JP2004337598A - マスカラ付与装置 - Google Patents

マスカラ付与装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004337598A
JP2004337598A JP2004124177A JP2004124177A JP2004337598A JP 2004337598 A JP2004337598 A JP 2004337598A JP 2004124177 A JP2004124177 A JP 2004124177A JP 2004124177 A JP2004124177 A JP 2004124177A JP 2004337598 A JP2004337598 A JP 2004337598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mascara
film
heating
head
eyelashes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004124177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004337598A5 (ja
JP4053019B2 (ja
Inventor
Takao Okajima
孝雄 岡島
Susumu Fujinami
進 藤波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2004124177A priority Critical patent/JP4053019B2/ja
Publication of JP2004337598A publication Critical patent/JP2004337598A/ja
Publication of JP2004337598A5 publication Critical patent/JP2004337598A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4053019B2 publication Critical patent/JP4053019B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D2/00Hair-curling or hair-waving appliances ; Appliances for hair dressing treatment not otherwise provided for
    • A45D2/48Eyelash curlers; Eyebrow curlers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/26Appliances specially adapted for applying pasty paint, e.g. using roller, using a ball
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H37/00Article or web delivery apparatus incorporating devices for performing specified auxiliary operations
    • B65H37/002Web delivery apparatus, the web serving as support for articles, material or another web
    • B65H37/005Hand-held apparatus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D2200/00Details not otherwise provided for in A45D
    • A45D2200/15Temperature
    • A45D2200/155Heating or cooling means, i.e. for storing or applying cosmetic products at a predetermined temperature
    • A45D2200/157Heating means for mascara applicators

