JP3829632B2 - 演奏情報選択装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ユーザの希望に合うスタイルなどの演奏情報を検索・選択するのに好適な演奏情報選択装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
演奏したい曲に適合して設定される演奏情報には、音色データや伴奏スタイル情報(単に「スタイル」と呼ばれることもある)があり、演奏したい曲のイメージを表わすために曲目やジャンルなどで構成される情報群は「レコード」と呼ばれている。従来、このような演奏情報を容易に選択することができる装置として、例えば、特開平10−207460号公報があり、この装置では、複数のレコードから成るリストが、音色データやスタイルなどの演奏情報の選択に用いられている。
【0003】
この従来装置においては、リストに表示される1つの曲名情報には1つのスタイルのみが対応付けられており、また、スタイルの検索に利用できるリストは、1つしかなく、予め用意されたものだけであった。従って、レコード検索を開始する時は必ず全レコードが表示されたリストを使うことになり、そこから所望の検索条件でレコードの絞り込みを行っていた。
【0004】
従って、従来のこの種の装置においては、1つの曲名に適応する多様なスタイルを知ることができず、最適なスタイルを選択することができないという不都合がある。また、レコード選択のたびに、全レコードから絞込み検索をかけながら表示内容を減らしていくことは時間のかかる作業であり、従来装置では、絞込み検索の作業も含めて、希望のスタイルを見つけ出すまでに多大な時間がかかるという欠点もある。
【0005】
さらに、従来の装置では、ディスプレイに表示されるリスト上の情報項目に対して、カーソルを1つずつしか移動できなかったので、カーソルの移動にも時間がかかるという不都合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、このような従来技術の不都合や欠点に鑑み、曲に適応する多様なスタイルなどの演奏情報の中から、ユーザの希望に合うスタイルなどの演奏情報を、容易且つ迅速に検索・選択することができる演奏情報検索システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の主たる特徴に従うと、ユーザにより演奏される曲に対して設定可能な複数の自動伴奏用の演奏情報(スタイル情報又はスタイル)を記憶する演奏情報記憶手段(DBS)と、ユーザにより演奏される曲のイメージを表わし曲名情報を含む複数の項目情報(「曲」、「ジャンル」、「拍子」、「テンポ」など。曲のイメージを表わすので「曲想情報」とも表現し得る。)で構成されるレコード(「曲想情報組」とも表現し得る)を複数記憶するレコード記憶手段(DBR)であって、各レコードは、演奏情報記憶手段(DBS)に記憶された演奏情報の何れか1つに対応付けられており、同一の曲名情報が複数のレコードに含まれるものと、レコード記憶手段から読み出された複数のレコードの項目情報をリストで表示するリスト表示手段(S14,S16,S18,S20:R3;DP,13)と、リスト表示手段により表示されたリスト内から何れかのレコードを選択するレコード選択手段(S2,S6)と、レコード選択手段により選択されたレコードに対応付けられた演奏情報を演奏情報記憶手段(DBS)から読み出す演奏情報読出し手段(S3,S7)とを具備する演奏情報選択装置〔請求項1〕が提供される。なお、括弧書きは、理解の便のために、後で詳述する実施例の対応する参照記号、用語、箇所等を付記したものであり、以下においても同様である。
【0008】
この発明による演奏情報選択装置においては、さらに、レコード記憶手段(DBS)から読み出された複数のレコードで構成されるリスト情報であって、レコードを構成する項目情報の内容が互いに異なる複数のリスト情報を保持する複数のリスト情報保持手段(S14,S18,S20:R2;LSF,LS1,LS2)と、これらリスト情報保持手段に保持されたリスト情報の何れかを選択するリスト選択手段(S12,S17,S19;ST2〜ST4:図5)とを具備し、リスト表示手段は、リスト選択手段により選択されたリスト情報を構成するレコードの項目情報をリストで表示する(S14,S16,S18,S20)〔請求項2〕ように構成することができる。
【0009】
〔発明の作用〕
この発明においては、ユーザにより演奏される曲(演奏曲)に対して設定可能な複数の自動伴奏用の演奏情報(スタイル情報又はスタイル)を演奏情報記憶手段(DBS)に記憶すると共に、これらの演奏情報に対して複数のレコード(曲想情報組)を対応付けてレコード記憶手段(DBR)に記憶する。ここで、各レコードは、それぞれ、ユーザにより演奏される曲(演奏曲)のイメージを表わす複数の項目情報(「曲」、「ジャンル」、「拍子」、「テンポ」など)により構成されている。そして、レコード記憶手段(DBR)から読み出された複数のレコードの内容は、リスト表示手段(DP)によりリスト(LSA,LSF,LS1,LS2)で表示され、表示されたリスト内からユーザ操作に応じて所望のレコードが選択されると、当該レコードに対応付けられた演奏情報が演奏情報記憶手段(DBS)から読み出される(S1〜S7)。
【0010】
この発明の主たる特徴による演奏情報選択装置では(請求項1)、レコード記憶手段(DBR)の複数のレコードに同一の曲名情報が含まれているので、レコードを構成する複数の項目情報のうち、曲名情報(「曲」)については同曲名であるが、その他の項目情報が異なる複数のレコードをリスト(例えば、図9)に表示することができる(S14:R1〜R3)。従って、この発明によれば、ユーザにより演奏される曲(演奏曲)について、1つの曲名に適応する多種類の演奏情報を知ることができ、この中から最適な演奏情報を選択することができるようになる。
【0011】
この発明の演奏情報選択装置においては、複数のレコードで構成されるリスト情報であって、レコードを構成する項目情報の内容が互いに異なる複数のリスト情報が複数のリスト情報保持手段に保持され(S14,S18,S20:R2;LSF,LS1,LS2)、これらのリスト情報から所望のリスト情報をリスト選択手段(ST2〜ST4:図5)によって選択すると(S12,S17,S19)、選択されたリスト情報(LSF,LS1,LS2)に含まれるレコードの複数の項目情報をリストで表示する(S14,S18,S20:R3;DP,13)ように構成される(請求項2)。従って、この発明によれば、ユーザにより演奏される曲(演奏曲)について希望の演奏情報を選択する際に、最適なリストを選択して利用することにより、さらに、希望の演奏情報を迅速に見つけ出すことができるようになる。
【0012】
〔種々の特徴〕
また、上述した課題
(目的)に対してこの明細書に記載された種々の発明の実施に関する演奏情報検索・選択上の他の特徴により次の〔1〕,〔2〕のように構成することができる。
【0013】
〔1〕演奏曲に対して設定可能な複数の演奏情報を記憶する演奏情報記憶手段と、演奏曲のイメージを表わすための複数項目の曲想情報からそれぞれ構成される複数の曲想情報組を演奏情報に対応付ける曲想情報対応付け手段と、複数の曲想情報組から成り既に作成された既存リストから選択的に曲想情報組を取り出して新規リストを作成するリスト作成手段と、既存リスト及び新規リストのうちから選択されたリストを表示するリスト表示手段と、表示されたリスト内から選択された曲想情報組に対応付けられた演奏情報を読み出す情報読出し手段とを具備する演奏情報検索装置。
【0014】
