JP2004212812A - レンズの熱かしめ構造、熱かしめ方法及び熱かしめ工具 - Google Patents

レンズの熱かしめ構造、熱かしめ方法及び熱かしめ工具 Download PDF

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Abstract

【目的】かしめ用薄肉筒状部及び熱かしめ工具の逃げを必要とせず、しかも精度要求を低下させることができる熱かしめ構造及び熱かしめ方法を得る。
【構成】合成樹脂材料からなるレンズ枠にレンズ保持ホールを形成し、このレンズ保持ホールに挿入されその奥部が支持されたレンズの表面周縁に当接する熱かしめ縁を、レンズ枠の一部を熱変形させて形成するレンズの熱かしめ構造(方法)において、レンズ枠に、レンズ保持ホールに挿入したレンズの縁部近傍から外方に延びる外方展開面を形成し、この外方展開面に熱かしめ工具によって凹部を形成すると同時に、この凹部を形成するときに生じる合成樹脂材料の肉の移動部分によって、熱かしめ縁を形成したレンズの熱かしめ構造(方法)。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、レンズの熱かしめ構造、熱かしめ方法及び熱かしめ工具に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
合成樹脂製の筒状のレンズ枠にレンズを固定する手段として、熱かしめが用いられている。従来の熱かしめは、レンズ枠に、レンズ周縁を係止する内方段部を有する、レンズ外径に対応するレンズ保持ホールと、このレンズ保持ホールに続くかしめ用薄肉筒状部を続けて形成し、このかしめ用薄肉筒状部を外周側から内方に溶融変形させてレンズ周縁に被せることでかしめていた。熱かしめ工具(熱かしめホーン)は、その内径側の環状凹円錐面をかしめ用薄肉筒状部の外周面に当接させる。
【0003】
この従来のかしめ構造は、熱かしめ工具をかしめ用薄肉筒状部以外の部分には、当接させないという技術常識に基づいていた。仮に、かしめ用薄肉筒状部以外の部分に熱かしめ工具が当接すれば、熱かしめ工具の熱によってレンズ枠あるいはその周辺部に予期しない熱変形を生じさせてしまう。
【0004】
しかし、この従来の熱かしめ構造は、レンズ枠に薄肉のかしめ用筒状部を形成しなければならないだけでなく、熱かしめ工具の逃げを設けなければならない。このため、レンズ枠形状に制約が生じ、レンズ枠が大型化するという問題があった。また、軸を中心とする回転対称形状をなす熱かしめ工具の軸をレンズ光軸に正確に一致させないと、かしめ用薄肉筒状部が均等に変形せず、かしめ不良(保持不良)が発生するおそれがある。
【0005】
【特許文献】
特開平7‐43574号公報
特開平11‐277533号公報
特開2002‐189160号公報
【0006】
【発明の目的】
本発明は、従来のレンズの熱かしめ構造についての以上の問題意識に基づき、かしめ用薄肉筒状部及び熱かしめ工具の逃げを必要とせず、しかも精度要求も低下させることができる熱かしめ構造及び熱かしめ方法を得ることを目的とする。また本発明は、レンズ枠に逃げを必要としない熱かしめ工具を得ることを目的とする。
【0007】
【発明の概要】
本発明は、熱かしめ構造の態様では、合成樹脂材料からなるレンズ枠にレンズ保持ホールを形成し、このレンズ保持ホールに挿入されその奥部が支持されたレンズの表面周縁に当接する熱かしめ縁を、上記レンズ枠の一部を熱変形させて形成するレンズの熱かしめ構造において、レンズ枠に、レンズ保持ホールに挿入したレンズの縁部近傍から外方に延びる外方展開面を形成し、この外方展開面に熱かしめ工具によって凹部を形成すると同時に、この凹部を形成するときに生じる合成樹脂材料の肉の移動部分によって、熱かしめ縁を形成したことを特徴としている。
【0008】
