JP2004217150A - フロントアンダーランプロテクタ装置 - Google Patents

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Shigeo Machida
田 茂 夫 町
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Abstract

【課題】汎用性の高い材料が使用出来、シンプルな形状で、ラジエータの冷却効果を十分に引き出すことの出来るフロントアンダーランプロテクタ装置の提供。
【解決手段】本発明のフロントアンダーランプロテクタ装置(30)は、フロントアンダーランプロテクタ(3)の上部に導風板(9)を取付け、該導風板(9)はフロントアンダーランプロテクタ(3)の上端後縁(3b)とラジエータ下端前縁(2b)とを結ぶ直線(D)方向に延在していることを特徴としている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大型車両と乗用車との衝突時に、乗用車が大型車両の下方に潜り込むのを防止するために、大型車両に設けられるフロントアンダーランプロテクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トラック等、大型車両と乗用車との衝突時に、乗用車が大型車両の前部下方へ潜り込むのを防止し、或いはそうした事故の際に被害を軽減する事故被害軽減技術が多く提案されている。
【0003】
具体的技術内容としては、図6に示すような、大型トラックの図示しないフロントバンパ下部に装着されるフロントアンダーランプロテクタがこれに相当する。
【0004】
図6において、トラックのシャシーフレーム1は前端部が1対のサイドレール11、11と、第1(フロント)クロスメンバ12が梯子状に組まれて構成されている。そしてフロントクロスメンバ12の後方には、ラジエータ2が図示しない支持部材によって前記サイドレール11、11に弾性支持されている。
【0005】
前述のフロントアンダーランプロテクタ3は取付部材(ブラケット)4、4を介してサイドレール11、11に固定されている。そのフロントアンダーランプロテクタ3は、矩形の断面を有する角パイプを所定の長さに裁断し、その裁断された端部を蓋部材3aによって塞ぐように構成されている。
【0006】
また、図5に示すようにラジエータ2の後部下端2c近傍からラジエータ後方のエンジン5下部を覆うようにアンダーカバー6がエンジン5後方に向かって延在しており、そのアンダーカバー6とキャブフロア裏面7、前記サイドレール11、11、及び図示しないサイドカバー等によってラジエータ2を通過した冷却風が流過する通路状のエンジンルームRが形成されている。
なお、図5において符号22は冷却用ファンを示す。
【0007】
然しながら、従来技術では、フロントバンパ8の通風孔8aを通過した走行風は、フロントアンダーランプロテクタ3の上方を通過した後、ラジエータ2の前面に向かうことなく、前記アンダーカバー6の下方(エンジンルームR外)に潜り込んでしまい、有効にラジエータ2を冷却することが出来ない。
【0008】
その様な不具合を解消するため、特願平7−292703号公報では、不等辺の5角形の1辺を開放した変形部材を用い、その変形部材に補助バンパを取り付けたフロントアンダーランプロテクタ装置が開示されている。
しかし、その様な変形部材は特殊な形状であるがために、例えばプレスは困難であり、また、折り曲げ加工は断面の内部が狭いため加工が困難となっており、さらに、多角形の閉断面の引抜き加工を行うにしても予め特殊な型が必要となる上、閉断面の一部を削除する溶断工程まで生じてしまい、かなりコストの高い装置となってしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、汎用性の高い材料が使用出来、シンプルな形状で、ラジエータの冷却効果を十分に引き出すことの出来るフロントアンダーランプロテクタ装置を提案することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のフロントアンダーランプロテクタ装置(30)は、フロントアンダーランプロテクタ(3)の上部に導風板(9)を取付け、該導風板(9)はフロントアンダーランプロテクタ(3)の上端後縁(3b)とラジエータ下端前縁(2b)とを結ぶ直線(D)方向に延在していることを特徴としている(請求項1)。
【0011】
