JP2004243404A - 穴形成方法および穴形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、レーザーを用いた穴開け加工において穴の上部と底部の穴径が同一の穴を開ける穴形成方法および穴形成装置を提供することにある。
【解決手段】本発明は、基板12に対して垂直にレーザー10を照射し、穴の上部より底部の穴径が小さいテーパー状の穴を形成する。さらにレーザー10を基板12に対して傾斜させてテーパー状の穴に照射し、上部と底部の穴径とを揃える。レーザー10を傾斜させて照射することによって、ストレートの穴14を形成することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、基板12に対して垂直にレーザー10を照射し、穴の上部より底部の穴径が小さいテーパー状の穴を形成する。さらにレーザー10を基板12に対して傾斜させてテーパー状の穴に照射し、上部と底部の穴径とを揃える。レーザー10を傾斜させて照射することによって、ストレートの穴14を形成することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザーを用いて基板にスルーホールなどの穴を形成するための穴形成方法および穴形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビルドアップ配線基板におけるスルーホールなどの穴は機械ドリルによって形成されていた。半導体回路の高密度化により、基板の配線も高密度化が要求されている。基板の配線の高密度化に対応してスルーホールの穴径を小さくする必要がある。
【0003】
しかし、機械ドリルを細くすると、機械ドリルの耐久性の悪化および機械ドリルの回転時における中心軸のぶれの問題がある。また、細い機械ドリルほど値段が高くなる。機械ドリルによる穴径の小さいスルーホールの形成は、穴が変形したり機械ドリルが破損したりし、穴開けコストが高くなる。
【0004】
そこで、スルーホールなどの穴はレーザー加工によって形成されるようになっている。穴の形成は、図8に示す穴形成装置24を用いておこなう。レーザー10は発振器32で発振される。例えば、使用するレーザー10は炭酸ガス(CO2)レーザーまたは紫外線(UV)レーザーである。基板をステージ(図示せず)上に配置し、ステージを移動させて穴を開ける位置の位置決めをおこなう。レーザー10は2枚のガルバノミラー(Galvano Mirror)GMの角度を調節してレーザー10の位置決めをおこなう。レーザー10は集光レンズ16の中央を通って、基板に垂直に照射される。なお、コリメートレンズ(Collimate Lens)CLを2枚用いてレーザー10の焦点を変化させ、マスク(Mask)によってレーザー10の直径を調節する。さらに、ベンドミラー(Bend Mirror)BMは伝搬しているレーザー10を反射させるためのミラーである。
【0005】
図9(a)に示すように、穴開け加工中にレーザー10のエネルギーが基板12を構成するガラス繊維や樹脂に吸収されるため、レーザー10が先細りになってしまう。形成された穴26は図9(b)に示すように、穴26の上部の穴径が穴26の底部の穴径よりも大きくなる。スルーホールを形成するために、穴26の側壁にメッキをおこなう。
【0006】
しかし、底部の穴径が小さいためにメッキ液が流れにくく、メッキができない場合がある。特にスルーホールはビアホールと比較して穴の長さが長いため、メッキができなくなる場合が多くなる。
【0007】
穴の先細りを防ぐ加工方法が、例えば特許文献1に開示されている。レーザーの焦点位置を昇降させたりレーザーを回転させたりする。焦点位置を昇降させたりレーザーを回転させたりすることによってレーザーのスポット径を広げることができる。スポット径が広がることによって、ビアシング穴径が広がり、ビアシングから切断に切り替えた場合の切断幅とビアシング穴径の差が無くなる。加工条件の切り替え時に、加工部で溶融金属が吹き出すバーニングが防止できる。
【0008】
しかし、焦点位置を降下させたときに形成される穴が、焦点位置が上方にあるときよりも穴径が大きくなるだけであるので、焦点位置を昇降させただけではストレートの穴を形成することはできない。レーザーを回転させる方法は、特許文献1の図3より基板からの焦点も同じく回転しており、全体の穴径は広がる。しかし、基板に対して垂直にレーザーが照射されているため、レーザーのエネルギーが基板に吸収されるため、全体の穴径が大きくなってもストレートの穴を形成することはできない。
【0009】
また、レーザーの角度を変化させてテーパー形状の穴を形成する方法が特許文献2に開示されている。使用するレーザーはエキシマレーザーである。エキシマレーザーの角度をかえて複数方向から照射することによって、テーパー形状の穴を形成している。
【0010】
しかし、特許文献2の方法は、1回のエキシマレーザー照射によって、ストレートの穴を形成している。エキシマレーザーの角度をかえることによって、テーパー形状の穴を形成するのに有効であるが、ストレートの穴を形成することはできない。
【0011】
【特許文献1】特開平03−151182号公報(第1図)
