JP2004329330A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】付与された価値の獲得量が上限に到達することで終了する特別遊技状態における技術介入のポイントを容易に把握できるようにすることで興趣を高められるスロットマシンを提供すること。
【解決手段】BB中の獲得枚数が上限枚数である300枚に到達すること、またはBBゲーム数が規定回数に到達すること、またはRB回数が規定回数に到達することのいずれかの条件が満たされることに基づいて当該BBが終了するスロットマシンであって、BBゲームにおいてその時点のBB中の純増枚数やBBゲームの残りゲーム数、RBの発生回数、BBゲーム中の内部当選確率等に応じて内部抽選処理により発生が許容された入賞を発生させた方がより多くのメダルを獲得できるか否かを判定し、判定結果に応じて許容された入賞を発生させた方が良いか否かを報知する。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシンに関し、特にはビッグボーナス等の特別遊技状態が発生可能とされたスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のスロットマシンとしては、通常遊技状態において特定の図柄、例えば「7」の図柄が揃うことで、通常遊技状態よりも多くのメダル(価値)を獲得できるビッグボーナス等の特別遊技状態が発生可能とされたものが一般的である。また、近年においては特別遊技状態中において極めて大量のメダルを獲得できてしまうものもあり、遊技者の射幸心を必要以上に煽る結果となってしまうという問題があった。
【0003】
このため、特別遊技状態中において獲得可能なメダル数に上限を設け、獲得したメダル数が上限に到達した場合には、特別遊技状態を終了させるようにしたスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
一方、この種のスロットマシンでは、遊技者の技術介入を可能とすることでより特別遊技状態におけるメダルの獲得枚数が変動するものがある(例えば、特許文献2参照)。例えば、ビッグボーナスを例に挙げると、ビッグボーナスでは、小役の入賞確率の高いBBゲーム中にJacIn入賞(移行入賞)が発生することで、レギュラーボーナスが発生するとともに、BBゲームが規定回数行われるか、レギュラーボーナスが規定回数発生することで終了するものであるが、あえてJacIn入賞を発生させない操作、いわゆるハズシを行い、可能な限り多くのBBゲームを行うことで、ハズシを行わない場合よりも多くのメダルを獲得できるものなどが該当する。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−85646号公報(第1頁)
【特許文献2】
特開2001−314558号公報(第2−3頁)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述のようにメダルの獲得枚数に応じて特別遊技状態が終了するスロットマシンにおいても、技術介入の有無によりメダルの獲得枚数が変動するものが考えられるが、このような場合、特別遊技状態の終了条件として、当該特別遊技状態におけるメダルの獲得枚数が関わることから、その時点のメダルの獲得枚数に応じて技術介入を行うべきか否かを把握することが困難となり、例え、技術介入によってより多くのメダルを獲得可能な機能が搭載されていても、その機能を最大限に活かすことができないという問題が生じうる。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、付与された価値の獲得量が上限に到達することで終了する特別遊技状態における技術介入のポイントを容易に把握できるようにすることで興趣を高められるスロットマシンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のスロットマシンは、1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
前記入賞の発生に応じて遊技用価値を付与する価値付与手段と、
前記可変表示装置の表示結果が導出表示される以前に前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、
前記特別遊技状態における前記遊技用価値の獲得量を計数する獲得量計数手段と、
前記獲得量計数手段にて計数した前記遊技用価値の獲得量が所定の上限値に到達したこと及び前記特別遊技状態における遊技の進行に応じて増加する履歴値が規定値に到達することを少なくとも含む複数の終了条件のいずれかの成立に基づいて前記特別遊技状態を終了させる特別遊技状態終了手段と、
