JP2021134015A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の重量増加を抑制しつつ、車両の安定性を向上させることができる作業車両の提供する。【解決手段】車両2に旋回かつ起伏可能なブーム10を有するクレーン装置6が搭載された積載型トラッククレーン1であって、クレーン装置6用のウェイト69と、車両2に設けられ、ウェイト69を所定の位置に移動させるウェイト移動装置30と、ウェイト移動装置30を制御する制御装置44と、を備え、制御装置44は、ブーム10の旋回角度αに基づいて、ウェイト69をウェイト移動装置30によって移動させる。【選択図】図5

Description

本発明は、作業車両に関する。詳しくは、旋回、起伏及び伸縮可能なブームを有する作業装置が搭載された作業車両である。
従来、作業車両である積載型トラッククレーンは、荷台を備えたトラックの車両にクレーン装置を搭載した車両である。クレーン装置は、運転室と荷台との間に搭載されている。クレーン装置は、走行用のエンジンから動力を取り出して動作させられる。積載型トラッククレーンでは、クレーン作業時にクレーン装置のベースを中心として、クレーン装置のブームを旋回させるとともに、ブームを起伏および伸縮させる。この動作により荷物を吊り上げ、この荷物を搬送する。例えば、特許文献1の如くである。
特許文献1に記載の積載型トラッククレーンの定格荷重は、荷台に積載物がない状態で、かつ、側方領域内で最も安定度が悪い旋回位置での能力(空車時安定性能)と、クレーンの構造物の強度から決定される能力(クレーン強度性能)から算出される。特許文献1には、この定格荷重に対する吊上荷重の割合により警報が発せられたり、作動が停止させられたりする構成が開示されている。
このような旋回、伸縮および起伏可能なブームを有する作業車両において、車両の安定度を確保するためにウェイト(錘)を積載している作業車両がある。作業車両には、延伸したブームから車両に加わるモーメントによって車両を傾ける力が作用する。作業車両は、車両の傾きを抑えるために、車両にウェイトが積載された作業車両がある。例えば、特許文献2の如くである。
特許文献2に記載の作業車両であるブーム付き作業車は、ブームを駆動する電動モータ用の作業用バッテリが車両に積載されている。ブーム付き作業車は、作業用バッテリによって電動モータに電力を供給するとともに、重量物であるバッテリをウェイトとして用いることで車両の安定度を向上させている。
特許文献2に記載のブーム付き作業車は、車両の搭載するウェイトとしてのバッテリの重量を増大させるほど、車両の安定度が向上する。しかし、ブーム付き作業車は、バッテリの重量が増大するほど車両の剛性および動力性能に影響が及ぶ。また、ブーム付き作業車に積載されるバッテリの重量は、ブームの旋回方向、伸縮長さおよび起伏角度等に応じて変更することができない。このためブーム付き作業車は、ブームの作業状態に対して、安定度を向上させるために適切な重さのウェイトでない場合があった。
特開平9−86873号公報 実開平4−77599号公報
本発明の目的は、車両の重量増加を抑制しつつ、車両の安定性を向上させることができる作業車両の提供を目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、第1の発明は、車両に旋回かつ起伏可能なブームを有する作業装置が搭載された作業車両である。前記作業装置用のウェイトと、前記車両に設けられ、前記ウェイトを所定の位置に移動させる移動装置と、前記移動装置を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記ブームの旋回角度に基づいて、前記ウェイトを前記移動装置によって移動させる作業車両である。
第2の発明は、前記制御装置は、前記作業装置から前記車両に加わるモーメントによる前記車両の傾きを抑制する位置に前記ウェイトを前記移動装置によって移動させる。
第3の発明は、前記制御装置は、前記移動装置に積載される前記ウェイトの重量に基づいて、前記作業装置の作業範囲を切り替える。
本発明は、以下に示すような効果を奏する。
第1の発明においては、ブームの旋回方向に基づいてウェイトが移動されるので、ブームから車両に加わるモーメントによる車両の傾きを効果的に抑制することができる。これにより、作業車両は、重量増加を抑制しつつ、安定性を向上させることができる。
第2の発明においては、ブームの旋回方向に加え、ブームの伸縮長さ、ブームの起伏角度に基づいてウェイトが移動されるので、ブームから車両に加わるモーメントによる車両の傾きをより効果的に抑制することができる。これにより、作業車両は、車両の重量増加を抑制しつつ、車両の安定性を向上させることができる。
第3の発明においては、車両の重量によって変動するブームの作業範囲を、移動装置に積載されるウェイトの重量に基づいて切り替えるので、ブームの作業状態に応じて必要な重量のウェイトを搭載することができる。これにより、作業車両は、重量増加を抑制しつつ、安定性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る積載型トラッククレーンの全体構成を示す側面図。 本発明の第1実施形態に係る積載型トラッククレーンの全体構成を示す上面図。 本発明の第1実施形態に係る積載型トラッククレーンにおけるウェイト移動装置の駆動部分の構成を移動方向から概略図。 本発明の第1実施形態に係る積載型トラッククレーンの制御構成を示すブロック図。 図5は本発明の第1実施形態におけるブームの旋回角度に対するウェイトの位置を示す。(A)は旋回角度が0度の場合のウェイトの位置を表す上面図を示し、(B)は旋回角度が90度の場合のウェイトの位置を表す上面図を示し、(C)は旋回角度が180度の場合のウェイトの位置を表す上面図を示し、(D)は旋回角度が270度の場合のウェイトの位置を表す上面図を示す。 本発明の第1実施形態に係る積載型トラッククレーンの旋回角度に対するウェイト位置を表すグラフを示す図。 図7は本発明の第2実施形態におけるブームの旋回角度に対するウェイトの位置を示す。(A)は旋回角度が0度の場合のウェイトの位置を表す上面図を示し、(B)は旋回角度が90度の場合のウェイトの位置を表す上面図を示し、(C)は旋回角度が180度の場合のウェイトの位置を表す上面図を示し、(D)は旋回角度が270度の場合のウェイトの位置を表す上面図を示す。 図8は本発明の第3実施形態におけるブームの旋回角度に対するウェイトの位置を示す。(A)は旋回角度が0度の場合のウェイトの位置を表す上面図を示し、(B)は旋回角度が90度の場合のウェイトの位置を表す上面図を示し、(C)は旋回角度が180度の場合のウェイトの位置を表す上面図を示し、(D)は旋回角度が270度の場合のウェイトの位置を表す上面図を示す。 図9は本発明の第4実施形態におけるブームの旋回角度に対するウェイトの位置を示す。(A)は旋回角度が0度の場合のウェイトの位置を表す上面図を示し、(B)は旋回角度が90度の場合のウェイトの位置を表す上面図を示し、(C)は旋回角度が180度の場合のウェイトの位置を表す上面図を示し、(D)は旋回角度が270度の場合のウェイトの位置を表す上面図を示す。 本発明の第1実施形態に係る積載型トラッククレーンのウェイト重量に対する作業範囲を示す上面図。 本発明の第5実施形態に係る高所作業車の全体構成を示す上面図および側面図。 本発明の第5実施形態に係る高所作業車の制御構成を示すブロック図。
