JP3159628U - アイライナー−マスカラ共用塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アイライナー−マスカラ共用の化粧料組成物を利用しながら、マスカラとしても、またアイライナーとしても十分な性能を有する化粧料を可能とする塗布具を提供すること。【解決手段】 軸体先端にアイライナー用筆先部を、軸体先端側に外周に突出したマスカラ用塗布部を、軸体手前側に把持部を備えたアイライナー−マスカラ共用塗布具であって、アイライナー用筆先部が、ポリアミド繊維で形成され、かつこれらが繊維の構造を残した状態で固着された大略円錐形の形状であることを特徴とするアイライナー−マスカラ共用塗布具。【選択図】図1

Description

本考案は、アイライナー−マスカラ共用塗布具に関し、更に詳細には、アイライナー−マスカラ共用の化粧料組成物を使用するに当たり、アイライナー塗布用としても、また、マスカラ塗布用としても使い勝手良く使用することのできるアイライナー−マスカラ共用塗布具に関する。
アイライナーとマスカラが共通に使用できれば、例えば、外出に際して持ち運ぶ化粧料の数が減り、便利であるばかりでなく、アイライナーとマスカラが同じ色彩のもので統一されるため、化粧におけるコーディネートの面からもメリットがある。そこで、同じ化粧料をアイライナーおよびマスカラとして利用する試みが古くから行われている(特許文献1および2)。
しかし、アイライナーとマスカラでは、使用部位の形状や目的とする化粧効果が異なるため、それぞれの塗布具に要求される特性も、組成物の物性との相性も異なり、同じ化粧料組成物をアイライナーとマスカラで共用することには大きな困難があった。すなわち、マスカラはなるべく多くの組成物を睫に付着させる必要があり、粘度が高いものが好まれるが、そのような粘度の高い組成物をアイライナーとして使用した場合には、この組成物の粘性がアイライナー用筆の毛先をバラつかせて筆を膨らませてしまったり、筆に含まれた組成物が塗布時に速やかに被塗布面に供給されず、目周辺の繊細な部位に細い線を均一に描くことができないという問題があった。
このようなことから、アイライナー−マスカラ共用の化粧料組成物に関する着想は知られているものの、現在に至るまで実用化は難しく、アイライナーとマスカラは別の化粧料として利用されていた。
実開昭61−35617号公報 実開昭61−96816号公報
本考案は上記実情に鑑みなされたものであり、アイライナー−マスカラ共用の化粧料組成物(以下、「アイライナー−マスカラ共用組成物」という)を利用しながら、マスカラとしても、またアイライナーとしても十分な性能を有する化粧料を可能とする塗布具の提供をその課題とするものである。
本考案者は、アイライナー−マスカラ共用組成物に従来の塗布具を使用したときの問題点、特にアイライナー用筆の毛(繊維)の間に粘度の高い組成物が入り込んで毛が高い粘度で変形した状態のまま元に戻らなくなり、最終的に毛先が毛のバラついた状態で膨らみ、使用不能となるという問題点について、種々検討を重ねた。その結果、アイライナー用筆として、特定の樹脂による構成繊維を、加熱処理等の方法により固着させた筆先を使用することにより、毛がバラついて毛先が膨らむという問題は起こらず、マスカラに適した粘度の高い組成物であってもアイライナーとして塗布し得るアイライナー用筆として利用可能であることを見出し、本考案を完成した。
すなわち本考案は、軸体先端にアイライナー用筆先部を、軸体先端側に外周に突出したマスカラ用塗布部を、軸体手前側に把持部を備えたアイライナー−マスカラ共用塗布具であって、アイライナー用筆先部がポリアミド繊維で形成され、かつこれらが繊維の構造を残した状態で固着された大略円錐形の形状であることを特徴とするアイライナー−マスカラ共用塗布具である。
本考案のアイライナー−マスカラ共用塗布具は、軸体先端に設けられたアイライナー用筆先部が、繊維の構造を残存させた状態で固着されたものであるため、マスカラに適した粘度の高い化粧料組成物を利用した場合であっても、筆先の毛がこの組成物によりバラつくことはない。そして、繊維の構造を残した状態で固着されたため、適度な柔軟性と、ある程度の組成物を保持できる性能を有し、アイラインをきれいに描画することが可能である。
このように、本考案のアイライナー−マスカラ共用塗布具を利用することにより、アイライナー−マスカラ共用組成物を用いて、アイライナーおよびマスカラの双方できれいに化粧をすることが可能となる。特に、ブラウン、グリーン、パープル等、色彩を有するアイライナー−マスカラ共用組成物においては、従来はアイライナーとマスカラの基剤組成が異なるために難しかった、睫とアイラインの色を全く同じにする化粧を容易にすることができる。
本考案のアイライナー−マスカラ共用塗布具を示す図面である。 本考案のアイライナー−マスカラ共用塗布具のマスカラ塗布部の正面図である。 本考案のアイライナー−マスカラ共用塗布具のマスカラ塗布部の平面図である。 図2のA−A'の断面図である。 本考案のアイライナー−マスカラ共用塗布具のアイライナー用筆先部を調製する前の繊維束を示す図である。
以下に、本考案のアイライナー−マスカラ共用塗布具(以下、「共用塗布具」と略称する)の一実施態様を示す図面と共に本考案を詳細に説明する。ただし、本考案はこれに限定されない。
図1は、共用塗布具の全体を示す図面である。図中、1は共用塗布具、2はマスカラ塗布部、3はアイライナー用筆先部、4は軸体、5は把持部をそれぞれ示す。
図1に示されるように、本考案の共用塗布具1は、軸体4の先端にアイライナー用筆先部3を有し、軸体4の先端側に外周に突出したマスカラ用塗布部2を、軸体4の手前側に把持部5を備えるものである。
このうち、マスカラ用塗布部2は、軸体4と一体に形成されており、その形状は、コーム(くし)状や、円形、楕円形、多角形、不定形またはこれらを組み合わせたもの等、種々形状の板を連続的に並べて構成した板状コームであってもよいが、好ましくは、図4に示されるような、三角形ないし略三角形の板を軸体4から外側方向に突出させた突出板7が連続したものであることが好ましい。上記突出板7の、突出した部分の長さは、0.5mmないし9.0mm程度が好ましい。なお、このマスカラ塗布部2および軸体4の材質としては、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアセタール(POM)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等の材料が好ましい。
一方、アイライナー用筆先部3は、ポリアミド繊維で形成され、これが繊維の構造を残した状態で固着された大略円錐形の形状のものである。上記ポリアミドとしては、6,6−ナイロン、6−ナイロン、11−ナイロン、12−ナイロン、6,10−ナイロン、6,12−ナイロン等を用いることができる。この筆先部3の調製は、まず、ポリアミド繊維を束ねて図5に示すような筆先を作製し、これを熱処理し、ポリアミド繊維としては繊維の構造を残しながら、各繊維を熱固着させれば良い。熱処理の温度は、ポリアミドの溶融温度より若干低い温度、例えば、上記ナイロン類であれば150℃ないし260℃程度であることが好ましい。また、繊維の太さは限定されないが、繊維横断面の直径が0.1μmないし300μm程度のものであれば好適に使用することができ、1μmないし100μm程度のもの、とりわけ4μmないし50μmの範囲内のものであることが好ましい。なお、繊維の太さの単位としては従来より「デニール」が用いられることが多いが、本考案において特に好ましいのは、0.12デニールないし20デニールの範囲内のものである。更に、筆先部3の長さは、2.0mmないし9.0mm程度とすることが好ましい。かくして得られる得られた筆先部3は、適度の柔軟性と硬さを有するものであり、マスカラに適した粘度の高い組成物に対しても毛がバラつかず、アイライナー用の塗布具として細くきれいなアイラインを描くことができる。
上記したアイライナー用筆先部3は、種々の方法で軸体4に取り付けることが可能であるが、好ましい方法の一例としては、軸体4の先端8に設けられた穴(図示せず)に筆先3の根本側(3b)を挿入し、次いで軸体の垂直方向のかしめ部6から熱と力を加え、これにより固定する方法が挙げられる。
更に、本考案の共用塗布具では、軸体4の手前側に把持部5が取り付けられる。この把持部は、一般のマスカラ塗布具などで使用されるものを利用することができ、軸体4と共通のプラスチック材料であっても、また、軸体部4にプラスチックカバーや金属カバーをかけたものであっても良い。
本考案の共用塗布具を用いれば、マスカラとしての働きに重点をおいた粘度の高いアイライナー−マスカラ共用組成物を用いても、アイライナー用筆先部の中にこの組成物が入り込んで毛をバラつかせることはなく、アイライナーおよびマスカラの双方できれいに化粧をすることが可能となる。
従って本考案の共用塗布具を用いることにより、アイライナー−マスカラ共用組成物を用いた、新しいタイプの化粧料の提供が可能となる。
1 … … 共用塗布具
2 … … マスカラ塗布部
3 … … アイライナー用筆先部
4 … … 軸体
5 … … 把持部
6 … … かしめ部
7 … … 突出板
8 … … 先端

