JP3548103B2 - 電熱式まつげ成形器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は美容器具に関し、特に女性の美容器具として用いられるまつげ成形器に関する。
【0002】
【従来の技術】
女性の化粧テクニックは近年非常に向上しているが、その理由の一つに美容器具の普及がある。実にさまざまな美容器具が市販されているが、その中で、まつげのカールに関しては、ビューラーとして近年、従来からの単純な構造の器具に加えて、電熱を利用して効率的にカールする器具も普及しつつあり、電池を用いて携帯用としたものも市場に存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
電熱を利用して効率的にカールしようとする電熱式まつげ成形器において、従来のものは、まつげを挟んでカールさせる温熱パッドが2パッド式であり、電熱線を装備した部品が二つとなっている。また、パッドを上下させるレバーと電熱手段をオンするスイッチとが連動しており、パッドが上に上がってから電熱オンとなるのでまつげを挟んだまま温度が上がるまで保持していなければならず、実際には温度が上がる前に使用者が保持を止めてしまうのでうまく動作させることができない。このようなことを避けるためには、瞬時に温度が上がるようにしなければならないので、消費電力が多くなるのを承知でヒーターの温度を高く設定しなければならない。この場合、ヒーターはゴムパッドに埋め込まれたヒーターであるのでゴムを介しての熱伝導が悪く、更に熱効率が悪化してしまう。
【0004】
また、ゴムパッドは消耗品であることは公知であるが、従来のものは前記のように二つあるゴムパッドにそれぞれヒーターが埋め込まれているので、消耗品費がどうしても嵩むことになる。本発明は、このような従来の課題を解決し、ヒーターによって充分にゴムパッドが加熱されてから使用することができるようにしてまつげを挟んでいる保持時間を短くし、また、ゴムパッドに電熱ヒーターが埋め込まれていないので消耗品費が嵩むことのない、しかも成形の作業効率のよい、電熱式まつげ成形器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、2段階の成形を行う電熱式まつげ成形器であって、まつげ成形に適した形状の成形型を先端に備え移動可能に配置されたパッドと、前記パッドの側面に沿い上下方向に摺動操作可能な補助パッドと、先端に成形型を備える固定的なパッド受けと、前記補助パッドに露出するように保持され前記パッド及び前記パッド受けにそれぞれ接触可能である電熱板とを備え、前記パッドと前記補助パッドとは、前記パッドと前記パッド受けとの間にまつげを挟持して該まつげの第1段階の成形を行うように前記電熱板が前記パッドに接触した状態で共に上昇可能であり、また前記補助パッドは、前記第1段階の成形後に前記電熱板が前記パッド受けに当接して前記まつげの毛先を上方向へ押し上げる第2段階の成形を行うように単独で上昇可能である。
【0006】
前記電熱板は、これを保持する前記補助パッドの、前記パッドと対向接触する位置に設けた貫通する窓部に前記パッドと前記電熱板面が接触するように落とし込み、前記電熱板の両端部を、前記窓部内側面両端に段差状に設けた支持部に載置した後、前記パッドと接触する側の反対側から押さえ部材を窓部に嵌合することによって取り付けることができる。
【0007】
前記電熱板は、人体のまつげの根元の曲線にあわせた曲線を備えた板状であって、その両端は前記電熱板を保持する前記補助パッドの窓部内側面両端の支持部に載置可能な形状とすることができる。
【0008】
前記パッド及び前記補助パッドを上昇下降させる操作つまみと、前記電熱板の通電をオン、オフするスイッチつまみとはそれぞれ別に設け、前記スイッチつまみを前記操作つまみの操作線上に配置することによって、前記スイッチつまみを単独に操作するか、あるいは操作つまみの操作によってスイッチつまみが押圧され連動操作されるか、いずれも可能とすることができる。
【0009】
前記まつげ成形器本体外形を形成するハウジングの先端から露出する、前記パッド、前記補助パッド及び前記パッド受けをカバーする着脱可能なキャップを設け、不使用時には前記キャップを装着して前記部分をカバーすることができる。
【0010】
前記キャップの装着により、該キャップの端部がスイッチつまみを押圧することによってスイッチが操作され、前記電熱板の通電が絶たれるようにすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明は、まつげをその間に挟んで成形するパッドとパッド受けとの他に、両者の間からはみ出したまつげの毛先をさらに押し上げる補助パッドを設けるようにし、2段階に成形するようにしたものである。そして、パッドを電熱で加熱する手段はパッド自体には設けず、待機状態ではパッドと接触する位置にある補助パッドに電熱板を設けるようにして、電熱板から熱が伝導されるようにした。従って従来2パッド式でそれぞれに加熱手段を設けていたものが1パッドですむので、パッドの交換が容易であり、消耗品費も安価なものとなる。
