JP2004256233A - フォーク移動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サイドシフト機能とフォークシフタ機能を兼備し、フィンガバーの前面からフォークの垂直部前面までの前後間隔が短くできて、持ち上げ能力、旋回半径等の低下を招かず、前方視野の妨げも少ないフォーク移動装置を提供する。
【解決手段】フィンガバー3に駆動軸6を架装し、フォーク4の垂直部4a背面に、転動面が駆動軸に対して傾斜した状態で当接する回転部材7を取付ける。回転部材7は、その転動面の駆動軸6に対しする接触角度を可変にするローラ保持部材8を介してフォークに取付けられている。回転部材7の傾斜方向を、互いに反対方向に向けた状態で駆動軸を回転させると、フォーク相互が離隔、接近する方向に横移動してフォークシフタ機能を司る。また、回転部材の傾斜方向を同じ方向に向けることにより両フォークは同じ方向に横移動し、フォークの間隔を維持した状態でフィンガバーの前面に対して横移動してサイドシフト機能を司る。
【選択図】 図2
【解決手段】フィンガバー3に駆動軸6を架装し、フォーク4の垂直部4a背面に、転動面が駆動軸に対して傾斜した状態で当接する回転部材7を取付ける。回転部材7は、その転動面の駆動軸6に対しする接触角度を可変にするローラ保持部材8を介してフォークに取付けられている。回転部材7の傾斜方向を、互いに反対方向に向けた状態で駆動軸を回転させると、フォーク相互が離隔、接近する方向に横移動してフォークシフタ機能を司る。また、回転部材の傾斜方向を同じ方向に向けることにより両フォークは同じ方向に横移動し、フォークの間隔を維持した状態でフィンガバーの前面に対して横移動してサイドシフト機能を司る。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、サイドシフト機能およびフォークシフタ機能を備えたフォークリフトアタッチメントのフォーク移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フォークリフトアタッチメントとして、収納棚に対する搬入、搬出時あるいはパレットへのフォーク挿入時等において、一対のフォークを同方向へスライドさせて荷役作業の利便性を図るサイドシフト機能や、荷物の大小に応じてフォーク間隔を調整するフォークシフタ機能を装備したフォークリフトは知られている。
【0003】
図8は、従来の、サイドシフト機能とフォークシフタ機能を兼備したアタッチメントを示すもので、マスト(図示せず)に沿って昇降するリフトブラケット51に取り付けられた上下一対のフィンガバー52の前面には、フォーク53を懸架する上下一対のシフトバー54が横移動可能に設置されている。
このシフトバー54は、フィンガバー52に連結されたサイドシフト用シリンダ55により、フィンガバー52の前面に対して左右方向へ横移動可能に連結されてサイドシフト機構を構成している。
【0004】
一対のフォーク53を各々横移動させる2本のフォークシフト用シリンダ56は、上下一対のシフトバー54、54間に上下に並べて配置されており、各シリンダ56,56は、基端がシフトバー54に、作動端がフォーク53にそれぞれ連結されてフォークシフタ機構を構成している。
なお、フォーク53を各々横移動させる手段としてシリンダ以外にチェーン、螺子を切ったシャフト等がある。
【0005】
上述したサイドシフト機構を作動してシフトバー54を横移動させ、フォーク53、53間隔を維持したまま一対のフォーク53、53を同方向へ横移動(所謂サイドシフト機能)調整して荷物の積込み、積降ろし作業を行ったり、フォークシフタ機構を作動してフォーク53、53間隔の拡縮(所謂フォークシフタ機能)を行い、荷物の大小に応じてフォーク間隔を調整したりするアタッチメントが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
実開平7−21697号公報(第2頁、第1−8図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにフィンガバー52の前面にシフトバー54を配置すると、フィンガバー52の前面からフォーク53の垂直部前面までの前後間隔bが長くなり、それだけフォーク53が車体から前方へ突出することになる。また、シフトバー54の重量分だけアタッチメント重量も増し、車体から前方へ突出とアタッチメント重量増とが相俟って、フォーク53上に同じ荷重の荷物を載せても、フィンガバー52に大きなモーメントが作用することになり、フォーク53による持ち上げ能力が低下し、しかもフォークリフトの全長増に伴なって旋回半径が大きくなる。
【0008】
また、このように上下のシフトバー54間に2本のシリンダ56,56が上下に並んで配置されていると、図8のように運転者の目57の高さ近くまでフォーク53を上昇させたときに、これらシリンダ56で視界が妨げられ、dで示す範囲が死角となる。そのため前方視野aが狭くなりフォーク53の先端が見難く、荷役作業効率の低下にもなる。
