JP2002028020A - 電熱式まつげ成形器 - Google Patents

電熱式まつげ成形器

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JP2002028020A
JP2002028020A JP2000247115A JP2000247115A JP2002028020A JP 2002028020 A JP2002028020 A JP 2002028020A JP 2000247115 A JP2000247115 A JP 2000247115A JP 2000247115 A JP2000247115 A JP 2000247115A JP 2002028020 A JP2002028020 A JP 2002028020A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間でカールができ、使い勝手や効率がよ
く、消耗品費も安価な電熱式まつげ整形器を提供する。 【解決手段】 スイッチつまみ4の操作で補助パッド8
に設けた電熱板8aが先行して加熱され、対向接触して
いるパッド7が適温となったところで操作つまみ5を第
1段階まで押し上げ、パッド7とパッド受け6との間で
まつげを成形、続いてさらに操作つまみ5を第2段階ま
で押し上げて補助パッド8(電熱板8a)とパッド受け
6とで毛先を成形する。キャップ2を嵌める操作によっ
てスイッチつまみ4は押し戻されるのでスイッチの切り
忘れがない。パッド7には電熱手段を含まないのでパッ
ド7が消耗しても安価かつ容易に交換できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は美容器具に関し、特
に女性の美容器具として用いられるまつげ成形器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】女性の化粧テクニックは近年非常に向上
しているが、その理由の一つに美容器具の普及がある。
実にさまざまな美容器具が市販されているが、その中
で、まつげのカールに関しては、ビューラーとして近
年、従来からの単純な構造の器具に加えて、電熱を利用
して効率的にカールする器具も普及しつつあり、電池を
用いて携帯用としたものも市場に存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電熱を利用して効率的
にカールしようとする電熱式まつげ成形器において、従
来のものは、まつげを挟んでカールさせる温熱パッドが
2パッド式であり、電熱線を装備した部品が二つとなっ
ている。また、パッドを上下させるレバーと電熱手段を
オンするスイッチとが連動しており、パッドが上に上が
ってから電熱オンとなるのでまつげを挟んだまま温度が
上がるまで保持していなければならず、実際には温度が
上がる前に使用者が保持を止めてしまうのでうまく動作
させることができない。このようなことを避けるために
は、瞬時に温度が上がるようにしなければならないの
で、消費電力が多くなるのを承知でヒーターの温度を高
く設定しなければならない。この場合、ヒーターはゴム
パッドに埋め込まれたヒーターであるのでゴムを介して
の熱伝導が悪く、更に熱効率が悪化してしまう。
【0004】また、ゴムパッドは消耗品であることは公
知であるが、従来のものは前記のように二つあるゴムパ
ッドにそれぞれヒーターが埋め込まれているので、消耗
品費がどうしても嵩むことになる。本発明は、このよう
な従来の課題を解決し、ヒーターによって充分にゴムパ
ッドが加熱されてから使用することができるようにして
まつげを挟んでいる保持時間を短くし、また、ゴムパッ
ドに電熱ヒーターが埋め込まれていないので消耗品費が
嵩むことのない、しかも成形の作業効率のよい、電熱式
まつげ成形器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、2段階式の成形を行う電熱式まつげ成形器におい
て、まつげ成形に適した形状の成形型を先端に備え移動
可能に配置されるパッド部材と、前記パッド部材の側面
に沿い上下方向に摺動操作可能な補助パッド部材と、前
記パッド部材に対向し先端に成形型を備え固定的なパッ
ド受け部材とよりなり、前記補助パッド部材と前記パッ
ド部材とを共に上昇させて、前記パッド部材と前記パッ
ド受け部材間にてまつげを挟持して第1段階の成形を行
った後に、更に前記補助パッド部材を単独に上昇させ、
パッド部材からはみ出た毛先を補助パッド部材により上
