JP2004236541A - 魚釣用リールのハンドル - Google Patents

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Abstract

【課題】握部の軽量化が図れる魚釣用リールのハンドルを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の魚釣用リールのハンドルは、リール本体の駆動軸に装着されたハンドルアーム12と、このハンドルアーム12の端部に固定された支軸13に回転可能に装着され、支軸を囲繞する筒状部16、及び筒状部より外方に向けて膨出する握部17で構成されたハンドルツマミ15とを有する。そして、握部17を、筒状部16を有するハンドルアーム側握部20と反ハンドルアーム側握部21とに軸方向に二分割すると共に、両握部20,21の内側を凹状に肉抜き形成し、反ハンドルアーム側握部21の軸方向外側からのネジ止めによって両握部を一体化したことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リール本体の巻取り駆動機構に連結されて巻取り操作する魚釣用リールのハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、魚釣用リールのハンドルは、リール本体内の巻取り駆動機構に連結されるハンドル軸(駆動軸)の端部に取り付け固定されるハンドルアームと、このハンドルアームの端部に固定された支軸に回転自在に支持され、巻取り操作時に握持保持されるハンドルツマミとを備えて構成されている。そして、このハンドルツマミには、回転操作時に力が入り易く、回転させ易い形状のものがあり、例えば、特許文献1に開示されているように、ハンドルアームの支軸に嵌合する筒状部と、指と手のひらで握持保持できるように、筒状部から径方向外側に大きく膨出する握部とで構成したハンドルツマミが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−269096号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特許文献1に開示されているハンドルツマミは、巻取り操作する際に握持保持される握部が、ハンドルアームの支軸に嵌合される筒状部から径方向外方に向けて凸状に大きく膨出する膨大部として形成されているため、それによって重量化し易い。このためリール全体として見た場合、ハンドルアーム側に重量偏倚して左右重量バランスが悪くなり、釣竿装着時の姿勢が安定せずに良好な巻取り操作性が得られないという問題がある。
【0005】
また、特許文献1に開示されているハンドルツマミは、握部の膨出した部分に軸方向に貫通する貫通孔を周囲に複数形成して軽量化が図られているが、握部のハンドルアーム側と反ハンドルアーム側の周囲に貫通孔の開口部が複数形成されることとなり、この開口部が握持保持したときの手の指や手のひらにあたってしまう。この場合、握持保持した際の滑り止め効果は得られるものの、人間の手の皮は手のひらに比べて指先の方が薄く弱いため、指先部では、当たりが強すぎて指が痛くなり易く、長時間にわたって軽快な巻取り操作が行なえないという問題が生じる。
【0006】
本発明は、上述した問題に基づいて成されたものであり、握部の軽量化が図れる魚釣用リールのハンドルを提供することを目的とする。また、本発明は、滑り難く長時間握り込んでも指先部が痛くなることのない握部を備えた魚釣用リールのハンドルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、本発明に係る魚釣用リールのハンドルは、リール本体の駆動軸に装着されたハンドルアームと、このハンドルアームの端部に固定された支軸に回転可能に装着され、前記支軸を囲繞する筒状部、及び筒状部より外方に向けて膨出する握部で構成されたハンドルツマミと、を有しており、前記握部を、前記筒状部を有するハンドルアーム側握部と反ハンドルアーム側握部とに軸方向に二分割すると共に、両握部の内側を凹状に肉抜き形成し、前記反ハンドルアーム側握部の軸方向外側からのネジ止めによって両握部を一体化したことを特徴としている。
【0008】
このような構成の魚釣用リールのハンドルによれば、筒状部より外側に向けて膨出する握部を効果的に軽量化することができ、リール全体として左右の重量バランスを向上することが可能となる。
