JP2004326400A - 自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヒートポンプ式の冷凍機を採用してコールド商品,ホット商品を販売する自動販売機の庫内冷却/加熱装置を対象に、低コストで、環境に優しく、消費電力を低減でき、しかも安全性に優れた自動販売機を提供する。
【解決手段】圧縮機,室外熱交換器,室外ファンを組合せた室外ユニット、膨張機構、庫内熱交換器,庫内ファン、循環ダクトを組合せて商品室に配した庫内ユニットからなり、その冷凍サイクルで発生する冷熱,温熱で庫内の収納商品を冷却,加熱するヒートポンプ式冷凍機で構成した庫内冷却/加熱装置において、2基の庫内熱交換器により、断熱仕切壁を挿脱自在に設置する。または、循環ダクトを商品収納庫内の背面に前後方向に2列に配置させ、その通路を開閉することにより庫内冷却/加熱運転を行なう。
【選択図】 図1
【解決手段】圧縮機,室外熱交換器,室外ファンを組合せた室外ユニット、膨張機構、庫内熱交換器,庫内ファン、循環ダクトを組合せて商品室に配した庫内ユニットからなり、その冷凍サイクルで発生する冷熱,温熱で庫内の収納商品を冷却,加熱するヒートポンプ式冷凍機で構成した庫内冷却/加熱装置において、2基の庫内熱交換器により、断熱仕切壁を挿脱自在に設置する。または、循環ダクトを商品収納庫内の背面に前後方向に2列に配置させ、その通路を開閉することにより庫内冷却/加熱運転を行なう。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホット商品とコールド商品を併売するホット・アンド・コールド自動販売機に装備したヒートポンプ式の庫内冷却/加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように頭記したホット商品とコールド商品を併売する従来のホット・アンド・コールド自動販売機は、断熱筐体になる本体キャビネットの庫内を複数の商品室に仕切った上で、各商品室に商品コラムと併せて冷却器(冷凍機の蒸発器),ヒータ,および庫内ファンを組合せた庫内冷却/加熱装置を設置し、ホット商品,コールド商品の販売モードに合わせて前記冷却器で冷却した庫内空気(冷気),もしくはヒータで加熱した庫内空気(暖気)を庫内に循環送風して商品コラムに収納した商品を冷却,ないし加温して販売するようにしている。
【0003】
また、近年になりオゾン層保護および温暖化防止の環境問題から冷凍機の冷媒としてフロン系冷媒の使用が規制されており、自動販売機においても、庫内冷却装置の冷凍機として自然冷媒(HC系冷媒)を採用した冷凍機が採用されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
次に、従来例として、発明者等が現在開発を進めているヒートポンプ式の庫内冷却/加熱装置を搭載した自動販売機の構成,運転動作を図8〜図21で説明する。
まず、図20,図21に自動販売機の全体構成を示す。図において、1は断熱筐体になる自動販売機の本体キャビネット、2は前面外扉、2aは商品取出口、3は断熱内扉、4は商品収納庫、4A〜4Cは商品収納庫4に仕切隔壁1aで画成された商品室、5は各商品室に搭載した商品コラム、6は商品搬出シュータ、7は商品室4A〜4Cの庫内底部に配置した庫内冷却/加熱装置の庫内ユニット、24は庫内循環空気を庫内ユニットに戻す循環ダクト、8は本体キャビネット1の底部側に画成した機械室に配置した室外ユニット(冷凍機のコンデンシングユニット)である。なお、図示例では、商品室4Aはコールド専用室、4B,4Cはホット・アンド・コールド室として後記のようにコールド商品,ホット商品を販売するようにしている。
【0004】
また、図22は前記した庫内冷却/加熱装置の詳細構造図、図23はその冷凍回路図であり、前記の庫内ユニット7は庫内熱交換器7a,補助ヒータ(電熱ヒータ)7b,庫内ファン7cを組合せて風胴に収設した構成になり、図21で示すように商品室2A〜2Cに1基ずつ配置されている。一方、室外ユニット8は圧縮機8a,室外熱交換器8b,室外ファン8cを図示のように前後に並べて本体キャビネット1の機械室に収設されており、室外ファン8cの送風により外扉2の下部に開口する吸気口2bから取り込んだ外気を図示矢印の方向に流して室外熱交換器8b,圧縮機8aを通風し、本体キャビネット1の背面に開口する排気口1bから機外に排気するようにしている。また、室外ユニット8と各商品室に配した庫内ユニット7を結ぶ冷媒管路には、図23の冷凍回路で示すように冷媒膨張機構(膨張弁)9,電磁弁10,および回路内の要所に逆止弁11を接続してヒートポンプ式の冷凍回路を構成している。なお、図中に表した記号7A,7B,7Cはそれぞれ商品室4A,4B,4Cに配置した庫内ユニットを表している。
【0005】
上記の構成で、商品室4A〜4Cごとに定めたホット,コールド販売モードに合わせて後記のように冷凍機を運転し、庫内熱交換器7aと熱交換した冷気,暖気を庫内ファン7cの送風により商品室を循環通風して商品コラム5(図20,21参照)に収納した商品12を冷却,もしくは加熱して販売する。
次に、商品室4A〜4Cでのホット,コールド販売モードに対応するヒートポンプ式冷凍機の運転モードを図24〜図30で説明する。なお、各図の冷凍回路には符号を付してないが図23に準ずるものとし、図中の太線は冷媒の通流,細線は冷媒の非通流状態を、矢印は冷媒の通流方向を表している。また、各運転モードの図中に表示した記号Cはコールド運転,Hはホット運転を表し、例えばCCCは図21に示した3室の商品室4A〜4Cが全てコールド運転、CCHは2室がコールド運転,1室がホット運転である状態を表している。
【0006】
また、図31は庫内冷却/加熱装置の制御系統図、図32はその制御装置のブロック図、図33はホット運転モードに対応する制御のフローチャートであり、図24〜図30に示す各運転モードでは、庫内の各商品室に配した庫内温度センサの検出信号を庫内温度情報として、コントローラからの指令により圧縮機,ヒータ,室外ファン,庫内ファン,電磁弁をON/OFF制御して各商品室の庫内温度をコールド商品,ホット商品の販売適温に保つようにしている。
まず、図24(a)、(b)に、3室の商品室4A〜4Cを全て冷却してコールド商品を販売する運転モード(CCC運転)に対応する冷凍回路の冷媒の流れ、および庫内温度の推移とこれに対応する冷凍機制御動作のタイムチャートを示す。なお、図中のA,B,Cはそれぞれ商品室4A,4B,4Cに対応する庫内温度の時間的な変化、ON点,OFF点はそれぞれ庫内温度設定値の上限,下限を表している。このCCC運転モードでは、各商品室に配した庫内ユニット7A〜7Cの庫内熱交換器7aが全て蒸発器,室外ユニット8の室外熱交換器8bを凝縮器として、庫内熱交換器で庫内から吸熱した熱を室外熱交換器より自動販売機外に放熱している。