方向へ押し上げる第2段階の成形が行われるようにし、
電熱による加熱手段は、補助パッド部材に電熱板を備
え、パッド部材には電熱線等の電熱手段を備えず、該パ
ッド部材側面に対向接触する補助パッド部材から熱が伝
達されてパッド部材が加熱されるようにし、パッド部材
の交換を容易としたことによって解決される。
【0006】また、上記課題は、前項の解決手段におい
て、電熱板は、これを保持する補助パッド部材の、前記
パッド部材と通常時接触する位置に設けた貫通する窓部
に前記パッド部材と電熱板面が接触するように落とし込
み、電熱板の両端部を、前記窓部内側面両端に段差状に
設けた支持部に載置し、さらに前記パッド部材と接触す
る側の反対側から押さえ部材を窓部に嵌合することによ
って取り付けるようにしたことで解決される。
【0007】また、上記の課題は、前項までの解決手段
において、電熱板は、人体のまつげの根元の曲線にあわ
せた曲線を備えた板状であって、その両端は電熱板を保
持する補助パッド部材の窓部内側面両端の支持部に載置
可能な形状としたことで解決することが出来る。
【0008】また、上記の課題は前項までの解決手段に
おいて、パッド部材及び補助パッド部材を上昇下降させ
る操作つまみと、電熱板の通電をオン、オフするスイッ
チつまみとはそれぞれ別に設け、前記スイッチつまみを
前記操作つまみの操作線上に配置することによって、前
記スイッチつまみを単独に操作するか、あるいは操作つ
まみの操作によってスイッチつまみが押圧され連動操作
されるか、いずれも可能としたことで解決される。
【0009】また、上記の課題は前項までの解決手段に
おいて、まつげ成形器本体外形を形成するハウジングの
先端から露出する、パッド部材、補助パッド部材、パッ
ド受け部材をカバーする着脱可能なキャップを設け、不
使用時には前記キャップを装着して前記部分をカバーす
ることで解決される。
【0010】また、上記の課題は前項の解決手段におい
て、キャップ装着により、該キャップの端部がスイッチ
つまみを押圧することによってスイッチが操作され、電
熱板の通電が絶たれるようにしたことで解決することが
出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、まつげをその間に挟ん
で成形するパッドとパッド受けとの他に、両者の間から
はみ出したまつげの毛先をさらに押し上げる補助パッド
を設けるようにし、2段階に成形するようにしたもので
ある。そして、パッドを電熱で加熱する手段はパッド自
体には設けず、待機状態ではパッドと接触する位置にあ
る補助パッドに電熱板を設けるようにして、電熱板から
熱が伝導されるようにした。従って従来2パッド式でそ
れぞれに加熱手段を設けていたものが1パッドですむの
で、パッドの交換が容易であり、消耗品費も安価なもの
となる。
【0012】そして、電熱板に通電するための電源操作
を行うスイッチつまみを、カール操作を行う操作つまみ
とは別に設定し、カール操作に先行して電源をオンする
ことができるようにした。このようにすることで、パッ
ドが温まるまでまつげを挟んだまま器具をじっと保持し
ている必要がなくなった。
【0013】補助パッドの動作は、先行して動作させる
パッドに沿って、ほぼ直線的である。従って、作動機構
はシンプルなものとなり、低コストに構成することがで
きる。
【0014】電熱板は、これを保持する補助パッド部材
の、このパッド部材と通常時接触する位置に設けた貫通
する窓部にパッド部材と電熱板面が接触するように落と
し込み、電熱板の両端部を、窓部内側面両端に段差状に
設けた支持部に載置し、さらにパッド部材と接触する側
の反対側から押さえ部材を窓部に嵌合することによって
取り付けるようにする。なお、電熱板は、人体のまつげ
の根元の曲線にあわせた曲線を備えた板状であって、そ
の両端は電熱板を保持する補助パッド部材の窓部内側面
両端の支持部に載置可能な形状としておく。組み立て手
順が簡潔なものとなってコスト低減に効果がある。
【0015】前記のように、パッド部材及び補助パッド
部材を上昇下降させる操作つまみと、電熱板の通電をオ
ン、オフするスイッチつまみとはそれぞれ別に設ける
が、このスイッチつまみを、操作つまみの操作線上に配
置することによって、スイッチつまみを先行して単独に
操作することもでき、あるいは操作つまみの操作によっ
てスイッチつまみが押圧され連動操作することもできる
ようにした。このようにしておけば、さまざまな状況に