以下に、図1から図4を用いて、本発明の作業車両における第1実施形態である積載型トラッククレーン1について説明する。本実施形態において、作業車両として積載型トラッククレーン1を用いて説明するが、旋回かつ起伏可能なブーム10を有する作業装置を備える作業車両であればよい。なお、以下の実施形態において、積載型トラッククレーン1における車両2の長手方向を前後方向と規定し、運転席が配置されている端部を前端部とする。また、前端部に対して車両2の短手方向を左右方向として規定する。
図1と図2とに示すように、積載型トラッククレーン1は、荷台5に積載されている荷物Cを荷下ろししたり、地面等に配置されている荷物Cを荷台5等に積み込んだりするクレーン装置6が設けられた作業車両である。積載型トラッククレーン1は、車両2、運転室4、荷台5、クレーン装置6、ウェイト移動装置30、ウェイト69、制御装置44を具備する。
車両2は、クレーン装置6および荷台5を搬送する。車両2には、フレーム2aに複数の車輪3が設けられ、動力源である図示しないエンジンが搭載されている。また車両2には、運転室4の後方に荷台5が設けられている。つまり、車両2は、荷台5を有するトラックとして構成されている。車両2は、エンジンの駆動力を複数の車輪3に伝達して走行するように構成されている。
運転室4は、積載型トラッククレーン1の運転席が設けられているキャビンである。運転室4は車両2に設けられている。本実施形態において、運転室4は、積載型トラッククレーン1における前端部に配置されているものとする。
荷台5は、荷物Cを積載する箱状の部材である。荷台5は、底部と、底部の縁の全周に亘って設けられている側部とから構成されている。荷台5は、車両2に設けられている。荷台5は、運転室4と隣接するように運転室4の後方に配置されている。荷台5は、車両2における車輪3のドレッド幅よりも大きく、車両2の全長よりも短い大きさに形成されている。
クレーン装置6は、荷物Cをワイヤロープ13によって吊り上げる装置である。クレーン装置6は、ベース7、ポスト8、旋回用油圧モータ9、ブーム10、起伏用油圧シリンダ11、ウインチ用油圧モータ(不図示)、ウインチ12、ワイヤロープ13、フックブロック14、フロントアウトリガ装置16a、リアアウトリガ装置16b、操作具等を具備する。
ベース7は、リアアウトリガ装置16bを除くクレーン装置6の基部となる部材である。ベース7は、車両2のフレーム2aに固定されている。ベース7は、車両2の運転室4と荷台5との間に配置されている。ベース7は、角柱状に形成されている。ベース7は、ブーム10をフレーム2aに対して所定の高さ位置に配置するように構成されている。ベース7の内部には、旋回用油圧モータ9が設けられている。
ポスト8は、ブーム10を旋回自在に支持する旋回台である。ポスト8は、ベース7の上端部に設けられている。ポスト8は、車両2のフレーム2aに対して垂直方向に延びる軸線を回転軸線として回転自在に構成されている。つまり、ポスト8は、ベース7に回転自在に支持されている。ポスト8は、ベース7に設けられている旋回用油圧モータ9によって任意の旋回角度αに回転される。ポスト8には、ワイヤロープ13を繰り出しおよび繰り入れするウインチ12およびウインチ用油圧モータ(不図示)が設けられている。
旋回用油圧モータ9は、電磁比例切換弁である旋回用バルブ22(図4参照)によって回転操作される。旋回用バルブ22は、旋回用油圧モータ9に供給される作動油の流量を任意の流量に制御することができる。ポスト8には、ポスト8の基準位置からの旋回した角度である旋回角度αを検出する旋回用センサ37(図4参照)が設けられている。
ブーム10は、荷物Cを吊り上げ可能な状態にワイヤロープ13を支持する梁部材である。ブーム10の基端は、ポスト8に揺動可能に設けられている。ブーム10は、各ブーム10部材をアクチュエータである図示しない伸縮用油圧シリンダで移動させることで軸方向に伸縮自在に構成されている。ブーム10には、伸縮長さLを検出する伸縮用センサ38(図4参照)や荷物Cの重量を検出する吊り荷重センサ40(図4参照)等が設けられている。
起伏用油圧シリンダ11は、ブーム10を起立および倒伏させ、ブーム10の姿勢を保持するアクチュエータである。起伏用油圧シリンダ11の基端は、ポスト8に揺動自在に支持されている。また、起伏用油圧シリンダ11の先端は、ブーム10に接続されている。起伏用油圧シリンダ11は、電磁比例切換弁である起伏用バルブ24(図4参照)によって伸縮操作される。ブーム10には、ブーム10の起伏角度を検出する起伏用センサ39(図4参照)が設けられている。
ウインチ12は、ワイヤロープ13の繰り入れ(巻き上げ)および繰り出し(巻き下げ)を行う。ウインチ12は、ワイヤロープ13が巻きつけられるドラムがアクチュエータであるウインチ用油圧モータ(不図示)によって回転される。ワイヤロープ13は、ウインチ12からブーム10の先端部に引き出されて、ブーム10先端部の滑車を介してブーム10の先端部から吊り下げている。ワイヤロープ13の先端には、フックブロック14が固定されている。フックブロック14は、荷物Cを吊る部材である。フックブロック14には、荷物Cを吊るフック14aが設けられている。
ウインチ用油圧モータ(不図示)は、電磁比例切換弁であるウインチ用バルブ25(図4参照)によって回転操作される。ウインチ12は、ウインチ用バルブ25によってウインチ用油圧モータ15を制御し、任意の繰り入れおよび繰り出し速度に操作可能に構成されている。
フロントアウトリガ装置16aとリアアウトリガ装置16bとは、クレーン装置6が吊り上げた荷物Cの重量を支持する装置である。フロントアウトリガ装置16aは、ベース7に固定されている。リアアウトリガ装置16bは、車両2におけるフレーム2aの後方に固定されている。フロントアウトリガ装置16aとリアアウトリガ装置16bとは、車両2の幅方向両側に油圧によって延伸可能な張り出しビームと地面に垂直な方向に延伸可能な油圧式のジャッキシリンダとから構成されている。フロントアウトリガ装置16aとリアアウトリガ装置16bとは、アウトリガ用バルブ26(図4参照)によって幅方向および垂直方向に伸縮可能に構成されている。フロントアウトリガ装置16aとリアアウトリガ装置16bとは、張り出し量を検出するアウトリガ用センサ41(図4参照)が設けられている。フロントアウトリガ装置16aとリアアウトリガ装置16bとは、車両2の幅方向に延伸させるとともにジャッキシリンダを接地させることにより、クレーン装置6の作業可能範囲を広げることができる。