【0007】
図25は商品室4A,4Bがコールド運転,4Cがホット運転の運転モード(CCH運転1)であり、この運転モードでは庫内ユニット7A,7Bの庫内熱交換器が蒸発器として庫内を冷却し、庫内ユニット7Cの庫内熱交換器が凝縮器として庫内ユニット7A,7Bの庫内熱交換器で吸熱した熱を放熱して庫内を加熱しており、室外ユニット8の熱交換器は休止(冷媒の通流停止)している。
図26はCCH運転モードで商品室4Cの加熱要求がない運転状態(CCH運転2)を表し、この運転状態では庫内ユニット7Cの庫内熱交換器が休止し、室外ユニット8の室外熱交換器を凝縮器として庫内ユニット7A,7Bの庫内熱交換器で吸熱した熱を室外に放熱している。
【0008】
図27はCCH運転モードで商品室4A,4Bの冷却要求がない運転状態(CCH運転3)であり、この運転状態では庫内ユニット7A,7Bの庫内熱交換器が休止、庫内ユニット7Cの庫内熱交換器が凝縮器として庫内に放熱し、室外ユニット8の室外熱交換器が蒸発器として吸熱している。
図28は商品室4Aがコールド運転,4B,4Cがホット運転の運転モード(CHH運転1)であり、この運転モードでは庫内ユニット7Aの庫内熱交換器が蒸発器として庫内を冷却し、庫内ユニット7B,7Cの庫内熱交換器が凝縮器として放熱しており、室外ユニット8の熱交換器は休止(冷媒の通流停止)している。
【0009】
図29はCHH運転モードで商品室4Aの冷却要求がない運転状態(CHH運転2)を表し、この運転状態では庫内ユニット7Aの庫内熱交換器が休止、庫内ユニット7B,7Cが凝縮器として庫内に放熱し、室外ユニット8の室外熱交換器が蒸発器として吸熱している。
図30はCHH運転モードで商品室4B,4Cの加熱要求がない運転状態(CHH運転3)を表し、この運転状態では庫内ユニット7B,7Cの庫内熱交換器が休止、庫内ユニット7Aの庫内熱交換器が蒸発器として吸熱し、室外ユニット8の室外熱交換器が凝縮器として室外に放熱している。
【0010】
上記のように図24のCCC運転モード1を除き、図25〜図30のCCH運転モードもしくはCHH運転モードでは、ホット運転(H)に対応する庫内ユニット7の庫内熱交換器7aが凝縮器として庫内に放熱する。一方、室外ユニット8の室外熱交換器8bについては、図24のCCC運転モード1,図26のCCH運転2,図30のCHH運転3の状態では凝縮器として放熱し、図27のCCH運転3,図29のCHH運転2では逆に蒸発器として室外から吸熱するなど、そのときの自動販売機の販売モードに合わせて庫内熱交換器,室外熱交換器が凝縮器として放熱したり、放熱器として吸熱したりする。そして、個々の運転モードでは、各商品室の庫内温度情報を基に図31〜図33で示すようにコントローラで圧縮機,庫内ファン,ヒータをON/OFF制御して庫内温度をコールド商品,ホット商品の販売適温に保つようにしている。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−106983号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
通常使用される多くの飲料自動販売機は、複数(多くは3室)の商品室を有し、季節ごとの需要に応じてそれぞれの商品室を加熱室または冷却室に切替えて運転されるため、前述のようにヒートポンプ式の冷凍機を自動販売機の庫内冷却/加熱装置として使用するためには、冷却回路が複雑になり、コストアップになるという欠点がある。
また一方で、近年は、脱フロン、省エネルギーなど環境に考慮した自動販売機の要求が高く、従来のフロン冷媒から炭化水素などの自然冷媒に切替えることが進められている。しかし、炭化水素などの自然冷媒は、可燃性または弱燃性の特性を有し、配管の接続部から漏れによる火災、爆発等が危惧される。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、低コストで、環境にやさしく、消費電力を低減でき、しかも安全性に優れた自動販売機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機は、商品を収納する商品コラムを左右に複数併設した断熱構造の商品収納庫と、該商品収納庫内に商品室を左右に区画形成する断熱仕切壁と、前記商品室に庫内熱交換器、庫内ファン、循環ダクトで商品室を循環空気で商品コラムの商品を冷却または加熱する庫内冷却加熱ユニットと、圧縮機、冷媒膨張機構、室外熱交換器、室外ファンを組み合わせて該商品収納庫外に設置する室外冷却ユニットと、該庫内熱交換器をヒートポンプ作用として使用する自動販売機において、前記庫内熱交換器が2基より構成することを特徴とする
また、本発明の請求項2に係る自動販売機は、上記請求項1において、前記商品収納庫内にて前記断熱仕切壁が前記商品コラム間を挿脱自在に設置されることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項3に係る自動販売機は、上記請求項1において、前記循環ダクトが前記商品収納庫内の背面に前後方向に2列に配置され、各該循環ダクトの内部において前記庫内熱交換器が配設され、該循環ダクトの入口部より流入する前記循環空気が該庫内熱交換器を通過するように流路構成がされ、かつ該循環ダクトの入口出口において前記商品室を冷却もしくは加熱に切り替えに対応して開放閉止する通路開閉手段を有することを特徴する。
また、本発明の請求項4に係る自動販売機は、上記請求項3において、前記通路開閉手段が、2列に配置された前記循環ダクトの入口出口を切り替えて使用することを特徴とする。
【0015】
また、本発明の請求項4に係る自動販売機は、上記請求項1ないし請求項4のいずれかににおいて、前記ヒートポンプの冷凍サイクルには、可燃性または弱燃性冷媒を用いたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる自動販売機の実施の形態を説明する。なお、以下に説明する実施の形態において、上述した従来の技術と対応する部分には同一の符号を用い、且つ、従来の技術と実質的に同一の部分は説明を省略する。
(実施の形態1)図1、2は、本発明の請求項1、2に記載する発明に対応する自動販売機の正面図であり、図3は、冷凍回路図、図4〜8は、ホット、コールド販売モードに対応するヒートポンプ式冷凍機による運転モードの説明図を示す。従来例での自動販売機と異なる点は、仕切隔壁1aが1枚で構成され、商品室4Bの両側に選択的に取り付けられる構造となっている。また、図3で示すように庫内熱交換器が7A、7Cの2基で構成されて、従来技術の図23と比較して少ない配管で冷凍回路が構成されている。
【0017】
