JP2004195087A - 遊技機 - Google Patents

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Tomomichi Nomura
知道 野村
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Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

【課題】図柄表示器の表示面の視覚的な認識性が装飾部材の影響で低下することを防止できる遊技機を提供すること。
【解決手段】表示台枠22には垂直な平板状の取付部82が設けられており、取付部82には装飾部材83が固定されている。この構成の場合、装飾部材83の立体性を取付部82によって視覚的に強調することができる。しかも、装飾部材82が図柄表示器23の表示面HPの前方に幕板状に垂れ下がることがなくなるので、表示面HPの視覚的な認識性が装飾部材83の影響で低下することが防止される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、識別図柄が表示される図柄表示器を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記遊技機には図柄表示器に識別図柄を可変状態および可変停止状態で順に表示し、大当りおよび外れの判定結果を識別図柄の可変停止時の態様によって報知する構成のものがある。この構成の場合、図柄表示器を保持する表示台枠に装飾部材を設け、表示台枠の視覚的な装飾効果を高めることが行われている。
【0003】
【特許文献1】
特願2001−400359
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成の場合、装飾部材として表示台枠の前端部に垂幕状のプレートを設けていたので、図柄表示器の表示面の視覚的な認識性が装飾部材の影響で低下する虞れがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、図柄表示器の表示面の視覚的な認識性が装飾部材の影響で低下することを防止できる遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
<請求項1および2に係る発明について>
請求項1および2に係る発明は表示台枠に取付部を設けたものである。この表示台枠は図柄表示器を保持する保持枠として機能するものであり、遊技盤に取付けられる。また、図柄表示器は識別図柄が可変状態および可変停止状態で順に表示されるものであり、識別図柄の可変表示はパチンコ球が始動口に入賞したことを条件に行われる。この可変表示は識別図柄を種類を変えて表示することを称するものであり、識別図柄の変化は識別図柄を移動させながら行っても良く、同一位置に静止させたままで行っても良い。この識別図柄の可変停止は遊技者に大当りおよび外れの判定結果を報知するものであり、大当りおよび外れの判定処理はパチンコ球が始動口に入賞したことを条件に行われる。
表示台枠の取付部とは装飾部材を取付けるための取付座を有するものであり、取付座は平面または曲面等の面状であることが好ましい。また、装飾部材は表示台枠の視覚的な装飾効果を高める機能を有するものであり、立体形状であることが装飾性の点で好ましい。この装飾部材は静止部材および可動部材のいずれでも良いが、装飾部材として可動部材を用いるときには電気的な駆動源により動作させることが好ましい。
請求項1に係る発明は取付部を図柄表示器の表示面と略同一の前後位置に設けたところに特徴を有する。ここで表示面と略同一の前後位置とは取付部が自身の板厚の範囲内で表示面を通る平面に対して前後する位置を称するものであり、具体的には取付部の後面が表示面と同一の平面上に配置された状態から取付部の前面が表示面と同一の平面上に配置された状態の範囲内である。この取付部は全てが表示面と略同一の前後位置に存在していても良く、一部が表示面と略同一の前後位置に存在していても良い。
請求項2に係る発明は取付部を図柄表示器の表示面に比べて後方に設けたところに特徴を有する。ここで表示面の後方とは取付部の前面が表示面を通る平面に比べて後方に位置することを称するものであり、取付部は全てが表示面に比べて後方に存在していても良く、一部が表示面に比べて後方に存在していても良い。請求項1および2に係る発明によれば、装飾部材用の取付部を図柄表示器の表示面と略同一の前後位置または後方位置に設けた。このため、装飾部材が図柄表示器の表示面の前方に幕板状に垂れ下がることがなくなるので、表示面の視覚的な認識性が装飾部材の影響で低下することが防止される。
【0006】
<請求項3に係る発明について>
請求項3に係る発明は表示台枠に背景部を設け、装飾部材を背景部に設けたところに特徴を有する。この背景部は装飾部材を取付ける取付部としての機能に加え、装飾部材の後景として機能するものであり、前方から視覚的に認識可能な領域を有していることが要件である。この背景部は模様を持つものに限定解釈されるものではなく、模様を持たない色彩だけのものをも含む。尚、色彩とは無彩色(無色透明を含む)および有彩色の双方を含む。
背景部の前後位置は装飾部材が取付可能であればどこでも良いが、図柄表示器の表示面と略同一または表示面に比べて後方に設定することが好ましい。この位置関係に係る用語の定義は<請求項1および2に係る発明について>で説明した通りである。また、装飾部材・表示台枠・図柄表示器の定義も<請求項1および2に係る発明について>で説明した通りである。
請求項3に係る発明によれば、表示台枠に装飾部材用の背景部を設け、装飾部材を背景部に取付けたので、装飾部材の立体性を背景部によって視覚的に強調することができる。しかも、装飾部材が図柄表示器の表示面の前方に幕板状に垂れ下がることがなくなるので、表示面の視覚的な認識性が装飾部材の影響で低下することが防止される。