【0012】
そして、電熱板に通電するための電源操作を行うスイッチつまみを、カール操作を行う操作つまみとは別に設定し、カール操作に先行して電源をオンすることができるようにした。このようにすることで、パッドが温まるまでまつげを挟んだまま器具をじっと保持している必要がなくなった。
【0013】
補助パッドの動作は、先行して動作させるパッドに沿って、ほぼ直線的である。従って、作動機構はシンプルなものとなり、低コストに構成することができる。
【0014】
電熱板は、これを保持する補助パッドの、前記パッドと通常時接触する位置に設けた貫通する窓部にパッドと電熱板面が接触するように落とし込み、電熱板の両端部を、窓部内側面両端に段差状に設けた支持部に載置し、さらにパッドと接触する側の反対側から押さえ部材を窓部に嵌合することによって取り付けるようにする。なお、電熱板は、人体のまつげの根元の曲線にあわせた曲線を備えた板状であって、その両端は電熱板を保持する補助パッドの窓部内側面両端の支持部に載置可能な形状としておく。組み立て手順が簡潔なものとなってコスト低減に効果がある。
【0015】
前記のように、パッド及び補助パッドを上昇下降させる操作つまみと、電熱板の通電をオン、オフするスイッチつまみとはそれぞれ別に設けるが、このスイッチつまみを、操作つまみの操作線上に配置することによって、スイッチつまみを先行して単独に操作することもでき、あるいは操作つまみの操作によってスイッチつまみが押圧され連動操作することもできるようにした。このようにしておけば、さまざまな状況に対応でき、使い勝手のよいまつげ成形器とすることができる。
【0016】
また、まつげ成形器本体外形を形成するハウジングの先端から露出する、パッド、補助パッド、パッド受けをカバーする着脱可能なキャップを設け、不使用時には前記キャップを装着して前記部分をカバーするようにする。このようにキャップを設けることで、従来、使用後に余熱が残っていたり、黒い化粧液であるマスカラなどの汚れが付着していたりする場合の弊害を防止することができる。
【0017】
そして、このキャップの装着により、該キャップの端部がスイッチつまみを押圧することによってスイッチが操作され、電熱板の通電が絶たれるようにする。このようにすれば、電源の切り忘れを防止して、余熱による衣服の損傷や、電池の無駄な消耗を防止できるものとなる。
【0018】
【実施例】
図はすべて本発明の電熱式まつげ成形器を説明するためのものである。図1に外観の正面図、図2に側面図、図3に下面図を示す。前記各図において、1は本体の外形を形成するハウジング、2はハウジング1の先端に構成されるまつげのカール機構を覆うように形成した着脱可能なキャップ、3は電源としての乾電池等の電池を収容する電池室の装填口を覆う着脱可能な電池蓋である。4はハウジング1の正面に配置されたスイッチつまみ、5は同じくハウジング1の正面に前記のスイッチつまみ4と縦方向に並んで配置された操作つまみである。
【0019】
図4は、まつげをカールする機構の要部概略を分解斜視図として示すものである。6はパッド受けであって、ハウジング1の内部に固定して配置された左右2本の柱状のパッド受け保持部材6aの頂点部左右間に跨って形成され、人体のまつげの根元、生え際が前方かつ上方へカーブを描いている曲線に合わせた立体的な曲線を形成するようにしてあり、その断面は後述の図5などに見られるように、二等辺三角形を90度回転させたような形状である。
【0020】
7はパッドであり、前記の曲線に合わせてカーブした板状のパッド保持部材7aの先端縁に取り付けられ、パッド受け6の下方に通常は配置され、後述する操作によってパッド保持部材7aによって上昇し、上昇させた場合、パッド受け6の下方の縁部に、パッド7の上面が当接してまつげをカールさせる。
【0021】
8は補助パッドであって、前記パッド保持部材7aの面に沿って摺動可能な補助パッド保持部材8bの先端寄りの側面に電熱板8aを備えて設けられる。補助パッド8及び電熱板8aは前記の曲線に合わせてカーブした帯板状で、パッド7同様、通常はパッド受け6の下方に配置され、電熱板8aの面がパッド7の前面に対向しており、この電熱板8aが通電され加熱された場合、その熱をパッド7に伝えてこれを加熱する。そして後述する操作によって上昇し、上昇させた場合,パッド受け6の所定部分に当接してまつげをカールさせる。動作の詳細は後述する。