この演奏情報検索装置〔1〕では、リスト作成手段〔S18,S20(R1,R2)〕により、複数の曲想情報組(レコード)から成り既に作成された既存リスト(LSA,LSF,LS1,LS2)から選択的に曲想情報組(レコード)を取り出して新規リスト(LSF,LS1,LS2)を作成し、既存リスト及び新規リストのうちから所望のリストを選択すると、選択されたリストがリスト表示手段(DP)が表示される。例えば、「オールリスト」と呼ばれる既存リスト(LSA)から選択した曲想情報組(レコード)のみを取り出して、ユーザが特に好んで用いる利用頻度の高い「フェイバリツトリスト」と呼ばれる新規リスト(LSF)を作成し、オールリスト(LSA)及びフェイバリットリスト(LSF)の何れか選択されたリストが表示される。これによって、利用頻度の高い曲想情報組グループ(レコード群)などを予め「フェイバリツトリスト」等としてリスト化しておくことにより、希望のスタイルを迅速に見つけ出せるようになる。
【0015】
この演奏情報検索装置〔1〕においては、さらに、次の(1a),(1b)のように構成することができる。
(1a)リスト作成手段は、既存リストから検索条件に該当する曲想情報組を選択的に取り出して新規リストを作成する構成:つまり、リスト作成手段(S20:R1,R2)は、或る既存リスト(LSA,LSF,LS1,LS2)から検索条件に該当する曲想情報組(レコード)を選択的に取り出して新規リスト(LS1,LS2)を作成するように構成する。例えば、「オールリスト」や「フェイバリツトリスト」といった既存リスト(LSA,LSF,LS1,LS2)から、検索条件に該当する曲想情報組(レコード)のみを取り出して「サーチ1リスト」や「サーチ2リスト」などと呼ばれる一時的なサーチリスト(LS1,LS2)を作成し、既存のリストと新たに作成したリストのうちの選択されたリストを表示する。つまり、ユーザ好みの検索条件に該当する曲想情報組のグループ(レコード群)をサーチリスト(LS1,LS2)等として予めリスト化しておくことにより、希望のスタイルを迅速に見つけ出せるようになる。
【0016】
(2b)さらに、複数の既存リストからリストを選択する検索リスト選択手段を具備し、リスト作成手段は、検索リスト選択手段で選択されたリストから検索条件に該当する曲想情報組を取り出して新規リストを作成する構成:つまり、検索リスト選択手段(ST1〜ST4:図14)により、複数ある既存リスト(LSA,LSF,LS1,LS2)からリストを選択し、選択されたリストを基にして更なる新規リスト(LS1,LS2)を作成することができるように構成する。例えば、複数の既存乃至新規リスト(LSA,LSF,LS1,LS2)から1つのリストを選択し、新たに新規リストを作成して表示する。これにより、何度も絞込み検索をすることなく、迅速に作業を進めて、最適なレコードのみを抽出したリストを作成することができる。
【0017】
〔2〕演奏曲に対して設定可能な複数の演奏情報を記憶する演奏情報記憶手段と、演奏曲のイメージを表わすための複数項目の曲想情報からそれぞれ構成される複数の曲想情報組を演奏情報に対応付ける曲想情報対応付け手段と、複数の曲想情報組の内容をリストで表示するリスト表示手段と、1回の移動指示毎に、表示されたリストに対して、1曲想情報組ずつカーソルを移動させる通常移動手段と、1回の移動指示毎に、表示されたリストに対して、項目情報の内容が異なるグループの曲想情報組までカーソルを移動させる特殊移動手段と、表示されたリスト内から、カーソルにより指示される曲想情報組に対応付けられた演奏情報を読み出す情報読出し手段とを具備する演奏情報検索装置。
【0018】
この演奏情報検索装置〔2〕では、表示されたリスト(LSA,LSF,LS1,LS2)に対して、通常移動手段(SM2,SM3)により、1回の移動指示毎に1曲想情報組(レコード)ずつカーソル(CR)を移動させたり、或いは、特殊移動手段(SM1,SM4)により、1回の移動指示毎に、項目情報の内容が異なるグループの曲想情報組(レコード)までカーソルを移動させ(CR)、カーソル(CR)により指示される曲想情報組(レコード)に対応付けられた演奏情報(スタイル情報)を読み出す。つまり、1回の通常移動の指示毎に1レコードずつカーソルを移動させ、1回の特殊移動の指示毎に選択レコードとは異なる情報を持つレコード群の先頭レコードまでカーソルを移動させることにより、明らかに不要なレコードを飛ばしながら、カーソルを迅速に移動させて所望のレコードをいち早く選択し、希望するスタイルを素早く設定することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の好適な実施例を詳述する。なお、以下の実施例は単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0020】
〔ハードウエア構成〕
図1には、この発明の一実施例による演奏情報検索システムのハードウエア構成のブロック図が示されている。このシステムの例では、各種ソフトウエアのインストールが可能な電子楽器において、「スタイル検索」と呼ばれる演奏情報検索処理を実行する構成がとられている。システムは、中央処理装置(CPU)1、タイマ2、読出専用メモリ(ROM)3、ランダムアクセスメモリ(RAM)4、外部記憶装置5、検出回路6、表示回路7、音源回路8などの外に、通信インターフェイス(I/F)9やMIDIインターフェース(I/F)10などを備え、これらの装置1〜10は、通信バス11を介して互いに接続されている。
【0021】
システム全体を制御するCPU1は、所定のソフトウエア・プログラムに従いタイマ2によるクロックを利用して種々の制御を行い、演奏操作による演奏情報や他の電子楽器からの演奏情報に基づく通常の演奏情報処理の外、特に、スタイル情報を検索するための演奏情報(スタイル)検索処理などを中心的に遂行する。ROM3には、このシステムを制御するための所定の制御プログラムが記憶されており、これらの制御プログラムには、基本的な演奏情報処理と共に、この発明による演奏情報検索処理に関する各種プログラムの外、これらの処理に付随する各種テーブル及び各種データが含まれる。例えば、複数のスタイル情報がスタイルデータベース(DBS)として記憶され、また、複数の「レコード」がレコードデータベース(DBR)として記憶される。
【0022】
RAM4には、これらの処理に際して利用されるフラグやバッファなどの情報が記憶され、例えば、フェイバリットフラグ(FF)更新情報や、サーチ条件バッファ(BF1,BF2)等の検索(抽出)条件情報や、フェイバリットリスト(LSF)、サーチリスト(LS1,LS2)等の検索リスト情報が一時的に記憶される。また、RAM4には自動伴奏用の読出バッファなども記憶され、この読出バッファは、自動伴奏時に利用するスタイル情報を一時記憶するために用いられる。
【0023】
外部記憶装置5は、ハードディスクドライブ(HDD)の外に、コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ(CD−ROM)、フロッピィディスク(FD)、光磁気(MO)ディスク、ディジタル多目的ディスク(DVD)、メモリカード等の可搬型記憶媒体を用いた装置から成り、各種制御プログラムや各種データを記憶することができる。例えば、演奏情報検索などに必要なプログラムや各種データベースは、ROM3を利用するだけでなく、外部記憶装置5からRAM4内に読み込むことができ、必要に応じて、処理結果(フェイバリットフラグ情報など)を外部記憶装置5に記録しておくこともできる。
【0024】
