JP2004190450A - ストラット付き箱桁用のワーゲン型枠装置およびストラット支持装置ならびにストラット付き箱桁の築造方法 - Google Patents

ストラット付き箱桁用のワーゲン型枠装置およびストラット支持装置ならびにストラット付き箱桁の築造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004190450A
JP2004190450A JP2002362842A JP2002362842A JP2004190450A JP 2004190450 A JP2004190450 A JP 2004190450A JP 2002362842 A JP2002362842 A JP 2002362842A JP 2002362842 A JP2002362842 A JP 2002362842A JP 2004190450 A JP2004190450 A JP 2004190450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strut
formwork
box girder
support
wagen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002362842A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4040447B2 (ja
JP2004190450A6 (ja
Inventor
Sumio Miura
純夫 三浦
Keita Tanaka
敬太 田中
Sakuo Hiuga
佐久雄 日向
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOMOE KIKAI KOGYO KK
Oriental Construction Co
Original Assignee
TOMOE KIKAI KOGYO KK
Oriental Construction Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOMOE KIKAI KOGYO KK, Oriental Construction Co filed Critical TOMOE KIKAI KOGYO KK
Priority to JP2002362842A priority Critical patent/JP4040447B2/ja
Publication of JP2004190450A publication Critical patent/JP2004190450A/ja
Publication of JP2004190450A6 publication Critical patent/JP2004190450A6/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4040447B2 publication Critical patent/JP4040447B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ストラット取り付け位置の変化に対応でき、施工性に優れたワーゲン型枠装置およびストラットの支持装置ならびにストラット付き箱桁の築造方法を提供すること。
【解決手段】ワーゲン型枠装置42における移動式側部フレーム4の左右方向の張り出し床版側となる一端部に、型枠支持アーム30が配置されていると共にその基端部が回動可能に取り付けられ、かつ移動式側部フレーム4の箱桁2側となる他端部に、側部型枠支持アーム43が配置されていると共にその基端部が回動可能に取り付けられ、かつ前記各張り出し床版側の型枠支持アーム30と側部型枠支持アーム43は、橋軸方向にストラット19の外径寸法よりも大きな間隔をおいて配置され、かつ据え付けられたストラット19と干渉しない位置まで移動式側部フレーム4側に回動可能に設けられている。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストラットによって張り出し床版を支える形式の箱桁を張り出し施工する場合に使用するワーゲン型枠装置およびその装置に使用するストラット支持装置ならびにストラット付き箱桁の築造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、箱桁は、I形断面の桁に比べてねじり剛性が極めて大きく、曲線橋の主桁に有利であり、また桁高を低く設定できるので、長支間の橋や桁下空間の制限が大きい場合に有利であるので、箱桁橋が長支間の橋梁に多く採用されている。また、箱桁内に柱体または壁体を設ける形式の箱桁橋も知られている(例えば、特許文献1参照。)
【0003】
しかし、箱桁は、その断面が大きく、また断面の肉厚寸法も大きくなり、施工コストが高くなるために、コストダウンの研究が行なわれてきた。
【0004】
そして、コンクリート製箱桁を、ワーゲン(移動式大型架設機)とこれに付属させた型枠支持装置とを備えたワーゲン型枠装置を使用して築造する場合、通常は、ワーゲンの幅が箱桁の幅より大きく箱桁の外側に、ワーゲンの吊り下げ支持装置におけるゲビンデ鋼棒(総ねじ異径PC鋼棒)または吊り鋼材を下げ、足場あるいは型枠受けなどを保持している。それと同時に箱桁を貫通する吊り下げ支持装置により足場および型枠を吊っている。その場合、型枠の前進移動が問題となる。従来、ストラットを有しないコンクリート製箱桁を築造する場合では、例えば、型枠を受ける梁材を長くしておき、既設箱桁におけるコンクリート床版に梁材を保持させ、ローラを使用して梁材を滑らせ移動する方法がとられてきている。また、梁材の先端をワーゲンから吊り下げられた鋼棒に保持させ、梁材の後端を既設箱桁におけるコンクリート床版に保持させ、その間を滑らせる(スライド移動させる)方法もある。しかし、ストラットがあるコンクリート製橋桁を築造するとなると、そのまま転用させることができない。
【0005】
箱桁の中でも、張り出し吊り床版をストラットによって支持する形式のストラット付き箱桁とすると、箱桁における箱桁断面寸法を小さくすることができ、上部構造の軽量化と、橋脚および基礎構造のコンパクト化が可能になるので、耐震性や経済性の向上を図るために、種々研究されてきている。(例えば、特許文献2参照)。しかし、ストラットがあるコンクリート製橋桁を築造するとなると、型枠および梁材を移動させる場合にストラットが邪魔し、スライド移動させることができない。
【0006】
【特許文献1】
特許第2922749号公報
【特許文献2】
特開2000−355907号公報(図10)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、ストラットによって、張り出し床版を支える形式の箱桁を張り出し施工する場合、型枠等を支持するワーゲン(移動式大型架設機)の移動やストラット設置の際に、ストラットと型枠が干渉するため、箱桁を構成する1ブロック毎に、外型枠の解体・組み立てが必要になり、施工が煩雑になると共に施工コストが高くなるという問題がある。また、ストラットとブロック目地位置の距離は一定でないため、ブロック毎に型枠をずらす必要がある。
【0008】
本発明は、ストラット取り付け位置の変化に対応でき、ワーゲンの移動やストラットの設置時には、型枠支持アームおよび型枠等の最小の解体で対応でき、張り出し施工のストラット付き箱桁の築造に容易に対応できる構造の施工性に優れたワーゲン型枠装置およびこれに使用されるストラット支持装置ならびにこれらの装置を使用したストラット付き箱桁の築造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の問題を有利に解決するために、請求項1のワーゲン型枠装置においては、張り出し床版をストラット19によって支える形式の箱桁2を築造するために使用されるワーゲン型枠装置42において、前記ワーゲン型枠装置42におけるストラットの端部付近の型枠を支持する型枠支持アームが、据え付けられたストラット19と干渉しない位置まで退避できるように回動可能に設けられていることを特徴とする。
また、請求項2のワーゲン型枠装置においては、張り出し床版をストラット19によって支える形式の箱桁2を築造するために使用され、ワーゲン1によって移動されるワーゲン型枠装置42において、前記ワーゲン型枠装置42における移動式側部フレーム4の左右方向の張り出し床版側となる一端部に、ストラットの一端部付近の型枠を支持する型枠支持アーム30が配置されていると共にその基端部が回動可能に取り付けられ、かつ前記移動式側部フレーム4の箱桁側となる他端部に、ストラットの他端部付近の型枠を支持する側部型枠支持アーム43が配置されていると共にその基端部が回動可能に取り付けられ、かつ前記各張り出し床版側の型枠支持アーム30と側部型枠支持アーム43は、据え付けられたストラット19と干渉しない位置まで移動式側部フレーム4側に回動可能に設けられていることを特徴とする。
【0010】
また請求項3の発明においては、請求項2に記載のワーゲン型枠装置において、前記移動式側部フレーム4に橋軸方向に間隔をおいて複数のストラット支持装置53の取り付け部54が設けられ、ストラット19を橋軸直角方向および橋軸方向ならびにストラット軸回りに位置調節自在に保持するストラット支持装置53が移動式側部フレーム4の橋軸方向に位置調整自在に設けられていることを特徴とする。
【0011】
