方の片側半分57bの側縁の近傍には、複数の保持孔60,61,62が上下に並ぶようにして形成されている。
【0049】
この保持部56は、保持板57に形成された支持孔58が、吊り金具51の支持板53に形成された2つの支持孔54,55の中から択一的に選択された支持孔にピン結合されて、吊り金具51に対して回転可能に支持される。また、保持板57に形成された複数の保持孔60,61,62は、これらの中から択一的に選択された保持孔に大引き材14,15の一端が保持される。
【0050】
この保持板57と直角を成す2枚の取付板63,65は、保持部56を吊り金具51に対して所定の傾き角度に調整する角度調整機構70が取り付けられる部材である。2枚の取付板63,65のうち、一方の取付板63は、保持板57を左右に分けるよう保持板57のほぼ中心にて上下に延びるように配されている。もう一方の取付板65は、取付板63と所定の間隔を隔て、保持板57の下部にて取付板63と平行を成すように配されている。取付板63の下部には、この取付板63を貫通する貫通孔64が形成されている一方で、取付板65にはそのほぼ中央部にねじ孔66が形成されている。
【0051】
そして、これら貫通孔64並びにねじ孔66には、角度調整機構70が取り付けられている。この角度調整機構70は、貫通孔64並びにねじ孔66に挿入されたロッド71と、このロッド71の先端に結合された円筒状のヘッド77とから構成されている。このロッド71はその軸方向の中心部から先端側にかけての部位72が棒状に形成されている一方で、中心部から後端部にかけての部位がねじ部73として形成されている。また、ロッド71の後端部分76はボルトの頭部のように六角形状に形成されている。その一方で、ロッド71の先端部74は、球状に形成されている。球状に形成された先端部74の付け根部分75には、その径が小さく加工されたくびれが形成されている。
【0052】
ヘッド77は、円筒状に形成されており、その内部78が空洞になっている。ヘッド77の後端面には、ロッド71が挿入される孔79が形成されている一方で、先端側は閉鎖されている(図8参照)。また、ヘッド77の先端面には、このヘッド77の直径方向に延びる嵌め込み溝80が形成されている(図9参照)。球状に形成されたロッド71の先端部74は、ヘッド77の内部78に形成された空洞部に挿入されている。このヘッド77の内部78に形成された空洞は、その内径が球状に形成されたロッド71の先端部74の外径よりもやや大きめに形成されている一方で、ヘッド77の後端面に形成された孔79は、ロッド71の先端部74の外径よりもその径が小さく形成されている。このように、ロッド71の先端部74は、ヘッド77と自在継ぎ手の構造により結合されており、ロッド71がヘッド77から抜け出すことがなく、ヘッド77に対して自由に回転することができると共に、ヘッド77の軸線に対して自由に折れ曲がるようにロッド71とヘッド77とが結合されている。
【0053】
この角度調整機構70は、ロッド71の中心部から後端側に掛けてのねじ部73が取付板65に形成されたねじ孔66に螺合される一方で、中心部から先端側にかけての棒状の部位72が取付板63の貫通孔64に挿入される。そして、ロッド71の先端に結合されたヘッド77を吊り金具51の支持板53に係り合せてセットする。ヘッド77の先端面に形成された嵌め込み溝80を支持板53のエッジに嵌め込むことでヘッド77を支持板53に係り合わせている。
【0054】
このように、吊り金具51、保持部56並びに角度調整機構70が構成されることにより、角度調整機構70のロッド71をねじ込めば、取付板63から突出するロッド71の量が増加し、保持部56の吊り金具51に対する角度が広がる。ロッド71を取付板65に対して逆方向に回転させれば、取付板63からのロッド71の突出量が短くなり、保持部56の吊り金具51に対する角度が減少する。なお、角度調整機構70を構成するヘッド77とロッド71とは、自在継ぎ手の構造により結合されているため、吊り金具51に対する保持部56の角度が変化しても、角度調整機構70はこの角度の変化に円滑に追従する。
【0055】
図10〜図12は、かかる構成を備えた梁材保持用ジグ50を操作して、梁材の主桁1に対する高さ並びに傾きを種々変化させた態様を示している。なお、これら図10〜図12では、吊り金具51の支持板53に形成された2つの支持孔54,55のうち下側に形成された支持孔55に保持部56を支持させた態様を例に示している。
【0056】
