JP2004350993A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板フレーム34は装飾用の役物を囲う筒状をなすものであり、基板フレーム34の外周面にはフレキシブル基板39が装着され、フレキシブル基板39には複数の間接照明LED45が搭載されている。この構成の場合、フレキシブル基板39を曲げて収納できるので、役物および間接照明LED45間の離間距離が平準化される。しかも、フレキシブル基板39を基板フレーム34によって支持しているので、フレキシブル基板39の形状が収納状態で変わることがなくなる。このため、役物および間接照明LED45間の離間距離が変動することがなくなるので、役物の均一照明を安定的に行うことができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、装飾部材を発光体によって照明する構成の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記遊技機においては、図柄表示器の大型化に伴って装飾部材の配置スペースが狭くなる傾向にある。このため、プリント配線基板を装飾部材と共に歪んだ狭スペース内に分割して収納し、分割された複数のプリント配線基板に照明用の発光体を搭載する必要がある。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−315880号公報(
【図7】参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成の場合、装飾部材および発光体間の離間距離が発光体毎に大きく異なるので、装飾部材を均一に照明することができない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装飾部材の均一照明を安定的に行うことができる遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
<請求項1に係る発明について>
請求項1に係る発明はフレキシブル基板に発光体を搭載し、装飾部材をフレキシブル基板の発光体によって照明するものである。
▲1▼ 発光体:電気エネルギーによって光を放出する光源を称する。
▲2▼ フレキシブル基板:発光体が搭載された基板であり、プラスチックシート等の可撓性を有する弾性基板を称する。
▲3▼支持部材:フレキシブル基板を支持する部材であり、フレキシブル基板の形状を安定させる機能を有するものである。この支持部材はフレキシブル基板を平面状に支持するものではなく、曲状に支持するものを称する。
▲4▼装飾部材:発光体によって照明される構造物を称する。この装飾部材は遊技者に視覚的な装飾効果を与える静止部材および可動部材を総称するものであり、遊技者が前方から視覚的に認識できることが要件である。この装飾部材は装飾機能に加えて別の機能を備えたものであっても良く、例えば図柄表示器の表示内容に連動して動作することによって特定状態の発生を確定的または非確定的に予告する遊技機能を備えていても良い。
請求項1に係る発明によれば、フレキシブル基板を歪んだ狭スペースに沿って曲げて収納し、狭スペース内の装飾部材をフレキシブル基板の発光体によって照明することができるので、装飾部材および発光体間の離間距離が平準化される。しかも、フレキシブル基板を支持部材によって支持しているので、フレキシブル基板の形状が収納状態で変わることがなくなる。このため、装飾部材および発光体間の離間距離が変動することがなくなるので、装飾部材の均一照明を安定的に行うことができる。
【0006】
<請求項2および3に係る発明について>
請求項2に係る発明は発光体を遊技状態に応じて駆動制御するものである。 請求項3に係る発明は発光体の発光パターンを遊技状態に応じて変化させるものである。ここで遊技状態とは識別図柄の可変開始・識別図柄の可変停止・リーチの発生・大当りの発生等の視覚的に認識可能な外部的な遊技状態に加え、外れが判定された状態・大当りが判定された状態等の視覚的に認識不能な内部的な遊技状態を含む用語である。
請求項2および3に係る発明によれば、発光体の発光タイミングおよび発光パターンに変化ができるので、視覚的な趣向性が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。パチンコホールの台島には、図7に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前面には前面扉2が左側辺部の垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着されている。この前面扉2は外枠1の前面開口部を開閉する枠状をなすものであり、前面扉2の前面には横長な長方形状の皿板3が装着されている。この皿板3の前面には上皿4が固定されており、上皿4内にはパチンコ球が貯溜されている。また、上皿4の左端部には複数のスリット5が形成されている。これら複数のスリット5の後方にはスピーカ6が固定されており、スピーカ6の駆動時にはスピーカ6から複数のスリット5を通して前方の遊技者に遊技音が出力される。
