JP2004264971A - 操作装置、電子装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カードのスロットへの挿入を検出したときは(ステップS1のY)、カードに記録されているデジタル複写機に対する操作の内容をカード識別部で読み取って、RAMに記録する(ステップS2)。その後、スタートキーを押下すると(ステップS6のY)、RAMに記録したデジタル複写機に対する操作の内容をデジタル複写機のメイン制御装置に送信する。これにより、メイン制御装置では、カードから読み取った操作の内容を理解し、その操作の内容(「ソート」、「集約」、「拡大」、「縮小」など)を実行する。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、対象とする装置に対する操作を受け付けて、この受け付けた操作の内容を当該装置に送信する操作装置、並びに、この操作装置を備えた電子装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、電話番号を記録しているカードから電話番号を読み取って、その読み取った電話番号に発信する電話発信システムについて開示されている。
【0003】
また、特許文献2,3においても、カードから情報を読み取る技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−237353号公報
【特許文献2】
特開平8−241438号公報
【特許文献3】
特開2000−079744公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年、デジタル複写機等の電子装置は大型LCD(液晶ディスプレイ)を有し、その上にタッチパネルが実装したものが存在する。ユーザはLCD上の表示内容を確認し、選択したい機能の表示部分を触ることにより、タッチパネルにより位置が検出され、その機能の操作が選択され、設定される。
【0006】
しかしながら、健常者にとっては、表示内容を確認しながら機能を選択できるため非常に使いやすいが、弱視や全盲などの目の不自由な人にとっては、LCD上の表示内容を読み取ることが困難なため、必要な機能の操作を選択して設定することが困難であるという不具合がある。
【0007】
これに対し、特許文献1においては、電話を発信する際、電話番号を入力しなくともカードから読み取ることができるという点にとどまるものであり、デジタル複写機等の電子装置において、その装置の操作をタッチパネル等の操作を行わずに実行することはできない。
【0008】
また、特許文献1〜3に開示の技術では、必要な情報をカードに記憶しているため、その情報を別の場所でカード記録用の専用の記録装置によりカードに記録し、あるいは、操作の対象となるデジタル複写機等の電子装置において当該記録装置を備えていなければならず、煩雑であり、また、記録装置が必要となる分だけ製造コストが増大するという不具合もある。さらに、カードに記録された情報が破損した場合などには用いることができないという不具合もある。
【0009】
この発明の目的は、目の不自由なユーザでも容易に各種電子装置の操作を行うことができるようにすることである。
【0010】
この発明の別の目的は、この場合に、カードなどの記録媒体に記録するための専用の記録装置などを不要とし、また、これら記録媒体に記録した情報の破損にも対応できるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、所定の装置に対する操作を受け付けて、この受け付けた操作の内容を前記装置に送信する操作装置において、記録媒体に記録されている前記操作の内容を指示する情報を読み取る読取装置と、この読み取った情報を前記所定の装置に送信する送信手段と、を備えていることを特徴とする操作装置である。
【0012】
したがって、操作対象となる所定の装置に対する操作の内容を媒体から読み取って、その情報を操作対象となる所定の装置に送信するので、タッチパネル、ハードキーなどの手動操作を行うことなく装置の操作を実行することができ、目の不自由なユーザでも容易に装置の操作を行うことができる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の操作装置において、前記記録媒体の有無を検出する検出手段と、前記検出がなされたときは前記読取装置で読み取った前記操作の内容を指示する情報を読み上げる音声出力装置と、をさらに備え、前記送信手段は、前記読み上げの後に所定の操作を受け付けたことを条件に前記送信手段による前記送信を実行する、ことを特徴とする。
【0014】
したがって、記録媒体に記録されている操作の内容を音声で認識できるので、目の不自由なユーザが記録媒体の種類を誤ることがなく、また、記録媒体の種類をその形状や点字などにより触覚的に判別できない場合でも対応することができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の操作装置において、前記記録媒体に記録されている複数の前記操作の内容のうちいずれかを選択する操作を受け付ける受付手段をさらに備え、前記送信手段は、この受付けを行ったときは前記選択した操作の内容について前記送信手段による前記送信を実行する、ことを特徴とする。