前記事前決定手段により所定の入賞の発生が許容されたときに、該所定の入賞の発生が許容される確率と、前記獲得量計数手段にて計数した現在の前記遊技用価値の獲得量と、現在の前記履歴値と、に基づいて、前記事前決定手段により許容された所定の入賞を発生させないときに当該所定の入賞を発生させたときよりも当該特別遊技状態においてより多くの遊技用価値の獲得が期待できるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に応じて、前記事前決定手段により許容された入賞を発生させた方が良いか否かを報知する報知手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、事前決定手段により所定の入賞の発生が許容されたときに、所定の入賞の発生が許容される確率と、特別遊技状態における現在の遊技用価値の獲得量と、特別遊技状態における現在の履歴値と、に基づいて、所定の入賞を発生させないときに当該入賞を発生させたときよりも当該特別遊技状態においてより多くの遊技用価値の獲得が期待できるか否か、が判定され、その結果に応じて、許容された所定の入賞を発生させた方が良いか否かが報知されるため、より多くの遊技用価値を獲得するためには、許容された所定の入賞を発生させるべきか否か、すなわち特別遊技状態における技術介入のポイントを遊技者が容易に把握できるようになり、報知された内容に応じて技術介入を行うことで、より多くの遊技用価値を獲得することが可能となるため、興趣の高いゲーム性を実現できる。
【0009】
本発明のスロットマシンの前記特別遊技状態は、第1の遊技状態と、該第1の遊技状態において移行入賞が発生したときに移行する第2の遊技状態と、を含み、
前記履歴値は、前記第1の遊技状態におけるゲーム数を示す値及び/または前記第2の遊技状態へ移行した回数を示す値を含むことが好ましい。
このようにすれば、特別遊技状態における第1の遊技状態のゲーム数や第2の遊技状態へ移行した回数に基づいて、事前決定手段により許容された所定の入賞を発生させるべきか否かが判定されるため、正確でかつ効率的な手順を報知することができる。
【0010】
本発明のスロットマシンの前記特別遊技状態は、第1の遊技状態と、該第1の遊技状態において移行入賞が発生したときに移行する第2の遊技状態と、を含み、
前記所定の入賞は、前記移行入賞であることが好ましい。
このようにすれば、移行入賞を発生させるべきか否か、すなわち特別遊技状態における遊技用価値の獲得量に大きく影響する技術介入を行うべきか否かを把握することができる。
【0011】
本発明のスロットマシンの前記特別遊技状態終了手段は、前記特別遊技状態における前記遊技用価値の獲得量が前記第2の遊技状態において前記所定の上限値に到達した場合に、該第2の遊技状態が終了したときに前記特別遊技状態を終了させることが好ましい。
このようにすれば、第2の遊技状態において、特別遊技状態における遊技用価値の獲得量が上限値に到達しても当該第2の遊技状態が終了するまでは、特別遊技状態が継続されるため、第2の遊技状態が途中で終了してしまうことで遊技者に対して損失感を与えてしまうことを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
本発明が適用されたスロットマシンの実施例を図面を用いて説明すると、図1に示すように、本実施例のスロットマシン1には、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リールともいう)が水平方向に並設されており、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄がスロットマシン1の前面に設けられた透視窓3から見えるように配置されている。
【0014】
各リール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられたリールモータ34L、34C、34R(図2参照)によって回転されることで、各リール2L、2C、2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示されるとともに、各リール2L、2C、2Rの回転を停止させることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
【0015】
また、本実施例のスロットマシン1には、メダルが投入可能なメダル投入口4、クレジットを用いて賭数を設定する際に操作される1枚BETスイッチ5及びMAXBETスイッチ6、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8Rが設けられている。
【0016】
本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはクレジットを使用して賭数を設定する。クレジットを使用するにはMAXBETスイッチ6、または1枚BETスイッチ5を操作すれば良い。賭数が設定されると、設定された賭数に応じて入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’(図1参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。
【0017】
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2Rが回転し、各リール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rの回転が停止し、表示結果が導出表示される。
【0018】
そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上に予め定められた図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞にして定められた枚数のメダルが遊技者に対してクレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施例では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出穴9(図1参照)から払い出されるようになっている。