Abstract

【課題】まつ毛のカールアップとまつ毛へのマスカラ剤の付与とを同時に且つ簡便に行う
ことができ、まつ毛に付与されたマスカラ剤が滲み難く、ダマになり難く、カールアップ
効果が長続きするマスカラ付与装置を提供すること。
【解決手段】まつ毛を挟んで所定形状にカールアップするカールアップ手段2と、まつ毛
にマスカラ剤を付着させるマスカラ付着手段3と、該マスカラ付着手段3にマスカラ剤を
供給するマスカラ供給手段4とを一体に有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、まつ毛にマスカラ剤を付与するマスカラ付与装置に関する。
従来、まつ毛を形よく美麗に見せるためのマスカラ製品としては、液状ないしクリーム
状のマスカラ剤をブラシ等でまつ毛に付与するものが主流であり、マスカラ剤のまつ毛へ
の付与は、挟み込み式のカーラー(ビューラー)でまつ毛を挟んで物理的にカールアップ
(くせ付け)するか又は電熱式のカーラーでまつ毛を熱整形してカールアップした後、マ
スカラ剤をまつ毛にブラシで塗布することにより行なわれている。前記挟み込み式のカー
ラーは、例えば、特開平9−173130号公報に開示されており、また、前記電熱式の
カーラーは、例えば、特開2002−28020号公報、特開平10−192037号公
報に開示されている。
特開平9−173130号公報 特開2002−28020号公報 特開平10−192037号公報
しかし、挟み込み式のカーラーにより、まつ毛を物理的にカールアップしようとしても
、特に寝起きや雨の日等の湿度の高い状態では、なかなかカールアップせず、また、施術
を重ねることによりまつ毛が傷付いたり、切れたり、抜けたりする問題もあった。また、
電熱式のカーラーでは、カールアップ自体は比較的容易に行うことができるものの、その
後に、マスカラ剤をまつ毛にブラシで塗布する必要があり、施術が煩雑である点は改善さ
れていない。
このように、従来は、カールアップ作業の後、別途マスカラ剤の付与を行っており、し
かも何回も塗布作業を行う必要があるため、作業が煩雑である。また、マスカラ剤の塗布
後に更にカーラーでまつ毛の形を整えることがあるが、その場合、まつ毛上に形成された
被膜を傷付けることになり、まつ毛に塗布されたマスカラ剤が経時的に涙等で流れ易くな
る。更に、ブラシ等を用いてマスカラ剤を塗布するため、均一な塗布が難しく、ダマにな
り易い。また、ボリュームアップ効果を狙って、何度も重ね塗りが行われるが、反面、マ
スカラ剤の自重によりカールダウンを起こし易く、その結果、マスカラ塗布後のカールア
ップ効果も長続きしない。
従って、本発明の目的は、まつ毛のカールアップとまつ毛へのマスカラ剤の付与とを同
時に且つ簡便に行うことができ、まつ毛に付与されたマスカラ剤が滲み難く、ダマになり
難く、しかもカールアップ効果が長続きするマスカラ付与装置を提供することにある。
本発明は、まつ毛を挟んで所定形状にカールアップするカールアップ手段と、まつ毛に
マスカラ剤を付着させるマスカラ付着手段と、該マスカラ付着手段にマスカラ剤を供給す
るマスカラ供給手段とを一体に有するマスカラ付与装置を提供することにより、上記目的
を達成したものである。
本発明のマスカラ付与装置によれば、まつ毛のカールアップとまつ毛へのマスカラの付与
とを同時に且つ簡便に行うことができ、まつ毛に付与されたマスカラ剤が滲み難く、ダマ
になり難く、カールアップ効果が長続きする。
以下、本発明のマスカラ付与装置を、その好ましい一実施形態(第1実施形態)につい
て図面を参照しながら説明する。
第1実施形態のマスカラ付与装置1は、図1(a)〜図7(b)に示すように、まつ毛
C〔図7(a)及び図7(b)参照〕を挟んで所定形状にカールアップするカールアップ
手段2と、まつ毛Cにマスカラ剤を付着させるマスカラ付着手段3と、該マスカラ付着手
段3にマスカラ剤を供給するマスカラ供給手段4とを一体に有している。また、第1実施
形態におけるマスカラ付着手段3は、まつ毛Cにマスカラ剤を熱転写により付着させるマ
スカラ転写手段である。また、第1実施形態のマスカラ付与装置1においては、前記カー
ルアップ手段2は、前記マスカラ転写手段3を兼ねている。
第1実施形態のマスカラ付与装置1について詳述する。前記カールアップ手段2(前記
マスカラ転写手段3を兼ねる)は、図1(a)〜図7(b)に示すように、加熱面51を
有する加熱ヘッド5と、該加熱ヘッド5の該加熱面51に対応する形状の当接面61を有
するヘッド受部6とを備えている。これら加熱ヘッド5とヘッド受部6との間には、後述
のフィルム状マスカラ41が配置され、また、まつ毛Cを挟むために適当な間隙が設けら
れる。そして、これらの間でまつ毛を挟むことができるように、該加熱ヘッド5と該ヘッ
ド受部6の少なくとも一方は可動である。即ち、該加熱ヘッド5の該加熱面51と該ヘッ
ド受部6の該当接面61とが密着離反自在に構成されている。
ここに、加熱ヘッドの加熱面とヘッド受部の当接面とが密着することには、該加熱面と
該当接面とが直接密着する場合の他、図7(a)及び図7(b)に示すように、該加熱面
と該当接面とがフィルム状マスカラ及びまつ毛を介在させて間接的に密着する場合も含ま
れる。また、前記マスカラ供給手段4は、図1(a)及び図1(b)に示すように、マス
カラ剤がフィルム材の表面に塗工された長尺テープ状のフィルム状マスカラ41として、
前記マスカラ転写手段3に供給するようになしてある。なお、マスカラ供給手段は、1枚
ずつのフィルム状マスカラを、1回のマスカラ付与操作ごとに本発明のマスカラ付与装置
に装填して用いる形態であってもよい。
そして、図7(a)及び図7(b)に示すように、前記フィルム状マスカラ41を、前
記加熱ヘッド5と前記ヘッド受部6との間における該加熱ヘッド5の前記加熱面51側に
、マスカラ剤の塗工面41Aを該ヘッド受部6の前記当接面61に向けた状態で配し、ま
つ毛Cを、前記フィルム状マスカラ41の前記塗工面41Aと前記ヘッド受部6の前記当
接面61との間に位置するように挿入する。そして、該まつ毛Cを、前記フィルム状マス
カラ41と共に、前記加熱ヘッド5の前記加熱面51と前記ヘッド受部6の前記当接面6
1との間で挟み付けて、該加熱ヘッド5の該加熱面51を加熱することにより、該まつ毛
Cを該加熱ヘッド5の該加熱面51と前記ヘッド受部6の前記当接面61との間で所定形
状にカールアップすると共に、前記フィルム状マスカラ41のマスカラ剤を該まつ毛Cに
熱転写するようになされている。
更に説明すると、第1実施形態のマスカラ付与装置1は、図1(a)〜図3(b)に示
すように、略直方体状の装置本体11と、該装置本体の上方に上下方向に移動可能に設け
られたアーム部12とを備えている。装置本体11の前面〔図3(b)における左面〕の
下半分には、図3(a)に示すように、前記加熱ヘッド5の加熱面51の加熱用の電源と
して、2個の乾電池Bが取り付けられている。そして、装置本体11の前面下半分には、
該乾電池Bを閉蓋するための電池カバー13が設けられている。
装置本体11の前面上部には、図1(a)、図1(b)、図3(a)及び図3(b)に
示すように、前記加熱ヘッド5が、前方に突出するように設けられている。加熱ヘッド5
は、その全体が金属からなり、加熱可能となっている。また、図3(c)に示すように、
加熱ヘッド5の上面は、前記加熱面51となっており、加熱ヘッド5は、側面視で装置本
体11の前面から背面に向けて滑らかに上向きに傾斜している。加熱ヘッド5の加熱面5
1の傾斜角度θ〔図3(c)参照〕は、所望のカールアップ形状に応じて適宜設定される
が、第1実施形態においては、通常状態において10度〜20度となっている。また、第
1実施形態においては、加熱ヘッド5全体が回動して加熱面51の装置本体11に対する
傾斜角度を変更でき、使用者の好みに合わせてカールアップ角度を変更できるようになっ
ている。
アーム部12は、図1(a)〜図3(b)に示すように、装置本体11の上部における
両側面に位置する側片12A・12Aと、該上部における背面に位置する背片12Bと、
装置本体11の上面及び前記加熱ヘッド5の上方に位置する上片12Cとを備えている。
背片12Bには、アーム部12の上下動の際に用いるツマミ部12Dが形成されている。