かかる構成において、すべての商品コラムの商品を冷却する場合には、図1または図2のどちらかに図示される位置に断熱仕切壁1aを装着し、図3に示す電磁弁10a、10b、10c、10d、10hを開放し、電磁弁10e、10f,10iを閉止する。冷媒は、図4の太線で示すように流れ、庫内熱交換器7A,および7Cが蒸発器として庫内を冷却する。
商品コラム5A、5Bの商品を冷却、商品コラム5Cの商品を加熱する場合には、図1に示すように商品コラム5Bと商品コラム5Cとの間に断熱仕切壁1aを装着し、図5に示す電磁弁10c、10d、10f,10iを開放し、電磁弁10a、10b、10eを閉止する。冷媒は、図5の太線で示すように流れ、庫内熱交換器7Aは蒸発器として商品コラム5A、5Bの商品を冷却し、庫内熱交換器7Cは凝縮器として、商品コラム5Cの商品を加熱する。加熱側の商品室が所定の温度に達したときは、加熱運転を中止し、冷却運転を継続する。具体的には、図6に示すように電磁弁10c、10d、10hを開放し、電磁弁10a、10b、10e、10f,10gを閉止すれば、庫内熱交換器7Aは蒸発器として商品コラム5A、5Bの商品を冷却し、庫内熱交換器7Cは運転を停止する。
また反対に、冷却側の商品室が所定の温度に達したときは、冷却運転を中止し、加熱運転を継続する。具体的には、図7に示すように電磁弁10e、10f,10gを開放し、電磁弁10a、10b、10c、10d、10hを閉止すれば、庫内熱交換器7Cは凝縮器として商品コラム5Cの商品を加熱し、庫内熱交換器7Aは運転を停止する。かかる運転の制御は、自動販売機内に設置された図示していないコントローラにより行われる。
【0018】
また、図8に示すように電磁弁10c、10d、10f,10hを開放し、電磁弁10a、10b、10e、10gを閉止すれば、庫内熱交換器7Aは蒸発器として商品コラム5A、5Bの商品を冷却し、庫内熱交換器7Cは凝縮器として商品コラム5Cの商品を加熱する運転を行っても良い。この場合には、室外熱交換器8bが凝縮器として作用するため、凝縮能力が増加をし、庫内熱交換器7Aの冷却能力も増加することになる。
また、商品コラム5Aの商品を冷却し、商品コラム5B、5Cの商品を加熱する場合には、図2に示すように商品コラム5Aと商品コラム5Bとの間に断熱仕切壁1aを装着すれば、上記と同様の運転方法で冷却/加熱制御が出来る。
【0019】
また、断熱仕切壁1aを商品コラム5A内の中間に配置することにより、冷却、加熱の商品コラム数をさらにきめ細かく替える事ができる。
かかる構成にすることにより、2つの庫内熱交換器にて配管構成を少なく低コストを図るとともに、ヒートポンプによる排熱を庫内の加熱に利用する省エネ効果を達成することができる。
(実施の形態2)図9、10は、本発明の請求項3、4に記載する発明に対応する自動販売機の実施例を示す庫内冷却/加熱装置の構成配置図であり、図11は、循環ダクトを上側より見た循環ダクト、シャッター部の説明図、図12〜15は、シャッターの開閉のよる冷気、暖気の流れを示す説明図、図16〜19は、冷凍回路図を示す。従来例での自動販売機と異なる点は、循環ダクトが前後2列の構成であり、各ダクトの入口・出口にシャッターが配置され、該ダクト内には庫内熱交換器が配置されている点である。また、図16の冷凍回路図は、図3に示す実施例1の場合と比較して電磁弁10a、10bおよび逆支弁が省略された簡素な構造である。
【0020】
具体的な循環ダクトの構造を以下に説明する。図9において、24Dは、前側に位置する循環ダクトで、その内部に蒸発器として冷却を行なう庫内熱交換器7Dが配置された冷却ダクトであり,24Eは、後側の循環ダクトで、ヒートポンプ作用により凝縮器として加熱する庫内熱交換器7Eが配置されている加熱ダクトである。25は、冷却、加熱の両ダクトの入口部に設置され、庫内商品室からの循環空気を吸入または遮断する入口シャッターであり、26は、該入口シャッター25と図示していない機構で連動して開閉する出口シャッターである。28は、冷却、加熱の両ダクトから流入された循環空気が各庫内商品室へ流出するダクト出口を示す。図9の例は、加熱運転の状態を示し、冷却ダクト24Dがシャッター25,26により通路を遮断され、循環空気は、矢印で示すように加熱ダクト24E、庫内熱交換器7Eを通過して、ダクト出口28より庫内商品室へ流出する。図10の例では、加熱ダクト24Eが遮断され、循環空気が冷却ダクト24Dを通過する冷却運転の状態を示す。図11は、循環ダクトを上方より見た図であり、シャッター25は、各庫内商品室に対応してそれぞれ1個両ダクトの中間に回動可能に配置され、冷却ダクト24Dまたは加熱ダクト24Eのいずれか一方を通過させ、他方を遮断する構造をしている。冷却ダクト24D内の内部の構造を図12(a)に示す。27は、循環ダクトの各庫内商品室に対応した入口部、28は、入口部27より流入した循環空気が庫内熱交換器7Dを通過するように入口循環ダクト24D内配置した遮蔽壁である。すなわち、冷却ダクト24Dは、各庫内商品室の循環ダクトの入口部27A,27B,27Cから流入した循環空気が庫内熱交換器7Dにて冷却され、各ダクト出口28A,28B,28Cへ流出させる一体構造のダクトである。加熱ダクト24Eも同様の構造である。
【0021】
かかる構成において、各運転モード時の動作を説明する。3室の商品コラムの商品を冷却する場合(CCC運転)には、図17に示すように電磁弁10c、10d、10hを開放し、電磁弁10e、10f,10gを閉止することで、冷媒を図17の太線で示すように流し、庫内熱交換器7Dが蒸発器となり冷却運転させる。循環ダクトにおいては、図12(a)、(b)に図示されるようにシャッター25をすべて加熱循環ダクト24E側に倒し、冷却循環ダクト24Dの入口出口をすべて開放する。このことにより、冷却風は図12(a)の太線の矢印で示すように各商品室の商品を冷却することが出来る。
【0022】
また、商品室4A,4Bがコールド運転、4Cがホット運転であるCCH運転では、図18に示すように電磁弁10c、10d、10f,10hを開放し、電磁弁10e、10gを閉止することで、冷媒を図18の太線で示すように流し、庫内熱交換器7Dが蒸発器となり冷却運転をさせ、庫内熱交換器7Eが凝縮器となり加熱運転をさせる。循環ダクトにおいては、図13(a)、(b)に図示されるように冷却運転をする庫内商品室4A,4Bのシャッター25A,25Bを加熱循環ダクト24E側に倒し、加熱運転する庫内商品室4Cのシャッター25Cの冷却循環ダクト24D側に倒す。このことにより、冷却風は図13(a)の太線の矢印で示すように庫内商品室の商品4A,4Bを冷却し、加熱風は図13(b)の破線の矢印で示すように庫内商品室4Cの商品を加熱することが出来る。冷却側の商品室が所定の温度に達したときは、冷却運転を中止し、加熱運転を継続する。具体的には、図19で示すように電磁弁10e、10f,10gを開放し、電磁弁10c、10d、10hを閉止することで、冷媒を図19の太線で示すように冷媒を流し、庫内熱交換器7Eが凝縮器となり加熱運転をさせる。また、逆に加熱側の商品室が所定の温度に達し、冷却側の商品室の運転を継続する時には、図17の冷媒運転モードとすれば良い。