【0007】
<請求項4に係る発明について>
請求項4に係る発明は光源を設けたところに特徴を有する。この光源は装飾部材の取付部を照明する照明手段を総称するものであり、取付部の照明方向は前方・側方・後方・これらの組合せのいずれでも良い。特に取付部を後方から照明するには取付部として有色透明部材または無色透明部材を用いることが好ましい。この取付部は請求項3に係る発明の取付部を含むのは勿論のこと、請求項1および2に係る発明の取付部を含む用語であり、特に請求項1および2に係る発明の取付部を電飾的背景として機能させるには取付部の照明部分を前方から視覚的に認識可能に開放すると良い。
請求項4に係る発明によれば、装飾部材用の取付部を照明した。このため、装飾部材および取付部間の輝度のコントラストが大きくなるので、装飾部材の立体性を取付部によって大幅に強調することができる。
【0008】
<請求項5に係る発明について>
請求項5に係る発明は装飾部材を球通路の入口より前方へ出張らないようにしたところに特徴を有する。この球通路は遊技盤内を落下するパチンコ球が通過可能なものであり、球通路の入口は遊技盤面に比べて前方へ突出することになる。この球通路はパチンコ球を障害釘とは別の経路で落下させるものであり、障害釘の配列で形成された通路は球通路から除外される。
請求項5に係る発明によれば、装飾部材が遊技盤面に対して前方へ突出することがなくなるので、遊技盤内を落下するパチンコ球が装飾部材に衝突し、パチンコ球の落下経路が装飾部材の影響で変わることが防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例を図1〜図15に基いて説明する。パチンコホールの台島には、図13の(b)および(c)に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前端部には、図13の(a)に示すように、前枠2が左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この前枠2は中央部に矩形状の開口部を有する平板状をなすものであり、前枠2の開口部内には下方へ開口するコ字状の金枠3が固定され、前枠2の下端部には下皿4が固定されている。
【0010】
金枠3の下端部には横長な長方形状の皿板5が左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この皿板5には上皿6が固定されており、上皿6内にはパチンコ球P(図3参照)が貯溜されている。また、上皿6には、図13の(a)に示すように、複数のスリット7が形成されている。これら複数のスリット7の後方にはスピーカ8が固定されており、スピーカ8からは各種の効果音が出力される。
【0011】
前枠2の前面には右下部に位置して発射ハンドル9が回動可能に装着されており、発射ハンドル9の後方には発射モータ10が固定されている。この発射モータ10の回転軸には打球機構を介して打球槌(いずれも図示せず)が連結されており、発射ハンドル9が図13の(a)の時計回り方向へ回動操作されたときには発射モータ10に電源が与えられ、打球槌が上皿6内のパチンコ球Pを上皿6内から弾き出す。
【0012】
金枠3には皿板5の上方に位置して矩形状の窓枠11が左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されており、窓枠11の内周面には透明なガラス窓12が固定されている。また、前枠2の後面には額縁状の機構盤(図示せず)が固定されている。この機構盤には、図12に示すように、遊技盤13が固定されており、遊技盤13はガラス窓12により前方から覆われている。この遊技盤13は絵柄等の模様がカラーで形成されたセル板を最前部に有するものであり、セル面SPはセル板の前面を称する。尚、セル面SPは遊技盤面に相当するものである。
【0013】
前枠2には、図13の(a)に示すように、右側部に位置して枠鍵14が装着されており、枠鍵14は前枠2を外枠1の前端面に密着した閉鎖状態にロックし、窓枠11を金枠3の内周面に嵌合した閉鎖状態にロックしている。また、遊技盤13の前面には、図12に示すように、外レール15および内レール16が固定されており、打球槌が弾いたパチンコ球Pは外レール15および内レール16間の発射通路17を通って上昇し、発射通路17の出口18から放出される。また、遊技盤13の前面には複数の障害釘(図示せず)が打込まれており、発射通路17の出口18から放出されたパチンコ球Pは障害釘に当りながら遊技盤13内を落下する。
【0014】
遊技盤13の前面には特別図柄始動口19が固定されている。この特別図柄始動口19は上面が開口するポケット状をなすものであり、特別図柄始動口19内には始動口センサ20(図14参照)が固定されている。この始動口センサ20は近接スイッチからなるものであり、特別図柄始動口19内にパチンコ球Pが入賞したことを検出して始動信号を出力する。尚、特別図柄始動口19は始動口および入賞口に相当するものである。
【0015】
遊技盤13には、図12に示すように、中央部に位置して図柄表示装置21が装着されている。この図柄表示装置21は表示台枠22に図柄表示器23を装着してなるものであり、表示台枠22は次のように構成されている。
【0016】
<表示台枠22について>
遊技盤13には、図3の(b)に示すように、貫通孔24が形成されており、貫通孔24内には前方から有色な中央飾り枠25が嵌合されている。この中央飾り枠25は、図1および図2に示すように、前面が開口する皿状をなすものであり、中央飾り枠25の前端部にはフランジ部26が形成されている。このフランジ部26には、図3の(a)に示すように、複数の貫通孔27が形成されており、中央飾り枠25は前方から各貫通孔27を通して遊技盤13に釘(図示せず)を打込むことに基づいて固定されている。