【0019】
図2は、スロットマシン1の構成を示すブロック図である。スロットマシン1には、図2に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90が設けられており、遊技制御基板40によって主に遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御される。
【0020】
遊技制御基板40には、前述した1枚BETスイッチ5、MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8Rが接続されているとともに、メダル投入部4から投入されたメダルを検出する投入メダルセンサ31、メダル払出穴9から払い出されるメダルを検出する払出センサ33、リール2L、2C、2Rの基準位置を検出するリールセンサ35が接続されており、これら接続されたスイッチ、センサの検出信号が入力されるようになっている。
【0021】
また、遊技制御基板40には、前述したリールモータ34L、34C、34Rが接続されているとともに、メダル払出穴9よりメダルを払い出すためのホッパーモータ32が接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載された後述のメイン制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
【0022】
遊技制御基板40には、所定の手順で演算を行うCPU、CPUの制御プログラムや各種データテーブル等を格納するROM、必要なデータの書き込み及び読み出しを行うRAMを備えるメイン制御部41、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサから入力された検出信号が入力されるスイッチ回路42、ホッパーモータ32、リールモータ34L、34C、34Rの駆動制御を行うモータ回路43等、が搭載されており、メイン制御部41は、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサの検出信号を受けて、ゲームの進行に応じた各種の制御を行う。
【0023】
演出制御基板90には、スロットマシン1の前面に配置された液晶表示器51(図1参照)、遊技効果LED52、スピーカ53、54が接続されており、これら電気部品は、演出制御基板90に搭載された後述のサブ制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。
【0024】
演出制御基板90には、メイン制御部41と同様のCPU、ROM、RAMを備えるサブ制御部91、演出制御基板90に接続された液晶表示器51の駆動制御を行う液晶駆動回路92、遊技効果LED52の駆動制御を行うランプ駆動回路93、スピーカ53、54からの音声出力制御を行う音声出力回路94等、が搭載されており、サブ制御部91は、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41から送信されるコマンドや、演出制御基板90に接続されたスイッチ、センサからの検出信号を受けて、演出を行うための各種の制御を行う。
【0025】
図3は、各リール2L、2C、2R、の図柄配列を示す図であり、各リール2L、2C、2Rには「1」〜「21」の各図柄番号に対応して、「黒7」、「白7」、「BAR」、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」、「プラム」の図柄が各リールに21個配列されている。
【0026】
本実施例では、図4に示すように、通常遊技状態において「チェリー−any−any」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、2枚のメダルが払い出されるチェリー入賞が発生する。また、「スイカ−スイカ−スイカ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、12枚のメダルが払い出されるスイカ入賞が発生する。また、「ベル−ベル−ベル」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、10枚のメダルが払い出されるベル入賞が発生する。これらチェリー入賞、スイカ入賞、ベル入賞は、小役入賞ともいう。また、「プラム−プラム−プラム」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、当該ゲームと同一の賭数にて次回のゲームを実施可能なリプレイゲーム(再ゲーム)が付与されるリプレイ(再遊技)入賞が発生する。
【0027】
