JP6787350B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、左右一対のサイドフレームを有する建設機械に関する。
従来、クローラクレーンのような移動式建設機械として、上部旋回体と、下部走行体と、を備えたものが知られている。下部走行体は、トラックフレームと、当該トラックフレームに連結された左右一対のサイドフレームと、を備える。上部旋回体は、作業装置を含み、下部走行体のトラックフレームに旋回可能に支持されている。
特許文献1には、建設機械の機体の安定性を高めるために、一対のサイドフレーム間にロワーウエイトが配置された技術が開示されている。当該技術では、トラックフレームが、ジャッキアップシリンダと、当該ジャッキアップシリンダを支持するジャッキビームと、を備えている。そして、ロワーウエイトは、ジャッキビームによって支持されている。
また、ロワーウエイトは、下部ウエイトと一対の上部ウエイトとを備えている。一対の上部ウエイトは、下部ウエイトの上面部に左右方向に間隔をおいて固定されている。上部ウエイトの左右方向の両端部は、それぞれ一対のサイドフレームに近接して配置される。この結果、ロワーウエイトを通じて一対のサイドフレーム間に移動用通路が形成される。
特開2006−219241号公報
特許文献1に記載された技術では、一対の上部ウエイトと下部ウエイトとの間にはそれぞれ段差があるため、作業者が一対のサイドフレーム間を移動する際に、当該段差に注意して移動する必要があった。また、上記の技術では、下部ウエイトの上面部の両端部に一対の上部ウエイトがそれぞれ配置されている。このため、ロワーウエイトが組み立てられる際には、下部ウエイトに一対の上部ウエイトを順に装着する必要があるため、ロワーウエイトの組立性が悪化するという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、トラックフレームに装着される走行体ウエイトを通じて作業者が一対のサイドフレーム間を容易に移動することが可能であるとともに、走行体ウエイトの組立性を向上することが可能な建設機械を提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係る建設機械は、地上を移動可能な下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に支持される上部旋回体と、を備える建設機械であって、前記下部走行体は、前面部および後面部を備え、前記上部旋回体を支持するトラックフレームと、周回移動可能な履体をそれぞれ支持する一対のサイドフレームであって、前記トラックフレームよりも前後方向に延びるように前記トラックフレームの左右方向の両端部にそれぞれ連結される、左右一対のサイドフレームと、前記一対のサイドフレームの間において、前記トラックフレームの前側および後側にそれぞれ配置される、前後一対の走行体ウエイトと、を備え、前記トラックフレームは、前記前面部および前記後面部にそれぞれ配置され、前記走行体ウエイトと連結されるフレーム側連結部を備え、前記前後一対の走行体ウエイトは、それぞれ、下部ウエイト上面部と、前記一対のサイドフレームにそれぞれ対向して配置される一対の側面と、前記フレーム側連結部に連結されるウエイト側連結部と、を備える下部ウエイトと、上部ウエイト上面部を備え、前記下部ウエイトの前記下部ウエイト上面部の上方に配置される上部ウエイトであって、前記上部ウエイトの左右方向の両端部が前記下部ウエイトの前記一対の側面よりも前記一対のサイドフレーム側にそれぞれ突出するように延びている、上部ウエイトと、を備え、前記上部ウエイトの前記上部ウエイト上面部が、当該上部ウエイトの前記両端部間を左右方向に沿って連続して延びる移動用通路であって、作業者による前記一対のサイドフレーム間の移動を許容する移動用通路を形成している。
本構成によれば、走行体ウエイトによって一対のサイドフレーム間に移動用通路が形成される。このため、作業者は、走行体ウエイトの上部ウエイトの上部ウエイト上面部を通じて、一対のサイドフレーム間を容易に移動することができる。特に、上部ウエイト上面部が上部ウエイトの両端部間において左右方向に沿って連続して延びているため、上部ウエイトが分割されている他の構成と比較して、作業者の移動が安全かつ容易に実現されるとともに、走行体ウエイトの組立が容易に実現される。
上記の構成において、前記前後一対の走行体ウエイトは、前記一対のサイドフレームの間において、前記トラックフレームの前記前面部および前記後面部にそれぞれ支持されることが望ましい。
本構成によれば、前後一対の走行体ウエイトを、トラックフレームによって安定して支持することができる。
上記の構成において、前記トラックフレームは、前記フレーム側連結部を左右方向の両側から挟む位置において、前記前面部および前記後面部からそれぞれ突出するように配置され、前記下部走行体を支持可能な前後二対のジャッキアップ装置を更に有し、前記下部ウエイトは、前記前後二対のジャッキアップ装置のうちの一対の前記ジャッキアップ装置によって左右方向の両側から挟まれる位置に配置されており、前記下部ウエイトの前記一対の側面がそれぞれ前記一対のジャッキアップ装置との間に左右方向に間隔をおいて配置されていることで、前記走行体ウエイトの前方または後方から前記フレーム側連結部および前記ウエイト側連結部へのアクセスを可能とする連結用通路が、前記上部ウエイトの下方であって前記下部ウエイトの前記一対の側面と前記一対のジャッキアップ装置との間に前後方向に沿ってそれぞれ形成されていることが望ましい。
本構成によれば、作業者は、連結用通路を通じて、走行体ウエイトの前方または後方からフレーム側連結部およびウエイト側連結部にアクセスすることができる。このため、走行体ウエイトがトラックフレームの前面部または後面部に連結される構成において、両者の連結作業を容易に実現することができる。
上記の構成において、前記上部ウエイトは、前記下部ウエイトに対して着脱可能とされていることが望ましい。
本構成によれば、左右方向の長さが互いに異なる2つのウエイトが分離されることで、走行体ウエイトの輸送性が向上する。
上記の構成において、前記上部ウエイトは、左右方向に沿って延びるとともに、前記下部ウエイトの前記下部ウエイト上面部の上方に配置される板状部と、前記板状部の下面部から下方に突出するように配置され、前記上部ウエイトが前記下部ウエイトから脱離された場合に地面に当接することで、前記板状部を前記地面に対して所定の高さで支持可能な複数の脚部と、を備えることが望ましい。
本構成によれば、上部ウエイトが下部ウエイトから脱離された場合でも、上部ウエイトを地面に安定して載置することができる。また、上部ウエイトが地面に載置された場合に、上部ウエイトの板状部の下面部にアクセスすることが可能となる。
上記の構成において、前記上部ウエイトは、前記上部ウエイト上面部の下方に位置する上部ウエイト下面部を備え、前記上部ウエイト下面部が、前記下部ウエイト上面部の上方に間隔をおいて配置されるように前記上部ウエイトと前記下部ウエイトとを連結する複数のウエイト連結部を更に備えることが望ましい。
本構成によれば、上部ウエイト下面部が下部ウエイト上面部の上方に間隔をおいて配置される。このため、上部ウエイト下面部および下部ウエイト上面部が密接することがないため、これらの面の表面性を高い精度で加工する必要が低減される。