【0023】
また、同様にCHH運転では、図14(a)、(b)に示すようにシャッター25を開閉し、図18の冷媒運転モードとすれば良い。同様にCHC運転では、図15(a)、(b)に示すようにシャッター25を開閉し、図18の冷媒運転モードとすれば良い。
また、シャッター機構は、冷却、加熱の両ダクトをスライドさせて開閉する方式でも、冷却、加熱の両ダクトそれぞれに独立して開閉する方式でも良い。
かかる構成にすることにより、3室の庫内商品室を季節の需要に応じた各種の運転モードで運転し、2つの庫内熱交換器にてさらに配管構成を少なくして低コストを図るとともに、ヒートポンプによる排熱を庫内の加熱に利用することによる省エネ効果を達成することができる。
【0024】
また、使用冷媒を可燃性または弱燃性冷媒のプロパン,イソブタンなどの自然冷媒とすることにより、フロン系冷媒に比べて凝縮温度が高いことから商品を加熱するエネルギー効率が高く、またフロン冷媒を使用しないことから地球のオゾン層の破壊を防ぐことができる。また、可燃性または弱燃性冷媒では、配管の接続部等よりの漏れに注意を払う必要があるが、本発明の構成によれば、配管構成が簡素化されるために、安全性の高い自動販売機を提供することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1,2に記載の発明の自動販売機によれば、2つの庫内熱交換器にて配管構成を少なく低コストを図るとともに、ヒートポンプによる排熱を庫内の加熱に利用する省エネ効果を達成することができる。
また、請求項3、4に記載の本発明の自動販売機によれば、前後2列の循環ダクトを配置し各種の運転モードに応じてシャッターにより通路を切り替えることにより、季節の需要に応じた各種の運転モードで運転し、2つの庫内熱交換器にてさらに配管構成を少なくして低コストを図るとともに、ヒートポンプによる排熱を庫内の加熱に利用する省エネ効果を達成することができる。
【0026】
また、請求項5に記載の本発明の自動販売機によれば、可燃性または弱燃性冷媒のプロパン,イソブタンなどの自然冷媒を使用することにより、エネルギー効率が高く、また地球のオゾン層の破壊を防ぐことができる。また、配管構成が簡素化されるために、配管の接続部等よりの漏れに対する安全性の高い自動販売機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に対応する自動販売機で右側に仕切り板を置いた場合の正面図。
【図2】本発明の実施例1に対応する自動販売機で左側に仕切り板を置いた場合の正面図。
【図3】本発明の実施例1に対応する自動販売機の冷凍回路図。
【図4】本発明の実施例1に対応する冷凍回路によるCC運転モードの説明図。
【図5】本発明の実施例1に対応する冷凍回路によるCH運転モードの説明図。
【図6】本発明の実施例1に対応する冷凍回路によるCH運転にてCのみ稼動モードの説明図。
【図7】本発明の実施例1に対応する冷凍回路によるCH運転にてHのみ稼動モードの説明図。
【図8】本発明の実施例1に対応する冷凍回路による別のCH運転のモードの説明図。
【図9】本発明の実施例2に対応する自動販売機の庫内冷却/加熱装置の加熱側ダクトを開放した時における構成配置図。
【図10】本発明の実施例2に対応する自動販売機の庫内冷却/加熱装置の冷却側ダクトを開放した時における構成配置図。
【図11】本発明の実施例2に対応する自動販売機の循環ダクトを上側より見た循環ダクト、シャッター部の説明図。
【図12】本発明の実施例2に対応する自動販売機の2列の循環ダクト、シャッター部の断面を示し、(a)はCCC運転時の冷却ダクト、(b)はCCC運転時の加熱ダクトに関する循環空気の流れの説明図。
【図13】本発明の実施例2に対応する自動販売機の2列の循環ダクト、シャッター部の断面を示し、(a)はCCH運転時の冷却ダクト、(b)はCCH運転時の加熱ダクトに関する循環空気の流れの説明図。
【図14】本発明の実施例2に対応する自動販売機の2列の循環ダクト、シャッター部の断面を示し、(a)はCHH運転時の冷却ダクト、(b)はCHH運転時の加熱ダクトに関する循環空気の流れの説明図。
【図15】本発明の実施例2に対応する自動販売機の2列の循環ダクト、シャッター部の断面を示し、(a)はCHC運転時の冷却ダクト、(b)はCHC運転時の加熱ダクトに関する循環空気の流れの説明図。
【図16】本発明の実施例2に対応する自動販売機の冷凍回路図。
【図17】本発明の実施例2に対応する自動販売機のCCC運転時における冷媒の流れの説明図。
【図18】本発明の実施例2に対応する自動販売機のCCH運転時における冷媒の流れの説明図。
【図19】本発明の実施例2に対応する自動販売機の加熱運転のみにおける冷媒の流れの説明図。
【図20】本発明の実施対象となるホット・アンド・コールド自動販売機の概要構成を示
す側視断面図。
【図21】図20の庫内正面図。
【図22】図20における庫内冷却/加熱装置の従来例の構成配置図。
【図23】図22の冷凍回路図。
【図24】図23の冷凍回路によるCCC運転モードの説明図で、(a) は冷凍回路の冷媒
の流れを表す図、(b) は運転制御のタイムチャートを表す図。
【図25】図23の冷凍回路おけるCCH運転モードに対応した冷媒の流れを表す図。
【図26】図25と異なる運転状態のCCH運転モードに対応した冷媒の流れを表す図。
【図27】図26とさらに異なる運転状態のCCH運転モードに対応した冷媒の流れを表
す図。
【図28】図23の冷凍回路おけるCHH運転モードに対応した冷媒の流れを表す図。
【図29】図28と異なる運転状態のCHH運転モードに対応した冷媒の流れを表す図。
【図30】図29とさらに異なる運転状態のCCH運転モードに対応した冷媒の流れを表
す図。
【図31】庫内冷却/加熱装置の基本的な運転制御系統を表すブロック図。
【図32】従来における庫内冷却/加熱装置の制御装置を表すブロック図。
【図33】図32の制御装置のフローチャートを表す図。
【符号の説明】
1 自動販売機のキャビネット
1a 仕切隔壁
4A,4B,4C 商品室
5 商品コラム
7 庫内冷却/加熱装置の庫内ユニット
7a 庫内熱交換器
7c 庫内ファン
8 庫内冷却/加熱装置の室外ユニット
8a 圧縮機
8b 室外熱交換器
8c 室外ファン
9 膨張機構
11 商品
13 庫内ユニットに配した温度センサ
24 循環ダクト
24D 冷却循環ダクト
24E 加熱循環ダクト
25 入口シャッター
26 出口シャッター
