JP2004264334A - 楽曲編成システム、楽曲編成システムの制御方法、プログラム及び楽曲編成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】音楽データ記憶部14は、楽曲の構成要素候補である複数の音楽データを、各音楽データが属する選択群を区別できるように記憶する。音楽データ選択部20は、各選択群毎に、当該選択群に属する音楽データのうち少なくとも1つを選択する。楽曲再生部22は、音楽データ選択部20によって選択される音楽データに基づいて、楽曲を再生する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、楽曲編成システム、楽曲編成システムの制御方法及びプログラムに関する。
【0002】
【背景技術】
楽曲の音色、音高、音調、テンポやリズムの種類等を変えることによって、楽曲をアレンジすることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような場合には、編曲者等によってアレンジされた楽曲は固定的なものであり、聴取者はアレンジされた楽曲をそのまま楽しむより他なかった。
【0004】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、同一の楽曲について複数の再生音を得ることができるようにした楽曲編成システム、楽曲編成システムの制御方法及びプログラムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る楽曲編成システムは、楽曲の構成要素候補である複数の音楽データを、各音楽データが属する選択群を区別できるように記憶する音楽データ記憶手段と、各選択群毎に、当該選択群に属する音楽データのうち少なくとも1つを選択する音楽データ選択手段と、前記音楽データ選択手段によって選択される音楽データに基づいて、前記楽曲を再生する楽曲再生手段と、を含むことを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係る楽曲編成システムの制御方法は、各選択群毎に、楽曲の構成要素候補である複数の音楽データを各音楽データが属する選択群を区別できるように記憶してなる音楽データ記憶手段に記憶される音楽データのうち、当該選択群に属するものを少なくとも1つ選択するための音楽データ選択ステップと、前記音楽データ選択ステップにおいて選択される音楽データに基づいて、前記楽曲を再生するための楽曲再生ステップと、を含むことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係るプログラムは、楽曲編成システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、楽曲の構成要素候補である複数の音楽データを、各音楽データが属する選択群を区別できるように記憶する音楽データ記憶手段、各選択群毎に、当該選択群に属する音楽データのうち少なくとも1つを選択する音楽データ選択手段、及び、前記音楽データ選択手段によって選択される音楽データに基づいて、前記楽曲を再生する楽曲再生手段、として、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、車載型コンピュータ、遊戯装置(パチンコ機、スロットマシン、業務用ゲーム機や家庭用ゲーム機等)、携帯電話機や携帯情報端末等のあらゆる種類の前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0008】
本発明によれば、楽曲の構成要素候補である複数の音楽データが、各音楽データが属する選択群を区別できるように記憶される。そして、各選択群毎に、当該選択群に属する音楽データのうち少なくとも1つが選択される。そして、選択される音楽データに基づいて、楽曲が再生される。このため、再生される楽曲を、音楽データの選択内容に応じて変化させることができるようになる。
【0009】
また、本発明に係る楽曲編成システムは、1又は複数のパートによって構成される楽曲を再生する楽曲編成システムにおいて、同一の再生時間長を有する波形データである複数の音楽データを記憶する音楽データ記憶手段と、前記音楽データ記憶手段に記憶される音楽データをパートに関連付けるパート関連付け手段と、各パート毎に、当該パートに関連付けられる音楽データのうち少なくとも1つを選択する音楽データ選択手段と、前記音楽データ選択手段によって選択される音楽データに基づく各パート毎の音楽を先頭からミキシングして再生する楽曲再生手段と、を含むことを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、同一の再生時間長を有する波形データである複数の音楽データが記憶される。複数の音楽データそれぞれがパートに関連付けられる。そして、各パート毎に、当該パートに関連付けられる音楽データのうち少なくとも1つが選択される。そして、選択される音楽データに基づく各パート毎の音楽が先頭からミキシングして再生される。このため、再生される楽曲を、音楽データの選択内容に応じて変化させることができるようになる。
【0011】
また、本発明に係る楽曲編成システムは、楽曲の構成要素候補である複数の音楽データを記憶する音楽データ記憶手段と、前記複数の音楽データそれぞれに関連付けて、パラメータ情報を記憶するパラメータ情報記憶手段と、パラメータ条件を設定するパラメータ条件設定手段と、前記パラメータ条件設定手段によって設定されるパラメータ条件と、前記パラメータ情報記憶手段に記憶される、前記複数の音楽データそれぞれのパラメータ情報と、に基づいて、前記複数の音楽データのうち少なくとも1つを選択する音楽データ選択手段と、前記音楽データ選択手段によって選択される音楽データに基づいて、前記楽曲を再生する楽曲再生手段と、を含むことを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る楽曲編成システムの制御方法は、パラメータ条件を設定するためのパラメータ条件設定ステップと、前記パラメータ条件設定ステップにおいて設定されるパラメータ条件と、楽曲の構成要素候補である複数の音楽データそれぞれに関連付けてパラメータ情報を記憶してなるパラメータ情報記憶手段に記憶される、前記複数の音楽データそれぞれのパラメータ情報と、に基づいて、前記複数の音楽データを記憶してなる音楽データ記憶手段に記憶される音楽データのうち少なくとも1つを選択する音楽データ選択ステップと、前記音楽データ選択ステップにおいて選択される音楽データに基づいて、前記楽曲を再生するための楽曲再生ステップと、を含むことを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係るプログラムは、楽曲編成システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、楽曲の構成要素候補である複数の音楽データを記憶する音楽データ記憶手段、前記複数の音楽データそれぞれに関連づけて、パラメータ情報を記憶するパラメータ情報記憶手段、パラメータ条件を設定するパラメータ条件設定手段、前記パラメータ条件設定手段によって設定されるパラメータ条件と、前記パラメータ情報記憶手段に記憶される、前記複数の音楽データそれぞれのパラメータ情報と、に基づいて、前記複数の音楽データのうち少なくとも1つを選択する音楽データ選択手段、及び、前記音楽データ選択手段によって選択される音楽データに基づいて、前記楽曲を再生する楽曲再生手段、として、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、車載型コンピュータ、遊戯装置(パチンコ機、スロットマシン、業務用ゲーム機や家庭用ゲーム機等)、携帯電話機や携帯情報端末等のあらゆる種類の前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0014】
