JP3592946B2 - 遊戯台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、絵柄が描かれたリールを回転させ、それを停止させた際にリール表示窓上に停止した絵柄の組み合わせから入賞が定められ、メダルまたは玉の払い戻しを受けることを楽しむ遊技台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスロットマシーンのリールは一般にプラスチックが採用されており、リールの表面に複数の絵柄を印刷し、印刷された絵柄に対して蛍光灯やLEDなどを用いて光を照射し、遊戯者に各絵柄を見せていた。
【0003】
しかし、このような従来の方法では絵柄の印刷が平面的になされているために、絵柄を立体感的に見せる演出をすることが困難であった。
【0004】
また、リール上に印刷された絵柄を立体的に見せるために、各絵柄の裏面から光を照射し(バックライト)、その光の透過により絵柄をより立体的に見せる方法によっても満足ではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような問題点に鑑み提案される発明であり、初心者にとって内部当たりが分かり易く、かつ変化に富んだ遊戯台を提供するところにある。
【0006】
すなわち、本発明が解決しようとする課題は、従来の方法では困難であった絵柄の立体感をより良く演出させるところにある。具体的には、各絵柄を自ら発光できるように構成し、各絵柄が必要に応じ自ら発光することにより立体感を演出し、より変化に富んだゲームを遊戯者に与え、ゲームが楽しめるとともに、制御部が内部入賞にある等の内部情報をこの絵柄の発光で表示することにより、遊戯者にとってより多くの遊戯意欲をかきたてる遊戯台を提供する所にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を以下の手段により解決せんとするものである。
【0008】
すなわち、本発明によれば、複数種類の絵柄がおもてに配置された回転可能なリールを複数個備え、各々の前記リールに対応して設けられた複数のストップボタンに対して停止操作があった場合に、対応する前記リールの回転を停止させることで前記絵柄を絵柄表示窓上で停止させ、前記リールの停止時における前記絵柄表示窓上の絵柄の組み合わせから入賞を定め、所定数のメダルまたは玉を払い戻す遊戯台であって、前記絵柄のうち、ビッグボーナス及びレギュラーボーナスを構成する絵柄は、その少なくとも一部に蓄光作用のある材料を含み、また、前記絵柄に対して紫外線を照射する紫外線照射部を備え、前記紫外線照射部は、前記遊戯台が、前記ビッグボーナス又は前記レギュラーボーナスに内部入賞した時に、前記絵柄に対して紫外線を照射することを特徴とする遊戯台が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、スロットマシンを実施例として、図面に従い構成ならびに動作を詳細に説明する。
【0011】
<スロットマシンの外観構成>
図1は本発明を実施した一実施形態例のスロットマシンの外観を示す斜視図である。図1に示すスロットマシン本体100の中央部には、各々の外周面に複数種類の絵柄を配列した絵柄列、即ちリール(回胴とも云う)が3個(101〜103)収納され、本体100の内部で回転、停止できるように構成されている。なお、各リール上には例えば図3に示すように、一周21コマの絵柄が描かれている。各リール101〜103の絵柄は、リール101〜103の回転が停止したときに、本体100の正面の絵柄表示窓131〜133より、各リール毎に絵柄表示窓上に縦方向に3コマの絵柄が、遊戯者に見ることができるように表示される。従って、本実施の形態の例では、リールが停止した時に絵柄表示窓上には、3×3の合計9コマの絵柄が遊戯者に表示されるようになる。
【0012】
参照番号105はスタートレバーで、遊戯者の操作(押下)によりリール101〜103の回転を開始させる。
【0013】
参照番号106はメダル投入口で、遊戯(ゲーム)の開始時に遊戯者の選択により、メダル1枚〜3枚を投入(ベット=掛ける)して遊戯を開始する。参照番号107はメダルの払い出し口で、ゲームの結果に応じ遊戯者へメダルが払い出され、参照番号108のメダルの受け皿へ溜められる。