【0008】
前面扉2の前面には右下部に位置してハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が回動可能に装着されている。この発射ハンドル8の後方には発射モータ9が装着されており、発射モータ9の回転軸には打球槌10が連結されている。この発射モータ9は打球槌10の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が図7の時計回り方向へ回動操作されたときには発射モータ9に電源が与えられ、打球槌10が駆動することに基づいて上皿4内のパチンコ球を上皿4内から弾き出す。
【0009】
前面扉2の前面には矩形状の窓枠11が左側辺部の垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着されており、窓枠11の内周面には透明なガラス窓12が保持されている。また、前面扉2の後面には額縁状の機構盤(図示せず)が固定されている。この機構盤には、図6に示すように、遊技盤13が保持されており、遊技盤13は窓枠11のガラス窓12により前方から覆われている。
【0010】
前面扉2の前面には、図7に示すように、右側部に位置して枠鍵14が装着されており、枠鍵14は前面扉2を外枠1に密着した閉鎖状態にロックし、窓枠11を前面扉2の開口部の内周面に嵌合した閉鎖状態にロックしている。また、遊技盤13の前面には、図6に示すように、外レール15および内レール16が固定されており、打球槌10が弾いたパチンコ球は外レール15および内レール16間の発射通路17を通って上昇し、発射通路17の出口18から放出される。また、遊技盤13の前面には複数の障害釘19が打込まれており、出口18から放出されたパチンコ球は障害釘19に当りながら落下する。
【0011】
遊技盤13の前面には表示台板20が固定されている。この表示台板20は灰色に着色された合成樹脂を材料に形成されたものであり、表示台板20の上端部には、図5に示すように、基板収納室21が形成されている。この基板収納室21は前面が開口する部屋を称するものであり、基板収納室21の前端部には有色透明なレンズ22が固定されている。
【0012】
基板収納室21内にはプリント配線基板からなる保留球基板23が固定されており、保留球基板23の前面には、図6に示すように、4個の保留球LED24が搭載されている。これら4個の保留球LED24は特別図柄遊技の保留回数を報知する保留回数表示器25を構成するものであり、各保留球LED24の発光時にはレンズ22が後方から局部的に照明されることに基いて保留球LED24の点灯が前方から視覚的に認識される。
【0013】
表示台板20の上端部には、図5に示すように、基板収納室21の下方に位置して照明室に相当する役物収納室26が形成されている。この役物収納室26は前面が開口する部屋を称するものであり、役物収納室26の壁面は表示台板20と同一の灰色に着色されている。この役物収納室26内には装飾部材および可動部材に相当する役物27が収納されている。この役物27は車を模した立体形状をなすものであり、図4に示すように、役物収納室26の後壁に軸28を中心に回動可能に装着されている。
【0014】
役物収納室26の後壁にはステッピングモータからなる役物モータ29が固定されている。この役物モータ29の回転軸30にはカム31が固定されており、カム31にはカム溝32が形成されている。このカム溝32は回転軸30に対して偏心する円形状をなすものであり、カム溝32内にはピン状のカムフォロワ33がスライド可能に挿入されている。このカムフォロワ33は役物27に固定されたものであり、役物モータ29の駆動時にはカム31が回転することに基いてカムフォロワ33がカム溝32に沿って上昇位置(二点鎖線参照)および下降位置(実線参照)間で往復動し、役物27が軸28を中心に上下方向へ往復的に揺動する。尚、役物モータ29は役物27の駆動源に相当するものである。
【0015】
役物収納室26内には、図5に示すように、支持部材に相当する基板フレーム34が収納されている。この基板フレーム34は無色透明な筒状の前ケース35と無色透明な筒状の後ケース36とを接合することに基いて構成されたものであり、役物27を囲う筒状をなしている。また、前ケース35の前端部には無色透明なレンズ37が一体形成されている。このレンズ37は前ケース35の前面を塞ぐものであり、レンズ37には、図1に示すように、前面が開口する複数の稲妻溝38が形成されている。
【0016】