本発明によれば、楽曲の構成要素候補である複数の音楽データが記憶される。また、複数の音楽データそれぞれに関連付けて、パラメータ情報が記憶される。パラメータ条件と、複数の音楽データそれぞれのパラメータ情報とに基づいて、複数の音楽データのうち少なくとも1つが選択される。そして、選択される音楽データに基づいて、楽曲が再生される。このため、パラメータ条件に応じて、音楽データが選択されるようにできる。すなわち、パラメータ条件に応じた楽曲を再生させることができるようになる。
【0015】
また、本発明の一態様では、前記音楽データ選択手段は、前記複数の音楽データのうち少なくとも1つによって構成される複数の組合せのうち、当該組合せに係る音楽データのパラメータ情報が前記パラメータ条件を満足する組合せを選出し、当該選出される組合せに係る音楽データを選択することを特徴とする。こうすれば、複数の音楽データのうち少なくとも1つによって構成される組合せのうち、パラメータ条件を満足する組合せを選出し、当該組合せに係る音楽データを選択できるようになる。
【0016】
また、本発明の一態様では、前記楽曲は1又は複数のパートによって構成され、前記音楽データ記憶手段は、各パート毎に1又は複数の音楽データを記憶し、前記音楽データ選択手段は、各パート毎に1又は複数記憶される音楽データのうち少なくとも1つを各パート毎に指定してなる複数の組合せのうち、当該組合せに係る音楽データのパラメータ情報が前記パラメータ条件を満足する組合せを選出し、当該選出される組合せに係る音楽データを選択する、ことを特徴とする。こうすれば、各パート毎に少なくとも1つの音楽データを指定してなる組合せのうち、パラメータ条件を満足する組合せを選出し、当該組合せに係る音楽データを選択できるようになる。
【0017】
また、本発明の一態様では、前記パラメータ情報は、所定パラメータ種類のパラメータ値を含み、前記音楽データ選択手段は、前記複数の組合せについて、当該組合せに係る音楽データの前記パラメータ値に基づいて、当該組合せの評価値を取得する手段と、前記評価値と前記パラメータ条件とに基づいて、前記複数の組合せのうちいずれかを選出する手段と、選出される組合せに係る音楽データを選択する手段と、を含み、前記パラメータ条件は、前記評価値に対する条件である、ことを特徴とする。こうすれば、複数の音楽データのうち少なくとも1つによって構成される組合せについて評価値を算出し、当該評価値がパラメータ条件を満足する組合せを選出し、当該組合せに係る音楽データを選択できるようになる。
【0018】
また、本発明の一態様では、前記音楽データ選択手段は、前記複数の音楽データのうち、前記パラメータ条件を満足する音楽データを少なくとも1つ選択することを特徴とする。こうすれば、パラメータ条件を満足する音楽データを楽曲の構成要素とすることができるようになる。
【0019】
また、本発明の一態様では、前記楽曲は1又は複数のパートによって構成され、前記音楽データ記憶手段は、各パート毎に1又は複数の音楽データを記憶し、前記音楽データ選択手段は、各パート毎に1又は複数記憶される音楽データのうち、前記パラメータ条件を満足する音楽データを少なくとも1つ選択する、ことを特徴とする。こうすれば、パラメータ条件を満足する音楽データを各パート毎に選択し、楽曲の構成要素とすることができるようになる。
【0020】
また、本発明の一態様では、前記パラメータ条件設定手段は、キーワードの入力を受け付けるキーワード受付手段を含み、前記キーワード受付手段によって受け付けられるキーワードに基づいて、前記パラメータ条件を設定する、ことを特徴とする。こうすれば、入力されるキーワードに基づいて、パラメータ条件が選択されるようにできる。このため、入力されるキーワードに基づいて、音楽データを選択できるようになる。
【0021】
また、本発明の一態様では、前記パラメータ条件設定手段は、現在時刻を取得する現在時刻取得手段を含み、前記現在時刻取得手段によって取得される現在時刻に基づいて、前記パラメータ条件を設定する、ことを特徴とする。こうすれば、現在時刻に基づいて、パラメータ条件が選択されるようにできる。このため、現在時刻に基づいて、音楽データを選択できるようになる。
【0022】
また、本発明の一態様では、前記パラメータ条件設定手段は、気象情報を取得する気象情報取得手段を含み、前記気象情報取得手段によって取得される気象情報に基づいて、前記パラメータ条件を設定する、ことを特徴とする。こうすれば、気象情報に基づいて、パラメータ条件が選択されるようにできる。このため、気象情報に基づいて、音楽データを選択できるようになる。
【0023】
また、本発明の一態様では、前記パラメータ条件設定手段は、楽曲再生場所に関する楽曲再生場所情報を取得する楽曲再生場所情報取得手段を含み、前記楽曲再生場所情報取得手段によって取得される楽曲再生場所情報に基づいて、前記パラメータ条件を設定する、ことを特徴とする。こうすれば、楽曲再生場所に基づいて、パラメータ条件が選択されるようにできる。このため、楽曲再生場所に基づいて、音楽データを選択できるようになる。
【0024】
また、本発明の一態様では、前記楽曲再生手段は車両に備えられ、前記パラメータ条件設定手段は、前記車両に関する車両情報を取得する車両情報取得手段を含み、前記車両情報取得手段によって取得される車両情報に基づいて、前記パラメータ条件を設定する、ことを特徴とする。こうすれば、車両情報に基づいて、パラメータ条件が選択されるようにできる。このため、車両情報に基づいて、音楽データを選択できるようになる。
【0025】
また、本発明の一態様では、前記楽曲再生手段は遊戯装置に備えられ、前記パラメータ条件設定手段は、前記遊戯装置における遊戯状況を取得する遊戯状況取得手段を含み、前記遊戯状況取得手段によって取得される遊戯状況に基づいて、前記パラメータ条件を設定する、ことを特徴とする。こうすれば、遊戯装置における遊戯状況に基づいて、パラメータ条件が選択されるようにできる。このため、遊戯状況に基づいて、音楽データを選択できるようになる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
【0027】
