JPH07101693A - フォークリフトにおけるラム装置 - Google Patents
フォークリフトにおけるラム装置Info
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- JPH07101693A JPH07101693A JP25443093A JP25443093A JPH07101693A JP H07101693 A JPH07101693 A JP H07101693A JP 25443093 A JP25443093 A JP 25443093A JP 25443093 A JP25443093 A JP 25443093A JP H07101693 A JPH07101693 A JP H07101693A
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- forklift
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ラムの荷役許容荷重及び荷取り能力を損なわ
ず、ラムを回動させる。 【構成】フォークリフト1の前方に配置されたインナマ
スト6の間にリフトブラケット8を昇降可能に配設し、
そのリフトブラケット8の前部にベースプレート10を
固着し、ベースプレート10には上下一対の第1のアン
グルプレート12を固着する。第1のアングルプレート
12の前部にはピン15にて上下一対の第2のアングル
プレート14が回動可能に取着され、第2のアングルプ
レート14にはラム19が取着されたラムベースプレー
ト13が固着されている。即ち、ラム19は第2のアン
グルプレート14とともに回動可能に設けられている。
このとき、ラム19を回動させるための油圧シリンダ1
8の基端部は、インナマスト6間に位置するリフトブラ
ケット8の内側面の部位に取着され、油圧シリンダ18
のピストンロッド18aの先端部は第2のアングルプレ
ート14に取着される。
ず、ラムを回動させる。 【構成】フォークリフト1の前方に配置されたインナマ
スト6の間にリフトブラケット8を昇降可能に配設し、
そのリフトブラケット8の前部にベースプレート10を
固着し、ベースプレート10には上下一対の第1のアン
グルプレート12を固着する。第1のアングルプレート
12の前部にはピン15にて上下一対の第2のアングル
プレート14が回動可能に取着され、第2のアングルプ
レート14にはラム19が取着されたラムベースプレー
ト13が固着されている。即ち、ラム19は第2のアン
グルプレート14とともに回動可能に設けられている。
このとき、ラム19を回動させるための油圧シリンダ1
8の基端部は、インナマスト6間に位置するリフトブラ
ケット8の内側面の部位に取着され、油圧シリンダ18
のピストンロッド18aの先端部は第2のアングルプレ
ート14に取着される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフォークリフトのアタッ
チメントの一つとして知られ、コイル等の筒状の荷物の
荷役作業に使用されるフォークリフトにおけるラム装置
に関する。
チメントの一つとして知られ、コイル等の筒状の荷物の
荷役作業に使用されるフォークリフトにおけるラム装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すように、フォークリフ
ト51の前部に取着されたラム装置52が提案されてい
る。このラム装置52はリフトブラケット53及びラム
54等から構成されている。そして、リフトブラケット
53に回転可能に取着されたローラ55がアウタマスト
57内側に昇降可能に配設されたインナマスト56内を
転動することにより、前記リフトブラケット53ととも
にラム54が昇降するようになっている。このとき、ラ
ム54はフォークリフト1の車幅方向の中心線上に配置
されている。即ち、このフォークリフト51によれば、
例えば中心部に挿通孔Wa等を有するコイル状の荷W
を、その挿通孔Wa内にラム54を挿通した後、ラム5
4を上昇させ、ラム54上に荷Wを載置させることによ
り、荷取り作業が行われる。そして、フォークリフト5
1はラム54上に荷Wを載置した状態で走行し、当該荷
Wを所望の位置まで運搬するようになっている。
ト51の前部に取着されたラム装置52が提案されてい
る。このラム装置52はリフトブラケット53及びラム
54等から構成されている。そして、リフトブラケット
53に回転可能に取着されたローラ55がアウタマスト
57内側に昇降可能に配設されたインナマスト56内を
転動することにより、前記リフトブラケット53ととも
にラム54が昇降するようになっている。このとき、ラ
ム54はフォークリフト1の車幅方向の中心線上に配置
されている。即ち、このフォークリフト51によれば、
例えば中心部に挿通孔Wa等を有するコイル状の荷W
を、その挿通孔Wa内にラム54を挿通した後、ラム5
4を上昇させ、ラム54上に荷Wを載置させることによ
り、荷取り作業が行われる。そして、フォークリフト5
1はラム54上に荷Wを載置した状態で走行し、当該荷
Wを所望の位置まで運搬するようになっている。
【0003】しかしながら、荷Wが側壁L付近に載置さ
れ、その挿通孔Waが側壁Lに沿って平行に置かれた場
合に、その荷Wをフォークリフト1のラム54上に載置
しようとすると、フォークリフト1の車幅との関係か
ら、ラム54を挿通孔Wa内に挿通することができず、
ラム54にて荷Wの荷取り作業が行えないという問題が
ある。
れ、その挿通孔Waが側壁Lに沿って平行に置かれた場
合に、その荷Wをフォークリフト1のラム54上に載置
しようとすると、フォークリフト1の車幅との関係か
ら、ラム54を挿通孔Wa内に挿通することができず、
ラム54にて荷Wの荷取り作業が行えないという問題が
ある。
【0004】そこで、実開昭56−128398には、
フォークリフトにおいて、水平方向に傾動できるラムが
提案されている。このラムは、フォークリフト前部に取
着されたリフトプレートと、当該リフトプレートよりも
前方に配設され、ラムが取着された取付け板とを、アー
ムにて連結することにより構成されている。そして、こ
れらリフトプレートと取付け板との間に配設されたシリ
ンダーを駆動することによりラムは水平方向に回動する
ようになっている。
フォークリフトにおいて、水平方向に傾動できるラムが