そして、前記導風板(9)の長さはフロントアンダーランプロテクタ(3)の上端後縁(3b)とラジエータ下端前縁(2b)との直線距離の1/2以上であり、前記ラジエータ(2)とは干渉しない程度の長さである(請求項2)。
【0012】
また、前記フロントアンダーランプロテクタ(3)からラジエータ下端前縁(2b)へ向かって延在する導風板(9)は、水平面よりも上方の位置へ伸びている(請求項3)。
【0013】
そして、前記導風板(9)の幅はラジエータ(2)のコアの幅以上である(請求項4)。
【0014】
そのような構成を有する本発明のアンダープロテクタ装置によれば、フロントアンダーランプロテクタ本体は従来同様矩形断面の汎用性の高い角パイプ材が使用出来、導風板は、1曲げ加工を施しただけのシンプルな形状で、ラジエータの冷却効果を十分に引き出すことが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1〜図4を参照して、本発明の実施形態を説明する。
【0016】
図1において、両端部を蓋部材3aで塞いだ矩形断面の各パイプ製のフロントアンダーランプロテクタ3の長手方向、すなわち車両取付時において車両の幅方向で対称になるように、上方からの矢視図で矩形の導風板9が溶接、或いはボルト締結等でフロントアンダーランプロテクタ3の上面に取付けられている。
【0017】
図2をも参照して、前記導風板9は、フロントアンダーランプロテクタ3の上面に接して取付けられる取付け部9aと、ラジエータ2側に走行風を導く導風部9bとを有し、側断面がその取付け部9aと、導風部9bとで逆「へ」の字を形成するように折り曲げられて作られている。
また、導風板の幅Wは、ラジエータ2のコアの幅より大きく作られている。
【0018】
車体(キャブ)Cおよびフレーム1の前端部と、ラジエータ2、冷却ファン22に対するフロントアンダーランプロテクタ3及び導風板9の位置関係に関して図2を参照して説明する。
【0019】
先端のフロントクロスメンバ12を含むクロスメンバ群と左右のサイドレール11によって梯子状に組まれたフレーム1の前記フロントクロスメンバ12の前方には、断面形状がU字状に前方に凸のフロントバンパ8が、図示しないバンパステイを介してサイドレール11に取付けられている。
【0020】
そのフロントバンパ8の中央下方に通風を目的とした開口部8aが形成されている。
【0021】
フロントクロスメンバ12の後方には、エンジン冷却用のラジエータ2が僅かな角度で後方に倒れるように傾斜して、図示しない取付け部材によってサイドレール11に弾性支持されている。
【0022】
ラジエータ2の後方にはエンジン5が図示しない支持部材を介してサイドレール11に弾性支持されており、そのエンジン5の前端には冷却ファン22が取付けられている。
【0023】
前記冷却ファン22の中心は、前記ラジエータ2のコアの略中央に位置しており、前述のラジエータ2の傾斜角度はエンジンの傾斜角度と略直角を成すように配置されている。
【0024】
ラジエータ2及びエンジン5の上方には、キャブフロア裏面7がラジエータ2及びエンジン5を覆うように接近しており、ラジエータ2の下端後縁2c付近からアンダーカバー6がエンジン5の下方後部に延在している。
【0025】
当該のフロントアンダーランプロテクタ3は、図示の例ではフロントクロスメンバ12の下方に位置するとともに、フロントアンダーランプロテクタ3の上面はラジエータ2の下面よりも下方に位置するように配置されている。
【0026】
フロントアンダーランプロテクタ3の上面に取付けられた導風板9の導風部9bは、フロントアンダーランプロテクタ3の上端後縁3bとラジエータ下端前縁2bとを結ぶ直線D方向に延在している。
【0027】
図3を参照して、導風板9の長さL9はフロントアンダーランプロテクタ3の上端後縁3bとラジエータ下端前縁2bとの直線距離Lの1/2以上であり、且つ、前記フロントアンダーランプロテクタ3とラジエータ2とが干渉しない程度の長さに設定されている。
【0028】
大型トラックにおいては、一般的に当該のフロントアンダーランプロテクタ3の上端がラジエータ2の下端よりも下方に位置するため、前記フロントアンダーランプロテクタ3の上端後縁3bからラジエータ下端前縁2bへ向かって延在する導風板9は、水平面よりも上方の位置へ伸びている。
ここで、導風板9の導風部9bの向きの許容範囲は、フロントアンダーランプロテクタ3の上端後縁3bとラジエータ下端前縁2bとを結ぶ直線Dに対して、下方の許容角度θ1は10°以内に、上方の許容角度θ2は30°以内とすることが好ましい。
【0029】