上記の構成において、前記複数のウエイト連結部は、前記下部ウエイトを左右方向の両側から挟むように配置され、それぞれ、前記上部ウエイト下面部から下方に突出するように配置される連結脚部と、前記下部ウエイトの前記側面に配置され、前記下部ウエイト上面部よりも下方の位置で前記連結脚部を支持する下部ウエイト側支持ブラケットと、を含むことが望ましい。
本構成によれば、上部ウエイトに配置された連結脚部と、下部ウエイトに配置された下部ウエイト側支持ブラケットとによって、上部ウエイト下面部を下部ウエイト上面部の上方に間隔をおいて配置することができる。
上記の構成において、前記複数のウエイト連結部は、前記トラックフレームに配置され前記上部ウエイトを下方から支持するトラックフレーム側支持部を含むことが望ましい。
本構成によれば、上部ウエイトが下部ウエイトに加えトラックフレームによって支持される。このため、左右に長く延びる上部ウエイトの安定性が向上する。
上記の構成において、前記トラックフレームと前記左右一対のサイドフレームとをそれぞれ接続する複数のフレーム間接続部材を更に備え、前記複数のウエイト連結部は、前記複数のフレーム間接続部材に配置され前記上部ウエイトを下方から支持する補助支持部を含むことが望ましい。
本構成によれば、上部ウエイトが下部ウエイトに加えフレーム間接続部材によって支持される。このため、左右に長く延びる上部ウエイトの安定性が向上する。
上記の構成において、前記トラックフレームは、前記フレーム側連結部を左右方向の両側から挟む位置において、前記前面部および前記後面部からそれぞれ突出するように配置され、前記下部走行体を支持可能な複数のジャッキアップ装置を更に有し、前記上部ウエイトは、前記複数のジャッキアップ装置を上方から覆うように配置されていることが望ましい。
本構成によれば、作業者が移動用通路を移動する際に、ジャッキアップ装置の周辺を迂回する必要が低減される。また、上部ウエイト下面部と下部ウエイト上面部との間隔を予め調整することによって、ジャッキアップ装置が上下に伸縮する場合であっても、上部ウエイトが当該伸縮動作を妨げることが抑止される。
上記の構成において、前記フレーム側連結部には、左右方向に沿って第1貫通孔が開口されており、前記ウエイト側連結部には、左右方向に沿って第2貫通孔が開口されており、前記下部走行体は、前記第1貫通孔および前記第2貫通孔に挿通され前記走行体ウエイトと前記トラックフレームとを互いに連結する連結ピンを更に備えることが望ましい。
本構成によれば、連結ピンによって、走行体ウエイトとトラックフレームとを容易に連結することができる。
上記の構成において、前記走行体ウエイトは、前記連結ピンを収納可能な収納部を備えることが望ましい。
本構成によれば、走行体ウエイトがトラックフレームに連結されていない状態において、連結ピンの紛失が防止される。
上記の構成において、前記収納部は、前記下部ウエイトの前記一対の側面および前後方向において前記対向面とは反対側の側面のうちの少なくとも何れか一の面に配置されていることが望ましい。
本構成によれば、作業者は、収納部から連結ピンを取り出し、速やかにフレーム側連結部およびウエイト側連結部に至ることができる。
上記の構成において、前記下部走行体は、前記上部ウエイトに装着可能とされ、作業者が地上と前記上部ウエイトの上面部との間で移動することを可能とする梯子を更に有することが望ましい。
本構成によれば、作業者は、地上から上部ウエイト上に直接移動することが可能となる。換言すれば、地上から一旦下部ウエイト上に移動した後、下部ウエイトから上部ウエイトに移動するような他のウエイト構造と比較して、地上から上部ウエイトおよび一対のサイドフレームへのアクセス性が向上する。
本発明によれば、トラックフレームに装着される走行体ウエイトの組立性を向上するとともに、作業者が走行体ウエイトを通じて一対のサイドフレーム間を容易に移動することが可能な建設機械が提供される。
本発明の第1実施形態に係る建設機械の側面図である。 本発明の第1実施形態に係る建設機械の下部走行体の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る建設機械の下部走行体の背面図である。 本発明の第1実施形態に係る建設機械の下部走行体の側方断面図である。 図4の下部走行体のX−X位置における断面図である。 図5の下部走行体の一部を上方から見た拡大平面図である。 図4の下部走行体の一部を拡大した拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る建設機械の下部走行体の平面図である。 本発明の第2実施形態に係る建設機械の走行体ウエイトの平面図である。 本発明の第2実施形態に係る建設機械の走行体ウエイトの背面図である。 本発明の第2実施形態に係る建設機械の走行体ウエイトの側面図である。 図11の下部走行体のA−A位置における断面図である。 図11の一対のウエイト連結部の一方のウエイト連結部を拡大した拡大側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るクレーン10(建設機械)の側面図である。なお、以後、各図には、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」および「後」の方向が示されているが、当該方向は、本実施形態に係るクレーン10の構造および組立方法を説明するために便宜上示すものであり、本発明に係る建設機械の構造、組立方法や使用態様などを限定するものではない。
クレーン10は、クレーン本体に相当する上部旋回体11と、この上部旋回体11を旋回可能に支持するとともに、地上を移動可能な下部走行体12と、起伏部材として機能するブーム13と、ブーム起伏用部材であるラチスマスト14と、箱マスト15と、を備える。
ブーム13は、水平な軸心回りに起伏可能なように上部旋回体11に回動可能に支持される。ラチスマスト14は、ブーム13の後側の位置でブーム13の回動軸と平行な回動軸回りに上部旋回体11に回動可能に支持される。ラチスマスト14は、ブーム13の回動における支柱となる。箱マスト15は、基端及び回動端(先端)を有し、ラチスマスト14の後側で上部旋回体11に回動可能に連結される。箱マスト15の回動軸は、ブーム13の回動軸と平行でかつラチスマスト14の回動軸とほぼ同じ位置に配置されている。
更に、クレーン10は、下部スプレッダ18と、上部スプレッダ19と、ガイライン20と、ブーム起伏用ロープ21と、ブーム起伏用ウインチ22と、を備える。ガイライン20は、上部スプレッダ19およびブーム13の先端部に接続される。ブーム起伏用ロープ21は、ブーム起伏用ウインチ22から引き出され、ラチスマスト14の先端部の第1マストシーブ141、第2マストシーブ142に掛けられた後、下部スプレッダ18のシーブブロックと上部スプレッダ19のシーブブロックとの間で複数回掛け回される。ブーム起伏用ウインチ22は、ブーム起伏用ロープ21の巻き取りおよび繰り出しを行うことで下部スプレッダ18のシーブブロックと上部スプレッダ19のシーブブロックとの間の距離を変化させ、ブーム13をラチスマスト14に対して相対的に回動させながらブーム13を起伏させる。