提案されている。このラムは、フォークリフト前部に取
着されたリフトプレートと、当該リフトプレートよりも
前方に配設され、ラムが取着された取付け板とを、アー
ムにて連結することにより構成されている。そして、こ
れらリフトプレートと取付け板との間に配設されたシリ
ンダーを駆動することによりラムは水平方向に回動する
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記公報に
提案されたラムでは、リフトブラケットと取付け板との
間にラム回動用のシリンダを配設している構成上、その
シリンダの配設間隔の分だけ取付け板をフォークリフト
機台前方に離隔しなければならない。その結果、フォー
クリフトの前輪から荷役を行うラムまでの水平距離を拡
大させることとなり、ラムの荷役許容荷重を低下させる
という問題がある。
提案されたラムでは、リフトブラケットと取付け板との
間にラム回動用のシリンダを配設している構成上、その
シリンダの配設間隔の分だけ取付け板をフォークリフト
機台前方に離隔しなければならない。その結果、フォー
クリフトの前輪から荷役を行うラムまでの水平距離を拡
大させることとなり、ラムの荷役許容荷重を低下させる
という問題がある。
【0006】又、実開昭57−58597には、弾性体
を使用してラムを左右方向に位置決めする技術が開示さ
れている。しかしながら、この弾性体はラムの基端部よ
りも前方に取着されている。このため、ラムにおける荷
を載置できる部位が減少し、例えばラムの長手方向に長
い大物の荷等を荷取りするための能力が低下するという
問題がある。更に、弾性体がアタッチメント本体の前方
且つラムの側方に位置しているため、フォークリフトの
走行中等に、ラムに載置された荷が何らかの衝撃で弾性
体と干渉し、弾性体が損傷又は取付部から外れるという
問題を有している。
を使用してラムを左右方向に位置決めする技術が開示さ
れている。しかしながら、この弾性体はラムの基端部よ
りも前方に取着されている。このため、ラムにおける荷
を載置できる部位が減少し、例えばラムの長手方向に長
い大物の荷等を荷取りするための能力が低下するという
問題がある。更に、弾性体がアタッチメント本体の前方
且つラムの側方に位置しているため、フォークリフトの
走行中等に、ラムに載置された荷が何らかの衝撃で弾性
体と干渉し、弾性体が損傷又は取付部から外れるという
問題を有している。
【0007】更に、実開昭58−23894、実開昭5
7−89596には、インナマスト間、即ち、リフトブ
ラケット間において、ラムの基端部が回動可能に取着さ
れている。このため、ラムの回動時等において、当該ラ
ムとリフトブラケットやリフトブラケット内に配設され
た各種部材との干渉を避けるための設計上の考慮が必要
となり、設計等における負担が増すという問題がある。
7−89596には、インナマスト間、即ち、リフトブ
ラケット間において、ラムの基端部が回動可能に取着さ
れている。このため、ラムの回動時等において、当該ラ
ムとリフトブラケットやリフトブラケット内に配設され
た各種部材との干渉を避けるための設計上の考慮が必要
となり、設計等における負担が増すという問題がある。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、ラムの荷役許容荷重及
び荷取りするための能力を低下させることなく、ラムを
回動可能としたフォークリフトにおけるラム装置を提供
することにある。
れたものであって、その目的は、ラムの荷役許容荷重及
び荷取りするための能力を低下させることなく、ラムを
回動可能としたフォークリフトにおけるラム装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、フォークリフトの前部に
配置されたマストの間にリフトブラケットを昇降可能に
配設し、そのリフトブラケットの前部に固定部材を固着
するとともに、その固定部材の前側に、ラムを取着した
回動部材を回動可能に連結し、リフトブラケットの内側
部と前記回動部材との間に、シリンダを取着したことを
その要旨とする。
め、請求項1に記載の発明は、フォークリフトの前部に
配置されたマストの間にリフトブラケットを昇降可能に
配設し、そのリフトブラケットの前部に固定部材を固着
するとともに、その固定部材の前側に、ラムを取着した
回動部材を回動可能に連結し、リフトブラケットの内側
部と前記回動部材との間に、シリンダを取着したことを
その要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記ラムを、その長手方向に沿って摺
動可能に装着された二つの外ラムと内ラムとから構成
し、そのいずれか一方を前記回動部材に取着するととも
に、他方が往復移動するように配設したその要旨とす
る。
の発明において、前記ラムを、その長手方向に沿って摺
動可能に装着された二つの外ラムと内ラムとから構成
し、そのいずれか一方を前記回動部材に取着するととも
に、他方が往復移動するように配設したその要旨とす
る。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記固定部材の前面に上下一対の厚板
プレートを突設し、当該厚板プレートに、前記回動部材
の後面に突設されている上下一対の厚板プレートを嵌装
するとともに、軸部材にて回動可能に連結したことをそ
の要旨とする。
の発明において、前記固定部材の前面に上下一対の厚板
プレートを突設し、当該厚板プレートに、前記回動部材
の後面に突設されている上下一対の厚板プレートを嵌装
するとともに、軸部材にて回動可能に連結したことをそ
の要旨とする。
【0012】
【作用】従って、請求項1、2及び3に記載の発明によ
れば、マストの間を昇降するリフトブラケットとともに
固定部材が昇降し、その固定部材の昇降を介して回動部
材に取着されているラムは昇降する。又、リフトブラケ
ット内側部と、回動部材との間に取着されているシリン
ダを伸縮させると、回動部材が固定部材に対して回動さ
せられるため、その回動部材の回動に伴いラムが固定部
材に対して回動する。このとき、シリンダの一端を、マ
ストの間を昇降するリフトブラケット内側に配設してい
ることから、シリンダの配設位置をフォークリフトの機
台に接近させることができる。
れば、マストの間を昇降するリフトブラケットとともに
固定部材が昇降し、その固定部材の昇降を介して回動部
材に取着されているラムは昇降する。又、リフトブラケ