図4に示すように、クレーン装置6を操作するための操作具である旋回操作具17、起伏操作具18、伸縮操作具19、ウインチ操作具20およびアウトリガ操作具21がベース7に設けられている。各操作具は、ベース7の左右両側に設けられている。旋回操作具17は、旋回用バルブ22を切り替えることができる。伸縮操作具19は、伸縮用バルブ23を切り替えることができる。起伏操作具18は、起伏用バルブ24を切り替えることができる。ウインチ操作具20は、ウインチ用バルブ25を切り替えることができる。アウトリガ操作具21は、アウトリガ用バルブ26を切り替えることができる。
このように構成されるクレーン装置6は、旋回操作具17の操作によって旋回用油圧モータ9でブーム10を任意の旋回角度αに旋回させる。また、クレーン装置6は、起伏操作具18の操作によって起伏用油圧シリンダ11でブーム10を任意の起伏角度に起立させる。また、クレーン装置6は、伸縮操作具19の操作によってブーム10を任意の伸縮長さに延伸させる。また、クレーン装置6は、アウトリガ操作具21の操作によってフロントアウトリガ装置16aとリアアウトリガ装置16bとを張り出させることができる。これにより、クレーン装置6は、クレーン装置6の揚程や作業範囲を拡大することができる。また、クレーン装置6は、荷物Cを任意の高さに吊り上げることができる。
図3に示すように、ウェイト移動装置30は、クレーン装置6用のウェイト69を移動させる移動装置である。ウェイト移動装置30は、車両2のフレーム2aに設けられる。ウェイト移動装置30は、一対の案内レール31、ウェイト固定部材32、駆動チェーン33、スプロケット34、ウェイト用油圧モータ35、を具備する。
案内レール31は、ウェイト固定部材32を所定の方向に移動するように案内するレールである。案内レール31は、長手方向視で略矩形状に形成されている。案内レール31の第1面には、長手方向に延びる第1案内溝31aが形成されている。案内レール31の第一面に直交する第2面には、長手方向に延びる第2案内溝31bが形成されている。
案内レール31は、2本一組(一対)でウェイト固定部材32を支持するように構成されている。一対の案内レール31は、車両2のフレーム2aの上面に互いに平行になるように固定されている。つまり、一対の案内レール31は、荷台5とフレーム2aとの間に設けられている。また、一対の案内レール31は、フレーム2aの左右方向に延伸するように配置されている(図2参照)。この際、一対の案内レール31は、第1案内溝31aがウェイト固定部材32と対向するように配置される。また、一対の案内レール31は、それぞれの第2案内溝31bが隣り合う案内レール31に対向する内方を向くように配置されている。なお、一対の案内レール31は、それぞれの第2案内溝31bが隣り合う案内レール31に対向しない外方を向くように配置されてもよい。
ウェイト固定部材32は、ウェイト移動装置30によって移動されるウェイト69を固定する部材である。ウェイト固定部材32は、板状の固定プレート32aと垂直支持車輪32bと平行支持車輪32cとから構成されている。
固定プレート32aは、ウェイト69が積載される部材である。固定プレート32aには、ウェイト69を取り付ける図示しないネジ孔が形成されている。固定プレート32aには、ウェイト69の積載面に対して平行な方向の回転軸を有する複数の垂直支持車輪32bが設けられている。複数の垂直支持車輪32bは、一対の案内レール31のそれぞれの第1案内溝31aを転動可能な位置および向きに配置されている。これにより、垂直支持車輪32bは、固定プレート32aの積載面に対して垂直な方向の荷重を支持するように構成されている。また、固定プレート32aには、ウェイト69の積載面に対して垂直な方向の回転軸を有する複数の平行支持車輪32cが設けられている。複数の平行支持車輪32cは、一対の案内レール31のそれぞれの第2案内溝31bを転動可能な位置および向きに配置されている。これにより、平行支持車輪32cは、固定プレート32aの積載面に対して平行な方向の荷重を支持するように構成されている。
ウェイト固定部材32は、一対の案内レール31の各第1案内溝31aを複数の垂直支持車輪32bが転動し、一対の案内レール31の各第2案内溝31bを複数の平行支持車輪32cが転動することで一対の案内レール31の延伸方向に移動可能に構成されている。また、ウェイト固定部材32は、一対の案内レール31の間に配置され、一対の案内レール31の各第2案内溝31bを転動する複数の平行支持車輪32cにより一対の案内レール31からの脱落を防止している。ウェイト固定部材32は、固定プレート32aに任意の重量のウェイト69を積載することができる。ウェイト固定部材32には、ウェイト固定部材32の現在位置Pを検出するウェイト位置用センサ42およびウェイト69の重量Wを検出するウェイト重量用センサ43が設けられている(図4参照)。
駆動チェーン33は、ウェイト固定部材32にウェイト用油圧モータ35の駆動力を伝達する。駆動チェーン33は、一対の案内レール31の延伸方向に往復移動するように一対のスプロケット34に巻回されている。スプロケット34は、ウェイト用油圧モータ35に連結されている。ウェイト用油圧モータ35は、電磁比例切換弁であるウェイト用バルブ36(図4参照)によって回転操作される。駆動チェーン33は、ウェイト用油圧モータ35の回転によって往復移動される。また、駆動チェーン33の一部は、ウェイト固定部材32に連結されている。これにより、駆動チェーン33は、ウェイト固定部材32とともに案内レール31の延伸方向に往復移動するように構成されている。
このように構成されるウェイト移動装置30は、ウェイト固定部材32に積載された任意の重量のウェイト69をウェイト用油圧モータ35によって案内レール31の延伸方向に移動することができる。つまり、ウェイト移動装置30は、フレーム2aの後方且つ車両2の車幅方向である左右方向にウェイト69を移動できるように構成されている。
制御装置44は、各操作弁を介して積載型トラッククレーン1のアクチュエータを制御する装置である。制御装置44は、運転室4内に設けられている。制御装置44は、実体的には、CPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続される構成であってもよく、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。制御装置44は、各アクチュエータや切換え弁、センサ等の動作を制御するために種々のプログラムやデータが格納されている。
制御装置44は、旋回操作具17、起伏操作具18、伸縮操作具19、ウインチ操作具20およびアウトリガ操作具21に接続され、旋回操作具17、起伏操作具18、ウインチ操作具20およびアウトリガ操作具21のそれぞれの操作量を取得することができる。
制御装置44は、旋回用バルブ22、伸縮用バルブ23、起伏用バルブ24、ウインチ用バルブ25、アウトリガ用バルブ26およびウェイト用バルブ36に接続され、旋回用バルブ22、起伏用バルブ24、ウインチ用バルブ25、アウトリガ用バルブ26およびウェイト用バルブ36に制御信号を伝達することができる。
