JP3577664B2 - 粒子保持用の剛毛を有する液状、ペースト状あるいは粒子製品用アプリケータを具備するアプリケータ器具 - Google Patents

粒子保持用の剛毛を有する液状、ペースト状あるいは粒子製品用アプリケータを具備するアプリケータ器具 Download PDF

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    • A46B2200/1053Cosmetics applicator specifically for mascara

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体からペースト状あるいは粒子状の流動性を有する、特に化粧用又は皮膚科学用の製品を収容するリザーバを具備し、皮膚や皮膚骨格等の表面に製品を塗布するための器具に関する。この器具はさらに製品を塗布するための複数の剛毛を有するアプリケータを具備する。
【0002】
本発明の器具の場合、製品を収容するリザーバは開口を有しており、当該開口には把持部を兼ねるストッパが着脱可能に設けられている。該ストッパはアプリケータに、一般的には、細長い部材を介して取り付けられており、器具を閉じた状態ではアプリケータは製品と一体になる。
リザーバは特に化粧用製品又は皮膚科学的製品、具体的にはマスカラ、液体口紅、アイライナー、ブラッシャーのような粉体、アイシャドウ、マニキュア、ヘアトリートメントあるいは皮膚科学的製品を収容するためのものである。前述のアプリケータによって適量の製品を取り出し、処理すべき表面に塗布する。
【0003】
【従来の技術】
この種の器具は、まつげにマスカラを塗布するためのもの、爪にマニキュアを塗布するためのもの、頬や瞼に化粧粉を塗布するためのもの、毛髪に染料を塗布するためのものがすでに数多く提案されている。アプリケータが保持する製品の量を増大させるために、アプリケータに埋め込まれた剛毛の表面に剛毛の長さに沿って1つ以上の微細な溝を設けることが提案されている。
【0004】
例えば、本出願人による特許出願であるフランス特許出願公開FR−A−2607372およびFR−A−2627068は、剛毛の表面にその全長に渡って延びる微細な溝を少なくとも1つ有するマスカラ用ブラシを開示するものである。微細な溝はマスカラを保持し、塗布するときにはマスカラが速やかかつ効率的に睫に移るようにして均質なメイクアップを可能にする。
【0005】
さらに、同様に本出願人によるフランス特許出願公開FR−A−2687055は、概略平行な剛毛の房を具備するマニキュア用アプリケータを開示する。この房は、直径が異なる2種類の剛毛によって構成されており、そのうちの少なくとも一方の剛毛は長手方向に微細な溝が形成されている。
一般的に、上述のアプリケータで使用される剛毛の表面は平滑であるが、その理由は、剛毛を熱可塑性の材料をダイから押し出し加工することによって製造するからである。
【0006】
一般的には、従来技術に属するこれらのアプリケータは満足な結果を与えるものである。しかし、広い範囲の特性(親水性−親油性)を有し、従来のアプリケータよりも親和性の高い、特定の製品を非常に厚くかつ均質にメイクアップすることができるアプリケータが必要とされていた。問題は、前出のマスカラ用アプリケータは、特に製品を塗布する前にこすり落とす操作をすると載っている製品の量がアンバランスになることである。マスカラ用ブラシの場合は、製品を塗布する前に剛毛の端部が余剰分を落とすための縁部でこすり落とされ、ブラシの中央部には製品が多量に含まれるので使用されない間に製品が乾燥してしまう可能性がある。
【0007】
上述のマニキュアブラシの場合には、量については満足すべき結果が得られる。しかし、出願人は特定のマニキュア組成の場合にブラシの剛毛を構成する材料とマニキュアの親和性が良くないことを発見した。例えば水性のマニキュアに対して所定の材料からなる剛毛の結果が好ましければ、当該剛毛は有機溶媒ベースのマニキュアに対しては保持力が小さい。従って、有機溶媒ベースのマニキュアに対しては、親和性が良好なほかの材料からなる剛毛が必要になる。これは、親和性が不適当であると、マニキュアが急速に流れてしまい、過剰で見苦しい結果になるからである。
【0008】
