JP2004230727A - 感熱記録材料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発色物質として無色又は淡色のロイコ染料を含有し、顕色物質として電子受容体を含有し、増感物質として2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノールを含有する感熱発色層を支持体上に設けてなることを特徴とする感熱記録材料。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、感熱記録材料に関する。さらに詳しくは、本発明は、優れた発色性、画像保存安定性及び白紙部の保存性を兼ね備えた感熱記録材料に関する。
【0002】
【従来の技術】
加熱により発色する感熱発色層を、紙、合成紙、プラスチックフィルムなどの支持体上に設けた感熱記録材料は、ファクシミリ、電卓、計測機器、携帯端末などのサーマルプリンタ、心電図や分析機器などのサーモペンレコーダ、乗車券、スーパーマーケットでのPOS用ラベルなどに利用されている。
感熱記録材料は、通常、発色物質として無色又は淡色のラクトン系、ラクタム系又はスピロピラン系のロイコ染料などの電子供与体と、この発色物質と反応して発色させる電子受容体である顕色物質とを、それぞれ別個にボールミルやサンドミルで微粉砕して溶媒に分散させ、結合剤を加え、必要に応じて同様に微粉砕した増感物質、ワックス、界面活性剤、消泡剤、無機顔料などを添加し、紙などの支持体上に塗布し、乾燥することにより製造される。
従来、電子受容体である顕色物質としては、各種のフェノール性化合物が用いられ、多用されるものとしては、ビスフェノールA(2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン)、4−イソプロポキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、ジヒドロキシジフェニルスルホンなどがある。しかし、これらの顕色物質を単独で用いると、発色感度が不十分であるために、顕色物質の発色温度を下げることを目的に増感物質が添加されている。現在使用されている増感物質としては、例えば、パラフィンワックスや4−メチルビフェニルなどの炭化水素類、ステアリン酸アミドなどのアミド類、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)やテレフタル酸ジメチルなどのエステル類、トルエンスルホンアミドなどのスルホンアミド類、2−ベンジルオキシナフタレンなどのエーテル類などがある。このような増感物質には、地肌カブリが少なく白色度に優れること、顕色物質の種類に依存しない優れた発色性、例えば、高融点の顕色物質や難溶性の顕色物質を少ない熱量で高濃度に発色させる増感効果、さらに、発色により得られた画像の保存性に優れることなどのさまざまな特性が要求されている。従来の増感物質の中で、ジフェニルスルホン及びその誘導体は、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンや2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンのような保存性に優れた顕色物質に対して、顕著な増感効果を有している(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7)。しかし、白化現象などの画像安定性に問題がある。−方、2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノールは、電子受容性化合物(顕色物質)として、記載されているに過ぎない(特許文献8)。
【特許文献1】
特許第268137号公報
【特許文献2】
特許第2745172号公報
【特許文献3】
特開平5−286255号公報
【特許文献4】
特開2000−247035号公報
【特許文献5】
特開2001−260544号公報
【特許文献6】
特開2001−293964号公報
【特許文献7】
特開2002−59650号公報
【特許文献8】
特開2002−307840号公報(第8頁、第20頁)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、優れた発色性、画像保存安定性及び白紙部の保存性を兼ね備えた感熱記録材料を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、無色又は淡色のロイコ染料を発色物質として含有し、電子受容体を顕色物質として含有する感熱発色層に、2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノールを増感物質として含有させることにより、画像の白化現象がなく、画像保存安定性と白紙部の保存性を維持しながら、高い感度特性で発色させ得ることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)発色物質として無色又は淡色のロイコ染料を含有し、顕色物質として電子受容体を含有し、増感物質として2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノールを含有する感熱発色層を支持体上に設けてなることを特徴とする感熱記録材料、
(2)電子受容体が、フェノール性化合物である第1項記載の感熱記録材料、
(3)フェノール性化合物が、ジヒドロキシジフェニルスルホン、芳香核置換ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−アルキルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、4−アルケニルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン又はジヒドロキシジフェニルスルホン架橋化合物である第2項記載の感熱記録材料、