図10は、支持板53の下側に形成された支持孔55に保持部56を支持させた場合において、この保持部56で大引き材15を最も高い位置に保持させる態様を示している。大引き材15は、保持部56の保持板57に形成された3つの保持孔60,61,62のうち、最上段に形成された保持孔60に保持されている。また、保持部56に取り付けられた角度調整機構70は、大引き材15が上方へ移動されるように吊り金具51に対する保持部56の角度を開かせている。角度調整機構70のヘッド77は、その先端面に形成された嵌め込み溝80を吊り金具51の支持板53の下部に嵌め込ませている。そして、取付板63からの突出量が大きくなるようにロッド71は吊り金具51に向けてねじ込まれている。ロッド71がねじ込まれると、保持部56は、互いに連結されている支持板53の支持孔55並びに保持板57の支持孔58を中心に回転され、吊り金具51に対して大きく回転された位置に固定される。これにより、大引き材15と保持部56との連結点である保持孔60の位置は上方に移動され、大引き材15を高い位置に保持させ、大引き材15と主桁1の上フランジ3との隙間を小さく設定することができる。
【0057】
図11は、吊り金具51に対して保持部56を閉じた状態で大引き材を保持させた状態を示している。この図11においても、大引き材15は保持部56の保持板57に形成された保持孔60,61,62のうち最上部に形成された保持孔60に保持されている。この図11に示す態様では、角度調整機構70のロッド71は、取付板63からの突出量が小さくなるように後方へ後退されている。これにより、保持部56は吊り金具51に対して閉じられ、大引き材15を保持している保持孔60の位置が下側に移動される。
【0058】
図12では、大引き材15を図11に示す状態よりも、さらに下方の位置で保持させる態様を示している。大引き材15は保持部56の保持板57に形成された最下部の保持孔62に保持されている。この場合にも、角度調整機構70のロッド71は、取付板63からの突出量が小さくなるように後方へ後退され、保持部56は吊り金具51に対して閉じられた状態となっている。これにより、大引き材15を保持している保持孔62の位置が下側に移動され、大引き材15が低い位置に保持される。大引き材15を低い位置に保持させることで、大引き材15と主桁1の上フランジ3との隙間を大きく設定できる。
【0059】
なお、図10〜図12では大引き材15を水平に保ったまま保持部56の吊り金具51に対する角度を変化させているが、保持部56の回転角に対応させて大引き材15の傾きを変化させれば、大引き材15の傾きを所望の傾きに設定できる。
【0060】
このように、吊り金具51に対する保持部56の角度を変化させること、並びに大引き材15の保持部56への保持孔60,61,62を適宜選択することにより、大引き材15の高さを所望の位置に保持させることができると共に大引き材15の傾きを自由に設定できる。なお、これら図10〜図12では、吊り金具51の支持板53に形成された支持孔54,55のうち下側に形成された支持孔55を選択して保持部56を支持させているが、上側に形成された支持孔54を選択することもできる。この上側の支持孔54を選択した場合には、図10〜図12に示した高さの調整範囲と比較して、支持孔54と支持孔55の寸法分だけ上側にずれた範囲で大引き材15の高さ調整を行うことができる。
【0061】
以上、吊り金具51に2つの支持孔54,55を設けた場合、保持部56の保持板57に3つ保持孔60,61,62を設けた場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、支持孔並びに保持孔は対象に応じて適宜の数設ければよい。
【0062】
以上の構成を備えた、固定型枠の支持機構を利用すれば、次の手順でコンクリート床版6を主桁1,1に打設すると共に、壁高欄7,7を設置することができる。
【0063】
先ず、主桁1,1の腹板2,2に梁材保持用ジグ50を主桁1,1の延びる方向における所定の間隔毎に取り付ける。この際、一方の主桁1と他方の主桁1において、これら主桁1,1の延びる方向について千鳥状に梁材保持用ジグ50を取り付ける。この梁材保持用ジグ50は、腹板2,2を間に挟んで同位置に、腹板2,2の外面と内面にそれぞれ取り付ける。なお、吊り金具51へ保持部56を支持させる支持孔54,55は、打設するコンクリート床版6の形状や打設位置に応じて予め選択しておく。
【0064】
次いで、これら梁材保持用ジグ50の取り付け部に対応する位置にて、サポートパイプ10,11の下端を主桁1,1の腹板2,2と下フランジ4,4の付け根の部分に支持させる。なお、サポートパイプ10,11は、各主桁1,1の外側と内側の双方にそれぞれ支持させる。また、腹板2,2の内面と外面に取り付けられた各梁材保持用ジグ50に、大引き材14,15の一端を保持させると共に、他端を各サポートパイプ10,11の上端に支持させる。大引き材14,15の一端を梁材保持用ジグ50に保持させる際、その部位に対応するコンクリート床版6の形状や高さに応じて保持部56の保持孔60,61,62を適宜に選択して保持する。また、保持される大引き材14,15の角度を角度調整機構70を利用して適宜調整する。また、これらを調整する一方で、大引き材14,15の他端を支持するサポートパイプ10,11を伸縮させて、大引き材14,15が適切な高さと傾きで保持されるように調整する。