また、請求項4のストラット支持装置においては、請求項1〜3のいずれかに記載のワーゲン型枠装置42に使用されるストラット支持装置53であって、移動式側部フレーム4に取付けられるストラット受け下部架台57bと、そのストラット受け下部架台57bに橋軸直角方向に位置調節自在に保持されるストラット受け上部架台57aとを備え、前記ストラット受け上部架台57aの橋軸直角方向の両端部には、分離可能な外側固定金具71,72が縦軸65,64により枢着されていると共に、一方の外側固定金具71は橋軸方向に位置調整自在に上部架台57aに取り付けられ、前記各外側固定金具71,72に装着される分離可能なストラット固定金具75は、前記外側固定金具71,72に対して回動装置により回動可能にされて、ストラット19を保持した状態でこれを橋軸直角方向および橋軸方向ならびにストラット軸回りに位置調整可能にされていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項5のストラット付き箱桁の築造方法においては、張り出し床版をストラット19によって支える形式の箱桁2を張り出すように構築するストラット付き箱桁の築造方法において、請求項1〜3に記載のワーゲン型枠装置または請求項4に記載のストラット支持装置を備えたワーゲン型枠装置を使用し、ストラット19を所定の位置に配置し、コンクリートを打設・硬化してストラットを箱桁の所定の位置に据え付けた後、ストラットの一端部付近の型枠を支持する型枠支持アーム30と、ストラット19の他端部付近の型枠を支持する側部型枠支持アーム43を、据え付けられたストラット19と干渉しない位置まで移動式側部フレーム4側に回動し、ストラットと干渉する型枠を撤去した後、移動式側部フレーム4を新たな新設側に移動することを特徴とする。
また、請求項6のストラット付き箱桁の築造方法においては、張り出し床版をストラット(19)によって支える形式の箱桁(2)を張り出すように構築するストラット付き箱桁の築造方法において、請求項2または3に記載のワーゲン型枠装置あるいは請求項4に記載のストラット支持装置を備えたワーゲン型枠装置を使用し、ストラット(19)を所定の位置に配置し、コンクリートを打設・硬化してストラットを箱桁の所定の位置に据え付けた後、ストラットの端部付近の型枠を支持する型枠支持アームを、据え付けられたストラット(19)と干渉しない位置まで回動し、かつストラット(19)と干渉する型枠を撤去した後、ワーゲン型枠装置を新たな新設側に移動することを特徴とする。
【0013】
また、請求項7のストラット付き箱桁の築造方法においては、張り出し床版をストラット19によって支える形式の箱桁2を張り出すように構築するストラット付き箱桁の築造方法において、請求項3に記載のワーゲン型枠装置または請求項4に記載のストラット支持装置を備えたワーゲン型枠装置を使用し、移動式側部フレーム4に設けられたストラット支持装置53によりストラット19を位置調節して所定の位置に保持し、コンクリートを打設・硬化してストラット19を箱桁2の所定の位置に据え付けた後、ストラットの一端部付近の型枠を支持する型枠支持アーム30と、ストラット19の他端部付近の型枠を支持する側部型枠支持アーム43を、据え付けられたストラット19と干渉しない位置まで移動式側部フレーム4側に回動し、ストラットと干渉する型枠を撤去し、かつストラット保持装置53の一部または全部を取り外してこれとストラット19と干渉しないようにした後、移動式側部フレーム4を新たな新設側に移動することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、さらに本発明の実施形態について、図を参照して説明する。
図1〜図33(特に図1〜図5参照)に示す図示の形態では、既設箱桁上を走行レールに沿って移動可能にするための走行装置およびレールに圧着してワーゲンの位置を固定する位置固定装置(図示を省略した)並びにワーゲン(移動式大型架設機)1自身を昇降させるためのアウトリガー等の昇降装置を備えているワーゲン1により、箱桁外側および内側にそれぞれ配置される型枠支持フレーム4aを含む各支持部材の新設側の端部を支持し、また、各型枠支持フレーム4aを含む各支持部材の既設側の端部を、既設箱桁2側に上端側を係止した吊り下げ支持装置6によりスライド可能に支持している。
【0015】
前記型枠支持フレーム4aの中でも、箱桁2の内側に配置される移動式内側型枠支持フレームについては、本発明の重要な点ではないので、簡単に説明し、箱桁2の外側部に位置する移動式側部フレーム4については、本発明の重要な要素であるので、この部分について重点をおいて説明する。
【0016】
張り出し床版部3の下方に位置する左右の移動式側部フレーム4は、傾斜支持部材24を備えたほぼ直角三角形状の枠形フレームを橋軸方向に間隔をおいて平行に備えていると共に、これらの枠形フレームを橋軸方向に延長する連結鋼材によって一体化されている。
【0017】
移動式側部フレーム4の下部に橋軸直角方向に2つおよび中間上部に1つの、橋軸方向既設側に延長するように複数のフレーム支持梁材10が設けられ、各支持梁材10は、箱桁1ブロック以上既設側に長く設定され、各フレーム支持梁材10は、一対の溝形材を小間隔をおいて背中合わせにしてスリットを形成し、部材端部で一体化した構成とされ、前記の溝形材間に、前記吊り下げ支持装置6および後記の吊り下げ支持装置5における吊り部材を挿通させるようにしている。
【0018】
そして、図1,図2,図7(b)(c),に示すように、各フレーム支持梁材10に移動式側部フレーム4の新設側端部は、ワーゲン1の上部に支持された螺杆部11aを有する吊り下げ支持部材11を備えた複数(図示の場合は3つ)の吊り下げ支持装置5を介して支持されていると共に、上下方向に昇降自在に支持され、移動式側部フレーム4の新設側端部は、ワーゲン1の橋軸方向の移動にともなって移動可能に支持されている。
【0019】
また、図3,4,図8(a)(b)に示すように、前記移動式側部フレーム4の既設箱桁側端部は、上部が既設箱桁2における張り出し床版部3に支持された螺杆部12を有する吊り下げ支持部材13を備えた複数(図示の場合は3つ)の吊り下げ支持装置6により支持され、前記移動式側部フレーム4における下部のフレーム支持梁材10および中間上部のフレーム支持梁材10の中間部は、橋軸方向にスライド移動可能に支持されている。(前記吊り下げ支持装置6の構成についての詳細は後記する。)
【0020】
以下、図に示す移動式側部フレーム4の新設側の支持構造と、移動式側部フレーム4における既設側の支持構造のそれぞれの構造について説明する。
【0021】
(移動式フレーム4の新設側の支持構造について)
図1,2,図7(b)(c)および図8(c)に示すように、前記移動式側部フレーム4における新設側端部における水平な左右方向の下部横枠材7の下部および中間上部横枠材8の下部は、前記各フレーム支持梁材10に載置されると共に、前記下部横枠材7の下部および中間上部横枠材8の下部に固定された下向き螺杆7a,8aがフレーム支持梁材10におけるスリット内に配置されると共に支承座金およびナットにより取り付けられて、前記移動式側部フレーム4の新設側は、各フレーム支持梁10を介して支承されている。
【0022】
また、前記フレーム支持梁材10を構成する部材間に、ワーゲン1により上部が支持された吊り下げ支持装置5における吊り下げ支持部材13の下部が挿通配置されて、前記吊り下げ支持部材13の下部に嵌合された支承部材14および螺合されたナット15により、前記移動式側部フレーム4の下部は支承されている(図7b、c参照)。
【0023】
前記吊り下げ支持部材13の上端部は、ワーゲン1側の上部梁材17を介して支承され、前記上部梁材17は、ワーゲン1における左右方向の上部大梁16に取り付けられ、前記吊り下げ支持部材13の上端部は、小間隔をおいて一対の溝形枠材を背中合わせにしてスリットを形成した前記上部梁材17に挿通され、そして前記吊り下げ支持部材13の上端部に嵌設され、前記上部受梁17に載置された支承板および吊り下げ支持部材13に螺合されたナット等の支持装置18により、上下位置調整自在に支持されて、各左右の移動式側部フレーム4は上下位置調整自在に支持している。
【0024】
(移動式フレーム4の既設側の支持構造について)
図4および図8に示すように、前記移動式側部フレーム4における既設側における水平な左右方向の下部横枠材7の下部および中間上部横枠材8の下部は、前記各フレーム支持梁材10に載置されると共に、前記下部横枠材7の下部および中間上部横枠材8の下部に固定された下向き螺杆7a,8aがフレーム支持梁材10におけるスリット内に配置されると共に支承座金およびナットにより取り付けられて、前記移動式側部フレーム4の既設側は、各前記フレーム支持梁10を介して支承され、前記と同様に、フレーム支持梁材10を構成する部材間に、既設箱桁2における張り出し床版部3に上部が支持された吊り下げ支持装置6における吊り下げ支持部材19の上部が挿通配置されて、前記吊り下げ支持部材19の上部に嵌合された支承部材22および螺合されたナット23により、前記移動式側部フレーム4の上部は支承されている。
【0025】
次に、前記移動式側部フレーム4とこれに取り付けられている各型枠支持部材および支持アームと、これらに連結される部材について説明する。
まず、図18に示すように、左右の移動式側部フレーム4の上部には、橋軸方向に間隔をおいて平行に複数の傾斜支持部材24を備えている。前記傾斜支持部材24は、橋軸方向の箱桁中心側に向かって下向きに傾斜するように設けられている。
【0026】
前記移動式側部フレーム4は、正面ほぼ直角三角形状の枠形フレームで、前記各傾斜支持部材24の上部には、これに取り付けられたH形鋼からなる支承部材24aを介して端部水平部25および箱桁中心に向って下向きに傾斜する端部傾斜支持部26を有するほぼへの字状の上端部支持杆27が、橋軸方向に間隔をおいて、特にストラット19を配置する部分では、橋軸方向にストラット19の直径寸法よりも大きな間隔をおいて設けられ、その上端部支持杆27に渡って、張り出し床版における箱桁中心側に向って下向きに傾斜した側端底部および側端部を形成するための側端底部型枠パネル28と外端側部型枠29とを着脱可能に備えている。前記の各型枠パネル28、29により張り出し床版端部にストラット19の上端部固定部の外側部分が形成される。