ット内側部と、回動部材との間に取着されているシリン
ダを伸縮させると、回動部材が固定部材に対して回動さ
せられるため、その回動部材の回動に伴いラムが固定部
材に対して回動する。このとき、シリンダの一端を、マ
ストの間を昇降するリフトブラケット内側に配設してい
ることから、シリンダの配設位置をフォークリフトの機
台に接近させることができる。
【0013】又、請求項2に記載の発明によれば、外ラ
ムもしくは内ラムがラムの長手方向に沿って往復移動す
ることにより、ラムをその長手方向にて伸縮させること
ができる。
ムもしくは内ラムがラムの長手方向に沿って往復移動す
ることにより、ラムをその長手方向にて伸縮させること
ができる。
【0014】更に、請求項3に記載の発明によれば、固
定部材における上下一対の厚板プレートと同じく回動部
材における上下一対の厚板プレートとが嵌装されている
ことから、上下方向の負荷に強い構成となっている。
定部材における上下一対の厚板プレートと同じく回動部
材における上下一対の厚板プレートとが嵌装されている
ことから、上下方向の負荷に強い構成となっている。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図7に従って説明する。図1は、フォークリフト1の側
面図を示している。フォークリフト1の車両本体Bの前
側には、荷役昇降を行うマスト装置2が配設され、その
車両本体Bの上側には作業者がフォークリフト1を操作
するための運転席3が設けられている。
図7に従って説明する。図1は、フォークリフト1の側
面図を示している。フォークリフト1の車両本体Bの前
側には、荷役昇降を行うマスト装置2が配設され、その
車両本体Bの上側には作業者がフォークリフト1を操作
するための運転席3が設けられている。
【0016】図1,図2に示すように、マスト装置2に
は、その最外両側に左右一対のアウタマスト4が配設さ
れている。このアウタマスト4は断面コ字状に形成さ
れ、その凹部4aが互いに対向するように配置されてい
る。これらアウタマスト4はその基端部が図示しないフ
ロントアクスルに回動可能に軸支され、車両本体Bに取
着されたティルトシリンダ5のピストンロッド5aと連
結されている。従って、ティルトシリンダ5のピストン
ロッド5aの伸縮動作に基づいてアウタマスト4はフロ
ントアクスルを回動中心として傾動する。
は、その最外両側に左右一対のアウタマスト4が配設さ
れている。このアウタマスト4は断面コ字状に形成さ
れ、その凹部4aが互いに対向するように配置されてい
る。これらアウタマスト4はその基端部が図示しないフ
ロントアクスルに回動可能に軸支され、車両本体Bに取
着されたティルトシリンダ5のピストンロッド5aと連
結されている。従って、ティルトシリンダ5のピストン
ロッド5aの伸縮動作に基づいてアウタマスト4はフロ
ントアクスルを回動中心として傾動する。
【0017】一対のアウタマスト4の内側には、左右一
対のインナマスト6が配設されている。インナマスト6
は断面コ字状に形成され、その凹部6aが互いに対向す
るように配置されている。各インナマスト6のアウタマ
スト4側の面にはリブ6bが形成されている。そして、
リブ6bがアウタマスト4の凹部4a内に配置されるよ
うになっている。又、図1において、アウタマスト4の
後側にはそれぞれリフトシリンダ7が固設され、そのピ
ストンロッド7aの先端はインナマスト6の背面上部に
連結されている。このとき、これら一対のアウタマスト
4及び一対のインナマスト6により二段からなる対を成
すマストが構成されている。
対のインナマスト6が配設されている。インナマスト6
は断面コ字状に形成され、その凹部6aが互いに対向す
るように配置されている。各インナマスト6のアウタマ
スト4側の面にはリブ6bが形成されている。そして、
リブ6bがアウタマスト4の凹部4a内に配置されるよ
うになっている。又、図1において、アウタマスト4の
後側にはそれぞれリフトシリンダ7が固設され、そのピ
ストンロッド7aの先端はインナマスト6の背面上部に
連結されている。このとき、これら一対のアウタマスト
4及び一対のインナマスト6により二段からなる対を成
すマストが構成されている。
【0018】図2,図4,図6に示すように、一対のイ
ンナマスト6の内側には左右一対のリフトブラケット8
が配設されている。各リフトブラケット8にはインナマ
スト6の凹部6aの内側に沿って転動するローラ9が複
数個(本実施例では二個)取り付けられている。又、リ
フトブラッケト8の前面には一枚の固定部材としてのベ
ースプレート10が固着され、これらリフトブラッケト
8及びベースプレート10が一体となってインナマスト
6内を昇降するようになっている。
ンナマスト6の内側には左右一対のリフトブラケット8
が配設されている。各リフトブラケット8にはインナマ
スト6の凹部6aの内側に沿って転動するローラ9が複
数個(本実施例では二個)取り付けられている。又、リ
フトブラッケト8の前面には一枚の固定部材としてのベ
ースプレート10が固着され、これらリフトブラッケト
8及びベースプレート10が一体となってインナマスト
6内を昇降するようになっている。
【0019】このベースプレート10には略三角形状に
形成された上下一対の厚板プレートとしての第1のアン
グルプレート12が上下に所定の間隔を保持した状態で
固着されている。このとき、ベースプレート10におけ
る第1のアングルプレート12間には、抜穴11が形成
されるとともに、上下一対の第1のアングルプレート1
2の前方中央部には円形の貫通孔12aがそれぞれ同一
軸線上に形成されている。更に、この貫通孔12aの近
傍位置にはネジ孔12bがそれぞれ同一軸線上に形成さ
れている。
形成された上下一対の厚板プレートとしての第1のアン
グルプレート12が上下に所定の間隔を保持した状態で
固着されている。このとき、ベースプレート10におけ
る第1のアングルプレート12間には、抜穴11が形成
されるとともに、上下一対の第1のアングルプレート1
2の前方中央部には円形の貫通孔12aがそれぞれ同一
軸線上に形成されている。更に、この貫通孔12aの近
傍位置にはネジ孔12bがそれぞれ同一軸線上に形成さ
れている。
【0020】又、この第1のアングルプレート12の前
方には回動部材としてのラムベースプレート13が配設
され、当該ラムベースプレート13の後部には上下一対