【0009】
前方視野を広げるために、前記シリンダ56を前後に並べて配置することも知られているが、この場合は、死角となる範囲dは略シリンダ径となり、シリンダ56による視界の妨げが比較的少ない。
しかし、シリンダ56を前後に並んで配置しても、フィンガバー52の前面からフォーク53の垂直部前面までの前後間隔bは長く、持ち上げ能力、旋回半径等の面においては何らの解決にはなっておらず、前方視野の死角範囲dの縮小とフィンガバー52の前面からフォーク53の垂直部前面までの前後間隔bの短縮が望まれる。
【0010】
この発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、サイドシフト機能とフォークシフタ機能を兼備し、フィンガバーの前面からフォークの垂直部前面までの前後間隔が短くできて、持ち上げ能力、旋回半径等の低下を招かず、かつ、前方視野の妨げも少ないフォーク移動装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明では、マストに沿って昇降するフィンガバーにフォークを横移動可能に取り付け、該フィンガバーに連結されたサイドブラケットに、駆動軸を架装するとともに前記フォークの垂直部背面に、転動面が駆動軸に対して傾斜した状態で当接する回転部材を取り付けてなることを要旨とする。
【0012】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記回転部材または駆動軸の少なくとも一方の部材表面は、駆動軸の回転力に追従して、回転部材が駆動軸上を転動可能な摩擦のある接触面を有する部材にて形成されていることを要旨とする。
【0013】
請求項1〜2項に記載の発明によれば、駆動軸を回転させて、その回転力を、傾斜状態で駆動軸と接触する回転部材に、両部材の摩擦力にて駆動軸の軸線と並行する横方向(左右方向)への回転力に変換して伝達し、回転部材を駆動軸上に沿って転動させる。回転部材が転動する事によりフォークも連動して横移動する。
【0014】
このとき、各フォークの垂直部背面に取り付けられた回転部材の傾斜方向を、互いに反対方向に向けた状態に配設することにより、フォーク相互が、フィンガバーに沿って離隔または接近する方向に向かって横移動し、フォークシフタ機能を司る。
また、回転部材の傾斜方向を、同じ方向に向けることにより、フォークは同じ方向に移動し、フォークの間隔を維持した状態でフィンガバーに対して横移動してサイドシフト機能を司る。
【0015】
請求項3に記載の発明では、請求項1、2に記載の発明において、前記回転部材は、その転動面の駆動軸に対する接触角度を可変にするローラ保持部材を介してフォークに取り付けられていることを要旨とする。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、各フォークの垂直部背面に取り付けられた回転部材の軸芯の向き即ち駆動軸に対する回転部材の転動面の接触角度を、通常は双方ともに同じ傾きにしてサイドシフト機能となるようにしておき、必要に応じて一方の回転部材における軸芯の向きを、ローラ保持部材を回転させて変向し、回転部材の傾きが反対になるように取り付けるのみでフォークシフタ機能をもたせ、回転部材の軸芯の向きを例えば略90度回転させるのみでサイドシフト機能とフォークシフタ機能の切換が行なわれる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1〜図5に基づいて詳述する。
サイドシフト機能とフォークシフタ機能の双方を有するフォークリフトのアタッチメント1は、図示しないマストに沿って昇降するリフトブラケット2に取り付けられた上下一対のフィンガバー3に脱着可能に架装される。
図中4はフォークで、水平部4bと垂直部4aとにより略L字状を成しており、その垂直部4a背面の上下に形成された掛止部を、フィンガバー3に掛止することによりフォーク4はフィンガバー3の前面側に懸架される。なお、このフォーク4は、少なくとも一対にて構成され、フィンガバー3に懸架された状態で横(フィンガバー3に対して左右方向)移動可能である。
【0018】
前記フィンガバー3の両端部側にはサイドブラケット5が連結されており、このサイドブラケット5の上下フィンガバー3、3間における適宜位置には、少なくとも1本の駆動軸6が架装されている。なお、この駆動軸6の長さを調整することにより前記フォーク4の横移動許容範囲が決まる。
【0019】
前記駆動軸6の表面は、後述する回転部材7との接触面の摩擦係数が大きくなるような形状例えばヤスリ状、サンドペーパ状等表面が緻密な凹凸形状あるいは材質がゴム材等にて形成されている。
【0020】
また駆動軸6を回転させる動力は、例えばフィンガバー3の背面、サイドブラケット5の背面等前方視野を阻害しない場所に配設されたモータあるいは駆動軸6にハンドルを取り付けて手動にて回転させてもよい。