ドイツ特許出願公開DE−A−19534368は、粒子を収容した熱可塑性の基材からなる繊維を押し出し整形する方法を開示するものである。この繊維は特に歯ブラシやその他の研磨動作を行う装置に使用することができる。当該公報には塗料の保持力を増大させるためにこの繊維を塗装用ブラシに用いることについて言及されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は製品を塗布するための、特に余剰分を落とした後にも優れた製品保持力を有するアプリケータを具備する器具を提供することである。さらに、本発明は、処理の対象の性質にかかわらず塗布を行う間、均質な分配と制御された放出を行うことことのできるアプリケータを提供することを目的とする。この種のアプリケータは、特に、まつげや眉毛、唇、皮膚や爪や毛髪のメイクアップ、あるいは皮膚科学的な処理に好適である。
本発明の目的は、容器から取り出す製品の量と塗布する際の製品の流れる速さを、製品の性質によらず支配することのできるアプリケータ器具を使用して、汎用的な手段を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、アプリケータを構成する剛毛の表面仕上げを変更することによってこの目的を達成する。この方法によって製品の保持力が改善され、製品と剛毛との間に適当な親和性が達成される。
【0011】
従って、本発明の対象の1つは化粧製品を収容するリザーバとアプリケータを有するアプリケータ器具である。アプリケータは、リザーバの開閉手段を構成するとともに器具を閉じた状態ではリザーバの中に収容される、アプリケータ部材に取り付けられた把持部を有する。アプリケータ部材は、少なくともそのいくつかは、剛毛の全表面又は一部の表面から不規則に突出して表面に凹凸を形成する粒子を含有する剛毛配列を有する。
【0012】
上述のようなアプリケータ器具では、製品を正しく計量してアプリケータ部材の表面に均一に広げるために、好ましくは容器の開口部の近くに余剰分落とし部材を設けても良い。好ましくは、この余剰分落とし部材は、フォーム状のエラストマー部材で、アプリケータ部材と必要ならアプリケータ部材と把持部を繋いでいる支持軸の少なくとも一部が通ることのできる少なくとも1つの通路を有していても良い。余剰分落とし部材に設けられたこの通路は、少なくとも1つの開口した又は互いに接している余剰分落としリップを有していても良い。アプリケータ部材が平板な支持軸で支持されている場合は、この通路は少なくとも1つのスリットであっても良い。
【0013】
化粧用製品のアプリケータ器具においては、余剰分落とし部材の機能は、一方ではアプリケータによって取り出された製品の余剰分を取り除くことであり、他方ではアプリケータ部材の剛毛全体にわたって製品を均一に広げて、特に、十分な量の製品を均一に広げてアプリケータに良好な製品保持を保証することである。適当であれば、余剰分落とし部材はアプリケータの支持軸の全部あるいは一部についた余剰分を落とすことができる。
特にねじった形状のコアを有し、剛毛がコアの軸線方向に対して垂直に設けられているタイプのマスカラ用ブラシの場合には余剰分落とし部材は非常に具合の悪い効果をもたらすことになる。具体的には、余剰分落とし部材を使用した後のマスカラ用ブラシの剛毛の先端部には、この部分がまつげと接触する部分であるにもかかわらず極わずかしか製品が残っていない。これに対して多くの製品はアプリケータのコアの部分に移動してそこに残留するが、この部分にある製品を満足な形でまつげに塗ることはできない。
【0014】
本発明に基づくアプリケータ器具は、前述のような粗面を有する剛毛からなるアプリケータ部材を有し、余剰分落とし部材を使用した際に起きるこのような不具合を最小限に抑制することができる。
一般的に、アプリケータ部材の剛毛は前述の粒子を含有した基材からなり、基材は、好ましくはポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラフルオロエチレン、熱可塑性硫化エラストマー材料から選択された材料が使用される。
【0015】
上述の材料によって特に触って認識することができる表面の粗さを有する剛毛を得ることができる。マスカラ用ブラシが上述のような剛毛を有する場合、余剰分を落とした後でも剛毛の表面全体にわたって製品を均一かつ分厚く保持することができる。さらに、このブラシは、従来のマスカラ用ブラシに比較して、まつげを良く捉えて、睫をカールさせるとともに、「長く」することができる。
【0016】