【0016】
したがって、単一の記録媒体を用いて複数の操作内容から所望のものを選択することができるので、複数の記録媒体から必要な操作内容のものを選び出す煩雑な作業が不要となり、また、大量の記録媒体を保管するスペースも不要となる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、所定の装置に対する操作を受け付けて、この受け付けた操作の内容を前記装置に送信する操作装置において、記録媒体を読み取る読取装置と、不揮発性の記憶装置と、前記操作の内容を指示する情報を前記読取装置で記録情報が読み取り可能である特定の記録媒体と関連付けて前記記憶装置に記憶する関連付け手段と、前記読取装置で読み取った前記記録媒体と関連付けられて記憶されている前記操作の内容を指示する情報を読み出す読出し手段と、この読み出した情報を前記所定の装置に送信する送信手段と、を備えていることを特徴とする操作装置である。
【0018】
したがって、記録媒体に関連付けられている操作の内容を読み出して、その情報を操作対象となる所定の装置に送信するので、タッチパネル、ハードキーなどの手動操作を行うことなく装置の操作を実行することができ、目の不自由なユーザでも容易に装置の操作を行うことができる。また、その操作内容の情報は記録媒体からではなく本装置の記憶装置から読み出すので、記録媒体に記録するための専用の記録装置などを不要とし、また、これら記録媒体に記録した情報の破損にも対応できる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の操作装置において、前記関連付け手段は、前記記憶装置に前記記録媒体と関連付けられて記憶されている前記操作の内容を指示する情報が存在するときは当該情報を更新して、前記記録媒体と前記操作の内容を指示する情報とを関連付けて前記記憶装置に記憶する、ことを特徴とする。
【0020】
したがって、記憶装置に記憶されている操作の内容を更新することができる。
【0021】
請求項6に記載の発明は、本装置を前記所定の装置とする請求項1〜5のいずれかの一に記載の操作装置を、備えていることを特徴とする電子装置である。
【0022】
したがって、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ、複写機などの各種電子装置に本発明の操作装置を適用することができる。この電子装置は、画像データに基づいて媒体上に画像形成を行うプリンタエンジンと、本装置を前記所定の装置とする請求項1〜5のいずれかの一に記載の操作装置と、を備えていることを特徴とする画像形成装置とし(請求項7)、さらに、原稿の画像を読み取る画像入力装置をさらに備え、前記プリンタエンジンは、前記読み取り後の画像データに基づいて前記画像形成を行うこと、を特徴とする画像形成装置(請求項8)とすることもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】
[発明の実施の形態1]
本発明の一実施の形態を発明の実施の形態1として説明する。
【0024】
図1は、本実施の形態のデジタル複写機の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、このデジタル複写機1は、所定の装置や、本発明の電子装置、画像形成装置に相当し、原稿の画像を読み取る画像入力装置2と、この読み取った画像の画像データに対して各種の画像処理を施す画像処理装置3と、この画像処理後の画像データに基づいて転写紙などの媒体上に画像形成するプリンタエンジン4と、この画像形成装置4に転写紙を供給する給紙装置5と、デジタル複写機1の各種操作を受け付け、また、各種メッセージをLCD10(図2参照)に表示する操作装置6と、マイクロコンピュータを中心に構成され、デジタル複写機1の全体を集中的に制御するメイン制御装置7を備えている。なお、画像形成装置4の印刷方式は、電子写真方式のほか、インクジェット方式、昇華型熱転写方式、銀塩写真方式、直接感熱記録方式、溶融型熱転写方式などさまざまな方式を適用することができる。
【0025】
図2は、操作装置6の電気的な接続を示すブロック図であり、図3は、操作装置6の操作パネル面の平面図である。この操作装置6は、各種のメッセージを表示するLCD10と、LCD10上に実装されるタッチパネル11と、タッチパネル11以外のテンキーなどからなるハードキー12(スタートキー12aを含む)と、音声ガイダンスを出力するための音声合成回路13と、音声合成回路13で作成された音声ガイダンスの音声を出力するスピーカ14(音声合成回路13とスピーカ14とで音声出力装置を実現する)と、メイン制御装置7の制御を受けて、入力装置4の全体を集中的に制御するCPU15と、CPU15が実行する各種制御プログラムや音声合成のためのデータなどの固定データを格納するROM16と、CPU15の作業エリアとなる記憶装置であるRAM17と、スロット19に挿入された記録媒体となるカード21(図4参照)の記録内容を読み取る読取装置であるカード識別部18と、を備えている。さらに、メイン制御装置7の通信を行う図示しないインターフェイスも備えている。
【0026】