基板フレーム34の外周面にはフレキシブル基板39が装着されている。このフレキシブル基板39はプラスチックシートからなるものであり、基板フレーム34の外周面に沿って曲がる可撓性を有している。このフレキシブル基板39には貫通孔状をなす複数の係合孔40が形成されており、各係合孔40内には爪部41が係合している。これら各爪部41は基板フレーム34に形成されたものであり、フレキシブル基板39は爪部41および係合孔40間の係合力で基板フレーム34の外周面に位置ずれ不能に固定されている。
【0017】
基板フレーム34にはレンズ37の上端部に位置して複数の切欠部42が形成されている。これら各切欠部42は稲妻溝38の基端部に配置されたものであり、各切欠部42内には演出用発光体に相当する稲妻LED43が挿入されている。これら各稲妻LED43は発光色が青色のLEDから構成されたものであり、フレキシブル基板39の内周面に機械的および電気的に搭載されている。これら各稲妻LED43は役物収納室26の壁面に配置されたものであり、各稲妻LED43の発光時には稲妻溝38に向って青色光が直接的に照射され、青色光が稲妻溝38の内周面で乱反射することによって稲妻が走る様子が演出される。
【0018】
基板フレーム34にはレンズ37の下端部に位置して複数の切欠部44が形成されており、各切欠部44内には発光体に相当する間接照明LED45が挿入されている。これら各間接照明LED45は発光色が白色のLEDから構成されたものであり、フレキシブル基板39の内周面に機械的および電気的に搭載されている。これら各間接照明LED45は役物収納室26の壁面に配置されたものであり、各間接照明LED45の発光時にはレンズ37に向って白色光が直接的に照射され、役物収納室26内が反射光で白色に間接照明される。
【0019】
基板フレーム34には役物27の外周部に対向して複数の開口部(図示せず)が形成されており、各開口部内には、図2に示すように、発光体に相当する直接照明LED46が挿入されている。これら各直接照明LED46は発光色が白色のLEDから構成されたものであり、フレキシブル基板39の内周面に機械的および電気的に搭載されている。これら各直接照明LED46は役物収納室26の壁面に配置されたものであり、直接照明LED46の発光時には役物27に向けて白色光が直接的に照射され、役物27が白色に直接的に照明される。
【0020】
フレキシブル基板39には水平なコネクタ搭載部47が形成されている。このコネクタ搭載部47の下面には補強板48が機械的に固定され、コネクタ搭載部47の上面にはコネクタ49が機械的および電気的に搭載されている。このコネクタ49は複数の稲妻LED43・複数の間接照明LED45・複数の直接照明LED46にフレキシブル基板39の配線パターンを介して電気的に接続されたものであり、複数の稲妻LED43〜複数の直接照明LED46にはコネクタ49を通して駆動電源が印加される。
【0021】
役物収納室26の前端部には、図5に示すように、ハーフミラー50が固定されている。このハーフミラー50は複数の間接照明LED45および複数の直接照明LED46の消灯状態で役物収納室26内を視覚的に認識不能に閉鎖するものであり、複数の間接照明LED45および複数の直接照明LED46の点灯状態では役物収納室26内が白色に照明されることに基いて前方から視覚的に認識可能に開放され、役物27がハーフミラー50を通して前方から視覚的に認識可能にされる。
【0022】
表示台板20には、図6に示すように、図柄表示器51が固定されている。この図柄表示器51はカラー液晶表示器からなるものであり、図柄表示器51には特別図柄が横3列に表示される。これら3列の特別図柄は大当りおよび外れを識別する識別図柄として機能するものであり、「1 2 3 4 5 6 7 8」の数字図柄から構成されている。
【0023】
遊技盤13には表示台板20の下方に位置して特別図柄始動口52が固定されている。この特別図柄始動口52は上面が開口するポケット状をなすものであり、特別図柄始動口52内には特別図柄始動センサ53(図8参照)が固定されている。この特別図柄始動センサ53は近接スイッチからなるものであり、特別図柄始動口52内にパチンコ球が入賞したことを検出して特別図柄始動信号を出力する。
【0024】
特別図柄始動センサ53は、図8に示すように、マイクロコンピュータを主体に構成されたメイン制御装置54に電気的に接続されている。このメイン制御装置54は遊技内容を設定して下位制御手段に制御指令を送信する上位制御手段として機能するものであり、遊技内容をランダムカウンタR1〜R4の取得結果に基いて設定する。これらランダムカウンタR1〜R4はメイン制御装置54が下限値「0」から異なる上限値に加算した後に下限値「0」に戻して加算するものであり、ランダムカウンタR1の加算処理はメインプログラムのループ毎に行われ、ランダムカウンタR2〜R4の加算処理はタイマ割込みプログラムの起動毎に行われる。以下、メイン制御装置54の制御内容について説明する。
【0025】