同様に、マニキュアブラシは塗布する製品と極めて顕著な親和性を有する。特に、表面が平滑な剛毛のブラシに付着したマニキュアはしずくになって、重力の影響によって剛毛の表面をかなりの速さで流れ落ちる。粗い表面を有する剛毛を有する本発明のブラシは、従来製品に比較して分厚い製品層を形成する。従って、マニキュアの保持力が高く、流れる速度が目に見えて遅くなる。さらに、本発明によるブラシの製品保持力は平滑な表面の剛毛を有するブラシに比較して顕著に大きくなっている。表面の凹凸の大きさ(高さ)とその密度に基づいて、爪にマニキュアを塗るときにマニキュアが流れる速度を制御することは容易である。このことは、基材として水を用いたマニキュアであっても、基材としてエチルアセテート、ケトン又はブチルアセテート等の有機溶媒を用いたマニキュアであっても同様である。
【0017】
好ましくは、剛毛に使用することができる粒子は、無機材料、植物性又は合成材料の粒子である。粒子は、球状、平板状又は細長い形状の粒子である。
出願人が実施した試験によれば、剛毛の凹凸頂部が内接する円の直径と剛毛の凹凸基部が内接する円の直径の比が1.05から1.4の間のときに良好な結果が得られた。
これらに限定されるわけではないが、粒子としては、例えば、CaCO,ZnO,TiO,MgO,Al、コットン、セルロース、シリカ、シリケート、タルク、粘度、尿素/フォルムアルデヒド、木粉、グラファイト、カーボンブラック、酸化鉄、化粧料として許容できる金属の粒子、あるいはこれらの混合物を例示することができる。
好ましくは、前記粒子は、剛毛を構成する基材の中に剛毛全体の体積に対する体積比で0.2%から20%、より好ましくは2%から10%、さらに好ましくは2.5%から6%含まれる。
前記粒子の平均サイズは、2μmから500μmの間、好ましくは、5μmから200μmの間、一層好ましくは10μmから150μmの間である。性質の異なる粒子やサイズの異なる粒子を混ぜて使用してもよい。
【0018】
本発明の1実施例によれば、アプリケータ部材は、剛毛の束を少なくとも1つ有し、剛毛は互いにほぼ平行で、この束は支持軸を介してに把持部に取り付けられている。この種のアプリケータは特に爪に製品を塗布するのに好適である。この種のアプリケータはまた粉を顔に塗布する頬紅用のブラシ、アイシャドウ用のブラシ、アイライナー用ブラシ、眉毛にメイクアップを塗布するためのブラシとして用いるような形状にすることもできる。
【0019】
本発明の1つの特定の構成によれば、前記のアプリケータ部材は支持体の端部に固定される。この場合、アプリケータ部材は支持体と同一平面にあって、支持体の長手方向の軸と直交している。この種の構成は睫にマスカラを塗布するアプリケータとして使用するのが好ましい。
他の実施例によれば、前記剛毛はアプリケータ部材の中心又は中心からずれた位置のコアからほぼ放射方向を向いている。この種のアプリケータはマスカラ用ブラシ又は髪に染毛剤を塗布するためのブラシとして使用することができる。
【0020】
好ましくは、前記コアは2つの金属製ワイアをその間に剛毛を挟みこむようにより合わせ形成される。この場合、得られるブラシは、アボトル(Abottle)型ブラシと称する。
アプリケータは種々の異なる外形を取ることができる。剛毛の先端部によって規定されるアプリケータの外形は、製品の性質と処理すべき対象表面の形状に従って適宜調節することができる。外形は、剛毛の先端部をトリマを使って刈り込むことによって実現できる。アプリケータは長さの異なる剛毛を有するものであっても良い。
【0021】
さらに、本発明に基づくアプリケータの剛毛は先端部が、テーパ状、丸い、枝分かれした、球状であってよく、この分野において知られている種々の処理を施されたものであっても良い。剛毛は波型をしたものや螺旋状であっても良い。
剛毛の断面に関しては、平均直径が6/100ミリメートルから30/100ミリメートルの間の円に、好ましくは平均直径が6/100ミリメートルから20/100ミリメートルの間の円に凹凸の先端部が内接するものであることが好ましい。
【0022】
アプリケータ部材と塗布する製品の性質によって、剛毛の長さは2mmから25mm程度の範囲に定められる。前記アボトル型ブラシの場合、剛毛の長さは2つの自由端の間の距離によって定義される。この場合、剛毛の長さは例えば7mmから12mmの間である。