【特許文献2】特開平07−284975号公報(第1図)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、レーザーを用いた穴開け加工において穴の上部と底部の穴径が実質的に等しい穴を開ける穴形成方法および穴形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の穴形成方法の要旨は、基板に穴を形成するための方法であって、(a)基板の表面に垂直な方向からレーザーを照射して基板に穴を形成するステップと、(b)前記垂直な方向から所定の角度傾けた方向から前記穴にレーザーを照射するステップと、(c)前記穴の上部と底部の穴径が実質的に等しくなるまで、前記所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップ(b)を繰り返すステップと、を含む。基板に対して垂直にレーザーを照射すると、基板にテーパー状の穴が形成される。レーザーを所定の角度傾けて基板に照射することによって、レーザーのテーパー状の部分が基板に対して垂直になる。所定の角度は、基板に垂直な方向から2〜5度傾けた角度である。複数方向からレーザーを傾斜させて基板に照射することによって、穴の上部と底部の穴径が実質的に等しい穴を形成することができる。
【0014】
他の穴形成方法の要旨は、(a)基板の予め決められた複数の位置に順番に基板の表面に垂直な方向からレーザーを照射して基板に複数の穴を形成するステップと、(b)前記複数の位置に設けられた穴に順番に前記垂直な方向から所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップと、(c)各々の前記穴の上部と底部の穴径が実質的に等しくなるまで、前記所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップ(b)を繰り返すステップと、を含む。基板に複数の穴を形成する場合、最初に所望の位置にレーザーを照射して複数の穴を設ける。この時形成される穴は穴の上部よりも底部の穴径が小さい穴である。さらに複数の穴に対して順番にレーザーを照射する。このレーザーの角度を垂直な方向から所定の角度傾け、穴の上部と底部の穴径を揃える。所定の角度は、基板に垂直な方向から2〜5度傾けた角度である。ステップ(c)は、穴の円周方向に沿ってレーザーの照射位置を変えながらレーザーを照射する。
【0015】
さらに他の穴形成方法の要旨は、(a)基板の予め決められた複数の位置に対して順番に、前記基板の表面に対して垂直な方向から所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップと、(b)各々の前記穴の上部と底部の穴径が実質的に等しくなるまで、前記所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップ(a)を繰り返すステップと、を含む。垂直にレーザーを照射せずに、傾斜方向からのみのレーザー照射をおこなって穴を形成する。
【0016】
本発明の穴形成装置の要旨は、基板に穴を形成するためのレーザーを発振する発振器と、前記レーザーが通過し、通過する位置によってレーザーの基板に対する角度が決定するレンズと、前記レンズのレーザーが通過する位置を、基板に対するレーザーの照射数によって変更するミラーと、を含むことにある。本発明は、発振器で発振されたレーザーをレンズとミラーによって、レーザーの基板に対する角度を変更する。基板に対してレーザーを傾斜させて照射することによって、ストレートの穴を形成する。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係る穴形成方法および穴形成装置の実施の形態について図面を用いて説明する。本発明は、図3(b)に示すように、ガルバノミラーGMの角度を調節してレーザー10が集光レンズ16を通過する位置を変更し、基板12に対するレーザー10の入射角度を調節する。図2に示す穴形成装置23は、ガルバノミラーGMの角度を調節する角度調節手段34を含む。後述するように、基板12に対するレーザー照射は、照射回数によってレーザー10の基板12に対する角度が変わる。集光レンズ16のレーザー10が通過する位置を、基板12に対するレーザー10の照射数によって変更するように、角度調節手段34によってガルバノミラーGMの角度が変更される。
【0018】
なお、基板12の厚みは、例えば0.4mmである。レーザー10は炭酸ガスレーザーまたは紫外線レーザーである。コリメートレンズCLとマスクを用いて、レーザー10のビーム径を50から100μmに調節する。後述するレーザー照射において1回の照射におけるレーザー10のパルス数は任意であり、例えばパルス数を1とする。発振器32がパルスを発振する周波数は、例えば約1kHzである。
【0019】
1つの穴を形成する方法について説明する。図1(a)に示すように、先ず基板12に対して垂直に第1レーザー10aを照射する。垂直に第1レーザー10aを照射させるために、2枚のガルバノミラーGMの角度を調節して、第1レーザー10aが集光レンズ16の中心を通過するようにする。レーザー10のエネルギーは基板12に吸収されるため、第1レーザー10aは基板12中でテーパー状になる。したがって、第1レーザー10aの照射によって形成された穴は、穴の上部よりも底部の穴径が小さくなっている。例えば、穴の上部の穴径φ1が60μmの場合、底部の穴径φ2は上部の穴径φ1の半分の30μmである。なお、穴の上部はレーザー10の入射側とし、底部はレーザー10の出射側とする。
【0020】
次に、図1(b)に示すように、基板12に対して傾斜させて第2レーザー10bを照射する。この場合、角度調節手段34を用いてガルバノミラーGMの角度を調節して第2レーザー10bが集光レンズ16の外周部分を通過するようにすることによって、第2レーザー10bを基板12に対して傾斜させて照射することができる。
【0021】