の厚板プレートとしての第2のアングルプレート14が
上下に固着されている。上下一対の第2のアングルプレ
ート14の後方中央部には前記貫通孔12aと同形の貫
通孔14aがそれぞれ同一直線上に形成されている。即
ち、一対の第1のアングルプレート12間には、その内
面に当接した状態で一対の第2のアングルプレート14
が配設されている。更に、各貫通孔12a,14aには
ピン15の軸部15aが挿通され、第2のアングルプレ
ート14とラムベースプレート13とは一体的に軸部1
5aを中心として第1のアングルプレート12等に対し
て回動可能に設けられている。このとき、ピン15の頭
部15bは、ボルト16を孔部15cを介してネジ孔1
2bに螺着することにより、第1のアングルプレート1
2に固着されている。
方には回動部材としてのラムベースプレート13が配設
され、当該ラムベースプレート13の後部には上下一対
の厚板プレートとしての第2のアングルプレート14が
上下に固着されている。上下一対の第2のアングルプレ
ート14の後方中央部には前記貫通孔12aと同形の貫
通孔14aがそれぞれ同一直線上に形成されている。即
ち、一対の第1のアングルプレート12間には、その内
面に当接した状態で一対の第2のアングルプレート14
が配設されている。更に、各貫通孔12a,14aには
ピン15の軸部15aが挿通され、第2のアングルプレ
ート14とラムベースプレート13とは一体的に軸部1
5aを中心として第1のアングルプレート12等に対し
て回動可能に設けられている。このとき、ピン15の頭
部15bは、ボルト16を孔部15cを介してネジ孔1
2bに螺着することにより、第1のアングルプレート1
2に固着されている。
【0021】更に、前記リフトブラケット8の内側面に
おいて、一対のインナマスト6間に位置する一部位に
は、シリンダブラケット17が設けられている。このシ
リンダブラケット17には油圧シリンダ18の基端部が
回動可能に取着されている。この油圧シリンダ18は、
前記ベースプレート10に形成された横長の略矩形状の
抜穴11を介して当該ベースプレート10の前方へ突出
されている。そして、油圧シリンダ18のピストンロッ
ド18aの先端部は、支持軸18bにて第2のアングル
プレート14に回動可能に取着されている。このとき、
ピストンロッド18aの先端部は前記軸部15aに対し
て、油圧シリンダ18の基端部が取着された側と同じ側
に取着されるとともに、当該ピスンロッド18aの先端
部と軸部15aとを結ぶ直線はラムベースプレート13
に対し平行な状態となっている。
おいて、一対のインナマスト6間に位置する一部位に
は、シリンダブラケット17が設けられている。このシ
リンダブラケット17には油圧シリンダ18の基端部が
回動可能に取着されている。この油圧シリンダ18は、
前記ベースプレート10に形成された横長の略矩形状の
抜穴11を介して当該ベースプレート10の前方へ突出
されている。そして、油圧シリンダ18のピストンロッ
ド18aの先端部は、支持軸18bにて第2のアングル
プレート14に回動可能に取着されている。このとき、
ピストンロッド18aの先端部は前記軸部15aに対し
て、油圧シリンダ18の基端部が取着された側と同じ側
に取着されるとともに、当該ピスンロッド18aの先端
部と軸部15aとを結ぶ直線はラムベースプレート13
に対し平行な状態となっている。
【0022】ラムベースプレート13には、その略中央
部に前方へ延びる断面円形状のラム19が取着されてい
る。即ち、図2に示す状態から、油圧シリンダ18を駆
動して、ピストンロッド18aを伸動させると、ラム1
9は油圧シリンダ18が配設された側とは反対側(右
側)に軸部15aを中心に回動する。反対に、ピストン
ロッド18aを縮動させると、図3に示すように、ラム
19は油圧シリンダ18側(左側)に回動するようにな
っている。つまり、ピストンロッド18aを伸縮動させ
ることによりラム19は右方向及び左方向にそれぞれ回
動するようになっている。
部に前方へ延びる断面円形状のラム19が取着されてい
る。即ち、図2に示す状態から、油圧シリンダ18を駆
動して、ピストンロッド18aを伸動させると、ラム1
9は油圧シリンダ18が配設された側とは反対側(右
側)に軸部15aを中心に回動する。反対に、ピストン
ロッド18aを縮動させると、図3に示すように、ラム
19は油圧シリンダ18側(左側)に回動するようにな
っている。つまり、ピストンロッド18aを伸縮動させ
ることによりラム19は右方向及び左方向にそれぞれ回
動するようになっている。
【0023】図5に示すように、ラム19は円筒形状に
形成され、前記ラムベースプレート13に取着された内
ラム20と、当該内ラム20よりも大径に形成されると
ともに、その外周部に前後動可能に嵌装された外ラム2
1とから構成されている。更に、内ラム20内には油圧
シリンダ22が装備され、そのピストンロッド22aの
先端部は外ラム21に固着されている。即ち、油圧シリ
ンダ22を駆動して、ピストンロッド22aが伸縮動す
ることにより、外ラム21は前後動するようになってい
る。
形成され、前記ラムベースプレート13に取着された内
ラム20と、当該内ラム20よりも大径に形成されると
ともに、その外周部に前後動可能に嵌装された外ラム2
1とから構成されている。更に、内ラム20内には油圧
シリンダ22が装備され、そのピストンロッド22aの
先端部は外ラム21に固着されている。即ち、油圧シリ
ンダ22を駆動して、ピストンロッド22aが伸縮動す
ることにより、外ラム21は前後動するようになってい
る。
【0024】次に、上記のように構成されたフォークリ
フトにおけるラム装置の作用及び効果について説明す
る。図2に示すように、油圧シリンダ18の基端部を一
対のインナマスト6間に位置させるとともに、リフトブ
ラケット8の内側に取着したことにより、油圧シリンダ
18の配設位置をフォークリフト1の車両本体Bに接近
させることができ、ラム19を左右方向に回動させる機
構がコンパクト化される。従って、ラム19の先端部か
らベースプレート10までの長さを短くでき、狭い場所
においてもラム19は容易に回動するため、作業性が向
上される。同様に、油圧シリンダ18の基端部を一対の
インナマスト6間に位置させるとともに、リフトブラケ
ット8の内側に取着したことにより、例えばベースプレ
ート10から前方に油圧シリンダ18を配設した場合に
比して、ラム19を旋回させる機構の重心は後方に位置