剛毛の断面の形状は、十字型、三葉形、四葉形、中実楕円、中空楕円、中実円筒、中空円筒、中実四角形、中空四角形、三角形の用の中実多角形、中空多角形、「8」の字型、「C」型、「E」型、「F」型、「H」型、「I」型、「L」型、「N」型、「S型」、「T」型、「V」型、「W」型、星型、楔形等の中から選択することができる。
【0023】
特に、上述のアプリケータのために使用することができる剛毛は以下のステップを有する製造方法によって製造することができる:
a)熱可塑性材料と少なくとも1つの適当な大きさの粒状フィラーの混合物を準備し、
b)前記混合物を押し出し成形機に装荷し、
c)適当な温度で前記の混合物をダイを通して押し出し成形し、
d)ダイから出てきる繊維を特に押し台紙温度よりも温度の低い液体に浸漬することによって冷却し、
e)オーブンによって繊維を特にガラス遷移温度近くにまで再加熱して前記の粗面(B)が繊維の表面に現れるようにし、
f)繊維を冷却し、
g)剛毛として必要な長さに繊維を切断する。
【0024】
適当であれば、前記の繊維をステップe)とf)との間でを延展(引き伸ばし)して、繊維の断面を延展前に比較して小さくし、前記の凹凸が一層表面に現れやすくしても良い。好ましくは、繊維の延展は延展によって繊維の直径が延展前の60%から95%程度に減少するように行うのが良い。
前述の構成以外に、以降において説明のために例示する実施例を参照して一層詳細に説明するその他の実施例が可能であり、これらを添付の図面を産して説明するが、以下の説明は発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1には、長手方向の軸Xを有し、円筒状の容器2に収容された製品Mを塗布するための、アプリケータ3を具備するマスカラ用アプリケータ器具1が示されている。アプリケータ3は、容器のネック部21にねじ止めすることができる、把持部とでもあるストッパ3aに固定されている。ネック部21の外部には、ストッパ3aの下部の内周面に形成された対応するネジの溝3bと螺合するネジ溝22が形成されている。ストッパ3aは全体としては縦長の円筒状であり、手に持ちやすい形状である。ストッパ3aはストッパ3aの下部から突出する中央支持軸5を有する。この軸5の下端部5aにはアプリケータ部材4が例えば接着又は圧入により固定されている。
【0026】
容器のネック21は、開口10を形成する円形の自由端23を有する。この開口には弾性変形しえる材料からなる余剰分落とし部材8が設けられている。余剰分落とし部材は指貫に類似の形状で、その底部が容器2のほうを向いている。低部は開口しており、アプリケータ6を容器から取り出すときに支持軸についた余剰の製品を落とすことができる円形の余剰分落としリップを形成している。保持状態では、前記支持軸5は余剰分落とし部材を貫通している。
【0027】
アプリケータ部材4は図1に示されているように睫にマスカラを塗布するためのブラシである。このブラシは、予めU字型に折り曲げられた2つの金属製の枝をより合わせて形成された細長いコア4aを有する。このコア4aは支持軸5の端部5aに圧入されている。剛毛9はコア4aを構成する金属の間に放射方向に植え込まれ、コア4aの間に挟まれて把持されている。ワイアを構成する金属を互いによりあわせるときに、剛毛9はコア4aの間に挟まれて保持される。詳細部Aは、凹凸Bを有する剛毛の拡大図である。
【0028】
この凹凸は剛毛9を形成する材料に粒子Pを混ぜて、剛毛の全表面に渡ってランダムに微細なこぶBを突出させることによって形成されている。従って、触っただけでもこの種の剛毛9は粗い感じを与える。アプリケータを容器から取り出した後、余剰分を落としても多くの製品が微細なこぶBの間にとどまることになる。
剛毛は好ましくは適当な量の粒子Pを含有する熱可塑性基材からなる機材Qによって構成されている。本発明のアプリケータに使用することができる剛毛は図1(拡大図A)と図6から18に示されているが、これらには限定されない。ブラシ4はタイプの異なる凹凸B(直径、形状、断面、弾性、可撓性、材料が異なる)を有する剛毛を有するものであっても良い。
【0029】
このブラシは知られている何れの外形をとることもでき、例えば、剛毛9の先端部をトリマを使用してカットすることができる。
本発明によるブラシは、上述の実施例によれば、マスカラを多量に含むことができる。これと接触することによって、睫に多量のマスカラを塗布することができる。使用者がブラシ1を睫に沿って動かすと、睫は全長にわたってブラシと接触しマスカラに覆われると共にカールする。