【0027】
前記各上端部支持杆27の下向きに傾斜した下端部のブラケットには、左右方向内側の内側水平部分32および外側に下向きに傾斜する傾斜部分33を有するほぼへの字状のストラット部型枠支持アーム30の外端部のブラケットが、横軸31により回動可能に取り付けられ、前記傾斜支持部材24にむかってストラット部型枠支持アーム30が退避できるように回動可能に構成されている。
【0028】
このように移動式側部フレーム4には、ストラット19の一端側に対応するためにストラット部型枠支持アーム30が回動可能に取り付けられている。また、図18および図23に示すように、前記ストラット部型枠支持アーム30の水平部分32の内端側には、箱桁中心側に向かって張り出す断面凹溝状の連結部34を有し、その連結部34には、ピン挿通用の透孔34aを備えていると共に脱枠用孔34bを備えている。前記水平部分32におよび傾斜部分33の上部に着脱可能に型枠パネルが取り付けられ、ストラット19と干渉する部分の型枠パネルを取り外し可能にされている。
【0029】
前記連結部34には、ワーゲン1により吊り下げ支持された張り出し床版部型枠支持部材35の先端部が嵌合配置されて、これらの透孔34a,35aに渡って挿通される着脱可能なボルトピンにより連結され、前記ストラット部型枠支持アーム30の水平部分32は所定の位置に保持される。前記張り出し床版部型枠支持部材35には、前記連結部34に重合した時に、脱枠用孔34bとほぼ重合する位置に脱枠用孔35bが設けられている。
【0030】
また、図18および図22a〜cに示すように、傾斜支持部材24における低レベル側には、橋軸方向にH形鋼からなる支承部材24aを介して、上部が外側に向って傾斜する上部部分37と縦向きの下部部分38とからなるくの字状の杆体からなる側部型枠支持部材39が取り付けられ、その側部型枠支持部材39の上端部のブラケットには、には、ストラット部用の型枠支持アームとして、上部の縦部分40と外側に下向きに傾斜する下部部分41とを備えた杆体からなる側部型枠支持アーム43の下部部分41の下端部のブラケットが着脱可能な横軸44により枢着されている。このように移動式側部フレーム4には、他端側のストラット19に対応するために、側部型枠支持アーム43が回動可能に取り付けられている。
【0031】
図18,図22(d)(f)に示すように、前記側部型枠支持部材39における下部部分38の下端部には、杆体からなる下位レベルの側部型枠支持部材45(または箱部の底部型枠支持部材46)に連結するためのピン挿通用横孔47が設けられ、前記ピン挿通用横孔47と下位レベルの側部型枠支持部材45(または箱部の底部型枠支持部材46)のブラケットの透孔45aに渡って着脱可能に挿通されるピン45bにより連結または分離可能に構成されている。また、図18および図24に示すように、前記側部型枠支持アーム43の上端部には、杆体からなる中間側部型枠支持部材48に連結するための溝型部材43aが固定され、その溝型部材43aには、ピン挿通用横孔43bが設けられている。
【0032】
図18および図25に示すように、前記中間側部型枠支持部材48は、外側(張り出し床版側)に向う横部分49とこれに一体の内側の縦部分50とを備え、前記横部分49の先端部は、前記張り出し床版部型枠支持部材35の内側端部のブラケット35aに横軸51により回動可能に取り付けられ、また,図24に示すように、中間側部型枠支持部材48の縦部分50の下端部にはピン挿通用横孔50aおよび脱枠用孔が設けられ、前記側部型枠支持アーム43のピン挿通用横孔43bとに渡って挿通される着脱可能なピン52により、前記側部型枠支持アーム43は所定の位置に保持され、また、前記ピン52を取り外した状態で、前記側部型枠支持アーム43は、傾斜支持部材24に接近するように回動して、橋軸直角方向の外側に退避できるように回動して脱型することができる。
【0033】
前記上端部支持杆27と、ストラット部型枠支持アーム30と、低部型枠支持部材40と、前記中間側部型枠支持部材48と、側部型枠支持アーム43と、下位レベルの側部型枠支持部材45と、側部型枠支持部材39と、箱桁底部型枠支持部材46と張り出し床版部型枠支持部材35とは、ほぼ同じ垂直面状に配置され、また、ストラット19を配置する部分では、ストラット19の直径寸法よりも大きな寸法間隔で橋軸方向に間隔をおいて配置されている。
【0034】
前記各型枠支持部材35,39,45,48および支持アーム30,43には、型枠が取り付けられるが、前記支持アーム30,43は、ストラット19に干渉しないように傾斜支持部材24側に回動させることができるが、これらの支持アーム30,43に取り付けられる型枠36は、ストラット19端部の型枠であり、またストラット19よりも上部に位置する型枠で、前記支持アーム30,43を回動する時および移動式側部フレーム4を降下して橋軸方向新設側に移動する時に、箱桁に据え付けられたストラット19と干渉する部分であり、これらの部分の型枠36等は着脱自在に取り付けられている。このようにすることにより、ストラット19と干渉する部分のみの部材の分解またはアーム回動回避の最小限の作業で、ストラット付き張り出し床版箱桁を築造するための外型枠全体を橋軸方向新設側に移動可能にしている。
なお、前記各型枠支持部材45,48の外側には、橋軸方向に延長する横ばた材97が配置され、前記各型枠支持部材45,48の受け金具に装着される支承金具98等により一体化されている。なお詳細図示を省略するが、横ばた材98と型枠パネルとは、フックボルトおよび座金・ナット等により連結されて一体化されている。
【0035】
前記のようにストラット部型枠支持アーム30と側部型枠支持アーム43との間に配置される、中間の張り出し床版部型枠支持部材35と中間側部型枠支持部材(アーム)48とは、横軸51により枢着されて、中間側部型枠支持部材48は、脱型時に前記横軸51を中心として、箱桁外側に回動可能に構成され、また、中間側部型枠支持部材48の下端部と、側部型枠支持アーム43の上端部とは一体または分離可能に構成されている。
【0036】
図6(a)および(b)に示すように、箱桁の両側に配置される、各側部移動フレーム4の中央側の各傾斜支持部材24の上部には、左右方向に間隔をおいて平行にH形鋼からなる複数のストラット受け架台取付用の支持部材55が橋軸方向に延長するように配置されてボルトにより固定されている。
【0037】
また、図6(a)および(b)に示すように、前記各ストラット受け架台取付用の支持部材55には、橋軸方向に間隔をおいた同じ位置において多数の取り付け位置調整用のボルト孔56が設けられて、下部ストラット支持装置53の取り付け部54が橋軸方向に間隔をおいて設けられている。前記ストラット支持装置53は、後記するストラット受け上部架台57bおよびストラット受け下部架台57aおよびこれらに装着される外側固定部材71,72およびストラット固定金具75等により構成されている。なお、ストラット19にストラット固定金具75および外側固定金具75を装着した状態で、外側固定金具75における吊り下げ用ブラケットの部分で吊り下げ搬送し、ストラット受け下部架台57aに取り付けるようにすればよい。
【0038】
図10,11,13に示すように、各ストラット受け架台取付用の支持部材55に渡って、平面ほぼ矩形状のストラット受け架台57におけるストラット受け下部架台57aが載置されて、ボルト・ナット58により着脱可能に固定されている。
【0039】
前記のストラット受け架台57は、左右方向の両端上部にすべり支承部材57cを備えた平面ほぼ矩形状のストラット受け下部架台57aと、これにすべり移動可能に載置され、かつ両端下部にすべり部材57dを備えた平面ほぼ矩形状のストラット受け上部架台57bとを備えており、ストラット受け下部架台57aに対して、ストラット受け上部架台57bは載置されて、左右方向に位置調整自在におよび橋軸方向に位置調整自在(この実施形態では、一端側を中心として、横方向にスライド可能にされている)に支持されている。
【0040】
ストラット受け上部架台57bを左右方向に位置調整自在にする手段として、図6,図10,図11,図13に示す図示例では、前記ストラット受け上部架台57bにおける左右方向の中間部には、下向きに突出するようにブラケット58が設けられ、そのブラケット58の先端部は、ストラット受け下部架台57bの枠型フレーム内に配置され、ストラット受け下部架台57aの左右方向の中間部のブラケット57dと、ストラット受け上部架台57bの左右方向の中間部の前記ブラケット58とは、レバー60を備えたラチェット式ターンバックル59の端部がそれぞれボルト・ナット60aにより着脱可能に枢着されている。
【0041】
図12に示すように、前記ラチェット式ターンバックル59は、ラチェット式レバー60により回転される回転係合部の両側部に左ねじ部および右ねじ部をおよびこれらのねじ部に螺合される雌ねじ部を有するブラケット73を備えたレバー揺動式のラチェット式ターンバックル59であり、そのラチェット式ターンバックル59における両端部の横孔を有するブラケット73は、ストラット受け上部架台57b側の前記ブラケット58と、ストラット受け下部架台57aとにそれぞれ枢着され、ストラット受け上部架台57bは、レバー付きラチェット式ターンバックル59を伸縮することにより、左右方向の位置を調整可能に連結されている。
【0042】