【0017】
中央飾り枠25には天飾り枠28が固定されている。この天飾り枠28は中央飾り枠25とは異色なものであり、中央飾り枠25の視覚的な表面装飾効果を高める機能を有している。また、天飾り枠28の左右両側部には、図2に示すように、遊技盤13のセル面SPに対して前方へ突出する突部29が形成されており、各突部29にはワープルート30の入口31が形成されている。これら各入口31は中央飾り枠25の外部に向って開口するものであり、パチンコ球Pが入口31を通してワープルート30内に侵入したときにはワープルート30内を落下する。これら各ワープルート30は中央飾り枠25と天飾り枠28との間に形成された通路状の空間部を称するものであり、各ワープルート30の下端部には、図3の(a)に示すように、中央飾り枠25の内部に向って開口する出口32が形成されている。尚、ワープルート30は球通路に相当するものである。
【0018】
中央飾り枠25の下端部にはステージ33が形成されており、各ワープルート30の出口32から放出されたパチンコ球Pはステージ33上に落下する。このステージ33は前面視が円弧凹状をなすものであり、ステージ33上に落下したパチンコ球Pはステージ33の傾斜に沿って左右方向へ揺動する。また、ステージ33は、図1に示すように、前方へ向かって下降する傾斜面状をなすものであり、パチンコ球Pは左右方向へ揺動しながらステージ33の傾斜に沿って前方へ転がる。
【0019】
ステージ33の前端部には、図3の(a)に示すように、2個の仕切壁34が形成されており、両仕切壁34間にはV溝35が形成されている。このV溝35は特別図柄始動口19の真上に配置されたものであり、パチンコ球PがV溝35に沿ってステージ33の前端から転落したときには特別図柄始動口19内に高確率で入賞する。即ち、V溝35はステージ33上から特別図柄始動口19にパチンコ球Pを案内する案内路および案内溝に相当するものである。
【0020】
ステージ33にはV溝35の左右両側部に位置して外れ溝36が形成されている。これら各外れ溝36は特別図柄始動口19の真上に対して左右方向に位置ずれするものであり、パチンコ球Pが各外れ溝36に沿ってステージ33の前端から転落したときには特別図柄始動口19内に対する入賞確率が相対的に低下する。即ち、外れ溝36はステージ33上からパチンコ球Pを排出する排出路および排出溝に相当するものである。
【0021】
中央飾り枠25の後面には、図4に示すように、左右両側部に位置してベース37が固定されている。これら各ベース37の上面には、図9に示すように、後端部に位置して垂直な軸38および39が形成されており、各ベース37の軸38および39には、図7に示すように、カムアーム40の後端部および補助アーム41の後端部が回動可能に装着されている。
【0022】
各ベース37のカムアーム40および補助アーム41には前端部に位置して上プレート42の垂直な軸43および44が回動可能に装着されている。これら各上プレート42はカムアーム40および補助アーム41を相手側に対して平行な姿勢に連結するものであり、各上プレート42には、図9に示すように、軸43および44に比べて径大な柱45が形成され、各上プレート42の軸43および44・柱45は抜止め用の下プレート46に固定されている。
【0023】
中央飾り枠25の後面には、図4に示すように、各ベース37の上方に位置してステッピングモータからなる役物モータ47が固定されている。これら各役物モータ47は、図5の(b)に示すように、垂直な出力軸48を有するものであり、各役物モータ47には駆動回路基板49が電気的に接続されている。これら各駆動回路基板49は役物モータ47に駆動電源を印加するモータ駆動回路50(図14参照)が搭載されたものであり、中央飾り枠25の後面に機械的に固定されている。
【0024】
各役物モータ47の出力軸48には、図5の(b)に示すように、ロータ51が回転不能に固定されており、各ロータ51には主動子に相当するピン52が固定されている。これら各ピン52は役物モータ47の出力軸48に対して偏心する垂直なものであり、出力軸48が回転することに基いて出力軸48を中心に円周方向へ移動する。
【0025】
各カムアーム40には、図7に示すように、カムアーム40に対して平行な直線状のカム溝53が形成されている。これら各カム溝53内にはピン52がスライド可能に挿入されており、各役物モータ47の駆動時にはピン52の円周方向への移動力がカム溝53の内面を通してカムアーム40に伝達され、カムアーム40および補助アーム41が平行状態を保持したまま上プレート42・下プレート46と一体的に回動する。
【0026】
各上プレート42には、図8の(b)に示すように、垂直な取付プレート54が形成されており、各取付プレート54には、図8の(a)に示すように、有色不透明な役物55がネジ止めされている。これら各役物55は可動部材に相当するものであり、役物モータ47の駆動に基づいてカムアーム40および補助アーム41によって左右方向へ移動操作される。これら各役物55は人の手を模した立体形状をなすものであり、各役物55には閉鎖部に相当する指56間に位置して開放部に相当する隙間57が形成されている。尚、符合58は役物55のうち手の甲を示すものである。
【0027】
各役物55の後面には、図6に示すように、高さ方向中央部に位置してガイドレール59が形成されている。これら各ガイドレール59は左右方向に水平に延びる直状をなすものであり、ガイドローラ60上に載置されている。これら各ガイドローラ60は静止部材に相当する天飾り枠28に回転可能に装着されたものであり、ガイドレール59の移動力で回転することに基いて役物55の円滑な移動を許容する。
【0028】
