JP5488757B1 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源からの投射光を発光板に進入させること。
【解決手段】前LED67はLED基板66の前面に搭載されたものであり、前発光板43の前入射面45に向けて光を投射する。後LED68はLED基板66の後面に搭載されたものであり、後発光板52の後入射面54に向けて光を投射する。このLED基板66の端面は前入射面45および後入射面54に接触している。従って、前LED67からの投射光がLED基板66の端面および前入射面45間から漏れることが防止され、後LED68からの投射光がLED基板66の端面および後入射面54間から漏れることが防止される。
【選択図】図7

Description

本発明は電飾機能を備えたパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機には透明な発光板を備えたものがある。この発光板は前面および後面のそれぞれを有する板状をなすものであり、発光板には基板ボックスが組付けられている。この基板ボックスは前カバーおよび後カバーを相互に接合してなる中空状をなすものであり、基板ボックス内には基板が固定されている。この基板には光源が搭載されている。この光源は発光板の端面に光を投射するものであり、光源が発光した場合には発光板の端面から発光板内に光が進入することで発光板が発光する。
特開2010−188021号公報
本発明は光源からの投射光を発光板に進入させることが可能なパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
本発明のパチンコ遊技機は次の[1]前発光板〜[5]後光源を備えたものである。
[1]前発光板は前面および後面を有する透明な板状をなすものであり、端面から光が入射することで発光するものである。図7の符号43は前発光板に相当し、図7の前入射面45は端面に相当する。
[2]後発光板は前面および後面を有する透明な板状をなすものである。この後発光板は端面から光が入射することで発光するものであり、前面が前発光板の後面に対向するように配置されたものである。図7の符号52は後発光板に相当し、図7の後入射面54は端面に相当する。
[3]基板は前面および後面を有する板状をなすものであり、端面が前発光板の端面および後発光板の端面のそれぞれに接触するように配置されている。図7のLED基板66は基板に相当する。
[4]前光源は基板の前面に設けられたものであり、基板の端面の側へ光を投射することで前発光板の端面を通して前発光板に光を入射するものである。図7の前LED67は前光源に相当する。
[5]後光源は基板の後面に設けられたものであり、基板の端面の側へ光を投射することで後発光板の端面を通して後発光板に光を入射するものである。図7の後LED68は後光源に相当する。
基板の端面が前発光板の端面および後発光板の端面のそれぞれに接触している。従って、前光源から投射された光が基板の端面および前発光板の端面間から漏れることが防止され、後光源から投射された光が基板の端面および後発光板の端面間から漏れることが防止される。
実施例1を示す図(パチンコ遊技機の外観を前方から示す図) 内枠の外観を斜め前方から示す図 パチンコ遊技機の外観を前枠の除去状態で前方から示す図 パチンコ遊技機の電気的な構成を示す図 遊技盤および電飾ユニットの外観を斜め前方から示す図 (a)は電飾ユニットの外観を前方から示す図、(b)は電飾ユニットの外観を斜め前方から示す図 (a)は図7のX1線に沿う断面図、(b)は図7のX1線に沿う断面図 実施例2を示す図7の(b)相当図
図1の外枠1は複数の木材を前面および後面のそれぞれが開口する四角筒状に接合することから構成されたものであり、外枠1の前方には、図2に示すように、内枠2が上下方向へ指向する軸3を中心に回動可能に装着されている。この内枠2は外枠1の前面に前方から接触する閉鎖状態および外枠1の前面から前方へ離間する開放状態相互間で軸3を中心に回動可能にされたものであり、内枠ロック機構を介して閉鎖状態にロックされている。この内枠2の下端部には台板4が形成されている。この台板4は垂直な板状をなすものであり、内枠2の下端部を閉鎖している。
内枠2には、図1に示すように、内枠2の前方に位置して前枠5が装着されている。この前枠5は内枠2の前面を閉鎖する閉鎖状態および内枠2の前面を開放する開放状態相互間で内枠2と共通の軸3を中心に回動可能にされたものであり、前枠ロック機構を介して閉鎖状態にロックされている。この前枠5には円形状の貫通孔6が形成されており、貫通孔6の内周面には透明な窓7が固定されている。この前枠5には前枠5の前方に位置して上皿8が固定されている。この上皿8は上面が開口する容器状をなすものであり、内枠2の台板4には、図2に示すように、上皿8の後方に位置して払出口9が形成されている。この払出口9は遊技球を上皿8内に賞品として払出すものであり、払出口9から上皿8内に払出された遊技球は上皿8内に貯留される。