また本発明は、ねつかしめ方法の態様では、合成樹脂材料からなるレンズ枠に、レンズの一面の周縁に係合する内方段部を有するレンズ保持ホールを形成し、このレンズ保持ホールに挿入したレンズの他面の周縁に当接する熱かしめ縁を、レンズ枠の一部を熱変形させて形成するレンズの熱かしめ方法において、レンズ枠に、レンズ保持ホールに挿入したレンズの縁部近傍から外方に延びる外方展開面を形成するステップ;レンズ保持ホールの内径より大径の断面が鋭角の環状エッジを有する熱かしめ工具を準備するステップ;この熱かしめ工具の環状エッジをレンズ枠の外方展開面に当接させて凹部を形成し、この凹部を形成するときに生じる合成樹脂材料の肉の移動部分によって、熱かしめ縁を形成するステップ;を有することを特徴としている。
【0009】
外方展開面は、光軸と直交する面、あるいは光軸を中心とする回転対称の略円錐状凹面から構成することができる。他の形状の制約がなければ、略円錐状の凹面とすると、熱かしめ縁とする肉の移動が生じやすい。
【0010】
さらに本発明は、熱かしめ工具(熱かしめホーン)の態様では、合成樹脂材料からなるレンズ枠にレンズ保持ホールを形成し、このレンズ保持ホールに挿入されその奥部が支持されたレンズの表面周縁に当接する熱かしめ縁を、レンズ枠の一部を熱変形させて形成する際に用いる熱かしめ工具であって、先端部が断面鋭角をなし、レンズ枠の径方向と略直交する方向から進入して該レンズ枠の一部に凹部を形成し、該凹部を形成する際に合成樹脂材料を熱移動させて熱かしめ縁を形成する環状エッジを有することを特徴としている。
【0011】
この熱かしめ工具は、レンズ光軸の回転対称形状とするのが実際的である。
【0012】
【発明の実施形態】
図1ないし図4は、本発明による熱かしめ構造を適用するズームレンズ鏡筒を示している。この交換ズームレンズ鏡筒10の全体構造を説明する。この交換ズームレンズ鏡筒10は、図1に示すように、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3を有する3群ズームレンズである。このレンズ系では、全てのレンズ群が変倍レンズ群であり、第1レンズ群L1がフォーカスレンズ群である。
【0013】
マウント環(固定環)11は、その後端部にカメラボディに着脱されるマウント部11aを有し、その内径部に、固定環12が固定されている。マウント環11の外周には、ズーム環13とフォーカス環14がそれぞれ光軸方向移動を規制して回転自在に支持されている。
【0014】
固定環12は、先端側の大径部12aと基部の小径部12bとを有し、大径部12aと小径部12bにそれぞれ、光軸と平行な直進案内溝12cと12dが形成されている。大径部12aには、第2レンズ群L2を固定した第2群枠15が嵌まっており、この第2群枠15から径方向に突出させた直進案内突起15aが直進案内溝12cに摺動自在に嵌まっている(図2参照)。また小径部12bには、第3レンズ群L3を固定した第3群枠16が嵌まっており、この第3群枠16から径方向に突出させた直進案内突起16aと16bは、直進案内溝12cと12dにそれぞれ直進移動可能に嵌まっている。
【0015】
固定環12の大径部12aと小径部12bの外周にはそれぞれ、光軸方向移動を規制した第1カム環17と第2カム環18が相対回動自在に嵌まっている。この第1カム環17と第2カム環18は、第1カム環17の後端の係止二股部17a(図2参照)と第2カム環18の先端の係止突起18a(図3、図4参照)とが係合していて常時一体に回動する。第2カム環18の外周面には、光軸と平行な方向の回転伝達突起18bが形成されており、この回転伝達突起18bに、ズーム環13の内周面から径方向に突出させた回転伝達アーム13aが係合している。従って、ズーム環13を回動操作すると、第1カム環17、第2カム環18がこれと一体に回動する。
【0016】