また、通常遊技状態において有効化された入賞ライン上に、「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」の図柄の組合せが揃えば、特別入賞であるBB入賞が発生し、その対価として15枚のメダルが払い出されるとともに、遊技者にとって有利なビッグボーナス(BB)が発生し、遊技者にとって有利なビッグボーナスゲーム(BBゲーム)が遊技者に対して付与される。図5(a)に示すように、BBゲームにおいて「チェリー−any−any」または「リプレイ−ベル−ベル」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、3枚のメダルが払い出される3枚役入賞が発生する。また、「ベル−ベル−ベル」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、10枚のメダルが払い出されるベル入賞が発生する。また、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃った場合には、3枚のメダルが払い出されるJacIn入賞が発生するとともに、このJacIn入賞の発生に伴い、レギュラーボーナスが発生し、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」の組合せが有効化された1本の入賞ライン上に揃って、15枚のメダルが払い出されるJac入賞が高確率で発生するレギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)が遊技者に対して付与される。
【0028】
本実施例では、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41が、乱数抽選により入賞の発生を許容するか否かを決定するための内部抽選処理を毎ゲーム実行するとともに、この内部抽選処理においていずれかの入賞の発生が許容されたときに、その旨を示す内部当選フラグを設定する(以下フラグの当選ともいう)。
【0029】
内部当選フラグは、図4に示すように、各入賞に対応して定められており、内部抽選処理により各々対応する内部当選フラグが設定されたことを条件に対応する入賞の発生が許容されることとなる。
【0030】
通常遊技状態におけるチェリー入賞、スイカ入賞、ベル入賞、リプレイ入賞、BB入賞の組合せは、図4に示すように、該当する入賞を許容する旨の内部当選フラグ(チェリーフラグ、スイカフラグ、ベルフラグ、リプレイフラグ、BBフラグ)が設定され、かつ各リール2L、2C、2Rの停止操作が行われた際に該当する図柄が引込範囲(本実施例では停止された際の図柄を除き最大4図柄)内にあれば有効化された入賞ラインに揃うように制御される。
【0031】
BBゲームにおける3枚役入賞の組合せは、図5(b)に示すように、ベルフラグが設定され、かつ最初に左リール以外のリール、すなわち中リールまたは右リールの停止操作が行われた場合に有効化された入賞ラインに揃う。また、BBゲームにおけるベル入賞の組合せは、図5(b)に示すように、ベルフラグが設定され、かつ最初に左リールの停止操作が行われた場合に有効化された入賞ラインに揃う。すなわち、本実施例では、BBゲームにおいてベルフラグが当選したときに、左リールが最初に停止されることで、ベル入賞が発生し、中リールまたは右リールが最初に停止されることで3枚役入賞が発生する。
【0032】
また、BBゲームにおけるJacIn入賞の組合せは、JacInフラグが設定され、かつ最初に左リールの停止操作が行われた場合、若しくは、最初に左リール以外のリール、すなわち中リールまたは右リールの停止操作が行われた場合で、かつ左リールの表示領域の下段に3〜7、13〜16番図柄が表示されているタイミングにて左リールの停止操作が行われた場合に有効化された入賞ラインに揃う。すなわち、本実施例では、BBゲームにおいてJacInフラグが当選したときに、左リールが最初に停止されるか、中リールまたは右リールが最初に停止され、かつ左リールの表示領域の下段に3〜7、13〜16番図柄が表示されているタイミングにて左リールが停止されることでJacIn入賞が発生する。一方で、BBゲームにおいてJacInフラグが当選したときでも、中リールまたは右リールが最初に停止され、左リールの表示領域の下段に、1、2、8〜12、17〜21番図柄が表示されているタイミングにて左リールの停止操作を行うことでJacIn入賞を発生させないようにできる。すなわち、いわゆるリプレイハズシ(以下ハズシともいう)を行うことができる。
【0033】
本実施例では、通常遊技状態におけるBB入賞の発生を契機としてメイン制御部41が前述したBBを発生させる制御及びBB中の遊技状態の制御、BBを終了させる制御等を行う。すなわちメイン制御部41は、本発明の特別遊技状態発生手段、特別遊技状態終了手段に該当する。
【0034】
図6は、BBの発生に伴うメイン制御部41の制御内容を示すフローチャートである。
【0035】
図6に示すように、BBの発生により、BBゲームを実行する(Sa1)。そしてBBゲームの実行毎に、JacIn入賞の発生及びBBゲームの実行回数、純増枚数を確認し(Sa2、Sa5、Sa6)、BBゲームを規定回数(本実施例では30回)実行したか、BB中の純増枚数(ボーナス入賞時の払出枚数を含むBB中のメダル払出枚数から、賭数として使用されたメダル枚数を減算したメダル枚数)が規定の上限枚数(本実施例では300枚)に到達したときにBBを終了させる。また、BBゲームにてJacIn入賞が発生したときには、RBを発生させる(Sa3)。
【0036】
図7に示すように、RBの発生によりRBゲームを実行する(Sb1)。そしてRBゲームの実行毎に、Jac入賞の発生回数及びRBゲームの実行回数を確認し(Sb2、Sb3)、規定回数(本実施例では8回)のJac入賞が発生したか、規定回数(本実施例では12回)のRBゲームを実行したときにRBを終了させる。すなわちRBは、規定回数のJac入賞が発生したか、規定回数のRBゲームが実行されたことを条件に終了する。
【0037】