操作装置6には、図4に示すような複数枚のカード21が付属している。各々のカード21には、デジタル複写機1の異なる機能、例えば、「ソート」、「集約」、「拡大」、「縮小」などが割り当てられている。
【0027】
このカード21は、例えば磁気カードであって、この場合のカード識別部18は磁気カードリーダーであり、スロット19へ挿入されたカード21に磁気的に記録されている情報を読み取ることができる。この記録情報は、デジタル複写機1に対する操作の内容(「ソート」、「集約」、「拡大」、「縮小」など)を指示する情報である。
【0028】
カード21には、表面に「ソート」、「集約」、「拡大」、「縮小」といった操作の内容の名称22を印刷するほか、点字でもその内容を表示しておく。これにより、利用者はカード21の点字をなぞる、もしくは、印刷された機能の名称21により、当該カード21に磁気的に記録されているデジタル複写機1の操作の種類の判別が可能となる。
【0029】
次に、操作装置6が実行する処理の内容について、図5のフローチャートを参照して説明する。まず、CPU15は、カード21の挿入の有無をカード識別部18の周知の検出装置により検出して検出手段を実現でき、カード21のスロット19への挿入を検出したときは(ステップS1のY)、カード21に記録されているデジタル複写機1に対する操作の内容をカード識別部18で読み取って、RAM17に記録する(ステップS2)。また、タッチパネル11又はハードキー12の有効なキーにより、デジタル複写機1に対する操作がなされた場合も(ステップS3,S4)、カード21に記録されているデジタル複写機1に対する操作の内容をカード識別部18で読み取って、RAM17に記録する(ステップS5)。そして、スタートキー12aを押下すると(ステップS6のY)、ステップS2,S5でRAM17に記録したデジタル複写機1に対する操作の内容をメイン制御装置7に送信して、送信手段を実現する(ステップS7)。これにより、メイン制御装置7では、カード21から読み取った、あるいはタッチパネル11又はハードキー12で入力された操作の内容を理解し、その操作の内容(「ソート」、「集約」、「拡大」、「縮小」など)を実行することが可能となる。
【0030】
また、図5の処理に代えて図6の処理を実行するようにしてもよい。図6の処理が図5の処理と相違するのは、前述のステップS1〜S7の処理に、ステップS8〜S10を追加した点にある(ステップS1〜S7については、前述の説明と共通であるため、詳細な説明を省略する)。すなわち、CPU15は、カード21の挿入を検出したときに(ステップS1のY)、カード識別部18で読み取った操作の内容を音声合成回路13で音声にし、スピーカ14より出力することにより、ユーザに報知する(ステップS8)。これにより、「ソート」、「集約」、「拡大」、「縮小」などのカード21から読み取られた機能が読み上げられるので、ユーザは、読み上げられた操作内容が選択したものであった場合、テンキー12の“#”キーを押下して、その読み上げられた操作内容を選択する操作を行う(ステップS9のY)。このステップS9のYの操作がなされたことを条件に、カード21に記録されているデジタル複写機1に対する操作の内容をカード識別部18で読み取って、RAM17に記録するので(ステップS5)、その後のメイン制御装置7への送信(ステップS7)が実行可能となる。また、“#”キーが押下されることなく(ステップS9のN)、カード21がスロット19から引き抜かれたことを検出したときは(ステップS10のY)、ステップS3に移行する。
【0031】
なお、その後に異なる操作の内容を追加して設定したい場合には、カード21を抜き、追加したい機能のカード21を挿入して、前述と同様の処理を実行する。
【0032】
また、この例では、送信実行手段による操作内容の確定を“#”キーの押下としたが(ステップS9)、当然別のキーでも、あるいはタッチパネル11のキーの押下であっても構わない。あるいは音声認識機能を持たせ、音声による選択を行うことも当然可能である。
【0033】
設定する操作の内容が1つである場合には、カード21を挿入したままでスタートキー12aを押下することで、“#”キーなどを押下しなくても操作の内容が確定したとみなすこともできる。
【0034】
さらに、ステップS8では、操作内容を読み上げるだけではなく、その後に、『この機能でよろしいですか?よろしければ“#”キーを押してください』などという、操作を促すガイダンスメッセージをスピーカ14より出力することも好適である。
【0035】
図6の処理に代えて図7の処理を行うようにしてもよい。図7の処理が図6の処理と相違するのは、前述のステップS1〜S10の処理に、ステップS11〜S14を追加した点にある(ステップS1〜S10については、前述の説明と共通であるため、詳細な説明を省略する)。すなわち、CPU15は、カード21の挿入を検出したときに(ステップS1のY)、挿入されたカード21が、複数の操作の内容から実行したいものを選択できる機能を有するものであった場合(ステップS11のY)、その選択可能な操作の内容を音声合成回路13、スピーカ14により読み上げる(ステップS12)。
【0036】