【0030】
ブラシの剛毛が睫をくしけずる。利用者が睫に沿ってブラシを動かすと、睫は、剛毛にランダムに形成された凹凸Bによって捉えられる。製品は睫とブラシの間の接触の程度に従って前面にわたってかつ睫の全長にわたって塗り広げられる。睫は同時に櫛を入れられて延び、カールする。さらに、表面が粗いことによって凹凸Bは剛毛の表面に一層強く捉えられてカールが一層強くなる。
睫は従ってマスカラによって均質に被覆される。瞼の中央部の睫と端の部分の睫のメイクアップの状態には相違を見出すことができなくなる。睫は互いに完全に分離して、伸びた状態で強くカールしている。
【0031】
図2は、本発明の第2の実施例に基づいて液状マニキュア製品用のアプリケータ器具101を示すものである。図に示したアプリケータ器具は長手方向の対称軸Xを有する容器102とスリーブ103を有するアプリケータ106を具備する。容器102は、好ましくはガラス製で、例えばマニキュア成分である液状又は粘液状の製品Vを収容する。
容器102は開口110を規定するネック部121を有する。ネック部121はスリーブ103の内壁面に形成された対応するネジと螺合することができる外部のネジ溝122を有する。
スリーブ103もまたこの場合には支持軸105の自由端105aに固定された剛毛の束109からなるアプリケータ部材104を有する。支持軸の他端はスリーブ103に固定されている。束を構成する剛毛は互いに概略平行である。
【0032】
アプリケータ器具が容器102に対してスリーブ103を螺合して閉じた状態では、剛毛の束109からなる束104は、製品Vに浸されている。この剛毛109はすでに述べたものであり、具体的には図2の詳細図Aおよび図6ないし18に示したものである。
使用者が製品Vを塗布するときは、把持部でもあるスリーブ3をまわして外し、容器からブラシを抜き出す。ブラシにはこの時点では通常余剰分を付着している。ブラシの余剰分を落とすために、使用者はブラシをボトル121のネックの自由端でふき取る。
【0033】
この操作をしている間、ブラシには製品が多量に付着しており、何度も余剰分を尾足した跡でもマニキュアの保持力が非常に高いことに注意する必要がある。マニキュアを爪に塗る際の流動性は小さくしかも実質的に一定である。得られたマニキュアは均質性が高く、乾燥が早い。
【0034】
図3は、図1に示したアプリケータとは支持軸205が概ね平坦である点において異なるマスカラ用アプリケータ206を示すものである。先端部205aの幅は、支持軸205と同一平面内に、アプリケータ206の軸とはほぼ垂直に設けられた剛毛209の集合204の幅とほぼ同じである。使用された剛毛209は、粗な表面を有しており、図1と2で示した剛毛と同じ種類のものである。支持軸205の他端は把持するためにスリーブ203に固定されている。
【0035】
メイクアップ器具の一部を構成するマスカラアプリケータ206は、余剰分落とし部材222に搭載された、製品Mを収容する容器202aの一部を構成する。余剰分落とし部材は、把持スリーブ203によって閉じることができる開口したネック部210を有する。余剰分落とし部材はさらに余剰分落とし部材208が取り付けられたショルダー部223を有する。この例では、余剰分落とし部材は、支持軸205と剛毛209の集合204の少なくとも一部が通過することができるスリット211が形成されたエラストマー又は多孔性の膜からなる。剛毛209が植え込まれた平面は、支持軸205の平面とは別の平面であっても良い。
アプリケータ206を容器から取り出すとき、マスカラを含んだブラシが余剰分落とし部材211内を通過する。余剰分落とし部材は剛毛の外縁部表面をこする。剛毛の凹凸Bの間に形成された窪みが製品の微小な容器として作用して製品Mを保持する。
本発明に係るアプリケータに対して製品を塗布する前に余剰分落とし操作をすると、ランダムに余剰分が落とされる。これは凹凸Bによってそれぞれの剛毛の表面全体に渡って製品の微小な容器が形成されているからである。この微小な容器は塗布の対象に製品を非常に均一に塗布することができる。
【0036】
本発明で使用することができる剛毛の1つの製造方法を図4と5に模式的に示す。