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホット商品とコールド商品を併売するホット・アンド・コールド自動販売機に装備したヒートポンプ式の庫内冷却/加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように頭記したホット商品とコールド商品を併売する従来のホット・アンド・コールド自動販売機は、断熱筐体になる本体キャビネットの庫内を複数の商品室に仕切った上で、各商品室に商品コラムと併せて冷却器(冷凍機の蒸発器),ヒータ,および庫内ファンを組合せた庫内冷却/加熱装置を設置し、ホット商品,コールド商品の販売モードに合わせて前記冷却器で冷却した庫内空気(冷気),もしくはヒータで加熱した庫内空気(暖気)を庫内に循環送風して商品コラムに収納した商品を冷却,ないし加温して販売するようにしている。
【0003】
また、近年になりオゾン層保護および温暖化防止の環境問題から冷凍機の冷媒としてフロン系冷媒の使用が規制されており、自動販売機においても、庫内冷却装置の冷凍機として自然冷媒(HC系冷媒)を採用した冷凍機が採用されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
次に、従来例として、発明者等が現在開発を進めているヒートポンプ式の庫内冷却/加熱装置を搭載した自動販売機の構成,運転動作を図8〜図21で説明する。
まず、図20,図21に自動販売機の全体構成を示す。図において、1は断熱筐体になる自動販売機の本体キャビネット、2は前面外扉、2aは商品取出口、3は断熱内扉、4は商品収納庫、4A〜4Cは商品収納庫4に仕切隔壁1aで画成された商品室、5は各商品室に搭載した商品コラム、6は商品搬出シュータ、7は商品室4A〜4Cの庫内底部に配置した庫内冷却/加熱装置の庫内ユニット、24は庫内循環空気を庫内ユニットに戻す循環ダクト、8は本体キャビネット1の底部側に画成した機械室に配置した室外ユニット(冷凍機のコンデンシングユニット)である。なお、図示例では、商品室4Aはコールド専用室、4B,4Cはホット・アンド・コールド室として後記のようにコールド商品,ホット商品を販売するようにしている。
【0004】
また、図22は前記した庫内冷却/加熱装置の詳細構造図、図23はその冷凍回路図であり、前記の庫内ユニット7は庫内熱交換器7a,補助ヒータ(電熱ヒータ)7b,庫内ファン7cを組合せて風胴に収設した構成になり、図21で示すように商品室2A〜2Cに1基ずつ配置されている。一方、室外ユニット8は圧縮機8a,室外熱交換器8b,室外ファン8cを図示のように前後に並べて本体キャビネット1の機械室に収設されており、室外ファン8cの送風により外扉2の下部に開口する吸気口2bから取り込んだ外気を図示矢印の方向に流して室外熱交換器8b,圧縮機8aを通風し、本体キャビネット1の背面に開口する排気口1bから機外に排気するようにしている。また、室外ユニット8と各商品室に配した庫内ユニット7を結ぶ冷媒管路には、図23の冷凍回路で示すように冷媒膨張機構(膨張弁)9,電磁弁10,および回路内の要所に逆止弁11を接続してヒートポンプ式の冷凍回路を構成している。なお、図中に表した記号7A,7B,7Cはそれぞれ商品室4A,4B,4Cに配置した庫内ユニットを表している。
【0005】
上記の構成で、商品室4A〜4Cごとに定めたホット,コールド販売モードに合わせて後記のように冷凍機を運転し、庫内熱交換器7aと熱交換した冷気,暖気を庫内ファン7cの送風により商品室を循環通風して商品コラム5(図20,21参照)に収納した商品12を冷却,もしくは加熱して販売する。
次に、商品室4A〜4Cでのホット,コールド販売モードに対応するヒートポンプ式冷凍機の運転モードを図24〜図30で説明する。なお、各図の冷凍回路には符号を付してないが図23に準ずるものとし、図中の太線は冷媒の通流,細線は冷媒の非通流状態を、矢印は冷媒の通流方向を表している。また、各運転モードの図中に表示した記号Cはコールド運転,Hはホット運転を表し、例えばCCCは図21に示した3室の商品室4A〜4Cが全てコールド運転、CCHは2室がコールド運転,1室がホット運転である状態を表している。
【0006】
また、図31は庫内冷却/加熱装置の制御系統図、図32はその制御装置のブロック図、図33はホット運転モードに対応する制御のフローチャートであり、図24〜図30に示す各運転モードでは、庫内の各商品室に配した庫内温度センサの検出信号を庫内温度情報として、コントローラからの指令により圧縮機,ヒータ,室外ファン,庫内ファン,電磁弁をON/OFF制御して各商品室の庫内温度をコールド商品,ホット商品の販売適温に保つようにしている。
まず、図24(a)、(b)に、3室の商品室4A〜4Cを全て冷却してコールド商品を販売する運転モード(CCC運転)に対応する冷凍回路の冷媒の流れ、および庫内温度の推移とこれに対応する冷凍機制御動作のタイムチャートを示す。なお、図中のA,B,Cはそれぞれ商品室4A,4B,4Cに対応する庫内温度の時間的な変化、ON点,OFF点はそれぞれ庫内温度設定値の上限,下限を表している。このCCC運転モードでは、各商品室に配した庫内ユニット7A〜7Cの庫内熱交換器7aが全て蒸発器,室外ユニット8の室外熱交換器8bを凝縮器として、庫内熱交換器で庫内から吸熱した熱を室外熱交換器より自動販売機外に放熱している。
【0007】
図25は商品室4A,4Bがコールド運転,4Cがホット運転の運転モード(CCH運転1)であり、この運転モードでは庫内ユニット7A,7Bの庫内熱交換器が蒸発器として庫内を冷却し、庫内ユニット7Cの庫内熱交換器が凝縮器として庫内ユニット7A,7Bの庫内熱交換器で吸熱した熱を放熱して庫内を加熱しており、室外ユニット8の熱交換器は休止(冷媒の通流停止)している。
図26はCCH運転モードで商品室4Cの加熱要求がない運転状態(CCH運転2)を表し、この運転状態では庫内ユニット7Cの庫内熱交換器が休止し、室外ユニット8の室外熱交換器を凝縮器として庫内ユニット7A,7Bの庫内熱交換器で吸熱した熱を室外に放熱している。
【0008】
図27はCCH運転モードで商品室4A,4Bの冷却要求がない運転状態(CCH運転3)であり、この運転状態では庫内ユニット7A,7Bの庫内熱交換器が休止、庫内ユニット7Cの庫内熱交換器が凝縮器として庫内に放熱し、室外ユニット8の室外熱交換器が蒸発器として吸熱している。
図28は商品室4Aがコールド運転,4B,4Cがホット運転の運転モード(CHH運転1)であり、この運転モードでは庫内ユニット7Aの庫内熱交換器が蒸発器として庫内を冷却し、庫内ユニット7B,7Cの庫内熱交換器が凝縮器として放熱しており、室外ユニット8の熱交換器は休止(冷媒の通流停止)している。
【0009】