【0022】
図5から図8においてまつげカール機構の動作を各状態につき、キャップ2を取り外した断面図として図示した。なお、各図において複雑化を避けるため、要部のみを記載するようにしてある。
【0023】
図5はこれから使用しようとする通常状態を示す。この状態では、スイッチつまみ4及び操作つまみ5はともにハウジング1の正面、所定摺動範囲の最下位置にあり、操作つまみ5の最下方の端部5aはハウジング1の段差部1aに当接している。また、スイッチつまみ4の端部4aは操作つまみ5の上方の端部5bに当接している。パッド受け6は前記のようにハウジング1の内部に固定して配置された左右2本の柱状の保持部材6aの頂点部左右間に跨って形成されているが、図5では中央付近の断面として示され、前記のように90度回転させた二等辺三角形状として示されている。
【0024】
パッド7は弾性を適度に有する、例えば耐熱ゴム等の材料で形成され、パッド保持部材7aの先端に配置される。パッド保持部材7aは、図示しない機構によって案内されてハウジング1内を上下方向に摺動可能に配置される。9は第1のスプリングであり、引っ張りバネ型のコイルスプリングである。第1のスプリング9はハウジング1の突起1bとパッド保持部材7aの下端との間に架装され、パッド保持部材7aを常時下方に付勢する。
【0025】
補助パッド8は先端寄り側面に電熱板8aを露出させて備える構造であり、下方に延設した補助パッド保持部材8bとともにパッド保持部材7aに沿って上下方向に摺動する。
【0026】
電熱板8aの周辺の構造を図12において要部のみ分解断面図として示す。電熱板8aは帯板状の部材であって、所定の電流を流すことによって発熱する材料で形成される。帯状の主部はまぶたの曲線に合わせて前記のように立体的な曲線状に形成されるが、両端は平坦部8bとなっている。一方、補助パッド8の先端寄りにはこの電熱板8aを収納するための長手の窓状の穴8cが前後に貫通して設けられていて、穴の長手方向の両端には、電熱板8aの両端の平坦部8bを載置するために段差状に平坦部8dが形成されている。この穴8cに電熱板8aを落としこみ、電熱板8a両端の平坦部8bを穴8c両端の平坦部8dに載せ、後方から、穴8cに対しきつめに嵌合する押さえ部材8eを嵌め込んで押さえ込み、組み立てる構造となっている。このようにすることで、電熱板8aの組み立てや交換作業が簡単なものとなる。
【0027】
11は連結部材であり、鉤状をなし、一方の端部11aを前記操作つまみ5の突起5cに固定、他方の端部11bを補助パッド保持部材8bの下端に固定する。10は第2のスプリングであり、引っ張りバネ型のコイルスプリングである。第2のスプリング10は、パッド保持部材7aの下方寄りに設けた突起7bと、連結部材11の突起11cとの間に架装し、両者を常時引き寄せる方向に付勢する。
【0028】
このような図5の状態から、まつげ成形を行おうとする際、まず電源スイッチをオンとする。その状態を図6に示す。スイッチつまみ4を図のように上方に押し上げる。ハウジング1の段差部1cにスイッチつまみ4の上端4bが当接した状態となり、本図では図示していない回路がオンとなり、電熱板8aが通電されて加熱され、対向して接触しているパッド7に熱を伝え、パッド7も適温に加熱される。
【0029】
パッド7が適温になるまでの時間が経過したところで、まつげに本装置をあてがって、図7のように操作つまみ5を第1の段階まで上昇させる。操作つまみ5の上方への操作に伴い、連結部材11が上昇移動し、その端部11bに固定されている補助パッド部材8bを上昇移動させる。第1のスプリング9と、第2のスプリング10とは、ばね定数に差を設け、第2のスプリング10の方を大きく設定してあるので、第2のスプリング10を介してパッド保持部材7aを第1のスプリング9の付勢力に抗して上昇させる。パッド保持部材7aの先端のパッド7がパッド受け6に当接する。ここまでが第1の段階である。パッド7とパッド受け6の間に,図示しないまつげを挟み込み、これを成形する。パッド7は、すでに適温に加熱されており、また、パッド7の当接面はまつげの成形に適するような凹型状であるので、まつげの成形はパッド7の凹部7bと、パッド受け6の底角6bとの間で、手早く確実に行うことができる。
【0030】
パッド7とパッド受け6との間に挟持されずにはみ出したまつげの先端は、さらに図8に示す操作で処理される。すなわち、操作つまみ5を図7の状態からさらに上方へスライドさせてその先端部5bが再びスイッチつまみ4の下端4aに当接するまで押し上げる。この状態までが第2段階である。パッド保持部材7aはその先端のパッド7がすでにパッド受け6に当接しているので、これ以上の上昇移動は不能であり、従って第2のスプリング10が引き伸ばされて第2のスプリング10の付勢力に抗して補助パッド保持部材8bが上昇移動する。そして、補助パッド保持部材8b先端の補助パッド8の側面に露出している電熱板8aがパッド受け6の三角形の頂点6cに当接し、この部分ではみだしたまつげを成形する。なお、パッド受け6の頂点6cには適度のアールを設けてある。