制御装置44は、旋回用センサ37、伸縮用センサ38、起伏用センサ39、吊り荷重センサ40、アウトリガ用センサ41、ウェイト位置用センサ42およびウェイト重量用センサ43に接続され、ポスト8の旋回角度α、ブーム10の起伏角度γ、伸縮長さL、フロントアウトリガ装置16aとリアアウトリガ装置16bとの張り出し量Or、荷物Cの重量、ウェイト69の現在位置Pおよびウェイト69の重量Wを取得することができる。
制御装置44は、旋回操作具17、起伏操作具18、伸縮操作具19、ウインチ操作具20の操作量およびアウトリガ操作具21に基づいて各操作具に対応した制御信号を生成することができる。
このように構成される積載型トラッククレーン1は、車両2を走行させることで任意の位置にクレーン装置6を移動させることができる。また、積載型トラッククレーン1は、起伏操作具18の操作によって起伏用油圧シリンダ11でブーム10を任意の起伏角度に起立させて、伸縮操作具19の操作によってブーム10を任意の伸縮長さに延伸させたりすることでクレーン装置6の揚程や作業半径を拡大することができる。また、積載型トラッククレーン1は、アウトリガ操作具21の操作によってフロントアウトリガ装置16aとリアアウトリガ装置16bとを左右方向に延伸させたり収縮させたりすることができる。また、積載型トラッククレーン1は、ウインチ操作具20等によって荷物Cを吊り上げて、旋回操作具17の操作によってポスト8を旋回させることで荷物Cを任意の位置で搬送することができる。
以下に、図2、図5、図6を用いて、制御装置44によるウェイト移動装置30の制御について説明する。以下の実施形態において、クレーン装置6のブーム10の旋回角度αは、クレーン装置6のポスト8から、車両の左右方向であって車両2の右方に向けて延伸している状態を0度として、反時計回りにブーム10の旋回角度αが増大するものとする。ブーム10の旋回角度αは、例えばブーム10がフレーム2aの中心線に沿って前方に延伸している場合に90度となる。
図2に示すように、ブーム10が荷物Cを吊り下げている場合、車両2には、ブーム10に吊り下げられている荷物Cによるモーメントが作用する。車両2には、フレーム2aの上面に対する垂直方向視で、ブーム10の先端から基端の方向に向かう線上に車両2を傾ける力(車両2を持ち上げる力)が作用する。つまり、車両2には、フレーム2aに対する垂直方向視で、ブーム10の基端からブーム10の旋回角度αを180度回転した方向に延びる線上(以下、単に「作用線La」と記す)に車両2を傾ける力が作用する。図2に示すブーム10の旋回角度α(90度)において、車両2には、作用線La上の部分である車両2の後部を持ち上げる力が作用する。従って、車両2には、ブーム10の基端から作用線Laが延伸している方向にウェイト69が配置された場合、車両2の傾きおよび浮き上がりを抑制するようにウェイト69の重量が作用する。つまり、車両2は、ブーム10によって荷物Cを吊り下げている場合、作用線Laが延伸している方向にウェイト69を配置することで安定度(車両2の傾きおよび浮き上がりが発生することなく安定して荷物Cを搬送できる度合い)が向上する。
図5(A)に示すように、ブーム10の旋回角度αが0度(360度)である場合、車両2には、ブーム10に吊り下げられている荷物Cによるモーメントによって、作用線Laがブーム10の基端から延伸している方向の部分である車両2の左部を持ち上げる力が作用する。従って、ブーム10の旋回角度αが0度(360度)である場合、車両2は、傾きおよび浮き上がりを抑制する位置として、車両2の左端である案内レール31の左端位置Paにウェイト69が配置される。車両2には、傾きおよび浮き上がりを抑制するようにウェイト69の重量が作用する。
図5(B)に示すように、ブーム10の旋回角度αが90度である場合、車両2には、ブーム10に吊り下げられている荷物Cによるモーメントによって、作用線Laがブーム10の基端から延伸している方向の部分である車両2の後部を持ち上げる力が作用する。従って、ブーム10の旋回角度αが90度である場合、車両2は、傾きおよび浮き上がりを抑制する位置として、車両2の後部である案内レール31の中央位置Pbにウェイト69が配置される。車両2には、車両2の傾きおよび浮き上がりを抑制するようにウェイト69の重量が作用する。なお、ウェイト69による車両2の傾きおよび浮き上がりの抑制効果は、ブーム10の旋回角度αが90度である場合、ウェイト移動装置30によるウェイト69の配置位置(左端位置Pa、中央位置Pb、右端位置Pc)で変化しない。
図5(C)に示すように、ブーム10の旋回角度αが180度である場合、車両2には、ブーム10に吊り下げられている荷物Cによるモーメントによって、作用線Laがブーム10の基端から延伸している方向の部分である車両2の右部を持ち上げる力が作用する。従って、ブーム10の旋回角度αが180度である場合、車両2は、傾きおよび浮き上がりを抑制する位置として、車両2の右端である案内レール31の右端位置Pcにウェイト69が配置される。車両2には、車両2の傾きおよび浮き上がりを抑制するようにウェイト69の重量が作用する。
図5(D)に示すように、ブーム10の旋回角度αが270度である場合、車両2には、ブーム10に吊り下げられている荷物Cによるモーメントによって、作用線Laがブーム10の基端から延伸している方向の部分である車両2の前部を持ち上げる力が作用する。ブーム10の旋回角度αが270度である場合、ウェイト69は、ブーム10の基端から作用線Laが延伸している方向に配置されていないので、車両2の前部の傾きおよび浮き上がりを抑制する効果を奏さない。この場合、車両2は、案内レール31の中央位置Pbにウェイト69が配置される。
図6に示すように、車両2のウェイト移動装置30によるウェイト69の目標位置は、ブーム10の旋回角度αが0度から反時計回りで90度まで連続的に変化する間に、案内レール31上の左端位置Paから中央位置Pbまで連続的に変化する。同様に、車両2のウェイト移動装置30によるウェイト69の目標位置は、ブーム10の旋回角度αが90度から反時計回りで連続的に180度、270度、360度(0度)の順に変化する間に、案内レール31上の中央位置Pbから右端位置Pc、中央位置Pb、左端位置Paの順に連続的に変化する。つまり、ブーム10の旋回角度αとウェイト移動装置30によるウェイト69の目標位置とは、1対1の対応関係を有している。従って、ウェイト69の目標位置は、ブーム10の旋回角度αに基づいて決定することができる。これにより、積載型トラッククレーン1の制御装置44には、ブーム10の旋回角度αに対するウェイト移動装置30におけるウェイト69の目標位置が予め設定されている。
制御装置44には、例えば旋回角度αが90度の場合、ウェイト移動装置30におけるウェイト69の目標位置が案内レール31の中央位置Pbに設定されている。また、制御装置44には、例えば旋回角度αが180度の場合、ウェイト移動装置30におけるウェイト69の目標位置が案内レール31の右端位置Pcに設定されている。さらに、制御装置44には、例えば旋回角度αが135度の場合、ウェイト移動装置30におけるウェイト69の目標位置が案内レール31の中央位置Pbと右端位置Pcとの中間位置Pdに設定されている。