メイン制御装置54は特別図柄始動センサ53からの特別図柄始動信号を検出すると、図9のステップS1でランダムカウンタR1〜R4の現在の計測値を取得し、ステップS2でランダムカウンタR1の取得値を大当り値と比較する。そして、両者が同一であるときには大当りと判定し、ステップS3でランダムカウンタR2の取得値に基づいて大当り図柄を設定する。この大当り図柄は左列,中列,右列の3列の特別図柄の組合せ図柄を称するものであり、具体的には3列が同一の揃い数字からなるものである。
【0026】
メイン制御装置54はランダムカウンタR1の取得値と大当り値とが相違していることを検出すると、外れと判定し、ステップS4でランダムカウンタR3の取得値を外れリーチ値と比較する。そして、両者が同一であるときには外れリーチと判定し、ステップS5でランダムカウンタR2の取得値に基づいて外れリーチ図柄を設定する。この外れリーチ図柄は3列の特別図柄の組合せ図柄を称するものであり、具体的には左列および右列が同一で中列が相違する数字からなるものである。
【0027】
メイン制御装置54はランダムカウンタR3の取得値と外れリーチ値とが相違していることを検出すると、完全外れと判定し、ステップS6でランダムカウンタR2の取得値に基づいて完全外れ図柄を設定する。この完全外れ図柄は3列の特別図柄の組合せ図柄を称するものであり、具体的には左列および右列が相違する数字からなるものである。
【0028】
メイン制御装置54は大当り図柄,外れリーチ図柄,完全外れ図柄を設定すると、ステップS7でランダムカウンタR4の取得値に基いて変動パターンを設定する。この変動パターンは特別図柄遊技の演出内容を示すパラメータとして機能するものであり、大当り判定時には大当り用の複数の変動パターンの中からランダムカウンタR4に応じたものが選択され、外れリーチ判定時および完全外れ判定時には外れリーチ用の複数の変動パターンおよび完全外れ用の複数の変動パターンの中からランダムカウンタR4に応じたものが選択される。尚、メイン制御装置54は大当り判定手段・図柄設定手段・変動パターン設定手段に相当するものである。
【0029】
遊技盤13の前面には、図6に示すように、特別図柄始動口52の下方に位置して入賞口台板55が固定されており、入賞口台板55には前面が開口する四角筒状の大入賞口(図示せず)が固定されている。また、入賞口台板55には扉56が装着されている。この扉56は下端部の水平な軸を中心に回動可能にされたものであり、大入賞口の前面は扉56が垂直状態に回動することに基づいて閉鎖され、扉56が前方へ倒れた水平状態に回動することに基づいて開放される。
【0030】
入賞口台板55の後面には大入賞口ソレノイド57(図8参照)が固定されている。この大入賞口ソレノイド57のプランジャには扉56が機械的に連結されており、扉56は大入賞口ソレノイド57がオンオフされることに基いて開閉される。この大入賞口ソレノイド57は、図8に示すように、ソレノイド駆動回路58を介してメイン制御装置54に電気的に接続されており、メイン制御装置54は大当りを判定することに基づいて大入賞口ソレノイド57をオンし、大入賞口を開放する。
【0031】
大入賞口内にはカウントセンサ59が固定されており、カウントセンサ59はメイン制御装置54に電気的に接続されている。このカウントセンサ59は大入賞口内にパチンコ球が入賞したことを検出してカウント信号を出力する近接スイッチからなるものであり、メイン制御装置54はカウントセンサ59からのカウント信号に基づいてパチンコ球の大入賞口に対する入賞個数を計測する。そして、パチンコ球の入賞個数が上限値に達することに基いて大入賞口ソレノイド57をオフし、大入賞口を閉鎖する。この大入賞口の開閉動作は大当りラウンドと称されるものであり、設定回数だけ繰返される。
【0032】
メイン制御装置54には払出制御装置60が電気的に接続されている。この払出制御装置60はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、メイン制御装置54は特別図柄始動センサ53からの特別図柄始動信号およびカウントセンサ59からのカウント信号を検出することに基づいて払出制御装置60に払出指令を出力する。
【0033】
前面扉2の後面側には払出機構(図示せず)が装着されている。この払出機構は払出モータ61(図8参照)を駆動源とするものであり、払出モータ61の駆動に基づいて球タンク(図示せず)内のパチンコ球を払出機構を通して上皿4内に払出す。この払出モータ61は、図8に示すように、モータ駆動回路62を介して払出制御装置60に電気的に接続されており、払出制御装置60はメイン制御装置54からの払出指令を検出することに基づいて払出モータ61を駆動し、パチンコ球を上皿4内に賞品球として払出す。
【0034】
