JP2004199728A - ディスク装置 - Google Patents

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Hitoshi Furuya
仁志 古谷
Shigeru Yoshino
茂 芳野
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隆 佐藤
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/082Aligning the head or the light source relative to the record carrier otherwise than during transducing, e.g. adjusting tilt set screw during assembly of head

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  • Moving Of Heads (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】本発明は光ディスク装置の光学ヘッドガイドロッド高さ調整機構に関し、部品点数の削減及び組み立て作業の効率化を図ることを課題とする。
【解決手段】金属ベース板33には、円柱形状の高さ調整部64がアウトサート成形によって形成してある。高さ調整部64は、中心線70を中心に回動が可能である。高さ調整部64は、上下二段のフランジ部65a、65bとこの間の傾斜している溝部65cとよりなる高さ調整用カム65を有する。ガイドロッド41のX1側の端部41bが溝部65cに嵌合してありフランジ部65a、65bによって挟まれている。高さ調整部64を適宜回動させると、ガイドロッド41の端部41bの高さが調整される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はヘッドベースユニットに係り、特に光ディスク装置の一部をなす光学ヘッドベースユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク装置は光学ヘッドベースユニットを備えた構造となっている。光学ヘッドベースユニットは、光学ヘッドがベース上のガイドロッドに移動可能に支持されている構成である。ガイドロッドは、光学ヘッドがターンテブル上に支持されて回転するCD−ROM等の光ディスクと平行に移動するように高さが調整できる構成となっている。
【0003】
図7(A),(B),(C)は、従来の光学ヘッドベースユニットのガイドロッドの高さ調整機構を示す。この高さ調整機構は、圧縮コイルばね部材10と調整用ねじ部材11とを有する構成である。ガイドロッド20はベース板21上の圧縮コイルばね部材10によってZ1方向に押し上げられており、調整用ねじ部材11のフランジ11aの下面に押し当っている。調整用ねじ部材11はベース板21にねじ込んである。ねじ回しを使用して調整用ねじ部材11を締まる方向に回すと、ガイドロッド20は押し下げされて高さが低い方向に調整され、調整用ねじ部材11を弛める方向に回すとガイドロッド20は高い方向に調整される。
【0004】
【特許文献】
特開2001−344767号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この高さ調整機構は圧縮コイルばね部材10及び調整用ねじ部材11を有する構成であるため、部品点数が多くなり、組み込み工数もかかっていた。
【0006】
また、圧縮コイルばね部材10の力はガイドロッド20を押し上げると共にベース板21をZ2方向に押し、状況によってはクリープ変形が起きる虞れがあった。
【0007】
そこで、本発明は、上記課題を解決したディスク装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ベース上に、ディスクの情報を読み取るヘッドがガイドロッドに沿って移動可能に支持されている構造であるディスク装置において、
円柱形状であり、外周に該ガイドロッドを挟む高さ調整用カムを有する高さ調整部を、上記ベース上に回動が可能であるようにアウトサート成形して設けてなり、
該高さ調整部の高さ調整用カムが該ガイドロッドを挟んでおり、該高さ調整部が回動されると、該ガイドロッドが該高さ調整用カムによって挟まれて高さ位置を規制されつつ高さ位置を調整される構成としたものである。
【0009】
高さ調整用カムがガイドロッドを挟む構成は、ガイドロッドを押し上げるコイルばねを不要とする。高さ調整部がベース上に回動が可能であるようにアウトサート成形してある構成は、高さ調整部としての独立した部材を不要とする。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1記載のディスク装置において、上記高さ調整部は、円周方向上所定の角度範囲部分に、上記高さ調整用カムを有しない領域を有する構成としたものである。
【0011】
高さ調整用カムを有しない領域は、ガイドロッドを高さ調整部に接近させて組み込むことを容易とする。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1記載のディスク装置において、上記高さ調整部は、上記高さ調整用カムが、該ガイドロッドの端部を挟む構成としたものである。
【0013】