Claims (8)

  1. 軸体先端にアイライナー用筆先部を、軸体先端側に外周に突出したマスカラ用塗布部を、軸体手前側に把持部を備えたアイライナー−マスカラ共用塗布具であって、アイライナー用筆先部がポリアミド繊維で形成され、かつこれらが繊維の構造を残した状態で固着された大略円錐形の形状であることを特徴とするアイライナー−マスカラ共用塗布具。
  2. マスカラ用塗布部が、三角形ないし略三角形の板を前記軸体から外側方向に突出させた突出板が連続して形成されたものである請求項1記載のアイライナー−マスカラ共用塗布具。
  3. 突出板の、突出した部分の長さが、0.5mmないし9.0mmである請求項2記載のアイライナー−マスカラ共用塗布具。
  4. ポリアミド繊維が、6,6−ナイロン、6−ナイロン、11−ナイロン、12−ナイロン、6,10−ナイロンまたは6,12−ナイロンの繊維である請求項1ないし3のいずれかの項記載のアイライナー−マスカラ共用塗布具。
  5. ポリアミド繊維の太さが、繊維横断面の直径にして0.1μmないし300μmである請求項1ないし4のいずれかの項記載のアイライナー−マスカラ共用塗布具。
  6. アイライナー用筆先部が、ポリアミド繊維で調製された筆先を150℃ないし260℃の温度で熱固着させたものである請求項1ないし5のいずれかの項記載のアイライナー−マスカラ共用塗布具。
  7. アイライナー用筆先部が、前記軸体の先端に設けられた穴に挿入され、次いで軸体の垂直方向のかしめ部から熱および/または力を加えることにより固定されたものである請求項1ないし6のいずれかの項記載のアイライナー−マスカラ共用塗布具。
  8. アイライナー用筆先部の長さが、2.0mmないし9.0mmである請求項1ないし7のいずれかの項記載のアイライナー−マスカラ共用塗布具。
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