内枠2には、図1に示すように、上皿8の下方に位置して下皿板10が固定されており、下皿板10には下皿11が固定されている。この下皿11は上皿8内から溢れた遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。下皿板10には下皿11の右方に位置してハンドル台12が固定されており、ハンドル台12にはハンドル13が装着されている。このハンドル13は遊技者が右の手指で操作するものであり、停止位置および停止位置に比べて時計回り方向の限度位置相互間で前後方向へ指向する軸14を中心に回動可能にされている。
内枠2の台板4には、図3に示すように、発射ソレノイド15が固定されており、発射ソレノイド15の出力軸には打球槌が連結されている。この発射ソレノイド15は電磁ソレノイドおよびリターンスプリングを内蔵するロータリーソレノイドからなるものであり、打球槌は発射ソレノイド15が電気的なオフ状態からオン状態になることで待機位置から打球位置にリターンスプリングのばね力に抗して電磁力で往動し、発射ソレノイド15が電気的なオン状態からオフ状態になることで打球位置から待機位置にリターンスプリングのばね力で復動する。この発射ソレノイド15はハンドル13が停止位置から時計回り方向に操作されているハンドル13の操作状態でパルス状の駆動電源が一定周期で与えられるものであり、ハンドル13の操作状態では発射ソレノイド15のオンオフが一定周期で繰返されることで打球槌が待機位置および打球位置相互間で往復動を繰返す。
内枠2の台板4には、図3に示すように、発射レール16が固定されている。この発射レール16は右から左に向けて上昇する傾斜状をなすものであり、発射レール16の右端部には球止め板17が固定されている。この球止め板17には遊技球が通過不能な貫通孔が形成されており、打球槌の打球位置では打球槌の一部が球止め板17の貫通孔を通して発射レール16上に進入し、打球槌の待機位置では打球槌の一部が発射レール16上から右方へ退避する。この発射レール16は打球槌が打球位置から待機位置に向けて移動開始することに連動して上皿8内から1個の遊技球が移送されるものであり、球止め板17は上皿8内から発射レール16上に移送された遊技球が発射レール16の右端部から転落することを防止し、打球槌は待機位置から打球位置に往動することで球止め板17が転落不能に支える遊技球を球止め板17の貫通孔を通して右から左に向けて叩くことで同方向へ転動させる。
内枠2には、図3に示すように、台板4の上方に位置して遊技盤18が固定されている。この遊技盤18は透明な合成樹脂を材料に成形されたものであり、垂直な板状をなしている。この遊技盤18には遊技盤18の前方に位置して内レール19と外レール20と球止めゴム21が固定されている。内レール19は上面が開口する円弧状の金属板から構成されたものであり、外レール20は内レール19の外周部に配置された円弧状の金属板から構成されたものであり、球止めゴム21は内レール19の右端部および外レール20の右端部相互間の隙間を塞ぐゴムから構成されている。これら内レール19および外レール20相互間には発射通路22が形成されている。この発射通路22は下端部および上端部のそれぞれが開口する円弧状をなすものであり、打球槌が叩いた遊技球は発射レール16に沿って転動した後に発射通路22の下端部を通って発射通路22内に進入し、発射通路22に沿って円弧状の軌跡を描きながら上昇する。
遊技盤18の前面には、図3に示すように、遊技領域23が形成されている。この遊技領域23は内レール19と外レール20と球止めゴム21で囲まれた領域のうち発射通路22を除く残りの円形状の領域を称するものであり、打球槌が叩いた遊技球は発射通路22の上端部から遊技領域23内に放出される。この遊技領域23内には複数の障害釘が固定されており、遊技領域23内に放出された遊技球は障害釘に当りながら遊技領域23内を落下する。この遊技領域23は前枠5の閉鎖状態で前枠5の窓7が前方から対向するものであり、前枠5の閉鎖状態で前方から窓7を通して視覚的に認識可能にされている。
遊技盤18には、図3に示すように、遊技領域23内に位置して開口部24が形成されている。この開口部24は遊技盤18を前後方向に貫通するものであり、開口部24内には前方から装飾枠が嵌め込まれている。この装飾枠は有色不透明な合成樹脂を材料に成形されたものであり、前面および後面のそれぞれが開口する筒状をなしている。この装飾枠の後端部には液晶表示器からなる図柄表示器25(図4参照)が固定されている。この図柄表示器25は遊技盤18の後面に比べて後方に配置されたものであり、図柄表示器25の表示内容は前枠5の閉鎖状態で前方から前枠5の窓7および装飾枠の前面のそれぞれを通して視覚的に認識可能にされている。