図3(a)に示すように、集光レンズ16の外周部分18は、例えば集光レンズ16の半径の半分よりも外側の部分である。ガルバノミラーGMの角度を調節し、レーザー10が外周部分18を通過すると、図3(b)に示すように、レーザー10が基板に対して傾斜する。基板12に対するレーザー10の角度は、例えば、図3(a)に示す集光レンズ16の中央Oから外周に向かう軸の中心Aの付近をレーザー10が通過した場合は87°から88°、集光レンズ16の外周Bの付近をレーザー10が通過した場合は85°から86°である。
【0022】
レーザー10は、基板12に照射されて穴を形成するとき、基板12にエネルギーを吸収されてテーパー状になってしまう。図1(b)に示すように、第2レーザー10bを基板12に対して傾斜させて、第2レーザー10bのテーパー状になった部分を基板12に対して垂直になるようにする。この時の第2レーザー10bの基板12に対する角度θは85°から88°である。基板12に対して傾斜させた第2レーザー10bが照射された穴の部分は、テーパー状になっている部分が無くなり、基板12に対して垂直な内壁が形成される。
【0023】
さらに図1(c)に示すように、図1(b)とは反対方向から第3レーザー10cを傾斜させて照射する。この時の第3レーザー10cの角度φは92°から95°である。
【0024】
基板12に対してレーザー10を傾斜させた照射を2方向からおこなっただけでは穴の上部と底部の穴径を完全に揃えることはできない。そこで複数方向から順次レーザー10を照射する。複数方向からレーザー10を照射するためにガルバノミラーGMの角度を順次変化させる。集光レンズ16を通過するレーザー10の位置が順次変わる。レーザー10は、基板12の垂直方向から2〜5度の角度で、複数方向から照射される。このことによって、図1(d)に示すように、穴14はテーパー状になった部分が無くなる。すなわち、穴14の上部と底部の穴径が実質的に等しくなり、ストレートの穴14が形成される。
【0025】
なお、複数の方向からレーザー10を傾斜させた照射をおこなったが、レーザー10の照射位置が円を描くようにレーザー10の方向を変化さても良い。
【0026】
以上の工程によって、穴14の上部と底部の穴径が等しくなり、穴14のメッキ加工が確実にできるようになる。
【0027】
一般に1枚の基板12に対して複数のスルーホールが設けられる。そこで図4をもとに1枚の基板12に対して複数の穴14a,14b,14c,14dを形成する場合について説明する。図4(a)に示す工程1は、各穴14a,14b,14c,14dを開ける位置に対して順番に第1レーザー10aを照射する。第1レーザー10aは基板12に対して垂直方向から照射する。この時形成される穴はテーパー状である。1回のレーザー照射でテーパー状の穴が開けられない場合は、工程1を繰り返してレーザー照射をおこなう。
【0028】
図4(b)に示す工程2は、基板12に対して第2レーザー10bを傾斜させて照射し、穴のテーパー状の部分を除去する。この時、複数の穴14a,14b,14c,14dに対して順番に第2レーザー10bを照射する。
【0029】
図4(c)に示す工程3として、工程2とは異なる方向から第3レーザー10cの照射をおこなう。工程3においても複数の穴14a,14b,14c,14dに対して順番に第3レーザー10cを照射する。
【0030】
工程3以降も基板12に対してレーザー10を傾斜させ、かつ、各穴14a,14b,14c,14dに順番にレーザー10を照射おこなう。すなわち、レーザー10を傾斜させた照射は、複数の穴14a,14b,14c,14dにおいて一の方向からのレーザー10の照射を順番におこない、かつ、各穴14a,14b,14c,14dにおいてレーザー10の方向を順番に変えながらレーザー10の照射をおこなう。なお、基板12は、図2においてステージ(図示せず)の上に配置されており、複数の穴14を形成するためにステージを移動させて、基板12の位置を移動させる。穴14が形成されるまで、傾斜方向からのレーザー照射を繰り返す。
【0031】
各穴14a,14b,14c,14dを形成する工程で1つの穴を形成するために連続してレーザー10の照射をおこなわないので、穴14a,14b,14c,14dに対してのレーザー10の照射に間隔がある。図5に示すように、1回のレーザー照射において穴14a,14b,14c,14dの温度上昇があっても、次のレーザー照射までに冷却される。したがって、プラズマの発生や温度上昇による基板12の炭化が起こらない。複数の穴14a,14b,14c,14dの上部と下部の穴径も揃えられる。
【0032】
1枚の基板12にレーザー10の直径よりも大きな穴を複数形成する方法を説明する。図6の工程1のように、穴22を形成する位置に対して順番に第1レーザーを照射し、小穴20aを形成する。第1レーザーの照射は基板12に対して傾斜させておこなう。第1レーザーのテーパー状になった部分の一部が、基板12に対して垂直なるようにする。形成される小穴20aは、所望の穴22よりも小さな穴である。
【0033】
1つの穴22を構成する複数の小穴20a,20b,20c,20dを形成するために、工程2,3,4に示すように、さらに第2,3,4レーザーの照射をおこなって、小穴20b,20c,20dを形成する。工程2,3,4においても工程1と同様に、複数の穴22において順番にレーザー10を基板12に対して傾斜させて照射する。
【0034】
1回のレーザー照射で基板12を貫通する小穴20a,20b,20c,20dを形成できない場合は、工程1,2,3,4を繰り返しおこなって基板12を貫通する小穴20a,20b,20c,20dを形成する。すなわち、複数の穴22を形成するために、複数の穴22において一の方向からのレーザー照射を順番におこない、かつ、1つの穴22においてレーザー10の方向を順番に変えながらレーザー10の照射をおこなう。また、複数の小穴20a,20b,20c,20dは連なるように形成される。穴22が形成されるまで、傾斜方向からのレーザー照射を繰り返す。