本発明の実施形態に係る楽曲編成システム(装置)10では、1又は複数のパートによって構成される楽曲を様々なバリエーションで楽しめるようになっている。具体的には、楽曲編成システム10では、楽曲を構成する各パート毎に複数のバリエーション(音楽データ)が用意されている。このため、ユーザ(聴取者)は、例えば各楽曲の各パートのバリエーションを指定することによって、同一の楽曲について複数の再生音を得ることはできるようになっている。また、楽曲編成システム(装置)10では、各音楽データにパラメータが設定されており、例えば楽曲を再生する環境等の条件に応じて、楽曲の曲調等が変化するようになっている。
【0028】
図1は、楽曲編成システム10の構成を示す機能ブロック図である。同図では、楽曲編成システム10で実現される機能のうち、本発明に関するものを中心として示している。なお、楽曲編成システム10は、例えばパーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、車載型コンピュータ(カーナビゲーションシステム等)、遊戯装置(パチンコ機、スロットマシン、業務用ゲーム機や家庭用ゲーム機等)、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)、音楽プレーヤや携帯音楽プレーヤ等のあらゆる種類のコンピュータ、又はこれらのコンピュータの組合せを含んで構成される。
【0029】
同図に示すように、楽曲編成システム10で実現される機能には、記憶部12、パラメータ条件設定部18、音楽データ選択部20及び楽曲再生部22が含まれている。また、記憶部12には、音楽データ記憶部14及びパラメータ情報記憶部16が含まれている。なお、パラメータ情報記憶部16及びパラメータ条件設定部18は、本発明において必須の構成ではない。
【0030】
これらの機能のうち、記憶部12は、例えば公知の不揮発性メモリ、ハードディスク記憶装置やデータベースマネージメントシステムを含んで構成される。また、楽曲再生部22は、例えば公知の音声出力部を含んで構成される。また、楽曲再生部22は、音楽データが音色データと旋律データとの組合せである場合には、音源部(MIDI音源等)を含んで構成される。さらに、パラメータ条件設定部18や音楽データ選択部20は、コンピュータがCD−ROM、DVD(商標)−ROM等のコンピュータ読み取り可能な各種情報記憶媒体を介して提供されるプログラムを実行したり、コンピュータが通信ネットワークを介してダウンロードされるプログラムを実行することによって実現される。
【0031】
音楽データ記憶部14は、楽曲の構成要素候補である複数の音楽データを記憶する。例えば、音楽データ記憶部14は、楽曲の構成要素候補である複数の音楽データを、各音楽データが属する選択群(パート)を区別できるように記憶する。また、例えば、音楽データ記憶部14は、各選択群毎に1又は複数の音楽データを記憶する。
【0032】
ここで、楽曲の構成要素候補である音楽データとは、例えば楽曲が1又は複数のパートから構成される場合には、各パート毎に作成され、当該パートの音(音楽)を出力(再生)するためのデータである。楽曲編成システム10では、各楽曲の各パートの各バリエーション毎に1つの音楽データ(ファイル)が用意されている。
【0033】
なお、楽曲編成システム10では、あらかじめ録音された演奏や歌唱等をデジタルデータに変換した演奏データ又は歌唱データを音楽データとしている。すなわち、楽曲編成システム10において、音楽データは、音声信号をデジタルデータに変換した波形データ(ファイル)として記憶されている。このため、楽曲編成システム10では、人間による演奏や歌唱に基づく演奏データや歌唱データを対象にすることができ、質の高い音楽をユーザに提供することができるようになっている。また、楽曲編成システム10では、同じ楽曲に対する各音楽データは同一の再生時間長を有するようになっている。このため、複数の音楽データに基づいて楽曲を再生する場合には、各音楽データを同時に先頭から再生することによって、比較的容易に各音楽データの再生を同期させることができるようになっている。さらに、各音楽データは音量調整がなされている。すなわち、楽曲として再生するときに、どの音楽データが選択された場合であっても、各パートの音量のバランスが好適なものとなるようになっている。なお、音楽データは、上記のような波形データに限られず、例えば音色データと旋律データとの組合せ(MIDIデータ等)としてもよい。
【0034】
音楽データ記憶部14は、例えば図2に示すような音楽データテーブルを記憶する。同図に示すように、音楽データテーブルには、「楽曲ID」、「パートID」及び「バリエーションID」に対応づけて「音楽データ」が記憶されている。換言すれば、各楽曲の各パート毎に1又は複数の音楽データが記憶されている。さらに換言すれば、各楽曲の各パートの各バリエーション毎に1つの音楽データが対応づけられて記憶されている。
【0035】
ここで、「楽曲ID」は、楽曲を識別するための識別情報である。「パートID」は、各楽曲における各パートを識別するための識別情報である。「バリエーションID」は、各楽曲の各パートにおけるバリエーションを識別するための識別情報である。「音楽データ」には、音楽データを特定するための情報が格納される。音楽データを特定するための情報は、音楽データがファイルとしてハードディスク記憶装置等に記憶されるような場合には、例えば音楽データのファイル名やパス名である。また、例えば、ハードディスク記憶装置等において音楽データが記憶されている位置(先頭位置等)を特定するものであってもよい。また、「音楽データ」には、当該音楽データ自体が格納されるようにしてもよい。同図の例では、各音楽データがファイルとして所定のディレクトリに管理されていることを前提として、「音楽データ」には音楽データのファイル名が記憶されている。
【0036】
パラメータ情報記憶部16は、音楽データ記憶部14に記憶される複数の音楽データそれぞれに関連付けて、パラメータ情報を記憶する。パラメータ情報記憶部16は、例えば図3に示すような音楽データパラメータテーブルを記憶する。同図に示すように、音楽データパラメータテーブルでは、「楽曲ID」、「パートID」及び「バリエーションID」に対応づけて、「音色」、「重厚度」、「密度」及び「曲調」の各パラメータの値が記憶されている。すなわち、音楽データパラメータテーブルでは、各音楽データの各種パラメータ値が記憶されている。なお、各音楽データを識別する他の情報(例えば、音楽データのファイル名等)に対応づけて、各パラメータの値を記憶させるようにしてもよい。また、音楽データパラメータテーブルは、音楽データテーブル(図2参照)と統合するようにしてもよい。
【0037】
ここで、「音色」パラメータは、音色の明るさ(暗さ)を示すものである。「重厚度」パラメータは、音圧の厚さ(薄さ)を示すものである。「密度」パラメータは、メロディの細かさ(ゆったりさ)を示すものである。「音色」、「重厚度」及び「密度」パラメータの値としては、例えば0から127までの値を設定するようにすればよい。また、例えば−63から+64までの値の設定するようにしてもよい。「曲調」パラメータは、曲調(ロック、レゲエ、テクノ等)を示すものである。パラメータの種類は同図に例示したものに限られず、他のパラメータ種類を設けるようにしてもよい。
【0038】