図柄表示器25は図柄遊技の映像が表示されるものである。この図柄遊技の映像は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを可変状態および可変停止状態で順に表示するものであり、左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの可変表示は8種類の図柄要素(1)〜(8)を予め決められた順序(1)→(2)→(3)→(4)→(5)→(6)→(7)→(8)→(1)・・・で循環的に変化させることで行われ、左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの停止表示は図柄要素を(1)〜(8)の8種類のいずれか1つで停止させることで行われる。これら左列の図柄要素〜右列の図柄要素は識別図柄を構成するものであり、識別図柄の組合せには左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれが相互に同一な大当りの組合せおよび相互に同一でない外れの組合せの2種類が設定されている。
遊技盤18には、図3に示すように、遊技領域23内の右下部に位置して台板26が固定されている。この台板26は遊技盤18の開口部内に前方から嵌め込まれたものであり、遊技盤18の前面に対して平行な板状をなしている。この台板26は有色不透明な合成樹脂を材料に成形されたものであり、台板26には台板26の前方に位置して始動口27が固定されている。この始動口27は有色不透明な合成樹脂を材料に成形されたものであり、上面が開口するポケット状をなしている。この始動口27は遊技球が上面から入賞することが可能なものであり、遊技球が始動口27内に入賞した場合には始動口27内を通過して遊技盤18の後方に排出される。この始動口27内には近接スイッチからなる始動口センサ28(図4参照)が固定されており、遊技球が始動口27内に入賞した場合には始動口センサ28が遊技球を検出することで始動信号を出力する。
台板26には、図3に示すように、特別入賞口29が固定されている。この特別入賞口29は有色不透明な合成樹脂を材料に成形されたものであり、前面が開口する箱状をなしている。この特別入賞口29は遊技球が前面から入賞することが可能なものであり、遊技球が特別入賞口29内に入賞した場合には特別入賞口29内を通過して遊技盤18の後方に排出される。この特別入賞口29内には近接スイッチからなる特別入賞口センサ30(図4参照)が固定されており、遊技球が特別入賞口29内に入賞した場合には特別入賞口センサ30が遊技球を検出することで特別入賞信号を出力する。
特別入賞口29には、図3に示すように、有色不透明な合成樹脂製の扉板31が装着されている。この扉板31は垂直な閉鎖状態および水平な開放状態相互間で左右方向へ指向する軸32を中心に回動可能にされたものであり、扉板31の閉鎖状態では特別入賞口29の前面が遊技球が入賞不能に閉鎖され、扉板31の開放状態では遊技球が扉板31に乗って特別入賞口29の前面に入賞することが可能になる。この扉板31は特別入賞口ソレノイド33(図4参照)の出力軸に連結されている。この特別入賞口ソレノイド33は直動形の電磁ソレノイドからなるものであり、扉板31は特別入賞口ソレノイド33の電気的なオフ状態で閉鎖状態になり、特別入賞口ソレノイド33の電気的なオン状態で開放状態になる。
遊技盤18には、図3に示すように、アウト口34が固定されている。このアウト口34は前面が開口するものであり、遊技領域23内に最低部に配置されている。このアウト口34は遊技球が始動口27内および特別入賞口29内のいずれにも入賞しなかった場合に内レール19に沿って転動することで前面から進入するものであり、アウト口34内に進入した遊技球はアウト口34内を通過して遊技盤18の後方に排出される。この遊技盤18の後方には排出樋が固定されている。この排出樋は始動口27と特別入賞口29とアウト口34のそれぞれから排出された遊技球が進入するものであり、排出樋内に進入した遊技球は排出樋に沿って転動することで機外に排出される。
図4のメイン制御回路35はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、CPUとROMとRAMを有している。このメイン制御回路35は始動口センサ28から始動信号が出力されているか否かを判断するものであり、始動口センサ28から始動信号が出力されていると判断した場合には大当りカウンタの値の更新結果を検出する。この大当りカウンタの値は一定時間(4msec)が経過する毎にメイン制御回路35が一定値(1)だけ更新するものであり、大当りカウンタの値は予め決められた下限値(0)を基準に予め決められた上限値(100)まで加算された後に下限値に戻して循環的に加算される。