更に、クレーン10は、ガイライン23と、マスト起伏用ロープ24と、マスト起伏用ウインチ25と、を備える。ガイライン23は、ラチスマスト14の先端部と箱マスト15の回動端部とを接続する。マスト起伏用ロープ24は、上部旋回体11に配置されたシーブブロック26と、箱マスト15の回動端部に配置されたシーブブロック27との間で複数回掛け回される。マスト起伏用ウインチ25は、マスト起伏用ロープ24の巻き取りおよび繰り出しを行い、シーブブロック26とシーブブロック27との間の距離を変化させる。この結果、上部旋回体11に対して箱マスト15およびラチスマスト14が一体的に回動しながら、ラチスマスト14が起伏する。
クレーン10には、吊り荷の巻上げ及び巻下げを行うための主巻用ウインチ30及び補巻用ウインチ31が搭載される。主巻用ウインチ30は、主巻ロープ32による吊り荷の巻上げ及び巻下げを行う。ブーム13の先端部から垂下された主巻ロープ32には、吊り荷用の主フック34が連結されている。主巻用ウインチ30が主巻ロープ32の巻き取りや繰り出しを行うと、主フック34の巻上げ及び巻下げが行われる。同様にして、補巻用ウインチ31は、補巻ロープ33による吊り荷の巻上げ及び巻下げを行う。
また、上部旋回体11の後部には、クレーン10のバランスを調整するためのカウンタウエイト35が積載されており、上部旋回体11の後方には、パレットウエイト36が更に配置されている。
次に、本実施形態に係るクレーン10の下部走行体12の構造について、更に詳述する。図2は、本実施形態に係るクレーン10の下部走行体12の平面図である。図3は、下部走行体12の背面図である。また、図4は、下部走行体12の側方断面図である。
下部走行体12は、トラックフレーム50と、左クローラユニット51と、右クローラユニット52と、前側ウエイト53(走行体ウエイト)と、後側ウエイト54(走行体ウエイト)と、複数の連結部56と、を備える。
トラックフレーム50は、下部走行体12の中央部に配置され、上部旋回体11を支持する機能を備えている。トラックフレーム50は、前面部501および後面部502を含む、略直方体形状を備えている。また、トラックフレーム50の上面部には、旋回体軸支部500が配置されている。旋回体軸支部500には、上部旋回体11が旋回可能に装着される。
左クローラユニット51および右クローラユニット52は、トラックフレーム50の左右に連結される。左クローラユニット51は、左サイドフレーム511(サイドフレーム)と、左駆動ローラ512と、左従動ローラ513と、左クローラシュー514(履体)と、左フレーム連結部515と、を備える。同様に、右クローラユニット52は、右サイドフレーム521(サイドフレーム)と、右駆動ローラ522と、右従動ローラ523と、右クローラシュー524(履体)と、右フレーム連結部525と、を備える。
トラックフレーム50は、更に、前面部501および後面部502にそれぞれ備えられた、前後二対のジャッキアップ装置55を備えている。
前後二対のジャッキアップ装置55は、下部走行体12を支持する機能を備えている。これらのジャッキアップ装置55は、図2に示すように、前面部501および後面部502の両端部から、それぞれ前後に突出するように配置されている。なお、トラックフレーム50の前側および後側の二対のジャッキアップ装置55は、それぞれ、後記の上側フレーム連結部503および下側フレーム連結部504を左右方向の両側から挟む位置に配置されている。ジャッキアップ装置55は、ジャッキアップシリンダ55Sと、ジャッキアップシリンダ55Sを支持するためのジャッキアップ支持部材55Tと、を備える。ジャッキアップシリンダ55Sは、油圧によって鉛直方向に沿って伸縮可能とされている(図3参照)。複数のジャッキアップ装置55の伸長動作によって、左クローラユニット51および右クローラユニット52が地上から浮き上がるような姿勢で、ジャッキアップ装置55が下部走行体12を支持することができる。この状態で、左サイドフレーム511および右サイドフレーム521に左クローラシュー514および右クローラシュー524を装着することが可能となる。また、下部走行体12の下方に不図示の輸送用トレーラの荷台が進入し、輸送用トレーラに対してクレーン10を載せるまたは降ろすことができる。
左サイドフレーム511および右サイドフレーム521は、それぞれ、左クローラシュー514および右クローラシュー524を周回移動可能に支持する。左サイドフレーム511および右サイドフレーム521は、それぞれ、左フレーム連結部515および右フレーム連結部525を通じて、トラックフレーム50よりも前後方向に延びるようにトラックフレーム50の左右方向の両端部にそれぞれ連結される。左駆動ローラ512および右駆動ローラ522は、それぞれ、左サイドフレーム511および右サイドフレーム521の前端部に回転可能に支持され、不図示の駆動機構の駆動力を受けて左クローラシュー514および右クローラシュー524を周回駆動する。左従動ローラ513および右従動ローラ523は、左サイドフレーム511および右サイドフレーム521の後端部に回転可能に支持されている。
前側ウエイト53および後側ウエイト54は、左サイドフレーム511および右サイドフレーム521の間において、それぞれトラックフレーム50の前側および後側に配置される。詳しくは、前側ウエイト53および後側ウエイト54は、左サイドフレーム511および右サイドフレーム521の間において、それぞれトラックフレーム50の前面部501および後面部502に連結および支持される。これらのウエイトは、クレーン10のバランスを維持するために、トラックフレーム50に装着される。前側ウエイト53および後側ウエイト54は、図2の複数の連結部56において、トラックフレーム50にそれぞれ連結される。連結部56は、それぞれ、上側連結部561および下側連結部562を備える(図5参照)。なお、他の実施形態において、前側ウエイト53および後側ウエイト54は、左サイドフレーム511および右サイドフレーム521の間において、他の支持部材を介して、それぞれトラックフレーム50の前面部501および後面部502に連結されてもよい。
本実施形態では、前側ウエイト53および後側ウエイト54の構造、ならびに、これらのウエイトのトラックフレーム50に対する連結構造は同じであるため、以下では、後側ウエイト54の構造、および後側ウエイト54とトラックフレーム50との連結構造を例に説明する。図5は、図4の下部走行体12のX−X位置における断面図であり、トラックフレーム50側から後側ウエイト54を見た図に相当する。図6は、図5の下部走行体12の一部を上方から見た拡大平面図である。図7は、図4の下部走行体12の一部を拡大した拡大断面図である。
後側ウエイト54は、下部ウエイト61と、上部ウエイト62と、梯子57と、を備える。
下部ウエイト61は、略直方体形状からなる重量物である。図2に示すように、下部ウエイト61は、一対のジャッキアップ装置55によって左右方向の両側から挟まれる位置に配置されている。下部ウエイト61は、下部ウエイト上面部61T(図5)と、一対の側面(下部ウエイト左側面61Lおよび下部ウエイト右側面61R:図5)と、対向面610(図4)と、を備える。下部ウエイト左側面61Lおよび下部ウエイト右側面61Rは、左サイドフレーム511および右サイドフレーム521にそれぞれ対向して配置される。対向面610は、下部ウエイト左側面61Lおよび下部ウエイト右側面61Rを左右方向において接続するとともに、トラックフレーム50の後面部502に対向して配置される(図4)。
