JP4522218B2 - マスカラ付与装置 - Google Patents
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Description
本実施形態のマスカラ付与装置1は、図1〜図7に示すように、まつ毛Cにマスカラ剤を熱転写又は熱融着により付着させるマスカラ付着手段3と、該マスカラ付着手段3にフィルム状マスカラ剤Mを供給するマスカラ供給手段と、該マスカラ供給手段に供給されたフィルム状マスカラ剤Mに筋状の切れ目M4〔図10(b)参照〕を形成する切れ目形成手段4とを具備するマスカラ付与装置であって、切れ目形成手段4は、複数本の櫛歯72を有する櫛歯部材7を備え、該櫛歯部材7は、まつ毛Cの根元側から先端側に向けて移動されるようになっており、櫛歯部材7の移動中に、櫛歯72により、フィルム状マスカラ剤Mにおけるマスカラ組成物に筋状の切れ目M4を形成するようになっているものである。また、前記切れ目形成手段4は、マスカラ剤を付着させる前のまつ毛Cを梳かす梳毛手段を兼ねている。前記マスカラ付着手段3は、まつ毛Cを挟んで所定形状にカールアップするカールアップ手段2を兼ねていてもよい。
装置本体11は、図1及び図2に示すように、縦長の略直方体形状を有しており、使用時において使用者が把持する部位である。装置本体11の内部には摺動空間部14が形成されており、摺動空間部14には摺動本体41が上下方向に摺動可能に設けられている。摺動本体41の前面には、摺動本体41の上下動の際に用いるツマミ部41Aが形成されている。装置本体11の前面11Aには、ツマミ部41Aの上下動の範囲に対応する形状のツマミ開口部11Bが設けられている。ツマミ部41Aは、装置本体11の前面11A側に露出し、上下動可能となっている。装置本体11の下半分には、加熱ヘッド5の加熱面51(後述)の加熱用の電源として、乾電池(図示せず)が設けられている。また、加熱面51の加熱温度をまつ毛のカールアップ及びマスカラ組成物の熱転写に適した温度に調節する温度調節機能(図示せず)及び加熱面51の加熱時間を調節するタイマー回路(図示せず)を備えている。
まつ毛処理部12の両側面12Cの上方には、切れ目形成手段4の構成部位として、前面12Aから背面に向けて延びる一対のレール溝43が設けられている。即ち、レール溝43は、マスカラ付着手段3の幅方向に離間してまつ毛の根元側から先端側に向けて延びる一対のレール溝である。レール溝43は、側面視において、まつ毛処理部12の両側面12Cの上下方向の傾斜形状並びに加熱ヘッド5の加熱面51及びヘッド受け部6の当接面61(後述)の表面の傾斜形状に合わせて、前面12Aから背面に向けて上向きに傾斜している。
支持部材71は、図4に示すように、細長状の板材からなり、図5(b)及び(c)に示すように、幅方向内方に向けて押圧力が付与されると、上下方向に容易に湾曲し、図5(a)に示すように、幅方向内方への押圧力が除去されると幅方向外方に向かう弾性反発力により正面視で直線状になり得るものである。
更に、支持部材71の両端部には、図3〜図5に示すように、側面視の高さがレール溝43の高さよりも高くなされた端部ストッパー73がそれぞれ設けられている。端部ストッパー73は、図4(b)に示すように、平面視で前面から背面に向けて狭まるように設けられている。
端部ストッパー73の幅方向外方には、図4に示すように、それぞれ幅方向外方に突設する滑合ピン74が設けられている。本実施形態における滑合ピン74は、長さの長い長滑合ピン74Aと長さの短い短滑合ピン74Bとからなる。短滑合ピン74Bが支持部材71の前面側に位置し、長滑合ピン74Aが支持部材71の背面側に位置している。
櫛歯部材7をまつ毛処理部12のレール溝43に組み合わせた状態において、図3に示すように、長滑合ピン74Aは、更にまつ毛処理部12の両側面12Cから幅方向外方に延出している。