アーム部12の上片12Cの前端縁は、使用者の顔面(眉毛近傍)の形状に倣って、後端
縁に向けて凹んだ形状となっている。上片12Cの下面には、図3(a)及び図3(b)
に示すように、前記ヘッド受部6が設けられている。
アーム部12は、装置本体11に対して上下動可能に取り付けられており、最上方に位
置するときには、図4(a)に示すように、ヘッド受部6が加熱ヘッド5から離反し、最
下方に位置するときには、図4(b)に示すように、ヘッド受部6の前記当接面61が加
熱ヘッド5の前記加熱面51に密着するようにようになっている。また、ヘッド受部6は
、合成樹脂からなり、ヘッド受部6の当接面61は、加熱ヘッド5の加熱面51の傾斜形
状と対応する形状を有している。アーム部12の上片12Cにおける下面の前端縁寄りに
は、図3(a)及び図3(b)に示すように、下方に立設する複数本の櫛歯からなる櫛部
7が設けられており、まつ毛にくし通り効果をもたらすことができるようになっている。
次に、加熱ヘッド5及びヘッド受部6の長さ及び奥行き幅の好ましい範囲について説明
する。まつ毛の生え際は、平面視で緩やかに湾曲した形状となっているため、加熱ヘッド
5及びヘッド受部6の前端縁は、まつ毛の生え際の形状に倣って湾曲形状を有しているこ
とが好ましいが、前記フィルム状マスカラ41を湾曲形状にすることは難しいため、それ
に合わせて、加熱ヘッド5及びヘッド受部6の前端縁の形状も直線状になっている。
そこで、まつ毛の生え際形状に合わせて極力綺麗な形状でカールアップ及びマスカラ付
与を行うことを重視するならば、部分的な施術を複数回行うような設計が好ましい。この
場合、加熱ヘッド5及びヘッド受部6の長さ〔図3(a)上のL〕は、まつ毛の生え際の
全幅よりも狭く、例えば10mm〜15mmとする。一方、1回の施術で、片方のまつ毛
のカールアップ及びマスカラ付与を完了させることを重視するならば、まつ毛の全幅にわ
たって一度に施術を行うような設計が好ましい。この場合、加熱ヘッド5及びヘッド受部
6の前記長さLは、まつ毛の生え際の幅と同等ないしはより広く、例えば30mm〜40
mmとする。また、加熱ヘッド5及びヘッド受部6の奥行き幅〔図3(c)上のM〕は、
まつ毛の長さよりも長く設計することが好ましく、例えば10mm〜15mmとする。
マスカラ供給手段4について更に詳述する。マスカラ供給手段4は、長尺状の前記フィ
ルム状マスカラ41と、該フィルム状マスカラ41を収納するフィルムケース42と、該
フィルム状マスカラ41を巻回し得る一対のフィルムリール43A及び43Bを備えてお
り、これらによりカートリッジを構成している。装置本体11の前面上半分には(電池カ
バー13の上方には)、図1(a)及び図1(b)に示すように、前記カートリッジが着
脱自在に取り付けられるようになっている。フィルムケース42は、全体又は部分的に透
明となし、フィルム状マスカラ41の残存量を視認できるようにするのが好ましい。
フィルム状マスカラ41の、フィルムリール43A(正面視で下方のリール)からフィ
ルムリール43B(正面視で上方のリール)に至る経路は、フィルムリール43Aを起点
とすると、図1(b)に示すように、フィルムリール43Aから左斜め上向きに上がり、
真上向きに方向を変え、フィルムケース42の上面42Aからフィルムケース42の外に
出て右向きに方向を変え、下向きに方向を変え、フィルムケース42の外から内部に進入
し、フィルムリール43Bに到達するものである。
また、装置本体11の上半分の内部には、図3(a)に示すように、歯車状ツマミ46
A(便宜上、実線で示す)が設けられている。歯車状ツマミ46Aは、図1(a)〜図3
(b)に示すように、装置本体11の両側縁部から外側に露出しており、指等で回転でき
るようになっている。なお、装置本体11は、片手で把持できる大きさであるのが好まし
く、前記歯車状ツマミ46Aの回転操作は右手の指でも左手の指でも行うことができ、便
宜な操作形態に応じて前記フィルム状マスカラ41の走行方向を設計することができる。
また、装置本体11の前面上半分には、上下に離間した一対のリール伝動軸45A、4
5Bが設けられている。該リール伝動軸45Aは、歯車状ツマミ46Aと同軸に連結され
ており、歯車状ツマミ46Aが回転すると、リール伝動軸45Aも同方向に回転するよう
になっている。また、リール伝動軸45A、45Bは、それぞれ前記フィルムリール43
A、43Bに挿入係合し得るようになっており、そのため、リール伝動軸45A、45B
をそれぞれフィルムリール43A、43Bに挿入係合した状態で、歯車状ツマミ46Aが
回転すると、フィルムリール43Aが同方向に回転するようになっている。また、該フィ
ルムリール43Aの回転に伴い、それに巻回されているフィルム状マスカラ41が移動し
、更に、他方のフィルムリール43Bが従動回転するようになっている。
また、リール伝動軸45A、45Bをそれぞれフィルムリール43A、43Bに挿入し
て、フィルムケース42(カートリッジ)を装置本体11に装着すると、図1(a)及び
図1(b)に示すように、加熱ヘッド5がフィルムケースの上面42Aとフィルム状マス
カラ41の下面との間に配されるようになっている。フィルムケース42を装置本体11
に装着した状態で、歯車状ツマミ46Aを正面視で左回りに回転させると、フィルム状マ
スカラ41は、上方のフィルムリール43B側から排出され、下方のフィルムリール43
A側に巻取られるようになっている。
装置本体11の前面上半分の内部には、図3(a)に示すように、スイッチ14(便宜
上、実線で示す)が設けられており、該スイッチ14は、アーム部12の上下動に連動し
て上下動するようになっている。そして、アーム部12を加熱ヘッド5の加熱面5Aとヘ
ッド受部6の当接面61とが密着する迄下げると、加熱ヘッド5の加熱がオンとなり、加
熱ヘッド5の加熱面5Aとヘッド受部6の当接面61とを離反させると、加熱がオフとな
るようになっている。その結果、第1実施形態のマスカラ付与装置1においては、前記加
熱ヘッド5は、まつ毛Cを、前記フィルム状マスカラ4と共に、該加熱ヘッド5の前記加
熱面51と前記ヘッド受部6の前記当接面61との間で挟み付けた状態下〔図7(b)参
照〕に、加熱がオンとなり、前記加熱ヘッド5と前記ヘッド受部6とを離反させた状態下
〔図7(a)参照〕に、加熱がオフとなるようになっている。
第1実施形態におけるフィルム状マスカラ41の構成について詳述する。フィルム状マ
スカラ41は、図5に示すように、下層から、バックコート層a、ベースフィルムb、ア
ンダー層c及びマスカラ剤層dの順に積層された4層積層体であり、バックコート層a側
に熱が加わると、主にアンダー層c中で溶融剥離が起こり、マスカラ剤層dがアンダー層
cの一部と共に、まつ毛に転写されるようになっている。
ベースフィルムbは、フィルム状マスカラ41の基材であり、熱に強く転写層の特性を
引き出す物性を有するものが用いられる。本実施形態においては、2.5μm厚のポリエ
チレンテレフタレート(PET)からなる。
バックコート層aは、図5に示すように、ベースフィルムbの下層に形成され、熱転写
時に加熱ヘッド5の加熱面51に当接する層であり、塗膜強度が強く、耐熱性に優れるも
のが用いられる。本実施形態においては、0.15g/(ベースフィルムm2)のシリコ
ーン変性ブチラール樹脂からなる。
アンダー層cは、図5に示すように、ベースフィルムbとマスカラ剤層dとの介在層で
あり、造膜性があり、熱溶融時の凝集力が小さいものが用いられる。本実施形態において
は、1.3g/(ベースフィルムm2)の低分子ポリエチレンワックス及びエチレン−酢
酸ビニル共重合体からなる。
マスカラ剤層dは、図5に示すように、アンダー層cの上層に形成され、まつ毛に熱転
写される層であり、造膜性、着色性、熱応答性のほか、耐水性、付着性、カール保持性及
び安全性に優れたものが用いられる。本実施形態においては、1.0〜1.3g/m2
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ウレタン変性ラノリンワックス及び酸化鉄からなる。
フィルム状マスカラにおけるマスカラ剤は、形状記憶ポリマーを含有していることが好
ましく、本実施形態においては、ポリウレタン系形状記憶ポリマー(ポリシス社製)を含