【0021】
前記フォーク4の垂直部4a背面には、ローラ保持部材8が脱着可能に装着されており、ローラ保持部材8は、フォーク4の垂直部4a背面に取り付けられる台座8aと、その台座8aより突出する回転軸8dに回転可能に支持される回転盤8bと、台座8aと回転盤8bとの間に介在されて回転盤8bの回転を円滑にする軸受部材8cおよび回転盤8bの回止め部材10とより構成される。
【0022】
前記回転盤8bにローラブラケット9を介して取り付けられたローラ、コロ等よりなる回転部材7は、その軸芯7aの向きが前記駆動軸6に対して傾斜状態に支持されており、回転部材7の転動面は、前記駆動軸6に対して傾斜した状態で当接する。回転部材7の形状は、円柱でその中間部分がくびれた鼓形状であることが、駆動軸6との接触面積を広げ、駆動軸6からの回転力を受けて回転部材7の回転方向を横方向回転に変向して、回転部材7が駆動軸6との接触摩擦のみで駆動軸6上を横方向に転動し易くするうえで望ましい。
【0023】
また、前記回転部材7の少なくとも部材表面は、駆動軸6との接触面の摩擦係数が大きくなるような形状例えばヤスリ状、サンドペーパ状等表面が緻密な凹凸形状あるいは材質がゴム材等にて形成されている。
【0024】
上記構成の作用について説明する。各フォーク4背面に取り付けられている回転部材7の転動面が駆動軸6に対して斜めに押し当った状態で、ローラ保持部材8の回転盤8bを、回転軸8bを中心にして例えば90度回転させる。
この回転により、ローラブラケット9に傾斜状態で支持された回転部材7の軸芯7aの向き即ち駆動軸6に対する回転部材7の転動面の接触角度が略90度変向回転し、図1に示すように各フォーク4背面に取り付けられている回転部材7の軸芯7aの向きを、互いに反対方向に向けて方向転換させる。回転部材7の転動面が方向転換し、駆動軸6に対して斜めに押し当った状態となった位置で回止め部材10にて前記回転盤8bを固定する。
【0025】
つぎに、モータ等の適宜駆動手段にて駆動軸6を回転させると、この縦方向の回転力は、駆動軸6との接触摩擦により回転部材7に伝わる。回転部材7の転動面は、駆動軸6に対して斜めに押し当った状態で接触しているため、回転方向が横方向回転に変向される。
【0026】
回転部材7が横方向回転に変向すると、回転部材7は、駆動軸6との接触摩擦を維持しつつ駆動軸6上を横方向に転動し、ローラ保持部材8を介してフォーク4もフィンガバー3に沿って横移動する。
【0027】
このとき、両フォーク4、4における回転部材7の軸芯7aの向きが互いに反対方向に向いているため、両フォーク4、4は、互いに離隔(外側)、または接近(内向き)する方向に移動し、両フォーク4、4間隔が調整移動され所謂フォークシフタ機能を司る。
【0028】
つぎに、前記回転部材7の軸芯7aの向きが互いに反対方向に向いている両フォーク4,4のうち、一方のフォーク4に取り付けられているローラ保持部材8における回転盤8bを回転させる。この回転により、回転部材7の軸芯7aの向き即ち駆動軸6に対する回転部材7の転動面の接触角度が略90度回転し、図5に示すように両フォーク4、4背面に取り付けられている回転部材7の軸芯7aの向きは同一方向に向けて配置される。
【0029】
両フォーク4、4背面に取り付けられている回転部材7の軸芯7aの向きを同一方向に向けた状態で、モータ等の適宜駆動手段にて駆動軸6を回転させると、前記したフォークシフタ機能と同様、駆動軸6との接触摩擦により回転部材7の回転方向が横方向回転に変向されて、回転部材7は、駆動軸6との接触摩擦を維持しつつ駆動軸6上を横方向に転動し、ローラ保持部材8を介してフォーク4がフィンガバー3に沿って横移動する。
【0030】
このとき、両フォーク4、4における回転部材7の軸芯7aの向きは同一方向に向いているため、両フォーク4,4は同じ方向に移動し、両フォーク4,4の間隔が維持された状態で右あるいは左方向に移動して所謂サイドシフト機能を司どる。
【0031】
以上詳述したようにこの実施形態によれば以下の効果が得られる。
フォーク4を横移動させるための駆動軸6に、フォーク4背面に取り付けられている回転部材7の転動面を斜めに押し当て、駆動軸6を回転させることで両部材6、7の摩擦接触でフォーク4の横移動が可能となり、両部材6、7の表面に螺子等の加工が不要となった。
【0032】
前記回転部材7の軸芯7aの向き即ち駆動軸6に対する回転部材7の転動面の接触角度を、ローラ保持部材8における回転盤8bにて変向可能にして、両フォーク4,4取り付けられている両回転部材7の軸芯7aの向きを同一方向あるいは互いに反対方向に向けた状態に切り替えることにより、駆動軸6に逆螺子等の加工をすることなく、駆動軸6の回転力のみでサイドシフト機能とフォークシフタ機能の両機能が得られるとともにサイドシフト機能とフォークシフタ機能を構成する部品の全てを共通化できる。
【0033】