また、図15に示すように、前記ストラット受け上部架台57bに載置される下位レベル側の外側固定部材71を橋軸方向に位置調整自在にするために、ストラット受け上部架台57bの左右方向下位レベル側における前後方向の両側部に、上向きに、それぞれ雌ねじ孔を備えたブラケット61が固定され、そのブラケット61に押圧ボルト62の中間雄ねじ部が螺合され、前記ブラケット61に間隔をおいて対向するように、前記外側固定部材71における前後両端部には、前記押圧ボルト62に押圧される被押圧部材63が固定されている。
【0043】
また、図16に示すように、前記ストラット受け上部架台57bに載置される上部レベル側の外側固定部材72の下部は、段付き縦軸64によりストラット受上部架台57bに枢着されている。また、図15に示すように、下部レベル側の外側固定部材71は、ストラット受上部架台57bにおける横長の透孔66に挿通された縦軸65によりストラット受上部架台57bに枢着されている。
【0044】
したがって、各外側固定部材71,72と、ストラット受上部架台57bとは、ストラット受上部架台57b側の各押圧ボルト62を回転させて、外側固定部材71を橋軸方向に位置調整することができ、外側固定部材71,72に支持されるストラット19を、外側固定部材72の縦軸64を中心として橋軸方向の位置調整を図ることができる。
【0045】
さらに前記枢着部について説明すると、前記ストラット受け上部架台57bの上面における左右両端部における、高レベル位置の支承板には、縦軸64の大径軸部を挿通する円形の軸部挿通用の透孔57dが設けられ、低レベル位置側には、前後方向に延長する軸部挿通用の長孔66が設けられている。
【0046】
高レベル側の前記の外側固定部材72の構成について説明すると、フランジ付き上部半筒体67と、下部の平板部分68に下部雄ねじ軸部を備えた縦軸64を有するフランジ付き下部半筒体69とを、ボルト・ナット70により分離可能に構成した半割り2分割の外側固定部材とされ、その外側固定部材72における縦軸64が、ストラット受け上部架台57bにおける前記軸部挿通用の透孔57dに挿通されて、ナットにより着脱可能に枢着されている。
【0047】
また、ストラット受け上部架台57bの低レベル位置側に、前記と同様な構成の半割り2分割の外側固定部材71における縦軸65が、上部架台57bにおける支承板の橋軸方向に延長する長孔66に挿通されて、ナットにより着脱可能に枢着されている。
【0048】
前記ストラット受け上部架台57aの左右方向の高レベル側の外側固定部材72は一定位置に横方向に回転可能に着脱可能に取付けられ、また、ストラット受け上部架台57bの左右方向の低レベル側には、外側固定部材71が橋軸方向に位置調整自在に、かつ着脱可能に取付けられている。
【0049】
前記各半割り2分割の外側固定部材71,72には、その内側に、図14に示すストラット固定金具75を装着可能にされている。前記ストラット固定金具75は、左右方向に間隔をおいた両端部に半割り2分割型の内側固定金具76を長尺の連結部材77により連結して構成され、前記各半割り2分割の内側固定金具76は、半筒状体80の外側に間隔をおいて左右両端部に半径方向に張り出すフランジ78を有すると共に、各フランジ78が円形に結合された時に形成される左右内側端部に環状ストッパ79を備えており、各フランジ78をボルト・ナット81により分離可能に構成され、各半筒状体80の内側面には、半筒状のゴム層が内張りされ、ストラット19を弾性的に把持し、ストラット19に損傷を与えないようにされている。前記外側固定金具71,72の上部中間部には、吊り下げ用ブラケット82が固定されている。
【0050】
したがって、内側固定金具76における下部半筒状体80(80a)内にストラット19を載置し、上部半筒状体80(80b)をボルト・ナット81により下部半筒状体80aに固定すれば、外側固定金具71,72に、ストラット付きの内側固定金具76を装着することができる。また、各内側固定金具76をとり外した状態で、ストラット19に内側固定金具76を装着すると共に、内側固定金具76を外側固定金具71,72に装着した状態では、外側固定部材71,72における吊り下げ用ブラケット82をワーゲン1側の走行クレーンにより吊り下げ搬送して、ストラット19付きの外側固定金具71,72をストラット受け上部架台57bに装着することもできる。
【0051】
また、図14,図17に示すように、各ストラット固定金具75における内側固定金具76の下部の前後両側には、係止孔を有するブラケット84が設けられ、その各ブラケット84には、それぞれフック付き条体85およびレバーブロック等を備えた牽引装置86の一端部が着脱可能に連結され、その牽引装置86の他端部はストラット受け架台57に着脱可能に連結されている。
【0052】
したがって、外側固定部材71,72を若干緩めた状態で内側固定金具76を保持した状態では、前記一方の牽引装置86を緩めた状態で、他方の牽引装置86により一方のブラケット84を牽引すると、前記内側固定金具76を回転でき、その内側固定金具76に保持されたストラット19をその軸心回りに回動させることができ、ストラット19の軸方向端部の矩形フランジ19a(図33、図34参照)の角度調整を兼ねたストラット19の姿勢調整ができ、また周囲の型枠との位置調整を図ることができる。なお、前記ブラケット84の係止孔には、牽引装置86における条体85またはレバーブロック等の係止フックが係止される。
なお、前記ストラット受け上部架台57aとストラット受け下部架台bとは、図10bに示すように、ストラット受け上部架台57に固定された取り付け板109に、ストラット受け下部架台57bにおける両枠材111の下面に係合する係止杆112を有する取り付け板113が前記取り付け板109にボルト・ナット110により着脱可能に取り付けられ、ストラット受け上部架台57aの左右方向(橋軸方向)の移動を許容しながら浮き上がりが防止されるように構成されている
【0053】
次に、張り出し床版部型枠支持部材35とこれを支持している支持梁材87ついて説明する。
前記支持梁材87は、その新設側の端部は、前記フレーム支持梁材10と同様に新設側端部はワーゲン1から吊り下げ支持されている吊り下げ支持装置5を介して支持され、また、支持梁材87の既設側の中間部は、前記フレーム支持梁材10と同様に、既設の箱桁2側の張り出し床版部3からの吊り下げ支持装置6により支持されている。
【0054】
次に、図2、図9,図18,図19および図26を参照して、張り出し床版部型枠支持部材35を支持している橋軸方向に延長する支持梁材87と、既設箱桁2の吊り下げ支持装置6から新設された箱桁2に設置されるローラを備えた吊り下げ支持装置に盛り返る場合に使用される吊り下げ支持装置90について説明する。
前記支持梁材87は、張り出し床版部型枠支持部材35およびこれを介して支持されている中間側部型枠支持部材48とストラット部型枠支持アーム30およびこれに付属する型枠等を支持する部材であり、小間隔をおいて一対の溝形鋼を背中合わせに配置してスリットを形成すると共に一体化された部材である。
そして、図18および図19に示すように、前記左右の各支持梁材87には、左右方向に開口する上向き開口溝型の係止金具99における前後のフランジ100が載置され、その係止金具99の係止溝101に、張り出し床版部型枠支持部材35が嵌設され、また、前記フランジ100と前記支持梁材87の下側に渡って配置された支承金具102に渡って挿通されたボルトおよびナット103により、前記係止金具99は支持梁材87に着脱可能に取り付けられている。また、前記張り出し床版部型枠支持部材35は脱型された時に、支持梁材87に載置されるため、吊り下げ支承装置6により支持されている状態では、張り出し床版部型枠支持部材35は係止溝101内において浮いている状態とされ、係止金具99の前面板102および後面板103により張り出し床版部型枠支持部材35の位置決めがされている。
【0055】
前記支持梁材87は、張り出し床版部型枠支持部材35の下側に橋軸直角方向に間隔をおいて複数(図示の場合は2つ)設けられ、前記支持梁材87の新設側端部は、ワーゲン1により支持され、また前記支持梁材87は橋軸方向に3ブロック程度長く設定されて、前記支持梁材87の中間部が、既設箱桁2側に設置される吊り下げ支持装置6から吊り下げ支持装置90に盛り替えて支持され、前記支持梁材87の中間部の支持部から後方に、1ブロック以上の余裕を持っている。
【0056】
そのため、図26(b)に示すように、新設側に新たに吊り下げ支持装置90を装着し吊り下げ支持装置5からローラ付きの吊り下げ支持装置90に支持させた状態で、前記支持梁材87を新設側に引き出しても、既設箱桁側に装着されている吊り下げ支持装置90が支持梁材87から外れることはない。引き出した後は、新設側に設置する吊り下げ支持装置6に盛り替えて支持させる。
【0057】
前記吊り下げ支持装置90は、図9に示すように、箱桁張り出し床版部3に、一対のガイドローラ91を有する吊り下げ支持装置本体92と、その上部に着脱可能な上部螺杆93を備えており、その上部螺杆93が、張り出し床版部3に挿通されて、支承部材94およびナット94aにより張り出し床版部3に係止され、前記ガイドローラ91を、前記支持梁材87における上フランジ下面95に係合させて、支持梁材87を支持するように構成されている。前記のフレーム支持部材10も同様に吊り下げ支持装置90が新設の箱桁2aの張り出し床版部3に設けられる。
【0058】
次に、前記吊り下げ支持装置90を使用して、ワーゲン1を新設側に移動する時に、ワーゲン1からの吊り下げ支持装置5により新設側が吊り下げ支持されている張り出し床版部型枠支持部材35を、吊り下げ支持装置5から築造された箱桁側に盛り返る場合について説明する。
【0059】