【0065】
次いで、内側に配された大引き材15の先端部分に補助梁16を大引き材15と同軸上に延びるように取り付ける。一方、外側に配された大引き材14の先端にも補助梁17を大引き材14と同軸上に延びるようにして取り付ける。なお、これら補助梁16,17は、大引き材14,15を支持している支持金具20に大引き材14,15の端部に取り付けられる。この際、外側に配された補助梁17には、補助梁取付具30を取り付けておく。
【0066】
その後、支持機構で支持して固定型枠を主桁1,1の上部に設置し、コンクリート床版6を打設する。コンクリートが固まると、補助梁17に取り付けておいた補助梁取付具30のインサート31がコンクリート床版6の内部に埋め込まれた状態となる。
【0067】
そして、補助梁17を残して、支持機構の他の部材を除去する。コンクリート床版6の側部に残された補助梁17を足場としてコンクリート床版6の側縁に壁高欄7,7を設置する。その後、コンクリート床版6の下面から補助梁17を除去して、側縁に壁高欄7,7の設けられたコンクリート床版6の打設作業を終了する。
【0068】
なお、支持機構を取り去る際、梁材保持用ジグ50の吊り金具51は、そのまま、腹板2,2に取り付けておくとよい。吊り金具51を腹板2,2に残しておけば、これを利用して足場の設置に利用することができる。例えば、橋梁の完成後、数年経過した後にメンテナンスする必要がある場合、吊り金具51を残しておくことで、この吊り金具51を利用して足場を設置することができる。これに加え、コンクリート床版6に埋め込まれたインサート31も利用して、足場の設置を行うことができる。
【0069】
次に第二の実施形態について説明する。
【0070】
図13及び図14に示すように、この固定型枠の支持機構も、各主桁1,1の腹板2,2を挟んで左右両側に配置される一対の支持材としてのサポートパイプ10,11と、これらサポートパイプ10,11にそれぞれ支持される梁材としての大引き材14,15を備えている。この実施形態にかかる、サポートパイプ10,11並びに大引き材14,15は、図14に示すように、一方の主桁1に取り付けられたものと、他方の主桁1に取り付けられたものとが、これら主桁1,1の延びる方向に関し、同位置に配されて、左右方向に直線上に並べられている。なお、この第二の実施形態についても、サポートパイプ10,11と大引き材14,15とで形成される基本構成は、第一の実施形態のものと同様であるので、ここでは、同一部材について同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0071】
この実施形態では、主桁1,1同士の内側に配されている大引き材15の端部同士が第二ビーム材としてのビティビーム90により連絡されている。このビティビーム90は、図15に示すように、その両端が各大引き材15の端部を支持している支持金具20に支持されている。このビティビーム90は、所定の高さを有する帯状の縦板91と、この縦板91の上端においてその厚み方向に張り出す上フランジ92と、縦板91の下端部にてその厚み方向に張り出す下フランジ93とから構成されている。そして、このビティビーム90の軸方向の端部には、連結ブラケット95が上フランジ92の端面から各支持金具20に向けて突出するように接合されている。ビティビーム90はこれら連結ブラケット95が支持金具20に取り付けられて大引き材15に連結される。
【0072】
図16は、支持金具20と連結ブラケット95との連結状態の詳細を示している。ビティビーム90は、支持金具20のやや下側に配され、連結ブラケット95が吊りボルト100によって支持金具20に吊り下げられるようにして連結されている。
【0073】
ビティビーム90の端部に接合された連結ブラケット95には、その中心部に貫通孔96が形成されている。一方、支持金具20には、図17及び図18に示すように、突出部22が支持金具20の両側面21から主桁1,1同士の中心側に張り出すように形成されている。これら突出部21の先端部分には、突出部22を連絡するように矩形状のプレート23が取り付けられている。そして、このプレート23の中心には貫通孔24が形成されている。
【0074】