なお、記憶部12には、音楽データパラメータテーブルの他に、例えば図4に示すような楽曲パラメータテーブルが記憶されている。同図に示すように、楽曲パラメータテーブルでは、「楽曲ID」に対応づけて「種類」、「曲名」、「キーワード」、「曲調」及び「テンポ」が記憶される。「曲調」は楽曲の明るさ(暗さ)を示すものであり、「テンポ」は楽曲の速さ(遅さ)を示すものである。楽曲パラメータテーブルに記憶される情報は、例えば楽曲選択画面(図示せず)において、楽曲編成システム10に記憶される楽曲のうちからいずれかをプレイヤに選択させる場合等に使用される。
【0039】
音楽データ選択部20は、楽曲の構成要素候補である複数の音楽データ(音楽データ記憶部14に記憶される)のうち少なくとも1つを楽曲の構成要素として選択する。例えば、楽曲の構成要素候補である複数の音楽データが各音楽データが属する選択群(パート)を区別できるように記憶されている場合(各選択群毎に音楽データが1又は複数記憶されている場合)には、音楽データ選択部20は、各選択群毎に(又は、少なくとも1つの選択群について)、当該選択群に属する(関連付けられる)音楽データのうち少なくとも1つを選択する。
【0040】
音楽データ選択部20は、例えば図5に示すような音楽データ選択画面を表示し、ユーザに音楽データを指定するよう案内してもよい。音楽データ選択画面は、例えば楽曲選択画面(図示せず)において楽曲が選択された後に表示されるものである。同図は、楽曲選択画面において楽曲「101」が選択された場合の例を示している。また、同図は、楽曲選択画面において選択された楽曲(「101」)が「A」,「B」,「C」,「D」及び「E」パートから構成される場合の例を示している。さらに、同図は、楽曲選択画面において選択された楽曲(「101」)の各パートに対し、5種類のバリエーションが用意されている場合の例を示している。ここで、「A」パートは、例えばメロディ部(パート)である。メロディ部においては、例えば演奏する楽器を変えたり、音色を変えたり、旋律を変えるたりすることによって変化を与えられた音楽データが用意される。「B」,「C」及び「D」パートは、例えば第1,2,3伴奏部である。伴奏部は、例えばオブリガード部、ハモリ部、ハーモニー部やコード部等である。伴奏部においては、例えば演奏する楽器を変えることによって変化を与えられた音楽データが用意される。「E」パートは、例えばリズム部である。リズム部においては、例えば曲調を変えることによって変化を与えられた音楽データが用意される。なお、楽曲を構成するパート数は、楽曲毎に異なるものであり、5つに限られるものではない。また、各パートのバリエーションは5種類に限られるものではない。さらに、パート毎のバリエーション種類数は、パート毎に異なるようにしてもよい。
【0041】
音楽データ選択画面において、ユーザは、各パートについて、用意されているバリエーション(音楽データ)のうちからいずれかを指定し、「再生」ボタンを押下する。同図は、「A2」,「B1」,「C1」,「D4」,「E5」が指定された場合の例を示している。「再生」ボタンが押下されると、楽曲編成処理(図8参照)が実行される。すなわち、各パート毎に指定された音楽データに基づく音楽を当該パートの音楽として、楽曲が再生される。また、楽曲の再生中に「停止」ボタンが押下されると、楽曲の再生が停止されるようになっている。さらに、「登録」ボタンが押下されると、指定されている音楽データの組合せが記憶されるようになっている。このため、ユーザはお気に入りの組合せを保存しておくことができるようになっている。なお、本実施の形態では、すべてのパートについてバリーエションが指定される必要はなく、いずれかのパートについてバリエーションが指定されていれば、当該パート及び当該バリエーション(音楽データ)に基づいて、楽曲が再生されるようになっている。また、楽曲の再生中に音楽データの指定が変更されても、楽曲の再生が停止等されることなく引き続き、新たに指定された音楽データに基づいて楽曲の再生が続行されるようになっている。
【0042】
また、音楽データ選択部20は、例えば楽曲選択画面(図示せず)において楽曲が選択され、当該楽曲の再生が指示された場合に、パラメータ条件設定部18によって設定されるパラメータ条件と、パラメータ情報記憶部16に記憶される、複数の音楽データそれぞれのパラメータ情報とに基づいて、複数の音楽データのうち少なくとも1つを選択するようにしてもよい。また、音楽データ選択部20は、音楽データ記憶部14に記憶される複数の音楽データのうち少なくとも1つによって構成される組合せのうち、当該組合せに係る音楽データのパラメータ情報がパラメータ条件を満足する組合せを選出し、当該選出される組合せに係る音楽データを選択するようにしてもよい。
【0043】
パラメータ条件設定部18は、パラメータ条件を設定する。パラメータ条件は、各音楽データのパラメータ(値)に対する条件であってもよいし、複数の音楽データのうち少なくとも1つによって構成される組合せの評価値に対する条件であってもよい。ここで、組合せの評価値とは、当該組合せに係る音楽データのパラメータ(値)に基づいて算出されるものである。また、組合せの評価値は、パラメータ条件に係るパラメータに関するものである。組合せの評価値は、例えば当該組合せに係る各音楽データの所定パラメータの値を合計したもの等である。なお、この評価値の算出方法は、パラメータ条件の内容に基づいて決定される。
【0044】
パラメータ条件が各音楽データのパラメータ(値)に対する条件である場合には、音楽データ選択部20は、音楽データ記憶部14に記憶される複数の音楽データのうち、当該パラメータ条件を満足する音楽データを少なくとも1つ選択するようにすればよい。また、以上のような場合であって、楽曲が1又は複数のパートによって構成され、各パート毎に1又は複数の音楽データが用意されているような場合には、音楽データ選択部20は、各パート毎に用意されている音楽データのうち、当該パラメータ条件を満足する音楽データを少なくとも1つ選択するようにしてもよい。例えば、パラメータ条件が「『音色』パラメータの値が50」である場合には、音楽データ選択部20は、各パート毎に用意されている音楽データのうち、「音色」パラメータの値が50のもの(若しくは、「音色」パラメータの値が50に最も近いもの)を各パート毎に1つ選択するようにすればよい。
【0045】
また、パラメータ条件が音楽データの組合せの評価値に対する条件であって、楽曲が1又は複数のパートによって構成され、各パート毎に1又は複数の音楽データが用意されているような場合には、音楽データ選択部20は、パラメータ条件と、複数の音楽データそれぞれのパラメータ情報とに基づいて、音楽データ記憶部14に記憶される音楽データのうち少なくとも1つを、各パート毎に(又は、少なくとも1つのパートについて)選択するようにすればよい。さらに、この場合、音楽データ選択部20は、各パート毎に1又は複数記憶される音楽データのうち少なくとも1つを各パート毎に指定してなる組合せのうち、当該組合せに係る音楽データのパラメータ情報が前記パラメータ条件を満足する組合せを選出し、当該選出される組合せに係る音楽データを選択するようにしてもよい。例えば、パラメータ条件が「『音色』パラメータの値が最大」である場合には、音楽データ選択部20は、各パート毎に1つの音楽データを指定してなる全組合せのうち、組合せに係る各音楽データの「音色」パラメータの値を合計したもの(評価値)が最大となる組合せを選出し、当該組合せに係る音楽データを選択するようにすればよい。また、パラメータ条件が「『音色』パラメータの値が100以上150以下」である場合には、音楽データ選択部20は、各パート毎に1つの音楽データを指定してなる全組合せのうち、組合せに係る各音楽データの「音色」パラメータの値を合計したもの(評価値)が100以上150以下となる組合せのうちいずれかを選出し、当該組合せに係る音楽データを選択するようにすればよい。
