JP2004339508A - 有機官能性で表面変性された金属酸化物の製造法、そのような金属酸化物及び該金属酸化物を含有している製品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一般式I
−O1+n−SiR1 2−n−CH2−Y (I)
で示される基を有する金属酸化物を、
表面上にOH基を有する固体を一般式II
RO1+n−SiR1 2−n−CH2−Y (II)
で示されるシランと反応させることによって、製造する。
【選択図】なし
Description
−O1+n−SiR1 2−n−CH2−Y (I)
で示される基を有する金属酸化物を、
表面上にOH基を有する固体を一般式II
RO1+n−SiR1 2−n−CH2−Y (II)
で示されるシランと反応させることによって、製造する方法であり、上記式中、
Rは、C−O結合したC1〜C15−炭化水素基、好ましくはC1〜C8−炭化水素基、特に好ましくはC1〜C3−炭化水素基を表すか、又はアセチル基を表し、
R1は、水素原子を表すか、又は場合により
−CN、−NCO、−NRx 2、−COOH、−COORx、−ハロゲン、−アクリル、−エポキシ、−SH、−OH又は−CONRx 2で置換されたSi−C結合したC1〜C20−炭化水素基、好ましくはC1〜C8−炭化水素基、特に好ましくはC1〜C3−炭化水素基を表すか、又はアリール基、又はC1〜C15−炭化水素オキシ基、好ましくはC1〜C8−炭化水素オキシ基、特に好ましくはC1〜C4−炭化水素オキシ基を表し、これらの基中で、その都度、互いに隣接していない1つ又はそれ以上のメチレン単位は基−O−、−CO−、−COO−、−OCO−、又は−OCOO−、−S−、又は−NRx−により置換されていてよく、かつこれらの基中で、互いに隣接していない1つ又はそれ以上のメチン単位は基−N=、−N=N−、又は−P=により置換されていてよく、上記式中、R1は同じか又は異なっていてよく、
Yは、官能基−NRx 2、−OC(O)C(R)=CH2(R=H、C1〜C15−炭化水素基、好ましくはC1〜C8−炭化水素基、特に好ましくはC1〜C3−炭化水素基)、−ハロゲン、−NCO、−NH−C(O)−OR(R=C1〜C15−炭化水素基、好ましくはC1〜C8−炭化水素基、特に好ましくはC1〜C3−炭化水素基)、−グリシドキシ、−SH、(R1O)2(O)P−を表し、
Rxは、水素原子又はC1〜C15−炭化水素基、好ましくはC1〜C8−炭化水素基及び特に好ましくはC1〜C3−炭化水素基、又はアリール基を表し、上記式中、Rxは同じか又は異なっていてよく、
かつn=0、1、2を表す。
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ジメトキシ亜リン酸エステル−メチル−ジメチルアセトキシシラン、
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ジフェノキシ亜リン酸エステル−メチル−メチルジアセトキシシラン、
ジフェノキシ亜リン酸エステル−メチル−トリアセトキシシラン。
(R3 3SiO1/2)、及び/又は
(R3 2SiO2/2)、及び/又は
(R3SiO3/2)
で示される単位から構成されたオルガノシロキサンとの任意の混合物で使用されてよく、上記式中、オルガノシロキサン中のこれらの単位の数は少なくとも2であり、かつR3は、好ましくは炭素原子1〜18個を有し、場合により1又は複数不飽和で、場合によりハロゲン化された一価炭化水素基であってよく、又はハロゲン、窒素基、OR4、OCOR4、O(CH2)xOR4であり、ここで、R4は水素又は炭素原子1〜18個を有する一価炭化水素基を表し、かつ基R3は上記式中、同じか又は異なっていてよい。オルガノシロキサンは、好ましくは、被覆温度で液状である。
ジメチルクロロシロキシ、メチルジクロロシロキシ、
ジメチルメトキシシロキシ、メチルジメトキシシロキシ、
ジメチルエトキシシロキシ、メチルジエトキシシロキシ、
ジメチルアセトキシシロキシ、