図6に戻って、RBの終了後、当該BBにおけるRBの発生回数を確認し(Sa4)、規定回数(本実施例では最大3回)のRBが既に発生しているときにはBBを終了させる。また、Sa4において規定回数のRBが未だ発生していないときには、BBゲームの実行回数、純増枚数を確認し(Sa5、Sa6)、BBゲームを規定回数実行したか、BB中の純増枚数が規定の上限枚数に到達したときにはBBを終了させる。
【0038】
すなわちBBは、規定回数のBBゲームが実行されたか、規定回数のRBが発生したか、BBゲームにおいてBB中の純増枚数が規定の上限枚数に到達したか、RB中にBB中の純増枚数が規定の上限枚数に到達し、当該RBが終了したか、のいずれかの条件が満たされた時点で終了する。尚、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも、特別遊技状態における遊技用価値の獲得量(本実施例ではメダルの獲得枚数)が所定の上限値に到達したか、特別遊技状態における遊技の進行に応じて増加する履歴値(本実施例では、BBゲームの回数及びRBの発生回数)が規定値に到達したか、を含む複数の終了条件のうちいずれか1つの条件が満たされたことに基づいて特別遊技状態が終了する構成とされていれば良く、例えば、履歴値として特別遊技状態の開始からの経過時間を示す値を適用し、特別遊技状態の開始からの経過時間を示す値が規定値に到達すること、すなわち特別遊技状態の開始からの経過時間が規定の時間に到達することに基づいて特別遊技状態終了するようにしても良い。
【0039】
このように本実施例では、BB中の純増枚数が規定の上限枚数に到達したことを条件にBBが終了するため、過度に大量のメダルが獲得できてしまうことを防止でき、必要以上に遊技者の射幸心を煽ってしまうことを防止できる。
【0040】
尚、本実施例では、上述のようにBB入賞時の払出枚数を含むBB中の純増枚数が上限枚数に到達したことを条件にBBが終了する構成とされているが、例えば、BB入賞時のメダルの払出枚数を含まないBB中の純増枚数や、BB中のゲームでの払出枚数の合計値、すなわち賭数分の枚数を減算しない枚数、BB中のゲームにおける内部当選フラグの成立を入賞とみなした場合の払出枚数やこの払出枚数に基づき算出した純増枚数が上限枚数に到達したことを条件にBBが終了するようにしても良い。
【0041】
また、本実施例では、BB中に発生したRB中において、BB中の純増枚数が規定の上限枚数に到達したときには、当該RBが終了したときにBBが終了する。すなわちBB中に発生したRB中にBB中の純増枚数が規定の上限枚数に到達したことに伴う終了条件が成立しても、当該RBが終了するまではBBが継続されるため、RBが途中で終了してしまうことで遊技者に対して損失感を与えてしまうことを防止できる。
【0042】
また、本実施例では、BB中において最も好ましい遊技手順、すなわちより多くのメダルの獲得が期待できる遊技手順が液晶表示器51の表示内容により報知される。これらの報知は、サブ制御部91が、メイン制御部41から送信されたコマンドに基づいて特定される内部抽選処理の結果、BBゲームにおいて抽選対象となる内部当選フラグの当選確率、その時点のBB中の純増枚数、BBゲームの残りゲーム数、RBの残り回数に基づいて最も好ましい遊技手順(ベルフラグ当選時には、ベル入賞を発生させた方が良いか3枚役入賞を発生させた方が良いか、JacInフラグ当選時には、JacIn入賞を発生させた方が良いかハズシを行った方が良いか)を判定し、その判定結果に応じた表示画面を液晶表示器51に表示させることにより行われる。すなわちサブ制御部91は、本発明の判定手段及び報知手段に該当する。
【0043】
具体的には、図8に示すように、BBゲームにおいてベルフラグが当選した場合に、その時点のBB中の純増枚数とベル入賞の発生により付与されるメダル枚数(10枚)の合計が300枚未満であれば、ベル入賞が発生して純増枚数が+10枚となってもBB中の純増枚数が規定の上限枚数である300枚に到達しないことから、順押し(左−中−右の順番)にてリール2L、2C、2Rを停止させる旨を示す順押し指示画面を液晶表示器51に表示させて、ベル入賞を発生させた方が良い旨を報知する。また、その時点のBB中の純増枚数とベル入賞の発生により付与されるメダル枚数(10枚)の合計が300枚以上であれば、ベル入賞が発生して純増枚数が+10となるとBB中の純増枚数が規定の上限枚数である300枚に到達してBBが終了してしまうことから、逆押し(右−中−左の順番)にてリール2L、2C、2Rを停止させる旨を示す逆押し指示画面を液晶表示器51に表示させて、ベル入賞は発生させず3枚役入賞を発生させた方が良い旨を報知する。尚、その時点のBB中の純増枚数とベル入賞の発生により付与されるメダル枚数の合計が300枚以上であっても、BBゲームの残りゲーム数が1回、すなわち当該ゲームでBBが終了する場合には、3枚役入賞を発生させて純増枚数を維持してもそれ以上のメダルの獲得が期待できないので、順押しにてリール2L、2C、2Rを停止させる旨を示す順押し指示画面を液晶表示器51に表示させて、ベル入賞を発生させた方が良い旨を報知する。
【0044】