(4)ロイコ染料が、フルオラン構造を有する染料である第1項記載の感熱記録材料、及び、
(5)フルオラン構造を有する染料が、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジアミルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン又は3−イソアミルエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランである第4項記載の感熱記録材料、
を提供するものである。
さらに、本発明の好ましい態様として、
(6)ジヒドロキシジフェニルスルホンが、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン又は2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンである第3項記載の感熱記録材料、
(7)芳香核置換ジヒドロキシジフェニルスルホンが、3,3’−ジアリル−4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンである第3項記載の感熱記録材料、
(8)4−アルキルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホンが、4−イソプロポキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホンである第3項記載の感熱記録材料、及び、
(9)4−アルケニルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホンが、4−アリルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホンである第3項記載の感熱記録材料、
を挙げることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の感熱記録材料は、発色物質として無色又は淡色のロイコ染料を含有し、顕色物質として電子受容体を含有し、増感物質として2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノールを含有する感熱発色層を支持体上に設けてなる感熱記録材料である。
本発明に用いる発色物質としての無色又は淡色のロイコ染料に特に制限はなく、例えば、クリスタルバイオレットラクトン、マラカイトグリーンラクトン、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−アミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−(p−トルエンスルホンアミド)フタリド、3,3−ビス(2−(p−ジメチルアミノフェニル)−2−(4−メトキシフェニル)ビニル)−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3−ジメチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジメチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(m−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−フェニルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−フェニルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7,8−ジベンゾフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメチルアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−フルオロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジプロピルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジアミルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノベンゾ[a]フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−7−フルオロアニリノフルオラン、3−ジアミルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−イソアミルエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−プロピルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソブチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、2−(N−メチル−N−フェニルアミノ)−6−(N−エチル−N−p−トルイジノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、1,3,3−トリメチル−6’−クロロ−8’−メトキシインドリノベンゾスピロピランなどを挙げることができる。これらのロイコ染料は、1種を単独で用いることができ、あるいは、2種以上を組み合わせて用いることもできる。これらの中で、フルオラン構造を有するロイコ染料は、発色性が良好なので好適に用いることができ、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジアミルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン及び3−イソアミルエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランを特に好適に用いることができる。本発明において、感熱発色層に含有せしめるロイコ染料の量は、目的とする感熱記録材料の特性に応じて適宜選択することができる。