メチルジアセトキシシロキシ;特に好ましくはトリメチルシロキシ及びジメチルヒドロキシシロキシである。末端基は、同じか又は異なっていてよい。
粒子−表面積Aは、粒子−半径RのDs乗に比例する
好ましくはケイ酸は、好ましくは2.8に等しいか又はそれ未満、より好ましくは2.7に等しいか又はそれ以上、特に好ましくは2.4〜2.6の質量フラクタル次元Dmを有する。質量フラクタル次元Dmは、ここで次のものとして定義されている:
粒子−質量Mは、粒子−半径RのDm乗に比例する。
金属酸化物の製造方法
本発明による金属酸化物は、連続的又は不連続な方法で製造されてよく、シリル化のための方法は、1つ又はそれ以上の工程から構成されていてよい。好ましくは、シリル化された金属酸化物は、製造プロセスが別個の工程において行われる:(A)親水性の金属酸化物をまず最初に製造し、さらに(B)金属酸化物を、(1)一般式IIのシランでの親水性の金属酸化物の負荷、(2)親水性の金属酸化物と一般式IIのシランとの反応及び(3)過剰の一般式IIのシランからの金属酸化物の清浄化を用いて、シリル化することによる方法を用いて製造される。
・エポキシド系
・ポリウレタン系(PUR)
・ビニルエステル樹脂
・不飽和ポリエステル樹脂
・水溶性及び水中に分散可能な樹脂系
・溶剤の乏しい樹脂系、いわゆる“ハイソリッド”。
・粉末形で、例えばコーティング物質として塗布される溶剤不含の樹脂。
・好ましくは10000を上回る分子量を有し、好ましくは10000未満の分子量のポリマー含分10質量%未満を有する、粉末をこれから製造するための、十分に硬い、結合剤としての固体−樹脂、例えば、ジオール及びカルボン酸、カルボン酸エステル、又はカルボン酸無水物からなる共縮合物であってよいポリエステル樹脂、例えば1〜1000、好ましくは5〜200の酸価を有するポリエステル樹脂、又はポリアクリレート又はポリスチレン、又は混合物、又はこれからなるコ-ポリマーであってよく、かつ20μm未満、好ましくは15μm未満、特に好ましくは10μm未満の平均粒径を有する。トナー樹脂は、アルコール、カルボン酸及びポリカルボン酸を含有していてよい。
・技術的に常用の染料、例えば黒色のカーボンブラック、カラー(Farb)−カーボンブラック、シアン−染料、マゼンダ−染料、イエロー染料。
・典型的には正の荷電制御剤:荷電を制御している添加剤、例えばタイプ:ニグロシン−染料、又は第三アミンで置換されたトリフェニルメタン染料、又は第四アンモニウム塩、例えばCTAB(セチルトリメチルアンモニウムブロミド=ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド)、又はポリアミン、典型的には5質量%未満。
・選択的に負の荷電制御剤:荷電を制御している添加剤、例えば金属含有アゾ染料、又は銅−フタロシアニン染料、又は金属錯体、例えばアルキル化されたサリチル酸誘導体又は安息香酸の金属錯体、特にホウ素又はアルミニウムを有するもの、必要な量で、典型的には5質量%未満。
・場合により、磁性トナーの製造のために、磁性粉末が添加されてよく、例えば磁場中で磁化されることができる粉末、例えば強磁性物質、例えば鉄、コバルト、ニッケル、合金、又は化合物、例えば磁鉄鉱、赤鉄鉱又はフェライト。
・選択的に、現像剤、例えば鉄粉末、ガラス粉末、ニッケル粉末、フェライト粉末も添加されてよい。
・金属酸化物は、平均粒径20μmを有する結合剤としての固体−樹脂に対して、0.01質量%を上回る、好ましくは0.1質量%を上回る含量で使用される。結合剤の平均粒径が減少するにつれ、一般的に、より高い金属酸化物含量が必要になり、その際、必要不可欠の金属酸化物量は、結合剤の粒径に反比例して増大する。しかしながら、金属酸化物含量は好ましくは、いずれにせよ結合剤樹脂に対して5質量%未満である。
・別の無機添加剤、例えば微粒状及び粗大粒状の二酸化ケイ素、その中でまた平均直径100〜1000nmを有するもの、酸化アルミニウム、例えば熱分解法による酸化アルミニウム、二酸化チタン、例えば熱分解法によるか又は鋭錐石又はルチル、酸化ジルコニウムが可能である。