サイドシフト機能とフォークシフタ機能を構成する部品の全てが、フィンガバー3とフォーク4の垂直部4a背面までの間にコンパクトに収まっているため、フィンガバー3の前面からフォーク4の垂直部4a前面までの前後間隔Bが、サイドシフト機能等のアタッチメントをもたない一般的なフォークリフトの当該前後間隔と略同一であり、本発明のフォーク移動装置を一般的なフォークリフトに簡易に装着可能である。
【0034】
また、前記フィンガバー3の前面からフォーク4の垂直部4a前面までの前後間隔Bが、上述したように従来のサイドシフト機能等のアタッチメントを装備したフォークリフトの前後間隔bよりも短縮され、かつ、フォークと一体に横方向へ移動するシフトバーも不要となり、アタッチメント重量は大幅に低減するとともにフォークリフトの全長増もほとんどないことから、フォーク4による持ち上げ能力の低下は僅かで済み、かつ、フォークリフトの旋回半径の増加も抑止できる。
【0035】
また、運転者の目11の高さ近くまでフォーク4を上昇させたときに、サイドシフト機能とフォークシフタ機能を構成する部材のうち前方視野Aの妨げとなる部材は、フィンガバー3,3間に配設される駆動軸6のみで、他の構成部材は全てフォーク4の背面にあり、前方視野Aの妨げとはならない。したがって駆動軸6の直径分の範囲Dが死角となるのみで広い前方視野Aが得られ、フォーク4の先端まで見渡せ、荷役作業効率は向上する。
【0036】
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば次の様に変更してもよい。
ローラ保持部材8を構成する回転盤8dの回止め部材による回転固定位置を例えば駆動軸6に対して10度単位にして、駆動軸6に対する前記回転部材7の軸芯7aの向き即ち転動面の接触角度を細かく可変とすることにより駆動軸6上を転動する回転部材7の回転スピード即ちフォーク4の横移動スピードを変化させることも可能である。
【0037】
ローラ保持部材8を構成する回転盤8dは必ずしも必要とするものではなく、回転盤8d取り付け用の台座8aに、駆動軸6に対して適宜角度位置に取付穴等を適数個形成し、その穴等に前記回転部材7を支持するローラブラケット9を嵌合固定して、回転部材7の軸芯7aの向き即ち転動面の接触角度を可変とすることも可能である。
【0038】
図6、図7に示すように前記回転部材7を、駆動軸6に対して上下あるいは前後から挟持すべく配設し、一対の回転部材7をそれぞれ前記回転盤8dにて保持してもよく、また、一対の回転部材7を一本の支持軸にて連結して回転盤8dにて保持してもよい。これにより回転部材7の接触面積が拡大して、回転部材7の横移動即ちフォークの横移動が更にスムーズに行える。
【0039】
【発明の効果】
フォークを横移動させるための駆動軸に、フォーク背面に取り付けられている回転部材の転動面を斜めに押し当て、駆動軸を回転させることで両部材の摩擦接触でフォークの横移動を可能とし、かつ、回転部材の軸芯の向きを同一方向あるいは互いに反対方向に向けた状態に切り替えることにより、駆動軸の回転力のみでサイドシフト機能とフォークシフタ機能の両機能が得られる。
また、サイドシフト機能とフォークシフタ機能の両機能を司る回転部材と駆動軸は、アタッチメント装置を有しないフォークリフトのフィンガバーの前面からフォークの垂直部背面までの隙間内に配設可能で、フォーク配設位置の前方移動はほとんどなく、アタッチメント装置付きフォークリフトに比べ前後間隔が短くできて、持ち上げ能力、旋回半径等の低下を招かず、かつ、前方視野の妨げも少なく、フォーク先端が見易く、荷役作業が行い易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るフォークシフタ機能を示すフォーク移動装置の背面図。
【図2】同実施形態におけるフォーク移動装置を示す側面図。
【図3】同実施形態におけるフォーク移動装置を示す平面図。
【図4】同実施形態におけるフォーク移動装置の要部背面斜視図。
【図5】同実施形態に係るサイドシフト機能を示すフォーク移動装置の背面図。
【図6】同実施形態におけるフォーク移動装置の別の実施形態を示す平面図。
【図7】図6に示す実施形態の要部背面斜視図。
【図8】従来のフォーク移動装置を示す側面図。
【符号の説明】
2 リフトブラケット
3 フィンガバー
4 フォーク
4a 垂直部背面
5 サイドブラケット
6 駆動軸
7 回転部材
7a 回転部材の軸芯の向き
8 ローラ保持部材
8a 台座
8b 回転盤
9 ローラブラケット
10 回止め部材
A、a 前方視野
B、b 前後間隔
D、d 死角の範囲
【発明が属する技術分野】
この発明は、サイドシフト機能およびフォークシフタ機能を備えたフォークリフトアタッチメントのフォーク移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フォークリフトアタッチメントとして、収納棚に対する搬入、搬出時あるいはパレットへのフォーク挿入時等において、一対のフォークを同方向へスライドさせて荷役作業の利便性を図るサイドシフト機能や、荷物の大小に応じてフォーク間隔を調整するフォークシフタ機能を装備したフォークリフトは知られている。