対応でき、使い勝手のよいまつげ成形器とすることがで
きる。
【0016】また、まつげ成形器本体外形を形成するハ
ウジングの先端から露出する、パッド部材、補助パッド
部材、パッド受け部材をカバーする着脱可能なキャップ
を設け、不使用時には前記キャップを装着して前記部分
をカバーするようにする。このようにキャップを設ける
ことで、従来、使用後に余熱が残っていたり、黒い化粧
液であるマスカラなどの汚れが付着していたりする場合
の弊害を防止することができる。
【0017】そして、このキャップの装着により、該キ
ャップの端部がスイッチつまみを押圧することによって
スイッチが操作され、電熱板の通電が絶たれるようにす
る。このようにすれば、電源の切り忘れを防止して、余
熱による衣服の損傷や、電池の無駄な消耗を防止できる
ものとなる。
【0018】
【実施例】図はすべて本発明の電熱式まつげ成形器を説
明するためのものである。図1に外観の正面図、図2に
側面図、図3に下面図を示す。前記各図において、1は
本体の外形を形成するハウジング、2はハウジング1の
先端に構成されるまつげのカール機構を覆うように形成
した着脱可能なキャップ、3は電源としての乾電池等の
電池を収容する電池室の装填口を覆う着脱可能な電池蓋
である。4はハウジング1の正面に配置されたスイッチ
つまみ、5は同じくハウジング1の正面に前記のスイッ
チつまみ4と縦方向に並んで配置された操作つまみであ
る。
【0019】図4は、まつげをカールする機構の要部概
略を分解斜視図として示すものである。6はパッド受け
であって、ハウジング1の内部に固定して配置された左
右2本の柱状のパッド受け保持部材6aの頂点部左右間
に跨って形成され、人体のまつげの根元、生え際が前方
かつ上方へカーブを描いている曲線に合わせた立体的な
曲線を形成するようにしてあり、その断面は後述の図5
などに見られるように、二等辺三角形を90度回転させ
たような形状である。
【0020】7はパッドであり、前記の曲線に合わせて
カーブした板状のパッド保持部材7aの先端縁に取り付
けられ、前記パッド受け6の下方に通常は配置され、後
述する操作によってパッド保持部材7aによって上昇
し、上昇させた場合,前記パッド受け6の下方の縁部
に、パッド7の上面が当接してまつげをカールさせる。
【0021】8は補助パッドであって、前記パッド保持
部材7aの面に沿って摺動可能な補助パッド保持部材8
bの先端寄りの側面に電熱板8aを備えて設けられる。
補助パッド8及び電熱板8aは前記の曲線に合わせてカ
ーブした帯板状で、前記パッド7同様、通常は前記パッ
ド受け6の下方に通常は配置され、電熱板8aの面がパ
ッド7の前面に対向しており、この電熱板8aが通電さ
れ加熱された場合、その熱をパッド7に伝えてこれを加
熱する。そして後述する操作によって上昇し、上昇させ
た場合,前記パッド受け6の所定部分に当接してまつげ
をカールさせる。動作の詳細は後述する。
【0022】図5から図8においてまつげカール機構の
動作を各状態につき、キャップ2を取り外した断面図と
して図示した。なお、各図において複雑化を避けるた
め、要部のみを記載するようにしてある。
【0023】図5はこれから使用しようとする通常状態
を示す。この状態では、スイッチつまみ4及び操作つま
み5はともにハウジング1の正面、所定摺動範囲の最下
位置にあり、操作つまみ5の最下方の端部5aはハウジ
ング1の段差部1aに当接している。また、スイッチつ
まみ4の端部4aは操作つまみ5の上方の端部5bに当
接している。パッド受け6は前記のようにハウジング1
の内部に固定して配置された左右2本の柱状部材6aの
頂点部左右間に跨って形成されているが、図5では中央
付近の断面として示され、前記のように90度回転させ
た二等辺三角形状として示されている。
【0024】パッド7は弾性を適度に有する、例えば耐
熱ゴム等の材料で形成され、パッド保持部材7aの先端
に配置される。該パッド保持部材7aは、図示しない機
構によって案内されてハウジング1内を上下方向に摺動
可能に配置される。9は第1のスプリングであり、引っ
張りバネ型のコイルスプリングである。第1のスプリン
グ9はハウジング1の突起1bとパッド保持部材7aの
下端との間に架装され、パッド保持部材7aを常時下方
に付勢する。
【0025】補助パッド8は先端寄り側面に電熱板8a
を露出させて備える構造であり、下方に延設した補助パ
ッド保持部材8bとともに前記パッド保持部材7aに沿
って上下方向に摺動する。
【0026】電熱板8aの周辺の構造を図12において