制御装置44は、ウェイト移動装置30の制御において、旋回用センサ37からブーム10の旋回角度αを取得する。さらに、制御装置44は、ウェイト位置用センサ42からウェイト移動装置30におけるウェイト69の現在位置Pを取得する。制御装置44は、ブーム10の旋回角度αに対するウェイト移動装置30におけるウェイト69の目標位置を決定する。制御装置44は、ウェイト69の現在位置Pと目標位置との差分からウェイト69の移動方向および移動量を算出し、ウェイト移動装置30の移動用モータに制御信号を送信する。ウェイト移動装置30は、制御信号からの制御信号に従って、ウェイト69を現在位置Pから目標位置まで移動させる。移動装置は、ブーム10の旋回角度αが連続的に変化した場合、旋回角度αの変化に応じてウェイト移動装置30におけるウェイト69の目標位置を変化させる。
このように構成することで、積載型トラッククレーン1は、ブーム10の旋回角度αに基づいてブーム10から車両2に加わるモーメントの作用線La上または作用線Laに近づく方向にウェイト69が移動されるので、ブーム10から車両2に加わるモーメントによる車両2の傾きを効果的に抑制することができる。これにより、積載型トラッククレーン1は、重量増加を抑制しつつ、車両2の安定度を向上させることができる。
なお、本実施形態において、ウェイト移動装置30は、一対の案内レール31を車両2の後部に配置しているが、更にもう一対の案内レール31をクレーン装置6のポスト8近傍に配置して二組のウェイト69を移動させる構成でもよい。このように構成することで、積載型トラッククレーン1は、ウェイト69による車両2の傾きを抑制する作用が増大し、車両2の安定度を更に向上させることができる。
次に、図7を用いて、本発明の第二実施形態に係る積載型トラッククレーン1Aについて説明する。なお、以下の各実施形態に係る積載型トラッククレーン1Aは、図3から図11に示す積載型トラッククレーン1において、積載型トラッククレーン1に替えて適用されるものとして、その説明で用いた名称、図番、符号を用いることで、同じものを指すこととし、以下の実施形態において、既に説明した実施形態と同様の点に関してはその具体的説明を省略し、相違する部分を中心に説明する。
積載型トラッククレーン1Aには、ウェイト移動装置30Aが設けられている。ウェイト移動装置30Aの一対の案内レール31Aは、フレーム2aの前後方向に延伸するように配置されている。つまり、一対の案内レール31Aは、ウェイト固定部材32を車両2に対して前後方向に移動可能に構成されている。
以下に、制御装置44によるウェイト移動装置30Aの制御について説明する。
図7(A)に示すように、ブーム10の旋回角度αが0度(360度)である場合、車両2には、ブーム10に吊り下げられている荷物Cによるモーメントによって、作用線Laがブーム10の基端から延伸している方向の部分である車両2の左部を持ち上げる力が作用する。ブーム10の旋回角度αが0度(360度)である場合、ウェイト69は、ブーム10の基端から作用線Laが延伸している方向に配置されていないので、車両2の前部の傾きおよび浮き上がりを抑制する効果を奏さない。この場合、車両2は、案内レール31Aの前端位置Peにウェイト69が配置される。
図7(B)に示すように、ブーム10の旋回角度αが90度である場合、車両2には、作用線Laがブーム10の基端から延伸している方向の部分である車両2の後部を持ち上げる力が作用する。従って、ブーム10の旋回角度αが90度である場合、車両2は、傾きおよび浮き上がりを抑制する位置として、案内レール31Aの後端位置Pfにウェイト69が配置される。車両2には、車両2の傾きおよび浮き上がりを抑制するようにウェイト69の重量が作用する。
図7(C)に示すように、ブーム10の旋回角度αが180度である場合、車両2には、ブーム10に吊り下げられている荷物Cによるモーメントによって、作用線Laがブーム10の基端から延伸している方向の部分である車両2の右部を持ち上げる力が作用する。従って、ブーム10の旋回角度αが180度である場合、車両2は、傾きおよび浮き上がりを抑制する位置として、案内レール31Aの前端位置Peにウェイト69が配置される。車両2には、車両2の傾きおよび浮き上がりを抑制するようにウェイト69の重量が作用する。
図7(D)に示すように、ブーム10の旋回角度αが270度である場合、車両2には、ブーム10に吊り下げられている荷物Cによるモーメントによって、作用線Laがブーム10の基端から延伸している方向の部分である車両2の前部を持ち上げる力が作用する。ブーム10の旋回角度αが270度である場合、車両2は、傾きおよび浮き上がりを抑制する位置として、案内レール31Aの前端位置Peにウェイト69が配置される。車両2には、車両2の傾きおよび浮き上がりを抑制するようにウェイト69の重量が作用する。
このように、ウェイト移動装置30Aによるウェイト69の位置は、ブーム10の旋回角度αが0度から反時計回りで90度まで連続的に変化する間に、案内レール31A上の前端位置Peから後端位置Pfまで連続的に変化する。同様に、ウェイト移動装置30Aによるウェイト69の位置は、ブーム10の旋回角度αが90度から反時計回りで180度まで連続的に変化する間に、案内レール31A上の後端位置Pfから前端位置Peまで連続的に変化する。また、ウェイト移動装置30Aによるウェイト69の位置は、ブーム10の旋回角度αが180度から反時計回りで360度まで連続的に変化する間に、案内レール31A上の前端位置Peで保持される。従って、ウェイト移動装置30Aによるウェイト69の位置は、ブーム10の旋回角度αに基づいて決定することができる。
積載型トラッククレーン1Aにおいて、制御装置44には、ブーム10の旋回角度αに対するウェイト移動装置30Aにおけるウェイト69の位置が予め設定されている。制御装置44には、例えば旋回角度αが90度の場合、ウェイト移動装置30Aにおけるウェイト69の位置が案内レール31Aの後端位置Pfに設定されている。また、制御装置44には、例えば旋回角度αが135度の場合、ウェイト移動装置30Aにおけるウェイト69の位置が案内レール31Aの前端位置Peと後端位置Pfとの中間位置Pgに設定されている。
なお、本実施形態において、ウェイト移動装置30Aは、一対の案内レール31Aを車両2の前後方向に向けて配置しているが、更にもう一対の案内レール31Aを車両2の前後方向に配置して二組のウェイト69を移動させる構成でもよい。このように構成することで、積載型トラッククレーン1Aは、ウェイト69による車両2の傾きを抑制する作用が増大し、車両2の安定度を更に向上させることができる。
次に、図8を用いて、本発明の第三実施形態に係る積載型トラッククレーン1Bについて説明する。積載型トラッククレーン1Bは、第1ウェイト移動装置30Baと第2ウェイト移動装置30Bbとを具備する。
第1ウェイト移動装置30Baは、クレーン装置6用の第1ウェイト69aを移動させる装置である。第2ウェイト移動装置30Bbは、クレーン装置6用の第2ウェイト69bを移動させる装置である。