・ろう、例えば炭素原子10〜500個を有するパラフィンろう、シリコーンろう、オレフィンろう、50未満、好ましくは25未満のヨウ素価及び10〜1000、好ましくは25〜300のけん化価を有するろうが使用されてよい。
・高い反応収量−このために経済的でかつ資源に優しい
・シリル化剤の最小限の使用で高いシリル化度
・温和な反応条件による再現可能な官能基含量
・しばしば処理技術的な理由から生成物中に残留するはずであり、最終生成物の生成物品質及び−性能に負の影響を及ぼしうる触媒を放棄した、シリル化。
不活性ガスN2下に25℃の温度で、1%未満の水分及び100ppm未満のHCl含量及び130m2/gの比表面積(DIN 66131及び66132によるBET法により測定)を有する熱分解法による親水性ケイ酸100g(名称WACKER HDK S13のもとでWacker-Chemie GmbH、Muenchen、Dで入手可能である)に、完全脱塩(VE)水1.5gを極めて微細に分布された形で噴霧供給し、かつ一流体ノズル(圧力5bar)を通して噴霧することにより、メタクリルオキシメチルトリメトキシシラン8.5gを添加する。こうして負荷されたケイ酸を、引き続いてN2下に3.0h、25℃の温度で反応させ、引き続いて80℃で1h、100 lの乾燥戸棚中でN2下に、水及びMeOHから清浄化する。均質なシリル化剤層を有する疎水性の白色ケイ酸粉末が得られる。分析データは第1表に記載されている。
例2
不活性ガスN2下に25℃の温度で、1%未満の水分及び100ppm未満のHCl含量及び130m2/gの比表面積(DIN 66131及び66132によるBET法により測定)を有する熱分解法による親水性ケイ酸100g(名称WACKER HDK S13のもとでWacker-Chemie GmbH、Muenchen、Dで入手可能である)に、VE-(VE=完全脱塩)水1.5gを、極めて微細に分布された形で噴霧供給し、かつ一流体ノズル(圧力5bar)を通して噴霧することにより、メタクリルオキシメチルトリエトキシシラン10.0gを添加する。こうして負荷されたケイ酸を、引き続いてN2下に3.0h、25℃の温度で反応させ、引き続いて80℃で1h、100 lの乾燥戸棚中でN2下に、水及びMeOHから清浄化する。均質なシリル化剤層を有する疎水性の白色ケイ酸粉末が得られる。分析データは第1表に記載されている。
例3
不活性ガスN2下に25℃の温度で、1%未満の水分及び100ppm未満のHCl含量及び130m2/gの比表面積(DIN 66131及び66132によるBET法により測定)を有する熱分解法による親水性ケイ酸100g(名称WACKER HDK S13のもとでWacker-Chemie GmbH、Muenchen、Dで入手可能である)に、完全脱塩水1.5gを極めて微細に分布された形で噴霧供給し、かつ一流体ノズル(圧力5bar)を通して噴霧することにより、アミノメチルジメチルメトキシシラン5.0gを添加する。こうして負荷されたケイ酸を、引き続いてN2下に3.0h、25℃の温度で反応させ、引き続いて80℃で1h、100 lの乾燥戸棚中でN2下に、水及びMeOHから清浄化する。均質なシリル化剤層を有する疎水性の白色ケイ酸粉末が得られる。分析データは第1表に記載されている。
例4
不活性ガスN2下に25℃の温度で、1%未満の水分及び100ppm未満のHCl含量及び130m2/gの比表面積(DIN 66131及び66132によるBET法により測定)を有する熱分解法による親水性ケイ酸100g(Wacker-Chemie GmbH、Muenchen、Dで名称WACKER HDK S13のもとで入手可能である)に、完全脱塩水1.5gを極めて微細に分布された形で噴霧供給し、かつ一流体ノズル(圧力5bar)を通して噴霧することにより、アミノメチルトリメトキシシラン6.5gを添加する。こうして負荷されたケイ酸を、引き続いてN2下に3.0h、25℃の温度で反応させ、かつ引き続いて80℃で1h、100 lの乾燥戸棚中でN2下に、水及びMeOHから清浄化する。均質なシリル化剤層を有する疎水性の白色ケイ酸粉末が得られる。分析データは第1表に記載されている。