要部のみ分解断面図として示す。電熱板8aは帯板状の
部材であって、所定の電流を流すことによって発熱する
材料で形成される。帯状の主部はまぶたの曲線に合わせ
て前記のように立体的な曲線状に形成されるが、両端は
平坦部8bとなっている。一方、補助パッド8の先端寄
りにはこの電熱板8aを収納するための長手の窓状の穴
8cが前後に貫通して設けられていて、穴の長手方向の
両端には、電熱板8aの両端の平坦部8bを載置するた
めに段差状に平坦部8dが形成されている。この穴8c
に電熱板8aを落としこみ、電熱板8a両端の平坦部8
bを穴8c両端の平坦部8dに載せ、後方から、穴8c
に対しきつめに嵌合する押さえ部材8eを嵌め込んで押
さえ込み、組み立てる構造となっている。このようにす
ることで、電熱板8aの組み立てや交換作業が簡単なも
のとなる。
【0027】11は連結部材であり、鉤状をなし、一方
の端部11aを前記操作つまみ5の突起5cに固定、他
方の端部11bを補助パッド保持部材8bの下端に固定
する。10は第2のスプリングであり、引っ張りバネ型
のコイルスプリングである。第2のスプリング10は、
パッド保持部材7aの下方寄りに設けた突起7bと、連
結部材11の突起11cとの間に架装し、両者を常時引
き寄せる方向に付勢する。
【0028】このような図5の状態から、まつげ成形を
行おうとする際、まず電源スイッチをオンとする。その
状態を図6に示す。スイッチつまみ4を図のように上方
に押し上げる。ハウジング1の段差部1cにスイッチつ
まみ4の上端4bが当接した状態となり、本図では図示
していない回路がオンとなり、電熱板8aが通電されて
加熱され、対向して接触しているパッド7に熱を伝え、
パッド7も適温に加熱される。
【0029】パッド7が適温になるまでの時間が経過し
たところで、まつげに本装置をあてがって、図7のよう
に操作つまみ5を第1の段階まで上昇させる。操作つま
み5の上方への操作に伴い、連結部材11が上昇移動
し、その端部11bに固定されている補助パッド部材8
bを上昇移動させる。第1のスプリング9と、第2のス
プリング10とは、ばね常数に差を設け、第2のスプリ
ング10の方を大きく設定してあるので、第2のスプリ
ング10を介してパッド保持部材7aを第1のスプリン
グ9の付勢力に抗して上昇させる。パッド保持部材7a
の先端のパッド7がパッド受け6に当接する。ここまで
が第1の段階である。パッド7とパッド受け6の間に,
図示しないまつげを挟み込み、これを成形する。パッド
7は、すでに適温に加熱されており、また、パッド7の
当接面はまつげの成形に適するような凹型状であるの
で、まつげの成形はパッド7の凹部7bと、パッド受け
6の底角6bとの間で、手早く確実に行うことができ
る。
【0030】パッド7とパッド受け6との間に挟持され
ずにはみ出したまつげの先端は、さらに図8に示す操作
で処理される。すなわち、操作つまみ5を図7の状態か
らさらに上方へスライドさせてその先端部5bが再びス
イッチつまみ4の下端4aに当接するまで押し上げる。
この状態までが第2段階である。パッド保持部材7aは
その先端のパッド7がすでにパッド受け6に当接してい
るので、これ以上の上昇移動は不能であり、従って第2
のスプリング10が引き伸ばされて第2のスプリング1
0の付勢力に抗して補助パッド保持部材8bが上昇移動
する。そして、補助パッド保持部材8b先端の補助パッ
ド8の側面に露出している電熱板8aがパッド受け6の
三角形の頂点6cに当接し、この部分ではみだしたまつ
げを成形する。なお、パッド受け6の頂点6cには適度
のアールを設けてある。
【0031】このように、本発明のまつげ整形器によれ
ば、2段階にまつげを成形するので、かたちよく、はみ
出した分も成形することができる。また、パッド保持部
材7a、補助パッド保持部材8bには図のように僅かに
曲率を持たせてあるのでカール作業がやりやすく、さら
に、2段階にわたる各部材の移動動作は、ほぼ直線的で
あるので、動作機構が複雑化することがない。
【0032】成形終了後は、操作つまみ5を最下端まで
引き戻す。そしてスイッチつまみ4を同様に元の位置に
戻す。あるいは直接、スイッチつまみ4のみを最下位ま
で引き戻すことによって操作つまみ5も押されて戻るよ
うにする操作もできる。なお、詳細は後述するが、スイ
ッチつまみ4はキャップ2を嵌め込むことによって、自
動的に元に戻るようになっているので、この操作は省略
することもできる。
【0033】図9から図11においてスイッチつまみ4