中央飾り枠25には、図4に示すように、横長な長方形状の窓61が形成されている。この窓61は貫通孔からなるものであり、中央飾り枠25の後面には、図1および図2に示すように、窓61の周縁部に位置して図柄表示器23が固定されている。この図柄表示器23はカラー液晶表示器からなるものであり、図10および図11に示すように、窓61に相当する横長な表示領域HEを有している。これら図10および図11は図柄表示器23の表示内容を示すものであり、パチンコ球Pが特別図柄始動口19内に入賞していない状態では、図10の(a)および図11の(a)に示すように、表示領域HE内に特別図柄として数字図柄が横3列に静止表示される。尚、数字図柄は大当りおよび外れを識別する識別図柄に相当するものである。
【0029】
図7の(a)は各役物モータ47の出力軸48が原点位置にある状態を示すものである。この状態では、図3の(a)に破線で示すように、各役物55が表示台枠22の外側へ向って移動した後退端に位置しており、各役物55の全ての指56がワープルート30の前側に重なっている。これら各ワープルート30は天飾り枠28を隔壁とするものであり、天飾り枠28のうちワープルート30の隔壁を構成する部分は有色透明に形成されている。即ち、各役物55が後退端に退避した初期状態ではワープルート30のうち役物55の後方に重なるラップ部が役物55の隙間57を通して視覚的に開放された半閉状態にされており、ワープルート30内を落下するパチンコ球Pが隙間57を通して前方から視覚的に認識可能にされている。
【0030】
各役物55の複数の指56は、図8の(a)に示すように、先端部が後方へ曲がるものであり、各役物55の初期状態では複数の指56の屈曲部が図柄表示器23の表示領域HEの前方に重なっている。これら各役物55の複数の指56は、図1に示すように、初期状態でワープルート30の側壁を中央飾り枠25の内側から覆った半閉状態にする機能も有しており、各ワープルート30内を落下するパチンコ球Pは役物55の初期状態で隙間57を通して側方からも視覚的に認識可能にされている。
【0031】
各役物55の初期状態では、図7の(a)に示すように、ピン52が作用線Lの内周側に位置している。この作用線Lはロータ51の回転軸48を通る仮想的な円線であり、カムアーム40の軸38を中心とするものである。この初期状態で各役物55に左右方向の外力が作用したときにはカムアーム40が回動力を受け、ピン52をカム溝53に沿って一方向へ移動操作しようとする。このとき、ピン52を通してロータ51に回動力が作用し、ロータ51がピン52をカム溝53に沿う反対方向へ移動操作しようとする。即ち、各役物55に初期状態で左右方向の外力が作用したときにはピン52に一方向および反対方向への操作力が同時に作用し、ピン52が現在位置に拘束されるので、各役物55が初期状態に保持される。
【0032】
各役物モータ47の出力軸48が原点位置から正方向へ回転したときには役物55が後退端から図柄表示器23側へ移動する。これら各役物55の移動量はピン52が表示台枠22の内側へ向って最も移動したときに最大値に達するものであり、各役物55が内側の前進端に移動した状態では、図3の(a)に二点鎖線で示すように、役物55の甲58がワープルート30の前側に重なる。即ち、各役物55が前進端に前進した終期状態ではワープルート30のうち甲58の後方に重なるラップ部が甲58により視覚的に完全閉鎖され、ワープルート30のラップ部内を落下するパチンコ球Pが前方から視覚的に認識不能にされる。
【0033】
各役物55は後退端から前進することに基いてステージ33の上方に対向するものであり、各役物55がステージ33の上方に対向した状態では、図3の(a)に示すように、役物55とステージ33との間に隙間81が形成される。これら各隙間81は作為的に設定されたものであり、各隙間81の縦方向の幅寸法(ステージ33および役物55間の縦方向の離間寸法)はパチンコ球Pの直径寸法に比べて大きく設定されている。
【0034】
尚、図5の(b)の符合80は各役物55を移動操作する操作機構を示すものである。この操作機構80はカムアーム40,補助アーム41,上プレート42,下プレート46,ロータ51,ピン52を構成部品として有するものであり、役物モータ47は操作機構80の駆動源に相当する。
【0035】
中央飾り枠25の前端部には、図1に示すように、ステージ33の前方に位置して板状の保護カバー62が固定されている。この保護カバー62は無色透明な合成樹脂を材料に形成されたものであり、図3の(a)に示すように、両役物55を後退端・前進途中・前進端・後退途中の全ての状態で前方から視覚的に認識可能に覆い、しかも、図柄表示器23の表示領域HEの全てを前方から視覚的に認識可能に覆っている。この保護カバー62はカバー部材に相当するものであり、ステージ33の左右方向の全領域を前方から覆っている。
【0036】
保護カバー62には、図3の(a)に示すように、下面が開口する切欠部63が形成されている。この切欠部63は開口部に相当するものであり、V溝35および両外れ溝36の上方に配置されている。この切欠部63はパチンコ球Pのステージ33からの転落位置をV溝35および両外れ溝36に限定するものであり、ステージ33の前端部と切欠部63の内周面との離間寸法W(図1参照)はV溝35および両外れ溝36を含んだ全域でパチンコ球Pの直径寸法程度に設定されている。
【0037】
パチンコ球Pがステージ33上に前方から飛込むときには揺れが相対的に大きく、ステージ33上から落下するときには揺れが相対的に小さい。切欠部63はステージ33上の小さな揺れを伴うパチンコ球Pを確実に通過させ、障害釘からの大きな揺れを伴うパチンコ球Pを高確率で通過不能にするものであり、パチンコ球Pの直径寸法程度とはパチンコ球Pの直径寸法から直径寸法の「1.5倍」の範囲内を称する。
【0038】