既述したように、図5で示す従来技術(導風板なし)の汎用流体解析ソフトによる解析結果では、フロントバンパ8の通風孔8aを通過した走行風は、フロントアンダーランプロテクタ3の上方を通過した後、ラジエータ2の前面に向かうことなく、前記アンダーカバー6の下方(エンジンルームR外)に潜り込んでしまい(Fj)、ラジエータを通過する風量(Qj)は少なく(風量密度が低く)、有効にラジエータ2を冷却することが出来ない。尚、図5において、多数の矢印は、その矢印の方向が走行風の流れの方向を、矢印の長さが風速の大きさを示している。
【0030】
それに対して、上述の様な構成の本実施形態では、図4の汎用流体解析ソフトによる解析結果に示されるように、フロントバンパ8の通風孔8aを通過した走行風は、フロントアンダーランプロテクタ3の上方を通過した後、導風板9の導風部9bによって、風向を上方に変換(符号F)させられ、殆どがラジエータ2の前面に向かい、したがってラジエータ2を通過する風量(Q)は導風板9を設けない従来タイプに比べて飛躍的に増加する。
即ち、車両前方からバンパ8の通風孔8aを通過した殆どの走行風がラジエータ2を通過し、ラジエータ2は効率良くエンジン冷却水を冷却することが出来る。
【0031】
そして、フロントアンダーランプロテクタ3本体は従来同様矩形断面の汎用性の高い角パイプ材が使用出来、導風板9は、1曲げ加工を施しただけのシンプルな形状で、走行風をラジエータ2へ導風するコストを最小限に抑えられる。
【0032】
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記載ではない。例えば、フロントアンダーランプロテクタ3本体は、図示の角パイプのほかに溝形鋼、或いは円筒状のパイプ材を用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】
本発明の作用効果を以下に列挙する。
(1) フロントアンダーランプロテクタ本体は従来同様矩形断面の汎用性の高い角パイプ材が使用出来る。
(2) 導風板は、1曲げ加工を施しただけのシンプルな形状で、ラジエータの冷却効果を十分に引き出すことが可能である。すなわち、フロントアンダーランプロテクタ本体のみの従来タイプに対してシンプルな形状の導風板を追加するだけで冷却効果が飛躍的に向上する。
(3) 導風板をフロントアンダーランプロテクタ本体に追加するコストアップ分を最小限に抑制出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のフロントアンダーランプロテクタ装置の斜視図。
【図2】本発明の実施形態のフロントアンダーランプロテクタ装置の車両への搭載要領を示す側断面図。
【図3】本発明の実施形態のフロントアンダーランプロテクタ装置の要部拡大断面図。
【図4】本発明の実施形態において、車両内部に取り込まれた走行風の流れの状態をしめす解析図。
【図5】従来技術における車両内部に取り込まれた走行風の流れの状態をしめす解析図。
【図6】従来技術におけるフロントアンダーランプロテクタの車両への搭載状況を説明する斜視図。
【符号の説明】
1・・・フレーム
2・・・ラジエータ
2b・・・下端前縁
3・・・フロントアンダーランプロテクタ
3b・・・上端後縁
5・・・エンジン
6・・・アンダーカバー
7・・・キャブフロア裏面
8・・・フロントバンパ
9・・・導風板
9a・・・取付け部
9b・・・導風部
11・・・サイドレール
12・・・フロントクロスメンバ
22・・・冷却ファン
30・・・フロントアンダーランプロテクタ装置

Claims (4)

  1. フロントアンダーランプロテクタの上部に導風板を取付け、該導風板はフロントアンダーランプロテクタの上端後縁とラジエータ下端前縁とを結ぶ直線方向に延在していることを特徴とするフロントアンダーランプロテクタ装置。
  2. 前記導風板の長さはフロントアンダーランプロテクタの上端後縁とラジエータ下端前縁との直線距離の1/2以上であり、前記フロントアンダーランプロテクタとラジエータとが干渉しない程度の長さである請求項1のフロントアンダーランプロテクタ装置。
  3. 前記フロントアンダーランプロテクタからラジエータ下端前縁へ向かって延在する導風板は、水平面よりも上方の位置へ伸びている請求項1、2の何れかのフロントアンダーランプロテクタ装置。
  4. 前記導風板の幅はラジエータのコアの幅以上である請求項1〜3の何れかのフロントアンダーランプロテクタ装置。
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