に関する動作を説明する。図9はスイッチつまみ4が最
下位の位置にある状態、つまり電熱スイッチがオフの、
不使用の通常待機状態である。4dは、スイッチつまみ
4の内面側に延設された突起4cによって移動する可動
接片であり、13,14は電池12の両極につながる電
極導体、15は前記可動接片4dと対向する固定接片で
あり、固定接片15と電極導体13とには電熱板8aの
両極が接続されている。そして図の状態では、スイッチ
つまみ4の内面に延設された突起4c先端に取り付けら
れている可動接片4dは、一端を電池12のプラス電極
に接している電極14と接触しているが、他端はどこに
も接触せず、従って電熱板8aには通電されていない。
【0034】図10はスイッチつまみ4を操作して、最
上部まで押し上げた状態である。スイッチつまみ4の突
起4c先端に取り付けられている可動接片4dは移動
し、一端を電池12のプラス電極に接している電極14
と接触し、他端は固定接片15に接し、電熱板8aに通
電され、これが加熱されるので、前述のようにパッド7
にその熱が伝達され、パッド7も所定温度に加熱され
る。
【0035】図11はまつげ成形の作業が終わり、キャ
ップ2を嵌め込んだ状態である。キャップ2の端面2a
はスイッチつまみ4の端部4bを押圧し、これを最下位
まで押し下げるので、可動接片4dは移動し、図9の不
使用待機状態まで戻り、電源をオフとする。従ってキャ
ップ2をかぶせる操作によって電源がオフとなるのでス
イッチつまみ4を操作する必要がない。
【0036】なお、前記の実施例では、パッド7やパッ
ド受け6、あるいは補助パッド8の幅方向の寸法につい
ては説明を省略したが、通常は概ねまつげの横方向の長
さと合わせておき、一回の操作で成形が行えるようにす
るのが望ましいが、場合によっては幅方向の寸法は短く
形成し、2度に分ける等して、まつげを成形するように
してもよい。この場合は外形をコンパクトな器具とする
ことができる。
【0037】また、前記実施例では、電源は単に電池と
して記載したが、乾電池、充電池などさまざまな電池を
利用することが出来ることは言うまでもない。また、電
熱による加熱手段も、単に電熱板として記載したが電熱
線を内蔵した板部材であっても、あるいはそれ自体が電
熱作用を有する板部材であっても支障はない。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明の電熱式まつげ成形
器によれば、まつげ成形に先行してスイッチつまみを操
作して電源スイッチをオンすることができるようにした
ので、電熱板を充分に予熱しておくことができ、従来の
ようにまつげを保持しながら温まるのを待つということ
がなく、使用しやすいものとなった。
【0039】また、第1段階の通常の成形に続いて、は
み出た毛先を第2段階として補助パッドとしての露出し
た電熱板で直接なで上げる構造としたので、効率のよい
まつげ成形を行うことができる。
【0040】さらに、従来温熱ゴムパッドが二つ装備さ
れていてまつげを挟むようになっていたパッドを、本発
明では、「温熱ゴムパッドが一つとし、はみ出た毛先を
ヒーターパネルが直接なで上げるカーラー式ヒーターパ
ッドが一つ」の組み合わせ構造としたので、消耗品とし
て認知されていて必要不可欠となっているゴムパッドの
交換を安価かつ容易に行うことができる。
【0041】また、パッドや補助パッドの上下動作は、
単純な,ほぼ直線的な往復運動であるので、その機構も
単純であり、低コストに構成することができる。
【0042】また、パッド付近を保護するキャップを本
体に着脱可能に設けたので、使用後の余熱や、黒い化粧
液であるマスカラによる汚れなどの影響を防ぐことがで
き、また、このキャップを嵌め込むことによって、キャ
ップの端部がスイッチつまみを押し下げて電源をオフす
るようにしたので、電源を切り忘れることがなく、電池
の無駄な消耗を防ぎ、かつ安全な携帯状態を維持するも
のとなる。
【0043】さらに、パッドを押し上げる操作つまみ
は、その操作方向に配置されているスイッチつまみを同
時に押し上げる構造としたので、スイッチつまみの操作
を忘れ、電源がオフのままで使い始めようとするような
ことがあっても、操作つまみの押し上げ操作によって電
源をオンすることができ、使い勝手が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の外観の正面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく下面図である。