熱可塑性の材料Qと適切な量の粒子Pの混合物をスクリューローダ52を有する押し出し成形機50に装荷する。熱可塑性の材料とは例えば、ポリアミドであり粒子とは酸化チタンの球状の粒子である。混合物の温度を熱可塑性材料の押し出し成形可能な温度にまで昇温する。ローダ52の押し出し力によって、混合物(P、Q)はダイ54を通って押し出される。このようにして得られた繊維Fの表面は基本的には平滑である。例えば(図示しない)底温水のバスで冷却した後、繊維Fの基材である材料Qは収縮して凹凸Bが表れる。凹凸部をより一層明瞭にするためには、この繊維をガラス遷移温度近くにまで一度昇温した後、図5に矢印Eで示したように、繊維Fを延伸加工することができる。冷却し、所望の長さに切断した後、剛毛9をアプリケータの植え付けて前述のようなアプリケータが得られる。
繊維Fの延伸加工を行った後、繊維の直径は延伸加工前の60%から95%の間である。
【0037】
図6は、図5のVI−VI断面図である。熱可塑性材料からなる剛毛9の基材Qには、基材Qに埋め込まれて同時に表面から突出している粒子Pによって形成された凹凸Bが形成されていることが示されている。図6に示されたところによれば、粒子Pのサイズは比較的大きい。
【0038】
図7に示した別の形状の場合、図6に示した粒子に比較してかなり小さな粒子が使用されている。従って、基材Qに表れる凹凸Bも小さくなっている。
図6と7では、剛毛に形成された凹凸(B)の先端で表された剛毛の断面が内接する円の平均直径(D)と剛毛に形成された凹凸の基端で表された剛毛の断面が内接する円の平均直径(d)との比は好ましくは1.05から1.4の間である。
剛毛の断面、粒子の平均サイズおよび延伸加工の程度によって、剛毛中に含まれる粒子(P)の比率は、剛毛の全体積に対して、0.2%から20%の範囲、好ましくは2%から10%の範囲、さらに好ましくは2.5%から6%の範囲である。
好ましくは、前記の粒子(P)は、平均サイズが2μmから500μmの間、好ましくは5μmから200μmの間、さらに好ましくは10μmから150μmの間の粒子から選ばれる。
【0039】
図8から18は上述のアプリケータ6,106,206に好適に使用される剛毛の形状を示す図である。これらの図において、Pは剛毛に取り込まれた粒子、Bは形成された凹凸、Cは剛毛表面の長手方向又は螺旋方向の山、Gは長手方向又は螺旋方向の溝を表す。
図8は、剛毛の断面を表しており、断面S8は2つの溝Gを有する「T」型である。
図9は、2つの溝Gを有し、「I」型の断面形状を有する剛毛の断面S9を表す図である。
図10は、3つの峰Cを有し、二等辺三角形の断面形状を有する剛毛の断面S10を表す図である。
図11は、1つの溝Gを有し、「C」型の断面形状を有する剛毛の断面S11を表す図である。
図12は楕円形の断面形状を有する中空剛毛の断面S12を表す図である。
図13は、1つの溝Gと1つの峰Cを有し、「L」型の断面形状を有する剛毛の断面S13を表す図である。
図14は、四角形の断面形状を有する剛毛の断面S14を表す図である。
図15は、たる型の峰Rによって構成される概略3角形の断面形状を有する剛毛の断面S15を表す図である。
図16は、4つの膨らんだ峰Cを有し、長方形の断面形状を有する剛毛の断面S16を表す図である。
【0040】
好ましくは、上述の剛毛の断面は凹凸の頂部が平均直径が6/100ミリメートルから30/100ミリメートルの範囲の円に内接する。
剛毛9の基材Qは、ポリアミド(PA6、PA6/6、PA11、PA6/10、PA6/12)、ポリエステル、P理エチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレンコポリマー、ポリ塩化ビニル、テフロン、ポリエチレンテレフタレート、またはポリエーテル−ブロック−アミドまたはシリコンゴム等の熱可塑性エラストマーであっても良い。
凹凸Bを有する剛毛の断面は、十字型、三葉形、四葉形、中実楕円、中空楕円(S12);中実円筒、中空円筒、中実長方形(S14);中空長方形;三角形(S10)濃ような中実多角形;中空多角形、「8」の字型、「C」型、「E」型、「F」型、「H」型、「I」型、「L」型、「N」型、「S型」、「T」型、「V」型、「W」型、星型、楔形等の中から選択することができる。
剛毛9は総ての種類の平滑な表面を有する剛毛と混ぜて用いることも可能であることを理解する必要がある。従って、一つのアプリケータに凹凸Bを有する剛毛と、凹凸のない剛毛と、異なる断面形状の剛毛および/または異なる材料からなる剛毛とを混ぜて使用することもできる。
【0041】