図29はCHH運転モードで商品室4Aの冷却要求がない運転状態(CHH運転2)を表し、この運転状態では庫内ユニット7Aの庫内熱交換器が休止、庫内ユニット7B,7Cが凝縮器として庫内に放熱し、室外ユニット8の室外熱交換器が蒸発器として吸熱している。
図30はCHH運転モードで商品室4B,4Cの加熱要求がない運転状態(CHH運転3)を表し、この運転状態では庫内ユニット7B,7Cの庫内熱交換器が休止、庫内ユニット7Aの庫内熱交換器が蒸発器として吸熱し、室外ユニット8の室外熱交換器が凝縮器として室外に放熱している。
【0010】
上記のように図24のCCC運転モード1を除き、図25〜図30のCCH運転モードもしくはCHH運転モードでは、ホット運転(H)に対応する庫内ユニット7の庫内熱交換器7aが凝縮器として庫内に放熱する。一方、室外ユニット8の室外熱交換器8bについては、図24のCCC運転モード1,図26のCCH運転2,図30のCHH運転3の状態では凝縮器として放熱し、図27のCCH運転3,図29のCHH運転2では逆に蒸発器として室外から吸熱するなど、そのときの自動販売機の販売モードに合わせて庫内熱交換器,室外熱交換器が凝縮器として放熱したり、放熱器として吸熱したりする。そして、個々の運転モードでは、各商品室の庫内温度情報を基に図31〜図33で示すようにコントローラで圧縮機,庫内ファン,ヒータをON/OFF制御して庫内温度をコールド商品,ホット商品の販売適温に保つようにしている。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−106983号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
通常使用される多くの飲料自動販売機は、複数(多くは3室)の商品室を有し、季節ごとの需要に応じてそれぞれの商品室を加熱室または冷却室に切替えて運転されるため、前述のようにヒートポンプ式の冷凍機を自動販売機の庫内冷却/加熱装置として使用するためには、冷却回路が複雑になり、コストアップになるという欠点がある。
また一方で、近年は、脱フロン、省エネルギーなど環境に考慮した自動販売機の要求が高く、従来のフロン冷媒から炭化水素などの自然冷媒に切替えることが進められている。しかし、炭化水素などの自然冷媒は、可燃性または弱燃性の特性を有し、配管の接続部から漏れによる火災、爆発等が危惧される。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、低コストで、環境にやさしく、消費電力を低減でき、しかも安全性に優れた自動販売機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機は、商品を収納する商品コラムを左右に複数併設した断熱構造の商品収納庫と、該商品収納庫内に商品室を左右に区画形成する断熱仕切壁と、前記商品室に庫内熱交換器、庫内ファン、循環ダクトで商品室を循環空気で商品コラムの商品を冷却または加熱する庫内冷却加熱ユニットと、圧縮機、冷媒膨張機構、室外熱交換器、室外ファンを組み合わせて該商品収納庫外に設置する室外冷却ユニットと、該庫内熱交換器をヒートポンプ作用として使用する自動販売機において、前記庫内熱交換器が2基より構成することを特徴とする
また、本発明の請求項2に係る自動販売機は、上記請求項1において、前記商品収納庫内にて前記断熱仕切壁が前記商品コラム間を挿脱自在に設置されることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項3に係る自動販売機は、上記請求項1において、前記循環ダクトが前記商品収納庫内の背面に前後方向に2列に配置され、各該循環ダクトの内部において前記庫内熱交換器が配設され、該循環ダクトの入口部より流入する前記循環空気が該庫内熱交換器を通過するように流路構成がされ、かつ該循環ダクトの入口出口において前記商品室を冷却もしくは加熱に切り替えに対応して開放閉止する通路開閉手段を有することを特徴する。
また、本発明の請求項4に係る自動販売機は、上記請求項3において、前記通路開閉手段が、2列に配置された前記循環ダクトの入口出口を切り替えて使用することを特徴とする。
【0015】
また、本発明の請求項4に係る自動販売機は、上記請求項1ないし請求項4のいずれかににおいて、前記ヒートポンプの冷凍サイクルには、可燃性または弱燃性冷媒を用いたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる自動販売機の実施の形態を説明する。なお、以下に説明する実施の形態において、上述した従来の技術と対応する部分には同一の符号を用い、且つ、従来の技術と実質的に同一の部分は説明を省略する。
(実施の形態1)図1、2は、本発明の請求項1、2に記載する発明に対応する自動販売機の正面図であり、図3は、冷凍回路図、図4〜8は、ホット、コールド販売モードに対応するヒートポンプ式冷凍機による運転モードの説明図を示す。従来例での自動販売機と異なる点は、仕切隔壁1aが1枚で構成され、商品室4Bの両側に選択的に取り付けられる構造となっている。また、図3で示すように庫内熱交換器が7A、7Cの2基で構成されて、従来技術の図23と比較して少ない配管で冷凍回路が構成されている。
【0017】
かかる構成において、すべての商品コラムの商品を冷却する場合には、図1または図2のどちらかに図示される位置に断熱仕切壁1aを装着し、図3に示す電磁弁10a、10b、10c、10d、10hを開放し、電磁弁10e、10f,10iを閉止する。冷媒は、図4の太線で示すように流れ、庫内熱交換器7A,および7Cが蒸発器として庫内を冷却する。
商品コラム5A、5Bの商品を冷却、商品コラム5Cの商品を加熱する場合には、図1に示すように商品コラム5Bと商品コラム5Cとの間に断熱仕切壁1aを装着し、図5に示す電磁弁10c、10d、10f,10iを開放し、電磁弁10a、10b、10eを閉止する。冷媒は、図5の太線で示すように流れ、庫内熱交換器7Aは蒸発器として商品コラム5A、5Bの商品を冷却し、庫内熱交換器7Cは凝縮器として、商品コラム5Cの商品を加熱する。加熱側の商品室が所定の温度に達したときは、加熱運転を中止し、冷却運転を継続する。具体的には、図6に示すように電磁弁10c、10d、10hを開放し、電磁弁10a、10b、10e、10f,10gを閉止すれば、庫内熱交換器7Aは蒸発器として商品コラム5A、5Bの商品を冷却し、庫内熱交換器7Cは運転を停止する。
また反対に、冷却側の商品室が所定の温度に達したときは、冷却運転を中止し、加熱運転を継続する。具体的には、図7に示すように電磁弁10e、10f,10gを開放し、電磁弁10a、10b、10c、10d、10hを閉止すれば、庫内熱交換器7Cは凝縮器として商品コラム5Cの商品を加熱し、庫内熱交換器7Aは運転を停止する。かかる運転の制御は、自動販売機内に設置された図示していないコントローラにより行われる。
【0018】