する。従って、ラム19の荷役許容荷重を向上させると
ともに、例えば中心部に挿通孔Waを有する荷Wはラム
19上に安定した状態で載置される。そして、この状態
からフォークリフト1を走行させることにより、ラム1
9上に載置された荷Wは安定した状態で運搬される。
又、比較的重量のある荷Wも安定した状態でラム19上
に載置されるとともに、当該フォークリフト1にて安定
した状態で運搬される。
フトにおけるラム装置の作用及び効果について説明す
る。図2に示すように、油圧シリンダ18の基端部を一
対のインナマスト6間に位置させるとともに、リフトブ
ラケット8の内側に取着したことにより、油圧シリンダ
18の配設位置をフォークリフト1の車両本体Bに接近
させることができ、ラム19を左右方向に回動させる機
構がコンパクト化される。従って、ラム19の先端部か
らベースプレート10までの長さを短くでき、狭い場所
においてもラム19は容易に回動するため、作業性が向
上される。同様に、油圧シリンダ18の基端部を一対の
インナマスト6間に位置させるとともに、リフトブラケ
ット8の内側に取着したことにより、例えばベースプレ
ート10から前方に油圧シリンダ18を配設した場合に
比して、ラム19を旋回させる機構の重心は後方に位置
する。従って、ラム19の荷役許容荷重を向上させると
ともに、例えば中心部に挿通孔Waを有する荷Wはラム
19上に安定した状態で載置される。そして、この状態
からフォークリフト1を走行させることにより、ラム1
9上に載置された荷Wは安定した状態で運搬される。
又、比較的重量のある荷Wも安定した状態でラム19上
に載置されるとともに、当該フォークリフト1にて安定
した状態で運搬される。
【0025】続いて、このように構成されたフォークリ
フトにて、例えば船倉等の側壁に沿って載置された荷を
運搬する場合について説明する。図7に示すように、船
倉等の側壁Lに沿って荷Wが載置されている。この荷W
は円筒状の軸部材に例えば電線等がコイル状に巻かれた
荷であって、その略中央部には断面円形状の貫通した挿
通孔Waが形成されている。そして、この挿通孔Waが
前記側壁Lと略平行な状態となるように、荷Wは載置さ
れている。
フトにて、例えば船倉等の側壁に沿って載置された荷を
運搬する場合について説明する。図7に示すように、船
倉等の側壁Lに沿って荷Wが載置されている。この荷W
は円筒状の軸部材に例えば電線等がコイル状に巻かれた
荷であって、その略中央部には断面円形状の貫通した挿
通孔Waが形成されている。そして、この挿通孔Waが
前記側壁Lと略平行な状態となるように、荷Wは載置さ
れている。
【0026】この荷Wをフォークリフト1のラム19に
て運搬するために、予めラム19がフォークリフト1の
前方に傾斜することなく真直に延びた状態において、油
圧シリンダ22のピストンロッド22aを縮動させ、ラ
ム19の全長を最も短い長さに設定する。そして、荷W
の挿通孔Waとラム19の高さが同位置となるようにラ
ム19を昇降させる。この状態において、フォークリフ
ト1を側壁Lに対して斜め方向から荷Wに接近させなが
ら、油圧シリンダ18のピストンロッド18aを伸動さ
せて、ラム19を右方向に回動させる。そして、ラム1
9の中心軸心が荷Wの挿通孔Waの直前にて、当該挿通
孔Waの中心軸線と平行となるように回動された状態
(基準状態)に、フォークリフト1を当該荷Wに対して
斜状に配置させる。即ち、ラム19が基準状態となるよ
うに、フォークリフト1を荷Wに対して配置する。
て運搬するために、予めラム19がフォークリフト1の
前方に傾斜することなく真直に延びた状態において、油
圧シリンダ22のピストンロッド22aを縮動させ、ラ
ム19の全長を最も短い長さに設定する。そして、荷W
の挿通孔Waとラム19の高さが同位置となるようにラ
ム19を昇降させる。この状態において、フォークリフ
ト1を側壁Lに対して斜め方向から荷Wに接近させなが
ら、油圧シリンダ18のピストンロッド18aを伸動さ
せて、ラム19を右方向に回動させる。そして、ラム1
9の中心軸心が荷Wの挿通孔Waの直前にて、当該挿通
孔Waの中心軸線と平行となるように回動された状態
(基準状態)に、フォークリフト1を当該荷Wに対して
斜状に配置させる。即ち、ラム19が基準状態となるよ
うに、フォークリフト1を荷Wに対して配置する。
【0027】この状態から、ラム19を側壁Lと平行な
状態に保持したまま、フォークリフト1を走行させ、当
該ラム19を荷Wの挿通孔Wa内に挿通させる。即ち、
フォークリフト1は矢印A方向に旋回しながら前方へ走
行するとともに、ラム19はその旋回に応じて左方向に
回動することにより、当該ラム19と側壁Lとは常に平
行な状態に保持されたまま、ラム19は挿通孔Wa内に
挿通される。そして、ラム19を上昇させることによ
り、当該ラム19上に荷Wが載置され、荷取り作業が行
われる。そして、フォークリフト1は荷Wをラム19上
に載置した状態で走行し、当該荷を所望の位置まで運搬
する。
状態に保持したまま、フォークリフト1を走行させ、当
該ラム19を荷Wの挿通孔Wa内に挿通させる。即ち、
フォークリフト1は矢印A方向に旋回しながら前方へ走
行するとともに、ラム19はその旋回に応じて左方向に
回動することにより、当該ラム19と側壁Lとは常に平
行な状態に保持されたまま、ラム19は挿通孔Wa内に
挿通される。そして、ラム19を上昇させることによ
り、当該ラム19上に荷Wが載置され、荷取り作業が行
われる。そして、フォークリフト1は荷Wをラム19上
に載置した状態で走行し、当該荷を所望の位置まで運搬
する。
【0028】又、ラム19が基準状態となるように、フ
ォークリフト1が荷Wに対して配置された後、例えば障
害物等によって、フォークリフト1が走行できない場合
には、油圧シリンダ22のピストンロッド22aを伸動
させて、ラム19の外ラム21を前進させることによ
り、当該外ラム21を挿通項孔a内に挿通する。そし
て、ラム19を上昇させることにより、荷Wは外ラム2
1上に載置される。この状態から、ピストンロッド22
aを縮動させて外ラム21をフォークリフト1の走行に
支障のない程度に後退させる。そして、フォークリフト
1は荷Wをラム19上に載置した状態で走行し、当該荷
を所望の位置まで運搬する。
ォークリフト1が荷Wに対して配置された後、例えば障
害物等によって、フォークリフト1が走行できない場合
には、油圧シリンダ22のピストンロッド22aを伸動