第2カム環18の外面には、凸形状の第1カムC1が形成されており、内面には、凸形状の第3カム凸カムC3が形成されている(図3、図4参照)。また、第1カム環17の内面には、凸形状の第2カムC2(図2参照)が形成されている。第1カム環17と第2カム環18の外側には、第1移動枠19が位置しており、この第1移動枠19の後端部の内面に形成した対をなすフォロア突起19a、19b(図3参照)が第1凸カムC1を挟む形で係合している。
【0017】
この第1移動枠19の内面には、固定環12の先端部に形成されている直進案内突起12e(図2、図3参照)を嵌合させる光軸と平行な方向の有底直進案内溝19cが形成されている。第1移動枠19の先端部には、ねじ19d、20cにより第1レンズ群枠20が螺合されており、第1レンズ群枠20の先端部内周には第1レンズ群L1を固定した第1群枠21が螺合固定されている。従って、第1カム環17及び第2カム環18(ズーム環13)が回転すると、直進案内突起12eと直進案内溝19cで直進案内されている第1移動枠19(第1レンズ群L1)が第1凸カムC1に従って光軸方向に直進移動する。
【0018】
第3群枠16の直進案内突起16bの先端部には、第3凸カムC3を挟む形で係合する対をなすフォロア突起16c、16d(図4参照)が設けられており、第2群枠15の直進案内突起15aの先端部には、第2凸カムC2を挟む形で係合する対をなすフォロア突起15b、15c(図2参照)が形成されている。第3群枠16、第2群枠15はそれぞれ、固定環12に直進案内されているので、第1カム環17、第2カム環18(ズーム環13)が回転すると、第3群枠16(第3レンズ群L3)が第3凸カムC3に従い、第2群枠15(第2レンズ群L2)が第2凸カムC2に従ってそれぞれ光軸方向に進退し、先の第1レンズ群L1の移動と合わせて、ズーミングが行われる。
【0019】
第1レンズ群枠20の外周面には、径方向突起20bが設けられており、フォーカス環14の内周面には、この径方向突起20bに係合する光軸と平行な方向の回転伝達溝14aが形成されている。従って、フォーカス環14を回転操作すると、直進案内されている第1移動枠19に対して第1レンズ群枠20が回転され、ねじ19d、20cに従って第1レンズ群枠20(第1レンズ群L1)が光軸方向に進退し、フォーカシングが行われる。
【0020】
なお、第1カム環17の外周面と第1移動枠19の内周面とには、遮光用凹凸17cと19e(図3参照)が形成されている。
【0021】
本発明のレンズの熱かしめ構造は、以上のズームレンズ鏡筒10の第3群枠16とこの第3群枠16に支持されている第3レンズ群L3の第2レンズL3−2との間に適用されている。
【0022】
図5、図6に示すように、第3群枠16には、第2レンズL3−2を収納するレンズ保持ホール161が形成されている。このレンズ保持ホール161の内径は第2レンズL3−2の径に対応する。このレンズ保持ホール161の一端部(後方端部)には、第2レンズL3−2の一面(裏面)の周縁に係合する内方段部162が形成されている。また、レンズ保持ホール161の前側には、熱かしめ用薄肉筒状部を形成することなく、該ホールに挿入する第2レンズL3−2の前側縁部(エッジ部)近傍から外方に延びる外方展開面(径方向外方段部)163が形成されており、この外方展開面163の前方の大径筒状部の内面に遮光線164が形成されている。レンズ保持ホール161の深さは、第2レンズL3−2の縁部の厚さと略同一または該厚さより若干大きい。この外方展開面163は、図示例では、光軸と直交する面からなっている。
【0023】
全体として筒状をなし、軸線を中心とする回転対称形状をなす熱かしめ工具(熱かしめホーン)30は、その先端部に断面が鋭角状の環状エッジ31を備えている。この環状エッジ31の径は、レンズ保持ホール161の内径より大きい。
【0024】