中間部の張り出し床版型枠を支持している張り出し床版部型枠支持部材35を支持している橋軸方向に延長する支持梁材87を、ゲビンデ鋼棒を備えたワーゲン側の吊り下げ装置5から、新設された張り出し床版に盛り替える場合の吊り下げ支持装置は、図9に示す前記吊り下げ支持装置90と同様な装置を使用して、新設された箱桁張り出し床版部3に、一対のガイドローラ91を有する吊り下げ支持装置90における上部螺杆93が、張り出し床版部3に挿通されて、支承部材94およびナット95により張り出し床版部3に係止され、前記ガイドローラ91を、前記支持梁材87における上フランジ下面95に係合させて、支持梁材87の新設側中間部を支持し、これにより、新設側の張り出し床版部型枠支持部材35およびこれに付属する型枠等を支持させ、橋軸方向に複数の吊り下げ支持装置90により支持させる。
なお、図4に示すように、箱部の底型枠を支持している底型枠支持部材46は、ワーゲン1における上部大梁16に一端側を支持されていると共に下端部にレベル調整用のセンターホールジャッキ105を備えている吊り下げ支持装置104に支持された支承部材106,106aを介して新設側端部は支持され、また底型枠支持部材46の既設側は、既設箱桁2の下床版2bを貫通するように係止された吊り下げ支承装置107によりレベル調整可能に支持されている。また支承部材105は、ワーゲン1の後部大梁16aに上部が支持された吊り下げ支持装置108によりレベル調整自在に支持されている。
【0060】
次に、新設の箱桁2を築造した後に、移動式側部フレーム4をさらに新設側に移動する場合は、移動式側部フレーム4の各フレーム支持梁材10における既設箱桁2側の中間部には、吊り下げ支持装置6の近傍の箱桁2に、図9に示すようなガイドローラを備えた吊り下げ支持装置90が設けられ、前記吊り下げ支持装置 からガイドローラを備えた吊り下げ支持装置90に盛り返え、フレーム支持梁材10と共に橋軸方向に引き出すようにすればよい。この場合、この実施形態では、ワーゲン1の移動と共に移動させる。
【0061】
本発明を実施する場合、ストラット19の半径寸法以上に移動式側部フレーム4を比較的大きく降下可能なように、各フレーム支持梁材10を吊り下げ支持できるようにすると、ストラット受け架台57に装着される外側固定部材71,72およびストラット固定金具75の上部のみを取り外して、橋軸方向新設側の広い作業空間部分に移動式側部フレーム4を引き出した後に、外側固定部材71,72および内側固定金具76の下側部分を解体するようにしてもよく、あるいは解体することなく、新たなストラット19を搬送設置するようにしてもよい。
【0062】
なお、図示を簡略化するが、箱桁内側の橋軸方向に延長し内型枠支持部材を支持する支持梁材95は、例えば、前記と同様に溝形鋼材を間隔をおいて背中合わせにしてスリットを形成し、部材端部で一体化して構成した支持梁材が適宜使用され、その梁材を介して支持される内型枠支持部材およびこれに連結される内型枠支持用部材に支持せるように内型枠が配置され、また、前記梁材95の新設側をワーゲン1からの吊り下げ支持装置5により支持させ、また前記梁材95の中間部を既設箱桁2に、前記と同様な構造の吊り下げ支持装置90により支持させ、前記梁材95を橋軸方向の新設側に順次引き出して使用することができる。
【0063】
前記実施形態では、ストラット19を箱桁1ブロックに片側1箇所になるようなブロック分けを行なった実施形態を示したが、ブロックの橋軸方向の位置は、一定していないので、移動式側部フレーム4に橋軸方向に間隔をおいて複数(図示の場合は数箇所)のストラット受け架台57の取り付け部を備えており、したがって、予めいくつかのパターンのストラット19の保持位置を用意することができる。
【0064】
<施工手順>
次に、前記のワーゲン型枠装置を使用して、ストラット付きコンクリート製箱桁を張り出し施工する場合、下記の(1)〜(15)手順により施工する。これについて、図27(a),(b)〜図32(a),(b)の概略図を参照して説明する。なお、図中矢印Aで示す部分は、取り外される型枠36および回動退避されるアーム等の部分を示し、Bで示す部分は、側部型枠支持部材45および底部型枠支持部材46並びにこれらに支持または取り付けられる型枠等を示し、Cで示す部分は、張り出し床版部支持部材35および上端支持杆27およびこれに付属する型枠等を示す。
【0065】
(1)図27に点線で示す部分に、新設のコンクリート製箱桁2を築造すべくコンクリートを打設し(図28a,b参照)、コンクリートの強度を確認し、既設側から新設の箱桁2に渡って配置されたPC鋼材(図示を省略した)を緊張・定着して、新設の1ブロックのコンクリート製箱桁2aを築造する。
(2) ストラット部分の型枠支持フレームを解体すべく、各型枠支持アーム43,30の先端に装着されているピン52,35cを抜き取り、各型枠支持アーム43,30を移動式側部フレーム4側に回動退避させる。また、2分割できるストラット回りの外側固定部材71,72およびストラット固定金具75における少なくとも上部側の部材または金具を撤去する。そして、ストラット19がある部分付近の橋軸方向に並ぶ型枠36等を全て解体する。
【0066】
(3) 中間部の張り出し床版型枠を支持している張り出し床版部型枠支持部材35を、ゲビンデ鋼棒を備えたワーゲン側の吊り下げ装置6から、新設された張り出し床版3に盛り替える。その後、ワーゲン1をジャッキダウンさせ、移動式側部フレーム4を降下させる。(なお、下位レベルの側部型枠支持部材45がある場合には、これと底型枠46およびこれを支持する装置との連結を解放し、下位レベルの側部型枠支持部材45およびこれに付属する型枠をジャッキダウンし、脱型させる(図28a,b参照)。
(4)箱桁箱部の底型枠装置をジャッキダウンし、脱型する。
【0067】
(5)必要に応じ、ストラット受け架台57を撤去する。
(6)中間側部型枠支持部材48およびこれに付属する型枠を脱型すると共に、張り出し床版部型枠支持部材35およびこれに付属する張り出し床版型枠を脱型する。また、箱桁内型枠96(図1〜4参照、図27〜図32では省略した)を脱型する。
【0068】
(7)ワーゲン1を、さらに新設する側に移動する。
(8)箱部の底型枠46およびこれを支持する装置と、下位レベルの側部型枠支持部材45およびこれに付属する型枠および移動式側部フレーム4を、ワーゲン1および新設された箱桁2aに支持させた状態で、さらに新設する側に移動する。なお、ワーゲン1の構造によっては、これらをワーゲン1の移動と一緒に移動する(図29参照)。
【0069】
(9)底型枠46およびこれを支持する装置と、下位レベルの側部型枠支持部材45およびこれに付属する型枠と、移動式側部フレーム4とを所定の位置に設置する。
(10)ストラット19をストラット受け架台57に設置し(必要に応じ、ストラット受け架台57の橋軸方向の取り付け位置も変える)、ストラット19の設置位置(橋軸方向、橋軸直角方向、ストラット軸回り)の微調整を図る(図30,図31参照)。
【0070】
(11)中間側部型枠支持部材48およびこれに付属する型枠、張り出し床版部型枠支持部材35およびこれに付属する張り出し床版型枠を移動する。張り出し床版部型枠支持部材35を、ゲビンデ鋼棒を備えた吊り下げ支持装置6に盛り替える(図31,図32参照)。
(12)中間側部型枠支持部材48およびこれに付属する型枠、張り出し床版部型枠支持部材35およびこれに付属する張り出し床版型枠を所定の位置に設置する(図32参照)。
(13)ストラット19両端部の橋軸方向に並ぶ型枠36を設置し、各型枠支持アーム43,30を退避した位置から所定の位置に回動して、ピン52,53cにより上下の隣接する支持部材と連結する。
【0071】
(14)ストラット19廻りの外側固定部材71,72の上部側67を取付け、箱桁底部および側部並びに張り出し部の配筋作業およびシースの配置作業をすると共に、内型枠を所定の位置に移動設置して、内型枠上部の配筋作業およびシースの配置作業をする。その後、前記(1)に戻る。
(15)以上の工程を繰り返して、順次、箱桁ブロック毎に張り出し施工する。
【0072】
前記のように、本発明では、型枠およびこれを支持する型枠支持フレームの一部にピン接合を用いて幅員方向(橋軸直角方向または左右方向と同じ)に型枠支持アームを回転できる構造とされ、この接合ピンを中心に型枠支持装置におけるアームを回転させ開く(回動退避させる)ことによって、ワーゲン1の移動やストラット19設置時のストラット19と型枠または型枠支持フレームの干渉を解決している。なお、図34(a)に示すように、ストラット19端部に隣接する型枠パネルには、適宜押さえパネル36aが設けられる。また、図示を省略するが、ストラット19端部の接合部の型枠は、長さの異なるパネルを組み合わせることで、ストラット位置の変化に対応させ、容易に脱着・組替えできる構造とすることで、施工性を向上させることができる。
【0073】
前記実施形態のように、ストラット受け架台57は、ストラット19の外形形状にあわせたバンドとなる内側固定金具および外側固定部材でストラット19を固定し、これらのストラット受け架台57の基部にターンバックル機構(ラチェット式ターンバックル59)等の位置調整装置を組み込むことで、ストラット19の上下左右および回転の微調整を可能とし、道路等箱桁橋梁の線形の変化に容易に対応できる構造とされている。ストラット受け架台57を支持する移動式側部フレーム4は、型枠支持装置の固定部材を兼用し、ストラット19および型枠および型枠支持部材を一括支持するフレ−ムとして機能している。
【0074】