また、図8に示すように電磁弁10c、10d、10f,10hを開放し、電磁弁10a、10b、10e、10gを閉止すれば、庫内熱交換器7Aは蒸発器として商品コラム5A、5Bの商品を冷却し、庫内熱交換器7Cは凝縮器として商品コラム5Cの商品を加熱する運転を行っても良い。この場合には、室外熱交換器8bが凝縮器として作用するため、凝縮能力が増加をし、庫内熱交換器7Aの冷却能力も増加することになる。
また、商品コラム5Aの商品を冷却し、商品コラム5B、5Cの商品を加熱する場合には、図2に示すように商品コラム5Aと商品コラム5Bとの間に断熱仕切壁1aを装着すれば、上記と同様の運転方法で冷却/加熱制御が出来る。
【0019】
また、断熱仕切壁1aを商品コラム5A内の中間に配置することにより、冷却、加熱の商品コラム数をさらにきめ細かく替える事ができる。
かかる構成にすることにより、2つの庫内熱交換器にて配管構成を少なく低コストを図るとともに、ヒートポンプによる排熱を庫内の加熱に利用する省エネ効果を達成することができる。
(実施の形態2)図9、10は、本発明の請求項3、4に記載する発明に対応する自動販売機の実施例を示す庫内冷却/加熱装置の構成配置図であり、図11は、循環ダクトを上側より見た循環ダクト、シャッター部の説明図、図12〜15は、シャッターの開閉のよる冷気、暖気の流れを示す説明図、図16〜19は、冷凍回路図を示す。従来例での自動販売機と異なる点は、循環ダクトが前後2列の構成であり、各ダクトの入口・出口にシャッターが配置され、該ダクト内には庫内熱交換器が配置されている点である。また、図16の冷凍回路図は、図3に示す実施例1の場合と比較して電磁弁10a、10bおよび逆支弁が省略された簡素な構造である。
【0020】
具体的な循環ダクトの構造を以下に説明する。図9において、24Dは、前側に位置する循環ダクトで、その内部に蒸発器として冷却を行なう庫内熱交換器7Dが配置された冷却ダクトであり,24Eは、後側の循環ダクトで、ヒートポンプ作用により凝縮器として加熱する庫内熱交換器7Eが配置されている加熱ダクトである。25は、冷却、加熱の両ダクトの入口部に設置され、庫内商品室からの循環空気を吸入または遮断する入口シャッターであり、26は、該入口シャッター25と図示していない機構で連動して開閉する出口シャッターである。28は、冷却、加熱の両ダクトから流入された循環空気が各庫内商品室へ流出するダクト出口を示す。図9の例は、加熱運転の状態を示し、冷却ダクト24Dがシャッター25,26により通路を遮断され、循環空気は、矢印で示すように加熱ダクト24E、庫内熱交換器7Eを通過して、ダクト出口28より庫内商品室へ流出する。図10の例では、加熱ダクト24Eが遮断され、循環空気が冷却ダクト24Dを通過する冷却運転の状態を示す。図11は、循環ダクトを上方より見た図であり、シャッター25は、各庫内商品室に対応してそれぞれ1個両ダクトの中間に回動可能に配置され、冷却ダクト24Dまたは加熱ダクト24Eのいずれか一方を通過させ、他方を遮断する構造をしている。冷却ダクト24D内の内部の構造を図12(a)に示す。27は、循環ダクトの各庫内商品室に対応した入口部、28は、入口部27より流入した循環空気が庫内熱交換器7Dを通過するように入口循環ダクト24D内配置した遮蔽壁である。すなわち、冷却ダクト24Dは、各庫内商品室の循環ダクトの入口部27A,27B,27Cから流入した循環空気が庫内熱交換器7Dにて冷却され、各ダクト出口28A,28B,28Cへ流出させる一体構造のダクトである。加熱ダクト24Eも同様の構造である。
【0021】
かかる構成において、各運転モード時の動作を説明する。3室の商品コラムの商品を冷却する場合(CCC運転)には、図17に示すように電磁弁10c、10d、10hを開放し、電磁弁10e、10f,10gを閉止することで、冷媒を図17の太線で示すように流し、庫内熱交換器7Dが蒸発器となり冷却運転させる。循環ダクトにおいては、図12(a)、(b)に図示されるようにシャッター25をすべて加熱循環ダクト24E側に倒し、冷却循環ダクト24Dの入口出口をすべて開放する。このことにより、冷却風は図12(a)の太線の矢印で示すように各商品室の商品を冷却することが出来る。
【0022】
また、商品室4A,4Bがコールド運転、4Cがホット運転であるCCH運転では、図18に示すように電磁弁10c、10d、10f,10hを開放し、電磁弁10e、10gを閉止することで、冷媒を図18の太線で示すように流し、庫内熱交換器7Dが蒸発器となり冷却運転をさせ、庫内熱交換器7Eが凝縮器となり加熱運転をさせる。循環ダクトにおいては、図13(a)、(b)に図示されるように冷却運転をする庫内商品室4A,4Bのシャッター25A,25Bを加熱循環ダクト24E側に倒し、加熱運転する庫内商品室4Cのシャッター25Cの冷却循環ダクト24D側に倒す。このことにより、冷却風は図13(a)の太線の矢印で示すように庫内商品室の商品4A,4Bを冷却し、加熱風は図13(b)の破線の矢印で示すように庫内商品室4Cの商品を加熱することが出来る。冷却側の商品室が所定の温度に達したときは、冷却運転を中止し、加熱運転を継続する。具体的には、図19で示すように電磁弁10e、10f,10gを開放し、電磁弁10c、10d、10hを閉止することで、冷媒を図19の太線で示すように冷媒を流し、庫内熱交換器7Eが凝縮器となり加熱運転をさせる。また、逆に加熱側の商品室が所定の温度に達し、冷却側の商品室の運転を継続する時には、図17の冷媒運転モードとすれば良い。
【0023】
また、同様にCHH運転では、図14(a)、(b)に示すようにシャッター25を開閉し、図18の冷媒運転モードとすれば良い。同様にCHC運転では、図15(a)、(b)に示すようにシャッター25を開閉し、図18の冷媒運転モードとすれば良い。
また、シャッター機構は、冷却、加熱の両ダクトをスライドさせて開閉する方式でも、冷却、加熱の両ダクトそれぞれに独立して開閉する方式でも良い。
かかる構成にすることにより、3室の庫内商品室を季節の需要に応じた各種の運転モードで運転し、2つの庫内熱交換器にてさらに配管構成を少なくして低コストを図るとともに、ヒートポンプによる排熱を庫内の加熱に利用することによる省エネ効果を達成することができる。
【0024】
また、使用冷媒を可燃性または弱燃性冷媒のプロパン,イソブタンなどの自然冷媒とすることにより、フロン系冷媒に比べて凝縮温度が高いことから商品を加熱するエネルギー効率が高く、またフロン冷媒を使用しないことから地球のオゾン層の破壊を防ぐことができる。また、可燃性または弱燃性冷媒では、配管の接続部等よりの漏れに注意を払う必要があるが、本発明の構成によれば、配管構成が簡素化されるために、安全性の高い自動販売機を提供することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1,2に記載の発明の自動販売機によれば、2つの庫内熱交換器にて配管構成を少なく低コストを図るとともに、ヒートポンプによる排熱を庫内の加熱に利用する省エネ効果を達成することができる。
また、請求項3、4に記載の本発明の自動販売機によれば、前後2列の循環ダクトを配置し各種の運転モードに応じてシャッターにより通路を切り替えることにより、季節の需要に応じた各種の運転モードで運転し、2つの庫内熱交換器にてさらに配管構成を少なくして低コストを図るとともに、ヒートポンプによる排熱を庫内の加熱に利用する省エネ効果を達成することができる。
【0026】
また、請求項5に記載の本発明の自動販売機によれば、可燃性または弱燃性冷媒のプロパン,イソブタンなどの自然冷媒を使用することにより、エネルギー効率が高く、また地球のオゾン層の破壊を防ぐことができる。また、配管構成が簡素化されるために、配管の接続部等よりの漏れに対する安全性の高い自動販売機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に対応する自動販売機で右側に仕切り板を置いた場合の正面図。
【図2】本発明の実施例1に対応する自動販売機で左側に仕切り板を置いた場合の正面図。
【図3】本発明の実施例1に対応する自動販売機の冷凍回路図。
【図4】本発明の実施例1に対応する冷凍回路によるCC運転モードの説明図。
【図5】本発明の実施例1に対応する冷凍回路によるCH運転モードの説明図。
【図6】本発明の実施例1に対応する冷凍回路によるCH運転にてCのみ稼動モードの説明図。
【図7】本発明の実施例1に対応する冷凍回路によるCH運転にてHのみ稼動モードの説明図。
【図8】本発明の実施例1に対応する冷凍回路による別のCH運転のモードの説明図。
【図9】本発明の実施例2に対応する自動販売機の庫内冷却/加熱装置の加熱側ダクトを開放した時における構成配置図。
【図10】本発明の実施例2に対応する自動販売機の庫内冷却/加熱装置の冷却側ダクトを開放した時における構成配置図。
【図11】本発明の実施例2に対応する自動販売機の循環ダクトを上側より見た循環ダクト、シャッター部の説明図。
【図12】本発明の実施例2に対応する自動販売機の2列の循環ダクト、シャッター部の断面を示し、(a)はCCC運転時の冷却ダクト、(b)はCCC運転時の加熱ダクトに関する循環空気の流れの説明図。
【図13】本発明の実施例2に対応する自動販売機の2列の循環ダクト、シャッター部の断面を示し、(a)はCCH運転時の冷却ダクト、(b)はCCH運転時の加熱ダクトに関する循環空気の流れの説明図。
【図14】本発明の実施例2に対応する自動販売機の2列の循環ダクト、シャッター部の断面を示し、(a)はCHH運転時の冷却ダクト、(b)はCHH運転時の加熱ダクトに関する循環空気の流れの説明図。
【図15】本発明の実施例2に対応する自動販売機の2列の循環ダクト、シャッター部の断面を示し、(a)はCHC運転時の冷却ダクト、(b)はCHC運転時の加熱ダクトに関する循環空気の流れの説明図。
【図16】本発明の実施例2に対応する自動販売機の冷凍回路図。
【図17】本発明の実施例2に対応する自動販売機のCCC運転時における冷媒の流れの説明図。
【図18】本発明の実施例2に対応する自動販売機のCCH運転時における冷媒の流れの説明図。
【図19】本発明の実施例2に対応する自動販売機の加熱運転のみにおける冷媒の流れの説明図。
【図20】本発明の実施対象となるホット・アンド・コールド自動販売機の概要構成を示
す側視断面図。
【図21】図20の庫内正面図。
【図22】図20における庫内冷却/加熱装置の従来例の構成配置図。
【図23】図22の冷凍回路図。
【図24】図23の冷凍回路によるCCC運転モードの説明図で、(a) は冷凍回路の冷媒
の流れを表す図、(b) は運転制御のタイムチャートを表す図。
【図25】図23の冷凍回路おけるCCH運転モードに対応した冷媒の流れを表す図。
【図26】図25と異なる運転状態のCCH運転モードに対応した冷媒の流れを表す図。
【図27】図26とさらに異なる運転状態のCCH運転モードに対応した冷媒の流れを表
す図。
【図28】図23の冷凍回路おけるCHH運転モードに対応した冷媒の流れを表す図。
【図29】図28と異なる運転状態のCHH運転モードに対応した冷媒の流れを表す図。
【図30】図29とさらに異なる運転状態のCCH運転モードに対応した冷媒の流れを表
す図。
【図31】庫内冷却/加熱装置の基本的な運転制御系統を表すブロック図。
【図32】従来における庫内冷却/加熱装置の制御装置を表すブロック図。
【図33】図32の制御装置のフローチャートを表す図。
【符号の説明】
1 自動販売機のキャビネット
1a 仕切隔壁
4A,4B,4C 商品室
5 商品コラム
7 庫内冷却/加熱装置の庫内ユニット
7a 庫内熱交換器
7c 庫内ファン
8 庫内冷却/加熱装置の室外ユニット
8a 圧縮機
8b 室外熱交換器
8c 室外ファン
9 膨張機構
11 商品
13 庫内ユニットに配した温度センサ
24 循環ダクト
24D 冷却循環ダクト
24E 加熱循環ダクト
25 入口シャッター
26 出口シャッター
Claims (5)
- 商品を収納する商品コラムを左右に複数併設した断熱構造の商品収納庫と、該商品収納庫内に商品室を左右に区画形成する断熱仕切壁と、前記商品室に庫内熱交換器、庫内ファン、循環ダクトで商品室を循環空気で商品コラムの商品を冷却または加熱する庫内ユニットと、圧縮機、冷媒膨張機構、室外熱交換器、室外ファンを組み合わせて該商品収納庫外に設置する室外ユニットと、該庫内熱交換器をヒートポンプ作用として使用する自動販売機において、
前記庫内熱交換器が2基より構成することを特徴とする自動販売機。 - 前記商品収納庫内にて前記断熱仕切壁が前記商品コラム間を挿脱自在に設置されることを特徴とした請求項1に記載の自動販売機。
- 前記循環ダクトが前記商品収納庫内の背面に前後方向に2列に配置され、各該循環ダクトの内部において前記庫内熱交換器が配設され、該循環ダクトの入口部より流入する前記循環空気が該庫内熱交換器を通過するように流路構成がされ、かつ該循環ダクトの入口出口において前記商品室を冷却もしくは加熱に切り替えに対応して開放閉止する通路開閉手段を有することを特徴とした請求項1に記載の自動販売機。
- 前記通路開閉手段が、2列に配置された前記循環ダクトの入口出口を切り替えて使用することを特徴とした請求項3に記載の自動販売機。
- 前記ヒートポンプの冷凍サイクルには、可燃性または弱燃性冷媒を用いたことを特徴とした請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の自動販売機。
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