第1ウェイト移動装置30Baにおける一対の第1案内レール31Baは、フレーム2aの後端部中央から前方の左端部に延伸するように配置されている。さらに、第2ウェイト移動装置30Bbにおける一対の第2案内レール31Bbは、フレーム2aの後端部中央から前方の右端部に延伸するように配置されている。
以下に、制御装置44による第1ウェイト移動装置30Baおよび第2ウェイト移動装置30Bbの制御について説明する。
図8(A)に示すように、ブーム10の旋回角度αが0度(360度)である場合、車両2には、ブーム10に吊り下げられている荷物Cによるモーメントによって、作用線Laがブーム10の基端から延伸している方向の部分である車両2の左部を持ち上げる力が作用する。従って、ブーム10の旋回角度αが0度である場合、車両2は、傾きおよび浮き上がりを抑制する位置として、作用線Laがブーム10の基端から延伸している車両2の左部の近傍である一対の第1案内レール31Baの前端位置Pjaに第1ウェイト69aが配置され、第2案内レール31Bbの後端位置Phbに第2ウェイト69bが配置される。車両2には、傾きおよび浮き上がりを抑制するようにウェイト69の重量が作用する。
図8(B)に示すように、ブーム10の旋回角度αが90度である場合、車両2には、ブーム10に吊り下げられている荷物Cによるモーメントによって、作用線Laがブーム10の基端から延伸している方向の部分である車両2の後部を持ち上げる力が作用する。従って、ブーム10の旋回角度αが90度である場合、車両2は、傾きおよび浮き上がりを抑制する位置として、第1案内レール31Baの後端位置Phaに第1ウェイト69aが配置され、第2案内レール31Bbの後端位置Phbに第2ウェイト69bが配置される。車両2には、傾きおよび浮き上がりを抑制するようにウェイト69の重量が作用する。
図8(C)に示すように、ブーム10の旋回角度αが180度である場合、車両2には、ブーム10に吊り下げられている荷物Cによるモーメントによって、作用線Laがブーム10の基端から延伸している方向の部分である車両2の右部を持ち上げる力が作用する。従って、ブーム10の旋回角度αが180度である場合、車両2は、傾きおよび浮き上がりを抑制する位置として、作用線Laがブーム10の基端から延伸している車両2の右部の近傍である第1案内レール31Baの後端位置Phaに第1ウェイト69aが配置され、ベース7が固定されている位置の近傍且つ車両2の右部の近傍である一対の第2案内レール31Bbの前端位置Pjbに第2ウェイト69bが配置される。車両2には、傾きおよび浮き上がりを抑制するようにウェイト69の重量が作用する。
図8(D)に示すように、ブーム10の旋回角度αが270度である場合、車両2には、ブーム10に吊り下げられている荷物Cによるモーメントによって、作用線Laがブーム10の基端から延伸している方向の部分である車両2の前部を持ち上げる力が作用する。ブーム10の旋回角度αが270度である場合、ウェイト69は、ブーム10の基端から作用線Laが延伸している方向に配置されていないので、車両2の前部の傾きおよび浮き上がりを抑制する効果を奏さない。この場合、車両2は、第1案内レール31Baの前端位置Pjaに第1ウェイト69aを配置され、第2案内レール31Bbの前端位置Pjbに第2ウェイト69bが配置される。
このように、第1ウェイト移動装置30Baによる第1ウェイト69aの位置は、ブーム10の旋回角度αが0度から反時計回りで90度まで連続的に変化する間に、第1案内レール31Ba上の前端位置Pjaから後端位置Phaまで連続的に変化する。同様に、ウェイト移動装置30Bbによる第2ウェイト69bの位置は、ブーム10の旋回角度αが90度から反時計回りで180度まで連続的に変化する間に、第2案内レール31Bb上の後端位置Phbから前端位置Pjbまで連続的に変化する。また、第1ウェイト移動装置30Baとウェイト移動装置30Bbとによる第1ウェイト69aおよび第2ウェイト69bの位置は、ブーム10の旋回角度αが180度から反時計回りで360度まで連続的に変化する間に、第1案内レール31Baの前端位置Pjaと、第2案内レール31Bbの前端位置Pjbとで保持される。従って、車両2の安定度を向上させる第1ウェイト69aと第2ウェイト69bの位置は、ブーム10の旋回角度αに基づいて決定することができる。
積載型トラッククレーン1Bにおいて、制御装置44には、ブーム10の旋回角度αに対するウェイト移動装置30Aにおける第1ウェイト69aと第2ウェイト69bの位置が予め設定されている。制御装置44には、例えば旋回角度αが90度の場合、第1ウェイト移動装置30Baにおける第1ウェイト69aの位置が第1案内レール31Baの後端位置Phaに設定され、第2ウェイト移動装置30Bbにおける第2ウェイト69bの位置が第2案内レール31Bbの後端位置Phbに設定されている。また、制御装置44には、例えば旋回角度αが135度の場合、第1ウェイト移動装置30Baにおける第1ウェイト69aの位置が第1案内レール31Baの後端位置Phaに設定され、第2ウェイト移動装置30Bbにおける第2ウェイト69bの位置が第2案内レール31Bbの後端位置Phbと前端位置Pjbとの中間位置Pkbに設定されている。
次に、図9を用いて、本発明の第四実施形態に係る積載型トラッククレーン1Cについて説明する。
ウェイト移動装置30Cは、クレーン装置6用のウェイト69を移動させる装置である。ウェイト移動装置30Cは、車両2のフレーム2aに設けられる。ウェイト移動装置30Cは、回転アーム45、ウェイト用油圧モータ35を具備する。
回転アーム45は、ウェイト69を支持し、且つ回転させるものである。回転アーム45は、棒状に形成されている。回転アーム45の一方の端部には、アームの軸方向に対して垂直な方向に延伸している回転軸45aが固定されている。回転アーム45の他方の端部は、ウェイト69が固定可能に構成されている。回転アーム45は、回転軸45aを介してフレーム2aの上面に固定されている。回転アーム45の回転軸45aは、フレーム2aの上面に対して垂直な状態で回転自在に支持されている。つまり、回転アーム45は、フレーム2aの上面に対して平行に回転軸45aを中心として回転自在に構成されている。回転アーム45の先端には、ウェイト69が固定されている。
以下に、制御装置44によるウェイト移動装置30Cの制御について説明する。以下の実施形態において、回転アーム45のアーム角度βは、回転アーム45の回転軸45aから、車両の左右方向であって車両2の右方に向けて延伸している状態を0度として、反時計回りにブーム10のアーム角度βが増大するものとする。
図9(A)に示すように、ブーム10の旋回角度αが0度(360度)である場合、車両2には、ブーム10に吊り下げられている荷物Cによるモーメントによって、作用線Laがブーム10の基端から延伸している方向の部分である車両2の左部を持ち上げる力が作用する。従って、ブーム10の旋回角度αが0度である場合、車両2は、傾きおよび浮き上がりを抑制する位置として、作用線Laと平行且つウェイト69が最も車体の左方に配置されるように回転アーム45をアーム角度β1(本実施形態において約180度)になるように配置する。車両2には、車両2の傾きおよび浮き上がりを抑制するようにウェイト69の重量が作用する。