これら連結ブラケット95の貫通孔96、及び突出部22の先端に取り付けられた矩形状のプレート23の貫通孔24には、吊りボルト100が挿入される。そして、プレート23の上面に向けてナット101が吊りボルト100の上端からねじ込まれると共に、連結ブラケット95の下面に向けて吊りボルト100の下端からナット102がねじ込まれている。このように、吊りボルト100とナット101,102を利用してビティビーム90と支持金具20とを連結するので、ナット101,102の位置を上下に移動させれば、ビティビーム90の高さを自在に調整することができる。また、連結ブラケット95は、ナット102により下から支持され、かつ、プレート23は、その上面にナット101が当接されているだけで、吊りボルト100と連結ブラケット95、並びに、吊りボルト100とプレート23は、相互に拘束されていない。したがって、ビティビーム90は、この連結部分を支点として水平方向に回転することができる。このため、例え、一方の主桁1に保持された大引き材15と、他方の主桁1に保持された大引き材15とが主桁1,1の延びる方向においてずれた位置に配されていても、両大引き材15を連絡することができる。
【0075】
なお、この第二の実施形態では、第二ビーム材としてビティビーム90を例に説明したが、これには限定されず、I形鋼、チャンネル材、アングル材、角パイプ、ホリビーム等その他の梁材を使用しても構わない。
【0076】
以上、梁材保持用ジグ50について、橋梁を構成する主桁に適用した場合を例に説明したが、梁材保持用ジグ50は、橋梁以外の建築構造物にも適用することができる。例えば、建築構造物の支柱や梁材等に梁材を取り付ける際、支柱に梁材保持用ジグを取り付ける。そして、梁材の一端をこの梁材保持用ジグを介して保持させる。これにより、梁材の高さを所望の高さに設置することができると共に、梁材を単に水平に設置するだけでなく、所望の角度に傾けて設置することもできる。
【0077】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、主桁に床版を打設する際、支持機構を構成する梁材の高さや傾きを自由に設定できるので、精度の高い床版を打設することができる。この際、梁材保持用ジグに形成された支持部等を選択するだけで高さ調整を行うことができるため、短時間にしかも労力をかけずに調整できる。さらに、梁材保持用ジグに設けられた角度調整手段を作用させるだけで、梁材の傾きを所望の角度に傾けることができるため、角度調整についても短時間にしかも労力をかけずに調整できる。
【0078】
しかも、梁材保持用ジグは、汎用性があるため、橋梁に適用することの他に建築構造物にも使用することができる。
【0079】
また、本発明の支持機構には梁材の他に補助梁を設けている。この補助梁は、床版に取り付けておくことができるため、床版の側部に壁高欄を設ける場合、この補助梁を足場として利用することができる。即ち、壁高欄を設置する工程では、補助梁のみを残し、支持機構の他の部材を主桁か除去することで、主桁に余分な力が作用することを効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる固定型枠の支持機構を示す図。
【図2】図1に示す固定型枠の支持機構を上から見た図。
【図3】図1に示す固定型枠の支持機構の一方の主桁側について詳細を示す図。
【図4】主桁の外側に配された補助梁の取付状態を詳細に示す図。
【図5】補助梁のみが床版に取り付けられた状態を示す図。
【図6】図5の補助梁の部位を拡大して、その詳細を示す図。
【図7】梁材としての大引き材を主桁に保持させる梁材保持用ジグの詳細を示す図。
【図8】梁材保持用ジグを構成する角度調整機構を示す図。
【図9】図8に示す角度調整機構のヘッドを示す図。
【図10】梁材保持用ジグを使用して、梁材としての大引き材の高さ及び角度を調整した一態様を示す図。
【図11】図10に示す態様とは、別の状態に調整された梁材保持用ジグと大引き材を示す図。
【図12】さらに、別の状態に調整された梁材保持用ジグと大引き材を示す図。
【図13】本発明の第二の実施形態にかかる固定型枠の支持機構を示す図。
【図14】図13に示す固定型枠の支持機構を上から見た図。
【図15】梁材としての大引き材同士を連絡している第二ビーム材を示す図。
【図16】梁材としての大引き材と第二ビーム材との連結部の詳細を示す図。
【図17】大引き材の端部を支持する支持金具の側面図。
【図18】図17に示す支持金具の正面図。
【符号の説明】
1 主桁
2 腹板
6 コンクリート床版
7 壁高欄
10,11 サポートパイプ(支持材)
14,15 大引き材(梁材)
16,17 補助梁
20 支持金具
22 突出部
23 プレート
30 補助梁取付具
31 インサート
32 吊り棒
33 受け板
50 梁材保持用ジグ(梁材保持手段)
51 吊り金具
54,55 支持孔(支持部)
56 保持部
60,61,62 保持孔(保持位置)
70 角度調整機構
71 ロッド
77 ヘッド
80 嵌め込み溝
90 ビティビーム(第二ビーム材)
95 連結ブラケット
96 貫通孔
100 吊りボルト
101,102 ナット

Claims (8)

  1. 平行に延びる主桁に床版を打設する際に使用される固定型枠を、前記主桁に支持させる固定型枠の支持機構であって、