【図4】本発明の要部の分解斜視図である。
【図5】本発明の一実施例の動作を示す通常状態の側面
断面図である。
【図6】同じくスイッチつまみをオンとした状態の側面
断面図である。
【図7】同じく操作つまみを第1段階とした状態の側面
断面図である。
【図8】同じく操作つまみを第2段階とした状態の側面
断面図である。
【図9】本発明の一実施例のスイッチ動作を示す通常状
態の側面断面図である。
【図10】同じくスイッチつまみをオンとした状態の側
面断面図である。
【図11】同じくキャップを嵌めた状態の側面断面図で
ある。
【図12】補助パッド部材の構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 キャップ 3 電池蓋 4 スイッチつまみ 5 操作つまみ 6 パッド受け 7 パッド 8 補助パッド 8a 電熱板 9 第1のスプリング 10 第2のスプリング 11 連結部材 12 電池 13、14 電極導体 15 固定接片

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2段階式の成形を行う電熱式まつげ成形
    器において、 まつげ成形に適した形状の成形型を先端に備え移動可能
    に配置されるパッド部材と、前記パッド部材の側面に沿
    い上下方向に摺動操作可能な補助パッド部材と、前記パ
    ッド部材に対向し先端に成形型を備え固定的なパッド受
    け部材とよりなり、 前記補助パッド部材と前記パッド部材とを共に上昇させ
    て、前記パッド部材と前記パッド受け部材間にてまつげ
    を挟持して第1段階の成形を行った後に、更に前記補助
    パッド部材を単独に上昇させて、パッド部材からはみ出
    た毛先を補助パッド部材により上方向へ押し上げる第2
    段階の成形が行われるようにし、 電熱による加熱手段は、補助パッド部材に電熱線等の電
    熱手段を備え、パッド部材には電熱線等の電熱手段を備
    えず、該パッド部材側面に対向接触する補助パッド部材
    から熱が伝達されてパッド部材が加熱されるようにし、
    パッド部材の交換を容易としたことを特徴とする電熱式
    まつげ成形器。
  2. 【請求項2】 電熱板は、これを保持する補助パッド部
    材の、前記パッド部材と対向接触する位置に設けた貫通
    する窓部に前記パッド部材と電熱板面が接触するように
    落とし込み、電熱板の両端部を、前記窓部内側面両端に
    段差状に設けた支持部に載置した後、前記パッド部材と
    接触する側の反対側から押さえ部材を窓部に嵌合するこ
    とによって取り付けるようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の電熱式まつげ成形器。
  3. 【請求項3】 電熱板は、人体のまつげの根元の曲線に
    あわせた曲線を備えた板状であって、その両端は電熱板
    を保持する補助パッド部材の窓部内側面両端の支持部に
    載置可能な形状としたことを特徴とする請求項1、2に
    記載の電熱式まつげ成形器。
  4. 【請求項4】 パッド部材及び補助パッド部材を上昇下
    降させる操作つまみと、電熱板の通電をオン、オフする
    スイッチつまみとはそれぞれ別に設け、前記スイッチつ
    まみを前記操作つまみの操作線上に配置することによっ
    て、前記スイッチつまみを単独に操作するか、あるいは
    操作つまみの操作によってスイッチつまみが押圧され連
    動操作されるか、いずれも可能としたことを特徴とする
    請求項1、2、3に記載の電熱式まつげ成形器。
  5. 【請求項5】 まつげ成形器本体外形を形成するハウジ
    ングの先端から露出する、パッド部材、補助パッド部
    材、パッド受け部材をカバーする着脱可能なキャップを
    設け、不使用時には前記キャップを装着して前記部分を
    カバーすることを特徴とした請求項1、2、3、4に記
    載の電熱式まつげ成形器。
  6. 【請求項6】 キャップ装着により、該キャップの端部
    がスイッチつまみを押圧することによってスイッチが操
    作され、電熱板の通電が絶たれるようにしたことを特徴
    とした請求5に記載の電熱式まつげ成形器。
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