以上の第3群枠16のレンズ保持ホール161内に、熱かしめ工具30を用いて第2レンズL3−2を熱かしめするには次のように行う。図5の最上部に示すように、第3群枠16のレンズ保持ホール161内に第2レンズL3−2を挿入し、L3−3用レンズ保持ホール168内にかしめ台33を挿入する。この状態において、第3群枠16との同心を保持しつつ適正な温度に加熱されている熱かしめ工具30を第3群枠16内に挿入し、環状エッジ31を外方展開面163に当接進入させる。すると、外方展開面163には、環状エッジ31によって凹部165が形成され、この凹部165を形成するときに生じる合成樹脂材料の肉の移動部分によって、第2レンズL3−2の他方の面(表面、内方段部162が接触する面と反対側の面)の周縁に、熱かしめ縁166が形成される。第2レンズL3−2は、この熱かしめ縁166と内方段部162との間に保持されることとなる。
【0025】
熱かしめ工具30の環状エッジ31の形状及び径は、以上のようにして第2レンズL3−2の一方の面の周縁に熱かしめ縁166が形成されるように定める。具体的には、環状エッジ31の先端断面角度を、図6に示すように、熱かしめ工具30の進行方向Xに対して内方と外方にαとβとしたとき、先端角度αは、第2レンズL3−2の面取り角度γと同等かそれ以上に設定し、先端角度βは熱かしめ工具30の進行方向(光軸方向)に対して平行(0゜)か5゜〜10゜程度の勾配をつけると、第3群枠16を構成する樹脂材料の肉の移動によって熱かしめ縁166が形成されやすい。つまり、角度αとβは、樹脂材料の肉の移動が生じやすいように定めるもので、具体的には例えばαを45゜、βを0゜としたとき、よい結果が得られた。また、本実施形態によれば、環状エッジ31は、樹脂材料の肉の移動によって熱かしめ縁166を形成できればよいので、レンズ光軸に対して軸線を一致させるという精度は従来ほど要しない。外方展開面163は、形状に自由度があれば、凹円錐面とすると、熱かしめに必要な肉の移動が起こりやすいという利点がある。
【0026】
ちなみに、第3レンズ群L3の第1レンズL3−1と第3レンズ第L3−3は、従来の熱かしめ構造で第3群枠16に固定されている。すなわち、第3群枠16には、第1レンズL3−1用、第2レンズL3−3用にそれぞれレンズ保持ホール167、168が形成されており、このレンズ保持ホール167、168に続けてかしめ用薄肉筒状部167’、168’が形成されている。従来の熱かしめ工具300は、図7に示すように、その内径側に環状凹円錐面301を有し、この環状凹円錐面301をかしめ用薄肉筒状部167’、168’の外周面に当接させる。この従来構造では、かしめ用薄肉筒状部167’、168’の外側に熱かしめ工具300の逃げ凹部167”、168”が不可欠である。これに対し、上記実施形態によれば、このようなかしめ用薄肉筒状部、逃げ凹部のいずれも不要である。また、従来構造で、熱かしめ工具300の環状凹円錐面301をかしめ用薄肉筒状部167’、168’の外周面に均一に接触させるには、かなりの制度を必要とするのに対し、本発明によれば、従来ほどの精度を必要としない。
【0027】
以上の実施形態では、レンズ保持ホール161に単レンズL3−2を支持したが、接合レンズであってもよいことは明らかである。また単一のレンズ保持ホール内にスペーサ等を介して複数のレンズ(レンズ群)を保持する場合にも勿論本発明は適用可能である。
【0028】
以上の実施形態は、図1ないし図4に示した交換ズームレンズ鏡筒10に適用したものであるが、本発明はレンズの熱かしめ構造一般に広く適用することができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、かしめ用薄肉筒状部及び熱かしめ工具の逃げを必要とせず、しかも精度要求を低下させることができる熱かしめ構造及び熱かしめ方法を得ることができる。また、レンズ枠に逃げを必要としない熱かしめ工具を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱かしめ構造を有するレンズ鏡筒の一実施形態を示す上半縦断面図である。