有している。
前記フィルム状マスカラ41について更に詳述すると、マスカラ剤層dを構成するマス
カラ剤は、まつ毛表面に付着した被覆膜として、好ましくは膜厚10μm〜200μm、
更に好ましくは膜厚20μm〜100μmとなるように、まつ毛に熱転写される。そのた
めには、熱転写前のマスカラ剤層dの膜厚を、好ましくは20μm〜300μm、更に好
ましくは50μm〜200μmとする。
アンダー層cは、その一部(例えば50重量%〜95重量%)が溶融剥離してマスカラ
剤層dと共に、好ましくは膜厚1μm〜30μm、更に好ましくは膜厚2μm〜5μmで
マスカラ剤を被覆するように、まつ毛に熱転写される。そのためには、転写前のアンダー
層cの膜厚を、好ましくは1μm〜50μm、更に好ましくは1μm〜10μmとする。
ベースフィルムbの膜厚は、好ましくは1μm〜100μm、更に好ましくは2μm〜
50μmとする。
バックコート層aの膜厚は、好ましくは0.1μm〜3μm、更に好ましくは0.15
μm〜1μmとする。
本発明のマスカラ付与装置におけるフィルム状マスカラは、前記実施形態におけるフィ
ルム状マスカラに限定されない。
ベースフィルムbの素材としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリロニトリ
ル、ポリエチレン等の合成高分子フィルム、コンデンサー紙等が挙げられる。
バックコート層aの形成剤としては、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。
アンダー層cの形成剤としては、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、エステ
ルワックス、カルナバワックス、モンタンワックス等のワックス、ポリ酢酸ビニル、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール等
の樹脂材料等が挙げられる。
マスカラ剤層dの形成剤としては、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリアミド、
アクリル樹脂、石油樹脂等の樹脂材料、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、エ
ステルワックス、カルナバワックス、モンタンワックス等のワックス、無機顔料、有機顔
料、染料等の着色剤が挙げられる。形状記憶ポリマーとしては、ポリウレタン系(三菱重
工社製ダイアリイ)、ポリイソプレン系、スチレンブタジエン系、ポリエチレン系のもの
等が挙げられる。
マスカラ剤層dの形成剤の好ましい組成は、前記実施形態のマスカラ付与装置1を用い
て前記フィルム状マスカラ41のマスカラ剤層dをまつ毛に転写する上で、上記樹脂材料
100重量部に対して、上記ワックス0重量部〜10重量部、上記着色剤1重量部〜20
重量部である。
アンダー層cの形成剤の好ましい組成は、その一部をマスカラ剤層dと共にまつ毛に転
写する上で、上記ワックス100重量部に対して、上記樹脂材料0重量部〜20重量部で
ある。
次に、第1実施形態のマスカラ付与装置1の好ましい一使用態様について、図6(a)
、図6(b)、図7(a)及び図7(b)を参照して説明する。第1実施形態のマスカラ
付与装置1において、装置本体11にフィルムケース42(カートリッジ)が装着されて
いない場合には、装置本体11にフィルムケース42を装着する。また、フィルムケース
42の上面42Aの上方に配されているフィルム状マスカラ41が使用済状態の場合には
、歯車状ツマミ46Aを回転させて、フィルムケース42の上面42Aの上方に、未使用
のフィルム状マスカラ41を配置させる。
フィルムケース42の上面42Aの上方に、未使用のフィルム状マスカラ41が配され
ている状態において、図6(a)に示すように第1実施形態のマスカラ付与装置1の装置
本体11を手Hで持ち、図7(a)に示すように、フィルム状マスカラ41のマスカラ剤
塗工面41Aと、とアーム部12の上片12Cの下面に設けられたヘッド受部6の当接面
61との間に、まつ毛Cを配置する。この状態で、図6(b)に示すように、例えば人差
し指をアーム部12のツマミ部12Dに掛けてアーム部12を下げて、図7(b)に示す
ように、まつ毛Cを、フィルム状マスカラ41と共に、加熱ヘッド5の加熱面51とヘッ
ド受部6の当接面61との間で挟み付ける。この際、まつ毛Cは、加熱ヘッド5の加熱面
51とヘッド受部6の当接面61との間で所定形状にカールアップされる。同時に、スイ
ッチ14も下方に移動し、加熱ヘッド5の加熱がオンとなり、加熱面51が加熱される。
その結果、まつ毛のカールアップ形状が固定されると共に、フィルム状マスカラ41のマ
スカラ剤層dがまつ毛Cに熱転写される。
このように、第1実施形態のマスカラ付与装置1によれば、アーム部12を下げるだけ
で、まつ毛Cが、加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受部6の当接面61との間で所定形
状にカールアップされる共に、フィルム状マスカラ41のマスカラ剤がまつ毛Cに熱転写
される。この際、まつ毛に傷を付けることなく、マスカラ剤がまつ毛Cに均一に付着する
。従って、第1実施形態のマスカラ付与装置1によれば、まつ毛のカールアップとまつ毛
へのマスカラ剤の付与とを同時に且つ簡便に行うことができると共に、まつ毛に付与され
たマスカラ剤が滲み難く、ダマになり難く、カールアップ効果が長続きする。
また、第1実施形態のマスカラ付与装置1によれば、特に長尺状のフィルム状マスカラ
41を連続的に供給しているため、フィルム状マスカラ41の位置をずらせば、新たな塗
工面41Aを露出させることができ、便利である。一方、フィルム状マスカラとして1枚
ずつ使い切りの形態とすることもできる。この場合、テープ状の長尺フィルムを装填する
ための機構が不要となり、装置の構成が簡単となる。
マスカラ剤として、形状記憶ポリマーを含有しているものを用いると、まつ毛のカール
アップ形状が特に維持され易い。櫛部7により、マスカラ剤の転写したまつ毛Cがブラッ
シングされ、まつ毛1本1本を離間させることができると共に、溶融状態のマスカラ剤が
延びてマスカラ付与後のまつ毛の形状が綺麗になる。また、アーム部12を下げれば、加
熱ヘッド5の加熱がオンとなり、操作が簡便である。
次に、図1(a)〜図7(b)に示す第1実施形態とは異なる第2実施形態について、
図8を参照して説明する。第2実施形態の説明においては、主として第1実施形態とは異
なる点について説明し、特に説明しない点については、第1実施形態に関する説明が適宜
適用される。第2実施形態のマスカラ付与装置1は、第1実施形態のマスカラ付与装置1
に比して、主としてマスカラ供給手段4の構成が異なる。
第2実施形態のマスカラ付与装置1のマスカラ供給手段4においては、フィルム状マス
カラ41を巻回するフィルムリール43がフィルムカセット42内に1個設けられている
。フィルム状マスカラ41の経路は、正面視で、図8に示すように、フィルムリール43
を起点とすると、そこから上向きに上がり、フィルムケース42の上面42Aから外に出
て右向きに方向を変え、下向きに方向を変え、フィルムケース42の外から内部に進入し
、フィルムリール43に巻回されているフィルム状マスカラ41に接触しないように、徐
々に左向きに方向を変え、フィルムケース42の左側面下方に設けられたフィルム排出口
42Bから外部に排出されるものである。
フィルム排出口42の近傍には、鋸歯状のフィルム切断刃42Cが設けられており、フ
ィルム排出口42Bから排出されるフィルム状マスカラ41を切断できるようになってい
る。また、フィルム排出口42Bとフィルム切断刃42Cとの間の領域には、粘着剤が設
けられており、フィルム切断刃42Cで切断されたフィルム状マスカラ41の端部が該粘
着剤に粘着し、該端部がフィルムケース42の内部に引き込まれないようになっている。
その他の構成は、第1実施形態のマスカラ付与装置と同様である。フィルム状マスカラ4
1を移動させるには、その一端部をフィルムケース42のフィルム排出口42Bから引っ
張り出し、フィルム切断刃42Cで切断すればよい。