    各主桁の左右両側に配されて、これら主桁にそれぞれ取り付けられる支持材と、各主桁の左右両側にてこの主桁と交わる方向に延びるようにそれぞれ配置されて、一端が前記主桁の腹板に連結されると共に他端が前記支持材に支持される梁材とを備え、
    各主桁には、この主桁に前記梁材を保持する梁材保持手段が主桁の腹板に取り付けられ、
    この梁材保持手段が、前記主桁の腹板に取り付けられる吊り金具と、この吊り金具に対して鉛直方向に回転可能に支持され、前記梁材の前記一端を保持する保持部と、この保持部を前記吊り金具に対して所望の角度に傾けて維持させる角度調整手段とを備えると共に、前記吊り金具には、その上下方向の所定の位置にて前記保持部を支持せしめる複数の支持部が形成されて、前記保持部がこれら支持部の中から択一的に選択された支持部に支持されることを特徴とする固定型枠の支持機構。
  2. 前記梁材保持手段の前記保持部には、前記梁材の一端が取り付けられる保持位置がその上下方向に複数設けられ、前記梁材の一端がこれら保持位置の中から択一的に選択された保持位置に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の固定型枠の支持機構。
  3. 平行に延びる前記主桁の外側方には、主桁の外側方に配された梁材よりさらに外側方に、この梁材と同軸上に延びる補助梁が前記梁材に対して着脱可能に設けられ、
    しかも、この補助梁には、この補助梁を、打設される前記床版に着脱自在に取り付ける補助梁取付手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の固定型枠の支持機構。
  4. 前記主桁同士の間に配される各梁材の前記他端には、各主桁にそれぞれ保持された前記梁材同士を連絡する第二ビーム材を連結させる第二ビーム連結手段がそれぞれ設けられ、
    この第二ビーム連結手段は、前記各梁材に対して水平方向に回転可能に前記第二ビームを前記梁材に連結することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の固定型枠の支持機構。
  5. 構造物の骨格を成す主要部材に梁材を保持するための保持用ジグであって、
    前記主要部材に取り付けられる吊り金具と、この吊り金具に対して鉛直方向に回転可能に支持され、前記梁材を保持する保持部と、前記吊り金具に対する前記保持部の回転角を所定の角度に調整すると共に、調整された所定の角度にて前記保持部を前記吊り金具に対して維持する角度調整手段とを備え、
    前記吊り金具には、前記保持部を支持させる支持部がその上下方向に複数設けられ、前記保持部は、これら支持部の中から択一的に選択された支持部に支持されるように構成されたことを特徴とする梁材保持用ジグ。
  6. 前記保持部には、前記梁材を取り付ける保持位置がその上下方向に複数並べて形成され、前記梁材は、これら保持位置の中から択一的に選択された保持位置に取り付けられるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の梁材保持用ジグ。
  7. 前記角度調整手段は、前記吊り金具に対して往復動するように前記保持部に取り付けられたロッドと、このロッドの先端に結合され、かつ、前記吊り金具のエッジに嵌め込ませる嵌め込み部の形成されたヘッド部とを有し、
    前記ロッドの先端と前記ヘッド部との結合が自在継ぎ手の構造に構成されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の梁材保持用ジグ。
  8. 平行に延びる主桁に床版を打設する方法であって、
    各主桁の左右両側に支持材をそれぞれ取り付け、各主桁の左右両側にて梁材を前記主桁と交差する方向に配置して、この梁材の一端を前記主桁の腹板に梁材保持用ジグを使用して保持せしめると共に、他端を前記支持材で支持して、固定型枠の支持機構を主桁に設置する支持機構設置工程と、
    前記梁材保持用ジグにて、この梁材保持用ジグに保持された梁材の主桁に対する相対的な高さと水平に対する傾きを調整する調整工程と、
    調整後に前記固定型枠を利用して前記主桁に床版を打設する打設工程と、
    を備え、
    前記支持機構設置工程では、前記主桁の外側に配された梁材のさらに外側方に、補助梁を前記梁材と同軸上に延びるようにしてこの梁材に対して着脱可能に設置し、
    前記打設工程では、補助梁取付手段を介して前記床版に前記補助梁を取り付け、
    前記打設工程終了後に、前記補助梁のみを前記床版に取り付けて前記支持材及び前記梁材を前記主桁から取り去ることを特徴とする床版の打設方法。
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