ガイドロッドの端部の角部が高さ調整用カムと係合することになって、高さ調整用カムがガイドロッドをその横側から挟む構成に比べて、高さ調整用カムがガイドロッドをしっかりと挟むことが可能となる。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1記載のディスク装置において、上記高さ調整部は、上記高さ調整用カムが該ガイドロッドの端部を挟み、且つ、該高さ調整用カムの底面が該ガイドロッドの端部の端面を係止する構成としたものである。
【0015】
高さ調整用カムの底面がガイドロッドの端部の端面を係止することによって、ガイドロッドの軸方向のずれが制限される。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例になる光ディスク装置30を示す。光ディスク装置30は、ハウジング31の内部に光学ヘッドベースユニット32が組み込んである構成である。光学ヘッドベースユニット32は、金属ベース板33上に、ターンテーブルモータ(図示せず)、このターンテーブルモータによって回転されるターンテーブル34、光学ヘッド35、光学ヘッド35をX1−X2方向に移動させる光学ヘッド移動機構(図示せず)が設けてある構成である。
【0017】
金属ベース板33上には、ガイドロッド40,41がX1−X2方向に平行に設けてある。
【0018】
光学ヘッド35は、Y1側の腕部36をガイドロッド40に支持され、Y2側の腕部37をガイドロッド41に支持されており、光学ヘッド移動機構(図示せず)によって、ガイドロッド40、41に支持されて案内されつつ、X1−X2方向に移動されて、ターンテーブル34に支持されて回転されるCD−ROM等の光ディスク50が読み取られる。
【0019】
ここで、金属ベース板33には、アウトサート成形によってガイドロッド40の両方の端部を支持する支持台60,61が形成してあり、且つ、ガイドロッド41のX2側の端部41aを支持する支持台62、ガイドロッド41のX1側の端部の近くの部分41cを支持する支持台63、及びガイドロッド41のX1側の端部41bと係わり合う高さ調整部64がアウトサート成形によって形成してある。高さ調整部64がガイドロッド高さ調整機構を構成する。
【0020】
図2は、ガイドロッド41の支持状態を示す。図3(A),(B),(C)は高さ調整部64を示す。
【0021】
図2に示すように、支持台62は側面側に開口62aを有する形状である。ガイドロッド41の端部41aが開口62aに嵌合してあり、ガイドロッド41の端部41aの高さが決められている。
【0022】
支持台63はZ1側が開口であるU字形状溝部63aを有する形状である。ガイドロッド41の部分41cがU字形状溝部63a内に嵌合しており、ガイドロッド41のX1側の端部41bは、Y1−Y2方向上の位置を規制されつつ、Z1−Z2方向に変位可能である。
【0023】
図2及び図3に示すように、高さ調整部64は、円柱形状であり、Z1端側が開口である円筒形状部64aを有し、その底板部64bからZ2方向に突き出ている繋ぎ部64cが金属ベース板33の穴33aを貫通しており、金属ベース板33の下面側のフランジ部64dと繋がっている。繋ぎ部64cは、高さ調整部64の中心線70上に位置して、円柱形状であり、金属ベース板33の穴33aは円形である。また、底板部64bとフランジ部64dとは、金属ベース板33をきつく挟んでいる。よって、高さ調整部64は、Z1−Z2方向へがたつくことなく、且つ倒れる方向へがたつくことなく、金属ベース板33上に垂直にしっかり立っており、中心線70を中心に回動可能である。また、回動はきつく、回動させた位置からは自由に回動しないようになっている。また、高さ調整部64は、ガイドロッド41のX1側の端部41bに対向するように配置してある。
【0024】
この円筒形状部64aの周囲の側面には、高さ調整用カム65が形成してある。高さ調整用カム65は、図3(C)に示すように同じ方向に水平に対して小さい角度α傾斜している上下二段の上側及び下側フランジ部65a、65bと、このフランジ部65a、65bの間の傾斜している溝部65cとよりなる。フランジ部65a、65b及び溝部65cは螺旋の一部を構成する。65dは溝部65cの底面である。高さ調整用カム65は、溝部65cの幅wがガイドロッド41の直径dと等しいかこれより僅かに小さい寸法である。また、フランジ部65a、65bは、円筒形状部64aの周方向上、同じ個所に、約180度に亘って形成してあり、円筒形状部64aのうち、直径方向上、高さ調整用カム65と反対側は、円筒周側面部66である。また、円筒形状部64aの底板部64aの上面には、ねじ回しの先端が嵌合する溝67が形成してある。
【0025】
なお、この高さ調整部64は、図5に示すように、その円筒周側面部66が支持台63に対向した回動位置に位置している。
【0026】
この高さ調整部64は以下のように操作される。
【0027】
ガイドロッド41をそのX2側の端部41aを支持台62の開口62aに嵌合させ、X1側の端部41bの近くを支持台63のU字形状溝部63aに嵌合させて、図5に示すようにセットする。このガイドロッド41をセットする作業は、高さ調整用カム65によって邪魔されることなく行われる。
【0028】
次いで、ねじ回し(図示せず)を円筒形状部64aに差し込み、ねじ回しの先端を溝67に嵌合させて約半回転させて高さ調整部64を回動させる。この回動の途中で、溝部65cをガイドロッド41のX1側の端部41bと嵌合させる。これによって、ガイドロッド41の端部41bがフランジ部65a、65bの間にきつく挟まれて高さ調整用カム65と嵌合し、Z1−Z2方向の高さ位置を規制される。
【0029】
ここで、溝部65cがガイドロッド41の端部41bと嵌合する動作を、図6(A),(B),(C)に示す。図6(A),(B),(C)はガイドロッド41の軸線方向よりみて、高さ調整部64の高さ調整用カム65がガイドロッド41の端部に係わりあう状態を示す図である。同図に示すように、高さ調整部64が回動されると、溝部65cの入口部65c1がガイドロッド41の円弧の部分41eに近づいて、ガイドロッド41に嵌合するため、ガイドロッド41にその円弧の部分41eが案内作用をして、溝部65cのガイドロッド41との嵌合は円滑に行われる。
【0030】
また、溝部65cとガイドロッド41の端部41bとが嵌合した状態では、図4に拡大して示すようになり、ガイドロッド41の端部41bの端面41dとの角部41f,41gがフランジ部65a、65bと係合されることになり、高さ調整用カム65によるガイドロッド41の端部41bに対する高さ位置の規制は堅個である。
【0031】
ねじ回しを操作して高さ調整部64を矢印Cで示す時計方向に回動させると、ガイドロッド41の端部41bはZ1方向に変位される。高さ調整部64を矢印CCで示す反時計方向に回動させると、ガイドロッド41の端部41bはZ2方向に変位される。これによって、ガイドロッド41は、端部41bの近くを支持台63によって案内されつつ、端部41aを中心に、端部41b側をZ1−Z2方向に変位されて、高さ位置を調整される。
【0032】
ねじ回しを外すと、高さ調整部64はその位置に固定され、ガイドロッド41の端部41bはフランジ部65a、65bによって高さ位置を規制されて、調整された高さ位置に固定される。
【0033】
なお、ねじ回しの操作は、調整用の光ディスクを装着し、光学ヘッド35をガイドロッド40,41に沿って移動させて調整用の光ディスクを読み取って、そのときのデータに基いて行われる。
【0034】
また、ガイドロッド41のX1側の端部41bの端面41dが、図3(C)に示すように、溝部65cの底面65dに当っており、軸線方向であるX1方向へのずれが制限されている。
【0035】
なお、上記のガイドロッド41の高さ位置調整機構は、光学ヘッド35をガイドするガイドロッドに限らず、移動する磁気ヘッドをガイドするガイドロッドの高さ位置調整にも適用が可能である。
【0036】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、円柱形状であり、外周に該ガイドロッドを挟む高さ調整用カムを有する高さ調整部を、ベース上に回動が可能であるようにアウトサート成形して設けてなり、高さ調整部の高さ調整用カムが該ガイドロッドを挟んでおり、高さ調整部が回動されると、ガイドロッドが該高さ調整用カムによって挟まれて高さ位置を規制されつつ高さ位置を調整される構成としたものであるため、高さ調整用カムがガイドロッドを挟む構成としたことによってガイドロッドを押し上げるコイルばねを不要とすることが出来、また、高さ調整部がベース上に回動が可能であるようにアウトサート成形したことによって高さ調整部としての独立した部材を不要とし得、従来に比べて部品点数を削減することが出来、且つ、コイルばねを組み込む作業及び高さ調整部材をねじ込んで取り付ける作業が不要となって、組み立ての作業効率を向上させることが出来、更には、コイルばねを組み込んでいないため、クリープ変形の虞れを無くすることが出来るという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる光ディスク装置の平面図である。
【図2】図1中、ガイドロッド高さ調整機構を示す斜視図である。
【図3】図1中、ガイドロッド高さ調整機構を示す図である。
【図4】図3(C)中の一部を拡大して示す図である。
【図5】ガイドロッドをセットしたときの状態を示す斜視図である。
【図6】高さ調整用カムがガイドロッドに係合するときの状態を示す図である。
【図7】従来のガイドロッド高さ調整機構を示す図である。
【符号の説明】
30 光ディスク装置
32 光学ヘッドベースユニット
33 金属ベース板
33a 穴
35 光学ヘッド
40,41 ガイドロッド
64 高さ調整部
64a 円筒形状部
64c 繋ぎ部
64d フランジ部
65 高さ調整用カム
65a 上側フランジ部
65b 下側フランジ部
65c 溝部
65d 底面
66 円筒周側面部

Claims (4)

  1. ベース上に、ディスクの情報を読み取るヘッドがガイドロッドに沿って移動可能に支持されている構造であるディスク装置において、
    円柱形状であり、外周に該ガイドロッドを挟む高さ調整用カムを有する高さ調整部を、上記ベース上に回動が可能であるようにアウトサート成形して設けてなり、
    該高さ調整部の高さ調整用カムが該ガイドロッドを挟んでおり、該高さ調整部が回動されると、該ガイドロッドが該高さ調整用カムによって挟まれて高さ位置を規制されつつ高さ位置を調整される構成としたことを特徴とするディスク装置。
  2. 請求項1記載のディスク装置において、上記高さ調整部は、円周方向上所定の角度範囲部分に、上記高さ調整用カムを有しない領域を有する構成であることを特徴とするディスク装置。
  3. 請求項1記載のディスク装置において、上記高さ調整部は、上記高さ調整用カムが、該ガイドロッドの端部を挟む構成としたことを特徴とするディスク装置。
  4. 請求項1記載のディスク装置において、上記高さ調整部は、上記高さ調整用カムが該ガイドロッドの端部を挟み、且つ、該高さ調整用カムの底面が該ガイドロッドの端部の端面を係止する構成としたことを特徴とするディスク装置。
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