【0031】
このように、本発明のまつげ整形器によれば、2段階にまつげを成形するので、かたちよく、はみ出した分も成形することができる。また、パッド保持部材7a、補助パッド保持部材8bには図のように僅かに曲率を持たせてあるのでカール作業がやりやすく、さらに、2段階にわたる各部材の移動動作は、ほぼ直線的であるので、動作機構が複雑化することがない。
【0032】
成形終了後は、操作つまみ5を最下端まで引き戻す。そしてスイッチつまみ4を同様に元の位置に戻す。あるいは直接、スイッチつまみ4のみを最下位まで引き戻すことによって操作つまみ5も押されて戻るようにする操作もできる。なお、詳細は後述するが、スイッチつまみ4はキャップ2を嵌め込むことによって、自動的に元に戻るようになっているので、この操作は省略することもできる。
【0033】
図9から図11においてスイッチつまみ4に関する動作を説明する。図9はスイッチつまみ4が最下位の位置にある状態、つまり電熱スイッチがオフの、不使用の通常待機状態である。4dは、スイッチつまみ4の内面側に延設された突起4cによって移動する可動接片であり、13,14は電池12の両極につながる電極導体、15は可動接片4dと対向する固定接片であり、固定接片15と電極導体13とには電熱板8aの両極が接続されている。そして図の状態では、スイッチつまみ4の内面に延設された突起4c先端に取り付けられている可動接片4dは、一端を電池12のプラス電極に接している電極14と接触しているが、他端はどこにも接触せず、従って電熱板8aには通電されていない。
【0034】
図10はスイッチつまみ4を操作して、最上部まで押し上げた状態である。スイッチつまみ4の突起4c先端に取り付けられている可動接片4dは移動し、一端を電池12のプラス電極に接している電極14と接触し、他端は固定接片15に接し、電熱板8aに通電され、これが加熱されるので、前述のようにパッド7にその熱が伝達され、パッド7も所定温度に加熱される。
【0035】
図11はまつげ成形の作業が終わり、キャップ2を嵌め込んだ状態である。キャップ2の端面2aはスイッチつまみ4の端部4bを押圧し、これを最下位まで押し下げるので、可動接片4dは移動し、図9の不使用待機状態まで戻り、電源をオフとする。従ってキャップ2をかぶせる操作によって電源がオフとなるのでスイッチつまみ4を操作する必要がない。
【0036】
なお、前記の実施例では、パッド7やパッド受け6、あるいは補助パッド8の幅方向の寸法については説明を省略したが、通常は概ねまつげの横方向の長さと合わせておき、一回の操作で成形が行えるようにするのが望ましいが、場合によっては幅方向の寸法は短く形成し、2度に分ける等して、まつげを成形するようにしてもよい。この場合は外形をコンパクトな器具とすることができる。
【0037】
また、前記実施例では、電源は単に電池として記載したが、乾電池、充電池などさまざまな電池を利用することが出来ることは言うまでもない。また、電熱による加熱手段も、単に電熱板として記載したが電熱線を内蔵した板部材であっても、あるいはそれ自体が電熱作用を有する板部材であっても支障はない。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明の電熱式まつげ成形器によれば、まつげ成形に先行してスイッチつまみを操作して電源スイッチをオンすることができるようにしたので、電熱板を充分に予熱しておくことができ、従来のようにまつげを保持しながら温まるのを待つということがなく、使用しやすいものとなった。
【0039】
また、第1段階の通常の成形に続いて、はみ出た毛先を第2段階として補助パッドとしての露出した電熱板で直接なで上げる構造としたので、効率のよいまつげ成形を行うことができる。
【0040】
さらに、従来温熱ゴムパッドが二つ装備されていてまつげを挟むようになっていたパッドを、本発明では、「温熱ゴムパッドが一つとし、はみ出た毛先をヒーターパネルが直接なで上げるカーラー式ヒーターパッドが一つ」の組み合わせ構造としたので、消耗品として認知されていて必要不可欠となっているゴムパッドの交換を安価かつ容易に行うことができる。
【0041】
また、パッドや補助パッドの上下動作は、単純な,ほぼ直線的な往復運動であるので、その機構も単純であり、低コストに構成することができる。
【0042】