【0009】
また、上記した課題を解決するために、本発明に係る魚釣用リールのハンドルは、リール本体の駆動軸に装着されたハンドルアームと、このハンドルアームの端部に固定された支軸に回転可能に装着され、前記支軸を囲繞する筒状部、及び筒状部より外方に向けて膨出する握部で構成されたハンドルツマミと、を有しており、前記握部の軸方向の両側外周部に形成される滑り止め部を、ハンドルアーム側に対して反ハンドル側の方が高摩擦となるように形成したことを特徴としている。
【0010】
このような構成の魚釣用リールのハンドルによれば、握部を握り込んだ際、指が当たる側の握部の滑り止め効果が、手のひらが当たる部分よりも小さく形成されているため、握り込む際に全体として滑り難くなると共に、長時間の使用でも指先を痛くすることなく快適な巻取り操作が行なえるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は、本発明の第1の実施形態を示す図であり、図1は、魚釣用リール(スピニングリール)の全体的な構成を示す図、図2(a)は、図1に示すハンドルツマミの構成を示す図、図2(b)は、ハンドルツマミを組み立てた状態を示す断面図、そして、図2(c)は、ハンドルツマミを分解した状態を示す断面図である。
【0012】
スピニングリール1は、リール本体2と、このリール本体に一体形成された脚部(釣竿装着部)2aと、リール本体2の前方側に前後動可能に支持されたスプール3と、このスプールの前後動と同期して回転するロータ4とを備えて構成されている。前記スプール3の前後動、及びロータ4の回転運動は、リール本体2に装着されたハンドル10を巻取り操作することで、リール本体内に配設された巻取り駆動機構(図示せず)を介して成され、前記ロータ4の腕部4aの先端に配設された釣糸案内部4bによって、前記スプール3には、釣糸が平行に巻回されるようになっている。
【0013】
前記ハンドル10は、巻取り駆動機構のハンドル軸(図示せず)に回り止め固定されたハンドルアーム12と、ハンドルアーム12の端部にカシメ等によって固定された支軸13と、この支軸13に対し回転可能に支持されたハンドルツマミ15とを備えている。このハンドルツマミ15は、軸方向中心領域において軸方向に延出して前記支軸13を囲繞する筒状部16と、この筒状部16より外側に向けて膨出する握部17とを備えており、この握部17は、筒状部16を有するハンドルアーム側握部20と反ハンドルアーム側握部21とに軸方向に二分割されて構成されている。この場合、両握部20,21は、一体化された際、握り込んで力強く巻取り操作が行なえるよう略球形状に(支軸13に直交する断面形状が円形となるように)形成されている。
【0014】
ハンドルアーム側握部20の筒状部16内には、支軸13が挿通されており、筒状部16の内周と支軸13との間の両端部には、軸受25a,25bが配設されて、ハンドルツマミ15を支軸13に対して滑らかに回転できるように支持している。この場合、支軸13の端面には、固定ビス26が螺入されており、軸受25b及びハンドルツマミ15(ハンドルアーム側握部20)を抜け止め保持している。
【0015】
反ハンドルアーム側握部21は、軸方向外側から、所定位置に形成されたネジ孔21aに、ネジ28を螺入することによってハンドルアーム側握部20に対して一体化されるようになっている。この場合、本実施形態では、両者の組み付けを反ハンドルアーム側握部21の径方向内側で行なえるように構成されている。すなわち、ハンドルアーム側握部20の内側の中央部に、筒状の取付け部20aを軸方向外側に向けて突設すると共に、この取付け部20aの端部にネジ止めの用の螺合部20bを形成しており、両握部を一体化する際のネジ止めを径方向内側で行なえるように構成している。
【0016】
また、このように握部17を分割し、分割された両握部20,21を一体化する構成では、取付け部における両部材の対向部分にシール部材を介在させておくことが好ましい。本実施形態では、筒状の取付け部20a内に嵌合される握部21の嵌合円筒部21bの外周に巻回保持されたリング状のシール部材29によって構成されており、これにより、両者を一体化した際、シール部材29によって内部の回転支持部に対する防水がなされることとなり、使用環境の激しい釣場においても、回転性能の劣化を確実に防止することが可能となる。なお、このようなシール部材は、両握部を一体化した際、両握部の構成部材が対向する部分で水分等が浸入し易い適所に介在しておくのが好ましい。