検出回路6には操作子装置12が接続され、操作子装置12は、演奏用の鍵盤やスイッチ・ダイヤル等の演奏操作子の外に、システムの操作パネル等に設けられた各種設定用のパネル操作子を備える。これらのパネル操作子には、モードに応じて機能が変化する多機能形の複数の画面操作スイッチ(SM0〜SM5,ST0〜ST5)が含まれ、また、自動伴奏を開始(停止)させるためのスタイル再生スイッチなども含まれる。なお、これらの操作子については、情報入力のために操作子として利用することができるものであれば、どのようなものであってもよい。
【0025】
また、表示回路7に接続される表示装置13は、操作パネル上に設けられた画面表示部(DP)や各種インジケータを含む。この画面表示部(DP)には、種々の検索リストや検索画面を表示し、さらに、パネル操作子で操作可能なカーソル(CR)やポップアップ入力ウインドウ、各種指示マーク等を表示することができる。
【0026】
音源回路8には、DSP等で構成される効果回路やスピーカを含むサウンドシステム14が接続されており、RAM4などに記憶される演奏情報などを読み出して、対応する楽音を発音再生することができる。また、通信I/F9には、ローカルエリアネットワーク(LAN)やインターネット、電話回線等の通信ネットワーク15が接続され、通信ネットワーク15を介してサーバコンピュータ等から制御プログラムや演奏情報などの各種データを外部記憶装置5にストアすることもできる。
【0027】
MIDII/F10には、他の電子楽器などの演奏情報処理装置16が接続され、演奏情報をMIDI形式で授受することができる。なお、図1は、電子楽器を用いるシステムについて説明したが、パーソナルコンピュータ(PC)端末を用いて演奏情報検索システムを構成してもよい。いずれの場合も、電子楽器としてのタイプは、打楽器型、鍵盤型、管楽器型、弦楽器型など、どのようなものであってもよい。
【0028】
〔演奏情報の構成例〕
図2は、この発明の一実施例による演奏情報検索システムにおける記憶情報の概念図である。ROM3或いはRAM4又は外部記憶装置5には、スタイルデータベース(スタイルDB)DBS及びレコードデータベース(レコードDB)DBRが構築され、スタイルデータベースDBSには複数のスタイル情報が予め記憶されており、レコードデータベースDBRには複数の「レコード」と呼ばれるスタイル情報を検索するための補助情報が予め記憶されている。
【0029】
スタイルデータベースDBSは、自動伴奏用の演奏データで構成されるスタイル情報を複数記憶しているデータベースであり、これらのスタイル情報は、既に知られているように、自動伴奏を行なうための複数セクション分の演奏データを記憶している情報であり、例えば、図3のように、「スタイル番号SN」の下に、「イントロ情報」、「メイン情報」、「フィルイン情報」、「エンディング情報」など、セクション毎の情報から構成される。この「スタイル番号SN」は、それぞれのスタイル情報を識別するための番号であり、各スタイル情報に固有の数字がスタイル番号として添付されており、スタイル毎にスタイル名も決められている。
【0030】
なお、「イントロ情報」は、曲の先頭部分の演奏に最適な1〜数小節長の自動伴奏を行なうための演奏データであり、「メイン情報」は、曲の中間部分の演奏に最適な1〜数小節長の自動伴奏を行なうための演奏データである。また、「フィルイン情報」は、イントロ、メイン、エンディングなどのセクションの切換え部分における演奏に最適な1〜数小節長の自動伴奏を行なうための演奏データであり、「エンディング情報」は、曲の末尾部分の演奏に最適な1〜数小節長の自動伴奏を行なうための演奏データである。
【0031】
これに対して、レコードデータベースDBRは、スタイル情報の検索に必要な種々の情報で構成された補助情報である「レコード」を複数記憶しているデータベースである。これらの「レコード」により、オールリストLSA、フェイバリットリストLSF、サーチ1リストLS1やサーチ2リストLS2などのサーチリストを含む種々の検索リストを構成し、読み出したいスタイル情報を簡単に検索することができる。
【0032】
「レコード」は、演奏したいと思う曲をユーザにイメージさせるための各種の情報と、その演奏したい曲の伴奏に最適なスタイル情報とを対応付けている情報であり、例えば、図4のように、「識別番号」及び「スタイル番号SN」の下に、「曲名」、「ジャンル名」、「拍子」、「テンポ」、「キーワード」のような各種の設定情報で構成され、更に、「フェイバリットフラグFF」が付加される。
【0033】
「識別番号」はそれぞれのレコードを識別するための番号であり、各レコードに固有の数字が識別番号として添付される。「スタイル番号SN」は、当該レコード内の各種の設定情報で表わされる(イメージできる)曲の伴奏に最適なスタイル情報のスタイル番号を1つ記憶したものであり、同じスタイル番号SNが複数のレコードに記憶されることもある。
【0034】
各種の設定情報は、曲の伴奏に最適なスタイルをユーザにイメージさせるための情報である。例えば、「曲名」は、演奏したい曲をイメージさせる(表わす)ための情報として、その曲の曲名を1つ記憶したものであり、「ジャンル名」は、演奏したい曲をイメージさせる(表わす)ための情報として、その曲の音楽ジャンルを表わすジャンル名を1つ記憶したものである。また、「拍子」は、演奏したい曲をイメージさせる(表わす)ための情報として、その曲の拍子を1つ記憶したものであり、「テンポ」は、演奏したい曲をイメージさせる(表わす)ための情報として、その曲のテンポを1つ記憶したものであり、「キーワード」は、演奏したい曲をイメージさせる(表わす)ための情報として、その曲をイメージさせる語句などのキーワードを複数記憶したものである。
【0035】
また、「フェイバリツトフラグFF」は、当該レコードがフェイバリットリストLSFに追加されるべきものである(FF値=“1”)か否(FF値=“0”)かを表わすフラグである。
【0036】
さて、図2において、「オールリストLSA」(Aリスト)は、レコードデータベースDBRに記録されている全レコードにより構成される検索リストである。オールリストLSAにより、レコードデータベースDBRに記録されている全レコード群を表示装置13の画面表示部(DP)上に表示し、このリストから所望のレコードを選択操作すると、選択されたレコードのスタイル番号をキーとして、スタイルデータベースDBS内から最適なスタイル情報を選択的に読み出すことができる。
【0037】
「フェイバリツトリストLSF」(Fリスト)は、全レコードのうちフェイバリットに追加する旨が指示されている(フェイバリツトフラグFF値=“1”というフェイバリット条件を満足する)レコードにより構成される検索リストである。フェイバリットリストLSFの表示が指示されると、レコードデータベースDBRに記録されている全レコードから、フェイバリツトフラグFFの値が“1”の対象レコードが抽出されてフェイバリットリストLSFが作成される。従って、フェイバリットリストLSFで利用されるレコード群の具体的な内容を表わす情報は、フェイバリットリストが表示されている間だけ一時的に抽出(作成)されることになる。
【0038】
この発明の一実施例においては、検索バッファ(サーチ条件バッファ)にレコードの検索条件を記憶しておき、この検索条件に合うレコードを検索することにより、1乃至複数のサーチリストをユーザの手で一時的に作成することができる。図2には、このようなサーチリストの例として、2つの「サーチ1リストLS1」(S1リスト)及び「サーチ2リストLS2」(S2リスト)が示されている。
【0039】