前記実施形態の場合には、側部移動フレーム4側に取り付けられる型枠支持フレーム(すなわち、端部傾斜支持部26または側部型枠支持部材39)に、ストラット19の端部付近の型枠を支持させるための型枠支持アーム30,43の基端部を回動可能に取り付けるようにしたが、図35に示すように、型枠支持アーム30,43の基端部を張り出し床版型枠支持部材35または中間側部型枠支持部材48に回動可能に取り付け、型枠支持アーム30,43の先端部を張り出し床版型枠支持部材35または中間側部型枠支持部材48に、これらの透孔に渡って挿通される着脱可能な横ピンにより連結するようにしても、型枠支持部材の新設側への移動時に、各型枠支持アーム30,43を床版型枠支持部材35側または中間側部型枠支持部材48側に回動退避して、ストラット19との干渉を防止し、必要に応じ、適宜フック付きチェ−ンまたはロープ等の条体(図示を省略)により床版型枠支持部材35側または中間側部型枠支持部材48あるいは横ばた97に係止させてもよく、またストラット19端部付近のレベルの型枠を撤去しても、前記実施形態と同様に、ワーゲン型枠装置を新設側に移動することができる。したがって、各型枠支持アーム30,43の基端部は、側部移動フレーム4側に回動可能に取り付けられていてもよく、床版型枠支持部材35側または中間側部型枠支持部材48側に回動可能に取り付けられていてもよい。
【0075】
【発明の効果】
本発明によると、次のような効果を有する。
請求項1の発明によると、張り出し床版をストラットによって支える形式の箱桁を築造するために使用されるワーゲン型枠装置において、ワーゲン型枠装置におけるストラットの端部付近の型枠を支持する型枠支持アームが、据え付けられたストラットと干渉しない位置まで退避できるように回動可能に設けられているので、各支持アームを取り外すことなく、ストラットと干渉しない位置まで回動退避させることができ、また、前記支持アームに取り付けられる型枠パネルを取り外すだけで、ワーゲン型枠装置を移動させることもできる。また、ストラットの設置時には、各支持アームを回動退避させることができ、また、前記支持アームに取り付けられる型枠パネルを取り外すだけで、ストラットの設置作業を容易に行なうことができる。このように、ワーゲンの移動やストラットの設置時には、ワーゲン型枠装置側の最小の解体で対応できる施工性に優れたワーゲン型枠装置とされている。また本発明のワーゲン型枠装置は、構造も比較的簡単である。
【0076】
請求項2の発明によると、張り出し床版をストラットによって支える形式の箱桁を築造するために使用され、ワーゲンによって移動されるワーゲン型枠装置において、前記ワーゲン型枠装置における移動式側部フレームの左右方向の張り出し床版側となる一端部に、型枠支持アームが配置されていると共にその基端部が回動可能に取り付けられ、かつ前記移動式側部フレームの箱桁側となる他端部に、側部型枠支持アームが配置されていると共にその基端部が回動可能に取り付けられ、かつ前記各張り出し床版側の型枠支持アームと側部型枠支持アームは、据え付けられたストラットと干渉しない位置まで移動式側部フレーム側に回動可能に設けられているので、型枠を脱型して、ワーゲンを新設桁側に移動する場合、各支持アームを取り外すことなく、ストラットと干渉しない位置まで回動退避させることができ、また、前記支持アームに取り付けられる型枠パネルを取り外すだけで、ワーゲンの移動と共に移動される移動式側部フレームを移動させることもできる。また、ストラットの設置時には、各支持アームを回動退避させることができ、また、前記支持アームに取り付けられる型枠パネルを取り外すだけで、ストラットの設置作業を容易に行なうことができる。このように、ワーゲンの移動やストラットの設置時には、ワーゲン型枠装置側の最小の解体で対応できる施工性に優れたワーゲン型枠装置とされている。また本発明のワーゲン型枠装置は、構造も比較的簡単である。
【0077】
また、請求項3の発明によると、請求項2に記載のワーゲン型枠装置において、前記移動式側部フレームに橋軸方向に間隔をおいて複数のストラット支持装置の取り付け部が設けられ、ストラットを橋軸直角方向および橋軸方向ならびにストラット軸回りに位置調節自在に保持するストラット支持装置が移動式側部フレームの橋軸方向に位置調整自在に設けられているので、孔軸方向のストラット取り付け位置の変化に容易に対応でき、ストラットの箱桁に対する取り付け位置が橋軸方向に比較的大きく変化しても容易に所定の位置に据え付けることができ、しかもストラットを橋軸方向および橋軸直角方向ならびにストラット軸回りに微調整を行なって据え付けることができ、したがってストラットを正確な位置に据え付けられた精度の高いストラット付き張り出し床版形の箱桁を築造することができる。
【0078】
また、請求項4の発明によると、請求項1〜3のいずれかに記載のワーゲン型枠装置に使用されるストラット支持装置であって、前記移動式側部フレーム4に取付けられるストラット受け下部架台と、そのストラット受け下部架台に橋軸直角方向に位置調節自在に保持されるストラット受け上部架台とを備え、前記ストラット受け上部架台の橋軸直角方向の両端部には、分離可能な外側固定金具が縦軸により枢着されていると共に、一方の外側固定金具は橋軸方向に位置調整自在にストラット受け上部架台に取り付けられ、前記各外側固定金具に装着される分離可能なストラット固定金具は、前記外側固定金具に対して回動装置により回動可能にされて、ストラットを保持した状態でこれを橋軸直角方向および橋軸方向ならびにストラット軸回りに位置調整可能にされているので、比較的簡単な構造のストラット支持装置を使用して、ストラットを正確な位置に据え付けられる精度の高いストラット付き張り出し床版形の箱桁を築造することができる。
【0079】
また、請求項5および6の発明によると、ストラットと干渉する位置にある各型枠支持アームを、移動式側部フレーム側に回動退避させて、ストラットと干渉する位置の型枠を容易に撤去することができ、そのためストラットと干渉する位置に型枠支持アームを有するワーゲン型枠装置を使用しても、ワーゲン型枠装置あるいは移動式側部フレームを容易に橋軸方向に移動させることができ、施工効率を向上させることができる。
【0080】
また、請求項7のストラット付き箱桁の築造方法によると、前記の効果に加えて、移動式側部フレームに設けられたストラット支持装置によりストラットを位置調節して所定の位置に保持することができる。また、ストラット保持装置の一部または全部を取り外してこれとストラットと干渉しないようにして、ストラット保持装置と据え付けられたストラットとを干渉しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のストラット支持装置を備えたワーゲン型枠装置を使用して、箱桁を築造している状態を示す前方から見た概略正面図である。
【図2】図1の一部(右側)を拡大して示す正面図である。
【図3】図1の概略背面図である。
【図4】図3の一部(右側)を拡大して示す背面図である。
【図5】図1の概略側面図である。
【図6】(a)は移動式側部フレーム概略平面図、(b)は(a)におけるストラット受け架台の取り付け部付近を拡大して示す平面図である。
【図7】(a)は張り出し床版部型枠支持部材の配置状態を示す、(b)および(c)はそれぞれワーゲンからの吊り下げ支持装置により移動式側部フレームの新設側端部を支持している下部および上部部分を拡大して示す正面図である。
【図8】(a)および(b)は既設箱桁からの吊り下げ支持装置により移動式側部フレームの既設側端部を支持している部分を拡大して示す背面図、(c)は移動式側部フレームとフレーム支持部材との取り付け部を拡大して示す図である。
【図9】(a)は移動式側部フレームに付属しこれを支持するフレーム支持梁材と、築造された既設又は新設の箱桁張り出し部に設置される吊り下げ支持装置付近を拡大して示す正面図、(b)はその側面図である。
【図10】(a)は移動式側部フレームに取り付けられたストラット受け架台付近を拡大して示す正面図(ストラットを2点鎖線で示した)、(b)はストラット受け上部架台の浮き上がりを防止するストラット受け下部架台との連結部を示す断面図である。
【図11】ストラット受け架台を示す平面図であって、図10における内側固定金具を省略して示す平面図である。
【図12】ストラット下部受け架台に対しストラット上部受け架台を橋軸直角方向に位置調整するラチェット式ターンバックルを示すものであって、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図13】(a)はストラット下部受け架台を示す平面図、(b)は正面図である。
【図14】(a)はストラット外側固定金具の内側に配置されるストラット固定金具を示す正面図、(b)はその矢視断面図である。
【図15】(a)は橋軸方向にスライド可能に取り付けられている外側固定部材とストラット受け架台との関係を示す側面図、(b)は外側固定部材のみを取り出して示す正面図、(c)は低面図である。
【図16】(a)は橋軸方向にスライド不能に取り付けられている外側固定部材とストラット受け架台との関係を示す側面図、(b)は外側固定部材のみを取り出して示す正面図、(c)は低面図である。
【図17】ストラットを軸回りに回転させるための、ストラット固定金具および牽引装置付近を示す側面図である。
【図18】ストラット支持装置付きの移動式側部フレームと床版部支持梁材と各支持部材と各支持アーム並びに内側に配置される横端材を取り出して示す正面図である。
【図19】(a)は図18における床版部の底部型枠支持部材とこれを支持する支持する支持梁材付近を拡大して示す図、(b)は(a)の側面図である。
【図20】図18のA−A矢視図である。
【図21】(a)は図18のA部付近を取り出して示す図、(b)は分解して示す図、(c)は(b)の平面図である。
【図22】(a)は図18のB部付近を取り出して示す図、(b)は分解して示す図、(c)は(b)の平面図、(d)は図18のF部付近を取り出して示す図、(e)は(d)の正面図、(f)は分解して示す図である。
【図23】(a)は図18のC部付近を取り出して示す図、(b)はその平面図、(c)は側面図、(c)は分解して示す図である。
【図24】(a)は図18のD部付近を取り出して示す図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は分解して示す図である。