【0003】
図8は、従来の、サイドシフト機能とフォークシフタ機能を兼備したアタッチメントを示すもので、マスト(図示せず)に沿って昇降するリフトブラケット51に取り付けられた上下一対のフィンガバー52の前面には、フォーク53を懸架する上下一対のシフトバー54が横移動可能に設置されている。
このシフトバー54は、フィンガバー52に連結されたサイドシフト用シリンダ55により、フィンガバー52の前面に対して左右方向へ横移動可能に連結されてサイドシフト機構を構成している。
【0004】
一対のフォーク53を各々横移動させる2本のフォークシフト用シリンダ56は、上下一対のシフトバー54、54間に上下に並べて配置されており、各シリンダ56,56は、基端がシフトバー54に、作動端がフォーク53にそれぞれ連結されてフォークシフタ機構を構成している。
なお、フォーク53を各々横移動させる手段としてシリンダ以外にチェーン、螺子を切ったシャフト等がある。
【0005】
上述したサイドシフト機構を作動してシフトバー54を横移動させ、フォーク53、53間隔を維持したまま一対のフォーク53、53を同方向へ横移動(所謂サイドシフト機能)調整して荷物の積込み、積降ろし作業を行ったり、フォークシフタ機構を作動してフォーク53、53間隔の拡縮(所謂フォークシフタ機能)を行い、荷物の大小に応じてフォーク間隔を調整したりするアタッチメントが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
実開平7−21697号公報(第2頁、第1−8図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにフィンガバー52の前面にシフトバー54を配置すると、フィンガバー52の前面からフォーク53の垂直部前面までの前後間隔bが長くなり、それだけフォーク53が車体から前方へ突出することになる。また、シフトバー54の重量分だけアタッチメント重量も増し、車体から前方へ突出とアタッチメント重量増とが相俟って、フォーク53上に同じ荷重の荷物を載せても、フィンガバー52に大きなモーメントが作用することになり、フォーク53による持ち上げ能力が低下し、しかもフォークリフトの全長増に伴なって旋回半径が大きくなる。
【0008】
また、このように上下のシフトバー54間に2本のシリンダ56,56が上下に並んで配置されていると、図8のように運転者の目57の高さ近くまでフォーク53を上昇させたときに、これらシリンダ56で視界が妨げられ、dで示す範囲が死角となる。そのため前方視野aが狭くなりフォーク53の先端が見難く、荷役作業効率の低下にもなる。
【0009】
前方視野を広げるために、前記シリンダ56を前後に並べて配置することも知られているが、この場合は、死角となる範囲dは略シリンダ径となり、シリンダ56による視界の妨げが比較的少ない。
しかし、シリンダ56を前後に並んで配置しても、フィンガバー52の前面からフォーク53の垂直部前面までの前後間隔bは長く、持ち上げ能力、旋回半径等の面においては何らの解決にはなっておらず、前方視野の死角範囲dの縮小とフィンガバー52の前面からフォーク53の垂直部前面までの前後間隔bの短縮が望まれる。
【0010】
この発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、サイドシフト機能とフォークシフタ機能を兼備し、フィンガバーの前面からフォークの垂直部前面までの前後間隔が短くできて、持ち上げ能力、旋回半径等の低下を招かず、かつ、前方視野の妨げも少ないフォーク移動装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明では、マストに沿って昇降するフィンガバーにフォークを横移動可能に取り付け、該フィンガバーに連結されたサイドブラケットに、駆動軸を架装するとともに前記フォークの垂直部背面に、転動面が駆動軸に対して傾斜した状態で当接する回転部材を取り付けてなることを要旨とする。
【0012】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記回転部材または駆動軸の少なくとも一方の部材表面は、駆動軸の回転力に追従して、回転部材が駆動軸上を転動可能な摩擦のある接触面を有する部材にて形成されていることを要旨とする。
【0013】
請求項1〜2項に記載の発明によれば、駆動軸を回転させて、その回転力を、傾斜状態で駆動軸と接触する回転部材に、両部材の摩擦力にて駆動軸の軸線と並行する横方向(左右方向)への回転力に変換して伝達し、回転部材を駆動軸上に沿って転動させる。回転部材が転動する事によりフォークも連動して横移動する。
【0014】
このとき、各フォークの垂直部背面に取り付けられた回転部材の傾斜方向を、互いに反対方向に向けた状態に配設することにより、フォーク相互が、フィンガバーに沿って離隔または接近する方向に向かって横移動し、フォークシフタ機能を司る。