【0014】
参照番号109、110、111はクレジットよりのクレジットベットボタンで、109はメダル最大3枚掛けボタン、110はメダル最大2枚掛けボタン、111はメダル1枚掛けボタンであり、押しボタン操作により、1回のゲームに1〜3枚のメダルを、クレジットのメダル残枚数表示器114に表示されている中から投入(ベット)できる。
【0015】
参照番号112はクレジットのメダル清算ボタン及びクレジット切替えボタン(メダル清算ボタン/クレジット切替えボタン)で、遊戯者が獲得したメダルを最大50枚までクレジットとして内部に蓄積するか、またはメダル残枚数表示器114に表示されているメダルを排出し、以後クレジットとして貯えないことを決めるボタンである。
【0016】
参照番号113は音声を出力するスピーカからの音を出力する音孔であり、ゲームの経過に応じて遊戯者に効果音を発生し出力する。
【0017】
115はメダル払い出し枚数表示器で、リール101〜103が停止した時に、絵柄表示窓101〜103に表示された絵柄の並びが入賞となり、遊戯者が獲得したメダルの枚数が排出されると、その排出されたメダル払い出し枚数を表示する。
【0018】
116はメダルインサートランプで、遊戯開始のために遊戯者にメダルの投入を促すランプである。
【0019】
117は再遊戯開始ランプ、即ちリプレイに入賞した時に遊戯者にリプレイを知らせるリプレイランプである。
【0020】
118は告知ランプで、内部抽選により内部がビッグ・ボーナス(以下「BB」とする)に入賞した状態、又は内部がレギュラー・ボーナス(以下「RB」とする)に入賞した状態になっていることを、内部情報として遊戯者に報知するランプである。
【0021】
119は入賞配当表示板で、表示窓上の有効な入賞ライン(入賞有効ライン)上に所定の絵柄が揃ってリールが停止した場合(入賞した場合)にその入賞に対応するメダル払い出し枚数、即ちオッヅの定めが表示してあるパネル(オッヅパネル)である。
【0022】
120は入賞有効ライン表示ランプであり、ゲームの開始時に遊戯者により投入されるメダルの投入枚数に対応して、絵柄を所定の並びに揃えるライン、即ち遊戯で有効となる入賞有効ラインを示すランプである。
【0023】
参照番号121〜123はストップ・ボタンで、各リール101〜103を遊戯者が停止するため各リールに対応して設けてあり、リール101〜103の回転を各々停止させるためストップ・ボタンである。即ちリール101に対してストップ・ボタン121、リール102に対してストップ・ボタン122、リール103に対してストップボタン123が対応している。
【0024】
140はフリッカー表示ランプで、例えばビッグ・ボーナスに入賞し、ビッグ・ボーナスのゲームを開始した時に点滅する。
【0025】
<リールマウントの構成>
図2は本実施例におけるリールマウントの詳細な構成を示す図でありリール部の分解斜視図を示している。以下図2を用いてリール部を詳細に説明する。
【0026】
リール101〜103は、リールマウント500に搭載されるものであり、遊戯台の前面の扉を開け、2本の上下のネジを外すことで、このリールマウント500は遊戯台(スロットマシン)から着脱できるように構成されている。
【0027】
図2は、リール101(左リール)、102(中リール)が既にリールマウント500に搭載されており、リール103(右リール)についてだけ分解して記載し、その構成を示しているが、リール101、102についても同様の構造をしている。
【0028】
以下図2に従い、代表してリール103の構成を詳細に説明する。
【0029】
501は、各リール内のそれぞれのモータを駆動させたり、各リールの回転位置検出センサ510からの信号をスロットマシン内の図示していない制御部と接続するための中継コネクタベース(プリント基板)である。
【0030】
520は、リールを固定するための支持部材であり、リールマウント500の内側上下に備えられているガイドレール502に沿ってリールマウント500に挿入され、支持部材520の上下にあけられている取り付け穴520ー1、520ー2を利用して、リールマウント500のタップ穴503ー1、503ー2へネジ止される。即ち、この2本のネジで、リール103をリールマウント500にネジ止めし固定する。支持部材520には、ステッピングモータ521及び回転位置検出センサ510が固定される。