図9(B)に示すように、ブーム10の旋回角度αが90度である場合、車両2には、ブーム10に吊り下げられている荷物Cによるモーメントによって、作用線Laがブーム10の基端から延伸している方向の部分である車両2の後部を持ち上げる力が作用する。従って、ブーム10の旋回角度αが90度である場合、車両2は、傾きおよび浮き上がりを抑制する位置として、作用線Laと平行且つウェイト69が最も車体の後方に配置されるように回転アーム45をアーム角度β2(本実施形態において約270度)になるように配置する。車両2には、車両2の傾きおよび浮き上がりを抑制するようにウェイト69の重量が作用する。
図9(C)に示すように、ブーム10の旋回角度αが180度である場合、車両2には、ブーム10に吊り下げられている荷物Cによるモーメントによって、作用線Laがブーム10の基端から延伸している方向の部分である車両2の右部を持ち上げる力が作用する。従って、ブーム10の旋回角度αが180度である場合、車両2は、傾きおよび浮き上がりを抑制する位置として、作用線Laと平行且つウェイト69が最も車体の右方に配置されるように回転アーム45をアーム角度β3(本実施形態において約0度)になるように配置する。車両2には、車両2の傾きおよび浮き上がりを抑制するようにウェイト69の重量が作用する。
図9(D)に示すように、ブーム10の旋回角度αが270度である場合、車両2には、ブーム10に吊り下げられている荷物Cによるモーメントによって、作用線Laがブーム10の基端から延伸している方向の部分である車両2の前部を持ち上げる力が作用する。ブーム10の旋回角度αが270度である場合、ウェイト69は、ブーム10の基端から作用線Laが延伸している方向に配置されていないので、車両2の前部の傾きおよび浮き上がりを抑制する効果を奏さない。この場合、車両2は、作用線Laと平行且つウェイト69が最も車体の前方に配置されるように回転アーム45をアーム角度β4(本実施形態において約90度)になるように配置する。
このように、ウェイト移動装置30Cによるウェイト69の位置は、ブーム10の旋回角度αが0度から反時計回りで360度まで連続的に変化する間に、アーム角度β1からアーム角度β2、アーム角度β3、アーム角度β4を経てアーム角度β1まで連続的に変化する。従って、ウェイト移動装置30Cによるウェイト69の位置は、ブーム10の旋回角度αに基づいて決定することができる。
積載型トラッククレーン1Cにおいて、制御装置44には、ブーム10の旋回角度αに対するウェイト移動装置30Cにおけるウェイト69の位置が予め設定されている。制御装置44には、例えば旋回角度αが90度の場合、ウェイト移動装置30Cにおける回転アーム45のアーム角度がアーム角度β2に設定されている。また、制御装置44には、例えば旋回角度αが135度の場合、ウェイト移動装置30Cにおける回転アーム45のアーム角度がアーム角度β2とアーム角度β3との間の角度であるアーム角度β5に設定されている。
このように構成することで、積載型トラッククレーン1Cは、ウェイト移動装置30Cによるウェイト69の移動方向に基づいて、適切な位置にウェイト69を移動させることで車両2の傾きを抑制することができる。これにより、積載型トラッククレーン1Cは、重量増加を抑制しつつ、安定度を向上させることができる。
なお、上述の実施形態において、ウェイト移動装置30は、ブーム10の旋回角度αが0度(360度)および180度である場合に、ウェイト69による車両2の傾きおよび浮き上がりの抑制効果を顕著に発揮する(図5参照)。また、ウェイト移動装置30Aは、ブーム10の旋回角度αが90度および270度である場合に、ウェイト69による車両2の傾きおよび浮き上がりの抑制効果を顕著に発揮する(図7参照)。従って、積載型トラッククレーンは、車両2の後部にウェイト移動装置30を設け、車両の中央部に前後方向に亘ってウェイト移動装置30Aを設けることで車両2の傾きおよび浮き上がりを更に効果的に抑制することができる。
また、制御装置44は、車両2に傾きおよび浮き上がりが生じることなく荷物Cを搬送することができる範囲である作業範囲Rをウェイト移動装置に積載されるウェイトの重量に基づいて切り替える構成でもよい。
図10に示すように、制御装置44(図4参照)には、例えば、第1ウェイト移動装置30Ba、第2ウェイト移動装置30Bbに重量W1未満の第1ウェイト69a、第2ウェイト69bが積載されている状態での積載型トラッククレーン1Bの作業範囲R0と、第1ウェイト移動装置30Ba、第2ウェイト移動装置30Bbに重量W1の第1ウェイト69a、第2ウェイト69bが積載されている状態でのクレーン装置6の作業範囲R1と、第1ウェイト移動装置30Ba、第2ウェイト装置30Bbに重量W1以上の第1ウェイト69a、第2ウェイト69bが積載されている状態での作業範囲R1と、が設定されている。
制御装置44は、ウェイト重量用センサ43から第1ウェイト移動装置30Ba、第2ウェイト装置30Bbに積載された第1ウェイト69a、第2ウェイト69bの重量Wを取得する。制御装置44は、取得した第1ウェイト69a、第2ウェイト69bの重量Wに基づいて、クレーン装置6の作業範囲Rを切り替える。制御装置44は、ウェイト重量用センサ43から取得した第1ウェイト69a、第2ウェイト69bの重量Wが重量W1未満である場合、クレーン装置6の作業範囲Rを作業範囲R0に設定する。また、制御装置44は、ウェイト重量用センサ43から取得した第1ウェイト69a、第2ウェイト69bの重量Wが重量W1以上である場合、クレーン装置6の作業範囲Rを作業範囲R1に設定する。
このように構成することで、積載型トラッククレーン1Bは、車両2の重量によって変動するブーム10の作業範囲Rを、第1ウェイト移動装置30Ba、第2ウェイト装置30Bbに積載される第1ウェイト69a、第2ウェイト69bの重量Wに基づいて切り替えるので、ブーム10の作業状態に応じて適切な重量Wの第1ウェイト69a、第2ウェイト69bを搭載することができる。これにより、積載型トラッククレーン1Bを含む作業車両は、重量増加を抑制しつつ、安定度を向上させることができる。
次に、図11と図12とを用いて、本発明の第五実施形態に係る作業車両である高所作業車47について説明する。
図11に示すように、高所作業車47は、高所に作業者を配置するための作業車両である。高所作業車47は、車両48、高所作業装置52を有する。高所作業車47には、上述したウェイト移動装置30、30A、30B、30Cのいずれかが設けられている。本実施形態において、高所作業車47には、ウェイト移動装置30Aが設けられている。