例5
不活性ガスN2下に25℃の温度で、1%未満の水分及び100ppm未満のHCl含量及び200m2/gの比表面積(DIN 66131及び66132によるBET法により測定)を有する熱分解法による親水性ケイ酸100g(名称WACKER HDK N20のもとでWacker-Chemie GmbH、Muenchen、Dで入手可能である)に、一流体ノズル(圧力5bar)を通して噴霧することにより、ジエチルアミノメチル−ジエトキシメチルシラン13.5gを添加する。こうして負荷されたケイ酸を、引き続いてN2下に3.0h、25℃の温度で反応させ、引き続いて80℃で1h、100 lの乾燥戸棚中でN2下に清浄化する。均質なシリル化剤層を有する疎水性の白色ケイ酸粉末が得られる。分析データは第1表に記載されている。
例6
連続的な装置中で、不活性ガスN2下に30℃の温度で、1%未満の水分及び100ppm未満のHCl含量及び200m2/gの比表面積(DIN 66131及び66132によるBET法により測定)を有する熱分解法による親水性ケイ酸1000g/h(名称WACKER HDK N20のもとでWacker-Chemie GmbH、Muenchen、Dで入手可能である)の質量流量に、完全脱塩水50g/hを極めて微細に分布された形で噴霧供給し、25℃で40mPasの粘度及び4質量%のOH含量を有するOH末端ポリジメチルシロキサン180g/h並びにメタクリルオキシメチルトリメトキシシラン130g/hを、液状で極めて微細に分布された形で、一流体ノズル(圧力10bar)を通して噴霧することにより添加する。こうして負荷されたケイ酸を、2時間の滞留時間で30℃の温度でさらに撹拌により流動化し、引き続いて反応器中で100℃及び4時間の滞留時間で反応させる。均質なシリル化剤層を有する疎水性の白色ケイ酸粉末が得られる。分析データは第1表に記載されている。
例7
連続的な装置中で、不活性ガスN2下に30℃の温度で、1%未満の水分及び100ppm未満のHCl含量及び200m2/gの比表面積(DIN 66131及び66132によるBET法により測定)を有する熱分解法による親水性ケイ酸1000g/h(名称WACKER HDK N20のもとでWacker-Chemie GmbH、Muenchen、Dで入手可能である)の質量流量に、完全脱塩水50g/hを極めて微細に分布された形で噴霧供給し、クロロメチルトリメトキシシラン100g/hを液状で極めて微細に分布された形で、一流体ノズル(圧力10bar)を通して噴霧することにより添加する。こうして負荷されたケイ酸を、3時間の滞留時間で30℃の温度でさらに撹拌により流動化し、引き続いて反応器中で120℃及び1時間の滞留時間で水及びMeOHから清浄化する。均質なシリル化剤層を有する疎水性の白色ケイ酸粉末が得られる。分析データは第1表に記載されている。
比較例V1(本発明によらない)
不活性ガスN2下に25℃の温度で、水分<1%及びHCl含量<100ppm及び200m2/gの比表面積(DIN 66131及び66132によるBET法により測定)を有する親水性ケイ酸100g(名称WACKER HDK N20のもとでWacker-Chemie GmbH、Muenchen、Dで入手可能である)に、NH3水5.0gを極めて微細に分布された形で噴霧供給し、並びに一流体ノズル(圧力5bar)を通して噴霧することにより、メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン16.0g(名称Silan GF31のもとでWacker-Chemie GmbH、Muenchen、Dで入手可能である)を添加する。こうして負荷されたケイ酸を、引き続いて100 lの乾燥戸棚中でN2下に4.0h、150℃の温度で反応させる。均質なシリル化剤層を有する疎水性の白色ケイ酸粉末が得られる。分析データは第1表に記載されている。