各リストLS1,LS2は、全レコードのうち、夫々のサーチ1条件バッファBF1及びサーチ2条件バッファBF2に記憶されている検索条件に合致するレコードにより構成される検索リストである。サーチ1又はサーチ2リストLS1,LS2の表示が指示されると、「サーチ1条件バッファBF1」又は「サーチ2条件バッファBF2」に記憶された検索条件に該当するレコード群が抽出されてサーチ1又はサーチ2リストLS1,LS2が作成される。従って、サーチ1又はサーチ2リストLS1,LS2で利用されるレコード群の具体的な内容を表わす情報は、サーチ1又はサーチ2リストが表示されている間だけ一時的に抽出(作成)されることになる。
【0040】
なお、サーチ1又はサーチ2リストを構成するレコード群情報は、上述のように、リスト表示の間のみRAM4内に記憶されているが、各サーチ1条件及びサーチ2条件バッファBF1,BF2に既に記憶されている旧検索条件は、それぞれ、新たな検索条件が入力されるまで保存される。
【0041】
レコードデータベースDBRに記録されている全レコードから、フェイバリット条件(FF=“1”)或いはサーチ1又はサーチ2の条件を満足するレコードを抽出し、フェイバリットリストLSF或いはサーチ1又はサーチ2リストLS1,LS2を作成すると、これらの検索リストLSF,LS1,LS2に属するレコード群を表示装置13上に表示し、このリストから選択されたレコードのスタイル番号をキーとして、スタイルデータベースDBS内から最適なスタイル情報を選択的に読み出すことができる。
【0042】
〔リスト表示部〕
図5は、この発明の一実施例による操作パネルにおける画面表示部の表示画面と画面操作スイッチの機能との対応関係の一例を表わす図である。この演奏情報検索システムの表示装置13の画面表示部DPは、スタイル検索処理の際には、リスト表示モードにおいて、各種検索リスト等の基本画面を表示するリスト表示部として機能する。例えば、リスト表示部DPには、スタイル検索機能がスタートしたとき、図5のような「オールリスト」の基本画面が表示される。なお、基本画面において、タブLTは、オールリスト(“All”)、フェイバリットリスト(“Favorite”)、サーチ1リスト(“Search 1”)及びサーチ2リスト(“Search 2”)といった検索リストの中から、表示したいリストを選択するために表示されるものであり、斜線が施された枠は、各レコードを選択するためのカーソルCRを表わす。
【0043】
また、基本画面の表示に対応して、画面表示部DPに表示される画面を操作するために画面表示部DP近傍に設けられたスイッチ(画面操作スイッチ)SM0〜SM5,ST0〜ST5は、リスト操作スイッチとして機能する。この操作の便のために、リスト表示部DPには、基本画面の表示に応じて、各リスト操作スイッチSM0〜SM5,ST0〜ST5の操作案内のための指示マークが、それぞれ、各リスト操作スイッチに隣接して表示される。
【0044】
より具体的に説明すると、スタイル検索機能のリスト表示モードにおいては、操作スイッチSM2,SM3は上移動用及び下移動用カーソル通常移動スイッチとして夫々動作し、操作スイッチSM1,SM4は上移動用及び下移動用カーソル特殊移動スイッチとして夫々動作する。操作スイッチSM0は、リストに含まれるレコードの表示順序を所定のルールで切り換えるためのソートスイッチとして動作し、操作スイッチST0は「フェイバリット追加」(FavAdd)スイッチとして動作する。
【0045】
操作スイッチST1〜ST4は、それぞれ、各リストの選択用タブLTに対応しており、「オール」リスト、「フェイバリット(Fav.)」リスト、「サーチ1」リスト及び「サーチ2」リスト選択スイッチとして動作することができる。また、操作スイッチSM5,ST5は、作成しようとするリストを「サーチ1」又は「サーチ2」に指定するための「検索画面」表示指示スイッチとして動作することができる。
【0046】
ここで、図5を用いてこの発明の一実施例による演奏情報検索システムの動作を極く概略的に説明する。画面表示部DPの各検索リスト(オール等)の各行はレコードを表わし、これらのレコードは、複数項目のうち、「曲」情報は同曲名であるが、その他の項目情報(「ジャンル」、「拍子」、「テンポ」等)が異なるものとすることができる。レコードに対するマークFMa(フェイバリットスイッチST0で反転可能)に基づく選択処理によりオールリストからフェイバリットリストが得られ、検索スイッチSM5,ST5操作後の検索処理によりサーチ1,2リストが得られる。リスト選択スイッチST1〜ST4で所望のリストを選択して表示し、表示されたリスト上でカーソルCRを移動させる(通常移動スイッチSM2,SM3で1レコードずつ移動し、特殊移動スイッチSM1,SM4で異なる項目内容のレコード群にジャンプする)ことにより所望のレコードを指示してスタイルを決定する。
【0047】
図6〜図9は、この発明の一実施例による演奏情報検索システムにおける表示装置の画面表示部(リスト表示部)に表示されるリストの表示例を表わす図である。リスト表示モードにおいては、表示装置13のリスト表示部DPに、1レコード分の情報が1行で表示される。つまり、各行の(水平方向に並べられた)表示項目(曲、スタイル、ジャンル、…)の情報群が夫々1レコードを表わしている。従って、カーソルCRが位置しているレコードが、現在選択中のレコードである。
【0048】
また、各表示項目欄(縦方向の並び)には、図4のレコード構成例に示される各種設定情報に対応した情報が表示される。図示の例では、表示項目「曲」の欄には、当該レコードの曲名(「AAAAA」等)が表示され、「スタイル」欄には、スタイル番号NSに対応するスタイル名(「スタイルA」等)が表示されている。さらに、「ジャンル」欄にはジャンル名(「ポップ」等)が表示され、「拍子」や「テンポ」の欄にも、「拍子」や「テンポ」に関する設定情報に対応する拍子及びテンポ(「4/4」や「120」等)が表示されている。
【0049】
各行左端の丸印は、その行のレコードをフェイバリットリストLSFに追加されているかいないかを表わしているフェイバリットマークである。例えば、黒丸「●」で表わされるフェイバリット追加マークFMaは、フェイバリットリストLSFに追加されていること(フェイバリツトフラグFFの値が“1”のレコードであること)を表わす表示マークであり、これに対して、白丸「○」で表わされるフェイバリット非追加マークFMnは、追加されていないこと(FF値が“0”のレコードであること)を表わす。或るレコードをフェイバリットリストLSFに追加するには、当該レコードにカーソルCRを合わせフェイバリット追加(FavAdd)スイッチSTOを操作して、当該レコードのフェイバリツトフラグFFの値を“1”にすればよい。
【0050】
さて、図6には、レコードデータベースの全レコードをリスト表示する場合の表示例〔1〕が示されている。つまり、この表示例〔1〕ではオールリストLSAが表示されており、現在、曲名が「AAAAA」でスタイル名が「スタイルB」の2行目のレコードが選択されている。なお、図6の「曲」及び「スタイル」欄に示されるように、レコードデータベースDBRには、同じ曲名(例えば、「AAAAA」)を記憶した複数のレコードや、同じスタイル番号NS(例えば、「スタイルB」や「スタイルC」)を記憶した複数のレコードが含まれることがある。
【0051】
操作子装置12には、カーソルCRを1レコードずつ順次移動させるためのパネル操作子としてカーソル通常移動スイッチが設けられており、このスイッチは上移動用及び下移動用カーソル通常移動スイッチSM2,SM3から成る。従って、上移動用又は下移動用カーソル通常移動スイッチSM2,SM3を操作することにより、操作毎に、リスト内において1つ上又は下のレコードにカーソルCRを移動させることができる。例えば、図6の表示状態において、下移動用のカーソル通常移動スイッチを1回操作すると、図7の表示例〔2〕に示される表示状態になる。