また、パッド付近を保護するキャップを本体に着脱可能に設けたので、使用後の余熱や、黒い化粧液であるマスカラによる汚れなどの影響を防ぐことができ、また、このキャップを嵌め込むことによって、キャップの端部がスイッチつまみを押し下げて電源をオフするようにしたので、電源を切り忘れることがなく、電池の無駄な消耗を防ぎ、かつ安全な携帯状態を維持するものとなる。
【0043】
さらに、パッドを押し上げる操作つまみは、その操作方向に配置されているスイッチつまみを同時に押し上げる構造としたので、スイッチつまみの操作を忘れ、電源がオフのままで使い始めようとするようなことがあっても、操作つまみの押し上げ操作によって電源をオンすることができ、使い勝手が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の外観の正面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく下面図である。
【図4】本発明の要部の分解斜視図である。
【図5】本発明の一実施例の動作を示す通常状態の側面
断面図である。
【図6】同じくスイッチつまみをオンとした状態の側面
断面図である。
【図7】同じく操作つまみを第1段階とした状態の側面
断面図である。
【図8】同じく操作つまみを第2段階とした状態の側面
断面図である。
【図9】本発明の一実施例のスイッチ動作を示す通常状
態の側面断面図である。
【図10】同じくスイッチつまみをオンとした状態の側
面断面図である。
【図11】同じくキャップを嵌めた状態の側面断面図で
ある。
【図12】補助パッド部材の構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
2 キャップ
3 電池蓋
4 スイッチつまみ
5 操作つまみ
6 パッド受け
7 パッド
8 補助パッド
8a 電熱板
9 第1のスプリング
10 第2のスプリング
11 連結部材
12 電池
13、14 電極導体
15 固定接片
Claims (6)
- 2段階の成形を行う電熱式まつげ成形器において、
まつげ成形に適した形状の成形型を先端に備え移動可能に配置されたパッドと、前記パッドの側面に沿い上下方向に摺動操作可能な補助パッドと、先端に成形型を備える固定的なパッド受けと、前記補助パッドに露出するように保持され前記パッド及び前記パッド受けにそれぞれ接触可能である電熱板とを備え、
前記パッドと前記補助パッドとは、前記パッドと前記パッド受けとの間にまつげを挟持して該まつげの第1段階の成形を行うように前記電熱板が前記パッドに接触した状態で共に上昇可能であり、また前記補助パッドは、前記第1段階の成形後に前記電熱板が前記パッド受けに当接して前記まつげの毛先を上方向へ押し上げる第2段階の成形を行うように単独で上昇可能である、電熱式まつげ成形器。 - 前記電熱板は、これを保持する前記補助パッドの、前記パッドと対向接触する位置に設けた貫通する窓部に前記パッドと前記電熱板面が接触するように落とし込み、前記電熱板の両端部を、前記窓部内側面両端に段差状に設けた支持部に載置した後、前記パッドと接触する側の反対側から押さえ部材を窓部に嵌合することによって取り付けるようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の電熱式まつげ成形器。
- 前記電熱板は、人体のまつげの根元の曲線にあわせた曲線を備えた板状であって、その両端は前記電熱板を保持する前記補助パッドの窓部内側面両端の支持部に載置可能な形状としたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の電熱式まつげ成形器。
- 前記パッド及び前記補助パッドを上昇下降させる操作つまみと、前記電熱板の通電をオン、オフするスイッチつまみとはそれぞれ別に設け、前記スイッチつまみを前記操作つまみの操作線上に配置することによって、前記スイッチつまみを単独に操作するか、あるいは操作つまみの操作によってスイッチつまみが押圧され連動操作されるか、いずれも可能としたことを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の電熱式まつげ成形器。
- 前記まつげ成形器本体外形を形成するハウジングの先端から露出する、前記パッド、前記補助パッド及び前記パッド受けをカバーする着脱可能なキャップを設け、不使用時には前記キャップを装着して前記部分をカバーすることを特徴とする、請求項1、2、3又は4に記載の電熱式まつげ成形器。
- 前記キャップの装着により、該キャップの端部がスイッチつまみを押圧することによってスイッチが操作され、前記電熱板の通電が絶たれるようにしたことを特徴とする、請求項5に記載の電熱式まつげ成形器。
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