させて、ラム19の外ラム21を前進させることによ
り、当該外ラム21を挿通項孔a内に挿通する。そし
て、ラム19を上昇させることにより、荷Wは外ラム2
1上に載置される。この状態から、ピストンロッド22
aを縮動させて外ラム21をフォークリフト1の走行に
支障のない程度に後退させる。そして、フォークリフト
1は荷Wをラム19上に載置した状態で走行し、当該荷
を所望の位置まで運搬する。
【0029】更に、荷Wの長さが長い場合には、ラム1
9が基準状態となるように、フォークリフト1が荷Wに
対して配置された後、ラム19を側壁Lと平行な状態に
保持したまま、フォークリフト1を走行させ、当該ラム
19を荷Wの挿通孔Wa内に挿通させる。その後、荷W
の長さに応じて、荷Wのピストンロッド22aを伸動さ
せ、外ラム21を前進させる。この状態からラム19を
上昇させることにより、荷Wはラム19上に載置され、
荷取り作業が行われる。そして、フォークリフト1は荷
Wをラム19上に載置した状態で走行し、当該荷Wを所
望の位置まで運搬する。
9が基準状態となるように、フォークリフト1が荷Wに
対して配置された後、ラム19を側壁Lと平行な状態に
保持したまま、フォークリフト1を走行させ、当該ラム
19を荷Wの挿通孔Wa内に挿通させる。その後、荷W
の長さに応じて、荷Wのピストンロッド22aを伸動さ
せ、外ラム21を前進させる。この状態からラム19を
上昇させることにより、荷Wはラム19上に載置され、
荷取り作業が行われる。そして、フォークリフト1は荷
Wをラム19上に載置した状態で走行し、当該荷Wを所
望の位置まで運搬する。
【0030】更に又、例えば側壁Lに沿って直列に二個
載置された荷Wをラム19にて載置する場合について説
明する。この場合、各荷Wの挿通孔Waは側壁Lに沿っ
て同一直線上に位置している。このとき、まず、ラム1
9の中心軸線がいずれか一個の荷W(一個目)の挿通孔
Waの直前にて、当該挿通孔Waに対して平行となるよ
うに傾動された状態で、フォークリフト1を側壁Lに対
して斜状に配置させる。
載置された荷Wをラム19にて載置する場合について説
明する。この場合、各荷Wの挿通孔Waは側壁Lに沿っ
て同一直線上に位置している。このとき、まず、ラム1
9の中心軸線がいずれか一個の荷W(一個目)の挿通孔
Waの直前にて、当該挿通孔Waに対して平行となるよ
うに傾動された状態で、フォークリフト1を側壁Lに対
して斜状に配置させる。
【0031】そして、ラム19を側壁Lと平行な状態に
保持したままフォークリフト1を走行させ、ラム19を
一個目の荷Wの挿通孔Wa内に挿通する。更に、ラム1
9が一個目の荷Wの挿通孔Wa内に充分に挿通させた
後、フォークリフト1の走行を停止させる。この状態か
ら、外ラム21を伸動させ、外ラム21をもう一個(二
個目)の荷Wの挿通孔Wa内に挿通する。そして、外ラ
ム21が二個目の荷Wの挿通孔Waに充分挿通される
と、ラム19を上昇させ、各荷Wをラム19上に載置
し、荷取り作業が行われる。このとき、例えば、外ラム
21には二個目の荷Wが載置され、内ラム20には一個
目の荷Wが載置される。そして、ラム19上に各荷Wを
載置した状態で走行し、当該荷Wを所望の位置まで運搬
する。
保持したままフォークリフト1を走行させ、ラム19を
一個目の荷Wの挿通孔Wa内に挿通する。更に、ラム1
9が一個目の荷Wの挿通孔Wa内に充分に挿通させた
後、フォークリフト1の走行を停止させる。この状態か
ら、外ラム21を伸動させ、外ラム21をもう一個(二
個目)の荷Wの挿通孔Wa内に挿通する。そして、外ラ
ム21が二個目の荷Wの挿通孔Waに充分挿通される
と、ラム19を上昇させ、各荷Wをラム19上に載置
し、荷取り作業が行われる。このとき、例えば、外ラム
21には二個目の荷Wが載置され、内ラム20には一個
目の荷Wが載置される。そして、ラム19上に各荷Wを
載置した状態で走行し、当該荷Wを所望の位置まで運搬
する。
【0032】以上詳述したように本発明によれば、油圧
シリンダ18の基端部を一対のインナマスト6間に位置
させるとともに、リフトブラケット8の内側に取着した
ことにより、ラム19を回動させる機構をコンパクト化
することができる。即ち、ベースプレート10の前面に
油圧シリンダ18の基端部を取着した場合に比して、当
該油圧シリンダ18の長さを考慮する必要がないためラ
ム19を回動させる機構を小型化できる。更に、ラム1
9を回動させる機構の重心が後方に位置することからラ
ム19は安定した状態で荷Wを載置できるとともに、フ
ォークリフト1は安定した状態で荷Wを運搬することが
できる。
シリンダ18の基端部を一対のインナマスト6間に位置
させるとともに、リフトブラケット8の内側に取着した
ことにより、ラム19を回動させる機構をコンパクト化
することができる。即ち、ベースプレート10の前面に
油圧シリンダ18の基端部を取着した場合に比して、当
該油圧シリンダ18の長さを考慮する必要がないためラ
ム19を回動させる機構を小型化できる。更に、ラム1
9を回動させる機構の重心が後方に位置することからラ
ム19は安定した状態で荷Wを載置できるとともに、フ
ォークリフト1は安定した状態で荷Wを運搬することが
できる。
【0033】又、ラム19を左右方向に回動できること
から、側壁Lに沿って置かれた荷Wをフォークリフト1
を当該側壁Lに対し斜状に配し、ラム19を荷Wの挿通
孔Waと同一直線上に配することにより、容易に荷Wを
ラム19にて載置することができる。このとき、ラム1
9を回動させる機構がコンパクト化できることから、ラ
ム19の先端部からベースプレート10の長さを短くす
ることができ、狭い場所においてもラム19を容易に回
動することができ、作業性を向上させることができる。
から、側壁Lに沿って置かれた荷Wをフォークリフト1
を当該側壁Lに対し斜状に配し、ラム19を荷Wの挿通
孔Waと同一直線上に配することにより、容易に荷Wを
ラム19にて載置することができる。このとき、ラム1
9を回動させる機構がコンパクト化できることから、ラ
ム19の先端部からベースプレート10の長さを短くす
ることができ、狭い場所においてもラム19を容易に回
動することができ、作業性を向上させることができる。
【0034】更に、ラム19を伸縮可能に設けたことよ
り、側壁Lに沿って複数個載置された荷Wを、ラム19
を伸動させた状態で容易に当該ラム19上に載置するこ