下部ウエイト61は、更に、左右一対の上側ウエイト連結部611(ウエイト側連結部)と、左右一対の下側ウエイト連結部613(ウエイト側連結部)と、複数の下部ウエイト接続板614(図5)と、左右一対の収納部615と、を備える。上側ウエイト連結部611および下側ウエイト連結部613は、本実施形態の連結部56(図2)を構成する。
一対の上側ウエイト連結部611(図5、図7)は、それぞれ、対向面610の上端部からトラックフレーム50に向かって突出するように配置されている。一対の上側ウエイト連結部611は、左右方向に間隔をおいて配置されている。また、各上側ウエイト連結部611は、2枚の板状部と、当該2枚の板状部を接続するように配置された軸部612と、を備える。上側ウエイト連結部611は、トラックフレーム50の上側フレーム連結部503に連結される。
一対の下側ウエイト連結部613(図5、図7)は、それぞれ、対向面610の下端部からトラックフレーム50に向かって突出するように配置されている。一対の下側ウエイト連結部613は、左右方向に間隔をおいて配置されている。各下側ウエイト連結部613は、1枚の板状部からなる。また、下側ウエイト連結部613には、左右方向に沿って貫通孔613S(第2貫通孔)(図7)が開口されている。下側ウエイト連結部613は、トラックフレーム50の下側フレーム連結部504に連結される。
複数の下部ウエイト接続板614(図5)は、下部ウエイト左側面61Lおよび下部ウエイト右側面61Rの上端部から、それぞれ左右方向に沿って突出するように配置されている。なお、図5には現れていないが、下部ウエイト左側面61Lおよび下部ウエイト右側面61Rのそれぞれにおいて、複数の下部ウエイト接続板614が前後方向に間隔をおいて配置されている。下部ウエイト接続板614は、下部ウエイト61と上部ウエイト62とを連結するために使用される。下部ウエイト接続板614には、前後方向に沿って不図示の貫通孔が開口されている。
左右一対の収納部615(図5)は、下部ウエイト左側面61Lおよび下部ウエイト右側面61Rの下端部にそれぞれ配置されている。収納部615は、筒形状を備えており、収納部615の上端部は開口され、収納部615の下端部は底部によって塞がれている。収納部615には、下部ウエイト61とトラックフレーム50とを連結する連結ピンP1が収納可能とされる。したがって、後側ウエイト54がトラックフレーム50に連結されていない状態において、連結ピンP1の紛失が防止される。
上部ウエイト62は、下部ウエイト61の下部ウエイト上面部61Tの上方に配置されるように、下部ウエイト61に着脱可能に装着される板状の重量物である。このように、後側ウエイト54を構成するとともに、互いに左右方向の長さが異なる2つのウエイトが分離可能とされることで、後側ウエイト54の輸送性が向上する。上部ウエイト62は、左右方向に沿って延びる板状部620と、一対の第1脚部621と、一対の第2脚部622と、を備える。板状部620は、上部ウエイト62の本体部分であって、下部ウエイト上面部61Tの上方に配置される。板状部620は、図2に示すように、上面視で、略台形形状を備えている。換言すれば、上部ウエイト62の板状部620は、略矩形形状のうちの2つの角部が部分的に切り欠かれた形状を備えている。この結果、上部ウエイト62のうち、トラックフレーム50に対向する2つの角部には、ジャッキアップ装置55を避けるようにそれぞれ切欠き部62Sが形成されている。また、梯子57(図2、図4)は、上部ウエイト62に装着可能とされ、作業者が地上と上部ウエイト62の上面部との間を移動することを可能とする。
第1脚部621および第2脚部622は、板状部620の下面部から下方に突出するように配置されている。第1脚部621および第2脚部622は、上部ウエイト62が下部ウエイト61から脱離された場合に地面に当接することで、板状部620を地面に対して所定の高さで支持可能なように、それぞれ板状部620から同じ高さで突出している。図2に示すように、一対の第1脚部621は、下部ウエイト61を左右方向の両側から所定の間隔をおいて挟む位置であって、切欠き部62Sの内側端部近傍において、板状部620から突出している。一方、一対の第2脚部622は、下部ウエイト61の左右方向の両端部に対向するように、下部ウエイト61の後側の位置で板状部620から突出している。板状部620から突出した4つの脚部によって、上部ウエイト62が地面に安定して載置可能とされる。この結果、上部ウエイト62が単独で地面に載置された状態でも、作業者が板状部620の下面部にアクセスすることができる。
また、図2及び図5に示すように、上部ウエイト62の左右方向の両端部は、下部ウエイト61の一対の側面(下部ウエイト左側面61L、下部ウエイト右側面61R)よりも一対のサイドフレーム(左サイドフレーム511、右サイドフレーム521)側に突出するようにそれぞれ延びている。更に、上部ウエイト62の板状部620の上面部(上部ウエイト上面部)は、左右の両端部間において左右方向に沿って連続して延びている。換言すれば、上部ウエイト62の左右方向の両端部は、左サイドフレーム511および右サイドフレーム521に対して所定の間隔をおいて近接して配置されている。この結果、クレーン10の作業者が上部ウエイト62を通じて一対のサイドフレーム間を移動可能なような移動用通路が形成されている。
上部ウエイト62は、更に、複数の上部ウエイト接続板623(図5)を備える。複数の上部ウエイト接続板623は、上部ウエイト62の板状部620の下面部から下方に突出するように配置されている。なお、図5には現れていないが、上部ウエイト62の右側および左側のそれぞれにおいて、複数の上部ウエイト接続板623が前後方向に間隔をおいて配置されている。また、図5に示すように、各上部ウエイト接続板623は、下部ウエイト61の下部ウエイト接続板614に前後方向において重なる位置に配置されている。上部ウエイト接続板623は、下部ウエイト61と上部ウエイト62とを連結するために使用される。上部ウエイト接続板623には、前後方向に沿って不図示の貫通孔が開口されている。前述の下部ウエイト61の下部ウエイト接続板614の貫通孔および上部ウエイト62の上部ウエイト接続板623の貫通孔に、連結ピンP2(図5)が順に挿入されることで、後側ウエイト54の左右両側において、下部ウエイト61と上部ウエイト62とが連結される。なお、図5に示すように、左右の上部ウエイト接続板623が下部ウエイト61を挟むような位置に配置されていることで、上部ウエイト62を下部ウエイト61に対する装着位置に容易に配置することができる。
一方、トラックフレーム50は、更に、後面部502に備えられた、一対の上側フレーム連結部503(フレーム側連結部)(図7参照)と、一対の下側フレーム連結部504(フレーム側連結部)(図7参照)と、を備えている。なお、トラックフレーム50の前面部501にも、同様の連結部が備えられている(図5)。これらの連結部は、本実施形態の連結部56(図2)を構成する。
一対の上側フレーム連結部503は、トラックフレーム50の後面部502の上端部から下部ウエイト61に向かって突出された板状部である。一対の上側フレーム連結部503は、左右方向に間隔をおいて配置されている。上側フレーム連結部503は、1枚の板状部からなる。また、図7に示すように、上側フレーム連結部503は、溝部503Sを備える。前述の上側ウエイト連結部611の軸部612が、溝部503Sに嵌め込まれることで、上側ウエイト連結部611と上側フレーム連結部503とが互いに連結される。