【図25】(a)は図18のE部付近を取り出して示す図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
【図26】支持梁材をワーゲンから新設された箱桁側に盛り返る場合を示す説明図であって、(a)は新設の箱桁を築造する直前の状態を示す図、(b)は新設の箱桁に吊り下げ支持装置を装着して、ワーゲンから吊り下げ支持装置を介して新設の箱桁床版部に盛り替えた状態を示す
【図27】本発明のワーゲン型枠装置を使用して、新設の箱桁を築造する場合の型枠装置の第1移動工程を説明するための図であって、(a)は概略正面図、(b)は概略側面図である。
【図28】本発明のワーゲン型枠装置を使用して、新設の箱桁を築造する場合の型枠装置の第2移動工程を説明するための図であって、(a)は概略正面図、(b)は概略側面図である。
【図29】本発明のワーゲン型枠装置を使用して、新設の箱桁を築造する場合の型枠装置の第3移動工程を説明するための図であって、(a)は概略正面図、(b)は概略側面図である。
【図30】本発明のワーゲン型枠装置を使用して、新設の箱桁を築造する場合の型枠装置の第4移動工程を説明するための図であって、(a)は概略正面図、(b)は概略側面図である。
【図31】本発明のワーゲン型枠装置を使用して、新設の箱桁を築造する場合の型枠装置の第5移動工程を説明するための図であって、(a)は概略正面図、(b)は概略側面図である。
【図32】本発明のワーゲン型枠装置を使用して、新設の箱桁を築造する場合の型枠装置の第6移動工程を説明するための図であって、(a)は概略正面図、(b)は概略側面図である。
【図33】構築された新設の箱桁におけるストラット部付近を拡大して示す正面図である。
【図34】ストラットの端部の固定構造を示すものであって、(a)は鉄筋を使用して固定する場合横断平面図、(b)はストラット自身の端部を埋め込み固定する場合を示す横断平面図である。
【図35】ストラット部型枠支持アームの基端部を床版型枠支持部材側に回動可能に取り付け、側部型枠支持アームの基端部を中間側部型枠支持部材側に回動可能に取り付け、各型枠支持アームの先端部を張り出し床版型枠支持部材または中間側部型枠支持部材に、着脱可能な横ピンにより連結する変形形態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ワーゲン
2 既設箱桁
3 張り出し床版桁
3a 型枠支持フレーム
4 移動式側部フレーム
5 吊り下げ支持装置
6 吊り下げ支持装置
7 下部横枠材
8 中間上部横枠材
9 側部フレーム支持部材
10 フレーム支持部材
11 螺杆部
12 螺杆部
13 吊り下げ支持部材
14 支承部材
15 ナット
16 上部大梁
17 上部梁材
18 支持装置
19 ストラット
20 傾斜支持部材
21 既設箱桁における上床版
22 支承部材
23 ナット
24 傾斜支持部材
25 端部水平部
26 端部傾斜支持部
27 上端支持杆
28 側端底部型枠パネル
29 外端側部型枠
30 ストラット部型枠支持アーム
31 横軸
32 内側水平部
33 傾斜部分
34 連結部
35 張り出し床版型枠支持部材
36 型枠
37 上部部分
38 下部部分
39 側部型枠支持部材
40 縦部分
41 下部部分
42 ワーゲン型枠装置
43 側部型枠支持アーム
44 横軸
45 下位レベルの側部型枠支持部材
46 底部型枠支持部材
47 ピン挿通用横孔
48 中間側部型枠支持部材
49 横部分
50 縦部分
51 横軸
52 横ピン
53 ストラット支持装置
54 取り付け部
55 ストラット受け架台取付用の支持部材
56 ボルト孔
57 ストラット受け架台
57a ストラット受け下部架台
57b ストラット受け上部架台
58 ブラケット
59 ラチェット式ターンバックル
60 レバー
61 ブラケット
62 押圧ボルト
63 被押圧部材
64 縦軸(上部レベル側)
65 縦軸(下部レベル側)
66 透孔
67 フランジ付き上部半筒体
68 平板部分
69 フランジ付き下部半筒体
70 ボルト・ナット
71 外側固定部材(下位レベル側)
72 外側固定部材(下位レベル側)
73 ブラケット
75 ストラット固定金具
76 内側固定金具
77 連結部材
78 フランジ
79 環状ストッパ
80 半筒状体
81 ボルト・ナット
82 吊り下げ用ブラケット
84 ブラケット
85 条体
86 牽引装置
87 支持梁材
90 吊り下げ支持装置
91 ガイドドーラ
92 吊り下げ支持装置本体
93 上部螺杆
94 支承部材
95 支持梁材
96 箱桁内型枠
97 横ばた材
98 支承金具
99 横ばた材
100 フランジ
101 係止溝
102 支承金具
103 ボルト・ナット
104 吊り下げ支承装置
105 センターホールジャッキ
106 支承部材
106a 支承部材
107 吊り下げ支承装置
108 吊り下げ支承装置
109 取り付け板
110 ボルト・ナット
111 枠材
112 係止杆
113 取り付け板

Claims (7)

  1. 張り出し床版をストラット(19)によって支える形式の箱桁(2)を築造するために使用されるワーゲン型枠装置(42)において、前記ワーゲン型枠装置(42)におけるストラットの端部付近の型枠を支持する型枠支持アームが、据え付けられたストラット(19)と干渉しない位置まで退避できるように回動可能に設けられていることを特徴とするワーゲン型枠装置。
  2. 張り出し床版をストラット(19)によって支える形式の箱桁(2)を築造するために使用され、ワーゲン(1)によって移動されるワーゲン型枠装置(42)において、前記ワーゲン型枠装置(42)における移動式側部フレーム(4)の左右方向の張り出し床版側となる一端部に、ストラットの一端部付近の型枠を支持する型枠支持アーム(30)が配置されていると共にその基端部が回動可能に取り付けられ、かつ前記移動式側部フレーム(4)の箱桁側となる他端部に、ストラットの他端部付近の型枠を支持する側部型枠支持アーム(43)が配置されていると共にその基端部が回動可能に取り付けられ、かつ前記各張り出し床版側の型枠支持アーム(30)と側部型枠支持アーム(43)は、据え付けられたストラット(19)と干渉しない位置まで移動式側部フレーム4側に回動可能に設けられていることを特徴とするワーゲン型枠装置。
  3. 前記移動式側部フレーム(4)に橋軸方向に間隔をおいて複数のストラット支持装置(53)の取り付け部(54)が設けられ、ストラット(19)を橋軸直角方向および橋軸方向ならびにストラット軸回りに位置調節自在に保持するストラット支持装置(53)が移動式側部フレーム(4)の橋軸方向に位置調整自在に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のワーゲン型枠装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のワーゲン型枠装置(42)に使用されるストラット支持装置(53)であって、移動式側部フレーム(4)に取付けられるストラット受け下部架台(57b)と、そのストラット受け下部架台(57b)に橋軸直角方向に位置調節自在に保持されるストラット受け上部架台(57a)とを備え、ストラット受け上部架台(57a)の橋軸直角方向の両端部には、分離可能な外側固定金具(71,72)が縦軸(65,64)により枢着されていると共に、一方の外側固定金具(71)は橋軸方向に位置調整自在にストラット受け上部架台(57a)に取り付けられ、前記各外側固定金具(71,72)に装着される分離可能なストラット固定金具(75)は、前記外側固定金具(71,72)に対して回動装置により回動可能にされて、ストラット(19)を保持した状態でこれを橋軸直角方向および橋軸方向ならびにストラット軸回りに位置調整可能にされていることを特徴とするストラット支持装置。
  5. 張り出し床版をストラット(19)によって支える形式の箱桁(2)を張り出すように構築するストラット付き箱桁の築造方法において、請求項1〜3に記載のワーゲン型枠装置または請求項4に記載のストラット支持装置を備えたワーゲン型枠装置を使用し、ストラット(19)を所定の位置に配置し、コンクリートを打設・硬化してストラットを箱桁の所定の位置に据え付けた後、ストラットの端部付近の型枠を支持する型枠支持アームを、据え付けられたストラット(19)と干渉しない位置まで回動し、かつストラット(19)と干渉する型枠を撤去した後、ワーゲン型枠装置を新たな新設側に移動することを特徴とするストラット付き箱桁の築造方法。
  6. 張り出し床版をストラット(19)によって支える形式の箱桁(2)を張り出すように構築するストラット付き箱桁の築造方法において、請求項2または3に記載のワーゲン型枠装置あるいは請求項4に記載のストラット支持装置を備えたワーゲン型枠装置を使用し、ストラット(19)を所定の位置に配置し、コンクリートを打設・硬化してストラットを箱桁の所定の位置に据え付けた後、ストラットの一端部付近の型枠を支持する型枠支持アーム(30)と、ストラット(19)の他端部付近の型枠を支持する側部型枠支持アーム(43)を、据え付けられたストラット(19)と干渉しない位置まで移動式側部フレーム(4)側に回動し、ストラット(19)と干渉する型枠を撤去した後、移動式側部フレーム(4)を新たな新設側に移動することを特徴とするストラット付き箱桁の築造方法。