また、BBゲームにおいてJacInフラグが当選した場合に、残りRB回数が3回であれば、JacIn入賞指示画面を液晶表示器51に表示させて、JacIn入賞を発生させた方が良い旨を報知する。これは、BBゲームの残りゲーム数が5ゲームまでは、それまでにJacIn入賞が発生せずに獲得が見込めるBB中の最大純増枚数(+187枚:BB入賞時の払出枚数(15枚)+ベル入賞時の純増枚数(7枚)×25ゲーム−当該ゲームの賭数(3枚))とJacIn入賞の発生により付与されるメダル枚数(3枚)とその後移行するRBにおける予定純増枚数(112枚)との合計が規定の上限枚数である300枚には到達しないうえに、BBゲームの残りゲーム数が4ゲーム以下では、JacInフラグの当選確率(1/3)及びJacIn入賞の発生により付与されるメダル枚数(3枚)、JacIn入賞に伴い発生するRBの予定純増枚数(112枚)、ベルフラグの当選確率(1/1.6)、ベル入賞の発生により付与されるメダル枚数(10枚)等を考慮した際に、JacIn入賞を発生させた方が、より多くのメダルの獲得が期待できるためである。
【0045】
また、BBゲームにおいてJacInフラグが当選した場合に、残りRB回数が2回の場合では、その時点のBB中の純増枚数とJacIn入賞の発生により付与されるメダル枚数(3枚)とその後移行するRBにおける予定純増枚数(112枚)との合計が300枚未満であれば、JacIn入賞及びそれに伴うRBが発生して純増枚数が+115枚となってもBB中の純増枚数が規定の上限枚数である300枚に到達しないことから、JacIn入賞指示画面を液晶表示器51に表示させて、JacIn入賞を発生させた方が良い旨を報知する。一方、その時点のBB中の純増枚数とJacIn入賞の発生により付与されるメダル枚数(3枚)とその後移行するRBにおける予定純増枚数(112枚)との合計が300枚以上であれば、JacIn入賞及びそれに伴うRBが発生して純増枚数が+115枚となるとBB中の純増枚数が規定の上限枚数である300枚に到達してBBが終了してしまうことから、ハズシ指示画面を液晶表示器51に表示させて、JacIn入賞を発生させない方が良い旨を報知する。
【0046】
また、BBゲームにおいてJacInフラグが当選した場合に、残りRB回数が1回の場合では、その時点のBB中の純増枚数が290枚以上であれば、JacIn入賞指示画面を液晶表示器51に表示させて、JacIn入賞を発生させた方が良い旨を報知する。これは、BBゲームにおいてBB中の純増枚数が規定の上限枚数に到達することでBBが終了するのに対して、RB中にBB中の純増枚数が規定の上限枚数に到達した場合には、当該RBの終了後にBBが終了することから、BB中の純増枚数が可能な限り規定の上限枚数に近い状態でRBを発生させ方がより多くのメダルの獲得が期待できるとともに、規定の上限枚数に近い状態でハズシを行ってもその後獲得が期待できるメダル枚数にほとんど差が生じないためである。一方、その時点のBB中の純増枚数が290枚未満であれば、ハズシを行って、より規定の上限枚数である300枚に近い状態となるまで待ってRBを発生させ方がより多くのメダルの獲得が期待できることから、ハズシ指示画面を液晶表示器51に表示させて、JacIn入賞を発生させない方が良い旨を報知する。
【0047】
また、残りRB回数が2回の場合でその時点のBB中の純増枚数とJacIn入賞の発生により付与されるメダル枚数(3枚)とその後移行するRBにおける予定純増枚数(112枚)との合計が300枚以上の場合や、残りRB回数が1回の場合でその時点のBB中の純増枚数が290枚未満であっても、BBゲームの残りゲーム数が7ゲーム以下の場合には、JacIn入賞指示画面を液晶表示器51に表示させて、JacIn入賞を発生させた方が良い旨を報知する。これは、BBゲームの残りゲーム数が8ゲームまでは、ハズシを行った方がより多くのメダルの獲得が期待できるのに対して、BBゲームの残りゲーム数が7ゲーム以下では、JacInフラグの当選確率(1/3)及びJacIn入賞の発生により付与されるメダル枚数(3枚)、JacIn入賞に伴い発生するRBの予定純増枚数(112枚)、ベルフラグの当選確率(1/1.6)、ベル入賞の発生により付与されるメダル枚数(10枚)等を考慮した際に、JacIn入賞を発生させた方が、より多くのメダルの獲得が期待できるためである。
【0048】
以上説明したように、本実施例のスロットマシン1では、BB中の純増枚数が規定の上限枚数に到達したことを条件にBBが終了するとともに、BB中におけるその時点の純増枚数に基づいて、BBゲームにおいて許容された入賞を発生させない場合に、当該入賞を発生させた場合よりも多くのメダルの獲得が期待できるか否か、が判定され、その結果に応じて、許容された入賞を発生させた方が良いか否かが報知されるため、より多くのメダルを獲得するためには、許容された入賞を発生させるべきか否か、すなわちBB中における技術介入のポイントを遊技者が容易に把握できるようになり、報知された内容に応じて技術介入を行うことで、より多くのメダルを獲得することが可能となるため、興趣の高いゲーム性を実現できる。
【0049】
また、本実施例では、BB中におけるその時点の純増枚数に加えて、BBゲームの残りゲーム数、すなわち現在のBBゲームの回数に基づいて、許容された入賞を発生させるべきか否かが判定され、その結果に基づく報知が行われるため、正確でかつ効率的な手順を報知することができる。
【0050】
また、本実施例では、BB中におけるその時点の純増枚数に加えて、RBの残り回数、すなわち現在のRBの発生回数、更には、RBの移行契機となるJacIn入賞が許容される確率(JacInフラグの当選確率)に基づいて、許容された入賞を発生させるべきか否かが判定され、その結果に基づく報知が行われるため、より正確でかつ効率的な手順を報知することができる。