【0052】
また、カーソルCRをジャンプして移動させるために、操作子装置12には、上述したカーソル通常移動スイッチSM2,SM3とは別に、カーソル特殊移動スイッチが設けられており、このスイッチは上移動用及び下移動用カーソル特殊移動スイッチSM1,SM4から成る。従って、上移動用又は下移動用カーソル特殊移動スイッチSM1,SM4を操作することにより、操作毎に、リストの上方向又は下方向において、最も近くにある異なるジャンル群の先頭のレコードにカーソルCRを移動することができる。例えば、図6の表示状態において、下移動用カーソル特殊移動スイッチを1回操作すると、図8の表示例〔3〕に示される表示状態になる。
【0053】
この発明の一実施例においては、ユーザが設定した検索条件に従って検索されたレコード群をサーチリストとしてリスト表示することができる。図9の表示例〔4〕は、オールリストLSAを検索対象リストとして、曲名が「AAAAA」であるという条件をもつレコードをオールリストLSAから検索した結果、作成されたサーチリスト(「サーチ1リストLS1」)の表示画面である。例えば、RAM4内のサーチ1条件バッファBF1(図2)に、“曲名が「AAAAA」のレコードをオールリストLSAから検索する”という検索条件を記憶して検索をかけると、この検索条件で検索した結果得られるレコード群が、図9のようにサーチ1リストLS1として表示される。この場合、検索により得られるレコード群情報は、サーチ1リストLS1が表示されている間だけ、RAM4内のサーチ1リスト記憶領域に記憶されている。また、ユーザが設定した検索条件は新たなサーチ1の検索条件が設定されるまで、サーチ1条件バッファBF1に保持される。
【0054】
〔スタイル検索機能〕
この発明の一実施例による演奏情報検索システムにおけるスタイル検索機能は、当該機能の動作開始指示があってから動作終了指示があるまでの間だけ起動する。図10〜図12は、このスタイル検索機能の処理(スタイル検索処理)の一例を表わすフローチャートであり、主として、図10は〔1〕「カーソル移動」に関する処理を、図11は〔2〕「リスト作成」に関する処理を、図12は〔3〕「リスト切換」に関する処理を、それぞれ、表わしている。また、図13はスタイル検索処理における検索処理ルーチンのフローチャート例であり、図14は検索モードにおける画面表示部の表示画面(検索画面)と画面操作スイッチの機能(検索操作スイッチ)との対応例を表わす。
【0055】
〔1〕カーソル移動
スタイル検索機能が開始されると、図10〜図12に示されるスタイル検索処理フローが起動する。このスタイル検索処理の動作が開始すると、リスト表示モードとなり、表示装置13のリスト表示部DPに表われる基本画面には、図5に示すように、オールリストLSAが表示され、図10のカーソル移動に関する処理から実行される。
【0056】
スタイル検索処理の最初のステップS1では、上移動用又は下移動用カーソル通常移動スイツチSM2,SM3が操作されたか否かが判定され、このスイッチが操作されたときには、ステップS2で、スイッチ操作により指示された方向にある次のレコードにカーソルCRを移動する。例えば、図5の状態で下移動用カーソル通常移動スイツチSM3を操作したときは、図6のカーソル表示状態に移行し、更にスイッチSM3を操作すると、図6から図7の状態に移行する。
【0057】
ステップS2でカーソルCRが新しいレコードに移動され、移動完了と共に、カーソルCRが指示する行のレコードに選択操作を行うと、ステップS3において、この選択レコードに対応するスタイル及び演奏態様がシステムに設定される。ここで、「演奏態様の設定」がなされると、選択レコード内のテンポが自動伴奏時の再生テンポとして(電子楽器の自動伴奏装置に)設定され、「スタイルの設定」がなされると、選択レコードのスタイル番号SNを参照し、当該スタイル番号SNに該当するスタイル情報がスタイルデータベースDBSから読み出されて、RAM4内の自動伴奏用読出バッファに書き込まれる(スタイルの再生準備が行われる)。
【0058】
そして、新たな選択レコードに対応するスタイルの設定と演奏態様の設定が行われると、ステップS4に進む。また、カーソル通常移動スイツチSM2,SM3が操作されなかったときは、ステップS1からステップS4に進む。
【0059】
ステップS4では、上移動用又は下移動用カーソル特殊移動スイツチSM1,SM4が操作されたか否かが判定され、このスイッチが操作されたときには、ステップS5において、現在選択中のレコードのジャンルと異なるジャンルであり、スイッチ操作により指示された方向で最も近くにあるレコードを検索する。次のステップS6では、検索されたレコードに隣接する同ジャンルのレコード群中の先頭のレコードを抽出し、これにより抽出されたレコードにカーソルを移動する。つまり、カーソル特殊移動スイッチSM1,SM4を操作すると、1レコードずつではなく、現在の選択レコードのジャンルと異なるジャンルを持つレコードまで、一気にカーソルCRを移動させることができる。
【0060】
例えば、図6の状態では、現在選択中の第2行目レコードのジャンルは「ジャズ」である。ここで、下移動用カーソル特殊移動スイツチSM4を操作したときは、スイツチSM4で指示された「下」方向の最も近くに位置し「ジャズ」とは異なる「ロック」ジャンルに属する第4行目のレコードが検索される。このレコードは「ロック」ジャンルのレコード群の中で先頭のレコードであるから、第4行目レコードにカーソルCRが移動し、図8のカーソル表示状態に移行する。
【0061】
これとは逆に、図8のように「ロック」ジャンルの第4行目レコードを選択している状態で、上移動用カーソル特殊移動スイツチSM1を操作したときは、指示された「上」方向で最も近くにあって、異なる「ジャズ」ジャンルである第3行目のレコードが検索される。次いで、第3行目レコードに隣接する同一「ジャズ」ジャンルのレコード群の先頭のレコードとして第2行目のレコードが抽出され、この第2行目レコードにカーソルCRが移動し、図6のカーソル表示状態に移行する。
【0062】
ステップS6でカーソルCRが新しいレコードに移動され、カーソルCRが指示する行のレコードを選択すると、次のステップS7にて、ステップS3と同様に、当該選択レコードに対応するスタイル及び演奏態様がシステムに設定される。そして、新たな選択レコードに対応するスタイルの設定と演奏態様の設定が行われると、ステップS8(図11)に進む。また、カーソル特殊移動スイツチSM1,SM4が操作されなかったときは、ステップS4からステップS8に進む。
【0063】
ステップS8においては、フェイバリツト追加スイッチST0(図5)が操作されたか否かが判定され、このスイッチが操作されたときは、ステップS9で、カーソルCRで選択しているレコードについて、フェイバリツトフラグFFの内容(値)及びフェイバリットマークの表示態様を変更(反転)する。すなわち、基本画面に対してフェイバリット追加スイッチST0を操作すると、その時の選択レコードのフェイバリツトフラグFFが反転され、例えば、FF値が“0”であれば“1”にセットされる。これにより、当該レコードがフェイバリットリストLSFに追加され、基本画面上におけるフェイバリットマークも、非追加マークFMn(白丸)から追加マークFMa(黒丸)に変更され、当該レコードがフェイバリットリストLSFに追加されたことをユーザに報知する。
【0064】
また、上述とは逆に、選択レコードが既にフェイバリットリストLSFに追加されており、フェイバリツトフラグFFの値が“1”であれば、FF値は“0”にリセットされ、当該レコードがフェイバリットリストLSFから解除され、基本画面上におけるフェイバリットマークも、追加マークFMa(黒丸)から非追加マークFMn(白丸)変更され、当該レコードがフェイバリットリストLSFから解除されたことを表示する。