同様に、一対の下側フレーム連結部504は、トラックフレーム50の後面部502の下端部から突出された板状部である。一対の下側フレーム連結部504は、左右方向に間隔をおいて配置されている。また、各下側フレーム連結部504は、2枚の板状部を備える。それぞれの板状部には、貫通孔504S(第1貫通孔)が開口されている(図7)。下側フレーム連結部504は、下部ウエイト61の下側ウエイト連結部613に連結される。
後側ウエイト54が下部走行体12のトラックフレーム50に連結されるにあたって、まず、トラックフレーム50から離れた位置において、上部ウエイト62が下部ウエイト61に装着される。不図示の補助クレーンによって吊り上げられた上部ウエイト62は、図5に示すように、下部ウエイト61の下部ウエイト上面部61Tに載置される。そして、下部ウエイト61の左右両側において、下部ウエイト接続板614および上部ウエイト接続板623の貫通孔に連結ピンP2が挿入、締結されることで、後側ウエイト54が組み立てられる。
その後、補助クレーンによって、後側ウエイト54が吊り上げられ、トラックフレーム50の後面部502に近づくように移動される。やがて、下部ウエイト61の軸部612(図7)が、トラックフレーム50の上側フレーム連結部503の溝部503Sに嵌め込まれる。その後、下側ウエイト連結部613の貫通孔613Sおよび下側フレーム連結部504の貫通孔504Sに連結ピンP1が、挿入、締結されることで、後側ウエイト54がトラックフレーム50に連結されるとともに、後側ウエイト54がトラックフレーム50によって支持される。このように、本実施形態では、連結ピンP1によって、後側ウエイト54とトラックフレーム50とを容易に連結することができる。
後側ウエイト54がトラックフレーム50に連結されると、前述のように、一対のサイドフレーム間に作業者の移動を許容する移動用通路が形成される。このため、作業者は、後側ウエイト54の上部ウエイト62の上面部を通じて、一対のサイドフレーム間を容易に移動することができる。更に、上部ウエイト62の上面部が上部ウエイト62の左右の両端部間において左右方向に沿って連続して延びているため、上部ウエイト62が分割されている他の構成と比較して、作業者の移動が安全かつ容易に実現されるとともに、後側ウエイト54の組立が容易に実現される。なお、前側ウエイト53についても、同様の効果が奏される。
更に、本実施形態では、後側ウエイト54の下部ウエイト61が、トラックフレーム50の後面部502に直接連結される。このため、後側ウエイト54が、ジャッキアップ装置55のジャッキアップ支持部材55Tに連結および支持される他の構成と比較して、ジャッキアップ装置55が必須の構成とされることがない。また、後側ウエイト54がジャッキアップ支持部材55Tに装着されることによる、ジャッキアップ装置55の操作性の低下が防止される。
また、図2および図3を参照して、本実施形態では、作業者が、後側ウエイト54の後方から連結部56(図2)に容易にアクセスすることが可能なように、連結用通路AW(図3)が形成されている。連結用通路AWは、上部ウエイト62の下方で、上部ウエイト62の下部ウエイト左側面61Lと左側のジャッキアップ装置55との間、および下部ウエイト右側面61Rと右側のジャッキアップ装置55との間に前後方向に沿ってそれぞれ形成されている。そして、本実施形態では、この連結用通路AWが確保されるために、下部ウエイト61が、左右一対のジャッキアップ装置55によって左右方向の両側から挟まれる位置に配置されている。また、下部ウエイト61の左右一対の側面(下部ウエイト左側面61L、下部ウエイト右側面61R)は、それぞれジャッキアップ装置55との間に左右方向に間隔をおいて配置されている。換言すれば、図3および図5に示すように、後側ウエイト54が、連結用通路AWを形成するようなT字形状を備えるように、下部ウエイト61および上部ウエイト62の左右方向の幅が設定されている。そして、下部ウエイト61の下部ウエイト左側面61Lおよび下部ウエイト右側面61Rが、上記の連結用通路AWの一方の側部を画定する機能を兼ね備えている。このため、作業者は、下部ウエイト61の側面に沿ってトラックフレーム50側に進行することで、連結部56に容易に到達することができる。
また、本実施形態では、図2に示すように、上部ウエイト62がジャッキアップ装置55に対向するように切欠き部62Sを備えている。このため、ジャッキアップ装置55のジャッキアップシリンダ55Sの伸縮が上部ウエイト62によって妨げられることなく、ジャッキアップ装置55の操作性が更に向上する。
更に、本実施形態では、収納部615が、下部ウエイト左側面61Lおよび下部ウエイト右側面61Rに備えられている。このため、作業者は、連結用通路AWに進入しながら、収納部615から連結ピンP1を取り出すことができる。なお、収納部615は、下部ウエイト61の後面部(図3の紙面手前側の側面)に備えられてもよい。この場合も、作業者は、収納部615から連結ピンP1を取り出し、連結用通路AWを通じて速やかに連結部56に至ることができる。
なお、収納部615に連結ピンP1が収納されている場合に、連結ピンP1の一部が収納部615から露出するように、収納部615の形状が設定されていることが望ましい。この場合、収納部615が、下部ウエイト左側面61L、下部ウエイト右側面61R、および下部ウエイト61の後面部の何れかに配置されていることで、作業者は、連結ピンP1が連結部56に装着されているか否かを収納部615において簡易的に確認することができる。
また、本実施形態では、図2および図4に示すように、後側ウエイト54(前側ウエイト53)の上部ウエイト62に梯子57が装着可能とされている。このため、作業者は、地上から直接上部ウエイト62上に移動することが可能となる。換言すれば、地上から一旦下部ウエイト61上に移動した後、下部ウエイト61から上部ウエイト62に移動するような他のウエイト構造と比較して、地上から上部ウエイト62、左サイドフレーム511および右サイドフレーム521へのアクセス性が向上する。
次に、本発明の第2実施形態に係るクレーン(建設機械)について説明する。図8は、本実施形態に係るクレーンの下部走行体12Mの平面図である。図9は、本実施形態に係るクレーンの後側ウエイト54(走行体ウエイト)の平面図である。図10および図11は、本実施形態に係る後側ウエイト54の背面図および側面図である。図12は、図11の下部走行体12MのA−A位置における断面図であって、後記のウエイト連結部70を上方から見た図である。図13は、図11の一対のウエイト連結部70の一方のウエイト連結部70を拡大した拡大側面図である。なお、本実施形態において、先の第1実施形態と共通する機能、構造を有する部材については、図8乃至図13では、図1乃至図12に示される符号と同じ符号を付している。また、本実施形態では、第1実施形態と比較して、下部ウエイト61に対する上部ウエイト62の連結構造において相違するため、当該相違点を中心に説明し、その他の共通する点の説明は第1実施形態と同様のため省略する。