メイン制御回路35は大当りカウンタの値を検出した場合に大当りカウンタの値の検出結果を大当り値(7)と比較するものである。この大当り値(7)は大当りカウンタの値の更新範囲内で予め決められたものであり、メイン制御回路35は大当りカウンタの値の検出結果が大当り値と同一であると判断した場合には大当りであると判定し、大当りカウンタの値の検出結果が大当り値と相違していると判断した場合には外れであると判定する。このメイン制御回路35は大当りであると判定した場合に表示制御回路36(図4参照)に大当りコマンドを送信するものであり、外れであると判定した場合には表示制御回路36に外れコマンドを送信する。
表示制御回路36はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、CPUとROMとRAMを有している。この表示制御回路36はメイン制御回路35から大当りコマンドが送信されたと判断した場合に識別図柄を大当りの組合せに設定するものであり、メイン制御回路35から外れコマンドが送信されたと判断した場合には識別図柄を外れの組合せに設定する。この表示制御回路36は識別図柄の組合せを設定した場合に図柄表示器25に左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれを可変状態で表示開始するものであり、左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれを可変状態で表示開始した場合には1番目に左列の図柄要素の可変表示を停止し、2番目に右列の図柄要素の可変表示を停止し、3番目に中列の図柄要素の可変表示を停止する。これら左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの停止表示は識別図柄を外れの組合せに設定した場合には識別図柄が外れの組合せとなるように行われるものであり、識別図柄を大当りの組合せに設定した場合には識別図柄が大当りの組合せとなるように行われる。
メイン制御回路35は大当りであると判定した場合に大当り遊技を行うものである。この大当り遊技は複数回(5回)の大当りラウンドの集合体を称するものであり、メイン制御回路35は図柄表示器25に識別図柄が大当りの組合せで停止表示された後に1回目の大当りラウンドを開始する。これら複数回の大当りラウンドのそれぞれは特別入賞口ソレノイド33を電気的なオフ状態からオン状態に切換えることで扉板31を閉鎖状態から開放状態に回動操作し、遊技球が特別入賞口29内に入賞することを許容するものである。これら複数回の大当りラウンドのそれぞれは特別入賞口29の開放時間が予め決められた限度時間(30.0sec)に到達した場合または特別入賞口29に対する遊技球の入賞個数が予め決められた限度個数(10個)に到達した場合に終了するものであり、メイン制御回路35は特別入賞口センサ30からの特別入賞信号に基づいて遊技球の特別入賞口29に対する入賞個数を計測する。
内枠2には、図2に示すように、賞球タンク37および賞球ケース38が固定されている。賞球タンク37は遊技球を貯留するものであり、上面が開口する容器状をなしている。賞球ケース38は上下方向へ指向する通路状をなすものであり、賞球ケース38の上端部は賞球タンク37内に接続されている。この賞球ケース38は賞球タンク37内から遊技球が上端部を通して供給されるものであり、賞球ケース38内には賞球払出装置が固定されている。この賞球払出装置は払出モータ39(図4参照)を駆動源として賞球ケース38内の遊技球を賞球ケース38の下端部から落下させるものである。この賞球ケース38の下端部は内枠2の払出口9に接続されており、賞球ケース38の下端部から落下した遊技球は払出口9を通して上皿8内に賞品として払出される。
図4の払出制御回路40はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、メイン制御回路35は始動口センサ28からの始動信号を検出した場合には払出制御回路40に賞球コマンド1を送信し、特別入賞口センサ30からの特別入賞信号を検出した場合には払出制御回路40に賞球コマンド2を送信する。この払出制御回路40はCPUとROMとRAMを有するものであり、メイン制御回路35から賞球コマンド1が送信されたと判断した場合には払出モータ39を駆動することで賞球ケース38内から上皿8内に一定個数N1の遊技球を賞品として払出し、メイン制御回路35から賞球コマンド2が送信されたと判断した場合には払出モータ39を駆動することで賞球ケース38内から上皿8内に一定個数N2(>N1)の遊技球を賞品として払出す。
遊技盤18には、図5に示すように、遊技盤18の後方に位置して電飾ユニット41が固定されている。この電飾ユニット41は電気的なオン状態になることで発光するものであり、遊技盤18の後面に後方から対向している。この電飾ユニット41は電飾ユニット41の発光状態で遊技者が透明な窓7および透明な遊技盤18のそれぞれを通して視覚的に認識することが可能なものであり、遊技盤18は電飾ユニット41が発光することで後方から電飾される。この電飾ユニット41の詳細構成は次の通りである。