【0046】
例えば、パラメータ条件設定部18は、ユーザによって入力されるパラメータ条件を受け付けるようにすればよい。すなわち、ユーザに「音色」、「重厚度」や「密度」の各パラメータに対する基準値や「曲調」を指定するよう案内し、ユーザによって入力される基準値等をパラメータ条件として受け付けるようにすればよい。この場合、ユーザによって入力される基準値等が、パラメータ条件設定部18によってパラメータ条件として設定される。そして、設定されたパラメータ条件に基づいて、楽曲が再生される(図9参照)。
【0047】
また、パラメータ条件設定部18は、ユーザによるキーワードの入力を受け付け、入力されるキーワードに基づいてパラメータ条件を設定するようにしてもよい。この場合、パラメータ条件設定部18には、例えば図6に示すようなパラメータ条件テーブルを記憶させておくようにすればよい。同図に示すように、パラメータ条件テーブルには、キーワードとパラメータ条件とが対応づけて記憶されている。このとき、パラメータ条件設定部18は、このパラメータ条件テーブルに記憶されるキーワードをユーザに提示し、1又は複数のキーワードを選択するよう案内する。そして、ユーザによってキーワードが選択されると、パラメータ条件設定部18は、パラメータ条件テーブルに記憶されるパラメータ条件のうち当該キーワードに対応づけられたものをパラメータ条件として設定(決定)する。
【0048】
また、パラメータ条件設定部18は、楽曲を再生する環境に基づいて、パラメータ条件を設定するようにしてもよい。以下、楽曲を再生する環境に基づいてパラメータ条件を設定する構成について説明する。
【0049】
例えば、パラメータ条件設定部18は、気象情報を取得し、取得される気象情報に基づいてパラメータ条件を設定するようにしてもよい。ここで、気象情報は、例えば楽曲を再生する場所の温度(気温)、湿度や天気(天候)等である。この場合、パラメータ条件設定部18には、例えば図7に示すようなパラメータ条件テーブルを記憶させておくようにすればよい。同図に示すように、パラメータ条件テーブルは、温度範囲(気象情報)とパラメータ条件とが対応づけて記憶されている。湿度範囲とパラメータ条件とを対応づけて記憶させておくようにしてもよいし、天気とパラメータ条件とを対応づけて記憶させておくようにしてもよい。このとき、パラメータ条件設定部18は、取得される温度(気象情報)が該当する温度範囲に対応するものをパラメータ条件として設定(選択)する。なお、気象情報は、キーワードの場合と同様にユーザに入力させるようにしてもよいし、現在時刻の場合と同様に自動的に取得するようにしてもよい。気象情報を自動的に取得する場合には、気温センサ等によって取得するようにしてもよいし、気象情報を提供するデータベースからインターネット等の通信ネットワークを介して取得するようにしてもよい。
【0050】
また、例えば、パラメータ条件設定部18は、現在時刻を取得し、取得される現在時刻に基づいてパラメータ条件を設定するようにしてもよい。この場合、パラメータ条件設定部18には、図7と同様のパラメータ条件テーブルを記憶させておくようにすればよい。例えば、「0時から6時まで」にはパラメータ条件A、「6時から12時まで」にはパラメータ条件B、「12時から18時まで」にはパラメータ条件C、「18時から24時まで」にはパラメータ条件Dというように、時間帯とパラメータ条件とを対応づけて記憶させておくようにすればよい。このとき、パラメータ条件設定部18は、取得される現在時刻が該当する時間帯に対応するものをパラメータ条件として設定する。
【0051】
また、例えば、パラメータ条件設定部18は、楽曲を再生する場所(楽曲再生場所)を取得し、取得される楽曲再生場所に基づいてパラメータ条件を設定する。この場合、パラメータ条件設定部18には、図7と同様のパラメータ条件テーブルを記憶させておくようにすればよい。例えば、「デパート」、「オフィス」や「自宅」等の楽曲再生場所を示す情報(キーワード)とパラメータ条件とを対応づけて記憶させておくようにすればよい。このとき、パラメータ条件設定部18は、このパラメータ条件テーブルに記憶される楽曲再生場所をユーザに提示し、楽曲再生場所を選択するよう案内する。そして、ユーザによって楽曲再生場所が選択されると、パラメータ条件設定部18は、その楽曲再生場所に対応づけられたものをパラメータ条件として設定する。
【0052】
また、例えば、楽曲編成システム10が移動体(車両等)に設けられるような場合(楽曲の再生が車両内で行われるような場合等)には、パラメータ条件設定部18は、当該移動体に関する移動体情報(車両情報等)を取得し、取得される移動体情報に基づいてパラメータ条件を設定するようにしてもよい。ここで、移動体情報は、例えば当該移動体の速度、移動(走行)中の地域等の当該移動体の状況に関する情報である。特に、移動体が車両である場合には、上記に加えて、渋滞に巻き込まれているか否か、ワイパーが動いているか否か、ヘッドライトが点灯しているか否か、暖房又は冷房が稼働しているか否か、窓が開けられているか否か、ガソリンの残量等の当該車両の状況に関する情報(車両情報)を移動体情報とすればよい。
【0053】
この場合、パラメータ条件設定部18には、図7と同様のパラメータ条件テーブルを記憶させておくようにすればよい。すなわち、移動体情報として取得され得る移動体の各状況につき、パラメータ条件を対応づけて記憶させておくようにすればよい。例えば、車両の速度(範囲)に対応づけてパラメータ条件を記憶させておくことによって、車両の速度に応じて楽曲のテンポが変化するようにしてもよい。また、例えば、車両の走行地域(場所)に対応づけてパラメータ条件を記憶させておくことによって、車両の走行地域に応じて楽曲の曲調が変化するようにしてもよい。さらに、例えば、車両が渋滞に巻き込まれている否かに対応づけてパラメータ条件を記憶させておくことによって、車両が渋滞に巻き込まれている場合には、楽曲がユーザをよりリラックスさせるものとなるようにしてもよい。
【0054】
このとき、パラメータ条件設定部18は、取得される移動体情報に対応するものをパラメータ条件として設定する。移動体情報の取得については、例えば移動体情報が車両の走行地域である場合には、GPS等の位置情報取得手段を利用するようにすればよい。また、車両が渋滞に巻き込まれているか否かについて取得する場合には、通信ネットワーク等を介して交通情報をさらに取得することによって、車両の現在位置が渋滞地域であるか否かを判断させるようにすればよい。
【0055】