また、回転部材の傾斜方向を、同じ方向に向けることにより、フォークは同じ方向に移動し、フォークの間隔を維持した状態でフィンガバーに対して横移動してサイドシフト機能を司る。
【0015】
請求項3に記載の発明では、請求項1、2に記載の発明において、前記回転部材は、その転動面の駆動軸に対する接触角度を可変にするローラ保持部材を介してフォークに取り付けられていることを要旨とする。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、各フォークの垂直部背面に取り付けられた回転部材の軸芯の向き即ち駆動軸に対する回転部材の転動面の接触角度を、通常は双方ともに同じ傾きにしてサイドシフト機能となるようにしておき、必要に応じて一方の回転部材における軸芯の向きを、ローラ保持部材を回転させて変向し、回転部材の傾きが反対になるように取り付けるのみでフォークシフタ機能をもたせ、回転部材の軸芯の向きを例えば略90度回転させるのみでサイドシフト機能とフォークシフタ機能の切換が行なわれる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1〜図5に基づいて詳述する。
サイドシフト機能とフォークシフタ機能の双方を有するフォークリフトのアタッチメント1は、図示しないマストに沿って昇降するリフトブラケット2に取り付けられた上下一対のフィンガバー3に脱着可能に架装される。
図中4はフォークで、水平部4bと垂直部4aとにより略L字状を成しており、その垂直部4a背面の上下に形成された掛止部を、フィンガバー3に掛止することによりフォーク4はフィンガバー3の前面側に懸架される。なお、このフォーク4は、少なくとも一対にて構成され、フィンガバー3に懸架された状態で横(フィンガバー3に対して左右方向)移動可能である。
【0018】
前記フィンガバー3の両端部側にはサイドブラケット5が連結されており、このサイドブラケット5の上下フィンガバー3、3間における適宜位置には、少なくとも1本の駆動軸6が架装されている。なお、この駆動軸6の長さを調整することにより前記フォーク4の横移動許容範囲が決まる。
【0019】
前記駆動軸6の表面は、後述する回転部材7との接触面の摩擦係数が大きくなるような形状例えばヤスリ状、サンドペーパ状等表面が緻密な凹凸形状あるいは材質がゴム材等にて形成されている。
【0020】
また駆動軸6を回転させる動力は、例えばフィンガバー3の背面、サイドブラケット5の背面等前方視野を阻害しない場所に配設されたモータあるいは駆動軸6にハンドルを取り付けて手動にて回転させてもよい。
【0021】
前記フォーク4の垂直部4a背面には、ローラ保持部材8が脱着可能に装着されており、ローラ保持部材8は、フォーク4の垂直部4a背面に取り付けられる台座8aと、その台座8aより突出する回転軸8dに回転可能に支持される回転盤8bと、台座8aと回転盤8bとの間に介在されて回転盤8bの回転を円滑にする軸受部材8cおよび回転盤8bの回止め部材10とより構成される。
【0022】
前記回転盤8bにローラブラケット9を介して取り付けられたローラ、コロ等よりなる回転部材7は、その軸芯7aの向きが前記駆動軸6に対して傾斜状態に支持されており、回転部材7の転動面は、前記駆動軸6に対して傾斜した状態で当接する。回転部材7の形状は、円柱でその中間部分がくびれた鼓形状であることが、駆動軸6との接触面積を広げ、駆動軸6からの回転力を受けて回転部材7の回転方向を横方向回転に変向して、回転部材7が駆動軸6との接触摩擦のみで駆動軸6上を横方向に転動し易くするうえで望ましい。
【0023】
また、前記回転部材7の少なくとも部材表面は、駆動軸6との接触面の摩擦係数が大きくなるような形状例えばヤスリ状、サンドペーパ状等表面が緻密な凹凸形状あるいは材質がゴム材等にて形成されている。
【0024】
上記構成の作用について説明する。各フォーク4背面に取り付けられている回転部材7の転動面が駆動軸6に対して斜めに押し当った状態で、ローラ保持部材8の回転盤8bを、回転軸8bを中心にして例えば90度回転させる。
この回転により、ローラブラケット9に傾斜状態で支持された回転部材7の軸芯7aの向き即ち駆動軸6に対する回転部材7の転動面の接触角度が略90度変向回転し、図1に示すように各フォーク4背面に取り付けられている回転部材7の軸芯7aの向きを、互いに反対方向に向けて方向転換させる。回転部材7の転動面が方向転換し、駆動軸6に対して斜めに押し当った状態となった位置で回止め部材10にて前記回転盤8bを固定する。
【0025】
つぎに、モータ等の適宜駆動手段にて駆動軸6を回転させると、この縦方向の回転力は、駆動軸6との接触摩擦により回転部材7に伝わる。回転部材7の転動面は、駆動軸6に対して斜めに押し当った状態で接触しているため、回転方向が横方向回転に変向される。
【0026】