第2実施形態のマスカラ付与装置1によれば、第1実施形態のマスカラ付与装置と同様
の使用態様で使用することができ、同様の効果が奏される。また、第2実施形態のマスカ
ラ付与装置1によれば、第1実施形態のマスカラ付与装置に比して、フィルムリール及び
リール伝動軸の個数を少なくすることができ、マスカラ付与装置のコストダウン及び小型
化(高さ方向に短くなる)を図ることができる。
次に、本発明のマスカラ付与装置の第3実施形態について、図9(a)及び図9(b)
を参照して説明する。第3実施形態の説明においては、主として第2実施形態とは異なる
点について説明し、特に説明しない点については、第2実施形態に関する説明が適宜適用
される。第3実施形態のマスカラ付与装置1の構成は、図9(a)及び図9(b)に示す
ように、装置本体11とマスカラ供給手段4の位置関係が異なる以外は、第2実施形態の
マスカラ付与装置1と同様である。
而して、第3実施形態のマスカラ供給手段1における装置本体14は、正面視で正面か
ら背面に向けて延びる形態を有しており、マスカラ供給手段1全体の高さがフィルムケー
ス42の高さとほぼ同じになっており、高さ方向に小型化された構成となっている。また
、装置本体11の前面上部には、加熱ヘッド5が前方に向けて立設している。装置本体1
4の内部には、第2実施形態と同様に、加熱ヘッド5の加熱面51の加熱用の乾電池(図
示せず)が収納されている。
装置本体14の上方には、その上面を被覆するように、回動アーム部15が設けられて
いる。回動アーム部15の下面における前端寄りには、ヘッド受部6が設けられており、
また、回動アーム部15の後端寄りにおいて、装置本体14の後端に対し、回動自在に連
結されている。回動アーム部15は、上向きに回動させると、図9(b)に示すように、
装置本体14に設けられた加熱ヘッド5と、回動アーム部15に設けられたヘッド受部6
とが離反し、下向きに回動させると、図9(a)に示すように、加熱ヘッド5とヘッド受
部6とが密着するようになっている。また、回動アーム部15を、加熱ヘッド5とヘッド
受部6とが密着するように、下向きに回動させると、加熱ヘッド5の加熱がオンとなり、
回動アーム部15を上向きに回動させて、加熱ヘッド5とヘッド受部6とを離反させると
、加熱がオフとなるようになっている。
第3実施形態のマスカラ付与装置1の一使用態様について説明する。先ず、回動アーム
部15を上方に回動させて、加熱ヘッド5とヘッド受部6とを離反させる。次に、フィル
ムケース42(カートリッジ)を装置本体14に装着し、加熱ヘッド5の上方に、未使用
のフィルム状マスカラ41を配置させる。この状態で、装置本体14を手で持ち、使用者
の目に接近させて、まつ毛の下方に、フィルム状マスカラ41を配置させる。そして、回
動アーム部15を下方に回動させて、まつ毛を、フィルム状マスカラ41と共に、加熱ヘ
ッド5の加熱面51とヘッド受部6の当接面61との間で挟み付ける。この際、まつ毛は
、加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受部6の当接面61との間で所定形状にカールアッ
プされる。同時に、加熱ヘッド5の加熱がオンとなり、加熱ヘッド5の加熱面51が加熱
される。その結果、まつ毛のカールアップ形状が固定されると共に、フィルム状マスカラ
41のマスカラ剤が溶融し、まつ毛に熱転写される。
本発明のマスカラ付与装置は、前記実施形態及びその使用態様に制限されることなく、
本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更が可能である。
本発明のマスカラ付与装置は、まつ毛を挟んで所定形状にカールアップするカールアッ
プ手段と、まつ毛にマスカラ剤を付着させるマスカラ付着手段と、該マスカラ付着手段に
マスカラ剤を供給するマスカラ供給手段とを一体に有するものであればよい。前記マスカ
ラ付着手段としては、まつ毛にマスカラ剤を付着させることができるものであれば、前記
マスカラ転写手段以外にも、例えば、インクジェット方式やレーザー方式等により、イン
クやトナー等として調製されたマスカラ剤をまつ毛に付着できる手段を用いることができ
る。また、必ずしも、カールアップ手段が、マスカラ転写手段を兼ねていなくてもよい。
マスカラ供給手段においては、マスカラ剤のマスカラ付着手段への供給形態は、必ずし
も、長尺状のフィルム状マスカラを連続的に供給する形態でなくてもよい。例えば、前記
のような1枚ずつのフィルム形態となし、使用の都度、本発明のマスカラ付与装置に装填
して用いることができる。加熱ヘッドとヘッド受部とが密着離反自在な構成としては、種
々の構成を採用することができる。
前記実施形態においては、加熱ヘッドとヘッド受部とを密着させると、加熱ヘッドの加
熱がオンになる構成であるが、両者を密着させる前に予め加熱ヘッドを加熱可能な構成を
採用してもよい。このような構成からなるカールアップ手段(兼マスカラ転写手段)によ
れば、加熱ヘッドとヘッド受部との間でまつ毛を挟み込む前から加熱ヘッドを加熱してお
き、その状態下に、加熱ヘッドとヘッド受部との間でまつ毛を挟み込むことができる。
第2実施形態及び第3実施形態におけるマスカラ供給手段においては、フィルム状マス
カラのケース内への引き戻り防止として、粘着剤が用いられているが、これに代えて、フ
ィルムケース内部に、フィルム状マスカラの一端部を挟持する一対のロールを設け、引き
戻り防止手段とすることができる。この構成を採用する場合には、ツマミ等を回動させる
と、前記一対のロールがフィルム状マスカラを排出する方向に回転する構成とすることも
できる。本発明のマスカラ付与装置の原理は、ヘアマニキュアの髪への転写又はマニキュ
アの爪への転写にも、用いることができる。
図1(a)及び図1(b)は、本発明の第1実施形態のマスカラ付与装置を示す正面斜視図で、図1(a)は、フィルム状マスカラが収納されたフィルムケースを装着した状態を示す図、図1(b)は、該フィルムケースを外した状態を示す図である。 図2は、本発明の第1実施形態のマスカラ付与装置を示す背面斜視図である。 図3(a)、図3(b)及び図3(c)は、本発明の第1実施形態のマスカラ付与装置を、フィルムケースを外した状態で示す図で、図3(a)は正面図、図3(b)は右側面図、図3(c)は加熱ヘッドの拡大側面図である。 図4(a)及び図4(b)は、本発明の第1実施形態のマスカラ付与装置を示す正面斜視図で、図4(a)は、ヘッド受部が設けられたアーム部が上方に配置した、使用前の状態を示す図〔図1(a)と同一〕で、図4(b)は、該アーム部が下方に配置した、使用時の状態を示す図である。 図5は、本発明の第1実施形態のマスカラ付与装置におけるフィルム状マスカラの積層構造を示す模式的断面図である。 図6(a)及び図6(b)は、本発明の第1実施形態のマスカラ付与装置の一使用態様を示す図で、図6(a)はアーム部が上方に配置された状態で、加熱ヘッド(フィルム状マスカラ)とヘッド受部との間にまつ毛を挿入した状態を示す図、図6(b)はアーム部を下方に配置し、加熱ヘッドとヘッド受部との間にまつ毛を挟んだ状態を示す図である。 図7(a)及び図7(b)は、本発明の第1実施形態のマスカラ付与装置の一使用態様における加熱ヘッドとヘッド受部との位置関係を示す模式的断面図で、図7(a)は加熱ヘッドとヘッド受部とが離反した状態を示す図〔図6(a)対応図〕で、図7(b)は加熱ヘッドとヘッド受部とが密着した状態を示す図〔図6(b)対応図〕である。 図8は、本発明の別の実施形態(第2実施形態)のマスカラ付与装置を示す正面斜視図である。 図9(a)及び図9(b)は、本発明の更に別の実施形態(第3実施形態)のマスカラ付与装置を示す正面斜視図で、図9(a)はフィルムケースを外した状態を示す図、図9(b)はフィルムケースを装着し、回動アーム部を上方に回動させた状態を示す図である。
符号の説明
1 マスカラ付与装置
11装置本体
12 アーム部
13 電池カバー
2 カールアップ手段
3 マスカラ転写手段
4 マスカラ供給手段
41 フィルム状マスカラ
41A 塗工面
42 フィルムケース
43A、43B フィルムリール
45A、45B リール伝動軸
46A 歯車状ツマミ
5 加熱ヘッド
51 加熱面
6 ヘッド受部
61 当接面
7 櫛部
C まつ毛
F 顔
H 手