【0035】
上記の工程1,2,3,4では、1つの穴22においてレーザー10を照射する位置を変化させている。1つの穴22に対して連続してレーザーを照射せず、複数の穴22において順番にレーザーを照射する。1つの穴22において、レーザー照射の間隔があるため、穴22やその付近の温度上昇を抑えることができる。穴22においてプラズマが発生したり基板が炭化したりすることはない。また、レーザー10を傾斜させて基板12に照射し、レーザー10がテーパー状になった部分を基板12に対して垂直になるようにすることによって、レーザー10の入射側と出射側の穴径が揃った穴22を形成することができる。
【0036】
なお、図6において、1つの穴22を4つの小穴20a,20b,20c,20dで形成したが、小穴20a,20b,20c,20dの数は4つに限定されることはない。
【0037】
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されることはない。例えば、図1と図4においては、基板12に対して垂直に第1レーザー10aを照射したが、垂直に第1レーザー10aを照射せずに、基板12に対して傾斜させたレーザー照射のみによって穴14を形成してもよい。
【0038】
図3に示すように、ガルバノミラーGMの角度を変化させてレーザー10が集光レンズ16を通過する位置を変化させたが、図7に示すように集光レンズ16の角度を変化させても良い。この場合、図2に示す穴形成装置23は、集光レンズ16の角度を調節する手段を設ける。この手段は、レーザー10の照射数によって集光レンズ16の角度を変更する。また、ガルバノミラーGMおよび集光レンズ16の両方の角度を変化させて基板12に対するレーザー10の角度や位置を変化させても良い。
【0039】
図6で複数の穴22を形成したが、1つの穴22を設ける場合についても本願発明を適用することができる。小穴20a,20b,20c,20dを形成するとき、レーザー10は基板12に対して傾斜させて照射する。傾斜させて照射することによって、複数の小穴20a,20b,20c,20dが全て形成されて、その複数の小穴20a,20b,20c,20dによって穴22が形成されたとき、穴22の上部と底部の穴径が揃う。
【0040】
その他、本発明は、主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、レーザーを基板に照射したときにレーザーが先細りになる性質を利用して、基板に対して垂直ではなく傾斜させてレーザーを照射する。傾斜させてレーザーを照射することによって、先細りしているレーザーの一部が基板に対して垂直になる。複数方向からレーザーを照射することによって、形成された穴の上部と底部の穴径が揃い、ストレートの穴を形成することができる。
【0042】
また、1枚の基板に複数のストレートな穴を設けるとき、複数の穴において順番にレーザーを照射するので穴の温度上昇を抑えることができる。穴の内壁が炭化したり、穴の中でプラズマが発生したりすることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の穴形成方法を示す図であり、(a)はレーザーを垂直に照射する図であり、(b)はレーザーを傾斜させて照射させる図であり、(c)は(b)とは異なる方向からレーザーを照射させる図であり、(d)は形成された穴を示す図である。
【図2】本発明の穴形成装置の構成を示す図である。
【図3】レーザーを傾斜させる図であり、(a)は集光レンズの外周部分を示す上面図であり、(b)は集光レンズに対するレーザーの傾斜を示す図である。
【図4】複数の穴を形成する方法を示す図であり、(a)は各穴に順番にレーザーを照射する図であり、(b)はさらに各穴に対して順番にレーザーを照射する図であり、(c)はさらに各穴に対して順番にレーザーを照射する図である。
【図5】図4における穴形成方法で穴を形成するときの各穴の温度変化およびレーザー照射のタイミングを示す図である。
【図6】複数の穴において順番にレーザーを照射し、かつ、各穴でトレパニングをおこなう方法を示す図である。
【図7】集光レンズを傾斜させてレーザーを傾斜させる図である。
【図8】穴を形成するための装置の構成を示す図である。
【図9】従来の穴形成方法を示す図であり、(a)はレーザーを垂直に照射する図であり、(b)は形成された穴の図である。
【符号の説明】
10,10a,10b,10c:レーザー
12:基板
14,14a,14b,14c,14d,14e,14f,14g,14h,22,26:穴
16:集光レンズ
18:集光レンズの外周部分
20a,20b,20c,20d:小穴
23,24:穴形成装置
32:発振器
34:角度調節手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザーを用いて基板にスルーホールなどの穴を形成するための穴形成方法および穴形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビルドアップ配線基板におけるスルーホールなどの穴は機械ドリルによって形成されていた。半導体回路の高密度化により、基板の配線も高密度化が要求されている。基板の配線の高密度化に対応してスルーホールの穴径を小さくする必要がある。
【0003】
しかし、機械ドリルを細くすると、機械ドリルの耐久性の悪化および機械ドリルの回転時における中心軸のぶれの問題がある。また、細い機械ドリルほど値段が高くなる。機械ドリルによる穴径の小さいスルーホールの形成は、穴が変形したり機械ドリルが破損したりし、穴開けコストが高くなる。
【0004】