メイン制御装置54にはサブ制御装置63が電気的に接続されており、サブ制御装置63にはモータ駆動回路64を介して役物モータ29が電気的に接続され、LED駆動回路65を介して複数の稲妻LED43と複数の間接照明LED45と複数の直接照明LED46とが電気的に接続され、LCD駆動回路66を介して図柄表示器51が電気的に接続されている。このサブ制御装置63はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、メイン制御装置54は特別図柄の設定結果および変動パターンの設定結果をサブ制御装置63に出力する。尚、サブ制御装置63は駆動制御手段・発光パターン制御手段・表示制御手段に相当するものである。
【0035】
サブ制御装置63はメイン制御装置54からの特別図柄設定結果および変動パターン設定結果を検出すると、特別図柄設定結果および変動パターン設定結果に基いて特別図柄遊技パターンを設定する。この特別図柄遊技パターンは役物モータ29・稲妻LED43・間接照明LED45・直接照明LED46・図柄表示器51の制御内容を示すシーケンスデータからなるものであり、サブ制御装置63は役物モータ29〜図柄表示器51を特別図柄遊技パターンに基いて駆動制御することで特別図柄遊技を実行する。以下、特別図柄遊技パターンの一例について説明する。
【0036】
<完全外れ用の特別図柄遊技パターン>
図10はサブ制御装置63が完全外れ用の変動パターンを検出した場合に設定する特別図柄遊技パターンの一例を示すものである。この完全外れ用の特別図柄遊技パターンの設定時には左・中・右の3列の特別図柄が同時に変動開始する。この変動とは特別図柄が上から下の縦方向へ移動しながら設定順序で変化することを称するものであり、3列の特別図柄は左・右・中の順序で変動停止する。これら3列の変動停止はメイン制御装置54からの特別図柄設定結果で行われるものであり、3列の特別図柄は変動停止時に完全外れの組合せになることに基いて遊技者に外れの判定結果を報知する。
【0037】
<外れリーチ用の特別図柄遊技パターン>
図11はサブ制御装置63が外れリーチ用の変動パターンを検出した場合に設定する特別図柄遊技パターンの一例を示すものである。この特別図柄遊技パターンの設定時には左列および右列が順に変動停止した後に中列の変動速度が遅くなり、中列が低速変動状態から停止する。これら3列の変動停止はメイン制御装置54からの特別図柄設定結果で行われるものであり、左列および右列の変動停止状態ではリーチが発生し、3列の変動停止状態では3列が外れリーチ図柄の組合せになることに基いて遊技者に外れの判定結果を報知する。この特別図柄遊技パターンの設定時には左列の変動停止から右列の変動停止に至るまで複数の間接照明LED45および複数の直接照明LED46が継続的に点灯し、役物27が継続的に出現することに基いてリーチの発生が予告される。
【0038】
図12はサブ制御装置63が外れリーチ用の変動パターンを検出した場合に設定する特別図柄遊技パターンの一例を示すものである。この特別図柄遊技パターンは3列の特別図柄を図11の特別図柄遊技パターンと同一内容で変動停止させるものであり、複数の間接照明LED45および複数の直接照明LED46の点滅状態で役物モータ29を駆動し、役物27を断続的な出現状態で揺動させることに基いてリーチの発生を予告する点で図11の特別図柄遊技パターンと相違する。
【0039】
<大当り用の特別図柄遊技パターン>
図13はサブ制御装置63が大当り用の変動パターンを検出した場合に設定する特別図柄遊技パターンの一例を示すものであり、3列の特別図柄を図11の特別図柄遊技パターンと同一内容で変動停止させるものである。これら3列の変動停止はメイン制御装置54からの特別図柄設定結果で行われるものであり、3列の特別図柄は変動停止状態で大当り図柄の組合せになることに基いて遊技者に大当りの判定結果を報知する。この特別図柄遊技パターンの設定時には左列の変動停止から右列の変動停止に至るまで間接照明LED45および直接照明LED46が継続的に点灯し、役物27が継続的に出現する。そして、間接照明LED45および直接照明LED46の点灯状態で役物モータ29が駆動し、役物27が揺動する。しかも、間接照明LED45および直接照明LED46の点灯状態で複数の稲妻LED43が点滅し、役物27の揺動状態で稲妻が走ることに基いて大当りの発生が予告される。
【0040】
上記実施例によれば次の効果を奏する。
【0041】
フレキシブル基板39を曲状の役物収納室26に沿って曲げて収納し、役物収納室26内の役物27をフレキシブル基板39の間接照明LED45および直接照明LED46によって照明した。このため、役物27および間接照明LED45間の離間距離が平準化され、役物27および直接照明LED46間の離間距離が平準化されるので、役物27を均一に照明できる。しかも、フレキシブル基板39を基板フレーム34によって支持したので、フレキシブル基板39の形状が収納状態で変わることがなくなる。このため、役物27および間接照明LED45間の離間距離・役物27および直接照明LED46間の離間距離が変動することがなくなるので、役物27の均一照明を安定的に行うことができる。
【0042】