【0006】
本発明の感熱記録材料は、顕色物質として電子受容体を含有する。無色又は淡色のロイコ染料は、電子受容体と接触して電子を放出することにより発色する。本発明に用いる電子受容体に特に制限はなく、例えば、ケイ酸塩、塩化アルミニウム、カルボン酸類、フェノール性化合物、スルホンアミド化合物などを挙げることができる。ケイ酸塩としては、例えば、酸性白土、アタパルジャイト、ベントナイト、コロイド状シリカ、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸亜鉛などを挙げることができる。カルボン酸類としては、例えば、シュウ酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸、クエン酸、ステアリン酸、安息香酸、p−t−ブチル安息香酸、フタル酸、没食子酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−シクロヘキシルサリチル酸、3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸、3,5−ジ(2−メチルベンジル)サリチル酸などのサリチル酸類、4−ヒドロキシ安息香酸メチル、4−ヒドロキシ安息香酸プロピルなどのヒドロキシ安息香酸エステル類、3−ヒドロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシフタル酸ジメチルなどのヒドロキシフタル酸ジエステル類などを挙げることができる。
フェノール性化合物としては、例えば、フェノール類、ジフェノール類、アルキリデンジフェノール類、ジヒドロキシジフェニルスルホン、芳香核置換ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−アルキルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、4−アルケニルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、ジヒドロキシジフェニルスルホン架橋化合物、フェノール樹脂、ナフトールなどを挙げることができる。フェノール類としては、例えば、4−t−ブチルフェノール、4−フェニルフェノールなどを挙げることができる。ジフェノール類としては、例えば、4,4’−ビス(2−クロロフェノール)、4,4’−ビス(2,6−ジクロロフェノール)、4,4’−ビス(2,6−ジブロモフェノール)、4,4’−ビス(2,6−ジメチルフェノール)、4,4’−ビス(2−t−ブチルフェノール)、4,4’−ピス(2−メチルフェノール)などを挙げることができる。アルキリデンジフェノール類としては、例えば、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2’−メチレンビス(4−クロロフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−ブチルフェノール)、4,4’−sec−ブチリデンジフェノール、4,4’−シクロヘキシリデンジフェノールなどを挙げることができる。
【0007】
ジヒドロキシジフェニルスルホンとしては、例えば、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,2’−ジヒドロキシジフェニルスルホンなどを挙げることができる。芳香核置換ジヒドロキシジフェニルスルホンとしては、例えば、3,3’−ジアリル−4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンなどを挙げることができる。4−アルキルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホンとしては、例えば、4−メトキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、4−エトキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、4−プロポキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、4−イソプロポキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホンなどを挙げることができる。4−アルケニルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホンとしては、例えば、4−アリルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、4−イソプロペニルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホンなどを挙げることができる。
スルホンアミド化合物としては、例えば、N−トシル−p−アミノフェノール、N−トシル−N’−(4−(4−メチルフェニルスルホキシ)フェニル)尿素などを挙げることができる。
上記の電子受容体は、1種を単独で用いることができ、あるいは、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