そこで、スルーホールなどの穴はレーザー加工によって形成されるようになっている。穴の形成は、図8に示す穴形成装置24を用いておこなう。レーザー10は発振器32で発振される。例えば、使用するレーザー10は炭酸ガス(CO2)レーザーまたは紫外線(UV)レーザーである。基板をステージ(図示せず)上に配置し、ステージを移動させて穴を開ける位置の位置決めをおこなう。レーザー10は2枚のガルバノミラー(Galvano Mirror)GMの角度を調節してレーザー10の位置決めをおこなう。レーザー10は集光レンズ16の中央を通って、基板に垂直に照射される。なお、コリメートレンズ(Collimate Lens)CLを2枚用いてレーザー10の焦点を変化させ、マスク(Mask)によってレーザー10の直径を調節する。さらに、ベンドミラー(Bend Mirror)BMは伝搬しているレーザー10を反射させるためのミラーである。
【0005】
図9(a)に示すように、穴開け加工中にレーザー10のエネルギーが基板12を構成するガラス繊維や樹脂に吸収されるため、レーザー10が先細りになってしまう。形成された穴26は図9(b)に示すように、穴26の上部の穴径が穴26の底部の穴径よりも大きくなる。スルーホールを形成するために、穴26の側壁にメッキをおこなう。
【0006】
しかし、底部の穴径が小さいためにメッキ液が流れにくく、メッキができない場合がある。特にスルーホールはビアホールと比較して穴の長さが長いため、メッキができなくなる場合が多くなる。
【0007】
穴の先細りを防ぐ加工方法が、例えば特許文献1に開示されている。レーザーの焦点位置を昇降させたりレーザーを回転させたりする。焦点位置を昇降させたりレーザーを回転させたりすることによってレーザーのスポット径を広げることができる。スポット径が広がることによって、ビアシング穴径が広がり、ビアシングから切断に切り替えた場合の切断幅とビアシング穴径の差が無くなる。加工条件の切り替え時に、加工部で溶融金属が吹き出すバーニングが防止できる。
【0008】
しかし、焦点位置を降下させたときに形成される穴が、焦点位置が上方にあるときよりも穴径が大きくなるだけであるので、焦点位置を昇降させただけではストレートの穴を形成することはできない。レーザーを回転させる方法は、特許文献1の図3より基板からの焦点も同じく回転しており、全体の穴径は広がる。しかし、基板に対して垂直にレーザーが照射されているため、レーザーのエネルギーが基板に吸収されるため、全体の穴径が大きくなってもストレートの穴を形成することはできない。
【0009】
また、レーザーの角度を変化させてテーパー形状の穴を形成する方法が特許文献2に開示されている。使用するレーザーはエキシマレーザーである。エキシマレーザーの角度をかえて複数方向から照射することによって、テーパー形状の穴を形成している。
【0010】
しかし、特許文献2の方法は、1回のエキシマレーザー照射によって、ストレートの穴を形成している。エキシマレーザーの角度をかえることによって、テーパー形状の穴を形成するのに有効であるが、ストレートの穴を形成することはできない。
【0011】
【特許文献1】特開平03−151182号公報(第1図)
【特許文献2】特開平07−284975号公報(第1図)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、レーザーを用いた穴開け加工において穴の上部と底部の穴径が実質的に等しい穴を開ける穴形成方法および穴形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の穴形成方法の要旨は、基板に穴を形成するための方法であって、(a)基板の表面に垂直な方向からレーザーを照射して基板に穴を形成するステップと、(b)前記垂直な方向から所定の角度傾けた方向から前記穴にレーザーを照射するステップと、(c)前記穴の上部と底部の穴径が実質的に等しくなるまで、前記所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップ(b)を繰り返すステップと、を含む。基板に対して垂直にレーザーを照射すると、基板にテーパー状の穴が形成される。レーザーを所定の角度傾けて基板に照射することによって、レーザーのテーパー状の部分が基板に対して垂直になる。所定の角度は、基板に垂直な方向から2〜5度傾けた角度である。複数方向からレーザーを傾斜させて基板に照射することによって、穴の上部と底部の穴径が実質的に等しい穴を形成することができる。
【0014】
他の穴形成方法の要旨は、(a)基板の予め決められた複数の位置に順番に基板の表面に垂直な方向からレーザーを照射して基板に複数の穴を形成するステップと、(b)前記複数の位置に設けられた穴に順番に前記垂直な方向から所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップと、(c)各々の前記穴の上部と底部の穴径が実質的に等しくなるまで、前記所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップ(b)を繰り返すステップと、を含む。基板に複数の穴を形成する場合、最初に所望の位置にレーザーを照射して複数の穴を設ける。この時形成される穴は穴の上部よりも底部の穴径が小さい穴である。さらに複数の穴に対して順番にレーザーを照射する。このレーザーの角度を垂直な方向から所定の角度傾け、穴の上部と底部の穴径を揃える。所定の角度は、基板に垂直な方向から2〜5度傾けた角度である。ステップ(c)は、穴の円周方向に沿ってレーザーの照射位置を変えながらレーザーを照射する。
【0015】