図17と18には本発明に使用することができる剛毛9を示す。図に示した剛毛の先端部には処理が施されている。従って、図17には先端部を熱処理して9’型のピンヘッド形状をした剛毛の長手方向の断面が示されている。図18は、ミリング処理又はその他の研磨処理によって先端部がばらばらになった剛毛9”の長手方向の断面を示すものである。
前記発明の詳細な説明では、本発明の好ましい実施態様を数多く述べた。しかし、本発明の思想を逸脱しない範囲で前述意外にも多くの変形例が考えられることは自明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施例であるマスカラ用アプリケータの長手方向の軸に沿った断面図である。
【図2】図2は、本発明の第2の実施例であるマニキュア用アプリケータの長手方向の軸に沿った断面図である。
【図3】図3は、本発明の第3の実施例であるマスカラ用アプリケータの長手方向の軸に沿った断面図である。
【図4】図4は、表面に凹凸を有する剛毛の位置実施例を模式的に示した図である。
【図5】図5は、表面に凹凸を有する剛毛の位置実施例を模式的に示した図である。
【図6】図1ないし図3に示したアプリケータに使用することができる種々の剛毛を示した斜視図である。
【図7】図1ないし図3に示したアプリケータに使用することができる種々の剛毛を示した斜視図である。
【図8】図1ないし図3に示したアプリケータに使用することができる種々の剛毛を示した斜視図である。
【図9】図1ないし図3に示したアプリケータに使用することができる種々の剛毛を示した斜視図である。
【図10】図1ないし図3に示したアプリケータに使用することができる種々の剛毛を示した斜視図である。
【図11】図1ないし図3に示したアプリケータに使用することができる種々の剛毛を示した斜視図である。
【図12】図1ないし図3に示したアプリケータに使用することができる種々の剛毛を示した斜視図である。
【図13】図1ないし図3に示したアプリケータに使用することができる種々の剛毛を示した斜視図である。
【図14】図1ないし図3に示したアプリケータに使用することができる種々の剛毛を示した斜視図である。
【図15】図1ないし図3に示したアプリケータに使用することができる種々の剛毛を示した斜視図である。
【図16】図1ないし図3に示したアプリケータに使用することができる種々の剛毛を示した斜視図である。
【図17】先端部に特殊な処理を施した剛毛を示す図である。
【図18】先端部に特殊な処理を施した剛毛を示す図である。

Claims (23)

  1. 化粧用製品(M、V)を収容することができる容器(2、102、202)とアプリケータ(6、106,206)とを具備するアプリケータ器具(1、101、201)であって、該アプリケータは:
    器具を閉じた状態では容器の内部に位置するアプリケータ部材(4、104、204)と、アプリケータ部材(4、104、204)に取り付けられると共に前記容器を開閉することができる把持部(3、103、203)とからなり、
    アプリケータ部材(4、104、204)は、剛毛(9、109、209)の全表面又は一部の表面からランダムに突出して、剛毛の少なくとも一部の表面に凹凸(B)を形成する粒子(P)を含有する剛毛を有することを特徴とするアプリケータ器具。
  2. 前記容器は開口(10、210)を有し、該開口(20、210)の近傍に余剰分を落とす部材(8、208)が設けられ、
    該部材(8、208)は、その内部を前記アプリケータ(6、206)が通ると共に、アプリケータおよび/またはアプリケータ部材(4、204)と把持部(3、203)とを連結する支持軸(5、205)に所望量の製品(M)を取り出させるものであることを特徴とする請求項1に記載のアプリケータ器具(1、201)。
  3. 前記余剰分を落とす部材(8、208)は、前記アプリケータ部材(4、204)が通過する少なくとも1つの通路(11、211)を有する多孔性の弾性体からなるものであることを特徴とする請求項2に記載のアプリケータ器具(1)。
  4. 前記余剰分を落とす部材(208)はエラストマー材料からなり、少なくとも1つのスリット(211)が形成されている請求項2又は3に記載のアプリケータ器具(1)。
  5. 前記粒子(P)は無機材料、植物性又は合成材料の粒子から選択されたものであることを特徴とする前記請求項1ないし4のいずれかに記載のアプリケータ器具。