【0031】
更に支持部材520の前面端の折り曲げ部分には、図示の如く2×3個の発光素子を搭載した発光素子基板(バックライト)600を固定保持するための照明投射枠610が固定される。
【0032】
なお、発光素子としては、通常のランプ、半導体発光素子、エレクトロルミネッセンス、冷陰極管、蛍光燈、等々がある。また、紫外線ランプ等のブラックライトを発光素子として用いる場合もある。
【0033】
照明投射枠610には、3つに窓が設けられており、それぞれの窓(図では1つの窓に発光素子2個が内設されている)は、図1における絵柄表示窓131〜133の、縦方向の3つの絵柄を表示する位置にそれぞれ対応し、絵柄の各コマを裏より照射するように構成されている。
【0034】
支持部材520に照明投射枠610を固定した場合、支持部材520及び照明投射枠610を上方向から見ると略L字形をなし、照明投射枠610はリールの内側に位置するようになっている。照明投射枠610が支持部材520に固定された場合には、それぞれの窓は斜め上方向に向くようになっている。これは、遊戯者が絵柄表示窓131〜133内のリールを斜め上方向から見下ろすようにして見るためで、遊戯者の見る方向に対向するように斜め上方向へ向くように固定されている。
【0035】
照明投射枠610は、3つの窓を規定するための側面版611、612及び上下方向の窓を区切るための区切り番613〜616が設けられており、支持部材520へ図示していないネジ止めにて固定されている。照明投射枠610を構成するこれらの部位および板は、合成樹脂(プラスチック)等で一体成形されているものである。
【0036】
支持部材520に固定されたステッピングモータ521の先端の回転軸523は、図2に示すように、リールの回転軸523を固定するための固定具522により軸支されている。
【0037】
回転軸523は面一でなく、図2のように回転の中心位置が内部に向かって凹型の支持部(アーム)523aにより、固定具522に固定される部位が、リールの重心位置になるように構成されている。これは、安定してリールを回転させるためである。リールの他方端には、回転枠524が取り付けられており、回転枠524と回転軸523とでリール部材アッセンブリ525を固定支持するようになっている。このリール部材525に絵柄が施されている。
【0038】
なお、リール部材アセンブリ525を構成する部材は、本実施の形態ではアクリルを使用しているが、照明投射枠610が有する発光素子の光が、適度に通過する程度(リール部材の該当する位置全体がおおむね均一に明るく外周に照らし出す程度)であれば他の材質でもよい。
【0039】
<絵柄配列>
図3は、本実施例で用いられている各リール(左リール101、中リール102、右リール103)に対応する各絵柄配列を平面に展開した図である。図3に示す絵柄配列は、各リールに複数種類の絵柄が21個(コマ)配列されている。
各絵柄配列には20〜0のコード番号が付けてあり、対応してコード番号として制御部に記憶されている。各リールの絵柄配列は図の矢印の方向にモータ制御部30により駆動されるモータにより回転される。
【0040】
従って、制御部は、制御部内でリールの回転に同期して各リールの絵柄のポインタを移動させることにより、各リールの現在位置、または絵柄表示窓131〜133上に表示されている絵柄を認識する。例えば、絵柄表示窓131〜133上の当初投入(ベット)されたメダルの数により定まる入賞有効ライン上に、左リールのコード番号12と、中リールのコード番号5と、右リールのコード番号20が揃うとBBの入賞となり、BBゲームに入る。
【0041】
本発明における図3に示す各絵柄の特徴は、その一部または全部を印刷するインクに蓄光作用のある材料を用いているところにある。従って、この絵柄に、通称ブラックライトといわれる光等の紫外線(高エネルギー)光を照射することにより、絵柄自ら発光する。
【0042】
<制御部の構成>
図4は、本実施例のスロットマシンのマイクロプロセッサにより制御される制御部のブロックダイヤグラムである。