図6の前透明板42は透明な合成樹脂(アクリル樹脂)を材料とするものであり、前発光板43および前カバー44を有している。これら前発光板43および前カバー44のそれぞれは1つの成形型内に樹脂を射出する射出成形で同時に成形されたものである(一体成形と称する)。前発光板43は遊技盤18に対して平行な板状をなすものであり、前方から見た場合に前面と後面と内周面と外周面を有する扇形状をなしている。この前発光板43の前面は遊技盤18の後面に隙間を介して対向しており、前発光板43のうち一部は発射通路22の後方に配置され、前発光板43のうち一部を除く残りの部分は遊技領域23の後方に配置されている。この前発光板43には前模様が形成されている。この前模様は前発光板43の前面に複数の凹部を形成することで構成されたものであり、前発光板43の内周面から前発光板43内に光が進入した場合には光が前模様で乱反射することで向きを変え、遊技者から見た場合に前模様が発光することで発射通路22および遊技領域23のそれぞれが電飾される。即ち、前発光板43の内周面は前発光板43内に光を入射するための前入射面45(図7参照)に相当する。
前カバー44は後面が開口する凹状をなすものであり、図6に示すように、前壁46と外周壁47と内周壁48と端壁49と端壁50を有している。前壁46は遊技盤18に対して平行な板状をなすものである。この前壁46は遊技盤18のうち外レール20に比べて外側の外部領域の後方に配置されたものであり、前壁46の前面は遊技盤18の外部領域で遊技盤18の後面に接触している。外周壁47と内周壁48と端壁49と端壁50のそれぞれは前壁46から後に向けて垂直に突出するものであり、外周壁47は前壁46の外周部に配置され、内周壁48は前壁46の内周部に配置され、端壁49は外周壁47の径方向の一端部および内周壁48の径方向の一端部相互間に配置され、端壁50は外周壁47の径方向の他端部および内周壁48の径方向の他端部相互間に配置されている。
図7の後透明板51は透明な合成樹脂(アクリル樹脂)を材料とするものであり、後発光板52および後カバー53を有している。これら後発光板52および後カバー53のそれぞれは1つの成形型内に樹脂を射出する射出成形で同時に成形されたものである。後発光板52は前発光板43に対して平行な板状をなすものであり、前方から見た場合に前面と後面と内周面と外周面を有する扇形状をなしている。この後発光板52は前発光板43と同一の輪郭形状を有するものであり、前発光板43の後方に重ねて配置されている。この後発光板52には後模様が形成されている。この後模様は後発光板52の後面に複数の凹部を形成することで構成されたものであり、後発光板52の内周面から後発光板52内に光が進入した場合には光が後模様で乱反射することで向きを変え、遊技者から見た場合に後模様が発光することで発射通路22および遊技領域23のそれぞれが電飾される。即ち、後発光板52の内周面は後発光板52内に光を入射するための後入射面54に相当する。
後カバー53は、図7に示すように、前面が開口する凹状をなすものであり、後壁55と外周壁56と内周壁57と端壁58(図6参照)と端壁59(図6参照)を有している。後壁55は前カバー44の前壁46に対して平行な板状をなすものである。この後壁55は前方から見た場合に前カバー44の前壁46と同一の輪郭形状を有するものであり、前カバー44の前壁46の後方に重ねて配置されている。外周壁56と内周壁57と端壁58と端壁59のそれぞれは後壁55から前に向けて垂直に突出するものであり、外周壁56は後壁55の外周部に配置され、内周壁57は後壁55の内周部に配置され、端壁58は外周壁56の径方向の一端部および内周壁57の径方向の一端部相互間に配置され、端壁59は外周壁56の径方向の他端部および内周壁57の径方向の他端部相互間に配置されている。
前発光板43には、図7に示すように、前スペーサ60が一体成形されている。この前スペーサ60は前発光板43の後面から後方へ突出するものであり、前発光板43の内周部に配置されている。後発光板52には後スペーサ61が一体成形されている。この後スペーサ61は後発光板52の前面から前方へ突出するものであり、後発光板52の内周部に配置されている。この後発光板52の後スペーサ61は前発光板43の前スペーサ60に接合され、後カバー53の外周壁56は前カバー44の外周壁47に接合され、後カバー53の端壁58は前カバー44の端壁49に接合され、後カバー53の端壁59は前カバー44の端壁50に接合されており、前透明板42は後スペーサ61および前スペーサ60相互間の接合力と外周壁56および外周壁47相互間の接合力と端壁58および端壁49相互間の接合力と端壁59および端壁50相互間の接合力で後透明板51に固定されている。