さらに、例えば、楽曲編成システム10が遊戯装置(パチンコ機、スロットマシンやゲーム装置等)に設けられるような場合(楽曲の再生が遊戯装置によって行われるような場合等)には、パラメータ条件設定部18は、当該遊戯装置における遊戯(遊技)状況を取得し、取得される遊戯状況に基づいてパラメータ条件を設定するようにしてもよい。ここで、遊戯状況は、例えばパチンコ機やスロットマシンであれば、リーチアクション、リーチ予告、リーチであるか否か、大当たりであるか否か、出玉状況等の情報である。また、例えばゲーム機であれば、ゲームの進行状況に関する情報である。この場合、パラメータ条件設定部18には、図7と同様のパラメータ条件テーブルを記憶させておくようにすればよい。すなわち、遊戯状況として取得され得る各状況につき、パラメータ条件を対応づけて記憶させておくようにすればよい。例えば、遊戯装置における遊戯状況に応じて楽曲の曲調等が変化するように、パラメータ条件を記憶させておくようにすればよい。このとき、パラメータ条件設定部18は、取得される遊戯状況に対応するものをパラメータ条件として設定する。
【0056】
楽曲再生部22は、音楽データ選択部20によって選択される音楽データに基づいて、楽曲を再生する。すなわち、音楽データ選択部20によって選択される音楽データを当該楽曲の構成要素として楽曲を再生する。例えば、楽曲再生部22は、音楽データ選択部20によって選択される音楽データに基づいて楽曲再生用データを生成した後に、当該楽曲再生用データに基づいて楽曲を再生するようにしてもよい。また、例えば、楽曲再生部22は、音楽データ選択部20によって選択される音楽データをリアルタイムに合成しながら、楽曲を再生するようにしてもよい。さらに、例えば、音楽データ記憶部14に記憶される複数の音楽データが楽曲毎に同一の再生時間長を有する波形データである場合には、楽曲再生部22は、音楽データ選択部20によって選択される音楽データに基づく音楽を先頭からミキシングして(重ね合わせて)再生するようにしてもよい。この場合、各パートの音楽を所定の音量比(ミキシング比)でミキシングして再生するようにしてもよい。このとき、音量比は、音量情報(各パートの音楽データのピーク値等)に基づいて、設定されるようにしてもよい。
【0057】
楽曲編成システム10では、楽曲を再生する場合に、当該楽曲の構成要素候補たる音楽データの全てを音声再生部に供給するようにし、音楽データ選択部20によって選択された音楽データについては音量が所定量となるように設定し、他の音楽データについては音量が0となるように設定するようになっている。換言すれば、音楽データ選択部20によって選択された音楽データに基づく音楽を出力し、他の音楽データに基づく音楽の出力を制限するようになっている。さらに換言すれば、音楽データ選択部20による選択に基づいて、各音楽データに基づく音楽の出力を制御するようになっている。また、楽曲の再生中に音楽データの再選択が行われた場合には、新たに選択された音楽データの音量を所定量に設定し、他の音楽データの音量を0に設定するようになっている。このため、楽曲の再生中に音楽データの選択が変更されたような場合でも、楽曲の再生を中止することなく引き続き、変更後の選択に係る音楽データに基づいて楽曲を再生できるようになっている。すなわち、楽曲を再生したまま、楽曲の曲調等が変化するようになっている。なお、楽曲の再生中に音楽データの再選択が行われた場合には、再選択後の一定時間について、再選択前の選択に係る音楽データと、再選択後の選択に係る音楽データとのミキシング比の補完を実行するようにすると好適である。
【0058】
次に、楽曲編成システム10において実行される処理について説明する。図8及び図9は楽曲編成システム10において実行される楽曲編成処理を説明するためのフロー図である。なお、これらの図に示す処理は、コンピュータにおいてプログラムが実行されることによって実現されるものである。
【0059】
図8は、音楽データ選択画面(図5参照)において、「再生」ボタンが押下された場合に実行される楽曲編成処理について説明するためのフロー図である。同図に示すように、音楽データ選択画面において「再生」ボタンが押下されると、音楽データ選択部20は、再生対象である楽曲IDを取得する(S101)。図5の例であれば、楽曲IDとして「101」を取得する。
【0060】
次に、音楽データ選択部20は、ユーザによる選択内容を取得する(S102)。すなわち、音楽データ選択画面において選択された各パートのバリエーションを取得する。具体的には、パートIDとバリエーションIDとの組合せを取得する。図5の例であれば、パートIDとバリエーションIDとの組合せとして、「A2」,「B1」,「C1」,「D4」及び「E5」を取得する。
【0061】
次に、楽曲再生部22は、再生対象の楽曲に対応する全音楽データを読み出す(S103)。すなわち、音楽データテーブル(図2参照)に対し、S101において取得した楽曲IDを指定することによって、当該楽曲IDに対応づけられている音楽データのファイル名を取得し、これらの音楽データを読み出す。
【0062】
そして、楽曲再生部22は、楽曲を再生する(S104)。具体的には、S103において読み出した全ての音楽データを音声出力部に供給する。このとき、S102において取得したパートIDとバリエーションIDとの組合せに係る音楽データに基づく音楽については、その再生音量が所定量となるように音声出力部を制御する。また、他の組合せに係る音楽データに基づく音楽については、その再生音量が0となるように音声出力部を制御する。
【0063】
図9は、楽曲選択画面(図示せず)等において、再生対象の楽曲が選択され、当該楽曲の再生が指示された場合に、取得される各種情報(パラメータ条件自体、キーワード、現在時刻、気象情報、楽曲再生場所、車両情報や遊技遊戯状況等)に基づいて、楽曲の再生を実行する処理(楽曲編成処理)について説明するためのフロー図である。同図に示すように、音楽データ選択部20は、再生対象である楽曲IDを取得する(S201)。
【0064】
次に、パラメータ条件設定部18は、取得される上記各種情報に基づいて、パラメータ条件を設定する(S202)。パラメータ条件が取得される場合には、当該条件をパラメータ条件とする。また、他の各種情報が取得される場合には、パラメータ条件テーブル(図6,7参照)を参照し、当該各種情報の内容に対応するパラメータ条件を取得する。
【0065】
次に、音楽データ選択部20は、S202で取得されたパラメータ条件に基づいて、各パート毎にいずれかの音楽データを選択する(S203)。すなわち、楽曲の構成要素とする音楽データの組合せを選出する。より具体的には、各パート(ID)について、バリエーションIDを選択する。
【0066】
パラメータ条件が各音楽データのパラメータ(値)に対する条件である場合には、音楽データ選択部20は、各パートについて、当該パラメータ条件を満足する音楽データを1つ選択する。例えば、パラメータ条件が「『音色』パラメータの値が50」である場合には、音楽データ選択部20は、音楽データパラメータテーブル(図3参照)を参照し、各パートに対応づけられて記憶される音楽データのうち、「音色」パラメータの値が50である音楽データ(または、「音色」パラメータの値が50に最も近い音楽データ)を各パート毎に1つ選択する。