【0043】
図4において、22は制御動作の中枢となるマイクロプロセッサ(CPU)で、バス50を介して周辺部との制御信号やデータの受け渡しを行う。
【0044】
23はメダル投入口106より投入されたメダルを感知するメダルセンサ、24はリールを停止させるストップボタン121〜123が押されたときに作動するストップボタンスイッチからのスイッチ入力、25はスタートレバー105が操作されたことを感知するセンサ、26はクレジットベットボタン109、110、111が押されたときに作動するクレジットベットボタンスイッチからのスイッチ入力であり、これらは入力インターフェース27を経、バス50を介して、CPU22と接続されている。
【0045】
28はリード・オンリー・メモリ(ROM)であり、本スロットマシンの制御を行うためのプログラムや、前記リール101、102、103の停止制御を行うための制御データテーブル等を含んでいる。
【0046】
29はランダム・アクセス・メモリ(RAM)であり、プログラムのワークエリヤや可変データ等を記憶する部分であろ。これらメモリは、バス50を介してCPU22に接続される。
【0047】
30はリール101、102、103の回転を行うためのモータ制御部であり、31はメダルの払い出しを行うためのホッパー制御部であり、これらは入出力インターフェース32を経てバス50を介してCPU22へ接続されている。
【0048】
33は種々のランプを点灯/消灯させるランプ制御部であり、 CPU22よりバス50と出力インターフェース34を介して、CPU22の制御に従い、点灯/消灯が制御される。これは、後述するブラックライト、前述のバックライト等の点灯/消灯の制御をする。
【0049】
35はスピーカであり、36のサウンド出力部の制御に従い、CPU22により指示のあった音を出力する。
【0050】
<遊戯操作並びに制御>
以上のように構成されるスロットマシンの遊戯操作(ゲームの流れ)ならびに制御部の制御を以下に説明する。
【0051】
1)遊戯の開始は、遊戯者がまずメダル投入口106から1枚乃至複数枚(2枚または3枚)もメダルを投入(ベット:賭けること)することから始まる。制御部は投入されたメダルの枚数に従って、絵柄表示窓131〜133上の入賞有効ラインを、メダル1枚投入の場合は中段水平1ライン、メダル2枚投入の場合は上段水平ラインと下段水平ラインを加え3ライン、メダル3枚投入の場合は左上段から右下段への斜めのラインと左下段より右上段への斜めのラインを加えて5ラインを制御部の内部に設定する。
【0052】
ここで、スロットマシンがクレジット処理の状態(クレジット選択スイッチ112がオンの状態)で、クレジット表示器114に所定のクレジット枚数が表示されていれば、表示されている枚数の範囲で、メダル3枚掛けの場合はメダル3枚掛けボタン109を、メダル2枚掛けの場合はメダル2枚掛けボタン110を、メダル1枚掛けの場合は、メダル1枚掛けボタン111を押下することにより、メダル投入に代えることができる。
【0053】
2)遊戯者がスタートレバー105を操作することにより、制御部はスタートレバーセンサー25を介してこれをセンスし、以下のゲームの制御をはじめる。
3)スタートレバー105が操作されゲームの制御が開始すると、制御部は左、中、右の3つのリール101〜103の回転を開始する制御を行なう。
【0054】
ここで制御部は、スタート時のピーク電流を省力化するために3個のリールを僅かな時差をもって回転開始する。
【0055】
4)制御部は同時に内部で所定の確率で各入賞が発生する乱数を引くことにより内部抽選を行い、ハズレまたは入賞(入賞の種類も含む)を内部的に定める。実際の抽選は、制御部により図4に示した乱数発生器37より乱数値を取得し、その数値と入賞の数値表とを比較して一致すれば内部の入賞を確定する。
【0056】
この時遊戯者は、BBまたはRBに入賞することを期待する。この内部の抽選に入賞した状態(内部入賞状態)は、制御部により告知ランプ118を点灯したり、サウンド出力部36の制御によりスピーカ35から入賞の音を発生し音孔113から出力したり、バックライト600の点灯又は消灯の演出等々により内部情報として遊戯者に知らされる。