また、櫛歯部材7の支持部材71は、図3及び図5に示すように、まつ毛の根元側から先端側に向けて移動すると、正面視で直線状の形状から下向きに凸に湾曲した形状になり、切れ目形成手段4は、櫛歯部材7の移動に従動して、複数本の櫛歯72の間隔が拡げられるようになっている。
また、本発明において、「複数本の櫛歯の間隔が拡げられる」とは、櫛歯全体の間隔が拡げられる場合のみならず、図5に示すように、櫛歯の先端部の間隔が拡げられる場合も含まれる。
ここで、加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受け部6の当接面61とが密着することには、加熱面51と当接面61とが直接密着する場合の他、図7に示すように、加熱面51と当接面61とがマスカラ剤M及びまつ毛Cを介在させて間接的に密着する場合も含まれる。
加熱ヘッド5の奥行き幅L4〔図8参照〕は、まつ毛の長さよりも長く設計することが好ましく、例えば10mm〜15mmとする。
加熱ヘッド5の加熱面51は、図8に示すように、側面視で前面から背面に向けて上がる傾斜形状を有している。加熱ヘッド5の加熱面51の傾斜角度θは、所望のカールアップ形状に応じて適宜設定されるが、例えば10度〜20度とする。
マスカラ剤Mとしては、適度な曲げ弾性率があって取扱いが容易であり使用後の処分も容易な点等から、フィルム状マスカラ剤が用いられる。フィルム状マスカラ剤とは、マスカラ組成物がフィルム材の表面に塗工されてなるものである。
フィルム状マスカラ剤Mは、手で摘む等して、マスカラ付着手段3の加熱ヘッド5に供給されるため、適度な曲げ弾性率を有していることが好ましい。フィルム状マスカラ剤Mの曲げ弾性率は、好ましくは100MPa〜5000MPa、更に好ましくは1000MPa〜3000MPaとする。かかる曲げ弾性率は、ASTM(米国材料試験協会規格)測定法 D790にて規定される。
アンダー層cは、その一部(例えば50重量%〜95重量%)が溶融剥離してマスカラ剤層dと共に、好ましくは膜厚1μm〜30μm、更に好ましくは膜厚1μm〜10μmでマスカラ剤を被覆するように、まつ毛に熱転写される。そのためには、転写前のアンダー層cの膜厚を、好ましくは1μm〜50μm、更に好ましくは1μm〜20μmとする。アンダー層cの形成剤としては、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、エステルワックス、カルナウバワックス、モンタンワックス等のワックス成分、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール等の樹脂材料等が挙げられる。
本実施形態におけるアンダー層cは、10μmの厚みであって、低分子ポリエチレンワックス及びエチレン−酢酸ビニル共重合体からなる。
マスカラ剤層dを構成するマスカラ組成物は、まつ毛表面に付着した被覆膜として、好ましくは膜厚10μm〜200μm、更に好ましくは膜厚20μm〜100μmとなるように、まつ毛に熱転写される。そのためには、熱転写前のマスカラ剤層dの膜厚を、好ましくは20μm〜300μm、更に好ましくは50μm〜200μmとする。
マスカラ剤層dの形成剤としては、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリアミド、アクリル樹脂、石油樹脂等の樹脂材料、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、エステルワックス、カルナウバワックス、ラノリンワックス、モンタンワックス等のワックス成分、無機顔料、有機顔料、染料等の着色剤が挙げられる。
本実施形態におけるマスカラ剤層dは、70μmの厚みであって、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ウレタン変性ラノリンワックス及び黒酸化鉄からなる。