Claims (9)

  1. まつ毛を挟んで所定形状にカールアップするカールアップ手段と、まつ毛にマスカラ剤
    を付着させるマスカラ付着手段と、該マスカラ付着手段にマスカラ剤を供給するマスカラ
    供給手段とを一体に有するマスカラ付与装置。
  2. 前記マスカラ付着手段は、まつ毛にマスカラ剤を熱転写により付着させるマスカラ転写
    手段である請求項1記載のマスカラ付与装置。
  3. 前記カールアップ手段は、前記マスカラ転写手段を兼ねている請求項2記載のマスカラ
    付与装置。
  4. 前記マスカラ供給手段は、マスカラ剤がフィルム材の表面に塗工されたフィルム状マス
    カラとして、前記マスカラ転写手段に供給するようになしてある請求項2又は3記載のマ
    スカラ付与装置。
  5. 前記マスカラ転写手段は、加熱面を有する加熱ヘッドと、該加熱ヘッドの該加熱面に対
    応する形状の当接面を有するヘッド受部とを備え、該加熱ヘッドの該加熱面と該ヘッド受
    部の該当接面とが密着離反自在に構成されており、
    前記フィルム状マスカラを、前記加熱ヘッドと前記ヘッド受部との間における該加熱ヘ
    ッドの前記加熱面側に、該フィルム状マスカラの塗工面を該ヘッド受部の前記当接面に向
    けた状態で配し、まつ毛を、前記フィルム状マスカラの前記塗工面と前記ヘッド受部の前
    記当接面との間に配した状態で、該まつ毛を、前記フィルム状マスカラと共に、前記加熱
    ヘッドの前記加熱面と前記ヘッド受部の前記当接面との間で挟み付けて、該加熱ヘッドの
    該加熱面を加熱することにより、該まつ毛を該加熱ヘッドの該加熱面と前記ヘッド受部の
    前記当接面との間で所定形状にカールアップすると共に、前記フィルム状マスカラのマス
    カラ剤を該まつ毛に熱転写するようになされている請求項4記載のマスカラ付与装置。
  6. 前記加熱ヘッドは、まつ毛を、前記フィルム状マスカラと共に、該加熱ヘッドの前記加
    熱面と前記ヘッド受部の前記当接面との間で挟み付けた状態下に、加熱がオンとなり、前
    記加熱ヘッドと前記ヘッド受部とを離反させた状態下に、加熱がオフとなる請求項5記載
    のマスカラ付与装置。
  7. 前記マスカラ供給手段は、長尺状の前記フィルム状マスカラを、前記加熱ヘッドと前記
    ヘッド受部との間に連続的に供給するようになしてある請求項4〜6の何れかに記載のマ
    スカラ付与装置。
  8. 前記マスカラ供給手段は、1枚の前記フィルム状マスカラを、前記加熱ヘッドと前記ヘ
    ッド受部との間に装填するようになしてある請求項4〜6の何れかに記載のマスカラ付与
    装置。
  9. 前記マスカラ剤は、形状記憶ポリマーを含有している請求項1〜8の何れかに記載のマ
    スカラ付与装置。
JP2004124177A 2003-04-21 2004-04-20 マスカラ付与装置 Expired - Fee Related JP4053019B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004124177A JP4053019B2 (ja) 2003-04-21 2004-04-20 マスカラ付与装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003116378 2003-04-21
JP2004124177A JP4053019B2 (ja) 2003-04-21 2004-04-20 マスカラ付与装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004337598A true JP2004337598A (ja) 2004-12-02
JP2004337598A5 JP2004337598A5 (ja) 2005-11-24
JP4053019B2 JP4053019B2 (ja) 2008-02-27