回転部材7が横方向回転に変向すると、回転部材7は、駆動軸6との接触摩擦を維持しつつ駆動軸6上を横方向に転動し、ローラ保持部材8を介してフォーク4もフィンガバー3に沿って横移動する。
【0027】
このとき、両フォーク4、4における回転部材7の軸芯7aの向きが互いに反対方向に向いているため、両フォーク4、4は、互いに離隔(外側)、または接近(内向き)する方向に移動し、両フォーク4、4間隔が調整移動され所謂フォークシフタ機能を司る。
【0028】
つぎに、前記回転部材7の軸芯7aの向きが互いに反対方向に向いている両フォーク4,4のうち、一方のフォーク4に取り付けられているローラ保持部材8における回転盤8bを回転させる。この回転により、回転部材7の軸芯7aの向き即ち駆動軸6に対する回転部材7の転動面の接触角度が略90度回転し、図5に示すように両フォーク4、4背面に取り付けられている回転部材7の軸芯7aの向きは同一方向に向けて配置される。
【0029】
両フォーク4、4背面に取り付けられている回転部材7の軸芯7aの向きを同一方向に向けた状態で、モータ等の適宜駆動手段にて駆動軸6を回転させると、前記したフォークシフタ機能と同様、駆動軸6との接触摩擦により回転部材7の回転方向が横方向回転に変向されて、回転部材7は、駆動軸6との接触摩擦を維持しつつ駆動軸6上を横方向に転動し、ローラ保持部材8を介してフォーク4がフィンガバー3に沿って横移動する。
【0030】
このとき、両フォーク4、4における回転部材7の軸芯7aの向きは同一方向に向いているため、両フォーク4,4は同じ方向に移動し、両フォーク4,4の間隔が維持された状態で右あるいは左方向に移動して所謂サイドシフト機能を司どる。
【0031】
以上詳述したようにこの実施形態によれば以下の効果が得られる。
フォーク4を横移動させるための駆動軸6に、フォーク4背面に取り付けられている回転部材7の転動面を斜めに押し当て、駆動軸6を回転させることで両部材6、7の摩擦接触でフォーク4の横移動が可能となり、両部材6、7の表面に螺子等の加工が不要となった。
【0032】
前記回転部材7の軸芯7aの向き即ち駆動軸6に対する回転部材7の転動面の接触角度を、ローラ保持部材8における回転盤8bにて変向可能にして、両フォーク4,4取り付けられている両回転部材7の軸芯7aの向きを同一方向あるいは互いに反対方向に向けた状態に切り替えることにより、駆動軸6に逆螺子等の加工をすることなく、駆動軸6の回転力のみでサイドシフト機能とフォークシフタ機能の両機能が得られるとともにサイドシフト機能とフォークシフタ機能を構成する部品の全てを共通化できる。
【0033】
サイドシフト機能とフォークシフタ機能を構成する部品の全てが、フィンガバー3とフォーク4の垂直部4a背面までの間にコンパクトに収まっているため、フィンガバー3の前面からフォーク4の垂直部4a前面までの前後間隔Bが、サイドシフト機能等のアタッチメントをもたない一般的なフォークリフトの当該前後間隔と略同一であり、本発明のフォーク移動装置を一般的なフォークリフトに簡易に装着可能である。
【0034】
また、前記フィンガバー3の前面からフォーク4の垂直部4a前面までの前後間隔Bが、上述したように従来のサイドシフト機能等のアタッチメントを装備したフォークリフトの前後間隔bよりも短縮され、かつ、フォークと一体に横方向へ移動するシフトバーも不要となり、アタッチメント重量は大幅に低減するとともにフォークリフトの全長増もほとんどないことから、フォーク4による持ち上げ能力の低下は僅かで済み、かつ、フォークリフトの旋回半径の増加も抑止できる。
【0035】
また、運転者の目11の高さ近くまでフォーク4を上昇させたときに、サイドシフト機能とフォークシフタ機能を構成する部材のうち前方視野Aの妨げとなる部材は、フィンガバー3,3間に配設される駆動軸6のみで、他の構成部材は全てフォーク4の背面にあり、前方視野Aの妨げとはならない。したがって駆動軸6の直径分の範囲Dが死角となるのみで広い前方視野Aが得られ、フォーク4の先端まで見渡せ、荷役作業効率は向上する。
【0036】
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば次の様に変更してもよい。
ローラ保持部材8を構成する回転盤8dの回止め部材による回転固定位置を例えば駆動軸6に対して10度単位にして、駆動軸6に対する前記回転部材7の軸芯7aの向き即ち転動面の接触角度を細かく可変とすることにより駆動軸6上を転動する回転部材7の回転スピード即ちフォーク4の横移動スピードを変化させることも可能である。
【0037】
ローラ保持部材8を構成する回転盤8dは必ずしも必要とするものではなく、回転盤8d取り付け用の台座8aに、駆動軸6に対して適宜角度位置に取付穴等を適数個形成し、その穴等に前記回転部材7を支持するローラブラケット9を嵌合固定して、回転部材7の軸芯7aの向き即ち転動面の接触角度を可変とすることも可能である。
【0038】