【0057】
ここで、内部の抽選によりBBまたはRBに内部入賞した場合は、以降の行われるゲームの中での遊戯者によるリールの停止操作により入賞有効ライン上にBBまたはRBの絵柄が揃い、該当のゲームに入るまで、このBBまたはRBの内部入賞の状態を保持する。
【0058】
5)次いで制御部は、各リールの回転速度が所定の速度に達した後に、ストップ・ボタン121〜123の押下操作が可能とする制御を行ない、これを押下可能のランプを点灯する等の方法で遊戯者に知らせる。
【0059】
6)遊戯者は、各リールに対応して設けられたストップ・ボタン121〜123を押下し、対応するリールの回転を停止させる。
【0060】
このとき遊戯者は、所定の絵柄を表示窓上の入賞有効ライン上に停止させることを目標として、特定の絵柄の来るタイミングを狙って、各ストップ・ボタン121〜123を個々に押下する。制御部は、各ストップ・ボタンが押された時に、スタート時(スタートレバー105操作時)の抽選で内部入賞になっている場合、所定の規格の範囲で、入賞ラインにその入賞の種類(BB、RBなど)に従った絵柄が揃うようにリールの停止制御を行う(「引き込み」制御)。また、通常の入賞役(通常役、子役等)に内部入賞している時も、その入賞役に対して同じように、「引き込み」制御を行なう。
【0061】
但し、前述のようにBB、RBに内部入賞している時にBBまたはRBになる絵柄が入賞有効ライン上に揃わなかった場合はその内部入賞状態を保持し、次のゲームに持ち越す。
【0062】
また、通常役に内部入賞している場合に、該当の絵柄が揃わなかった場合は、そのゲームの1回限りで内部入賞状態をリセットしてしまう。
【0063】
更に、内部入賞していない場合は、入賞有効ライン上に入賞の絵柄が揃わないように絵柄をずらす制御をして(「滑り」)停止する。
【0064】
7)各リールが停止した時に、前記のようにメダルの投入枚数によって決まる入賞有効ライン上に停止した絵柄の組合せが所定の入賞組合せに該当していれば、それに応じたゲーム(BBやRB)が開始になったり、所定の枚数のメダルを下部に設けられた図1に記載してあるメダル払い出し口107からメダル受け皿108へ排出したりする。なお、メダルの排出に代わって、スロットマシンをクレジット処理の状態(クレジット選択スイッチ112がオンの状態)にしておくと、メダルの払い出しは50枚まで内部に保留され、クレジット表示器114のクレジット枚数に加算されて表示される。
【0065】
以上で、一回の遊戯が終了する。この時BBやRBに入賞した場合は、対応する各々のゲームの開始となる。
【0066】
<ブラックライト>
さて、本発明の特徴は前述のように、リール101〜103の各絵柄を印刷するインクとして、その一部または全部に蓄光作用のある材料を用いているところにある。従って、この絵柄に通称ブラックライトといわれる光等の紫外線(高エネルギー)光を照射することにより、絵柄自ら発光する。
【0067】
なお、蓄光材料の代表的なものとしては、蛍光剤が挙げられるが、蛍光剤以外にもブラックライトを照射して、しばらくの間蓄光作用を示す材料ならばよく、ほん発明の実施の形態により限定されることはない。また、紫外線は人間の目にとって有害な作用を及ぼす可能性があるので、絵柄表示窓に透明な紫外線遮光材料を用いることが好ましい。
【0068】
図5は、スロットマシン100の右側面を外し、リールマウント500に収まっている蓄光作用のある材料を含んだインクで絵柄が印刷してある3つのリール101〜103と、ブラックライト702の位置の相互関係を示した図である。このように配置することにより、リール101〜103上の絵柄は、ブラックライト702により照らされることにより図5の左側に位置する遊戯者には、自ら発光する立体的に見える絵柄を観ることができる。
【0069】
図6は、スロットマシンの全面上側からは通常の光源700でリールを照明し、更にブラックライトをリールの下面後側から照明した例である。このようにすると、通常時は通常の光源700でリールを照明し、制御状態またはゲームの状態が特殊な状況(例えばBBやRBに内部入賞した時とか、BBゲームやRBゲームに突入した時)になった場合に、前面の通常の光源700を消灯し、ブラックライト701を点灯しリールを照明することにより、遊戯者にゲームの流れの変化を伝えることができる。