また、耐熱性を上げるためにベースフィルムの下層、即ちマスカラ剤を塗布した面と反対の面に耐熱層を設けてもよい。耐熱層としては、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等が用いられ、具体的にはシリコーン変性ブチラール樹脂が例示される。
また、フィルム状マスカラ剤としては、マスカラ剤をまつ毛に熱融着させるようにしたフィルム状マスカラ剤を用いることもできる。
先ず、図1〜図3に示すように、ツマミ部41Aを利用して摺動本体41を下方に摺動させる。これにより、摺動本体41に連結されたリンク棒42も下方に移動し、リンク棒42の上係合孔42Aに連結された長滑合ピン74Aを介して、櫛歯部材7がレール溝43に沿ってまつ毛の先端側から根元側に向けて移動する。
ここで、櫛歯部材7は、正面視で支持部材71が直線状になった状態で、加熱面51の上方に配置される。そして、フィルム状マスカラ剤Mを手で摘み、加熱ヘッド5の加熱面51に載置する。
その後、図2(c)に示すように、まつ毛Cを、フィルム状マスカラ剤Mと共に、加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受け部6の当接面61との間で挟み付ける。ここで、まつ毛Cは、櫛歯72により梳かされるため、通常、図11に示すように、切れ目M4により分離されたマスカラ剤層d及びアンダー層cの上面M5に、まつ毛Cが載ることになる。
このように、梳毛手段4によりまつ毛Cが梳かされ、フィルム状マスカラ剤Mにおけるマスカラ組成物に筋状の切れ目M4が形成された後に、マスカラ付着手段3によりまつ毛Cにマスカラ剤Mのマスカラ組成物が付着する。
実使用上、まつ毛に対するマスカラ組成物の引き抜き強度(接着力)は、300mN以上が好ましい。
ここに、前記引き抜き強度は、以下のようにして測定することができる。
(測定試料の作成)
平面状のヒーター、試料受け部及び加圧機構を有する装置を用い、ヒーターと試料受け部との間に、マスカラ剤を塗布したシートと1本のまつ毛サンプルを、マスカラ剤にまつ毛サンプルが当接した状態で置き、これらをヒーターと試料受け部とで挟んで所定時間加熱加圧して、マスカラ剤にまつ毛サンプルを付着させて、シートとまつ毛サンプルとを接合する。
接合したシートとまつ毛サンプルを静かに装置から取り出し、常温で冷却する。
加熱温度は70℃、加圧力は0.2MPa、加圧時間は5秒、まつ毛サンプルをマスカラ剤に付着させる長さは5mmとした。
(引き抜き強度の測定)
次いで、引張り試験機を用いて、シートのベースフィルムとまつ毛サンプルをそれぞれ把持して、これらを付着方向に沿って反対方向に引張り、まつ毛サンプルがマスカラ剤から引き抜かれる(剥がれる)までの最大引張り荷重を計測し、これを引き抜き荷重とした。
引張り試験機の引張り移動速度は500mm/minとした。
フィルム状マスカラ剤におけるマスカラ組成物の膜厚を薄くすれば、隣接するまつ毛同士でマスカラ組成物が分離し、上記不具合は生じないが、十分な大きさの上記引き抜き強度が得られない。一方、マスカラ組成物の膜厚が厚過ぎると、上記引き抜き強度は大きくなるが、隣接するまつ毛同士でマスカラ組成物が分離せず連続してしまう。
そこで、本発明のマスカラ付与装置によれば、フィルム状マスカラ剤に筋状の切れ目を形成することで、十分な引き抜き強度が得られる膜厚を有するマスカラ組成物の設けられたフィルム状マスカラ剤を用いても、隣接するまつ毛同士でマスカラ組成物が分離して連続せず、上記不具合が発生しない。
また、櫛歯72をまつ毛Cの間に差し込んだ後、櫛歯部材7をまつ毛Cの根元側から先端側に向けて移動してまつ毛Cを梳かすようになっているため、まつ毛Cは、梳かされた状態で、加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受け部6の当接面61との間で所定形状にカールアップされると共に、フィルム状マスカラ剤Mのマスカラ組成物がまつ毛Cに熱転写される。