上記の電子受容体の中で、フェノール性化合物を好適に用いることができる。フェノール性化合物としては、ジヒドロキシジフェニルスルホン、芳香核置換ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−アルキルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、4−アルケニルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン及びジヒドロキシジフェニルスルホン架橋化合物を好適に用いることができ、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、3,3’−ジアリル−4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−イソプロポキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン及び4−アリルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホンを特に好適に用いることができる。
本発明の感熱記録材料において、顕色物質の含有量に特に制限はないが、発色物質100質量部に対して100〜1,000質量部であることが好ましく、130〜600質量部であることがより好ましく、160〜400質量部であることがさらに好ましい。
【0008】
本発明の感熱記録材料は、増感物質として2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノールを含有する。増感物質として2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノールを含有することにより、発色性をさらに向上させ、低い印字エネルギーで高濃度に発色させることができる。本発明の感熱記録材料は、2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノールに加えて他の増感物質を含有させることができる。含有させる他の増感物質としては、例えば、ステアリン酸アミド、ステアリン酸メチロールアミド、オレイン酸アミド、パルミチン酸アミド、ヤシ油脂肪酸アミドなどの脂肪酸アミド、1,2−ビスフェノキシエタン、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、1,4−ジメトキシナフタレン、1,4−ジベンジルオキシナフタレン、ベンジルオキシチオフェニルエーテル、2−ベンジルオキシナフタレン、1,2−ビス(フェノキシメチル)ベンゼンなどのエーテル類、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ジ(p−メチルベンジル)、シュウ酸ジ(p−クロロベンジル)などのシュウ酸エステル類、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニルエステルなどのナフトエ酸エステル類、ベンジルオキシ安息香酸ベンジルエステル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジルなどのp−ヒドロキシ安息香酸エステル類、テレフタル酸ジベンジルなどのフタル酸ジエステル類、N−ジベンジルトルエンスルホンアミド、N−ベンジルトルエンスルホンアミド、p−トルエンスルホンアミドなどのスルホンアミド類、m−ターフェニル、p−ベンジルビフェニルなどの炭化水素化合物、各種ワックス類、芳香族カルボン酸とアミンとの縮合物、高級直鎖グリコール類、高級ケトン類、4,4’−ジ(アリルオキシ)ジフェニルスルホンなどのビスフェノールS誘導体、ビスフェノールA誘導体などを挙げることができる。
本発明の感熱記録材料において、増感物質の含有量に特に制限はないが、顕色物質100質量部に対して50〜500質量部であることが好ましく、70〜300質量部であることがより好ましく、80〜200質量部であることがさらに好ましい。
本発明において、2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノールの製造方法に特に制限はなく、例えば、フェノールとp−トルエンスルホニルクロリドのフリーデルクラフツ反応により製造することができ、あるいは、「Fries Rearrangement for the Preparation of Hydroxyarylketones A Review」 Organic Preparations and Procedures International,24(4),373,(1992)に記載されているスルホン酸エステルのフリース転位反応によっても製造することができる。
【0009】
本発明の感熱記録材料においては、支持体上に発色物質、顕色物質及び増感物質を含有する感熱発色層を形成するために、結合剤を使用することが好ましい。使用する結合剤に特に制限はなく、例えば、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、スルホン酸変性ポリビニルアルコール、シリコーン変性ポリビニルアルコール、アマイド変性ポリビニルアルコールなどのポリビニルアルコール類、ゼラチン、カゼイン、デンプン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルアミド、スチレン−マレイン酸共重合物、スチレン−ブタジエン共重合物、ポリアミド樹脂、石油樹脂、テルペン樹脂などを挙げることができる。これらの結合剤は、1種を単独で用いることができ、あるいは、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
本発明においては、必要に応じて、感熱発色層に画像安定化剤を含有せしめることができる。画像安定化剤としては、例えば、4,4’−ブチリデンビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、2,2’−ジ−t−ブチリル−5,5’−ジメチル−4,4’−スルホニルフェノール、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1−(4’−(4’’−ベンジルオキシフェニルスルホニル)フエノキシ)−2,3−エポキシプロパンなどを挙げることができる。
【0010】