図8を参照して、本実施形態では、上部ウエイト62が上面視で矩形形状を有しており、先の第1実施形態と同様に、移動用通路を形成している。本実施形態では、上部ウエイト62の左右の両端部に、図2のような切欠き部62Sは形成されていない。すなわち、上部ウエイト62の左右方向の幅は、前後方向に沿ってほぼ同じに設定されている。
また、上部ウエイト62は、上部ウエイト上面部62Tと、上部ウエイト下面部62Kと、を有する(図10)。上部ウエイト上面部62Tは、上部ウエイト62の板状部620の上面部であり、上部ウエイト下面部62Kは、板状部620の下面部である。すなわち、上部ウエイト下面部62Kは、上部ウエイト上面部62Tの下方に位置する。そして、図10、図11および図13に示すように、上部ウエイト下面部62Kは、下部ウエイト61の下部ウエイト上面部61Tの上方に間隔をおいて配置されている。このような位置関係を実現するために、本実施形態では、後側ウエイト54(前側ウエイト53、走行体ウエイト)が、複数のウエイト連結部70を備える。
図9に示すように、複数のウエイト連結部70として、本実施形態では、左右2つずつのウエイト連結部70が配置されている。また、図9、図10に示すように、左右2つずつ備えられたウエイト連結部70は、下部ウエイト61(下部ウエイト上面部61T)を左右方向の両側から挟むように配置されている。複数のウエイト連結部70は、上部ウエイト下面部62Kが下部ウエイト61の下部ウエイト上面部61Tの上方に間隔をおいて配置されるように、下部ウエイト61と上部ウエイト62とを連結する。各ウエイト連結部70は、連結脚部71と、支持ブラケット72と、を有する。
連結脚部71は、上部ウエイト62の上部ウエイト下面部62K(板状部620)から下方に突出するように配置される。図12、図13を参照して、連結脚部71は、脚部本体711と、係合プレート712と、を有する。脚部本体711は、板状部620から下方に突設された柱状の部材であって、水平な断面視でコの字形状を有している。係合プレート712は、脚部本体711の下端部に固定され、水平に延びる板状部材である。図12に示すように、係合プレート712は、脚部本体711の周囲を囲むように上面視でコの字形状を有している。換言すれば、上面視で矩形状の板状部材のうち左右方向外側の端縁の中央部がU字状に切り欠かれることで、凹部712Sが形成されている。当該凹部712Sには、後記の係合ピン722が挿入可能とされている。
支持ブラケット72は、下部ウエイト61の下部ウエイト左側面61Lおよび下部ウエイト右側面61R(側面)に配置され、下部ウエイト上面部61Tよりも下方の位置で連結脚部71を支持する。支持ブラケット72は、支持プレート721と、係合ピン722と、一対の支持リブ723と、を有する。支持プレート721は、下部ウエイト61の下部ウエイト左側面61L(下部ウエイト右側面61R)から左右方向の外側に向かって突設された板状部材であって、水平に延びている。図12、図13に示すように、支持プレート721は、連結脚部71の係合プレート712を下方から支持する機能を有しており、係合プレート712よりも僅かに大きな矩形形状からなる。係合ピン722は、支持プレート721の略中央部から上方に延びるように配置されたピンである。図13に示すように、係合ピン722の先端(上端)には、テーパ形状(先細形状)が施されている。一対の支持リブ723は、下部ウエイト61の下部ウエイト左側面61L(下部ウエイト右側面61R)に固定されており、それぞれ支持プレート721を下方から支持する。
本実施形態では、不図示の補助クレーンによって上部ウエイト62が下部ウエイト61の上方に吊り上げられ、4つの連結脚部71がそれぞれ対応する支持ブラケット72に装着される。この際、係合プレート712の凹部712Sが係合ピン722に嵌め込まれることで、上部ウエイト62の前後および左右方向に位置が規制される。また、上部ウエイト62の自重によって、4つの係合プレート712がそれぞれ支持プレート721に当接することで、上部ウエイト62が下方向においても位置決めされる。この結果、図10、図11、図13に示すように、下部ウエイト61の下部ウエイト上面部61Tに対して、上部ウエイト62の上部ウエイト下面部62Kが上方に間隔をおいて配置される。なお、下部ウエイト61に対する上部ウエイト62の固定構造は、上記に限定されるものではない。ボルトやその他の固定部材によって、上部ウエイト62が下部ウエイト61に固定されてもよい。
前側ウエイト53および後側ウエイト54は、数トンから数十トンの重量物であるため、その表面積も大きくなる。このため、先の実施形態のように、下部ウエイト61の下部ウエイト上面部61Tに上部ウエイト62の上部ウエイト下面部62Kを密接させるためには、下部ウエイト上面部61Tおよび上部ウエイト下面部62Kの表面性を高い精度で確保する(機械加工)ことが望ましい。換言すれば、下部ウエイト上面部61Tおよび上部ウエイト下面部62Kに凹凸が存在すると、上部ウエイト62が傾くことやガタツキが発生することがある。一方、本実施形態では、上記のように、上部ウエイト下面部62Kおよび下部ウエイト上面部61Tが互いに密接することがないため、これらの面の表面性を高い精度で加工する必要が低減される。換言すれば、4箇所の係合プレート712および支持プレート721の水平性、表面性を所定の範囲に確保するだけで、上部ウエイト62を下部ウエイト61上に安定して配置することができる。
また、このように上部ウエイト62の上部ウエイト下面部62Kが下部ウエイト61の下部ウエイト上面部61Tの上方に間隔をおいて配置されることで、図2に示されるような切欠き部62Sを上部ウエイト62に形成する必要が低減される。すなわち、油圧式のジャッキアップシリンダ55Sによって上下に伸縮移動するジャッキアップ装置55(トランスリフタ)の最上位置よりも上方に上部ウエイト62が位置するように上部ウエイト下面部62Kと下部ウエイト上面部61Tとの間隔が予め調整されることで、上部ウエイト62が常にジャッキアップ装置55を上方から覆うように配置される。したがって、ジャッキアップ装置55が上下に伸縮する場合であっても、上部ウエイト62が当該伸縮動作を妨げることが抑止される。このため、ジャッキアップ装置55の伸縮ストロークを安定して確保することができる。また、切欠き部62Sが形成される必要がないため、上部ウエイト62の左右方向の両端部が、左サイドフレーム511および右サイドフレーム521に近い位置に配置され、作業者の移動が容易かつ安全に実現される。更に、切欠き部62Sが設けられることによって上部ウエイト62の重量が小さくなることがないため、クレーン10の吊り能力や安定性が低下することが抑止される。また、切欠き部62Sを設けるための上部ウエイト62の製造コストを低減することができる。
なお、下部ウエイト61に対する上部ウエイト62の上下方向の位置は、係合プレート712と支持プレート721との間(図13の挿入部SS)に予め高さ調整用のシム(板状部材)が挿入されることで、適宜調整可能である。また、当該シムによって、上部ウエイト62のガタツキを更に低減することができる。そして、このようなシムによる位置調整やウエイト連結部70の形状によって、上部ウエイト62の上部ウエイト上面部62Tとトラックフレーム50の上面部とが、ほぼ同じ高さ(面一)に設定されることが望ましい。この場合、作業者が、上部ウエイト62とトラックフレーム50との間での移動が容易かつ安全に実現される。また、上部ウエイト62の上部ウエイト上面部62Tと、左フレーム連結部515および右フレーム連結部525の上面部とが、ほぼ同じ高さに設定されてもよい。この場合も、作業者は、左フレーム連結部515および右フレーム連結部525を通じて、上部ウエイト62と左サイドフレーム511および右サイドフレーム521との間を容易かつ安全に移動することができる。