車両48は、高所作業装置52を搬送する車両である。車両48は、フレーム48aに運転室49や複数の車輪50が設けられ、動力源である図示しないエンジンが搭載されている。車両48は、エンジンの駆動力を複数の車輪50に伝達して走行するように構成されている。車両48には、アウトリガ51が設けられている。アウトリガ51は、車両48の幅方向両側に油圧によって延伸可能な張り出しビームと地面に垂直な方向に延伸可能な油圧式のジャッキシリンダとから構成されている。車両48は、アウトリガ51を車両48の幅方向に延伸させるとともにジャッキシリンダを接地させることにより、高所作業車47の作業範囲Rを広げることができる。
高所作業装置52は、作業者が搭乗するバケット56を高所まで持ち上げる装置である。高所作業装置52は、旋回台53、ブーム55、バケット56、制御装置68を具備する。
旋回台53は、高所作業装置52を旋回させる装置である。旋回台53は、円環状の軸受の中心を回転中心として回転自在に構成されている。また、旋回台53は、アクチュエータである旋回用油圧モータ54が設けられている。旋回台53は、旋回用油圧モータ54によって一方向と他方向とに旋回可能に構成されている。
旋回用油圧モータ54は、電磁比例切換弁である旋回用バルブ60(図12参照)によって回転操作される。旋回用バルブ60は、旋回用油圧モータ54に供給される作動油の流量を任意の流量に制御することができる。旋回台53には、旋回台53の基準位置からの旋回角度αを検出する旋回用センサ64(図12参照)が設けられている。
ブーム55は、バケット56を支持する梁部材である。ブーム55は、複数のブーム10部材から構成されている。ブーム55は、各ブーム部材を図示しない伸縮用油圧シリンダで移動させることで伸縮自在に構成されている。伸縮用油圧シリンダは、電磁比例切換弁である伸縮用バルブ61(図12参照)によって伸縮操作される。ブーム55は、ブーム10部材の基端が旋回台53上に揺動可能に設けられている。ブーム55には、伸縮長さLを検出する伸縮用センサ65(図12参照)が設けられている。
バケット56は、作業者の作業空間を確保する箱状部材である。バケット56は、内部に作業者が乗り込むように構成されている。バケット56は、支持機構56aを介してブーム55の先端に支持されている。支持機構56aは、図示しないバケット用油圧モータで回転させることでバケット56を水平方向に揺動(スイング)自在に構成している。バケット用油圧モータは、電磁比例切換弁である揺動用バルブ63(図12参照)によって回転操作される。バケット56には、バケット56の基準位置からのバケット角度を検出する揺動用センサ67(図12参照)が設けられている。
起伏用油圧シリンダ57は、ブーム55を起立および倒伏させ、ブーム55の姿勢を保持する油圧アクチュエータである。起伏用油圧シリンダ57は、電磁比例切換弁である起伏用バルブ62(図12参照)によって伸縮操作される。起伏用油圧シリンダ57は、基部が旋回台53に揺動自在に連結され、ロッド先端がブーム55に揺動自在に連結されている。起伏用油圧シリンダ57には、ブーム55の起伏角度γを検出する起伏用センサ66(図12参照)が設けられている。
バケット56には、旋回台53の旋回操作、ブーム55の伸縮操作を行う旋回伸縮操作具58、ブーム55の起伏操作を行う起伏操作具59等が設けられている。
図12に示すように、制御装置68は、各操作弁を介して高所作業車47やクレーンにおけるアクチュエータを制御する装置である。制御装置68は、実体的には、CPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続される構成であってもよく、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。制御装置68は、各アクチュエータや切換え弁、センサ等の動作を制御するために種々のプログラムやデータが格納されている。
制御装置68は、旋回伸縮操作具58、起伏操作具59に接続され、旋回伸縮操作具58、起伏操作具59のそれぞれの操作信号を取得することができる。
制御装置68は、ウェイト用バルブ36、旋回用バルブ60、伸縮用バルブ61、起伏用バルブ62および揺動用バルブ63に接続され、ウェイト用バルブ36、旋回用バルブ60、伸縮用バルブ61、起伏用バルブ62および揺動用バルブ63に制御信号を伝達することができる。
制御装置68は、ウェイト位置用センサ42、ウェイト重量用センサ43、旋回用センサ64、伸縮用センサ65、起伏用センサ66および揺動用センサ67に接続され、旋回台53の旋回角度α、ブーム55の起伏角度γ、ブーム55の伸縮長さL、バケット56の揺動角度等の姿勢情報およびウェイト69の重量Wを取得することができる。
制御装置68は、旋回伸縮操作具58および起伏操作具59の操作信号に基づいて各操作具に対応した制御信号を生成することができる。
このように構成される高所作業車47は、車両48を走行させることで任意の位置に高所作業装置52を移動させることができる。また、高所作業車47は、ブーム55を任意の起伏角度に起立させて、ブーム55を任意のブーム長さに延伸させて高所作業装置52のバケット56の移動範囲を拡大することができる。
制御装置68は、ブーム10の旋回角度αに基づいて作用線La上または作用線Laの近傍にウェイト移動装置によってウェイト69を移動させ、車両48の傾きを効果的に抑制する。これにより、高所作業車47は、重量増加を抑制しつつ、安定度を向上させることができる。
上述の実施形態は、代表的な形態を示したに過ぎず、一実施形態の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
また、上述の実施形態におけるウェイト移動装置は、一対の案内レールに沿ってウェイトを油圧モータで移動させる構成および回転アームによってウェイトを回転させる構成であるが、ウェイトを任意の位置に移動させる案内装置およびアクチュエータを備えていればよい。また、ウェイト移動装置における案内レールの配置は、上述の実施形態に限定するものではない。
1 積載型トラッククレーン
2 車両
2a フレーム
6 クレーン装置
10 ブーム
30 ウェイト移動装置
31 案内レール
32 ウェイト固定部材
44 制御装置
69 ウェイト

Claims (3)

  1. 車両に旋回かつ起伏可能なブームを有する作業装置が搭載された作業車両であって、
    前記作業装置用のウェイトと、
    前記車両に設けられ、前記ウェイトを所定の位置に移動させる移動装置と、
    前記移動装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記ブームの旋回角度に基づいて、前記ウェイトを前記移動装置によって移動させる作業車両。
  2. 前記制御装置は、
    前記作業装置から前記車両に加わるモーメントによる前記車両の傾きを抑制する位置に前記ウェイトを前記移動装置によって移動させる請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記制御装置は、
    前記移動装置に積載される前記ウェイトの重量に基づいて、前記作業装置の作業範囲を切り替える請求項1または請求項2に記載の作業車両。
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