本発明においては、必要に応じて、感熱発色層に填料を含有せしめることができる。填料としては、例えば、シリカ、炭酸カルシウム、カオリン、焼成カオリン、ケイソウ土、タルク、クレー、酸化チタン、水酸化アルミニウム、硫酸バリウムなどの無機充填剤や、スチレンマイクロボール、ナイロンパウダー、ポリアルキレンパウダー、尿素−ホルマリン樹脂フィラー、シリコーン樹脂粒子、でんぷん粉、セルロース粉などの有機充填剤などを挙げることができる。
本発明の感熱記録材料においては、必要に応じて、通常感熱記録材料に用いられる公知の添加剤を、感熱発色層に含有せしめることができる。このような添加剤としては、例えば、ステアリン酸エステルワックス、ポリエチレンワックス、ステアリン酸亜鉛などの滑剤、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系の紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾ−ル、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールなどのトリアゾ−ル系の紫外線吸収剤、グリオキサールなどの耐水化剤、分散剤、消泡剤、酸化防止剤、蛍光染料などを挙げることができる。
本発明の感熱記録材料においては、上記の成分のほかに、必要に応じて、シリカ、炭酸カルシウム、カオリン、焼成カオリン、ケイソウ土、タルク、酸化チタン、水酸化アルミニウムなどの無機充填剤や、スチレンマイクロボール、ナイロンパウダー、尿素−ホルマリン樹脂フィラー、合成樹脂中空粒状粉、多孔質樹脂粒状粉、でんぷん粉、セルロース粉などの有機充填剤などを含むアンダーコート層を設けることができる。さらに、必要に応じて、感熱発色層の上にセルロース誘導体、ポリビニルアルコール類などの水溶性樹脂、スチレン−ブタジエン共重合物やテルペン樹脂などの水性エマルジョンや非水溶性樹脂、それら樹脂に填料、イソシアネート類、不飽和化合物などのモノマーやオリゴマーと架橋剤を加えてオーバーコート層を形成することができる。
本発明の感熱記録材料は、色調の異なる発色物質をそれぞれ感熱発色層として多層形成した多色感熱記録材料とすることができる。
【0011】
本発明の感熱記録材料に使用する支持体に特に制限はなく、例えば、中性紙や酸性紙などの紙、古紙パルプを用いた再生紙、合成紙、フィルム、不織布、織布、編布などを挙げることができる。
本発明の感熱記録材料において、支持体上に感熱発色層を設ける方法には特に制限はなく、例えば、発色物質、顕色物質、増感物質及び必要に応じて用いられるその他の添加剤を、適当な結合剤とともに水性媒体などの媒体中に分散させて分散液を調製し、この分散液を支持体上に塗布し、乾燥することにより製造することができる。発色物質、顕色物質及び増感物質を含有する分散液は、発色物質を含有する分散液、顕色物質を含有する分散液及び増感物質を含有する分散液をそれぞれ別々に調製したのち、これらの分散液を混合することにより調製することが好ましい。各分散液中において、発色物質、顕色物質及び増感物質は、微粒子化して分散していることが好ましいので、これらの分散液の調製には、ビーズミル、サンドミル、ボールミル、コロイダルミルなどを用いることが好ましい。感熱記録層を形成したのち、スーパーカレンダー処理などにより、平滑性を高めることが好ましい。
【0012】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。なお、実施例及び比較例において、作製した感熱記録紙の性能は、次の方法により評価した。
(1)発色性A
感熱印字装置[(株)大倉電機]を用い、印字電圧20V、パルス巾3ms、印字エネルギー0.35mJ/dotにて発色を行い、得られた画像の色濃度を、マクベス濃度計を用いて測定する。
(2)画像部耐熱性
感熱印字装置[(株)大倉電機]を用い、印字電圧20Vにて発色した画像を、100℃で24時間放置したのち、画像の色濃度を、マクベス濃度計を用いて測定し、色濃度の残存率(%)を求める。
残存率(%)=(P1/P0)×100
ただし、P0:試験前の画像色濃度、P1:試験後の画像色濃度。
(3)白紙部耐熱温度
熱傾斜試験機[(株)東洋精機製作所]を用いて、70℃から5℃毎に加熱した熱板を、感熱記録紙に0.2MPaの圧力で5秒間接触し、接触面の色濃度が0.10以下を保つ最も高い温度を求める。
(4)耐水性
感熱印字装置[(株)大倉電機]を用い、印字電圧20Vにて発色した画像を、水中に浸漬し20℃で24時間放置したのち、風乾した画像の色濃度をマクベス濃度計を用いて測定し、画像色濃度の残存率(%)を求める。
残存率(%)=(P1/P0)×100
ただし、P0:試験前の画像色濃度、P1:試験後の画像色濃度。
(5)耐油性
感熱印字装置[(株)大倉電機]を用い、印字電圧20Vにて発色した画像に、綿実油を塗布し、20℃で24時間放置したのち、画像の色濃度を、マクベス濃度計を用いて測定し、画像色濃度の残存率(%)を求める。
残存率(%)=(P1/P0)×100
ただし、P0:試験前の画像色濃度、P1:試験後の画像色濃度。
(6)耐可塑剤性
感熱印字装置[(株)大倉電機]を用い、印字電圧20Vにて発色した画像を、厚さ1mmの透明ポリ塩化ビニルシートに挟み込み、45℃で24時間放置したのち、画像の色濃度をマクベス濃度計を用いて測定し、画像色濃度の残存率(%)を求める。
残存率(%)=(P1/P0)×100
ただし、P0:試験前の画像色濃度、P1:試験後の画像色濃度。
(7)白化現象
熱傾斜試験機[(株)東洋精機製作所]を用いて、70℃から140℃まで5℃毎に加熱した熱板を、感熱記録紙に0.2MPaの圧力で5秒間接触し、発色した画像の表面を目視で観察し、表面上に微細な粉末や結晶が発生した画像を「白化あり」とする。
(8)発色性B
熱傾斜試験機[(株)東洋精機製作所]を用いて、70℃から5℃毎に140℃まで加熱した熱板を、感熱記録紙に0.2MPaの圧力で5秒間接触し、接触面の色濃度を測定する。
【0013】
実施例1