Family

ID=33307990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004124177A Expired - Fee Related JP4053019B2 (ja) 2003-04-21 2004-04-20 マスカラ付与装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7640938B2 (ja)
EP (1) EP1621101A4 (ja)
JP (1) JP4053019B2 (ja)
KR (1) KR101108908B1 (ja)
CN (1) CN100448382C (ja)
WO (1) WO2004093597A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006169229A (ja) * 2004-10-19 2006-06-29 Kao Corp マスカラ剤、マスカラ付与具及びマスカラ付与方法
KR20170012434A (ko) * 2014-05-30 2017-02-02 로레알 케라틴 섬유의 화장 처리
KR20170012433A (ko) * 2014-05-30 2017-02-02 로레알 케라틴 섬유의 화장 처리
JP2017525523A (ja) * 2014-05-30 2017-09-07 ロレアル ケラチン繊維の美容処置法

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006043544A1 (ja) * 2004-10-19 2006-04-27 Kao Corporation マスカラ剤、マスカラ付与具及びマスカラ付与方法
JP5100225B2 (ja) * 2006-11-06 2012-12-19 株式会社ジェイテクト 傾斜溝入り砥石及びその製造方法
US8015980B2 (en) * 2007-10-19 2011-09-13 The Procter & Gamble Company Methods and apparatuses for applying eyelash extensions
FR2923381B1 (fr) * 2007-11-13 2010-02-12 Oreal Procede de maquillage des cils comprenant l'application de 2 compositions.
WO2009067396A1 (en) * 2007-11-19 2009-05-28 Avon Products, Inc. Composition and method for dry application of mascara
FR2936420A1 (fr) * 2008-09-30 2010-04-02 Oreal Composition et procede de maquillage des cils comprenant l'application de 2 compositions.
FR2950231B1 (fr) 2009-09-18 2012-02-03 Oreal Applicateur d'un produit cosmetique sur les matieres keratiniques humaines.
EP2552274B1 (en) 2010-03-29 2014-12-03 L'Oréal Device for the application of fibers to human keratinous fibers
US20110303236A1 (en) * 2010-06-11 2011-12-15 Christopher Bruff Mascara Applicator and Method of Applying Mascara
FR2968520B1 (fr) 2010-12-14 2013-08-30 Oreal Element pour l'application de fibres sur des fibres keratiniques humaines
KR101323076B1 (ko) * 2012-01-11 2013-11-04 국립대학법인 울산과학기술대학교 산학협력단 연장 속눈썹 부착 기구
KR200470286Y1 (ko) * 2012-04-30 2013-12-06 (주)아모레퍼시픽 뷰러타입 마스카라
FR3021549B1 (fr) * 2014-05-30 2018-10-19 L'oreal Ensemble cosmetique pour le traitement des fibres keratiniques
FR3021548B1 (fr) * 2014-05-30 2016-07-01 Oreal Ensemble cosmetique pour le traitement des fibres keratiniques
JP2016077895A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 株式会社コーセー 目元のメイクアップ方法
KR101804321B1 (ko) * 2016-08-03 2018-01-10 (주)뷰티프로모션스 회전형 네일호일 공급장치
FI128414B (en) * 2018-10-09 2020-04-30 Sidereus Oy Eyelash curler
US20200138161A1 (en) * 2018-11-06 2020-05-07 Kiesque, Incorporated Apparatus and method for curling eyelashes
FR3124689B1 (fr) 2021-07-01 2024-01-19 Oreal Anneau recourbe-cils et appareil pour un produit cosmétique comportant ce dernier
WO2022249979A1 (en) 2021-05-27 2022-12-01 L'oreal Ring curler and apparatus for a cosmetic product including the same