例えば、拡大の機能を実行する操作の内容が記録され、その拡大のサイズを複数の選択肢から選択できるカード21が挿入された場合、『拡大です。A4をA3に拡大するには“1”を、A4をB4に拡大するには“2”を、B4をA3に拡大するには“3”を、その他の倍率の場合には“#”キーを押下後、倍率をテンキーで入力してください。キャンセルする場合には、カードを抜いてください』といったメッセージをスピーカ14より出力する。
【0037】
この場合に、例えば、“1”のテンキーが押下された場合には、『A4をA3に拡大、ですね?よろしければ、“#”キーを押してください』といったメッセージを出力し、操作内容の選択を確定させる“#”キーが押下されれば(ステップS13のY)、その操作の内容の選択で確定し(受付手段)、その確定した操作の内容がRAM17に記憶される(ステップS2)。また、カード21がスロット19から引き抜かれたときは(ステップS14のY)、ステップS3に進む。
【0038】
挿入されたカード21が、複数の操作の内容から実行したいものを選択できる機能を有するものでなかった場合には(ステップS11のN)、ステップS8に進み、図6の場合と同様の処理が実行される。
【0039】
この例では、テンキーで操作内容の選択を確定させるようにしたが、テンキー以外のハードキー12やタッチパネル11のキーを使用するようにしてもよい。あるいは、カード21の挿入時に『拡大です。A4をA3へ拡大します。その他の倍率へ変更するには、“*”キーを、この倍率でよければ、“#”キーを押してください』といったガイダンスを音声出力し、“*”キーが押されるごとに、選択肢を変更し、“#”キーで確定させるというような操作も好適である。
【0040】
[発明の実施の形態2]
本発明の別の実施の形態を発明の実施の形態2として説明する。
【0041】
本実施の形態におけるデジタル複写機1、操作装置6のハードウエア構成は、図8に示すように、操作装置6が不揮発性の記憶装置である不揮発性メモリ31を備えていること等以外は、図1〜図3を参照して説明した実施の形態1のものと同様であり、以下の説明では実施の形態1と同様の符号を用い、新たな図示や詳細な説明は省略する。
【0042】
次に、本実施の形態のデジタル複写機1が実行する処理の内容について説明する。
【0043】
このデジタル複写機1においても、前述の図5、図6又は図7の処理を実行する。よって、例えば、ソートと集約の操作を設定したい場合、「ソート」のカード21を挿入し、操作の内容を確定した後、「集約」のカード21を挿入し、さらに2枚集約、4枚集約等を選択し、設定することとなる。通常は、更に部数等を設定した後にスタートキー12aが押下されると、CPU15は設定された操作の内容をメイン制御装置7へ送信し、デジタル複写機1から指定部数がソートされて印刷出力される。
【0044】
この操作装置8においては、図4を参照して説明したカード21の他に、図9に示す特定カード32を用いることができる。この特定カード32は、カード21と同様に、記録されているデジタル複写機1の操作の内容をカード識別部18で読み取ることができるほかに、カード識別部18によりデジタル複写機1の操作の内容を新たに(例えば磁気的に)記録することもできる記録媒体である。この特定カード32においても、例えば、「特定カードA」や「特定カードB」のように名称33が印刷等がされているほか、他のカード21,32との違いが触覚的に分かるような形状とされ、あるいは点字印刷がなされている。
【0045】
次に、本デジタル複写機1に特有の処理の内容について、図10のフローチャートを参照して説明する。まず、図5、図6又は図7を参照して説明した一連の処理が終了した後などに、ユーザは、スロット19に特定カード32を挿入する。
【0046】
ユーザがスロット19に所定のカードを挿入したことを検出したときは(ステップS21のY)、このカードが特定カード32か否かを判断する(例えば、各カード21,32には、特定カード32であるか否かを示す情報を記録しておけば判断可能である)(ステップS22)。特定カード32ではない(ステップS22のN)、すなわち、通常のカード21であったときは、図5、図6又は図7に移行して(ステップS23)、一連の処理を終了する。
【0047】
特定カード32であったときは(ステップS22のY)、その特定カード32と関連付けて、デジタル複写機1の操作の内容を指定する情報が不揮発性メモリ31に記録されているか否かを判断し(この情報の記録については後述する)(ステップS24)、記録されていないときは(ステップS24のN)、音声合成回路13、スピーカ14により、『このカードには操作内容が登録されていません。現在の設定内容を登録しますか?』といったようなメッセージを発する(ステップS25)。ハードキー12、タッチパネル11などにより、ユーザが“はい”を選択すると(ステップS26のY)、RAM17に記録されているデジタル複写機1の現在の操作の内容を不揮発メモリ19に特定カード32と対応づけて記憶して関連付け手段を実現し(ステップS27)、一連の処理を終了する。この場合に、特定カード32の種類ごとにあらかじめ特定カード32に識別情報が記録されているとすれば、その識別情報と関連付けてデジタル複写機1の現在の操作の内容を不揮発メモリ19に記憶すればよい。
【0048】