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン40質量部、10質量%ポリビニルアルコール水溶液80質量部及び水40質量部を、サンドミルを用いて4時間微粉砕して分散させることにより、発色物質分散液(A液)を調製した。4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン28質量部、10質量%ポリビニルアルコール水溶液120質量部及び水52質量部を、サンドミルを用いて4時間微粉砕して分散させることにより、顕色物質分散液(B液)を調製した。2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノール28質量部、10質量%ポリビニルアルコール水溶液120質量部及び水52質量部を、サンドミルを用いて4時間微粉砕して分散させることにより、増感物質分散液(C液)を調製した。
さらに、B液60質量部、C液60質量部、10質量%ポリビニルアルコール水溶液16質量部及びカオリン12.2質量部を、ディスパーを用いて撹拌混合し、D液を調製した。次いで、A液11.3質量部及びD液100質量部を混合して、感熱発色層の塗布液を調製し、坪量65g/m2の上質紙に、乾燥塗布量が約6g/m2となるように塗布して、風乾し、カレンダー処理により感熱記録紙を得た。
この感熱記録紙は、発色性試験Aにおいて色濃度が0.77となり、耐熱性試験において画像色濃度の残存率110%であり、白紙部耐熱温度が85℃であった。耐水性試験において画像色濃度の残存率68%、耐油性試験において画像色濃度の残存率69%、耐可塑剤性試験において画像色濃度の残存率89%であった。白化現象は観察されず、発色性試験Bにおいて、熱板温度120℃のとき、色濃度が1.00を超えた。
実施例2
実施例1におけるB液の感熱物質4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンの代わりに、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンを使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録紙を作製し評価を行った。
この感熱記録紙は、発色性試験Aにおいて色濃度が0.85となり、耐熱性試験において画像色濃度の残存率105%であり、白紙部耐熱温度が85℃であった。耐水性試験において画像色濃度の残存率60%、耐油性試験において画像色濃度の残存率44%、耐可塑剤性試験において画像色濃度の残存率82%であった。白化現象は観察されず、発色性試験Bにおいて、熱板温度110℃のとき、色濃度が1.00を超えた。
実施例3
実施例1におけるB液の感熱物質4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンの代わりに、4−イソプロポキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホンを使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録紙を作製し評価を行った。
この感熱記録紙は、発色性試験において色濃度が0.96となり、耐熱性試験において画像色濃度の残存率108%、白紙部耐熱温度が70℃であった。耐水性試験において画像色濃度の残存率62%、耐油性試験において画像色濃度の残存率21%、耐可塑剤性試験において画像色濃度の残存率60%であった。白化現象は、観察されなかった。
実施例4
実施例1におけるB液の感熱物質4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンの代わりに、3,3’−ジアリル−4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンを使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録紙を作製し評価を行った。
この感熱記録紙は、発色性試験において色濃度が0.92となり、耐熱性試験において画像色濃度の残存率105%、白紙部耐熱温度が85℃であった。耐水性試験において画像色濃度の残存率71%、耐油性試験において画像色濃度の残存率68%、耐可塑剤性試験において画像色濃度の残存率80%であった。白化現象は、観察されなかった。
実施例5
実施例1におけるB液の感熱物質4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンの代わりに、4−アリルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホンを使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録紙を作製し評価を行った。
この感熱記録紙は、発色性試験において色濃度が0.84となり、耐熱性試験において画像色濃度の残存率98%、白紙部耐熱温度が80℃であった。耐水性試験において画像色濃度の残存率65%、耐油性試験において画像色濃度の残存率35%、耐可塑剤性試験において画像色濃度の残存率59%であった。白化現象は、観察されなかった。
【0014】
比較例1
実施例1におけるC液の増感物質2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノールの代わりに、ジフェニルスルホンを使用した以外は、実施例1と同様にして、感熱記録紙を作製し、評価を行った。
この感熱記録紙は、発色性試験Aにおいて色濃度が0.40となり、耐熱性試験において画像色濃度の残存率99%であり、白紙部耐熱温度が95℃であった。耐水性試験において画像色濃度の残存率73%、耐油性試験において画像色濃度の残存率51%、耐可塑剤性試験において画像色濃度の残存率95%であった。白化現象が認められ、発色性試験Bにおいて、熱板温度110℃のとき、色濃度が1.00を超えた。
比較例2
実施例2におけるC液の増感物質2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノールの代わりに、ジフェニルスルホンを使用した以外は、実施例2と同様にして、感熱記録紙を作製し評価を行った。