前透明板42および後透明板51相互間の固定状態では、図7に示すように、前発光板43および後発光板52相互間に隙間62が形成され、前カバー46および後カバー55相互間に基板収納室63が形成されている。この基板収納室63は前カバー44の前壁46と外周壁47と内周壁48と端壁49と端壁50と後カバー53の後壁55と外周壁56と内周壁57と端壁58と端壁59で囲まれた空間であり、前発光板43の前入射面45および後発光板52の後入射面54のそれぞれは基板収納室63の内周側の壁面を構成している。
前カバー44の前壁46には、図7に示すように、2つの前基板押え64が一体成形されている。これら両前基板押え64のそれぞれは前壁46の後面から後方へ突出するものであり、基板収納室63内に配置されている。これら両前基板押え64のそれぞれは径方向に相互に離間するものであり、前方から見た場合に円弧状をなしている。後カバー53の後壁55には2つの後基板押え65が一体成形されている。これら両後基板押え65のそれぞれは後壁55の前面から前方へ突出するものであり、基板収納室63内に配置されている。これら両後基板押え65のそれぞれは径方向に相互に離間するものであり、前方から見た場合に円弧状をなしている。
基板収納室63内には、図7に示すように、LED基板66が収納されている。このLED基板66は前方から見た場合に円弧状をなすものであり、LED基板66には前面および後面のそれぞれに位置して配線パターンが形成されている。このLED基板66は2つの前基板押え64および2つの後基板押え65相互間で挟まれることで基板収納室63内に固定されたものであり、前発光板42および後発光板49のそれぞれに対して平行に配置されている。このLED基板66は白色の合成樹脂を材料に成形されたものであり、光はLED基板66の前面および後面のそれぞれで反射される。
LED基板66の前面には、図7に示すように、複数の前LED67が搭載されている。これら複数の前LED67のそれぞれはサイドビュータイプのLEDからものであり、LED基板66の前面に対して平行に青色の光を投射する投射部を有している。これら複数の前LED67のそれぞれの投射部は前発光板43の前入射面45に径方向から隙間を介して対向するものであり、前発光板43の前入射面45に垂直に光を投射する。これら複数の前LED67のそれぞれはLED基板66の前面の配線パターンに電気的に接続された端子を有するものであり、LED基板66の前面の配線パターンを通して電源が供給される。これら複数の前LED67は前発光板43の前入射面45の径方向の全域に光が投射されるように円弧状に配列されたものであり、複数の前LED67のそれぞれの投射部から前発光板43の前入射面45に光が投射された場合には光が前発光板43内に進入することで前模様の全域が発光する。
LED基板66の後面には、図7に示すように、複数の後LED68が搭載されている。これら複数の後LED68のそれぞれはサイドビュータイプのLEDからものであり、LED基板66の後面に対して平行に赤色の光を投射する投射部を有している。これら複数の後LED68のそれぞれの投射部は後発光板52の後入射面54に径方向から隙間を介して対向するものであり、後発光板52の後入射面54に向けて垂直に光を投射する。これら複数の後LED68のそれぞれはLED基板66の後面の配線パターンに電気的に接続された端子を有するものであり、LED基板66の後面の配線パターンを通して電源が供給される。これら複数の後LED68は後発光板52の後入射面54の径方向の全域に光が投射されるように円弧状に配列されたものであり、複数の後LED68のそれぞれの投射部から後発光板52の後入射面54に光が投射された場合には光が後発光板52内に進入することで後模様の全域が発光する。
前カバー44の前壁46には、図7に示すように、基板収納室63内に位置して前絶縁シート69が貼付されている。この前絶縁シート69は前壁46の後面に配置されたものであり、前方から見た場合にLED基板66に対向する円弧状をなしている。この前絶縁シート69は複数の前LED67のそれぞれを静電気から絶縁するものである。この静電気は遊技盤18を転動する遊技球が有するものであり、前絶縁シート69は遊技盤18および前透明板42のそれぞれに比べて絶縁性が高い絶縁材料から成形されている。この前絶縁シート69は白色の色彩を有するものであり、複数の前LED67のそれぞれの投射部から投射された光が前発光板43の前入射面45で反射された場合には前絶縁シート69およびLED基板66のそれぞれで反射されることで前発光板43の前入射面45に入射する。