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2630516A (en) * 1949-08-09 1953-03-03 Clifford A Rausch Eyelash processor
US2635611A (en) * 1951-04-24 1953-04-21 Ada C Marcellus Eyelash curler and mascara applicator and remover
JPS6391201A (ja) 1986-10-07 1988-04-21 大倉工業株式会社 改質木材の製造法
CN87210536U (zh) * 1987-09-10 1988-06-01 朱宝强 联体刷
JPH02121907A (ja) * 1988-10-31 1990-05-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 人用化粧料
JP2508827B2 (ja) 1988-11-30 1996-06-19 市光工業株式会社 自動車用前照灯
US5307826A (en) * 1992-03-30 1994-05-03 Ilya Iosilevich Automatic mascara dispensing eyelash curler
JPH09173130A (ja) 1995-12-25 1997-07-08 Shiseido Co Ltd まつ毛カーラー
JPH10167936A (ja) * 1996-12-06 1998-06-23 Mitsubishi Chem Corp 染毛用熱転写シート及びこれを用いた染毛方法
KR100217490B1 (ko) * 1996-12-18 1999-09-01 서정주 속눈썹 성형구
CN2324841Y (zh) * 1997-12-24 1999-06-23 辜发明 改进的电热式睫毛器
US6105585A (en) * 2000-01-07 2000-08-22 Thomas; Marsha Combination eyelash curler and eyeliner applicator
CN2426302Y (zh) * 2000-04-19 2001-04-11 许修海 内置液体的刷子
FR2810761B1 (fr) 2000-06-26 2003-09-05 Oreal Procede et dispositif de traitement cosmetique,notamment de soin, de maquillage ou de coloration
JP3548103B2 (ja) * 2000-07-12 2004-07-28 ロゼンスター株式会社 電熱式まつげ成形器
FR2812543B1 (fr) 2000-08-03 2002-09-13 Oreal Mascara comprenant un polymere de vinyl lactame
FR2827167B1 (fr) 2001-07-16 2004-06-11 Oreal Mascara comprenant des particules solides
US20060140892A1 (en) * 2002-04-10 2006-06-29 Andreas Lendlein Method for generation of memory effects on hair
JP2004121535A (ja) * 2002-10-02 2004-04-22 Keiko Hosogaya マスカラ液塗布機能を備えたまつ毛カーラー

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006169229A (ja) * 2004-10-19 2006-06-29 Kao Corp マスカラ剤、マスカラ付与具及びマスカラ付与方法
JP4761922B2 (ja) * 2004-10-19 2011-08-31 花王株式会社 マスカラ付与方法及びマスカラ付与具
KR20170012434A (ko) * 2014-05-30 2017-02-02 로레알 케라틴 섬유의 화장 처리
KR20170012433A (ko) * 2014-05-30 2017-02-02 로레알 케라틴 섬유의 화장 처리
JP2017519610A (ja) * 2014-05-30 2017-07-20 ロレアル ケラチン繊維の美容処置法
JP2017525523A (ja) * 2014-05-30 2017-09-07 ロレアル ケラチン繊維の美容処置法
KR20190089089A (ko) * 2014-05-30 2019-07-29 로레알 케라틴 섬유의 화장 처리
KR101999884B1 (ko) * 2014-05-30 2019-10-01 로레알 케라틴 섬유의 화장 처리
KR102032103B1 (ko) * 2014-05-30 2019-10-14 로레알 케라틴 섬유의 화장 처리
JP2020110651A (ja) * 2014-05-30 2020-07-27 ロレアル ケラチン繊維の美容処置法
US11064789B2 (en) 2014-05-30 2021-07-20 L'oreal Cosmetic treatment of keratin fibres

Also Published As

Publication number Publication date
CN1777376A (zh) 2006-05-24
CN100448382C (zh) 2009-01-07
EP1621101A4 (en) 2012-03-28
JP4053019B2 (ja) 2008-02-27
US7640938B2 (en) 2010-01-05
EP1621101A1 (en) 2006-02-01
WO2004093597A1 (ja) 2004-11-04
KR20050122266A (ko) 2005-12-28
KR101108908B1 (ko) 2012-01-31
US20070000511A1 (en) 2007-01-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4053019B2 (ja) マスカラ付与装置
JP4761922B2 (ja) マスカラ付与方法及びマスカラ付与具
TWI469746B (zh) 用於睫毛膏之乾燥應用之組合物及方法
AU2007353368B2 (en) Methods and devices for applying solid nail coatings to mammalian and artificial nails
JP4247795B2 (ja) 特に化粧製品などの製品塗布装置
JP5587326B2 (ja) 塗布具、キット、及びマスカラをまつ毛に塗布する方法
US20100018542A1 (en) Method and Apparatus for a Multi-Use Cosmetic Application Guard and/or Stencil
CN101432149A (zh) 将薄片材料施用到基底上的施用装置和方法
US20130139840A1 (en) Multiple Style Nail Applique
JP4463072B2 (ja) マスカラ付与装置
JPH1077515A (ja) アイライン及びアイライン付き付けまつ毛
TW200819084A (en) Film dispenser
JP4293972B2 (ja) マスカラ付与装置
JP4522219B2 (ja) マスカラ付与装置
US20140140750A1 (en) Single-mould deodorant dispenser in travel package
JP4522218B2 (ja) マスカラ付与装置
JP7358036B2 (ja) 化粧料包装体
JP2005253947A (ja) 美容施術用パウチとその構成部材、及び美容施術方法
US20050191115A1 (en) Wax application device and method of using same
JP2004202768A (ja) ネイルシール転写テープおよびそれを用いたネイルシール転写装置
AU2012200835A1 (en) Methods and devices for applying solid nail coatings to mammalian and artificial nails
ITMI991936A1 (it) Erogatore per prodotti atti a eliminare macchie o tracce di colore dall'epidermide ad uso di parrucchieri ed acconciatori in particolare per

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4053019

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131214

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees