JPH0743574A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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Publication number
JPH0743574A
JPH0743574A JP20993193A JP20993193A JPH0743574A JP H0743574 A JPH0743574 A JP H0743574A JP 20993193 A JP20993193 A JP 20993193A JP 20993193 A JP20993193 A JP 20993193A JP H0743574 A JPH0743574 A JP H0743574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calking
lens barrel
claw
image
lens
Prior art date
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Pending
Application number
JP20993193A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Nishizono
利広 西薗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP20993193A priority Critical patent/JPH0743574A/ja
Publication of JPH0743574A publication Critical patent/JPH0743574A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結像光学系を保持する鏡筒本体の強度低下を
防止し、加締めによるレンズ光線の有効径の縮小化を防
止すること。 【構成】 鏡筒本体1の円周方向全周に設けた加締め爪
9を部分的に残して加締め、この部分的に残す部分を結
像画面20の対角端位置に対応する部分としたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は結像光学系を保持する
レンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レンズ鏡筒のプラスチック化が進
み、レンズ鏡筒の端部に設けた加締め爪を加締めて該レ
ンズ鏡筒に組込んだ結像光学系を保持している。この場
合、加締め爪をレンズ鏡筒の円周方向全周に設けたもの
と、部分的に設けたものとがある。
【0003】図5は加締め爪を円周方向全周に設けた従
来のレンズ鏡筒を示す正面図、図6は図5のA−A’線
の沿う縦断面図であり、図5,図6において、1は鏡筒
本体であり、この鏡筒本体1は内周面に結像光学系を構
成する第1レンズ2、第2レンズ3、第3レンズ4を位
置決めする段部5,6、胴付部7を有し、両端部には円
周方向全周に加締め爪8,9が設けられている。
【0004】上記構成の鏡筒本体1にレンズ2乃至4を
組付けるには、まず、第1レンズ2を段部5に当接する
まで鏡筒本体1に軽圧力で挿入し、加締め爪8を加締め
て固定する。次に第2レンズ3を段部6に当接するまで
軽圧力で挿入し、続いて第3レンズ4を胴付部7に当接
するまで軽圧力で挿入した後、加締め爪9を加締めて固
定する。
【0005】図7は加締め爪を円周方向に部分的に設け
た従来のレンズ鏡筒を示す正面図、図8は図7のA−
A’に沿う縦断面図であり、前記図5,図6と同一部分
には同一符号を付して重複説明を省略する。図7,図8
において、10は前記加締め爪8の代りに、プラスチッ
ク成形時のピンゲート部やエジェクターピン(押しピ
ン)及びキー溝の付け根やリブ部等に対応する部分11
を除いて形成された部分加締め爪である。
【0006】そして、前記図5,図6と同様の鏡筒本体
1にレンズ2乃至4を挿入後、全周加締め爪8を加締め
てレンズ2を固定し部分加締め爪10を加締めてレンズ
3、4を固定するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
5,図6に示す円周方向全周に加締め爪を設けた従来例
では、この加締め爪の加締めによってレンズ光線有効径
を縮小化するとともに製作誤差によるバラツキに起因す
るカゲリ、ケラレ等で結像画面の周辺の光量を減少する
という問題点があった。
【0008】また、上記図7,図8に示す円周方向全周
に部分的に加締め爪を設けた従来例では、鏡筒本体に部
分的に加締め爪を無くするために鏡筒本体の製作が面倒
であるとともに該鏡筒本体の強度を低下するという問題
点があった。
【0009】本発明は上記のような問題点を解消したレ
ンズ鏡筒を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るレ
ンズ鏡筒は、鏡筒本体に円周方向全周に設けた加締め爪
を部分的に加締めて結像光学系を保持したことにより、
鏡筒本体の製作が容易であるとともに強度を低下するこ
とがない。また、部分的な加締めであるため、加締めら
れた加締め爪がレンズ光線有効径を縮小したり、製作誤
差によるバラツキに起因するカゲリ、ケラレ等で結像画
面の周辺の光量を少なくすることを防止できる。
【0011】また、請求項2の発明に係るレンズ鏡筒
は、前記加締め爪を、結像画面の対角端位置に対応する
部分を除いて加締めたことにより、カメラのコンパクト
化、軽量化に伴い、レンズ光線有効径が小さくなって
も、結像画面の対角端周辺の光量低下、カゲリ、ケラレ
等を防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。図1は本発明のレンズ鏡筒を示す正面図、図2は図
1のA−A’線に沿う縦断面図であり、1は鏡筒本体、
2乃至4は鏡筒本体1に組込み保持するレンズ、5,6
は鏡筒本体1内に設けたレンズ2,3を位置決めする段
部、7は鏡筒本体1内に設けたレンズ4を位置決めする
胴付部、8,9は鏡筒本体1の両端部に円周方向全周に
設けた加締め爪であり、これ等の構成は前記図5,図6
に示す従来例と同じであるから詳細な説明は省略する。
【0013】なお、上記レンズ2〜4は後玉群を形成し
鏡筒レンズユニットとなる。この鏡筒レンズユニットは
不図示のフォーカス群、前群、鏡筒機構により、物点側
から像点側へ移動し移動光学系を形成する。
【0014】上記の構成において、レンズ2は従来と同
様に加締め爪8の全周加締によって鏡筒本体1に組付け
保持される。レンズ3,4は鏡筒本体1に軽圧入し(圧
入代0〜0.015m/m)し段部6,胴付部7で位置
決めされるとともに径方向3点受けされ、レンズ3,4
の面L3 ,L4 とによりマージナルコンタクトを形成す
る。このレンズ3,4を組付けた後、全周加締め爪9を
部分的に加締める。
【0015】図3は全周加締め爪9を部分的に加締める
装置構成図を示すもので、図3において、11は鏡筒本
体1を位置決め保持する位置決め保持治具、12は熱加
締め治具であり、この熱加締め治具12は加熱ヒータ1
3と該加熱ヒータで加熱される熱加締めパンチ14とで
構成されている。この熱加締めパンチ14は加締め部分
14aと不加締め部分14bとからなり、この不加締め
部分14bは結像画面20の対角端位置に対応する4位
置9aを加締めないように形成されている。
【0016】上記熱加締め治具12は位置決め保持治具
11に保持された鏡筒本体1に対し、不図示のシリンダ
機構によって矢印a,a’の方向に遠近自在に構成され
ている。
【0017】15は速度制御器、16は速度制御器15
からの制御データに基づき熱加締め治具12の作動圧力
を設定するシリンダ圧力設定器、17は位置決め設定
器、18は速度制御器15からの制御データに基づく加
熱時間、冷却時間に応じて温度を設定する温度設定器、
19はこれ等各設定器16乃至18からの設定データに
基づいて、加締め治具12の移動速度、加締めパンチ1
4の加熱温度、この加締めパンチ14の加締め爪9への
押圧力等を制御する制御装置である。
【0018】次に加締め動作について説明する。まず、
レンズ2〜4を軽圧入して段部5,6で位置決めし、か
つレンズ4を軽圧入して胴付部7で位置決めした鏡筒本
体1を位置決め保持治具11に保持させる。
【0019】次いで、熱加締め治具12を制御装置19
によって矢印a’方向、つまり図4(a)の位置から同
(b)の位置に移動させ、加締めパンチ14の加締め部
分14aを鏡筒本体1の加締め爪9に押圧させる。これ
により、例えば180〜230℃に加熱された加締め部
分14aによる加熱と押圧力によって、加締め爪9を図
4(b)に示すように加締める。
【0020】しかし、不加締め部分14bに対応する加
締め爪9の部分9aは加締めが行なわれず、この結果、
円周方向全周に設けた加締め爪9が部分的、図示例では
結像画面20の対角端位置に対応する部分9aを残して
加締められる。この加締めは数秒〜+数秒で行なわれ、
組立ての自動化等が容易で、安定した品質を維持でき
る。
【0021】なお、図示例は円周方向全周に設けた加締
め爪8を全周加締めているが、この加締め爪8も必要に
応じて加締め爪9と同じように部分的に加締めないよう
にすることもできる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、鏡筒本体の端部に円周方向全周に設けた加締め爪を
部分的に加締めるように構成したので、鏡筒本体の製作
が容易であるとともに強度を低下することがない。ま
た、部分的な加締めであるため、加締められた加締め爪
がレンズ光線有効径を縮小したり、製作誤差によるバラ
ツキに起因するカゲリ、ケラレ等で結像画面の周辺光量
を少なくすることを防止できる。
【0023】また、請求項2の発明によれば、鏡筒本体
に円周方向全周に設けた加締め爪のうち、結像画面の対
角端位置に対応する部分を加締めないように構成したの
で、カメラのコンパクト化、軽量化に伴い、レンズ光線
有効径が小さくなって余裕量がなくても、加締めあるい
は製作誤差によるバラツキ、加締め爪の光線有効径内へ
の流出等による結像画面の対角端周辺の光量低下、カゲ
リ、ケラレを防止することができる等の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示すレンズ鏡筒の正面図。
【図2】 図1のA−A’線に沿う縦断面図。
【図3】 鏡筒本体に対する熱加締め治具の関係を示す
斜視図。
【図4】 加締め部分の拡大断面図。
【図5】 従来のレンズ鏡筒を示す正面図。
【図6】 図5のA−A’線に沿う縦断面図。
【図7】 他の従来のレンズ鏡筒を示す正面図。
【図8】 図7のA−A’線に沿う縦断面図。
【符号の説明】
1 鏡筒本体 2〜4 レンズ(結像光学系) 8,9 加締め爪 20 結像画面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡筒本体の端部に円周方向全周に設けた
    加締め爪を部分的に加締めて該鏡筒本体に組込んだ結像
    光学系を保持したことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記加締め爪を、結像画面の対角端位置
    に対応する部分を除いて加締めたことを特徴とする請求
    項1記載のレンズ鏡筒。
JP20993193A 1993-08-02 1993-08-02 レンズ鏡筒 Pending JPH0743574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20993193A JPH0743574A (ja) 1993-08-02 1993-08-02 レンズ鏡筒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20993193A JPH0743574A (ja) 1993-08-02 1993-08-02 レンズ鏡筒

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0743574A true JPH0743574A (ja) 1995-02-14

Family

ID=16581032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20993193A Pending JPH0743574A (ja) 1993-08-02 1993-08-02 レンズ鏡筒

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JP (1) JPH0743574A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6888690B2 (en) 2003-01-07 2005-05-03 Pentax Corporation Hot crimping structure and method for fixing a lens to a lens frame, and hot crimping tool therefor
KR100843469B1 (ko) * 2007-03-23 2008-07-03 삼성전기주식회사 렌즈배럴 및 그 제조방법
JP2013073044A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Fujifilm Corp ガラス・レンズおよびその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100843469B1 (ko) * 2007-03-23 2008-07-03 삼성전기주식회사 렌즈배럴 및 그 제조방법
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