間接照明LED45および直接照明LED46を遊技状態に応じて駆動制御した。具体的には間接照明LED45および直接照明LED46を特別図柄遊技の非実行時に発光させず、特別図柄遊技の実行時に発光させた。このため、間接照明LED45および直接照明LED46の発光タイミングに変化ができるので、視覚的な趣向性が向上する。
【0043】
間接照明LED45および直接照明LED46の発光パターンを遊技状態に応じて変化させた。具体的には間接照明LED45および直接照明LED46を外れリーチの判定時に継続的に発光させ、大当りの判定時に断続的に発光させた。このため、間接照明LED45および直接照明LED46の発光パターンに変化ができるので、視覚的な趣向性が向上する。
【0044】
上記実施例においては、役物27・基板フレーム34・フレキシブル基板39を表示台板20内に収納したが、これに限定されるものではなく、例えば遊技盤13の前面に専用の台板を固定し、専用の台板内に収納しても良い。
上記実施例においては、役物27として図柄表示器51の表示内容に連動して動作する可動部材を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば図柄表示器51の表示内容とは無関係に動作する可動部材を用いたり、静止部材を用いても良い。
上記実施例においては、役物27としてリーチの発生・大当りの発生を予告する遊技機能を備えた遊技関連部材を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば遊技者に視覚的な装飾効果だけを与える静止部材または可動部材を用いても良い。
【0045】
上記実施例においては、発光体によって照明される装飾部材として役物27を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば表示台板20を発光体によって装飾しても良い。この場合、表示台板20内に外周部に沿ってフレキシブル基板39を筒状に収納し、表示台板20をフレキシブル基板39に搭載された複数のLEDによって内部から照明すると良い。
【0046】
上記実施例においては、大当りの判定に連動して大当りラウンドが行われる1種のパチンコ機に本発明を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば2種または3種のパチンコ機に適用しても良い。前者の2種のパチンコ機はパチンコ球が始動口に入賞することに基いて電動役物を開放する構成であり、電動役物の開放時にパチンコ球が電動役物内の特定領域に入賞することに基いて大当りラウンドが行われる。後者の3種のパチンコ機は大当りの判定に連動して特定入賞口を開放する構成であり、パチンコ球が特定入賞口内に入賞することに基いて大当りラウンドが行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図(aは基板フレームおよびフレキシブル基板を示す斜視図、bは矢印X視図)
【図2】(a)はフレキシブル基板を示す斜視図、(b)は矢印X視図
【図3】役物およびフレキシブル基板の配置関係を示す前面図
【図4】役物収納室をハーフミラーの除去状態で示す図(aは前面図、bはXb線に沿う断面図、cはXc線に沿う断面図)
【図5】役物収納室の内部構成を示す断面図(図4のX5線に沿う断面図)
【図6】遊技盤を示す前面図
【図7】パチンコ機の全体構成を示す前面図
【図8】パチンコ機の電気的構成を示す図
【図9】メイン制御装置の制御内容を示すフローチャート
【図10】特別図柄遊技パターンの設定内容を説明するための図(完全外れ用)
【図11】特別図柄遊技パターンの設定内容を説明するための図(外れリーチ用)
【図12】特別図柄遊技パターンの設定内容を説明するための図(外れリーチ用)
【図13】特別図柄遊技パターンの設定内容を説明するための図(大当り用)
【符号の説明】
27は役物(装飾部材)、34は基板フレーム(支持部材)、39はフレキシブル基板、45は間接照明LED(発光体)、46は直接照明LED(発光体)、63はサブ制御装置(駆動制御手段,発光パターン制御手段)を示している。
Claims (3)
- 発光体が搭載された可撓性のフレキシブル基板と、
前記フレキシブル基板を曲状に支持する支持部材と、
前方から視覚的に認識可能に設けられ、前記発光体によって照明される装飾部材と
を備えたことを特徴とする遊技機。 - 発光体を遊技状態に応じて駆動制御する駆動制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 発光体の発光パターンを遊技状態に応じて変化させる発光パターン制御手段を備えたことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の遊技機。
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