また、本実施形態のマスカラ付与装置1によれば、1枚ずつ使い切りのフィルム状マスカラ剤を用いているため、長尺状のフィルム状マスカラ剤が用いられるマスカラ付与装置に比して、長尺状のフィルム状マスカラ剤を装填するための機構が不要となり、装置の構成が簡易である。
マスカラ剤として、形状記憶ポリマーを含有しているものを用いると、まつ毛のカールアップ形状が特に維持され易い。また、摺動本体41を上げれば、加熱ヘッド5の加熱がオンとなり、操作が簡便である。
前記実施形態における櫛歯部材7の支持部材71は、平面視で湾曲していない形状(直線的形状)を有しているが、櫛歯部材7の支持部材71は、図13に示すように、平面視でまつ毛の根元側から先端側に向けて凹んだ湾曲形状を有していてもよい。このような湾曲形状を有する櫛歯部材7によれば、まつ毛の根元近傍からまつ毛を梳かすことができる。
前記実施形態における櫛歯72は円錐形状を有しているが、櫛歯72の形状は、フィルム状マスカラ剤におけるマスカラ組成物に筋状の切れ目を形成することができれば、円錐形状に制限されない。櫛歯72の形状は、例えば、図15に示すように、根元が楕円形状で、高さ方向に根元から中央部までが略同じ太さで該中央部から先端までは徐々に細くなった形状とすることができる。
まつ毛の生え際の形状は、平面視でまつ毛の根元側から先端側に向けて凸の湾曲形状となっており、また、正面視で上方に向けて凸の湾曲形状になっている。従って、加熱ヘッド5の加熱面51及びヘッド受け部6の当接面61の表面形状を、前述のまつ毛の生え際の形状に倣うように形成することが好ましい。
尚、このような前面形状を有する加熱ヘッド5を採用する場合には、まつ毛処理部12の前面12Aも、平面視で背面に向けて凹んだ形状となっていることが好ましい。
また、加熱ヘッド5全体が回動して加熱面51の装置本体11に対する傾斜角度を変更できるようにして、使用者の好みに合わせてカールアップ角度を変更できるようにすることもできる。
図17及び図18に示すように、加熱ヘッド5及びヘッド受け部6が、それらの前面が平面視で背面に向けて凹んだ湾曲形状を有しており、加熱面51及び当接面61が側面視で前面から背面に向けて上がる傾斜形状を有しており、それらの前面が上方に向けて凸の湾曲形状を有していると、一般的なまつ毛の生え際の形状に対応して一回の施術で、まつ毛を、根元から先端に向けて上がった好ましいカールアップ形状にカールアップすることができる。
このような形状を有する加熱ヘッド5及びヘッド受け部6並びに櫛歯部材7が採用されている場合には、図19(a)に示すように、一対のレール溝43がまつ毛Cの根元側から先端側に向けて徐々に狭まるように設けられている場合においても、図19(b)に示すように、一対のレール溝43がまつ毛Cの根元側から先端側に向けて徐々に拡がるように設けられている場合においても、まつ毛を根元近傍から梳かすことができ、まつ毛に根元近傍からマスカラ剤を付着させることができる。
また、フィルム状マスカラ剤Mの両端部M2が加熱ヘッド5の係合溝52の形状に対応した形状となっており、フィルム状マスカラ剤Mの両端部M2を加熱ヘッド5の係合溝52に前面側から挿入するとフィルム状マスカラ剤Mの両端部M2の背面側M3が加熱ヘッド5の係合溝52の背面係止部52Aに当接して引っ掛かるようになっていると好ましい。
前記実施形態のマスカラ付与装置においては、カールアップ手段、マスカラ付着手段及び切れ目形成手段(梳毛手段)が装置本体及びまつ毛処理部に設けられているが、本発明のマスカラ付与装置は、カールアップ手段、マスカラ付着手段及び切れ目形成手段(梳毛手段)が装置本体及びまつ毛処理部に設けられた形態に制限されない。切れ目形成手段は、必ずしも、梳毛手段を兼ねていなくてもよい。また、マスカラ付着手段は、必ずしも、カールアップ手段を兼ねていなくてもよい。マスカラ付着手段は、加熱ヘッド及びヘッド受け部からなるものに制限されない。加熱ヘッド及びヘッド受け部の位置も制限されない。加熱ヘッドとヘッド受け部とが密着離反自在な構成としては、種々の構成を採用することができる。