【0070】
また、照明の変化によりゲームの流れに変化ができ、ゲームを退屈しない楽しいものとすることができる。
【0071】
図7は、図8に更にリール101〜103の回転が停止した時に、各絵柄が表示される絵柄表示窓131〜133の各コマ(絵柄)位置を絵柄の後ろより照明するバックライト600を取り付けた例である。
【0072】
このようにすると、バックライト600の各コマに対する点灯/消灯の制御と、前面よりリール101〜103を照明する通常の光源700の点灯/消灯の制御と、ブラックライト701の点灯/消灯の制御を組み合せ、変化と種類に富んだ照明による演出ができる。
【0073】
即ち、BBやRBに内部抽選で入賞した時の制御部の内部情報の表示や、BBやRBのゲーム中の表示や、更には、子役に内部入賞したこと、並びにどの子役に内部入賞したかというような内部情報あるいはリーチ状態の表示を上述の各照明による演出により表示することで、遊戯者は少し慣れると、「おやじうち」と称するランダムにリールの停止操作をして子役を揃え損ねて逃がしてしまうことが防げ、狙い撃ち(所定の絵柄を狙って停止ボタンを操作する)をすることにより、より多くのメダルを獲得できゲームを更に変化のある面白いものとすることができる。
【0074】
例えば、図7に示す構成では、通常のゲームでは通常の光源700によりリールを照明する。内部抽選の結果、内部入賞した時には通常の光源700を点灯したまま、または消灯して、バックライト600によりリール101〜103上の3×3からなる絵柄の各コマを後ろから所定の規則に従って照明する(各コマを周遊するように順に点灯するとか、点滅をするとか)ことにより内部入賞の種類(BB、RB、子役とその種類等)などを知らせる。
【0075】
更にBBのゲームに突入した場合は、通常の光源700を消灯し、ブラックライト701を点灯し、BBゲーム内の各状況に合わせて、またはゲームの進行に合わせてバックライト600の各絵柄コマに照明を点灯/消灯の変化を与えることにより、スロットマシンのゲームを遊戯者にとって変化のある、内部情報の分かり易い、面白いゲームとすることができる。
【0076】
更に、これら内部情報の告知には、BBまたはRBの場合は告知ランプ118の点灯(例えば、BBの場合は点灯、RBの場合は点滅)や、音声出力や、遊戯者が触っているスイッチ類の振動等による告知と組み合わせることにより、ゲームの変化を増大するとともに、障害者にもゲームの楽しめるスロットマシン(遊戯台)を提供できる。
【0077】
以上の説明では、ブラックライトを前面上、または下の後に備えた場合を説明したが、リールの絵柄を印刷する部分を透明とし、そのリールの透明面上に蓄光作用のある材料で印刷した絵柄へ、リールの内側(絵柄の後側)からブラックライトを照射することによっても、絵柄自らの発光が得られることはいうまでもない。
【0078】
また、通常の光源700と並べてブラックライトを備えても、同様に、ゲームの進行状態に従い、通常の光源で照明したり、ブラックライトで照明したりし、内部情報を示等、ゲーム中の照明の変化を演出できる。
【0079】
各絵柄に関しても絵柄全てに蓄光材料を用いる場合以外に、BBやRBを構成する絵柄のみに蓄光材料を用い、BBやRBに内部入賞した時にブラックライトを連動して点灯し、遊戯者が入賞有効ライン上に所定の絵柄を停止させ易くしたり、あるいは各絵柄の種類に応じて蛍光材料を用いる量や部位を定め、所定の絵柄を狙って停止させ易く(狙い打ち)することもできる。
【0080】
以上、実施の形態例を用いて本発明を詳細に説明したように、本発明によれば、立体感のある絵柄を用いることにより初心者にとって内部当たりが分かり易く、かつ表示の変化に富だ遊戯台を提供でき、内部抽選に当選した場合は遊戯者がより多くのメダルを獲得できる、
また内部抽選に外れた場合でも変化のあるゲームを提供でき、更には障害者にもゲームの楽しめる遊戯台が提供でき、遊戯者に対して遊戯意欲を与え、ゲームが楽しめ、面白い遊戯台とすることができる。