【0065】
ステップS9の処理により基本画面の選択レコードがフェイバリットリストLSFに対する追加又は削除が行われた後はステップS10に進む。また、フェイバリツト追加スイッチST0が操作されなかったときもステップS8からステップS10に進む。ステップS10では、サーチ1用又はサーチ2用の検索画面表示(作成リスト)指示スイッチSM5,ST5が操作されて検索画面を表示する旨の指示があったか否かが判定される。ここで、何れかのスイッチ操作により検索画面の指示があったときは、表示装置13の画面表示部DPの表示は基本画面(図5)から検索画面(図14)に切り換えられ、ステップS11〜S14でサーチ1リスト又はサーチ2リストを作成した上、ステップS15(図12)に進む。また、そうでないときはステップS10から直接ステップS15に進む。
【0066】
〔2〕リスト作成
ステップS11に進んだときは、検索モードに入り、表示装置13の画面表示部DPには検索用の画面(「検索画面」)が表示され、検索条件の入力を促す。図14は、サーチリストを作成する場合における画面表示部の表示画面及び画面操作スイッチの機能の一例を表わす。例えば、サーチ1リストを作成するために、サーチ1用検索画面表示(作成リスト)指示スイッチSM5を操作すると、図14に示されるような検索画面(「検索画面:サーチ1」)が画面表示部DPに表示される。また、リストを作成するために、サーチ2用検索画面表示指示スイッチST5を操作したときも、図14と同様の表示内容の検索画面(「検索画面:サーチ2」)が表示される。そして、これらの検索画面を利用して検索条件が入力されると、続くステップS12〜S14の処理により検索が行われ、サーチ1リストLS1又はサーチ2リストLS2が作成される。
【0067】
ステップS11〜S14の検索モードにおいては、画面表示部DPは検索画面表示部として機能し、ここに表示される検索画面の中央部には、図14に示すように、曲、ジャンル、拍子、テンポ及びキーワードに関して入力された各種検索条件を表示するための検索条件表示欄SK1〜SK5が設けられている。また、画面操作スイッチSM0〜SM5,ST1〜ST4は、検索画面の表示に対応した検索操作スイッチとして機能する。このスイッチ操作の便のために、検索画面表示部DPには、検索画面の表示に応じて、各検索操作スイッチSM0〜SM5,ST1〜ST4の操作案内のための指示マークが、それぞれ、各検索操作スイッチに隣接して表示される。
【0068】
より具体的に説明すると、スタイル検索機能の検索モードにおいては、操作スイッチSM0〜SM4は、それぞれ、曲、ジャンル、拍子、テンポ(範囲)、キーワード等といった検索項目に関する検索条件を入力するための検索項目別検索条件指定スイッチとして動作し、操作スイッチST1〜ST4は、検索対象となるレコード群(リスト)を選択するスイッチ、すなわち、それぞれ、検索対象としてオールリストLSA、フェイバリットリストLSF、サーチ1リストLS1及びサーチ2リストLS2を選択することを夫々指示する検索対象リスト選択スイッチとして動作し、操作スイッチSM5は「検索開始」指示スイッチとして動作することができる。
【0069】
続くステップS12においては検索条件を入力する。検索条件入力方法の一例を紹介すると、まず、検索項目別検索条件指定スイッチSM0〜SM4を操作すると、操作したスイッチSM0〜SM4に対応する検索項目に関する検索条件情報を入力するためのポップアップ入力ウインドウ(図示せず)が検索画面上に表示される。そこで、このウインドウの検索条件情報入力用に割り当てられた所定の画面操作スイッチ(SM0〜SM5,ST0〜ST5:割合ては任意であるため例示せず)を操作することにより、当該検索項目に関する検索条件情報(文字列の入力又は既定情報からの選択)を入力する。
【0070】
次いで、この入力ウインドウによる入力をOK操作すると、入力された検索条件情報が、検索画面の当該検索項目の検索条件表示欄SK1〜SK5に表示される。そして、各検索項目についてこのような操作を順次行っていき、図14の検索条件表示欄SK1〜SK5に例示されるように、検索条件を設定する。なお、表示欄SK1〜SK5を空白のままとした場合は、空白の検索項目については検索条件の設定が無いものとする。
【0071】
ステップS12では、検索条件として、リスト選択スイッチST1〜ST4を操作して、検索対象となるレコード群(リスト)を選択・指示することができる。すなわち、これらのスイッチの何れかを操作すると、操作されたリスト選択スイッチST1〜ST4に対応するオールリストLSA、フェイバリットリストLSF、サーチ1リストLS1又はサーチ2リストLS2が検索対象として指示・設定される。なお、リスト選択スイッチST1〜ST4を操作しなかった場合はオールリストLSAが検索対象に設定される。
【0072】
また、「検索画面:サーチ1」においてサーチ1リスト選択スイッチST3を操作するなどにより、検索対象となるサーチリストを検索画面(作成しようとするサーチリスト)の種類と同一とした場合は、旧検索条件により生成される旧サーチリストを検索対象として新検索条件により更なる絞込みを行い、新たなサーチリストを作成することができる。
【0073】
ステップS12においては、さらに、このようにして入力・設定された検索条件が、ステップS10におけるサーチ1用又はサーチ2用検索画面表示(作成リスト)指示スイッチSM5,ST5の操作に対応して、サーチ1条件バッファBF1又はサーチ2条件バッファBF2(図2)に記憶される。そして、次のステップS13にて検索開始スイッチSM5の操作による検索開始の指示があった否か判定される。検索開始の指示があったときは、ステップS14の検索処理ルーチンに進む。すなわち、ユーザが検索条件の設定を完了し検索開始スイッチSM5を操作すると、設定された検索条件に基づいて検索処理が行われる。
【0074】
〔検索処理の例〕
図13は、この発明の一実施例による検索処理の例を表わすフローチャートである。すなわち、ステップS14の検索処理ルーチンでは、図示のような検索処理フローにより、設定された検索条件に相当するレコードを自動検索することができる。この検索処理がスタートすると、最初のステップR1において、サーチ1条件又はサーチ2条件バッファBF1,BF2を参照し、検索対象のレコード群から、検索条件情報が表わす内容に相当するレコード群を抽出する。
【0075】
つまり、検索画面表示(作成リスト)指示スイッチSM5,ST5(図5)で指示されたサーチリストに対応する検索(サーチ条件)バッファBF1,BF2に記憶された検索条件には、検索対象となるリストとして、オールリストLSA、フェイバリットリストLSF、サーチ1リストLS1又はサーチ2リストLS2が設定されており、検索内容として各検索項目毎に検索条件情報が設定されているので、ステップR1では、設定された検索対象リストのレコード群に対して、設定された検索内容に対応する検索を行う。
【0076】
続くステップR2では、抽出したレコード群で構成されるサーチリストを生成する。つまり、検索対象リストが、フェイバリットリストLSF、サーチ1リストLS1、サーチ2リストLS2などである場合には、まず、当該検索対象リストの実体(レコード群)を生成し、次に、作成された実体リスト(レコード群)に対して検索をかける。この場合、検索対象のサーチリスト(例えば「サーチ1リスト」)が作成しようとするサーチリストと同じリスト名(例えば「サーチ1リスト」)であるとき(つまり、同一名のサーチリストが既に作成されたとき)は、旧検索条件に従って旧サーチリストのレコード群を抽出(生成)し、これに対して、新検索条件で検索をかける。