そして、その後、同一の特定カード32をスロット19に挿入して、図10の処理が実行され、ステップS24で特定カード32に対応して登録された内容が存在していたときは(ステップS24のN)、『このカードには操作内容が登録されています。登録されている操作に設定しますか?』といったメッセージをスピーカ14より出力する(ステップS28)。このとき、あわせて記憶されている操作の内容を読み上げるようにしてもよい。そして、ユーザがタッチパネル11やハードキー12により“はい”を選択した場合には(ステップS29のY)、特定カード32に記憶された操作の内容が読み取られて、RAM17に記憶されることで、読出し手段を実現する(ステップS30)。そして、スタートキー12aの押下により(ステップS31のY)、RAM17に記憶されているデジタル複写機1の操作の内容がメイン制御装置7に送信され、これにより送信手段が実現されて(ステップS32)、その操作内容がデジタル複写機1で実行される。
【0049】
ステップS29で“いいえ”を選択した場合には(ステップS29のN)、『カードに対応した登録の内容を更新しますか?』などというメッセージを音声出力し(ステップS33)、ユーザが“はい”を選択すると(ステップS34のY)、RAM17に記憶されているデジタル複写機1の現在の操作内容で特定カード32に記憶する操作の内容を更新して、関連付け手段を実現する(ステップS35)。
【0050】
なお、S33〜S35の処理を実行せず、ステップS29のNの場合に一連の処理を終了させるようにしてもよい。
【0051】
このようにして、特定カード32にはさまざまなデジタル複写機1の操作の内容を登録し、また、それを更新することができる(図11参照)。
【0052】
また、図10の処理のほかに図12の処理を実行するようにしてもよい。すなわち、CPU15は、デジタル複写機1に対する何の操作も選択されていない初期状態にあるか否かを判断し(ステップS41)、このような初期状態にないときは(ステップS41のN)、前述の図10の処理に移行し(ステップS42)、一連の処理を終了する。このような初期状態にあるときは(ステップS41のY)、前述のステップS21〜S25,S31と同様の処理を実行し(ステップS42〜S47)、スタートキー12aが押下されることにより(ステップS48)、特定カード32と関連付けて不揮発性メモリ31に登録されている操作の内容を読み取って、メイン制御装置7に送信する(ステップS49)。
【0053】
なお、ステップS26,S29,S34などの“はい”“いいえ”の選択は、専用のキーを操作装置6のパネル上に設けておいてもいいし、例えば、テンキーの#キー、*キー等で代用することも可能である。
【0054】
以上説明した実施の形態1,2において、図5〜図7,図10、図11のいずれの処理においても、操作内容毎にカード21,32の形状や色を変えるなどして、カード21,32の区別がより付きやすくするようにしてもよい。
【0055】
また、カード21,32の記録方式はさまざまなものを用いることができる。前記の例では磁気カードとしたが、この他の例として、カード21,32の端部にはカード21,32毎に異なる櫛歯のような凹凸を形成し、カード識別部18側にはカード21,32の凹凸に対応する位置に微細なスイッチを並べた構成として、スロット19に挿入されたカード21,32の端部の凹凸で、この各スイッチがON/OFFされることにより、カード識別部18でカード21,32に記録されている情報を読み取るようにすることなども当然可能である。
【0056】
さらに、前述の例では、操作装置6はデジタル複写機1に用いられている例について説明したが、いうまでもなく本発明はこれに限定されるものではなく、各種プリンタ、スキャナ、ファクシミリなどの事務機器やその他の各種電子装置に適用することができる。
【0057】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明は、タッチパネル、ハードキーなどの手動操作を行うことなく装置の操作を実行することができ、目の不自由なユーザでも容易に装置の操作を行うことができる。
【0058】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、目の不自由なユーザが記録媒体の種類を誤ることがなく、また、記録媒体の種類をその形状や点字などにより触覚的に判別できない場合でも対応することができる。
【0059】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、複数の記録媒体から必要な操作内容のものを選び出す煩雑な作業が不要となり、また、大量の記録媒体を保管するスペースも不要となる。
【0060】
請求項4に記載の発明は、タッチパネル、ハードキーなどの手動操作を行うことなく装置の操作を実行することができ、目の不自由なユーザでも容易に装置の操作を行うことができる。また、その操作内容の情報は記録媒体からではなく本装置の記憶装置から読み出すので、記録媒体に記録するための専用の記録装置などを不要とし、また、これら記録媒体に記録した情報の破損にも対応できる。
【0061】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、記憶装置に記憶されている操作の内容を更新することができる。
【0062】