例8
不活性ガスN2下に25℃の温度で、100m2/gの比表面積(DIN 66131及び66132によるBET法により測定)を有する熱分解法による酸化アルミニウム100g(名称Degussa Aluminium Oxide CのもとでDegussa、Hanau、Dで入手可能である)に、完全脱塩(VE)水1.2gを極めて微細に分布された形で噴霧供給し、かつ一流体ノズル(圧力5bar)を通して噴霧することにより、メタクリルオキシメチルトリメトキシシラン6.3gを添加する。こうして負荷された酸化アルミニウムを、引き続いてN2下に3.0h、25℃の温度で反応させ、引き続いて80℃で1h、100 lの乾燥戸棚中でN2下に、水及びMeOHから清浄化する。均質なシリル化剤層を有する疎水性の白色酸化アルミニウム粉末が得られる。分析データは第1表に記載されている。
1.炭素含量(%C)
炭素についての元素分析;O2流中、1000℃超で試料を燃焼、生じるCO2をIRで検出及び定量;装置LECO 244
2.BET
DIN 66131及び66132によるBET法により測定
3.pH
飽和食塩水溶液:メタノール=50:50中の金属酸化物の4%(質量%)懸濁液
4.Si−AAS
表面変性後の可溶性成分の定量測定のための、THFでの金属酸化物の抽出及びSi−AASを用いる抽出物のろ液中のSi−含量の測定
例9:
ケイ酸の帯電挙動
80μmの平均粒径を有するフェライトキャリヤー各50gを、例3及び4からのケイ酸各0.5gと、RTで、100mlのPE−容器中での振とうにより15分間混合する。測定の前に、これらの混合物を64rpmで5分間、密閉した100ml PE−容器中でドリー(Rollenbock)上で活性化させる。“hard-blow-off cell”(ケイ酸約3g、電気容量10nF、45μmふるい、空気流1 l/min、空気圧2.4kPa、測定時間90sec)(EPPING GmbH、D-85375 Neufahrn)を用いて、ケイ酸の摩擦電気の帯電挙動を、ケイ酸−質量当たりのケイ酸−電荷の比(q/m)として測定した。
ケイ酸含有のトナーの流動挙動及び帯電挙動
負に帯電するタイプ、“crushed type”、スチレン/メタクリレートコポリマーベース、14μmの平均粒度を有するケイ酸不含の磁性の1−成分ドライトナー100g(例えばIMEX社、日本、で入手可能である)を、例3〜4によるケイ酸0.4gと、タンブルミキサー(例えばTurbular)中でRTで1時間混合する。20minのトナーの負荷時間(1000コピー過程後の負荷に相当)後、完成したケイ酸含有のトナーの帯電(質量当たりの電荷)及び現像ロールへの完成したケイ酸含有のトナーの流動挙動(質量流量)を、“q/m−Mono” Elektrometer/Flowtester (EPPING GmbH、D-85375 Neufahrn)中で決定する。
Claims (17)
- 一般式I
−O1+n−SiR1 2−n−CH2−Y (I)
で示される基を有する金属酸化物を製造する方法において、表面上にOH基を有する固体と、一般式II
RO1+n−SiR1 2−n−CH2−Y (II)
[上記式中、
RはC−O結合したC1〜C15−炭化水素基を表し、
R1は水素原子又は場合により
−CN、−NCO、−NRx 2、−COOH、−COORx、−ハロゲン、−アクリル、−エポキシ、−SH、−OH又は−CONRx 2で置換されたSi−C結合したC1〜C20−炭化水素基又はC1〜C15−炭化水素オキシ基を表し、これらの基中で、その都度、互いに隣接していない1つ又はそれ以上のメチレン単位は、基−O−、−CO−、−COO−、−OCO−、又は−OCOO−、−S−、又は−NRx−により置換されていてよく、かつこれらの基中で、互いに隣接していない1つ又はそれ以上のメチン単位は、基、−N=,−N=N−、又は−P=により置換されていてよく、上記式中、R1は同じか又は異なっていてよく、
Yは官能基−NRx 2、−OC(O)C(R)=CH2(R=H、C1〜C15−炭化水素基)、−ハロゲン、−NCO、(R1O)2(O)P−を表し、