【0051】
また、本実施例では、RBの移行契機となるJacIn入賞を発生させるべきか否かが報知されるため、遊技者は、BBにおけるメダルの獲得枚数に最も大きく影響する技術介入を行うべきか否かを把握することができるようになる。
【0052】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0053】
例えば、前記実施例では、BB中の純増枚数がRB中に規定の上限枚数に到達した場合には、当該RBの終了を待って、BBを終了させるようにしているが、BB中の純増枚数がRB中に規定の上限枚数に到達した場合には、到達したゲームでBBを終了させるようにしても良い。この場合には、BBゲームにおいて、JacInフラグが当選したときに、その時点のBB中の純増枚数とJacIn入賞の発生により付与されるメダル枚数とその後移行するRBにおける予定純増枚数との合計が規定の上限枚数に到達しない場合で、かつハズシを行うことにより規定の上限枚数に到達することが見込める場合には、JacIn入賞を発生させない方が良いと判定し、その旨を報知するとともに、JacInフラグが当選したときに、その時点のBB中の純増枚数とJacIn入賞の発生により付与されるメダル枚数とその後移行するRBにおける予定純増枚数との合計が規定の上限枚数に到達する場合には、JacIn入賞を発生させた方が良いと判定し、その旨を報知することが好ましく、このようにすることで、可能な限り規定の上限枚数を獲得できる手順であり、かつ最も効率的、すなわち最も短いゲーム数にて規定の上限枚数を獲得可能な手順を報知することができる。
【0054】
また、前記実施例では、遊技用価値としてメダル並びにクレジットを使用してゲームを実施可能な通常のスロットマシンを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技用価値としてパチンコ球を用いてゲームを行うスロットマシンや、メダルが外部に排出されることなくクレジットを使用して遊技可能な完全クレジット式のスロットマシン、更には可変表示装置が画像にて表示される画像式のスロットマシンにも適用可能であることはいうまでもなく、これら遊技機の種別が限定されるものではない。
【0055】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0056】
本発明の請求項1は、1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置(リール2L、2C、2R)の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン1であって、前記入賞の発生に応じて遊技用価値(メダル(クレジット))を付与する価値付与手段(メイン制御部41)と、前記可変表示装置の表示結果が導出表示される以前に前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段(メイン制御部41(内部抽選処理))と、遊技者にとって有利な特別遊技状態(BB)を発生させる特別遊技状態発生手段(メイン制御部41)と、前記特別遊技状態における前記遊技用価値の獲得量(純増枚数)を計数する獲得量計数手段(メイン制御部41)と、前記獲得量計数手段にて計数した前記遊技用価値の獲得量が所定の上限値(規定の上限枚数(300枚))に到達したこと及び前記特別遊技状態における遊技の進行に応じて増加する履歴値(BBゲーム数、RBの発生回数)が規定値に到達することを少なくとも含む複数の終了条件のいずれかの成立に基づいて前記特別遊技状態を終了させる特別遊技状態終了手段(メイン制御部41)と、前記事前決定手段により所定の入賞の発生が許容されたときに、該所定の入賞の発生が許容される確率(内部当選フラグの当選確率)と、前記獲得量計数手段にて計数した現在の前記遊技用価値の獲得量と、現在の前記履歴値と、に基づいて、前記事前決定手段により許容された所定の入賞を発生させないときに当該所定の入賞を発生させたときよりも当該特別遊技状態においてより多くの遊技用価値の獲得が期待できるか否かを判定する判定手段(サブ制御部91)と、前記判定手段の判定結果に応じて、前記事前決定手段により許容された入賞を発生させた方が良いか否かを報知する報知手段(サブ制御部91)と、を備える。
【0057】
本発明の請求項2は、前記特別遊技状態(BB)は、第1の遊技状態(BBゲーム)と、該第1の遊技状態において移行入賞(JacIn入賞)が発生したときに移行する第2の遊技状態(RB)と、を含み、前記履歴値は、前記第1の遊技状態におけるゲーム数(BBゲーム数)を示す値及び/または前記第2の遊技状態(RB)へ移行した回数(RBの発生回数)を示す値を含む。
【0058】
本発明の請求項3は、前記特別遊技状態(BB)は、第1の遊技状態(BBゲーム)と、該第1の遊技状態において移行入賞(JacIn入賞)が発生したときに移行する第2の遊技状態(RB)と、を含み、前記所定の入賞は、前記移行入賞(JacIn入賞)である。
【0059】
本発明の請求項4は、前記特別遊技状態終了手段(メイン制御部41)は、前記特別遊技状態(BB)における前記遊技用価値(メダル(クレジット))の獲得量(純増枚数)が、前記第2の遊技状態(RB)において前記所定の上限値(規定の上限枚数)に到達した場合に、該第2の遊技状態が終了したときに前記特別遊技状態を終了させる。