【0077】
そして、この検索動作によりサーチリストが作成されると、ステップR3において、画面表示部DPの表示をサーチリストの画面(基本画面)に切り換え、ステップR2で作成されたサーチリストを表示部DPに表示して検索処理を終了し、スタイル検索処理のステップS15(図12)にリターンする。従って、検索処理が完了すると、画面表示を基本画面とするリスト表示部DPには、検索処理で作成されたリスト(例えば、図9のようなサーチ1リスト)が表示される。
【0078】
〔3〕リスト切換え処理
スタイル検索処理のステップS15〜S20においては、リスト表示部DPの基本画面に対するリスト選択操作に対応して、基本画面に表示するリストを、オールリストLSA、フェイバリツトリストLDF、サーチ1リストLS1及びサーチ2リストLS2の何れかに切り換える動作が行われる。
【0079】
基本画面に表示されるリストを変更するには、予め用意されているリスト毎の選択スイッチST1〜ST4(図5)を操作する(これらのスイッチは、既に説明したように、基本画面上のリスト毎のタブLTに対応する操作パネル上に配置されている。)。これらの操作は、順次、ステップS15,S17,S19で検出され、それらに後続するステップS16,S18,S20で、対応するリスト表示処理が行われる。この場合、基本画面の表示内容はどのリストについてもほぼ同一である。異なる部分は、リスト表示部DPの内容のみであり、各リストLSA,LDF,LS1,LS2に表示される内容が、選択スイッチST1〜ST4で選択したリストに相当するレコード群になる。
【0080】
具体的には、ステップS15では、オールリスト選択スイッチST1が操作されてオールリストを表示する旨の指示があったか否かが判定され、オールリストの表示が指示されたときは、ステップS16にて、レコードデータベースDBRに記憶されている全レコードの内容をオールリストLSAとしてリスト表示部DPに表示する。次のステップS17では、フェイバリットリスト選択スイッチST2の操作でフェイバリットリストLSFを表示する旨の指示があったか否かが判定される。
【0081】
ここで、フェイバリットリスト表示が指示されたときは、ステップS18に進んで、全レコードLSAからフェイバリツトフラグFFの値が“1”になっているレコード(フェイバリツトリストLSFへの追加が指示されているレコード)を抽出し、抽出されたレコード群をフェイバリットリストLSFとして一時的に作成し、作成されたフェイバリットリストLSFをリスト表示部DPに表示する。なお、ステップS18で作成されたフェイバリットリストLSFのレコード群情報は、他のリストの表示への切換えが指示されたとき(つまり、フェイバリットリストの表示が終了されるとき)RAM4上から削除される。
【0082】
次のステップS19では、サーチ1リスト又はサーチ2リスト選択スイッチST3,ST4の操作によってサーチ1リストLS1又はサーチ2リストLS2の表示が指示されたか否かが判定され、サーチ1又はサーチ2リストの表示指示があったときは、ステップS20において、ステップS13での処理と同じ検索処理(図14)を行う。すなわち、操作されたリスト選択スイッチST3,ST4に対応するサーチ条件バッファBF1,BF2から検索条件を読み出して、対応するサーチリストを一時的に作成し、作成されたサーチリストをサーチ1リスト又はサーチ2リストとしてリスト表示部DPに表示する。
【0083】
ステップS20においても、ステップS18でのフェイバリットリスト処理と同様に、作成されたサーチリストLS1,LS2のレコード群情報は、他のリストへの表示切換えが指示されたとき(つまり、当該サーチリストの表示が終了されるとき)にRAM4上から削除される。なお、RAM4内のサーチ1条件又はサーチ2条件バッファBF1,BF2に記憶された検索条件は、それぞれ、新たなサーチ1又はサーチ2リストが作成されるまで「旧検索条件」として保存される。ステップS20の後はステップS21に進み、リスト選択操作が何らなされなかったときは、判定ステップS15,S17,S19を否定判定で通過してステップS21に進む。
【0084】
ステップS21ではその他の処理を実行する。その他の処理には、リスト表示DPの基本画面上における各リストのレコードをソートするソート処理、自動伴奏の開始及び停止やセクションの切換などの自動伴奏の処理などがある。
【0085】
ソート処理は、ソートスイッチSM0(図5)の操作に応じて、基本画面に表示されているリストの表示項目(曲、スタイル、ジャンル、拍子、テンポなど)の内容に対応するソートを行うものである。ソート対象となる表示項目は、例えば、ソートスイッチSM0を操作する毎に、曲→スタイル→ジャンル→…というように、右方向に移行される。なお、これらのソートは、各表示項目に応じたルールに従って行われ、原則として、文字列表記のものについては文字コード順、量的なものについては大きい順又は小さい順とし、また、同一順位同士については、より左側にある他の項目から優先的にソートする等、常識的な手法が採用される。
【0086】
また、自動伴奏の処理は、操作子装置12のスタイル再生スイッチの操作によって開始され、ステップS3,S7で設定された演奏態様やスタイル情報に基づいて行われる。例えば、自動伴奏が開始されると、RAM4内の読出バッファに記憶されているスタイル情報をセクションの切換などに従って順次読み出されて自動伴奏が行われ、この自動伴奏の動作は、スタイル再生スイッチの再操作によって停止することができる。
【0087】
その他の処理の後はステップS22に進み、操作子装置12におけるスタイル検索終了スイッチの操作によりスタイル検索機能の終了が指示されたか否かが判定される。この終了指示がなければ、ステップS1に戻ってタイル検索機能終了の指示があるまでステップS1〜S21の処理を繰り返し、終了指示があると、このスタイル検索処理を終了する。
【0088】
〔種々の実施態様〕
以上、この発明を一実施例について説明したが、この発明は種々の態様で実施することができる。例えば、各レコードをスタイル情報に対応付けるのに、実施例では、各レコードにスタイル番号を含ませているが、別途、各レコードの識別番号とスタイル番号との対応テーブルを設けてもよい。
【0089】
また、検索処理においては、検索対象リストとして複数のリストを同時に選択することができるようにしてもよい。その場合には、選択された複数のリストに含まれる全レコードから検索の条件の該当するレコードを抽出する。
【0090】
実施例(S18,S20)のように、リストを表わす情報としてフェイバリットフラグ(FF)や検索条件(BF1,BF2)のみを記憶しておく方法は、記憶容量的には好ましいものであるが、抽出されたレコード群の具体的な内容情報をリスト情報として記憶しておくようにしてもよい。このようにすれば、リストの表示切り換え時に検索作業を行なう必要がなくなるので、リスト表示の切換えが迅速になる。
【0091】
カーソルの特殊移動については、ジャンルを対象としたものに限らず、曲や拍子やテンポやスタイル名を対象として同様の動作を行なわせれるようにしてもよい。
【0092】
カーソルの通常動作及び特殊動作に使う操作スイッチについては、実施例では別々に設けるようにしたが、別置するのではなく、同じ操作スイッチを、機能を切り換えながら使うようにしてもよい。
【0093】
レコードをフェイバリットリストに追加するか否かを設定するスイッチは、リスト表示部に表示されたレコード毎に設けてもよい。例えば、実施例のレコード毎の左端に丸印で表示されているフェイバリットマークを、スイッチにより操作可能として、このスイッチが操作される毎に、フェイバリットリストへの追加及び追加解除を切り換えるようにすることができる。