以上、本発明の各実施形態に係るクレーン10について説明した。なお、本発明はこれらの形態に限定されるものではない。本発明に係る建設機械として、以下のような変形実施形態が可能である。
(1)上記の実施形態では、建設機械として、クレーン10を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明に係る建設機械は、油圧ショベル、掘削機などその他の態様からなるものでもよい。
(2)また、上記の第1実施形態では、収納部615が、下部ウエイト61の下部ウエイト左側面61Lおよび下部ウエイト右側面61Rに配置される態様にて説明したが、収納部615は、後側ウエイト54(前側ウエイト53)のうち、対向面610とは反対側の面に配置されてもよい(図9、図10参照)。また、収納部615は、上部ウエイト62の下面部などに配置されてもよい。
(3)また、上記の各実施形態では、上部ウエイト62の上面部の全体が、その両端部間において連続して延びていることで、一対のサイドフレーム間に移動用通路が形成される態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上部ウエイト62の上面部のうち前後方向の一部が、左右方向の両端部間において左右方向に沿って連続して延びている態様でもよい。また、上部ウエイト62の上面部には、作業者の移動の滑り止めのために、複数の溝が形成されていてもよい。上記のような構成においても、下部ウエイト61に対して、複数の上部ウエイト62が分割して装着され、下部ウエイト61と上部ウエイト62との間に段差が存在するような他の構成と比較して、作業者の移動を安全かつ容易に実現することができる。
(4)また、上記の第2実施形態では、下部ウエイト61および上部ウエイト62に設けられた4つのウエイト連結部70によって、上部ウエイト62が支持される態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明に係る複数のウエイト連結部は、トラックフレーム50に配置され上部ウエイト62を下方から支持するトラックフレーム側支持部を含むものでもよい。一例として、トラックフレーム50の前面部501および後面部502に、図10の支持ブラケット72が設けられることで、上部ウエイト62に配置された他の連結脚部71が当該支持ブラケット72に支持されればよい。この場合、上部ウエイト62が下部ウエイト61に加えトラックフレーム50によって支持される。このため、左右に長く延びる上部ウエイト62の安定性が向上する。
また、トラックフレーム50と左サイドフレーム511および右サイドフレーム521(左右一対のサイドフレーム)とをそれぞれ接続する複数の左フレーム連結部515および右フレーム連結部525(フレーム間接続部材、アスクルとも言う)に配置され、上部ウエイト62を下方から支持する補助支持部を含むものでもよい。一例として、左フレーム連結部515および右フレーム連結部525の上面部が、補助支持部として、上部ウエイト62の上部ウエイト下面部62Kを支持する。なお、上部ウエイト62に設けられた連結脚部71が左フレーム連結部515および右フレーム連結部525に支持される態様でもよい。これらの場合も、上部ウエイト62が下部ウエイト61に加え左フレーム連結部515および右フレーム連結部525によって支持される。このため、左右に長く延びる上部ウエイト62の安定性が同様に向上する。
10 クレーン(建設機械)
11 上部旋回体
12 下部走行体
50 トラックフレーム
501 前面部
502 後面部
503 上側フレーム連結部(フレーム側連結部)
504 下側フレーム連結部(フレーム側連結部)
504S 貫通孔
511 左サイドフレーム(サイドフレーム)
521 右サイドフレーム(サイドフレーム)
53 前側ウエイト(走行体ウエイト)
54 後側ウエイト(走行体ウエイト)
55 ジャッキアップ装置
55S ジャッキアップシリンダ
55T ジャッキアップ支持部材
56 連結部
57 梯子
61 下部ウエイト
610 対向面
611 上側ウエイト連結部(ウエイト側連結部)
612 軸部
613 下側ウエイト連結部(ウエイト側連結部)
613S 貫通孔
614 下部ウエイト接続板
615 収納部
61R 下部ウエイト右側面(側面)
61L 下部ウエイト左側面(側面)
61T 下部ウエイト上面部
62 上部ウエイト
620 板状部
621 第1脚部(脚部)
622 第2脚部(脚部)
623 上部ウエイト接続板
62K 上部ウエイト下面部
62S 切欠き部
62T 上部ウエイト上面部
62S 切欠き部
70 ウエイト連結部
71 連結脚部
711 脚部本体
712 係合プレート
712S 凹部
72 支持ブラケット
721 支持プレート
722 係合ピン
723 支持リブ
AW 連結用通路
P1、P2 連結ピン

Claims (11)

  1. 地上を移動可能な下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に支持される上部旋回体と、を備える建設機械であって、
    前記下部走行体は、
    前面部および後面部を備え、前記上部旋回体を支持するトラックフレームと、
    周回移動可能な履体をそれぞれ支持する一対のサイドフレームであって、前記トラックフレームよりも前後方向に延びるように前記トラックフレームの左右方向の両端部にそれぞれ連結される、左右一対のサイドフレームと、
    前記一対のサイドフレームの間において、前記トラックフレームの前側および後側にそれぞれ配置される、前後一対の走行体ウエイトと、
    を備え、
    前記トラックフレームは、前記前面部および前記後面部にそれぞれ配置され、前記走行体ウエイトと連結されるフレーム側連結部を備え、
    前記前後一対の走行体ウエイトは、それぞれ、
    下部ウエイト上面部と、前記一対のサイドフレームにそれぞれ対向して配置される一対の側面と、前記フレーム側連結部に連結されるウエイト側連結部と、を備える下部ウエイトと、
    上部ウエイト上面部を備え、前記下部ウエイトの前記下部ウエイト上面部の上方に配置される上部ウエイトであって、前記上部ウエイトの左右方向の両端部が前記下部ウエイトの前記一対の側面よりも前記一対のサイドフレーム側にそれぞれ突出するように延びている、上部ウエイトと、
    を備え、
    前記上部ウエイトの前記上部ウエイト上面部が、当該上部ウエイトの前記両端部間を左右方向に沿って連続して延びる移動用通路であって、作業者による前記一対のサイドフレーム間の移動を許容する移動用通路を形成し
    前記前後一対の走行体ウエイトは、前記一対のサイドフレームの間において、前記トラックフレームの前記前面部および前記後面部にそれぞれ支持され、
    前記トラックフレームは、前記フレーム側連結部を左右方向の両側から挟む位置において、前記前面部および前記後面部からそれぞれ突出するように配置され、前記下部走行体を支持可能な前後二対のジャッキアップ装置を更に有し、