【0060】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0061】
(a)請求項1項の発明によれば、事前決定手段により所定の入賞の発生が許容されたときに、所定の入賞の発生が許容される確率と、特別遊技状態における現在の遊技用価値の獲得量と、特別遊技状態における現在の履歴値と、に基づいて、所定の入賞を発生させないときに当該入賞を発生させたときよりも当該特別遊技状態においてより多くの遊技用価値の獲得が期待できるか否か、が判定され、その結果に応じて、許容された所定の入賞を発生させた方が良いか否かが報知されるため、より多くの遊技用価値を獲得するためには、許容された所定の入賞を発生させるべきか否か、すなわち特別遊技状態における技術介入のポイントを遊技者が容易に把握できるようになり、報知された内容に応じて技術介入を行うことで、より多くの遊技用価値を獲得することが可能となるため、興趣の高いゲーム性を実現できる。
【0062】
(b)請求項2項の発明によれば、特別遊技状態における第1の遊技状態のゲーム数や第2の遊技状態へ移行した回数に基づいて、事前決定手段により許容された所定の入賞を発生させるべきか否かが判定されるため、正確でかつ効率的な手順を報知することができる。
【0063】
(c)請求項3項の発明によれば、移行入賞を発生させるべきか否か、すなわち特別遊技状態における遊技用価値の獲得量に大きく影響する技術介入を行うべきか否かを把握することができる。
【0064】
(d)請求項4項の発明によれば、第2の遊技状態において、特別遊技状態における遊技用価値の獲得量が上限値に到達しても当該第2の遊技状態が終了するまでは、特別遊技状態が継続されるため、第2の遊技状態が途中で終了してしまうことで遊技者に対して損失感を与えてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された実施例のスロットマシンの正面図である。
【図2】スロットマシンの構成を示すブロック図である。
【図3】リールの図柄配列を示す図である。
【図4】通常遊技状態において入賞の対象となる図柄の組合せ等を示す図である。
【図5】BBゲームにおいて入賞の対象となる図柄の組合せ及び入賞条件を示す図である。
【図6】BBの発生に伴うメイン制御部の制御内容を示すフローチャートである。
【図7】RBの発生に伴うメイン制御部の制御内容を示すフローチャートである。
【図8】BBゲームにおける条件別の報知状況を示す図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン、2L、2C、2R リール、41 メイン制御部、91 サブ制御部

Claims (4)

  1. 1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
    前記入賞の発生に応じて遊技用価値を付与する価値付与手段と、
    前記可変表示装置の表示結果が導出表示される以前に前記入賞の発生を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
    遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、
    前記特別遊技状態における前記遊技用価値の獲得量を計数する獲得量計数手段と、
    前記獲得量計数手段にて計数した前記遊技用価値の獲得量が所定の上限値に到達したこと及び前記特別遊技状態における遊技の進行に応じて増加する履歴値が規定値に到達することを少なくとも含む複数の終了条件のいずれかの成立に基づいて前記特別遊技状態を終了させる特別遊技状態終了手段と、
    前記事前決定手段により所定の入賞の発生が許容されたときに、該所定の入賞の発生が許容される確率と、前記獲得量計数手段にて計数した現在の前記遊技用価値の獲得量と、現在の前記履歴値と、に基づいて、前記事前決定手段により許容された所定の入賞を発生させないときに当該所定の入賞を発生させたときよりも当該特別遊技状態においてより多くの遊技用価値の獲得が期待できるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に応じて、前記事前決定手段により許容された入賞を発生させた方が良いか否かを報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記特別遊技状態は、第1の遊技状態と、該第1の遊技状態において移行入賞が発生したときに移行する第2の遊技状態と、を含み、
    前記履歴値は、前記第1の遊技状態におけるゲーム数を示す値及び/または前記第2の遊技状態へ移行した回数を示す値を含む請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記特別遊技状態は、第1の遊技状態と、該第1の遊技状態において移行入賞が発生したときに移行する第2の遊技状態と、を含み、
    前記所定の入賞は、前記移行入賞である請求項1または2に記載のスロットマシン。
  4. 前記特別遊技状態終了手段は、前記特別遊技状態における前記遊技用価値の獲得量が前記第2の遊技状態において前記所定の上限値に到達した場合に、該第2の遊技状態が終了したときに前記特別遊技状態を終了させる請求項2〜5のいずれかに記載のスロットマシン。
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