【0067】
また、パラメータ条件が音楽データの組合せの評価値に対する条件である場合には、音楽データ選択部20は、各パート毎にいずれかの音楽データを選択してなる全組合せについて評価値を算出する。そして、評価値がパラメータ条件を満足する組合せを選出する。例えば、パラメータ条件が「『音色』パラメータの値が200以上」である場合には、音楽データ選択部20は、上記全組合せについて、各組合せに係る音楽データの「音色」パラメータの値を音楽データパラメータテーブル(図3参照)から読み出し、各組合せの評価値としてその合計値を算出する。そして、評価値が200(基準値)以上となる組合せのうち1つを選出する。
【0068】
音楽データ選択部20によってパラメータ条件に基づいて音楽データの選択がなされたら、楽曲再生部22は、楽曲を再生する(S204)。具体的には、図8におけるS103及びS104と同様である。再生対象の楽曲に対応する全音楽データを音声出力部に供給するとともに、S203において選択された音楽データに基づく音楽については、その再生音量が所定量となるように音声出力部を制御する。他の音楽データに基づく音楽については、その再生音量が0となるように音声出力部を制御する。
【0069】
なお、楽曲の再生中において、取得される上記各種情報に基づいてパラメータ条件が再設定される(例えば、気温が上昇したことによって、対応するパラメータ条件が変わる)場合には、S202及びS203が実行される。そして、楽曲再生部22は、S203において選択された音楽データに基づく音楽については、その再生音量が所定量となるように音声出力部を制御し、他の音楽データに基づく音楽については、その再生音量が0となるように音声出力部を制御する。このため、楽曲の再生中に、上記各種情報の取得内容に変化が生じた場合においても、楽曲の再生を停止したり、楽曲を最初から再生しなおしたりすることなく、上記各種情報の変化後の内容に基づいて、楽曲の再生を続行できるようになっている。すなわち、楽曲の再生を続行したまま、上記各種情報の取得内容に応じて曲調等を変化させることができるようになっている。
【0070】
以上に説明したように、楽曲編成システム10では、楽曲を構成するパート毎に1又は複数の音楽データ(バリエーション)が用意されており、これらの組合せによって楽曲が再生される。このため、楽曲編成システム10によれば、同一の楽曲について複数の再生音を得ることができる。このとき、例えばアレンジされた楽曲を固定的なデータとする場合に比べて、必要となる音楽データの量を抑えることができる。また、楽曲編成システム10では、楽曲の構成要素候補である複数の音楽データにはパラメータが設定されており、所与のパラメータ条件を満足するような音楽データの組合せによって楽曲が再生される。このため、楽曲編成システム10によれば、例えば楽曲を再生する環境に基づいて、楽曲の曲調等を変化させることができるようになる。
【0071】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
【0072】
以上では、楽曲編成システム10について、スタンドアロン形態を前提とした構成について説明したが、図10に示すように通信ネットワーク100を含んで構成されるようにしてもよい。すなわち、楽曲編成サーバ102、楽曲データベース104及び端末106を含んで構成されるようにしてもよい。端末106は、例えばパーソナルコンピュータ、車載型コンピュータ、遊戯装置、携帯電話機、携帯情報端末等の楽曲編成サーバ102と通信接続可能なコンピュータである。この場合、例えば、楽曲データベース104に記憶部12を、楽曲編成サーバ102にパラメータ条件設定部18及び音楽データ選択部20を、端末106に楽曲再生部22を設けるようにすればよい。さらに、この場合、楽曲編成サーバ104では、例えばユーザ等によって入力される情報に基づいてパラメータ条件が設定されるようにすればよい。また、そのパラメータ条件に基づいて、音楽データが選択されるようにすればよい。そして、選択された音楽データに基づく楽曲の再生が端末106においてなされるように、必要なデータを端末106に一括配信(ダウンロード型配信)又は分割配信(ストリーム型配信)されるようにすればよい。このとき、選択された音楽データに基づいて楽曲の再生データを生成した後に当該再生データを端末106に配信するようにしてもよいし、選択された音楽データ自体を端末106に配信するようにしてもよい。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、同一の楽曲について複数の再生音を得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る楽曲編成システムの機能ブロック図である。
【図2】音楽データテーブルの一例を示す図である。
【図3】音楽データパラメータテーブルの一例を示す図である。
【図4】楽曲パラメータテーブルの一例を示す図である。
【図5】音楽データ選択画面の一例を示す図である。
【図6】パラメータ条件テーブルの一例を示す図である。
【図7】パラメータ条件テーブルの一例を示す図である。
【図8】楽曲編成処理を示すフロー図である。
【図9】楽曲編成処理を示すフロー図である。
【図10】通信ネットワークを用いた楽曲編成システムの全体構成を示す図である。
【符号の説明】
10 楽曲編成システム、12 記憶部、14 音楽データ記憶部、16 パラメータ情報記憶部、18 パラメータ条件設定部、20 音楽データ選択部、22 楽曲再生部、100 通信ネットワーク、102 楽曲編成サーバ、104 楽曲データベース、106 端末。
Claims (18)
- 楽曲の構成要素候補である複数の音楽データを、各音楽データが属する選択群を区別できるように記憶する音楽データ記憶手段と、
各選択群毎に、当該選択群に属する音楽データのうち少なくとも1つを選択する音楽データ選択手段と、
前記音楽データ選択手段によって選択される音楽データに基づいて、前記楽曲を再生する楽曲再生手段と、
を含むことを特徴とする楽曲編成システム。 - 1又は複数のパートによって構成される楽曲を再生する楽曲編成システムにおいて、
同一の再生時間長を有する波形データである複数の音楽データを記憶する音楽データ記憶手段と、
前記音楽データ記憶手段に記憶される音楽データをパートに関連付けるパート関連付け手段と、
各パート毎に、当該パートに関連付けられる音楽データのうち少なくとも1つを選択する音楽データ選択手段と、
前記音楽データ選択手段によって選択される音楽データに基づく各パート毎の音楽を先頭からミキシングして再生する楽曲再生手段と、
を含むことを特徴とする楽曲編成システム。 - 楽曲の構成要素候補である複数の音楽データを記憶する音楽データ記憶手段と、
前記複数の音楽データそれぞれに関連付けて、パラメータ情報を記憶するパラメータ情報記憶手段と、
パラメータ条件を設定するパラメータ条件設定手段と、
前記パラメータ条件設定手段によって設定されるパラメータ条件と、前記パラメータ情報記憶手段に記憶される、前記複数の音楽データそれぞれのパラメータ情報と、に基づいて、前記複数の音楽データのうち少なくとも1つを選択する音楽データ選択手段と、