さらに他の穴形成方法の要旨は、(a)基板の予め決められた複数の位置に対して順番に、前記基板の表面に対して垂直な方向から所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップと、(b)各々の前記穴の上部と底部の穴径が実質的に等しくなるまで、前記所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップ(a)を繰り返すステップと、を含む。垂直にレーザーを照射せずに、傾斜方向からのみのレーザー照射をおこなって穴を形成する。
【0016】
本発明の穴形成装置の要旨は、基板に穴を形成するためのレーザーを発振する発振器と、前記レーザーが通過し、通過する位置によってレーザーの基板に対する角度が決定するレンズと、前記レンズのレーザーが通過する位置を、基板に対するレーザーの照射数によって変更するミラーと、を含むことにある。本発明は、発振器で発振されたレーザーをレンズとミラーによって、レーザーの基板に対する角度を変更する。基板に対してレーザーを傾斜させて照射することによって、ストレートの穴を形成する。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係る穴形成方法および穴形成装置の実施の形態について図面を用いて説明する。本発明は、図3(b)に示すように、ガルバノミラーGMの角度を調節してレーザー10が集光レンズ16を通過する位置を変更し、基板12に対するレーザー10の入射角度を調節する。図2に示す穴形成装置23は、ガルバノミラーGMの角度を調節する角度調節手段34を含む。後述するように、基板12に対するレーザー照射は、照射回数によってレーザー10の基板12に対する角度が変わる。集光レンズ16のレーザー10が通過する位置を、基板12に対するレーザー10の照射数によって変更するように、角度調節手段34によってガルバノミラーGMの角度が変更される。
【0018】
なお、基板12の厚みは、例えば0.4mmである。レーザー10は炭酸ガスレーザーまたは紫外線レーザーである。コリメートレンズCLとマスクを用いて、レーザー10のビーム径を50から100μmに調節する。後述するレーザー照射において1回の照射におけるレーザー10のパルス数は任意であり、例えばパルス数を1とする。発振器32がパルスを発振する周波数は、例えば約1kHzである。
【0019】
1つの穴を形成する方法について説明する。図1(a)に示すように、先ず基板12に対して垂直に第1レーザー10aを照射する。垂直に第1レーザー10aを照射させるために、2枚のガルバノミラーGMの角度を調節して、第1レーザー10aが集光レンズ16の中心を通過するようにする。レーザー10のエネルギーは基板12に吸収されるため、第1レーザー10aは基板12中でテーパー状になる。したがって、第1レーザー10aの照射によって形成された穴は、穴の上部よりも底部の穴径が小さくなっている。例えば、穴の上部の穴径φ1が60μmの場合、底部の穴径φ2は上部の穴径φ1の半分の30μmである。なお、穴の上部はレーザー10の入射側とし、底部はレーザー10の出射側とする。
【0020】
次に、図1(b)に示すように、基板12に対して傾斜させて第2レーザー10bを照射する。この場合、角度調節手段34を用いてガルバノミラーGMの角度を調節して第2レーザー10bが集光レンズ16の外周部分を通過するようにすることによって、第2レーザー10bを基板12に対して傾斜させて照射することができる。
【0021】
図3(a)に示すように、集光レンズ16の外周部分18は、例えば集光レンズ16の半径の半分よりも外側の部分である。ガルバノミラーGMの角度を調節し、レーザー10が外周部分18を通過すると、図3(b)に示すように、レーザー10が基板に対して傾斜する。基板12に対するレーザー10の角度は、例えば、図3(a)に示す集光レンズ16の中央Oから外周に向かう軸の中心Aの付近をレーザー10が通過した場合は87°から88°、集光レンズ16の外周Bの付近をレーザー10が通過した場合は85°から86°である。
【0022】
レーザー10は、基板12に照射されて穴を形成するとき、基板12にエネルギーを吸収されてテーパー状になってしまう。図1(b)に示すように、第2レーザー10bを基板12に対して傾斜させて、第2レーザー10bのテーパー状になった部分を基板12に対して垂直になるようにする。この時の第2レーザー10bの基板12に対する角度θは85°から88°である。基板12に対して傾斜させた第2レーザー10bが照射された穴の部分は、テーパー状になっている部分が無くなり、基板12に対して垂直な内壁が形成される。
【0023】
さらに図1(c)に示すように、図1(b)とは反対方向から第3レーザー10cを傾斜させて照射する。この時の第3レーザー10cの角度φは92°から95°である。
【0024】
基板12に対してレーザー10を傾斜させた照射を2方向からおこなっただけでは穴の上部と底部の穴径を完全に揃えることはできない。そこで複数方向から順次レーザー10を照射する。複数方向からレーザー10を照射するためにガルバノミラーGMの角度を順次変化させる。集光レンズ16を通過するレーザー10の位置が順次変わる。レーザー10は、基板12の垂直方向から2〜5度の角度で、複数方向から照射される。このことによって、図1(d)に示すように、穴14はテーパー状になった部分が無くなる。すなわち、穴14の上部と底部の穴径が実質的に等しくなり、ストレートの穴14が形成される。
【0025】
なお、複数の方向からレーザー10を傾斜させた照射をおこなったが、レーザー10の照射位置が円を描くようにレーザー10の方向を変化さても良い。
【0026】
以上の工程によって、穴14の上部と底部の穴径が等しくなり、穴14のメッキ加工が確実にできるようになる。
【0027】