櫛歯部材の移動を加熱ヘッド及びヘッド受け部の移動に従動させる構成及び櫛歯部材における櫛歯の間隔を拡げる構造としては、種々の構成を採用することができる。
11 装置本体
12 まつ毛処理部
13 処理開口部
14 摺動空間部
15 処理空間部
2 カールアップ手段
3 マスカラ付着手段
4 切れ目形成手段(梳毛手段)
41 摺動本体
41A ツマミ部
41B 縦滑合ピン
42 リンク棒
42A 上係合孔
42B 下係合孔
43 レール溝
44 縦レール溝
5 加熱ヘッド
51 加熱面
6 ヘッド受け部
61 当接面
7 櫛歯部材
71 支持部材
72 櫛歯
73 端部ストッパー
74 滑合ピン
74A 長滑合ピン
74B 短滑合ピン
C まつ毛
M フィルム状マスカラ剤
Claims (5)
- まつ毛にマスカラ剤を熱転写又は熱融着により付着させるマスカラ付着手段と、該マスカラ付着手段に供給されたフィルム状マスカラ剤に筋状の切れ目を形成する切れ目形成手段とを具備するマスカラ付与装置であって、
前記マスカラ付着手段は、加熱面を有する加熱ヘッドと、該加熱ヘッドの該加熱面に対応する形状の当接面を有するヘッド受け部とを備え、該加熱ヘッドの該加熱面と該ヘッド受け部の該当接面とが密着離反自在に移動するように構成され、該加熱面と該当接面との間で、まつ毛及びフィルム状マスカラ剤を挟んで該フィルム状マスカラ剤を加熱可能になされており、
前記切れ目形成手段は、複数本の櫛歯を有する櫛歯部材を備え、該櫛歯部材は、まつ毛の根元側から先端側に向けて移動されるようになっており、前記櫛歯部材の移動中に、前記櫛歯により、前記フィルム状マスカラ剤におけるマスカラ組成物に筋状の切れ目を形成するようになっており、
前記切れ目形成手段における前記櫛歯部材の移動は、前記加熱ヘッドの前記加熱面と前記ヘッド受け部の前記当接面とが密着する方向への移動に従動して行われるようになっているマスカラ付与装置。 - 前記切れ目形成手段は、マスカラ剤を付着させる前のまつ毛を梳かす梳毛手段を兼ねている請求項1に記載のマスカラ付与装置。
- 前記切れ目形成手段によりフィルム状マスカラ剤におけるマスカラ組成物に切れ目が形成された後に、前記マスカラ付着手段によりまつ毛にマスカラ剤が付着するようになっている請求項1又は2に記載のマスカラ付与装置。
- 前記切れ目形成手段は、前記加熱ヘッドと一体的に連結されて上下方向に摺動可能な摺動本体と、該摺動本体と前記櫛歯部材とを連結するリンク棒とを備えており、
前記加熱ヘッドの前記加熱面と前記ヘッド受け部の前記当接面との移動は、前記摺動本体の上方向への摺動により行われ、前記櫛歯部材の移動は、前記リンク棒が該櫛歯部材をまつ毛の根元側から先端側に向けて押すことによって行われるようになっている請求項1〜3の何れかに記載のマスカラ付与装置。 - 前記切れ目形成手段は、前記マスカラ付着手段の幅方向に離間してまつ毛の根元側から先端側に向けて延びる一対のレール溝を備えており、前記櫛歯部材は、一対の該レール溝を跨いで設けられる支持部材と、該支持部材から下方に向けて突設する前記櫛歯とからなり、
一対の前記レール溝どうしの間隔が、まつ毛の根元側よりまつ毛の先端側において狭くなっていることにより、まつ毛の根元側に位置するときには正面視で直線状になっていた前記支持部材が、該まつ毛の先端側に位置するときには正面視で下向きに凸に湾曲し、その湾曲により複数本の前記櫛歯の間隔が拡大するようになされている請求項1〜4の何れかに記載のマスカラ付与装置。
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