中央飾り枠25には、図3の(a)に示すように、保護カバー62の上方に位置して取付部82が設けられている。この取付部82は有色透明な合成樹脂を材料に形成されたものであり、図1および図2に示すように、垂直な平板状をなしている。この取付部82は図柄表示器23の表示面HPと略同一の前後位置に設けられたものであり、具体的には、図1に示すように、後面が図柄表示器23の表示面HPと同一の垂直面上に配置され、前面が表示面HPに対して自身の板厚分だけ前方に配置されている。尚、表示面HPは図柄表示器23の表示領域HEの前面を称するものである。
【0039】
取付部82の前面には装飾部材83が接着固定されている。この装飾部材83は表示台枠22の表面装飾効果を高めるものであり、漫画の主人公をモチーフとした立体形状をなしている。この装飾部材83は取付部82と異色な有色不透明な合成樹脂を材料に形成されたものであり、装飾部材83の最前部は遊技盤13のセル面SPと同一の平面状に配置されている。また、取付部82の前面は、図3の(a)に示すように、前方から視覚的に認識可能に開放されたものであり、装飾部材83の視覚的な後景として機能する。尚、取付部82は背景部に相当するものである。
【0040】
取付部82の後面には、図1および図2に示すように、複数のスペーサ84を介して電飾基板85が固定されている。この電飾基板85はプリント配線基板からなるものであり、電飾基板85の前面には複数の電飾LED86が搭載されている。これら各電飾LED86は光源および発光部材に相当するものであり、取付部82は電飾LED86により後方から照明されることに基いて電飾される電飾レンズおよび電飾背景として機能する。表示台枠22は以上のように構成されている。
【0041】
始動口センサ20には、図14に示すように、マイクロコンピュータを主体に構成されたメイン制御装置64が電気的に接続されている。このメイン制御装置64は遊技内容を設定して下位制御手段に制御指令を送信する上位制御手段として機能するものであり、遊技内容をランダムカウンタR1〜R4の取得結果に基いて設定する。これらランダムカウンタR1〜R4はメイン制御装置64が下限値「0」から異なる上限値に加算した後に下限値「0」に戻して加算するものであり、ランダムカウンタR1の加算処理はメインプログラムのループ毎に行われ、ランダムカウンタR2〜R4の加算処理はタイマ割込みプログラムの起動毎に行われる。以下、メイン制御装置64の制御内容について説明する。
【0042】
メイン制御装置64は始動口センサ20からの始動信号を検出すると、図15のステップS1でランダムカウンタR1〜R4の現在の計測値を取得し、ステップS2でランダムカウンタR1の取得値を大当り値と比較する。そして、両者が同一であるときには大当りと判定し、ステップS3でランダムカウンタR2の取得値に基づいて大当り図柄を設定する。この大当り図柄は左列,中列,右列の3列の数字図柄の組合せ図柄を称するものであり、具体的には3列が同一の揃い数字からなるものである。
【0043】
メイン制御装置64はランダムカウンタR1の取得値と大当り値とが相違していることを検出すると、外れと判定し、ステップS4でランダムカウンタR3の取得値を外れリーチ値と比較する。そして、両者が同一であるときには外れリーチと判定し、ステップS5でランダムカウンタR2の取得値に基づいて外れリーチ図柄を設定する。この外れリーチ図柄は3列の数字図柄の組合せ図柄を称するものであり、具体的には左列および右列が同一で中列が相違する数字からなるものである。
【0044】
メイン制御装置64はランダムカウンタR3の取得値と外れリーチ値とが相違していることを検出すると、完全外れと判定し、ステップS6でランダムカウンタR2の取得値に基づいて完全外れ図柄を設定する。この完全外れ図柄は3列の数字図柄の組合せ図柄を称するものであり、具体的には左列および右列が相違する数字からなるものである。尚、メイン制御装置64は大当り判定手段に相当するものである。
【0045】
メイン制御装置64は大当り図柄,外れリーチ図柄,完全外れ図柄を設定すると、ステップS7でランダムカウンタR4の取得値に基いて演出パターンを設定する。この演出パターンは図柄表示器23に表示する動画面の演出内容を示すものであり、大当り判定時には大当り用の複数の演出パターンの中からランダムカウンタR4に応じたものが選択され、外れリーチ判定時および完全外れ判定時には外れリーチ用の複数の演出パターンおよび完全外れ用の複数の演出パターンの中からランダムカウンタR4に応じたものが選択される。
【0046】
遊技盤13の前面には、図12に示すように、特別図柄始動口19の下方に位置して入賞口台板65が固定されており、入賞口台板65には前面が開口する四角筒状の大入賞口66が固定されている。また、入賞口台板65には扉67が装着されている。この扉67は下端部の水平な軸(図示せず)を中心に回動可能にされたものであり、大入賞口66の前面は扉67が垂直状態に回動することに基づいて閉鎖され、扉67が前方へ倒れた水平状態に回動することに基づいて開放される。
【0047】
入賞口台板65の後面には大入賞口ソレノイド68(図14参照)が固定されている。この大入賞口ソレノイド68のプランジャには扉67が機械的に連結されており、扉67は大入賞口ソレノイド68がオンオフされることに基いて開閉される。この大入賞口ソレノイド68は、図14に示すように、ソレノイド駆動回路69を介してメイン制御装置64に電気的に接続されており、メイン制御装置64は大当りを判定することに基づいて大入賞口ソレノイド68をオンし、大入賞口66を開放する。
【0048】
大入賞口66内には入賞口センサ70(図14参照)が固定されており、入賞口センサ70は、図14に示すように、メイン制御装置64に電気的に接続されている。この入賞口センサ70は大入賞口66内にパチンコ球Pが入賞したことを検出して入賞信号を出力する近接スイッチからなるものであり、メイン制御装置64は入賞口センサ70からの入賞信号に基づいてパチンコ球Pの大入賞口66に対する入賞個数を計測する。そして、パチンコ球Pの入賞個数が最大値に達することに基いて大入賞口ソレノイド68をオフし、大入賞口66を閉鎖する。この大入賞口66の開閉動作は大当りラウンドと称されるものであり、設定回数だけ繰返される。