【0017】
また、各握部20,21には、内側が凹状にされた肉抜き部R1,R2が形成されており、両者が一体化された際、軽量化されるように構成されている。この場合、各肉抜き部R1,R2については、各握部を略均一に薄肉化するように大きく形成するのが好ましいが、多少でも軽量化が図れれば、その肉抜き形状については特に限定されることはない。なお、握部17は、合成樹脂や金属材料の成型でも良いが、肉抜きを形成しても強度が低下することはなく、かつ軽量化が図れるように、ステンレス合金、アルミニウム合金、チタン合金等の金属材料によって、プレス加工又は切削加工して肉抜き形成することが好ましい。また、その表面には、防食処理(メッキ、イオンプレーティング、アルマイト処理等)や、装飾被膜の形成処理が適宜施される。
【0018】
さらに、本実施形態では、両握部20,21の表面に、握り込んだ際に滑りが生じないように、滑り止め部が形成されている。この場合、滑り止め部は、手のひらで握り込まれる側(反ハンドルアーム側握部21)を大きな摩擦力が得られるように構成し、手の指が当接する側(ハンドルアーム側握部20)をそれよりも小さな摩擦力となるように構成することが好ましい。すなわち、指の先側に当接する部分は、摩擦力を減らして手の痛みを軽減するように構成することが好ましい。本実施形態では、反ハンドルアーム側握部21の滑り止め部は、その外周の周方向に沿って多数形成された貫通孔21cによって構成されており、ハンドルアーム側握部20の滑り止め部は、その外周の周方向に沿って所定間隔おいて連続形成された円周溝20cによって構成されている。なお、上記したような貫通孔21cを多数形成することにより、滑り止め機能と共に軽量化の効果が得られる。
【0019】
上記した構成のハンドル10によれば、各肉抜き部R1,R2によって、握部17の軽量化が図られるため、リール全体として重量アンバランスが軽減され、これにより、釣竿装着時における姿勢が安定して、巻取り時における操作時の向上が図れる。
【0020】
また、反ハンドルアーム側握部21のネジ止め部が径方向内側に配置されるため、握り込んだときに指先が接触する外周部分の形状設計に制約が生じることを防止できる(例えば表面に形成される滑り止め部の配設位置、その形状等の設計の自由度の向上が図れる)。
【0021】
さらに、上記した構成の握部17に形成される滑り止め部によれば、手の指及び手のひらで握部を握持保持して巻取り操作する際に、滑り難く手が痛くならないので、長時間の使用でも快適に巻取り操作が行なえるようになる。
【0022】
次に、上記した実施形態の各種変形例、及び別の実施形態について説明する。なお、以下の変形例、及び実施形態では、ハンドルのハンドルツマミ部分のみを示すこととし、また、上記した実施形態と同様な構成部材については、同一の参照符号を付して詳細な説明は省略することにする。
【0023】
図3は、ハンドルツマミの第1変形例を示す図であり、図3(a)は、握部の端面図、図3(b)は、一体化された握部の断面図である。
【0024】
この第1変形例では、両握部20,21を一体化する際のネジ止めを径方向外側で行なえるように構成したものである。すなわち、ハンドルアーム側握部20の端面の外周端領域には、フランジ状の取付け部20dが形成されており、ここにネジ止めの用の螺合部20eが周方向に沿って所定個数(6個)形成されている。また、反ハンドルアーム側握部21の対応部分には、同様な位置にネジ孔21aが形成されており、ここにネジ28を螺入することによって、両者が一体化されるようになっている。
【0025】
なお、この変形例では、ハンドルアーム側握部20の表面に滑り止め部を形成していないが、上記した実施形態と同様な円周溝20bを形成したり、或いは、表面を粗面化処理(ショットブラスト仕上げ等)するなど、適宜滑り止め部を形成しておいても良い。また、反ハンドルアーム側握部20については、上記した径方向外側に形成されたネジ孔21aが滑り止め部としての機能を果たすが、更に、貫通孔を形成するなど、適宜変形することが可能である。
【0026】
図4は、ハンドルツマミの第2変形例を示す図であり、一体化された握部の断面図である。