比較例3
実施例3におけるC液の増感物質2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノールの代わりに、ジフェニルスルホンを使用した以外は、実施例3と同様にして、感熱記録紙を作製し評価を行った。
比較例4
実施例1におけるC液の増感物質2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノールの代わりに、1,2−ビス(フェノキシメチル)ベンゼンを使用した以外は、実施例1と同様にして、感熱記録紙を作製し評価を行った。
この感熱記録紙は、発色性試験Aにおいて色濃度が0.38となり、耐熱性試験において画像色濃度の残存率106%であり、白紙部耐熱温度が90℃であった。耐水性試験において画像色濃度の残存率63%、耐油性試験において画像色濃度の残存率56%、耐可塑剤性試験において画像色濃度の残存率100%であった。白化現象は観察されず、発色性試験Bにおいて、到達した最高の色濃度は0.74であった。
比較例5
実施例3におけるC液の増感物質2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノールの代わりに、1,2−ビス(フェノキシメチル)ベンゼンを使用した以外は、実施例3と同様にして、感熱記録紙を作製し、発色性試験Bを行った。
実施例1〜5及び比較例1〜5で用いた顕色物質と増感物質を第1表に、感熱記録紙の評価結果を第2表及び第3表に示す。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【0018】
第2表に見られるように、増感物質として2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノールを用いた実施例1〜5の本発明の感熱記録紙は、印字エネルギー0.35mJ/dotで濃色に発色し、画像部の耐熱性、耐水性、耐油性、耐可塑剤性と、白紙部の耐熱保存性が良好であり、白化現象も起こらず、全体としてバランスのとれた良好な性能を有している。
これに対して、増感物質としてジフェニルスルホンを用いた比較例1〜3の感熱記録紙は、発色性が悪く、白化現象が発生している。顕色物質として4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンを用い、増感物質として1,2−(フェノキシメチル)ベンゼンを用いた比較例4の感熱記録紙は、発色性が不良である。顕色物質として4−イソプロポキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホンを用い、増感物質として1,2−(フェノキシメチル)ベンゼンを用いた比較例5の感熱記録紙は、耐油性が低い。
【0019】
【発明の効果】
本発明の感熱記録材料は、優れた発色感度を有し、低い印字エネルギーでも十分に発色し、白化現象がなく、画像部及び白紙部の保存安定性が良好である。本発明の感熱記録材料は、携帯端末の小電流、高速印字などにも十分対応することができ、ファクシミリ、プリンター、はがき、カード、タグ、ラベル、チケット、フォトプリントなどの各種の用途に使用することができる。
Claims (5)
- 発色物質として無色又は淡色のロイコ染料を含有し、顕色物質として電子受容体を含有し、増感物質として2−(4−メチルフェニルスルホニル)フェノールを含有する感熱発色層を支持体上に設けてなることを特徴とする感熱記録材料。
- 電子受容体が、フェノール性化合物である請求項1記載の感熱記録材料。
- フェノール性化合物が、ジヒドロキシジフェニルスルホン、芳香核置換ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−アルキルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、4−アルケニルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン又はジヒドロキシジフェニルスルホン架橋化合物である請求項2記載の感熱記録材料。
- ロイコ染料が、フルオラン構造を有する染料である請求項1記載の感熱記録材料。
- フルオラン構造を有する染料が、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジアミルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン又は3−イソアミルエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランである請求項4記載の感熱記録材料。
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JP2003022271A JP2004230727A (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 感熱記録材料 |
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CN110283489A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-09-27 | 山西大学 | 一种热敏显色吸水杯垫及其制备方法 |
JP7327351B2 (ja) | 2020-10-28 | 2023-08-16 | 王子ホールディングス株式会社 | 感熱記録体 |
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2003
- 2003-01-30 JP JP2003022271A patent/JP2004230727A/ja active Pending
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