  7. 張り出し床版をストラット(19)によって支える形式の箱桁(2)を張り出すように構築するストラット付き箱桁の築造方法において、請求項3に記載のワーゲン型枠装置または請求項4に記載のストラット支持装置を備えてワーゲン型枠装置を使用し、移動式側部フレーム(4)に設けられたストラット支持装置(53)によりストラット(19)を位置調節して所定の位置に保持し、コンクリートを打設・硬化してストラット(19)を箱桁(2)の所定の位置に据え付けた後、ストラットの一端部付近の型枠を支持する型枠支持アーム(30)と、ストラット(19)の他端部付近の型枠を支持する側部型枠支持アーム(43)を、据え付けられたストラット(19)と干渉しない位置まで移動式側部フレーム(4)側に回動し、ストラットと干渉する型枠を撤去し、かつストラット保持装置(53)の一部または全部を取り外してこれとストラット(19)と干渉しないようにした後、移動式側部フレーム(4)を新たな新設側に移動することを特徴とするストラット付き箱桁の築造方法。
JP2002362842A 2002-12-13 2002-12-13 ストラット付き箱桁用のワーゲン型枠装置およびストラット支持装置ならびにストラット付き箱桁の築造方法 Expired - Fee Related JP4040447B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002362842A JP4040447B2 (ja) 2002-12-13 2002-12-13 ストラット付き箱桁用のワーゲン型枠装置およびストラット支持装置ならびにストラット付き箱桁の築造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002362842A JP4040447B2 (ja) 2002-12-13 2002-12-13 ストラット付き箱桁用のワーゲン型枠装置およびストラット支持装置ならびにストラット付き箱桁の築造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004190450A true JP2004190450A (ja) 2004-07-08
JP2004190450A6 JP2004190450A6 (ja) 2005-06-30
JP4040447B2 JP4040447B2 (ja) 2008-01-30

Family

ID=32761177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002362842A Expired - Fee Related JP4040447B2 (ja) 2002-12-13 2002-12-13 ストラット付き箱桁用のワーゲン型枠装置およびストラット支持装置ならびにストラット付き箱桁の築造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4040447B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100383341C (zh) * 2005-07-12 2008-04-23 上海市第二市政工程有限公司 一种大型混凝土箱梁的起吊方法
JP2009275476A (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 Kajima Corp 片持架設用移動作業車の上下梁システム
CN102425227A (zh) * 2011-08-25 2012-04-25 中铁四局集团第二工程有限公司 大直径污水管道吊挂系统
KR101185565B1 (ko) 2009-09-09 2012-09-24 진성토건 주식회사 교량의 스트럿 시공장치
CN105178193A (zh) * 2015-08-31 2015-12-23 北京中交桥宇科技有限公司 可自锚固的钢模板安装方法
KR200479355Y1 (ko) * 2015-07-15 2016-01-19 케이블텍 주식회사 Psc 박스거더의 스트럿 설치구간에 사용되는 거푸집
CN109338894A (zh) * 2018-11-22 2019-02-15 中铁十二局集团第工程有限公司 移动模架浇筑宽窄箱梁施工方法
CN110820579A (zh) * 2019-11-15 2020-02-21 广州市市政集团有限公司 一种基于移动式钢箱梁跨路施工工作平台的施工方法
CN111648253A (zh) * 2020-06-18 2020-09-11 叶姜 一种现浇简支梁施工工艺及其施工结构

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103711112B (zh) * 2012-10-09 2015-09-02 中国葛洲坝集团股份有限公司 浇筑大跨度混凝土梁用组合式贝雷架承重排架
CN104085042A (zh) * 2014-07-16 2014-10-08 中建三局第一建设工程有限责任公司 一种预制小箱梁内模自动液压安拆的施工方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100383341C (zh) * 2005-07-12 2008-04-23 上海市第二市政工程有限公司 一种大型混凝土箱梁的起吊方法
JP2009275476A (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 Kajima Corp 片持架設用移動作業車の上下梁システム
KR101185565B1 (ko) 2009-09-09 2012-09-24 진성토건 주식회사 교량의 스트럿 시공장치
CN102425227A (zh) * 2011-08-25 2012-04-25 中铁四局集团第二工程有限公司 大直径污水管道吊挂系统
KR200479355Y1 (ko) * 2015-07-15 2016-01-19 케이블텍 주식회사 Psc 박스거더의 스트럿 설치구간에 사용되는 거푸집
CN105178193A (zh) * 2015-08-31 2015-12-23 北京中交桥宇科技有限公司 可自锚固的钢模板安装方法
CN109338894A (zh) * 2018-11-22 2019-02-15 中铁十二局集团第工程有限公司 移动模架浇筑宽窄箱梁施工方法
CN109338894B (zh) * 2018-11-22 2020-05-12 中铁十二局集团第一工程有限公司 移动模架浇筑宽窄箱梁施工方法
CN110820579A (zh) * 2019-11-15 2020-02-21 广州市市政集团有限公司 一种基于移动式钢箱梁跨路施工工作平台的施工方法
CN111648253A (zh) * 2020-06-18 2020-09-11 叶姜 一种现浇简支梁施工工艺及其施工结构
CN111648253B (zh) * 2020-06-18 2021-07-06 叶姜 一种现浇简支梁施工工艺及其施工结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP4040447B2 (ja) 2008-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4917094B2 (ja) レールガイド式クライミングシステム
CN107338727B (zh) 一种整体拆、装防撞墙模板及其步履式轨道吊移系统
JP5807253B2 (ja) 伸縮式足場構造、及びこれを用いた吊り足場設置方法
CN102112684B (zh) 脚手架元件、装置及使用方法
KR20150052207A (ko) 패널 지지 브라켓
JP2004190450A (ja) ストラット付き箱桁用のワーゲン型枠装置およびストラット支持装置ならびにストラット付き箱桁の築造方法
CN104863060A (zh) 斜塔模板系统及采用斜塔模板系统的施工方法
CN109573851B (zh) 弧形屋面节间钢桁架吊、装一体化装置及对接吊装方法
CN104343086A (zh) 斜拉桥上塔柱钢锚梁锚固区段小空间施工方法
JP2004190450A6 (ja) ストラット付き箱桁用のワーゲン型枠装置およびストラット支持装置ならびにストラット付き箱桁の築造方法
JP4115472B2 (ja) 橋梁構造物における足場の組立方法
CN109629449B (zh) 一种钢箱拱桥拱脚钢混结合段安装定位支架及对位方法
JP2006028881A (ja) 自走式pc床版架設機およびpc床版の架設工法
JP2011202406A (ja) 橋梁移動作業装置の組立て方法及び解体方法
JP4329535B2 (ja) 張出し床版用移動作業車
JP4980257B2 (ja) 柱頭部施工用架設装置およびその一部を利用した移動作業車の構築方法ならびに橋梁の張出し施工方法
KR100816493B1 (ko) 수직터널 콘크리트 주벽 성형용 슬립폼과 그 콘크리트 주벽시공방법
KR20170028779A (ko) 복부 파형강판 박스거더 시공용 거푸집 프레임 및 복부 파형강판 박스거더 시공용 이동식 작업차
CN110983987A (zh) 钢-混结合梁的施工方法
CN110409320A (zh) 一种可调坡度的混凝土现浇支架及其施工方法
JP2000087316A (ja) 床版の構築方法およびその装置
JP5437876B2 (ja) 鉄道rcラーメン構造高架橋の構築工程における支持部材の解体撤去方法
JP2014025282A (ja) 梁部材の架設方法
JP2008038546A (ja) ピロン式張出し架設装置および架設工法
JPH03107098A (ja) 走行式型枠支保工

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070710

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071107

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees