JP2002195724A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2002195724A
JP2002195724A JP2000388645A JP2000388645A JP2002195724A JP 2002195724 A JP2002195724 A JP 2002195724A JP 2000388645 A JP2000388645 A JP 2000388645A JP 2000388645 A JP2000388645 A JP 2000388645A JP 2002195724 A JP2002195724 A JP 2002195724A
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JP
Japan
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refrigerant
refrigerator
evaporator
compartment
refrigerating
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JP2000388645A
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English (en)
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Hiroaki Matsushima
弘章 松嶋
Taichi Tanaami
太一 店網
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可燃性冷媒を用い、冷媒漏れによる引火、火災
の発生を防止する冷蔵庫を提供する。 【解決手段】冷蔵室と冷凍室を有する冷蔵庫において、
容量可変圧縮機21と、凝縮器22と、冷媒の流れを制
御する切替弁36と、冷凍室側減圧装置28と、冷凍室
側蒸発器29と、冷蔵室側減圧装置25と、冷蔵室側蒸
発器26とを有し内部に冷媒を封入して構成した冷凍サ
イクル20と、冷凍サイクル20を制御する制御器50
を備え、容量可変圧縮機21の回転数が低い場合、切替
弁36の切り替えにより、冷蔵室蒸発器26と冷凍室蒸
発器29とに交互に冷媒を流すように構成した冷蔵庫で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫に係り、特
に、冷蔵室及び冷凍室にそれぞれ蒸発器を設けた冷蔵庫
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オゾン層保護から、冷凍サイクル
に使用されていた冷媒CFC(クロロフルオロカーボ
ン)−12あるいはHCFC(ハイドロクロロフルオロ
カーボン)−22といった塩素原子を含んだ冷媒が規制
され、オゾン層破壊能力のない冷媒HFC(ハイドロフ
ルオロカーボン)、例えばHFC−134aに切替えら
れている。しかし、HFC冷媒は地球の温暖化への影響
はCFCに比べると小さいものの、温暖化を促進する性
質があり、より環境への影響が少ない冷媒が望まれてい
る。地球環境への影響の少ない冷媒としてイソブタンあ
るいはプロパンのような炭化水素冷媒が考えられるが、
可燃性があり、冷媒がもれた場合には火災の危険性があ
る。このために、可燃性冷媒を使用した冷蔵庫では、例
えば特開平08−178481号に記載のように冷媒漏
れ検知手段を設け、冷媒漏れを検出すると警報を発した
り、あるいは送風機を運転し、冷媒の拡散を促進する方
法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、冷蔵庫の電源が投入されている場合は、冷媒漏れ
を検知でき、さらに冷媒漏れを少なくしあるいは拡散に
より火災を防止することができるが、保管中等の冷蔵庫
の電源が入っていない場合には考慮されていなかった。
【0004】本発明の第1の目的は、可燃性冷媒を用い
た冷蔵庫で、冷媒量を少なくし、冷媒漏れが生じても漏
れ量を少なくし、電源が投入されていない場合でも火災
の危険性を回避できる冷蔵庫を提供することにある。本
発明の第2の目的は、冷蔵庫内部で高温が発生する除霜
時に該冷蔵庫内部の冷凍サイクル内の冷媒を冷蔵庫内部
の外に回収する事により、除霜時の冷媒漏れを少なくし
た冷蔵庫を提供することにある。本発明の第3の目的
は、冷蔵庫内部で冷媒漏れを生じても、漏れた冷媒を外
部に流出させ、前記冷蔵庫内部に滞留する冷媒量を少な
くした冷蔵庫を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、容量
可変圧縮機と、凝縮器と、冷媒の流れを制御する制御弁
と、冷凍室側減圧装置と、冷凍室側蒸発器と、冷蔵室側
減圧装置と、冷蔵室側蒸発器とを環状に接続し、内部に
冷媒を封入して構成した冷凍サイクルと、前記冷凍サイ
クルを制御する制御装置を備え、前記容量可変圧縮機の
回転数が規定回転数より低い場合、前記制御弁の切り替
えにより、前記冷蔵室蒸発器と前記冷凍室蒸発室とに交
互に冷媒を流すように構成したことにより達成すること
ができる。
【0006】上記第2の目的は、前項いずれか一項に記
載の冷蔵庫において、前記冷蔵室側に除霜ヒータと、前
記冷凍室側に除霜ヒータとを設け、前記両除霜ヒータに
通電する前に、前記制御弁を閉じ、一定時間、前記圧縮
機を駆動し、前記冷媒を凝縮器に回収した後、前記両除
霜ヒータに通電するようにしたことにより達成すること
ができる。
【0007】上記第3の目的は、前項いずれか一項に記
載の冷蔵庫において、前記両蒸発器の下部にもドレン排
出孔を設けると共に、前記両蒸発器へ流入する空気を該
両蒸発器の下端より高い位置から下方に導く通風路を設
け、前記両蒸発器を下部から上部に空気を流すようにし
たことにより達成することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】〔実施の形態 1〕以下、本発明
を1実施の形態を図1乃至図5を参照して説明する。図
1は本発明の1実施形態に係る冷蔵庫の構成図、図2は
本発明の1実施形態に係る冷蔵庫の冷凍サイクル構成
図、図3は本発明の1実施形態に係る冷蔵庫の冷却時の
各要素の動作を示すタイムチャート、図4は本発明の1
実施形態に係る冷蔵庫の除霜時の各要素の動作を示すタ
イムチャート、図5は本発明の1実施形態に係る冷蔵庫
の冷凍サイクルの動作点を示すモリエル線図である。
【0009】図1において、冷蔵庫1は、前面が開口し
た縦長矩形状の断熱箱体2に、上段から順に、第1の冷
蔵室3、第2の冷蔵室5及び第1の冷凍室7、第2の冷
凍室9とから構成されている。前記断熱箱体2の開口し
た前面には、内部を冷蔵温度(3〜8℃)に保冷する前
記第1の冷蔵室3を開閉するヒンジ式の断熱扉4と、野
菜等を保存する前記第2の冷蔵室5を開閉するための引
出式の断熱扉6と、前記第1の冷凍室7を開閉するため
の引出式の断熱扉8と、前記第2の冷凍室9を開閉する
ための引出式の断熱扉10が設けられている。前記第1
の冷蔵室3と前記第2の冷蔵室5とは、前記両冷蔵室
3、5を連通する連通孔42を設けた第1の仕切板11
で上下で区画され、前記第2の冷蔵室5と前記第1の冷
凍室7とは、前記断熱箱体2と連続している第2の仕切
板12により仕切られている。
【0010】また、第1の冷蔵室3は、棚板3a、3b
により上下に複数に仕切られ、下部に冷蔵部3c、3d
が設けられている。該冷蔵部3c、3dは、凍らない程
度に冷凍するものである。前記第1の冷蔵室3の背面側
部分には、背面板41が断熱箱体2の背部内面と適宜な
間隔をおいて冷蔵室冷気通路40を構成するように設け
られ、前記背面板41には前記冷蔵室冷気通路40と第
1の冷蔵室3とを連通させる複数の冷蔵室冷気吹出し口
41aが設けられている。
【0011】前記第2の冷蔵室5の背面部には、断熱箱
体2の背部内面と適宜な間隔をおいて仕切られた空間を
形成する冷蔵室側蒸発器カバー47が設けられており、
該冷蔵室側蒸発器カバー47は第1の冷蔵室3の背面板
41と連続している。前記仕切られた空間には冷蔵室側
蒸発器26が設けられ、該冷蔵室側蒸発器26の上部の
位置にはモータで駆動される冷蔵室側送風機27が設け
られている。前記空間の下部の位置には冷蔵室側除霜ヒ
ータ33が設けられており、冷蔵室から戻る空気の温度
を検出する冷蔵室温度検出器54が、前記冷蔵室側蒸発
器26には冷蔵室側蒸発器温度検出器55(いずれの温
度検出器も図2参照)がそれぞれ設けられている。前記
冷蔵室側蒸発器カバー47との間に風路を構成する分岐
板47aには、冷気が上方から下方に流れるように冷蔵
室冷気戻り口43が設けられている。
【0012】また、第1の冷凍室7及び第2の冷凍室9
の背面には、断熱箱体2の背部内面との間に仕切られた
空間を形成するように冷凍室冷気通路44が設けられて
いる。前記仕切られた空間には冷凍室側蒸発器29が設
けられており、その上部の位置にはモータで駆動される
冷凍室側送風機30が設けられ、下方の位置には、冷凍
室側除霜ヒータ34が設けられている。また、冷凍室の
空気温度を検出する冷凍室温度検出器57が設けられて
いる。
【0013】さらに、前記冷凍室側蒸発器29には冷凍
室側蒸発器温度検出器56(いずれの温度検出器も図2
参照)が設けられている。さらに、冷凍室冷気通路44
には、上部には第1及び第2の冷凍室へ冷気を吹き出す
複数の冷凍室冷気吹出し口45、下部には第2の冷凍室
からの冷気を戻すため、冷凍室冷気戻り口46が設けら
れている。
【0014】断熱箱体2の背面下端部には、容量可変圧
縮機21と該容量可変圧縮機21の前方底部には凝縮器
22が設けられ、さらに、該凝縮器22を冷却する凝縮
器送風機23が設けられている。前記冷蔵室側蒸発器2
6及び冷凍室側蒸発器29において生ずる除霜水を前記
容量可変圧縮機21の上方に設けられた蒸発皿15まで
排出するため、冷蔵室側ドレン排出口13および冷凍側
ドレン排出口14がそれぞれ前記冷蔵室側蒸発器26及
び冷凍室側蒸発器29の下方に設けられている。
【0015】また、図2に示されている冷凍サイクルを
制御する制御装置50及び冷蔵室側減圧装置25、冷凍
側減圧装置28並びに該制御装置50により冷媒の流れ
を開閉する開閉弁35、冷媒を前記冷蔵室側減圧装置2
5と前記冷凍側減圧装置28とに切換える切替弁36、
余剰冷媒を貯溜するアキュムレータ31が設けられてお
り、前記圧縮器21、凝縮器22等の冷蔵庫1の内部に
取り付けられている機器とは図示しない配管(図2参
照)で接続されている。
【0016】制御器50には、凝縮器送風機23、冷蔵
室側送風機27、冷凍室側送風機30、冷蔵室側除霜ヒ
ータ33、冷凍室側除霜ヒータ34、開閉弁35、切替
弁36、インバータ回路51、冷蔵室温度検出器54、
冷蔵室側蒸発器温度検出装置55、冷凍室側蒸発器温度
検出装置57、各扉開閉検出装置(図示せず)等が接続
され、制御されるようになっている。
【0017】図2に示す冷蔵庫1の内部を冷却するため
の冷凍サイクル20は、制御器50により制御され、イ
ンバータ回路51により回転数を可変にできる圧縮機2
1から吐き出された冷媒が、凝縮器22内の凝縮パイプ
(図示せず)を通り、次で、冷蔵庫1内で、各冷蔵庫扉
4、6及び各冷凍庫扉8、10との接触部の近傍に設け
た防露パイプ37を通り、前記冷媒の流れを制御する開
閉弁35および該冷媒の流れを冷蔵室側減圧装置25と
冷凍室側減圧装置29とへ切り替える切替弁36を通
り、前記切替弁36により冷凍室側減圧装置29に切替
えられた場合の冷媒の流れは、冷凍室減圧装置(冷凍室
側キャピラリチューブという)28を経て冷凍室側蒸発
器29に入る。冷凍室側蒸発器29に入った冷媒は、余
剰冷媒を溜めるアキュームレータ31、冷凍室側キャピ
ラリチューブ28との熱交換用ガス配管32を経て再び
圧縮機21に戻る。
【0018】一方、切替弁36により冷蔵室側に切替え
られた場合の冷媒の流れは、冷蔵室減圧装置(冷蔵室側
キャピラリチューブという)25を経て冷蔵室側蒸発器
26を通り、冷凍室側蒸発器29に入る。冷凍室側蒸発
器29に入った冷媒は、余剰冷媒を溜めるアキュームレ
ータ31、冷蔵室側キャピラリチューブ25との熱交換
用ガス配管32を経て再び圧縮機21に戻る。なお、熱
交換用ガス配管32は、冷蔵室側キャピラリチューブ2
5及び冷凍室側キャピラリチューブ28のそれぞれと熱
交換できるように位置されている。
【0019】次に、図1を参照して冷気サイクルを説明
する。冷蔵室側蒸発器26により生成された冷気は、冷
蔵室側送風機27により冷蔵室冷気通路40を経て冷蔵
室冷気吹出し口41から第1の冷蔵室3に入り、仕切板
11の連通孔12を通り、第2の冷蔵室5に入り、冷蔵
室冷気戻り口43を上方から下方に向かい前記冷蔵室側
蒸発器カバー47の下端まで下降し、前記冷蔵室側蒸発
器26の表面を通過し、再び強い冷気となり、前記冷蔵
室側送風機28で送り出される。
【0020】また、前記冷凍室側蒸発器29によつて生
成された冷気は、前記冷凍室側送風機30が駆動される
ことにより、前記冷凍室冷気吹出し口45から、第1の
冷凍室7及び第2の冷凍室9へ吹出し、内部を冷却す
る。第1の冷凍室7へ吹出した冷気は第2の冷凍室9を
経て、また、第2の冷凍室9へ吹出した冷気は、直接第
2の冷凍室9の底部からそれぞれ上方に流れ、冷凍室冷
気戻り口46から冷凍室側蒸発器29の下部へ戻り、冷
凍室側蒸発器29で熱交換され、再び強い冷気となる。
【0021】以上のように構成した冷蔵庫の動作を図3
に示すタイムチャートを用いて説明する。図3におい
て、冷蔵室温度検出器54により検出された冷蔵室温度
が上昇し、時間=t0において、設定値T2になると、
冷蔵室冷却運転になる。制御器50により開閉弁35は
開、切替弁36は冷蔵室側キャピラリチューブ25側に
なり、圧縮機21、凝縮器送風機23、冷蔵室側送風機
27が駆動される。
【0022】圧縮機21の回転数は、冷蔵室温度検出器
54で検出した温度と設定温度から制御器50で算出さ
れ、規定回転数n以下である。冷凍サイクル20内の冷
媒は圧縮機21が駆動されると、該圧縮機21内で高
圧、高温のガス冷媒となり、凝縮器22に送られる。該
凝縮器22内で、凝縮器送風機22により送風された空
気に放熱し、さらに防露パイプ37で放熱することによ
り液冷媒となり、開閉弁35、切替弁36を通り、冷蔵
室側キャピラリチューブ25に送られる。
【0023】冷蔵室側キャピラリチューブ25では、液
冷媒が熱交換用ガス配管32と熱交換しながら減圧し、
冷蔵室側蒸発器26内に送り込まれる。送り込まれた液
冷媒は、冷蔵室側送風機27によつて、冷蔵室側蒸発器
26の表面を流れる冷気を熱交換することによりさらに
冷却し、液冷媒自身は、蒸発してガス冷媒となり、冷凍
室側蒸発器29、アキュームレータ31を通り、圧縮機
21に戻る。
【0024】冷蔵室温度検出装置54で検出された温度
が時間=t0′で、設定値T1になると、冷蔵室冷却運
転を停止する。この時、冷蔵室側送風機27は冷蔵室側
蒸発器26を除霜(後述)するために、冷蔵室冷却運転
終了後も一定時間d1間だけ駆動する(図示は時間t
0′+d1まで運転していることを示す)。
【0025】一方、冷凍室温度検出器57で検出された
冷凍室温度が時間=t0′で、設定値T3を越えてT4
になると、冷凍室冷却運転になる。制御器50により開
閉弁35は開、切替弁36は冷凍室側キャピラリチュー
ブ28側になり、圧縮機21、凝縮器送風機23、冷凍
室側送風機30が駆動される。
【0026】冷凍サイクル20内の冷媒は圧縮機21が
駆動されると、該圧縮機21内で高圧、高温のガス冷媒
となり凝縮器22に送られ、該凝縮器22内で凝縮器送
風機23により送風された空気に放熱し、さらに防露パ
イプ37で放熱することにより液冷媒となり、開閉弁3
5、切替弁36を通り、冷凍室側キャピラリチューブ2
8に送られる。
【0027】冷凍室側キャピラリチューブ28では、液
冷媒は熱交換用ガス配管32と熱交換しながら減圧し、
冷凍室側蒸発器29内で冷凍室側送風機30により冷凍
室側蒸発器29を流れる空気と熱交換することにより蒸
発し、ガス冷媒となりアキュームレータ31を通り圧縮
機21に戻る。
【0028】冷凍室温度検出装置57で検出された温度
がt0″で、設定値T3になると、冷凍室冷却運転を停
止する。圧縮機21、凝縮器送風機23、冷凍室側送風
機30が停止し、切替弁36は冷蔵室側キャピラリチュ
ーブ25側に切替えられる。
【0029】しかし、時間t0″+d2で、冷蔵室温度
が、冷蔵室温度検出器54により設定温度T1より高く
なっていることを検出し、圧縮機21、凝縮器送風機2
3、冷蔵室側送風機27が駆動される。時間t1後に設
定温度T1に達し、冷蔵室側送風機27を停止させる。
【0030】時間t1において、冷凍室温度が、冷凍室
温度検出器57により設定温度T3より高いT4になっ
ていることを検出し、切替弁36が冷凍室側キャピラリ
チューブ28側に切替えられ、引続き圧縮機21、凝縮
器送風機23が駆動され、さらに冷凍室側送風機30が
駆動される。
【0031】冷凍室温度がT4から設定温度T3に降下
している途中で、時間t2において、冷蔵室扉開閉、冷
凍室扉開閉等により、冷蔵室温度検出器54及び冷凍室
温度検出器55で検出された温度が同時にそれぞれ設定
温度T1、T3を超えた時は、制御器50により圧縮機
21の回転数が設定回転数n以上に駆動され、冷蔵室及
び冷凍室が同時に冷却運転になる。
【0032】冷蔵室及び冷凍室同時運転時は、開閉弁3
5は開、切替弁36は冷蔵室側キャピラリチューブ25
側になり、圧縮機21、凝縮器送風機23、冷蔵室側送
風機27、冷凍室側送風機30が駆動される。冷媒は、
圧縮機21内で高圧、高温のガス冷媒となり、凝縮器2
2に送られる。
【0033】凝縮器22内では、凝縮器送風機22によ
り送風された空気に放熱し、さらに防露パイプ37で放
熱することにより液冷媒となり、開閉弁35、切替弁3
6を通り、冷蔵室側キャピラリチューブ25に送られ
る。冷蔵室側キャピラリチューブ25では、液冷媒はガ
ス配管32と熱交換しながら減圧し、冷蔵室側蒸発器2
6内で冷蔵室側送風機27により冷蔵室側蒸発器26の
表面を流れる冷気と熱交換することにより一部蒸発し、
気液2相の冷媒で冷凍室側蒸発器29に送られ、冷凍室
側蒸発器29を流れる冷気と熱交換することにより残り
の液冷媒が蒸発器、ガス冷媒となってアキュームレータ
31を通り圧縮機21に戻る。
【0034】このことにより、冷蔵室及び冷凍室が同時
に冷却されると共に、冷蔵室側蒸発器26及び冷凍室側
蒸発器29内の冷媒が気液2相となるが、図5のモリエ
ル線図に示すように圧縮機22が高速になっているため
に、蒸発圧力が低く、冷蔵室側蒸発器26及び冷凍室側
蒸発器29内のボイド率が低く、冷媒量の増加は少な
い。なお、前記モリエル図とは、比エンタルピーを座標
軸の一つに選んだ蒸気線図であり、図5では、エンタル
ピー対圧力の関係を示している。
【0035】また、圧縮機21の温度が高くなることに
より、凝縮器22内の冷媒量が低減し、さらに圧縮機2
1内に潤滑油として封入されている冷凍機油への冷媒溶
け込み量が少なくなり、冷蔵室冷却運転あるいは冷凍室
冷却運転時との必要冷媒量の差は小さく、不必要に冷媒
封入量を増加する必要はない。
【0036】時間t3において、冷蔵室温度および冷凍
室温度がそれぞれ一定の温度T2、T4以下になると、
圧縮機21の回転数が規定回転数nとなり、やがて規定
回転数n以下となり、冷凍室側送風機30も停止する。
【0037】時間t3′において、冷蔵室温度が設定温
度T1となり、冷凍室温度が設定温度T3以上となって
いる場合には、t3′+d1で冷蔵室側送風機27が停
止する。引続き、圧縮機21は規定回転数n以下、凝縮
器送風機23は駆動される。さらに、切替弁36は冷凍
室側キャピラリチューブ28側に切り替えられ、冷凍室
側送風機30も駆動され、冷凍室側のみの運転となる。
【0038】時間t4において、冷凍室温度がT2にな
ると、切替弁36も冷凍室側キャピラリチューブ25側
に切り替えられ、冷凍室側のみの運転を取りやめる。以
後のt5、t6、t7においては、t0以降を繰り返す
ことになる。
【0039】除霜時の動作について、図4を用いて説明
する。圧縮機21の運転時間と図示しない各扉開閉検出
器の開閉回数が設定値になると、冷蔵室側蒸発器26と
冷凍室側蒸発器29との除霜運転に入る。詳細は図示し
ないが、前記運転時間及び各扉開閉検出器の開閉回数
は、制御装置50により記憶させるようになっている。
この時、制御装置50からの信号により、冷蔵室側蒸発
器26の温度、冷蔵室側蒸発器29の温度等の冷凍サイ
クル20の状態に関係なく、冷蔵室側送風機27、冷凍
室側送風機30及び圧縮機21並びに凝縮器送風機23
が停止させる。
【0040】図4において、時刻td0で制御器50か
らの信号により冷凍サイクル20の開閉弁35が閉、凝
縮器送風機23、圧縮機21、冷蔵室側送風機27及び
冷凍室側送風機30が駆動される。このように、開閉弁
35が閉じられ、圧縮機21が所定の設定時間だけ運転
されることにより、冷蔵室側蒸発器26と冷凍室側蒸発
器29内の冷媒及び冷凍サイクル20内の冷媒を凝縮器
22内に回収される。
【0041】圧縮機21の運転時間が所定の設定値にな
る時刻td1で凝縮器送風機23、圧縮機21、冷蔵室
側送風機27及び冷凍室側送風機30が停止され、冷蔵
室側除霜ヒータ33、冷凍室側除霜ヒータ34に通電さ
れる。前記冷蔵室側除霜ヒータ33により冷蔵室側蒸発
器27、前記冷凍室側除霜ヒータ34により冷凍室側蒸
発器29が加熱され、霜を溶かすことにより温度が上昇
する。冷蔵室側蒸発器温度検出装置55で検出される温
度がT5になる時刻td2で冷蔵室側蒸発器26の除霜
が終了し冷蔵室側除霜ヒータ33への通電が停止され
る。
【0042】冷凍室側蒸発器温度検出装置56で検出さ
れる温度がT6になる時刻td3で冷凍室側蒸発器29
の除霜が終了し、冷凍室側除霜ヒータ34への通電が停
止される。冷蔵室側除霜ヒータ33、冷凍室側除霜ヒー
タ34両者への通電が停止すると、開閉弁35が開にな
り、凝縮器22内に滞留していた冷媒が冷蔵室側蒸発器
26と冷凍室側蒸発器29に流れ、冷凍サイクル20内
の圧力がほぼ一定になる時刻td4になると、制御器5
0からの信号により冷凍サイクル20が通常の冷却運転
にに戻される。なお、前記温度T5、T6は、前記図3
で説明したT1、T2、T3、T4に比較すると、高温
に設定されている。
【0043】以上のように本実施形態では、第1の冷蔵
室3及び第2の冷蔵室5を冷却する冷蔵室用蒸発器26
と第1の冷凍室7及び第2の冷凍室9を冷却する冷凍用
蒸発器29を設け、交互に運転することにより、冷媒が
流れる蒸発器を小形にすることができ、冷凍サイクル2
0内の冷媒量を少なくできる。また、冷蔵室及び冷凍室
を同時運転時は圧縮機の回転数が高いために必要冷媒量
の増加は少ない。
【0044】さらに、除霜運転時に除霜ヒータへの通電
の前に冷媒を凝縮器22に回収することにより、冷蔵室
用蒸発器26、冷凍用蒸発器29内に冷媒がなくなり、
冷蔵室側除霜ヒータ33あるいは冷凍室側除霜ヒータ3
3が高温になっても、漏れ冷媒への着火を防止できる。
また、蒸発器26、29内に冷媒が無いために、冷媒へ
の加熱がなくなり、除霜時間が短縮される。従って、可
燃性冷媒だけでなく、不燃性冷媒を用いた場合にも冷蔵
庫の消費電力量を削減できる効果がある。
【0045】一方、冷蔵室蒸発器26下部に冷蔵室側ド
レン排出孔13を設け、冷蔵室冷気戻り口43を冷蔵室
側蒸発器26の下端より上部に、また、冷凍室蒸発器2
9の下部に冷凍室側ドレン排出孔14を設け、冷凍室冷
気戻り口46を冷凍室側蒸発器29の下端より上部に設
けるているために、何らかの事故により冷蔵室蒸発器2
6あるいは冷凍室蒸発器29から冷媒が漏洩しても冷媒
は空気より重く、下部に流れるために、漏れた冷媒の大
部分は冷蔵室側ドレン排出孔13あるいは冷凍室側ドレ
ン排出孔14から外部に流出し、第1の冷蔵室3、第2
の冷蔵室5あるいは第1の冷凍室7、第2の冷凍室9へ
流出する冷媒を少なくできる。
【0046】〔実施の形態 2〕本発明に係る冷蔵庫の
他の実施形態を図6乃至図8を用いて説明する。図6は
本発明の他の実施形態に係る冷蔵庫の冷凍サイクルの構
成図、図7は、図6の実施形態に用いられる制御弁の断
面図、図8は図7の制御弁内の弁体停止位置の説明図で
ある。
【0047】図6において、図2の〔実施形態 1〕と
同一符号は同一機能、同一仕様の等価部材であり、再度
の説明は煩瑣となるので省略し、新たな符号のみを説明
する。冷蔵庫1の構成は、ほぼ同一であるので、再度の
説明を省略し、図6の冷凍サイクルを中心に説明する。
【0048】冷媒の流れを切替える制御弁60について
説明する。制御弁60は、扇状の弁体63を内有する円
筒状の筐体67と、前記扇状の弁体63と前記筐体67
の上面部を貫通する回転軸62を介して連結し、且つ前
記筐体67と一体的になっているステッピングモータ6
1とからなっている。前記筐体67の側面部に冷媒入口
64と、筐体67の底面部には冷蔵室側出口部65及び
冷凍室側出口部66が設けられている。前記扇状の弁体
63は前記ステッピングモータ61により回転軸62を
介して前記筐体67の底面部内面側を摺動しながら回転
し、前記弁体63の位置により、冷蔵室側出口部65及
び冷凍室側出口部66をそれぞれ開閉し及び両方とも閉
塞するようになっている。前記弁体63の開閉及び閉塞
の位置を図8の分図(a)、(b)、(c)に示してい
る。
【0049】前記の如き、制御弁60を組込んだ冷凍サ
イクルを有する冷蔵庫における動作を説明する。前記図
2の〔実施形態 1〕と同様に、冷蔵室冷却運転時は、
冷媒は、圧縮機21から吐き出され、凝縮器22、ドラ
イヤ37を通り制御弁60に入る。該制御弁60内の弁
体63は、制御器50の信号でステッピングモータ61
により図8分図(a)に示す冷蔵室運転位置に設定さ
れ、冷媒入口部64から制御弁60に流入した前記冷媒
は前記弁体63により冷凍室側出口66が閉じられてい
るために、冷蔵室側出口65を通り冷蔵室側キャピラリ
チューブ25に流れる。該冷蔵室側キャピラリチューブ
25に流れた冷媒は、冷蔵室側蒸発器25、冷凍室側蒸
発器29、アキュームレータ31、熱交換用ガス配管3
2を経て圧縮機21に戻る。即ち前記図2の〔実施形態
1〕の冷蔵室冷却運転時と同様になる。
【0050】同様に、冷凍室冷却運転時は、制御器50
により制御弁60内の弁体63がステッピングモータ6
1により図8分図(b)に示す如く、冷凍室運転位置に
設定され、圧縮機21から吐き出され、凝縮器22、ド
ライヤ37を通り、冷媒入口部64から制御弁60に流
入した冷媒は、前記弁体63により冷蔵室側出口65が
閉じられているために、冷凍室側出口66を通り冷凍室
側キャピラリチューブ28に流れる。次いで、冷凍室側
蒸発器29、アキュームレータ31、熱交換用ガス配管
32を経て圧縮機21に戻る。即ち前記図2の〔実施形
態 1〕の冷凍室冷却運転時と同様になる。
【0051】除霜時には、図8分図(c)に示す如く、
弁体63により冷蔵室側出口65及び冷凍室側出口66
の両方が閉塞され、冷媒が流れなくなる冷媒回収運転位
置に設定され。したがって、図2の〔実施形態 1〕の
除霜運転時の冷媒回収がなされる。引き続き、図2の
〔実施形態 1〕の図4に示されるタイムチャート同様
の操作により除霜運転が可能となる。このように制御弁
1個で冷蔵室冷却運転、冷凍室冷却運転、除霜運転が可
能になる。本実施形態においては、図2の〔実施形態
1〕と同様の動作を制御弁1個で可能となり、開閉弁3
5、切替弁36の設置スペースを小さくできる。
【0052】〔実施形態 3〕本発明に係る冷蔵庫のさ
らに他の実施形態を図9を用いて説明する。図9は、本
発明のさらに他の実施形態に係る冷蔵庫の冷凍サイクル
の構成図である。図9において、図2の〔実施形態
1〕と同一符号は、同一機能、同一仕様の等価品であ
り、再度の説明は煩瑣となるので省略し、新たな符号の
みを説明する。冷蔵庫の構成もほぼ同一であるので、冷
凍サイクルを中心に説明する。
【0053】図9において、38は切替弁36の冷凍室
側出口に設けた防露パイプ、39は防露パイプ38の出
口に設けたドライヤである。図9に示される冷凍サイク
ル20を有する冷蔵庫において、冷蔵室冷却運転は、制
御器50により開閉弁35は開とし、切替弁36は冷蔵
室側キャピラリチューブ25側になり、圧縮機21、凝
縮器送風機23、冷蔵室側送風機27が駆動される。圧
縮機21の回転数は、冷蔵室温度検出器54で検出した
温度と設定温度から制御器50で決定される。
【0054】冷凍サイクル20内の冷媒は、圧縮機21
が駆動されると、該圧縮機21内で高圧、高温のガス冷
媒となり、凝縮器22に送られる。該凝縮器22内で凝
縮器送風機23により送風された空気に放熱することに
より液冷媒となり、開閉弁35、切替弁36を通り、冷
蔵室側キャピラリチューブ25に送られる。
【0055】冷蔵室側キャピラリチューブ25で液冷媒
は、熱交換用ガス配管32と熱交換しながら減圧し、冷
蔵室側蒸発器26内で冷蔵室側送風機27により冷蔵室
側蒸発器26を流れる冷気と熱交換することにより蒸発
し、ガス冷媒となり冷凍室側蒸発器29、アキュームレ
ータ31を通り圧縮機21に戻る。このとき、防露パイ
プ38に液冷媒が流れないが、冷蔵室の温度は冷凍室の
温度に比べ高いために、冷蔵室冷却時の冷却能力が高く
なり、冷凍室冷却時間に比べ冷蔵室冷却時間は短くな
り、冷蔵庫内の結露は少ない。
【0056】一方、冷凍室冷却運転時は、制御器50に
より開閉弁35は開とし、切替弁36は冷凍室側キャピ
ラリチューブ28側になり、圧縮機21、凝縮器送風機
23、冷凍室側送風機30が駆動される。冷凍サイクル
20内の冷媒は、圧縮機21が駆動されると、該圧縮機
21内で高圧、高温のガス冷媒となり、凝縮器22に送
られる。
【0057】ガス冷媒は、凝縮器22内で凝縮器送風機
22により送風された空気に放熱し開閉弁35、切替弁
36を通り、さらに防露パイプ38を通って放熱するこ
とにより液冷媒となる。該液冷媒は、ドライヤ39で、
当該液冷媒中の水分が吸着された後、冷凍室側キャピラ
リチューブ28に送られる。
【0058】冷凍室側キャピラリチューブ28では、液
冷媒は、熱交換用ガス配管32と熱交換しながら減圧
し、冷凍室側蒸発器29内で冷凍室側送風機30により
冷凍室側蒸発器29を流れる冷気と熱交換することによ
り蒸発し、ガス冷媒となりアキュームレータ31を通
り、圧縮機21に戻り、図2の〔実施形態 1〕と同様
に、冷蔵室、冷凍室を冷却する。
【0059】冷蔵室冷却時の必要冷媒量は、起動時に冷
媒がより温度の低い冷凍室側蒸発器29に滞留している
ために、短時間で冷凍サイクル内の冷媒分布を適正にす
るためには冷凍室冷却時の必要冷媒量よりも多くなる。
防露パイプ38に流れる冷媒を冷凍室冷却時のみにする
事により、冷媒量を増加させることなく、短時間で冷凍
サイクルルの冷媒分布を適正にでき、冷蔵庫の消費電力
量を削減できる。
【0060】また、防露パイプ38は冷蔵庫自体を加熱
するために、一部の熱が冷蔵庫内部に漏洩し負荷の要因
になっているが、冷凍室冷却時のみに防露パイプ38に
冷媒を流すことにより、冷蔵庫内部への熱漏洩量を少な
くでき消費電力量を低減できる。さらにドライヤ39を
冷媒が液化しやすい防露パイプ出口に設けているため
に、ドライヤ39への冷媒ガスの流入が少なくなり、冷
媒流速が遅くなりドライヤ内の水分吸着剤の動きが少な
くなり摩耗粉の発生を防止できる。
【0061】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明に係る
冷蔵庫を、容量可変圧縮機と、凝縮器と、冷蔵室側減圧
装置と、冷凍側減圧装置と、冷蔵室側蒸発器と、冷凍室
側蒸発器と、冷蔵室側減圧装置と冷凍側減圧装置への冷
媒の流れを制御する制御弁とを接続し、内部に冷媒を封
入してなる冷凍サイクルを設けるとともに、圧縮機の運
転容量が設定値以下の場合、冷凍室と冷蔵室を交互に冷
却することにより、冷凍サイクルの冷媒量を少なくでき
る。また、冷蔵庫本体内に扉との接触部近傍に設けた防
露パイプを制御弁の出口側に設けることにより、冷媒量
をさらに少なくでき、可燃性冷媒が漏れた場合にも火災
の危険性を少なくできる。さらに、容量可変圧縮機と、
凝縮器と、冷蔵室側減圧装置と、冷凍側減圧装置と、冷
蔵室側蒸発器と、冷凍室側蒸発器と、冷蔵室側減圧装置
と冷凍側減圧装置への冷媒の流れを制御する制御弁とを
接続し、内部に可燃性冷媒を封入してなる冷凍サイクル
を設けるとともに、冷蔵室側除霜ヒータと、冷凍室側除
霜ヒータを設け、各除霜ヒータに通電する前に、制御弁
を閉じ、一定時間圧縮機を駆動した後、各除霜ヒータに
通電することにより、除霜中に冷蔵庫内部で冷媒漏れが
生じ除霜ヒータにより着火する事を防止できる。また、
蒸発器下部にドレン排出孔を設けるとともに、入口空気
を蒸発器下端より高い位置から、下部に導く通風路を設
け、蒸発器を下部から上部に空気を流すことにより、蒸
発器から冷媒漏れが生じても、ドレン排出孔から冷媒が
外部に流出し、冷蔵庫内部に滞留する漏れ冷媒を少なく
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る冷蔵庫の構成図であ
る。
【図2】本発明の1実施形態に係る冷蔵庫の冷凍サイク
ルの構成図である。
【図3】本発明の1実施形態に係る冷蔵庫の冷却時の各
要素の動作を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の1実施形態に係る冷蔵庫の除霜時の各
要素の動作を示すタイムチャートである。
【図5】本発明の1実施形態に係る冷蔵庫の冷凍サイク
ルの動作点を示すモリエル線図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る冷蔵庫の冷凍サイ
クルの構成図である。
【図7】図6の実施形態に用いられる制御弁の断面図で
ある。
【図8】図7の制御弁内の弁体停止位置の説明図であ
る。
【図9】本発明のさらに他の実施形態に係る冷蔵庫の冷
凍サイクルの構成図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫、2 断熱箱体、3 第1の冷蔵室、5 第
2の冷蔵室、7 第1の冷凍室、9 第2の冷凍室、1
3 冷蔵室側ドレン排出孔、14 冷凍室側ドレン排出
孔、20 冷凍サイクル、21 圧縮機、22 圧縮
器、25 冷蔵室側キャピラリチューブ、26 冷蔵室
側蒸発器、27 冷蔵室側送風機、28 冷凍室側キャ
ピラリチューブ、29 冷凍室側蒸発器、30 冷凍室
側送風機、33 冷凍室側除霜ヒータ、34 冷凍室側
除霜ヒータ、35 開閉弁、36 切替弁、37、39