一般に1枚の基板12に対して複数のスルーホールが設けられる。そこで図4をもとに1枚の基板12に対して複数の穴14a,14b,14c,14dを形成する場合について説明する。図4(a)に示す工程1は、各穴14a,14b,14c,14dを開ける位置に対して順番に第1レーザー10aを照射する。第1レーザー10aは基板12に対して垂直方向から照射する。この時形成される穴はテーパー状である。1回のレーザー照射でテーパー状の穴が開けられない場合は、工程1を繰り返してレーザー照射をおこなう。
【0028】
図4(b)に示す工程2は、基板12に対して第2レーザー10bを傾斜させて照射し、穴のテーパー状の部分を除去する。この時、複数の穴14a,14b,14c,14dに対して順番に第2レーザー10bを照射する。
【0029】
図4(c)に示す工程3として、工程2とは異なる方向から第3レーザー10cの照射をおこなう。工程3においても複数の穴14a,14b,14c,14dに対して順番に第3レーザー10cを照射する。
【0030】
工程3以降も基板12に対してレーザー10を傾斜させ、かつ、各穴14a,14b,14c,14dに順番にレーザー10を照射おこなう。すなわち、レーザー10を傾斜させた照射は、複数の穴14a,14b,14c,14dにおいて一の方向からのレーザー10の照射を順番におこない、かつ、各穴14a,14b,14c,14dにおいてレーザー10の方向を順番に変えながらレーザー10の照射をおこなう。なお、基板12は、図2においてステージ(図示せず)の上に配置されており、複数の穴14を形成するためにステージを移動させて、基板12の位置を移動させる。穴14が形成されるまで、傾斜方向からのレーザー照射を繰り返す。
【0031】
各穴14a,14b,14c,14dを形成する工程で1つの穴を形成するために連続してレーザー10の照射をおこなわないので、穴14a,14b,14c,14dに対してのレーザー10の照射に間隔がある。図5に示すように、1回のレーザー照射において穴14a,14b,14c,14dの温度上昇があっても、次のレーザー照射までに冷却される。したがって、プラズマの発生や温度上昇による基板12の炭化が起こらない。複数の穴14a,14b,14c,14dの上部と下部の穴径も揃えられる。
【0032】
1枚の基板12にレーザー10の直径よりも大きな穴を複数形成する方法を説明する。図6の工程1のように、穴22を形成する位置に対して順番に第1レーザーを照射し、小穴20aを形成する。第1レーザーの照射は基板12に対して傾斜させておこなう。第1レーザーのテーパー状になった部分の一部が、基板12に対して垂直なるようにする。形成される小穴20aは、所望の穴22よりも小さな穴である。
【0033】
1つの穴22を構成する複数の小穴20a,20b,20c,20dを形成するために、工程2,3,4に示すように、さらに第2,3,4レーザーの照射をおこなって、小穴20b,20c,20dを形成する。工程2,3,4においても工程1と同様に、複数の穴22において順番にレーザー10を基板12に対して傾斜させて照射する。
【0034】
1回のレーザー照射で基板12を貫通する小穴20a,20b,20c,20dを形成できない場合は、工程1,2,3,4を繰り返しおこなって基板12を貫通する小穴20a,20b,20c,20dを形成する。すなわち、複数の穴22を形成するために、複数の穴22において一の方向からのレーザー照射を順番におこない、かつ、1つの穴22においてレーザー10の方向を順番に変えながらレーザー10の照射をおこなう。また、複数の小穴20a,20b,20c,20dは連なるように形成される。穴22が形成されるまで、傾斜方向からのレーザー照射を繰り返す。
【0035】
上記の工程1,2,3,4では、1つの穴22においてレーザー10を照射する位置を変化させている。1つの穴22に対して連続してレーザーを照射せず、複数の穴22において順番にレーザーを照射する。1つの穴22において、レーザー照射の間隔があるため、穴22やその付近の温度上昇を抑えることができる。穴22においてプラズマが発生したり基板が炭化したりすることはない。また、レーザー10を傾斜させて基板12に照射し、レーザー10がテーパー状になった部分を基板12に対して垂直になるようにすることによって、レーザー10の入射側と出射側の穴径が揃った穴22を形成することができる。
【0036】
なお、図6において、1つの穴22を4つの小穴20a,20b,20c,20dで形成したが、小穴20a,20b,20c,20dの数は4つに限定されることはない。
【0037】
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されることはない。例えば、図1と図4においては、基板12に対して垂直に第1レーザー10aを照射したが、垂直に第1レーザー10aを照射せずに、基板12に対して傾斜させたレーザー照射のみによって穴14を形成してもよい。
【0038】
図3に示すように、ガルバノミラーGMの角度を変化させてレーザー10が集光レンズ16を通過する位置を変化させたが、図7に示すように集光レンズ16の角度を変化させても良い。この場合、図2に示す穴形成装置23は、集光レンズ16の角度を調節する手段を設ける。この手段は、レーザー10の照射数によって集光レンズ16の角度を変更する。また、ガルバノミラーGMおよび集光レンズ16の両方の角度を変化させて基板12に対するレーザー10の角度や位置を変化させても良い。
【0039】
図6で複数の穴22を形成したが、1つの穴22を設ける場合についても本願発明を適用することができる。小穴20a,20b,20c,20dを形成するとき、レーザー10は基板12に対して傾斜させて照射する。傾斜させて照射することによって、複数の小穴20a,20b,20c,20dが全て形成されて、その複数の小穴20a,20b,20c,20dによって穴22が形成されたとき、穴22の上部と底部の穴径が揃う。