とができる。又、側壁Lに沿って置かれた荷Wに障害物
等があって近づけない場合でも、ラム19を伸動させる
ことにより、荷Wをラム19(外ラム21)上に載置で
き、作業性を向上させることができる。
り、側壁Lに沿って複数個載置された荷Wを、ラム19
を伸動させた状態で容易に当該ラム19上に載置するこ
とができる。又、側壁Lに沿って置かれた荷Wに障害物
等があって近づけない場合でも、ラム19を伸動させる
ことにより、荷Wをラム19(外ラム21)上に載置で
き、作業性を向上させることができる。
【0035】更に又、ラム19を縮めた状態でフォーク
リフト1を旋回させることにより、当該フォークリフト
1の旋回半径を小さくできるため、狭い場所等での作業
性を向上させることができる。このとき、ラム19を回
動させる機構がコンパクト化されたことにより、フォー
クリフト1の全長も短くなることから、フォークリフト
1の旋回性能を更に向上させることができる。
リフト1を旋回させることにより、当該フォークリフト
1の旋回半径を小さくできるため、狭い場所等での作業
性を向上させることができる。このとき、ラム19を回
動させる機構がコンパクト化されたことにより、フォー
クリフト1の全長も短くなることから、フォークリフト
1の旋回性能を更に向上させることができる。
【0036】加えて、上下一対の第1のアングルプレー
ト12及び上下一対の第2のアングルプレート14をピ
ン15にて連結することにより、回動させる構造上、上
下方向の負荷に強く、その結果として、安定した状態で
荷Wを当該ラム19上に載置できるとともに、重量物を
載置することができる。
ト12及び上下一対の第2のアングルプレート14をピ
ン15にて連結することにより、回動させる構造上、上
下方向の負荷に強く、その結果として、安定した状態で
荷Wを当該ラム19上に載置できるとともに、重量物を
載置することができる。
【0037】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部を
適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)上記実施例では、油圧シリンダ18一個だけ使用
したが、二個の油圧シリンダを使用してもよい。このと
き、この油圧シリンダ18の基端部は各リフトブラケッ
トのそれぞれに取着されるとともに、油圧シリンダ18
は互いに軸部15aを介して略平行な状態で配設され
る。
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部を
適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)上記実施例では、油圧シリンダ18一個だけ使用
したが、二個の油圧シリンダを使用してもよい。このと
き、この油圧シリンダ18の基端部は各リフトブラケッ
トのそれぞれに取着されるとともに、油圧シリンダ18
は互いに軸部15aを介して略平行な状態で配設され
る。
【0038】(2)上記実施例において、油圧シリンダ
18のピストンロッド18aを、軸部15aに対して油
圧シリンダ18の基端部が取着された側とは反対側に位
置する第2のアングルプレート14の位置に取着しても
よい。
18のピストンロッド18aを、軸部15aに対して油
圧シリンダ18の基端部が取着された側とは反対側に位
置する第2のアングルプレート14の位置に取着しても
よい。
【0039】(3)上記実施例では、ラム19は左右方
向(水平方向)に回動したが、上下方向(垂直方向)に
回動するよう構成してもよい。 (4)上記実施例において、伸縮可能なラム19に代え
て、伸縮しないラムを使用してもよい。
向(水平方向)に回動したが、上下方向(垂直方向)に
回動するよう構成してもよい。 (4)上記実施例において、伸縮可能なラム19に代え
て、伸縮しないラムを使用してもよい。
【0040】(5)上記実施例において、外ラム21は
内ラム20に比して小径であってもよい。 (6)上記実施例において、ベースプレート10を使用
することなく、リフトブラケット8に第1のアングルプ
レート12を固着してもよい。このとき、固定部材は第
1のアングルプレート12のみから構成される。又、ベ
ースプレート10とリフトブラケット8とを一体形成し
てもよい。
内ラム20に比して小径であってもよい。 (6)上記実施例において、ベースプレート10を使用
することなく、リフトブラケット8に第1のアングルプ
レート12を固着してもよい。このとき、固定部材は第
1のアングルプレート12のみから構成される。又、ベ
ースプレート10とリフトブラケット8とを一体形成し
てもよい。
【0041】同様に、第2のアングルプレート14とラ
ムベースプレート13とを一体形成してもよい。
ムベースプレート13とを一体形成してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1、2及び3
に記載の発明によれば、ラムの荷役許容荷重及び荷取り
能力を損なうことなく、ラムを回動させることができ
る。又、請求項2に記載の発明によれば、ラムを伸縮さ
せることにより作業性に優れたフォークリフトにおける
ラム装置を提供することができる。更に、請求項3に記
載の発明によれば、重量物をラム上に載置するに優れた
フォークリフトにおけるラム装置を提供することができ
る。
に記載の発明によれば、ラムの荷役許容荷重及び荷取り
能力を損なうことなく、ラムを回動させることができ
る。又、請求項2に記載の発明によれば、ラムを伸縮さ
せることにより作業性に優れたフォークリフトにおける
ラム装置を提供することができる。更に、請求項3に記
載の発明によれば、重量物をラム上に載置するに優れた
フォークリフトにおけるラム装置を提供することができ
る。
【図1】本発明を具体化した一実施例におけるフォーク
リフトを示す側面図である。
リフトを示す側面図である。
【図2】一実施例において、ラムの回動機構を示す平面
図である。
図である。
【図3】一実施例において、ラムが左方向に回動した状
態を示す平面図である。
態を示す平面図である。
【図4】一実施例において、ラムの回動機構を示す側面
図である。
図である。
【図5】一実施例において、伸縮ラムの構造を示す断面
図である。
図である。
【図6】一実施例において、ラムの回動機構を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図7】一実施例において、フォークリフトにて側壁に
