JP6109552B2 - 車両のもぐり込み防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両のもぐり込み防止装置に係り、詳しくはトラックに正面衝突した車両がトラックの下側にもぐり込むことを防止し、併せてトラックの空力向上とラジエータの保護を図った車両のもぐり込み防止装置に関する。
トラックと車両が正面衝突した場合、車両がトラックの下側部にもぐり込んでしまう虞がある。
そこで、衝突した車両がトラックの下側にもぐり込むことを防止する衝突安全装置として、昨今、特許文献1に開示されるようなフロントアンダランプロテクタをフロントバンパの下方に装備することが義務づけられた。
フロントアンダランプロテクタは、トラックの車幅方向全体に配置される大型部品で、一例として角形の閉断面形状に形成された中空な鋼材からなり、その中央の車幅方向の2箇所に取付ブラケットが取り付けられている。そして、シャシフレームの左右のサイドレールから下方へ突き出た左右一対の車両側ブラケットに取付ブラケットがボルト締めされて、フロントアンダランプロテクタがフロントバンパの裏面側に装備されている。
一方、特許文献2に開示されるように乗用車では、エンジンルームの下面を板状のアンダーカバーで覆って車体下部を平坦化することで、空気抵抗を軽減して燃費の向上を図り、走行性能の向上が図られている。
特開2000−272444号公報 特開平8−276867号公報
しかし、このようなフロントアンダランプロテクタにあっても、フロントアンダランプロテクタより下側へのもぐり込みは防止できず、また、従来、トラックにはキャブの下面をアンダーカバーで覆う構造は採用されていないのが実情である。
本発明は前記アンダーカバーに着目し、これをトラックに適用することで、トラックに正面衝突した車両がトラックの下側にもぐり込むことを防止し、併せてトラックの空力向上とラジエータの保護を図った車両のもぐり込み防止装置を提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、本発明に係る車両のもぐり込み防止装置は、トラックのフロントバンパの裏面側に配設され、両端がトラックのキャブの形状に沿って後方へ湾曲したフロントアンダランプロテクタと、前記トラックのシャシフレームが有する2つのサイドフレームの各々に固定される支持ブラケットと、前記トラックの前後方向における前端部が前記フロントアンダランプロテクタに、前記トラックの前後方向における後端部が前記支持ブラケットに各々固定されることで、前記キャブの下面を覆うアンダーカバーと、を有し、前記アンダーカバーは、前記指示ブラケットの取付部位より前方に前記トラックの車幅方向に沿って延びる脆弱部を有し、前記アンダーカバーは、前記トラックの衝突時に前記フロントアンダランプロテクタが斜め後方上方に移動することに起因して変形することで前記脆弱部に亀裂が入って、前記アンダーカバーの前記脆弱部より後部側が前方斜め下方に向かって変形することを特徴とする。
本発明によれば、アンダーカバーによって、トラックに正面衝突した車両がトラックの下側にもぐり込むことを確実に防止することができるとともに、アンダーカバーによって、トラックの空力向上とキャブ内のラジエータ等の保護を図ることができる利点を有する。
本発明の一実施形態に係る車両のもぐり込み防止装置を構成するフロントアンダランプロテクタとアンダーカバーの底面側斜視図である。 アンダーカバーで覆われたキャブの下面側斜視図である。 アンダーカバーとこれを支持する支持ブラケットの斜視図である。 もぐり込み防止装置の断面図である。 もぐり込み防止装置の動作説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1はキャブオーバー型トラックの下面側斜視図を示し、図中、1はトラック2のキャブ3のフロントパネル、5はフロントバンパで、従来と同様、フロントバンパ5の裏面側にフロントアンダランプロテクタ7がキャブ3の車幅方向に亘って装着されている。
図4に示すようにフロントアンダランプロテクタ7は、一例として角形の閉断面形状に形成された中空な鋼材からなり、図1の如くその左右の両端はキャブ3(フロントバンパ5)の角部の形状に沿って後方へ湾曲して、昇降用のステップと一体型とされている。そして、図1及び図2に示すようにフロントアンダランプロテクタ7の下面に、一枚のアンダーカバー9が取り付けられている。
アンダーカバー9の前側は、両端が後方へ湾曲したフロントアンダランプロテクタ7の形状に沿って形成されている。そして、アンダーカバー9の後側は、左右のフロントタイヤ11を避けるように内方へ切り欠かれて後側の中央が後方へ突出した形状とされており、アンダーカバー9がフロントアンダランプロテクタ7の下面に取り付くことで、図4に示すようにキャブ3の下面が覆われて、エンジンルーム13内のオイルクーラ15やラジエータ17がアンダーカバー9で保護されている。
また、図3に示すようにシャシフレーム19の左右のサイドレール21の外側面には、側面視L字状の支持ブラケット23の一端側がボルト締めされており、支持ブラケット23の他端側はアンダーカバー9の後部側にボルト締めされている。そして、アンダーカバー9には、支持ブラケット23の取付部位より前方に脆弱部25がトラック2の車幅方向に亘って形成されている。
図1〜図3,図5に示すように脆弱部25は、トラック2の車幅方向に亘って凹状に形成された幅狭なジョグル(段差)27と、ジョグル27に沿ってジョグル27内に形成された複数の長孔(小孔)29とで構成されており、車両(図示せず)がトラック2に正面衝突すると、脆弱なジョグル27に亀裂が入って、図4の如くアンダーカバー9の後部側が地上側へ変形するようになっている。
即ち、車両が正面衝突すると、先ず、図5に示すようにフロントアンダランプロテクタ7が後方の斜め上方へ変形,移動し、これに追従してアンダーカバー9も変形する。しかし、アンダーカバー9の後部側は左右の支持ブラケット23で強固に支持されているため、複数の長孔29が形成されたジョグル27の凹み箇所が引き金となって、ジョグル27の折れ方向に亀裂が入る。この結果、図4に示すようにアンダーカバー9の後部側は、支持ブラケット23との止め点を支点として前方へ斜め下方に変形する。
本実施形態に係る車両のもぐり込み防止装置31はこのように構成されているから、トラックの通常走行時には、アンダーカバー9がキャブ3の下面の空気抵抗を軽減して空力の向上を図るとともに、オイルクーラ15やラジエータ17を保護する。
また、複数の長孔29は通気孔として機能し、エンジンルーム13内の空気が長孔29を通って下に抜けていく。尚、脆弱部25をアンダーカバー9の前側に設けて、下からの空気が長孔29を通って上に抜けるようにしてもよい。