前記音楽データ選択手段によって選択される音楽データに基づいて、前記楽曲を再生する楽曲再生手段と、
を含むことを特徴とする楽曲編成システム。 - 請求項3に記載の楽曲編成システムにおいて、
前記音楽データ選択手段は、前記複数の音楽データのうち少なくとも1つによって構成される複数の組合せのうち、当該組合せに係る音楽データのパラメータ情報が前記パラメータ条件を満足する組合せを選出し、当該選出される組合せに係る音楽データを選択することを特徴とする楽曲編成システム。 - 請求項4に記載の楽曲編成システムにおいて、
前記楽曲は1又は複数のパートによって構成され、
前記音楽データ記憶手段は、各パート毎に1又は複数の音楽データを記憶し、
前記音楽データ選択手段は、各パート毎に1又は複数記憶される音楽データのうち少なくとも1つを各パート毎に指定してなる複数の組合せのうち、当該組合せに係る音楽データのパラメータ情報が前記パラメータ条件を満足する組合せを選出し、当該選出される組合せに係る音楽データを選択する、
ことを特徴とする楽曲編成システム。 - 請求項4又は5に記載の楽曲編成システムにおいて、
前記パラメータ情報は、所定パラメータ種類のパラメータ値を含み、
前記音楽データ選択手段は、
前記複数の組合せについて、当該組合せに係る音楽データの前記パラメータ値に基づいて、当該組合せの評価値を取得する手段と、
前記評価値と前記パラメータ条件とに基づいて、前記複数の組合せのうちいずれかを選出する手段と、
選出される組合せに係る音楽データを選択する手段と、を含み、
前記パラメータ条件は、前記評価値に対する条件である、
ことを特徴とする楽曲編成システム。 - 請求項3又は4に記載の楽曲編成システムにおいて、
前記音楽データ選択手段は、前記複数の音楽データのうち、前記パラメータ条件を満足する音楽データを少なくとも1つ選択することを特徴とする楽曲編成システム。 - 請求項7に記載の楽曲編成システムにおいて、
前記楽曲は1又は複数のパートによって構成され、
前記音楽データ記憶手段は、各パート毎に1又は複数の音楽データを記憶し、
前記音楽データ選択手段は、各パート毎に1又は複数記憶される音楽データのうち、前記パラメータ条件を満足する音楽データを少なくとも1つ選択する、
ことを特徴とする楽曲編成システム。 - 請求項3乃至8のいずれかに記載の楽曲編成システムにおいて、
前記パラメータ条件設定手段は、
キーワードの入力を受け付けるキーワード受付手段を含み、
前記キーワード受付手段によって受け付けられるキーワードに基づいて、前記パラメータ条件を設定する、
ことを特徴とする楽曲編成システム。 - 請求項3乃至9のいずれかに記載の楽曲編成システムにおいて、
前記パラメータ条件設定手段は、
現在時刻を取得する現在時刻取得手段を含み、
前記現在時刻取得手段によって取得される現在時刻に基づいて、前記パラメータ条件を設定する、
ことを特徴とする楽曲編成システム。 - 請求項3乃至10のいずれかに記載の楽曲編成システムにおいて、
前記パラメータ条件設定手段は、
気象情報を取得する気象情報取得手段を含み、
前記気象情報取得手段によって取得される気象情報に基づいて、前記パラメータ条件を設定する、
ことを特徴とする楽曲編成システム。 - 請求項3乃至11のいずれかに記載の楽曲編成システムにおいて、
前記パラメータ条件設定手段は、
楽曲再生場所に関する楽曲再生場所情報を取得する楽曲再生場所情報取得手段を含み、
前記楽曲再生場所情報取得手段によって取得される楽曲再生場所情報に基づいて、前記パラメータ条件を設定する、
ことを特徴とする楽曲編成システム。 - 請求項3乃至12のいずれかに記載の楽曲編成システムにおいて、
前記楽曲再生手段は車両に備えられ、
前記パラメータ条件設定手段は、
前記車両に関する車両情報を取得する車両情報取得手段を含み、
前記車両情報取得手段によって取得される車両情報に基づいて、前記パラメータ条件を設定する、
ことを特徴とする楽曲編成システム。 - 請求項3乃至13のいずれかに記載の楽曲編成システムにおいて、
前記楽曲再生手段は遊戯装置に備えられ、
前記パラメータ条件設定手段は、
前記遊戯装置における遊戯状況を取得する遊戯状況取得手段を含み、
前記遊戯状況取得手段によって取得される遊戯状況に基づいて、前記パラメータ条件を設定する、
ことを特徴とする楽曲編成システム。 - 各選択群毎に、楽曲の構成要素候補である複数の音楽データを各音楽データが属する選択群を区別できるように記憶してなる音楽データ記憶手段に記憶される音楽データのうち、当該選択群に属するものを少なくとも1つ選択するための音楽データ選択ステップと、
前記音楽データ選択ステップにおいて選択される音楽データに基づいて、前記楽曲を再生するための楽曲再生ステップと、
を含むことを特徴とする楽曲編成システムの制御方法。 - 楽曲編成システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
楽曲の構成要素候補である複数の音楽データを、各音楽データが属する選択群を区別できるように記憶する音楽データ記憶手段、
各選択群毎に、当該選択群に属する音楽データのうち少なくとも1つを選択する音楽データ選択手段、及び、
前記音楽データ選択手段によって選択される音楽データに基づいて、前記楽曲を再生する楽曲再生手段、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラム。 - パラメータ条件を設定するためのパラメータ条件設定ステップと、
前記パラメータ条件設定ステップにおいて設定されるパラメータ条件と、楽曲の構成要素候補である複数の音楽データそれぞれに関連付けてパラメータ情報を記憶してなるパラメータ情報記憶手段に記憶される、前記複数の音楽データそれぞれのパラメータ情報と、に基づいて、前記複数の音楽データを記憶してなる音楽データ記憶手段に記憶される音楽データのうち少なくとも1つを選択する音楽データ選択ステップと、
前記音楽データ選択ステップにおいて選択される音楽データに基づいて、前記楽曲を再生するための楽曲再生ステップと、
を含むことを特徴とする楽曲編成システムの制御方法。 - 楽曲編成システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
楽曲の構成要素候補である複数の音楽データを記憶する音楽データ記憶手段、
前記複数の音楽データそれぞれに関連づけて、パラメータ情報を記憶するパラメータ情報記憶手段、
パラメータ条件を設定するパラメータ条件設定手段、
前記パラメータ条件設定手段によって設定されるパラメータ条件と、前記パラメータ情報記憶手段に記憶される、前記複数の音楽データそれぞれのパラメータ情報と、に基づいて、前記複数の音楽データのうち少なくとも1つを選択する音楽データ選択手段、及び、
前記音楽データ選択手段によって選択される音楽データに基づいて、前記楽曲を再生する楽曲再生手段、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
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