【0049】
メイン制御装置64には、図14に示すように、払出制御装置71が電気的に接続されている。この払出制御装置71はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、メイン制御装置64は始動口センサ20からの始動信号および入賞口センサ70からの入賞信号を検出することに基づいて払出制御装置71に払出指令を出力する。
【0050】
前枠2の後面側には払出機構(図示せず)が装着されている。この払出機構は払出モータ72(図14参照)を駆動源とするものであり、払出モータ72の駆動に基づいて球タンク(図示せず)内のパチンコ球Pを払出機構を通して上皿6内に払出す。この払出モータ72は、図14に示すように、モータ駆動回路73を介して払出制御装置71に電気的に接続されており、払出制御装置71はメイン制御装置64からの払出指令を検出することに基づいて払出モータ72を駆動し、パチンコ球Pを上皿6内に賞品球として払出す。
【0051】
メイン制御装置64にはマイクロコンピュータを主体に構成された図柄制御装置74が電気的に接続されており、図柄制御装置74にはLCD駆動回路75を介して図柄表示器23が電気的に接続されている。この図柄制御装置74はLCD駆動回路75を通して図柄表示器23の表示内容を制御する表示制御手段として機能するものであり、メイン制御装置64は数字図柄の設定結果・演出パターンの設定結果を図柄制御装置74に出力する。
【0052】
図柄制御装置74はメイン制御装置64からの図柄設定結果および演出パターン設定結果を検出すると、表示領域HEの左列,中列,右列に「1」〜「8」の数字図柄を設定順序で可変表示する。この可変表示は数字図柄を上から下の縦方向へ移動させながら行われるものであり(識別図柄を移動させながら変化させることを変動と称する)、図柄制御装置74は左列,中列,右列の変動図柄を演出パターンに応じた演出内容で変動停止させる。この変動停止はメイン制御装置64からの図柄設定結果で行われるものであり、図柄制御装置74は左列,中列,右列を変動停止させることに基づいて大当り・外れリーチ・完全外れの判定結果を遊技者に報知する。以下、完全外れ用の演出パターンおよび大当り用の演出パターンの一例について説明する。
【0053】
<完全外れ用の演出パターン>
パチンコ球Pが特別図柄始動口19内に入賞すると、図11の(b)に示すように、各列の数字図柄が通常変動を開始する。この通常変動とは数字図柄が上から下の縦方向へ移動しながら設定順序で変化することを称するものであり、完全外れの判定時には演出パターンの種類に拘らず各列の図柄が通常変動する。尚、各列の数字図柄の変化順序は「1」→「2」・・・「7」→「8」→「1」・・・のループ状に設定されている。
【0054】
数字図柄の変動開始から演出パターンに応じた設定時間が経過すると、左列,中列,右列の数字図柄が通常変動状態から停止する。これら各列の変動停止はメイン制御装置64が設定した数字図柄で行われるものであり、3列は、図11の(c)〜(e)に示すように、左列,右列,中列の順序で変動停止する。
【0055】
<大当り用の演出パターン>
パチンコ球Pが特別図柄始動口19内に入賞すると、図10の(b)に示すように、3列の数字図柄が通常変動を開始し、図10の(c)〜(d)に示すように、左列および右列が通常変動状態から設定図柄で停止することに基いてリーチが発生する。このリーチとは大当りが発生する可能性が視覚的に存在する表示状態を称するものであり、リーチ状態では、図10の(e)に示すように、左列および右列の停止図柄が表示領域HE内の左上隅部および右上隅部に静止状態で縮小表示される。そして、中列の図柄が拡大表示され、中列だけが相対的に低速度で通常変動を継続する。
【0056】
中列の上下方向中央部に変動図柄としてリーチ図柄が表示されると、図10の(f)〜(h)に示すように、中列のリーチ図柄が移動方向を右から左の横方向へ変える。このリーチ図柄とは左上隅部および右上隅部と同一の数字図柄を称するものであり、中列のリーチ図柄は表示領域HE内を左右方向へ往復動し、図10の(i)に示すように、表示領域HE内の左右方向中央部で静止することに基いて大当りの発生が報知される。
【0057】
図柄制御装置74には、図14に示すように、両モータ駆動回路50を介して両役物モータ47が電気的に接続されており、図柄制御装置74は図柄表示器23の表示内容に連動して両役物モータ47を駆動制御する。そして、両役物55を表示内容に連動して移動操作し、数字図柄の変動表示を両役物55の機械的な動作によって演出する。以下、図10の演出パターンに応じた両役物55の動作パターンについて説明する。尚、図11の完全外れ用の演出パターンの設定時には両役物55が後退端に保持され、機械的な演出が行われない。
【0058】
左列の通常変動状態で上下方向中央部に設定図柄が表示されると、図10の(c)に示すように、左方の役物55が後退端から中途位置に移動して後退端に復帰する。この中途位置とは後退端および前進端の間の位置であり、中途位置では左方の役物55が左列の設定図柄に視覚的に接触する。この左方の役物55の移動は役物モータ47の出力軸48を原点位置から正方向へ設定角度だけ回転させた後に逆方向へ設定角度だけ回転させることに基いて行われるものであり、遊技者は左方の役物55が数字図柄を叩いて通常変動を停止させた印象を受ける。
【0059】