【0081】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、リール上の絵柄に蓄光作用のある材料を用い、この絵柄にブラックライトを照射することにより絵柄自ら発光するスロットマシンを構成し、このブラックライトの点灯/消灯の演出によりスロットマシンの内部情報を遊戯者に知らしめることにより、初心者を含め遊戯者にとって、内部抽選で内部入賞した場合は、その内部入賞状態がわかり易く、従ってより多くのメダルを獲得でき、また、内部抽選に外れた場合でも演出に変化のあるゲームとなり、従来のスロットマシンに比べ、ゲームを更に面白いものとし、遊戯者にとって遊戯意欲が増し、ゲームを楽しめる遊戯台を提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のスロットマシンの外観斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態のスロットマシンにおけるリールマウントの詳細な構成を示す分解斜視図としての外観図である。
【図3】本発明の実施の形態のスロットマシンのリール上の絵柄の例を示す図である。
【図4】本発明を実施したスロットマシンの制御部のブロックダイヤグラムである。
【図5】本発明の実施の形態におけるブラックライトを含む照明の配置位置の例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるブラックライトを含む照明の配置位置の他の例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるブラックライトを含む照明の配置位置の他の例を示す図である。
【符号の説明】
22 CPU
23 メダルセンサー
24 ストップボタンスイッチ
25 スタートレバーセンサー
26 クレジットベットボタンスイッチ
27 入力インターフェース
28 ROM
29 RAM
30 モーター制御部
31 ホッパー制御部
32 入出力インターフェース
33 ランプ制御部
34 出力インターフェース
35 スピーカ
36 サウンド出力部
50 バス
100 スロットマシン
101〜103 リール
104 リール表示窓
105 スタートレバー
106 メタル投入口
107 メダルの払い出し口
108 メダルの受け皿
109 メダル最大3枚掛けボタン
110 メダル2枚掛けボタン
111 メダル1枚掛けボタン
112 クレジット清算ボタン/クレジット切り替えボタン
113 音孔
114 クレジット残枚数表示器
115 払い出し枚数表示機
116 メダルインサートランプ
117 再遊戯(リプレイ)開始ランプ
118 告知ランプ
119 入賞配当表示板(オッズパネル)
120 入賞有効ライン表示ランプ
121〜123 ストップボタン
131〜133 絵柄表示窓
500 リールマウント
501 中継コネクタベース
502 ガイドレール
503ー1、503ー2 取り付け穴
510 回転位置検出センサ
520 支持部材
520ー1、520ー2 取り付け穴
521 ステッピングモータ
522 固定具
523 リールの回転軸
523a 支持部(アーム)
524 回転枠
525 リール部材
600 バックライト
610 照明投射枠
611、612 側面版
613〜616 区切り板
700 通常の光源
701、702 ブラックライト。

Claims (1)

  1. 複数種類の絵柄がおもてに配置された回転可能なリールを複数個備え、各々の前記リールに対応して設けられた複数のストップボタンに対して停止操作があった場合に、対応する前記リールの回転を停止させることで前記絵柄を絵柄表示窓上で停止させ、前記リールの停止時における前記絵柄表示窓上の絵柄の組み合わせから入賞を定め、所定数のメダルまたは玉を払い戻す遊戯台であって、
    前記絵柄のうち、ビッグボーナス及びレギュラーボーナスを構成する絵柄は、その少なくとも一部に蓄光作用のある材料を含み、また、
    前記絵柄に対して紫外線を照射する紫外線照射部を備え、
    前記紫外線照射部は、前記遊戯台が、前記ビッグボーナス又は前記レギュラーボーナスに内部入賞した時に、前記絵柄に対して紫外線を照射することを特徴とする遊戯台。
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