後カバー53の後壁55には、図7に示すように、基板収納室63内に位置して後絶縁シート70が貼付されている。この後縁シート70は後壁55の前面に配置されたものであり、前方から見た場合にLED基板66に対向する円弧状をなしている。この後絶縁シート70は複数の後LED68のそれぞれを静電気から絶縁するものである。この静電気は始動口27と特別入賞口29とアウト口34のそれぞれから遊技盤18の後方へ排出された遊技球が有するものであり、後絶縁シート70は前絶縁シート69と同一の絶縁材料から成形されている。この後絶縁シート70は白色の色彩を有するものであり、複数の後LED68のそれぞれの投射部から投射された光が後発光板52の後入射面54で反射された場合には後絶縁シート70およびLED基板66のそれぞれで反射されることで後発光板52の後入射面54に入射する。
LED基板66の後面にはLED回路71(図4参照)が搭載されている。このLED回路71は複数の前LED67のそれぞれにLED基板66の前面の配線パターンを通して電源を供給し、複数の後LED68のそれぞれにLED基板66の後面の配線パターンを通して電源を供給するものであり、基板収納室63内に配置されている。このLED回路71はメイン制御回路35から電飾制御回路72(図4参照)に電飾コマンドが送信された場合に電飾制御回路72が電飾コマンドの送信結果に応じて電気的に制御するものであり、電飾制御回路72はLED回路71を電飾コマンドの送信結果に応じて制御することで複数の前LED67および複数の後LED68のそれぞれを点灯状態および消灯状態相互間で操作し、前発光板43の前模様および後発光板52の後模様のそれぞれを電飾する。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
LED基板66を前カバー44の前基板押え64および後カバー53の後基板押え65相互間で挟むことで基板収納室63内の目標位置に固定し、LED基板66を基板収納室63内の目標位置に固定することで前LED67を前発光板43の前入射面45に対向させ、後LED68を後発光板52の後入射面54に対向させた。この基板収納室63は前カバー44および後カバー53相互間に設けられたものであり、前カバー44は前発光板43に一体成形され、後カバー53は後発光板52に一体成形されている。このため、前カバー44の前発光板43に対する位置関係および後カバー53の後発光板52に対する位置関係のそれぞれが製品毎にばらつくことなく安定し、前LED67の前発光板43に対する位置関係および後LED68の後発光板52に対する位置関係のそれぞれも安定するので、前発光板43の前入射面45および後発光板52の後入射面54のそれぞれに光が目標位置から目標角度で安定的に進入するようになる。
LED基板66をボックス状の基板収納室63内に収納した。このため、LED基板66が壁で囲われるので、作業者が電飾ユニット41を遊技盤18に組付ける場合に前LED67および後LED68のそれぞれが異物に接触することで破損することを防止できる。しかも、前発光板43に前カバー44を一体成形すると共に後発光板52に後カバー54を一体成形し、前カバー44および後カバー54を相互に合せることで基板収納室63を形成したので、前LED67および後LED68のそれぞれを保護する部材を別途組付ける手間がなくなる。
前カバー44に前絶縁シート69を設けたので、前LED67を遊技盤18の前方の遊技球から絶縁できる。しかも、前絶縁シート69として光を反射可能なものを用いたので、前LED67から投射された光が透明な前カバー44を通して漏れることなく前発光板43の前入射面45に入射するようになる。後カバー53に後絶縁シート70を設けたので、後LED68を遊技盤18の後方の遊技球から絶縁できる。しかも、後絶縁シート70として光を反射可能なものを用いたので、後LED68から投射された光が透明な後カバー53を通して漏れることなく後発光板52の後入射面54に入射するようになる。
LED基板66として光を反射することが可能なものを用いたので、LED基板66の前面のうち前LED67の内周部に前反射部が形成され、LED基板66の後面のうち後LED68の内周部に後反射部が形成される。このため、前LED67からLED基板66の前面に向けて投射された光が前反射部で反射され、後LED68からLED基板66の後面に向けて投射された光が後反射部で反射されるので、前発光板43の前入射面45および後発光板52の後入射面54のそれぞれに多量の光量が進入するようになる。
前透明板42には、図8に示すように、前反射層81が形成されている。この前反射層81は光を反射することが可能な白色の塗料からなるものであり、前カバー44の前面のうちLED基板66に対向する一部分および前発光板43の前面のうちLED基板66側の一部分に配置されている。後透明板51には後反射層82が形成されている。この後反射層82は前反射層81と同一の塗料からなるものであり、後カバー53の後面のうちLED基板66に対向する一部分および後発光板52の後面のうちLED基板66側の一部分に配置されている。