右列の通常変動状態で上下方向中央部にリーチ図柄が表示されると、図10の(d)に示すように、右方の役物55が後退端から中途位置に移動して後退端に復帰する。この右方の役物55の移動は、上述したように、役物モータ47の出力軸48を原点位置から正逆転させることに基いて行われるものであり、右方の役物55は中途位置で右列のリーチ図柄に視覚的に接触する。従って、遊技者は右方の役物55が数字図柄を叩いて通常変動を停止させ、リーチを発生させた印象を受ける。
【0060】
中列の低速変動状態で上下方向中央部にリーチ図柄が表示されると、図10の(f)に示すように、右方の役物55が後退端から前進端に移動して後退端に復帰する。この右方の役物55の進退は役物モータ47の出力軸48を正方向へ360度(機械角)だけ回転させることに基いて行われるものであり、右方の役物55が前進端に移動したときには中列のリーチ図柄に視覚的に接触する。この右方の役物55の進退は中列のリーチ図柄が変動方向を縦方向から横方向に変えることに連動して行われるものであり、遊技者は右方の役物55がリーチ図柄を叩いて変動方向を変化させた印象を受ける。
【0061】
中列のリーチ図柄が変動方向を変えて表示領域HE内の左側部へ移動すると、図10の(g)に示すように、左方の役物55が後退端から前進端に移動して後退端に復帰する。このとき、左方の役物55がリーチ図柄の一部に視覚的に被さるので、遊技者は左方の役物55がリーチ図柄を表示領域HE内の右側部へ叩き飛ばした印象を受ける。
【0062】
中列のリーチ図柄が表示領域HE内の右側部へ移動すると、図10の(h)に示すように、右方の役物55が後退端から前進端に移動して後退端に復帰する。このとき、右方の役物55がリーチ図柄の一部に視覚的に被さるので、遊技者は右方の役物55がリーチ図柄を表示領域HE内の中央部へ叩き飛ばし、図10の(i)に示すように、大当りを発生させた印象を受ける。
【0063】
メイン制御装置64には、図14に示すように、電飾制御装置87が電気的に接続されている。この電飾制御装置87はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、電飾制御装置87にはLED駆動回路88が電気的に接続されている。このLED駆動回路88には複数の電飾LED86が電気的に接続されており、電飾制御装置87はメイン制御装置64からの電飾指令を検出することに基いて複数の電飾LED86を電飾指令に応じた電飾パターンで発光させ、中央飾り枠25の取付部82を電飾する。
【0064】
上記第1実施例によれば、表示台枠22に取付部82を設け、装飾部材83を取付部82に取付けたので、装飾部材83の立体性を取付部82によって視覚的に強調することができる。しかも、装飾部材82が図柄表示器23の表示面HPの前方に幕板状に垂れ下がることがなくなるので、表示面HPの視覚的な認識性が装飾部材83の影響で低下することが防止される。
また、表示台枠22の取付部82を図柄表示器23の表示面HPと略同一の前後位置に設けたので、この点からも装飾部材83が表示面HPの前方に幕板状に垂れ下がることがなくなり、表示面HPの視覚的な認識性が装飾部材83の影響で低下することが防止される。
【0065】
また、表示台枠22の取付部82を電飾LED86により照明した。このため、装飾部材83および取付部82間の輝度のコントラストが大きくなるので、装飾部材83の立体性を取付部82によって大幅に強調することができる。
また、装飾部材83をワープルート30の入口31より前方へ出張らないように配置した。このため、装飾部材83が遊技盤13のセル面SPに対して前方へ突出することがなくなるので、遊技盤13内を落下するパチンコ球Pが装飾部材83に衝突し、パチンコ球Pの落下経路が装飾部材83の影響で変わることが防止される。
【0066】
尚、上記第1実施例においては、取付部82の後面を図柄表示器23の表示面HPと同一の平面上に配置したが、これに限定されるものではなく、例えば取付部82の前面を図柄表示器23の表示面HPと同一の平面上に配置しても良く、要は取付部82が自身の板厚の範囲内で表示面HPに対して前後しても良い。
【0067】
また、上記第1実施例においては、表示台枠22の取付部82の全てを図柄表示器23の表示面HPと略同一の前後位置に設けたが、これに限定されるものではなく、例えば取付部82の一部を表示面HPと略同一の前後位置に設け、残余部分を表示面HPと略同一の前後位置に設けない構成としても良い。
【0068】
また、上記第1実施例においては、表示台枠22の取付部82を図柄表示器23の表示面HPと略同一の前後位置に設けたが、これに限定されるものではなく、例えば本発明の第2実施例を示す図16のように、表示面HPに比べて後方に設けても良い。具体的には取付部82の前面を表示面HPを通る垂直面に比べて後方に設ける。
【0069】
また、上記第2実施例においては、表示台枠22の取付部82の全てを図柄表示器23の表示面HPに比べて後方に設けたが、これに限定されるものではなく、例えば取付部82の一部を表示面HPに比べて後方に設け、残余部分を表示面HPに比べて後方に設けない構成としても良い。
【0070】
また、上記第1〜第2実施例においては、表示台枠22に垂直な平板状の取付部82を設けたが、これに限定されるものではなく、例えば垂線に対して傾斜する傾斜板状の取付部を設けたり、円弧板等の曲板状の取付部を設けても良く、要は装飾部材83が取付可能な取付座を有するものであれば良い。
また、上記第1〜第2実施例においては、装飾部材83として静止部材を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば可動部材を用いて良い。この場合、可動部材を電気的な駆動源により動作させることが好ましい。
【0071】
また、上記第1〜第2実施例においては、役物55の動作と数字図柄の変動停止・変動方向の変更とを連動させたが、これに限定されるものではなく、例えば役物55の動作と数字図柄の変動開始・変動再開・変動速度の変更とを連動させたり、役物55の動作と数字図柄の形状・色彩・大きさ・表示位置・これらの組合せを変えることとを連動させたり、役物55の動作と数字図柄以外の絵柄や背景の形状・色彩・大きさ・表示位置・これらの組合せを変えることとを連動させても良く、要は役物55の動作と図柄表示器23の表示内容とを連動させれば良い。