  6. 前記剛毛の断面は平均直径(D)が6/100mmから30/100mm、好ましくは6/100mmから20/100mmの範囲の円に内接するものであることを特徴とする前記請求項1ないし5のいずれかに記載のアプリケータ器具。
  7. 前記粒子(P)が球状、平板上又は細長い形状の粒子から選択されたものであることを特徴とする前記請求項1ないしのいずれかに記載のアプリケータ器具。
  8. 前記粒子(P)として、CaCO,ZnO,TiO,MgO,Al、コットン、セルロース、シリカ、シリケート、タルク、粘土、尿素/フォルムアルデヒド、木粉、グラファイト、カーボンブラック、酸化鉄、化粧料として許容できる金属の粒子、あるいはこれらの混合物が用いられたことを特徴とする前記請求項1ないしのいずれかに記載のアプリケータ器具。
  9. 前記粒子(P)は、剛毛を構成する基材の中に剛毛全体の体積に対する体積比で0.2%から20%、より好ましくは2%から10%、さらに好ましくは2.5%から6%含まれることを特徴とする前記請求項1ないしのいずれかに記載のアプリケータ器具。
  10. 前記粒子(P)の平均サイズは、2μmから500μmの間、好ましくは、5μmから200μmの間、一層好ましくは10μmから150μmの間であることを特徴とする前記請求項1ないしのいずれかに記載のアプリケータ器具。
  11. 前記粒子(P)は平均直径および/または性質が異なる粒子を混合したものであることを特徴とする前記請求項1ないし10のいずれかに記載のアプリケータ器具。
  12. 前記剛毛は、粒子(P)を含む基材(Q)によって構成され、当該基材はポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラフルオロエチレン、熱可塑性硫化エラストマー材料から選択された材料であることを特徴とする前記請求項1ないし11のいずれかに記載のアプリケータ器具。
  13. 前記剛毛の少なくとも一部は丸められた、テーパを付けた、枝分かれした、丸まった先端(9’、9")を有することを特徴とする前記請求項1ないし12のいずれかに記載のアプリケータ器具。
  14. 前記剛毛は長さの異なる剛毛(9)を含むことを特徴とする前記請求項1ないし13のいずれかに記載のアプリケータ器具。
  15. 前記剛毛の長さは2mmから25mmの間であることを特徴とする前記請求項1ないし14のいずれかに記載のアプリケータ器具。
  16. 前記剛毛(9)は、長さ方向に、少なくとも1つのみぞ(G)および/または少なくとも1つの峰(C)を有することを特徴とする前記請求項1ないし15のいずれかに記載のアプリケータ器具。
  17. 前記剛毛の断面形状は、十字型、三葉形、四葉形、中実楕円、中空楕円(S12)、中実円筒、中空円筒、中実四角形(S14)、中空四角形、三角形の用の中実多角形(S10)、中空多角形、「8」の字型、「C」型、「E」型、「F」型、「H」型、「I」型(S9)、「L」型、「N」型、「S型」、「T」型(S8)、「V」型、「W」型、星型、楔形の中から選択されたものであることを特徴とする前記請求項1ないし16のいずれかに記載のアプリケータ器具。
  18. アプリケータの剛毛には凹凸(B)を有しない剛毛が混じっていることを特徴とする前記請求項1ないし17のいずれかに記載のアプリケータ器具。
  19. 概略平行な剛毛(109)から構成される束(104)を有し、該束の端部は支持軸(105)を介して部材(103)に固定されたことを特徴とする前記請求項1ないし18のいずれかに記載のアプリケータ器具。
  20. マニキュアブラシ、頬紅ブラシ、口紅ブラシ又はアイライナーブラシであることを特徴とする前記請求項1ないし19のいずれかに記載のアプリケータ器具。
  21. 前記剛毛はアプリケータ部材のコア(4a)から放射状に設けられていることを特徴とする前記請求項1ないし18のいずれかに記載のアプリケータ器具。
  22. マスカラブラシであることを特徴とする前記請求項18ないし20のいずれかに記載のアプリケータ器具。
  23. 製品(M、V)は睫又は爪のメイクアップ又は手入れ用製品であることを特徴とする前記請求項19ないし22のいずれかに記載のアプリケータ器具。補正前の請求項7を削除した。以下の請求項に付した番号はそれぞれ1つ繰り上がっている。そのため、請求項8以降では参照する請求項の番号を補正した。
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