    前記下部ウエイトは、前記前後二対のジャッキアップ装置のうちの一対の前記ジャッキアップ装置によって左右方向の両側から挟まれる位置に配置されており、
    前記下部ウエイトの前記一対の側面が前記一対のジャッキアップ装置との間に左右方向に間隔をおいて配置されていることで、前記走行体ウエイトの前方または後方から前記フレーム側連結部および前記ウエイト側連結部へのアクセスを可能とする連結用通路が、前記上部ウエイトの下方であって前記下部ウエイトの前記一対の側面と前記一対のジャッキアップ装置との間に前後方向に沿ってそれぞれ形成されている、建設機械。
  2. 地上を移動可能な下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に支持される上部旋回体と、を備える建設機械であって、
    前記下部走行体は、
    前面部および後面部を備え、前記上部旋回体を支持するトラックフレームと、
    周回移動可能な履体をそれぞれ支持する一対のサイドフレームであって、前記トラックフレームよりも前後方向に延びるように前記トラックフレームの左右方向の両端部にそれぞれ連結される、左右一対のサイドフレームと、
    前記一対のサイドフレームの間において、前記トラックフレームの前側および後側にそれぞれ配置される、前後一対の走行体ウエイトと、
    を備え、
    前記トラックフレームは、前記前面部および前記後面部にそれぞれ配置され、前記走行体ウエイトと連結されるフレーム側連結部を備え、
    前記前後一対の走行体ウエイトは、それぞれ、
    下部ウエイト上面部と、前記一対のサイドフレームにそれぞれ対向して配置される一対の側面と、前記フレーム側連結部に連結されるウエイト側連結部と、を備える下部ウエイトと、
    上部ウエイト上面部を備え、前記下部ウエイトの前記下部ウエイト上面部の上方に配置される上部ウエイトであって、前記上部ウエイトの左右方向の両端部が前記下部ウエイトの前記一対の側面よりも前記一対のサイドフレーム側にそれぞれ突出するように延びている、上部ウエイトと、
    を備え、
    前記上部ウエイトの前記上部ウエイト上面部が、当該上部ウエイトの前記両端部間を左右方向に沿って連続して延びる移動用通路であって、作業者による前記一対のサイドフレーム間の移動を許容する移動用通路を形成し、
    前記上部ウエイトは、前記下部ウエイトに対して着脱可能とされ、
    前記上部ウエイトは、
    左右方向に沿って延びるとともに、前記下部ウエイトの前記下部ウエイト上面部の上方に配置される板状部と、
    前記板状部の下面部から下方に突出するように配置され、前記上部ウエイトが前記下
    部ウエイトから脱離された場合に地面に当接することで、前記板状部を前記地面に対して所定の高さで支持可能な複数の脚部と、
    を備える、建設機械。
  3. 地上を移動可能な下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に支持される上部旋回体と、を備える建設機械であって、
    前記下部走行体は、
    前面部および後面部を備え、前記上部旋回体を支持するトラックフレームと、
    周回移動可能な履体をそれぞれ支持する一対のサイドフレームであって、前記トラックフレームよりも前後方向に延びるように前記トラックフレームの左右方向の両端部にそれぞれ連結される、左右一対のサイドフレームと、
    前記一対のサイドフレームの間において、前記トラックフレームの前側および後側にそれぞれ配置される、前後一対の走行体ウエイトと、
    を備え、
    前記トラックフレームは、前記前面部および前記後面部にそれぞれ配置され、前記走行体ウエイトと連結されるフレーム側連結部を備え、
    前記前後一対の走行体ウエイトは、それぞれ、
    下部ウエイト上面部と、前記一対のサイドフレームにそれぞれ対向して配置される一対の側面と、前記フレーム側連結部に連結されるウエイト側連結部と、を備える下部ウエイトと、
    上部ウエイト上面部を備え、前記下部ウエイトの前記下部ウエイト上面部の上方に配置される上部ウエイトであって、前記上部ウエイトの左右方向の両端部が前記下部ウエイトの前記一対の側面よりも前記一対のサイドフレーム側にそれぞれ突出するように延びている、上部ウエイトと、
    を備え、
    前記上部ウエイトの前記上部ウエイト上面部が、当該上部ウエイトの前記両端部間を左右方向に沿って連続して延びる移動用通路であって、作業者による前記一対のサイドフレーム間の移動を許容する移動用通路を形成し、
    前記上部ウエイトは、前記上部ウエイト上面部の下方に位置する上部ウエイト下面部を備え、
    前記上部ウエイト下面部が、前記下部ウエイト上面部の上方に間隔をおいて配置されるように前記上部ウエイトと前記下部ウエイトとを連結する複数のウエイト連結部を更に備える建設機械。
  4. 前記複数のウエイト連結部は、前記下部ウエイトを左右方向の両側から挟むように配置され、それぞれ、
    前記上部ウエイト下面部から下方に突出するように配置される連結脚部と、
    前記下部ウエイトの前記側面に配置され、前記下部ウエイト上面部よりも下方の位置で前記連結脚部を支持する下部ウエイト側支持ブラケットと、
    を含む、請求項に記載の建設機械。
  5. 前記複数のウエイト連結部は、前記トラックフレームに配置され前記上部ウエイトを下方から支持するトラックフレーム側支持部を含む、請求項またはに記載の建設機械。
  6. 前記トラックフレームと前記左右一対のサイドフレームとをそれぞれ接続する複数のフレーム間接続部材を更に備え、
    前記複数のウエイト連結部は、前記複数のフレーム間接続部材に配置され前記上部ウエイトを下方から支持する補助支持部を含む、請求項乃至の何れか1項に記載の建設機械。
  7. 前記トラックフレームは、前記フレーム側連結部を左右方向の両側から挟む位置において、前記前面部および前記後面部からそれぞれ突出するように配置され、前記下部走行体を支持可能な複数のジャッキアップ装置を更に有し、
    前記上部ウエイトは、前記複数のジャッキアップ装置を上方から覆うように配置されている、請求項乃至の何れか1項に記載の建設機械。
  8. 前記フレーム側連結部には、左右方向に沿って第1貫通孔が開口されており、
    前記ウエイト側連結部には、左右方向に沿って第2貫通孔が開口されており、
    前記下部走行体は、前記第1貫通孔および前記第2貫通孔に挿通され前記走行体ウエイトと前記トラックフレームとを互いに連結する連結ピンを更に備える、請求項1乃至の何れか1項に記載の建設機械。
  9. 前記走行体ウエイトは、前記連結ピンを収納可能な収納部を備える、請求項に記載の建設機械。
  10. 前記収納部は、前記下部ウエイトの前記一対の側面および前後方向において前記対向面とは反対側の側面のうちの少なくとも何れか一の面に配置されている、請求項に記載の建設機械。
  11. 前記下部走行体は、前記上部ウエイトに装着可能とされ、作業者が地上と前記上部ウエイトの上面部との間で移動することを可能とする梯子を更に有する、請求項1乃至10の何れか1項に記載の建設機械。
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