【0072】
また、上記第1〜第2実施例においては、表示台枠22の取付部82を前方から視覚的に認識可能に開放したが、これに限定されるものではなく、例えば視覚的に認識不能に閉鎖しても良い。
また、上記第1〜第2実施例においては、取付部82を無模様の有色透明部材から構成したが、これに限定されるものではなく、例えば模様を有する有色透明部材から構成しても良い。
【0073】
また、上記第1〜第2実施例においては、表示台枠22の取付部82を有色透明部材から構成したが、これに限定されるものではなく、例えば電飾可能な無色透明部材または半透明部材から構成しても良い。
また、上記第1〜第2実施例においては、表示台枠22の取付部82を後方から照明する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば前方または側方から照明したり、前方・側方・後方の組合せから照明しても良い。
【0074】
また、上記第1〜第2実施例においては、表示台枠22の取付部82を照明する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば照明しない構成としても良い。この構成の場合、取付部82を有色不透明部材から構成することが好ましい。
また、上記第1〜第2実施例においては、図柄表示器23としてカラー液晶表示器23を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば白黒の液晶表示器・LED表示器・機械的なリール式の表示器を用いても良い。
また、上記第1〜第2実施例においては、図柄表示器23に大当り図柄が表示されることに基づいて大当り動作が行われる1種のパチンコ機に本発明を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば2種または3種のパチンコ機に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(図3のXa線に沿う断面を役物モータおよび操作機構等の除去状態で示す図)
【図2】図3のXb線に沿う断面図
【図3】(a)は表示台枠を示す前面図、(b)はX視図
【図4】表示台枠を示す後面図
【図5】(a)は役物および操作機構を示す前面図、(b)はX視図
【図6】(a)は役物および操作機構を示す後面図、(b)はX視図
【図7】役物の動作原理を説明するための上面図(aは役物が後退端に拘束された状態を示す図、bは役物が前進端に移動した状態を示す図)
【図8】(a)は役物および操作機構を示す斜視図、(b)は操作機構を示す斜視図
【図9】役物および操作機構を分解状態で示す斜視図
【図10】大当り判定時の図柄表示器の表示内容および役物の動作内容を示す図)
【図11】完全外れ判定時の図柄表示器の表示内容を示す図
【図12】遊技盤を示す前面図
【図13】全体構成を示す図(aは前面図、bはXb視図、cはXc視図)
【図14】電気的構成を示すブロック図
【図15】メイン制御装置の制御内容を示すフローチャート
【図16】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
HPは表示面、Pはパチンコ球、22は表示台枠、23は図柄表示器、30はワープルート(球通路)、31は入口、82は取付部(背景部)、83は装飾部材、86は電飾LED(光源)を示している。

Claims (5)

  1. 大当りおよび外れを識別するための識別図柄が表示される図柄表示器と、
    前記図柄表示器を保持する表示台枠と、
    前記表示台枠に設けられた取付部と、
    前記取付部に設けられた装飾部材とを備え、
    前記取付部は、前記図柄表示器の表示面と略同一の前後位置に設けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 大当りおよび外れを識別するための識別図柄が表示される図柄表示器と、
    前記図柄表示器を保持する表示台枠と、
    前記表示台枠に設けられた取付部と、
    前記取付部に設けられた装飾部材とを備え、
    前記取付部は、前記図柄表示器の表示面に比べて後方に設けられていることを特徴とする遊技機。
  3. 大当りおよび外れを識別するための識別図柄が表示される図柄表示器と、
    前記図柄表示器を保持する表示台枠と、
    前記表示台枠に設けられた取付部と、
    前記取付部に設けられた装飾部材とを備え、
    前記取付部は、前記装飾部材の視覚的な背景として機能する背景部から構成されていることを特徴とする遊技機。
  4. 表示台枠の取付部を照明する光源を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 表示台枠には、パチンコ球が通過可能な球通路の入口が設けられ、
    装飾部材は、球通路の入口に対して前方へ非突出状態にされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
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JP2007296020A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機
JP2009165619A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Sansei R&D:Kk 遊技機
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