沿って載置された荷を荷取りするための状態を示す平面
図である。
沿って載置された荷を荷取りするための状態を示す平面
図である。
【図8】従来例におけるラム装置を示す平面図である。
1…フォークリフト、2…マストとしてのマスト装置、
8…リフトブラケット、10…固定部材としてのベース
プレート、12…厚板プレートとしての第1のアングル
プレート、13…回動部材としてのラムベースプレー
ト、14…厚板プレートとしての第2のアングルプレー
ト、15a…軸部材としての軸部、18…シリンダとし
ての油圧シリンダ、18a…ピストンロッド、19…ラ
ム、20…内ラム、21…外ラム。
8…リフトブラケット、10…固定部材としてのベース
プレート、12…厚板プレートとしての第1のアングル
プレート、13…回動部材としてのラムベースプレー
ト、14…厚板プレートとしての第2のアングルプレー
ト、15a…軸部材としての軸部、18…シリンダとし
ての油圧シリンダ、18a…ピストンロッド、19…ラ
ム、20…内ラム、21…外ラム。
Claims (3)
- 【請求項1】 フォークリフトの前部に配置されたマス
トの間にリフトブラケットを昇降可能に配設し、そのリ
フトブラケットの前部に固定部材を固着するとともに、
その固定部材の前側に、ラムを取着した回動部材を回動
可能に連結し、リフトブラケットの内側部と前記回動部
材との間に、シリンダを取着したことを特徴とするフォ
ークリフトにおけるラム装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ラムを、その長
手方向に沿って摺動可能に装着された二つの外ラムと内
ラムとから構成し、そのいずれか一方を前記回動部材に
取着するとともに、他方が往復移動するように配設した
フォークリフトにおけるラム装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記固定部材の前面
に上下一対の厚板プレートを突設し、当該厚板プレート
に、前記回動部材の後面に突設されている上下一対の厚
板プレートを嵌装するとともに、軸部材にて回動可能に
連結したフォークリフトにおけるラム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25443093A JPH07101693A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | フォークリフトにおけるラム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25443093A JPH07101693A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | フォークリフトにおけるラム装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07101693A true JPH07101693A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17264882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25443093A Pending JPH07101693A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | フォークリフトにおけるラム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07101693A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003066506A1 (fr) * | 2002-02-06 | 2003-08-14 | Kito Corporation | Machine de treuillage et de traction |
KR101403776B1 (ko) * | 2007-12-21 | 2014-06-03 | 주식회사 두산 | 지게차 |
CN114408608A (zh) * | 2022-02-24 | 2022-04-29 | 哈工大机器人(合肥)国际创新研究院 | 具有转向机构的箱体物料装车系统 |
CN115846491A (zh) * | 2022-11-29 | 2023-03-28 | 苏州沅德精密技术有限公司 | 汽车音响喇叭网罩加工装置 |
-
1993
- 1993-10-12 JP JP25443093A patent/JPH07101693A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003066506A1 (fr) * | 2002-02-06 | 2003-08-14 | Kito Corporation | Machine de treuillage et de traction |
CN100354196C (zh) * | 2002-02-06 | 2007-12-12 | 株式会社鬼头 | 提升牵引机 |
US7401765B2 (en) | 2002-02-06 | 2008-07-22 | Kito Corporation | Winching and drawing machine |
KR101403776B1 (ko) * | 2007-12-21 | 2014-06-03 | 주식회사 두산 | 지게차 |
CN114408608A (zh) * | 2022-02-24 | 2022-04-29 | 哈工大机器人(合肥)国际创新研究院 | 具有转向机构的箱体物料装车系统 |
CN114408608B (zh) * | 2022-02-24 | 2024-03-26 | 哈工大机器人(合肥)国际创新研究院 | 具有转向机构的箱体物料装车系统 |
CN115846491A (zh) * | 2022-11-29 | 2023-03-28 | 苏州沅德精密技术有限公司 | 汽车音响喇叭网罩加工装置 |
CN115846491B (zh) * | 2022-11-29 | 2023-11-07 | 苏州沅德精密技术有限公司 | 汽车音响喇叭网罩加工装置 |
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