そして、車両がトラックに正面衝突すると、既述したように脆弱なジョグル27に亀裂が入って、図4の如くアンダーカバー9の後部側が地上側へ変形し、この変形によってアンダーカバー9が、フロントアンダランプロテクタ7より下側への車両のもぐり込みを確実に防止することとなる。
このように本実施形態に係る車両のもぐり込み防止装置31によれば、
(a)アンダーカバー9によって、トラック2に正面衝突した車両がトラック2の下側にもぐり込むことを確実に防止することができるとともに、
(b)アンダーカバー9によって、トラック2の空力向上とオイルクーラ15やラジエータ17の保護を図ることができる利点を有する。
尚、本実施形態では、ジョグル27と長孔29とで脆弱部25を形成したが、脆弱部の構造はジョグル27と長孔29に限定されるものでないことは勿論である。
1 フロントパネル
3 キャブ
5 フロントバンパ
7 フロントアンダランプロテクタ
9 アンダーカバー
11 フロントタイヤ
13 エンジンルーム
15 オイルクーラ
17 ラジエータ
19 シャシフレーム
21 サイドレール
23 支持ブラケット
25 脆弱部
27 ジョグル
29 長孔
31 もぐり込み防止装置

Claims (2)

  1. トラックのフロントバンパの裏面側に配設され、両端がトラックのキャブの形状に沿って後方へ湾曲したフロントアンダランプロテクタと、
    前記トラックのシャシフレームが有する2つのサイドフレームの各々に固定される支持ブラケットと、
    前記トラックの前後方向における前端部が前記フロントアンダランプロテクタに、前記トラックの前後方向における後端部が前記支持ブラケットに各々固定されることで、前記キャブの下面を覆うアンダーカバーと、
    を有し、
    前記アンダーカバーは、前記支持ブラケットの取付部位より前方に前記トラックの車幅方向に沿って延びる脆弱部を有し、
    前記アンダーカバーは、前記トラックの衝突時に前記フロントアンダランプロテクタが斜め後方上方に移動することに起因して変形することで前記脆弱部に亀裂が入って、前記アンダーカバーの前記脆弱部より後部側が前方斜め下方に向かって変形することを特徴とする車両のもぐり込み防止装置。
  2. 前記脆弱部は、トラックの車幅方向に亘って形成されたジョグルと、当該ジョグルに設けられた複数の小孔とからなることを特徴とする請求項1に記載の車両のもぐり込み防止装置。
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