【0027】
上記実施形態及び第1変形例では、両握部20,21を一体化するにあたり、筒状の取付け部20a内に握部21の嵌合円筒部21bを嵌合させて、組み付け時の両者の位置決めを行なっていたが、本変形例では、これらの部材を形成することなく、フランジ状の取付け部20dに対して反ハンドルアーム側握部21の端面を当て付けてネジ止めを行なうようにしたものである。このため、両握部が面接する部分、すなわちフランジ状の取付け部20dにリング状のシール部材29を取着している。
【0028】
このように、両握部の組み付け時における位置決め構成、及び防水効果を果たすシール部材の配設位置等については、適宜変形することが可能である。
【0029】
図5は、ハンドルツマミの第3変形例を示す図であり、図5(a)は、握部の構成を示す図、図5(b)は、一体化された握部の断面図である。
【0030】
上記した実施形態では、肉抜き部R1,R2が形成された両握部20,21の表面に、握り込んだ際の滑りを抑える滑り止め部が形成されていたが、この変形例に示すように、各握部に滑り止め部を形成することなく表面部分を面一状に構成しても良い。
【0031】
図6は、ハンドルツマミの第4変形例を示す図であり、一体化された握部の断面図である。
【0032】
この変形例に示すように、肉抜き部R1,R2が形成された両握部20,21の表面に、共に同様な摩擦力を有する滑り止め部を形成しておいても良い。この変形例の滑り止め部は、各握部20,21の表面に、周方向に沿って複数形成された貫通孔20f,21cによって構成されている。また、この変形例では、ハンドルアーム側握部20の内側の中央部に形成される筒状の取付け部20aを肉厚に形成し、この取付け部の端面にネジ28を螺入するように構成している。このような構成によれば、組み付け強度の向上が図れる。
【0033】
図7は、本発明の第2の実施形態を示す図であり、図7(a)は、ハンドルツマミの構成を示す図、図7(b)は、ハンドルツマミを反ハンドルアーム側から見た図、図7(c)は、ハンドルアーム側から見た図、そして、図7(d)は、ハンドルツマミの断面図である。
【0034】
この実施形態のハンドルツマミ35は、軸方向中心領域において軸方向に延出して、ハンドルアームに設けられた支軸を囲繞する筒状部36と、この筒状部36より外側に向けて膨出する握部37とを備えて構成されている。この場合、握部37は、握り込んで力強く巻取り操作が行なえるよう略球形状に(支軸に直交する断面形状が円形となるように)形成されている。
【0035】
また、握部37の軸方向の両側外周表面には、滑り止め部が形成されている。この場合、滑り止め部は、ハンドルアーム側に対して反ハンドル側の方が高摩擦となるように形成されている。具体的には、反ハンドルアーム側に多数形成される穴部37aの径を大きくし(凹凸の程度を大きくして引っ掛かりの度合いを大きくする)、ハンドルアーム側に多数形成される穴部37bの径をそれよりも小さくした(凹凸の程度を小さくして引っ掛かりの度合いを小さくする)構成となっている。
【0036】
このような構成によれば、手の指及び手のひらで握持保持して巻取り操作を行なう際に、滑り難く手が痛くならず、長時間の使用でも快適に巻取り操作が行なえるようになる。
【0037】
図8は、上記した第2の実施形態の変形例を示す図であり、8(a)は、第1変形例、図8(b)は、第2変形例、そして、図8(c)は、第3変形例を示す図である。いずれの変形例も、握部37の軸方向の両側外周表面に形成される滑り止め部は、ハンドルアーム側に対して反ハンドル側の方が高摩擦となるように形成されている。
【0038】
(a)に示す変形例は、反ハンドルアーム側に、穴部37cを周方向に沿って多数形成し、ハンドルアーム側に、切削加工によって軸方向に連続する階段状の段部37dを形成したものである。
(b)に示す変形例は、反ハンドルアーム側に、穴部37cを周方向に沿って多数形成し、ハンドルアーム側に、ローレット加工によって軸方向に沿って多数の平目模様37eを形成したものである。この場合、模様は、編目や斜目にする等、適宜変形することが可能である。
そして、(c)に示す変形例は、反ハンドルアーム側に、穴部37cを周方向に沿って多数形成し、ハンドルアーム側に、切削加工によって軸方向に連続する多数の円周溝37fを形成したものである。なお、この変形例の握部37は、軸方向の中央部分を円筒状に形成している。