【図2】図1のレンズ鏡筒の第2群枠、固定環及び第1カム環の関係を示す分解展開図である。
【図3】図1のレンズ鏡筒の第1移動枠、固定環及び第2カム環の関係を示す分解展開図である。
【図4】図1のレンズ鏡筒の固定環、第2カム環及び第3群枠の関係を示す分解展開図である。
【図5】本発明によるレンズの熱かしめ方法の一実施形態を示す工程図である。
【図6】本発明によるレンズの熱かしめ構造の一実施形態を示す拡大断面図である。
【図7】従来の熱かしめ構造の一例を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
16 第3群枠(合成樹脂製レンズ枠)
161 レンズ保持ホール
162 内方段部
163 外方展開面
164 遮光線
165 凹部
166 熱かしめ縁
30 熱かしめ工具
31 環状エッジ
L3 第3レンズ群
L3−2 第2レンズ

Claims (8)

  1. 合成樹脂材料からなるレンズ枠にレンズ保持ホールを形成し、このレンズ保持ホールに挿入されその奥部が支持されたレンズの表面周縁に当接する熱かしめ縁を、上記レンズ枠の一部を熱変形させて形成するレンズの熱かしめ構造において、
    上記レンズ枠に、レンズ保持ホールに挿入したレンズの縁部近傍から外方に延びる外方展開面を形成し、この外方展開面に熱かしめ工具によって凹部を形成すると同時に、この凹部を形成するときに生じる合成樹脂材料の肉の移動部分によって、上記熱かしめ縁を形成したことを特徴とするレンズの熱かしめ構造。
  2. 請求項1記載のレンズの熱かしめ構造において、上記外方展開面は、光軸と直交する面であるレンズの熱かしめ構造。
  3. 請求項1記載のレンズの熱かしめ構造において、上記外方展開面は、光軸を中心とする回転対称の略円錐状凹面であるレンズの熱かしめ構造。
  4. 合成樹脂材料からなるレンズ枠に、レンズの一面の周縁に係合する内方段部を有するレンズ保持ホールを形成し、このレンズ保持ホールに挿入したレンズの他面の周縁に当接する熱かしめ縁を、上記レンズ枠の一部を熱変形させて形成するレンズの熱かしめ方法において、
    上記レンズ枠に、レンズ保持ホールに挿入したレンズの縁部近傍から外方に延びる外方展開面を形成するステップ;
    上記レンズ保持ホールの内径より大径の断面が鋭角の環状エッジを有する熱かしめ工具を準備するステップ;
    この熱かしめ工具の環状エッジをレンズ枠の上記外方展開面に当接させて凹部を形成し、この凹部を形成するときに生じる合成樹脂材料の肉の移動部分によって、上記熱かしめ縁を形成するステップ;
    を有することを特徴とするレンズの熱かしめ方法。
  5. 請求項4記載のレンズの熱かしめ方法において、上記外方展開面は、光軸と直交する面であるレンズの熱かしめ方法。
  6. 請求項4記載のレンズの熱かしめ方法において、上記外方展開面は、光軸を中心とする回転対称の略円錐状凹面であるレンズの熱かしめ方法。
  7. 合成樹脂材料からなるレンズ枠にレンズ保持ホールを形成し、このレンズ保持ホールに挿入されその奥部が支持されたレンズの表面周縁に当接する熱かしめ縁を、レンズ枠の一部を熱変形させて形成する際に用いる熱かしめ工具であって、先端部が断面鋭角をなし、レンズ枠の径方向と略直交する方向から進入して該レンズ枠の一部に凹部を形成し、該凹部を形成する際に合成樹脂材料を熱移動させて熱かしめ縁を形成する環状エッジを有することを特徴とする熱かしめ工具。
  8. 請求項7記載の熱かしめ工具は、レンズ光軸を中心とする回転対称形状をしている熱かしめ工具。
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