防露パイプ、43 冷蔵室冷気戻り口、46 冷凍室
冷気戻り口、50 制御器、51 コンバータ回路、6
0 制御弁、61 ステッピングモータ、62 回転
軸、64 冷媒入口部、65 冷蔵室側出口部、66
冷凍室側出口部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容量可変圧縮機と、凝縮器と、冷媒の流れ
    を制御する制御弁と、冷凍室側減圧装置と、冷凍室側蒸
    発器と、冷蔵室側減圧装置と、冷蔵室側蒸発器とを有
    し、内部に冷媒を封入して構成した冷凍サイクルと、前
    記冷凍サイクルを制御する制御装置を備え、前記容量可
    変圧縮機の回転数が規定回転数より低い場合、前記制御
    弁の切り替えにより、前記冷蔵室蒸発器と前記冷凍室蒸
    発器とに交互に冷媒を流すように構成したことを特徴と
    する冷蔵庫。
  2. 【請求項2】容量可変圧縮機と、凝縮器と、冷媒の流れ
    を制御する制御弁と、冷凍室側減圧装置と、冷凍室側蒸
    発器とを環状に接続すると共に、前記制御弁と、前記冷
    凍室側蒸発器との間に、冷蔵室側減圧装置と、冷蔵室側
    蒸発器とを介装させ、内部に冷媒を封入して構成した冷
    凍サイクルと、前記冷凍サイクルを制御する制御装置を
    備え、前記冷凍室の冷凍温度と前記冷蔵室の冷蔵温度と
    に応じて、前記容量可変圧縮機の回転数を制御するとと
    もに規定回転数より低い場合、前記制御弁の切り替えに
    より、前記冷蔵室蒸発器と前記冷凍室蒸発器のいずれか
    一方に冷媒を流すように構成したことを特徴とする冷蔵
    庫。
  3. 【請求項3】容量可変圧縮機と、凝縮器と、冷媒の流れ
    を制御する制御弁と、冷凍室側減圧装置と、冷凍室側蒸
    発器とを環状に接続すると共に、前記制御弁と、前記冷
    凍室側蒸発器との間に、冷蔵室側減圧装置と、冷蔵室側
    蒸発器とを介装させ、内部に冷媒を封入して構成した冷
    凍サイクルと、前記冷凍サイクルを制御する制御装置を
    備え、 前記冷凍室の冷凍温度及び前記冷蔵室の冷蔵温度が共に
    設定値以上のときは、前記容量可変圧縮機の回転数を規
    定回転数よりあげると共に、前記制御弁の切り替えによ
    り前記冷蔵室側蒸発器に冷媒を流すように構成したこと
    を特徴とする冷蔵庫。
  4. 【請求項4】容量可変圧縮機と、凝縮器と、冷媒の流れ
    を制御する制御弁と、冷凍室側減圧装置と、冷凍室側蒸
    発器と、冷蔵室側減圧装置と、冷蔵室側蒸発器とを有
    し、内部に冷媒を封入して構成した冷凍サイクルと、前
    記冷凍サイクルを制御する制御装置を備え、 前記冷蔵室側に除霜ヒータと、前記冷凍室側に除霜ヒー
    タとを設け、前記両除霜ヒータに通電する前に、前記制
    御弁を前記冷蔵室蒸発器及び前記冷凍室蒸発器の両方に
    対して閉塞の位置とし、一定時間、前記圧縮機を駆動
    し、前記冷凍サイクル内の冷媒を凝縮器に回収したの
    ち、前記両除霜ヒータに通電するように構成したことを
    特徴とする冷蔵庫。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の冷蔵庫において、 前記制御弁は、前記冷蔵室蒸発器に対して前記冷媒が流
    れるように開の位置及び前記冷凍室蒸発器に対して前記
    冷媒が流れるように開の位置並びに前記両蒸発器に対し
    て前記冷媒が流れないように閉塞の位置がそれぞれ取れ
    るように構成したことを特徴とする冷蔵庫。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれか一項に記載の
    冷蔵庫において、 該冷蔵庫内に、当該冷蔵庫の断熱箱体と扉との接触部近
    傍に設けた防露パイプを前記制御弁の出口側に設けたこ
    とを特徴とする冷蔵庫。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の冷蔵庫において、 前記防露パイプ出口側に冷媒乾燥用のドライヤを設けた
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のいずれか一項に記載の
    冷蔵庫において、 前記冷媒には、可燃性冷媒を用いたことを特徴とする冷
    蔵庫。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8のいずれか一項に記載の
    冷蔵庫において、 前記両蒸発器の下部にドレン排出孔を設けると共に、前
    記両蒸発器へ流入する空気を該両蒸発器の下端より高い
    位置から下方に導く通風路を設け、前記両蒸発器に対し
    て下部から上部に空気を流すように構成したことを特徴
    とする冷蔵庫。
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