請求項6〜8に記載の発明は、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ、複写機などの各種電子装置に本発明の操作装置を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1であるデジタル複写機の概略構成を示すブロック図である。
【図2】デジタル複写機の操作装置の電気的な接続のブロック図である。
【図3】操作装置の操作パネル面の平面図である。
【図4】操作装置に用いるカードの平面図である。
【図5】操作装置が実行する処理のフローチャートである。
【図6】操作装置が実行する処理の別例のフローチャートである。
【図7】操作装置が実行する処理の別例のフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態2であるデジタル複写機の操作装置の電気的な接続のブロック図である。
【図9】操作装置に用いる特定カードの平面図である。
【図10】操作装置が実行する処理のフローチャートである。
【図11】特定カードに登録する操作内容の例を示す説明図である。
【図12】操作装置が実行する別の処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子装置、画像形成装置
2 画像入力装置
4 プリンタエンジン
13 音声出力装置
14 音声出力装置
18 読取装置
Claims (8)
- 所定の装置に対する操作を受け付けて、この受け付けた操作の内容を前記装置に送信する操作装置において、
記録媒体に記録されている前記操作の内容を指示する情報を読み取る読取装置と、
この読み取った情報を前記所定の装置に送信する送信手段と、
を備えていることを特徴とする操作装置。 - 前記記録媒体の有無を検出する検出手段と、
前記検出がなされたときは前記読取装置で読み取った前記操作の内容を指示する情報を読み上げる音声出力装置と、
をさらに備え、
前記送信手段は、前記読み上げの後に所定の操作を受け付けたことを条件に前記送信手段による前記送信を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の操作装置。 - 前記記録媒体に記録されている複数の前記操作の内容のうちいずれかを選択する操作を受け付ける受付手段をさらに備え、
前記送信手段は、この受付けを行ったときは前記選択した操作の内容について前記送信手段による前記送信を実行する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の操作装置。 - 所定の装置に対する操作を受け付けて、この受け付けた操作の内容を前記装置に送信する操作装置において、
記録媒体を読み取る読取装置と、
不揮発性の記憶装置と、
前記操作の内容を指示する情報を前記読取装置で記録情報が読み取り可能である特定の記録媒体と関連付けて前記記憶装置に記憶する関連付け手段と、
前記読取装置で読み取った前記記録媒体と関連付けられて記憶されている前記操作の内容を指示する情報を読み出す読出し手段と、
この読み出した情報を前記所定の装置に送信する送信手段と、
を備えていることを特徴とする操作装置。 - 前記関連付け手段は、前記記憶装置に前記記録媒体と関連付けられて記憶されている前記操作の内容を指示する情報が存在するときは当該情報を更新して、前記記録媒体と前記操作の内容を指示する情報とを関連付けて前記記憶装置に記憶する、ことを特徴とする請求項4に記載の操作装置。
- 本装置を前記所定の装置とする請求項1〜5のいずれかの一に記載の操作装置を、備えていることを特徴とする電子装置。
- 画像データに基づいて媒体上に画像形成を行うプリンタエンジンと、
本装置を前記所定の装置とする請求項1〜5のいずれかの一に記載の操作装置と、
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 原稿の画像を読み取る画像入力装置をさらに備え、
前記プリンタエンジンは、前記読み取り後の画像データに基づいて前記画像形成を行うこと、
を特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003052738A JP2004264971A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | 操作装置、電子装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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-
2003
- 2003-02-28 JP JP2003052738A patent/JP2004264971A/ja active Pending
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US8488788B2 (en) | 1999-11-09 | 2013-07-16 | Sony Corporation | Method for simulcrypting scrambled data to a plurality of conditional access devices |
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