【0040】
その他、本発明は、主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、レーザーを基板に照射したときにレーザーが先細りになる性質を利用して、基板に対して垂直ではなく傾斜させてレーザーを照射する。傾斜させてレーザーを照射することによって、先細りしているレーザーの一部が基板に対して垂直になる。複数方向からレーザーを照射することによって、形成された穴の上部と底部の穴径が揃い、ストレートの穴を形成することができる。
【0042】
また、1枚の基板に複数のストレートな穴を設けるとき、複数の穴において順番にレーザーを照射するので穴の温度上昇を抑えることができる。穴の内壁が炭化したり、穴の中でプラズマが発生したりすることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の穴形成方法を示す図であり、(a)はレーザーを垂直に照射する図であり、(b)はレーザーを傾斜させて照射させる図であり、(c)は(b)とは異なる方向からレーザーを照射させる図であり、(d)は形成された穴を示す図である。
【図2】本発明の穴形成装置の構成を示す図である。
【図3】レーザーを傾斜させる図であり、(a)は集光レンズの外周部分を示す上面図であり、(b)は集光レンズに対するレーザーの傾斜を示す図である。
【図4】複数の穴を形成する方法を示す図であり、(a)は各穴に順番にレーザーを照射する図であり、(b)はさらに各穴に対して順番にレーザーを照射する図であり、(c)はさらに各穴に対して順番にレーザーを照射する図である。
【図5】図4における穴形成方法で穴を形成するときの各穴の温度変化およびレーザー照射のタイミングを示す図である。
【図6】複数の穴において順番にレーザーを照射し、かつ、各穴でトレパニングをおこなう方法を示す図である。
【図7】集光レンズを傾斜させてレーザーを傾斜させる図である。
【図8】穴を形成するための装置の構成を示す図である。
【図9】従来の穴形成方法を示す図であり、(a)はレーザーを垂直に照射する図であり、(b)は形成された穴の図である。
【符号の説明】
10,10a,10b,10c:レーザー
12:基板
14,14a,14b,14c,14d,14e,14f,14g,14h,22,26:穴
16:集光レンズ
18:集光レンズの外周部分
20a,20b,20c,20d:小穴
23,24:穴形成装置
32:発振器
34:角度調節手段
Claims (10)
- 基板に穴を形成するための方法であって、
(a)前記基板の表面に垂直な方向からレーザーを照射して基板に穴を形成するステップと、
(b)前記垂直な方向から所定の角度傾けた方向から前記穴にレーザーを照射するステップと、
(c)前記穴の上部と底部の穴径が実質的に等しくなるまで、前記所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップ(b)を繰り返すステップと、
を含む、方法。 - 前記所定の角度は、2〜5度の範囲で選択される、請求項1の方法。
- 基板に複数の穴を形成するための方法であって、
(a)前記基板の予め決められた複数の位置に順番に基板の表面に垂直な方向からレーザーを照射して基板に複数の穴を形成するステップと、
(b)前記複数の位置に設けられた穴に順番に前記垂直な方向から所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップと、
(c)各々の前記穴の上部と底部の穴径が実質的に等しくなるまで、前記所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップ(b)を繰り返すステップと、を含む、方法。 - 前記所定の角度は、2〜5度の範囲で選択される、請求項3の方法。
- 前記所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップ(b)を繰り返すステップ(c)は、前記穴の円周方向にそってレーザーの照射位置を変えながらレーザーを照射するステップを含む、請求項4の方法。
- 基板に複数の穴を形成するための方法であって、
(a)前記基板の予め決められた複数の位置に対して順番に、前記基板の表面に対して垂直な方向から所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップと、
(b)各々の前記穴の上部と底部の穴径が実質的に等しくなるまで、前記所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップ(a)を繰り返すステップと、を含む、方法。 - 前記所定の角度は、2〜5度の範囲で選択される、請求項6の方法。
- 前記所定の角度傾けた方向からレーザーを照射するステップ(a)を繰り返すステップ(b)は、前記穴の円周方向にそってレーザーの照射位置を変えながらレーザーを照射するステップを含む、請求項7の方法。
- 基板に穴を形成するためのレーザーを発振する発振器と、
前記レーザーが通過し、通過する位置によってレーザーの基板に対する角度を決定するレンズと、
前記レンズのレーザーが通過する位置を、基板に対するレーザーの照射数によって変更するミラーと、
を含む穴形成装置。 - 前記レンズにおけるレーザーの通過する位置を変更するために、前記ミラーの角度が変更可能である請求項9に記載の穴形成装置。
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