【0094】
演奏情報のフォーマットについては、演奏イベントの発生時刻を1つ前のイベントからの時間で表した「イベント+相対時間」、演奏イベントの発生時刻を曲や小節内における絶対時間で表した「イベント+絶対時間」、音符の音高と符長あるいは休符と休符長で演奏データを表した「音高(休符)+符長」、演奏の最小分解能毎にメモリの領域を確保し、演奏イベントの発生する時刻に対応するメモリ領域に演奏イベントを記憶した「ベタ方式」等、どのような形式でもよい。
【0095】
演奏情報検索処理プログラムなどの制御プログラムや演奏情報検索などの処理に利用する各種データは、外部記憶媒体から、或いは、通信インターフェースを介して外部装置から、電子楽器やパーソナルコンピュータで構成される演奏情報検索システムに供給してもよい。また、通信インターフェース及び通信ネットワークは、有線のものに限らず無線でもよい。また、双方を備えていてもよい。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明では(請求項1)、ユーザにより演奏される曲(演奏曲)に対して設定可能な複数の自動伴奏用の演奏情報(スタイル情報又はスタイル)を演奏情報記憶手段に記憶すると共に、ユーザにより演奏される曲(演奏曲)のイメージを表わす複数の項目情報(「曲」、「ジャンル」、「拍子」、「テンポ」など)により構成され複数のレコードがこれらの演奏情報に対応付けてレコード記憶手段に記憶され、複数のレコードには同一の曲名情報が含まれる。演奏情報を選択する際は、レコード記憶手段から読み出された複数のレコードを構成する項目情報がリストで表示され、表示されたリスト内から所望のレコードを選択すると、当該レコードに対応付けられた演奏情報が演奏情報記憶手段から読み出され、レコードを構成する複数の項目情報のうち、曲名情報(「曲」)については同曲名であるが、その他の項目情報が異なる複数のレコードをリストで表示することができる。従って、この発明によれば、ユーザにより演奏される曲(演奏曲)について、1つの曲名に適応する多種類の演奏情報を知ることができ、この中から最適な演奏情報を選択することができるようになる。
【0097】
この発明では(請求項2)、さらに、複数のレコードで構成されるリスト情報であって、レコードを構成する項目情報の内容が互いに異なる複数のリスト情報を複数のリスト情報保持手段に保持しておき、これらのリスト情報から選択された所望のリスト情報に含まれるレコードの複数の項目情報をリストで表示するようにしている。従って、この発明によれば、ユーザにより演奏される曲(演奏曲)について希望の演奏情報を選択する際に、最適なリストを選択・利用して、さらに、希望の演奏情報を迅速に見つけ出すことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による演奏情報検索システムのハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例による記憶情報の概念図である。
【図3】図3は、この発明の一実施例によるスタイル情報の構成例を表わす図である。
【図4】図4は、この発明の一実施例によるレコードの構成例を表わす図である。
【図5】図5は、この発明の一実施例による画面表示部の表示画面(基本画面)と画面操作スイッチの機能との対応の一例を表わす図である。
【図6】図6は、この発明の一実施例によるリスト表示部の第1の表示例を表わす図である。
【図7】図7は、この発明の一実施例によるリスト表示部の第2の表示例を表わす図である。
【図8】図8は、この発明の一実施例によるリスト表示部の第3の表示例を表わす図である。
【図9】図9は、この発明の一実施例によるリスト表示部の第4の表示例を表わす図である。
【図10】図10は、この発明の一実施例による演奏情報検索処理の動作例を表わすフローチャートの第1部分である。
【図11】図11は、この発明の一実施例による演奏情報検索処理の動作例を表わすフローチャートの第2部分である。
【図12】図12は、この発明の一実施例による演奏情報検索処理の動作例を表わすフローチャートの第3部分である。
【図13】図13は、この発明の一実施例による検索処理の例を表わすフローチャートである。
【図14】図14は、この発明の一実施例による画面表示部の表示画面(検索画面)と画面操作スイッチの機能との対応の他の例を表わす図である。
【符号の説明】
DBS,DBR スタイルデータベース及びレコードデータベース、
LSA,LSF オールリスト及びフェイバリットリスト、
LS1,LS2 サーチリスト(サーチ1リスト及びサーチ2リスト)、
BF1,BF2 サーチ条件バッファ(サーチ1条件バッファ及びサーチ2条件バッファ)、
SM0 ソートスイッチ又は検索条件入力スイッチ、
SM1 上移動用カーソル特殊移動又はジャンル検索条件入力スイッチ、
SM2 上移動用カーソル通常移動又は拍子検索条件入力スイッチ、
SM3 下移動用カーソル通常移動又はテンポ検索条件入力スイッチ、
SM4 下移動用カーソル特殊移動又はキーワード検索条件入力スイッチ、
SM5 サーチ1検索画面表示(サーチ1リスト作成)指示スイッチ又は検索開始スイッチ、
ST0 フェイバリット追加(FavAdd)スイッチ、
ST1 オールリストを表示又は検索対象として選択するオールリスト選択スイッチ、
ST2 フェイバリット(Fav.)リストを表示又は検索対象として選択するフェイバリットリスト選択スイッチ、
ST3 サーチ1リストを表示又は検索対象に設定するためのサーチ1リスト選択スイッチ、
ST4 サーチ2リストを表示又は検索対象に設定するためのサーチ2リスト選択スイッチ、
ST5 サーチ2検索画面表示(サーチ2リスト作成)指示スイッチ、
DP 画面表示部(リスト表示部、検索画面表示部などとして機能する)、
LT 検索リスト選択用タブ、
CR カーソル、
FMa,FMn フェイバリット追加マーク及び非追加マーク、
SK1〜SK5 検索条件表示欄。
Claims (2)
- ユーザにより演奏される曲に対して設定可能な複数の自動伴奏用の演奏情報を記憶する演奏情報記憶手段と、
ユーザにより演奏される曲のイメージを表わし曲名情報を含む複数の項目情報で構成されるレコードを複数記憶するレコード記憶手段であって、各レコードは、演奏情報記憶手段に記憶された演奏情報の何れか1つに対応付けられており、同一の曲名情報が複数のレコードに含まれるものと、
レコード記憶手段から読み出された複数のレコードの項目情報をリストで表示するリスト表示手段と、
リスト表示手段により表示されたリスト内から何れかのレコードを選択するレコード選択手段と、
レコード選択手段により選択されたレコードに対応付けられた演奏情報を演奏情報記憶手段から読み出す演奏情報読出し手段と
を具備することを特徴とする演奏情報選択装置。 - さらに、
前記レコード記憶手段から読み出された複数のレコードで構成されるリスト情報であって、レコードを構成する項目情報の内容が互いに異なる複数のリスト情報を保持する複数のリスト情報保持手段と、
これらリスト情報保持手段に保持されたリスト情報の何れかを選択するリスト選択手段と
を具備し、
前記リスト表示手段は、上記リスト選択手段により選択されたリスト情報を構成するレコードの項目情報をリストで表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の演奏情報選択装置。
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