Rxは水素原子又はC1〜C15−炭化水素基又はアリール基を表し、上記式中、Rxは同じか又は異なっていてよく、
かつn=0、1、2を表す]で示されるシランとを反応させることを特徴とする、一般式Iの基を有する金属酸化物の製造方法。 - 一般式IIのシランを、式
(R3 3SiO1/2)、及び/又は
(R3 2SiO2/2)、及び/又は
(R3SiO3/2)
で示される単位から構成されたオルガノシロキサンとの任意の混合物で使用し、その際、オルガノシロキサン中のこれらの単位の数は少なくとも2であり、かつR3は炭素原子1〜18個を有し、場合により1又は複数不飽和で、場合によりハロゲン化された一価炭化水素基であるか又はハロゲン、窒素基、OR4、OCOR4、O(CH2)xOR4、(ここで、R4は水素又は炭素原子1〜18個を有する一価炭化水素基を表す)を表し、かつ基R3はその際、同じか又は異なっていてよい、請求項1記載の方法。 - Yがアミノ基、メルカプト基、イソシアナト基、ホスホナト基、又はカルバマト基である、請求項1又は2記載の方法。
- 式IIのシランがモノアルコキシシランである、請求項3記載の方法。
- Yが、ハロゲン基、アクリレート基、アルキルアクリレート基又はグリシドキシ基である、請求項1又は2記載の方法。
- 式IIのシランが、モノアルコキシシランRO−SiR1 2−CH2−Y(n=2)[ここで、アルキル基R=メチル基又はアセトキシ基である]である、請求項5記載の方法。
- 式IIのシランが、ジアルコキシシランRO2−SiR1−CH2−Y(n=1)[ここで、アルキル基R=メチル基又はアセトキシ基である]である、請求項5記載の方法。
- 式IIのシランが、トリアルコキシシラン(RO)3Si−CH2−Y(n=0)[ここで、アルキル基R=メチル基又はアセトキシ基である]である、請求項5記載の方法。
- 金属酸化物が二酸化ケイ素である、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
- 表面が一般式Iの基で変性されている、変性された表面を有する金属酸化物。
- 金属酸化物がケイ酸である、請求項10記載の金属酸化物。
- 式Iの基が、式−O−SiR1 2−CH2−Y、(−O)2SiR1−CH2−Y及び(−O)3Si−CH2−Yのモノシロキシ基、ジシロキシ基及びトリシロキシ基であり、その際、Yはアミノ基、メルカプト基、イソシアナト基、ホスホナト基、カルバマト基を表す、請求項10又は11記載の金属酸化物。
- 式Iの基が、モノシロキシ基−O−SiR1 2−CH2−Yであり、その際、Yはアミノ基、メルカプト基、イソシアナト基、ホスホナト基、カルバマト基を表す、請求項12記載の金属酸化物。
- 式Iの基が、式−O−SiR1 2−CH2−Y、(−O)2SiR1−CH2−Y及び(−O)3Si−CH2−Yのモノシロキシ基、ジシロキシ基及びトリシロキシ基であり、その際、Yはハロゲン基、アクリレート基、アルキルアクリレート基、グリシドキシ基を表す、請求項10又は11記載の金属酸化物。
- 式Iの基がトリシロキシ基(−O)3−SiR1 2−CH2−Yであり、その際、Yはハロゲン基、アクリレート基、アルキルアクリレート基、グリシドキシ基を表す、請求項14記載の金属酸化物。
- 請求項1から9までのいずれか1項記載の方法により製造可能な少なくとも1つの金属酸化物又は請求項10から15までのいずれか1項記載の少なくとも1つの金属酸化物が含まれていることを特徴とする、エラストマー、樹脂、反応性樹脂及びポリマー中の、補強充てん剤、レオロジカル添加剤及び付加的な架橋性成分。
- 請求項1から9までのいずれか1項記載の方法により製造可能な少なくとも1つの金属酸化物又は請求項10から15までのいずれか1項記載の少なくとも1つの金属酸化物が含まれていることを特徴とする、トナー、現像剤又は荷電制御助剤。
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