図6、図7に示すように前記回転部材7を、駆動軸6に対して上下あるいは前後から挟持すべく配設し、一対の回転部材7をそれぞれ前記回転盤8dにて保持してもよく、また、一対の回転部材7を一本の支持軸にて連結して回転盤8dにて保持してもよい。これにより回転部材7の接触面積が拡大して、回転部材7の横移動即ちフォークの横移動が更にスムーズに行える。
【0039】
【発明の効果】
フォークを横移動させるための駆動軸に、フォーク背面に取り付けられている回転部材の転動面を斜めに押し当て、駆動軸を回転させることで両部材の摩擦接触でフォークの横移動を可能とし、かつ、回転部材の軸芯の向きを同一方向あるいは互いに反対方向に向けた状態に切り替えることにより、駆動軸の回転力のみでサイドシフト機能とフォークシフタ機能の両機能が得られる。
また、サイドシフト機能とフォークシフタ機能の両機能を司る回転部材と駆動軸は、アタッチメント装置を有しないフォークリフトのフィンガバーの前面からフォークの垂直部背面までの隙間内に配設可能で、フォーク配設位置の前方移動はほとんどなく、アタッチメント装置付きフォークリフトに比べ前後間隔が短くできて、持ち上げ能力、旋回半径等の低下を招かず、かつ、前方視野の妨げも少なく、フォーク先端が見易く、荷役作業が行い易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るフォークシフタ機能を示すフォーク移動装置の背面図。
【図2】同実施形態におけるフォーク移動装置を示す側面図。
【図3】同実施形態におけるフォーク移動装置を示す平面図。
【図4】同実施形態におけるフォーク移動装置の要部背面斜視図。
【図5】同実施形態に係るサイドシフト機能を示すフォーク移動装置の背面図。
【図6】同実施形態におけるフォーク移動装置の別の実施形態を示す平面図。
【図7】図6に示す実施形態の要部背面斜視図。
【図8】従来のフォーク移動装置を示す側面図。
【符号の説明】
2 リフトブラケット
3 フィンガバー
4 フォーク
4a 垂直部背面
5 サイドブラケット
6 駆動軸
7 回転部材
7a 回転部材の軸芯の向き
8 ローラ保持部材
8a 台座
8b 回転盤
9 ローラブラケット
10 回止め部材
A、a 前方視野
B、b 前後間隔
D、d 死角の範囲
Claims (3)
- マストに沿って昇降するフィンガバーに、フォークを横移動可能に取り付け、該フィンガバーに連結されたサイドブラケットに駆動軸を架装するとともに前記フォークの垂直部背面に、転動面が駆動軸に対して傾斜した状態で当接する回転部材を取り付けたことを特徴とするフォーク移動装置。
- 前記回転部材または駆動軸の少なくとも一方の部材表面は、駆動軸の回転力に追従して、回転部材が駆動軸上を転動可能な摩擦のある接触面を有する部材にて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフォーク移動装置。
- 前記回転部材は、その転動面の駆動軸に対する接触角度を可変にするローラ保持部材を介してフォークに取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のフォーク移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003048561A JP2004256233A (ja) | 2003-02-26 | 2003-02-26 | フォーク移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003048561A JP2004256233A (ja) | 2003-02-26 | 2003-02-26 | フォーク移動装置 |
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JP2004256233A true JP2004256233A (ja) | 2004-09-16 |
Family
ID=33114491
Family Applications (1)
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JP2003048561A Pending JP2004256233A (ja) | 2003-02-26 | 2003-02-26 | フォーク移動装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004256233A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106477257A (zh) * | 2015-12-28 | 2017-03-08 | 北方工业大学 | 一种Android智能手机控制的搬运小车 |
-
2003
- 2003-02-26 JP JP2003048561A patent/JP2004256233A/ja active Pending
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