【0039】
このように、滑り止め部の構成や握部の全体形状については、適宜変形することが可能である。
なお、上記した実施形態においても、上述した第1実施形態と同様、握部を分割し、夫々分割された握部内に肉抜き部を形成しておいても良い。また、握部の形状については、全体が略球形状に形成されていることが好ましいが、握り込んで力強く巻取り操作が行なえれば、その形状については適宜変形することが可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、肉抜き部を形成して握部が軽量化されることにより、重量アンバランスが軽減されて、良好なハンドル回転操作が行なえる魚釣用リールのハンドルが得られる。また、本発明によれば、滑り難く長時間握り込んでも指先部が痛くなることのない握部が得られることから、長時間にわたって快適に巻取り操作が行なえる魚釣用リールのハンドルが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図であり、魚釣用リール(スピニングリール)の全体的な構成を示す図。
【図2】(a)はハンドルツマミの構成を示す図、(b)はハンドルツマミを組み立てた状態を示す断面図、(c)はハンドルツマミを分解した状態を示す断面図。
【図3】ハンドルツマミの第1変形例を示す図であり、(a)は握部の端面図、(b)は一体化された握部の断面図。
【図4】ハンドルツマミの第2変形例を示す図であり、一体化された握部の断面図。
【図5】ハンドルツマミの第3変形例を示す図であり、(a)は握部の構成を示す図、(b)は一体化された握部の断面図。
【図6】ハンドルツマミの第4変形例を示す図であり、一体化された握部の断面図。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す図であり、(a)はハンドルツマミの構成を示す図、(b)はハンドルツマミを反ハンドルアーム側から見た図、(c)はハンドルアーム側から見た図、(d)はハンドルツマミの断面図。
【図8】第2の実施形態の変形例を示す図であり、(a)は第1変形例、(b)は第2変形例を、そして、(c)は第3変形例を示す図。
【符号の説明】
2 リール本体
10 ハンドル
12 ハンドルアーム
13 支軸
15 ハンドルツマミ
16 筒状部
17 握部
20 ハンドルアーム側握部
21 反ハンドルアーム側握部
28 ネジ
R1,R2 肉抜き部

Claims (4)

  1. リール本体の駆動軸に装着されたハンドルアームと、このハンドルアームの端部に固定された支軸に回転可能に装着され、前記支軸を囲繞する筒状部、及び筒状部より外方に向けて膨出する握部で構成されたハンドルツマミと、を有する魚釣用リールのハンドルにおいて、
    前記握部を、前記筒状部を有するハンドルアーム側握部と反ハンドルアーム側握部とに軸方向に二分割すると共に、両握部の内側を凹状に肉抜き形成し、
    前記反ハンドルアーム側握部の軸方向外側からのネジ止めによって両握部を一体化したことを特徴とする魚釣用リールのハンドル。
  2. 前記ハンドルアーム側握部の内側の中央部に、筒状の取付け部を軸方向外側に向けて突設し、この取付け部の端部に前記ネジ止めの螺合部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リールのハンドル。
  3. 前記ハンドルアーム側握部と反ハンドルアーム側握部の少なくとも一方の握部の外周に、複数の貫通孔を形成すると共に、前記取付け部における両部材の対向部間にシール材を介在したことを特徴とする請求項2に記載の魚釣用リールのハンドル。
  4. リール本体の駆動軸に装着されたハンドルアームと、このハンドルアームの端部に固定された支軸に回転可能に装着され、前記支軸を囲繞する筒状部、及び筒状部より外方に向けて膨出する握部で構成されたハンドルツマミと、を有する魚釣用リールのハンドルにおいて、
    前記握部の軸方向の両側外周部に形成される滑り止め部を、ハンドルアーム側に対して反ハンドル側の方が高摩擦となるように形成したことを特徴とする魚釣用リールのハンドル。
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