上記実施例2によれば次の効果を奏する。
前透明板42に前反射層81を設けたので、前LED67から投射された光が前カバー44および前発光板43のそれぞれを通して漏れることなく前発光板43内を進行するようになる。後透明板51に後反射層82を設けたので、後LED68から投射された光が後カバー53および後発光板52のそれぞれを通して漏れることなく後発光板52内を進行するようになる。
上記実施例1および実施例2のそれぞれにおいては、前発光板43の後面に複数の凹部を形成することで前模様を構成しても良い。
上記実施例1および実施例2のそれぞれにおいては、後発光板52の前面に複数の凹部を形成することで後模様を構成しても良い。
上記実施例1および実施例2のそれぞれにおいては、LED基板66の前面のうち前LED67の内周部にメッキ等のコーティングを施すことで反射層を設け、LED基板66の後面のうち後LED68の内周部にメッキ等のコーティングを施すことで後反射層を設けても良い。前反射層は前LED67からLED基板66の前面に向けて投射された光を反射するものであり、前発光板43の前入射面45には前反射層がない場合に比べて多量の光が進入するようになる。後反射層は後LED67からLED基板66の後面に向けて投射された光を反射するものであり、後発光板52の後入射面54には後反射層がない場合に比べて多量の光が進入するようになる。
上記実施例1および実施例2のそれぞれにおいては、基板収納室63内にLED基板66に換えて前LED基板および後LED基板の2枚を収納しても良い。これら前LED基板および後LED基板は前後方向に重ねて配置されたものであり、前LED67は前LED基板に搭載され、後LED68は後LED基板に搭載されている。これら前LED基板および後LED基板は基板を構成するものであり、前基板押え64および後基板押え65相互間で挟まれることで基板収納室63内の目標位置に固定され、前LED67の投射部は前LED基板および後LED基板が基板収納室63内の目標位置に固定されることで前発光板43の前入射面45に径方向から対向し、後LED68の投射部は前LED基板および後LED基板が基板収納室63内の目標位置に固定されることで後発光板52の後入射面54に径方向から対向している。
上記実施例1および実施例2のそれぞれにおいては、基板収納室63内にLED基板66に換えてLED基板を収納しても良い。このLED基板は一面が前発光板43の前入射面45および後発光板52の後入射面54のそれぞれに径方向から対向するように配置されたものであり、LED基板の一面にはトップビュータイプの前LEDおよびトップビュータイプの後LEDが搭載されている。これら前LEDおよび後LEDのそれぞれはLED基板に対して垂直に光を投射するものであり、LED基板は前カバー44の前壁46および後カバー53の後壁55相互間で挟まれることで基板収納室63内の目標位置に固定され、前LEDの投射部はLED基板が基板収納室63内の目標位置に固定されることで前発光板43の前入射面45に径方向から対向し、後LEDの投射部はLED基板が基板収納室63内の目標位置に固定されることで後発光板52の後入射面54に径方向から対向している。
上記実施例1および実施例2のそれぞれにおいては、前カバー44または後カバー53を通してLED基板66にネジを螺合することでLED基板66を基板収納室63内に固定しても良く、要は前LED67が前発光板43の前入射面45に対向すると共に後LED68が後発光板52の後入射面54に対向するようにLED基板66を基板収納室63内に固定すれば良い。
43は前発光板、44は前カバー、52は後発光板、63は基板収納室、53は後カバー、66はLED基板(基板)、67は前LED(前光源)、68は後LED(後光源)である。

Claims (1)

  1. 前面および後面を有する透明な板状をなすものであって、端面から光が入射することで発光する前発光板と、
    前面および後面を有する透明な板状をなすと共に端面から光が入射することで発光するものであって、当該前面が前記前発光板の前記後面に対向するように配置された後発光板と、
    前面および後面を有する板状をなすものであって、端面が前記前発光板の前記端面および前記後発光板の前記端面のそれぞれに接触するように配置された基板と、
    前記基板の前記前面に設けられ、前記基板の前記端面の側へ光を投射することで前記前発光板の前記端面を通して前記前発光板に光を入射する前光源と、
    前記基板の前記後面に設けられ、前記基板の前記端面の側へ光を投射することで前記後発光板の前記端面を通して前記後発光板に光を入射する後光源を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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